1 00:00:01,168 --> 00:00:03,537 (足音) 2 00:00:03,537 --> 00:00:07,241 (母親)しげる しげる しっかりおし。 3 00:00:09,910 --> 00:00:13,547 (妹)にいちゃん 死んじゃ やだよぉ…。 4 00:00:13,547 --> 00:00:21,088 (母親)しげる 神様 どうか どうか。➡ 5 00:00:21,088 --> 00:00:24,958 しげるをお助けください。➡ 6 00:00:24,958 --> 00:00:29,229 しげるの命をどうか…➡ 7 00:00:29,229 --> 00:00:32,466 救ってください。 8 00:00:32,466 --> 00:00:34,401 (鐘の音) 9 00:00:34,401 --> 00:00:38,906 いや 朽縄さま もうおたちにならはるんどすか? 10 00:00:38,906 --> 00:00:43,210 ええ…。 お世話様でした。➡ 11 00:00:43,210 --> 00:00:48,949 はぁ~ せわしないね…。 久しぶりの京都だってのに…。 12 00:00:48,949 --> 00:00:51,551 紅子 なにかわかった? 13 00:00:53,921 --> 00:00:56,089 はい 華紋さま。 14 00:00:56,089 --> 00:00:58,759 さる華族のお姫さまが。 15 00:00:58,759 --> 00:01:02,629 お姫さまか いいね。 16 00:01:02,629 --> 00:01:06,600 (紅子)大病をなさっていたけれど 祈祷師に頼んで➡ 17 00:01:06,600 --> 00:01:08,902 すっかり回復なさったと。 18 00:01:08,902 --> 00:01:11,104 (呼び鈴) 19 00:01:13,740 --> 00:01:15,709 どちらさんで? 20 00:01:15,709 --> 00:01:18,612 いやだなぁ…。 朽縄ですよ。 21 00:01:20,347 --> 00:01:25,552 あ…。 ああ! 朽縄さま。 失礼いたしました。 22 00:01:25,552 --> 00:01:28,455 すぐに旦那さまに お取り次ぎいたします。 23 00:01:30,891 --> 00:01:35,362 (華紋)遅まきながら お嬢さまのお見舞いに参りました。 24 00:01:35,362 --> 00:01:39,566 おおきに。 おかげさんで すっかり良うなったわ。 25 00:01:42,769 --> 00:01:47,040 なんでも高名な祈祷師さまのおかげとか。 26 00:01:47,040 --> 00:01:50,010 (父)これは公には言われへんのやけど。 27 00:01:50,010 --> 00:01:54,781 例の御降家の陰陽師を呼んだんやわ。 28 00:01:54,781 --> 00:01:56,783 ん…⁉ 29 00:01:56,783 --> 00:02:01,488 御降家の陰陽師を そうでしたか。 30 00:02:01,488 --> 00:02:03,790 ⚟お父さま。 (父 華紋)ん! 31 00:02:06,793 --> 00:02:09,096 うん? 32 00:02:09,096 --> 00:02:11,999 私にお客さまて…。 33 00:02:11,999 --> 00:02:16,103 ああ 美哉子。 これは これは。 34 00:02:17,871 --> 00:02:20,407 ごきげんよう 美哉子さま。 35 00:02:20,407 --> 00:02:22,709 朽縄です。 36 00:02:24,978 --> 00:02:29,716 まぁ 朽縄さま。 ごきげんよう。 お久しぶり。 37 00:02:29,716 --> 00:02:31,685 お元気そうでなによりです。 38 00:02:31,685 --> 00:02:34,888 (美哉子)ええ もうすっかり治りましたの。 39 00:02:37,124 --> 00:02:39,059 <水?> 40 00:02:39,059 --> 00:02:41,361 (美哉子)ねえ お父さま。 41 00:02:41,361 --> 00:02:46,299 朽縄さまも快気祝いに ご招待しはったら よかったのに。 42 00:02:46,299 --> 00:02:49,102 ほんまやな うっかりしたわ。 43 00:02:49,102 --> 00:02:53,940 もうお父さまったら。 本当に うっかり者ですわ。 44 00:02:53,940 --> 00:02:58,145 <ああ… このお姫さま…➡ 45 00:02:58,145 --> 00:03:00,180 死んでるじゃないか。➡ 46 00:03:00,180 --> 00:03:03,383 本人も周りも気づいちゃいないが> 47 00:03:05,052 --> 00:03:10,524 ♬~ 48 00:03:10,524 --> 00:03:14,127 ♬「Oh」 49 00:03:14,127 --> 00:03:17,831 ♬「I don’t wanna know why,」 50 00:03:17,831 --> 00:03:19,833 ♬「I don’t wanna know why」 51 00:03:22,235 --> 00:03:26,173 ♬「(Hey hey) 暗闇から聞こえる My name」 52 00:03:26,173 --> 00:03:29,976 ♬「(Hey hey)不安が胸を蝕む寸前」 53 00:03:29,976 --> 00:03:33,847 ♬「渦巻いた欲望が 息苦しいほど」 54 00:03:33,847 --> 00:03:37,217 ♬「まとわりついて進めない」 55 00:03:37,217 --> 00:03:42,055 ♬「強くなれたら痛みは消えるなんて」 56 00:03:42,055 --> 00:03:44,424 ♬「やけに出来の悪い迷信」 57 00:03:44,424 --> 00:03:48,929 ♬「粉々に今 破り捨てたら」 58 00:03:48,929 --> 00:03:52,732 ♬「君の声は届くだろうか」 59 00:03:54,568 --> 00:03:56,636 ♬「言の葉ははらはら」 60 00:03:56,636 --> 00:03:58,905 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 61 00:03:58,905 --> 00:04:02,175 ♬「何度も傷つき救われる」 62 00:04:02,175 --> 00:04:04,478 ♬「雨がはらはら」 63 00:04:04,478 --> 00:04:06,413 ♬「Can you hear my HEARTLOUD HEARTLOUD?」 64 00:04:06,413 --> 00:04:11,318 ♬「どうして 心震えてしまうのだろう」 65 00:04:14,254 --> 00:04:17,257 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 66 00:04:21,328 --> 00:04:25,198 ♬「HEARTLOUD HEARTLOUD, HEARTLOUD HEARTLOUD」 67 00:04:25,198 --> 00:04:32,706 ♬~ 68 00:04:40,981 --> 00:04:43,283 (紅子)華紋さま。 ん⁉ 69 00:04:46,353 --> 00:04:48,455 いかがでしたか。 70 00:04:55,195 --> 00:05:00,600 ダメだね。 人づての人づての人づてで 依頼したって事だが…➡ 71 00:05:00,600 --> 00:05:03,637 最初の人物を聞き出そうとすると➡ 72 00:05:03,637 --> 00:05:07,374 完全に固まってしまったよ。 73 00:05:07,374 --> 00:05:10,177 記憶を消されているのでしょうか。 74 00:05:10,177 --> 00:05:17,984 ああ それでいて御降家の名は 身分の高い連中に印象づけておきたい➡ 75 00:05:17,984 --> 00:05:22,622 次の商売につなげるために だね。 76 00:05:22,622 --> 00:05:28,328 (華紋)<にしても あの術 不完全にもほどがある。➡ 77 00:05:28,328 --> 00:05:33,133 そいつは知らないって事だ。➡ 78 00:05:33,133 --> 00:05:36,336 泰山府君の秘術を> 79 00:05:37,971 --> 00:05:40,173 (母親)本当ですか? 80 00:05:44,211 --> 00:05:48,081 (母親)本当に 息子は助かるのですか? 81 00:05:48,081 --> 00:05:51,618 (蛟)はい そのかわり。 82 00:05:51,618 --> 00:06:07,234 (雨音) 83 00:06:07,234 --> 00:06:09,336 (菜花)いつでも行けるよ。 84 00:06:12,706 --> 00:06:15,041 装備 整えてきたから。 85 00:06:15,041 --> 00:06:20,280 装備 ですか? うん! 色々触れるように…。➡ 86 00:06:20,280 --> 00:06:24,117 軍手でしょ グローブでしょ。 87 00:06:24,117 --> 00:06:27,687 あと 水がかかっても平気なように ゴーグルね。 88 00:06:27,687 --> 00:06:31,057 へえ それ水中メガネですか。 89 00:06:31,057 --> 00:06:33,093 (摩緒)そうか。 ん? 90 00:06:33,093 --> 00:06:37,197 菜花 すまん。 もう済んでしまった。 91 00:06:37,197 --> 00:06:40,033 え? はぁ? 92 00:06:40,033 --> 00:06:43,536 おまえが むこうに帰ってすぐ 刺客が来てね。 93 00:06:43,536 --> 00:06:47,040 ええ~。 覚悟してきたんだけど…。 94 00:06:47,040 --> 00:06:49,542 いい心がけだ。 95 00:06:49,542 --> 00:06:51,911 水中メガネ 似合ってますよ。 96 00:06:51,911 --> 00:06:56,216 でしょう? 一瞬で装着できるように 練習もしてきたんだよ。 97 00:06:56,216 --> 00:07:00,086 こう ササッと。おぉ~。 ササッ。 98 00:07:00,086 --> 00:07:02,122 <いい子だ> 99 00:07:02,122 --> 00:07:05,592 でも 菜花さん いなくてよかったかもしれませんよ。 100 00:07:05,592 --> 00:07:07,527 ええ⁉ 101 00:07:07,527 --> 00:07:10,096 そう… だね。 102 00:07:10,096 --> 00:07:14,467 私でも少々苦労したから。 103 00:07:14,467 --> 00:07:17,904 <まだ次の刺客が 来るのか?> 104 00:07:17,904 --> 00:07:21,775 (ノック) (母親)あ あの…。 105 00:07:21,775 --> 00:07:25,278 こちら お医者さまですか? 106 00:07:25,278 --> 00:07:28,181 息子を診ていただきた…。 107 00:07:28,181 --> 00:07:30,517 (倒れる音) かあちゃん!あっ! 108 00:07:30,517 --> 00:07:33,787 大丈夫ですか⁉ かあちゃん! 109 00:07:33,787 --> 00:07:37,791 (泣き声) 110 00:07:37,791 --> 00:07:41,528 眠っているだけだ。良かった。 111 00:07:41,528 --> 00:07:47,300 かあちゃんは ずっと寝ないで にいちゃんの看病を。 112 00:07:47,300 --> 00:07:49,302 疲れが出たようだね。 113 00:07:51,871 --> 00:07:54,774 乙弥 菜花➡ 114 00:07:54,774 --> 00:07:57,978 しばらく ここで寝かせてあげなさい。 115 00:08:01,381 --> 00:08:05,251 どこ行くの? 息子さんを診てくる。 116 00:08:05,251 --> 00:08:07,821 家に案内して。 うん。 117 00:08:07,821 --> 00:08:11,591 (雨音) 118 00:08:11,591 --> 00:08:13,593 こっちこっち。 119 00:08:20,166 --> 00:08:22,769 人間の患者さんも診るんだ? 120 00:08:24,604 --> 00:08:26,573 はい 時々。 121 00:08:26,573 --> 00:08:29,943 人間の患者さんでも頼まれれば無料で。 122 00:08:29,943 --> 00:08:34,147 へえ~ やっぱり お医者さんなんだね。 123 00:08:36,516 --> 00:08:40,186 ん… あ! 摩緒の。 124 00:08:40,186 --> 00:08:43,690 (泡音) 125 00:08:43,690 --> 00:08:47,560 <え…⁉ 声が 出ない…?➡ 126 00:08:47,560 --> 00:08:50,163 あっ!> 127 00:08:56,903 --> 00:08:58,838 <え…?➡ 128 00:08:58,838 --> 00:09:03,376 か 体も 動かない…⁉> 129 00:09:03,376 --> 00:09:06,413 すみません。 130 00:09:06,413 --> 00:09:09,916 <なにあれ 貝?➡ 131 00:09:09,916 --> 00:09:11,851 乙弥くん⁉> 132 00:09:11,851 --> 00:09:16,689 すみません すみません。 133 00:09:16,689 --> 00:09:20,560 <え? 蠱毒の壺を➡ 134 00:09:20,560 --> 00:09:25,165 あれは 摩緒の命綱> 135 00:09:25,165 --> 00:09:30,703 (泡音) 136 00:09:30,703 --> 00:09:35,175 (雨音) はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…➡ 137 00:09:35,175 --> 00:09:37,877 はぁ… はぁ… はぁ…。 <しげる!> 138 00:09:44,184 --> 00:09:46,786 (雨音) 139 00:09:46,786 --> 00:09:49,889 あれ あそこ! もう少しだよ。 140 00:09:51,991 --> 00:09:53,927 にいちゃん! にいちゃん! 141 00:09:53,927 --> 00:09:56,863 先生 こっち。 142 00:09:56,863 --> 00:09:59,065 先生 早く! 143 00:10:04,404 --> 00:10:06,406 にいちゃん…。 (ハエの羽音) 144 00:10:06,406 --> 00:10:09,309 (ハエの羽音) 145 00:10:09,309 --> 00:10:12,145 <死んでいる。➡ 146 00:10:12,145 --> 00:10:15,982 この様子 私を呼びに出た時には➡ 147 00:10:15,982 --> 00:10:18,751 すでに死んでいたのでは> 148 00:10:18,751 --> 00:10:20,687 っ…! 149 00:10:20,687 --> 00:10:24,390 (倒壊する音) 150 00:10:27,327 --> 00:10:29,295 くっ…! 151 00:10:29,295 --> 00:10:41,641 ♬~ 152 00:10:41,641 --> 00:10:46,779 <この目は 式神> 153 00:10:46,779 --> 00:10:50,383 おまえの主は誰だ。 154 00:10:50,383 --> 00:10:52,385 会えばわかる。 155 00:10:54,220 --> 00:10:56,222 っ…⁉ 156 00:10:56,222 --> 00:10:59,926 <まずいな。 太刀を持ってこなかった> 157 00:11:03,329 --> 00:11:06,132 乙弥くん 乙弥くん。 158 00:11:06,132 --> 00:11:08,801 しっかりして。 159 00:11:08,801 --> 00:11:10,737 あっ…!! 160 00:11:10,737 --> 00:11:14,741 気が付いた⁉ 幻術にやられました。 161 00:11:14,741 --> 00:11:19,445 あの女 蠱毒の壺を盗んでった。 追わないと! 162 00:11:19,445 --> 00:11:23,383 でも どこに…。 どのくらい時間が経ったんだろう…。 163 00:11:23,383 --> 00:11:27,787 こちらの手拭い あの女に当てていたものです。 164 00:11:30,089 --> 00:11:32,091 どうするの? 165 00:11:32,091 --> 00:11:35,028 これをこうして…。 166 00:11:35,028 --> 00:11:38,665 出来ました。 167 00:11:38,665 --> 00:11:41,568 えっ すごい。 168 00:11:41,568 --> 00:11:43,603 (雨音) 169 00:11:43,603 --> 00:11:47,273 どこに向かってるの? 170 00:11:47,273 --> 00:11:49,576 逃がしません。 171 00:11:49,576 --> 00:11:53,446 ♬~ 172 00:11:53,446 --> 00:11:56,950 <間合いに入って 動きを封じる!> 173 00:11:59,319 --> 00:12:02,622 っ…! 174 00:12:02,622 --> 00:12:04,557 (バチバチという音) 175 00:12:04,557 --> 00:12:06,492 くっ くう…。 176 00:12:06,492 --> 00:12:09,295 (バチバチという音) 177 00:12:09,295 --> 00:12:17,070 (雨音) 178 00:12:17,070 --> 00:12:21,608 (蛟) この槍がどういうものか思い出したか。 179 00:12:21,608 --> 00:12:26,746 っ…!! <これは あの時の…➡ 180 00:12:26,746 --> 00:12:31,551 死にかけた猫鬼を貫いていた槍> 181 00:12:31,551 --> 00:12:34,754 (蛟)そう これは九百年前に➡ 182 00:12:34,754 --> 00:12:38,224 猫鬼を貫き 妖力を奪い➡ 183 00:12:38,224 --> 00:12:43,062 その命まで脅かした退魔の槍。 184 00:12:43,062 --> 00:12:47,900 摩緒 猫鬼とひとつになった おまえを 捕らえるには➡ 185 00:12:47,900 --> 00:12:51,571 最適の呪具。 186 00:12:51,571 --> 00:12:53,506 (母親)しげる! っ…! 187 00:12:53,506 --> 00:12:55,742 しげる! 188 00:12:55,742 --> 00:12:58,444 かあちゃん にいちゃんが…。 189 00:13:01,481 --> 00:13:05,385 <あれは 蠱毒の壺!!> 190 00:13:05,385 --> 00:13:07,887 しげる しげる! 191 00:13:10,823 --> 00:13:13,760 ああ しげる。にいちゃん。 192 00:13:13,760 --> 00:13:16,629 言われたとおり 持ってきましたから! 193 00:13:16,629 --> 00:13:21,067 早く息子を… 息子を助けて! 194 00:13:21,067 --> 00:13:23,603 <あの子は すでに死んでいる> 195 00:13:23,603 --> 00:13:26,839 もう用はない。 196 00:13:26,839 --> 00:13:28,775 (噴射する音) 197 00:13:28,775 --> 00:13:32,145 (咆哮) 198 00:13:32,145 --> 00:13:34,147 破邪! 199 00:13:36,416 --> 00:13:38,985 っ…! (血しぶきの音) 200 00:13:38,985 --> 00:13:42,455 かっ… がはっ…。 201 00:13:42,455 --> 00:13:45,158 くっ くうっ ぐっ! 202 00:13:47,327 --> 00:13:50,963 恩知らずの盗人をかばうとは➡ 203 00:13:50,963 --> 00:13:54,333 なんと愚かな。 204 00:13:54,333 --> 00:13:57,236 摩緒さま。 はぁ はぁ はぁ…。 205 00:13:57,236 --> 00:13:59,205 くっ…。 206 00:13:59,205 --> 00:14:02,075 んん…。 207 00:14:02,075 --> 00:14:06,846 (持ち上げる音) くっ…。 208 00:14:06,846 --> 00:14:08,781 (荒い息遣い) 209 00:14:08,781 --> 00:14:13,152 さあ 京にお連れしよう。 210 00:14:13,152 --> 00:14:16,155 私を主に引き渡し…➡ 211 00:14:16,155 --> 00:14:20,960 泰山府君の秘術を 聞き出そうというのか…。 212 00:14:20,960 --> 00:14:25,498 あの母親に蠱毒の壺を盗ませたのは…。 213 00:14:25,498 --> 00:14:28,701 途中で死なれては困るからな。 214 00:14:30,336 --> 00:14:34,540 <私が蠱毒で 命をつないでいる事を知っている?➡ 215 00:14:34,540 --> 00:14:36,476 どうして⁉> 216 00:14:36,476 --> 00:14:38,845 摩緒ー! 217 00:14:38,845 --> 00:14:41,214 ん…! 218 00:14:41,214 --> 00:14:43,549 (バチバチという音) 219 00:14:43,549 --> 00:14:46,753 痛っ! なにこれ⁉ 220 00:14:46,753 --> 00:14:50,256 な のか…! 221 00:14:50,256 --> 00:14:53,059 えーい! 222 00:14:55,228 --> 00:14:57,363 うえぇぇぇ⁉ 223 00:14:57,363 --> 00:15:00,366 くぅ… な のか。 224 00:15:00,366 --> 00:15:02,568 ええっー えっ⁉ 225 00:15:02,568 --> 00:15:05,371 菜花。 槍を抜け 早く! 226 00:15:05,371 --> 00:15:07,440 う うん。 227 00:15:07,440 --> 00:15:09,876 うっ… ん… くっ! 228 00:15:09,876 --> 00:15:12,278 くっ うっ がはっ! 229 00:15:12,278 --> 00:15:15,181 摩緒! 230 00:15:15,181 --> 00:15:20,286 ぐっ…。 <くっ… 力が入らない> 231 00:15:22,622 --> 00:15:25,091 あっ…。 232 00:15:25,091 --> 00:15:30,630 ♬~ 233 00:15:30,630 --> 00:15:33,132 摩緒さま 手当てを。 234 00:15:35,568 --> 00:15:38,404 きゃっ!! くぅ ぐぉ! 235 00:15:38,404 --> 00:15:42,041 うっ! ぐはっ! 236 00:15:42,041 --> 00:15:43,976 あ… 摩緒! 237 00:15:43,976 --> 00:15:47,246 くっ… 来るな! えっ⁉ 238 00:15:47,246 --> 00:15:51,117 臨兵闘者皆陣列在前➡ 239 00:15:51,117 --> 00:15:53,419 破邪!! 240 00:15:53,419 --> 00:15:55,922 <九字切り!> 241 00:15:55,922 --> 00:15:57,857 (はじける音) 242 00:15:57,857 --> 00:15:59,826 (水音) ぐは…。 243 00:15:59,826 --> 00:16:02,261 (水音) きゃっ…。 244 00:16:02,261 --> 00:16:07,233 (水音) 245 00:16:07,233 --> 00:16:09,368 あっ! うっ… えい。 246 00:16:09,368 --> 00:16:11,337 (水音) 247 00:16:11,337 --> 00:16:15,241 <逃げる> 待ちなさいよ! 248 00:16:15,241 --> 00:16:18,845 あっ… くっ…。 249 00:16:18,845 --> 00:16:22,582 きゃっ!! <追うな 菜花> 250 00:16:22,582 --> 00:16:25,084 っ…!! 251 00:16:28,287 --> 00:16:31,190 消えた…。 あっ!! 252 00:16:34,093 --> 00:16:37,296 摩緒 だ 大丈夫? 253 00:16:37,296 --> 00:16:40,867 <なわけない ひどいケガ> 254 00:16:40,867 --> 00:16:45,304 乙弥くん! 早く 蠱毒の壺を。 くっ!! 255 00:16:45,304 --> 00:16:47,240 え…⁉ 256 00:16:47,240 --> 00:16:49,275 <うそっ> 257 00:16:49,275 --> 00:16:52,612 壺が 割れた⁉ 258 00:16:52,612 --> 00:16:57,483 乙弥くん。 しっかりして! 摩緒が大変なの。 259 00:16:57,483 --> 00:16:59,852 どうすればいい⁉ 260 00:16:59,852 --> 00:17:03,956 ねえ 乙弥くん! っ…! 261 00:17:06,626 --> 00:17:09,896 蠱毒の壺が。 262 00:17:09,896 --> 00:17:14,500 <摩緒さまの命をつないでいた蠱毒が> 263 00:17:14,500 --> 00:17:17,370 乙 弥…。 っ…!! 264 00:17:17,370 --> 00:17:20,873 摩緒さま。 265 00:17:20,873 --> 00:17:27,079 乙弥 おまえに 命じておく。 266 00:17:27,079 --> 00:17:32,685 もし 私がこのまま 死んだら。 え…⁉ 267 00:17:32,685 --> 00:17:37,056 亡骸は 地中深くに埋めて…➡ 268 00:17:37,056 --> 00:17:40,960 厳重に結界を施せ。 269 00:17:40,960 --> 00:17:46,799 私の身体が 猫鬼に みつからぬように。 270 00:17:46,799 --> 00:17:49,535 はい 摩緒さま。 271 00:17:49,535 --> 00:17:52,572 え… ちょ… なに言ってんの⁉ 272 00:17:52,572 --> 00:18:00,146 猫鬼は 私の寿命が尽きるまで 待つと言った。 273 00:18:00,146 --> 00:18:06,752 なぜなら 私と融合した猫鬼の体を 取り戻さねば➡ 274 00:18:06,752 --> 00:18:12,491 新しい器の菜花に 乗り移れないからだ。 275 00:18:12,491 --> 00:18:16,662 っ…!! <そうだわ。➡ 276 00:18:16,662 --> 00:18:20,900 乗り移れるのなら あの大震災の時➡ 277 00:18:20,900 --> 00:18:24,704 私はとっくに乗っ取られていたはず> 278 00:18:26,739 --> 00:18:29,108 菜花➡ 279 00:18:29,108 --> 00:18:34,714 もっと色々と 教えてやりたかったが。 280 00:18:34,714 --> 00:18:36,782 摩緒? 281 00:18:36,782 --> 00:18:39,418 摩緒⁉ 282 00:18:39,418 --> 00:18:42,321 っ…!! <摩緒!> 283 00:18:42,321 --> 00:18:46,525 摩緒 ちょっとやだよ。 置いてかないでよ。 284 00:18:46,525 --> 00:18:49,729 私 なにもわからない! 285 00:18:49,729 --> 00:18:52,064 一人じゃなんにもできない。 286 00:18:52,064 --> 00:18:54,400 ねえ! 摩緒ったら! 287 00:18:54,400 --> 00:18:58,137 やだ 死んじゃやだ! やだやだやだ! 288 00:18:58,137 --> 00:19:03,976 やだよぉぉ! 摩緒ぉぉーーー! 289 00:19:03,976 --> 00:19:07,179 はっ…。 あっ⁉ 290 00:19:09,682 --> 00:19:14,153 <え? なに これ…⁉➡ 291 00:19:14,153 --> 00:19:17,023 クラクラする> 292 00:19:17,023 --> 00:19:32,038 ♬~ 293 00:19:32,038 --> 00:19:37,143 あ! 摩緒さまの傷が ふさがっていく。 294 00:19:43,015 --> 00:19:45,418 な のか。 295 00:19:48,721 --> 00:19:52,491 ま お…。 296 00:19:52,491 --> 00:19:58,197 <起きた… 良かった…> 297 00:19:58,197 --> 00:20:00,166 う…。 298 00:20:00,166 --> 00:20:03,703 う… あぁ… うっ…。 299 00:20:03,703 --> 00:20:10,209 菜花さん! 大丈夫ですか 菜花さん! 300 00:20:10,209 --> 00:20:13,012 菜花さん! 301 00:20:15,047 --> 00:20:21,720 ♬「弱り目 祟り目 噫 悪い夢 覚めやせん」 302 00:20:21,720 --> 00:20:28,060 ♬「生温い宵風 窓辺の猫が唸った」 303 00:20:28,060 --> 00:20:32,832 ♬「常しえの翳り 混ざらぬ月 あなた」 304 00:20:32,832 --> 00:20:40,973 ♬「濁世会わなければ この胸は孤独なんて 知らずに居れたのに」 305 00:20:40,973 --> 00:20:50,649 ♬「なんて奇麗 あなたがくれた 呪縛」 306 00:20:50,649 --> 00:20:58,924 ♬~ 307 00:20:58,924 --> 00:21:05,231 ♬「滴る 交わる」 308 00:21:05,231 --> 00:21:11,904 ♬「赤い契り 目指す旅の涯 諸行の無情」 309 00:21:11,904 --> 00:21:17,843 ♬「生きている 生きていく」 310 00:21:17,843 --> 00:21:22,581 ♬「絶望がふたりを繋いでゆく」 311 00:21:22,581 --> 00:21:25,751 ♬「愛を語る おまじない」 312 00:21:25,751 --> 00:21:29,221 ♬「それはまるで呪いのよう」 313 00:21:29,221 --> 00:21:32,124 ♬「愛に揺れる紛い物」 314 00:21:32,124 --> 00:21:38,330 ♬「燃える骨の髄まで 呪って」 315 00:21:38,330 --> 00:21:41,834 ♬~ 316 00:21:44,136 --> 00:21:47,106 ひー ふー みー。 317 00:21:47,106 --> 00:21:51,944 (橋を渡る足音) 318 00:21:51,944 --> 00:21:56,248 ん…? え⁉ 319 00:21:56,248 --> 00:21:59,051 気が付いたか 菜花。 320 00:21:59,051 --> 00:22:04,523 摩緒 ケガは? 私 どうしたの? 321 00:22:04,523 --> 00:22:07,159 菜花 気分はどうだ? 322 00:22:07,159 --> 00:22:10,496 え? 気分…。 323 00:22:10,496 --> 00:22:15,334 <そういえば… なんか 力が出ない。➡ 324 00:22:15,334 --> 00:22:19,538 スムージー… 飲んだ後みたい> 325 00:22:19,538 --> 00:22:24,376 あの時 傷口からなにか➡ 326 00:22:24,376 --> 00:22:27,813 熱いものが流れ込んできた。 327 00:22:27,813 --> 00:22:34,220 あれは 菜花の血。 328 00:22:34,220 --> 00:22:37,857 え…。 あっ…。 329 00:22:37,857 --> 00:22:41,760 <式神にやられた傷…> 330 00:22:41,760 --> 00:22:48,634 どうやら おまえの血が 私の命をつないでくれたらしい。 331 00:22:48,634 --> 00:22:51,537 そうなんだ。 332 00:22:51,537 --> 00:22:54,273 <私の血。➡ 333 00:22:54,273 --> 00:23:00,012 摩緒と同じ… 猫鬼に呪われた血。➡ 334 00:23:00,012 --> 00:23:04,216 でもよかった…。 摩緒が生きてて> 335 00:23:07,086 --> 00:23:09,989 ん! 降りる。 336 00:23:09,989 --> 00:23:12,491 え? 降りる。 337 00:23:12,491 --> 00:23:17,696 もう歩けるのか。歩ける。 338 00:23:17,696 --> 00:23:23,402 <くっ… 思わずギュッとしてしまった。 恥ずかしい> 339 00:23:23,402 --> 00:23:28,607 菜花? あっ そ そいうえば あの人たちは? 340 00:23:28,607 --> 00:23:34,113 ひどいよ。 摩緒を騙した上に壺を盗んで。 341 00:23:34,113 --> 00:23:37,549 思えば 気の毒な人たちだ。 342 00:23:37,549 --> 00:23:41,220 きっと 息子を助けたい 一心だったんだろう。 343 00:23:41,220 --> 00:23:43,722 (泣き声) しげる。 344 00:23:43,722 --> 00:23:46,458 摩緒さま 式神はどうして➡ 345 00:23:46,458 --> 00:23:49,428 蠱毒の壺の事を知っていたのでしょう。 346 00:23:49,428 --> 00:23:54,934 ああ… 私の居場所も ね…。 347 00:23:54,934 --> 00:23:57,436 <相手は水の兄弟子。➡ 348 00:23:57,436 --> 00:24:00,139 水は どこにでもある。➡ 349 00:24:00,139 --> 00:24:06,045 水を通じて私を見ているのか? だとしたら…> 350 00:24:06,045 --> 00:24:08,614  回想 京にお連れします。 351 00:24:08,614 --> 00:24:10,616 京にお連れしよう。 352 00:24:12,851 --> 00:24:17,022 <なぜ 直接来ない?➡ 353 00:24:17,022 --> 00:24:20,059 京を離れない理由はなんだ?> 354 00:24:20,059 --> 00:24:27,166 ♬~ 355 00:24:30,235 --> 00:24:35,074 摩緒 早う おまえに会いたいなあ。 356 00:24:35,074 --> 00:24:39,745 (師匠)愚か者! きさまには 才がない! やめてしまえ! 357 00:24:39,745 --> 00:24:41,980 ようこそ おこしやす。 358 00:24:41,980 --> 00:24:47,119 ねえ 兄さま。 こんな結界に籠もっていないで➡ 359 00:24:47,119 --> 00:24:49,988 私達も帝都に参りましょうよ。 360 00:24:49,988 --> 00:24:54,760 助けて! 助けて! 助けて 摩緒! 361 00:24:54,760 --> 00:24:57,262 <次回「水の術者」>