1 00:00:01,500 --> 00:00:04,280 (ナレーション)<魔法道具にあふれた マグノシュタットの街> 2 00:00:04,280 --> 00:00:07,500 < しかし その動力源は 地下に隔離された→ 3 00:00:07,500 --> 00:00:10,250 非魔導士たちの魔力だった> 4 00:00:10,250 --> 00:00:12,310 < その秘密を知った アラジンたちは→ 5 00:00:12,310 --> 00:00:14,460 魔力を吸われ 衰弱した少女→ 6 00:00:14,460 --> 00:00:16,760 マルガを救うことができるのか> 7 00:00:18,550 --> 00:00:28,470 ♪♪~ 8 00:00:28,470 --> 00:00:32,170 (ティトス)もう大丈夫だよ マルガ。 (マルガ)おにいちゃん…。 9 00:00:35,100 --> 00:00:37,130 (ドロン)くっ! 10 00:00:37,130 --> 00:00:46,310 ♪♪~ 11 00:00:46,310 --> 00:00:48,360 (ヤコフ) あの者らは 胸章からするに→ 12 00:00:48,360 --> 00:00:51,080 思想教育を終えてない学徒です。 13 00:00:51,080 --> 00:00:55,570 それが なんで こんな所にいるんだ~? 14 00:00:55,570 --> 00:01:01,160 ♪♪~ 15 00:01:01,160 --> 00:01:03,190 ドカーン! (3人)あっ! 16 00:01:03,190 --> 00:01:08,110 ♪♪~ 17 00:01:08,110 --> 00:01:10,150 (アラジン) ティトスくん 何をするんだい!? 18 00:01:10,150 --> 00:01:12,650 (ティトス) 地上への道を 切り開いたのさ。 19 00:01:14,050 --> 00:01:17,840 (ドロン)モガメット様の 魔力塚を傷つけるヤツは…。 20 00:01:17,840 --> 00:01:21,140 ♪♪~ 21 00:01:21,140 --> 00:01:23,140 (ドロン)全員 死刑だ! 22 00:01:24,500 --> 00:02:53,330 ♪♪~ 23 00:02:54,700 --> 00:02:57,200 死刑 死刑 死刑 死刑! 24 00:02:58,610 --> 00:03:00,590 (ティトス)「熱魔法」! 25 00:03:00,590 --> 00:03:04,730 ♪♪~ 26 00:03:04,730 --> 00:03:06,760 ぐはっ…。 27 00:03:06,760 --> 00:03:09,350 (一同)ああっ! 28 00:03:09,350 --> 00:03:11,450 (心の声)≪魔力が足りない…≫ 29 00:03:22,500 --> 00:03:28,600 ♪♪~ 30 00:03:28,600 --> 00:03:31,790 (スフィントス)退学になって 俺の出世の道が絶たれたら→ 31 00:03:31,790 --> 00:03:34,220 お前の実家に 慰謝料 請求するからな。 32 00:03:34,220 --> 00:03:36,220 ≪きゃあ~!! (スフィントス)あっ! 33 00:03:38,030 --> 00:03:40,430 (イザベラ)母さん! お母さん! 34 00:03:40,430 --> 00:03:42,880 (オットー) てめぇ なんてことしやがる!? 35 00:03:42,880 --> 00:03:47,490 何って? この5等許可区の掟を 忘れたのか? 36 00:03:47,490 --> 00:03:50,370 魔導士に反抗する「非魔導士」は 不良品→ 37 00:03:50,370 --> 00:03:52,370 廃棄処分なんだよ~! 38 00:03:53,910 --> 00:03:55,950 (イザベラ)ああっ! うわぁ~! 39 00:03:55,950 --> 00:03:57,950 (ゲオルガ)おぉ…。 (一同)ああっ! 40 00:04:07,240 --> 00:04:09,240 「突風」! 41 00:04:14,380 --> 00:04:18,220 (ドロン) はっは~ お前ら 知ってるぞ。→ 42 00:04:18,220 --> 00:04:20,740 今年 大層 優秀だってうわさの→ 43 00:04:20,740 --> 00:04:23,670 2学年の特待生どもだな。 44 00:04:23,670 --> 00:04:25,840 それが 俺たち相手に→ 45 00:04:25,840 --> 00:04:28,410 一体どうするつもりだってぇ? 46 00:04:28,410 --> 00:04:33,510 (ティトス)もちろん 君たち全員倒して 外への道を切り開く。 47 00:04:35,290 --> 00:04:37,320 僕なら できるさ→ 48 00:04:37,320 --> 00:04:40,660 最後まで 力を解放すれば。 49 00:04:40,660 --> 00:04:43,240 ティトスくん? (ティトス)アラジン→ 50 00:04:43,240 --> 00:04:46,610 君も この国の闇を 払いに来たんだろ?→ 51 00:04:46,610 --> 00:04:48,650 それが 今なんじゃないのか?→ 52 00:04:48,650 --> 00:04:51,770 今 戦わずに いつ戦うんだ…。 53 00:04:51,770 --> 00:04:54,400 (スフィントス) バカ野郎 冷静になれよ。→ 54 00:04:54,400 --> 00:04:58,280 こんなとこで捕まるために 学院に来たわけじゃねぇだろ?→ 55 00:04:58,280 --> 00:05:01,850 なんのために ここに来たのか 思い出せ。 56 00:05:01,850 --> 00:05:04,450 ≪僕が ここへ来た理由…≫ 57 00:05:05,820 --> 00:05:09,100 ≪魔導士と そうでない人が憎しみ合う≫ 58 00:05:09,100 --> 00:05:13,070 ≪同じことが起きれば 世界が終わる≫ 59 00:05:13,070 --> 00:05:15,590 ≪僕は それを止めたい≫ 60 00:05:15,590 --> 00:05:17,890 ≪戦うべきは 今なのか?≫ 61 00:05:22,070 --> 00:05:24,070 バリバリバリッ!! 62 00:05:25,620 --> 00:05:27,620 (ドロン)あっ! はっ! 63 00:05:29,810 --> 00:05:32,280 (マイヤーズ) ドロン! 貴様ごときの独断で→ 64 00:05:32,280 --> 00:05:34,310 学徒を処断するなど→ 65 00:05:34,310 --> 00:05:37,130 いつ モガメット様が 許可なされたのだ? 66 00:05:37,130 --> 00:05:41,130 ね ね… 姉さん。 それは その…。 67 00:05:44,690 --> 00:05:48,980 (マイヤーズ)5等許可区 第一階層 全員 後ろ手に伏せろ。→ 68 00:05:48,980 --> 00:05:51,430 反意ある者は 拘束する。 69 00:05:51,430 --> 00:05:53,480 マイヤーズ先生! 70 00:05:53,480 --> 00:05:56,000 訳は聞く。 モガメット様も→ 71 00:05:56,000 --> 00:05:59,650 貴様にならば 寛大なご処置をなされよう。 72 00:05:59,650 --> 00:06:02,170 だから 杖を収めろ。→ 73 00:06:02,170 --> 00:06:04,570 貴様と殺し合うのは 忍びない。 74 00:06:08,110 --> 00:06:10,810 分かったよ。 75 00:06:10,810 --> 00:06:16,870 ♪♪~ 76 00:06:16,870 --> 00:06:20,960 (モガメット) 5等許可区に侵入したのか?→ 77 00:06:20,960 --> 00:06:22,990 アラジンよ。 78 00:06:22,990 --> 00:06:26,230 ♪♪~ 79 00:06:26,230 --> 00:06:29,600 (ドロン)≪5等許可区への侵入は 国法違反。→ 80 00:06:29,600 --> 00:06:32,340 この場で 死刑かもなぁ≫ 81 00:06:32,340 --> 00:06:35,760 どうなのだ? アラジン。 82 00:06:35,760 --> 00:06:38,340 うん 侵入したよ。 (一同)おっ…。 83 00:06:38,340 --> 00:06:41,280 (ドロン)こいつ 悪びれもなく…。 ≪ドン!(杖の音) 84 00:06:41,280 --> 00:06:45,070 あっ… 学長殿。 85 00:06:45,070 --> 00:06:48,420 (モガメット) お前たちは 戒律を重んじる→ 86 00:06:48,420 --> 00:06:51,340 本当に いい子たちだな。 87 00:06:51,340 --> 00:06:53,840 だが アラジンを許せ。→ 88 00:06:55,240 --> 00:06:59,500 彼は まだ 真実を知らぬだけなのだ。→ 89 00:06:59,500 --> 00:07:02,300 ちょうど この国へ来たばかりの頃の→ 90 00:07:02,300 --> 00:07:04,330 お前たちのようにな。 91 00:07:04,330 --> 00:07:08,620 ♪♪~ 92 00:07:08,620 --> 00:07:12,620 (モガメット)アラジン 少し話そうか。 93 00:07:22,340 --> 00:07:25,460 (モガメット)時に アラジンよ。 ん? 94 00:07:25,460 --> 00:07:29,060 (モガメット)ヤムライハは 元気かね? あっ! 95 00:07:29,060 --> 00:07:32,530 (モガメット)ほほほっ そう焦るな。 96 00:07:32,530 --> 00:07:35,600 あの子は 大切な教え子だよ→ 97 00:07:35,600 --> 00:07:37,600 昔も今もな。→ 98 00:07:39,020 --> 00:07:42,920 あの子は優秀すぎる魔導士だった。 99 00:07:46,660 --> 00:07:48,860 そう生まれたゆえに→ 100 00:07:48,860 --> 00:07:53,600 両親に捨てられ 孤独の運命をたどった。 101 00:07:53,600 --> 00:07:56,240 私は 彼女の親代わりを→ 102 00:07:56,240 --> 00:07:59,440 ほんの数年だが していたことがある。 103 00:08:01,480 --> 00:08:03,810 一緒に食事をしたり→ 104 00:08:03,810 --> 00:08:07,310 寝る前に 本を読んでやったり。→ 105 00:08:07,310 --> 00:08:10,050 ヤムライハは 難解な魔導書ばかり→ 106 00:08:10,050 --> 00:08:12,640 読めとせがんでなぁ はははっ。 107 00:08:12,640 --> 00:08:19,040 ♪♪~ 108 00:08:19,040 --> 00:08:22,630 (モガメット)あの子は 遠い南の地で→ 109 00:08:22,630 --> 00:08:24,820 幸せなのかね? 110 00:08:24,820 --> 00:08:27,520 うん そう見えたよ。 111 00:08:27,520 --> 00:08:31,960 (モガメット)そうか。 なら… よかった。 112 00:08:31,960 --> 00:08:37,590 ♪♪~ 113 00:08:37,590 --> 00:08:40,180 アラジンよ。 私は→ 114 00:08:40,180 --> 00:08:42,650 お前が 何かの使命を帯びて→ 115 00:08:42,650 --> 00:08:45,700 この国に来たのだと思う。 んん…。 116 00:08:45,700 --> 00:08:49,690 (モガメット)だが それが なんでも かまわない。→ 117 00:08:49,690 --> 00:08:54,040 ここに来る さまざまな魔導士たち その全てと→ 118 00:08:54,040 --> 00:08:56,680 私は 分かり合える。 119 00:08:56,680 --> 00:08:59,880 共に生きたいと 願っておるのだ。 120 00:09:01,300 --> 00:09:04,490 ≪この人は うそをついてない≫ 121 00:09:04,490 --> 00:09:06,760 ≪ううん それどころか…≫ 122 00:09:06,760 --> 00:09:10,060 ♪♪~ 123 00:09:10,060 --> 00:09:12,160 ≪優しいんだ。 おばあちゃんや→ 124 00:09:12,160 --> 00:09:15,650 アリババくんにだって 負けないぐらいに≫ 125 00:09:15,650 --> 00:09:20,250 ≪なぜ? この人が あんな ひどいことをするような人だって→ 126 00:09:20,250 --> 00:09:23,440 僕には どうしても思えない≫ 127 00:09:23,440 --> 00:09:27,390 ≪このおじいさんは 一体 何?≫ 128 00:09:27,390 --> 00:09:32,350 アラジン この国のことを もっと知りたければ→ 129 00:09:32,350 --> 00:09:34,900 明日 大講堂に来なさい。 130 00:09:34,900 --> 00:09:38,300 きっと 有意義な時間を過ごせよう。 131 00:09:42,580 --> 00:09:45,880 二人とも 大丈夫なのかい? (スフィントス)ああ。→ 132 00:09:45,880 --> 00:09:50,500 学院の医療魔導士に 付きっきりで 看病されちまったからな。→ 133 00:09:50,500 --> 00:09:53,440 おまけに 俺たち 今後は 5等許可区に→ 134 00:09:53,440 --> 00:09:55,840 出入り自由だそうだぜ。 えっ? 135 00:09:55,840 --> 00:09:57,870 (スフィントス) こいつが ごねたら あっさり→ 136 00:09:57,870 --> 00:10:00,230 学長の許可が下りたんだよ。→ 137 00:10:00,230 --> 00:10:02,750 どうしても マルガのところに戻るってな。 138 00:10:02,750 --> 00:10:05,030 (ティトス)んん…。 ティトスくん。 139 00:10:05,030 --> 00:10:07,130 ≪おお…。 (2人)ん? 140 00:10:07,130 --> 00:10:09,240 (スフィントス)教官たちが来たぞ。 141 00:10:09,240 --> 00:10:11,570 (セレス)学長自ら 教壇に!? 142 00:10:11,570 --> 00:10:13,860 (アラン)一体 何が始まるんだ? 143 00:10:13,860 --> 00:10:18,110 (どよめき) 144 00:10:18,110 --> 00:10:20,710 (モガメット)若き魔導士たちよ→ 145 00:10:22,520 --> 00:10:27,640 君たちは 己が何者なのか 知っているかね? 146 00:10:27,640 --> 00:10:29,890 (セレス アラン)あっ。 147 00:10:29,890 --> 00:10:33,240 (モガメット)愛する家族や 恩人たち→ 148 00:10:33,240 --> 00:10:35,950 苦楽を共にしてきた 心を分け合える→ 149 00:10:35,950 --> 00:10:37,950 大好きな友人たち。 150 00:10:40,450 --> 00:10:45,720 だが その誰とも 自分は違う存在なのだと→ 151 00:10:45,720 --> 00:10:48,120 悲しく思ったことはないか? 152 00:10:49,980 --> 00:10:53,630 (アリババ・回想)((アラジン 俺たち 絶対 また会おうな)) 153 00:10:53,630 --> 00:10:56,500 (モルジアナ) ((お二人の力になりたいんです)) 154 00:10:56,500 --> 00:11:02,210 ((アラジン アラジン…)) ((アラジン アラジン…)) 155 00:11:02,210 --> 00:11:04,210 ≪でも 僕は…→ 156 00:11:05,910 --> 00:11:08,380 ほんとは 誰とも…≫ 157 00:11:08,380 --> 00:11:12,680 君たちは 愛する者とは違うのだ。 158 00:11:15,150 --> 00:11:18,820 (モガメット)では なぜ 君たちは 他者と違う存在として→ 159 00:11:18,820 --> 00:11:21,240 生まれたのだろうか?→ 160 00:11:21,240 --> 00:11:25,680 魔導士とは なんのために この世に生まれてきたのか→ 161 00:11:25,680 --> 00:11:28,230 君たちは 考えたことは あるのかね? 162 00:11:28,230 --> 00:11:30,270 (どよめき) 163 00:11:30,270 --> 00:11:33,840 (モガメット)今 諸君らに明かそう。 164 00:11:33,840 --> 00:11:37,920 我々 魔導士という存在が 一体 なぜ→ 165 00:11:37,920 --> 00:11:40,710 この世界に生み出されたのかを。 166 00:11:40,710 --> 00:11:43,710 ♪♪~ 167 00:11:43,710 --> 00:11:47,970 (モガメット) ルフ… この大いなる力が→ 168 00:11:47,970 --> 00:11:52,340 世界を動かしているのは 知っているな? 169 00:11:52,340 --> 00:11:57,190 ルフは 魔導士でない人間には 見ることもできない。 170 00:11:57,190 --> 00:12:00,150 ルフを見ることができ そして→ 171 00:12:00,150 --> 00:12:03,570 世界を動かす力を操れるのは→ 172 00:12:03,570 --> 00:12:06,770 君たち 魔導士だけなのだ!→ 173 00:12:08,290 --> 00:12:11,110 だが 魔導士たちが→ 174 00:12:11,110 --> 00:12:15,310 実際に 世界の歴史を動かしたことはない。 175 00:12:17,830 --> 00:12:22,020 (モガメット)大黄牙帝国 レーム帝国→ 176 00:12:22,020 --> 00:12:24,800 パルテビア帝国→ 177 00:12:24,800 --> 00:12:28,610 そして 近年は 新興のシンドリア王国→ 178 00:12:28,610 --> 00:12:31,010 煌帝国に至るまで→ 179 00:12:31,010 --> 00:12:33,980 歴史の表舞台に立ち→ 180 00:12:33,980 --> 00:12:36,700 歴史を紡ぎ この世界を→ 181 00:12:36,700 --> 00:12:39,770 支配してきた王は 誰か?→ 182 00:12:39,770 --> 00:12:42,140 そう… それは→ 183 00:12:42,140 --> 00:12:44,860 非魔導士… 「非魔導士」たちだ! 184 00:12:44,860 --> 00:12:46,910 (一同)ああっ…。 185 00:12:46,910 --> 00:12:51,580 ♪♪~ 186 00:12:51,580 --> 00:12:54,530 (イアン)な… なんだ? これは。 187 00:12:54,530 --> 00:12:59,210 (モガメット)これは 70年前のムスタシム王国。 188 00:12:59,210 --> 00:13:02,140 ♪♪~ 189 00:13:02,140 --> 00:13:06,880 遠隔透視魔法。 私の血液に宿る→ 190 00:13:06,880 --> 00:13:10,180 ルフの記憶を 映し出している。→ 191 00:13:10,180 --> 00:13:13,970 さあ 魔導士たちよ その目で見なさい。→ 192 00:13:13,970 --> 00:13:17,160 「非魔導士」が 支配する国に生きた→ 193 00:13:17,160 --> 00:13:20,160 とある魔導士たちの運命を。 194 00:13:23,680 --> 00:13:26,240 (サーナ) ((お父さん いってらっしゃい。→ 195 00:13:26,240 --> 00:13:30,310 ねえ 今度は 早く帰って来る?)) 196 00:13:30,310 --> 00:13:32,460 (モガメット)((ああ)) ((ほんと?)) 197 00:13:32,460 --> 00:13:35,030 ((帰って来たら 本 読んでくれる?)) 198 00:13:35,030 --> 00:13:38,130 (モガメット)((いいよ。 サーナが いい子にしていたらな)) 199 00:13:38,130 --> 00:13:40,130 ((やった~! ふふっ)) 200 00:13:41,780 --> 00:13:46,110 ((お父さん 無理して いなくなっちゃったりしないでね→ 201 00:13:46,110 --> 00:13:48,110 お母さんみたいに)) 202 00:13:52,810 --> 00:13:56,210 (モガメット) ((ああ…。 必ず帰って来るよ)) 203 00:13:57,550 --> 00:14:01,200 (モガメット)70年前 すでに ムスタシムには→ 204 00:14:01,200 --> 00:14:03,240 数十名の魔導士が→ 205 00:14:03,240 --> 00:14:06,360 王家に従っていた。 206 00:14:06,360 --> 00:14:08,880 ((畑に 水を降らせろ)) 207 00:14:08,880 --> 00:14:10,880 ((早くしろ!)) (一同)((あぁ…)) 208 00:14:13,750 --> 00:14:15,970 ((くっ!)) ((ううっ…)) 209 00:14:15,970 --> 00:14:20,470 ♪♪~ 210 00:14:20,470 --> 00:14:23,770 ((ザァーー(雨音))) 211 00:14:26,230 --> 00:14:28,260 ((おおっ! 奇跡だ!)) 212 00:14:28,260 --> 00:14:32,170 ((ありがとうございます 魔導士様!)) 213 00:14:32,170 --> 00:14:34,690 (モガメット)((ごほっ…)) ((おい モガメット→ 214 00:14:34,690 --> 00:14:37,270 大丈夫か?)) (モガメット)((ああ…)) 215 00:14:37,270 --> 00:14:42,610 (モガメット)当時の魔導士たちは 大した魔法は 使えなかった。→ 216 00:14:42,610 --> 00:14:45,920 命令式への体系化が不十分で→ 217 00:14:45,920 --> 00:14:48,420 体への負担が大きかった。→ 218 00:14:49,870 --> 00:14:52,860 魔導士は 王家の権力のもと→ 219 00:14:52,860 --> 00:14:55,810 強制的に使役させられた。→ 220 00:14:55,810 --> 00:14:59,050 魔力が尽きるまで 魔法を使わされ→ 221 00:14:59,050 --> 00:15:01,860 死ぬ者もいた…→ 222 00:15:01,860 --> 00:15:04,920 私の妻のように。 223 00:15:04,920 --> 00:15:09,540 ((ねえ お父さん 私たち なんで 魔導士なの?→ 224 00:15:09,540 --> 00:15:12,960 時々 思うんだ。 魔導士じゃなくて→ 225 00:15:12,960 --> 00:15:15,480 普通の人に生まれていたら→ 226 00:15:15,480 --> 00:15:18,180 お母さんは…)) 227 00:15:18,180 --> 00:15:20,980 ((ううん なんでもない)) 228 00:15:26,460 --> 00:15:29,890 (モガメット)((サーナ ごめんな。→ 229 00:15:29,890 --> 00:15:33,360 でも 俺たちが生まれてきたのには→ 230 00:15:33,360 --> 00:15:36,460 意味があるはずだ)) ((意味?)) 231 00:15:37,920 --> 00:15:41,650 ((魔法は たくさんの人を助けられる)) 232 00:15:41,650 --> 00:15:44,640 ((俺たちは きっと→ 233 00:15:44,640 --> 00:15:47,110 この世界を よくするために…→ 234 00:15:47,110 --> 00:15:50,280 助けるために生まれてきたんだ)) 235 00:15:50,280 --> 00:15:52,720 ((助けるため…)) 236 00:15:52,720 --> 00:15:54,850 ((そうだ。 俺たちにしか→ 237 00:15:54,850 --> 00:15:57,070 できないことがある)) 238 00:15:57,070 --> 00:16:00,370 ((魔導士には ルフから与えられた使命が→ 239 00:16:00,370 --> 00:16:02,780 きっとある。 だから→ 240 00:16:02,780 --> 00:16:05,190 どうか この先 何があっても→ 241 00:16:05,190 --> 00:16:07,230 魔導士に生まれたことを→ 242 00:16:07,230 --> 00:16:09,230 悔やまないでくれ)) 243 00:16:19,430 --> 00:16:22,780 ((魔法は すばらしいものなんだから)) 244 00:16:22,780 --> 00:16:24,980 ((うん 分かった)) 245 00:16:28,370 --> 00:16:30,670 (モガメット)私たちは 寸暇を惜しみ→ 246 00:16:30,670 --> 00:16:34,010 魔法の研究に没頭した。→ 247 00:16:34,010 --> 00:16:37,890 研究が進めば もっと できることが増える。→ 248 00:16:37,890 --> 00:16:40,930 国民の生活も 豊かにできる。→ 249 00:16:40,930 --> 00:16:42,930 そう信じて…。→ 250 00:16:44,450 --> 00:16:46,370 そして 魔導士たちは→ 251 00:16:46,370 --> 00:16:49,420 その研究の成果と 働きを認められ→ 252 00:16:49,420 --> 00:16:52,820 王から 貴族の称号を授かった。→ 253 00:16:54,760 --> 00:16:57,580 私は うれしかった→ 254 00:16:57,580 --> 00:17:00,970 仲間の苦労が報われたことが。 255 00:17:00,970 --> 00:17:04,270 阻害されながらも 必死で 「非魔導士」のために→ 256 00:17:04,270 --> 00:17:07,160 尽くしてきた魔導士が ついに→ 257 00:17:07,160 --> 00:17:11,360 皆に 温かく 受け入れてもらえたことが→ 258 00:17:11,360 --> 00:17:14,860 それが たまらなく うれしかったのだ。 259 00:17:16,450 --> 00:17:18,450 だが…。 260 00:17:19,870 --> 00:17:24,560 ((魔導士様!)) 261 00:17:24,560 --> 00:17:27,860 ((ありがとうございます 魔導士様!)) 262 00:17:29,300 --> 00:17:33,380 ((魔導士か。 偉くなったものよのう)) 263 00:17:33,380 --> 00:17:37,780 ((少し前までは まじない師風情だった輩が)) 264 00:17:39,220 --> 00:17:44,660 だが そのとき 私は まだ分かっていなかった→ 265 00:17:44,660 --> 00:17:48,960 魔導士と「非魔導士」の 根本的な違いをな。 266 00:17:50,780 --> 00:17:54,780 アラジン ティトス スフィントス→ 267 00:17:56,410 --> 00:18:00,060 地下で何を見たか 話しなさい。 268 00:18:00,060 --> 00:18:03,860 (一同)あっ。 地下では 20万人もの人々が→ 269 00:18:03,860 --> 00:18:06,670 魔力を吸い上げられて 虐げられている。 270 00:18:06,670 --> 00:18:09,720 (モガメット)ほう 虐げる?→ 271 00:18:09,720 --> 00:18:11,890 本当に そうだったのかね?→ 272 00:18:11,890 --> 00:18:14,160 ティトス。 (ティトス)何? 273 00:18:14,160 --> 00:18:17,730 確かに 魔力の少ない者は つらかろうが→ 274 00:18:17,730 --> 00:18:20,550 ほとんどの「非魔導士」が 酒をあおり→ 275 00:18:20,550 --> 00:18:23,450 怠惰を貪って 生きていただろう?→ 276 00:18:25,230 --> 00:18:28,540 外に出してほしいとも 言わなかったはずだ。→ 277 00:18:28,540 --> 00:18:32,490 食欲 性欲 そんな目先の 原始的な欲求さえ→ 278 00:18:32,490 --> 00:18:36,700 満たせればよい。 まるで 牛や馬 豚…→ 279 00:18:36,700 --> 00:18:40,900 そう 「非魔導士」とは 家畜と なんら変わらない→ 280 00:18:40,900 --> 00:18:43,690 生き物なのだよ。 (一同)あぁ…。 281 00:18:43,690 --> 00:18:47,790 (スフィントス)なんてことを…。 普通の顔をして言いやがる。 282 00:18:51,840 --> 00:18:55,410 だが 彼らには 牛や豚にはないものが→ 283 00:18:55,410 --> 00:18:58,500 一つある。 それは→ 284 00:18:58,500 --> 00:19:01,320 支配欲だ。 285 00:19:01,320 --> 00:19:03,610 支配欲? 286 00:19:03,610 --> 00:19:06,530 (モガメット)他人より 上に立ちたい→ 287 00:19:06,530 --> 00:19:08,510 他者から奪いたい→ 288 00:19:08,510 --> 00:19:12,530 蹴落としたい 踏みにじりたい…→ 289 00:19:12,530 --> 00:19:16,550 それは 人間の最も忌むべき欲望。 290 00:19:16,550 --> 00:19:18,820 そんなもの 魔導士だって→ 291 00:19:18,820 --> 00:19:21,110 同じくらい 持っているんじゃないか? 292 00:19:21,110 --> 00:19:23,990 いいや 思い出しなさい。 293 00:19:23,990 --> 00:19:26,400 君たち魔導士にとって→ 294 00:19:26,400 --> 00:19:29,570 最も強い欲求は 何かね? 295 00:19:29,570 --> 00:19:31,620 あっ。 296 00:19:31,620 --> 00:19:36,660 ♪♪~ 297 00:19:36,660 --> 00:19:40,380 (モガメット)そう… それは 知識欲。 298 00:19:40,380 --> 00:19:43,660 何かを知りたい 解き明かしたいという→ 299 00:19:43,660 --> 00:19:45,720 知的探究心。→ 300 00:19:45,720 --> 00:19:49,790 それ以上に 金や領土が 欲しいと思ったことが→ 301 00:19:49,790 --> 00:19:51,790 君たちにはあるかね? 302 00:19:54,110 --> 00:19:56,930 だから かつての魔導士たちは→ 303 00:19:56,930 --> 00:20:01,730 誰も 国を建てようとしなかった。 しかし→ 304 00:20:01,730 --> 00:20:05,830 それではいけないと思わせる 事件が起きた。 305 00:20:07,920 --> 00:20:12,110 (モガメット)魔導士が 貴族の称号を得てから 3年後→ 306 00:20:12,110 --> 00:20:15,930 国内に 伝染病が広まった。→ 307 00:20:15,930 --> 00:20:18,110 治癒魔法は効かず→ 308 00:20:18,110 --> 00:20:21,350 病の原因も分からぬまま。→ 309 00:20:21,350 --> 00:20:23,400 国は なすすべがない。→ 310 00:20:23,400 --> 00:20:27,600 国民の不安は高まり 暴動が起きる寸前だった。→ 311 00:20:28,980 --> 00:20:31,280 そんなとき…。 312 00:20:31,280 --> 00:20:34,350 ((えいっ!)) (モガメット)((くっ…)) 313 00:20:34,350 --> 00:20:38,420 ((この伝染病 魔導士の仕業なんだってな)) 314 00:20:38,420 --> 00:20:40,470 ((魔法の実験に失敗して→ 315 00:20:40,470 --> 00:20:43,070 病気を ばらまいちまったそうじゃねぇか)) 316 00:20:44,540 --> 00:20:47,880 (モガメット)そんな 根も葉もない うわさを広めたのは→ 317 00:20:47,880 --> 00:20:52,380 魔導士の台頭を 快く思わない 貴族官僚たちだった。→ 318 00:20:53,770 --> 00:20:56,800 民衆は 手のひらを返し→ 319 00:20:56,800 --> 00:21:00,420 魔導士を恐れ 憎んだ。→ 320 00:21:00,420 --> 00:21:03,940 ムスタシム王は 我々を投獄し→ 321 00:21:03,940 --> 00:21:06,440 あらぬ罪で 拷問した。→ 322 00:21:08,010 --> 00:21:11,120 なんとか生き延びた 魔導士たちは→ 323 00:21:11,120 --> 00:21:14,140 隔離された小さな校舎で→ 324 00:21:14,140 --> 00:21:18,420 細々と 魔法の研究をして暮らした。→ 325 00:21:18,420 --> 00:21:21,480 そして その30年後→ 326 00:21:21,480 --> 00:21:24,330 大戦争が勃発した。→ 327 00:21:24,330 --> 00:21:27,600 相手は 当時 版図を広げていた強国→ 328 00:21:27,600 --> 00:21:29,770 パルテビア。 329 00:21:29,770 --> 00:21:32,290 すると 「非魔導士」たちは 急に→ 330 00:21:32,290 --> 00:21:36,730 我々 魔導士に 頼りはじめたではないか。→ 331 00:21:36,730 --> 00:21:39,960 私の仲間や 教え子の多くは→ 332 00:21:39,960 --> 00:21:42,460 無理やり 戦争に 駆り出されていった。 333 00:21:44,580 --> 00:21:46,620 (サーナ)((くっ!)) 334 00:21:46,620 --> 00:21:48,670 ((ぐはっ! ううっ…)) 335 00:21:48,670 --> 00:21:52,740 ♪♪~ 336 00:21:52,740 --> 00:21:56,350 (サーナ)((お父さんの あの言葉→ 337 00:21:56,350 --> 00:22:01,180 何があっても 信じようと思ってきたけど…→ 338 00:22:01,180 --> 00:22:03,580 魔法は 本当に…→ 339 00:22:05,620 --> 00:22:08,510 「非魔導士」を助けるために あるのかしら?)) 340 00:22:08,510 --> 00:22:16,210 ♪♪~ 341 00:22:17,630 --> 00:22:20,290 ((勝った! あのパルテビアの侵攻を→ 342 00:22:20,290 --> 00:22:22,510 退けてやったぞ!)) 343 00:22:22,510 --> 00:22:27,840 (貴族官僚)((伝染病の元凶 あらゆる国民の不満のはけ口→ 344 00:22:27,840 --> 00:22:32,570 そのうえ 我が国の兵士の盾にもなる)) 345 00:22:32,570 --> 00:22:37,840 ((魔導士とは なんとも 便利な種族だなぁ)) 346 00:22:37,840 --> 00:22:40,170 (モガメット)≪種族…≫ 347 00:22:40,170 --> 00:22:42,940 ≪こんな者たちの ために…→ 348 00:22:42,940 --> 00:22:47,380 こんな者たちのために サーナは死んだのか?→ 349 00:22:47,380 --> 00:22:49,980 こんな者たちのために 魔法は あるのか?→ 350 00:22:51,330 --> 00:22:53,440 繰り返される戦争→ 351 00:22:53,440 --> 00:22:55,940 国同士の争いなど→ 352 00:22:55,940 --> 00:22:58,240 所詮は 支配欲を満たすための→ 353 00:22:58,240 --> 00:23:01,030 縄張り争いではないのか?≫ 354 00:23:01,030 --> 00:23:05,110 ≪野蛮な獣と 何が違うのか?→ 355 00:23:05,110 --> 00:23:08,680 このまま この野獣たちが王たる世界で→ 356 00:23:08,680 --> 00:23:12,270 魔導士たちは 使役されねばならぬのか!?→ 357 00:23:12,270 --> 00:23:15,060 家畜のように!→ 358 00:23:15,060 --> 00:23:17,360 家畜は どちらの種族だろうか?≫ 359 00:23:17,360 --> 00:23:21,830 ♪♪~ 360 00:23:21,830 --> 00:23:24,170 ≪私は 重大な認識違いを→ 361 00:23:24,170 --> 00:23:27,290 していたのではないか?→ 362 00:23:27,290 --> 00:23:29,390 野蛮を律し→ 363 00:23:29,390 --> 00:23:32,090 理性的な 理想の→ 364 00:23:32,090 --> 00:23:34,910 よりよい世界を 作り上げられるのは→ 365 00:23:34,910 --> 00:23:36,950 一体 誰だ?≫ 366 00:23:36,950 --> 00:23:41,080 ♪♪~ 367 00:23:41,080 --> 00:23:44,690 (モガメット)≪それは 魔導士だ。→ 368 00:23:44,690 --> 00:23:48,690 魔導士こそが 世界を 正しく導ける!≫ 369 00:23:50,180 --> 00:23:52,430 (モガメット) 故に 私は決意した。 「非魔導士」の→ 370 00:23:52,430 --> 00:23:56,870 支配から 脱却せねば ならん!→ 371 00:23:56,870 --> 00:23:58,870 欲望を 抑えられん→ 372 00:24:00,370 --> 00:24:02,420 「非魔導士」どもは 我々 魔導士が→ 373 00:24:02,420 --> 00:24:04,520 完璧に 管理せねばならん!→ 374 00:24:05,810 --> 00:24:10,250 魔導士主導の 魔導士のための→ 375 00:24:10,250 --> 00:24:13,550 魔導士の国を作らねばならんのだ。 376 00:24:16,440 --> 00:24:21,740 ♪♪~