1 00:00:04,790 --> 00:00:08,710 (足音) 2 00:00:16,850 --> 00:00:19,350 (美樹(みき)さやか) だましてたのね 私たちを 3 00:00:19,720 --> 00:00:23,850 (キュゥべえ) 僕は魔法少女になってくれって きちんとお願いしたはずだよ 4 00:00:24,310 --> 00:00:28,230 実際の姿が どういうものか 説明を省略したけれど 5 00:00:32,860 --> 00:00:34,860 なんで教えてくれなかったのよ 6 00:00:35,160 --> 00:00:36,870 (キュゥべえ) 聞かれなかったからさ 7 00:00:37,120 --> 00:00:40,870 知らなければ知らないままで 何の不都合もないからね 8 00:00:41,040 --> 00:00:44,410 事実 あのマミでさえ 最後まで気づかなかった 9 00:00:45,960 --> 00:00:47,790 そもそも 君たち人間は— 10 00:00:47,920 --> 00:00:51,340 魂の存在なんて 最初から 自覚できてないんだろう? 11 00:00:52,130 --> 00:00:54,840 そこは神経細胞の 集まりでしかないし— 12 00:00:55,260 --> 00:00:59,140 そこは循環器系の 中枢があるだけだ 13 00:00:59,800 --> 00:01:02,430 そのくせ 生命が 維持できなくなると— 14 00:01:02,560 --> 00:01:05,350 人間は精神まで消滅してしまう 15 00:01:05,600 --> 00:01:09,270 そうならないよう 僕は君たちの魂を実体化し— 16 00:01:09,400 --> 00:01:12,110 手に取って きちんと 守れる形にしてあげた 17 00:01:12,650 --> 00:01:16,360 少しでも安全に 魔女と戦えるようにね 18 00:01:16,820 --> 00:01:19,030 大きなお世話よ そんな余計なこと 19 00:01:20,120 --> 00:01:23,290 (キュゥべえ) 君は戦いというものを 甘く考えすぎだよ 20 00:01:24,450 --> 00:01:26,830 例えば おなかに 槍(やり)が刺さった場合— 21 00:01:26,960 --> 00:01:31,250 肉体の痛覚が どれだけの刺激を 受けるかっていうとね 22 00:01:37,470 --> 00:01:38,640 ううっ! 23 00:01:38,930 --> 00:01:40,760 うっ あっ くっ… 24 00:01:41,430 --> 00:01:42,510 うう… 25 00:01:42,640 --> 00:01:44,640 (キュゥべえ) これが本来の“痛み”だよ 26 00:01:45,100 --> 00:01:47,640 ただの1発でも 動けやしないだろう? 27 00:01:52,610 --> 00:01:55,820 君が杏子(きょうこ)との戦いで 最後まで立っていられたのは— 28 00:01:55,940 --> 00:01:58,490 強すぎる苦痛が セーブされていたからさ 29 00:01:58,910 --> 00:02:02,700 君の意識が肉体と直結して いないからこそ可能なことだ 30 00:02:03,080 --> 00:02:06,450 おかげで君は あの戦闘を 生き延びることができた 31 00:02:11,250 --> 00:02:12,460 ああ… 32 00:02:14,000 --> 00:02:17,470 (キュゥべえ) 慣れてくれば完全に痛みを 遮断することもできるよ 33 00:02:17,970 --> 00:02:20,640 もっとも それはそれで 動きが鈍るから— 34 00:02:20,760 --> 00:02:22,470 あまりオススメはしないけど 35 00:02:23,390 --> 00:02:26,890 (さやか) なんでよ どうして私たちをこんな目に… 36 00:02:27,020 --> 00:02:29,140 (キュゥべえ) 戦いの運命を 受け入れてまで— 37 00:02:29,270 --> 00:02:31,480 君には かなえたい望みが あったんだろう? 38 00:02:32,060 --> 00:02:34,480 それは間違いなく 実現したじゃないか 39 00:02:37,490 --> 00:02:43,490 ♪〜 40 00:04:00,900 --> 00:04:06,910 〜♪ 41 00:04:07,030 --> 00:04:10,750 (学校のチャイム) 42 00:04:13,250 --> 00:04:14,250 (日直)起立 43 00:04:16,000 --> 00:04:16,750 44 00:04:37,940 --> 00:04:40,400 (鹿目(かなめ)まどか) ほむらちゃんは知ってたの? 45 00:04:42,570 --> 00:04:44,950 どうして 教えてくれなかったの? 46 00:04:45,070 --> 00:04:46,860 (暁美(あけみ)ほむら) 前もって話しても— 47 00:04:46,990 --> 00:04:50,240 信じてくれた人は 今まで1人もいなかったわ 48 00:04:50,870 --> 00:04:53,410 キュゥべえは どうして こんなひどいことをするの? 49 00:04:53,870 --> 00:04:55,920 (ほむら) あいつは ひどいとさえ思っていない 50 00:04:56,500 --> 00:04:59,670 人間の価値観が 通用しない生き物だから 51 00:05:00,170 --> 00:05:04,300 何もかも奇跡の正当な対価だと そう言い張るだけよ 52 00:05:05,840 --> 00:05:07,550 全然 釣り合ってないよ 53 00:05:08,140 --> 00:05:10,510 あんな体にされちゃうなんて 54 00:05:10,640 --> 00:05:13,060 さやかちゃんは ただ 好きな人のケガを— 55 00:05:13,180 --> 00:05:15,350 治したかっただけなのに 56 00:05:17,730 --> 00:05:20,320 (ほむら) 奇跡であることに違いはないわ 57 00:05:20,820 --> 00:05:22,820 不可能を可能にしたんだから 58 00:05:23,320 --> 00:05:26,610 美樹さやかが 一生を費やして介護しても— 59 00:05:26,740 --> 00:05:30,330 あの少年が再び演奏できるように なる日は来なかった 60 00:05:30,660 --> 00:05:36,000 奇跡はね 本当なら人の命でさえ あがなえるものじゃないのよ 61 00:05:36,500 --> 00:05:38,580 それを売って 歩いているのが あいつ 62 00:05:40,540 --> 00:05:43,590 (まどか) さやかちゃんは 元の暮らしには戻れないの? 63 00:05:43,960 --> 00:05:48,090 前にも言ったわよね 美樹さやかのことは諦めてって 64 00:05:48,470 --> 00:05:50,850 さやかちゃんは 私を助けてくれたの 65 00:05:52,850 --> 00:05:55,310 さやかちゃんが 魔法少女じゃなかったら— 66 00:05:55,430 --> 00:05:58,100 あの時 私も仁美(ひとみ)ちゃんも 死んでたの 67 00:05:58,730 --> 00:06:01,110 感謝と責任を混同してはダメよ 68 00:06:03,400 --> 00:06:06,360 あなたには 彼女を救う手だてなんてない 69 00:06:06,570 --> 00:06:09,860 引け目を感じたくないからって 借りを返そうだなんて 70 00:06:10,570 --> 00:06:13,330 そんな出過ぎた考えは 捨てなさい 71 00:06:15,450 --> 00:06:18,660 (まどか) ほむらちゃん どうして いつも冷たいの? 72 00:06:19,210 --> 00:06:20,500 (ほむら)そうね 73 00:06:20,920 --> 00:06:24,380 きっと もう 人間じゃないから… かもね 74 00:06:29,380 --> 00:06:31,510 (さやか) こんな体になっちゃって… 75 00:06:31,840 --> 00:06:35,520 私 どんな顔して 恭介(きょうすけ)に会えばいいのかな 76 00:06:35,640 --> 00:06:38,520 (佐倉(さくら)杏子) いつまでも しょぼくれてんじゃ ねえぞ ボンクラ 77 00:06:49,650 --> 00:06:52,030 ちょいとツラ貸しな 話がある 78 00:06:59,500 --> 00:07:02,290 あんたさあ やっぱり後悔してるの? 79 00:07:02,420 --> 00:07:04,210 こんな体にされちゃったこと 80 00:07:07,420 --> 00:07:10,510 私はさ まあ いいかって 思ってるんだ 81 00:07:10,630 --> 00:07:11,720 何だかんだで— 82 00:07:11,840 --> 00:07:14,720 この力を手に入れたから 好き勝手できてるわけだし— 83 00:07:15,300 --> 00:07:17,720 後悔するほどのことでも ないってね 84 00:07:18,180 --> 00:07:20,230 あんたは自業自得なだけでしょ 85 00:07:20,480 --> 00:07:23,730 (杏子) そうだよ 自業自得にしちゃえばいいのさ 86 00:07:24,230 --> 00:07:27,730 自分のためにだけ生きてれば 何もかも自分のせいだ 87 00:07:28,150 --> 00:07:32,160 誰を恨むこともないし 後悔なんてあるわけがない 88 00:07:32,990 --> 00:07:35,780 そう思えば 大抵のことは 背負えるもんさ 89 00:07:48,300 --> 00:07:55,050 (足音) 90 00:07:55,600 --> 00:07:58,060 (さやか) こんな所まで連れてきて 何なのよ 91 00:07:59,430 --> 00:08:01,680 (杏子) ちょっとばかり 長い話になる 92 00:08:06,610 --> 00:08:07,440 食うかい? 93 00:08:17,660 --> 00:08:20,240 食い物を粗末にするんじゃねえ 94 00:08:20,370 --> 00:08:21,330 殺すぞ 95 00:08:43,100 --> 00:08:46,480 (杏子) ここはね 私の親父(おやじ)の教会だった 96 00:08:47,610 --> 00:08:50,480 正直すぎて 優しすぎる人だった 97 00:08:50,940 --> 00:08:54,400 毎朝 新聞を読むたびに 涙を浮かべて— 98 00:08:54,530 --> 00:08:57,570 真剣に悩んでるような人でさ 99 00:08:58,200 --> 00:09:00,080 新しい時代を救うには— 100 00:09:00,410 --> 00:09:05,080 新しい信仰が必要だって それが親父の言い分だった 101 00:09:05,460 --> 00:09:06,870 だから ある時— 102 00:09:07,000 --> 00:09:10,460 教義にないことまで 信者に説教するようになった 103 00:09:10,960 --> 00:09:13,970 もちろん 信者の足は ぱったり途絶えたよ 104 00:09:14,590 --> 00:09:16,760 本部からも破門された 105 00:09:17,090 --> 00:09:20,600 誰も親父の話を 聞こうとしなかった 106 00:09:21,890 --> 00:09:23,390 当然だよね 107 00:09:23,560 --> 00:09:26,390 はたから見れば うさんくさい新興宗教さ 108 00:09:26,890 --> 00:09:28,150 どんなに正しいことを… 109 00:09:28,480 --> 00:09:30,650 当たり前のことを 話そうとしても— 110 00:09:30,820 --> 00:09:33,730 世間じゃ ただの鼻つまみ者さ 111 00:09:34,820 --> 00:09:39,450 私たちは 一家そろって 食う物にも事欠くありさまだった 112 00:09:39,990 --> 00:09:41,160 納得できなかったよ 113 00:09:41,700 --> 00:09:44,410 親父は間違ったことなんて 言ってなかった 114 00:09:44,750 --> 00:09:48,210 ただ 人と違うことを 話しただけだ 115 00:09:48,960 --> 00:09:52,420 5分でいい ちゃんと耳を傾けてくれれば— 116 00:09:52,630 --> 00:09:56,420 正しいことを言ってるって 誰にでも分かったはずなんだ 117 00:09:57,510 --> 00:10:01,800 なのに 誰も 相手をしてくれなかった 118 00:10:02,970 --> 00:10:05,270 悔しかった 許せなかった 119 00:10:05,640 --> 00:10:07,940 誰もあの人のこと 分かってくれないのが— 120 00:10:08,230 --> 00:10:10,690 私には我慢できなかった 121 00:10:11,980 --> 00:10:14,530 だから キュゥべえに 頼んだんだよ 122 00:10:15,030 --> 00:10:19,490 みんなが親父の話を真面目に 聞いてくれますようにって 123 00:10:21,870 --> 00:10:25,910 翌朝には親父の教会は 押しかける人で ごった返していた 124 00:10:26,500 --> 00:10:30,170 毎日 おっかなくなるほどの勢いで 信者は増えていった 125 00:10:31,000 --> 00:10:34,880 私は私で 晴れて 魔法少女の仲間入りさ 126 00:10:35,880 --> 00:10:38,260 いくら親父の説法が 正しくったって— 127 00:10:38,590 --> 00:10:41,390 それで魔女が 退治できるわけじゃない 128 00:10:41,800 --> 00:10:46,890 だから そこは私の出番だって バカみたいに意気込んでいたよ 129 00:10:47,270 --> 00:10:52,400 私と親父で 表と裏から この世界を救うんだって 130 00:10:54,820 --> 00:10:58,610 でもね ある時 からくりが親父にバレた 131 00:10:59,490 --> 00:11:02,530 大勢の信者が ただ信仰のためじゃなく— 132 00:11:02,660 --> 00:11:05,410 魔法の力で 集まってきたんだと知った時— 133 00:11:05,530 --> 00:11:07,040 親父は ブチ切れたよ 134 00:11:07,500 --> 00:11:12,040 娘の私を 人の心を惑わす 魔女だって罵った 135 00:11:12,670 --> 00:11:14,040 笑っちゃうよね 136 00:11:14,460 --> 00:11:18,550 私は毎晩 本物の魔女と 戦い続けてたってのに 137 00:11:19,470 --> 00:11:22,010 それで親父は壊れちまった 138 00:11:22,720 --> 00:11:25,010 最後は惨めだったよ 139 00:11:25,640 --> 00:11:27,930 酒に溺れて 頭がイカれて 140 00:11:29,180 --> 00:11:32,440 とうとう 家族を道連れに 無理心中さ 141 00:11:34,020 --> 00:11:37,230 私1人を置き去りにしてね 142 00:11:40,690 --> 00:11:44,030 私の祈りが 家族を壊しちまったんだ 143 00:11:46,200 --> 00:11:50,080 他人の都合を知りもせず 勝手な願い事をしたせいで— 144 00:11:50,200 --> 00:11:52,790 結局 誰もが不幸になった 145 00:11:53,120 --> 00:11:55,580 その時 心に誓ったんだよ 146 00:11:55,710 --> 00:11:59,300 もう二度と他人のために 魔法を使ったりしない 147 00:11:59,710 --> 00:12:04,470 この力は すべて 自分のためだけに使い切るって 148 00:12:07,050 --> 00:12:09,520 奇跡ってのは タダじゃないんだ 149 00:12:09,640 --> 00:12:10,720 希望を祈れば— 150 00:12:10,850 --> 00:12:13,980 それと同じ分だけの絶望が まき散らされる 151 00:12:14,440 --> 00:12:16,560 そうやって 差し引きをゼロにして— 152 00:12:16,690 --> 00:12:18,980 世の中のバランスは 成り立ってるんだよ 153 00:12:19,900 --> 00:12:21,990 なんで そんな話を私に? 154 00:12:24,360 --> 00:12:27,450 あんたも開き直って 好き勝手にやればいい 155 00:12:27,580 --> 00:12:29,740 自業自得の人生をさ 156 00:12:31,250 --> 00:12:32,790 それって変じゃない? 157 00:12:32,910 --> 00:12:36,080 あんたは自分のことだけ考えて 生きてるはずなのに 158 00:12:36,210 --> 00:12:38,750 私の心配なんか してくれるわけ? 159 00:12:39,880 --> 00:12:43,010 あんたも 私と同じ間違いから始まった 160 00:12:45,050 --> 00:12:48,510 これ以上 後悔するような生き方を 続けるべきじゃない 161 00:12:48,890 --> 00:12:50,260 あんたは もう対価としては— 162 00:12:50,390 --> 00:12:52,930 高すぎるもんを 支払っちまってるんだ 163 00:12:53,270 --> 00:12:57,270 だからさ これからは 釣り銭を取り戻すことを考えなよ 164 00:12:58,560 --> 00:12:59,980 あんたみたいに? 165 00:13:00,400 --> 00:13:01,530 (杏子)そうさ 166 00:13:01,650 --> 00:13:05,610 私は それをわきまえてるが あんたは今も間違え続けてる 167 00:13:05,740 --> 00:13:07,490 見てられないんだよ そいつが 168 00:13:10,200 --> 00:13:12,910 あんたのこと いろいろと誤解してた 169 00:13:13,040 --> 00:13:15,000 そのことはごめん 謝るよ 170 00:13:16,960 --> 00:13:21,500 でもね 私は人のために 祈ったことを後悔してない 171 00:13:21,630 --> 00:13:23,760 その気持ちを ウソにしないために— 172 00:13:23,880 --> 00:13:26,880 後悔だけはしないって決めたの これからも 173 00:13:27,090 --> 00:13:28,890 (杏子)なんで あんたは… 174 00:13:29,430 --> 00:13:33,430 (さやか) 私はね 高すぎるものを 支払ったなんて思ってない 175 00:13:34,730 --> 00:13:36,520 この力は使い方次第で— 176 00:13:36,640 --> 00:13:39,440 いくらでも すばらしいものに できるはずだから 177 00:13:40,940 --> 00:13:42,860 それからさ あんた 178 00:13:43,230 --> 00:13:46,570 そのリンゴは どうやって手に入れたの? 179 00:13:46,950 --> 00:13:48,700 お店で払ったお金は どうしたの? 180 00:13:48,910 --> 00:13:50,120 (杏子)うっ… 181 00:13:54,200 --> 00:13:55,750 言えないんだね 182 00:13:55,960 --> 00:13:59,670 なら 私 そのリンゴは食べられない 183 00:13:59,790 --> 00:14:01,630 もらっても うれしくない 184 00:14:04,300 --> 00:14:05,130 バカヤロー! 185 00:14:05,460 --> 00:14:10,390 私たちは魔法少女なんだぞ 他に同類なんていないんだぞ 186 00:14:10,800 --> 00:14:14,390 (さやか) 私は私のやり方で戦い続けるよ 187 00:14:14,930 --> 00:14:19,140 それがあんたの邪魔になるなら 前みたいに殺しに来ればいい 188 00:14:19,650 --> 00:14:23,770 私は負けないし もう恨んだりもしないよ 189 00:14:53,850 --> 00:14:55,430 さやかちゃん おはよう 190 00:14:56,930 --> 00:14:58,680 (志筑(しづき)仁美) おはようございます さやかさん 191 00:14:59,350 --> 00:15:01,270 (さやか)あっ ああ… 192 00:15:02,150 --> 00:15:03,310 おはよう 193 00:15:06,070 --> 00:15:08,030 (仁美) 昨日は どうかしたんですの? 194 00:15:08,150 --> 00:15:11,070 (さやか) ああ… ちょっとばかり 風邪っぽくてね 195 00:15:11,410 --> 00:15:13,070 さやかちゃん… 196 00:15:13,280 --> 00:15:16,950 (さやか) 大丈夫だよ もう平気 心配要らないから 197 00:15:19,250 --> 00:15:21,710 さーて 今日も張り切って… 198 00:15:25,500 --> 00:15:29,090 あら 上条(かみじょう)君 退院なさったんですの? 199 00:15:37,810 --> 00:15:40,100 (中沢(なかざわ)) 上条 もうケガはいいのかよ 200 00:15:40,310 --> 00:15:43,850 (上条恭介) ああ 家にこもってたんじゃ リハビリにならないしね 201 00:15:44,360 --> 00:15:47,610 来週までに 松葉づえなしで 歩くのが目標なんだ 202 00:15:48,110 --> 00:15:50,360 よかったね 上条君 203 00:15:50,490 --> 00:15:51,610 (さやか)うん… 204 00:15:52,070 --> 00:15:56,080 さやかちゃんも行ってきなよ まだ声かけてないんでしょ? 205 00:15:57,370 --> 00:15:59,370 私はいいよ 206 00:16:12,550 --> 00:16:13,930 それで— 207 00:16:14,180 --> 00:16:15,930 話って何? 208 00:16:16,350 --> 00:16:18,010 恋の相談ですわ 209 00:16:19,680 --> 00:16:22,640 私ね 前から さやかさんや まどかさんに— 210 00:16:22,770 --> 00:16:24,650 秘密にしてきたことが あるんです 211 00:16:24,770 --> 00:16:27,400 (さやか)えっ? う… うん 212 00:16:27,980 --> 00:16:30,400 (仁美)ずっと前から 私— 213 00:16:31,190 --> 00:16:34,280 上条恭介君のこと お慕いしてましたの 214 00:16:34,780 --> 00:16:35,530 ハッ… 215 00:16:35,910 --> 00:16:38,030 そ… そうなんだ 216 00:16:40,330 --> 00:16:44,500 あ… アハハッ まさか 仁美がねえ 217 00:16:44,620 --> 00:16:48,130 なーんだ 恭介の奴 隅に置けないなあ 218 00:16:48,500 --> 00:16:51,880 さやかさんは上条君とは 幼なじみでしたわね 219 00:16:52,090 --> 00:16:57,390 ああ まあ その 腐れ縁っていうか何ていうか… 220 00:16:57,890 --> 00:16:59,390 本当にそれだけ? 221 00:17:02,600 --> 00:17:07,060 私 決めたんですの もう自分にウソはつかないって 222 00:17:07,190 --> 00:17:08,400 あなたはどうですか? 223 00:17:09,020 --> 00:17:09,980 さやかさん 224 00:17:10,110 --> 00:17:12,900 あなた自身の本当の気持ちと 向き合えますか? 225 00:17:13,030 --> 00:17:15,530 な… 何の話をしてるのさ 226 00:17:16,200 --> 00:17:18,990 あなたは 私の大切なお友達ですわ 227 00:17:19,120 --> 00:17:21,830 だから 抜け駆けも 横取りするようなことも— 228 00:17:21,950 --> 00:17:23,040 したくないんですの 229 00:17:25,500 --> 00:17:28,000 上条君のことを 見つめていた時間は— 230 00:17:28,130 --> 00:17:30,420 私より さやかさんのほうが 上ですわ 231 00:17:30,540 --> 00:17:34,050 だから あなたには 私の先を越す権利があるべきです 232 00:17:34,630 --> 00:17:36,050 (さやか)仁美… 233 00:17:36,550 --> 00:17:40,050 (仁美) 私 明日の放課後に 上条君に告白します 234 00:17:40,640 --> 00:17:42,930 丸1日だけ お待ちしますわ 235 00:17:43,060 --> 00:17:46,060 さやかさんは後悔なさらないよう 決めてください 236 00:17:46,690 --> 00:17:49,520 上条君に気持ちを 伝えるべきかどうか 237 00:17:49,770 --> 00:17:51,770 わ… 私は… 238 00:18:16,840 --> 00:18:17,670 あっ… 239 00:18:18,630 --> 00:18:19,930 まどか 240 00:18:20,430 --> 00:18:22,350 ついてっていいかな? 241 00:18:24,220 --> 00:18:27,480 さやかちゃんに 独りぼっちになってほしくないの 242 00:18:27,600 --> 00:18:28,690 だから… 243 00:18:30,730 --> 00:18:35,320 (さやか) あんた なんで… なんで そんなに優しいかなあ 244 00:18:36,190 --> 00:18:38,900 私には そんな価値なんてないのに 245 00:18:39,820 --> 00:18:41,160 (まどか)そんな… 246 00:18:41,740 --> 00:18:44,910 (さやか) 私ね 今日 後悔しそうになっちゃった 247 00:18:47,790 --> 00:18:53,170 あの時 仁美を助けなければって ほんの一瞬だけ思っちゃった 248 00:18:54,040 --> 00:18:59,300 正義の味方 失格だよ マミさんに顔向けできない 249 00:19:01,970 --> 00:19:07,060 (さやかの泣き声) 250 00:19:07,220 --> 00:19:10,480 仁美に恭介を取られちゃうよ 251 00:19:10,810 --> 00:19:13,610 でも私 何もできない 252 00:19:13,730 --> 00:19:18,740 だって私 もう死んでるんだもん ゾンビだもん 253 00:19:19,740 --> 00:19:23,160 こんな体で 抱きしめてなんて言えない 254 00:19:23,530 --> 00:19:26,450 キスしてなんて言えないよ 255 00:19:27,540 --> 00:19:34,250 (泣き声) 256 00:19:41,930 --> 00:19:44,680 ありがとう ごめんね 257 00:19:44,850 --> 00:19:46,510 さやかちゃん… 258 00:19:47,350 --> 00:19:50,770 もう大丈夫 スッキリしたから 259 00:19:53,150 --> 00:19:56,820 さあ 行こう 今夜も魔女をやっつけないと 260 00:19:57,150 --> 00:19:58,320 (まどか)うん 261 00:20:13,750 --> 00:20:16,340 (ほむら) 黙って見てるだけなんて 意外だわ 262 00:20:17,380 --> 00:20:20,880 (杏子) 今日のあいつは 使い魔じゃなくて魔女と戦ってる 263 00:20:21,010 --> 00:20:23,340 ちゃんとグリーフシードも 落とすだろ 264 00:20:23,470 --> 00:20:25,090 無駄な狩りじゃないよ 265 00:20:25,550 --> 00:20:28,600 そんな理由で あなたが獲物を譲るなんてね 266 00:20:29,430 --> 00:20:32,100 (風の音) 267 00:20:34,980 --> 00:20:38,150 (杏子) チッ あのバカ てこずりやがって 268 00:20:43,650 --> 00:20:48,660 (さやかの荒い息) 269 00:21:10,220 --> 00:21:11,850 ハアアッ! 270 00:21:16,350 --> 00:21:17,230 (まどか)さやかちゃん! 271 00:21:19,190 --> 00:21:20,270 あっ… 272 00:21:22,440 --> 00:21:23,570 あっ! 273 00:21:27,780 --> 00:21:30,450 (杏子) まったく 見てらんねえっつうの 274 00:21:30,870 --> 00:21:32,910 いいから もう すっこんでなよ 275 00:21:33,040 --> 00:21:34,710 手本を見せてやるからさ 276 00:21:35,910 --> 00:21:36,790 おい! 277 00:21:36,920 --> 00:21:39,840 (さやか) 邪魔しないで 1人でやれるわ 278 00:21:43,300 --> 00:21:44,590 (まどか)さやかちゃん! 279 00:21:46,760 --> 00:21:50,760 (さやか) フフフ… ハハハハッ フフッ 280 00:21:50,890 --> 00:21:52,760 (杏子)あんた まさか… 281 00:21:53,140 --> 00:21:56,600 (さやかの笑い声) 282 00:22:06,450 --> 00:22:09,660 アハハハッ ホントだ 283 00:22:09,780 --> 00:22:14,620 その気になれば痛みなんて… フフッ アハハハハッ 284 00:22:14,750 --> 00:22:17,080 完全に消しちゃえるんだ 285 00:22:21,460 --> 00:22:25,130 (まどか) やめて… もう やめて… 286 00:22:25,460 --> 00:22:31,470 ♪〜 287 00:23:48,670 --> 00:23:54,680 〜♪ 288 00:23:56,260 --> 00:23:59,140 (さやか) あんたたちとは 違う魔法少女になる 289 00:23:59,270 --> 00:24:02,770 私はそう決めたんだ 見返りなんて要らない 290 00:24:02,890 --> 00:24:07,110 私だけは絶対に自分のために 魔法を使ったりしない 291 00:24:07,230 --> 00:24:10,030 「あたしって ほんと バカ」