1 00:00:01,130 --> 00:00:04,100 (鈴木次郎吉) こ これはキッドの予告状!? 2 00:00:04,100 --> 00:00:07,430 (怪盗キッド) 《まあ せいぜい頭を働かせな。→ 3 00:00:07,430 --> 00:00:11,120 平成の シャーロックホームズさんよぉ》 4 00:00:11,120 --> 00:01:40,100 ♪♪~ 5 00:01:42,120 --> 00:01:44,940 [TV](レポーター) 明日20時に龍馬のお宝を 返しに来ると→ 6 00:01:44,940 --> 00:01:47,110 予告した怪盗キッド。→ 7 00:01:47,110 --> 00:01:50,930 その姿を一目 見ようと ここ鈴木大博物館には→ 8 00:01:50,930 --> 00:01:55,270 早くも100人以上の人々が 長蛇の列を作っています。 9 00:01:55,270 --> 00:01:57,440 (中森青子) すごい 私も行きたいな~。 10 00:01:57,440 --> 00:02:00,100 (中森銀三)危ないから やめとけ。 (黒羽快斗)俺も そう思う。→ 11 00:02:00,100 --> 00:02:03,460 絶対やめとけよ~。あら珍しい→ 12 00:02:03,460 --> 00:02:06,630 快斗が私のこと 心配してくれるなんて。 13 00:02:06,630 --> 00:02:09,430 べ 別に そういうわけじゃねぇけどよ! 14 00:02:09,430 --> 00:02:13,100 でも本物の怪盗キッドを見られるチャンスだよ! 15 00:02:13,100 --> 00:02:16,940 [TV](レポーター) 果たして明日キッドは 本当に現れるのでしょうか?→ 16 00:02:16,940 --> 00:02:20,790 なぜ怪盗であるキッドが お宝を返しに来るのか。→ 17 00:02:20,790 --> 00:02:26,100 そして なぜ それが明日なのか。 謎は深まるばかりです。 18 00:02:26,100 --> 00:02:28,430 確かに謎だよね~。 19 00:02:28,430 --> 00:02:31,100 でも わざわざ 返しに来るってことはさ~→ 20 00:02:31,100 --> 00:02:34,790 キッドも反省してるって ことなのかな~? 21 00:02:34,790 --> 00:02:37,630 あの悪党が反省など するはずがない! 22 00:02:37,630 --> 00:02:41,610 キッドの野郎 今度こそ とっ捕まえてやる! 23 00:02:41,610 --> 00:02:45,270 それに なんで明日じゃないといけないんだろ? 24 00:02:45,270 --> 00:02:47,770 最初は近日中って言ってたのに。 25 00:02:47,770 --> 00:02:50,270 急に明日って 言い出したんでしょ? 26 00:02:50,270 --> 00:02:54,110 それはな 青子 明日は雨だからだ! 27 00:02:54,110 --> 00:02:58,780 はあ? 奴は雨を待っていたんだよ。 28 00:02:58,780 --> 00:03:01,930 それってホントに警部が 思いついたんですか? 29 00:03:01,930 --> 00:03:07,000 と…当然じゃないか!これは ワシの刑事としてのカンだ! 30 00:03:07,000 --> 00:03:11,440 ((キッドは雨になるのを待って 予告日時を決めたっていうのか)) 31 00:03:11,440 --> 00:03:14,600 (コナン)((うん!外は今にも 雨が降りそうだし→ 32 00:03:14,600 --> 00:03:17,450 明日の天気は雨みたいだしね)) 33 00:03:17,450 --> 00:03:21,770 すごい!お父さん。それで?なんで雨の日じゃないとダメなの? 34 00:03:21,770 --> 00:03:26,610 そ それは予告状に 「洗濯」と書いてあったから? 35 00:03:26,610 --> 00:03:31,100 いや 雨だと傘やカッパに紛れて 侵入しやすいから? 36 00:03:31,100 --> 00:03:34,930 う~ん わからん。 ホントに ただのカンだったのね。 37 00:03:34,930 --> 00:03:40,940 ち 違う!これは ぼうや… いやあ ぼ 防犯のプロのワシが…。 38 00:03:40,940 --> 00:03:45,280 《ぼうや…やっぱり あいつの入れ知恵か…》 39 00:03:45,280 --> 00:03:47,930 でもさ~キッドが そんな単純な理由で→ 40 00:03:47,930 --> 00:03:50,600 犯行日時を決めたりするかな~。 41 00:03:50,600 --> 00:03:55,270 ワシも それは指摘したんだがなぁそれに もうひとつ…→ 42 00:03:55,270 --> 00:03:59,770 あのキッドが ただ お宝を 返しに来るとは思えんのだ。 43 00:03:59,770 --> 00:04:04,430 どういうことですか? これは龍馬展の主催者の樽見と→ 44 00:04:04,430 --> 00:04:07,930 鑑定家の華村という男も 言っていたんだがな。 45 00:04:07,930 --> 00:04:13,000 キッドは お宝を返すと見せかけて今回の龍馬展の目玉である→ 46 00:04:13,000 --> 00:04:15,940 龍馬のガンベルトを 盗むのではないかと。 47 00:04:15,940 --> 00:04:17,940 そんなに面倒なら いっそのこと→ 48 00:04:17,940 --> 00:04:20,280 龍馬展を 中止にしちゃえばいいのに。 49 00:04:20,280 --> 00:04:23,930 それが そうは いかんのだ。どうしてですか? 50 00:04:23,930 --> 00:04:27,620 その樽見とかいう男が 強く反対しておってなぁ。 51 00:04:27,620 --> 00:04:32,290 なんで?キッドに大事なお宝を 盗まれるかもしれないのに? 52 00:04:32,290 --> 00:04:34,790 主催者なのに おかしくない? 53 00:04:34,790 --> 00:04:38,260 そうなんだよなぁ。 奴らは今までに何度も→ 54 00:04:38,260 --> 00:04:43,100 展覧会で お宝を 盗まれているらしいし。 55 00:04:43,100 --> 00:04:46,620 《なるほど… その樽見と華村って奴が→ 56 00:04:46,620 --> 00:04:50,940 この前 俺の命を狙った 郷津の弟子ってわけか》 57 00:04:50,940 --> 00:04:55,760 でも今度こそ キッドを 捕まえられるといいね お父さん! 58 00:04:55,760 --> 00:04:59,930 おう!まかせろ。いざという時のガスマスクも用意したし→ 59 00:04:59,930 --> 00:05:03,450 変装したキッドを見抜く合言葉も決めた! 60 00:05:03,450 --> 00:05:05,790 それにピストルを持ってくる キッドのために→ 61 00:05:05,790 --> 00:05:09,110 金属探知のゲートまで 作ったんだぞ! 62 00:05:09,110 --> 00:05:12,760 こりゃ明日は祝杯だな! ガーッハッハッハ! 63 00:05:12,760 --> 00:05:16,270 《いつも貴重な情報ありがとね。 警部》 64 00:05:16,270 --> 00:05:21,110 でもさ~予告状にあった「洗濯」 って どういう意味なんだろうね。 65 00:05:21,110 --> 00:05:24,280 それは龍馬の言葉に引っかけたシャレだろ? 66 00:05:24,280 --> 00:05:26,280 そうかなぁ? (青子・銀三)ん? 67 00:05:26,280 --> 00:05:31,270 怪盗キッドは そんな単純な奴じゃないと思いますけどね。 68 00:05:31,270 --> 00:05:34,290 確かに僕も 盗みが専門のキッドが→ 69 00:05:34,290 --> 00:05:37,290 ただ単に お宝を 返しに来るとは思えません。 70 00:05:37,290 --> 00:05:40,780 何か別な目的が あるんじゃないですかね? 71 00:05:40,780 --> 00:05:43,260 別の目的? 72 00:05:43,260 --> 00:05:48,930 雨…洗濯… そこにヒントがあるかも。 73 00:05:48,930 --> 00:05:52,270 まあ 俺はキッドじゃないからわからないっすけど。 74 00:05:52,270 --> 00:05:57,940 (雨の音) 75 00:05:57,940 --> 00:06:01,280 ≪順番ですよ~≫ ≪1人ずつ お進み下さい≫ 76 00:06:01,280 --> 00:06:03,450 ≪次の方どうぞ≫ ≪押さないで≫ 77 00:06:03,450 --> 00:06:05,770 ≪見ろ!≫ ≪キッド?≫ ≪キッドじゃないか!≫ 78 00:06:05,770 --> 00:06:07,770 ≪キッド様!?≫ (鈴木園子)キッド様~! 79 00:06:07,770 --> 00:06:09,940 (毛利 蘭) ちょっちょっと園子! 80 00:06:09,940 --> 00:06:12,440 (ニセキッド)あたたたた! 81 00:06:12,440 --> 00:06:15,630 いいだろ!別に どんな格好したって! 82 00:06:15,630 --> 00:06:19,260 (園子)サイテー よく見たら 全然 似てないし。 83 00:06:19,260 --> 00:06:22,760 大体キッドが堂々とゲート通って 入ってくるわけないでしょ? 84 00:06:25,790 --> 00:06:27,940 《それは どうかな→ 85 00:06:27,940 --> 00:06:30,940 っていうか 俺は あんなに太ってないぜ》 86 00:06:30,940 --> 00:06:35,100 キッドは どこだ~!! 87 00:06:35,100 --> 00:06:38,430 《さあ…いざ!勝負の時ぜよ!》 88 00:06:38,430 --> 00:06:51,610 ♪♪~ 89 00:06:51,610 --> 00:06:55,430 《ったく…ご丁寧に こんなこと書いちゃって》 90 00:06:55,430 --> 00:06:58,450 《怪盗キッドは神出鬼没の マジシャンだぜ→ 91 00:06:58,450 --> 00:07:02,110 こんなところに素直に…》 (コナン)現れるわけないよね。 92 00:07:02,110 --> 00:07:05,440 うっ! 93 00:07:05,440 --> 00:07:11,620 あ…どうした?ボク。ううん 怪盗キッドの話だよ。 94 00:07:11,620 --> 00:07:14,770 神出鬼没の怪盗が 素直に この場所には→ 95 00:07:14,770 --> 00:07:17,120 現れないだろうって。 96 00:07:17,120 --> 00:07:19,610 フフフ…そりゃあ そうだな。 97 00:07:19,610 --> 00:07:23,260 まったくコスプレ野郎が! ふざけやがって。 98 00:07:23,260 --> 00:07:26,600 コナン君 気になることが あるんだが。 99 00:07:26,600 --> 00:07:30,270 なに? 盗みが専門のキッドが ただ単に お宝を→ 100 00:07:30,270 --> 00:07:34,460 返しに来るとは ワシには どうしても思えんのだよ。 101 00:07:34,460 --> 00:07:38,940 奴には何か別の目的があると ワシは睨んでおる。 102 00:07:38,940 --> 00:07:43,260 別の目的って? 雨…洗濯…→ 103 00:07:43,260 --> 00:07:47,940 そこに大きなヒントが 隠されてるのではないかと…。 104 00:07:47,940 --> 00:07:50,940 それって本当に警部が思いついたの? 105 00:07:50,940 --> 00:07:56,290 ええっ!も もちろんだよ。 ふ~ん。 106 00:07:56,290 --> 00:08:00,490 《あの野郎 まさか気づいて ねぇだろうな》 107 00:08:05,440 --> 00:08:09,610 ふう…。 108 00:08:09,610 --> 00:08:11,940  小声  (コナン)ファントム・レディ。 109 00:08:11,940 --> 00:08:17,000 ♪♪~ 110 00:08:17,000 --> 00:08:20,600 (カチャカチャ…) ウッ。 111 00:08:23,940 --> 00:08:28,440 長さは17cm…17cm っつ~と だいたい…。 112 00:08:28,440 --> 00:08:31,760 このくらいじゃねぇか? え? 113 00:08:31,760 --> 00:08:35,270 慶応3年6月24日。 114 00:08:35,270 --> 00:08:39,450 龍馬が姉の乙女あてに書いた 手紙の中にも出てくるピストルだ。 115 00:08:39,450 --> 00:08:43,110 え…! 「長さ六寸 計五発込。→ 116 00:08:43,110 --> 00:08:47,090 懐剣よりは小さけれども 人を 撃つに五十間位へだたりては→ 117 00:08:47,090 --> 00:08:50,260 打殺すこと でき申候」ってな。 118 00:08:50,260 --> 00:08:52,270 キ キッド! (ドン!) 119 00:08:52,270 --> 00:08:54,600 (コナン)くっあ…くそっ! (ドン!) 120 00:08:54,600 --> 00:08:56,620 (カタカタ…) 121 00:08:56,620 --> 00:09:00,270 (コナン) お前!どうやって その銃を! ゲート通れたのか!? 122 00:09:00,270 --> 00:09:04,430 ああ!グリップに入ってた鉛を 抜けば素通りだぜ。 123 00:09:04,430 --> 00:09:06,450 超軽くなるし! 124 00:09:06,450 --> 00:09:10,280 まあ 数が数だけに 運ぶのは骨だったけどよ。 125 00:09:10,280 --> 00:09:12,440 あ…! 言っとくが→ 126 00:09:12,440 --> 00:09:16,270 今回 俺は盗まれた品を 返しに来ただけだ。 127 00:09:16,270 --> 00:09:19,610 邪魔すんじゃねぇぜ 名探偵。 じゃあな! 128 00:09:19,610 --> 00:09:21,760 (コナン)あ ちょっ 待て! 129 00:09:21,760 --> 00:09:23,960 くそっ! 130 00:09:31,270 --> 00:09:34,120 ≪押さないで下さい≫ ≪ゆっくり移動して≫ 131 00:09:34,120 --> 00:09:36,220 ≪ねえ キッドどこ~?≫ 132 00:09:41,270 --> 00:09:44,450 (コナン)えっあっちょっと!あ! 133 00:09:44,450 --> 00:09:47,270 蘭ねえちゃん。 ごめんね→ 134 00:09:47,270 --> 00:09:50,440 この人ごみじゃ コナン君つぶされちゃうと思って。 135 00:09:50,440 --> 00:09:53,930 こりゃ予告時間になったら もっと すっごいことに。 136 00:09:53,930 --> 00:09:56,780 あれ?右腕のところなんか ついてる。 137 00:09:56,780 --> 00:09:58,620 うそ~。 138 00:09:58,620 --> 00:10:00,600 (蘭)字が書いてあるみたい。→ 139 00:10:00,600 --> 00:10:03,450 ん?「てつの一つ」? 140 00:10:03,450 --> 00:10:07,110 「てつの一つ」って何かの暗号? 141 00:10:07,110 --> 00:10:11,100 ねえ 展示室の中で 何かに ぶつからなかった? 142 00:10:11,100 --> 00:10:14,930 ええ 押されてガンベルトの展示ケースに。 143 00:10:14,930 --> 00:10:17,600 ((ぎゃあ)) ハッ。 144 00:10:17,600 --> 00:10:22,940 《おいおい まだ 気づかねぇでくれよ》 145 00:10:22,940 --> 00:10:27,110 (樽見) しかし怪盗キッドは どうやって 姿を現すんでしょうな。 146 00:10:27,110 --> 00:10:29,600 (華村) ま 楽しみにしていましょ。 147 00:10:29,600 --> 00:10:35,940 彼は私達の敵ではない。仲間… 共犯者なのですから。 148 00:10:35,940 --> 00:10:38,770 (コナン) ずいぶん うれしそうだね。 149 00:10:38,770 --> 00:10:40,940 もしかしたらキッドがおじさん達のお宝を→ 150 00:10:40,940 --> 00:10:44,280 盗みに来るかもしれないのにさ。 151 00:10:44,280 --> 00:10:49,120 な 何を言ってるんだね。ぼうや。うれしいはずが ないだろう。 152 00:10:49,120 --> 00:10:52,940 そうだ それに奴は お宝を盗みに来るんじゃない。 153 00:10:52,940 --> 00:10:55,110 返しに来るんだよ。 154 00:10:55,110 --> 00:10:58,130 ホントに それだけかなぁ。 ん!? 155 00:10:58,130 --> 00:11:02,260 他に何をするというんだ? もし奴が何かを盗んだら→ 156 00:11:02,260 --> 00:11:05,600 あっという間に警察に捕まって おしまいだ。 157 00:11:05,600 --> 00:11:08,620 (コナン)今回 捕まるのは キッドじゃないかもね。 158 00:11:08,620 --> 00:11:10,620 えっ!? 159 00:11:10,620 --> 00:11:13,120 あっ その指 お大事に。 160 00:11:13,120 --> 00:11:15,460 (華村・樽見)うっ!? 161 00:11:15,460 --> 00:11:17,760 なんだ あのガキは!? 162 00:11:17,760 --> 00:11:22,830 《フッ あの野郎 どうやら 気づいちまったようだな。→ 163 00:11:22,830 --> 00:11:26,600 待ってろよ。 お前らの その汚れきった根性→ 164 00:11:26,600 --> 00:11:29,400 きれ~に洗濯してやっからよ!》 165 00:11:32,100 --> 00:11:35,600 入口はどうだ? [TEL](警官)はい!ゲートに気づいて→ 166 00:11:35,600 --> 00:11:38,120 慌てて帰る客は誰もいません! 167 00:11:38,120 --> 00:11:41,120 [TEL]金属探知ゲートは問題ないか? 168 00:11:41,120 --> 00:11:45,110 ええ 例のピストルを 所持している客は1人も…。 169 00:11:45,110 --> 00:11:50,450 [TEL]龍馬展の中は? 今のところキッドらしき人物は現れていませんが…。 170 00:11:50,450 --> 00:11:54,270 本当にキッドは 来るんでしょうか?[TEL]馬鹿野郎! 171 00:11:54,270 --> 00:11:58,770 キッドが予告して来なかった ためしは 一度もないんだよ! 172 00:12:01,600 --> 00:12:05,200 予告時間まで あと5分…。 173 00:12:08,100 --> 00:12:13,170 ショーが始まったら頼んだぜ ジイちゃん。 174 00:12:13,170 --> 00:12:18,160 ステキなショーが見られなくて 残念ですわ。 フッ。 175 00:12:18,160 --> 00:12:21,280 《さあ 紳士淑女の皆様!→ 176 00:12:21,280 --> 00:12:23,600 イッツ ア ショータイム!》 177 00:12:23,600 --> 00:12:28,290 え!? やっぱりキッドには 別の目的があったみたいだね。 178 00:12:28,290 --> 00:12:32,440 どういうことだ? すぐに分かるんじゃない? 179 00:12:32,440 --> 00:12:34,430 おい どこに行くんだ? 180 00:12:34,430 --> 00:12:37,100 もうすぐキッドが 来るかもしれないんだぞ。 181 00:12:37,100 --> 00:12:41,790 僕は ただの小学生だもん。 キッドは警察の人たちに任せるよ。 182 00:12:41,790 --> 00:12:45,620 それに 濡れたくないしね。 183 00:12:45,620 --> 00:12:49,440 濡れる? 何を言ってるんだ あいつは…。 184 00:12:49,440 --> 00:12:53,760 しかし客が多過ぎる。 185 00:12:53,760 --> 00:12:57,120 これでは警備にならんぞ。 うひゃ!? 186 00:12:57,120 --> 00:12:59,940 お おい おばちゃん!やめろ 触るな! 187 00:12:59,940 --> 00:13:01,610 あら~ ごめんなさい。 188 00:13:01,610 --> 00:13:05,780 亡くなった主人に似ていたから。 ほほほ…。 189 00:13:05,780 --> 00:13:10,100 なんだ ありゃ。 190 00:13:10,100 --> 00:13:12,930 ♪♪~ 191 00:13:12,930 --> 00:13:15,270 ≪キャー!≫ 192 00:13:15,270 --> 00:13:19,460 ♪♪~ 193 00:13:19,460 --> 00:13:23,780 かっ 怪盗キッド! ≪キャー!≫ 194 00:13:23,780 --> 00:13:28,120 キッド様すてき~! ガンベルトケースの上に立ってる。 195 00:13:28,120 --> 00:13:31,290 なにが洗濯じゃ。汝の方こそ→ 196 00:13:31,290 --> 00:13:34,770 ひっ捕らえて 骨の髄まで 洗濯してくれるわ! 197 00:13:34,770 --> 00:13:37,770 そう 洗濯するには水がいる。 198 00:13:37,770 --> 00:13:41,780 これより この空間に雨を 降らせて ご覧にいれましょう。 199 00:13:41,780 --> 00:13:44,600 あっ 雨だと~!? 200 00:13:44,600 --> 00:13:46,770 ♪♪~ 201 00:13:46,770 --> 00:13:48,270 フッ。 202 00:13:48,270 --> 00:13:56,110 ♪♪~ 203 00:13:56,110 --> 00:13:58,760 野郎ぉ…。炎で消火用の→ 204 00:13:58,760 --> 00:14:00,930 スプリンクラーを 作動させやがった! 205 00:14:00,930 --> 00:14:04,120 では 私はこれで。おい待て! 206 00:14:04,120 --> 00:14:07,290 例の3つの品を 返すんじゃなかったのか! 207 00:14:07,290 --> 00:14:11,110 それは このシャワーが 全て明らかにしてくれますよ。 208 00:14:11,110 --> 00:14:15,760 雨が泥水を 洗い流してくれるように。 209 00:14:15,760 --> 00:14:19,930 み 水煙で やつの姿が…。 210 00:14:19,930 --> 00:14:24,770 彼奴め…。スプリンクラーの水圧をいじりおったな。 211 00:14:24,770 --> 00:14:30,930 ♪♪~ 212 00:14:30,930 --> 00:14:32,930 きっ…。 213 00:14:32,930 --> 00:14:35,770 消えた…。 214 00:14:35,770 --> 00:14:38,450 ≪出口は こちらです。 混み合っていますので→ 215 00:14:38,450 --> 00:14:41,290 先頭の方に続き ゆっくり お進み下さい≫ 216 00:14:41,290 --> 00:14:44,440 おっとと…。 217 00:14:44,440 --> 00:14:48,760 足跡だ!ゲートから出た 濡れた足跡を追え! 218 00:14:48,760 --> 00:14:52,120 [TEL](警官) で ですが当然のごとく 床も濡れた足跡だらけで…。 219 00:14:52,120 --> 00:14:56,100 なっ なんだとぉ~!?なるほど。 220 00:14:56,100 --> 00:14:59,940 じゃから彼奴は 雨の日を 待っておったというわけか。 221 00:14:59,940 --> 00:15:02,790 《ま それだけじゃないけどね~》 222 00:15:02,790 --> 00:15:05,430 じゃあ返すって言ってた 例の三品は…。 223 00:15:05,430 --> 00:15:08,600 ガンベルトケースの上に 置いてありますよ。 224 00:15:08,600 --> 00:15:12,450 おっと いけない。 私の血がついてしまった。 225 00:15:12,450 --> 00:15:16,290 でもまあ 3つの品とも 模造品のようですし→ 226 00:15:16,290 --> 00:15:18,780 問題は ないでしょう。 問題といえば→ 227 00:15:18,780 --> 00:15:21,930 このガンベルトだが…。 228 00:15:21,930 --> 00:15:26,450 なっ!中の防犯装置が 壊されている!→ 229 00:15:26,450 --> 00:15:30,770 じゃあ 中のガンベルトは キッドが すりかえた偽物か!? 230 00:15:30,770 --> 00:15:34,610 くっそぉ…。 (華村)まんまとして やられましたな。 231 00:15:34,610 --> 00:15:37,590 (樽見・華村)フッ。 フッ。 232 00:15:37,590 --> 00:15:40,600 ん?そのケースの説明プレート→ 233 00:15:40,600 --> 00:15:43,620 何か垂れてるぞ。 (樽見・華村)えっ? 234 00:15:43,620 --> 00:15:47,440 絵の具か…。 235 00:15:47,440 --> 00:15:50,940 そうか!水彩絵の具で 同じ説明文を書いた→ 236 00:15:50,940 --> 00:15:52,940 プレートを上から貼り付けて→ 237 00:15:52,940 --> 00:15:58,270 水で濡れたら下に書かれた文章が 現れるようにしてあったんだな。 238 00:15:58,270 --> 00:16:01,940 《さあ警部 洗濯の後は乾燥だ》 239 00:16:01,940 --> 00:16:05,940 《あの2人をカラッカラに 干してくれよ。頼んだぜ》 240 00:16:05,940 --> 00:16:09,630 そっか~ これって雨で袖が濡れてたから…。 241 00:16:09,630 --> 00:16:11,600 ガンベルトの 説明プレートの文字が→ 242 00:16:11,600 --> 00:16:13,600 裏返しに ついちゃったのね。 243 00:16:13,600 --> 00:16:16,270 で?書いてある文章は? 244 00:16:16,270 --> 00:16:20,600 え~っと。あのガンベルトは 元々 真っ赤な偽物。 245 00:16:20,600 --> 00:16:22,610 なぜなら…。 (樽見・華村)あっ! 246 00:16:22,610 --> 00:16:27,930 盗まれることを想定して大量に 作った物だから…なんでしょ? 247 00:16:27,930 --> 00:16:32,270 え? 重要なのは 盗まれたことが ニュースになり→ 248 00:16:32,270 --> 00:16:35,440 世間に知られること。 そして あらかじめ→ 249 00:16:35,440 --> 00:16:38,120 その品の模造品を 大量に作っておき→ 250 00:16:38,120 --> 00:16:42,440 第三者の手によって 龍馬ファンの金持ちに売りさばく。→ 251 00:16:42,440 --> 00:16:46,100 これは先日 盗まれた品だって言ってな。 252 00:16:46,100 --> 00:16:48,930 この手口の利点は 買った人が後で→ 253 00:16:48,930 --> 00:16:52,790 偽物を つかまされたと 気付いても事件にならないこと。→ 254 00:16:52,790 --> 00:16:55,620 盗品を こっそり買っちまった っていう負い目があるから→ 255 00:16:55,620 --> 00:16:59,110 訴えるに訴えられねえからな。 256 00:16:59,110 --> 00:17:01,930 だから あの3つの品を盗んだ後の→ 257 00:17:01,930 --> 00:17:06,100 ファントム・レディの犯行は 明るみにならなかったんだ。 258 00:17:06,100 --> 00:17:10,270 そして しこたま集めた その模造品をお前に託し→ 259 00:17:10,270 --> 00:17:14,290 あの2人の悪事を暴いてくれって レディに頼まれたんだろ?→ 260 00:17:14,290 --> 00:17:19,280 この犯行は模造品だと知っていて 展示会をやる主催者と→ 261 00:17:19,280 --> 00:17:22,930 その模造品を本物だと お墨付きを出す鑑定家が→ 262 00:17:22,930 --> 00:17:26,290 組まなきゃ できね~からって。 263 00:17:26,290 --> 00:17:32,440 そうだよな? 龍馬気取りの怪盗さんよぉ。 264 00:17:32,440 --> 00:17:36,110 おい!このプレートに 書いてある事は本当なのか? 265 00:17:36,110 --> 00:17:38,450 ちっ 違う!でたらめだ! 266 00:17:38,450 --> 00:17:42,270 だいいち どこにあるんですか? その大量の模造品は! 267 00:17:42,270 --> 00:17:46,270 あるのは この軽い プラスチック製のピストルと→ 268 00:17:46,270 --> 00:17:49,940 まがいものの盃と 手紙の3品だけで。 269 00:17:49,940 --> 00:17:52,110 ≪け 警部!≫ 270 00:17:52,110 --> 00:17:55,120 いっ いつの間にか腰に ガンベルトとピストルが! 271 00:17:55,120 --> 00:17:57,120 わっ 私の腰にも…。 272 00:17:57,120 --> 00:18:01,440 ベルトには「樽見氏の倉庫より拝借」という札も。 273 00:18:01,440 --> 00:18:04,790 なっ…!? キッドめ。あの人混みを利用して→ 274 00:18:04,790 --> 00:18:07,280 ワシらの腰に巻きやがったな! 275 00:18:07,280 --> 00:18:10,930 なるほど。あらかじめ 防犯装置を壊しておき→ 276 00:18:10,930 --> 00:18:14,120 盗まれたと見せかけ 今度はガンベルトを→ 277 00:18:14,120 --> 00:18:18,440 売りさばく算段だったと いうわけか。 あ いや…。 278 00:18:18,440 --> 00:18:21,460 警部! 他の展示品の説明プレートも→ 279 00:18:21,460 --> 00:18:24,090 絵の具が取れて文字が! なに!? 280 00:18:24,090 --> 00:18:26,780 プル…引け? 281 00:18:26,780 --> 00:18:30,180 この掛け軸を引けってことか。 282 00:18:34,440 --> 00:18:36,460 こっ これは…。 283 00:18:36,460 --> 00:18:40,790 龍馬の手紙? しかも同じのが何枚も! 284 00:18:40,790 --> 00:18:43,930 どうやらガンベルトケースに 置かれていた手紙と→ 285 00:18:43,930 --> 00:18:46,430 全く同じ物のようじゃのぉ…。 286 00:18:46,430 --> 00:18:50,620 (樽見)わ 罠だ!これは キッドの仕組んだ罠だ! 287 00:18:50,620 --> 00:18:53,610 左様 それを我々が作って→ 288 00:18:53,610 --> 00:18:55,940 売りさばいたという 証拠は どこにも…。 289 00:18:55,940 --> 00:18:57,790 (ガシャン) (樽見・華村)えっ? 290 00:18:57,790 --> 00:19:00,760 ちょっと園子! だってキッドのプレートに→ 291 00:19:00,760 --> 00:19:05,440 書いてあるんだもん。壊せって。 292 00:19:05,440 --> 00:19:09,460 おい…中から大量の盃が。 293 00:19:09,460 --> 00:19:13,780 1つ1つに血が 付けられているようじゃ。 294 00:19:13,780 --> 00:19:16,110 この血をDNA鑑定すれば→ 295 00:19:16,110 --> 00:19:20,430 誰が模造した盃かは 一目瞭然じゃが。→ 296 00:19:20,430 --> 00:19:23,940 さっきのようにケガをしたと 指で触れて ごまかすか?→ 297 00:19:23,940 --> 00:19:28,120 この全ての盃に 自分の血をつけて。→ 298 00:19:28,120 --> 00:19:32,100 まあ 汝らの倉庫を 調べれば出てくるじゃろう。→ 299 00:19:32,100 --> 00:19:36,450 今までの売れ残った 模造品の山がのぉ。 300 00:19:36,450 --> 00:19:39,100 よく俺がキッドだと分かったな。 301 00:19:39,100 --> 00:19:41,790 どこにでも いそうな オッサンだろ? 302 00:19:41,790 --> 00:19:45,940 簡単さ。いくらプラスチック製の 偽物ピストルでも→ 303 00:19:45,940 --> 00:19:48,930 数を運ぶには かなり かさばるだろ? 304 00:19:48,930 --> 00:19:52,430 手紙や盃も大量に 持っているなら なおさらな。→ 305 00:19:52,430 --> 00:19:56,100 だから あの人混みの中で 体型の割には→ 306 00:19:56,100 --> 00:19:59,940 腰から下が やけに細い奴を 探してたんだよ。→ 307 00:19:59,940 --> 00:20:04,590 懐に大量の品を忍ばせるために 太ったフリをしてるオメーを。→ 308 00:20:04,590 --> 00:20:08,100 もちろん変装してるから 汗も かかねえだろうしな。 309 00:20:08,100 --> 00:20:11,430 んで そいつの細い足首に→ 310 00:20:11,430 --> 00:20:15,770 このボタン型 発信機シールを はっつけて。 311 00:20:15,770 --> 00:20:21,110 この追跡眼鏡でオメーの位置を つかんで声をかけたってわけさ。 312 00:20:21,110 --> 00:20:24,610 ほ~ んで? 313 00:20:24,610 --> 00:20:28,280 俺を警察に突き出すか?いや。 314 00:20:28,280 --> 00:20:30,770 今回は龍馬に免じて 逃がしてやるよ。 315 00:20:30,770 --> 00:20:34,270 え?お前 龍馬のファンか? 316 00:20:34,270 --> 00:20:36,290 俺の母さんだよ。 317 00:20:36,290 --> 00:20:38,930 龍馬の姉の乙女役を 演ったこともあって→ 318 00:20:38,930 --> 00:20:40,930 龍馬に ぞっこんでよ。 319 00:20:40,930 --> 00:20:44,600 《まあ 乙女にしては 可愛すぎるって評判になって→ 320 00:20:44,600 --> 00:20:47,270 人気に火がついた らしいけどな》 321 00:20:47,270 --> 00:20:52,170 まあ お互い母親には 頭が上がらねえってことで。 322 00:20:54,430 --> 00:20:57,280 ん? じゃあな! 323 00:20:57,280 --> 00:20:59,270 《お互い?》 324 00:20:59,270 --> 00:21:03,770 《おい まさか。 ファントム・レディって…》 325 00:21:05,770 --> 00:21:09,130 (恵子)ごめんねえ青子。私が お腹 壊しちゃったせいで→ 326 00:21:09,130 --> 00:21:12,110 博物館のトイレに こもりっぱなしで。 327 00:21:12,110 --> 00:21:15,430 付き合ってくれた青子も 怪盗キッド見られなくてさ。 328 00:21:15,430 --> 00:21:19,120 いいよ!どうせ とんでもない悪党ヅラで→ 329 00:21:19,120 --> 00:21:22,770 メタボった中年男 だったろうしね! 330 00:21:22,770 --> 00:21:26,670 《だから俺は そんなに太ってねえって》 331 00:21:29,600 --> 00:21:33,700 《今は そうとも言えるかな…》 332 00:21:38,460 --> 00:21:40,770 では また次回。 333 00:21:40,770 --> 00:21:45,450 あの小さな名探偵の活躍も 楽しみにしてくれよ。 334 00:21:45,450 --> 00:21:49,930 See you next illusion.