1 00:01:40,200 --> 00:01:45,038 ♪~ 2 00:01:45,038 --> 00:01:57,551 ♪~ 3 00:01:57,551 --> 00:02:01,488 (ヴォルフレード)ここに来るのが すごく久しぶりに思えるよ。 4 00:02:01,488 --> 00:02:05,325 (ダリヤ)私もです。 忙しかったせいでしょうね。 5 00:02:05,325 --> 00:02:08,495 今回の遠征はどうでした? 6 00:02:08,495 --> 00:02:12,833 ハーピーの群れだった。 近くの村の羊が狙われて➡ 7 00:02:12,833 --> 00:02:17,504 討伐中に子どもも さらわれたけど 無事終わって よかったよ。 8 00:02:17,504 --> 00:02:20,674 その子どもさん 平気でしたか? 9 00:02:20,674 --> 00:02:25,679 ああ。 ハーピーにつかまれたところも 治癒魔法できれいに治ったし。 10 00:02:25,679 --> 00:02:28,849 その子も ヴォルフも 無事でなによりです。 11 00:02:28,849 --> 00:02:31,852 これ 役に立ったよ。 12 00:02:31,852 --> 00:02:34,688 さらわれた子どもが 空から落下したとき➡ 13 00:02:34,688 --> 00:02:38,025 腕輪を発動させなければ 間に合わなかった。 14 00:02:38,025 --> 00:02:40,360 そうなんですか。 15 00:02:40,360 --> 00:02:43,063 よかったです。 16 00:02:45,866 --> 00:02:49,703 では 魔剣の試作にいきましょう。 17 00:02:49,703 --> 00:02:53,540 よし。 前回 ブラックスライムのおかげで➡ 18 00:02:53,540 --> 00:02:56,376 素手では持てない短剣に なりましたので➡ 19 00:02:56,376 --> 00:03:01,148 今回は 土魔法を使う イエロースライムを使います。 20 00:03:01,148 --> 00:03:08,321 土魔法か…。 でも イエロースライムって 時間をかけると金属も溶かすよ。 21 00:03:08,321 --> 00:03:15,162 ええ。 ただ ブラックスライムと違って 粉にすると溶解力はないようです。 22 00:03:15,162 --> 00:03:18,665 粒子が細かいので マスクをしてください。 23 00:03:18,665 --> 00:03:22,369 あと手袋も。 わかった。 24 00:03:29,843 --> 00:03:32,846 これを ゆっくり混ぜていてください。 25 00:03:32,846 --> 00:03:35,348 了解。 26 00:03:35,348 --> 00:03:38,685 その間に短剣に付与します。 27 00:03:38,685 --> 00:03:43,023 えっと 前回と似た付与で 考えていますけど➡ 28 00:03:43,023 --> 00:03:45,525 何か変えたいところは ありますか? 29 00:03:45,525 --> 00:03:49,529 いや それがいい。 前と比較もしたいし。 30 00:03:49,529 --> 00:03:51,531 じゃあ同じにしますね。 31 00:03:59,039 --> 00:04:04,311 大丈夫。 反発はないから このまま組み立てられるよ。 32 00:04:04,311 --> 00:04:08,482 あっ… 惜しい…。 どうしました? 33 00:04:08,482 --> 00:04:10,484 鍔から水が出ない。 34 00:04:10,484 --> 00:04:13,987 鞘も軽くないから たぶん土魔法のせいで➡ 35 00:04:13,987 --> 00:04:17,157 付与した魔力が 完全に遮断されている。 36 00:04:17,157 --> 00:04:19,826 はぁ… 失敗ですね。 37 00:04:19,826 --> 00:04:22,829 違う素材を試すしかないのかな? 38 00:04:22,829 --> 00:04:27,501 となると… ユニコーンのツノでしょうか。 39 00:04:27,501 --> 00:04:31,004 今度 少し 粉にしてみますね。 40 00:04:31,004 --> 00:04:35,342 考えてみると 1回目の 「魔王の配下の短剣」が➡ 41 00:04:35,342 --> 00:04:38,345 うまくいきすぎたのかも しれないね。 42 00:04:38,345 --> 00:04:42,349 初回なのに組み上げられて 機能したんだから。 43 00:04:42,349 --> 00:04:44,351 ですね。 44 00:04:47,687 --> 00:04:51,024 あの短剣を 素手で触れるようになれば➡ 45 00:04:51,024 --> 00:04:55,195 製作方法としては間違っていない ことになりますよね? 46 00:04:55,195 --> 00:04:58,532 あっ 製作方法として 間違っていなくても➡ 47 00:04:58,532 --> 00:05:01,801 安全面からは 間違っていると言いたい。 48 00:05:01,801 --> 00:05:04,971 ブラックスライムにも 土魔法は効くんですよね? 49 00:05:04,971 --> 00:05:11,812 じゃあ このイエロースライムの薬液で 魔王の配下の短剣を包んだら…。 50 00:05:11,812 --> 00:05:14,481 どうなると思います? 51 00:05:14,481 --> 00:05:16,817 それは…。 52 00:05:16,817 --> 00:05:19,152 やってみましょう! 53 00:05:19,152 --> 00:05:28,495 ♪~ 54 00:05:28,495 --> 00:05:31,798 とりあえず お肉を置いてみますね。 55 00:05:33,834 --> 00:05:36,136 大丈夫そうですね。 56 00:05:38,171 --> 00:05:42,375 俺が。 この役目は ダリヤには譲らないので諦めて。 57 00:05:47,848 --> 00:05:49,849 これは…。 58 00:05:49,849 --> 00:05:53,520 大丈夫ですか? ああ なんともない。 59 00:05:53,520 --> 00:05:58,024 水も出るし鞘も軽い! 成功だね! 60 00:05:58,024 --> 00:06:03,463 この方法が通じるなら もっと 長い剣でも問題なさそうです。 61 00:06:03,463 --> 00:06:06,299 よし! これで魔剣第一号…。 62 00:06:06,299 --> 00:06:08,501 あっ。 んっ? 63 00:06:12,639 --> 00:06:15,475 えっ? えぇ…。 うっ…。 64 00:06:15,475 --> 00:06:18,979 私の目の錯覚で なければなんですが➡ 65 00:06:18,979 --> 00:06:21,481 それ 移動してませんか? 66 00:06:21,481 --> 00:06:25,986 動いているね。 まるで生きているみたいだ。 67 00:06:25,986 --> 00:06:29,990 いえ 生きてるわけではないはず…。 68 00:06:29,990 --> 00:06:32,993 なんか すっごく生きてるっぽい。 69 00:06:32,993 --> 00:06:35,996 この微妙に 這い寄ってくる感じが…。 70 00:06:35,996 --> 00:06:38,665 きっと魔力拮抗ですので! 71 00:06:38,665 --> 00:06:43,169 変なこと聞くけど 魔導具って何かのはずみで➡ 72 00:06:43,169 --> 00:06:47,340 魂みたいなものが入るとか ありえる? 73 00:06:47,340 --> 00:06:50,176 聞いたことないですけど…。 74 00:06:50,176 --> 00:06:55,015 武器や防具は 精霊や英霊が宿るんですよね? 75 00:06:55,015 --> 00:06:57,851 ああ そう言われている。 76 00:06:57,851 --> 00:07:01,788 これって そういうもの… 宿ってませんよね? 77 00:07:01,788 --> 00:07:05,458 ないと思う。 ここは塔だし…。 78 00:07:05,458 --> 00:07:10,797 宿るとしたら ダリヤの家の…。 えぇ!? いや なんでもない。 79 00:07:10,797 --> 00:07:15,502 父もご先祖様も きっと 宿らないと思いますけども! 80 00:07:18,471 --> 00:07:20,473 あっ…。 81 00:07:22,642 --> 00:07:24,644 それは何? 82 00:07:24,644 --> 00:07:31,651 これ 鏡蛇の鱗です。 目くらまし効果があるとか。 83 00:07:31,651 --> 00:07:35,989 へぇ 鏡蛇って こんなにきれいなんだ。 84 00:07:35,989 --> 00:07:41,661 取引先の方が珍しいものだからと 特別に届けてくださったんです。 85 00:07:41,661 --> 00:07:46,166 私も初めて見ましたが 輝きが きれいすぎて➡ 86 00:07:46,166 --> 00:07:48,501 虹蛇かと思っちゃいました。 87 00:07:48,501 --> 00:07:51,004 虹蛇? ええ。 88 00:07:51,004 --> 00:07:54,841 希少な魔物で その鱗を付与したランタンで➡ 89 00:07:54,841 --> 00:07:58,345 未来が見えた という話があるんです。 90 00:07:58,345 --> 00:08:01,614 単なる偶然かもしれませんが。 91 00:08:01,614 --> 00:08:06,786 そうなんだ。 でも 鏡蛇の鱗も十分すごいよね。 92 00:08:06,786 --> 00:08:11,958 目くらまし効果があるなら 魔物から逃げるときに使えるかも。 93 00:08:11,958 --> 00:08:15,128 それなら付与してみましょうか? 94 00:08:15,128 --> 00:08:18,298 でも 珍しい素材なんだよね? 95 00:08:18,298 --> 00:08:21,801 ちょうど試してみたかったんです。 フッ。 96 00:08:23,970 --> 00:08:26,072 あっ あれ? 97 00:08:28,808 --> 00:08:31,111 きゃっ! うっ! ダリヤ! 98 00:08:33,146 --> 00:08:44,157 ♪~ 99 00:08:44,157 --> 00:08:49,996 ((ロセッティ商会長 私にエスコートを お許し願えますか? 100 00:08:49,996 --> 00:08:53,500 えっ!? は… はい。 101 00:08:53,500 --> 00:08:56,503 どうぞ よろしくお願いいたします。 102 00:08:59,005 --> 00:09:04,944 すみません かかとの細い靴なので 踏んだら痛いと思います。 103 00:09:04,944 --> 00:09:06,946 どうぞ ご遠慮なく。 104 00:09:06,946 --> 00:09:11,117 ロセッティ嬢は羽根のように軽いと 思いますので。 105 00:09:11,117 --> 00:09:13,119 んん…) 106 00:09:13,119 --> 00:09:30,804 ♪~ 107 00:09:30,804 --> 00:09:32,806 うっ…。 108 00:09:35,141 --> 00:09:37,644 大丈夫!? はい…。 109 00:09:37,644 --> 00:09:42,649 今のは…。 幻覚… か? 110 00:09:42,649 --> 00:09:45,151 まさか その…。 111 00:09:45,151 --> 00:09:49,489 あっ その… どうなんでしょう…。 112 00:09:49,489 --> 00:09:52,659 鏡蛇じゃなくて虹蛇…。 113 00:09:52,659 --> 00:09:55,995 それなら未来の… 光景…? 114 00:09:55,995 --> 00:09:59,165 ダリヤ。 はっ はい!? 115 00:09:59,165 --> 00:10:01,334 ダリヤは踊りたい? 116 00:10:01,334 --> 00:10:04,838 い… いえ 全然。 117 00:10:04,838 --> 00:10:08,842 じゃあ あれはやっぱり ただの幻覚か。 118 00:10:08,842 --> 00:10:12,679 そうですよ。 間違いなく幻覚です。 119 00:10:12,679 --> 00:10:17,851 同じものを見たってこと? たぶん そうじゃないかと。 120 00:10:17,851 --> 00:10:22,188 そうか もしあれが未来だったら。 121 00:10:22,188 --> 00:10:24,357 未来だったら? 122 00:10:24,357 --> 00:10:28,027 ダンスの練習をしておかないと いけないって思った。 123 00:10:28,027 --> 00:10:30,029 フッ。 124 00:10:30,029 --> 00:10:33,133 (笑い声) 125 00:10:35,201 --> 00:10:38,538 それじゃあ また。 126 00:10:38,538 --> 00:10:42,041 おやすみなさい。 よい夢を。 127 00:10:42,041 --> 00:10:44,544 よい夢を。 128 00:10:47,380 --> 00:10:49,682 はぁ…。 129 00:10:54,053 --> 00:10:57,056 あれが未来だったら…。 130 00:10:57,056 --> 00:10:59,058 忘れよう。 131 00:11:02,829 --> 00:11:06,332 (イヴァーノ)以上です。 ご質問はありますか? 132 00:11:06,332 --> 00:11:09,836 (ガブリエラ)問題ないわ。 大丈夫です。 133 00:11:12,172 --> 00:11:16,176 ダリヤ ヴォルフレード様とは その後? 134 00:11:16,176 --> 00:11:19,345 ブッ… はい!? 135 00:11:19,345 --> 00:11:22,015 特に変わりありません。 136 00:11:22,015 --> 00:11:26,686 五本指靴下の生産が軌道に乗れば いろいろなところから➡ 137 00:11:26,686 --> 00:11:31,024 お見合いの話が 来るかもしれないのだけど…。 138 00:11:31,024 --> 00:11:35,862 ありがたいですが 恋愛も結婚も考えていないので。 139 00:11:35,862 --> 00:11:40,700 じゃあ お見合い話が来ても すべて断ってかまわない? 140 00:11:40,700 --> 00:11:43,603 はい そうしてください。 141 00:11:45,872 --> 00:11:49,876 (イヴァーノ)ガブリエラさん 世間話の一つですが➡ 142 00:11:49,876 --> 00:11:53,046 伯爵家の子が市井に出て➡ 143 00:11:53,046 --> 00:11:57,383 商人に婿入りするというのは 無理なものですか? 144 00:11:57,383 --> 00:12:02,322 (ガブリエラ)伯爵家は厳しいわね。 遠からず侯爵家になることが➡ 145 00:12:02,322 --> 00:12:05,658 確定しているようなところは特に。 146 00:12:05,658 --> 00:12:08,161 トラブルが わんさか寄ってくるわ。 147 00:12:08,161 --> 00:12:12,999 やっかみや嫌がらせも 女のほうへ来るわねぇ。 148 00:12:12,999 --> 00:12:19,172 その商人が商会を大きくして 王城の指定業者になるとか➡ 149 00:12:19,172 --> 00:12:21,674 高位貴族の 後見人をつけるとかして➡ 150 00:12:21,674 --> 00:12:25,678 女男爵になれば 婿入りは ありですかね? 151 00:12:25,678 --> 00:12:29,849 フッフフ… それなら ありじゃないかしら。 152 00:12:29,849 --> 00:12:36,356 じゃ 俺の目指す商会規模は 最低限 その辺りにしておきます。 153 00:12:36,356 --> 00:12:39,192 フッ 大きく出たわね。 154 00:12:39,192 --> 00:12:42,195 それは なかなかに茨の道よ。 155 00:12:42,195 --> 00:12:45,031 うちの会長なら いずれ➡ 156 00:12:45,031 --> 00:12:48,201 その茨を刈り取る 魔導具を作りますよ。 157 00:12:48,201 --> 00:12:51,604 (笑い声) 158 00:12:53,539 --> 00:12:57,377 ごめん 待った? (ルチア)ううん 全然! 159 00:12:57,377 --> 00:13:01,314 (イルマ)ダリヤ すごくきれいに なっていて驚いたわ! 160 00:13:01,314 --> 00:13:03,816 似合ってる。 ありがとう。 161 00:13:03,816 --> 00:13:07,320 イルマも そのワンピース とっても似合ってる。 162 00:13:07,320 --> 00:13:12,659 ウフフフ… そう思う? マルチェラが買ってくれたの。 163 00:13:12,659 --> 00:13:16,663 ちょっと マルチェラも何か言いなさいよ。 164 00:13:18,665 --> 00:13:22,669 (マルチェラ)ダリヤちゃん こう パッと華やかな感じになったよな。 165 00:13:22,669 --> 00:13:26,172 すごくきれいだ。 ちょっと イルマ➡ 166 00:13:26,172 --> 00:13:30,009 マルチェラさんが無理してるから 止めてあげて! 167 00:13:30,009 --> 00:13:35,348 マルチェラ やかないから きれいな ダリヤを ガンガン褒めていいわよ。 168 00:13:35,348 --> 00:13:40,853 (ルチア)マルチェラさん ついででいいんで あたしも褒めてくださ~い! 169 00:13:40,853 --> 00:13:44,023 (マルチェラ)おう! ルチアちゃんも とってもきれいだ! 170 00:13:44,023 --> 00:13:48,194 俺は今夜 美女たちと飲める幸せ者だぜ! 171 00:13:48,194 --> 00:13:53,866 (ルチア)これは~? (イルマ)あっ 机の上にお願い! 172 00:13:53,866 --> 00:13:56,169 (マルチェラ)よ~し 始めるか。 173 00:14:02,308 --> 00:14:06,646 イルマ ルチア マルチェラさん。 174 00:14:06,646 --> 00:14:11,651 婚約破棄から商会の保証人 靴下の販売のことまで➡ 175 00:14:11,651 --> 00:14:14,153 本当にありがとう。 176 00:14:14,153 --> 00:14:17,657 やめてよ あたしは何もしてないもの。 177 00:14:17,657 --> 00:14:20,159 ダリヤちゃんの商会保証人なんて➡ 178 00:14:20,159 --> 00:14:22,495 こっちから お願いしたいぐらいだしな。 179 00:14:22,495 --> 00:14:26,165 うんうん。 あたしなんて ダリヤのおかげで➡ 180 00:14:26,165 --> 00:14:29,001 工房資金も 早くたまりそうなんだから! 181 00:14:29,001 --> 00:14:32,505 私一人じゃ どうしようもなかったもの。 182 00:14:32,505 --> 00:14:36,175 だから 今日は 遠慮なく飲んで食べてね。 183 00:14:36,175 --> 00:14:38,177 わかったわ。 184 00:14:38,177 --> 00:14:40,179 (マルチェラ)遠慮なく ごちそうになる。 185 00:14:40,179 --> 00:14:43,182 (ルチア)お昼抜いてきたからね あたし! 186 00:14:43,182 --> 00:14:49,188 ロセッティ商会の設立とイルマの美容室 ルチアちゃんの工房の繁盛➡ 187 00:14:49,188 --> 00:14:53,693 全員の明日の幸運を願って 乾杯! 188 00:14:53,693 --> 00:14:55,695 (イルマ/ルチア/ダリヤ)乾杯! 189 00:14:55,695 --> 00:15:10,710 ♪~ 190 00:15:16,816 --> 00:15:22,822 (足音) 191 00:15:22,822 --> 00:15:29,495 ♪~ 192 00:15:29,495 --> 00:15:32,165 ((父さん! 父さ~ん! 193 00:15:32,165 --> 00:15:35,001 また夜更かししてたのね? 194 00:15:35,001 --> 00:15:37,503 (カルロ)思いついてしまってな。 195 00:15:37,503 --> 00:15:41,507 考えて作って考えて作っての 繰り返しだ。 196 00:15:41,507 --> 00:15:44,343 終わりの見えたことがない。 197 00:15:44,343 --> 00:15:50,016 だが ダリヤ お前ならできる! 198 00:15:50,016 --> 00:15:52,351 父さん!) 199 00:15:52,351 --> 00:15:55,688 次は どんな魔導具を…。 200 00:15:55,688 --> 00:15:57,690 あっ…。 201 00:15:57,690 --> 00:16:06,899 ♪~ 202 00:16:15,641 --> 00:16:20,146 君の分の花束。 色はこれでよかったかな? 203 00:16:20,146 --> 00:16:22,982 はい。 ありがとうございます。 204 00:16:22,982 --> 00:16:25,985 今日が いい天気でよかったよ。 205 00:16:25,985 --> 00:16:29,088 えぇ 雨続きでしたからね。 206 00:16:31,657 --> 00:16:34,327 フッ。 207 00:16:34,327 --> 00:16:38,331 ヴォルフ そういえばこの間 知り合いからおもしろい…。 208 00:16:49,342 --> 00:16:54,180 ここからは別になりますね。 うちのお墓はこちらなので。 209 00:16:54,180 --> 00:16:58,351 わかった。 それじゃあ またここで待ち合わせよう。 210 00:16:58,351 --> 00:17:12,131 ♪~ 211 00:17:12,131 --> 00:17:15,801 母上 お久しぶりです。 212 00:17:15,801 --> 00:17:19,972 先日 グイード兄様と話しました。 213 00:17:19,972 --> 00:17:23,809 父上がここに来ていることも 知りました。 214 00:17:23,809 --> 00:17:26,979 俺は… 子どもすぎました。 215 00:17:26,979 --> 00:17:32,084 母上が話せたら きっと 思い切り叱られていましたね。 216 00:17:37,323 --> 00:17:42,662 守りたい 友ができました。 彼女は➡ 217 00:17:42,662 --> 00:17:45,498 さまよっていた俺を 助けてくれました。 218 00:17:45,498 --> 00:17:49,669 俺を守るために 魔導具を作ってくれました。 219 00:17:49,669 --> 00:17:54,340 そのうち すごい魔剣も 出来上がるかもしれません。 220 00:17:54,340 --> 00:17:57,843 今は迷惑をかけてばかりですが➡ 221 00:17:57,843 --> 00:18:02,782 いつか 俺が彼女を守れるように なりたいと思います。 222 00:18:02,782 --> 00:18:07,286 そのためにも 母上に勝てるようにならなくては。 223 00:18:15,294 --> 00:18:20,466 父さん トビアスとは終わっちゃったけど…。 224 00:18:20,466 --> 00:18:24,270 経緯を見てたのなら 怒らないわよね。 225 00:18:27,974 --> 00:18:30,309 ロセッティ商会を立てたの。 226 00:18:30,309 --> 00:18:34,981 イヴァーノさんが商会員になってくれて 助けてもらっているわ。 227 00:18:34,981 --> 00:18:38,150 それと 王城にも行ったの。 228 00:18:38,150 --> 00:18:43,489 最初の納品が五本指靴下と 靴の中敷きになっちゃったけど➡ 229 00:18:43,489 --> 00:18:46,659 喜んでもらえたわ。 230 00:18:46,659 --> 00:18:51,330 父さん用に作ったのに なんだか不思議ね。 231 00:18:51,330 --> 00:18:57,503 父さんが人に 「貸し」を作るのが 趣味だなんて知らなかったわ。 232 00:18:57,503 --> 00:19:05,111 商業ギルド長と ガブリエラに オズヴァルドさん 他にもいるのかもしれないけど。 233 00:19:05,111 --> 00:19:09,448 ふだんは あんなにだらしなくて 適当だったのに➡ 234 00:19:09,448 --> 00:19:13,953 陰で かっこいいことをするのは 反則よ。 235 00:19:13,953 --> 00:19:17,957 でも… ありがとう 父さん。 236 00:19:22,461 --> 00:19:25,965 子どもの頃 母上に聞かれましたね。 237 00:19:25,965 --> 00:19:28,968 どんな騎士になりたいのかと。 238 00:19:28,968 --> 00:19:33,305 俺はずっと それを力やスピードといった➡ 239 00:19:33,305 --> 00:19:36,509 戦闘の形についてだと 思っていましたが…。 240 00:19:40,146 --> 00:19:45,818 遅くなりましたが 「どんな騎士に なりたいか」の返事です。 241 00:19:45,818 --> 00:19:50,489 俺は 「守りたい者を守れる者」を 目指します。 242 00:19:50,489 --> 00:19:53,659 騎士の答えとしては 失格でしょうが➡ 243 00:19:53,659 --> 00:19:57,163 それが 俺の望みです。 244 00:20:01,667 --> 00:20:07,506 母上の剣です。 言い伝えでは 誰かを守って亡くなった死者は➡ 245 00:20:07,506 --> 00:20:10,676 愛する生者を守ってくれると…。 246 00:20:10,676 --> 00:20:15,347 俺はそう 信じることにします。 247 00:20:15,347 --> 00:20:18,184 俺は自分で戦えます。 248 00:20:18,184 --> 00:20:25,191 かなうならば 俺ではなく 友 ダリヤに その守護を。 249 00:20:25,191 --> 00:20:29,028 父さんが気にかけて いてくれたのは うれしいけど➡ 250 00:20:29,028 --> 00:20:32,865 このままではいけないと思うの。 251 00:20:32,865 --> 00:20:36,368 でないと私 いつまでたっても半人前で➡ 252 00:20:36,368 --> 00:20:38,871 心配な娘のままでしょう? 253 00:20:42,208 --> 00:20:46,212 魔力も技術も 全然足りてないけど➡ 254 00:20:46,212 --> 00:20:52,218 何十年かかるかわからないけれど それでも…。 255 00:20:52,218 --> 00:20:55,721 私 父さんを超える魔導具師に なりたい。 256 00:20:55,721 --> 00:21:00,826 応援してくれる 大切な友達ができたの。 257 00:21:00,826 --> 00:21:05,331 もう一人じゃないから きっと大丈夫。 258 00:21:05,331 --> 00:21:20,846 ♪~ 259 00:21:20,846 --> 00:21:25,851 いつか 父さんよりすごい 魔導具師になるから。 260 00:21:25,851 --> 00:21:28,020 楽しみにしていて。 261 00:21:28,020 --> 00:21:36,362 ♪~ 262 00:21:36,362 --> 00:21:40,366 このあとは? 商業ギルドに行くつもりです。 263 00:21:40,366 --> 00:21:42,368 先日の魔剣のこと? 264 00:21:42,368 --> 00:21:47,206 あんな 魔物と間違われそうなもの 持っていけませんよ。 265 00:21:47,206 --> 00:21:50,876 確かに。 あれで勝手に動き回ったら➡ 266 00:21:50,876 --> 00:21:53,379 「這い寄る魔剣」とか 呼ばれそうだね。 267 00:21:53,379 --> 00:21:57,716 万が一でも人を襲ったら しゃれになりません。 268 00:21:57,716 --> 00:22:01,153 その場合 どっちかが 魔物を生み出した➡ 269 00:22:01,153 --> 00:22:05,157 「魔王」ってことになりそうだ。 それはヴォルフに譲ります。 270 00:22:05,157 --> 00:22:08,994 じゃあ ダリヤは 俺の隣で 「魔女」だね。 271 00:22:08,994 --> 00:22:12,998 (笑い声) 272 00:22:12,998 --> 00:22:15,668 あっ 馬車 もう来てます! 273 00:22:15,668 --> 00:22:18,170 急ごう! はい!