1 00:00:20,729 --> 00:00:21,813 (菜花(なのか))ん… 2 00:00:24,149 --> 00:00:25,483 (菜花)えっ? 3 00:00:26,609 --> 00:00:28,236 ここは? 4 00:00:32,824 --> 00:00:35,577 (幽羅子(ゆらこ))ああ 間違いないわ 5 00:00:35,910 --> 00:00:39,330 あなた 摩緒(まお)と一緒にいた人ね 6 00:00:39,831 --> 00:00:41,583 (菜花)幽羅子!? 7 00:00:42,751 --> 00:00:45,754 (幽羅子) ずっとずっと 会いたかった 8 00:00:45,879 --> 00:00:48,715 摩緒が御降(ごこう)家から姿を消して… 9 00:00:49,924 --> 00:00:51,468 (菜花)御降家!? 10 00:00:51,885 --> 00:00:55,638 900年 長かったわ 11 00:00:55,764 --> 00:00:57,974 それが やっと会えた 12 00:00:58,266 --> 00:01:03,313 (菜花)えっ… つまり 幽羅子も 平安時代から生きてるってこと? 13 00:01:04,481 --> 00:01:07,317 (菜花)あなたは 誰なんですか? 14 00:01:10,236 --> 00:01:13,948 (幽羅子)摩緒は 紗那(さな)だけを見つめていたわ 15 00:01:14,407 --> 00:01:19,204 摩緒が私を気にかけているのは この顔のせい? 16 00:01:19,454 --> 00:01:22,582 そう… だと思います 17 00:01:22,999 --> 00:01:24,834 どうして紗那様と同じ顔… 18 00:01:24,959 --> 00:01:28,588 これは… 私の顔よ 19 00:01:29,047 --> 00:01:30,090 えっ? 20 00:01:31,216 --> 00:01:36,096 紗那なんかじゃない 私は… 幽羅子 21 00:01:36,221 --> 00:01:38,473 (妖(あやかし)たちの声) 22 00:01:38,848 --> 00:01:40,558 (菜花)あっ… 23 00:01:40,850 --> 00:01:41,893 はっ! 24 00:01:42,018 --> 00:01:44,562 (妖たちの声) 25 00:01:45,063 --> 00:01:47,941 (菜花)あっ あっ… 26 00:01:48,691 --> 00:01:53,780 ♪~ 27 00:03:11,191 --> 00:03:16,195 ~♪ 28 00:03:23,119 --> 00:03:27,707 (妖たちの声) 29 00:03:27,832 --> 00:03:30,376 (菜花)あ… あ… 30 00:03:31,544 --> 00:03:34,380 私を… どうする気? 31 00:03:35,006 --> 00:03:37,508 ねえ 菜花さん 32 00:03:38,176 --> 00:03:41,137 私 どう見える? 33 00:03:41,512 --> 00:03:42,639 えっ? 34 00:03:42,764 --> 00:03:48,645 (妖たちの声) 35 00:03:43,598 --> 00:03:48,645 (幽羅子)この妖たちは 御降家の呪いそのもの 36 00:03:49,312 --> 00:03:54,317 御降家は呪禁道(じゅごんどう)の流れをくむ 呪いの家 37 00:03:55,235 --> 00:04:01,199 いろいろな貴族の依頼を受け 御降家の陰陽師(おんみょうじ)が呪いを放つ 38 00:04:01,324 --> 00:04:05,578 でも 相手方に仕える陰陽師が すぐれていれば 39 00:04:06,537 --> 00:04:08,414 呪い返しや⸺ 40 00:04:08,539 --> 00:04:14,796 御降家の存在を快く思わない 表の陰陽師の呪詛(じゅそ)が飛んでくる 41 00:04:15,505 --> 00:04:19,259 (菜花)えっ? この話 どこかで… 42 00:04:19,842 --> 00:04:21,010 そうだ 43 00:04:21,886 --> 00:04:24,973 猫鬼(びょうき)が紗那様から聞いた話 44 00:04:25,974 --> 00:04:29,560 (紗那)けれど その数々の呪いは 今みたいに 45 00:04:29,686 --> 00:04:32,689 館の上空で消えてしまうの 46 00:04:33,356 --> 00:04:38,111 (紗那)いえ 違うわね 見えなくなるだけ 47 00:04:39,529 --> 00:04:42,740 (菜花) どうして幽羅子が この話を… 48 00:04:44,659 --> 00:04:47,120 私が暮らしていたのは 49 00:04:48,246 --> 00:04:52,333 岩と呪符に囲まれた暗闇の中 50 00:04:53,584 --> 00:04:56,963 御降家に放たれた呪いは全て⸺ 51 00:04:57,088 --> 00:05:00,717 呪符の力で 館の上空で からめ捕られ 52 00:05:02,427 --> 00:05:04,721 私のところに やってくる 53 00:05:09,017 --> 00:05:15,898 私の役目は その呪いを 体に取り込む器になることだった 54 00:05:18,818 --> 00:05:20,737 (菜花)呪いの器… 55 00:05:21,612 --> 00:05:24,490 (幽羅子)何の疑いも持たなかった 56 00:05:25,158 --> 00:05:28,202 何も不自由を感じなかったし 57 00:05:28,327 --> 00:05:31,205 その場所しか知らなかったから 58 00:05:32,582 --> 00:05:36,127 訪ねてくるのは 御降家のあるじだけ 59 00:05:36,711 --> 00:05:41,257 (菜花)幽羅子の名づけ親 摩緒のお師匠様 60 00:05:50,099 --> 00:05:52,518 (師匠)これはな 幽羅子 61 00:05:52,643 --> 00:05:55,772 敵の放った呪いを呪縛して 62 00:05:55,897 --> 00:06:00,443 我々の使役神(しえきしん)にするための真言 63 00:06:01,736 --> 00:06:08,534 少しだけ つらかったのは 私の成長に合わせて少しずつ… 64 00:06:12,914 --> 00:06:13,790 (菜花)あっ 65 00:06:15,583 --> 00:06:17,168 入れ墨!? 66 00:06:17,919 --> 00:06:21,214 手… だけじゃないのよ 67 00:06:21,589 --> 00:06:23,674 足にも背中にも 68 00:06:24,425 --> 00:06:26,177 (菜花)ひどい 69 00:06:27,220 --> 00:06:30,306 何年も そんな日々が続いて… 70 00:06:34,435 --> 00:06:38,064 ある時 眠りから覚めると 71 00:06:39,982 --> 00:06:43,277 なぜだか 扉が開いていた 72 00:06:44,487 --> 00:06:49,534 自分の中の妖たちが 騒ぎ出したような気がして 73 00:06:50,827 --> 00:06:54,497 押し出されるように 私は… 74 00:07:13,933 --> 00:07:19,814 (風の音) 75 00:07:15,560 --> 00:07:22,316 (幽羅子)私は生まれて初めて 外に世界があることを知った 76 00:07:24,360 --> 00:07:30,324 (妖たちの声) 77 00:07:30,825 --> 00:07:33,911 (幽羅子) 妖たちは逃げようとしていた 78 00:07:36,873 --> 00:07:41,794 私は… 何だか逆らえなかった 79 00:07:42,545 --> 00:07:45,173 風が気持ちよくて 80 00:07:46,048 --> 00:07:50,178 月や星が あまりに きれいで 81 00:08:05,443 --> 00:08:06,903 (幽羅子)その時… 82 00:08:08,112 --> 00:08:14,118 (妖たちのうめき声) 83 00:08:19,332 --> 00:08:22,335 (幽羅子) どこをどう飛んだのか分からない 84 00:08:26,923 --> 00:08:29,509 次に気がついた時… 85 00:08:34,347 --> 00:08:35,431 (幽羅子)う… 86 00:08:37,558 --> 00:08:38,392 あ… 87 00:08:46,275 --> 00:08:47,401 あっ… 88 00:08:52,657 --> 00:08:58,496 (幽羅子)そこで私は初めて 自分の顔を見た 89 00:08:59,789 --> 00:09:02,750 妖に むしばまれていたけれど 90 00:09:03,000 --> 00:09:07,296 その姿が醜いのかどうかも 分からなかった 91 00:09:08,089 --> 00:09:11,634 (菜花) えっ? 顔が むしばまれて… 92 00:09:12,635 --> 00:09:15,388 今の顔と違うってこと? 93 00:09:16,472 --> 00:09:21,185 そして私は 摩緒と出会った 94 00:09:24,647 --> 00:09:26,691 (足音) 95 00:09:26,816 --> 00:09:29,026 (摩緒)大丈夫… ですか? 96 00:09:38,327 --> 00:09:44,417 (幽羅子)その時から 私の本当の悲しみが始まった 97 00:09:51,632 --> 00:09:58,014 (幽羅子) 摩緒は 御降家のあるじ以外で 初めて見る 外の人間だった 98 00:09:58,639 --> 00:10:02,310 (摩緒)妖の群れが こちらに逃げてきたというので 99 00:10:02,435 --> 00:10:05,021 様子を見てこいと命じられて 100 00:10:05,688 --> 00:10:08,774 (摩緒)もしや 妖に さらわれて ここまで? 101 00:10:09,317 --> 00:10:10,484 (幽羅子)あ… 102 00:10:11,360 --> 00:10:15,239 (幽羅子)私は どうしていいか 分からなかったけれど… 103 00:10:16,365 --> 00:10:18,826 どこか痛いところは… 104 00:10:18,951 --> 00:10:19,785 あっ 105 00:10:22,246 --> 00:10:24,582 これ どうして… 106 00:10:27,918 --> 00:10:29,170 大丈夫? 107 00:10:30,338 --> 00:10:31,380 (幽羅子)え? 108 00:10:32,006 --> 00:10:34,634 (千獄太夫(せんごくだゆう))ふん! (摩緒)あっ… ぐっ 109 00:10:36,344 --> 00:10:38,262 千獄太夫様 110 00:10:38,846 --> 00:10:39,889 (幽羅子)あ… 111 00:10:40,014 --> 00:10:44,894 (千獄太夫)ふ~ん こりゃ とんでもねえ化けもんだな 112 00:10:45,436 --> 00:10:47,271 太夫様 お分かりでしょう 113 00:10:47,396 --> 00:10:50,024 その女子(おなご)は人間… (千獄太夫)やかましい! 114 00:10:50,441 --> 00:10:54,278 いいか 摩緒 ここで見たことは忘れろ 115 00:10:54,654 --> 00:10:56,113 (摩緒)あ… 116 00:11:00,868 --> 00:11:06,624 (幽羅子)それから 私は 元の地の底に連れ戻された 117 00:11:07,500 --> 00:11:13,798 (師匠)何ということだ 使役神が全て逃げ出してしまった 118 00:11:17,301 --> 00:11:20,054 (幽羅子) そして また いつものように 119 00:11:21,305 --> 00:11:25,142 呪いを受け入れる日々が始まった 120 00:11:33,067 --> 00:11:33,901 ただ… 121 00:11:37,988 --> 00:11:39,365 大丈夫? 122 00:11:40,616 --> 00:11:42,743 (幽羅子)ま… お… 123 00:11:43,911 --> 00:11:46,122 ま… お… 124 00:11:47,456 --> 00:11:52,503 (幽羅子)あの顔と あの声が 忘れられなかった 125 00:11:56,006 --> 00:12:00,720 やがて 私は 取り込んだ呪いを使役して 126 00:12:00,845 --> 00:12:03,722 外をのぞくことを覚えた 127 00:12:07,226 --> 00:12:11,147 外には私のような者は 一人もいない 128 00:12:12,523 --> 00:12:15,276 私が他と違うこと… 129 00:12:17,319 --> 00:12:18,738 大丈夫? 130 00:12:19,530 --> 00:12:22,867 (幽羅子) あの人の言葉の意味が分かってきた 131 00:12:23,659 --> 00:12:26,787 あれは いたわりの言葉 132 00:12:27,621 --> 00:12:29,874 優しい声だった 133 00:12:30,708 --> 00:12:32,877 (幽羅子)ま… お… 134 00:12:33,002 --> 00:12:36,255 (幽羅子)もう一度 会いたい 135 00:12:38,215 --> 00:12:41,927 私の願いが届いたのか 数年後 136 00:12:42,595 --> 00:12:45,264 摩緒が御降家に やってきた 137 00:12:46,682 --> 00:12:50,811 ただ 私の存在を 知らせるすべもなく… 138 00:12:51,687 --> 00:12:53,814 そして 私は気づいた 139 00:12:55,107 --> 00:12:58,194 摩緒の見つめる先には いつも… 140 00:12:58,611 --> 00:13:00,946 (紗那)灰丸(はいまる)待って 141 00:13:04,742 --> 00:13:06,076 (幽羅子) 紗那がいることに 142 00:13:06,202 --> 00:13:07,369 (紗那)ウフフッ 143 00:13:07,495 --> 00:13:09,079 (灰丸の鳴き声) 144 00:13:17,713 --> 00:13:19,089 (幽羅子)摩緒 145 00:13:21,300 --> 00:13:23,802 (幽羅子)私は ここにいる 146 00:13:27,723 --> 00:13:29,266 (幽羅子)それでも… 147 00:13:30,309 --> 00:13:35,105 摩緒がいたから 私は… 生きていられた 148 00:13:36,273 --> 00:13:41,320 (菜花)やっと会えた摩緒が 紗那様を好きになったのに? 149 00:13:41,445 --> 00:13:43,364 つらすぎる 150 00:13:44,281 --> 00:13:45,115 あの… 151 00:13:46,075 --> 00:13:48,744 どうして私に こんな話を? 152 00:13:52,873 --> 00:13:58,754 そうね… 私は今 不知火(しらぬい)のそばにいるけれど 153 00:13:59,421 --> 00:14:02,758 摩緒を傷つける理由がないの 154 00:14:02,883 --> 00:14:05,386 それを知っておいてほしかった 155 00:14:06,220 --> 00:14:07,513 (菜花)私に? 156 00:14:09,014 --> 00:14:11,141 (ドアをたたく音) (摩緒)菜花! 157 00:14:11,433 --> 00:14:12,518 (菜花)あ… あっ 158 00:14:14,812 --> 00:14:16,063 (菜花)摩緒? 159 00:14:21,652 --> 00:14:22,695 (摩緒)結界? 160 00:14:26,448 --> 00:14:30,703 摩緒が来たのね あなたを捜して 161 00:14:33,205 --> 00:14:34,707 (菜花)あ… (幽羅子)行きなさい 162 00:14:34,832 --> 00:14:36,083 (菜花)えっ… 163 00:14:42,047 --> 00:14:43,048 摩緒 164 00:14:43,674 --> 00:14:45,843 (摩緒)菜花 無事か? 165 00:14:46,302 --> 00:14:48,846 (菜花)うん あっ… 166 00:14:50,514 --> 00:14:53,392 (菜花)幽羅子? いない 167 00:14:54,351 --> 00:14:55,394 この邪気… 168 00:14:55,936 --> 00:14:57,187 菜花 169 00:14:57,313 --> 00:14:59,440 幽羅子と会ってた (摩緒)なっ… 170 00:14:59,940 --> 00:15:01,066 何かされたのか!? 171 00:15:01,692 --> 00:15:05,904 何も 話を聞いただけ 172 00:15:06,030 --> 00:15:07,448 帰ろ 173 00:15:13,579 --> 00:15:14,455 あっ 174 00:15:14,830 --> 00:15:17,958 (かがり)くっ くっ うう… 175 00:15:18,542 --> 00:15:19,793 かがり? 176 00:15:19,918 --> 00:15:21,962 ああ 針を抜いてやらないと 177 00:15:23,172 --> 00:15:24,381 (かがり)くっ… 178 00:15:26,383 --> 00:15:27,217 はっ 179 00:15:28,093 --> 00:15:31,347 案内 ありがとう もう動けるよ 180 00:15:32,723 --> 00:15:35,517 (かがり)覚えてらっしゃい! 今度 会った時は… 181 00:15:35,643 --> 00:15:37,853 ああ でも 182 00:15:37,978 --> 00:15:40,731 次に傀儡(くぐつ)の針を使う時は 気をつけろ 183 00:15:41,148 --> 00:15:42,608 (かがり)うっ… 184 00:15:47,738 --> 00:15:50,658 (乙弥(おとや))菜花さん 無事でよかったです 185 00:15:50,783 --> 00:15:51,992 (菜花)うん 186 00:15:53,369 --> 00:15:55,245 (菜花)摩緒が助けに来てくれて 187 00:15:56,455 --> 00:15:59,249 泣きたいくらい うれしかったけど… 188 00:16:00,292 --> 00:16:04,755 摩緒がいたから 私は… 生きていられた 189 00:16:05,631 --> 00:16:09,885 (菜花)幽羅子の思いに比べたら 私なんか… 190 00:16:11,011 --> 00:16:15,265 私 摩緒のそばにいて いいのかな 191 00:16:16,600 --> 00:16:19,061 (摩緒)どうしたんだ 菜花 192 00:16:26,151 --> 00:16:28,153 (菜花)幽羅子は ずっと 193 00:16:29,154 --> 00:16:32,783 御降家に集まる呪いの器にされて 194 00:16:33,534 --> 00:16:37,788 摩緒に 生まれて初めて 優しい言葉をかけられて 195 00:16:38,664 --> 00:16:40,040 大丈夫? 196 00:16:41,125 --> 00:16:44,962 (菜花)900年も摩緒を思い続けて 197 00:16:45,963 --> 00:16:47,923 時間の長さも 198 00:16:48,173 --> 00:16:52,928 何というか 深さも重さも 負けてる 199 00:16:54,263 --> 00:16:59,226 摩緒と私は 猫鬼に呪われた者同士だけど… 200 00:16:59,643 --> 00:17:00,936 (心臓の鼓動) 201 00:17:01,770 --> 00:17:07,317 (菜花)もう これ以上 好きになっちゃいけないのかも 202 00:17:14,074 --> 00:17:16,994 (乙弥)あっ おかえりなさい 菜花さん 203 00:17:17,119 --> 00:17:18,579 じゃあ 行こうか 204 00:17:18,954 --> 00:17:21,206 えっ どこに? 205 00:17:24,293 --> 00:17:26,128 (菜花)あっ そういえば 206 00:17:26,795 --> 00:17:31,425 いろいろ ありすぎて まだ入学祝いしてもらってなかった 207 00:17:32,009 --> 00:17:34,303 もしかして これから? 208 00:17:35,054 --> 00:17:39,683 いやいやいや 何か今は心苦しいよ 209 00:17:39,808 --> 00:17:40,809 (摩緒)ん… 210 00:17:42,186 --> 00:17:43,187 (華紋(かもん))ふ~ん 211 00:17:44,104 --> 00:17:46,648 おかしなことになってきたね 212 00:17:46,774 --> 00:17:51,195 敵のはずの幽羅子が 摩緒を熱烈に慕っているって 213 00:17:51,653 --> 00:17:54,823 (菜花)ああ ミーティングか 214 00:17:55,407 --> 00:17:57,534 (華紋) どんな気分だい? 摩緒 215 00:17:58,077 --> 00:18:01,246 (菜花)ん… (摩緒)どんな… と言われても 216 00:18:01,830 --> 00:18:06,001 菜花に聞くまで 正直 そのことは忘れていました 217 00:18:07,211 --> 00:18:11,423 確かに その女子(おなご)は 顔の半分が邪気に むしばまれ 218 00:18:11,548 --> 00:18:15,385 体には 呪術的な入れ墨が 刻まれていて 219 00:18:15,844 --> 00:18:20,015 何か大変な役目を 負わされているのだと 220 00:18:21,141 --> 00:18:25,104 ただ それから 二度と会うことはなかったし 221 00:18:25,896 --> 00:18:29,775 ましてや 幽羅子とは 全く結びつかなかった 222 00:18:30,984 --> 00:18:33,070 (菜花)忘れられてたんだ 223 00:18:33,695 --> 00:18:37,157 それ 何か かわいそうじゃない? 224 00:18:37,658 --> 00:18:41,161 境遇を聞けば 私だって胸は痛むよ 225 00:18:42,579 --> 00:18:43,914 だよね 226 00:18:44,706 --> 00:18:46,542 そこでだ 菜花君 227 00:18:47,167 --> 00:18:48,710 えっ はい 228 00:18:49,419 --> 00:18:51,755 ここからが大切な話 229 00:18:52,756 --> 00:18:56,218 どうして 幽羅子は 紗那様と同じ顔をしてるんだい? 230 00:18:56,677 --> 00:18:59,763 えっ… 聞いてません 231 00:18:59,888 --> 00:19:01,932 では 不知火のそばにいる訳は? 232 00:19:02,558 --> 00:19:03,684 (菜花)あれ? 233 00:19:03,809 --> 00:19:06,103 それも聞いてません 234 00:19:06,562 --> 00:19:08,021 (華紋)ふうん… 235 00:19:08,480 --> 00:19:13,569 わざわざ菜花君を呼び寄せて 幽羅子は何がしたかったのかねえ 236 00:19:14,027 --> 00:19:15,612 それは… 237 00:19:15,988 --> 00:19:19,575 幽羅子は摩緒の敵じゃない… みたいな? 238 00:19:20,242 --> 00:19:23,704 菜花 本当に話をしただけなのか? 239 00:19:24,955 --> 00:19:26,081 (菜花)うん 240 00:19:26,540 --> 00:19:28,584 摩緒様は心配しておられます 241 00:19:29,293 --> 00:19:32,254 解放されてから 菜花さんの元気がないと 242 00:19:32,379 --> 00:19:33,213 (菜花)えっ… 243 00:19:34,256 --> 00:19:40,012 だって あんな話 聞いたら 何か… 244 00:19:41,346 --> 00:19:44,600 よし 菜花君 庭でも散歩しよう 245 00:19:44,933 --> 00:19:47,227 (菜花)はあ… (摩緒)華紋様? 246 00:19:48,562 --> 00:19:51,106 摩緒は待ってろ 邪魔だ 247 00:19:51,899 --> 00:19:53,192 (摩緒)あ… 248 00:19:56,695 --> 00:19:58,447 (菜花)あの… 249 00:19:59,990 --> 00:20:02,367 一応 確認しておくけど 250 00:20:02,951 --> 00:20:06,747 菜花君 君 摩緒のこと好きだよね? 251 00:20:07,873 --> 00:20:08,957 (菜花)えっ!? 252 00:20:09,374 --> 00:20:12,628 (菜花)やだ! 何ですか 急に やだ やだ! 253 00:20:09,374 --> 00:20:12,628 (華紋のうめき声) 254 00:20:12,753 --> 00:20:15,797 (華紋) いや… 摩緒には言わないから 255 00:20:12,753 --> 00:20:15,797 (菜花)やだ もう! ホント 変態 やだ! 256 00:20:15,923 --> 00:20:18,634 (華紋)い… 痛いよ んっ (菜花)もう! やめてください! 257 00:20:18,759 --> 00:20:23,263 つまりね 菜花君 君は幽羅子に呪われたんだ 258 00:20:23,764 --> 00:20:24,806 えっ? 259 00:20:26,016 --> 00:20:28,936 幽羅子の身の上話は ウソではないと思う 260 00:20:29,478 --> 00:20:33,732 御降家は そういうことがあっても おかしくない場所だった 261 00:20:34,942 --> 00:20:38,904 結果 君の心に刻まれたのは 262 00:20:39,029 --> 00:20:43,116 過酷な境遇の中で 摩緒だけを恋い慕う⸺ 263 00:20:43,241 --> 00:20:45,619 哀れな女の姿だ 264 00:20:46,870 --> 00:20:50,749 それで 君は まんまと打ちのめされた 265 00:20:50,874 --> 00:20:51,708 だろ? 266 00:20:52,376 --> 00:20:55,712 あ… はい でも… 267 00:20:56,505 --> 00:20:58,257 それが呪い? 268 00:20:58,382 --> 00:21:01,468 摩緒のそばにいる君が 邪魔だったんだろ 269 00:21:02,135 --> 00:21:05,806 だからといって 君を傷つけたり 殺したりしたら 270 00:21:05,931 --> 00:21:07,975 摩緒は幽羅子を許さないだろう 271 00:21:08,392 --> 00:21:10,686 (菜花)そ… そうか 272 00:21:10,811 --> 00:21:15,232 あの時 幽羅子は 私を殺そうと思えば殺せたのに 273 00:21:16,108 --> 00:21:20,737 (華紋)だから 話すことで 君の心に くさびを打ち込んだ 274 00:21:21,571 --> 00:21:26,159 そもそも 言葉… 言霊と言ってもいいが 275 00:21:26,285 --> 00:21:28,745 言葉は呪いなんだ 276 00:21:30,539 --> 00:21:33,250 言葉は呪い… 277 00:21:34,376 --> 00:21:35,502 (華紋)そう 278 00:21:35,627 --> 00:21:40,090 言葉にして相手に知らしめることで 心を呪縛する 279 00:21:41,174 --> 00:21:43,468 (菜花)た… 確かに 280 00:21:44,303 --> 00:21:48,849 あ… あの それで 私は どうすれば… 281 00:21:49,891 --> 00:21:52,853 カラクリが分かったんだから 気にしないこと 282 00:21:53,270 --> 00:21:55,397 (菜花)えっ それだけ!? 283 00:21:55,522 --> 00:21:58,358 気の持ちようだよ 菜花君 284 00:22:02,320 --> 00:22:03,363 (菜花)ハァ… 285 00:22:05,991 --> 00:22:08,452 一応 祓(はら)っといたけどね 286 00:22:11,580 --> 00:22:12,664 (摩緒)菜花 287 00:22:12,789 --> 00:22:13,832 (菜花)ん… 288 00:22:14,458 --> 00:22:17,210 華紋様と何を話していたんだ? 289 00:22:17,919 --> 00:22:19,129 (菜花)いや… 290 00:22:19,254 --> 00:22:20,881 私に言えないことか? 291 00:22:22,841 --> 00:22:26,636 菜花君 君 摩緒のこと好きだよね? 292 00:22:27,054 --> 00:22:28,972 (菜花)言えるか~! 293 00:22:29,097 --> 00:22:32,642 もう ほっといてよ 私の気持ちの問題なんだから! 294 00:22:33,977 --> 00:22:37,564 心配するなというほうが 無理だろう 295 00:22:38,065 --> 00:22:38,940 えっ 296 00:22:39,816 --> 00:22:44,696 まあ 私は菜花が元気になれば それでいいんだが 297 00:22:48,158 --> 00:22:49,868 (菜花)ダメだ うれしい! 298 00:22:49,993 --> 00:22:50,827 (摩緒)あっ 299 00:22:51,536 --> 00:22:54,456 菜花 すっかり忘れていたが… 300 00:22:54,998 --> 00:22:56,583 (菜花)あ… 301 00:23:02,297 --> 00:23:06,009 (菜花) 入学祝い 本当に忘れてたんだ 302 00:23:06,134 --> 00:23:07,427 うれしいけど 303 00:23:07,552 --> 00:23:10,722 (摩緒)うん 機嫌を直しなさい 304 00:23:11,390 --> 00:23:13,266 いただきまーす 305 00:23:15,644 --> 00:23:18,480 ん… おいしい! フフッ 306 00:23:20,816 --> 00:23:22,484 よかった (菜花)フフッ 307 00:23:24,111 --> 00:23:27,364 (菜花)幽羅子の話は 忘れられないけど… 308 00:23:30,117 --> 00:23:33,412 (摩緒)フー フー 309 00:23:31,159 --> 00:23:33,412 (菜花)やっぱり 私は… 310 00:23:33,537 --> 00:23:35,956 (摩緒)フー フー 311 00:23:36,081 --> 00:23:36,915 (菜花)フフッ 312 00:23:37,499 --> 00:23:40,919 (摩緒)フー フー 313 00:23:38,125 --> 00:23:40,919 (乙弥)摩緒様 みつ豆のほうが よかったのでは 314 00:23:41,044 --> 00:23:43,922 (摩緒)フー フー 315 00:23:44,506 --> 00:23:49,511 ♪~ 316 00:25:07,797 --> 00:25:12,802 ~♪