1 00:00:02,302 --> 00:00:04,238 半端ないって。 えっ これで終わり? 2 00:00:04,238 --> 00:00:07,441 いや 足らん足らん! 足らん足らん! えっ あれは? 3 00:00:10,043 --> 00:00:13,313 …に改名した時の曲は? 何で ないの? 4 00:00:13,313 --> 00:00:17,184 いやもうさ もったいないから 忘れろよ 脳みそが。 俺 大好きだから。 5 00:00:17,184 --> 00:00:19,186 俺 T.M.さん大好きだから。 え? 6 00:00:19,186 --> 00:00:22,689 the end of genesis T.M.R.evolution turbo type Dの時の…。 7 00:00:22,689 --> 00:00:26,026 それ消せ! お前のハードディスクから。 もったいねえよ。 8 00:00:26,026 --> 00:00:31,532 じゃあ まただね。 また次 次回だね それはね。 9 00:00:31,532 --> 00:00:35,335 いや これ なんぼでもいけるわ T.M.Revolutionやったら。 10 00:00:35,335 --> 00:00:38,372 もう お見それいたしました。 T.M.Revolution 改めて➡ 11 00:00:38,372 --> 00:00:41,141 とんでもないアーティストだ。 何か とりあえず俺➡ 12 00:00:41,141 --> 00:00:45,012 この収録 終わり次第 YouTubeで最新の曲 聴くわ。 13 00:00:45,012 --> 00:00:48,215 いや 俺も聴く。 うん すごかった 感動した。 14 00:00:48,215 --> 00:00:52,085 笑わせてもらった 最高! いやいやいや 怒られるぞ お前。 15 00:00:52,085 --> 00:00:54,087 ということで この番組は「NHK ONE」で➡ 16 00:00:54,087 --> 00:00:56,089 1週間 何度でもご覧になれます。 是非 ご覧下さい。 17 00:00:56,089 --> 00:00:59,092 それでは 次回の「ザ・グレイテスト・ヒッツ」で お会いしましょう。(2人)さようなら! 18 00:01:03,163 --> 00:01:07,067 (せみの鳴き声) (風鈴の音) 19 00:01:07,067 --> 00:01:10,504 (せみの鳴き声) 20 00:01:10,504 --> 00:01:16,310 吸血魔? ええ 近くで何人か襲われたらしいのよ。 21 00:01:16,310 --> 00:01:21,548 なんでも黒い衣の 西洋の尼さんみたいな化け物だって。 22 00:01:21,548 --> 00:01:25,419 (笑い声) こっちこっち。待てぇ~。 23 00:01:25,419 --> 00:01:29,823 ねえ… 街が元に 戻ったのって やっぱり…➡ 24 00:01:29,823 --> 00:01:35,629 結界を守っていたノミの妖が全滅して… 教会が消えたから? 25 00:01:35,629 --> 00:01:40,100 ああ… おそらく。 <疲れてるなー> 26 00:01:40,100 --> 00:01:45,439 猫鬼の結界は 薄皮のような妖気で 街を覆っていて…➡ 27 00:01:45,439 --> 00:01:50,143 現実の街は… 妖気を隔てた 向こう側にあったんだろう。 28 00:01:50,143 --> 00:01:52,746 では 猫鬼はまだ…➡ 29 00:01:52,746 --> 00:01:56,583 あの要石の下に潜んでいるんでしょうか? 30 00:01:56,583 --> 00:02:00,554 あっ あのね その要石なんだけど➡ 31 00:02:00,554 --> 00:02:03,957 もうすぐ… なくなるから。 32 00:02:03,957 --> 00:02:05,892 うん…?えっ⁉ 33 00:02:05,892 --> 00:02:08,829 菜花 なぜ そんなことがわかる? 34 00:02:08,829 --> 00:02:16,103 これから9月1日に大きな… 大きな地震が起こるの。 35 00:02:16,103 --> 00:02:20,941 関東大震災。 この街も被災するの。 36 00:02:20,941 --> 00:02:27,814 それで… その日を境に 要石が消えたって記録に残ってるの。 37 00:02:27,814 --> 00:02:30,751 それと… 大きな猫…。 38 00:02:30,751 --> 00:02:33,520 っ…! 39 00:02:33,520 --> 00:02:36,023 燃える街の上空から のぞき込む…➡ 40 00:02:36,023 --> 00:02:40,327 大きな猫を見た人の証言が残ってる…。 41 00:02:40,327 --> 00:02:45,666 それが もしかすると… 猫鬼かもしれない。 42 00:02:45,666 --> 00:02:50,237 だけど 危ないから 一旦この街から離れたほうがいいよ。 43 00:02:50,237 --> 00:02:54,941 本当に大変な地震だから…。 それを伝えたくて来たの。 44 00:02:54,941 --> 00:02:58,945 だから なぜ おまえに そんな先のことがわかる? 45 00:02:58,945 --> 00:03:01,581 うっ… うう…。 46 00:03:01,581 --> 00:03:07,287 信じられないかもしれないけど 私は…➡ 47 00:03:07,287 --> 00:03:11,691 百年後の未来から来たの。 48 00:03:11,691 --> 00:03:14,194 うん…。 49 00:03:14,194 --> 00:03:16,830 (摩緒 乙弥)いやいやいや。 っ!! えぇ~~~っ⁉ 50 00:03:16,830 --> 00:03:19,199 信じなさいよ!! 51 00:03:19,199 --> 00:03:24,638 ♬~ 52 00:03:24,638 --> 00:03:28,341 ♬「Oh」 53 00:03:28,341 --> 00:03:32,079 ♬「I don’t wanna know why,」 54 00:03:32,079 --> 00:03:36,316 ♬「I don’t wanna know why」 55 00:03:36,316 --> 00:03:40,187 ♬「(Hey hey) 暗闇から聞こえる My name」 56 00:03:40,187 --> 00:03:44,057 ♬「(Hey hey)不安が胸を蝕む寸前」 57 00:03:44,057 --> 00:03:47,861 ♬「渦巻いた欲望が 息苦しいほど」 58 00:03:47,861 --> 00:03:51,331 ♬「まとわりついて進めない」 59 00:03:51,331 --> 00:03:56,169 ♬「強くなれたら痛みは消えるなんて」 60 00:03:56,169 --> 00:03:58,438 ♬「やけに出来の悪い迷信」 61 00:03:58,438 --> 00:04:02,943 ♬「粉々に今 破り捨てたら」 62 00:04:02,943 --> 00:04:06,546 ♬「君の声は届くだろうか」 63 00:04:08,381 --> 00:04:10,984 ♬「言の葉ははらはら」 64 00:04:10,984 --> 00:04:12,919 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 65 00:04:12,919 --> 00:04:16,490 ♬「何度も傷つき救われる」 66 00:04:16,490 --> 00:04:18,425 ♬「雨がはらはら」 67 00:04:18,425 --> 00:04:20,694 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 68 00:04:20,694 --> 00:04:25,398 ♬「どうして 心震えてしまうのだろう」 69 00:04:28,401 --> 00:04:31,505 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 70 00:04:35,842 --> 00:04:39,146 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 71 00:04:39,146 --> 00:04:47,654 ♬~ 72 00:04:54,361 --> 00:04:57,164 ちょっと! 本当なんだから! 73 00:04:57,164 --> 00:05:03,603 私は百年後の未来… いや… 正確には九十六年後から来たんだけどね。 74 00:05:03,603 --> 00:05:06,173 街のゲートが未来につながって…。 75 00:05:06,173 --> 00:05:08,675 っ…! 76 00:05:08,675 --> 00:05:14,781 <猫鬼の結界が消えて 今までどおり あそこから帰れるの?> 77 00:05:14,781 --> 00:05:18,652 ごめん 摩緒。 どうした? 78 00:05:18,652 --> 00:05:24,858 とにかく 私 一旦帰るけど… いい⁉ ちゃんと逃げてよ⁉ 79 00:05:24,858 --> 00:05:27,627 菜花…。 (摩緒 乙弥)うん…? 80 00:05:27,627 --> 00:05:31,131 っ… はぁ… はぁ… はぁ…。 81 00:05:31,131 --> 00:05:33,099 <大丈夫かな…。➡ 82 00:05:33,099 --> 00:05:37,204 そうでなくてもまた こっちで一晩たっちゃってるし…> 83 00:05:40,140 --> 00:05:43,009 っ… はぁ おっとっと…。 84 00:05:43,009 --> 00:05:44,945 (花火の打ち上げ音) おぉ…。 85 00:05:44,945 --> 00:05:47,848 (花火の音) (歓声) 86 00:05:47,848 --> 00:05:49,849 すげぇー!! たまやー!! 87 00:05:49,849 --> 00:05:58,491 (花火の音) <え? ちゃんと戻れた… けど…➡ 88 00:05:58,491 --> 00:06:02,362 打ち上げ花火って… うそ⁉➡ 89 00:06:02,362 --> 00:06:05,999 あっ…! もしかして真夏⁉➡ 90 00:06:05,999 --> 00:06:11,805 8月15日… 一か月もたってる!➡ 91 00:06:11,805 --> 00:06:16,276 おじいちゃん ごめんなさい。 すぐ帰るから> 92 00:06:16,276 --> 00:06:18,678 (見物人)キレイだねー。 はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…。 93 00:06:18,678 --> 00:06:22,015 ん? あれ 菜花じゃない? (ひとみ 結)えっ? 94 00:06:22,015 --> 00:06:25,685 (結)どこ? ああ~ 本当だ。 95 00:06:25,685 --> 00:06:27,687 似てる… けど…。 96 00:06:29,522 --> 00:06:32,225 ただいま! おじいちゃん…。 97 00:06:34,361 --> 00:06:36,296 魚住さん…。 98 00:06:36,296 --> 00:06:41,901 ああ… 菜花お嬢さま。 よかった おかえりなさいませ。 99 00:06:41,901 --> 00:06:44,804 あの… なんで真っ暗? 100 00:06:44,804 --> 00:06:48,608 だんなさまが お休みになって いらっしゃるので。 101 00:06:50,977 --> 00:06:55,081 おじいちゃん…。 102 00:06:56,850 --> 00:07:00,453 <なんか… おかしい…> 103 00:07:02,555 --> 00:07:05,458 <う~~~ん➡ 104 00:07:05,458 --> 00:07:08,828 未読が… 五百件。➡ 105 00:07:08,828 --> 00:07:13,700 私 一か月 行方不明だったってことだよね…> 106 00:07:13,700 --> 00:07:15,702 🖁(通知音) っ…! 107 00:07:18,405 --> 00:07:22,275 <また入院したことにされてる…> 108 00:07:22,275 --> 00:07:25,178 (ノック音) 109 00:07:25,178 --> 00:07:31,318 菜花。 うっ… う… おじいちゃん。 110 00:07:31,318 --> 00:07:35,722 よかった…。 どこに行ってたんだ? 111 00:07:35,722 --> 00:07:37,757 ごめんね おじいちゃん。 112 00:07:37,757 --> 00:07:41,127 本当に 心配していたんだよ。 113 00:07:41,127 --> 00:07:47,033 <心配? 警察に捜索願いとかも出さないで?> 114 00:07:47,033 --> 00:07:52,205 (魚住) どうぞ! 菜花お嬢さま スムージーです。 115 00:07:52,205 --> 00:07:55,041 あ ありが… とう。 116 00:07:55,041 --> 00:07:58,645 <このスムージーも おかしい> 117 00:07:58,645 --> 00:08:02,515 飲みなさい 菜花。 体のためだよ。 118 00:08:02,515 --> 00:08:06,052 うん…。 119 00:08:06,052 --> 00:08:10,990 んっ… んっ… んっ… んっ…。 <やっぱ おかしい。➡ 120 00:08:10,990 --> 00:08:15,862 だって… 飲むたびに気分が悪くなる。➡ 121 00:08:15,862 --> 00:08:21,501 ああ… ダルい… 全然 力が出ない> 122 00:08:21,501 --> 00:08:24,704  回想 力が出ずに困った時に飲むんだ。 123 00:08:24,704 --> 00:08:29,209 <あっ!! そうだ! 以前 摩緒にもらった…> 124 00:08:29,209 --> 00:08:33,046 確か ここに入れっぱなしに…。 125 00:08:33,046 --> 00:08:34,981  回想 解毒剤だ。 126 00:08:34,981 --> 00:08:40,086 あった! これだ…! 127 00:08:43,690 --> 00:08:47,394 っ…! えいっ! (飲み込む音) 128 00:08:47,394 --> 00:08:49,329 あ…。 129 00:08:49,329 --> 00:08:52,799 っ…!! 130 00:08:52,799 --> 00:08:58,138  回想 黄葉菜花さん お帰りの支度して。 先生? 131 00:08:58,138 --> 00:09:01,341 あっ ママ。 どうしたの? 132 00:09:01,341 --> 00:09:05,779 菜花 おじいちゃんがね… もう…。 133 00:09:05,779 --> 00:09:10,717 <そうだ あの日…> っ…!! 134 00:09:10,717 --> 00:09:14,521 <長いこと入退院を繰り返していた おじいちゃんが➡ 135 00:09:14,521 --> 00:09:17,357 もうダメかもしれないって…。➡ 136 00:09:17,357 --> 00:09:22,062 私は パパとママと 病院に向かっている途中だった。➡ 137 00:09:22,062 --> 00:09:25,698 そして 陥没事故に巻き込まれて➡ 138 00:09:25,698 --> 00:09:28,168 パパとママが死んで…➡ 139 00:09:28,168 --> 00:09:32,038 それから私は ずっとおじいちゃんと暮らして…> 140 00:09:32,038 --> 00:09:38,611 (泣き声) 141 00:09:38,611 --> 00:09:44,050 大丈夫だ 菜花 おじいちゃんがいるから。➡ 142 00:09:44,050 --> 00:09:48,388 ずっと一緒だよ。 143 00:09:48,388 --> 00:09:50,490 おじいちゃん。 144 00:09:56,196 --> 00:09:59,999 うん? どうした? 菜花。 145 00:09:59,999 --> 00:10:02,735 あっ ううん。 別に。 146 00:10:02,735 --> 00:10:08,241 ああ おやつなら 魚住さんが 冷蔵庫に入れといたみたいだよ。 147 00:10:08,241 --> 00:10:11,211 あっ うん…。 148 00:10:11,211 --> 00:10:15,415 <あの日 おじいちゃん 危篤だったよね> 149 00:10:17,016 --> 00:10:19,652 <おかしい! どうなってるの?➡ 150 00:10:19,652 --> 00:10:22,455 パパとママが死んだ陥没事故のあの日➡ 151 00:10:22,455 --> 00:10:25,158 おじいちゃんは危篤だった。➡ 152 00:10:25,158 --> 00:10:28,061 どうして今まで思い出せなかったの?➡ 153 00:10:28,061 --> 00:10:31,464 それに あの摩緒の薬> 154 00:10:33,399 --> 00:10:35,335  回想 解毒剤だ。 155 00:10:35,335 --> 00:10:40,006 <毒ってなに? 教えて摩緒。 教えてよ!> 156 00:10:40,006 --> 00:10:42,575 🖁 157 00:10:42,575 --> 00:10:46,446 うん? 158 00:10:46,446 --> 00:10:49,983 えっ! 黄葉さんが⁉ 159 00:10:49,983 --> 00:10:54,888 <黄葉さん 家にいるのかな… 会いたい> 160 00:10:57,190 --> 00:11:00,827 <けど… つきあってるわけじゃないし…➡ 161 00:11:00,827 --> 00:11:04,697 急に行ったら引かれるかな… やっぱり…> 162 00:11:04,697 --> 00:11:06,699 ああ! 163 00:11:11,237 --> 00:11:13,540 黄葉さーん! あっ…。 164 00:11:16,009 --> 00:11:19,045 えっ⁉ いない…。 165 00:11:19,045 --> 00:11:21,181 (雨音) ⚟(女性)あらあら 大変。 166 00:11:21,181 --> 00:11:24,417 (女性)ちょっと手伝って。 (男性)早くしろ。 167 00:11:24,417 --> 00:11:28,655 また降ってきた…。 ヘンな天気だねぇ。 168 00:11:28,655 --> 00:11:30,590 (雨音) 169 00:11:30,590 --> 00:11:32,825 摩緒! 170 00:11:32,825 --> 00:11:37,096 はぁ… はぁ… はぁ…。 171 00:11:37,096 --> 00:11:39,766 いない。 あっ! 172 00:11:39,766 --> 00:11:43,770  回想 9月1日に大きな地震が起こるの。 173 00:11:43,770 --> 00:11:47,073 だから 逃げたほうがいいよ。 174 00:11:47,073 --> 00:11:49,375 そうか…。 175 00:11:49,375 --> 00:11:52,845 逃げたんだ…。 176 00:11:52,845 --> 00:11:55,248 どうしよう…。 177 00:11:55,248 --> 00:11:59,852 <心細い…> 178 00:11:59,852 --> 00:12:02,322 (雨が傘に当たる音) 179 00:12:02,322 --> 00:12:05,992 あっ⁉ 菜花。 180 00:12:05,992 --> 00:12:10,396 えっ? 戻ってきたのか。 181 00:12:10,396 --> 00:12:13,299 摩緒? 182 00:12:13,299 --> 00:12:15,635 菜花さん お久しぶりです。 183 00:12:15,635 --> 00:12:19,505 えっ 逃げなかったの⁉ なんで? 184 00:12:19,505 --> 00:12:21,741 よっこいしょ! 185 00:12:21,741 --> 00:12:26,112 菜花さんが帰ってから すぐ 摩緒さまが眠ってしまいまして。 186 00:12:26,112 --> 00:12:28,748 10日間ほど。 10日間⁉ 187 00:12:28,748 --> 00:12:33,620 一旦寝入ってしまうと テコでも起きませんので。 188 00:12:33,620 --> 00:12:36,222 おかげで少しは回復したよ。 189 00:12:36,222 --> 00:12:40,093 それに… 本当かウソか… 菜花の言うとおり➡ 190 00:12:40,093 --> 00:12:44,330 大きな地震が起こって 要石が消えるのなら➡ 191 00:12:44,330 --> 00:12:48,201 猫鬼に出会う千載一遇の機会ということ。 192 00:12:48,201 --> 00:12:51,104 この地を離れるわけにはいかないよ。 193 00:12:51,104 --> 00:12:53,106 そんな…。 194 00:12:55,475 --> 00:13:00,446 あれから毎日 要石を 見張っているのですが変化はありません。 195 00:13:00,446 --> 00:13:03,216 そうなんだ…。 196 00:13:03,216 --> 00:13:07,687 それより… どうした? 菜花。 なぜ戻ってきた。 197 00:13:07,687 --> 00:13:12,025 え… あ… あのね…。 198 00:13:12,025 --> 00:13:15,895 <あれ…> どうした? 199 00:13:15,895 --> 00:13:20,600 <やだ… 摩緒の顔見たら 安心して…> 200 00:13:22,635 --> 00:13:27,340 (震動) 201 00:13:27,340 --> 00:13:29,642 地震? 202 00:13:29,642 --> 00:13:32,879 (大きな震動) あっ おっと!っ…! 203 00:13:32,879 --> 00:13:51,731 ♬~ 204 00:13:51,731 --> 00:13:54,567 あっ…!! あ…。 205 00:13:54,567 --> 00:13:56,502 うっ! (ガラスが割れる音) 206 00:13:56,502 --> 00:14:01,341 菜花! うぅ…! 207 00:14:01,341 --> 00:14:05,845 <え 今日⁉ 今日だったの⁉> 208 00:14:10,616 --> 00:14:13,219 大丈夫か! ⚟火を消すんだ。 209 00:14:18,324 --> 00:14:22,195 乙弥 無事か! はい 無事です。 210 00:14:22,195 --> 00:14:26,733 蠱毒の壺を死守しておりました。 ああ。 211 00:14:26,733 --> 00:14:30,903 本当に地震が起きた。 ということは…。 212 00:14:30,903 --> 00:14:35,108 っ…⁉ 要石は! あっ! 待ってよ! 213 00:14:35,108 --> 00:14:37,110 っ…⁉ 214 00:14:40,546 --> 00:14:43,249 な… なに⁉ 215 00:14:47,987 --> 00:14:49,956 っ…! あ…。 216 00:14:49,956 --> 00:14:51,958 妖! 217 00:14:54,127 --> 00:14:57,897 な… なにこれ…。 地震と関係な…。 218 00:14:57,897 --> 00:14:59,832 かっ…!! 219 00:14:59,832 --> 00:15:02,668 <え… 体が熱い> 220 00:15:02,668 --> 00:15:04,604 菜花さん? 221 00:15:04,604 --> 00:15:07,106 っ…! はっ! 222 00:15:12,345 --> 00:15:14,647 猫の… 目…⁉ 223 00:15:18,151 --> 00:15:20,086 っ…!! 224 00:15:20,086 --> 00:15:23,990 ♬~ 225 00:15:23,990 --> 00:15:26,025 摩緒…! 226 00:15:26,025 --> 00:15:30,930 猫鬼!! 体を 返せ! 227 00:15:35,301 --> 00:15:37,270 体を返せ? 228 00:15:37,270 --> 00:15:40,139 っ…! 229 00:15:40,139 --> 00:15:42,842 ハァッ! 230 00:15:44,710 --> 00:15:49,248 ギャャオォーー!! くっ… 固い!! 231 00:15:49,248 --> 00:15:51,751 ギャャオォーー!! 232 00:15:56,022 --> 00:15:58,257 っ…! んっ…。 233 00:15:58,257 --> 00:16:00,860 摩緒! 摩緒さま。 234 00:16:00,860 --> 00:16:04,697 シィーーッ! 首だけ? 235 00:16:04,697 --> 00:16:08,401 摩緒… 体を差し出せ! 236 00:16:08,401 --> 00:16:13,206 っ…!! <九百年前のあの日…> 237 00:16:13,206 --> 00:16:18,377  回想 摩緒… 体を差し出せ。 238 00:16:18,377 --> 00:16:22,915 わしに命を差し出せ。 239 00:16:22,915 --> 00:16:28,621 <私は死にかけ… 猫鬼もまた傷つき死にかけていた> 240 00:16:28,621 --> 00:16:33,960  回想 わしに体を差し出せば… きさまは 生き長らえる。 241 00:16:33,960 --> 00:16:37,830 わしの器となり わしの中で…。 242 00:16:37,830 --> 00:16:40,199 (咆哮) 243 00:16:40,199 --> 00:16:42,134 猫鬼! 244 00:16:42,134 --> 00:16:44,403 <せめて きさまと さし違えて…> 245 00:16:44,403 --> 00:16:46,873 っ…! 246 00:16:46,873 --> 00:16:51,644 <首を断たれた猫鬼は そのまま消え去り…> 247 00:16:51,644 --> 00:17:03,256 ♬~ 248 00:17:03,256 --> 00:17:06,158 はぁ…。 249 00:17:06,158 --> 00:17:18,170 ♬~ 250 00:17:18,170 --> 00:17:20,106 紗那さま…。 251 00:17:20,106 --> 00:17:25,511 摩緒 きさまは千年に一人の器…。 252 00:17:25,511 --> 00:17:30,049 体を差し出し わしと ひとつになれ。 253 00:17:30,049 --> 00:17:32,151 笑止! 254 00:17:33,920 --> 00:17:36,789 千年に一人の器って…。 255 00:17:36,789 --> 00:17:38,824 よくはわかりませんが➡ 256 00:17:38,824 --> 00:17:43,329 相性がいいというか しっくりくるということでは? 257 00:17:45,131 --> 00:17:49,902 私が きさまを探し続けたのは きさまを完全に滅し➡ 258 00:17:49,902 --> 00:17:51,938 呪いを断ち切るため! 259 00:17:51,938 --> 00:17:54,740 呪いか…。 260 00:17:54,740 --> 00:17:59,211 では摩緒 きさまも知らんのか…➡ 261 00:17:59,211 --> 00:18:03,482 あの時 本当になにがあったのか。 262 00:18:03,482 --> 00:18:05,751 なに…。 263 00:18:05,751 --> 00:18:09,622 (猫鬼)一体何者が師を殺し➡ 264 00:18:09,622 --> 00:18:13,259 宝物殿に火を放ち➡ 265 00:18:13,259 --> 00:18:17,129 きさまに矢を射かけたのか。 266 00:18:17,129 --> 00:18:22,068 はめられたのさ… わしも きさまも。 267 00:18:22,068 --> 00:18:25,972 くっ…! 268 00:18:25,972 --> 00:18:28,474 なにを今さら! 269 00:18:30,376 --> 00:18:32,345 グアアーーオ! 270 00:18:32,345 --> 00:18:35,614 ガアァァーッ!! 271 00:18:35,614 --> 00:18:37,817 摩緒! 摩緒さま。あっ! 272 00:18:39,852 --> 00:18:45,024 小娘 きさま何者だ。 273 00:18:45,024 --> 00:18:47,927 っ…! <私…> 274 00:18:47,927 --> 00:18:51,731 なぜだ きさまも摩緒と同じく…➡ 275 00:18:51,731 --> 00:18:55,534 この猫鬼の血を宿している。 っ…! 276 00:18:55,534 --> 00:19:01,340 きさまもまた わが器となるに ふさわしい者。 277 00:19:01,340 --> 00:19:05,244 くっ…。 はああ⁉ なに言ってのあんた! 278 00:19:05,244 --> 00:19:09,548 <あっ! もしかして あの時…➡ 279 00:19:09,548 --> 00:19:13,552 私は… この猫鬼に会っている> 280 00:19:13,552 --> 00:19:18,324 あんた あの時 私を呪ったの? どうして⁉ 281 00:19:18,324 --> 00:19:23,829 知らんな… わしは何百年も眠っていたからな。 282 00:19:23,829 --> 00:19:28,300 はぁ⁉ 何百年て とぼけないでよ! 283 00:19:28,300 --> 00:19:31,203 だったら 私はどうして こんな体に…。 284 00:19:31,203 --> 00:19:33,906 (崩れ落ちる音) っ…! 285 00:19:39,912 --> 00:19:41,914 はっ…! 286 00:19:47,286 --> 00:19:49,221 摩緒…? 287 00:19:49,221 --> 00:19:53,025 (咆哮) 288 00:19:57,396 --> 00:20:00,633 ウォーーーッ! 289 00:20:00,633 --> 00:20:02,735 (乙弥 菜花)っ…。 290 00:20:06,839 --> 00:20:10,242 え… あれは…。 291 00:20:10,242 --> 00:20:13,946 あの時 私が見た化け物⁉ 292 00:20:13,946 --> 00:20:16,449 ガゥ… ウゥッ…。 293 00:20:18,484 --> 00:20:20,453 ッ… グォ…。 294 00:20:20,453 --> 00:20:22,688 グゥー。 295 00:20:22,688 --> 00:20:25,458 あれ 本当に摩緒? 296 00:20:25,458 --> 00:20:29,829 はい。 あのお姿には めったにならないのですが。 297 00:20:29,829 --> 00:20:33,199 まるで 獣じゃない。 298 00:20:33,199 --> 00:20:36,702 あれは猫鬼の体 だそうです。 299 00:20:36,702 --> 00:20:39,705 七又に分かれた尾が その証。 300 00:20:39,705 --> 00:20:42,274 器にされそうになった時➡ 301 00:20:42,274 --> 00:20:44,844 咄嗟に首を刎ねたものの➡ 302 00:20:44,844 --> 00:20:47,746 体は融合してしまったのだそうで…。 303 00:20:47,746 --> 00:20:50,950 それで猫鬼は体を返せと…。 304 00:20:53,552 --> 00:20:56,055 無駄だ 摩緒➡ 305 00:20:56,055 --> 00:20:58,524 わしを傷つけたところで➡ 306 00:20:58,524 --> 00:21:02,328 きさまと まじりあった その体があるかぎり➡ 307 00:21:02,328 --> 00:21:04,396 わしは死なぬ! 308 00:21:04,396 --> 00:21:06,899 ガアァーーー! 309 00:21:10,202 --> 00:21:12,972 ギャーーーッ! 310 00:21:12,972 --> 00:21:14,940 (叫び声) 311 00:21:14,940 --> 00:21:16,976 あっ…。 312 00:21:16,976 --> 00:21:21,013 愚かな わしと きさまが争ったところで➡ 313 00:21:21,013 --> 00:21:25,217 なにも終わらぬというのに。 314 00:21:25,217 --> 00:21:27,153 ヴ…ッ! 315 00:21:27,153 --> 00:21:29,088 逃げた⁉ 316 00:21:29,088 --> 00:21:31,090 <終わらないって どういうこと?> 317 00:21:31,090 --> 00:21:33,325 (崩れ落ちる音) 318 00:21:33,325 --> 00:21:36,929 菜花さん ここは危ないです。 街へ行ってみましょう。 319 00:21:36,929 --> 00:21:39,031 うん。 320 00:21:40,666 --> 00:21:42,935 っ… はぁ はぁ。 321 00:21:42,935 --> 00:21:47,773 そんな… 街がみんな燃えて…。 322 00:21:47,773 --> 00:21:49,842 ⚟(子供)パパ… ママ…。 323 00:21:49,842 --> 00:21:52,545 はっ…。 子供の声…。 324 00:21:52,545 --> 00:21:54,847 逃げ遅れたんでしょうか。 325 00:21:57,049 --> 00:22:00,386 あっ! 326 00:22:00,386 --> 00:22:04,190 あっ!! あれは私⁉ 327 00:22:04,190 --> 00:22:09,995 八年前のあの日 私は なにか強い力で引っ張られて…➡ 328 00:22:09,995 --> 00:22:12,698 大正時代に来ていた? 329 00:22:12,698 --> 00:22:15,234 ど どうすれば⁉ 330 00:22:15,234 --> 00:22:19,104 放っておいたら あの子 死んでしまいますよ。 331 00:22:19,104 --> 00:22:21,407 あっ…! 332 00:22:22,975 --> 00:22:25,411 逃げて! 333 00:22:25,411 --> 00:22:29,014 グァオ! 334 00:22:29,014 --> 00:22:31,917 っ…。 335 00:22:31,917 --> 00:22:35,788 <そうだ このあと 声が…> 336 00:22:35,788 --> 00:22:41,594 (猫鬼) 九百年待ったのだ。 ならばまだ待てる。➡ 337 00:22:41,594 --> 00:22:45,231 摩緒 きさまの寿命が尽きるまで➡ 338 00:22:45,231 --> 00:22:48,667 新しい器を用意して…。 339 00:22:48,667 --> 00:22:52,538 っ…! 新しい器。 340 00:22:52,538 --> 00:22:58,978 あっ! シィィィィィ… ギャアァ オッ!! 341 00:22:58,978 --> 00:23:00,913 グァオ…。 342 00:23:00,913 --> 00:23:03,616 摩緒… 私がわかるの? 343 00:23:03,616 --> 00:23:05,918 うっ… うっ…。 344 00:23:05,918 --> 00:23:08,821 はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…。 345 00:23:08,821 --> 00:23:11,056 はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…。 346 00:23:11,056 --> 00:23:13,626 あれも 同じ…? 347 00:23:13,626 --> 00:23:16,161 助けなきゃ! 348 00:23:16,161 --> 00:23:18,097 あれは私なのよ! 349 00:23:18,097 --> 00:23:21,634 シャャャャャーッ!! グアッ…! 350 00:23:21,634 --> 00:23:26,005 あっ! あ~! うわぁ~! 351 00:23:26,005 --> 00:23:28,007 あぁ!! 352 00:23:28,007 --> 00:23:30,409 グアーオ! 353 00:23:30,409 --> 00:23:33,712 ヴゥ…。 354 00:23:33,712 --> 00:23:37,349 摩緒! 355 00:23:37,349 --> 00:23:39,451 (物音) 356 00:23:43,656 --> 00:23:49,461 えっ…⁉ 「なにか」が飛んでいった…。 357 00:23:49,461 --> 00:23:52,264 (膝をつく音) あっ…⁉ 358 00:23:54,934 --> 00:23:56,936 (倒れ込む音) 359 00:23:59,772 --> 00:24:01,774 摩緒…。 360 00:24:03,475 --> 00:24:09,715 ♬「弱り目 祟り目 噫 悪い夢 覚めやせん」 361 00:24:09,715 --> 00:24:16,088 ♬「生温い宵風 窓辺の猫が唸った」 362 00:24:16,088 --> 00:24:20,726 ♬「常しえの翳り 混ざらぬ月 あなた」 363 00:24:20,726 --> 00:24:29,034 ♬「濁世会わなければ この胸は孤独なんて 知らずに居れたのに」 364 00:24:29,034 --> 00:24:38,711 ♬「なんて奇麗 あなたがくれた 呪縛」 365 00:24:38,711 --> 00:24:47,086 ♬~ 366 00:24:47,086 --> 00:24:53,225 ♬「滴る 交わる」 367 00:24:53,225 --> 00:24:59,898 ♬「赤い契り 目指す旅の涯 諸行の無情」 368 00:24:59,898 --> 00:25:06,005 ♬「生きている 生きていく」 369 00:25:06,005 --> 00:25:10,776 ♬「絶望がふたりを繋いでゆく」 370 00:25:10,776 --> 00:25:13,679 ♬「愛を語る おまじない」 371 00:25:13,679 --> 00:25:17,282 ♬「それはまるで呪いのよう」 372 00:25:17,282 --> 00:25:20,185 ♬「愛に揺れる紛い物」 373 00:25:20,185 --> 00:25:25,858 ♬「燃える骨の髄まで 呪って」 374 00:25:25,858 --> 00:25:30,462 ♬~ 375 00:25:32,197 --> 00:25:36,835 おまえは そのまま 猫鬼の器にされてしまうかもしれない。 376 00:25:36,835 --> 00:25:41,173 護り石だ。 おまえの身を守る 結界のようなものだ。 377 00:25:41,173 --> 00:25:45,811 (貂子)帝都の焼け跡には まだ片づけられないご遺体も残っていて➡ 378 00:25:45,811 --> 00:25:50,215 それが夜になると炎に包まれた 首が飛び回るんだそうです。 379 00:25:50,215 --> 00:25:52,651 こわかったら ここにいなさい。 380 00:25:52,651 --> 00:25:55,220 私と一緒に。え…? 381 00:25:55,220 --> 00:25:57,156 兄弟子? まさか! 382 00:25:57,156 --> 00:25:59,158 <次回「新しい器」>