1 00:00:03,654 --> 00:00:05,522 (ナナチ)んな…。 2 00:00:05,523 --> 00:00:07,524 なんだ こりゃあ…。 3 00:00:07,525 --> 00:00:09,400 (ベラフ)あの娘だ。 4 00:00:09,401 --> 00:00:12,779 (ベラフ)帰ってきたのだ ファプタが。 5 00:00:12,780 --> 00:00:14,990 ファプタ? 6 00:00:17,660 --> 00:00:21,171 んなぁ… なんだ? 思い出せる…。 7 00:00:21,172 --> 00:00:24,624 (ベラフ)私の体験を吸ってもらった。 8 00:00:24,625 --> 00:00:27,127 匂いは記憶そのもの。 9 00:00:27,128 --> 00:00:30,255 夢のように 移ろいやすくはあるが 10 00:00:30,256 --> 00:00:32,257 伝わったと願う。 11 00:00:32,258 --> 00:00:34,592 なんだって そんなことを…。 12 00:00:34,593 --> 00:00:37,762 私は行かねばならない。 13 00:00:37,763 --> 00:00:42,767 だから私の価値を 記憶を 君に託した。 14 00:00:42,768 --> 00:00:45,270 君たちが好きなのだ。 15 00:00:45,271 --> 00:00:48,273 私とは違う君たちが。 16 00:00:48,274 --> 00:00:50,483 それが理由だよ。 17 00:00:50,484 --> 00:00:52,486 んっ!? (破壊音) 18 00:00:55,323 --> 00:00:57,657 リコ! レグは!? 19 00:00:57,658 --> 00:00:59,909 まだとどまっている。 20 00:00:59,910 --> 00:01:04,289 だが ファプタは 焼き尽くすまで止まらない。 21 00:01:04,290 --> 00:01:07,834 ん… んっ! (ミーティ)いあ~。 22 00:01:07,835 --> 00:01:10,337 行くがよい。 23 00:01:10,338 --> 00:01:13,823 私はすでに 君を手放している。 24 00:01:13,824 --> 00:01:16,993 君は どこへでも行ける。 25 00:01:16,994 --> 00:01:19,129 いいのか? 26 00:01:19,130 --> 00:01:22,699 いや 気が変わらねえうちに おいとまするぜ。 27 00:01:22,700 --> 00:01:25,035 世話になったな。 28 00:01:25,036 --> 00:01:27,203 ナナチ そこだ。 29 00:01:27,204 --> 00:01:30,507 んっ? みぃ みぃ。 30 00:01:30,508 --> 00:01:32,242 (ベラフ)そこが境界線だ。 31 00:01:32,243 --> 00:01:35,178 そこを超えるとミーティは消える。 32 00:01:35,179 --> 00:01:37,080 は…。 33 00:01:37,081 --> 00:01:39,490 みぃ~ あ~。 34 00:01:39,491 --> 00:01:44,078 おま… 何言って…。 35 00:01:44,079 --> 00:01:47,524 だって ミーティは不死だって…。 36 00:01:47,525 --> 00:01:50,193 村の体内で 作られたものは 37 00:01:50,194 --> 00:01:52,862 村の中でしか存在できない。 38 00:01:52,863 --> 00:01:56,032 (ベラフ)私は村の 手足として作られたゆえ 39 00:01:56,033 --> 00:01:59,035 わずかに耐えうるが 例外はない。 40 00:01:59,036 --> 00:02:03,139 あれより先は 村の守りが溶け出ている。 41 00:02:03,140 --> 00:02:04,875 ここも長くはない。 42 00:02:07,578 --> 00:02:10,213 《力場が… 入り込んでいるのか》 43 00:02:10,214 --> 00:02:12,115 ここに残るなら 44 00:02:12,116 --> 00:02:14,942 君たちを 守るよう尽くそう。 45 00:02:14,943 --> 00:02:19,656 ピギムウたちも君らを 気に入っている。 46 00:02:19,657 --> 00:02:23,410 リコ… レグ…。 47 00:02:23,411 --> 00:02:28,706 ちくしょう 何か… 何かないのか! 48 00:02:28,707 --> 00:02:33,770 みあ~。 だってオイラ ミーティに会いたくて…。 49 00:02:33,771 --> 00:02:38,508 また会えるなんて お 思ってなくて…。 50 00:02:38,509 --> 00:02:40,844 ミーティ…。 51 00:02:40,845 --> 00:02:44,348 オイラ… どうしたら…。 52 00:02:47,351 --> 00:02:51,521 んみ~。 53 00:02:51,522 --> 00:02:54,023 このミーティはさ 54 00:02:54,024 --> 00:02:59,362 まだボンやオイラが さんざん… 傷つける前のミーティなんだ。 55 00:02:59,363 --> 00:03:03,967 かわいいつぼに入ってて キレイになって…。 56 00:03:03,968 --> 00:03:07,137 オイラ うれしくてよ…。 57 00:03:07,138 --> 00:03:09,806 勘違いしちまったんだ。 58 00:03:09,807 --> 00:03:15,478 ずっとここで… いっ 一緒に いられるって…。 59 00:03:15,479 --> 00:03:18,882 オイラ この身体をもらったのは 60 00:03:18,883 --> 00:03:21,151 寝てるためじゃねえはずなのに…。 61 00:03:21,152 --> 00:03:24,487 嗅がせた記憶が君をまどろませた。 62 00:03:24,488 --> 00:03:29,434 いいんだ どっちにしろ そばにいることを選んでる。 63 00:03:29,435 --> 00:03:35,064 オイラ 性根がそういうヤツだって 自分で知ってる。 64 00:03:35,065 --> 00:03:37,333 みぃ~。 65 00:03:37,334 --> 00:03:40,336 なあ ベラフ… オイラ行くよ。 66 00:03:40,337 --> 00:03:43,339 約束したんだ ミーティと。 67 00:03:43,340 --> 00:03:45,341 こうなっちまったら 68 00:03:45,342 --> 00:03:48,345 オイラのところに魂が帰るように…。 69 00:03:50,347 --> 00:03:54,350 これ以上 ミーティに 嫌われるようなことはしたくねえ。 70 00:03:54,351 --> 00:03:58,556 今度は オイラの手で送ってやれるんだ…。 71 00:04:02,126 --> 00:04:04,460 じゃあな ベラフ。 72 00:04:04,461 --> 00:04:08,465 ミーティを好きでいてくれて ありがとな。 73 00:04:13,637 --> 00:04:22,011 ~ 74 00:04:22,012 --> 00:04:26,683 ミーティ オイラ 新しい料理を覚えたんだ。 75 00:04:26,684 --> 00:04:28,818 イカレた見た目なんだけどさ 76 00:04:28,819 --> 00:04:31,538 信じられないほど うめぇんだ。 77 00:04:31,539 --> 00:04:36,376 ミーティ 旅の仲間ができたんだ。 78 00:04:36,377 --> 00:04:39,546 二人ともミーティのこと知っててさ。 79 00:04:39,547 --> 00:04:42,215 それで… んなぁ…。 80 00:04:42,216 --> 00:04:46,052 それで もっと もっと…。 81 00:04:46,053 --> 00:04:48,054 (ミーティ)みぁ~。 82 00:04:48,055 --> 00:04:51,724 もっと話していたかったなぁ…。 83 00:04:51,725 --> 00:04:55,478 なぁ ミーティ…。 84 00:04:55,479 --> 00:05:00,691 また今の姿のミーティ見つけたらさ 85 00:05:00,692 --> 00:05:03,486 きっとまた 迷っちまう…。 86 00:05:03,487 --> 00:05:06,289 今度はさ 叱ってくれよ。 87 00:05:06,290 --> 00:05:09,225 今度はさ 一緒に行こうな。 88 00:05:09,226 --> 00:05:10,960 うまいもん食べような。 89 00:05:10,961 --> 00:05:15,873 オイラ 必ず見つけに行くから。 90 00:05:15,874 --> 00:05:20,253 かっ 必ず 会いに行くから…。 91 00:05:20,254 --> 00:05:23,306 だから… だからミーティ…。 92 00:05:23,307 --> 00:05:25,475 (ツボの破片の音) 93 00:05:25,476 --> 00:05:27,478 待ってて…。 94 00:05:32,149 --> 00:05:34,818 (鼻をすする音) 95 00:05:36,687 --> 00:05:40,290 う… はっ。 96 00:05:40,291 --> 00:05:42,825 ピム~。 97 00:05:42,826 --> 00:05:45,736 ナナチィ~。 98 00:05:45,737 --> 00:05:47,905 お前たち…。 99 00:05:47,906 --> 00:05:50,492 ミーティ~。 100 00:05:52,911 --> 00:05:55,788 んな…。 101 00:05:55,789 --> 00:06:00,835 ソトのモノで メッキを つくった…。 102 00:06:00,836 --> 00:06:03,170 消えない…。 103 00:06:03,171 --> 00:06:06,249 つれてって…。 104 00:06:06,250 --> 00:06:17,627 ~ 105 00:06:17,628 --> 00:06:23,232 <ベラフ:憧れも けがれも 喜びも 痛みも 106 00:06:23,233 --> 00:06:26,027 私は 捨ててしまった。 107 00:06:26,028 --> 00:06:31,324 君は拾い 宿してゆけ。 108 00:06:31,325 --> 00:06:35,621 拾うものすべてが 君の価値だ> 109 00:06:58,002 --> 00:07:01,270 (悲鳴) 110 00:07:01,271 --> 00:07:03,272 (レグ)ん…。 111 00:07:03,273 --> 00:07:05,608 はっ!? (マアア)まあっ! (リコ)あっ! 112 00:07:05,609 --> 00:07:07,610 レグ! 起きた! 113 00:07:07,611 --> 00:07:10,613 すまない 無事でよかった! 114 00:07:10,614 --> 00:07:12,382 あっ…。 115 00:07:12,383 --> 00:07:14,083 はっ! お お前…。 116 00:07:14,084 --> 00:07:16,085 このロボットさん 117 00:07:16,086 --> 00:07:18,921 巻き込まれないように 守ってくれてたの。 118 00:07:18,922 --> 00:07:21,190 ありがとう…。 119 00:07:21,191 --> 00:07:25,661 (ガブールン)レグ… もはやファプタも村も止まらぬ。 120 00:07:25,662 --> 00:07:28,998 永遠の安寧も破られた。 121 00:07:28,999 --> 00:07:32,001 お前は去らぬことを選んだ。 122 00:07:32,002 --> 00:07:34,120 覚悟を示されり。 123 00:07:34,121 --> 00:07:36,139 レグ…。 124 00:07:36,140 --> 00:07:39,308 早く 何とかしないと…。 125 00:07:39,309 --> 00:07:44,147 みんなの 大事なものも 大事な人も…。 126 00:07:44,148 --> 00:07:46,049 (走る息遣い) 127 00:07:46,050 --> 00:07:48,018 はっ! 128 00:07:52,022 --> 00:07:58,995 <ガブールン:果てぬ好奇心と 尊い呪いを持つ かの光は> 129 00:07:58,996 --> 00:08:02,098 (食い荒らす音) 130 00:08:02,099 --> 00:08:04,600 <ガブールン:見るものすら 焼き尽くす 131 00:08:04,601 --> 00:08:07,270 今や 烈日となった> 132 00:08:07,271 --> 00:08:10,306 (食い荒らす音) 133 00:08:10,307 --> 00:08:12,008 (ファプタ)アアアアッ! 134 00:08:12,009 --> 00:08:13,843 ヴヴ~! 135 00:08:13,844 --> 00:08:19,123 <ガブールン:向き合う時だ 覚悟を示せ> 136 00:08:19,124 --> 00:08:21,625 フッホフフ! ウォアアア~! 137 00:08:21,626 --> 00:08:23,554 (苦しむ声) 138 00:08:25,789 --> 00:08:27,390 ボオッ! 139 00:08:27,391 --> 00:08:29,300 (おびえる声) 140 00:08:29,301 --> 00:08:31,886 (パッコヤン)ア… アスモはでぃ! 141 00:08:31,887 --> 00:08:35,765 んっ! (村人1)ウォオオオオ! 142 00:08:35,766 --> 00:08:37,725 (走る息遣い) 143 00:08:37,726 --> 00:08:39,869 (ファプタ)ギィイイイッ! 144 00:08:39,870 --> 00:08:42,229 (パッコヤン)ひゅっ! (エンベリーツ)フウウウ! 145 00:08:42,230 --> 00:08:45,274 キュッ! キュッ! 146 00:08:45,275 --> 00:08:49,237 (苦しむ声) 147 00:08:51,782 --> 00:08:54,033 ヴヴ…。 148 00:08:54,034 --> 00:08:56,036 (アジャポカ)ピゴゥ~! ふんっ! 149 00:08:58,038 --> 00:09:00,664 (走る息遣い) 150 00:09:00,665 --> 00:09:03,459 オアアアアッ! 151 00:09:03,460 --> 00:09:07,839 (おびえる声) 152 00:09:13,504 --> 00:09:17,206 (ヴエコ)「精算」が… 住人同士を食い合って…。 153 00:09:17,207 --> 00:09:20,851 (ヴエコ)建物まで広がってる…。 壁も…。 154 00:09:20,852 --> 00:09:24,188 (ワズキャン)もって あと30分ってとこだね。 155 00:09:24,189 --> 00:09:26,782 難しいなぁ。 156 00:09:26,783 --> 00:09:29,285 難しいって 何が? 157 00:09:29,286 --> 00:09:33,189 (ワズキャン)言えないよ 僕はウソが下手だから。 158 00:09:33,190 --> 00:09:37,059 レグ… 私 あの人たちに 助けてもらって…。 159 00:09:37,060 --> 00:09:39,862 このままじゃ… みんなの大事なものも 160 00:09:39,863 --> 00:09:42,957 みんなも… はっ! 161 00:09:42,958 --> 00:09:46,502 よく こらえてくれた。 162 00:09:46,503 --> 00:09:49,422 飛び出さないでいてくれた。 163 00:09:49,423 --> 00:09:52,675 (成れ果てたち)オオ…。 (足音) 164 00:09:52,676 --> 00:09:55,611 《なんとか ファプタを止めてみせる》 165 00:09:55,612 --> 00:09:59,890 (ワズキャン)さぁて ここからに かかってるぞ… 王子様。 166 00:09:59,891 --> 00:10:01,935 んっ? 167 00:10:05,564 --> 00:10:08,066 ん…。 168 00:10:11,153 --> 00:10:13,863 ファプタ すまない…。 169 00:10:13,864 --> 00:10:19,335 仲間が ナナチが… とらわれている。 170 00:10:19,336 --> 00:10:22,338 これ以上 村を壊さないでくれ。 171 00:10:22,339 --> 00:10:24,674 助けに行けばいいそす。 172 00:10:24,675 --> 00:10:26,676 ファプタは とめん。 173 00:10:26,677 --> 00:10:29,011 友を言い訳に使うな。 174 00:10:29,012 --> 00:10:33,516 ファプタを傷つけまいと またウソをつくそすか? 175 00:10:33,517 --> 00:10:37,019 ちゃんと言うそす 何がしたい。 176 00:10:37,020 --> 00:10:39,188 勝手ですまない。 177 00:10:39,189 --> 00:10:41,857 ファプタ 君をとめる! 178 00:10:41,858 --> 00:10:44,193 ナナチを救い出す! 179 00:10:44,194 --> 00:10:45,795 アアアア~! ゴアッ! 180 00:10:45,796 --> 00:10:47,930 (ファプタ)レグは優しいそすな。 181 00:10:47,931 --> 00:10:50,266 やるなら 不意をつけばよいものを。 182 00:10:50,267 --> 00:10:52,986 ガッ… ああ…。 183 00:10:55,906 --> 00:10:58,699 (ファプタ)わかった…。 184 00:10:58,700 --> 00:11:02,645 ならばレグが 何をすべきなのか 185 00:11:02,646 --> 00:11:06,449 たたいてでも 思い出させてやるそす! 186 00:11:06,450 --> 00:11:12,255 (泣く声) 187 00:11:12,256 --> 00:11:16,175 ファプタ:こたえろ おい ガブ…。 188 00:11:16,176 --> 00:11:20,496 ファプタを守るんじゃなかったのか! 189 00:11:20,497 --> 00:11:22,498 ガブ~! 190 00:11:22,499 --> 00:11:28,838 アイツだ… あのノッポに ガブールンの匂い覚えられた…。 191 00:11:28,839 --> 00:11:31,507 ひっ… どうする…。 192 00:11:31,508 --> 00:11:33,843 退けても次が来る…。 193 00:11:33,844 --> 00:11:37,513 アイツ 手に負えない…。 194 00:11:37,514 --> 00:11:40,683 はっ! 195 00:11:40,684 --> 00:11:42,786 あらさばこどんどぅあ? 196 00:11:47,291 --> 00:11:48,891 どめあ? 197 00:11:48,892 --> 00:11:51,669 フ~ なんだお前! うおっ!? 198 00:11:51,670 --> 00:11:54,588 んっ? ふぁっ!? 199 00:11:54,589 --> 00:11:59,468 なにする! ガブに触るな! 200 00:11:59,469 --> 00:12:01,387 グウウッ! 201 00:12:01,388 --> 00:12:03,472 あっ! 202 00:12:03,473 --> 00:12:07,076 初めて会たときに 思たそす。 203 00:12:07,077 --> 00:12:12,273 その頭の飾り… それが ガブールンに似てたから。 204 00:12:12,274 --> 00:12:14,775 は…。 205 00:12:14,776 --> 00:12:19,322 ガブの仲間 助けに来たて うれしかったそす。 206 00:12:19,323 --> 00:12:21,324 ペッ。 207 00:12:21,325 --> 00:12:24,327 すまない 何がなんだか…。 208 00:12:24,328 --> 00:12:26,329 (ファプタ)言葉つうじなくても 209 00:12:26,330 --> 00:12:28,632 ガブ 動くまで守ってくれた…。 210 00:12:31,168 --> 00:12:35,004 優しかったレグを… ファプタのことを 211 00:12:35,005 --> 00:12:39,476 何もかもを… なぜ 忘れた? 212 00:12:42,646 --> 00:12:47,483 ネバネバがある限り キリがないのか…。 213 00:12:47,484 --> 00:12:49,418 あっ! 消えた!? 214 00:12:49,419 --> 00:12:51,420 いや これは…。 215 00:12:51,421 --> 00:12:53,723 後ろか! うっ! 216 00:12:53,724 --> 00:12:55,324 ヴゥッ! うっ! 217 00:12:55,325 --> 00:12:59,236 外側 殴ってダメなら 中からそす。 218 00:12:59,237 --> 00:13:02,114 ンン~! レグッ! 219 00:13:02,115 --> 00:13:06,577 (苦しむ声) 220 00:13:06,578 --> 00:13:09,079 思い出しそすか? 221 00:13:09,080 --> 00:13:12,007 (苦しむ声) 222 00:13:12,008 --> 00:13:14,335 んんん~! 223 00:13:14,336 --> 00:13:18,005 何言ってるか わからんそす。 224 00:13:18,006 --> 00:13:21,508 はっ。 225 00:13:21,509 --> 00:13:23,986 (飯屋の子)ウアァッ! ガハッ! 226 00:13:23,987 --> 00:13:25,921 ん…。 227 00:13:25,922 --> 00:13:27,656 (嘔吐) 228 00:13:27,657 --> 00:13:30,434 (むせる声) 229 00:13:30,435 --> 00:13:33,896 何か 思い出せそすか? (荒い息遣い) 230 00:13:33,897 --> 00:13:38,108 くそぅ… 二度とするな 今の! 231 00:13:38,109 --> 00:13:40,611 姫ならもっと しとやかにしろ! 232 00:13:40,612 --> 00:13:44,673 うっ… しとやかにしたそす。 233 00:13:44,674 --> 00:13:47,676 言葉も レグに言われて…。 234 00:13:47,677 --> 00:13:51,847 そんな妙な言葉遣いを なぜ僕が。 235 00:13:51,848 --> 00:13:54,016 そうじゃないそす。 236 00:13:54,017 --> 00:13:57,686 ファプタは… ファプタは! 237 00:13:57,687 --> 00:14:02,458 ガブールン:「ファプタというのか 君は」 と言っている。 238 00:14:02,459 --> 00:14:06,128 ガブ! わかるのか コイツの言葉! 239 00:14:06,129 --> 00:14:08,431 こおむ? いがらがどぅ? 240 00:14:08,432 --> 00:14:11,233 言語が時折通るものと似ている。 241 00:14:11,234 --> 00:14:14,036 あっ! あの「石の者」を持つヤツらか! 242 00:14:14,037 --> 00:14:18,858 だがこの… コイツは アイツらと違って恐ろしくない。 243 00:14:18,859 --> 00:14:22,611 よい… お前は何なのだ? 244 00:14:22,612 --> 00:14:28,242 わぐらめあ レグ。 245 00:14:28,243 --> 00:14:30,486 あ…。 ファプタ。 246 00:14:30,487 --> 00:14:34,824 レグ… レグと言うのか! 247 00:14:34,825 --> 00:14:37,326 フッ。 248 00:14:37,327 --> 00:14:39,195 ハアッ! 249 00:14:39,196 --> 00:14:43,466 (ガブールン)ファウ… 尊い娘 アプタ… 不滅のもの。 250 00:14:43,467 --> 00:14:45,201 合わせてファプタだ。 251 00:14:45,202 --> 00:14:47,219 果ての姫だ~! フフ~! 252 00:14:47,220 --> 00:14:50,890 君は 言葉を覚えるのが 恐ろしく早いな。 253 00:14:50,891 --> 00:14:54,393 そうか! ゴブにも褒められたぞ! 254 00:14:54,394 --> 00:14:57,396 ガアッ! わっ! ちょっと なぜかむ!? 255 00:14:57,397 --> 00:15:01,484 (ファプタ)ファアアアン! はっ 入るな~! 256 00:15:01,485 --> 00:15:06,789 姫なのだろう!? もう少し しとやかにしてくれ! 257 00:15:06,790 --> 00:15:11,227 母上の言葉で話の区切りに 「そす」をつければ 258 00:15:11,228 --> 00:15:12,828 しとやかとなる。 259 00:15:12,829 --> 00:15:15,664 ファプタそす! これでいいそす? 260 00:15:15,665 --> 00:15:18,601 よいそす。 (うれしそうな声) 261 00:15:18,602 --> 00:15:23,005 そす! そすっ! フフフッ! 262 00:15:23,006 --> 00:15:28,978 うむ まあ 取り繕うのは 存外に大事だと 263 00:15:28,979 --> 00:15:31,480 師匠も言っていたしな…。 264 00:15:31,481 --> 00:15:33,816 ファプタ。 んっ? 265 00:15:33,817 --> 00:15:38,254 これは その… 友好の印だ。 266 00:15:38,255 --> 00:15:41,457 付けておいてくれたら うれしい。 267 00:15:41,458 --> 00:15:44,651 ハアッ! ファアアン。 268 00:15:44,652 --> 00:15:47,780 レグの匂いするそす… 269 00:15:47,781 --> 00:15:49,990 ヴヴヴッ! 270 00:15:49,991 --> 00:15:52,159 うっ…。 どうした? 271 00:15:52,160 --> 00:15:55,271 ファプタをとめるんじゃないそすか? 272 00:15:55,272 --> 00:16:00,000 思い出す前に このままでは 意識が飛びかねん…。 273 00:16:00,001 --> 00:16:02,628 あっ! (成れ果てたち)ワアアッ! (崩壊音) 274 00:16:02,629 --> 00:16:04,797 天井が…。 275 00:16:04,798 --> 00:16:07,017 くそぅ もう時間が…。 276 00:16:08,752 --> 00:16:13,305 ヴヴヴ…。 反動が未知数だが やるしかない。 277 00:16:13,306 --> 00:16:15,599 リコッ! 278 00:16:15,600 --> 00:16:19,186 行くよ プルシュカ。 279 00:16:19,187 --> 00:16:21,189 (笛の音) 280 00:16:31,324 --> 00:16:35,245 なんそすか… その姿! 281 00:16:38,706 --> 00:16:40,784 ヴッ!? グァアアア! 282 00:16:42,852 --> 00:16:45,087 シャアアアア~! 283 00:16:45,088 --> 00:16:47,214 悪いがこのまま外に連れていく! 284 00:16:47,215 --> 00:16:49,216 おのれ ヒトの子! 285 00:16:49,217 --> 00:16:51,552 よくも あの優しい石の者を 286 00:16:51,553 --> 00:16:55,055 ファプタに… ファプタに向けたなっ! 287 00:16:55,056 --> 00:16:58,225 プルシュカを 知っているのか? 288 00:16:58,226 --> 00:17:00,228 あっ! 289 00:17:02,355 --> 00:17:04,648 うぉおお! 290 00:17:04,649 --> 00:17:09,820 あの「石の者」を ガブに届けさせたのはファプタそす! 291 00:17:09,821 --> 00:17:12,364 なぜ そんなことを! 292 00:17:12,365 --> 00:17:16,159 (ファプタ)石の者は… 窮屈なのを 言い出せずにいたそす。 293 00:17:16,160 --> 00:17:20,998 君が!? 僕らが寝てる間に なぜ黙って持って行った! 294 00:17:20,999 --> 00:17:23,001 そすっ! 295 00:17:25,045 --> 00:17:31,341 試した! 「石の者」を形にもせず 持ち歩くヒトの子を! 296 00:17:31,342 --> 00:17:35,178 ヒトの子と石の者が まことに引かれ合っているなら 297 00:17:35,179 --> 00:17:38,683 離れても いずれ母にたどり着くそす! 298 00:17:44,689 --> 00:17:46,690 うっ…。 299 00:17:46,691 --> 00:17:48,734 あっ! 300 00:17:48,735 --> 00:17:52,404 雨… いや なんだ? 301 00:17:52,405 --> 00:17:58,035 この母を見たら 思い出さずにはいられんはず…。 302 00:17:58,036 --> 00:18:00,747 いられんはずだったそす! 303 00:18:02,666 --> 00:18:05,167 (逃げる声) 304 00:18:05,168 --> 00:18:09,296 (ワズキャン)まずいね 鉄の雨が降ってきた。 305 00:18:09,297 --> 00:18:12,508 はっ! リコ…。 306 00:18:12,509 --> 00:18:14,510 まいったなぁ…。 307 00:18:14,511 --> 00:18:16,712 もう何も残っちゃいないのに。 308 00:18:16,713 --> 00:18:29,692 ~ 309 00:18:29,693 --> 00:18:33,488 あの村長 火の雨から守っているのか? 310 00:18:36,199 --> 00:18:38,367 ヴァアアア! 311 00:18:38,368 --> 00:18:41,537 ファプタ:あれがファプタの母そす。 312 00:18:41,538 --> 00:18:44,206 なんと巨大な…。 313 00:18:44,207 --> 00:18:47,042 焼けた雨も 平気なのか…。 314 00:18:47,043 --> 00:18:51,213 あの印 ガブールンのと同じものか? 315 00:18:51,214 --> 00:18:53,215 (ファプタ)「ハク」そす。 316 00:18:53,216 --> 00:18:55,384 あれはファプタがつけたそす。 317 00:18:55,385 --> 00:18:57,553 なに? ハク? 318 00:18:57,554 --> 00:19:01,306 ハク。 一番大事なものにつけるそす。 319 00:19:01,307 --> 00:19:04,143 一番なのに 二つあるのか? 320 00:19:04,144 --> 00:19:08,814 ファプタは3つの卵から生まれたから 3つまでよいそす。 321 00:19:08,815 --> 00:19:11,984 よくわからんが そういうものなのか? 322 00:19:11,985 --> 00:19:13,986 そういうものそす。 323 00:19:13,987 --> 00:19:16,446 んっ? 324 00:19:16,447 --> 00:19:18,949 一番大切なのに 325 00:19:18,950 --> 00:19:22,703 君は母上を 殺さねばならないのか。 326 00:19:22,704 --> 00:19:27,015 母は生かされ続けてる間 むしばまれ続けるそす。 327 00:19:27,016 --> 00:19:31,837 中のヤツらを根絶やしすれば 母は ようやく眠りを取り戻そす。 328 00:19:31,838 --> 00:19:36,383 赤子が母の体の中に 戻れぬのと同じく 329 00:19:36,384 --> 00:19:39,845 ファプタも母の中に入れんそす。 330 00:19:39,846 --> 00:19:44,683 何を試しても ファプタでは膜を超えられんそす。 331 00:19:44,684 --> 00:19:49,563 (ガブールン)レグ ファプタは あの村に営みがあり 332 00:19:49,564 --> 00:19:52,899 文化が 育まれていることも知られり。 333 00:19:52,900 --> 00:19:56,737 なんだと? (ガブールン)中に入れぬファプタに代わり 334 00:19:56,738 --> 00:19:59,239 我は たびたび立ち入っている。 335 00:19:59,240 --> 00:20:02,785 その上で 営みも文化も知った上で 336 00:20:02,786 --> 00:20:05,704 ファプタはやらねばならぬ言う。 337 00:20:05,705 --> 00:20:08,707 なぜだ? (ガブールン)そう作られた。 338 00:20:08,708 --> 00:20:11,376 生き物のさがだ。 339 00:20:11,377 --> 00:20:14,546 レグ 「かきかえ」できる 言ってたそす。 340 00:20:14,547 --> 00:20:19,635 ああ。 この手は そういう光を出せるのだが 341 00:20:19,636 --> 00:20:22,471 今 使うわけにはいかんのだ。 342 00:20:22,472 --> 00:20:27,309 次撃てば 僕は… どうなるかわからない。 343 00:20:27,310 --> 00:20:32,347 ファプタ 僕も「ハク」を探して この穴を登っている。 344 00:20:32,348 --> 00:20:34,483 頼まれたことがあるのだ。 345 00:20:34,484 --> 00:20:38,111 それが終わったら君に手を貸そう。 346 00:20:38,112 --> 00:20:40,697 必ずここに戻ってくる。 347 00:20:40,698 --> 00:20:45,869 書き換えの残量の問題も そのハクなら 手を貸してくれる。 348 00:20:45,870 --> 00:20:48,371 レグ… レグ…。 んっ? 349 00:20:48,372 --> 00:20:50,866 そす~! うおお!? 350 00:20:50,867 --> 00:20:54,203 ファアアア~! ファプタ! な 何をするっ。 351 00:20:54,204 --> 00:20:56,538 (ファプタ)もっと なでそす~。 うわぁああっ! 352 00:20:56,539 --> 00:20:59,241 ファ ファプタ! ファアアア~! 353 00:20:59,242 --> 00:21:01,476 何をしているんだい? 354 00:21:01,477 --> 00:21:03,478 (ファプタ)これはレグそす。 355 00:21:03,479 --> 00:21:05,480 僕っ? 356 00:21:05,481 --> 00:21:09,810 レグが旅に出ても レグを忘れんように。 357 00:21:09,811 --> 00:21:11,820 レグに話すそす。 358 00:21:11,821 --> 00:21:14,023 フッ…。 359 00:21:16,693 --> 00:21:19,395 あれは 泳いでいけるか…。 360 00:21:23,574 --> 00:21:26,409 レグ…。 361 00:21:26,410 --> 00:21:31,414 ファプタはその… ファプタは 姫なので…。 362 00:21:31,415 --> 00:21:36,753 レグ 戻ってきたら ずっと一緒にいて…。 363 00:21:36,754 --> 00:21:41,591 それで… それで… 子どもも…。 364 00:21:41,592 --> 00:21:43,719 んっ。 365 00:21:43,720 --> 00:21:49,349 僕からも頼む。 約束しよう。 366 00:21:49,350 --> 00:21:54,196 戻ってきて 君の宿命に決着をつけたら 367 00:21:54,197 --> 00:21:57,199 共に歩き出すんだ。 368 00:21:57,200 --> 00:21:59,701 ハアッ! 369 00:21:59,702 --> 00:22:01,704 キシシッ。 370 00:22:08,645 --> 00:22:13,649 そして… 冒険をしよう。 371 00:22:13,650 --> 00:22:25,994 ~ 372 00:22:25,995 --> 00:22:27,996 (石をかむ音) 373 00:22:27,997 --> 00:22:35,504 ~ 374 00:22:35,505 --> 00:22:38,507 うう…。 375 00:22:38,508 --> 00:22:40,610 は… 376 00:22:44,814 --> 00:22:46,616 は…。 377 00:22:49,652 --> 00:22:53,789 去来するのは… 泣いて 笑って 378 00:22:53,790 --> 00:22:59,044 好奇心にあふれた 優しい顔ばかりなのだ…。 379 00:22:59,045 --> 00:23:03,340 肝心なことは 何一つ思い出せないのに…。 380 00:23:03,341 --> 00:23:07,177 勝手な言い分だとはわかっている。 381 00:23:07,178 --> 00:23:11,181 燃え尽きるまで 自らを焼き続ける君を 382 00:23:11,182 --> 00:23:13,266 どうしたら…。 383 00:23:13,267 --> 00:23:16,645 どうしたらっ 止められる! 384 00:23:16,646 --> 00:23:22,484 レグ… レグは優しいそすな…。 385 00:23:22,485 --> 00:23:25,455 だが…。 386 00:23:32,795 --> 00:23:36,374 (ファプタ)だが 愚かそす。