1 00:00:01,235 --> 00:00:07,040 (水音) 2 00:00:07,040 --> 00:00:10,911 (摩緒)水。 (水音) 3 00:00:10,911 --> 00:00:13,714 (不知火)本当に摩緒や…。 4 00:00:16,617 --> 00:00:20,287 不知火 さま? 5 00:00:20,287 --> 00:00:28,028 ♬~ 6 00:00:28,028 --> 00:00:35,435 ♬「永い暗闇は未来の光の影でしょうか」 7 00:00:35,435 --> 00:00:42,843 ♬「取り残した想いは 僕を離れ枯れるでしょうか」 8 00:00:42,843 --> 00:00:46,446 ♬「見えないものに塞がれては」 9 00:00:46,446 --> 00:00:50,284 ♬「目の前のあなたを見失いそう」 10 00:00:50,284 --> 00:00:57,424 ♬「古い傷跡は 優しさのためにあれば良いのに」 11 00:00:57,424 --> 00:01:05,165 ♬「もつれた因果の蒔いた種は 綺麗な花になれば良いのに」 12 00:01:05,165 --> 00:01:07,467 ♬「言葉は呪い」 13 00:01:07,467 --> 00:01:17,144 ♬「縛られてそれでも この世界を変えたいんだ」 14 00:01:17,144 --> 00:01:22,950 ♬「君の言葉で上書きして」 15 00:01:22,950 --> 00:01:32,426 ♬「(祈って強く) 氷みたいに冷めた心溶かして」 16 00:01:32,426 --> 00:01:37,731 ♬「わざわざ会いたくて胸騒ぎ」 17 00:01:37,731 --> 00:01:43,403 ♬「(笑ってくれたら) 壊れるほど信じてみるよ今夜」 18 00:01:43,403 --> 00:01:48,008 ♬~ 19 00:02:04,691 --> 00:02:11,264 (不知火)<今 思えば… あれは選別の儀式だったのだろう。➡ 20 00:02:11,264 --> 00:02:16,103 幼い頃から共に修行してきた者達が 集められ…> 21 00:02:16,103 --> 00:02:22,943 (師匠)この白骨洞は 無数の道が枝分かれした天然の迷路。➡ 22 00:02:22,943 --> 00:02:25,912 生きて出てくれば良い。➡ 23 00:02:25,912 --> 00:02:29,082 それだけだ。 (弟子達)はい。 24 00:02:29,082 --> 00:02:33,920 (不知火)<師匠はそう言った…。 だが…➡ 25 00:02:33,920 --> 00:02:37,858 この天然の迷路から 「どう」出てくるか…。➡ 26 00:02:37,858 --> 00:02:42,262 それを見ていたのだ> 27 00:02:42,262 --> 00:02:47,167 (足音) 28 00:02:47,167 --> 00:02:50,704 (不知火)<闇の中を何日さまよったのか> 29 00:02:50,704 --> 00:02:55,542 (骨を踏む音) はぁ… うっ… あ… あっ! ひっ!! 30 00:02:55,542 --> 00:03:00,647 (不知火)<過去に出られなかった者達を 幾人も踏んだ> 31 00:03:03,283 --> 00:03:06,887 (不知火)<自分は ここで終わるのか…➡ 32 00:03:06,887 --> 00:03:08,822 そうあきらめかけた時…> 33 00:03:08,822 --> 00:03:10,891 (足音) 34 00:03:10,891 --> 00:03:14,995 (不知火)<修行仲間ではない見知らぬ者が> 35 00:03:14,995 --> 00:03:17,264 あ… あ…。 36 00:03:17,264 --> 00:03:22,135 (不知火)<その者は時々立ち止まり 耳を澄まし➡ 37 00:03:22,135 --> 00:03:25,972 しかし 迷う事なく進んでいく> 38 00:03:25,972 --> 00:03:28,875 は… はぁ はぁ。 39 00:03:28,875 --> 00:03:34,414 (足音) はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ はぁ…。 40 00:03:34,414 --> 00:03:38,018 (不知火) <おれは そいつを必死で追った…。➡ 41 00:03:38,018 --> 00:03:40,420 そして…> 42 00:03:43,256 --> 00:03:47,627 (師匠)そうか…。 (鳥の鳴き声) 43 00:03:47,627 --> 00:03:52,199 (師匠)確か 皆より3日遅く 洞に入ったのだったな。 44 00:03:52,199 --> 00:03:54,835 はぁ はぁ はぁ…。 45 00:03:54,835 --> 00:04:00,340 水の気の流れ 龍脈の読み方を教わっていましたので。 46 00:04:00,340 --> 00:04:05,912 (不知火)<その者は やはり館の子供ではなかった。➡ 47 00:04:05,912 --> 00:04:09,116 やがて その者は去り> 48 00:04:09,116 --> 00:04:15,055 (師匠) 不知火。 今の童子の後を追ってきたな。➡ 49 00:04:15,055 --> 00:04:19,159 生きて出られただけ有難く思え。 50 00:04:19,159 --> 00:04:23,697 (不知火)<虫を見るような目だった…。➡ 51 00:04:23,697 --> 00:04:29,369 その日を境に師匠は 一切おれに興味を示さなくなった。➡ 52 00:04:29,369 --> 00:04:31,872 それどころか…> 53 00:04:31,872 --> 00:04:35,742 きさまには 才がない! やめてしまえ! 54 00:04:35,742 --> 00:04:39,379 (たたく音) お許しください。 お師匠さま。 55 00:04:39,379 --> 00:04:45,952 (不知火)<師匠が館の外から 従者を呼んだ事は噂で聞いていた。➡ 56 00:04:45,952 --> 00:04:48,021 それが摩緒。➡ 57 00:04:48,021 --> 00:04:54,094 あの時の童子だと一目見てわかった> 58 00:04:54,094 --> 00:04:57,964 不知火さま あなたは…➡ 59 00:04:57,964 --> 00:05:02,235 御降家の跡を 継ぎたかったのか…➡ 60 00:05:02,235 --> 00:05:05,038 私を憎むほどに。 61 00:05:05,038 --> 00:05:10,010 師匠には打ちすえられ 罵られ➡ 62 00:05:10,010 --> 00:05:16,049 そんで外から来たおまえが 後継者に選ばれた。 63 00:05:16,049 --> 00:05:19,786  回想 お師匠さま!! 64 00:05:19,786 --> 00:05:23,657 (摩緒の声) もしや お師匠さまを殺したのは…➡ 65 00:05:23,657 --> 00:05:27,194 不知火さま あなたか? 66 00:05:27,194 --> 00:05:30,463 うっぐ! おまえが殺したんちゃうんかい!! 67 00:05:30,463 --> 00:05:34,367 だから! <だから⁉> 68 00:05:36,102 --> 00:05:38,471  回想 っ…! 69 00:05:38,471 --> 00:05:42,275 摩緒! きさま。 はっ⁉ 70 00:05:42,275 --> 00:05:45,178 うっ く! (摩緒の声)あの時➡ 71 00:05:45,178 --> 00:05:50,016 この傷をつけたのが 不知火さま…➡ 72 00:05:50,016 --> 00:05:51,952 あなただったのか。 73 00:05:51,952 --> 00:05:55,956 気づいてへんかったんか⁉ ウソやろ⁉ 74 00:05:57,891 --> 00:06:00,694 <摩緒 すぐ行くから!> 75 00:06:00,694 --> 00:06:02,996 あっ 菜花さん➡ 76 00:06:02,996 --> 00:06:05,332 金の気は あの扉に。 77 00:06:05,332 --> 00:06:07,634 っ…。 78 00:06:10,103 --> 00:06:12,572 地下壕… か。 79 00:06:12,572 --> 00:06:15,775 金の気が続いてる。 行きますよ。 80 00:06:15,775 --> 00:06:19,779 えっ こん中に⁉ (扉を開く音) 81 00:06:22,349 --> 00:06:24,851 (靴音) 82 00:06:24,851 --> 00:06:29,122 (華紋)しかし 摩緒の破軍星の太刀は便利だね。 83 00:06:29,122 --> 00:06:31,858 やべえ刀ですよ。 84 00:06:31,858 --> 00:06:34,261 おれは一度 あの刀持って➡ 85 00:06:34,261 --> 00:06:36,329 血ぃ吐いて死にかけました。 86 00:06:36,329 --> 00:06:39,866 いえ 完全に死んでましたよ。 87 00:06:39,866 --> 00:06:45,739 できる事なら… おれが この手で師匠を殺したかった。➡ 88 00:06:45,739 --> 00:06:50,543 外から来たおまえに 殺されるくらいやったらな。 89 00:06:50,543 --> 00:06:54,881 殺してでも 御降家を継ぎたかった? 90 00:06:54,881 --> 00:06:59,252 せやけど 肝心の秘法 泰山府君を➡ 91 00:06:59,252 --> 00:07:02,756 猫鬼とおまえが かすめ取って逃げよった…。 92 00:07:02,756 --> 00:07:09,362 さあ 摩緒 教えてもらうで。 泰山府君の術を。 93 00:07:09,362 --> 00:07:12,565 <泰山府君の術は➡ 94 00:07:12,565 --> 00:07:16,269 猫鬼の頭が持って逃げた。➡ 95 00:07:16,269 --> 00:07:22,075 その事を不知火さまは知らない> 96 00:07:22,075 --> 00:07:25,779 教えましょう。 お…。 97 00:07:25,779 --> 00:07:30,550 だが その前に聞かねばならない。 98 00:07:30,550 --> 00:07:35,055 紗那さまに なにをした。 99 00:07:35,055 --> 00:07:40,026 紗那さまは あの日死んだと言われていた。 100 00:07:40,026 --> 00:07:42,862 私が殺したとまで…。 101 00:07:42,862 --> 00:07:47,767 だが 生きてあなたの手先になっている。 102 00:07:47,767 --> 00:07:50,537 く くっ…。 103 00:07:50,537 --> 00:07:53,373 うっ… う…。 (つぶてが落ちる音) 104 00:07:53,373 --> 00:07:55,375 なぜです。 105 00:07:58,211 --> 00:08:02,415 <会うたんか… 幽羅子に> 106 00:08:02,415 --> 00:08:07,887 なんや摩緒…。 おまえ まだ紗那を引きずっとるんか…。 107 00:08:07,887 --> 00:08:11,891 ♬~ 108 00:08:11,891 --> 00:08:14,027 うっ は…。 109 00:08:14,027 --> 00:08:16,629 うっ! っ…! 110 00:08:16,629 --> 00:08:18,131 (溶ける音) うっ…! 111 00:08:18,131 --> 00:08:21,034 (蹴飛ばす音) ぐあ…。 112 00:08:21,034 --> 00:08:23,937 摩緒! 菜花! 113 00:08:23,937 --> 00:08:28,808 <なんやこれは 摩緒の血か⁉> 114 00:08:28,808 --> 00:08:33,680 菜花… 刀を。 う うん。 115 00:08:33,680 --> 00:08:39,285 それが… 私の中に流れる猫鬼の血の力…➡ 116 00:08:39,285 --> 00:08:45,158 不知火さま あなたのした事を話してください。 117 00:08:45,158 --> 00:08:49,729 んん? 不知火? 118 00:08:49,729 --> 00:08:54,467 (不知火)なんやゾロゾロと。 つるんどるんか おまえら。 119 00:08:54,467 --> 00:08:56,403 答えてください 不知火さま…。 120 00:08:56,403 --> 00:09:01,474 なぜ紗那さまが 生きてあなたと共にいるのか…➡ 121 00:09:01,474 --> 00:09:03,543 なぜ生きているのか! 122 00:09:03,543 --> 00:09:05,745 さあな…。 123 00:09:05,745 --> 00:09:10,049 ただ おれと 一緒におんのは あいつの望んだことや。 124 00:09:10,049 --> 00:09:12,685 くっ⁉ 嘘だっ!! 125 00:09:12,685 --> 00:09:15,989 (剣圧の音) 126 00:09:19,192 --> 00:09:23,163 お~ 今のは破軍星の太刀の剣圧かい? 127 00:09:23,163 --> 00:09:25,298 振ってもいないのに。 128 00:09:25,298 --> 00:09:29,869 へぇ… おまえでも そないな大声出す事があんのや。 129 00:09:29,869 --> 00:09:33,139 <紗那さまの事だから?> 130 00:09:33,139 --> 00:09:36,709 (不知火)あいつの望みは おれと同じ➡ 131 00:09:36,709 --> 00:09:40,580 国を動かすお偉いさんの寿命をつなぎ➡ 132 00:09:40,580 --> 00:09:44,384 時には依頼を受けて政敵を呪う。➡ 133 00:09:44,384 --> 00:09:50,490 御降家の役目を 絶やさず続ける事やからな。っ…! 134 00:09:50,490 --> 00:09:54,461  回想 私は父に 従います。 135 00:09:54,461 --> 00:10:00,166 紗那さまは… 御降家を継ぐ覚悟は持っておられた。 136 00:10:00,166 --> 00:10:06,606 だが 死体を生きているように見せかけ 周囲を欺き…➡ 137 00:10:06,606 --> 00:10:10,310 そんな歪なあり方を 望んでいた訳がない。 138 00:10:12,412 --> 00:10:15,315 ふっ 歪か。 139 00:10:15,315 --> 00:10:20,520 それも おまえが 泰山府君の秘法を渡せば済むことやろ。 140 00:10:22,188 --> 00:10:26,459 あなたのような人に 術を渡す訳にはいかない! 141 00:10:26,459 --> 00:10:28,661 (斬撃音) 142 00:10:31,297 --> 00:10:33,700 (3人)っ…⁉ 143 00:10:35,235 --> 00:10:38,471 っ…⁉ 144 00:10:38,471 --> 00:10:40,773 ふっ。 145 00:10:40,773 --> 00:10:42,709 その足は…。 146 00:10:42,709 --> 00:10:46,713 なんや。 ほんまに覚えてへんのかい。 147 00:10:46,713 --> 00:10:49,082  回想 摩緒が裏切った! 148 00:10:49,082 --> 00:10:52,685 猫鬼を使役して館を滅ぼそうとしている! 149 00:10:52,685 --> 00:10:57,423 ひるむな! 摩緒はお師匠さまを殺した憎い仇だぞ! 150 00:10:57,423 --> 00:10:59,359 トドメを! っ…⁉ 151 00:10:59,359 --> 00:11:03,796 ♬~ 152 00:11:03,796 --> 00:11:05,732 は…。 153 00:11:05,732 --> 00:11:07,767 (咆哮) 154 00:11:07,767 --> 00:11:09,903 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 あっ…! 155 00:11:09,903 --> 00:11:13,907 グワァァ オッ! (不知火)ぎゃあああああ! 156 00:11:16,109 --> 00:11:18,511 <私が> 157 00:11:18,511 --> 00:11:23,082 この足は式神の海龍からの借り物や。➡ 158 00:11:23,082 --> 00:11:26,920 おかげさんで おれは水から離れられへん。 159 00:11:26,920 --> 00:11:32,725 それで京から動かずに 刺客を送り続けたというのか。 160 00:11:32,725 --> 00:11:36,596 ああ これからも何度でもやんで。 161 00:11:36,596 --> 00:11:39,265 (水音) 162 00:11:39,265 --> 00:11:41,768 っ…⁉ 待て! くっ…。 163 00:11:41,768 --> 00:11:44,037 (枝が伸びる音) くっ… くっ…。 164 00:11:44,037 --> 00:11:45,972 なぜ止めるのです! 165 00:11:45,972 --> 00:11:48,207 バカだねぇ おまえ。 166 00:11:48,207 --> 00:11:51,811 水の中に入っちゃ 不知火の思うツボだろうが。 167 00:11:53,446 --> 00:11:55,448 くっ…。 168 00:11:58,284 --> 00:12:01,020 (風音) 169 00:12:01,020 --> 00:12:06,893 (すすり泣き) 170 00:12:06,893 --> 00:12:09,729 (白眉) 摩緒に会って しまったのですか。 171 00:12:09,729 --> 00:12:15,501 (幽羅子)ああ… 私の姿… 摩緒にどう見えたのかしら。 172 00:12:15,501 --> 00:12:18,705 お気の毒な 幽羅子さま。 173 00:12:20,640 --> 00:12:22,742 <化け物が> 174 00:12:32,251 --> 00:12:34,187 くそっ。 175 00:12:34,187 --> 00:12:39,058 はー。 金の式神を追ってきたら…➡ 176 00:12:39,058 --> 00:12:43,263 不知火は 金の術師とつるんでるってことだね。 177 00:12:43,263 --> 00:12:47,033 もう少しで つかまえられた。 178 00:12:47,033 --> 00:12:51,904 どうせ また来るだろ。 あいつ 摩緒のこと恨んでるっぽいし。 179 00:12:51,904 --> 00:12:54,841 まあ 恨むよな…➡ 180 00:12:54,841 --> 00:12:59,212 摩緒に足を刈られて ああなって。 181 00:12:59,212 --> 00:13:04,584 摩緒 おまえ 本当に覚えてないのか? その時の事とか。 182 00:13:04,584 --> 00:13:07,787 はあ 覚えていませんね。 183 00:13:07,787 --> 00:13:11,691 もともと不知火さまは 眼中になかったですし。 184 00:13:11,691 --> 00:13:13,693 ひどいな おまえ。 185 00:13:13,693 --> 00:13:17,330 とにかく 帰ろう…。 ここは寒い。 186 00:13:17,330 --> 00:13:19,632 先に行ってください。 187 00:13:19,632 --> 00:13:22,535 私は少し休んでから。 188 00:13:22,535 --> 00:13:25,238 んん? 歩けないのか? 189 00:13:25,238 --> 00:13:28,141 ええ⁉ ピンピンしてたじゃないか。 190 00:13:28,141 --> 00:13:31,511 いえ 何発も撃たれたんです。 191 00:13:31,511 --> 00:13:34,213 金の式神に。 192 00:13:36,349 --> 00:13:39,252 (華紋)へえ… じゃあ さっきのは…➡ 193 00:13:39,252 --> 00:13:44,157 紗那さまの話で 頭に血が昇ってたって事か。 194 00:13:44,157 --> 00:13:46,559 ふっ。 195 00:13:49,862 --> 00:13:53,366 ん? 196 00:13:53,366 --> 00:13:55,335 菜花 なにを。 197 00:13:55,335 --> 00:13:58,337 血をあげるんだよ。 歩けないんでしょ⁉ 198 00:13:58,337 --> 00:14:03,042 それはダメだと言っただろう。 おまえの命を削る事になるかも…。 199 00:14:03,042 --> 00:14:05,345 いいの! 200 00:14:09,415 --> 00:14:14,287 華紋さん 助けてくれないよ? コート汚れるのいやがるよ。 201 00:14:14,287 --> 00:14:18,157 百火は ちっこいから摩緒なんか運べないし。 202 00:14:18,157 --> 00:14:22,628 うん。 確かにコート汚されるのは まっぴらだけど。 203 00:14:22,628 --> 00:14:25,431 菜花 てめえ 今 呼び捨てにしただろ。 204 00:14:27,567 --> 00:14:33,573 <ああ… 傷口がふさがっていく> 205 00:14:36,976 --> 00:14:44,217 ♬~ 206 00:14:44,217 --> 00:14:48,721 ったく それで 自分が気絶してりゃ世話ねえな。 207 00:14:48,721 --> 00:14:53,993 摩緒 かわろうか…? 菜花くんなら喜んで背負うけど。 208 00:14:53,993 --> 00:14:58,364 いえ 菜花の事は私が。 209 00:14:58,364 --> 00:15:01,801 <また無理をさせてしまった。➡ 210 00:15:01,801 --> 00:15:05,204 このままでは いけない> 211 00:15:08,307 --> 00:15:10,710 菜花さん 帰っちゃうんですか。 212 00:15:10,710 --> 00:15:13,746 うん… うちで ゆっくり寝たい。 213 00:15:13,746 --> 00:15:16,249 摩緒も無理しちゃダメだよ。 214 00:15:16,249 --> 00:15:20,153 もう大丈夫だ。 傷はふさがった。 215 00:15:23,990 --> 00:15:27,093 そう。 じゃっ じゃあ。 216 00:15:33,533 --> 00:15:37,336 <あんな摩緒 初めて見た。➡ 217 00:15:37,336 --> 00:15:42,108 紗那さま 不知火の手先なのに> 218 00:15:42,108 --> 00:15:44,043  回想 おれと 一緒におんのは➡ 219 00:15:44,043 --> 00:15:46,012 あいつの望んだ事や。 220 00:15:46,012 --> 00:15:48,648 嘘だっ!! 221 00:15:48,648 --> 00:15:52,518 <不知火に滅茶苦茶 嫉妬してるじゃん> 222 00:15:52,518 --> 00:15:56,389  回想  紗那さまには 想い人がいましたから。 223 00:15:56,389 --> 00:15:59,859 <その想い人が不知火⁉➡ 224 00:15:59,859 --> 00:16:02,128 とは思えないけど➡ 225 00:16:02,128 --> 00:16:06,599 もともと片思いなのに 明らかに今でも好きじゃん> 226 00:16:06,599 --> 00:16:08,601  回想 どけ。 227 00:16:14,340 --> 00:16:18,845 <あれは本当に紗那さまなのかな?> 228 00:16:21,581 --> 00:16:24,851 えっ? 猫鬼⁉ 229 00:16:24,851 --> 00:16:27,286  回想 わしに会いたくなったら➡ 230 00:16:27,286 --> 00:16:29,822 いつでも呼べ。 231 00:16:29,822 --> 00:16:35,628 <な なんで⁉ 呼んでないのに> 232 00:16:35,628 --> 00:16:39,165 また摩緒に血を与えたな? 233 00:16:39,165 --> 00:16:41,534 え わかるの⁉ 234 00:16:41,534 --> 00:16:44,003 摩緒と菜花➡ 235 00:16:44,003 --> 00:16:49,775 おまえに流れているのは わしの血だぞ。 わかるさ。 236 00:16:49,775 --> 00:16:56,315 <新しい器の私を ずっと見張ってるって事? でも…> 237 00:16:56,315 --> 00:17:01,254 ねえ 前に私を傷つけるつもりはないって 言ったよね。 238 00:17:01,254 --> 00:17:05,958 ああ… おまえが わしを恐れる事はない。 239 00:17:05,958 --> 00:17:10,396 じゃあ 教えて。 紗那さまの事。 240 00:17:10,396 --> 00:17:12,832 紗那。 241 00:17:12,832 --> 00:17:16,135 あんたは紗那さまの猫だったんだよね。 242 00:17:19,505 --> 00:17:21,908 灰丸。 243 00:17:25,845 --> 00:17:28,814 (ベルの音) (号外班の男)号外 号外~。➡ 244 00:17:28,814 --> 00:17:32,618 人首村で謎の大量虐殺~!! 245 00:17:32,618 --> 00:17:37,456 (百火) 「郵便配達夫が村の惨状を発見し通報。➡ 246 00:17:37,456 --> 00:17:43,262 村人は悉く鋭い刃のようなもので ひと突きにされており」。 247 00:17:43,262 --> 00:17:48,234 なにか… 鉄の案山子みたいな物が 去っていくのを見ました。 248 00:17:48,234 --> 00:17:51,671 …と証言している。 249 00:17:51,671 --> 00:17:54,340 <鉄の案山子⁉➡ 250 00:17:54,340 --> 00:17:56,842 まさか あの時の> 251 00:17:59,812 --> 00:18:02,715 紗那さまって どんな方だったの? 252 00:18:02,715 --> 00:18:05,217 紗那は…。 253 00:18:07,553 --> 00:18:11,057  回想 あれは式神よ 灰丸。 254 00:18:15,227 --> 00:18:17,597 消えた。 255 00:18:17,597 --> 00:18:22,835 この家はね 灰丸…。 呪いの家なの。➡ 256 00:18:22,835 --> 00:18:26,172 色々な貴族がこっそり訪ねてきて➡ 257 00:18:26,172 --> 00:18:30,042 呪いたい相手の名と爪や髪を託す。➡ 258 00:18:30,042 --> 00:18:34,513 すると この家の陰陽師が呪いを放つ。➡ 259 00:18:34,513 --> 00:18:40,753 でも 相手方に仕える陰陽師が 優れていれば 呪い返しや➡ 260 00:18:40,753 --> 00:18:46,993 この家の存在を快く思わない 表の陰陽師の呪詛が飛んでくる。➡ 261 00:18:46,993 --> 00:18:50,763 けれど その数々の呪いは今みたいに➡ 262 00:18:50,763 --> 00:18:54,633 館の上空で消えてしまうの。 263 00:18:54,633 --> 00:19:00,473 いえ 違うわね。 見えなくなるだけ。 264 00:19:00,473 --> 00:19:06,779 紗那さまも視える人だったって事? 陰陽術とか使えたの? 265 00:19:06,779 --> 00:19:10,282 紗那は術者ではなかった。 266 00:19:10,282 --> 00:19:14,086 だが 呪詛の依頼を受けた夜は…。 267 00:19:19,291 --> 00:19:23,396 (猫鬼)館の主 紗那の父が…。 268 00:19:29,402 --> 00:19:32,638 (猫鬼)その黒いなにかを巻き取り➡ 269 00:19:32,638 --> 00:19:35,608 家の術者に渡す。 270 00:19:35,608 --> 00:19:39,245 え その黒いなにかって…。 271 00:19:39,245 --> 00:19:42,081 呪い だろう。 272 00:19:42,081 --> 00:19:47,420 それは館の上で消えた式神と 同じ臭いがした。 273 00:19:47,420 --> 00:19:51,390 <紗那さまの口から呪いが?> 274 00:19:51,390 --> 00:19:54,860 (猫鬼)紗那は御降家の娘。➡ 275 00:19:54,860 --> 00:19:57,730 それが役目だったのだろう。 276 00:19:57,730 --> 00:20:02,168 待って 摩緒は その事を知っていたの⁉ 277 00:20:02,168 --> 00:20:04,437 知るはずがない。➡ 278 00:20:04,437 --> 00:20:07,339 摩緒や館の者達の前では➡ 279 00:20:07,339 --> 00:20:12,178 常に紗那は澄んだ気をまとっていた。➡ 280 00:20:12,178 --> 00:20:17,983 紗那自身 自分の役割に 気づいていたのかどうか。 281 00:20:17,983 --> 00:20:20,019  回想 どけ。 282 00:20:20,019 --> 00:20:22,822 ねえ。 紗那さまが➡ 283 00:20:22,822 --> 00:20:28,494 大正時代に生きている って言ったら 信じる? 284 00:20:28,494 --> 00:20:32,198 心臓をつかみ出されて。 285 00:20:32,198 --> 00:20:35,101 生きているはずがない。 286 00:20:35,101 --> 00:20:39,004 <じゃあ あの女はなに⁉> 287 00:20:42,374 --> 00:20:46,178 妙ですね 百火さま。 なにがだよ。 288 00:20:46,178 --> 00:20:51,784 この人首村の皆殺し事件が起きて まだ三日と経っていないのに➡ 289 00:20:51,784 --> 00:20:56,288 新聞記者も見張りの巡査の一人もいない。 290 00:20:56,288 --> 00:21:01,060 これ以上 新聞も警察も 手を出すなって事だろうぜ。 291 00:21:01,060 --> 00:21:03,295 あの時もそうだった。 292 00:21:03,295 --> 00:21:08,134 それは 百火さまが 鉄の案山子と関わった時の事ですか。 293 00:21:08,134 --> 00:21:11,670 ああ…。 今から二十年前➡ 294 00:21:11,670 --> 00:21:14,306 日露戦争が 始まった頃だ。 295 00:21:14,306 --> 00:21:18,744 その頃 おれは ある村の農家の手伝いをやっててな。 296 00:21:18,744 --> 00:21:21,080 色々やっているんですね。 297 00:21:21,080 --> 00:21:23,582 そいつらは…。 298 00:21:26,986 --> 00:21:30,089 (百火)突然やってきた。 299 00:21:30,089 --> 00:21:32,992 (刀が伸びる音) うおっ! 300 00:21:32,992 --> 00:21:35,694 がはっ! (倒れる音) 301 00:21:35,694 --> 00:21:38,297 なっ…⁉ っ…! 302 00:21:40,866 --> 00:21:45,704 (百火)村の者は皆殺し。 おれは なんとか逃れたが➡ 303 00:21:45,704 --> 00:21:51,277 事件は新聞にも書かれず 人の噂にすらならなかった。 304 00:21:51,277 --> 00:21:55,748 事件そのものがなかった事にされたと? ああ。 305 00:21:55,748 --> 00:21:59,418 ですが 今回は事件が報じられた。 306 00:21:59,418 --> 00:22:01,754 百火さま これは。 307 00:22:01,754 --> 00:22:04,256 (刀が伸びる音) 308 00:22:09,829 --> 00:22:14,667 やっぱりな。 こいつら二十年前と同じ…。 309 00:22:14,667 --> 00:22:16,702 どうやら この村の事件は➡ 310 00:22:16,702 --> 00:22:19,839 私達をおびき出すための罠。 311 00:22:19,839 --> 00:22:23,842 (白眉)ふん。 そうだよ だが…。 (摩緒 百火)っ…!! 312 00:22:23,842 --> 00:22:28,848 (白眉)まさか きさままで来るとは 思わなかったよ 百火。 313 00:22:28,848 --> 00:22:32,718 てめえ 二十年前の案山子の使い手か! 314 00:22:32,718 --> 00:22:35,621 (白眉)ふん そうだな。➡ 315 00:22:35,621 --> 00:22:40,125 あの時は 互いに顔を確かめる暇もなかった…。 316 00:22:40,125 --> 00:22:45,464 おれの顔を見たいか? 残った眼を取られる前に。 317 00:22:45,464 --> 00:22:48,801 ぐっ…。 318 00:22:48,801 --> 00:22:53,405 <百火さまの眼は この男が…> 319 00:22:55,708 --> 00:23:12,424 ♬~ 320 00:23:12,424 --> 00:23:23,936 ♬「瞑った目 その裏 浮かんだ藍の色が」 321 00:23:23,936 --> 00:23:29,375 ♬「束の間を照らしては」 322 00:23:29,375 --> 00:23:35,214 ♬「微笑みを連れてくるの」 323 00:23:35,214 --> 00:23:40,653 ♬「光は残像」 324 00:23:40,653 --> 00:23:49,695 ♬「けれど幽かな 望みがよすがとなって」 325 00:23:49,695 --> 00:24:01,073 ♬「ひたむきに想う程 胸に溶け残る熱が」 326 00:24:01,073 --> 00:24:07,313 ♬「昇っては揺蕩うように」 327 00:24:07,313 --> 00:24:11,550 ♬「私の余白に沁み入れば」 328 00:24:11,550 --> 00:24:23,162 ♬「もう戻れない 嗚呼」 329 00:24:25,197 --> 00:24:27,100 (百火) ひっこんでろ摩緒! そいつは おれが。 330 00:24:27,100 --> 00:24:31,236 <本来ならば 火は金を剋す。➡ 331 00:24:31,236 --> 00:24:33,472 百火さまが有利なはずだけど> 332 00:24:33,472 --> 00:24:38,444 (白眉)おれにとって御降家は 実に居心地のいい場所だったよ。➡ 333 00:24:38,444 --> 00:24:43,015 ところが摩緒… きさまの裏切りで御降家は絶えた。 334 00:24:43,015 --> 00:24:45,918 まやかしの御降家に加勢すると…⁉ 335 00:24:45,918 --> 00:24:48,787 (白眉)まやかし? それはどうかな。➡ 336 00:24:48,787 --> 00:24:52,291 おぞましい化け物が! <次回「白眉」> 337 00:24:56,295 --> 00:24:59,965 妙ですね 百火さま。 なにがだよ。 338 00:24:59,965 --> 00:25:05,871 この人首村の皆殺し事件が起きて まだ三日と経っていないのに➡ 339 00:25:05,871 --> 00:25:10,476 新聞記者も見張りの巡査の一人もいない。 340 00:25:10,476 --> 00:25:15,280 これ以上 新聞も警察も 手を出すなって事だろうぜ。 341 00:25:15,280 --> 00:25:19,251 あの時もそうだった。➡ 342 00:25:19,251 --> 00:25:24,289 そいつらは… 突然やってきた。 343 00:25:24,289 --> 00:25:28,060 (刀が伸びる音) うおっ! 344 00:25:28,060 --> 00:25:30,662 がはっ! (倒れる音) 345 00:25:30,662 --> 00:25:35,534 (百火)村の者は皆殺し。 おれは なんとか逃れたが➡ 346 00:25:35,534 --> 00:25:41,206 事件は新聞にも書かれず 人の噂にすらならなかった。 347 00:25:41,206 --> 00:25:44,676 ですが 今回は事件が報じられた。 348 00:25:44,676 --> 00:25:47,079 百火さま これは。 349 00:25:47,079 --> 00:25:49,381 (刀が伸びる音) 350 00:25:55,320 --> 00:25:57,623 どうやら この村の事件は➡ 351 00:25:57,623 --> 00:26:00,526 私達をおびき出すための罠。 352 00:26:00,526 --> 00:26:04,496 (白眉)ふん。 そうだよ だが…。 (摩緒 百火)っ…!! 353 00:26:04,496 --> 00:26:09,668 (白眉)まさか きさままで来るとは 思わなかったよ 百火。 354 00:26:09,668 --> 00:26:13,539 てめえ 二十年前の案山子の使い手か! 355 00:26:13,539 --> 00:26:16,341 (白眉)ふん そうだな。➡ 356 00:26:16,341 --> 00:26:20,946 あの時は 互いに顔を確かめる暇もなかった…。 357 00:26:20,946 --> 00:26:26,285 おれの顔を見たいか? 残った眼を取られる前に。 358 00:26:26,285 --> 00:26:29,555 ぐっ…。 359 00:26:29,555 --> 00:26:33,759 <百火さまの眼は この男が…> 360 00:26:36,328 --> 00:26:46,972 ♬~ 361 00:26:46,972 --> 00:26:50,909 (百火)<なにがあった? 誰がこんな…> 362 00:26:50,909 --> 00:26:57,149 っ…! なんだ こいつら。 363 00:26:57,149 --> 00:27:00,652 っ…!! 鉄の案山子⁉ 364 00:27:02,955 --> 00:27:04,957 っ…! (突き刺さる音) 365 00:27:04,957 --> 00:27:10,129 ♬~ 366 00:27:10,129 --> 00:27:13,832 (はじく音) く…! 367 00:27:13,832 --> 00:27:18,237 <金の気⁉➡ 368 00:27:18,237 --> 00:27:20,739 後ろに陰陽師がいる⁉> 369 00:27:20,739 --> 00:27:23,075 ヒュッ! 370 00:27:23,075 --> 00:27:29,848 (燃える音) 371 00:27:29,848 --> 00:27:33,085 あいつか⁉ 372 00:27:33,085 --> 00:27:35,854 (金属音) (かすめる音) 373 00:27:35,854 --> 00:27:39,758 (血しぶきの音) あ…。 374 00:27:39,758 --> 00:27:45,964 くっ… くっ… ぐっ… うぅ…。 375 00:27:51,336 --> 00:27:53,639 うぅ…。 376 00:27:56,175 --> 00:28:04,016 ♬~ 377 00:28:04,016 --> 00:28:11,456 ♬「永い暗闇は未来の光の影でしょうか」 378 00:28:11,456 --> 00:28:18,630 ♬「取り残した想いは 僕を離れ枯れるでしょうか」 379 00:28:18,630 --> 00:28:22,467 ♬「見えないものに塞がれては」 380 00:28:22,467 --> 00:28:26,305 ♬「目の前のあなたを見失いそう」 381 00:28:26,305 --> 00:28:33,378 ♬「古い傷跡は 優しさのためにあれば良いのに」 382 00:28:33,378 --> 00:28:41,119 ♬「もつれた因果の蒔いた種は 綺麗な花になれば良いのに」 383 00:28:41,119 --> 00:28:43,689 ♬「言葉は呪い」 384 00:28:43,689 --> 00:28:53,265 ♬「縛られてそれでも この世界を変えたいんだ」 385 00:28:53,265 --> 00:28:59,071 ♬「君の言葉で上書きして」 386 00:28:59,071 --> 00:29:08,413 ♬「(祈って強く) 氷みたいに冷めた心溶かして」 387 00:29:08,413 --> 00:29:13,552 ♬「わざわざ会いたくて胸騒ぎ」 388 00:29:13,552 --> 00:29:19,358 ♬「(笑ってくれたら) 壊れるほど信じてみるよ今夜」 389 00:29:19,358 --> 00:29:24,463 ♬~ 390 00:29:31,336 --> 00:29:34,840 (百火)おい 全部てめえの仕業だな…。➡ 391 00:29:34,840 --> 00:29:37,743 関係ねぇ村人まで 巻き添えにしやがって。➡ 392 00:29:37,743 --> 00:29:40,212 この外道が! 393 00:29:40,212 --> 00:29:44,549 ふん まったく運の悪い村だ。 394 00:29:44,549 --> 00:29:50,355 百火 きさまなんぞが居たばっかりに。 だが…➡ 395 00:29:50,355 --> 00:29:55,927 おれの「兵」を試すいい実験場になったよ。 396 00:29:55,927 --> 00:29:59,865 ふっ ふざけんじゃねぇっ! 397 00:29:59,865 --> 00:30:02,501 百火さま。 398 00:30:02,501 --> 00:30:06,371 (燃え上がる音) 399 00:30:06,371 --> 00:30:10,375 (金属音) (はじく音) 400 00:30:10,375 --> 00:30:14,479 <この銀の帯は 私を襲った式神と同じ> 401 00:30:18,016 --> 00:30:21,853 <この男 不知火と通じている> 402 00:30:21,853 --> 00:30:24,556 っ…! <誰だ⁉> 403 00:30:24,556 --> 00:30:26,858 っ…! 404 00:30:26,858 --> 00:30:29,761 くっ…。 405 00:30:29,761 --> 00:30:32,564 ひっこんでろ 摩緒! そいつは おれが。 406 00:30:35,467 --> 00:30:38,937 ふん。 407 00:30:38,937 --> 00:30:41,139 結界⁉ 408 00:30:48,113 --> 00:30:50,615 (銃声) 409 00:31:01,660 --> 00:31:04,696 腕が。 ん…。 410 00:31:04,696 --> 00:31:06,898 っ…。 411 00:31:06,898 --> 00:31:10,869 おい もしかすると その腕 あの時に。 412 00:31:10,869 --> 00:31:15,373 ふん 小童と思って油断した。 413 00:31:18,610 --> 00:31:25,317 (白眉)何百年 誰と闘っても 傷つけられなかった おれが。 414 00:31:25,317 --> 00:31:29,621 もっとも なに不自由ないがな。 415 00:31:34,860 --> 00:31:36,795 あなたは…。 416 00:31:36,795 --> 00:31:43,602 ♬~ 417 00:31:43,602 --> 00:31:47,439 唯一 困るのは…➡ 418 00:31:47,439 --> 00:31:51,676 年をとらない事 か。 419 00:31:51,676 --> 00:31:54,379 白眉さま⁉ 420 00:31:57,949 --> 00:32:00,919  回想 摩緒が紗那さまを 殺した…⁉ 421 00:32:00,919 --> 00:32:03,221 どうして。 422 00:32:03,221 --> 00:32:06,258 (白眉)取り乱すな百火。 あっ…。 423 00:32:06,258 --> 00:32:08,727 おれも見た。 424 00:32:08,727 --> 00:32:13,331 摩緒は御降家を裏切った 怨敵だ。 425 00:32:15,033 --> 00:32:20,272 白眉さまも五色堂に呼ばれたのですね。 ああ。➡ 426 00:32:20,272 --> 00:32:23,975 百火 きさまも呼ばれたことは知っていた。 427 00:32:23,975 --> 00:32:25,944 うっ…。 428 00:32:25,944 --> 00:32:32,284 (白眉)二十年前 きさまと やり合えたことは むしろ幸運だった。 429 00:32:32,284 --> 00:32:35,754 五色堂に呼ばれた者同士なら➡ 430 00:32:35,754 --> 00:32:37,689 傷つけ合い➡ 431 00:32:37,689 --> 00:32:40,592 殺し合うことができると分かったからな。 432 00:32:40,592 --> 00:32:42,627 ん…。 433 00:32:42,627 --> 00:32:49,167 <白眉さまは 御降家の中でも 特にお師匠さまの信頼が厚く➡ 434 00:32:49,167 --> 00:32:54,139 呪詛の仕事を多く申しつけられていた。➡ 435 00:32:54,139 --> 00:32:57,309 お師匠さまから巻物を受け取り➡ 436 00:32:57,309 --> 00:33:01,613 数日後には貴族の何某が死んだという 噂とともに➡ 437 00:33:01,613 --> 00:33:07,319 館には様々な謝礼らしき品々が届いた> 438 00:33:07,319 --> 00:33:10,789  回想 <お師匠さまが 呪詛を命じるたびに渡す巻物は➡ 439 00:33:10,789 --> 00:33:13,492 いったいなんなのだろう> 440 00:33:15,260 --> 00:33:21,733 (白眉)おれにとって 御降家は実に居心地のいい場所だったよ。 441 00:33:21,733 --> 00:33:27,439 ところが 摩緒 きさまの裏切りで御降家は絶えた。 442 00:33:29,474 --> 00:33:34,880 あれから何百年 おれは色々な戦に関わった。 443 00:33:37,182 --> 00:33:39,818 (白眉)裏で術を使うより➡ 444 00:33:39,818 --> 00:33:43,522 戦場に居る方が性に合っていたがね。 445 00:33:43,522 --> 00:33:45,624 (銃声) 446 00:33:48,760 --> 00:33:53,431 (白眉)何度も死んだ ような気がする。➡ 447 00:33:53,431 --> 00:33:56,334 だが そのたびに目がさめ➡ 448 00:33:56,334 --> 00:34:01,806 戦で負ったはずの傷は跡かたもない。 449 00:34:01,806 --> 00:34:06,645 百火… きさまも同じだったんじゃないか? 450 00:34:06,645 --> 00:34:10,248 <ああ。 同じだ> 451 00:34:10,248 --> 00:34:14,052 だから二十年前 百火➡ 452 00:34:14,052 --> 00:34:17,689 きさまを見つけて やり合って➡ 453 00:34:17,689 --> 00:34:19,624 腕をもがれ➡ 454 00:34:19,624 --> 00:34:23,962 この顔が焼けたまま 治らないと気づいた時➡ 455 00:34:23,962 --> 00:34:26,564 心底嬉しかったよ。 456 00:34:31,703 --> 00:34:36,074 終わりのある事がわかったからな。 457 00:34:36,074 --> 00:34:38,276 (はじく音) 458 00:34:41,212 --> 00:34:43,148 便利な腕だな。 459 00:34:43,148 --> 00:34:46,518 ま お望み通り すぐ終わらせてやるぜ! 460 00:34:46,518 --> 00:34:59,230 ♬~ 461 00:34:59,230 --> 00:35:04,436 <本来ならば 火は金を剋す。➡ 462 00:35:04,436 --> 00:35:08,106 百火さまが 有利なはずだけど➡ 463 00:35:08,106 --> 00:35:12,444 それは 術者の気が同等の時の話。➡ 464 00:35:12,444 --> 00:35:17,248 あの白眉という人の金の気は… 強い> 465 00:35:21,686 --> 00:35:23,888 っ…! げっ⁉ 466 00:35:25,991 --> 00:35:29,561 (はじく音) 467 00:35:29,561 --> 00:35:31,863 ほお。 468 00:35:35,433 --> 00:35:38,803 <っ…⁉ あれは> 469 00:35:38,803 --> 00:35:43,108 (白眉)摩緒 それは師匠から貰い受けた➡ 470 00:35:43,108 --> 00:35:46,578 破軍星の太刀 か…。➡ 471 00:35:46,578 --> 00:35:48,813 どういうことだ?➡ 472 00:35:48,813 --> 00:35:52,484 その不吉の太刀は生贄の証。➡ 473 00:35:52,484 --> 00:35:56,821 きさまを護る刀などではないはず。 474 00:35:56,821 --> 00:36:01,326 これは猫鬼の血を浴びた呪いの刀。 475 00:36:01,326 --> 00:36:05,330 私もまた猫鬼に呪われている。 476 00:36:05,330 --> 00:36:08,833 呪い だと? 477 00:36:08,833 --> 00:36:10,769 ふざけるな摩緒。 478 00:36:10,769 --> 00:36:13,738 きさま その呪われた刀とやらで➡ 479 00:36:13,738 --> 00:36:17,876 猫鬼の加護を受けているではないか。 っ…! 480 00:36:17,876 --> 00:36:23,548 (猫鬼)摩緒 体を差し出せ。 481 00:36:23,548 --> 00:36:27,052 <猫鬼の加護 だと⁉> 482 00:36:27,052 --> 00:36:29,754 どうでもいいだろう! っ…! 483 00:36:29,754 --> 00:36:32,657 てめえ さっさと溶けろ! 484 00:36:32,657 --> 00:36:34,993 ふん。 485 00:36:34,993 --> 00:36:36,961 <真珠⁉> 486 00:36:36,961 --> 00:36:39,964 水の気を使うのは業腹だが。 487 00:36:42,400 --> 00:36:45,136 っ…!! 488 00:36:45,136 --> 00:36:47,505 ヒュッ! っ…。 489 00:36:47,505 --> 00:36:49,908 っ…⁉ 490 00:36:52,177 --> 00:36:54,145 忘れたのか 白眉。 491 00:36:54,145 --> 00:36:59,918 二十年前 案山子どもが おれの火で焼き尽くされたことを! 492 00:36:59,918 --> 00:37:03,221 なっ…! <火が出ない> 493 00:37:03,221 --> 00:37:05,757 うっ く! うっ うっ…。 494 00:37:05,757 --> 00:37:08,159 く くう…。 495 00:37:08,159 --> 00:37:10,195 百火さま! 496 00:37:10,195 --> 00:37:14,666 <真珠の水の気で百火さまの術を封じた!!> 497 00:37:14,666 --> 00:37:17,335 ちくしょう 取れねえ。 498 00:37:17,335 --> 00:37:21,740 百火 きさまは 後できっちり殺してやる。 499 00:37:21,740 --> 00:37:29,347 白眉さま あなたは 不知火と通じているのか。 なぜ⁉ 500 00:37:29,347 --> 00:37:34,052 その言葉 そっくり返そう。 501 00:37:34,052 --> 00:37:39,991 きさまは猫鬼と通じ 御降家を裏切った。 502 00:37:39,991 --> 00:37:45,797 摩緒 きさまは御降家の怨敵だ。 503 00:37:54,706 --> 00:37:59,511 きさまは 御降家の怨敵だ。 504 00:37:59,511 --> 00:38:01,513 ふっ! 505 00:38:01,513 --> 00:38:04,482 っ…! 506 00:38:04,482 --> 00:38:09,287 今の… まやかしの御降家に加勢すると…⁉ 507 00:38:09,287 --> 00:38:13,057 まやかし? それはどうかな。 508 00:38:13,057 --> 00:38:16,294 っ…⁉ 509 00:38:16,294 --> 00:38:19,197 (白眉)<御降家の噂を聞いたのは➡ 510 00:38:19,197 --> 00:38:23,101 徳川の世も終わりかけの頃だった。➡ 511 00:38:23,101 --> 00:38:26,671 滅びたはずの御降家を名乗る何者かが➡ 512 00:38:26,671 --> 00:38:32,844 公家達を相手に延命や呪詛の仕事を 請け負っているらしいと。➡ 513 00:38:32,844 --> 00:38:34,779 おれは探した。➡ 514 00:38:34,779 --> 00:38:38,650 御降家を語る偽者に違いないと。➡ 515 00:38:38,650 --> 00:38:42,353 そんな輩は殺してやるつもりだった。➡ 516 00:38:42,353 --> 00:38:47,959 そして 御降家の水の術者の修行場だった 北の浜に➡ 517 00:38:47,959 --> 00:38:51,062 結界の社を見つけたのだ> 518 00:38:54,465 --> 00:38:58,269 (白眉)<結界は難なく通り抜けられた。➡ 519 00:38:58,269 --> 00:39:03,741 いや… あえて迎え入れたのだろう。➡ 520 00:39:03,741 --> 00:39:08,580 その先に あの女がいた> 521 00:39:08,580 --> 00:39:10,515 はっ…! 522 00:39:10,515 --> 00:39:14,385 (白眉)<懐かしい黒い禍々しい邪気> 523 00:39:14,385 --> 00:39:17,255 まやかしなどではない。 524 00:39:17,255 --> 00:39:20,191 まぎれもない御降家の女。 525 00:39:20,191 --> 00:39:22,193 女…? 526 00:39:22,193 --> 00:39:24,462 いったい なんの話だ。 527 00:39:24,462 --> 00:39:29,334 ふっ。 摩緒 きさまも会ったんだろう?➡ 528 00:39:29,334 --> 00:39:32,036 幽羅子さまに。 はっ…! 529 00:39:34,973 --> 00:39:37,342 <紗那さま⁉> 530 00:39:37,342 --> 00:39:39,310 おい 白眉てめえ。 531 00:39:39,310 --> 00:39:42,881 黒いだの禍々しいだの 誰の話だ! くっ! 532 00:39:42,881 --> 00:39:45,550 ふん。 わきまえろ百火。 533 00:39:45,550 --> 00:39:48,353 白眉「さま」 だろう? 534 00:39:51,956 --> 00:39:54,492 くう… うっ! 535 00:39:54,492 --> 00:39:56,995 摩緒 言っておく。 536 00:39:56,995 --> 00:40:01,866 あれは きさまが思っているような女ではない。 537 00:40:01,866 --> 00:40:06,271 あなたは いったい… なにを知っているというのだ。 538 00:40:06,271 --> 00:40:11,175 ふん。 それは きさまが自分で確かめればいいだろう。 539 00:40:11,175 --> 00:40:14,946 すぐに会わせてやる。 540 00:40:14,946 --> 00:40:16,914 っ…! 541 00:40:16,914 --> 00:40:20,251 う くっ… くっ… ぐっ…。 542 00:40:20,251 --> 00:40:22,720 はっ! 摩緒さま。 543 00:40:22,720 --> 00:40:27,558 摩緒 きさまは生け捕って連れて行く。 544 00:40:27,558 --> 00:40:33,197 目的は泰山府君の秘法 か…。 545 00:40:33,197 --> 00:40:38,670 ふん。 おれは延命の術なんぞに 興味はないがな。➡ 546 00:40:38,670 --> 00:40:43,207 不知火は どうしても知りたいようだ。 547 00:40:43,207 --> 00:40:48,079 うっ くっ…。 (鉤爪が溶ける音) 548 00:40:48,079 --> 00:40:51,582 っ…⁉ <おれの金剛手が溶ける⁉> 549 00:40:56,421 --> 00:40:58,723 ふん。 550 00:41:01,192 --> 00:41:03,494 っ…!! 551 00:41:05,096 --> 00:41:07,965 (たたきつけられる音) うっ うぉ! 552 00:41:07,965 --> 00:41:12,503 (突き刺さる音) 摩緒! ちくしょう! 553 00:41:12,503 --> 00:41:15,306 (白眉)不知火が言っていたな…。➡ 554 00:41:15,306 --> 00:41:19,110 摩緒には猫鬼の血が流れている。 555 00:41:19,110 --> 00:41:24,515 その血は 触れたものを焼き溶かす猛毒だと。 556 00:41:24,515 --> 00:41:27,852 ふん。 いらぬ抵抗をするから。 557 00:41:27,852 --> 00:41:31,856 <摩緒… くたばっちまったのか⁉> 558 00:41:39,063 --> 00:41:40,999 なっ!! 559 00:41:40,999 --> 00:41:45,103 (槍が溶ける音) 560 00:41:49,207 --> 00:41:55,012 ヴ… ヴゥ… ヴ…。 561 00:41:55,012 --> 00:41:57,482 摩緒さま。 え⁉ 562 00:41:57,482 --> 00:42:00,385 あれが 摩緒なのか⁉ 563 00:42:00,385 --> 00:42:05,957 (白眉) そうか 百火。 館が焼け落ちたあの日➡ 564 00:42:05,957 --> 00:42:10,328 きさまは この化け物の姿を 見ていなかったのだったな。 565 00:42:10,328 --> 00:42:13,264 おおかた 臆病風に吹かれて➡ 566 00:42:13,264 --> 00:42:15,600 逃げ隠れていたのだろ。 567 00:42:15,600 --> 00:42:17,535 っ…。 568 00:42:17,535 --> 00:42:20,972 ヴ… ヴッ…! 569 00:42:20,972 --> 00:42:22,974 ヴゥー! 570 00:42:25,810 --> 00:42:28,112 グアオー!! 571 00:42:33,985 --> 00:42:36,888 (金属音) 572 00:42:36,888 --> 00:42:39,757 ヴ…。 っ…! 573 00:42:39,757 --> 00:42:42,026 白眉の術が効かねえ⁉ 574 00:42:42,026 --> 00:42:47,532 ♬~ 575 00:42:47,532 --> 00:42:51,836 ふん…。 これが猫鬼の力か。 576 00:42:51,836 --> 00:42:53,771 ヴゥゥゥ…。 577 00:42:53,771 --> 00:42:56,674 摩緒… 猫鬼と交わったきさまは➡ 578 00:42:56,674 --> 00:43:01,379 御降家だけではない 陰陽師の敵だ。 579 00:43:01,379 --> 00:43:04,482 陰陽師の? どういう事だ⁉ 580 00:43:06,150 --> 00:43:10,888 成敗する。 ヴゥゥゥ…。 581 00:43:10,888 --> 00:43:17,161 (白眉)おれは御降家に入るまで 猫という生き物を見た事がなかった。 582 00:43:17,161 --> 00:43:20,898 百火… きさまも そうだったはずだ。 583 00:43:20,898 --> 00:43:24,502 そうなんですか。 ああ…。 584 00:43:24,502 --> 00:43:30,141 あの頃 猫は高貴な家にしかいないと 聞いていたし➡ 585 00:43:30,141 --> 00:43:35,346 おれが初めて見たのも 紗那さまの灰丸だった。 586 00:43:35,346 --> 00:43:37,281 それがなんなんだよ。 587 00:43:37,281 --> 00:43:41,285 猫は陰陽道の 外にいる。➡ 588 00:43:41,285 --> 00:43:46,757 木火土金水 どこにも属さぬ存在なのだ。➡ 589 00:43:46,757 --> 00:43:48,693 それは すなわち…➡ 590 00:43:48,693 --> 00:43:51,429 相剋の輪から外れ➡ 591 00:43:51,429 --> 00:43:55,433 気の術で剋する事ができないという事。➡ 592 00:43:55,433 --> 00:44:03,040 そんな不気味な生き物を なぜ… お師匠さまは館に迎え入れたのか。 593 00:44:03,040 --> 00:44:05,977 答えはひとつ。 594 00:44:05,977 --> 00:44:09,313 お師匠さまは 猫を最凶の蠱毒➡ 595 00:44:09,313 --> 00:44:13,718 猫鬼に仕立て 使役しようと考えていたのだ。 596 00:44:15,520 --> 00:44:20,458 (白眉)陰陽術で剋せぬ猫鬼を 式神として使えば無敵。➡ 597 00:44:20,458 --> 00:44:23,828 ところが その猫鬼が暴走し➡ 598 00:44:23,828 --> 00:44:30,134 それどころか 裏切り者の摩緒を選び 結びついた。 599 00:44:30,134 --> 00:44:34,005 <白眉は 摩緒さまが猫鬼を拒絶し➡ 600 00:44:34,005 --> 00:44:37,975 体だけが融合している事を知らない> 601 00:44:37,975 --> 00:44:42,213 おぞましい化け物が! 602 00:44:42,213 --> 00:44:46,117 グアオッ! 603 00:44:46,117 --> 00:44:49,620 グアーー!! 604 00:44:49,620 --> 00:44:51,556 グ… グ… グ…。 605 00:44:51,556 --> 00:44:57,061 <白眉の野郎 猫鬼に陰陽術は 効かないと言っていながら> 606 00:44:57,061 --> 00:45:01,899 百火さま 封じられた腕をこちらへ。 はあ⁉ 607 00:45:01,899 --> 00:45:05,736 試してみましょう。 手前の髪です。 608 00:45:05,736 --> 00:45:09,473 (百火)一本だけのびて気持ち悪いな おい。 609 00:45:09,473 --> 00:45:13,444 グゥゥゥゥゥ…。 610 00:45:13,444 --> 00:45:16,047 グウ グウウウウ!! 611 00:45:18,015 --> 00:45:21,819 <ふん。 やはり 並の結界では止まらんか> 612 00:45:24,222 --> 00:45:26,157 来い! 613 00:45:26,157 --> 00:45:30,995 ♬~ 614 00:45:30,995 --> 00:45:33,397 (落下する音) 615 00:45:33,397 --> 00:45:37,268 ウ… ヴゥ…。 616 00:45:37,268 --> 00:45:41,138 <七又の尾が取れて変化が解けていく⁉➡ 617 00:45:41,138 --> 00:45:44,041 白眉が腕に貼った呪符➡ 618 00:45:44,041 --> 00:45:51,682 あれは 昔 猫鬼を瀕死に追いこんだという 退魔の槍の呪符と同じ> 619 00:45:51,682 --> 00:45:54,885 ふん… 呪符は効くようだな。 620 00:45:59,523 --> 00:46:01,525 っ…⁉ 621 00:46:05,529 --> 00:46:09,867 白眉~。 ぶっ殺してやる! 622 00:46:09,867 --> 00:46:15,539 ふっ。 (白眉)<百火… 封印を解いたか> 623 00:46:15,539 --> 00:46:18,776 百火。 次は殺す。 624 00:46:18,776 --> 00:46:22,179 はあ⁉ 今かかって来い てめえ! 625 00:46:24,015 --> 00:46:26,317 逃げました。 ちくしょう。 626 00:46:34,325 --> 00:46:37,795 摩緒さま。 元に戻ったのか。➡ 627 00:46:37,795 --> 00:46:41,098 おい 摩緒。 しっかりしろ。 628 00:46:41,098 --> 00:46:44,368 (寝息) 629 00:46:44,368 --> 00:46:47,271 ああ… 寝てしまいました。 630 00:46:47,271 --> 00:46:50,141 色々とお疲れになったのでしょう。 631 00:46:50,141 --> 00:46:52,143 はあ⁉ 632 00:46:55,346 --> 00:46:58,716 百火さまがいてくださって助かりました。 633 00:46:58,716 --> 00:47:01,185 ったく世話がやけるぜ。 634 00:47:01,185 --> 00:47:04,655 いえ 思った以上にお強かったので。 635 00:47:04,655 --> 00:47:09,427 ったりめーだろ。 火は金より強えんだからな。 636 00:47:09,427 --> 00:47:12,096 菜花さんにも伝えておきます。 637 00:47:12,096 --> 00:47:14,031 (百火)おう 言っとけ。➡ 638 00:47:14,031 --> 00:47:17,535 あいつは そこはかとなく おれをナメてるからな。 639 00:47:21,672 --> 00:47:24,575 摩緒 乙弥くん⁉ 640 00:47:24,575 --> 00:47:28,145 えっ⁉ ウソ? 641 00:47:28,145 --> 00:47:31,849 誰もいない! さみしい! 642 00:47:31,849 --> 00:47:42,393 ♬~ 643 00:47:42,393 --> 00:47:48,065 (白眉)<陰陽道の外にいる猫鬼… か。➡ 644 00:47:48,065 --> 00:47:53,771 摩緒を使役する事ができたら 面白いな> 645 00:47:55,339 --> 00:48:12,423 ♬~ 646 00:48:12,423 --> 00:48:23,934 ♬「瞑った目 その裏 浮かんだ藍の色が」 647 00:48:23,934 --> 00:48:29,540 ♬「束の間を照らしては」 648 00:48:29,540 --> 00:48:35,346 ♬「微笑みを連れてくるの」 649 00:48:35,346 --> 00:48:40,785 ♬「光は残像」 650 00:48:40,785 --> 00:48:49,560 ♬「けれど幽かな 望みがよすがとなって」 651 00:48:49,560 --> 00:49:01,038 ♬「ひたむきに想う程 胸に溶け残る熱が」 652 00:49:01,038 --> 00:49:07,311 ♬「昇っては揺蕩うように」 653 00:49:07,311 --> 00:49:11,515 ♬「私の余白に沁み入れば」 654 00:49:11,515 --> 00:49:22,827 ♬「もう戻れない 嗚呼」 655 00:49:25,429 --> 00:49:28,299 (ブタ男)食欲がなくてですね。 656 00:49:28,299 --> 00:49:30,234 (首長女)首が凝って…。 657 00:49:30,234 --> 00:49:33,737 お薬をお出しします! 乙弥くん 手伝うよ。 658 00:49:33,737 --> 00:49:37,374 (白羽)猫の蠱毒を使役する呪いが 大流行してたんだって。 659 00:49:37,374 --> 00:49:40,277 マオグイって 日本語に訳すと。 660 00:49:40,277 --> 00:49:44,048 (白羽)猫の鬼 猫鬼だって。 661 00:49:44,048 --> 00:49:46,016 (貂子)土くれだけが残っていたそうです。 662 00:49:46,016 --> 00:49:50,187 ええ? まさか体が土になったって事? 663 00:49:50,187 --> 00:49:52,389 <次回「マオグイ」>