1 00:00:01,877 --> 00:00:06,382 (ゼロ)我輩と 同じ目をしているのだな 少年 2 00:00:18,477 --> 00:00:19,520 (セービル)覚えている 3 00:00:22,189 --> 00:00:23,441 この人のこと 4 00:00:28,904 --> 00:00:29,864 ああっ… 5 00:00:34,326 --> 00:00:35,161 (ゼロ)おいで 6 00:00:37,288 --> 00:00:39,457 君をずっと待っていた 7 00:00:41,500 --> 00:00:47,506 ♪~ 8 00:02:04,041 --> 00:02:10,047 ~♪ 9 00:02:11,966 --> 00:02:13,509 (セービル) あなたは 誰なんですか? 10 00:02:14,385 --> 00:02:15,678 僕を 待っていたって… 11 00:02:16,345 --> 00:02:17,596 (ロー・クリスタス) 落ち着くんじゃ 12 00:02:17,680 --> 00:02:19,598 魔女の目には魔力が宿る 13 00:02:20,140 --> 00:02:22,810 うかつに見れば 心を奪われるぞ 14 00:02:26,981 --> 00:02:27,898 邪魔だな 15 00:02:29,650 --> 00:02:33,112 うっ… ああ~! 16 00:02:33,863 --> 00:02:34,655 ぐっ… 17 00:02:35,030 --> 00:02:36,532 (セービル)あっ… ロス先生! 18 00:02:38,826 --> 00:02:41,328 ロス先生! ロス先生! 19 00:02:42,288 --> 00:02:44,582 (ゼロ) 魔術も使えぬ まがい物が— 20 00:02:44,665 --> 00:02:47,626 魔女を名乗り 君のそばに立っている 21 00:02:48,252 --> 00:02:50,379 我輩 極めて不愉快だ 22 00:02:51,380 --> 00:02:54,300 少年 君は特別な存在だ 23 00:02:55,134 --> 00:02:57,261 君が その腕にかばう者より 24 00:02:57,595 --> 00:02:59,597 そして君の魔力を求め— 25 00:02:59,805 --> 00:03:02,099 周囲に群がる小虫どもより 26 00:03:04,268 --> 00:03:05,102 これは… 27 00:03:06,896 --> 00:03:08,105 ホルトに何を… 28 00:03:09,023 --> 00:03:11,275 我輩の傭兵(ようへい)に くれてやった 29 00:03:11,817 --> 00:03:12,651 (セービル)はっ… 30 00:03:12,902 --> 00:03:14,528 (ゼロ)アルバスに 奪われた君を 31 00:03:14,612 --> 00:03:15,738 取り戻すため 32 00:03:16,196 --> 00:03:18,157 随分と手を尽くした 33 00:03:18,824 --> 00:03:21,118 この村も君のために奪った 34 00:03:22,077 --> 00:03:23,162 僕のため… 35 00:03:24,622 --> 00:03:26,248 僕のせい… 36 00:03:37,843 --> 00:03:40,137 我輩が君を愛そう 37 00:03:40,846 --> 00:03:43,098 我輩が君を導こう 38 00:03:44,058 --> 00:03:48,604 我輩と共にあれば 誰も君を傷つけられはしない 39 00:03:49,063 --> 00:03:50,731 さあ おいで 40 00:03:52,024 --> 00:03:55,027 君にふさわしい世界へ 連れていこう 41 00:03:57,488 --> 00:03:59,865 (セービル) “ふさわしい”って 何ですか? 42 00:04:04,286 --> 00:04:05,245 ホルトは— 43 00:04:06,121 --> 00:04:09,166 僕が ただの落ちこぼれだった時も 優しくしてくれた 44 00:04:09,750 --> 00:04:12,795 僕が死ぬのが怖いって そう言ってくれた 45 00:04:13,504 --> 00:04:17,216 クドーだって 正直で 誰に対しても公平だった 46 00:04:18,175 --> 00:04:20,970 どんな人にも最悪な態度を変えない 勇気があった 47 00:04:22,513 --> 00:04:23,973 ロス先生だってそうだ 48 00:04:25,766 --> 00:04:28,644 僕らのために 大事な杖を捨ててくれた 49 00:04:29,979 --> 00:04:33,482 何も知らない僕たちに 何だって教えてくれた 50 00:04:34,483 --> 00:04:37,444 あなたは 僕にとって唯一の記憶だった 51 00:04:38,737 --> 00:04:43,033 だけど 僕の記憶の中で 一番要らない記憶は— 52 00:04:43,617 --> 00:04:44,535 あなただ! 53 00:04:46,328 --> 00:04:47,121 (ゼロ)フッ… 54 00:04:48,247 --> 00:04:53,168 我輩を求めぬと言うのか? この我輩を 55 00:04:53,919 --> 00:04:55,713 (セービル)僕に何がふさわしいかは— 56 00:04:56,463 --> 00:04:57,673 自分で決める 57 00:04:58,382 --> 00:04:59,299 あなたは— 58 00:05:00,467 --> 00:05:02,052 僕にふさわしくない! 59 00:05:06,390 --> 00:05:09,810 (セービル) 全ての魔力を込めて 魔法を発動させれば— 60 00:05:09,893 --> 00:05:12,396 ロス先生だけは 助けられるかもしれない 61 00:05:13,439 --> 00:05:14,648 (拳に力を入れる音) 62 00:05:18,318 --> 00:05:19,361 バグ・ド・グ・ラ… 63 00:05:31,331 --> 00:05:32,708 あ… あれ… 64 00:05:49,892 --> 00:05:52,770 (ロー)久しいのう この感じ 65 00:05:52,853 --> 00:05:56,982 全身にビンビンに 魔力のほとばしりを感じるわい 66 00:05:57,316 --> 00:05:59,735 あ… ロス先生… 67 00:06:00,444 --> 00:06:02,279 (ロー)暴走を狙ったな? 68 00:06:02,446 --> 00:06:04,239 自爆行為は蛮勇じゃと— 69 00:06:04,490 --> 00:06:06,575 散々 教えておいたじゃろう 70 00:06:06,867 --> 00:06:09,161 (ゼロ)少年から魔力を奪ったか 71 00:06:10,204 --> 00:06:15,542 だが 貴様が魔術を使うより先に 我輩は魔法を使える 72 00:06:16,418 --> 00:06:18,420 (ロー)って 思うじゃろう? 73 00:06:20,047 --> 00:06:21,548 バグ・ド・グ・ラート 74 00:06:21,965 --> 00:06:24,885 劫火(ごうか)よ 集い 爆(は)ぜ 燃えよ! 75 00:06:26,303 --> 00:06:28,138 ロス先生 魔法が! 76 00:06:28,555 --> 00:06:32,017 (ロー) この程度なら 見よう見まねで できてしまうんじゃなあ 77 00:06:32,851 --> 00:06:35,020 我 天才じゃからな 78 00:06:35,729 --> 00:06:38,273 狩猟の章 最終節 フラギス! 79 00:06:38,732 --> 00:06:42,569 承認せよ 我が名はロー・クリスタス! 80 00:06:43,946 --> 00:06:44,655 あっ… 81 00:06:49,493 --> 00:06:50,619 面白い 82 00:06:52,788 --> 00:06:53,664 却下する 83 00:06:54,748 --> 00:06:57,626 承認せよ 我はゼロなり 84 00:07:02,506 --> 00:07:03,340 (2人)あっ… 85 00:07:03,799 --> 00:07:05,300 (ゼロ)なめるな 黎明(れいめい) 86 00:07:05,551 --> 00:07:09,012 それは我輩のものだ 我輩の魔法だ 87 00:07:09,388 --> 00:07:12,307 我輩の知恵であり 我輩の力だ 88 00:07:13,267 --> 00:07:16,353 それを我輩に振るうなど 片腹痛い 89 00:07:17,062 --> 00:07:20,274 君たちが魔法と呼ぶ 魔術に代わる その技術 90 00:07:21,316 --> 00:07:23,569 全ては「ゼロの書」より始まった 91 00:07:24,695 --> 00:07:26,488 我輩が そのゼロだ 92 00:07:27,614 --> 00:07:29,950 「ゼロの書」は我輩が書いた 93 00:07:31,869 --> 00:07:33,495 (セービル)こういう意味だったんだ 94 00:07:34,705 --> 00:07:37,583 (アルバス)「ゼロの書」の著者に 会わせることはできる 95 00:07:38,709 --> 00:07:41,044 (セービル) 最初から 勝てるはずなかったんだ 96 00:07:45,257 --> 00:07:48,760 (ゼロ)我輩こそが 無意味より意味を見いだし— 97 00:07:49,386 --> 00:07:52,806 無より有を生み出す 泥闇(どろやみ)の魔女よ 98 00:07:54,224 --> 00:07:55,809 うっ… ぐっ… 99 00:07:58,937 --> 00:07:59,646 くっ… 100 00:08:09,198 --> 00:08:11,366 えっ? な… 何? 101 00:08:11,825 --> 00:08:13,660 (ゼロ)そして今日より… (セービル)あ… 102 00:08:14,578 --> 00:08:18,582 特別実習における 君の監督官となる魔女でもある 103 00:08:19,625 --> 00:08:22,753 ちなみに 君たちが入学後に使う教本 104 00:08:23,545 --> 00:08:26,465 「ゼロから始める魔法の書」の 著者でもあるぞ 105 00:08:27,549 --> 00:08:29,426 えっ… あの… 106 00:08:29,885 --> 00:08:30,636 (ゼロ)ようこそ! 107 00:08:31,220 --> 00:08:35,349 若き魔法使いよ 我輩は君を歓迎する 108 00:08:36,308 --> 00:08:37,726 あ… あの… 109 00:08:37,809 --> 00:08:39,394 (ロー)うっ うう… 110 00:08:39,645 --> 00:08:43,690 うう… うお~! 111 00:08:43,982 --> 00:08:46,026 見たか? セブ君 却下じゃ! 112 00:08:46,109 --> 00:08:48,111 生の! 本物の! 113 00:08:48,195 --> 00:08:49,029 ああ~! 114 00:08:49,988 --> 00:08:54,284 感動じゃ 無駄に300年も生きててよかった 115 00:08:54,618 --> 00:08:58,538 ん? 何をボサッとしとるんじゃ! 116 00:08:58,622 --> 00:08:59,706 (セービル)おっ あ… 117 00:09:00,207 --> 00:09:03,502 試験じゃ 試験! 合格したんじゃよ! 118 00:09:03,919 --> 00:09:05,212 (セービル)ぼう… かく? 119 00:09:05,504 --> 00:09:06,463 そうじゃ! 120 00:09:06,546 --> 00:09:07,881 (ホルト)セブく~ん! 121 00:09:08,924 --> 00:09:09,633 あっ! 122 00:09:10,467 --> 00:09:13,428 (ホルト)セブく~ん おめでとう! 123 00:09:14,096 --> 00:09:14,930 ホルト! 124 00:09:15,055 --> 00:09:16,515 (ホルト)ハア ハア… 125 00:09:19,935 --> 00:09:22,521 (セービル) ホルト 無事だったんだね 126 00:09:23,397 --> 00:09:26,275 セブ君が ゼロ様の言いなりになってたら— 127 00:09:26,650 --> 00:09:28,777 その場で退学だったんだよ 128 00:09:28,986 --> 00:09:29,695 えっ? 129 00:09:30,362 --> 00:09:32,322 (ホルト) 村のみんなが試験監督で— 130 00:09:32,781 --> 00:09:34,950 あたしたちを試してたんだって 131 00:09:35,575 --> 00:09:36,952 あたしも神父様に— 132 00:09:37,703 --> 00:09:38,954 仲間のふりしながら— 133 00:09:39,037 --> 00:09:42,457 反魔女派に情報を流し続けろ って言われたの 134 00:09:43,417 --> 00:09:46,336 でも 顔に つば吐いてやったら… 135 00:09:47,629 --> 00:09:48,422 ペッ! 136 00:09:48,964 --> 00:09:50,465 合格になった! 137 00:09:50,674 --> 00:09:53,135 あの神父様 きっと変態だよ 138 00:09:53,218 --> 00:09:54,052 (頭をたたく音) うっと… 139 00:09:54,594 --> 00:09:56,346 (神父)誰が変態ですか 140 00:09:56,555 --> 00:09:58,515 (ロー)ああっ (神父)返しますよ これ 141 00:09:58,640 --> 00:10:01,184 (ロー)おお ルーデンスちゃ~ん! 142 00:10:01,810 --> 00:10:05,397 あなたは これが 試験だと気付いていたんですね 143 00:10:06,565 --> 00:10:08,233 当然じゃろうが 144 00:10:09,151 --> 00:10:12,154 2年前 悲惨な死を遂げた住民の家が— 145 00:10:12,446 --> 00:10:15,866 きれいに掃除され 使える食器と水— 146 00:10:15,949 --> 00:10:17,826 おまけに茶葉がそろえてあった 147 00:10:18,827 --> 00:10:22,080 つるされた人形など 少しも傷んどらんで— 148 00:10:22,289 --> 00:10:23,540 滑稽(こっけい)じゃったわ 149 00:10:23,832 --> 00:10:25,000 (ホルト)そういえば… 150 00:10:25,083 --> 00:10:28,545 だから茶葉は やりすぎだと 言ったじゃないですか 151 00:10:29,046 --> 00:10:34,468 しかし あれは長旅の疲れに よく効く我輩特製の調合で… 152 00:10:35,427 --> 00:10:37,679 (傭兵)もう1人 合格者が出たぞ 153 00:10:39,556 --> 00:10:42,267 (クドー)お… お前ら ヘヘッ 154 00:10:43,143 --> 00:10:44,353 (セービル・ホルト)クドー! 155 00:10:45,437 --> 00:10:46,730 (クドー)よかった… 156 00:10:47,230 --> 00:10:49,358 2人とも無事でよかった 157 00:10:50,942 --> 00:10:52,652 俺も試されて… 158 00:10:52,861 --> 00:10:55,947 あいつ ホルトのこと食った って言うから 159 00:10:56,198 --> 00:10:56,948 うえっ 160 00:10:57,032 --> 00:11:00,035 文句は筋書き描いた 神父に言えよな 161 00:11:00,619 --> 00:11:04,790 (神父)生徒の怒りと恐怖と 劣等感の根幹を— 162 00:11:04,873 --> 00:11:07,084 揺さぶる必要がありましたので 163 00:11:07,542 --> 00:11:10,045 黎明の魔女 ロー・クリスタス 164 00:11:10,921 --> 00:11:15,133 試験中のこととはいえ 暴言の数々を お許し願いたい 165 00:11:15,842 --> 00:11:17,427 何のことじゃ? 166 00:11:18,345 --> 00:11:22,391 我は まがい物じゃから ちょっと記憶力が悪いんじゃ 167 00:11:22,849 --> 00:11:23,558 (ゼロ)うっ… 168 00:11:29,439 --> 00:11:30,190 (アルバス)はっ… 169 00:11:31,024 --> 00:11:33,527 (アルバス)おぎゃ~! 170 00:11:34,403 --> 00:11:36,321 (ホルデム) 今 何か生まれたか!? 171 00:11:36,863 --> 00:11:39,533 俺に隠して 妊娠とかしてたんじゃねえよな? 172 00:11:39,616 --> 00:11:40,325 あいたっ! 173 00:11:40,742 --> 00:11:42,786 (アルバス) してないよ 三流下僕 174 00:11:43,161 --> 00:11:46,748 今 魔女の手紙で ゼロから連絡が来たんだけど… 175 00:11:47,582 --> 00:11:50,043 ゼロの所に送った残りの3人 176 00:11:50,460 --> 00:11:52,504 全員 合格しちゃったんだよ! 177 00:11:52,921 --> 00:11:54,089 全員って… 178 00:11:54,381 --> 00:11:57,134 去年は1人も 合格者が出なかったのに? 179 00:11:57,259 --> 00:11:58,427 快挙だよ! 180 00:11:58,885 --> 00:12:01,888 途中で裁定官に襲われたって 聞いた時は— 181 00:12:02,222 --> 00:12:04,307 どうしようかと迷ったけど… 182 00:12:04,808 --> 00:12:06,643 信じてみて よかった 183 00:12:07,394 --> 00:12:12,315 まあ 命の危険にさらされて 連帯感でも芽生えたんだろう 184 00:12:12,691 --> 00:12:14,818 うん それはあるかもね 185 00:12:14,985 --> 00:12:16,862 あっ う~ん… 186 00:12:17,070 --> 00:12:20,449 複雑だけど だったら裁定官に感謝しなきゃ 187 00:12:22,325 --> 00:12:24,911 しょうがない ちょっと おまけしてやるか 188 00:12:26,246 --> 00:12:29,541 まあ 生かしておけば 使い道もあるかもだしね 189 00:12:31,168 --> 00:12:34,296 これを 全国の魔法使いと教魔兵団— 190 00:12:34,379 --> 00:12:36,840 それに 賞金稼ぎに回しておいて 191 00:12:38,467 --> 00:12:40,677 僕の生徒を傷つけたんだ 192 00:12:41,845 --> 00:12:44,139 絶対に ただでは済ませないよ 193 00:12:45,724 --> 00:12:49,936 (ウルス)それじゃ 特別実習初の合格者を祝って! 194 00:12:50,479 --> 00:12:53,982 (ウルス・村人たち) かんぱ~い! ハハハ… 195 00:12:55,025 --> 00:12:57,569 どっから湧いて出たんだ? こんなに 196 00:12:57,777 --> 00:12:59,738 うっかりボロを出さないように— 197 00:13:00,030 --> 00:13:02,908 試験が終わるまで 皆 引きこもっていたのだ 198 00:13:03,950 --> 00:13:06,578 ボロなら ボロボロ出とったがのう 199 00:13:07,454 --> 00:13:10,332 (ゼロ) あまり意地悪を言うな 黎明の… 200 00:13:11,625 --> 00:13:14,419 改めて 試験合格おめでとう 201 00:13:15,212 --> 00:13:18,673 我輩たちは 全力で 君たちの退学を願ったが— 202 00:13:18,840 --> 00:13:20,759 君たちは それをねじ伏せた 203 00:13:20,842 --> 00:13:22,636 あの あのあの! 204 00:13:22,802 --> 00:13:25,764 どうして あたしたち 退学を願われたんでしょう? 205 00:13:26,681 --> 00:13:28,183 優秀すぎるからだ 206 00:13:28,683 --> 00:13:29,434 (3人)えっ? 207 00:13:29,809 --> 00:13:32,812 優れた魔法使いが 悪の道に染まれば— 208 00:13:33,021 --> 00:13:34,940 世界すらも滅ぼし得る 209 00:13:36,024 --> 00:13:38,401 強力な力を秘めた生徒には— 210 00:13:38,777 --> 00:13:41,780 善良であることを確かめる 試験を受けさせ— 211 00:13:42,364 --> 00:13:45,659 不合格なら退学させるという 手段を取っていた 212 00:13:47,202 --> 00:13:49,746 先に退学となった2人の生徒は— 213 00:13:50,080 --> 00:13:52,457 内通の証拠をつかむためだったが— 214 00:13:52,916 --> 00:13:54,334 君たちは違う 215 00:13:55,377 --> 00:13:57,837 君たちが世界の破滅を願えば— 216 00:13:58,213 --> 00:14:01,091 今度 滅ぶのは 北だけでは済まぬかもしれん 217 00:14:01,800 --> 00:14:04,636 そ… そんな 大げさだよ 218 00:14:05,345 --> 00:14:06,596 角の少女よ 219 00:14:06,680 --> 00:14:07,389 (ホルト)ああっ… 220 00:14:08,056 --> 00:14:10,725 君の才能は 詠月(よみつき)の魔女 221 00:14:11,101 --> 00:14:13,853 つまり 魔法学校の学長に比肩する 222 00:14:14,688 --> 00:14:17,315 (ゼロ)10年の後 君は千の軍勢を— 223 00:14:17,399 --> 00:14:20,026 数秒で ほふる力を 持つことになるだろう 224 00:14:21,319 --> 00:14:22,779 あ… あたしが? 225 00:14:23,405 --> 00:14:26,533 トカゲの 君の才覚は恐るべきものだ 226 00:14:27,576 --> 00:14:29,244 (ゼロ)守護の章の才能 227 00:14:29,619 --> 00:14:31,705 そのまま力を伸ばし続ければ— 228 00:14:31,955 --> 00:14:34,541 君は不死の魔法使いとし 名をはせる 229 00:14:35,333 --> 00:14:36,459 俺が? 230 00:14:38,044 --> 00:14:40,714 そして無限の魔力… か 231 00:14:41,381 --> 00:14:43,633 我輩ですら君の底が見えない 232 00:14:44,217 --> 00:14:45,760 君は今後 数百年— 233 00:14:46,136 --> 00:14:48,930 最も長命な魔法使いとなるやもしれん 234 00:14:49,598 --> 00:14:52,267 そして 長い時を生きるということは— 235 00:14:52,976 --> 00:14:55,687 技術を永遠に研ぎ澄ませる ということだ 236 00:14:56,730 --> 00:14:58,607 今の君は この球体だ 237 00:14:58,982 --> 00:15:02,861 しかし時が経てば 君の力は全てを貫く 238 00:15:04,070 --> 00:15:05,238 恐ろしいだろう? 239 00:15:05,905 --> 00:15:07,407 我輩も恐ろしい 240 00:15:07,866 --> 00:15:09,534 可能性というものがな 241 00:15:10,285 --> 00:15:11,328 (セービル)可能性… 242 00:15:12,787 --> 00:15:16,207 そうなるとは限らない ってことですよね 243 00:15:16,583 --> 00:15:17,417 いかにも 244 00:15:17,876 --> 00:15:21,004 君たちが修行を怠り 日々 寝て暮らせば— 245 00:15:21,379 --> 00:15:24,883 どんな ぐうたら魔法使いが出来るか 想像もできない 246 00:15:25,842 --> 00:15:27,552 それはそれで恐ろしい 247 00:15:29,179 --> 00:15:31,890 では 特別実習の話をしよう 248 00:15:32,849 --> 00:15:35,518 君たちには それぞれ店を持ってもらう 249 00:15:35,769 --> 00:15:37,270 (セービル)店? (ゼロ)ああ 250 00:15:37,979 --> 00:15:40,940 (ゼロ)村人たちが 君たちの手を借りやすいように 251 00:15:41,816 --> 00:15:43,276 ちなみに我輩は— 252 00:15:43,526 --> 00:15:46,613 村の外れで しがない魔法屋を営んでいる 253 00:15:48,865 --> 00:15:49,991 (ホルト・セービル)あ… (クドー)んっ… 254 00:15:50,367 --> 00:15:51,993 3日間 猶予をやろう 255 00:15:52,494 --> 00:15:55,955 それまでに各自 何の店を開きたいか考えておいて… 256 00:15:56,039 --> 00:15:56,915 (傭兵)ほ~れ! 257 00:15:57,874 --> 00:16:00,794 難しいことは食ってから考えろ! 258 00:16:01,878 --> 00:16:05,298 そ~ら! どんどん作るから遠慮すんなよ~ 259 00:16:06,132 --> 00:16:09,177 これ… 人間の肉じゃねえよな? 260 00:16:09,803 --> 00:16:11,763 んなわけねえだろ 261 00:16:11,846 --> 00:16:14,099 ほ~ら お前のせいで ガキどもが— 262 00:16:14,182 --> 00:16:16,267 心に傷を負っちまったじゃねえか 263 00:16:16,351 --> 00:16:17,894 殺人神父 264 00:16:18,061 --> 00:16:19,521 殺人神父? 265 00:16:20,313 --> 00:16:24,025 私も元は デア・イグニスの裁定官ですので 266 00:16:24,401 --> 00:16:25,276 (3人)ああっ… 267 00:16:25,694 --> 00:16:28,697 ちなみに こいつ 目 見えるからな 268 00:16:28,780 --> 00:16:29,781 (3人)ええ~! 269 00:16:30,198 --> 00:16:33,076 じゃあ なんで そんなの着けてるんですか? 270 00:16:33,284 --> 00:16:35,704 おしゃれ? おしゃれのつもりなの? 271 00:16:36,246 --> 00:16:38,540 私の目は光に弱いんです 272 00:16:39,457 --> 00:16:42,043 夜にならないと これを外せない 273 00:16:42,502 --> 00:16:44,754 おしゃれじゃなかったのか… 274 00:16:44,921 --> 00:16:48,049 あっ… 教会にいた子供って 来てないんですか? 275 00:16:48,717 --> 00:16:50,802 教会に子供なんていませんよ 276 00:16:51,094 --> 00:16:51,803 (ホルト)でも… 277 00:16:52,220 --> 00:16:53,513 リーリのことなら— 278 00:16:53,930 --> 00:16:55,932 あれは もう 20歳(はたち)を超えています 279 00:16:56,558 --> 00:17:00,061 ウッソ~! だって あたしより小さかったよ? 280 00:17:00,437 --> 00:17:04,733 (神父)あの子は臆病な性分で 人が集まる場所に来たがらない 281 00:17:05,108 --> 00:17:07,652 まあ ゆくゆく紹介しますよ 282 00:17:08,820 --> 00:17:10,613 (セービル)あの… ゼロ先生 283 00:17:12,323 --> 00:17:16,035 あなたが僕を魔法学校に 連れていってくれたんですか? 284 00:17:17,454 --> 00:17:18,705 思い出さないか… 285 00:17:20,665 --> 00:17:23,334 なら 思い出さずとも問題ない 286 00:17:24,043 --> 00:17:27,297 必要ならば 必要な時に思い出す 287 00:17:28,798 --> 00:17:31,301 (ホルト)う~ん お店か… 288 00:17:31,384 --> 00:17:33,970 (クドー)魔法を使う店だよな… 289 00:17:34,512 --> 00:17:36,973 (セービル)あ… そういえば ロス先生は? 290 00:17:37,390 --> 00:17:40,560 なんか ゼロ先生の店に行く って言ってたよ 291 00:17:41,144 --> 00:17:41,895 ゼロ先生が— 292 00:17:41,978 --> 00:17:44,230 今まで書いた本を読むんだってさ (竜の鳴き声) 293 00:17:44,314 --> 00:17:45,023 はっ…! 294 00:17:45,523 --> 00:17:48,401 お… おめえら ちょっ… あれ! 295 00:17:49,444 --> 00:17:50,153 (2人)はっ… 296 00:17:50,862 --> 00:17:51,946 (ホルト)あれって… 297 00:17:53,406 --> 00:17:54,115 (クドー)ああ… 298 00:17:55,074 --> 00:17:55,825 (セービル)クドー! 299 00:18:04,167 --> 00:18:05,835 (クドー)ハア ハア… 300 00:18:10,173 --> 00:18:11,090 あれは… 301 00:18:13,593 --> 00:18:16,888 は… 破竜王(はりゅうおう)! 302 00:18:17,972 --> 00:18:21,601 (破竜王)セービル ホルト クドーという者はいるか? 303 00:18:22,560 --> 00:18:24,103 はい! は~い! 304 00:18:25,480 --> 00:18:27,482 魔法学校からの通達だ 305 00:18:28,900 --> 00:18:30,485 (セービル)あ… ありがとうございます 306 00:18:31,319 --> 00:18:33,905 (ゼロ) 破竜王ではないか 久しいな 307 00:18:34,489 --> 00:18:37,617 (傭兵) おう ヒース! でかくなったな~ 308 00:18:37,700 --> 00:18:39,744 (破竜王) 破竜王と呼ぶなと言ってるだろう 309 00:18:40,286 --> 00:18:44,833 固いことを言うな 今や君の名は世界にとどろく 310 00:18:45,208 --> 00:18:46,376 (破竜王)大仰すぎる 311 00:18:46,751 --> 00:18:50,797 実際こうして 雑用まがいのことを させられてるんだからな 312 00:18:51,297 --> 00:18:53,800 それほど重要な手紙ということだ 313 00:18:58,471 --> 00:19:00,306 (セービル)特別実習生として— 314 00:19:00,807 --> 00:19:03,351 魔女の村への配属を命じる 315 00:19:03,852 --> 00:19:06,062 全ての魔法の制限を— 316 00:19:06,729 --> 00:19:07,814 解除する 317 00:19:08,523 --> 00:19:12,986 (破竜王) 卒業もしていない生徒に 全ての魔法の使用許可だと? 318 00:19:13,987 --> 00:19:17,365 戦闘行為を 全面的に許可するということだぞ 319 00:19:18,199 --> 00:19:20,785 無論 反魔女派は黙ってないだろう 320 00:19:21,661 --> 00:19:24,122 いわゆる 極秘の通達だ 321 00:19:24,789 --> 00:19:27,375 竜が運ぶに ふさわしい知らせではないか 322 00:19:28,960 --> 00:19:30,128 あの! 323 00:19:31,045 --> 00:19:32,839 あ… あの 俺… 324 00:19:33,423 --> 00:19:37,176 昔 あんたに助けてもらいました 325 00:19:37,927 --> 00:19:40,138 見せ物小屋にいた獣落(けものお)ちだろう 326 00:19:40,263 --> 00:19:42,432 ああ お… 覚えて… 327 00:19:43,391 --> 00:19:47,186 (破竜王) あの惨状を忘れられるほど 俺の心は死んでいない 328 00:19:48,438 --> 00:19:50,899 確か教魔兵団に入りたいとか 言っていたが… 329 00:19:51,941 --> 00:19:55,028 俺 もし魔法使いになれたら… 330 00:19:55,653 --> 00:19:57,113 俺でも入れますかね? 331 00:19:58,489 --> 00:19:59,282 知らん 332 00:19:59,616 --> 00:20:01,367 がっ! うう… 333 00:20:01,993 --> 00:20:04,245 俺は採用担当ではないのでな 334 00:20:05,079 --> 00:20:08,416 だが 俺の隊にいれば 頼りになりそうだ 335 00:20:10,460 --> 00:20:11,711 ああ… 336 00:20:12,670 --> 00:20:15,840 ♪~ 337 00:20:15,924 --> 00:20:17,008 (破竜王)期待している 338 00:20:17,467 --> 00:20:18,760 (クドー)はっ はい! 339 00:20:19,093 --> 00:20:20,470 (ロー) なんでじゃ! 340 00:20:20,553 --> 00:20:23,598 なんで我を呼んで くれなかったんじゃ 341 00:20:24,057 --> 00:20:27,852 我も近くで 竜 見たかった! 触りたかった! 342 00:20:27,936 --> 00:20:30,104 許されるなら 乗りたかった~! 343 00:20:30,188 --> 00:20:31,689 ま… まあ… 344 00:20:31,773 --> 00:20:33,983 また機会が あるかもしれませんし 345 00:20:34,901 --> 00:20:38,112 その時 我(われ)が村にいるとは 限らんではないか! 346 00:20:38,571 --> 00:20:39,280 ん? 347 00:20:41,032 --> 00:20:41,783 何じゃ? 348 00:20:42,575 --> 00:20:43,451 どうした? 349 00:20:44,160 --> 00:20:46,621 やっぱり 先生 行っちゃうんだ 350 00:20:46,996 --> 00:20:48,456 だから言っただろ 351 00:20:48,539 --> 00:20:50,583 引率してきただけ だってよ 352 00:20:52,001 --> 00:20:52,710 無論 353 00:20:52,877 --> 00:20:55,380 再び娯楽を求めて 旅に出るとも 354 00:20:56,005 --> 00:20:57,757 それが 我の生き方じゃ 355 00:21:02,553 --> 00:21:03,262 フッ… 356 00:21:03,346 --> 00:21:05,473 ここにある本を 読み終えるまでは— 357 00:21:05,890 --> 00:21:07,934 村にとどまるつもり じゃがな 358 00:21:08,351 --> 00:21:09,060 (3人)あっ… 359 00:21:09,143 --> 00:21:10,395 (ロー) そうじゃのう… 360 00:21:10,478 --> 00:21:12,647 3年くらい かかるかのう 361 00:21:13,106 --> 00:21:15,817 …が 退屈ならば すぐに去るぞ 362 00:21:15,900 --> 00:21:16,693 学べ! 363 00:21:17,235 --> 00:21:18,820 我は成長を愛する! 364 00:21:18,903 --> 00:21:20,279 変化を愛する! 365 00:21:20,446 --> 00:21:22,198 おぬしらが 上を目指す限り— 366 00:21:22,740 --> 00:21:24,701 我が それに 手を貸そう! 367 00:21:24,826 --> 00:21:27,203 それこそが 我の娯楽じゃ! 368 00:21:27,954 --> 00:21:28,955 ロス先生 369 00:21:32,208 --> 00:21:35,461 んおお~ なんたる圧力… 370 00:21:36,129 --> 00:21:37,046 ええい! 371 00:21:37,130 --> 00:21:39,799 この 甘えたさんどもめ! 372 00:21:39,966 --> 00:21:40,758 ~♪ 373 00:21:41,217 --> 00:21:43,094 (ゼロ) 残るのか? 黎明の 374 00:21:43,845 --> 00:21:48,099 我の可愛い小鳥たちが 魔女の毒牙にかかるのを— 375 00:21:48,725 --> 00:21:51,269 風の便りに聞きたくないのでな 376 00:21:52,311 --> 00:21:53,271 (ゼロ)毒牙? 377 00:21:54,063 --> 00:21:54,897 (ロー)おぬし… 378 00:21:55,273 --> 00:21:57,608 魔力切れを起こして おるじゃろう 379 00:21:58,026 --> 00:22:00,361 それも かなり深刻な 380 00:22:01,529 --> 00:22:02,864 やはり気付くか 381 00:22:03,698 --> 00:22:05,908 (ロー) 魔力切れを起こした魔女にとって— 382 00:22:06,034 --> 00:22:08,661 セブ君の存在は まさに救いじゃ 383 00:22:09,620 --> 00:22:11,330 (ゼロ)君の疑念は もっともだ 384 00:22:12,165 --> 00:22:15,293 村に残るのなら 少し説明をしておこう 385 00:22:16,753 --> 00:22:19,005 少年の特異体質は生まれつきだ 386 00:22:19,797 --> 00:22:22,175 それゆえ 君が危惧するように— 387 00:22:22,842 --> 00:22:25,595 魔力を狙った魔女に 襲われた過去がある 388 00:22:25,887 --> 00:22:26,596 あ… 389 00:22:27,513 --> 00:22:30,099 (ゼロ) 少年は目の前で母親を殺され— 390 00:22:30,600 --> 00:22:33,144 少年から魔力を奪おうとした魔女は— 391 00:22:33,519 --> 00:22:35,229 魔力過剰で自壊した 392 00:22:36,022 --> 00:22:39,650 その結果 少年は自らの記憶を封じた 393 00:22:40,651 --> 00:22:42,653 記憶を失った少年は— 394 00:22:42,987 --> 00:22:46,657 半ば奴隷として あらゆる迫害を その身に受けた 395 00:22:48,951 --> 00:22:53,456 劣悪な環境に身を置くことで 自らを罰していたのだ 396 00:22:55,792 --> 00:22:58,795 少年が心に受けた傷は あまりに深い 397 00:22:59,962 --> 00:23:02,840 それゆえ 全ての記憶を封じ— 398 00:23:03,049 --> 00:23:04,759 学園生活を通して— 399 00:23:05,426 --> 00:23:07,970 人生をやり直させるのが 最善だと考えた 400 00:23:09,639 --> 00:23:12,809 だが 少年の特異体質は 時として— 401 00:23:13,101 --> 00:23:16,604 魔法が制御できず 暴走させる危険がある 402 00:23:17,522 --> 00:23:19,398 (ロー)それで退学か… 403 00:23:19,690 --> 00:23:23,361 奪って与えて また奪う 傲慢じゃな 404 00:23:24,737 --> 00:23:28,032 なぜ そこまで 他人の人生を操ろうとする! 405 00:23:29,867 --> 00:23:30,993 (ゼロ)兄の子だ 406 00:23:31,869 --> 00:23:33,246 泥闇の兄! 407 00:23:33,496 --> 00:23:35,498 では セブ君の父は… 408 00:23:37,500 --> 00:23:38,709 (2人)十三番 409 00:23:39,877 --> 00:23:43,256 (ゼロ) そう 魔女の支配する世界を求め— 410 00:23:43,506 --> 00:23:45,925 我輩から「ゼロの書」を盗み出し— 411 00:23:46,134 --> 00:23:49,846 魔法を広めて ウェニアス王国で戦争を引き起こした— 412 00:23:51,139 --> 00:23:53,057 希代の悪(あく)の魔術師だ 413 00:23:56,018 --> 00:23:58,521 (神父)ついに 特別実習が始まった 414 00:23:58,938 --> 00:24:00,982 生徒たちは 未熟さに泣き— 415 00:24:01,190 --> 00:24:03,484 壁を越えようと もがき続ける 416 00:24:04,068 --> 00:24:06,195 次回 “無知の知” 417 00:24:06,404 --> 00:24:08,990 (ロー) 急に真面目に やらんでも…