1 00:00:05,806 --> 00:00:10,477 (行進する足音) 2 00:00:10,477 --> 00:00:17,985 (足音) 3 00:00:17,985 --> 00:00:22,623 (青年将校)っ…! 止まれ! 人だ。 4 00:00:22,623 --> 00:00:24,558 (兵士)どうしますか? 5 00:00:24,558 --> 00:00:26,493 斬り伏せるしかあるまい。 6 00:00:26,493 --> 00:00:28,729 し しかし 隊長。 7 00:00:28,729 --> 00:00:31,231 (青年将校)見られてしまったのだ。 8 00:00:33,901 --> 00:00:36,236 やむを得ん! うっ! 9 00:00:36,236 --> 00:00:39,539 (靴音) 10 00:00:39,539 --> 00:00:41,475 ふん。 11 00:00:41,475 --> 00:00:44,978 <ん⁉ やつも軍人⁉> 12 00:00:44,978 --> 00:00:46,914 (金属音) 13 00:00:46,914 --> 00:00:49,249 (首を刎ねる音) (血しぶきの音) 14 00:00:49,249 --> 00:00:51,852 (首を刎ねる音) (血しぶきの音) 15 00:00:51,852 --> 00:00:55,455 (首を刎ねる音) (血しぶきの音) 16 00:00:58,258 --> 00:01:02,129 (転がる音) (金属音) 17 00:01:02,129 --> 00:01:10,270 (金属音) 18 00:01:10,270 --> 00:01:18,011 ♬~ 19 00:01:18,011 --> 00:01:24,451 ♬「永い暗闇は未来の光の影でしょうか」 20 00:01:24,451 --> 00:01:31,692 ♬「取り残した想いは 僕を離れ枯れるでしょうか」 21 00:01:31,692 --> 00:01:35,462 ♬「見えないものに塞がれては」 22 00:01:35,462 --> 00:01:39,299 ♬「目の前のあなたを見失いそう」 23 00:01:39,299 --> 00:01:46,406 ♬「古い傷跡は 優しさのためにあれば良いのに」 24 00:01:46,406 --> 00:01:54,014 ♬「もつれた因果の蒔いた種は 綺麗な花になれば良いのに」 25 00:01:54,014 --> 00:01:56,483 ♬「言葉は呪い」 26 00:01:56,483 --> 00:02:06,193 ♬「縛られてそれでも この世界を変えたいんだ」 27 00:02:06,193 --> 00:02:12,099 ♬「君の言葉で上書きして」 28 00:02:12,099 --> 00:02:21,441 ♬「(祈って強く) 氷みたいに冷めた心溶かして」 29 00:02:21,441 --> 00:02:26,847 ♬「わざわざ会いたくて胸騒ぎ」 30 00:02:26,847 --> 00:02:32,386 ♬「(笑ってくれたら) 壊れるほど信じてみるよ今夜」 31 00:02:32,386 --> 00:02:37,391 ♬~ 32 00:02:45,065 --> 00:02:48,668 (乙弥)当日 この辺りには夥しい血と➡ 33 00:02:48,668 --> 00:02:51,271 軍服や銃剣が散らばっていて➡ 34 00:02:51,271 --> 00:02:57,511 一緒に無数の銀の固まりのようなものが 転がっていたそうです。銀の固まり? 35 00:02:57,511 --> 00:03:01,381 軍のトラックが すべて回収していったようですが。 36 00:03:01,381 --> 00:03:04,384 (菜花)へぇ~ なんだろ。 37 00:03:08,088 --> 00:03:10,490 気になるね。 38 00:03:16,530 --> 00:03:19,032 (バチバチという音) (はじける音) 39 00:03:19,032 --> 00:03:22,369 呪符が! 粉々に。 40 00:03:22,369 --> 00:03:26,773 陰陽術の名残だね。 嫌な感じだ。 41 00:03:26,773 --> 00:03:28,742 この「金の気」。 42 00:03:28,742 --> 00:03:30,944 「金」? 43 00:03:36,383 --> 00:03:41,588 最近の軍縮政策に不満を持った はねっ返りの青年将校が➡ 44 00:03:41,588 --> 00:03:44,391 クーデターを企てたらしいんだが。 45 00:03:44,391 --> 00:03:47,694 一個小隊丸ごと行方不明らしいよ。 46 00:03:47,694 --> 00:03:50,630 それは集団脱走とかかね? 47 00:03:50,630 --> 00:03:57,437 いや それが例の白洲大尉が秘密裏に 片付けたんじゃないかと。 48 00:03:57,437 --> 00:04:00,407 (ドアが開く音) (一同)ん⁉ 49 00:04:00,407 --> 00:04:03,410 (靴音) 50 00:04:07,948 --> 00:04:11,751 え? 鉄仮面? 白洲大尉だ。 51 00:04:11,751 --> 00:04:15,722 日露戦争で大けがをして以来 あの姿だと。 52 00:04:15,722 --> 00:04:18,525 噂には聞いたことはあるが。 53 00:04:18,525 --> 00:04:20,527 (ざわつき) 54 00:04:20,527 --> 00:04:25,298 (紳士)これはこれは白洲大尉どの。 よう来てくださった。 55 00:04:25,298 --> 00:04:30,537 自分には場違いですな。 政財界のサロンなど。 56 00:04:30,537 --> 00:04:36,343 いやいや 今日お呼びしたのは 華族のお姫さまのたっての願いでね。 57 00:04:36,343 --> 00:04:41,448 伝説の軍人 白洲大尉に ずっと憧れておられたと。 58 00:04:43,683 --> 00:04:47,254 白洲大尉…。 59 00:04:47,254 --> 00:04:49,556 ほう。 60 00:04:51,892 --> 00:04:57,397 (幽羅子)大陸に渡ってらしたんですね。 お会いできて嬉しいわ。➡ 61 00:04:57,397 --> 00:05:01,034 白洲大尉 いえ…➡ 62 00:05:01,034 --> 00:05:05,805 白眉さま と呼んだ方がいいかしら。 63 00:05:05,805 --> 00:05:07,741 (白眉)ふん…➡ 64 00:05:07,741 --> 00:05:12,179 長年 京に籠もっていたあなたが 帝都にくだってくるとは。 65 00:05:12,179 --> 00:05:15,081 なにを 企んでいるのかな➡ 66 00:05:15,081 --> 00:05:18,418 幽羅子さま。 67 00:05:18,418 --> 00:05:20,387 (華紋)その女は いつの間にか➡ 68 00:05:20,387 --> 00:05:25,192 政財界のお偉方のサロンに 出没するようになって➡ 69 00:05:25,192 --> 00:05:27,928 華族を名乗ってはいるが…➡ 70 00:05:27,928 --> 00:05:31,331 どおーも 胡散臭いんだよな。 71 00:05:31,331 --> 00:05:35,202 それは どういう事ですか 華紋さま。 72 00:05:35,202 --> 00:05:37,571 <本当にまた来た> 73 00:05:37,571 --> 00:05:43,844 その女の家 有宮子爵は 大地震の火事に巻き込まれて➡ 74 00:05:43,844 --> 00:05:46,580 奥方ともども亡くなったんだが➡ 75 00:05:46,580 --> 00:05:55,555 後継ぎの一人息子がいたはずなんだ。 後継ぎ? 76 00:05:55,555 --> 00:05:58,959 家を継ぐべき子息が どこに居るのか。 77 00:05:58,959 --> 00:06:02,829 私も それに似た話を知っています。 78 00:06:02,829 --> 00:06:08,368 見知らぬ者達に 家を乗っ取られた華族の子息。 79 00:06:08,368 --> 00:06:10,604 身を寄せた元医師の家に➡ 80 00:06:10,604 --> 00:06:14,474 親戚を名乗る女が訪ねてきたといいます。 81 00:06:14,474 --> 00:06:17,811 なるほど ね。 82 00:06:17,811 --> 00:06:21,748 その女の人 サロンで なにやってるんですか? 83 00:06:21,748 --> 00:06:27,153 うん… これは金持ち連中の間での 噂なんだけど➡ 84 00:06:27,153 --> 00:06:30,624 寿命をつなぐ御降家の陰陽師が➡ 85 00:06:30,624 --> 00:06:32,892 帝都にやってくるらしいというんだ。 86 00:06:32,892 --> 00:06:35,595 っ…!! 87 00:06:35,595 --> 00:06:38,498 <不知火さまが> 88 00:06:38,498 --> 00:06:43,303 <それって また摩緒が襲われるって事⁉> 89 00:06:43,303 --> 00:06:46,206 御降家の噂が流れ出したのと➡ 90 00:06:46,206 --> 00:06:50,110 女がサロンに現れた時期がほぼ同時…。 91 00:06:50,110 --> 00:06:55,315 僕は… その女は不知火の手先だと思ってる。 92 00:06:57,817 --> 00:07:01,554 どうだい摩緒。 その女に会ってみるか? 93 00:07:01,554 --> 00:07:03,556 興味があります。 94 00:07:03,556 --> 00:07:08,762 <金の気が現れたと思ったら また水の不知火> 95 00:07:14,134 --> 00:07:17,938 (話し声) 96 00:07:17,938 --> 00:07:20,874 あっ! ようこそ いらっしゃいました。 97 00:07:20,874 --> 00:07:24,144 朽縄さまと ご友人のお医者さまで…➡ 98 00:07:24,144 --> 00:07:29,082 あ ああ…! 猫又さま! ようこそ いらっしゃいました。 99 00:07:29,082 --> 00:07:32,585 <猫又。 イヤな偽名だ> 100 00:07:34,487 --> 00:07:37,257 (華紋)あっ そうだ…。 101 00:07:37,257 --> 00:07:40,727 菜花くんと乙弥は別室で控えてなさい。 102 00:07:40,727 --> 00:07:43,496 ええ~⁉ なんでよ。 103 00:07:43,496 --> 00:07:47,967 お供の使用人は入っちゃいけないそうだ。 使用人って。 104 00:07:47,967 --> 00:07:53,740 それに このサロン 偉いおじさん達が 難しい事を語り合う場だからね。 105 00:07:53,740 --> 00:07:56,343 舞踏会じゃないんだよ。 106 00:07:58,945 --> 00:08:03,583 はぁ~。 ドレスとか着られると思ったのにぃ~。 107 00:08:03,583 --> 00:08:06,119 菜花さん かわいいですよ。 108 00:08:06,119 --> 00:08:09,723 ん~ ありがと。 109 00:08:13,026 --> 00:08:15,195 聞いたかね 例の。 110 00:08:15,195 --> 00:08:18,398 あぁ 寿命をつなぐ陰陽師の使い。 111 00:08:18,398 --> 00:08:21,768 今夜あたり現れるそうじゃないか。 112 00:08:21,768 --> 00:08:25,372 早速 噂になってるね。 はい。 113 00:08:25,372 --> 00:08:28,775 その 不知火さまの使者らしき女は➡ 114 00:08:28,775 --> 00:08:36,015 こういう場で延命を望む客を見つけ 斡旋している ということですか。 115 00:08:36,015 --> 00:08:39,886 まあ…。 まだ予約段階だろうけどね。 116 00:08:39,886 --> 00:08:45,592 なにしろ 不知火の延命術は あまりにもお粗末だし➡ 117 00:08:45,592 --> 00:08:50,196 京でもよく今までバレずに 商売できていたと思うよ。 118 00:08:50,196 --> 00:08:53,600 不知火さまが帝都に来る目的は➡ 119 00:08:53,600 --> 00:08:56,836 やはり 泰山府君の秘術。 120 00:08:56,836 --> 00:09:04,244 ああ。 摩緒 おまえ 猫鬼の体を 乗っ取ったって言ってたけど…➡ 121 00:09:04,244 --> 00:09:07,147 頭はどうなってんの⁉ 122 00:09:07,147 --> 00:09:09,916 猫鬼の頭は逃げました。 123 00:09:09,916 --> 00:09:12,552 ギィィィィィー! 124 00:09:12,552 --> 00:09:15,355 そして 泰山府君の秘術は➡ 125 00:09:15,355 --> 00:09:19,793 秘伝書を食べた猫鬼の頭の中にある。 126 00:09:19,793 --> 00:09:23,663 私は 術を知らないのです。 127 00:09:23,663 --> 00:09:29,769 ところが その事を知らない不知火は 摩緒を狙っている と。 128 00:09:29,769 --> 00:09:32,672 (ざわつき) おっ! 129 00:09:32,672 --> 00:09:35,074 (一同)おっ! 130 00:09:35,074 --> 00:09:37,010 (2人)っ…⁉ 131 00:09:37,010 --> 00:09:40,480 (一同)おお~。 (屋敷の主)これはこれは! 132 00:09:40,480 --> 00:09:43,716 ようこそ いらっしゃいました ゆら子さま。 133 00:09:43,716 --> 00:09:46,920 ごきげんよう。 134 00:09:46,920 --> 00:09:50,490 <ゆら子> 135 00:09:50,490 --> 00:09:56,830 へえ… 顔を隠しちゃいるが麗人だね。 華紋さま。 136 00:09:56,830 --> 00:09:59,732 久しぶりですな。 ええ…。 137 00:09:59,732 --> 00:10:04,237 ごきげんよう。 えーと 君は? 138 00:10:04,237 --> 00:10:07,841 お久しぶりです。 朽縄です。 139 00:10:09,709 --> 00:10:12,512 おお そうだ。 朽縄くんだ。 140 00:10:12,512 --> 00:10:16,249 元気だったかね。 ふっ おかげさまで。 141 00:10:16,249 --> 00:10:19,152 <華紋> 142 00:10:19,152 --> 00:10:21,221 朽縄… さま。 143 00:10:21,221 --> 00:10:24,524 ごきげんよう ゆら子さま。 144 00:10:24,524 --> 00:10:28,027 <私達のことをかぎつけて来たのか。➡ 145 00:10:28,027 --> 00:10:30,363 どうする⁉> っ…⁉ 146 00:10:30,363 --> 00:10:33,867 (屋敷の主)ところで朽縄くんは 今 なにをしてるのかね。 147 00:10:33,867 --> 00:10:36,636 はい… 今は…。 148 00:10:36,636 --> 00:10:38,872 <摩緒―> 149 00:10:38,872 --> 00:10:42,742 あの わたくし…。 っ…。 150 00:10:42,742 --> 00:10:46,446 今夜はお暇いたします。 151 00:10:46,446 --> 00:10:49,048 え… ゆら子さま⁉ 152 00:10:49,048 --> 00:10:51,951 追うよ 摩緒。 はい。 153 00:10:51,951 --> 00:10:55,288 (靴音) 154 00:10:55,288 --> 00:10:59,159 追いつけないね。 結界を張っているのでしょうか…。 155 00:10:59,159 --> 00:11:04,297 <術者? どんな女なんだ⁉> 156 00:11:04,297 --> 00:11:07,634 菜花さん そろそろ戻らないと。 157 00:11:07,634 --> 00:11:11,337 はー これがお金持ちの庭かー。 158 00:11:11,337 --> 00:11:13,640 菜花! え 摩緒⁉ 159 00:11:13,640 --> 00:11:16,543 菜花くん 彼女を止めるんだ。 160 00:11:16,543 --> 00:11:19,579 っ…!! え⁉ えー⁉ 161 00:11:19,579 --> 00:11:22,582 <この女が不知火の手先⁉> 162 00:11:24,651 --> 00:11:26,986 どけ。 163 00:11:26,986 --> 00:11:29,289 えっ⁉ 164 00:11:29,289 --> 00:11:31,224 ヒュッ! 165 00:11:31,224 --> 00:11:33,526 (根が伸びる音) 166 00:11:33,526 --> 00:11:37,497 はっ⁉ (根が伸びる音) 167 00:11:37,497 --> 00:11:40,934 <な なに⁉ 今の声➡ 168 00:11:40,934 --> 00:11:44,804 まるで大勢の声が重なったみたいな> 169 00:11:44,804 --> 00:12:04,791 ♬~ 170 00:12:12,732 --> 00:12:15,034 <え…⁉> 171 00:12:23,343 --> 00:12:26,646 紗那 さま⁉ 172 00:12:26,646 --> 00:12:29,148 <えっ 紗那さま⁉> 173 00:12:31,451 --> 00:12:36,756 摩緒。 こんな形で会いたくなかった。 174 00:12:38,558 --> 00:12:41,060 (引きちぎる音) っ…⁉ 175 00:12:41,060 --> 00:12:43,062 (爆発音) 176 00:12:43,062 --> 00:12:45,365 わぁ~! わぁ! あわわ。 177 00:12:55,441 --> 00:12:58,311 驚いたね どうも。 178 00:12:58,311 --> 00:13:01,614 <今のが紗那さま> 179 00:13:07,120 --> 00:13:12,025 <紗那さまが 生きている⁉> 180 00:13:18,631 --> 00:13:22,502  回想 摩緒が猫鬼と手を組んで逃げた! 181 00:13:22,502 --> 00:13:25,705 お師匠さまが! お師匠さまがやられた! 182 00:13:25,705 --> 00:13:30,510 はぁ… はぁ… はぁ…。 紗那さま⁉ 183 00:13:30,510 --> 00:13:32,445 紗那さま。 184 00:13:32,445 --> 00:13:34,514 紗那さままで。 185 00:13:34,514 --> 00:13:37,283 ひどい… 心の臓をつかみ出されている。 186 00:13:37,283 --> 00:13:39,285 摩緒が殺したんだ! 187 00:13:41,154 --> 00:13:43,089 (華紋)百火。 っ…⁉ 188 00:13:43,089 --> 00:13:45,958 無事だったのか。 華紋さま…。 189 00:13:45,958 --> 00:13:48,961 摩緒が紗那さまを どうして…。 190 00:13:48,961 --> 00:13:56,602 取り乱すな 百火。 多くの者が見ているのだ。 191 00:13:56,602 --> 00:13:59,238 おれも見た。 192 00:13:59,238 --> 00:14:01,741 白眉さま。 193 00:14:05,678 --> 00:14:09,282 おれは この目で 紗那さまの 亡骸を見たんだぞ。 194 00:14:09,282 --> 00:14:11,718 華紋さまも見たじゃないすかっ! 195 00:14:11,718 --> 00:14:15,488 ああ 亡骸を埋葬するところまでね。 196 00:14:15,488 --> 00:14:19,192 でも あれは間違いなく紗那さまでした。 197 00:14:19,192 --> 00:14:22,829 ゆら子と名乗ってはいましたが。 198 00:14:22,829 --> 00:14:28,434 <そして 不知火の手先に。 なぜ> 199 00:14:28,434 --> 00:14:31,838 墓場から生き返ったって事かね。 200 00:14:31,838 --> 00:14:33,840 そんな訳ないじゃないすかっ。 201 00:14:33,840 --> 00:14:36,509 <いや 百火が言う?> 202 00:14:36,509 --> 00:14:39,512 貂子さん 閉店後にすみません。 203 00:14:39,512 --> 00:14:43,850 いえ なぜか店主が快諾しましたからね。 204 00:14:43,850 --> 00:14:47,854 お願いします。 喜んで。 205 00:14:47,854 --> 00:14:52,225 でも その女の方が生きてらしたって事は➡ 206 00:14:52,225 --> 00:14:56,062 摩緒先生が殺したという話は ウソだったと? 207 00:14:56,062 --> 00:15:00,800 はあ…。 摩緒さまも その事では悩んでおられたので➡ 208 00:15:00,800 --> 00:15:03,703 ですが 生きておられたからといって➡ 209 00:15:03,703 --> 00:15:06,005 嬉しそうには見えません。 210 00:15:10,209 --> 00:15:12,812 <あれが紗那さま?➡ 211 00:15:12,812 --> 00:15:16,215 なんだか 聞いてたのと感じが違う> 212 00:15:16,215 --> 00:15:18,151  回想 どけ。 213 00:15:18,151 --> 00:15:22,822 <あの声は あれは聞き違いなんかじゃない。➡ 214 00:15:22,822 --> 00:15:26,426 摩緒に言った方がいいのかな> 215 00:15:26,426 --> 00:15:28,828 (華紋)それで摩緒。 (菜花 摩緒)ん⁉ 216 00:15:28,828 --> 00:15:33,666 おまえ いざとなったら 紗那さまと闘う覚悟はあるのかい? 217 00:15:33,666 --> 00:15:36,235 えっ…。 ん…⁉ 218 00:15:36,235 --> 00:15:39,839 なにがあったにせよ 今 紗那さまは➡ 219 00:15:39,839 --> 00:15:44,110 不知火の手先なんだからね。 敵だよ。 220 00:15:44,110 --> 00:15:47,980 (たたく音) 紗那さまを敵にするなんて…➡ 221 00:15:47,980 --> 00:15:51,884 おれには無理です。 うん 黙ってろ。 222 00:15:51,884 --> 00:15:53,886 大昔とはいえ➡ 223 00:15:53,886 --> 00:15:57,657 一度は夫婦の約束をした女だろ。 224 00:15:57,657 --> 00:16:01,360 約束 など。 225 00:16:01,360 --> 00:16:05,264 (紗那) 秘伝書のすべてを受け継ぐという事は➡ 226 00:16:05,264 --> 00:16:09,569 摩緒が私の夫になるという事ね。 227 00:16:09,569 --> 00:16:12,972 私は父に 従います。 228 00:16:15,208 --> 00:16:18,611 紗那さまには 想い人がいましたから。 229 00:16:18,611 --> 00:16:20,546 ええ⁉ ええ⁉ 230 00:16:20,546 --> 00:16:22,582 うん 知ってたよ。 231 00:16:22,582 --> 00:16:25,985 <紗那さまの見つめる先には いつも➡ 232 00:16:25,985 --> 00:16:29,489 あの方がいた。➡ 233 00:16:29,489 --> 00:16:32,391 後継者争いさえなかったら➡ 234 00:16:32,391 --> 00:16:37,196 紗那さまは あの方と添いとげ しあわせに。➡ 235 00:16:39,165 --> 00:16:41,167 救いたい> 236 00:16:46,305 --> 00:16:48,975 <片思いだったんだ。➡ 237 00:16:48,975 --> 00:16:53,279 けどなんか 引きずってる感じ> 238 00:16:53,279 --> 00:16:59,051  回想  摩緒 こんな形で会いたくなかった。 239 00:16:59,051 --> 00:17:01,687 はぁ…。 240 00:17:01,687 --> 00:17:05,191 <あれも どういう意味なんだろう> 241 00:17:05,191 --> 00:17:07,126  回想 どけ。 242 00:17:07,126 --> 00:17:11,063 <人の声じゃ なかった。➡ 243 00:17:11,063 --> 00:17:13,299 やっぱ 摩緒に伝えよう> 244 00:17:13,299 --> 00:17:15,268 ねえ 摩緒。 しっ! 245 00:17:15,268 --> 00:17:17,570 えっ⁉ 246 00:17:21,807 --> 00:17:23,743 なにか 来る。 247 00:17:23,743 --> 00:17:40,126 (機械音) 248 00:17:40,126 --> 00:17:42,128 (咆哮) 249 00:17:45,097 --> 00:17:47,233 (金属音) 250 00:17:47,233 --> 00:17:55,641 ♬~ 251 00:17:55,641 --> 00:17:57,576 <これは> 252 00:17:57,576 --> 00:18:03,249 ♬~ 253 00:18:03,249 --> 00:18:06,752 えええええっ! な なに あれぇ⁉ 254 00:18:06,752 --> 00:18:10,356 式神みたいです。 式神? あれが。 255 00:18:10,356 --> 00:18:15,227 この金の気は 先日の軍の騒動の現場と同じ。 256 00:18:15,227 --> 00:18:17,830 <私を狙って来たのか⁉> 257 00:18:20,967 --> 00:18:24,603 (華紋) 昔 金持ちの上方商人と仲良くなって➡ 258 00:18:24,603 --> 00:18:28,774 江戸に向かう船に 乗せてもらった事があるんだが➡ 259 00:18:28,774 --> 00:18:33,279 天気晴朗 順風満帆だったのに➡ 260 00:18:33,279 --> 00:18:37,249 突然 船がひっくり返り 死にそうになった…。➡ 261 00:18:37,249 --> 00:18:40,152 鯨にでも ぶつかったかと思ったが➡ 262 00:18:40,152 --> 00:18:44,323 巨大な陰陽師のようなものが 去っていくのが見えた。➡ 263 00:18:44,323 --> 00:18:47,360 見間違いかと思ったんだが…。 264 00:18:47,360 --> 00:18:51,831 今 思えば… あれも不知火の仕業だったのかな。 265 00:18:51,831 --> 00:18:56,202 ああ。 それ きっと藻久不ですよ。➡ 266 00:18:56,202 --> 00:18:58,571 不知火の手下の。 267 00:18:58,571 --> 00:19:03,075 百火も狙われた事あるのか。 その目。 268 00:19:03,075 --> 00:19:08,881 えっ? あぁ…。 これは日露戦争の頃だったかな。 269 00:19:08,881 --> 00:19:11,550 ん? これは。 270 00:19:11,550 --> 00:19:14,186 金の気⁉ 271 00:19:14,186 --> 00:19:17,089 (金属音) 272 00:19:17,089 --> 00:19:20,359 (折れる音) (倒れる音) 273 00:19:20,359 --> 00:19:22,995 菜花 乙弥を連れて逃げろ。 274 00:19:22,995 --> 00:19:26,866 えっ でも。 狙われているのは私だ。 275 00:19:26,866 --> 00:19:30,736 (金属音) 276 00:19:30,736 --> 00:19:32,772 (はじき返す音) 277 00:19:32,772 --> 00:19:34,974 ふっ! 278 00:19:39,178 --> 00:19:41,814 (きしむ音) (爆発音) 279 00:19:41,814 --> 00:19:44,316 えっ 効いてる? ええ。 280 00:19:44,316 --> 00:19:47,086 あれは金の式神ですから➡ 281 00:19:47,086 --> 00:19:49,021 火は金を溶かす。 282 00:19:49,021 --> 00:19:51,323 火は金を剋します。 283 00:19:51,323 --> 00:19:54,360 なので 摩緒さまは火の形代を。 284 00:19:54,360 --> 00:19:57,096 っ…! 285 00:19:57,096 --> 00:20:00,833 (きしむ音) (崩れる音) 286 00:20:00,833 --> 00:20:03,235 <やったか⁉> 287 00:20:05,104 --> 00:20:08,541 (銃声) 288 00:20:08,541 --> 00:20:11,477 ぐはっ!! 289 00:20:11,477 --> 00:20:13,479 摩緒! 摩緒さま。 290 00:20:13,479 --> 00:20:16,282 ♬~ 291 00:20:16,282 --> 00:20:19,852 くっ…! 292 00:20:19,852 --> 00:20:23,823 くっ… はぁ… はぁ… はぁ… はぁ…。 はっ…⁉ いない。 293 00:20:23,823 --> 00:20:26,625 菜花くん。 菜花 どうした。 294 00:20:26,625 --> 00:20:29,161 摩緒が。 295 00:20:29,161 --> 00:20:33,099 連れ去られたのか。 はい。 結界を使ったようです。 296 00:20:33,099 --> 00:20:35,267 どういうことだ⁉ 297 00:20:35,267 --> 00:20:38,204 摩緒を生け捕ろうとしてたのは 不知火だけじゃねえのか⁉ 298 00:20:38,204 --> 00:20:41,107 機械仕掛けの金の式神でした。 299 00:20:41,107 --> 00:20:45,711 撃たれてた。 早く助けなきゃ。 300 00:20:48,581 --> 00:20:50,583 (倒れる音) 301 00:20:52,284 --> 00:20:54,687 あっ⁉ 302 00:20:56,255 --> 00:21:00,860 破軍星の太刀が。 摩緒さまのところに行こうとしてます。 303 00:21:03,596 --> 00:21:07,099 お願い! 摩緒のところに。 304 00:21:12,171 --> 00:21:14,473 はっ…。 305 00:21:16,709 --> 00:21:19,211 え⁉ 306 00:21:23,048 --> 00:21:25,985 これは。 金の気の流れだね。 307 00:21:25,985 --> 00:21:28,187 追うぞ。 うん。 308 00:21:29,822 --> 00:21:35,127 うぅ… うぅ…。 309 00:21:38,631 --> 00:21:42,735 ここは… 水。 310 00:21:42,735 --> 00:21:45,738 (泡音) 311 00:21:45,738 --> 00:21:59,618 (水音) 312 00:21:59,618 --> 00:22:02,521 不知火 さま。 313 00:22:14,533 --> 00:22:16,468 うっ… くっ…。 314 00:22:16,468 --> 00:22:20,339 ああ…。 本当に摩緒や…。 315 00:22:20,339 --> 00:22:24,944 あの日から… 憎いおまえを忘れた事は➡ 316 00:22:24,944 --> 00:22:27,446 一日たりともなかった。 317 00:22:27,446 --> 00:22:31,417 憎… い…? 318 00:22:31,417 --> 00:22:33,552 (たたきつける音) ぐっ! 319 00:22:33,552 --> 00:22:52,271 ♬~ 320 00:22:52,271 --> 00:22:54,273 ふん。 321 00:22:58,377 --> 00:23:15,394 ♬~ 322 00:23:15,394 --> 00:23:26,906 ♬「瞑った目 その裏 浮かんだ藍の色が」 323 00:23:26,906 --> 00:23:32,711 ♬「束の間を照らしては」 324 00:23:32,711 --> 00:23:38,317 ♬「微笑みを連れてくるの」 325 00:23:38,317 --> 00:23:43,756 ♬「光は残像」 326 00:23:43,756 --> 00:23:52,498 ♬「けれど幽かな 望みがよすがとなって」 327 00:23:52,498 --> 00:24:04,043 ♬「ひたむきに想う程 胸に溶け残る熱が」 328 00:24:04,043 --> 00:24:10,282 ♬「昇っては揺蕩うように」 329 00:24:10,282 --> 00:24:14,520 ♬「私の余白に沁み入れば」 330 00:24:14,520 --> 00:24:25,831 ♬「もう戻れない 嗚呼」 331 00:24:28,167 --> 00:24:34,406 (師匠)この白骨洞は 無数の道が枝分かれした天然の迷路。➡ 332 00:24:34,406 --> 00:24:36,375 生きて出てくれば良い。 333 00:24:36,375 --> 00:24:39,378 (不知火)おまえが 殺したんちゃうんかいっ!! だから。 334 00:24:39,378 --> 00:24:42,014 答えてください 不知火さま…。 335 00:24:42,014 --> 00:24:45,851 なぜ紗那さまが 生きてあなたと共にいるのか…➡ 336 00:24:45,851 --> 00:24:47,820 なぜ生きているのか! 337 00:24:47,820 --> 00:24:49,855 紗那さまって どんな方だったの? 338 00:24:49,855 --> 00:24:53,325 (号外班の男) 号外 号外~。 人首村で謎の大量虐殺~!! 339 00:24:53,325 --> 00:24:55,327 <次回「不知火」>