1 00:00:00,534 --> 00:00:03,737 (2人)おお~! すごいな! かっこいい。 2 00:00:03,737 --> 00:00:06,406 ちょっと 映像 しんどいわ あれ。 3 00:00:06,406 --> 00:00:09,610 久々だね 昔の演出ね。 あれ 何がいいの? あの映像。 4 00:00:09,610 --> 00:00:13,947 あの ボーカルの女性の杏子さんは OLやったんやて。 5 00:00:13,947 --> 00:00:17,751 で ロックボーカルに転身して。 そうだったんだ。 6 00:00:17,751 --> 00:00:20,454 このスタイルのバンド 全然 出てこうへんな。 7 00:00:20,454 --> 00:00:22,489 男女ツインボーカルって。 8 00:00:22,489 --> 00:00:25,826 すげえわ ちょっと 他の曲ももっと 聴きたくなったし。 9 00:00:25,826 --> 00:00:29,696 いや いい曲だったな。 すごいね BARBEE BOYS。 10 00:00:29,696 --> 00:00:31,965 かっこいいね。 かっこいい 勢いあった。 11 00:00:31,965 --> 00:00:35,302 ということで 今回は 1980年代のバンドブームの時代から➡ 12 00:00:35,302 --> 00:00:37,671 3曲 お送りいたしましたけど いかがでしたか? 13 00:00:37,671 --> 00:00:40,140 いや 80年代 他のバンドの特集も 見たいな。見たいな。 14 00:00:40,140 --> 00:00:45,012 やっぱいいな 時代 80年代の 何か。 いろいろ調べて➡ 15 00:00:45,012 --> 00:00:48,649 映像 見たくなっちゃいましたね 他の80年代のバンド。 16 00:00:48,649 --> 00:00:50,584 いや 面白かったです。 ということで この番組は➡ 17 00:00:50,584 --> 00:00:53,520 「NHK ONE」で1週間 何度でも見れます。 是非 ご覧下さい。 18 00:00:53,520 --> 00:00:56,523 それでは 次回も「ザ・グレイテスト・ヒッツ」で お会いしましょう。 さようなら! 19 00:01:01,061 --> 00:01:03,630 <あれが 鐘呼さま…> 20 00:01:03,630 --> 00:01:05,632 (信者たちのどよめき) 21 00:01:05,632 --> 00:01:09,303 う… っ…。 っ⁉ 22 00:01:09,303 --> 00:01:13,140 <なんだろ この子… 震えてる?> 23 00:01:13,140 --> 00:01:15,208 依子。 来なさい。 24 00:01:15,208 --> 00:01:17,678 あっ はい 宗玄さま。 25 00:01:17,678 --> 00:01:21,381 <あの子が呪い殺された男の娘…⁉> 26 00:01:23,383 --> 00:01:26,186 <気になる> 気になりますね。 27 00:01:26,186 --> 00:01:28,555 っ⁉ 乙弥くん⁉ 28 00:01:28,555 --> 00:01:32,259 菜花さんがひとりでは心もとないと 摩緒さまが…。 29 00:01:32,259 --> 00:01:35,195 うんっ 心強い。 30 00:01:35,195 --> 00:01:38,365 …で 摩緒は なにしてんのよ。 31 00:01:38,365 --> 00:01:43,670 はあ 死んだ男の家の門前に 呪詛の人形が埋まっていたものですから。 32 00:01:43,670 --> 00:01:46,473 なにやら儀式をなさっています。 33 00:01:59,653 --> 00:02:02,155 一切の鬼を縛す。 34 00:02:08,729 --> 00:02:12,165 (宗玄)鐘呼さま 依子を連れて参りました。 35 00:02:12,165 --> 00:02:15,836 これ依子 なにを震えている。 36 00:02:15,836 --> 00:02:17,838 は はい…。 37 00:02:17,838 --> 00:02:21,475 依子… 私が怖いのですか? 38 00:02:21,475 --> 00:02:25,746 いえっ 決して そのようなことは…。 39 00:02:25,746 --> 00:02:29,616 私には ただ視えてしまったのです。 40 00:02:29,616 --> 00:02:32,853 あなたの父上の寿命が…。 41 00:02:32,853 --> 00:02:36,823 依子 おまえは教団で暮らしなさい。 42 00:02:36,823 --> 00:02:40,360 なにも 心配することはない。 43 00:02:40,360 --> 00:02:43,997 (依子)はいっ ありがとうございます。 44 00:02:43,997 --> 00:02:47,401 こんなことは初めてじゃないようですよ。 45 00:02:47,401 --> 00:02:50,203 信者の親が死ぬことが…? 46 00:02:50,203 --> 00:02:53,673 はい。 そして身寄りのなくなった信者は➡ 47 00:02:53,673 --> 00:02:57,544 親から相続した土地建物を 教団に寄進します。 48 00:02:57,544 --> 00:03:01,748 それ… 土地乗っ取り的な…? ひらたく言えば。 49 00:03:03,350 --> 00:03:06,586 依子 今日は休みなさい。 50 00:03:06,586 --> 00:03:09,222 ありがとうございます 宗玄さま。 51 00:03:09,222 --> 00:03:15,028 明日は父上の道場の権利を 正式に教団に移す手続きをします。 52 00:03:15,028 --> 00:03:17,130 いいね? はいっ。 53 00:03:24,037 --> 00:03:25,972 あっ…。 54 00:03:25,972 --> 00:03:28,842 あ…!! 55 00:03:28,842 --> 00:03:31,044 あ…っ!! 56 00:03:34,147 --> 00:03:37,050 ♬~ 57 00:03:37,050 --> 00:03:40,787 ♬「Oh」 58 00:03:40,787 --> 00:03:44,524 ♬「I don’t wanna know why,」 59 00:03:44,524 --> 00:03:46,927 ♬「I don’t wanna know why」 60 00:03:49,096 --> 00:03:52,666 ♬「(Hey hey) 暗闇から聞こえる My name」 61 00:03:52,666 --> 00:03:56,536 ♬「(Hey hey)不安が胸を蝕む寸前」 62 00:03:56,536 --> 00:03:59,940 ♬「渦巻いた欲望が 息苦しいほど」 63 00:03:59,940 --> 00:04:03,610 ♬「まとわりついて進めない」 64 00:04:03,610 --> 00:04:08,448 ♬「強くなれたら痛みは消えるなんて」 65 00:04:08,448 --> 00:04:10,951 ♬「やけに出来の悪い迷信」 66 00:04:10,951 --> 00:04:14,821 ♬「粉々に今 破り捨てたら」 67 00:04:14,821 --> 00:04:18,425 ♬「君の声は届くだろうか」 68 00:04:20,927 --> 00:04:23,396 ♬「言の葉ははらはら」 69 00:04:23,396 --> 00:04:25,332 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 70 00:04:25,332 --> 00:04:28,735 ♬「何度も傷つき救われる」 71 00:04:28,735 --> 00:04:30,670 ♬「雨がはらはら」 72 00:04:30,670 --> 00:04:32,606 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 73 00:04:32,606 --> 00:04:36,610 ♬「どうして 心震えてしまうのだろう」 74 00:04:40,447 --> 00:04:44,151 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 75 00:04:47,788 --> 00:04:51,525 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 76 00:04:51,525 --> 00:04:59,833 ♬~ 77 00:05:06,740 --> 00:05:09,509 ングッ ンンッ…。 78 00:05:09,509 --> 00:05:11,578 不思議なんだ…。 79 00:05:11,578 --> 00:05:14,948 鬼神に聞いてみたんだがね…。 80 00:05:14,948 --> 00:05:18,351 あなたの父上を呪い殺してなどいない…➡ 81 00:05:18,351 --> 00:05:20,287 と言っているんだ。 82 00:05:20,287 --> 00:05:23,190 だ 誰…⁉ いったい なにを…。 83 00:05:23,190 --> 00:05:27,060 父上は 鐘呼さまをニセモノ呼ばわりしたんだね? 84 00:05:27,060 --> 00:05:30,931 そ そうです。 だからバチが当たって…。 85 00:05:30,931 --> 00:05:34,801 ふっ… 私 父を一生懸命 説得しました。 86 00:05:34,801 --> 00:05:37,504 父の命を救いたかったんです。 87 00:05:37,504 --> 00:05:42,409 救いたかった… それは… 死の予言から…? 88 00:05:42,409 --> 00:05:45,345 それで… どうした? え…? 89 00:05:45,345 --> 00:05:48,448 ハッ! 90 00:05:48,448 --> 00:05:51,084 何者ですか…。 91 00:05:51,084 --> 00:05:53,954 …っ! 92 00:05:53,954 --> 00:05:56,523 待て! 足止めを。 93 00:05:56,523 --> 00:05:59,259 待てぇ! おぉ! 94 00:05:59,259 --> 00:06:02,128 そ… 宗玄さま 今の鬼は…。 95 00:06:02,128 --> 00:06:05,799 くっ… くだらん。 なにかの幻術だ。 96 00:06:05,799 --> 00:06:09,603 <それより依子だ… まずい!> 97 00:06:09,603 --> 00:06:12,505 ちょっと待ってください 菜花さん。 98 00:06:12,505 --> 00:06:16,009 乙弥くん それ… なに? 99 00:06:16,009 --> 00:06:18,812 摩緒さまの言いつけで 飛んできたようです。 100 00:06:18,812 --> 00:06:23,149 呪詛の人形に封じられていた鬼神を 小分けにしたものですね。 101 00:06:23,149 --> 00:06:25,252 子機みたいなもの? 102 00:06:27,020 --> 00:06:30,724 鬼神が出たということは 呪いは本物です。 103 00:06:30,724 --> 00:06:36,029 素人の真似事とは違う… 術の「出処」がなんなのか…。 104 00:06:37,931 --> 00:06:39,866 これって…。 105 00:06:39,866 --> 00:06:41,968 よ…っと。 106 00:06:44,037 --> 00:06:46,339 地下の… 隠し部屋? 107 00:06:53,813 --> 00:06:55,815 (2人)あっ。 108 00:06:59,486 --> 00:07:02,722 これって…。 おそらくは➡ 109 00:07:02,722 --> 00:07:05,358 写本でしょうけど。 110 00:07:05,358 --> 00:07:08,695 しっかり書いてありますね 呪法が…。 111 00:07:08,695 --> 00:07:13,667 じゃあ鐘呼さまは この本を読んで… 呪ったんだ? 112 00:07:13,667 --> 00:07:17,037 まあ このとおりにやってますからね。 113 00:07:17,037 --> 00:07:19,005 そうだ 寿命っ…。 114 00:07:19,005 --> 00:07:23,576 鐘呼さまは 人の寿命を自在に操るって言ってた。 115 00:07:23,576 --> 00:07:25,812 寿命を操る方法は⁉ 116 00:07:25,812 --> 00:07:29,683 見つかりません。 呪法しか載っていませんね。 117 00:07:29,683 --> 00:07:32,485 (扉のきしむ音) 118 00:07:32,485 --> 00:07:34,487 ん…。え? 119 00:07:37,724 --> 00:07:40,327 あ。 <閉じこめられた!> 120 00:07:47,500 --> 00:07:51,604 急にすまない 貂子さん。 いいえ…。 121 00:07:51,604 --> 00:07:54,507 それより摩緒先生 あの娘…。 122 00:07:54,507 --> 00:07:58,411 「呪い殺された」男の娘 依子だ。 123 00:07:58,411 --> 00:08:00,380 っ…。 124 00:08:00,380 --> 00:08:03,116 しばらく かくまってやってくれ。 125 00:08:03,116 --> 00:08:05,051 ええ。 126 00:08:05,051 --> 00:08:07,153 (路面電車の鐘の音) 127 00:08:12,425 --> 00:08:14,794 <あの薬…➡ 128 00:08:14,794 --> 00:08:21,301 父上の心の邪を祓い 呪いをはね返す薬だと言われて…。➡ 129 00:08:21,301 --> 00:08:24,637 だから私は家に戻って➡ 130 00:08:24,637 --> 00:08:29,242 お酒に薬を入れて 父様に飲ませた。➡ 131 00:08:29,242 --> 00:08:33,146 でも… 父様は救われなかった> 132 00:08:35,482 --> 00:08:39,319 う うぅっ… うっ うっ…。 133 00:08:39,319 --> 00:08:41,721 (扉をたたく音) 134 00:08:41,721 --> 00:08:43,690 ⚟開けて! (扉をたたく音) 135 00:08:43,690 --> 00:08:46,693 んっ! ちょっと なにしてんのよーっ! (扉をたたく音) 136 00:08:46,693 --> 00:08:51,297 早く開けなさいよーっ! まったく…! (扉をたたく音) 137 00:08:51,297 --> 00:08:55,735 ダメだ重くて… 乙弥くん 抜け道とかない? 138 00:08:55,735 --> 00:08:58,638 菜花さん これ…。 139 00:08:58,638 --> 00:09:01,341 え… また扉? 140 00:09:01,341 --> 00:09:04,144 はい。 さらに地下…? 141 00:09:05,879 --> 00:09:09,849 あ…。どこかにつながっていると いいんですけど。 142 00:09:09,849 --> 00:09:11,851 うん…。 143 00:09:13,620 --> 00:09:15,555 土…? 144 00:09:15,555 --> 00:09:18,358 なに⁉ いやな臭い…。 145 00:09:18,358 --> 00:09:20,293 えっ…。 146 00:09:20,293 --> 00:09:22,295 降りるの⁉ 147 00:09:24,197 --> 00:09:27,167 拝借します。 148 00:09:27,167 --> 00:09:29,436 よっ… はっ。 149 00:09:29,436 --> 00:09:31,471 <なんでスコップが…> 150 00:09:31,471 --> 00:09:33,606 (なにかに当たる音) あっ。 151 00:09:33,606 --> 00:09:35,542 っ! 152 00:09:35,542 --> 00:09:38,578 菜花さん このような物が。 153 00:09:38,578 --> 00:09:42,949 <人…骨⁉ ど どういうこと⁉> 154 00:09:42,949 --> 00:09:45,285 (足音) (宗玄)依子を連れ戻せ! 155 00:09:45,285 --> 00:09:50,457 実家の道場を何人かで見張れ! この近辺も くまなく捜せ! 156 00:09:50,457 --> 00:09:52,459 はい 宗玄さま。 157 00:09:52,459 --> 00:09:55,295 (鐘呼)宗玄どの…。 っ! 158 00:09:55,295 --> 00:09:57,730 依子がどうしました? 159 00:09:57,730 --> 00:09:59,732 鐘呼さま…。 160 00:09:59,732 --> 00:10:04,237 ご心配なく。 お部屋にお戻りください。 161 00:10:04,237 --> 00:10:07,240 なにも教えてくれないのですね。 162 00:10:09,676 --> 00:10:15,115 (鐘呼)<子供の頃はもっと… いろいろな事が視えていた。➡ 163 00:10:15,115 --> 00:10:20,920 失くなった巾着のありか。 毎日酔っ払っている男の死にざま。➡ 164 00:10:20,920 --> 00:10:24,791 駆け落ちした娘の居場所。➡ 165 00:10:24,791 --> 00:10:28,561 最初は小さな占い所だった> 166 00:10:28,561 --> 00:10:31,097 鐘呼さま お言葉を。 167 00:10:31,097 --> 00:10:36,402 (鐘呼)<でも 年をとるにつれて 視えなくなってきた。➡ 168 00:10:36,402 --> 00:10:43,042 それとは逆に信者は増えて 教団は大きくなっていった。➡ 169 00:10:43,042 --> 00:10:47,881 今の私に視えているのは ただひとつ。➡ 170 00:10:47,881 --> 00:10:50,683 この世の終わり…> 171 00:10:54,254 --> 00:10:56,256 っ! 172 00:11:03,930 --> 00:11:06,466 そうか 納戸の地下か…。 173 00:11:06,466 --> 00:11:08,968 (扉をたたく音) ⚟ん… んっ んっ…!! 174 00:11:13,239 --> 00:11:17,644 っ!! 開いたあっ!! はぁっ はぁっ…。 175 00:11:17,644 --> 00:11:20,346 騒がしいな。 えっ⁉ 176 00:11:20,346 --> 00:11:24,751 摩緒さま。鬼神にこの場所を 聞いて来たんだが…➡ 177 00:11:24,751 --> 00:11:27,420 もう少し早く来れば良かったかな? 178 00:11:27,420 --> 00:11:31,191 おっしゃるとおり 遅いわっ!あ…。 179 00:11:31,191 --> 00:11:36,029 この教団 おかしいっ。 人の骨が少なくとも3人分…。 180 00:11:36,029 --> 00:11:37,964 手前が掘り当てました。 181 00:11:37,964 --> 00:11:40,867 あっ 摩緒さま 少々お待ちを。 182 00:11:42,802 --> 00:11:46,406 あと 地下室に このような写本が。 183 00:11:49,375 --> 00:11:54,113 呪法が… こんな形で世間に漏れていたのか…。 184 00:11:54,113 --> 00:11:56,416 (錫杖を突く音) 185 00:11:56,416 --> 00:11:58,518 きさまら…。 あ…! 186 00:12:04,057 --> 00:12:07,560 きさまら… ここで なにをしている。 187 00:12:07,560 --> 00:12:12,832 んん? その小娘… 確か きのう入信した…。 188 00:12:12,832 --> 00:12:16,703 こ… この男 教団のナンバー2みたいな…。 189 00:12:16,703 --> 00:12:19,572 なんばー とは? 190 00:12:19,572 --> 00:12:22,475 ああ… さっき会ったな。 191 00:12:22,475 --> 00:12:24,544 この写本➡ 192 00:12:24,544 --> 00:12:26,679 どうやって手に入れた? 193 00:12:26,679 --> 00:12:32,852 ふっ… 私は若かりし頃 密教の修行を積んだ者だ。 194 00:12:32,852 --> 00:12:36,322 それで? これを授かったとでも? 195 00:12:36,322 --> 00:12:38,625 (鐘呼)盗んだのでしょう。 っ⁉ 196 00:12:38,625 --> 00:12:41,160 鐘呼さま。 197 00:12:41,160 --> 00:12:45,365 あなたはそういう人だ 宗玄どの。 198 00:12:45,365 --> 00:12:48,601 んんっ… お下がりください鐘呼さま。 199 00:12:48,601 --> 00:12:51,504 この者たちは私が成敗いたします。 200 00:12:51,504 --> 00:12:53,506 っ…。 んんっ!! 201 00:12:55,341 --> 00:12:57,343 なっ…! 202 00:13:00,213 --> 00:13:02,215 一応聞こう。 203 00:13:02,215 --> 00:13:06,953 鐘呼さま。 あなたは 猫鬼に会ったのか? 204 00:13:06,953 --> 00:13:09,489 猫鬼…? 205 00:13:09,489 --> 00:13:14,594 あなたは 人の寿命を自在に操るという。 それは…。 206 00:13:16,229 --> 00:13:19,065 私に そのような力はない。 207 00:13:19,065 --> 00:13:23,369 えっ…⁉鐘呼さま! <ええ~⁉ ハッキリと…> 208 00:13:23,369 --> 00:13:28,641 なにを言うのです。 予言どおり 依子の父は死んだではありませんか! 209 00:13:28,641 --> 00:13:34,080 それは 宗玄どの あなたが… 呪ったから…。 210 00:13:34,080 --> 00:13:37,417 ええっ 宗玄さまの方が⁉ 211 00:13:37,417 --> 00:13:40,186 写本で呪法を学んだんでしょうね。 212 00:13:40,186 --> 00:13:45,491 鐘呼さまの予言…とやらを 実現するためにか…。 213 00:13:45,491 --> 00:13:48,261 ふっ… 言っただろ➡ 214 00:13:48,261 --> 00:13:51,164 私も修行を積んだ身だと。 215 00:13:51,164 --> 00:13:53,100 もう… おやめなさい。 216 00:13:53,100 --> 00:13:58,304 いいや この者たちを 放っておくわけにはいきません。 217 00:13:58,304 --> 00:14:01,941 この者たちって 私と乙弥くんも? 218 00:14:01,941 --> 00:14:05,411 いろいろ まずい秘密を 知ってしまいましたからね。 219 00:14:05,411 --> 00:14:09,916 きさまらを… 我が呪法で呪い殺してくれるわ! 220 00:14:09,916 --> 00:14:14,821 ふっ… あなたは 本物の呪いの怖さを知らないようだね。 221 00:14:18,291 --> 00:14:21,160 宗玄どの…といったか…。 222 00:14:21,160 --> 00:14:27,867 あなたは鐘呼さまの予言を実現するために 依子の父を呪ったんだね。 223 00:14:27,867 --> 00:14:30,737 ふっ いかにも。 224 00:14:30,737 --> 00:14:33,573 帰るぞ依子! やめて父様! 225 00:14:33,573 --> 00:14:37,076 その女 人の寿命を自在に操るというが➡ 226 00:14:37,076 --> 00:14:41,481 まこと霊能者というなら 神通力で おれを殺してみろ! 227 00:14:43,182 --> 00:14:45,885 三日…。 っ⁉ 228 00:14:45,885 --> 00:14:49,756 三日で あなたの寿命は尽きる…。 229 00:14:49,756 --> 00:14:54,594 呪い殺してやったわ。 魘魅の呪法でな。 230 00:14:54,594 --> 00:14:58,564 えんみ…? この写本に載っています。 231 00:14:58,564 --> 00:15:01,834 相手に模した人形を使う呪法です。 232 00:15:01,834 --> 00:15:04,804 ワラ人形に釘を打つみたいな? 233 00:15:04,804 --> 00:15:07,240 よくご存じで。 234 00:15:07,240 --> 00:15:13,045 今回のやり方は 呪詛の念をこめた人形を 相手の家の門前に埋め➡ 235 00:15:13,045 --> 00:15:17,216 その上を踏んで通った家人は 呪われるという…。 236 00:15:17,216 --> 00:15:20,019 ふっ そのとおり。 237 00:15:20,019 --> 00:15:23,222 惜しいな… 実に惜しい。 238 00:15:23,222 --> 00:15:25,291 んん? 239 00:15:25,291 --> 00:15:29,362 強く念じればよかったのだ。 240 00:15:29,362 --> 00:15:31,664 …っ!! 241 00:15:31,664 --> 00:15:33,633 あ あ…!! 242 00:15:33,633 --> 00:15:37,503 えっ な… なに⁉ 呪詛の鬼神ですよ。 243 00:15:37,503 --> 00:15:42,308 きさまも鬼神を使役するとでもいうのか⁉ だまされんぞ! 244 00:15:42,308 --> 00:15:45,278 どんな仕掛けか知らんが そのような幻…。 245 00:15:45,278 --> 00:15:47,280 わからないのか…。 246 00:15:51,684 --> 00:15:54,320 これは あなたが埋めた人形。 247 00:15:54,320 --> 00:15:56,322 な…に…? 248 00:16:00,493 --> 00:16:03,830 っ⁉ あなたの鬼神だ。 249 00:16:03,830 --> 00:16:07,700 私の… 鬼神…。 250 00:16:07,700 --> 00:16:10,937 <我が呪法は完成していたのか…> 251 00:16:10,937 --> 00:16:13,840 <なんか… 嬉しそう> 252 00:16:13,840 --> 00:16:20,246 あなたは修行を積み 呪法の秘本も手に入れたのだから…➡ 253 00:16:20,246 --> 00:16:23,950 あとは 強く念じればよかったのだ。 254 00:16:23,950 --> 00:16:26,919 <私の生んだ鬼神…➡ 255 00:16:26,919 --> 00:16:31,424 強く念じれば使役できる… ならば> 256 00:16:31,424 --> 00:16:36,262 我が鬼神よ!! くせ者どもを呪殺せよ!! 257 00:16:36,262 --> 00:16:38,531 宗玄どの…。 258 00:16:38,531 --> 00:16:40,833 <信じたな…> 259 00:16:40,833 --> 00:16:43,269 しかし遅すぎた。 260 00:16:43,269 --> 00:16:48,140 鬼神は私が呪縛し 私の使役神となった。 261 00:16:48,140 --> 00:16:51,978 だが返そう! 呪い返しの呪法をもって➡ 262 00:16:51,978 --> 00:16:54,780 あなたが鬼神にこめた呪いとともに。 263 00:16:58,484 --> 00:17:01,220 うわぁ…!! うっ… あっ…! 264 00:17:01,220 --> 00:17:03,923 <な… なにが起こった…⁉> 265 00:17:03,923 --> 00:17:05,992 (扉のきしむ音) っ! 266 00:17:05,992 --> 00:17:07,994 は…。 267 00:17:10,129 --> 00:17:12,098 あ あ… あぁ…。 268 00:17:12,098 --> 00:17:14,967 宗玄…さま…。 269 00:17:14,967 --> 00:17:18,905 お助けください…。 誰にも言いませんから…。あぁぁ…。 270 00:17:18,905 --> 00:17:22,808 ひっ…!! うっあっ…!! きさまら…!! 271 00:17:22,808 --> 00:17:26,712 おのれ 迷ったか!! 汚らわしき死霊どもが!! 272 00:17:26,712 --> 00:17:30,850 なにとしゃべってるの? …なにもいないけど。 273 00:17:30,850 --> 00:17:35,021 地下に埋められていた人たちが 見えているのでは…? 274 00:17:35,021 --> 00:17:40,293 熱心な信者が ある日 突然いなくなった…。 275 00:17:40,293 --> 00:17:46,966 親が亡くなり 相続した土地や財産を 教団に寄進した者たちだった。 276 00:17:46,966 --> 00:17:49,769 信じたくはなかった…。 277 00:17:54,707 --> 00:17:56,976 はっ う…っ! 278 00:17:56,976 --> 00:18:02,114 (鐘呼)あなたが殺したのか… 信者も… その親も…。 279 00:18:02,114 --> 00:18:05,484 呪いが効かなかったから 直接…? 280 00:18:05,484 --> 00:18:07,920 そんなところだろうね。 281 00:18:07,920 --> 00:18:09,956 「おれ」ではない…。 282 00:18:09,956 --> 00:18:13,793 こいつらが殺したのだ! 親に毒を盛って…! 283 00:18:13,793 --> 00:18:16,662 毒を渡したのは あなただろう。 284 00:18:16,662 --> 00:18:22,301 この屋敷の庭を ひと回りしてみたが… ざっと見ただけでも➡ 285 00:18:22,301 --> 00:18:26,605 イチイやスズラン キョウチクトウにトリカブト…。 286 00:18:26,605 --> 00:18:30,943 まるで… 毒草の畑のようだった。 287 00:18:30,943 --> 00:18:33,546 ふっ… それがどうした。 288 00:18:33,546 --> 00:18:36,449 そんな事 なんの証拠にも…。 289 00:18:36,449 --> 00:18:39,352 う… う ううをぁぁ…! 290 00:18:39,352 --> 00:18:42,621 鬼神の口が あなたに憑いた。 291 00:18:42,621 --> 00:18:46,492 あなたの呪いの言霊にまみれた口だ。 292 00:18:46,492 --> 00:18:50,463 そしてその口は 真実しか語れない。 293 00:18:50,463 --> 00:18:52,965 あなたのした事すべて…。 294 00:18:52,965 --> 00:18:55,234 う… うぅっ うあぁ うがぁ!! 295 00:18:55,234 --> 00:18:58,070 人を呪うなら覚悟をすることだ。 296 00:18:58,070 --> 00:19:00,439 ひとたび暴かれた時➡ 297 00:19:00,439 --> 00:19:04,310 何倍にもなって自らに返ってくる。 298 00:19:04,310 --> 00:19:08,514 呪法は… 素人に扱えるものではない。 あっ…!! あ… あ…!! 299 00:19:08,514 --> 00:19:11,117 うああぁぁああ…!! 300 00:19:11,117 --> 00:19:15,688 っ… っ…。 301 00:19:15,688 --> 00:19:19,458 父さん… もう終わりです…。 302 00:19:19,458 --> 00:19:21,560 <え…? 親子…?> 303 00:19:23,329 --> 00:19:28,167 自首してください。 私も参ります。 304 00:19:28,167 --> 00:19:32,571 <それに… あなたの寿命はまもなく…> 305 00:19:35,007 --> 00:19:37,410 (警官)人骨が見つかりました! 306 00:19:37,410 --> 00:19:39,345 (警官)通報どおりであります。 307 00:19:39,345 --> 00:19:41,280 (信者たちのざわめき) 308 00:19:41,280 --> 00:19:43,716 しっかり歩かんか。 309 00:19:43,716 --> 00:19:47,586 鐘呼さまっ…。 どうして鐘呼さままで…。 310 00:19:47,586 --> 00:19:52,992 結局… 鐘呼さまは ニセモノだったって事…だよね。 311 00:19:55,728 --> 00:19:58,297 みんな 帝都から逃げなさい! 312 00:19:58,297 --> 00:20:01,333 間もなく この世は終わる! えっ⁉ 313 00:20:01,333 --> 00:20:06,072 大地は裂け 大きな炎の竜巻が帝都を襲う! 314 00:20:06,072 --> 00:20:08,574 あ…! 315 00:20:08,574 --> 00:20:12,978 あ…! きさま! 人心を惑わすような事を! 316 00:20:12,978 --> 00:20:16,382 え…? これ… もしかして…。 317 00:20:20,853 --> 00:20:23,989 依子さんは釈放されたんだね。 318 00:20:23,989 --> 00:20:28,594 はい…。 教団から渡されて父に飲ませた薬…➡ 319 00:20:28,594 --> 00:20:33,032 毒だと思って 警察に出頭したんですが…。 320 00:20:33,032 --> 00:20:36,702 依子に渡したのは眠り薬だ。 321 00:20:36,702 --> 00:20:42,208 父親は眠らせて目立たぬところに 毒針を刺して殺した。 322 00:20:42,208 --> 00:20:45,845 なんでまた そんな手のかかる事を? 323 00:20:45,845 --> 00:20:51,717 以前 親に薬を飲ませた信者が 苦しむ姿におびえて大騒ぎして➡ 324 00:20:51,717 --> 00:20:56,288 事が露見しそうになったので 用心のためだったと。 325 00:20:56,288 --> 00:21:00,860 それに 依子さんが父上に 毒を盛ったのだと思わせて➡ 326 00:21:00,860 --> 00:21:04,396 罪の意識で黙らせようと していたんだろうね。 327 00:21:04,396 --> 00:21:06,465 (貂子)それでも耐えられなくて➡ 328 00:21:06,465 --> 00:21:12,838 真実を話そうとした信者が殺されて 埋められてしまったんですね。 329 00:21:12,838 --> 00:21:16,742 鐘呼さまは… ニセモノだったのでしょうか…。 330 00:21:16,742 --> 00:21:19,545 まだ信じてらっしゃるの? 331 00:21:19,545 --> 00:21:25,684 で でも見たんです。 病気の女の子を 治した時 確かに体が光って…。 332 00:21:25,684 --> 00:21:28,354 ああ 菜花さんも言ってましたね。 333 00:21:28,354 --> 00:21:32,992 どんなトリックなのかな。 とっくりがどうとか。 334 00:21:32,992 --> 00:21:35,461 菜花さんは お香の匂いが強くて➡ 335 00:21:35,461 --> 00:21:39,165 煙いくらいだった…と言っていましたが。 336 00:21:39,165 --> 00:21:43,569 本当に煙を焚いて 煙幕を作っていたんじゃないかな? 337 00:21:43,569 --> 00:21:47,773 そして あらかじめランプなどに 覆いをして隠しておき➡ 338 00:21:47,773 --> 00:21:52,511 良きところで覆いを取れば 神秘的に光って見える。 339 00:21:52,511 --> 00:21:57,316 で でも… あの時の鐘呼さまは 両手で女の子を抱いて…。 340 00:21:57,316 --> 00:22:01,053 その母子がグルだったんじゃないですか? 341 00:22:01,053 --> 00:22:04,623 母親が 覆いを取ってしまえばいいんですよ。 342 00:22:04,623 --> 00:22:09,495 ああ…。 鐘呼さまも宗玄の茶番に つきあっていたのだろう。 343 00:22:09,495 --> 00:22:12,965 私は… なんて愚かな…。 344 00:22:12,965 --> 00:22:19,238 でも あなたが父上に毒を盛ったわけでは なかったことは 不幸中の幸いだよ。 345 00:22:19,238 --> 00:22:22,975 それに 宗玄に殺されなかったこともね。 346 00:22:22,975 --> 00:22:26,845 あ… いろいろ… ありがとうございます。 347 00:22:26,845 --> 00:22:30,082 (貂子)あらっ。 っ⁉ 348 00:22:30,082 --> 00:22:32,885 摩緒先生を好きになってもダメですよ。 349 00:22:32,885 --> 00:22:37,189 えっ ダメですか? お好みが厳しいんですから。 350 00:22:37,189 --> 00:22:39,491 よしなさい。 351 00:22:41,961 --> 00:22:46,298 <大正時代に行ってる間に 現代では何日経ったんだろう…> 352 00:22:46,298 --> 00:22:48,300 っ! 353 00:22:50,169 --> 00:22:52,104 おっ。 354 00:22:52,104 --> 00:22:55,975 やったーっ! 一時間しか経ってない! 355 00:22:55,975 --> 00:23:00,613 <相変わらず時間の流れは読めないけど…> 356 00:23:00,613 --> 00:23:04,917 かんとう だいしんさい っと…。 357 00:23:07,486 --> 00:23:13,926 「1923年9月1日 11時58分…➡ 358 00:23:13,926 --> 00:23:18,297 大地震が発生… 昼食時であった事から➡ 359 00:23:18,297 --> 00:23:22,167 激震直後 百数十か所から出火。➡ 360 00:23:22,167 --> 00:23:24,837 折からの強風に煽られ➡ 361 00:23:24,837 --> 00:23:32,645 火災旋風を引き起こしながら広まり 旧東京市の43%を焼失…」。 362 00:23:32,645 --> 00:23:35,314 火災旋風…。 363 00:23:35,314 --> 00:23:39,551 大きな炎の竜巻が帝都を襲う! 364 00:23:39,551 --> 00:23:42,888 <鐘呼さまの予言どおりじゃん> 365 00:23:42,888 --> 00:23:48,494 こわい…。 大正十二年九月一日…。 366 00:23:48,494 --> 00:23:52,498 確かあっちは ちょうど大正十二年だったよね。 367 00:23:52,498 --> 00:23:55,668 <これから起こるんだ…> 368 00:23:55,668 --> 00:23:58,470 関東…大震災…。 369 00:24:00,572 --> 00:24:07,012 ♬「弱り目 祟り目 噫 悪い夢 覚めやせん」 370 00:24:07,012 --> 00:24:13,252 ♬「生温い宵風 窓辺の猫が唸った」 371 00:24:13,252 --> 00:24:18,390 ♬「常しえの翳り 混ざらぬ月 あなた」 372 00:24:18,390 --> 00:24:26,198 ♬「濁世会わなければ この胸は孤独なんて 知らずに居れたのに」 373 00:24:26,198 --> 00:24:35,941 ♬「なんて奇麗 あなたがくれた 呪縛」 374 00:24:35,941 --> 00:24:44,516 ♬~ 375 00:24:44,516 --> 00:24:50,756 ♬「滴る 交わる」 376 00:24:50,756 --> 00:24:57,262 ♬「赤い契り 目指す旅の涯 諸行の無情」 377 00:24:57,262 --> 00:25:03,435 ♬「生きている 生きていく」 378 00:25:03,435 --> 00:25:08,140 ♬「絶望がふたりを繋いでゆく」 379 00:25:08,140 --> 00:25:11,043 ♬「愛を語る おまじない」 380 00:25:11,043 --> 00:25:14,413 ♬「それはまるで呪いのよう」 381 00:25:14,413 --> 00:25:17,616 ♬「愛に揺れる紛い物」 382 00:25:17,616 --> 00:25:23,856 ♬「燃える骨の髄まで 呪って」 383 00:25:23,856 --> 00:25:27,259 ♬~ 384 00:25:29,495 --> 00:25:35,300 関東大震災が起きたのが 9月1日 11時58分…。 385 00:25:35,300 --> 00:25:39,037 私が子供の時 巻きこまれた陥没事故も…。 386 00:25:39,037 --> 00:25:44,576 地元の人間が要石を奉ってた辺りに 奇妙な洋館が建ってましてね。 387 00:25:44,576 --> 00:25:48,046 摩緒… ズット待ッテイタ…。 388 00:25:48,046 --> 00:25:49,982 囮になれってことだよね⁉ 389 00:25:49,982 --> 00:25:52,651 菜花 おまえにしか頼めないんだ。 390 00:25:52,651 --> 00:25:54,586 大っ嫌いだぁぁーーっ!! 391 00:25:54,586 --> 00:25:56,588 <次回「要石」>