1 00:00:02,002 --> 00:00:06,673 (文弥)達也兄さん 深雪さん。 2 00:00:06,673 --> 00:00:09,009 お久しぶりです。 3 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 (達也)九校戦以来だな。 4 00:00:11,011 --> 00:00:13,347 ずいぶん活躍していたじゃないか。 5 00:00:13,347 --> 00:00:16,016 (亜夜子)お褒めにあずかり 恐縮です。 6 00:00:16,016 --> 00:00:19,353 それで お前たちが わざわざ やってくるとは➡ 7 00:00:19,353 --> 00:00:21,355 いったい どういう用件なんだ? 8 00:00:21,355 --> 00:00:24,524 (文弥)は… はい。 9 00:00:24,524 --> 00:00:28,829 ご当主様より じきじきに お預かりしてきました。 10 00:00:38,038 --> 00:00:42,709 文弥は ここに書かれている 内容について知っているのか? 11 00:00:42,709 --> 00:00:46,380 知っています。 そうか。 12 00:00:46,380 --> 00:00:52,185 ここには周公瑾の捕縛について 協力を依頼すると書かれている。 13 00:00:54,721 --> 00:00:59,893 (深雪)お兄様… 叔母様がなぜ 私たちに依頼するのでしょうか。 14 00:00:59,893 --> 00:01:04,331 その点については 私がご伝言をお預かりしています。 15 00:01:04,331 --> 00:01:07,501 今回のお仕事は お断りになられても➡ 16 00:01:07,501 --> 00:01:09,503 かまわないそうです。 17 00:01:09,503 --> 00:01:11,838 叔母様が そのようなことを!? 18 00:01:11,838 --> 00:01:16,343 文弥 叔母上に 「承りました」と お伝えしてくれ。 19 00:01:16,343 --> 00:01:18,345 確かに お伝えします。 20 00:01:18,345 --> 00:01:22,182 では これまでに 判明していることを教えてくれ。 21 00:01:22,182 --> 00:01:24,685 はい 周公瑾ですが➡ 22 00:01:24,685 --> 00:01:29,523 横浜を脱出したあと 海路を西に向かい 伊勢に上陸。 23 00:01:29,523 --> 00:01:32,526 その後 一度 琵琶湖大橋で 捕捉したものの➡ 24 00:01:32,526 --> 00:01:35,028 取り逃がしてしまいました。 25 00:01:35,028 --> 00:01:38,365 現在は 京都の大原周辺を捜索中です。 26 00:01:38,365 --> 00:01:40,701 支援者についての情報は? 27 00:01:40,701 --> 00:01:45,205 (文弥)九の各家と対立関係にある 古式魔法師の組織 伝統派が➡ 28 00:01:45,205 --> 00:01:48,375 逃亡を支援しているとみられます。 29 00:01:48,375 --> 00:01:52,713 伝統派か… 八雲師匠から 少し聞いたことがある。 30 00:01:52,713 --> 00:01:56,383 国内の はぐれ古式魔法師を 集めているだけでなく➡ 31 00:01:56,383 --> 00:01:59,553 大陸から亡命してきた 方術士も取り込んで➡ 32 00:01:59,553 --> 00:02:03,323 組織強化を図っているらしいな。 33 00:02:03,323 --> 00:02:06,493 九島家にも 亡命方術士がいたらしいが➡ 34 00:02:06,493 --> 00:02:09,329 九島が手を貸している 可能性はないのか? 35 00:02:09,329 --> 00:02:11,331 その心配はありません。 36 00:02:11,331 --> 00:02:14,167 周公瑾が 横浜から逃亡した直後に➡ 37 00:02:14,167 --> 00:02:18,839 旧第九研から逃げ出し 伝統派と合流しています。 38 00:02:18,839 --> 00:02:22,042 ありがとう 参考になったよ。 39 00:03:59,960 --> 00:04:03,797 叔母上の用件は 本当に周公瑾の捕縛を➡ 40 00:04:03,797 --> 00:04:06,133 手伝えということだけのようだな。 41 00:04:06,133 --> 00:04:08,635 なぜ叔母様は 今回にかぎって➡ 42 00:04:08,635 --> 00:04:12,306 命令ではなく 依頼の形をとられたのでしょうか。 43 00:04:12,306 --> 00:04:16,143 2人は知らないだろうが 実は叔母上の命令権は➡ 44 00:04:16,143 --> 00:04:18,145 優先順位が低い。 45 00:04:18,145 --> 00:04:20,647 深雪の安全確保が 最優先であることは➡ 46 00:04:20,647 --> 00:04:23,650 言うまでもないが 次に優先されるのは➡ 47 00:04:23,650 --> 00:04:26,320 独立魔装大隊の任務だ。 48 00:04:26,320 --> 00:04:29,990 叔母上の命令権は それに次ぐ第3位となる。 49 00:04:29,990 --> 00:04:32,326 そうだったのですね。 50 00:04:32,326 --> 00:04:36,497 しかし 今まで叔母上は 俺に仕事を指図する場合➡ 51 00:04:36,497 --> 00:04:41,502 常に命令という形をとってきた。 それが普通だった。 52 00:04:43,504 --> 00:04:48,842 普通でない方法をとるからには 普通でない事情があるのだろう。 53 00:04:48,842 --> 00:04:52,946 今回の任務が特に危険なもの ということでしょうか? 54 00:04:52,946 --> 00:04:55,949 黒羽家当主に重い傷を負わせ➡ 55 00:04:55,949 --> 00:04:59,453 今なお 四葉の追跡から 逃れている相手だ。 56 00:04:59,453 --> 00:05:02,456 捕縛するにしても 始末するにしても➡ 57 00:05:02,456 --> 00:05:06,126 容易ではないだろう。 58 00:05:06,126 --> 00:05:08,962 戦いになるのですか? 59 00:05:08,962 --> 00:05:11,799 深雪 そんな顔をするな。 60 00:05:11,799 --> 00:05:14,134 俺一人で相手をするわけじゃない。 61 00:05:14,134 --> 00:05:16,470 俺に求められている役割は➡ 62 00:05:16,470 --> 00:05:19,640 ターゲットの逃げ道を 塞ぐことだろうからね。 63 00:05:19,640 --> 00:05:23,143 そうですか…。 ただ 時々は➡ 64 00:05:23,143 --> 00:05:27,314 家を空けなければならない日も 出てくるだろう。 65 00:05:27,314 --> 00:05:30,317 そのときは水波 お前が深雪を守るんだ。 66 00:05:30,317 --> 00:05:32,486 (水波)はっ はい! 67 00:05:32,486 --> 00:05:36,323 四葉家にとっては お前は深雪のガーディアンだ。 68 00:05:36,323 --> 00:05:39,660 しかし 俺にとっては それ以上に お前は数少ない➡ 69 00:05:39,660 --> 00:05:41,995 信を置ける魔法師だ。 70 00:05:41,995 --> 00:05:46,500 俺が留守のときは 深雪のことを頼んだぞ。 71 00:05:46,500 --> 00:05:48,502 お任せください。 72 00:05:50,938 --> 00:05:53,941 (レオ)そういえば そろそろ会長選挙か。 73 00:05:53,941 --> 00:05:57,611 (レオ)去年は深雪さんがトップ 達也が3位だったな。 74 00:05:57,611 --> 00:06:01,281 今年は出ないのか? おかしなことを言うな。 75 00:06:01,281 --> 00:06:03,450 去年も 立候補していたわけじゃない。 76 00:06:03,450 --> 00:06:05,786 (エリカ)じゃあ 論文コンペのほうは? 77 00:06:05,786 --> 00:06:10,457 サポートは頼まれていないの? 今のところ頼まれていないな。 78 00:06:10,457 --> 00:06:13,627 もちろん 手伝えと言われれば 協力するが➡ 79 00:06:13,627 --> 00:06:16,296 今回 俺の出る幕は ないんじゃないか? 80 00:06:16,296 --> 00:06:18,298 (美月)えっ なぜです? 81 00:06:18,298 --> 00:06:20,968 (達也) 今年の開催地は京都だからな。 82 00:06:20,968 --> 00:06:24,972 (幹比古)論文コンペは 横浜と京都で 交互に開かれるけど➡ 83 00:06:24,972 --> 00:06:28,642 その場所によって 評価の傾向が違うんだよ。 84 00:06:28,642 --> 00:06:32,312 横浜のときは 技術的なテーマが高く評価され➡ 85 00:06:32,312 --> 00:06:37,818 京都のときは 純理論的なテーマが 好まれるっていわれているんだ。 86 00:06:37,818 --> 00:06:42,155 なるほど 達也にしてみれば 得意分野を生かせないってことか。 87 00:06:42,155 --> 00:06:44,558 まぁ そういうことだ。 88 00:06:46,827 --> 00:06:50,264 📺(藤林) もしもし 達也くん? 藤林です。 89 00:06:50,264 --> 00:06:52,933 夜分遅くに申し訳ありません。 90 00:06:52,933 --> 00:06:56,770 📺達也くんのほうから 連絡をくれるなんて珍しいわね。 91 00:06:56,770 --> 00:06:58,772 📺どうしたの? 92 00:06:58,772 --> 00:07:03,110 実は九島閣下に ご協力を お願いしたい件があります。 93 00:07:03,110 --> 00:07:05,112 (藤林)祖父に? 94 00:07:05,112 --> 00:07:10,450 はい。 独立魔装大隊副官である 藤林少尉殿へのご依頼ではなく➡ 95 00:07:10,450 --> 00:07:14,288 藤林家のご令嬢に対する お願いです。 96 00:07:14,288 --> 00:07:18,125 閣下と私的な面談の場を 設けてほしいのですが。 97 00:07:18,125 --> 00:07:22,129 📺私的な… というと 四葉のお仕事がらみかしら。 98 00:07:22,129 --> 00:07:24,131 そうです。 99 00:07:26,133 --> 00:07:29,136 📺仕事の内容を 聞いてもいいかしら。 100 00:07:29,136 --> 00:07:33,473 周公瑾という方術士を 見つけ出して捕らえることです。 101 00:07:33,473 --> 00:07:35,475 📺なるほどね。 102 00:07:35,475 --> 00:07:38,979 📺それなら四葉が 祖父の力を 借りたいというのも わかるわ。 103 00:07:38,979 --> 00:07:41,148 では…。 📺ええ。 104 00:07:41,148 --> 00:07:43,650 📺祖父の都合を聞いてみます。 105 00:07:43,650 --> 00:07:45,652 ありがとうございます。 106 00:07:48,155 --> 00:07:51,091 (ノック) 107 00:07:51,091 --> 00:07:54,094 (深雪)お兄様 よろしいでしょうか? 108 00:07:54,094 --> 00:07:56,797 ああ かまわないよ。 109 00:07:59,766 --> 00:08:01,768 どなたに お電話なさっていたのか➡ 110 00:08:01,768 --> 00:08:04,438 お聞きしても よろしいでしょうか。 111 00:08:04,438 --> 00:08:06,940 藤林少尉だ。 112 00:08:06,940 --> 00:08:11,778 お兄様 独立魔装大隊に ご助力を請われるのですか? 113 00:08:11,778 --> 00:08:16,950 いや 藤林さんに依頼したのは 九島閣下との仲介だ。 114 00:08:16,950 --> 00:08:18,952 危険ではありませんか? 115 00:08:18,952 --> 00:08:22,789 独立魔装大隊との通信は 検閲されているのでは…。 116 00:08:22,789 --> 00:08:24,791 大丈夫だろう。 117 00:08:24,791 --> 00:08:27,961 電話をかけたのは 少尉のプライベートナンバーだ。 118 00:08:27,961 --> 00:08:32,132 エレクトロン・ソーサリスが私用に使っている 回線を盗聴するなど➡ 119 00:08:32,132 --> 00:08:34,634 まず不可能だ。 120 00:08:34,634 --> 00:08:37,137 そうですか…。 121 00:08:37,137 --> 00:08:41,141 藤林さんの プライベートな電話番号ですか。 122 00:08:41,141 --> 00:08:45,645 お兄様 どこで手に入れられたのですか? 123 00:08:56,423 --> 00:09:00,427 《達也:化成体? いや 人造精霊か? 124 00:09:00,427 --> 00:09:02,929 構造情報を解析。 125 00:09:02,929 --> 00:09:05,232 分解 発動》 126 00:09:07,434 --> 00:09:09,603 お兄様 今のは いったい? 127 00:09:09,603 --> 00:09:13,440 ああ 人造精霊が 家の中をうかがっていた。 128 00:09:13,440 --> 00:09:16,610 おそらく 先日受けた仕事が理由だろう。 129 00:09:16,610 --> 00:09:20,447 周公瑾とかいう者の仕業ですか? 130 00:09:20,447 --> 00:09:23,450 部下か あるいは そいつを かくまっている一味の➡ 131 00:09:23,450 --> 00:09:27,788 仕業だろうな。 文弥たちが つけられたか。 132 00:09:27,788 --> 00:09:31,625 まさか 亜夜子ちゃんたちが 尾行を許すなんて。 133 00:09:31,625 --> 00:09:33,627 わざとだろうな。 134 00:09:33,627 --> 00:09:38,031 2人が わざと敵をこの家に 案内したというのですか!? 135 00:09:41,301 --> 00:09:45,138 文弥 今回のお仕事が不満なの? 136 00:09:45,138 --> 00:09:48,141 任務自体に不満があるんじゃない。 137 00:09:48,141 --> 00:09:50,977 課せられた条件が 気に入らないのね。 138 00:09:50,977 --> 00:09:52,979 当たり前じゃないか! 139 00:09:52,979 --> 00:09:56,149 尾行されているとわかっていて 手出しできないなんて! 140 00:09:56,149 --> 00:10:00,821 僕はもう 達也兄さんに 顔向けできないよ…。 141 00:10:00,821 --> 00:10:03,824 本当のところは 聞いてみないと わからないが➡ 142 00:10:03,824 --> 00:10:08,161 叔母上は俺を おとりに 使うつもりなのかもしれないな。 143 00:10:08,161 --> 00:10:10,831 そんな! そう怒るな。 144 00:10:10,831 --> 00:10:12,833 ですが…。 145 00:10:12,833 --> 00:10:16,002 それに俺を おとりにするというのは合理的だ。 146 00:10:16,002 --> 00:10:19,005 最終的に 傷を負わされることのない俺を➡ 147 00:10:19,005 --> 00:10:23,009 矢面に立たせるのは 戦術的に見て間違ってない。 148 00:10:23,009 --> 00:10:25,512 お兄様! 149 00:10:25,512 --> 00:10:28,181 そんな ご自分の身を おろそかにするようなことを➡ 150 00:10:28,181 --> 00:10:31,184 おっしゃらないでください! 死ななければいい➡ 151 00:10:31,184 --> 00:10:34,020 傷が残らなければいい というものではないと➡ 152 00:10:34,020 --> 00:10:38,191 ご自分でも おわかりのはずです! 深雪…。 153 00:10:38,191 --> 00:10:43,196 何より お兄様が傷を負われた という事実を前にして➡ 154 00:10:43,196 --> 00:10:46,366 私が どのような気持ちになるか…。 155 00:10:46,366 --> 00:10:49,369 お願いですから お考えください。 156 00:10:52,472 --> 00:10:54,975 悪かった。 157 00:11:02,983 --> 00:11:07,821 本日より 2096年度の生徒会が発足しました。 158 00:11:07,821 --> 00:11:10,323 (泉美)ハァ~。 (深雪)副会長は泉美ちゃん。 159 00:11:10,323 --> 00:11:14,160 会計は ほのか。 書記は水波ちゃん。 160 00:11:14,160 --> 00:11:17,164 会長は私 司波深雪です。 161 00:11:17,164 --> 00:11:21,001 そして 書記長は お兄様が務められます! 162 00:11:21,001 --> 00:11:25,672 皆さん これから一年 よろしくお願いします。 163 00:11:25,672 --> 00:11:29,175 (雫)書記長って何? そんな役職 なかったはず…。 164 00:11:29,175 --> 00:11:31,178 (ほのか)そこに突っ込んじゃダメ! 165 00:11:31,178 --> 00:11:33,847 こちらこそ! 美貌と才能を兼ね備え➡ 166 00:11:33,847 --> 00:11:37,017 第一高校史上初となる100%の 信任を得られた深雪先輩と➡ 167 00:11:37,017 --> 00:11:39,019 生徒会で…。 168 00:11:39,019 --> 00:11:41,354 (香澄)はいはい ちょっと落ち着こうね。 169 00:11:41,354 --> 00:11:44,357 達也さんが生徒会に残って よかったじゃない。 170 00:11:44,357 --> 00:11:47,027 うん。 171 00:11:47,027 --> 00:11:50,297 幹比古 ちょっといいか。 どうしたんだい? 172 00:11:50,297 --> 00:11:52,465 ご一緒できて光栄です! 173 00:11:52,465 --> 00:11:54,467 見てくれ。 174 00:11:54,467 --> 00:11:59,139 (幹比古)これは… 式神の構造を 起動式に記述したものだね。 175 00:11:59,139 --> 00:12:01,975 それで聞きたいんだが こういったものに➡ 176 00:12:01,975 --> 00:12:06,980 流派による違いはあるのか? もちろんあるよ。 177 00:12:06,980 --> 00:12:10,150 これは… 修験道の系統かな。 178 00:12:10,150 --> 00:12:13,486 なんだこれ? 変なアレンジが加わってるな。 179 00:12:13,486 --> 00:12:18,158 なるほど 達也が コソコソしていた理由がわかったよ。 180 00:12:18,158 --> 00:12:21,828 これ アングラサイトで拾ってきたデータだろ? 181 00:12:21,828 --> 00:12:23,830 なぜ そう思う? 182 00:12:23,830 --> 00:12:28,168 だって この式神 明らかに 盗聴・盗撮用のものじゃないか。 183 00:12:28,168 --> 00:12:33,173 そうか 危ないものだったんだな。 相談して正解だった。 184 00:12:33,173 --> 00:12:36,843 このデータは消しておこう。 185 00:12:36,843 --> 00:12:39,512 深夜に申し訳ございません。 186 00:12:39,512 --> 00:12:42,682 葉山さん 叔母上はいらっしゃいますか。 187 00:12:42,682 --> 00:12:47,687 📺(葉山)達也殿 申し訳ないが 奥様は ただいまご都合が悪い。 188 00:12:47,687 --> 00:12:50,957 それでは 先日頂戴した任務の件で➡ 189 00:12:50,957 --> 00:12:53,293 叔母上に お伝えいただきたいのですが。 190 00:12:53,293 --> 00:12:55,295 📺伺いましょう。 191 00:12:55,295 --> 00:13:00,133 今回 ターゲットの捜索に 九島家の力を借りたいと思います。 192 00:13:00,133 --> 00:13:02,302 すでに藤林家を通じて➡ 193 00:13:02,302 --> 00:13:05,639 九島家前当主と 面会の約束を取り付けました。 194 00:13:05,639 --> 00:13:09,142 📺ほう… 独立魔装大隊でなく➡ 195 00:13:09,142 --> 00:13:12,812 九島閣下の手を 借りることにしましたか。 196 00:13:12,812 --> 00:13:15,982 四葉の仕事で 国防軍に借りを作るのは➡ 197 00:13:15,982 --> 00:13:18,318 避けたほうがよいと考えました。 198 00:13:18,318 --> 00:13:21,655 📺九島家に借りを作るのは かまわないと? 199 00:13:21,655 --> 00:13:25,825 周なにがしは伝統派と 手を組んでいる可能性が高い。 200 00:13:25,825 --> 00:13:28,495 であるなら これまで長きにわたって➡ 201 00:13:28,495 --> 00:13:32,666 伝統派と対立している 九の力を借りるのが得策です。 202 00:13:32,666 --> 00:13:35,502 📺ふむ…。 それに九島家には➡ 203 00:13:35,502 --> 00:13:38,838 先月の一件で 個人的に貸しがあります。 204 00:13:38,838 --> 00:13:40,840 貸しにせよ 借りにせよ➡ 205 00:13:40,840 --> 00:13:43,843 長期間 続ければ 腐れ縁になりますので➡ 206 00:13:43,843 --> 00:13:46,346 そうなる前に 清算しておいたほうがよいと➡ 207 00:13:46,346 --> 00:13:48,682 考えました。 📺ハハハ…。 208 00:13:48,682 --> 00:13:53,119 📺達也殿は若いのに 世間の機微が よくおわかりだ。 209 00:13:53,119 --> 00:13:56,623 📺いいでしょう 奥様には そのようにお伝えします。 210 00:13:56,623 --> 00:13:58,958 よろしくお願いします。 211 00:13:58,958 --> 00:14:02,629 📺そうそう 協力を取り付ける条件について➡ 212 00:14:02,629 --> 00:14:05,298 いちいち報告の必要はありません。 213 00:14:05,298 --> 00:14:09,636 📺本件については 達也殿の裁量にお任せすると➡ 214 00:14:09,636 --> 00:14:12,038 奥様は仰せです。 215 00:14:18,311 --> 00:14:21,481 (葉山)奥様 お聞きのとおりでございます。 216 00:14:21,481 --> 00:14:24,317 (真夜)ウフフ…。 217 00:14:24,317 --> 00:14:26,319 ごめんなさい 葉山さん。 218 00:14:26,319 --> 00:14:29,489 達也さんが ずいぶん かわいいことを言うものだから➡ 219 00:14:29,489 --> 00:14:31,991 こらえきれなくなってしまって。 220 00:14:31,991 --> 00:14:34,494 (葉山)達也殿の 言われていることは➡ 221 00:14:34,494 --> 00:14:36,830 間違いではないと存じますが。 222 00:14:36,830 --> 00:14:40,166 一面では正しいけど 普通じゃないわ。 223 00:14:40,166 --> 00:14:42,836 普通は 貸したり借りたりを通じて➡ 224 00:14:42,836 --> 00:14:46,673 縁を築き 絆を深めるものなのだけど。 225 00:14:46,673 --> 00:14:52,612 達也殿は貸し借りから生じる縁を 必要とされていないのでしょう。 226 00:14:52,612 --> 00:14:55,315 若いわね。 227 00:14:58,952 --> 00:15:01,454 前から気になっていたのだが➡ 228 00:15:01,454 --> 00:15:05,291 俺の書記長という役職は いったい なんなんだ? 229 00:15:05,291 --> 00:15:09,462 私は お兄様を 私より下の立場にすることに➡ 230 00:15:09,462 --> 00:15:12,298 耐えられません。 せめて呼び名だけでも➡ 231 00:15:12,298 --> 00:15:15,969 お兄様には 私より上に きていただきたいのです。 232 00:15:15,969 --> 00:15:18,138 そうか…。 233 00:15:18,138 --> 00:15:20,540 フフフ…。 234 00:15:38,658 --> 00:15:42,996 《人造精霊を自爆させ サイオンのノイズをばらまいたな。 235 00:15:42,996 --> 00:15:46,332 さしずめ 魔法的な煙幕といったところか。 236 00:15:46,332 --> 00:15:49,669 なら次は…》 237 00:15:49,669 --> 00:15:52,605 (達也)水波 下降旋風だ。 はっ はい! 238 00:15:52,605 --> 00:15:55,308 うわっ なんだ? 239 00:16:02,949 --> 00:16:04,951 現代魔法だと!? 240 00:16:09,289 --> 00:16:11,591 ぐあっ! 241 00:16:18,464 --> 00:16:23,803 なっ… 現代魔法を使うなんて 聞いてないぞ。 242 00:16:23,803 --> 00:16:26,005 逃がしません。 243 00:16:31,978 --> 00:16:34,280 あっ…。 244 00:16:40,153 --> 00:16:43,490 この程度なら 後遺症も残らないだろう。 245 00:16:43,490 --> 00:16:48,328 腕を上げたな 深雪。 ありがとうございます。 246 00:16:48,328 --> 00:16:52,932 (パトカーのサイレン) 247 00:16:52,932 --> 00:16:54,934 さっきの2人組だが➡ 248 00:16:54,934 --> 00:16:57,604 古式魔法師であることは 間違いない。 249 00:16:57,604 --> 00:17:00,607 一方が 逃走のために使った魔法は➡ 250 00:17:00,607 --> 00:17:04,611 自分を認識しにくくする 精神干渉魔法だった。 251 00:17:04,611 --> 00:17:08,781 去年の九校戦開会式で 九島烈が使用した術式と➡ 252 00:17:08,781 --> 00:17:13,286 同系統のものだ。 では 九島家の手の者なのですか? 253 00:17:13,286 --> 00:17:15,788 (達也)いや 文弥の話によれば➡ 254 00:17:15,788 --> 00:17:20,627 九島家に俺たちを襲う理由はない。 伝統派の手先だろう。 255 00:17:20,627 --> 00:17:23,963 今日の襲撃で わかったことが2つある。 256 00:17:23,963 --> 00:17:29,802 一つは 俺たちが伝統派の明確な 標的になっているということ。 257 00:17:29,802 --> 00:17:34,307 もう一つが 敵がこちらの素性を 知らないということだ。 258 00:17:34,307 --> 00:17:39,312 その証拠に俺たちのことを 古式魔法師と考えていた節がある。 259 00:17:39,312 --> 00:17:43,483 敵が文弥たちのあとを つけてきたことは ほぼ確実。 260 00:17:43,483 --> 00:17:46,319 文弥と亜夜子が 黒羽であることも➡ 261 00:17:46,319 --> 00:17:48,821 黒羽が四葉の仕事を 担当していることも➡ 262 00:17:48,821 --> 00:17:50,757 相手は知っているはずだ。 263 00:17:50,757 --> 00:17:53,259 だが そこまで わかっていながら➡ 264 00:17:53,259 --> 00:17:56,262 俺たちと四葉の関係については 知らない。 265 00:17:56,262 --> 00:17:59,766 それどころか 俺たちを 四葉の配下にある魔法師と➡ 266 00:17:59,766 --> 00:18:02,268 考えてもいない。 267 00:18:02,268 --> 00:18:04,938 (水波)つまり 私たちは➡ 268 00:18:04,938 --> 00:18:09,609 黒羽が雇った古式魔法師… と認識されているのでしょうか。 269 00:18:09,609 --> 00:18:14,113 敵は俺たちの存在を知っていても 俺たちの正体を知らない。 270 00:18:14,113 --> 00:18:18,451 俺たちが なぜ黒羽から協力者に 選ばれたのか わかっていない。 271 00:18:18,451 --> 00:18:23,456 ということは 敵の攻撃が 私たち以外の者にも➡ 272 00:18:23,456 --> 00:18:27,293 及ぶ可能性が あるということですか? 273 00:18:27,293 --> 00:18:29,963 叔母様か黒羽さんに ご依頼して➡ 274 00:18:29,963 --> 00:18:32,632 護衛を 手配するべきではありませんか? 275 00:18:32,632 --> 00:18:37,971 叔母上に頼るのは やめておこう。 では 八雲先生に? 276 00:18:37,971 --> 00:18:42,275 高くつきそうな気がするんだが やむをえないか。 277 00:18:44,978 --> 00:18:49,649 (八雲)また何か やっかい事に 巻き込まれているみたいだね。 278 00:18:49,649 --> 00:18:53,586 ご存じでしたか。 内容を聞いてもいいかな? 279 00:18:53,586 --> 00:18:56,589 京都方面の仕事を受けまして。 280 00:18:56,589 --> 00:18:59,759 実は この件で師匠に お願いがあります。 281 00:18:59,759 --> 00:19:02,095 遠慮しなくてもいいんだよ。 282 00:19:02,095 --> 00:19:05,598 伝統派とは 多少の因縁もあることだし。 283 00:19:05,598 --> 00:19:07,600 やはり伝統派と呼ばれている➡ 284 00:19:07,600 --> 00:19:10,770 古式魔法師の一派が 関わっていましたか。 285 00:19:10,770 --> 00:19:15,441 呼ばれているんじゃなくて 名乗っているだけなんだがね。 286 00:19:15,441 --> 00:19:17,777 で お願いとは なんだい? 287 00:19:17,777 --> 00:19:21,948 はい。 敵は俺たちが 黒羽に雇われた古式魔法師だと➡ 288 00:19:21,948 --> 00:19:23,950 勘違いしているようなのです。 289 00:19:23,950 --> 00:19:29,455 そうなると 敵が俺の友人に攻撃を 仕掛けてくる可能性もあります。 290 00:19:29,455 --> 00:19:34,794 なるほど。 君のお友達を 護衛してほしいというんだね? 291 00:19:34,794 --> 00:19:37,630 はい。 お願いできますか。 292 00:19:37,630 --> 00:19:41,134 いいよ。 なんなら 君のお仕事とやらを➡ 293 00:19:41,134 --> 00:19:44,137 助けてあげてもいい。 294 00:19:44,137 --> 00:19:48,474 いえ そちらで師匠の手を 借りるわけにはいきませんよ。 295 00:19:48,474 --> 00:19:52,812 古式魔法師同士の内戦なんて しゃれになりません。 296 00:19:52,812 --> 00:19:59,018 やれやれ 僕もまだまだ 悟りには程遠いな…。 297 00:21:26,005 --> 00:21:28,341 みんなに話がある。 298 00:21:28,341 --> 00:21:33,012 実は昨日 駅を降りたところで 何者かに襲われた。 299 00:21:33,012 --> 00:21:36,015 そんな… おケガはありませんでしたか? 300 00:21:36,015 --> 00:21:39,519 大丈夫よ。 お兄様も私も水波ちゃんも➡ 301 00:21:39,519 --> 00:21:42,021 かすり傷一つ負っていないわ。 302 00:21:42,021 --> 00:21:45,858 ただ なぜ襲われたのか 背景がわかっていない。 303 00:21:45,858 --> 00:21:48,694 犯人が誰なのかも わからないの? 304 00:21:48,694 --> 00:21:51,130 警察が調べてくれているけど➡ 305 00:21:51,130 --> 00:21:54,133 古式の魔法師としか わかっていないそうよ。 306 00:21:54,133 --> 00:21:57,970 じゃあ 達也さんが 個人的に狙われたんじゃなくて➡ 307 00:21:57,970 --> 00:22:01,974 一高の生徒が狙われている 可能性もあるということですか? 308 00:22:01,974 --> 00:22:05,645 論文コンペ代表の護衛を 増やすべきかな? 309 00:22:05,645 --> 00:22:10,817 先輩方には十分な数の護衛が ついているから 大丈夫だろう。 310 00:22:10,817 --> 00:22:14,487 それより俺が心配しているのは みんなのことだ。 311 00:22:14,487 --> 00:22:17,156 俺が一高で 最も親しくしているのは➡ 312 00:22:17,156 --> 00:22:20,326 このメンバーだからな。 そういうことなら…。 313 00:22:20,326 --> 00:22:24,997 ほのか 今日から うちにおいで。 うん そうする。 314 00:22:24,997 --> 00:22:28,835 あたしは大丈夫よ。 ミキは言うまでもなく。 315 00:22:28,835 --> 00:22:32,505 あんたも大丈夫でしょうね。 まぁな。 316 00:22:32,505 --> 00:22:35,508 心配なのは美月だわ。 317 00:22:35,508 --> 00:22:39,345 達也くん しばらく あたしが美月についてるね。 318 00:22:39,345 --> 00:22:42,014 いや 相手は古式の術者。 319 00:22:42,014 --> 00:22:45,351 どんな からめ手を使ってくるか わからない。 320 00:22:45,351 --> 00:22:48,020 自分の身を守るだけなら ともかく➡ 321 00:22:48,020 --> 00:22:51,791 美月を守りながらとなると エリカでは相性が悪い。 322 00:22:51,791 --> 00:22:54,293 むぅ… フフッ。 323 00:22:54,293 --> 00:22:57,129 じゃあ ミキがついていてあげなさいよ。 324 00:22:57,129 --> 00:22:59,131 僕の名前は 幹比古だ…。 325 00:22:59,131 --> 00:23:03,469 って ええっ!? そうだな… 幹比古 頼めるか? 326 00:23:03,469 --> 00:23:07,139 (幹比古) えっと… いいかな 柴田さん。 327 00:23:07,139 --> 00:23:11,143 はい 吉田くんさえよければ お願いします。 328 00:23:11,143 --> 00:23:14,981 わかった。 何があっても僕が守るからね。 329 00:23:14,981 --> 00:23:17,984 はい お願いします。 330 00:23:17,984 --> 00:23:20,820 俺たちは これから 奈良に行く用事があって➡ 331 00:23:20,820 --> 00:23:22,822 週末は動けない。 332 00:23:22,822 --> 00:23:27,026 みんな 申し訳ないが くれぐれも用心してくれ。