1 00:00:08,342 --> 00:00:12,012 (フリオ)ハッ… リース…。 2 00:00:12,012 --> 00:00:14,181 《フリオ:守りたかった》 3 00:00:14,181 --> 00:00:16,683 ⦅フェンリース:あなたが どこの誰であろうとも➡ 4 00:00:16,683 --> 00:00:18,852 生涯 忠誠を…。 5 00:00:18,852 --> 00:00:22,189 あなたと共に生きることを 誓います。 6 00:00:22,189 --> 00:00:24,191 ですから…。 7 00:00:24,191 --> 00:00:29,029 おそばに置いてくださいませ。 フッ… あるじ殿⦆ 8 00:00:29,029 --> 00:00:33,033 《フリオ:たった1人で この世界に 放り出された僕を➡ 9 00:00:33,033 --> 00:00:36,370 信じて そばにいてくれた君を》 10 00:00:36,370 --> 00:00:40,374 ⦅強き者を夫に持つは 牙狼族の女の誉れ。 11 00:00:40,374 --> 00:00:44,711 私は あるじ殿のような強きお方の 妻になれるのですね⦆ 12 00:00:44,711 --> 00:00:48,048 《フリオ:できるだけ 主従関係に ならないように提案した➡ 13 00:00:48,048 --> 00:00:50,550 仮の夫婦という関係。 14 00:00:50,550 --> 00:00:54,054 それを 思いのほか喜んで 受け入れてくれた君を…》 15 00:00:54,054 --> 00:00:56,723 ⦅ウリミナス:フェンリース! あんたは知ってるのニャ? 16 00:00:56,723 --> 00:00:59,226 この男が あんたの兄 フェンガリルと➡ 17 00:00:59,226 --> 00:01:02,829 その一軍を壊滅させた 張本人だってこと!⦆ 18 00:01:02,829 --> 00:01:05,632 《フリオ:僕のせいで 孤独の身になったのに…》 19 00:01:07,668 --> 00:01:10,837 ⦅それを優しいと言うのですわ。 20 00:01:10,837 --> 00:01:12,839 私は 旦那様の➡ 21 00:01:12,839 --> 00:01:17,511 そういったところも 尊敬しております。 フフッ⦆ 22 00:01:17,511 --> 00:01:21,014 《フリオ:変わらずに 僕を 慕ってくれた君を守ることが➡ 23 00:01:21,014 --> 00:01:24,351 見知らぬ世界で得た 自分の役割なんだと➡ 24 00:01:24,351 --> 00:01:27,020 思ってたんだ。 25 00:01:27,020 --> 00:01:29,323 それなのに…》 26 00:01:33,026 --> 00:01:36,363 🔊光と闇の根源魔法を 習得しました。 27 00:01:36,363 --> 00:01:38,699 許さない。 28 00:01:38,699 --> 00:01:41,401 (バリロッサ)あっ… フッ… フリオ殿? 29 00:01:43,370 --> 00:01:45,539 許さない…。 30 00:01:45,539 --> 00:01:47,541 お前だけは! 31 00:01:54,715 --> 00:01:57,417 🔊対象の時間を巻き戻します。 32 00:03:46,693 --> 00:03:48,862 《ヒヤ:なぜだ? 33 00:03:48,862 --> 00:03:53,033 ただの人種族が 時を戻す魔法を使えるとは…》 34 00:03:53,033 --> 00:03:55,368 (ヒヤ)貴様は 一体…。 35 00:03:55,368 --> 00:03:58,705 ぐっ! 36 00:03:58,705 --> 00:04:00,640 きっ… 貴様…。 37 00:04:00,640 --> 00:04:04,978 この世の すべての魔法を極めたる この我に向かって! 38 00:04:04,978 --> 00:04:08,315 ぐはっ! 39 00:04:08,315 --> 00:04:11,485 あっ…。 ごちゃごちゃと うるさいよ。 40 00:04:11,485 --> 00:04:14,287 くっ… 闇の根源魔法! 41 00:04:17,491 --> 00:04:19,826 なっ… 解除された? 42 00:04:19,826 --> 00:04:22,629 なっ… なんなのだ? 貴様は。 43 00:04:24,664 --> 00:04:26,666 《これは… まっ… 待て。 44 00:04:26,666 --> 00:04:29,669 まさか スキル ∞!?》 45 00:04:32,172 --> 00:04:35,876 ぐはっ! 《防御魔法も 意味を成さない》 46 00:04:44,017 --> 00:04:47,187 あっ… 私…。 47 00:04:47,187 --> 00:04:51,191 リース殿 大丈夫ですか? えっ… ええ。 48 00:04:51,191 --> 00:04:55,028 どうしたのかしら? 傷1つない。 49 00:04:55,028 --> 00:04:57,697 フリオ殿の魔法のおかげでしょう。 50 00:04:57,697 --> 00:04:59,699 ですが…。 んっ? 51 00:04:59,699 --> 00:05:03,203 あっ… 旦那様!? 52 00:05:07,808 --> 00:05:10,310 うっ! くっ…。 53 00:05:10,310 --> 00:05:12,479 うわっ! 54 00:05:12,479 --> 00:05:15,148 ああ…。 ああ 旦那様! 55 00:05:15,148 --> 00:05:17,484 私のために あんなにも容赦なく。 56 00:05:17,484 --> 00:05:19,986 あらゆる魔法を操る 魔人相手に➡ 57 00:05:19,986 --> 00:05:23,323 物理攻撃なんて 通じるはずありませんのに…。 58 00:05:23,323 --> 00:05:25,492 ⦅フリオ:殺したくはないな⦆ あっ…。 59 00:05:25,492 --> 00:05:29,496 ⦅僕は もともと 戦いは好きじゃないんだ。 60 00:05:29,496 --> 00:05:34,301 ただ 降参した人を殺したくない。 それだけだよ⦆ 61 00:05:36,503 --> 00:05:38,505 私のために…。 62 00:05:41,174 --> 00:05:43,343 くっ…。 63 00:05:43,343 --> 00:05:45,345 うっ… ハッ…。 64 00:05:52,185 --> 00:05:55,355 あっ あっ…。 65 00:05:55,355 --> 00:05:59,025 ハッ! うっ… うぅっ! 66 00:05:59,025 --> 00:06:00,961 ゆっ… 許し…。 67 00:06:00,961 --> 00:06:04,464 だめだ。 お前は リースを手にかけた。 68 00:06:04,464 --> 00:06:08,635 ぐっ! あっ ああ… あっ… くっ…。 69 00:06:08,635 --> 00:06:12,472 だめです! いけません! 旦那様! 70 00:06:12,472 --> 00:06:14,641 うっ…。 私のために➡ 71 00:06:14,641 --> 00:06:17,644 こんなにも 怒りを あらわにしてくださるなんて。 72 00:06:17,644 --> 00:06:19,980 リースは 幸せ者ですわ。 73 00:06:19,980 --> 00:06:22,816 なのに… なぜでしょう? 74 00:06:22,816 --> 00:06:25,485 降参した相手を殺したくないと➡ 75 00:06:25,485 --> 00:06:28,488 私を見逃してくださった 旦那様が…。 76 00:06:28,488 --> 00:06:31,157 旦那様の優しさが…。 あっ…。 77 00:06:31,157 --> 00:06:34,995 私のせいで失われてしまうことが 苦しいのです。 78 00:06:34,995 --> 00:06:36,997 うぅっ…。 79 00:06:36,997 --> 00:06:39,299 (フリオ)リース…。 ハッ! 80 00:06:43,336 --> 00:06:46,339 旦那様… あっ…。 81 00:06:49,676 --> 00:06:52,012 温かい。 フッ…。 82 00:06:52,012 --> 00:06:55,849 リースは このとおり 無事ですわ 旦那様。 83 00:06:55,849 --> 00:06:58,184 よかった。 84 00:06:58,184 --> 00:07:01,121 よかった! フフッ…。 85 00:07:01,121 --> 00:07:03,123 リース! 86 00:07:17,804 --> 00:07:20,140 うっ…。 (第一王女)大丈夫ですか? 87 00:07:20,140 --> 00:07:24,144 はっ… はい。 無理をさせて ごめんなさいね。 88 00:07:24,144 --> 00:07:28,148 魔力が戻っている者が少ない中 転移魔法の発動なんて…。 89 00:07:28,148 --> 00:07:30,650 いっ… いえ 第一王女様。 90 00:07:30,650 --> 00:07:33,653 私どもに もっと 魔力が残っていれば➡ 91 00:07:33,653 --> 00:07:36,489 この先の街へも お供できたのですが…。 92 00:07:36,489 --> 00:07:40,827 あっ… 魔導士たちの休息を 最優先に。 はっ! 93 00:07:40,827 --> 00:07:43,330 真の勇者様の捜索…。 94 00:07:43,330 --> 00:07:46,833 ここからは 地道に聞き込みをしなければ。 95 00:07:46,833 --> 00:07:49,336 (一同)おお…。 96 00:07:49,336 --> 00:07:51,338 断罪の首輪が消えた? 97 00:07:51,338 --> 00:07:54,341 これは どういうことなのでしょうか? 98 00:07:54,341 --> 00:08:00,113 まっ… まさか 魔人が 願いの執行に失敗した? 99 00:08:00,113 --> 00:08:02,615 そこにいるのは わかっている! (扉をたたく音) 100 00:08:02,615 --> 00:08:04,617 今すぐ 出てきなさい! 101 00:08:04,617 --> 00:08:08,288 無駄な抵抗などせず 第一王女様の元へ 出頭しろ! 102 00:08:08,288 --> 00:08:10,790 (ツーヤ)どっ… どうしましょう? 勇者様! 103 00:08:10,790 --> 00:08:13,960 捕まったら 私たち 死刑になっちゃいますよ。 104 00:08:13,960 --> 00:08:15,962 (金髪勇者)くっ… あの魔人め! 105 00:08:15,962 --> 00:08:18,631 願いをきゃなえると言ったのは うそだったのか!? 106 00:08:18,631 --> 00:08:22,135 (ダマリナッセ)へぇ~ 魔人が失敗するなんてね。 107 00:08:22,135 --> 00:08:24,137 ゆっ… 勇者様! うっ! くっ…。 108 00:08:24,137 --> 00:08:26,139 (ダマリナッセ) いい にえが いるじゃない。 109 00:08:26,139 --> 00:08:28,641 なっ… なんなんですか? これ。 110 00:08:28,641 --> 00:08:30,643 あっ…。 ツーヤ! 111 00:08:30,643 --> 00:08:34,814 フゥ… やっと出られたわ。 ツーヤ? 112 00:08:34,814 --> 00:08:39,152 何百年ぶりかの 生身の肉体… 悪くないね。 113 00:08:39,152 --> 00:08:42,355 う~ん… でも この服装は いただけないね。 お前…。 114 00:08:45,658 --> 00:08:48,328 ウフフ… これで文句ないわ。 115 00:08:48,328 --> 00:08:51,664 ツーヤ お前 魔法が使えたのか? ウフフ。 116 00:08:51,664 --> 00:08:54,334 あの 邪魔な魔人の封印を 解いてくれた➡ 117 00:08:54,334 --> 00:08:56,336 お礼をしなくちゃね。 118 00:08:56,336 --> 00:08:59,672 おかげで 私も こうして出てこられた。 119 00:08:59,672 --> 00:09:03,109 さあ 金髪の勇者。 うわっ… うっ! 120 00:09:03,109 --> 00:09:06,613 この 暗黒大魔導士 ダマリナッセが➡ 121 00:09:06,613 --> 00:09:10,450 魔人の代わりに お望みの力とやらをくれてやる。 122 00:09:10,450 --> 00:09:13,620 ぐっ… うっ… うわっ! あ~! 123 00:09:13,620 --> 00:09:16,122 (兵士たち)あっ…。 124 00:09:16,122 --> 00:09:20,794 うわ~! アハハハハハハ! 125 00:09:20,794 --> 00:09:23,797 いいわ! 察しの悪い まぬけ面より➡ 126 00:09:23,797 --> 00:09:25,799 よっぽど いけてるわよ! 127 00:09:25,799 --> 00:09:29,135 (咆哮) 128 00:09:29,135 --> 00:09:31,137 さあ 行きましょう。 129 00:09:31,137 --> 00:09:34,641 この私を封印するという 愚行を犯した王族どもに➡ 130 00:09:34,641 --> 00:09:36,810 天罰を下しにね! 131 00:09:36,810 --> 00:09:40,313 んっ? 転移魔法陣? 132 00:09:40,313 --> 00:09:42,816 私を封印した王族どもは➡ 133 00:09:42,816 --> 00:09:47,821 たとえ 子孫や後継者でも 誰1人 逃がしゃしないよ! 134 00:09:57,664 --> 00:09:59,666 あっ… んっ…。 135 00:09:59,666 --> 00:10:02,001 あっ…。 136 00:10:02,001 --> 00:10:06,005 目が覚めたかい? ハッ…。 137 00:10:06,005 --> 00:10:08,174 ひぃ~! どうか お許しを! 138 00:10:08,174 --> 00:10:10,677 (2人)あっ…。 (ヒヤ)えっ? 139 00:10:10,677 --> 00:10:13,346 どうして? 回復してる。 140 00:10:13,346 --> 00:10:16,516 結果的には リースは 無事だったからね。 141 00:10:16,516 --> 00:10:20,854 フリオ殿! この魔人を どうしますか? 142 00:10:20,854 --> 00:10:24,524 街の自警団は もちろん 騎士団の手にも余るかと…。 143 00:10:24,524 --> 00:10:26,860 そうだな…。 144 00:10:26,860 --> 00:10:30,029 また 城の宝物殿に 封印してもいいんだけど。 145 00:10:30,029 --> 00:10:32,031 なぜ それを? 146 00:10:32,031 --> 00:10:35,535 どういうわけか 使える魔法が増えたみたいでね。 147 00:10:35,535 --> 00:10:38,037 襲われた理由を 知りたかったから➡ 148 00:10:38,037 --> 00:10:41,040 何があったのか 頭の中を のぞかせてもらったよ。 149 00:10:41,040 --> 00:10:50,884 ♬~ 150 00:10:50,884 --> 00:10:53,219 《記憶映しの魔法…。 151 00:10:53,219 --> 00:10:57,056 私しか使えぬ魔法を 使えるように なったというのか?》 152 00:10:57,056 --> 00:11:02,162 大きな代償と引き換えに 願いをかなえる魔人。 153 00:11:02,162 --> 00:11:04,497 城に戻しても また 同じようなことが➡ 154 00:11:04,497 --> 00:11:07,167 繰り返されるかもしれない。 155 00:11:07,167 --> 00:11:09,168 では どうすれば? 156 00:11:09,168 --> 00:11:12,338 あら 簡単ではありませんか! (バリロッサ/フリオ)あっ…。 157 00:11:12,338 --> 00:11:16,342 今日から あなたは 旦那様の従者です! はっ? 158 00:11:16,342 --> 00:11:19,012 リッ… リース 僕は…。 旦那様が➡ 159 00:11:19,012 --> 00:11:23,516 従者を持ちたくないということは 重々 承知しておりますわ! 160 00:11:23,516 --> 00:11:26,686 ですが 城の管理が当てにならない以上➡ 161 00:11:26,686 --> 00:11:29,856 近くに置いて 見張っておくほうが よいではありませんか。 162 00:11:29,856 --> 00:11:33,359 リース…。 《それに こんな すごい力を持つ魔人が➡ 163 00:11:33,359 --> 00:11:35,361 群れに加わってくれたら…》 164 00:11:35,361 --> 00:11:38,031 はくが付くというものですわ。 165 00:11:38,031 --> 00:11:41,534 リース ずいぶん 説得が うまくなったと思うけど➡ 166 00:11:41,534 --> 00:11:44,537 心の声が漏れてるよ。 あっ…。 167 00:11:44,537 --> 00:11:49,042 たたたた… 確かに 強さは すべてではないと思うのですが➡ 168 00:11:49,042 --> 00:11:53,212 そうは言いましても 群れとしては 強いに越したことはないですし➡ 169 00:11:53,212 --> 00:11:55,215 そっ… その…。 170 00:11:55,215 --> 00:12:00,153 リースは それでいいの? 君を傷つけた相手なのに。 171 00:12:00,153 --> 00:12:02,655 くっ…。 172 00:12:02,655 --> 00:12:06,159 ぐぬぬぬ…。 リッ… リース殿! 173 00:12:06,159 --> 00:12:08,494 むっ… 無理することないんだよ? 174 00:12:08,494 --> 00:12:11,164 フゥー… ハァー。 175 00:12:11,164 --> 00:12:15,335 非常に悔しいです! が➡ 176 00:12:15,335 --> 00:12:18,671 この者に後れを取ったのは 私の力不足ですわ。 177 00:12:18,671 --> 00:12:20,673 (2人)あっ…。 178 00:12:20,673 --> 00:12:22,675 リースが そう言うんじゃ➡ 179 00:12:22,675 --> 00:12:25,511 いつまでも 僕が 腹を立てているのも 筋違いか。 180 00:12:25,511 --> 00:12:27,847 あっ…。 181 00:12:27,847 --> 00:12:29,849 君が 二度と➡ 182 00:12:29,849 --> 00:12:32,685 人の命を奪うようなことはしない と誓って➡ 183 00:12:32,685 --> 00:12:34,854 この手を取るなら➡ 184 00:12:34,854 --> 00:12:37,523 僕は 君のしたことを 許そうと思うけど➡ 185 00:12:37,523 --> 00:12:39,692 どうする? あっ…。 186 00:12:39,692 --> 00:12:44,697 《人種族とは 執着や嫌悪を 簡単には手放せないからこそ➡ 187 00:12:44,697 --> 00:12:48,034 犠牲を出してでも かなえたい欲望を持つ➡ 188 00:12:48,034 --> 00:12:51,204 そういう生き物なのだと 思っていたが…。 189 00:12:51,204 --> 00:12:53,406 非常に興味深い》 190 00:12:58,378 --> 00:13:01,314 至高なるお方 フリオ様。 191 00:13:01,314 --> 00:13:05,318 この世の あらゆる力を有する 超越者たる あなたが➡ 192 00:13:05,318 --> 00:13:07,987 何を望み 何を成すのか➡ 193 00:13:07,987 --> 00:13:10,823 私は その行く先を見てみたい。 194 00:13:10,823 --> 00:13:13,326 以後 我が力と この身は➡ 195 00:13:13,326 --> 00:13:16,496 貴殿の下にあることを 誓いましょう。 196 00:13:16,496 --> 00:13:18,498 フッ…。 197 00:13:18,498 --> 00:13:22,001 僕も やり過ぎてしまったことを 謝るよ。 198 00:13:22,001 --> 00:13:24,604 いえ 謝る必要はございません。 199 00:13:28,341 --> 00:13:30,343 《あの目を思い出すだけで➡ 200 00:13:30,343 --> 00:13:33,346 なぜ こんなに ぞくぞくするのだ》 201 00:13:33,346 --> 00:13:37,350 んっ…。 あら? あなた 今 何か 変なことを➡ 202 00:13:37,350 --> 00:13:40,019 考えませんでした? いえ そのようなことは…。 203 00:13:40,019 --> 00:13:42,689 では どうして 顔が赤いのかしら? 204 00:13:42,689 --> 00:13:46,526 えっと… リース? あっ…。 205 00:13:46,526 --> 00:13:50,029 この辺りも 元に戻しておかないと。 206 00:13:50,029 --> 00:13:53,199 そうだ。 リースの傷を治すために使った➡ 207 00:13:53,199 --> 00:13:56,202 時間操作の魔法で なんとかできないかな? 208 00:13:56,202 --> 00:13:58,204 (ヒヤ)お待ちください。 んっ? 209 00:13:58,204 --> 00:14:00,973 せん越ながら その魔法だけは➡ 210 00:14:00,973 --> 00:14:03,976 二度と ご使用にならないよう お願いしたく。 211 00:14:03,976 --> 00:14:06,646 えっ どうして? んっ? 212 00:14:06,646 --> 00:14:09,982 少し ややこしい話に なってしまうのですが…。 213 00:14:09,982 --> 00:14:11,984 時間操作の魔法は➡ 214 00:14:11,984 --> 00:14:15,822 指定された対象範囲のみの時間を 動かします。 215 00:14:15,822 --> 00:14:19,325 その際 動かさなかった 範囲外との そごで➡ 216 00:14:19,325 --> 00:14:21,994 予測できない事故が起こりやすい。 217 00:14:21,994 --> 00:14:24,330 私が使用する場合でさえ➡ 218 00:14:24,330 --> 00:14:28,000 範囲を 完全に 1人に絞ることで 使える魔法ですが➡ 219 00:14:28,000 --> 00:14:32,338 そもそも 人種族が 扱える魔法ではないのです。 220 00:14:32,338 --> 00:14:34,507 じゃあ どうして 僕は…。 221 00:14:34,507 --> 00:14:39,011 至高なるお方のステータスには スキル ∞とありました。 222 00:14:39,011 --> 00:14:41,514 ∞? もしかして➡ 223 00:14:41,514 --> 00:14:43,616 あの記号のことかな? 224 00:14:46,018 --> 00:14:48,187 ∞のスキルがあれば➡ 225 00:14:48,187 --> 00:14:51,023 超越者と呼ばれる存在だけが 使える➡ 226 00:14:51,023 --> 00:14:54,694 完全習得魔法を 扱えるようになります。 227 00:14:54,694 --> 00:14:57,196 完全習得魔法? はい。 228 00:14:57,196 --> 00:15:00,967 一度 その身に受けた魔法は その系統の魔法を含めて➡ 229 00:15:00,967 --> 00:15:03,803 すべて 習得することができるのです。 230 00:15:03,803 --> 00:15:06,973 (フリオ)つまり ヒヤの魔法攻撃を受けたから➡ 231 00:15:06,973 --> 00:15:11,310 本来 魔人にしか扱えない魔法を 習得したってことか。 232 00:15:11,310 --> 00:15:14,480 そのとおりです。 しかし 先ほども言ったとおり➡ 233 00:15:14,480 --> 00:15:17,984 時間操作の魔法には 事故が付き物。 234 00:15:17,984 --> 00:15:20,987 くれぐれも お使いになってはなりません。 235 00:15:20,987 --> 00:15:26,492 わかったよ。 それじゃあ ここは 修復魔法で対応しよう。 236 00:15:26,492 --> 00:15:28,494 あっ…。 237 00:15:34,500 --> 00:15:37,837 (ブロッサム/ベラノ/ビレリー)あっ…。 238 00:15:37,837 --> 00:15:43,009 私は 光と闇の根源魔法を つかさどる魔人 ヒヤ。 239 00:15:43,009 --> 00:15:46,512 本日より 至高なるお方の従者として➡ 240 00:15:46,512 --> 00:15:49,849 ここに住まわせていただくことに なりました。 241 00:15:49,849 --> 00:15:52,185 どうぞ よろしく。 242 00:15:52,185 --> 00:15:55,021 (ブロッサム) ままま… 魔人って ママ… マジか。 243 00:15:55,021 --> 00:15:57,523 (ビレリー)魔王の次は 魔人さんが来るなんて。 244 00:15:57,523 --> 00:15:59,959 (ベラノ)魔人って 実在したんだ。 245 00:15:59,959 --> 00:16:03,796 なんか 行き場所がないらしくて 連れてきたんだ。 246 00:16:03,796 --> 00:16:08,134 連れてきたって… そんな 野良猫を拾ってきたみたいに…。 247 00:16:08,134 --> 00:16:10,970 部屋の準備が出来ました。 248 00:16:10,970 --> 00:16:12,972 うわ~ん! おっ…。 249 00:16:12,972 --> 00:16:15,141 本当に 魔人さんと 一緒に暮らして➡ 250 00:16:15,141 --> 00:16:18,144 大丈夫なんですか? バリロッサ! あっ…。 251 00:16:18,144 --> 00:16:20,980 フリオ殿が いらっしゃるかぎり きっと 大丈夫だ。 252 00:16:20,980 --> 00:16:22,982 「きっと」なんですか? 253 00:16:22,982 --> 00:16:26,285 (バリロッサ)さあ 部屋に ご案内します。 こちらへ。 254 00:16:30,323 --> 00:16:32,325 (ブロッサム/ベラノ/ビレリー)あっ…。 ハァ…。 255 00:16:32,325 --> 00:16:34,327 んっ…。 256 00:16:50,176 --> 00:16:52,178 んっ…。 (物音) 257 00:16:52,178 --> 00:16:55,014 あっ…。 258 00:16:55,014 --> 00:16:58,184 フリオ殿 どうかなさいましたか? 259 00:16:58,184 --> 00:17:01,787 あっ いや… ちょっと 考え事をしてただけだよ。 260 00:17:01,787 --> 00:17:03,789 そうですか。 261 00:17:03,789 --> 00:17:06,626 昼間は ごめん。 262 00:17:06,626 --> 00:17:09,462 僕のせいで 怖い思いをさせてしまったね。 263 00:17:09,462 --> 00:17:11,464 あっ いえ そんなことは…。 264 00:17:11,464 --> 00:17:15,635 すごい力があるって言われても➡ 265 00:17:15,635 --> 00:17:19,138 その力を どう生かせばいいのか 僕には わからないよ。 266 00:17:19,138 --> 00:17:23,309 力の生かし方ですか。 267 00:17:23,309 --> 00:17:26,145 フリオ殿のような力は ありませんが➡ 268 00:17:26,145 --> 00:17:28,147 私も わからなくなっています。 269 00:17:28,147 --> 00:17:31,317 敵だと思っていた者が そうではなく➡ 270 00:17:31,317 --> 00:17:35,154 味方だと思っていた者が そうではなく…。 271 00:17:35,154 --> 00:17:39,825 私は なんのために 強くなろうとしているのか。 272 00:17:39,825 --> 00:17:42,662 剣を向けるべき相手は 誰なのか。 273 00:17:42,662 --> 00:17:45,665 フリオ殿や リース殿と出会わなければ➡ 274 00:17:45,665 --> 00:17:50,670 こんなふうに思い悩むことも なかったでしょう。 フッ…。 275 00:17:50,670 --> 00:17:54,507 あっ お二人には 感謝しているのです。 276 00:17:54,507 --> 00:17:57,677 当然のように思っていたことが そうではなかったと➡ 277 00:17:57,677 --> 00:18:01,180 気付かせてくれたのですから。 フフッ。 278 00:18:09,622 --> 00:18:12,458 今日は いろいろあって 大変だったね。 279 00:18:12,458 --> 00:18:15,962 大丈夫? はい…。 280 00:18:15,962 --> 00:18:19,799 元気ないけど どうかしたの? んっ…。 281 00:18:19,799 --> 00:18:22,635 ほんとに大丈夫? 282 00:18:22,635 --> 00:18:25,137 んっ…。 あっ… リース? 283 00:18:27,974 --> 00:18:32,478 旦那様は 元の世界に 帰ってしまわれるのですか? 284 00:18:32,478 --> 00:18:36,482 えっ? どうして そんなこと…。 285 00:18:36,482 --> 00:18:38,651 ヒヤが言っていましたわ。 286 00:18:38,651 --> 00:18:42,154 旦那様は 一度 身に受けた系統の魔法は➡ 287 00:18:42,154 --> 00:18:45,324 すべて 使えるようになると。 288 00:18:45,324 --> 00:18:47,994 そうみたいだね。 289 00:18:47,994 --> 00:18:51,664 魔人の魔法を使えるようになった 今なら➡ 290 00:18:51,664 --> 00:18:54,834 元の世界にだって 帰れるのではないですか? 291 00:18:54,834 --> 00:18:58,004 あっ… んっ…。 292 00:18:58,004 --> 00:19:00,773 連れていってください! 293 00:19:00,773 --> 00:19:05,111 旦那様が いらっしゃるなら 私は どこへでも お供いたしますわ! 294 00:19:05,111 --> 00:19:09,315 ですから どうか… どうか 置いていかないでください! 295 00:19:11,283 --> 00:19:13,285 フッ…。 296 00:19:13,285 --> 00:19:16,489 リース。 あっ…。 297 00:19:18,457 --> 00:19:20,459 帰らないよ。 298 00:19:23,295 --> 00:19:26,632 あっ…。 元いた世界は➡ 299 00:19:26,632 --> 00:19:30,302 亜人であるリースにとって 住みにくい所だし➡ 300 00:19:30,302 --> 00:19:32,972 リースを置いて 戻るつもりもないよ。 301 00:19:32,972 --> 00:19:36,642 ですが…。 302 00:19:36,642 --> 00:19:39,645 リース。 改めて➡ 303 00:19:39,645 --> 00:19:43,315 本当に 僕の奥さんに なってくれませんか? あっ…。 304 00:19:43,315 --> 00:19:47,319 昼間 リースを失うかもしれないと 思ったとき➡ 305 00:19:47,319 --> 00:19:49,655 どうしようもなく 恐ろしかった。 306 00:19:49,655 --> 00:19:52,992 こんなに 心を かき乱されたのは 初めてで➡ 307 00:19:52,992 --> 00:19:55,828 自分を抑えることができなかった。 308 00:19:55,828 --> 00:19:58,531 あっ…。 309 00:20:00,100 --> 00:20:03,836 最初は 名目上の夫婦だと言ったけど➡ 310 00:20:03,836 --> 00:20:07,840 僕は もう リースのいない生活は 考えられないみたいだ。 311 00:20:07,840 --> 00:20:09,842 旦那様…。 312 00:20:09,842 --> 00:20:12,178 わっ… 私は 初めから➡ 313 00:20:12,178 --> 00:20:15,514 名目上などではなく 夫婦のつもりでしたわ。 314 00:20:15,514 --> 00:20:17,817 リース…。 んっ…。 315 00:20:21,353 --> 00:20:25,691 戦闘や群れを率いることしか 教えられてこなかったのに…。 316 00:20:25,691 --> 00:20:27,693 旦那様と出会って➡ 317 00:20:27,693 --> 00:20:30,896 こんなにも いろんな感情が あることを知りましたわ。 318 00:20:33,199 --> 00:20:35,201 あっ…。 319 00:20:35,201 --> 00:20:51,884 ♬~ 320 00:20:51,884 --> 00:20:53,886 (フェンリース)旦那様。 321 00:20:53,886 --> 00:20:57,723 旦那様は 以前 城から追われているから➡ 322 00:20:57,723 --> 00:21:00,493 姿を変えていると おっしゃっていましたが➡ 323 00:21:00,493 --> 00:21:04,830 今となっては もう 姿を偽る必要はないでしょう? 324 00:21:04,830 --> 00:21:06,999 フリオである この姿が➡ 325 00:21:06,999 --> 00:21:10,503 この世界で生きていく 今の僕だよ。 326 00:21:10,503 --> 00:21:12,671 リースが知っていてくれるなら➡ 327 00:21:12,671 --> 00:21:15,841 元の姿も 名前も 過去でいい。 328 00:21:15,841 --> 00:21:18,043 旦那様…。 329 00:21:20,012 --> 00:21:24,683 (物音) 330 00:21:24,683 --> 00:21:26,685 えっ? あっ…。 331 00:21:28,687 --> 00:21:30,689 (フリオ)うわ~! 332 00:21:30,689 --> 00:21:33,692 ヒヤ! あああ… あなた いつから そこに? 333 00:21:33,692 --> 00:21:36,695 お二人が ベッドに腰掛けられたときからです。 334 00:21:36,695 --> 00:21:38,864 ずっ… ずっと のぞいてたんですの? 335 00:21:38,864 --> 00:21:41,867 当然です。 至高なるお方の行く末を➡ 336 00:21:41,867 --> 00:21:45,538 見届けるのが 私の務め。 すべてを見届けなければ…。 337 00:21:45,538 --> 00:21:48,541 はぁ!? 禁止! 今後 一切禁止! 338 00:21:48,541 --> 00:21:52,211 他人のプライベートは のぞいちゃだめ! 何を隠すことがありましょう。 339 00:21:52,211 --> 00:21:54,880 繁殖は ごく普通の…。 一緒に暮らすなら➡ 340 00:21:54,880 --> 00:21:56,882 まずは 常識を身に付けようか! 341 00:21:56,882 --> 00:22:00,986 おのれ ヒヤ! 許すまじ! (フリオ)おっ… 落ち着いて! 342 00:22:00,986 --> 00:22:05,491 そういう話は もっと 小声でしろよ。 熱々ですね。 343 00:22:05,491 --> 00:22:08,160 ベラノは 聞かないほうがいい。 大丈夫。 344 00:22:08,160 --> 00:22:11,163 もう 子どもじゃないから。 (サベア)フンス フンス フンス。 345 00:22:11,163 --> 00:22:13,666 (ヒヤ)それでは 今度から 邪魔をしないように➡ 346 00:22:13,666 --> 00:22:15,834 透明になって のぞかせていただきます。 347 00:22:15,834 --> 00:22:18,337 (2人)こら~!