1 00:00:06,306 --> 00:00:09,109 (シオン)あと10秒…。 2 00:00:16,149 --> 00:00:21,989 5 4 3 2 1…。 3 00:00:21,989 --> 00:00:25,993 きたきたきた~! ついにきたぞ! (アラーム音) 4 00:00:25,993 --> 00:00:28,996 30歳 おめでとう 僕! 5 00:00:28,996 --> 00:00:33,333 童貞のまま30歳を迎えた男は 魔法使いになれる…。 6 00:00:33,333 --> 00:00:36,670 ついに これを実証する時が来た! 7 00:00:36,670 --> 00:00:38,872 ファイアーボール! 8 00:00:47,014 --> 00:00:49,016 サンダーボルト! 9 00:00:55,022 --> 00:00:57,524 ウインドブラスト! 10 00:01:04,798 --> 00:01:07,301 アイスストーム! 11 00:01:15,976 --> 00:01:20,314 ハァ… ハァ… ハァ…。 12 00:01:20,314 --> 00:01:22,316 ハァ…。 13 00:01:29,990 --> 00:01:36,997 深淵より来たり 闇と光の混交せし 異形なるもの 顕現せよ! 14 00:01:43,837 --> 00:01:45,839 くっ… だったら! 15 00:01:45,839 --> 00:01:48,842 ヒッ! ご ごめんなさい! (叩く音) 16 00:01:52,679 --> 00:01:55,349 ダメ… なのか…。 17 00:01:55,349 --> 00:01:58,018 魔法なんてない… 魔法なんてない…。 18 00:01:58,018 --> 00:02:00,120 この世は普通だ。 19 00:02:04,624 --> 00:02:06,626 つまらないな。 20 00:02:09,129 --> 00:02:12,466 寝るか。 明日も会社だ。 21 00:02:12,466 --> 00:02:14,468 (鼓動) 22 00:02:14,468 --> 00:02:20,641 がっ… あっ… がっ!? 23 00:02:20,641 --> 00:02:25,479 あ… あっ あっ あぁ…。 24 00:02:25,479 --> 00:02:29,149 あっ…。 25 00:02:29,149 --> 00:02:32,352 イヤだ… 死にたく…。 26 00:02:35,822 --> 00:02:39,660 《世界には情報があふれている。 27 00:02:39,660 --> 00:02:42,496 知らないことでも 調べれば すぐわかる。 28 00:02:42,496 --> 00:02:47,334 でも それは 心躍るようなものじゃない。 29 00:02:47,334 --> 00:02:50,337 うだつの上がらない人生を 送っていた➡ 30 00:02:50,337 --> 00:02:52,839 僕を支えてくれたのは➡ 31 00:02:52,839 --> 00:02:59,012 想像するだけで心躍るような 「わからないこと」だった。 32 00:02:59,012 --> 00:03:05,619 童貞のまま30歳を迎えた男は 魔法使いになれる。 33 00:03:05,619 --> 00:03:09,623 あぁ わかっていたさ。 34 00:03:09,623 --> 00:03:13,527 そんなの現実では ありえないってこと》 35 00:03:21,134 --> 00:03:26,139 《でも やってみなくちゃ わからないじゃないか》 36 00:05:10,610 --> 00:05:15,615 《それから3年間 僕は必死だった。 37 00:05:15,615 --> 00:05:21,788 勉強した 行動した それは 執着だったと思う。 38 00:05:21,788 --> 00:05:24,291 諦められなかったんだ。 39 00:05:24,291 --> 00:05:30,964 魔法がないなんて 思いたくなかったんだ。 40 00:05:30,964 --> 00:05:35,635 でも 調べれば調べるほど この世界に魔法がないことを➡ 41 00:05:35,635 --> 00:05:37,637 思い知らされた》 42 00:05:37,637 --> 00:05:42,142 《ま… 魔法は? 魔法はあるの? 43 00:05:42,142 --> 00:05:46,646 そう 魔法。 火とか水とか 風とか光とか➡ 44 00:05:46,646 --> 00:05:50,150 何もないところから いろんなものを出したりする。 45 00:05:50,150 --> 00:05:52,819 (ガウェイン)ないな。 ない? 46 00:05:52,819 --> 00:05:56,156 (ガウェイン)魔法という言葉も 聞いたことがない。 47 00:05:56,156 --> 00:05:58,158 そ… それは 父さんが➡ 48 00:05:58,158 --> 00:06:01,094 聞いたことがない ということではなく? 49 00:06:01,094 --> 00:06:04,097 私が知らないこともあるだろう。 50 00:06:04,097 --> 00:06:06,933 だが 私にも それなりに教養がある。 51 00:06:06,933 --> 00:06:13,440 シオン 魔物や妖精 その魔法とやらを どこで知ったんだ?》 52 00:06:15,942 --> 00:06:22,115 《第2の人生で 僕は6歳にして 生きる目標を見失いかけていた。 53 00:06:22,115 --> 00:06:25,518 ほんのちょっと前までは…》 54 00:06:27,454 --> 00:06:29,956 ファイアーボール! 55 00:06:34,127 --> 00:06:39,799 うん わかってた。 やっぱりそうだよね。 56 00:06:39,799 --> 00:06:42,469 《きちんと足元を見よう。 57 00:06:42,469 --> 00:06:46,973 魔法があるかどうかも まだわからない。 58 00:06:46,973 --> 00:06:51,478 でも 近しい何かは発見したんだ》 59 00:06:51,478 --> 00:06:55,148 (マリー)シオン いる? 60 00:06:55,148 --> 00:06:57,150 いた! 61 00:06:57,150 --> 00:06:59,319 姉さん ノックしようよ。 62 00:06:59,319 --> 00:07:02,255 何よ! 恥じるようなことがあるの? 63 00:07:02,255 --> 00:07:04,424 ないけど…。 64 00:07:04,424 --> 00:07:07,427 《それなりの年齢になったら あるんだよ…》 65 00:07:07,427 --> 00:07:11,097 ちょうどよかった。 姉さん ここに座って。 66 00:07:11,097 --> 00:07:15,602 お菓子の時間って言いに 来たんだけど… まあ いいわ。 67 00:07:21,942 --> 00:07:26,613 な… 何? じっと見て…。 68 00:07:26,613 --> 00:07:31,952 姉さん 僕は 姉さんが好きだよ。 69 00:07:31,952 --> 00:07:35,288 えっ!? なな… なっ なに? 70 00:07:35,288 --> 00:07:37,290 何を… いい いきなり…。 71 00:07:37,290 --> 00:07:39,292 あっ! 72 00:07:39,292 --> 00:07:43,797 ああ やっぱり。 告白すると 魔力が放出されるんだ。 73 00:07:47,300 --> 00:07:49,636 どういうことなんだろう。 74 00:07:49,636 --> 00:07:52,973 まさか 毎回 告白しないと反応しないとか? 75 00:07:52,973 --> 00:07:57,143 あ いやいや それは さすがに荒唐無稽だよね。 76 00:07:57,143 --> 00:08:00,580 ってことは…。 ねぇ シオン。 77 00:08:00,580 --> 00:08:03,083 ん~。 78 00:08:03,083 --> 00:08:05,251 な… 何でしょう お姉様。 79 00:08:05,251 --> 00:08:07,587 アンタ 私をオモチャにしたわよね? 80 00:08:07,587 --> 00:08:10,256 し… しし してません! 81 00:08:10,256 --> 00:08:14,260 ほら 前に求愛行動をしたら 魔力が発現したから…。 82 00:08:14,260 --> 00:08:17,263 それで ウソをついたの? ねぇ? 83 00:08:17,263 --> 00:08:19,766 いや ウソじゃないよ 本当だから。 84 00:08:19,766 --> 00:08:21,768 本音だから! 85 00:08:21,768 --> 00:08:25,939 う… ほ 本当 なの? 86 00:08:25,939 --> 00:08:29,275 《あ… この姉 チョロい》 87 00:08:29,275 --> 00:08:32,112 うん 本当だよ。 88 00:08:32,112 --> 00:08:34,614 そ… そそ そっかぁ。 89 00:08:34,614 --> 00:08:37,784 じゃあ 許してあげよっかなぁ。 エヘヘヘ。 90 00:08:37,784 --> 00:08:42,622 それで 何か わかったの? う~ん…。 91 00:08:42,622 --> 00:08:46,459 告白すると魔力が 放出されてるみたいなんだけど➡ 92 00:08:46,459 --> 00:08:52,132 たぶん 告白に限定して放出される わけじゃないと思うんだよね。 93 00:08:52,132 --> 00:08:55,468 どういうこと? ちょっとやってみる。 94 00:08:55,468 --> 00:09:00,240 ま… また告白するの!? ま 待って… その 心の準備が…。 95 00:09:00,240 --> 00:09:04,244 あぁ いや それはしないよ。 しないのね。 96 00:09:04,244 --> 00:09:06,913 《告白は 思いを伝える際➡ 97 00:09:06,913 --> 00:09:09,582 自分も また その思いを自覚する。 98 00:09:09,582 --> 00:09:13,753 つまり 強い感情を 抱いているということ。 99 00:09:13,753 --> 00:09:21,261 楽しい 期待 ワクワク うれしい そんな感情を込めてみよう》 100 00:09:21,261 --> 00:09:24,597 わぁ… あっ! 光ってる! 101 00:09:24,597 --> 00:09:28,935 あっ で… できた! 102 00:09:28,935 --> 00:09:32,772 意識して できたのよね? うん できた! 103 00:09:32,772 --> 00:09:34,774 フフッ! 104 00:09:34,774 --> 00:09:36,943 ただ光っただけだけどね。 105 00:09:36,943 --> 00:09:40,947 それでも すごいじゃない! 光っただけだけれど。 106 00:09:40,947 --> 00:09:43,783 《そう 体が光っただけ。 107 00:09:43,783 --> 00:09:46,953 何の利便性もない 役にも立たない。 108 00:09:46,953 --> 00:09:52,292 だけど それは 常識的には考えられない現象だ。 109 00:09:52,292 --> 00:09:55,995 魔力の存在は ここに確立されたんだ!》 110 00:09:58,798 --> 00:10:02,802 この現象は デンキウナギに近いのかもしれない。 111 00:10:02,802 --> 00:10:06,473 彼らは 電気受容感覚というものを 持っていて➡ 112 00:10:06,473 --> 00:10:09,642 電場を感じ取ることが できるんだよね。 113 00:10:09,642 --> 00:10:12,812 そして 体内に特殊な発電器官があり➡ 114 00:10:12,812 --> 00:10:16,816 その器官を利用して 電気を発生しているとか。 115 00:10:16,816 --> 00:10:21,988 この世界の人間の体には それに似た魔力を感じ取ったり➡ 116 00:10:21,988 --> 00:10:25,325 魔力を発生させたりする器官が あるのかもしれない。 117 00:10:25,325 --> 00:10:27,494 《2人:おぉ~》 118 00:10:27,494 --> 00:10:30,163 とりあえず 現時点での魔力放出の状況を➡ 119 00:10:30,163 --> 00:10:33,833 「帯魔状態」と 名づけることにしよう。 120 00:10:33,833 --> 00:10:36,669 ウヘ… ウヘヘヘヘ。 121 00:10:36,669 --> 00:10:38,838 魔法が使えたぁ~。 122 00:10:38,838 --> 00:10:42,342 ウヘッ ウヘヘヘ…。 すごい顔になってるわね。 123 00:10:42,342 --> 00:10:45,678 ウヘヘヘ…。 フッ 変な笑い方。 124 00:10:45,678 --> 00:10:50,350 でも そんなに うれしそうにしてるシオン➡ 125 00:10:50,350 --> 00:10:53,186 初めて見たわ。 よかったわね。 126 00:10:53,186 --> 00:10:56,689 うん! ヘヘヘッ うれしいよ! 127 00:10:56,689 --> 00:10:59,526 ヘッ ヘヘヘヘ! ウフフフ! 128 00:10:59,526 --> 00:11:02,629 フフフフ ハハハハ! ウフフフフ! 129 00:11:04,964 --> 00:11:07,634 <帯魔状態になってから1か月。 130 00:11:07,634 --> 00:11:11,971 この間に わかったことは いくつかあった。 131 00:11:11,971 --> 00:11:18,645 1つ 帯魔状態になるには ある程度 強い感情が必要。 132 00:11:18,645 --> 00:11:23,316 そして その感情を維持することは 非常に困難だということ。 133 00:11:23,316 --> 00:11:27,654 2つ 1日に帯魔状態になれる回数は➡ 134 00:11:27,654 --> 00:11:29,822 限界があるということ。 135 00:11:29,822 --> 00:11:32,158 魔力を放出し切っちゃうと➡ 136 00:11:32,158 --> 00:11:35,995 一気に無気力になって 何もしたくなくなる。 137 00:11:35,995 --> 00:11:39,832 3つ 魔力を限界近くまで放出すると➡ 138 00:11:39,832 --> 00:11:44,170 次は 魔力量が少し増えるということ。 139 00:11:44,170 --> 00:11:47,674 4つ 帯魔状態は 光の玉同様➡ 140 00:11:47,674 --> 00:11:51,344 魔力の素質がない人間には 見えなかった。 141 00:11:51,344 --> 00:11:54,347 素質のある人間には見えるし➡ 142 00:11:54,347 --> 00:11:57,850 触れば 温かさを感じることも わかった。 143 00:11:57,850 --> 00:12:02,789 そして 5つ これが最大の問題> 144 00:12:02,789 --> 00:12:07,293 あぁ~! 光の玉が出ない~! 145 00:12:07,293 --> 00:12:11,965 う~ん… もしかして 魔力を出せる量には➡ 146 00:12:11,965 --> 00:12:14,467 限界があるのかなぁ…。 147 00:12:14,467 --> 00:12:21,474 僕が出せる魔力の量は体を 光らせる程度ってことなのかも…。 148 00:12:21,474 --> 00:12:25,311 え? 魚以下の魔力放出量ってこと? 149 00:12:25,311 --> 00:12:29,983 ハハハハハ… ご冗談を。 150 00:12:29,983 --> 00:12:31,985 いわゆるマジックポイントみたいなものだ。 151 00:12:31,985 --> 00:12:33,987 上限を増やしても➡ 152 00:12:33,987 --> 00:12:37,490 一度に消費できるマックスの数値が 変わらないとしたら…。 153 00:12:40,493 --> 00:12:44,998 あれ? 詰んだ? 詰んでる? これ…。 154 00:12:44,998 --> 00:12:49,335 いやいやいやいや 待て待て。 まだ諦めるのは早いって! 155 00:12:49,335 --> 00:12:53,506 《ここまできて 実は魔法は 使えませんでした なんて➡ 156 00:12:53,506 --> 00:12:55,842 認めてたまるか! 157 00:12:55,842 --> 00:12:59,545 トラウトは 体を発光させて 光の玉を出していた…》 158 00:13:01,447 --> 00:13:03,950 あっ そうか! 159 00:13:09,455 --> 00:13:13,459 《このまま 腕に 魔力が行くように…》 160 00:13:16,129 --> 00:13:18,965 難しすぎるよ これ…。 161 00:13:18,965 --> 00:13:23,636 《喜びの感情を 思い起こす感情的な思考と➡ 162 00:13:23,636 --> 00:13:27,807 右手に意識を集中する 理性的な思考…。 163 00:13:27,807 --> 00:13:31,978 相反する思考を 同時に行うのは困難だ》 164 00:13:31,978 --> 00:13:33,980 《うわ…》 165 00:13:33,980 --> 00:13:38,151 いや 違うな… 順番が逆なんだ。 166 00:13:38,151 --> 00:13:42,055 《右手に魔力が集まれば うれしい…》 167 00:13:46,826 --> 00:13:49,028 あっ! 168 00:13:51,164 --> 00:13:53,666 うっ おぉ~! 169 00:13:53,666 --> 00:13:58,871 ウヘヘッ 僕の右手が光ってる! ヘヘヘ! 170 00:14:00,940 --> 00:14:03,776 うりゃ! 171 00:14:03,776 --> 00:14:06,779 イ… イッタ~! 172 00:14:06,779 --> 00:14:09,782 た ただの光じゃないか。 173 00:14:09,782 --> 00:14:13,786 なんか破壊する力があるかと 思ったのに…。 174 00:14:13,786 --> 00:14:16,956 ふぅ~ ま いっか。 175 00:14:16,956 --> 00:14:19,459 ヘヘッ 強い光は出せたし。 176 00:14:19,459 --> 00:14:22,462 ウヘッ ヘヘヘヘ! 177 00:14:22,462 --> 00:14:28,568 帯魔状態から魔力を移動させ 特定箇所に集めることを「集魔」。 178 00:14:30,636 --> 00:14:34,640 集めた状態を 「集魔状態」と名づけよう。 179 00:14:34,640 --> 00:14:38,978 ウヘヘ… 一歩前進したぞ~ エヘヘヘ! 180 00:14:38,978 --> 00:14:43,282 よ~し 魔力が枯渇するまで 集魔の練習を続けるぞ! 181 00:14:46,986 --> 00:14:49,322 (2人)今日は よろしくお願いします! 182 00:14:49,322 --> 00:14:51,324 お願いします…。 183 00:14:51,324 --> 00:14:56,162 よし。 では 今日から シオンとローズを加えた3人での➡ 184 00:14:56,162 --> 00:14:58,164 剣術鍛錬を始める。 185 00:14:58,164 --> 00:15:00,767 ふざけたり 気を抜いたりしないように。 186 00:15:00,767 --> 00:15:04,270 木剣でも人は死ぬからな。 187 00:15:04,270 --> 00:15:06,272 わかったか? 188 00:15:06,272 --> 00:15:08,274 あっ! (2人)はい! 189 00:15:08,274 --> 00:15:10,276 あの…。 (3人)ん? 190 00:15:10,276 --> 00:15:15,281 僕は 誰かと戦うつもりはないので 剣術を習う意味は ないんじゃ…。 191 00:15:15,281 --> 00:15:18,785 そんなことはないぞ。 剣を振るう相手は➡ 192 00:15:18,785 --> 00:15:20,953 なにも人間ばかりではない。 193 00:15:20,953 --> 00:15:25,291 一歩 村を出れば 魔物がウロウロしているのだからな。 194 00:15:25,291 --> 00:15:27,460 (ローズ)わたくしも護身のために 剣術を習いたいと➡ 195 00:15:27,460 --> 00:15:29,629 お願いしましたの。 シオン! 196 00:15:29,629 --> 00:15:32,465 うおっ! お姉ちゃんと一緒に頑張ろう! 197 00:15:32,465 --> 00:15:34,467 うん…。 198 00:15:34,467 --> 00:15:36,469 ハァ…。 199 00:15:36,469 --> 00:15:39,572 《あ~ やだ やだ こんなことより 集魔の練習をしたい…》 200 00:15:41,641 --> 00:15:43,643 (倒れる音) 201 00:15:43,643 --> 00:15:46,312 ハァ… ハァ…。 202 00:15:46,312 --> 00:15:50,149 まさか これほどまでに 剣術の資質がないとは…。 203 00:15:50,149 --> 00:15:55,822 ぼ 僕も ここまでとは お 思わなかったよ…。 204 00:15:55,822 --> 00:15:58,324 (ガウェイン)ローズは なかなか筋がいいな。 205 00:15:58,324 --> 00:16:01,594 このまま鍛錬を積めば よい剣士になりそうだ。 206 00:16:01,594 --> 00:16:04,931 お褒めにあずかり光栄ですわ。 207 00:16:04,931 --> 00:16:09,535 では 最後にマリー。 どれくらい 成長したか見てあげよう。 208 00:16:14,440 --> 00:16:16,442 お願いします! 209 00:16:16,442 --> 00:16:30,957 ♬~ 210 00:16:30,957 --> 00:16:33,125 えいっ! 速い! 211 00:16:33,125 --> 00:16:35,795 ふわっ! 212 00:16:35,795 --> 00:16:38,130 でや~っ! 213 00:16:38,130 --> 00:16:40,633 ハッ! フッ。 214 00:16:40,633 --> 00:16:42,969 フッ! うっ… うあっ? 215 00:16:42,969 --> 00:16:45,638 うえっ…。 216 00:16:45,638 --> 00:16:48,140 私の勝ちだ。 217 00:16:50,309 --> 00:16:53,145 ありがとうございました。 218 00:16:53,145 --> 00:16:58,150 うむ 悪くない。 ただ動きが大きい。 219 00:16:58,150 --> 00:17:02,088 しかし 相手の虚を突こうと するところは よかったな。 220 00:17:02,088 --> 00:17:04,090 ハッ あっ! 221 00:17:04,090 --> 00:17:06,092 これからも精進しなさい。 222 00:17:06,092 --> 00:17:09,762 マリーなら数年で かなりの腕前になるだろう。 223 00:17:09,762 --> 00:17:13,966 うん 頑張る! もっと強くなれるように。 224 00:17:25,945 --> 00:17:31,050 《右手に集まった魔力を 体外へ放出できれば うれしい》 225 00:17:37,957 --> 00:17:42,962 う~ん やり方が違うのかな。 226 00:17:42,962 --> 00:17:47,300 《最初は数回で限界だった 帯魔状態の維持も➡ 227 00:17:47,300 --> 00:17:50,469 20回程度まで可能になっている。 228 00:17:50,469 --> 00:17:55,274 ただ最初に比べると回数の上昇は 停滞気味だ…》 229 00:17:57,310 --> 00:18:00,580 一度 立ち止まって 考え直したほうがいいかも。 230 00:18:00,580 --> 00:18:02,582 (ノック) 231 00:18:02,582 --> 00:18:04,917 あっ どうぞ。 232 00:18:04,917 --> 00:18:07,086 勉強中だったか? 233 00:18:07,086 --> 00:18:10,089 ううん 大丈夫。 どうしたの? 234 00:18:10,089 --> 00:18:14,927 うむ。 実は これから イストリアへ行こうかと思っていてな。 235 00:18:14,927 --> 00:18:17,263 シオンも行くか? 236 00:18:17,263 --> 00:18:19,599 えっ… いいの? 237 00:18:19,599 --> 00:18:25,438 <イストリア それは僕たちが住む エッテン地方にある都市のこと。 238 00:18:25,438 --> 00:18:28,741 家から最も近い中規模の都市だ> 239 00:18:34,613 --> 00:18:36,616 着いたぞ。 240 00:18:36,616 --> 00:18:39,785 イタタ…。 お尻が割れるかと思った。 241 00:18:39,785 --> 00:18:44,623 (エマ)あらあら 2人には まだ 遠出は早かったかしら? 242 00:18:44,623 --> 00:18:48,961 まずは買い出しだ。 それから鍛冶屋に寄って帰宅する。 243 00:18:48,961 --> 00:18:53,799 はぐれたら迷子になるから絶対に 私たちから離れないように。 244 00:18:53,799 --> 00:18:55,801 (2人)は~い。 245 00:18:55,801 --> 00:18:58,471 《ハァ… 子どもだから当然か…。 246 00:18:58,471 --> 00:19:02,241 せっかく魔法の手がかりを 探せると思ったのに…。 247 00:19:02,241 --> 00:19:04,910 おっ! まあいいさ。 248 00:19:04,910 --> 00:19:07,079 まだ子どもだから 見回れないけど➡ 249 00:19:07,079 --> 00:19:11,417 ある程度 成長すれば 自分で街へ来られるだろう。 250 00:19:11,417 --> 00:19:15,221 そのときのことを考えて 目星をつけておこう》 251 00:19:22,094 --> 00:19:25,431 フフフフフ。 どうかしたの? 姉さん。 252 00:19:25,431 --> 00:19:29,268 え? ううん 別に何もないわよ? 253 00:19:29,268 --> 00:19:32,104 そう? 落ち着かない様子だけど。 254 00:19:32,104 --> 00:19:34,273 ふ… 普通よ。 255 00:19:34,273 --> 00:19:38,778 よし 買い出しは これで終わりだ。 次は 鍛冶屋に行くぞ。 256 00:19:38,778 --> 00:19:40,980 (2人)あっ! ハハハッ! 257 00:19:42,948 --> 00:19:47,953 (グラスト)あ~ いらっしゃ…。 あんだよ ガウェインか。 258 00:19:47,953 --> 00:19:50,056 おぉ…。 259 00:19:52,958 --> 00:19:55,628 (ガウェイン)あんだとは たいした言いぐさだな。 260 00:19:55,628 --> 00:19:57,963 グラスト お得意様だろう。 261 00:19:57,963 --> 00:20:01,467 ああ ああ そうだな。 悪い悪い。 262 00:20:01,467 --> 00:20:04,970 あれだな 注文の品を取りに来たんだろ? 263 00:20:04,970 --> 00:20:07,640 ああ。 できているな? 264 00:20:07,640 --> 00:20:11,310 上等なの作ってやったぜ。 嬢ちゃんの剣だしな。 265 00:20:11,310 --> 00:20:14,313 あっ! (グラスト)おっと 自己紹介が遅れたな。 266 00:20:14,313 --> 00:20:16,315 俺は グラスト。 267 00:20:16,315 --> 00:20:20,820 コイツ… あぁ お前たちの父さんの 友達みたいなもんだ。 268 00:20:20,820 --> 00:20:23,823 こ こんにちは。 マリアンヌです。 269 00:20:23,823 --> 00:20:26,659 こんにちは。 僕は シオンです。 270 00:20:26,659 --> 00:20:30,329 お前の子どもとは思えないくらい 礼儀正しいな おい。 271 00:20:30,329 --> 00:20:32,331 殴るぞ。 やめろ! 272 00:20:32,331 --> 00:20:34,667 お前の拳は マジで痛いから! 273 00:20:34,667 --> 00:20:37,169 (グラスト)っと ちょっと剣取ってくらぁ! 274 00:20:37,169 --> 00:20:40,673 待っててくれ! 275 00:20:40,673 --> 00:20:43,509 (グラスト)ほらよ。 子ども用に刀身を短くして➡ 276 00:20:43,509 --> 00:20:47,847 重量も軽くしてある。 扱いやすいと思うぜ。 277 00:20:47,847 --> 00:20:50,516 あぁ…。 278 00:20:50,516 --> 00:20:54,520 (グラスト)さやには 装飾を施して あるから かなりオシャレなはずだ。 279 00:20:54,520 --> 00:20:57,323 わっ! うむ。 280 00:21:00,292 --> 00:21:02,495 わぁ~! 281 00:21:05,965 --> 00:21:07,967 わぁ…。 282 00:21:14,306 --> 00:21:18,144 シオンは 何ももらえないのに 私だけがもらうから➡ 283 00:21:18,144 --> 00:21:20,646 ちょっと悪いなって思ってたのよ。 284 00:21:20,646 --> 00:21:23,983 誕生日の品なんでしょ? それに僕は弟だし➡ 285 00:21:23,983 --> 00:21:26,485 剣が欲しいとは思わないし。 286 00:21:26,485 --> 00:21:29,822 別に姉さんが 気にする必要はないのに。 287 00:21:29,822 --> 00:21:33,325 シオンは もうちょっと わがままになっていいと思うわ。 288 00:21:33,325 --> 00:21:35,327 わがままだよ? 289 00:21:35,327 --> 00:21:37,997 姉さんに いろいろと つきあってもらってるでしょ。 290 00:21:37,997 --> 00:21:42,001 ん~ そういうのじゃないのよね。 291 00:21:42,001 --> 00:21:44,603 う~ん… あっ! 292 00:21:47,339 --> 00:21:49,341 父さん あの店って! 293 00:21:49,341 --> 00:21:52,011 あっ! 294 00:21:52,011 --> 00:21:55,814 あそこは シオンが知らなくていい場所だ。 295 00:21:57,850 --> 00:22:00,119 ごめん なんか気になっただけだから➡ 296 00:22:00,119 --> 00:22:02,521 気にしなくていいよ。 297 00:22:04,957 --> 00:22:09,562 《あの看板には 確かに こう書かれていた…》 298 00:22:13,632 --> 00:22:16,135 《「妖精屋」と…》