1 00:00:05,072 --> 00:00:13,080 ♬~ 2 00:00:14,748 --> 00:00:18,418 いや すばらしいな。 いや とんでもない名曲。 3 00:00:18,418 --> 00:00:22,756 めちゃめちゃ名曲。 で これの作詞は ドラムの富田さんなんやて。 4 00:00:22,756 --> 00:00:26,627 すごいね~。 へえ~ みんな才能あるね。 5 00:00:26,627 --> 00:00:30,631 「Diamonds」 「M」から始まった快進撃は シングルもアルバムも➡ 6 00:00:30,631 --> 00:00:33,400 5枚連続 ナンバーワンと。 もう止まらなかったと。 7 00:00:33,400 --> 00:00:35,335 すげぇ。 8 00:00:35,335 --> 00:00:37,771 今年 プリンセス プリンセスとして デビュー40周年を記念した➡ 9 00:00:37,771 --> 00:00:40,107 特集を お送りいたしましたが いかがでしたか? 10 00:00:40,107 --> 00:00:44,444 ガールズバンドいいね。 やっぱ。 いい! 11 00:00:44,444 --> 00:00:48,282 何か ガールズバンドってだけで もう一段 エモさが増す。 12 00:00:48,282 --> 00:00:50,217 ああ~。 いいわ。 13 00:00:50,217 --> 00:00:52,786 ということでございまして この番組は NHK ONEで➡ 14 00:00:52,786 --> 00:00:54,721 1週間で何度でも見れます。 ぜひ ご覧ください。 15 00:00:54,721 --> 00:00:57,724 それでは 次回も 「ザ・グレイテスト・ヒッツ」で お会いしましょう。 さようなら! 16 00:01:01,728 --> 00:01:03,664 ♬~ 17 00:01:03,664 --> 00:01:07,534 はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…。 あれも 同じ…? 18 00:01:07,534 --> 00:01:10,304 助けなきゃ! 19 00:01:10,304 --> 00:01:12,239 あれは私なのよ! 20 00:01:12,239 --> 00:01:15,876 シャャャャャーッ!! グアッ…! 21 00:01:15,876 --> 00:01:19,112 あっ! あ~! うわぁ~! 22 00:01:19,112 --> 00:01:21,381 あぁ!! 23 00:01:21,381 --> 00:01:23,784 グアーオ! 24 00:01:23,784 --> 00:01:26,553 ヴゥ…。 25 00:01:26,553 --> 00:01:30,023 摩緒! 26 00:01:30,023 --> 00:01:32,025 (物音) 27 00:01:36,296 --> 00:01:42,102 えっ…⁉ <「なにか」が 飛んでいった…> 28 00:01:42,102 --> 00:01:44,504 (膝をつく音) あっ…⁉ 29 00:01:46,907 --> 00:01:48,909 (倒れ込む音) 30 00:01:50,911 --> 00:01:53,013 摩緒…。 31 00:01:59,252 --> 00:02:02,956 <あっ…! 元に戻った> 32 00:02:02,956 --> 00:02:06,259 摩緒! 33 00:02:06,259 --> 00:02:08,261 摩緒! 34 00:02:15,402 --> 00:02:21,108 あっ… え… やだ 裸 どうしよ…。 35 00:02:21,108 --> 00:02:24,544 菜花さん 摩緒さまを どこか安全な所へ。 36 00:02:24,544 --> 00:02:28,982 う うん。 気絶してる。 はい。 37 00:02:28,982 --> 00:02:32,986 でも どうしよ。 <裸だし…> 38 00:02:32,986 --> 00:02:35,756 どうしよ…。 39 00:02:35,756 --> 00:02:39,359 (妖怪たち)摩緒先生~。おっ…。 40 00:02:42,662 --> 00:02:48,301 ♬~ 41 00:02:48,301 --> 00:02:51,772 ♬「Oh」 42 00:02:51,772 --> 00:02:55,575 ♬「I don’t wanna know why,」 43 00:02:55,575 --> 00:02:58,178 ♬「I don’t wanna know why」 44 00:03:00,013 --> 00:03:03,884 ♬「(Hey hey) 暗闇から聞こえる My name」 45 00:03:03,884 --> 00:03:07,721 ♬「(Hey hey)不安が胸を蝕む寸前」 46 00:03:07,721 --> 00:03:11,425 ♬「渦巻いた欲望が 息苦しいほど」 47 00:03:11,425 --> 00:03:14,861 ♬「まとわりついて進めない」 48 00:03:14,861 --> 00:03:19,700 ♬「強くなれたら痛みは消えるなんて」 49 00:03:19,700 --> 00:03:22,069 ♬「やけに出来の悪い迷信」 50 00:03:22,069 --> 00:03:25,972 ♬「粉々に今 破り捨てたら」 51 00:03:25,972 --> 00:03:29,576 ♬「君の声は届くだろうか」 52 00:03:32,212 --> 00:03:34,648 ♬「言の葉ははらはら」 53 00:03:34,648 --> 00:03:36,583 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 54 00:03:36,583 --> 00:03:39,486 ♬「何度も傷つき救われる」 55 00:03:39,486 --> 00:03:41,888 ♬「雨がはらはら」 56 00:03:41,888 --> 00:03:43,857 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 57 00:03:43,857 --> 00:03:48,862 ♬「どうして 心震えてしまうのだろう」 58 00:03:51,932 --> 00:03:55,535 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 59 00:03:58,705 --> 00:04:02,943 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 60 00:04:02,943 --> 00:04:10,450 ♬~ 61 00:04:19,693 --> 00:04:24,197 (狸男) いやぁ でかい猫首の邪気が怖すぎて➡ 62 00:04:24,197 --> 00:04:27,968 わしら 五行町に近づけなかったのです。 63 00:04:27,968 --> 00:04:30,871 (なまず鬼男) 摩緒先生は大丈夫なんですかい? 64 00:04:30,871 --> 00:04:34,841 どうでしょう。 長年追っていた猫鬼を取り逃して➡ 65 00:04:34,841 --> 00:04:37,744 がっくりなさってますし。 66 00:04:37,744 --> 00:04:39,880 (摩緒)乙弥。 っ…! 67 00:04:39,880 --> 00:04:41,882 摩緒さま 気が付かれましたか。 68 00:04:44,217 --> 00:04:48,522 菜花は? はい 菜花さんは今…。 69 00:04:50,390 --> 00:04:52,359 (町人)あっちは帝都の方か。 70 00:04:52,359 --> 00:04:55,529 (町人)あぁ… ひでぇ 火の海だ。 71 00:04:55,529 --> 00:04:59,232 (町人)この辺も 五行町だけは ひどいありさまだが…。 72 00:04:59,232 --> 00:05:02,536 (町人)だけど 要石はどうなったんだろう。 73 00:05:02,536 --> 00:05:05,839 (町人)大穴残して消えちまった。 74 00:05:05,839 --> 00:05:08,175 <要石…➡ 75 00:05:08,175 --> 00:05:14,047 要石の下に隠れていた猫鬼が 震災のせいで出てきた…➡ 76 00:05:14,047 --> 00:05:18,285 そして 消えたと思っていた猫鬼の結界。➡ 77 00:05:18,285 --> 00:05:20,887 あの門から震災の威力が吹き出して…> 78 00:05:20,887 --> 00:05:25,158 (吹き出す音) 79 00:05:25,158 --> 00:05:27,861 <陥没事故が起こって> 80 00:05:33,400 --> 00:05:38,205 <私は大正時代に引っ張り込まれた。➡ 81 00:05:38,205 --> 00:05:42,776 どうして… 偶然?> 82 00:05:42,776 --> 00:05:46,980  回想 (猫鬼)体を差し出し わしと ひとつになれ。 83 00:05:46,980 --> 00:05:51,885 摩緒 きさまは千年に一人の器。 84 00:05:53,720 --> 00:05:56,456 <千年に一人の器> 85 00:05:56,456 --> 00:06:00,327  回想 なぜだ きさまも摩緒と同じく➡ 86 00:06:00,327 --> 00:06:04,164 この猫鬼の血を宿している。 あっ…! 87 00:06:04,164 --> 00:06:09,769 きさまも また わが器となるに ふさわしい者。 88 00:06:11,538 --> 00:06:14,507 <新しい器に選ばれた?> 89 00:06:14,507 --> 00:06:17,277  回想 千年に一人の器って…。 90 00:06:17,277 --> 00:06:19,279 よくはわかりませんが➡ 91 00:06:19,279 --> 00:06:23,984 相性がいいというか しっくりくるということでは? 92 00:06:23,984 --> 00:06:25,919 あっ…! 93 00:06:25,919 --> 00:06:29,589 <私が 摩緒の代わりの器に…> 94 00:06:29,589 --> 00:06:33,293 菜花。 あっ…。 95 00:06:33,293 --> 00:06:36,897 摩緒… もう大丈夫なの? 96 00:06:38,632 --> 00:06:40,667 摩緒? 97 00:06:40,667 --> 00:06:44,437 あの幼子は おまえだ… と言ったね? 98 00:06:44,437 --> 00:06:51,911 え? うん…。 なんか時間の順番が 入れ代わってる感じだけど。 99 00:06:51,911 --> 00:06:57,017 あの時 守護の式神を飛ばすのが 精いっぱいだったが。 100 00:07:00,086 --> 00:07:04,357 猫鬼は 結界の向こうの おまえの世界に逃げ込み➡ 101 00:07:04,357 --> 00:07:07,761 おまえを狙っているということだ。 102 00:07:11,831 --> 00:07:19,172 ♬~ 103 00:07:19,172 --> 00:07:22,375 <結界の門は無傷…➡ 104 00:07:22,375 --> 00:07:26,246 街は焼けてしまったのに➡ 105 00:07:26,246 --> 00:07:31,952 通り抜けて 現代に戻れるのかな…> 106 00:07:31,952 --> 00:07:33,954 (ため息) 107 00:07:40,360 --> 00:07:42,962 っ…! 菜花さん。 108 00:07:42,962 --> 00:07:44,931 乙弥くん。 109 00:07:44,931 --> 00:07:47,801 これからどうなさるのですか? 110 00:07:47,801 --> 00:07:50,804 <本当だ どうしよう…> 111 00:07:54,174 --> 00:07:57,744 摩緒は? 落ち込んでおられますね。 112 00:07:57,744 --> 00:08:00,780 ああ 猫鬼を取り逃がしたから? 113 00:08:00,780 --> 00:08:03,350 もちろん それもありますが➡ 114 00:08:03,350 --> 00:08:06,686 あの獣のお姿になっている間は➡ 115 00:08:06,686 --> 00:08:08,621 ほとんど意識がないらしく➡ 116 00:08:08,621 --> 00:08:13,159 あとで いろいろ心配になるらしいのです。 117 00:08:13,159 --> 00:08:16,663 酔っぱらいの自己嫌悪みたいな? はあ…。 118 00:08:16,663 --> 00:08:22,369 獣の間 ご自分が なにをしたのか 細かく聞かれました。 119 00:08:33,747 --> 00:08:37,350 なんか 考え込んでる。 あれは? 120 00:08:37,350 --> 00:08:41,354 式神の形代です。お~。 121 00:08:41,354 --> 00:08:47,160 <そういえば 守護の式神を飛ばしたって言ってたっけ> 122 00:08:53,199 --> 00:08:57,070 菜花か… おまえ これからどうする? 123 00:08:57,070 --> 00:09:01,241 うん… そのことなんだけど…➡ 124 00:09:01,241 --> 00:09:03,810 怖くて…。 125 00:09:03,810 --> 00:09:07,380 うん…。 猫鬼は おまえの世界に逃げ込んだ。 126 00:09:07,380 --> 00:09:10,917 だが 私は あの結界を通れない。 127 00:09:10,917 --> 00:09:14,120 それに 一人で帰すのは私も不安だ。 128 00:09:14,120 --> 00:09:19,025 あっ そうか。 それもあった。 (ため息) 129 00:09:19,025 --> 00:09:22,595 んん? 他になにかあるのか。 130 00:09:22,595 --> 00:09:29,836 私ね 事故で両親が死んでから ずっと おじいちゃんに育てられたの。 131 00:09:29,836 --> 00:09:34,641 すごく優しくてね いつも そばにいてくれた。 132 00:09:37,043 --> 00:09:40,046 だけど 思い出したの…。 133 00:09:40,046 --> 00:09:45,718 両親が死んで 私が 大正時代に引っ張り込まれたあの日…➡ 134 00:09:45,718 --> 00:09:49,189 おじいちゃん 危篤だったの。 135 00:09:49,189 --> 00:09:54,594 っ…! <死にかけていた者の寿命がつながった> 136 00:09:54,594 --> 00:09:58,198 菜花 教えただろ。 137 00:09:58,198 --> 00:10:00,800 猫鬼は人の寿命を操れるんだ。 138 00:10:00,800 --> 00:10:05,638 あっ! <猫鬼が おじいちゃんの寿命を?➡ 139 00:10:05,638 --> 00:10:08,341 なんのために…⁉➡ 140 00:10:08,341 --> 00:10:14,114 でも… そうだとしたら おじいちゃんは 猫鬼に取り込まれている…?> 141 00:10:14,114 --> 00:10:18,751 幼い菜花さんを育てながら 見張っていたのかもしれませんよ。 142 00:10:18,751 --> 00:10:22,622 え… おじいちゃんが。 143 00:10:22,622 --> 00:10:26,493  回想 (幼い菜花の泣き声) 144 00:10:26,493 --> 00:10:31,331 菜花 大丈夫だ。 おじいちゃんがいるから。 145 00:10:31,331 --> 00:10:35,235 (おじいちゃん)菜花! どうしたんだ⁉ 気分が悪いのか? 146 00:10:35,235 --> 00:10:38,972 昨日のケガ もういいのかい? 147 00:10:38,972 --> 00:10:43,143 おまえは体が弱いんだから 気をつけないといけないよ。 148 00:10:43,143 --> 00:10:47,447 <私を見張って?> 菜花。 149 00:10:47,447 --> 00:10:50,950 ん…。 今 戻ったら おまえは そのまま➡ 150 00:10:50,950 --> 00:10:56,089 猫鬼の器にされてしまうかもしれない。 っ…! 151 00:10:56,089 --> 00:11:01,861 だから… 怖かったら ここにいなさい。 152 00:11:01,861 --> 00:11:04,197 私と一緒に。 153 00:11:04,197 --> 00:11:07,967 え…? <そ それは…。➡ 154 00:11:07,967 --> 00:11:12,438 そ それは つまり ともに永遠に みたいな…?> 155 00:11:12,438 --> 00:11:17,210 おまえは… 体が強いのはもちろんだが➡ 156 00:11:17,210 --> 00:11:21,080 心根もよい。 素直で勇気がある。 157 00:11:21,080 --> 00:11:23,983 <ええ⁉ めっちゃ褒められてる> 158 00:11:23,983 --> 00:11:28,421 おまえなら…➡ 159 00:11:28,421 --> 00:11:32,125 私のもとで十分に働ける。 160 00:11:32,125 --> 00:11:34,494 んん⁉ 161 00:11:34,494 --> 00:11:38,231 それに 向こうの世界に おまえがいなければ➡ 162 00:11:38,231 --> 00:11:41,768 いずれ 猫鬼は 再び大正に戻ってくる。 163 00:11:41,768 --> 00:11:44,771 それまでに私の下働きとして➡ 164 00:11:44,771 --> 00:11:47,574 猫鬼と闘うすべを覚えるといい。 165 00:11:47,574 --> 00:11:52,011 いや なんで私が あんたの手下にならなきゃいけないの! 166 00:11:52,011 --> 00:11:55,715 おぉ⁉ 167 00:11:55,715 --> 00:11:57,650 (リュックが落ちる音) 168 00:11:57,650 --> 00:12:01,854 お守りとか 武器とか なんかちょうだい。 169 00:12:04,190 --> 00:12:07,961 よっ… ほっ… えい…。 170 00:12:07,961 --> 00:12:12,365 菜花さん。ん? 戻っちゃうんですか? 171 00:12:12,365 --> 00:12:18,671 うん。 やっぱり おじいちゃんのこと 自分で確かめたい。 172 00:12:18,671 --> 00:12:22,642 菜花。 っ…⁉ 173 00:12:22,642 --> 00:12:26,846 摩緒…。 えっ なに? 174 00:12:31,718 --> 00:12:34,621 それは…? 護り石だ。 175 00:12:34,621 --> 00:12:38,825 これは おまえに近づく 邪なものをはじき返し➡ 176 00:12:38,825 --> 00:12:41,527 おまえの身を守る。 177 00:12:41,527 --> 00:12:43,463 結界のようなものだ。 178 00:12:43,463 --> 00:12:46,766 うん…。 ありがとう。 179 00:12:46,766 --> 00:12:52,105 そして 向こうには 私の飛ばした守護の式神もいるはず。 180 00:12:52,105 --> 00:12:56,476 どういう形で おまえと関わっているかは わたしにもわからないが。 181 00:12:56,476 --> 00:13:00,346 味方がいるってことだよね。 うん…。 182 00:13:00,346 --> 00:13:02,282 よし! 183 00:13:02,282 --> 00:13:06,853 <これから どうなるかわからないけど➡ 184 00:13:06,853 --> 00:13:09,756 私は ひとりぼっちじゃない> 185 00:13:12,659 --> 00:13:18,264 どうかしましたか? ううん。 じゃあ 行ってくる。 186 00:13:18,264 --> 00:13:20,633 菜花さん お気をつけて! 187 00:13:20,633 --> 00:13:25,138 (強風が吹き出す音) 188 00:13:27,740 --> 00:13:31,611 <私の味方って… 一体…。➡ 189 00:13:31,611 --> 00:13:37,750 身近にいて いつも私を助けてくれる> 190 00:13:37,750 --> 00:13:41,087 っ… おっとっと! 191 00:13:41,087 --> 00:13:43,022 あっ…。 おっ! 192 00:13:43,022 --> 00:13:45,792 黄葉さん。 白羽くん。 193 00:13:45,792 --> 00:13:49,462 あああ… あのっ! 体は大丈夫? 194 00:13:49,462 --> 00:13:53,933 え?夏休み中に退院したって うわさだったけど➡ 195 00:13:53,933 --> 00:13:56,803 学校始まっても出てこないし。 196 00:13:56,803 --> 00:14:00,807 <そっか! もう2学期始まってるんだ> 197 00:14:00,807 --> 00:14:05,144 で あの… 一度このシャッター街で➡ 198 00:14:05,144 --> 00:14:08,147 黄葉さんを見かけたような気が したんだけど➡ 199 00:14:08,147 --> 00:14:10,750 見失っちゃって。 え…。 200 00:14:13,286 --> 00:14:19,726 (白羽)その時の黄葉さん 気のせいか なんか つらそうで…。 201 00:14:19,726 --> 00:14:22,595 <昨日 摩緒の所に行って➡ 202 00:14:22,595 --> 00:14:25,198 震災に遭った時のことだ> 203 00:14:25,198 --> 00:14:31,070 あのさ もし俺に できることがあったら… 言って。 え? 204 00:14:31,070 --> 00:14:33,506  回想 そして 向こうには➡ 205 00:14:33,506 --> 00:14:37,110 私の飛ばした守護の式神もいるはず。 206 00:14:38,745 --> 00:14:43,583 <っ…! もしかして! 白羽くんが…!> 207 00:14:43,583 --> 00:14:46,486 (魚住)菜花お嬢さま。 208 00:14:46,486 --> 00:14:50,423 よかった。 無事お戻りで。 え? 209 00:14:50,423 --> 00:14:53,025 お迎えに参りました。 210 00:14:53,025 --> 00:14:55,428 魚住さん。 211 00:14:56,996 --> 00:15:01,701 ごめんなさい。 私 今 白羽くんと話があるの。 212 00:15:01,701 --> 00:15:06,139 <えぇ~⁉ き きききき 黄葉さんが…➡ 213 00:15:06,139 --> 00:15:08,941 俺と話したいだなんて…♥> 214 00:15:08,941 --> 00:15:12,779 ごめん 魚住さん。 先に帰ってて。 215 00:15:12,779 --> 00:15:16,482 行こう 白羽くん。 う うう ううう おおぉ う~…。 216 00:15:16,482 --> 00:15:19,452 菜花お嬢さま。 217 00:15:19,452 --> 00:15:23,556 摩緒さまと会ってらしたんですね。 ええ⁉ 218 00:15:34,534 --> 00:15:38,805 (女の子)やったぁ パパ見た~? 今 できたよ~。ハハハ おっほほ! 219 00:15:38,805 --> 00:15:41,274 <私のパパとママが死んで➡ 220 00:15:41,274 --> 00:15:45,011 おじいちゃんと暮らし始めて間もなく➡ 221 00:15:45,011 --> 00:15:50,416 住み込みの家政婦 魚住さんが やって来た。➡ 222 00:15:50,416 --> 00:15:54,620 子供心に 人間離れした人だと 思ってはいたけど> 223 00:15:56,255 --> 00:15:59,158 式神だったんだ。 はい。 224 00:16:00,960 --> 00:16:06,766 あの大震災のさなか 摩緒さまのご命令で形代から離れ➡ 225 00:16:06,766 --> 00:16:12,705 猫鬼とお嬢さまと共に私は この地にやって参りました。 226 00:16:12,705 --> 00:16:16,843 その時 見たことをお話しいたします。 227 00:16:16,843 --> 00:16:19,745 結界の門を通り過ぎた刹那➡ 228 00:16:19,745 --> 00:16:24,050 お嬢さまは 手負いの猫鬼の毒の血を浴びました。➡ 229 00:16:24,050 --> 00:16:27,920 普通の人間なら 絶命しているところでしたが➡ 230 00:16:27,920 --> 00:16:31,490 猫鬼は そのままどこかへ去り➡ 231 00:16:31,490 --> 00:16:34,393 お嬢さまが搬送された同じ病院に➡ 232 00:16:34,393 --> 00:16:39,332 おそらく だんなさま おじいさまも 入院なさっていたのでしょう。 233 00:16:39,332 --> 00:16:41,868 菜花。 234 00:16:41,868 --> 00:16:44,437 菜花 菜花。 235 00:16:44,437 --> 00:16:46,973 菜花。 236 00:16:46,973 --> 00:16:50,576 危篤だったはずの おじいちゃんが…。 237 00:16:50,576 --> 00:16:55,314 お医者さまたちは 奇跡だとおっしゃっていました。 238 00:16:55,314 --> 00:16:59,585 猫鬼が寿命を操った? どうして…。 239 00:16:59,585 --> 00:17:02,154 おそらく 幼いお嬢さまを➡ 240 00:17:02,154 --> 00:17:06,392 守り育てる者が 必要だったのではないかと。 241 00:17:06,392 --> 00:17:11,731 育ってから私を… 器にするつもりだった? 242 00:17:11,731 --> 00:17:16,869 そして 私の役目は お嬢さまを猫鬼から遠ざけ➡ 243 00:17:16,869 --> 00:17:20,139 お護りすることでした。➡ 244 00:17:20,139 --> 00:17:23,743 猫鬼の血を浴びて生き延びた 菜花お嬢さまは➡ 245 00:17:23,743 --> 00:17:28,614 猫鬼の器たる妖力を得てしまわれました。 246 00:17:28,614 --> 00:17:34,253 ですから私は お嬢さまの妖力を徹底的にそぎ落とし➡ 247 00:17:34,253 --> 00:17:37,089 封じることに いたしました。 248 00:17:37,089 --> 00:17:39,859 っ…! <あれか…> 249 00:17:39,859 --> 00:17:44,563 あの腐った泥水のようなスムージー。 250 00:17:44,563 --> 00:17:46,565 (魚住)お嬢さまを無力化し➡ 251 00:17:46,565 --> 00:17:50,870 気配を消すための秘伝の薬草を ブレンドいたしました。 252 00:17:50,870 --> 00:17:55,274 でも おじいちゃんは 猫鬼と通じていたんじゃないの? 253 00:17:55,274 --> 00:17:59,011 それが… 私にも わからないのです。 254 00:17:59,011 --> 00:18:00,947 え…。 255 00:18:00,947 --> 00:18:03,015 菜花お嬢さまがいない間➡ 256 00:18:03,015 --> 00:18:08,554 だんなさまは ほとんど動かないか 眠っていらっしゃいます。 257 00:18:08,554 --> 00:18:11,757 そう まるで…➡ 258 00:18:11,757 --> 00:18:13,693 菜花お嬢さまのためだけに➡ 259 00:18:13,693 --> 00:18:15,695 生きてらっしゃるような。 260 00:18:15,695 --> 00:18:17,997 あっ! 261 00:18:22,168 --> 00:18:25,471 ただいま。 262 00:18:25,471 --> 00:18:29,075 菜花! おじいちゃん。 263 00:18:29,075 --> 00:18:33,913 心配したんだぞ。 一体どこに行っていたんだ。 264 00:18:33,913 --> 00:18:37,450 っ…! 護り石! 265 00:18:37,450 --> 00:18:41,954  回想 これは おまえに近づく 邪なものをはじき返し➡ 266 00:18:41,954 --> 00:18:46,192 おまえの身を守る 結界のようなものだ。 267 00:18:46,192 --> 00:18:49,462 大丈夫か 菜花。 268 00:18:49,462 --> 00:18:51,464 おじいちゃん…。 269 00:18:51,464 --> 00:18:54,867 菜花… よかった。 270 00:18:57,603 --> 00:19:00,072 おかえり。 271 00:19:00,072 --> 00:19:02,975 菜花。 272 00:19:02,975 --> 00:19:04,977 <おじいちゃん> 273 00:19:09,782 --> 00:19:13,486 <私の優しいおじいちゃんだ> 274 00:19:19,725 --> 00:19:26,465 (鳥の鳴き声) 275 00:19:26,465 --> 00:19:28,401 (石段を上る音) 276 00:19:28,401 --> 00:19:34,340 (鳥の鳴き声) 277 00:19:34,340 --> 00:19:36,342 摩緒先生! 278 00:19:38,077 --> 00:19:40,346 (貂子)失礼します。 279 00:19:40,346 --> 00:19:44,216 お困りかと思って いろいろ見繕ってきましたわ。 280 00:19:44,216 --> 00:19:48,521 貂子さん。 よかった ご無事でしたか。 281 00:19:48,521 --> 00:19:50,723 ええ。 282 00:19:53,359 --> 00:19:57,663 あっ… 洋服。 よく手に入りましたね。 283 00:19:57,663 --> 00:19:59,965 ミルクホールは大丈夫かい? 284 00:19:59,965 --> 00:20:03,402 ヒビが入ってしまいましたけど… なんとか。 285 00:20:03,402 --> 00:20:07,139 しばらくお店は開けられませんけれど。 286 00:20:07,139 --> 00:20:10,609 聞きましたよ 摩緒先生。 287 00:20:10,609 --> 00:20:15,347 ついに長年お捜しの猫鬼と 対決なさったと。 288 00:20:15,347 --> 00:20:20,252 ああ…。 だが 結局取り逃がしてしまったよ。 289 00:20:21,921 --> 00:20:26,258 なにも終わらなかった。 290 00:20:26,258 --> 00:20:30,129  回想  (猫鬼)では 摩緒 きさまも知らんのか。 291 00:20:30,129 --> 00:20:34,734 あの時 本当に なにがあったのか。 292 00:20:34,734 --> 00:20:37,036 なに…? 293 00:20:37,036 --> 00:20:40,339 (猫鬼)一体何者が師を殺し➡ 294 00:20:40,339 --> 00:20:43,242 宝物殿に火を放ち➡ 295 00:20:43,242 --> 00:20:47,847 きさまに矢を射かけたのか。 296 00:20:47,847 --> 00:20:53,552 はめられたのさ… わしも きさまも。 297 00:20:53,552 --> 00:20:57,423 <猫鬼のあの言葉は… なんだったのか> 298 00:20:57,423 --> 00:21:02,261 それじゃあ 摩緒先生。 今は 火の首どころじゃないですね。 299 00:21:02,261 --> 00:21:04,196 火の首? 300 00:21:04,196 --> 00:21:08,400 今度の大地震で たくさんの人が 亡くなったじゃないですか。➡ 301 00:21:08,400 --> 00:21:14,106 帝都の焼け跡には まだ片づけられない ご遺体も残っていて➡ 302 00:21:14,106 --> 00:21:16,775 それが夜になると…➡ 303 00:21:16,775 --> 00:21:21,180 ご遺体から離れた首か わかりませんけれど➡ 304 00:21:21,180 --> 00:21:24,183 炎に包まれた首が飛び回るんだそうです。 305 00:21:26,085 --> 00:21:28,287 ん…。 306 00:21:28,287 --> 00:21:30,289 あのー 摩緒さま。 っ…! 307 00:21:30,289 --> 00:21:33,993 大地震の日に五行町を襲ったあれは➡ 308 00:21:33,993 --> 00:21:37,329 一体なんだったんでしょう。 309 00:21:37,329 --> 00:21:42,902 うん…。 猫鬼の邪気に引き寄せられた 妖かと思っていたが…。 310 00:21:42,902 --> 00:21:47,473 はい でも猫鬼と通じ合っているようには 見えませんでした。 311 00:21:47,473 --> 00:21:51,310 それは帝都の火の首とは違うんですか? 312 00:21:51,310 --> 00:21:56,482 私の見たところ あれは随分古い首だった。 313 00:21:56,482 --> 00:22:00,352 <火の首… か> 314 00:22:00,352 --> 00:22:02,354  回想 (村人の悲鳴) っ…! 315 00:22:02,354 --> 00:22:05,357 (馬の鳴き声) 馬の首がーっ! 316 00:22:07,126 --> 00:22:09,495 (師匠)この未熟者めがっ! (たたく音) 317 00:22:09,495 --> 00:22:12,965 蠱物を屋敷の外に取り逃がすとは➡ 318 00:22:12,965 --> 00:22:15,768 何事か! うっ。 319 00:22:15,768 --> 00:22:17,703 未熟者ー! (たたく音) 320 00:22:17,703 --> 00:22:19,738 (たたく音) (師匠)フッ! クッ! 321 00:22:19,738 --> 00:22:23,108 <ああ また怒られている> 322 00:22:23,108 --> 00:22:25,778 <久々に思い出してしまったな…。➡ 323 00:22:25,778 --> 00:22:29,215 九百年も昔の兄弟子のことを> 324 00:22:29,215 --> 00:22:31,717 っ…! 兄弟子! 325 00:22:31,717 --> 00:22:35,554 まさか! (足をつく音) 326 00:22:35,554 --> 00:22:39,024 どうされたんです? 摩緒さま? 327 00:22:39,024 --> 00:22:41,227 <そんなはずが…> 328 00:22:50,636 --> 00:22:52,938 浅草十二階が…。 329 00:22:52,938 --> 00:22:57,209 親方 しばらく こっちで 見世物はできねえよ。 330 00:22:57,209 --> 00:23:02,715 ああ わかってる。 大阪行くぞ。 みんな支度しろ。➡ 331 00:23:02,715 --> 00:23:06,886 みんないるかー。 蛇娘。 (蛇娘)はーい。 332 00:23:06,886 --> 00:23:08,954 (親方)怪力鬼。 (怪力鬼)へいっ。 333 00:23:08,954 --> 00:23:11,557 (親方)一寸法師。 (一寸法師)はいっ。 334 00:23:11,557 --> 00:23:13,592 (親方)火の首使い。➡ 335 00:23:13,592 --> 00:23:16,729 火の首使い…? 336 00:23:16,729 --> 00:23:20,599 ん? おい 火の首使い いないのか。 337 00:23:20,599 --> 00:23:23,502 辞めましたよ。 辞めた⁉ 338 00:23:23,502 --> 00:23:28,374 ええ なんでも なついていた髑髏が みんな逃げちゃったからって…。 339 00:23:28,374 --> 00:23:32,111 (親方)はあ⁉ …ででで で でも髑髏は➡ 340 00:23:32,111 --> 00:23:34,980 造りもんだろ⁉ 341 00:23:34,980 --> 00:23:39,485 (雷鳴) っ! っ… えいっ。 342 00:23:39,485 --> 00:23:52,431 ♬~ 343 00:23:52,431 --> 00:23:55,200 はっ! 344 00:23:55,200 --> 00:23:59,805 ったく 猫鬼のせいで 商売あがったりだわ。 345 00:24:01,707 --> 00:24:08,280 ♬「弱り目 祟り目 噫 悪い夢 覚めやせん」 346 00:24:08,280 --> 00:24:14,653 ♬「生温い宵風 窓辺の猫が唸った」 347 00:24:14,653 --> 00:24:19,425 ♬「常しえの翳り 混ざらぬ月 あなた」 348 00:24:19,425 --> 00:24:27,232 ♬「濁世会わなければ この胸は孤独なんて 知らずに居れたのに」 349 00:24:27,232 --> 00:24:37,309 ♬「なんて奇麗 あなたがくれた 呪縛」 350 00:24:37,309 --> 00:24:45,084 ♬~ 351 00:24:45,084 --> 00:24:51,790 ♬「滴る 交わる」 352 00:24:51,790 --> 00:24:58,497 ♬「赤い契り 目指す旅の涯 諸行の無情」 353 00:24:58,497 --> 00:25:04,436 ♬「生きている 生きていく」 354 00:25:04,436 --> 00:25:09,208 ♬「絶望がふたりを繋いでゆく」 355 00:25:09,208 --> 00:25:12,378 ♬「愛を語る おまじない」 356 00:25:12,378 --> 00:25:15,848 ♬「それはまるで呪いのよう」 357 00:25:15,848 --> 00:25:18,450 ♬「愛に揺れる紛い物」 358 00:25:18,450 --> 00:25:24,857 ♬「燃える骨の髄まで 呪って」 359 00:25:24,857 --> 00:25:27,960 ♬~ 360 00:25:31,096 --> 00:25:34,967 凌雲閣? 帝都に着いた時に通りかかった➡ 361 00:25:34,967 --> 00:25:36,902 立派な建物でしたね。 362 00:25:36,902 --> 00:25:39,638 まさか… とは思ったが あなたは。 363 00:25:39,638 --> 00:25:43,409 その刃 破軍星の太刀… か。 364 00:25:43,409 --> 00:25:45,344 ええ⁉ 死んじゃったの⁉ 365 00:25:45,344 --> 00:25:47,980 (師匠)呪いの秘術の数々を継承するには➡ 366 00:25:47,980 --> 00:25:53,218 暗い感情の「気」もまた 必要欠くべからざるもの。 367 00:25:53,218 --> 00:25:55,687 (紗那)摩緒が私の夫になるということね。 368 00:25:55,687 --> 00:25:57,790 <次回「百火」>