1 00:00:32,970 --> 00:00:35,756 (ナレーション)<魔法道具にあふれた マグノシュタットの街> 2 00:00:35,756 --> 00:00:38,976 < しかし その動力源は 地下に隔離された→ 3 00:00:38,976 --> 00:00:41,729 非魔導士たちの魔力だった> 4 00:00:41,729 --> 00:00:43,781 < その秘密を知った アラジンたちは→ 5 00:00:43,781 --> 00:00:45,933 魔力を吸われ 衰弱した少女→ 6 00:00:45,933 --> 00:00:48,233 マルガを救うことができるのか> 7 00:00:50,020 --> 00:00:59,947 ♪♪~ 8 00:00:59,947 --> 00:01:03,647 (ティトス)もう大丈夫だよ マルガ。 (マルガ)おにいちゃん…。 9 00:01:06,570 --> 00:01:08,606 (ドロン)くっ! 10 00:01:08,606 --> 00:01:17,782 ♪♪~ 11 00:01:17,782 --> 00:01:19,834 (ヤコフ) あの者らは 胸章からするに→ 12 00:01:19,834 --> 00:01:22,553 思想教育を終えてない学徒です。 13 00:01:22,553 --> 00:01:27,041 それが なんで こんな所にいるんだ~? 14 00:01:27,041 --> 00:01:32,630 ♪♪~ 15 00:01:32,630 --> 00:01:34,665 ドカーン! (3人)あっ! 16 00:01:34,665 --> 00:01:39,587 ♪♪~ 17 00:01:39,587 --> 00:01:41,622 (アラジン) ティトスくん 何をするんだい!? 18 00:01:41,622 --> 00:01:44,122 (ティトス) 地上への道を 切り開いたのさ。 19 00:01:45,526 --> 00:01:49,313 (ドロン)モガメット様の 魔力塚を傷つけるヤツは…。 20 00:01:49,313 --> 00:01:52,616 ♪♪~ 21 00:01:52,616 --> 00:01:54,616 (ドロン)全員 死刑だ! 22 00:01:55,970 --> 00:02:15,990 ♪♪~ 23 00:02:15,990 --> 00:02:35,960 ♪♪~ 24 00:02:35,960 --> 00:02:53,060 ♪♪~ 25 00:02:53,060 --> 00:03:00,568 ♪♪~ 26 00:03:00,568 --> 00:03:20,004 ♪♪~ 27 00:03:20,004 --> 00:03:24,804 ♪♪~ 28 00:03:26,176 --> 00:03:28,676 死刑 死刑 死刑 死刑! 29 00:03:30,080 --> 00:03:32,066 (ティトス)「熱魔法」! 30 00:03:32,066 --> 00:03:36,203 ♪♪~ 31 00:03:36,203 --> 00:03:38,239 ぐはっ…。 32 00:03:38,239 --> 00:03:40,824 (一同)ああっ! 33 00:03:40,824 --> 00:03:42,924 (心の声)≪魔力が足りない…≫ 34 00:03:53,971 --> 00:04:00,077 ♪♪~ 35 00:04:00,077 --> 00:04:03,264 (スフィントス)退学になって 俺の出世の道が絶たれたら→ 36 00:04:03,264 --> 00:04:05,699 お前の実家に 慰謝料 請求するからな。 37 00:04:05,699 --> 00:04:07,699 ≪きゃあ~!! (スフィントス)あっ! 38 00:04:09,503 --> 00:04:11,906 (イザベラ)母さん! お母さん! 39 00:04:11,906 --> 00:04:14,358 (オットー) てめぇ なんてことしやがる!? 40 00:04:14,358 --> 00:04:18,963 何って? この5等許可区の掟を 忘れたのか? 41 00:04:18,963 --> 00:04:21,849 魔導士に反抗する「非魔導士」は 不良品→ 42 00:04:21,849 --> 00:04:23,849 廃棄処分なんだよ~! 43 00:04:25,386 --> 00:04:27,421 (イザベラ)ああっ! うわぁ~! 44 00:04:27,421 --> 00:04:29,421 (ゲオルガ)おぉ…。 (一同)ああっ! 45 00:04:38,716 --> 00:04:40,716 「突風」! 46 00:04:45,856 --> 00:04:49,693 (ドロン) はっは~ お前ら 知ってるぞ。→ 47 00:04:49,693 --> 00:04:52,212 今年 大層 優秀だってうわさの→ 48 00:04:52,212 --> 00:04:55,149 2学年の特待生どもだな。 49 00:04:55,149 --> 00:04:57,318 それが 俺たち相手に→ 50 00:04:57,318 --> 00:04:59,887 一体どうするつもりだってぇ? 51 00:04:59,887 --> 00:05:04,987 (ティトス)もちろん 君たち全員倒して 外への道を切り開く。 52 00:05:06,760 --> 00:05:08,796 僕なら できるさ→ 53 00:05:08,796 --> 00:05:12,132 最後まで 力を解放すれば。 54 00:05:12,132 --> 00:05:14,718 ティトスくん? (ティトス)アラジン→ 55 00:05:14,718 --> 00:05:18,088 君も この国の闇を 払いに来たんだろ?→ 56 00:05:18,088 --> 00:05:20,124 それが 今なんじゃないのか?→ 57 00:05:20,124 --> 00:05:23,243 今 戦わずに いつ戦うんだ…。 58 00:05:23,243 --> 00:05:25,879 (スフィントス) バカ野郎 冷静になれよ。→ 59 00:05:25,879 --> 00:05:29,750 こんなとこで捕まるために 学院に来たわけじゃねぇだろ?→ 60 00:05:29,750 --> 00:05:33,320 なんのために ここに来たのか 思い出せ。 61 00:05:33,320 --> 00:05:35,920 ≪僕が ここへ来た理由…≫ 62 00:05:37,291 --> 00:05:40,577 ≪魔導士と そうでない人が憎しみ合う≫ 63 00:05:40,577 --> 00:05:44,548 ≪同じことが起きれば 世界が終わる≫ 64 00:05:44,548 --> 00:05:47,067 ≪僕は それを止めたい≫ 65 00:05:47,067 --> 00:05:49,367 ≪戦うべきは 今なのか?≫ 66 00:05:53,540 --> 00:05:55,540 バリバリバリッ!! 67 00:05:57,094 --> 00:05:59,094 (ドロン)あっ! はっ! 68 00:06:01,281 --> 00:06:03,751 (マイヤーズ) ドロン! 貴様ごときの独断で→ 69 00:06:03,751 --> 00:06:05,786 学徒を処断するなど→ 70 00:06:05,786 --> 00:06:08,605 いつ モガメット様が 許可なされたのだ? 71 00:06:08,605 --> 00:06:12,605 ね ね… 姉さん。 それは その…。 72 00:06:16,163 --> 00:06:20,451 (マイヤーズ)5等許可区 第一階層 全員 後ろ手に伏せろ。→ 73 00:06:20,451 --> 00:06:22,903 反意ある者は 拘束する。 74 00:06:22,903 --> 00:06:24,955 マイヤーズ先生! 75 00:06:24,955 --> 00:06:27,474 訳は聞く。 モガメット様も→ 76 00:06:27,474 --> 00:06:31,128 貴様にならば 寛大なご処置をなされよう。 77 00:06:31,128 --> 00:06:33,647 だから 杖を収めろ。→ 78 00:06:33,647 --> 00:06:36,047 貴様と殺し合うのは 忍びない。 79 00:06:39,586 --> 00:06:42,289 分かったよ。 80 00:06:42,289 --> 00:06:48,345 ♪♪~ 81 00:06:48,345 --> 00:06:52,433 (モガメット) 5等許可区に侵入したのか?→ 82 00:06:52,433 --> 00:06:54,468 アラジンよ。 83 00:06:54,468 --> 00:06:57,704 ♪♪~ 84 00:06:57,704 --> 00:07:01,075 (ドロン)≪5等許可区への侵入は 国法違反。→ 85 00:07:01,075 --> 00:07:03,811 この場で 死刑かもなぁ≫ 86 00:07:03,811 --> 00:07:07,231 どうなのだ? アラジン。 87 00:07:07,231 --> 00:07:09,817 うん 侵入したよ。 (一同)おっ…。 88 00:07:09,817 --> 00:07:12,753 (ドロン)こいつ 悪びれもなく…。 ≪ドン!(杖の音) 89 00:07:12,753 --> 00:07:16,540 あっ… 学長殿。 90 00:07:16,540 --> 00:07:19,893 (モガメット) お前たちは 戒律を重んじる→ 91 00:07:19,893 --> 00:07:22,813 本当に いい子たちだな。 92 00:07:22,813 --> 00:07:25,313 だが アラジンを許せ。→ 93 00:07:26,717 --> 00:07:30,971 彼は まだ 真実を知らぬだけなのだ。→ 94 00:07:30,971 --> 00:07:33,774 ちょうど この国へ来たばかりの頃の→ 95 00:07:33,774 --> 00:07:35,809 お前たちのようにな。 96 00:07:35,809 --> 00:07:40,097 ♪♪~ 97 00:07:40,097 --> 00:07:44,097 (モガメット)アラジン 少し話そうか。 98 00:07:53,811 --> 00:07:56,930 (モガメット)時に アラジンよ。 ん? 99 00:07:56,930 --> 00:08:00,534 (モガメット)ヤムライハは 元気かね? あっ! 100 00:08:00,534 --> 00:08:04,004 (モガメット)ほほほっ そう焦るな。 101 00:08:04,004 --> 00:08:07,074 あの子は 大切な教え子だよ→ 102 00:08:07,074 --> 00:08:09,074 昔も今もな。→ 103 00:08:10,494 --> 00:08:14,394 あの子は優秀すぎる魔導士だった。 104 00:08:18,135 --> 00:08:20,337 そう生まれたゆえに→ 105 00:08:20,337 --> 00:08:25,075 両親に捨てられ 孤独の運命をたどった。 106 00:08:25,075 --> 00:08:27,711 私は 彼女の親代わりを→ 107 00:08:27,711 --> 00:08:30,911 ほんの数年だが していたことがある。 108 00:08:32,950 --> 00:08:35,285 一緒に食事をしたり→ 109 00:08:35,285 --> 00:08:38,789 寝る前に 本を読んでやったり。→ 110 00:08:38,789 --> 00:08:41,525 ヤムライハは 難解な魔導書ばかり→ 111 00:08:41,525 --> 00:08:44,111 読めとせがんでなぁ はははっ。 112 00:08:44,111 --> 00:08:50,517 ♪♪~ 113 00:08:50,517 --> 00:08:54,104 (モガメット)あの子は 遠い南の地で→ 114 00:08:54,104 --> 00:08:56,290 幸せなのかね? 115 00:08:56,290 --> 00:08:58,992 うん そう見えたよ。 116 00:08:58,992 --> 00:09:03,430 (モガメット)そうか。 なら… よかった。 117 00:09:03,430 --> 00:09:09,069 ♪♪~ 118 00:09:09,069 --> 00:09:11,655 アラジンよ。 私は→ 119 00:09:11,655 --> 00:09:14,124 お前が 何かの使命を帯びて→ 120 00:09:14,124 --> 00:09:17,177 この国に来たのだと思う。 んん…。 121 00:09:17,177 --> 00:09:21,164 (モガメット)だが それが なんでも かまわない。→ 122 00:09:21,164 --> 00:09:25,519 ここに来る さまざまな魔導士たち その全てと→ 123 00:09:25,519 --> 00:09:28,155 私は 分かり合える。 124 00:09:28,155 --> 00:09:31,355 共に生きたいと 願っておるのだ。 125 00:09:32,776 --> 00:09:35,963 ≪この人は うそをついてない≫ 126 00:09:35,963 --> 00:09:38,232 ≪ううん それどころか…≫ 127 00:09:38,232 --> 00:09:41,535 ♪♪~ 128 00:09:41,535 --> 00:09:43,637 ≪優しいんだ。 おばあちゃんや→ 129 00:09:43,637 --> 00:09:47,124 アリババくんにだって 負けないぐらいに≫ 130 00:09:47,124 --> 00:09:51,728 ≪なぜ? この人が あんな ひどいことをするような人だって→ 131 00:09:51,728 --> 00:09:54,915 僕には どうしても思えない≫ 132 00:09:54,915 --> 00:09:58,869 ≪このおじいさんは 一体 何?≫ 133 00:09:58,869 --> 00:10:03,824 アラジン この国のことを もっと知りたければ→ 134 00:10:03,824 --> 00:10:06,376 明日 大講堂に来なさい。 135 00:10:06,376 --> 00:10:09,776 きっと 有意義な時間を過ごせよう。 136 00:10:14,051 --> 00:10:17,354 二人とも 大丈夫なのかい? (スフィントス)ああ。→ 137 00:10:17,354 --> 00:10:21,975 学院の医療魔導士に 付きっきりで 看病されちまったからな。→ 138 00:10:21,975 --> 00:10:24,911 おまけに 俺たち 今後は 5等許可区に→ 139 00:10:24,911 --> 00:10:27,314 出入り自由だそうだぜ。 えっ? 140 00:10:27,314 --> 00:10:29,349 (スフィントス) こいつが ごねたら あっさり→ 141 00:10:29,349 --> 00:10:31,702 学長の許可が下りたんだよ。→ 142 00:10:31,702 --> 00:10:34,221 どうしても マルガのところに戻るってな。 143 00:10:34,221 --> 00:10:36,506 (ティトス)んん…。 ティトスくん。 144 00:10:36,506 --> 00:10:38,608 ≪おお…。 (2人)ん? 145 00:10:38,608 --> 00:10:40,711 (スフィントス)教官たちが来たぞ。 146 00:10:40,711 --> 00:10:43,046 (セレス)学長自ら 教壇に!? 147 00:10:43,046 --> 00:10:45,332 (アラン)一体 何が始まるんだ? 148 00:10:45,332 --> 00:10:49,586 (どよめき) 149 00:10:49,586 --> 00:10:52,186 (モガメット)若き魔導士たちよ→ 150 00:10:53,991 --> 00:10:59,112 君たちは 己が何者なのか 知っているかね? 151 00:10:59,112 --> 00:11:01,365 (セレス アラン)あっ。 152 00:11:01,365 --> 00:11:04,718 (モガメット)愛する家族や 恩人たち→ 153 00:11:04,718 --> 00:11:07,421 苦楽を共にしてきた 心を分け合える→ 154 00:11:07,421 --> 00:11:09,421 大好きな友人たち。 155 00:11:11,925 --> 00:11:17,197 だが その誰とも 自分は違う存在なのだと→ 156 00:11:17,197 --> 00:11:19,597 悲しく思ったことはないか? 157 00:11:21,451 --> 00:11:25,105 (アリババ・回想)((アラジン 俺たち 絶対 また会おうな)) 158 00:11:25,105 --> 00:11:27,974 (モルジアナ) ((お二人の力になりたいんです)) 159 00:11:27,974 --> 00:11:30,193 ((アラジン アラジン…)) ((アラジン アラジン…)) 160 00:11:30,193 --> 00:11:33,680 ((アラジン アラジン…)) ((アラジン アラジン…)) 161 00:11:33,680 --> 00:11:35,680 ≪でも 僕は…→ 162 00:11:37,384 --> 00:11:39,853 ほんとは 誰とも…≫ 163 00:11:39,853 --> 00:11:44,153 君たちは 愛する者とは違うのだ。 164 00:11:46,626 --> 00:11:50,297 (モガメット)では なぜ 君たちは 他者と違う存在として→ 165 00:11:50,297 --> 00:11:52,716 生まれたのだろうか?→ 166 00:11:52,716 --> 00:11:57,154 魔導士とは なんのために この世に生まれてきたのか→ 167 00:11:57,154 --> 00:11:59,706 君たちは 考えたことは あるのかね? 168 00:11:59,706 --> 00:12:01,742 (どよめき) 169 00:12:01,742 --> 00:12:05,312 (モガメット)今 諸君らに明かそう。 170 00:12:05,312 --> 00:12:09,399 我々 魔導士という存在が 一体 なぜ→ 171 00:12:09,399 --> 00:12:12,185 この世界に生み出されたのかを。 172 00:12:12,185 --> 00:12:15,188 ♪♪~ 173 00:12:15,188 --> 00:12:19,443 (モガメット) ルフ… この大いなる力が→ 174 00:12:19,443 --> 00:12:23,814 世界を動かしているのは 知っているな? 175 00:12:23,814 --> 00:12:28,668 ルフは 魔導士でない人間には 見ることもできない。 176 00:12:28,668 --> 00:12:31,621 ルフを見ることができ そして→ 177 00:12:31,621 --> 00:12:35,041 世界を動かす力を操れるのは→ 178 00:12:35,041 --> 00:12:38,241 君たち 魔導士だけなのだ!→ 179 00:12:39,763 --> 00:12:42,582 だが 魔導士たちが→ 180 00:12:42,582 --> 00:12:46,782 実際に 世界の歴史を動かしたことはない。 181 00:12:49,306 --> 00:12:53,493 (モガメット)大黄牙帝国 レーム帝国→ 182 00:12:53,493 --> 00:12:56,279 パルテビア帝国→ 183 00:12:56,279 --> 00:13:00,083 そして 近年は 新興のシンドリア王国→ 184 00:13:00,083 --> 00:13:02,486 煌帝国に至るまで→ 185 00:13:02,486 --> 00:13:05,455 歴史の表舞台に立ち→ 186 00:13:05,455 --> 00:13:08,175 歴史を紡ぎ この世界を→ 187 00:13:08,175 --> 00:13:11,244 支配してきた王は 誰か?→ 188 00:13:11,244 --> 00:13:13,613 そう… それは→ 189 00:13:13,613 --> 00:13:16,333 非魔導士… 「非魔導士」たちだ! 190 00:13:16,333 --> 00:13:18,385 (一同)ああっ…。 191 00:13:18,385 --> 00:13:23,056 ♪♪~ 192 00:13:23,056 --> 00:13:26,009 (イアン)な… なんだ? これは。 193 00:13:26,009 --> 00:13:30,680 (モガメット)これは 70年前のムスタシム王国。 194 00:13:30,680 --> 00:13:33,617 ♪♪~ 195 00:13:33,617 --> 00:13:38,355 遠隔透視魔法。 私の血液に宿る→ 196 00:13:38,355 --> 00:13:41,658 ルフの記憶を 映し出している。→ 197 00:13:41,658 --> 00:13:45,445 さあ 魔導士たちよ その目で見なさい。→ 198 00:13:45,445 --> 00:13:48,632 「非魔導士」が 支配する国に生きた→ 199 00:13:48,632 --> 00:13:51,632 とある魔導士たちの運命を。 200 00:15:55,158 --> 00:15:57,711 (サーナ) ((お父さん いってらっしゃい。→ 201 00:15:57,711 --> 00:16:01,781 ねえ 今度は 早く帰って来る?)) 202 00:16:01,781 --> 00:16:03,933 (モガメット)((ああ)) ((ほんと?)) 203 00:16:03,933 --> 00:16:06,503 ((帰って来たら 本 読んでくれる?)) 204 00:16:06,503 --> 00:16:09,606 (モガメット)((いいよ。 サーナが いい子にしていたらな)) 205 00:16:09,606 --> 00:16:11,606 ((やった~! ふふっ)) 206 00:16:13,259 --> 00:16:17,580 ((お父さん 無理して いなくなっちゃったりしないでね→ 207 00:16:17,580 --> 00:16:19,580 お母さんみたいに)) 208 00:16:24,287 --> 00:16:27,687 (モガメット) ((ああ…。 必ず帰って来るよ)) 209 00:16:29,025 --> 00:16:32,679 (モガメット)70年前 すでに ムスタシムには→ 210 00:16:32,679 --> 00:16:34,714 数十名の魔導士が→ 211 00:16:34,714 --> 00:16:37,834 王家に従っていた。 212 00:16:37,834 --> 00:16:40,353 ((畑に 水を降らせろ)) 213 00:16:40,353 --> 00:16:42,353 ((早くしろ!)) (一同)((あぁ…)) 214 00:16:45,225 --> 00:16:47,444 ((くっ!)) ((ううっ…)) 215 00:16:47,444 --> 00:16:51,948 ♪♪~ 216 00:16:51,948 --> 00:16:55,248 ((ザァーー(雨音))) 217 00:16:57,704 --> 00:16:59,739 ((おおっ! 奇跡だ!)) 218 00:16:59,739 --> 00:17:03,643 ((ありがとうございます 魔導士様!)) 219 00:17:03,643 --> 00:17:06,162 (モガメット)((ごほっ…)) ((おい モガメット→ 220 00:17:06,162 --> 00:17:08,748 大丈夫か?)) (モガメット)((ああ…)) 221 00:17:08,748 --> 00:17:14,087 (モガメット)当時の魔導士たちは 大した魔法は 使えなかった。→ 222 00:17:14,087 --> 00:17:17,390 命令式への体系化が不十分で→ 223 00:17:17,390 --> 00:17:19,890 体への負担が大きかった。→ 224 00:17:21,344 --> 00:17:24,330 魔導士は 王家の権力のもと→ 225 00:17:24,330 --> 00:17:27,283 強制的に使役させられた。→ 226 00:17:27,283 --> 00:17:30,520 魔力が尽きるまで 魔法を使わされ→ 227 00:17:30,520 --> 00:17:33,339 死ぬ者もいた…→ 228 00:17:33,339 --> 00:17:36,393 私の妻のように。 229 00:17:36,393 --> 00:17:41,014 ((ねえ お父さん 私たち なんで 魔導士なの?→ 230 00:17:41,014 --> 00:17:44,434 時々 思うんだ。 魔導士じゃなくて→ 231 00:17:44,434 --> 00:17:46,953 普通の人に生まれていたら→ 232 00:17:46,953 --> 00:17:49,656 お母さんは…)) 233 00:17:49,656 --> 00:17:52,456 ((ううん なんでもない)) 234 00:17:57,931 --> 00:18:01,367 (モガメット)((サーナ ごめんな。→ 235 00:18:01,367 --> 00:18:04,838 でも 俺たちが生まれてきたのには→ 236 00:18:04,838 --> 00:18:07,938 意味があるはずだ)) ((意味?)) 237 00:18:09,392 --> 00:18:13,129 ((魔法は たくさんの人を助けられる)) 238 00:18:13,129 --> 00:18:16,116 ((俺たちは きっと→ 239 00:18:16,116 --> 00:18:18,585 この世界を よくするために…→ 240 00:18:18,585 --> 00:18:21,755 助けるために生まれてきたんだ)) 241 00:18:21,755 --> 00:18:24,190 ((助けるため…)) 242 00:18:24,190 --> 00:18:26,326 ((そうだ。 俺たちにしか→ 243 00:18:26,326 --> 00:18:28,545 できないことがある)) 244 00:18:28,545 --> 00:18:31,848 ((魔導士には ルフから与えられた使命が→ 245 00:18:31,848 --> 00:18:34,250 きっとある。 だから→ 246 00:18:34,250 --> 00:18:36,669 どうか この先 何があっても→ 247 00:18:36,669 --> 00:18:38,705 魔導士に生まれたことを→ 248 00:18:38,705 --> 00:18:40,705 悔やまないでくれ)) 249 00:18:50,900 --> 00:18:54,254 ((魔法は すばらしいものなんだから)) 250 00:18:54,254 --> 00:18:56,454 ((うん 分かった)) 251 00:18:59,843 --> 00:19:02,145 (モガメット)私たちは 寸暇を惜しみ→ 252 00:19:02,145 --> 00:19:05,482 魔法の研究に没頭した。→ 253 00:19:05,482 --> 00:19:09,369 研究が進めば もっと できることが増える。→ 254 00:19:09,369 --> 00:19:12,405 国民の生活も 豊かにできる。→ 255 00:19:12,405 --> 00:19:14,405 そう信じて…。→ 256 00:19:15,925 --> 00:19:17,844 そして 魔導士たちは→ 257 00:19:17,844 --> 00:19:20,897 その研究の成果と 働きを認められ→ 258 00:19:20,897 --> 00:19:24,297 王から 貴族の称号を授かった。→ 259 00:19:26,236 --> 00:19:29,055 私は うれしかった→ 260 00:19:29,055 --> 00:19:32,442 仲間の苦労が報われたことが。 261 00:19:32,442 --> 00:19:35,745 阻害されながらも 必死で 「非魔導士」のために→ 262 00:19:35,745 --> 00:19:38,631 尽くしてきた魔導士が ついに→ 263 00:19:38,631 --> 00:19:42,836 皆に 温かく 受け入れてもらえたことが→ 264 00:19:42,836 --> 00:19:46,336 それが たまらなく うれしかったのだ。 265 00:19:47,924 --> 00:19:49,924 だが…。 266 00:19:51,344 --> 00:19:53,396 ((魔導士様!)) 267 00:19:53,396 --> 00:19:56,032 ((魔導士様!)) 268 00:19:56,032 --> 00:19:59,332 ((ありがとうございます 魔導士様!)) 269 00:20:00,770 --> 00:20:04,858 ((魔導士か。 偉くなったものよのう)) 270 00:20:04,858 --> 00:20:09,258 ((少し前までは まじない師風情だった輩が)) 271 00:20:10,697 --> 00:20:16,135 だが そのとき 私は まだ分かっていなかった→ 272 00:20:16,135 --> 00:20:20,435 魔導士と「非魔導士」の 根本的な違いをな。 273 00:20:22,258 --> 00:20:26,258 アラジン ティトス スフィントス→ 274 00:20:27,881 --> 00:20:31,534 地下で何を見たか 話しなさい。 275 00:20:31,534 --> 00:20:35,338 (一同)あっ。 地下では 20万人もの人々が→ 276 00:20:35,338 --> 00:20:38,141 魔力を吸い上げられて 虐げられている。 277 00:20:38,141 --> 00:20:41,194 (モガメット)ほう 虐げる?→ 278 00:20:41,194 --> 00:20:43,363 本当に そうだったのかね?→ 279 00:20:43,363 --> 00:20:45,632 ティトス。 (ティトス)何? 280 00:20:45,632 --> 00:20:49,202 確かに 魔力の少ない者は つらかろうが→ 281 00:20:49,202 --> 00:20:52,021 ほとんどの「非魔導士」が 酒をあおり→ 282 00:20:52,021 --> 00:20:54,921 怠惰を貪って 生きていただろう?→ 283 00:20:56,709 --> 00:21:00,013 外に出してほしいとも 言わなかったはずだ。→ 284 00:21:00,013 --> 00:21:03,967 食欲 性欲 そんな目先の 原始的な欲求さえ→ 285 00:21:03,967 --> 00:21:08,171 満たせればよい。 まるで 牛や馬 豚…→ 286 00:21:08,171 --> 00:21:12,375 そう 「非魔導士」とは 家畜と なんら変わらない→ 287 00:21:12,375 --> 00:21:15,161 生き物なのだよ。 (一同)あぁ…。 288 00:21:15,161 --> 00:21:19,261 (スフィントス)なんてことを…。 普通の顔をして言いやがる。 289 00:21:23,319 --> 00:21:26,889 だが 彼らには 牛や豚にはないものが→ 290 00:21:26,889 --> 00:21:29,976 一つある。 それは→ 291 00:21:29,976 --> 00:21:32,795 支配欲だ。 292 00:21:32,795 --> 00:21:35,081 支配欲? 293 00:21:35,081 --> 00:21:38,001 (モガメット)他人より 上に立ちたい→ 294 00:21:38,001 --> 00:21:39,986 他者から奪いたい→ 295 00:21:39,986 --> 00:21:44,007 蹴落としたい 踏みにじりたい…→ 296 00:21:44,007 --> 00:21:48,027 それは 人間の最も忌むべき欲望。 297 00:21:48,027 --> 00:21:50,296 そんなもの 魔導士だって→ 298 00:21:50,296 --> 00:21:52,582 同じくらい 持っているんじゃないか? 299 00:21:52,582 --> 00:21:55,468 いいや 思い出しなさい。 300 00:21:55,468 --> 00:21:57,870 君たち魔導士にとって→ 301 00:21:57,870 --> 00:22:01,040 最も強い欲求は 何かね? 302 00:22:01,040 --> 00:22:03,092 あっ。 303 00:22:03,092 --> 00:22:08,131 ♪♪~ 304 00:22:08,131 --> 00:22:11,851 (モガメット)そう… それは 知識欲。 305 00:22:11,851 --> 00:22:15,138 何かを知りたい 解き明かしたいという→ 306 00:22:15,138 --> 00:22:17,190 知的探究心。→ 307 00:22:17,190 --> 00:22:21,260 それ以上に 金や領土が 欲しいと思ったことが→ 308 00:22:21,260 --> 00:22:23,260 君たちにはあるかね? 309 00:22:25,581 --> 00:22:28,401 だから かつての魔導士たちは→ 310 00:22:28,401 --> 00:22:33,206 誰も 国を建てようとしなかった。 しかし→ 311 00:22:33,206 --> 00:22:37,306 それではいけないと思わせる 事件が起きた。 312 00:22:39,395 --> 00:22:43,583 (モガメット)魔導士が 貴族の称号を得てから 3年後→ 313 00:22:43,583 --> 00:22:47,403 国内に 伝染病が広まった。→ 314 00:22:47,403 --> 00:22:49,589 治癒魔法は効かず→ 315 00:22:49,589 --> 00:22:52,825 病の原因も分からぬまま。→ 316 00:22:52,825 --> 00:22:54,877 国は なすすべがない。→ 317 00:22:54,877 --> 00:22:59,077 国民の不安は高まり 暴動が起きる寸前だった。→ 318 00:23:00,450 --> 00:23:02,752 そんなとき…。 319 00:23:02,752 --> 00:23:05,822 ((えいっ!)) (モガメット)((くっ…)) 320 00:23:05,822 --> 00:23:09,892 ((この伝染病 魔導士の仕業なんだってな)) 321 00:23:09,892 --> 00:23:11,944 ((魔法の実験に失敗して→ 322 00:23:11,944 --> 00:23:14,544 病気を ばらまいちまったそうじゃねぇか)) 323 00:23:16,015 --> 00:23:19,352 (モガメット)そんな 根も葉もない うわさを広めたのは→ 324 00:23:19,352 --> 00:23:23,852 魔導士の台頭を 快く思わない 貴族官僚たちだった。→ 325 00:23:25,241 --> 00:23:28,277 民衆は 手のひらを返し→ 326 00:23:28,277 --> 00:23:31,898 魔導士を恐れ 憎んだ。→ 327 00:23:31,898 --> 00:23:35,418 ムスタシム王は 我々を投獄し→ 328 00:23:35,418 --> 00:23:37,918 あらぬ罪で 拷問した。→ 329 00:23:39,489 --> 00:23:42,592 なんとか生き延びた 魔導士たちは→ 330 00:23:42,592 --> 00:23:45,611 隔離された小さな校舎で→ 331 00:23:45,611 --> 00:23:49,899 細々と 魔法の研究をして暮らした。→ 332 00:23:49,899 --> 00:23:52,952 そして その30年後→ 333 00:23:52,952 --> 00:23:55,805 大戦争が勃発した。→ 334 00:23:55,805 --> 00:23:59,075 相手は 当時 版図を広げていた強国→ 335 00:23:59,075 --> 00:24:01,244 パルテビア。 336 00:24:01,244 --> 00:24:03,763 すると 「非魔導士」たちは 急に→ 337 00:24:03,763 --> 00:24:08,201 我々 魔導士に 頼りはじめたではないか。→ 338 00:24:08,201 --> 00:24:11,437 私の仲間や 教え子の多くは→ 339 00:24:11,437 --> 00:24:13,937 無理やり 戦争に 駆り出されていった。 340 00:24:16,058 --> 00:24:18,094 (サーナ)((くっ!)) 341 00:24:18,094 --> 00:24:20,146 ((ぐはっ! ううっ…)) 342 00:24:20,146 --> 00:24:24,217 ♪♪~ 343 00:24:24,217 --> 00:24:27,820 (サーナ)((お父さんの あの言葉→ 344 00:24:27,820 --> 00:24:32,658 何があっても 信じようと思ってきたけど…→ 345 00:24:32,658 --> 00:24:35,058 魔法は 本当に…→ 346 00:24:37,096 --> 00:24:39,982 「非魔導士」を助けるために あるのかしら?)) 347 00:24:39,982 --> 00:24:47,682 ♪♪~ 348 00:24:49,108 --> 00:24:51,761 ((勝った! あのパルテビアの侵攻を→ 349 00:24:51,761 --> 00:24:53,980 退けてやったぞ!)) 350 00:24:53,980 --> 00:24:59,318 (貴族官僚)((伝染病の元凶 あらゆる国民の不満のはけ口→ 351 00:24:59,318 --> 00:25:04,040 そのうえ 我が国の兵士の盾にもなる)) 352 00:25:04,040 --> 00:25:09,312 ((魔導士とは なんとも 便利な種族だなぁ)) 353 00:25:09,312 --> 00:25:11,647 (モガメット)≪種族…≫ 354 00:25:11,647 --> 00:25:14,417 ≪こんな者たちの ために…→ 355 00:25:14,417 --> 00:25:18,855 こんな者たちのために サーナは死んだのか?→ 356 00:25:18,855 --> 00:25:21,455 こんな者たちのために 魔法は あるのか?→ 357 00:25:22,808 --> 00:25:24,911 繰り返される戦争→ 358 00:25:24,911 --> 00:25:27,413 国同士の争いなど→ 359 00:25:27,413 --> 00:25:29,715 所詮は 支配欲を満たすための→ 360 00:25:29,715 --> 00:25:32,501 縄張り争いではないのか?≫ 361 00:25:32,501 --> 00:25:36,589 ≪野蛮な獣と 何が違うのか?→ 362 00:25:36,589 --> 00:25:40,159 このまま この野獣たちが王たる世界で→ 363 00:25:40,159 --> 00:25:43,746 魔導士たちは 使役されねばならぬのか!?→ 364 00:25:43,746 --> 00:25:46,532 家畜のように!→ 365 00:25:46,532 --> 00:25:48,834 家畜は どちらの種族だろうか?≫ 366 00:25:48,834 --> 00:25:53,306 ♪♪~ 367 00:25:53,306 --> 00:25:55,641 ≪私は 重大な認識違いを→ 368 00:25:55,641 --> 00:25:58,761 していたのではないか?→ 369 00:25:58,761 --> 00:26:00,863 野蛮を律し→ 370 00:26:00,863 --> 00:26:03,566 理性的な 理想の→ 371 00:26:03,566 --> 00:26:06,385 よりよい世界を 作り上げられるのは→ 372 00:26:06,385 --> 00:26:08,421 一体 誰だ?≫ 373 00:26:08,421 --> 00:26:12,558 ♪♪~ 374 00:26:12,558 --> 00:26:16,162 (モガメット)≪それは 魔導士だ。→ 375 00:26:16,162 --> 00:26:20,162 魔導士こそが 世界を 正しく導ける!≫ 376 00:26:21,651 --> 00:26:23,903 (モガメット) 故に 私は決意した。 「非魔導士」の→ 377 00:26:23,903 --> 00:26:28,341 支配から 脱却せねば ならん!→ 378 00:26:28,341 --> 00:26:30,341 欲望を 抑えられん→ 379 00:26:31,844 --> 00:26:33,896 「非魔導士」どもは 我々 魔導士が→ 380 00:26:33,896 --> 00:26:35,996 完璧に 管理せねばならん!→ 381 00:26:37,283 --> 00:26:41,721 魔導士主導の 魔導士のための→ 382 00:26:41,721 --> 00:26:45,021 魔導士の国を作らねばならんのだ。 383 00:28:17,917 --> 00:28:23,217 ♪♪~