1 00:00:01,235 --> 00:00:03,237 っ… あ…。 2 00:00:05,505 --> 00:00:08,275 すみません 摩緒先生。 3 00:00:08,275 --> 00:00:14,648 でも こうすれば獣の使い方を 教えてくれるって あの人が…。 4 00:00:14,648 --> 00:00:18,518 あの人… 白眉の事か…。 5 00:00:18,518 --> 00:00:23,223 <試してみるか 針の効き目を> 6 00:00:23,223 --> 00:00:25,826 摩緒! 百火を殺せ! 7 00:00:25,826 --> 00:00:29,329 っ! ぐっお…! 8 00:00:29,329 --> 00:00:33,200 グア…! グウウウ…! 9 00:00:33,200 --> 00:00:35,502 ヴヴ…。 10 00:00:35,502 --> 00:00:38,138 ヴオォッ! よっ! 11 00:00:38,138 --> 00:00:40,440 摩緒!! 術にかかってやがるのか⁉ 12 00:00:40,440 --> 00:00:42,376 菜花さん 逃げて! 13 00:00:42,376 --> 00:00:44,745 グヴヴヴヴッ!! 摩緒ーーっ!! 14 00:00:44,745 --> 00:00:47,414 バカ 菜花! 逃げろっつってんだ! 15 00:00:47,414 --> 00:00:49,783 グアオッ!! っ! 16 00:00:49,783 --> 00:00:51,685 くっ! ぐ ぐぐ…! 17 00:00:51,685 --> 00:00:55,355 グオォォ…! ガヴ…! きゃっ! 18 00:00:55,355 --> 00:00:57,791 くっ… くぅ…! 19 00:00:57,791 --> 00:01:00,527 ちっ。 傀儡の針が…。 20 00:01:00,527 --> 00:01:03,463 ガアアア…! <摩緒… 目を 覚まして…!> 21 00:01:03,463 --> 00:01:05,732 くはっ…! 22 00:01:05,732 --> 00:01:09,036 ガッ…! グオォォ…。 23 00:01:12,472 --> 00:01:14,841 摩…緒…。 24 00:01:14,841 --> 00:01:17,177 っは…。 25 00:01:17,177 --> 00:01:19,446 菜…花…。 26 00:01:19,446 --> 00:01:21,515 よかっ た…。 27 00:01:24,251 --> 00:01:26,253 <白眉> 28 00:01:30,390 --> 00:01:32,392 フッ!! 29 00:01:37,664 --> 00:01:40,267 くそっ! 逃げやがった! 30 00:01:40,267 --> 00:01:42,469 <摩緒のやつ…> 31 00:01:44,171 --> 00:01:47,174 <あえて おれだけを狙ったのか。➡ 32 00:01:47,174 --> 00:01:49,443 生ぬるい事を…> 33 00:01:49,443 --> 00:01:52,746 すみません。 お役に立てなくて。 34 00:01:52,746 --> 00:01:56,550 なに。 初戦にしては上出来だったよ。 35 00:01:56,550 --> 00:01:59,786 あ…。 これから励みたまえ。 36 00:01:59,786 --> 00:02:02,289 はい! 37 00:02:02,289 --> 00:02:09,997 ♬~ 38 00:02:09,997 --> 00:02:17,337 ♬「永い暗闇は未来の光の影でしょうか」 39 00:02:17,337 --> 00:02:24,578 ♬「取り残した想いは 僕を離れ枯れるでしょうか」 40 00:02:24,578 --> 00:02:28,315 ♬「見えないものに塞がれては」 41 00:02:28,315 --> 00:02:32,185 ♬「目の前のあなたを見失いそう」 42 00:02:32,185 --> 00:02:39,326 ♬「古い傷跡は 優しさのためにあれば良いのに」 43 00:02:39,326 --> 00:02:46,833 ♬「もつれた因果の蒔いた種は 綺麗な花になれば良いのに」 44 00:02:46,833 --> 00:02:49,369 ♬「言葉は呪い」 45 00:02:49,369 --> 00:02:59,146 ♬「縛られてそれでも この世界を変えたいんだ」 46 00:02:59,146 --> 00:03:04,951 ♬「君の言葉で上書きして」 47 00:03:04,951 --> 00:03:14,327 ♬「(祈って強く) 氷みたいに冷めた心溶かして」 48 00:03:14,327 --> 00:03:19,733 ♬「わざわざ会いたくて胸騒ぎ」 49 00:03:19,733 --> 00:03:25,272 ♬「(笑ってくれたら) 壊れるほど信じてみるよ今夜」 50 00:03:25,272 --> 00:03:30,277 ♬~ 51 00:03:38,719 --> 00:03:41,688 (百火)痛てててて…。 あ すみません。 52 00:03:41,688 --> 00:03:44,591 あの… 百火さま。 53 00:03:44,591 --> 00:03:48,395 もしかして  この傷は… 私が? 54 00:03:51,765 --> 00:03:55,235 気にすんな。 やっぱり…。 55 00:03:55,235 --> 00:03:59,439 はぁ…。 私が傷つけたんですね。 56 00:03:59,439 --> 00:04:03,310 すみません 油断しました。 57 00:04:03,310 --> 00:04:06,079 おまえに針を刺したの…➡ 58 00:04:06,079 --> 00:04:10,083 双馬だな。 白眉の命令で。 59 00:04:10,083 --> 00:04:13,787 はい 残念です。 60 00:04:13,787 --> 00:04:16,256 救えなかった。 61 00:04:16,256 --> 00:04:18,792 それだけ? 62 00:04:18,792 --> 00:04:21,394 なんでもっと怒らないの? 63 00:04:21,394 --> 00:04:25,265 菜花… 目がさめたか。 64 00:04:25,265 --> 00:04:28,168 ひどい裏切りだよ。 65 00:04:28,168 --> 00:04:30,537 菜花さんは怒ってましたね。 66 00:04:30,537 --> 00:04:35,842 だって あれだけ世話になっておきながら 双馬のやつ…。 67 00:04:35,842 --> 00:04:39,679 ああ。 私が思った以上に➡ 68 00:04:39,679 --> 00:04:44,417 双馬の獣に対する憧れは強かったようだ。 69 00:04:44,417 --> 00:04:47,320 菜花にも… すまなかった。 70 00:04:47,320 --> 00:04:50,190 だから 摩緒があやまる事ないの! 71 00:04:50,190 --> 00:04:52,692 痛っ…。 菜花。 72 00:04:52,692 --> 00:04:55,195 <あの時… 痛めたんだ> 73 00:04:57,130 --> 00:05:00,300 グオォォ…! ガヴ…! ぐ…! きゃっ! 74 00:05:03,470 --> 00:05:06,206 アバラ2、3本いかれてんじゃねえか? 75 00:05:06,206 --> 00:05:10,243 いえ それはありません。 なんで? 76 00:05:10,243 --> 00:05:13,113 おまえが気絶している間に 触ってみたから。 77 00:05:15,248 --> 00:05:18,785 胸を? うん。 78 00:05:18,785 --> 00:05:22,088 ~~っ!!! 触診だ 触診だ。 79 00:05:22,088 --> 00:05:24,157 百火っ あんたも見てたの⁉ 80 00:05:24,157 --> 00:05:26,293 見てねーよ バカ。 81 00:05:26,293 --> 00:05:28,361 手前どもは外で待ってました。 82 00:05:30,163 --> 00:05:33,066 だったら まあいいか。 なんじゃそりゃ! 83 00:05:33,066 --> 00:05:39,873 (風の音) 84 00:05:39,873 --> 00:05:42,242 (足音) 85 00:05:59,192 --> 00:06:02,963 あ…⁉ 大変です! 例の患者がまた! 86 00:06:05,899 --> 00:06:08,168 (貂子)その患者というのが…➡ 87 00:06:08,168 --> 00:06:12,072 入院してから 毎晩のように病室を抜け出して…。 88 00:06:12,072 --> 00:06:16,243 よほど病院が嫌だった とか? 89 00:06:16,243 --> 00:06:22,983 ですが その人 目の病で 一人で歩ける状態ではないというんです。 90 00:06:22,983 --> 00:06:27,687 ええっ? それで 看護婦さんから相談を受けたのかい? 91 00:06:27,687 --> 00:06:30,590 ええ…。 朝になると➡ 92 00:06:30,590 --> 00:06:34,227 いつの間にか戻ってるそうなんです。 93 00:06:34,227 --> 00:06:37,130 いつも泥だらけで…。 94 00:06:37,130 --> 00:06:41,001 泥? 外に出てるって事? 95 00:06:41,001 --> 00:06:44,804 それで貂子さん その男は どういう…。 96 00:06:44,804 --> 00:06:48,608 摩緒先生 ご存じですか? 97 00:06:48,608 --> 00:06:52,479 先月 祈祷師が殺された事件。 98 00:06:52,479 --> 00:06:55,715 ああ 新聞に載っていましたね。 99 00:06:55,715 --> 00:06:58,652 強盗に入られたという事ですが。 100 00:06:58,652 --> 00:07:04,357 まあ 証拠はないんですが その犯人と噂されていたらしいんです。 101 00:07:04,357 --> 00:07:06,426 その患者さんが? 102 00:07:11,564 --> 00:07:14,034 (看護婦)また一口も食べていない。 103 00:07:14,034 --> 00:07:16,269 入院以来 一度も? 104 00:07:16,269 --> 00:07:20,707 はい。 病院の食事には まったく手をつけないんです。 105 00:07:20,707 --> 00:07:23,310 まさか外で食べてるとか? 106 00:07:23,310 --> 00:07:27,147 でもこの辺りは 食堂どころか➡ 107 00:07:27,147 --> 00:07:30,517 民家も畑もないんですよ。 108 00:07:30,517 --> 00:07:34,187 なんだか 色々と気持ち悪くて…。 109 00:07:34,187 --> 00:07:40,560 (風の音) 110 00:08:11,591 --> 00:08:14,461 なんか モヤみたいなものが…。 111 00:08:14,461 --> 00:08:16,429 結界だね。 112 00:08:16,429 --> 00:08:20,633 あの人 なにかの術に操られてるって事? 113 00:08:20,633 --> 00:08:23,470 ああ…。 気になるね。 114 00:08:23,470 --> 00:08:27,273 祈祷師強殺事件と… 泥というのが。 115 00:08:39,386 --> 00:08:41,688 え…? 墓地? 116 00:08:41,688 --> 00:08:47,394 (土を掘る音) 117 00:08:49,095 --> 00:08:51,030 あ…。 118 00:08:51,030 --> 00:08:53,400 え… 墓土食べてる⁉ 119 00:08:55,301 --> 00:08:57,670 <これは… 呪い⁉> 120 00:09:03,076 --> 00:09:05,879 (咀嚼音) 121 00:09:05,879 --> 00:09:08,948 ああああぁぁぁ…。 122 00:09:12,986 --> 00:09:17,724 な なにしてんの? 私にもわからない。 123 00:09:17,724 --> 00:09:22,095 だが これほど強力な呪いと土の術…。 124 00:09:22,095 --> 00:09:24,964 大正の時代で こんな事ができるのは…。 125 00:09:32,405 --> 00:09:34,407 っ! あ!ん…。 126 00:09:39,946 --> 00:09:43,783 摩緒…? え? 夏野さん⁉ 127 00:09:43,783 --> 00:09:46,052 やっぱり夏野さま…。 128 00:09:49,355 --> 00:09:53,059 どうして… この男に なにをしたのです? 129 00:09:54,828 --> 00:09:58,031 誰だ? この男。 130 00:09:58,031 --> 00:10:02,001 術にかかっているのか…。 っ…。 131 00:10:02,001 --> 00:10:06,506 あいにくだけど摩緒 これは私の術じゃないよ。 132 00:10:06,506 --> 00:10:08,575 っ⁉ 133 00:10:08,575 --> 00:10:10,977 <ならば… 誰の⁉> 134 00:10:18,151 --> 00:10:21,721 はあ… だるい…。 135 00:10:21,721 --> 00:10:24,791 (真砂)夏野。 …ん。 136 00:10:24,791 --> 00:10:27,193 具合はどう? 137 00:10:27,193 --> 00:10:29,596 ああ… 真砂さま。 138 00:10:31,130 --> 00:10:35,335 華紋さまの畑から 薬草をもらってきました。 139 00:10:35,335 --> 00:10:39,506 ありがたい。 血のめぐりが良くなる薬ですか。 140 00:10:43,176 --> 00:10:46,946 <真砂さまは優しいな…。➡ 141 00:10:46,946 --> 00:10:50,216 でも… これじゃ治らない> 142 00:10:58,191 --> 00:11:01,094 どうして夏野さまがここに…。 143 00:11:01,094 --> 00:11:07,467 ああ… ここのところ 毎晩おかしな土が空を渡っていたからね。 144 00:11:09,302 --> 00:11:15,108 この男の人が 食べた墓土を吐き出していたんです。 145 00:11:15,108 --> 00:11:18,378 ふうん。 なんの呪いだ? 146 00:11:20,480 --> 00:11:23,816 あ… あぁぁぁあああっ! 147 00:11:23,816 --> 00:11:25,785 ええっ!っ! 148 00:11:25,785 --> 00:11:30,089 ギャーッ! ギャアア! ウギャアァァ! 149 00:11:30,089 --> 00:11:32,025 追うかい 摩緒。 150 00:11:32,025 --> 00:11:35,295 菜花 乙弥 その男を病院に。 151 00:11:35,295 --> 00:11:37,830 う うん。ちくしょう ちくしょう! 152 00:11:37,830 --> 00:11:41,434 で なんなの あの男。 153 00:11:41,434 --> 00:11:43,369 気になる話が…。 154 00:11:43,369 --> 00:11:49,976 あの男 祈祷師強盗殺人事件の 犯人と噂されていたらしいのです。 155 00:11:49,976 --> 00:11:53,346 その祈祷師が 死に際に呪ったって事? 156 00:11:57,283 --> 00:12:01,087 くそっ…! あの野郎 よくも…! 157 00:12:01,087 --> 00:12:03,523 ちくしょう ちくしょうーっ! 静かに! 158 00:12:03,523 --> 00:12:05,959 (男)クソ野郎ーっ! <ガラ悪っ> 159 00:12:05,959 --> 00:12:17,637 ♬~ 160 00:12:17,637 --> 00:12:20,139 大当たり…かね。 161 00:12:20,139 --> 00:12:23,843 殺された祈祷師の祈祷所…ですね。 162 00:12:27,714 --> 00:12:29,682 っ! 163 00:12:29,682 --> 00:12:32,318 土⁉ 164 00:12:32,318 --> 00:12:34,287 カッ!! 165 00:12:36,289 --> 00:12:39,125 はっ…! 166 00:12:39,125 --> 00:12:41,995 くっ…! 夏野さま! 167 00:12:46,666 --> 00:12:51,337 <収まった…? 土の気配が消えた…。➡ 168 00:12:51,337 --> 00:12:54,507 なんだこれは… どういう事だ⁉> 169 00:13:06,352 --> 00:13:16,829 ♬~ 170 00:13:16,829 --> 00:13:18,765 <誰?> 171 00:13:18,765 --> 00:13:26,539 ♬~ 172 00:13:36,082 --> 00:13:38,918 気がつかれましたか 夏野さま。 173 00:13:38,918 --> 00:13:40,853 ああ…。 174 00:13:40,853 --> 00:13:45,091 先ほどの土… やはり背後に術者が。 175 00:13:45,091 --> 00:13:50,163 ああ…。 とりあえず 殺された祈祷師に聞いてみようか。 176 00:13:54,300 --> 00:13:57,170 あっ やっと戻ってきた。 177 00:13:57,170 --> 00:14:00,139 菜花 あの男は。 178 00:14:00,139 --> 00:14:05,411 それが… さっき… 亡くなったの。 179 00:14:05,411 --> 00:14:07,313 そうか…。 180 00:14:07,313 --> 00:14:11,984 まあ… バチが当たったってとこか。 え? 181 00:14:11,984 --> 00:14:16,155 祈祷師殺しの犯人は やっぱり あの男だったんだよ。 182 00:14:18,391 --> 00:14:20,326 ん…。 183 00:14:20,326 --> 00:14:25,732 私と夏野さまは 祈祷師の魂おろしをして話を聞いた。 184 00:14:25,732 --> 00:14:28,835 (ろうそくが燃える音) 185 00:14:40,747 --> 00:14:43,649 殺される刹那…➡ 186 00:14:43,649 --> 00:14:49,021 犯人目がけ 我が念をこめた土を 投げつけてやった。 187 00:14:49,021 --> 00:14:51,457 呪ったのですか? 188 00:14:51,457 --> 00:14:55,628 役目を… 受け継がせた…。 189 00:14:55,628 --> 00:15:00,099 役目って… あれが? 190 00:15:00,099 --> 00:15:04,570 どうやら 私を呼び寄せる手段だったらしいね。 191 00:15:04,570 --> 00:15:08,474 夏野さんを… 呼び寄せる? 192 00:15:08,474 --> 00:15:13,813 祈祷師は昔 何者かに色々な術を教わり➡ 193 00:15:13,813 --> 00:15:17,049 そのかわり 定められた年月日に➡ 194 00:15:17,049 --> 00:15:21,587 土の術者を呼び寄せる約定を 交わしたというんだ。 195 00:15:21,587 --> 00:15:25,925 その約定の相手は誰なのか 聞いたところ…➡ 196 00:15:25,925 --> 00:15:28,628 口が消えてしまった。 197 00:15:28,628 --> 00:15:31,497 え…? 口止めですか。 198 00:15:31,497 --> 00:15:35,101 夏野さまに心当たりは? 199 00:15:35,101 --> 00:15:37,036 ないね。 200 00:15:37,036 --> 00:15:40,006 そう…ですか…。 201 00:15:40,006 --> 00:15:42,875 <夏野さまを呼び寄せ➡ 202 00:15:42,875 --> 00:15:45,645 土を浴びせて…➡ 203 00:15:45,645 --> 00:15:49,182 誰が… なんのために⁉> 204 00:15:49,182 --> 00:15:55,555 まいったね。 関わった者 二人とも死んでしまって。 205 00:15:55,555 --> 00:15:58,124 ここまでだね。 (摩緒 菜花)え…⁉ 206 00:16:01,794 --> 00:16:03,763 あ…。夏野さま。 207 00:16:09,035 --> 00:16:11,938 行っちゃった…。 208 00:16:11,938 --> 00:16:16,242 夏野さん 気にならないのかな…。 209 00:16:16,242 --> 00:16:20,112 <夏野さまは なにかを隠している…?> 210 00:16:23,416 --> 00:16:27,787 <そうか… ちょうど百年目…か> 211 00:16:32,124 --> 00:16:35,361 ええ~っ⁉ いいんですか 旦那さん。 212 00:16:35,361 --> 00:16:38,631 うん 食べなさい食べなさい。 213 00:16:38,631 --> 00:16:41,868 あ…。 ん? 214 00:16:41,868 --> 00:16:45,705 摩緒先生 いらしてますよ 華紋さま。 215 00:16:45,705 --> 00:16:47,673 あ~ん。 216 00:16:50,109 --> 00:16:54,714 おいしいです~。 うん どんどん食べなさい。 217 00:16:54,714 --> 00:16:57,016 あの女の人は? 218 00:16:57,016 --> 00:17:00,419 さっき知り合ったみたいです。 え? さっき? 219 00:17:00,419 --> 00:17:05,057 はむっ。 ん~♥ (貂子)時々 ああいう感じの娘さんを連れていらして➡ 220 00:17:05,057 --> 00:17:08,594 おごってあげてますね。 へー…。 221 00:17:08,594 --> 00:17:10,563 <タイプなんだ> 222 00:17:12,231 --> 00:17:16,602 で… なんだい摩緒。 はあ。 223 00:17:16,602 --> 00:17:21,941 華紋さまが… 夏野さまについて 知っている事を お聞きしたくて。 224 00:17:21,941 --> 00:17:24,310 夏野…か。 225 00:17:24,310 --> 00:17:30,249 以前 夏野さまの助けで 不知火の社に行った時も➡ 226 00:17:30,249 --> 00:17:33,986 なにか 信用しきっていない様子だったので。 227 00:17:33,986 --> 00:17:37,790 ああ… この事は摩緒…➡ 228 00:17:37,790 --> 00:17:42,628 おまえも知っていた方が いいかもしれないね。 229 00:17:42,628 --> 00:17:47,466 僕は疑ってるんだ。 夏野は本当に…➡ 230 00:17:47,466 --> 00:17:50,369 五色堂に呼ばれたんだろうか。 231 00:17:50,369 --> 00:17:52,305 え…? 232 00:17:52,305 --> 00:17:58,644 でも… 五色堂に呼ばれた人たちは 不老不死みたいになっているんですよね? 233 00:17:58,644 --> 00:18:02,181 だから夏野さんも今 生きて…。 234 00:18:02,181 --> 00:18:05,484 うん…。 そこがよくわからない。 235 00:18:07,687 --> 00:18:11,190 (華紋の声)御降家が滅びて 一年ほどして僕はーー➡ 236 00:18:11,190 --> 00:18:15,094 夏野がいるという噂の悲田院を訪ねた。 237 00:18:15,094 --> 00:18:17,396 悲田院? 238 00:18:17,396 --> 00:18:20,600 寺の救護施設みたいなものだよ。 239 00:18:20,600 --> 00:18:24,503 身寄りのない老人 子供や病人の面倒をみる…。 240 00:18:26,138 --> 00:18:30,676 いなくなった真砂の行方を知っていないか 聞きたくてね…。 241 00:18:30,676 --> 00:18:33,379 多少のつきあいはあったようだから。 242 00:18:33,379 --> 00:18:37,683 夏野さまは… 悲田院で働いていた? 243 00:18:37,683 --> 00:18:44,890 ああ…。 夏野は万能薬…みたいな 土薬を作ろうと熱心だったし➡ 244 00:18:44,890 --> 00:18:51,163 御降家で作った土薬を 人々に 施しているものだと思っていたんだが…。 245 00:18:51,163 --> 00:18:54,266 ⚟(悲田院の女性) 夏野さま 夏野さま しっかり。 246 00:18:56,335 --> 00:18:59,205 (華紋の声)僕が訪ねた時には…。 247 00:19:01,874 --> 00:19:05,645 (華紋の声) 夏野は 重い病で死にかけていた。 248 00:19:05,645 --> 00:19:07,580 (2人)え…。 249 00:19:07,580 --> 00:19:10,783 でも まだなんとか話せる状態で…。 250 00:19:12,451 --> 00:19:15,955 ああ… 華紋さま…。 251 00:19:15,955 --> 00:19:18,591 お懐かしい…。 252 00:19:18,591 --> 00:19:24,063 (華紋の声)僕は 彼女が作ろうとしていた 万能薬は完成したのかどうか尋ねた。 253 00:19:25,798 --> 00:19:32,705 ええ… 悲田院に来た頃は… 人に施薬してましたけどね。 254 00:19:34,874 --> 00:19:41,814 とうとう 自分を治す土薬は 作れませんでしたよ。 255 00:19:41,814 --> 00:19:43,983 無念です…。 256 00:19:46,886 --> 00:19:49,855 あの… 陰陽師さま。 ん…? 257 00:19:53,592 --> 00:19:55,494 疫神が…? 258 00:19:55,494 --> 00:19:58,297 は はい。 毎晩…➡ 259 00:19:58,297 --> 00:20:03,135 夏野さまの枕元に なにかが うずくまっていて…➡ 260 00:20:03,135 --> 00:20:07,606 夏野さまをつれて行こうとしている 疫神ではないかと心配で…。 261 00:20:07,606 --> 00:20:09,575 っ…。 262 00:20:09,575 --> 00:20:14,246 お寺のお坊様たちも 祓おうとしているのですが…。 263 00:20:14,246 --> 00:20:18,050 (風の音) 264 00:20:21,620 --> 00:20:27,426 (華紋の声)それで僕は… 夏野を結界で守り 疫神を待った。➡ 265 00:20:27,426 --> 00:20:33,632 結界の中にいる限り 夏野の姿は疫神の目に映らない。 266 00:20:37,103 --> 00:20:39,105 (大きな音) 267 00:20:43,442 --> 00:20:46,212 コォォォ…。 268 00:20:46,212 --> 00:20:50,049  青龍・白虎・朱雀・玄武・勾陳・帝台➡ 269 00:20:50,049 --> 00:20:52,752 文王・三台・玉女… 破邪。 270 00:20:59,091 --> 00:21:02,695 (砕ける音) 271 00:21:02,695 --> 00:21:06,899 それは疫神ではなく 土人形だった。 272 00:21:06,899 --> 00:21:08,834 (2人)っ…。 273 00:21:08,834 --> 00:21:11,270 <また土…> 274 00:21:11,270 --> 00:21:13,439 その時…。 275 00:21:23,315 --> 00:21:25,217 夏野⁉ 276 00:21:25,217 --> 00:21:27,753 あ! …うっ! 277 00:21:27,753 --> 00:21:29,722 っ…! 278 00:21:38,764 --> 00:21:40,766 はぁ…。 279 00:21:47,439 --> 00:21:49,542 夏野…。 280 00:21:52,278 --> 00:21:57,116 それっきりだ。 夏野はみつからなかった。 281 00:21:57,116 --> 00:22:01,954 夏野さまはなぜ 結界を破るような真似を…。 282 00:22:01,954 --> 00:22:07,760 わからない。 操られたのか 自らの意思だったのか…。 283 00:22:07,760 --> 00:22:11,597 華紋さま 目の傷はその時に? 284 00:22:11,597 --> 00:22:15,334 ああ… 消えないね。 285 00:22:15,334 --> 00:22:20,439 五色堂に呼ばれた者同士なら 傷つけあい 殺しあえる。 286 00:22:23,442 --> 00:22:27,146 しかし… 少なくとも あの時の夏野に➡ 287 00:22:27,146 --> 00:22:31,650 あれほどの術が使えたとは とても思えない。 288 00:22:31,650 --> 00:22:38,023 あの… 五色堂に呼ばれた人が 病気で弱っていくって なんか…。 289 00:22:38,023 --> 00:22:40,826 ああ なんだかおかしいね。 290 00:22:43,329 --> 00:22:46,832 でも実際 夏野さまは生きている。 291 00:22:48,567 --> 00:22:52,371 <五色堂の呪い…だけではない。➡ 292 00:22:52,371 --> 00:22:57,042 他の力が夏野さまを 生かしている…?> 293 00:23:00,479 --> 00:23:17,429 ♬~ 294 00:23:17,429 --> 00:23:28,941 ♬「瞑った目 その裏 浮かんだ藍の色が」 295 00:23:28,941 --> 00:23:34,780 ♬「束の間を照らしては」 296 00:23:34,780 --> 00:23:40,319 ♬「微笑みを連れてくるの」 297 00:23:40,319 --> 00:23:45,824 ♬「光は残像」 298 00:23:45,824 --> 00:23:54,533 ♬「けれど幽かな 望みがよすがとなって」 299 00:23:54,533 --> 00:24:06,111 ♬「ひたむきに想う程 胸に溶け残る熱が」 300 00:24:06,111 --> 00:24:12,318 ♬「昇っては揺蕩うように」 301 00:24:12,318 --> 00:24:16,622 ♬「私の余白に沁み入れば」 302 00:24:16,622 --> 00:24:27,900 ♬「もう戻れない 嗚呼」 303 00:24:31,136 --> 00:24:34,506 (夏野)なんだあれは…。 まるでミイラ…。 304 00:24:34,506 --> 00:24:37,309 (夏野)村芝居の一座の話なんですが。➡ 305 00:24:37,309 --> 00:24:43,816 特に人里離れた辺ぴな村ばかり選んで訪れ 興行を打つというんですが。 306 00:24:43,816 --> 00:24:48,053 (華紋) 興味深い話ではあるけど… 夏野➡ 307 00:24:48,053 --> 00:24:50,956 おまえ なんでその一座を追ってるんだい? 308 00:24:50,956 --> 00:24:55,294 祈祷所の出来事と関係があるのですか? 歯形つけられた! 309 00:24:55,294 --> 00:24:57,296 <次回「村芝居の一座」>