1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 《クルミ:魔法使いさん 私たち普通科1組は➡ 2 00:00:04,004 --> 00:00:07,674 強歩大会で なんとか3位に 入賞することができました。 3 00:00:07,674 --> 00:00:10,344 でも 今回も…》 4 00:00:10,344 --> 00:00:13,547 ((って… 見えてなかったぁ~!) 5 00:00:16,683 --> 00:00:21,021 ((でも私 魔法使えなかった。 (ユズ)んっ…。 6 00:00:21,021 --> 00:00:23,357 ミナミ先生にも ああ言われて➡ 7 00:00:23,357 --> 00:00:26,693 こんな私も 魔法使いになれるかもって…。 8 00:00:26,693 --> 00:00:30,097 ホント 私 バカみたい) 9 00:02:12,666 --> 00:02:16,169 《あっという間に コートが必要な季節となり➡ 10 00:02:16,169 --> 00:02:20,007 レットランでは 期末テストの時期になりました》 11 00:02:20,007 --> 00:02:22,009 (ノーザン)始め! 12 00:02:24,511 --> 00:02:27,180 (アニク)ああ…。 13 00:02:27,180 --> 00:02:31,351 ♪(ドク)「俺たち めっちゃラッキー」 ♪(マイク/テツ)「期末テストな~し」 14 00:02:31,351 --> 00:02:35,188 ねえ マキ ホントに 私たち 期末テストないのかな? 15 00:02:35,188 --> 00:02:37,524 (マキ)まあ 担任が戻ってこないしね~。 16 00:02:37,524 --> 00:02:39,526 (レモーネ)そこなんですぅ! (2人)うん? 17 00:02:39,526 --> 00:02:42,362 「魔法使いになってもらいます」 なんて言っといて! 18 00:02:42,362 --> 00:02:44,531 (ミカーナ)まったく 無責任極まりないわ。 19 00:02:44,531 --> 00:02:46,700 (マキ)てか 今日は2人? 20 00:02:46,700 --> 00:02:49,703 ユズ様とは さっきまで一緒だったです。 21 00:02:49,703 --> 00:02:53,373 でも気付いたら いなくなってて。 《ユズさん…》 22 00:02:53,373 --> 00:02:58,378 ((正直言うと… あなたに言われて 少し思ってしまったの。 23 00:02:58,378 --> 00:03:01,481 私も魔法が使えるように なれるかもって…) 24 00:03:01,481 --> 00:03:05,585 《ああ言ってたけど 今はどう思ってるのかな…》 25 00:03:10,157 --> 00:03:12,826 (一同)あっ! ユズ様です! 26 00:03:12,826 --> 00:03:15,829 えっ… なんで保健の先生と? 27 00:03:15,829 --> 00:03:19,166 (保健の先生)ニャーニャーニャーニャー。 皆さん 席に座ってください。 28 00:03:19,166 --> 00:03:21,668 (2人)ああ…。 うん? 29 00:03:21,668 --> 00:03:25,005 ニャーニャーニャー。 ミナミ先生からの期末テストです。 30 00:03:25,005 --> 00:03:27,007 (一同)え~っ!? 31 00:03:27,007 --> 00:03:29,009 ないと思ったのに~。 なんだよ 今更。 32 00:03:29,009 --> 00:03:31,511 俺たちのこと 見捨てたくせに! 33 00:03:31,511 --> 00:03:35,015 ニャーニャーニャー。 預かったテストを配ります。 34 00:03:39,186 --> 00:03:41,855 ユズ様…。 どういうこと? 35 00:03:41,855 --> 00:03:44,357 ニャー。 はい 先生。 36 00:03:44,357 --> 00:03:47,527 ねえ ユズ 保健の先生の言葉 わかるの? 37 00:03:47,527 --> 00:03:53,533 まさか。 さっき マ組のノーザン先生に 職員室に来るように言われて…。 38 00:03:53,533 --> 00:03:57,370 ((期末テストだ。 君たちの担任が送ってきた。 39 00:03:57,370 --> 00:04:00,807 ミナミ先生が!? これをみんなに受けさせてくれ。 40 00:04:00,807 --> 00:04:03,977 試験監督は今 手配中だ。 ああ…) 41 00:04:03,977 --> 00:04:08,315 で その試験監督が保健の先生? そう。 42 00:04:08,315 --> 00:04:11,985 正直 何言ってるか 全然わからないのだけれど…。 43 00:04:11,985 --> 00:04:14,654 生徒の前に立てるのが うれしいみたいで➡ 44 00:04:14,654 --> 00:04:17,324 とても張り切ってるようなの。 ニャー! 45 00:04:17,324 --> 00:04:22,829 先生 配り終えました。 ニャーニャーニャー ニャ! 46 00:04:22,829 --> 00:04:24,998 テスト 始め! 47 00:04:24,998 --> 00:04:27,501 えっ? なんだ このテスト? 48 00:04:27,501 --> 00:04:29,836 はぁ? まだ こんなことやるの? 49 00:04:29,836 --> 00:04:32,172 《「この紙に あなたの」》 50 00:04:32,172 --> 00:04:34,174 《「使いたい魔法陣を」》 51 00:04:34,174 --> 00:04:36,843 《クルミ/ユズ:「描いてね」…?》 52 00:04:36,843 --> 00:04:40,013 なんだ こりゃ? なんか 適当っぽい。 53 00:04:40,013 --> 00:04:43,183 ニャーニャーニャーニャー! テストは静かに! 54 00:04:43,183 --> 00:04:46,019 は~い。 しようがないな…。 55 00:04:46,019 --> 00:04:53,360 《はあ… 私の使いたい魔法陣? そんなのないよ…。 56 00:04:53,360 --> 00:04:59,032 私 魔法使いになるのは 諦めるって決めてたのに…》 57 00:04:59,032 --> 00:05:01,334 う~ん…。 58 00:05:06,640 --> 00:05:09,142 《俺は路線図の魔法陣!》 59 00:05:09,142 --> 00:05:11,645 《音符の魔法陣!》 60 00:05:11,645 --> 00:05:14,147 《カメラの魔法陣!》 61 00:05:14,147 --> 00:05:16,650 《サリィ:栄養素の魔法陣!》 62 00:05:16,650 --> 00:05:19,152 《果樹園の魔法陣!》 63 00:05:19,152 --> 00:05:21,488 《整理整頓の魔法陣!》 64 00:05:21,488 --> 00:05:24,157 《タンバリンの魔法陣!》 65 00:05:24,157 --> 00:05:27,327 《アスカ:ビバ! フッショニスタ!》 66 00:05:27,327 --> 00:05:32,499 《描ける… いくつでも描ける!》 67 00:05:32,499 --> 00:05:36,503 ああ… う~ん…。 68 00:05:36,503 --> 00:05:40,340 (大吉)ゲー…。 ゲコゲコ。 69 00:05:40,340 --> 00:05:42,509 (鐘の音) 70 00:05:42,509 --> 00:05:44,511 はい やめ! 71 00:05:46,513 --> 00:05:49,349 はあ…。 72 00:05:49,349 --> 00:05:52,018 ニャーニャーニャーニャー! そこまで! 73 00:05:52,018 --> 00:05:57,123 《何も… 何も描けなかった…》 74 00:05:59,526 --> 00:06:01,461 (テツ/ドク)ヘヘ。 やった~! 75 00:06:01,461 --> 00:06:05,131 終わった~! ふぅ~ 終わった 終わった~。 76 00:06:05,131 --> 00:06:08,802 すっごく ミナミ先生らしかったよね あのテスト。 77 00:06:08,802 --> 00:06:12,806 だ… だね。 ハハハハ…。 78 00:06:12,806 --> 00:06:16,476 《期末テストが終わると いよいよ冬休み。 79 00:06:16,476 --> 00:06:21,314 レットランでは 年末年始は ほとんどの 生徒が家に帰ることから➡ 80 00:06:21,314 --> 00:06:25,485 終業式の日の夜 クラスごとに お楽しみパーティーを開くのが➡ 81 00:06:25,485 --> 00:06:29,990 伝統です》 よし 完璧! 82 00:06:29,990 --> 00:06:33,159 えっ? クルミ まだ制服? う~ん…。 83 00:06:33,159 --> 00:06:36,663 今日のドレスコードは 将来なりたいものだよ? 84 00:06:36,663 --> 00:06:39,833 でも私 なりたいものなんて…。 85 00:06:39,833 --> 00:06:43,003 う~ん…。 魔法使いがあるじゃん! 86 00:06:43,003 --> 00:06:46,172 クルミ ミナミ先生にバッチリ託されてたし! 87 00:06:46,172 --> 00:06:48,508 そんなことないよ…。 88 00:06:48,508 --> 00:06:51,177 魔法使いなんて私には無理…。 89 00:06:51,177 --> 00:06:54,180 けど 他に なりたいものなんてなくて…。 90 00:06:54,180 --> 00:06:59,352 そもそも私って 魔法使いになって 何したかったんだろ? 91 00:06:59,352 --> 00:07:01,788 どんな魔法 使いたかったんだろ? 92 00:07:01,788 --> 00:07:05,292 私って何? なんなの? どうしたらいいの? 93 00:07:05,292 --> 00:07:08,795 あ~っ もう~ う~ うう~っ! 94 00:07:08,795 --> 00:07:12,632 クルミ 落ち着いて! ねえ 深呼吸 深呼吸。 95 00:07:12,632 --> 00:07:18,471 スー ハー。 スー ハー。 96 00:07:18,471 --> 00:07:22,309 よし これで大丈夫。 ありがとう マキ…。 97 00:07:22,309 --> 00:07:25,979 でも 私 ホントに 何着てけばいいんだろ…。 98 00:07:25,979 --> 00:07:28,315 ああ… それなら! 99 00:07:28,315 --> 00:07:31,151 (2人)タンバリンダンス! 100 00:07:31,151 --> 00:07:34,154 クルミ いい感じ! いいのかな? 101 00:07:34,154 --> 00:07:36,656 マキの夢に便乗しちゃったみたいで。 102 00:07:36,656 --> 00:07:41,161 気にしない 気にしない。 今日は目いっぱい楽しもう! 103 00:07:41,161 --> 00:07:43,163 うん。 104 00:07:43,163 --> 00:07:48,668 (マイク)それでは レットラン普通科1組 お楽しみパーティーの開会で~す! 105 00:07:48,668 --> 00:07:52,172 1学期 お疲れさまでした! かんぱ~い! 106 00:07:52,172 --> 00:07:54,174 (一同)かんぱ~い! 107 00:07:54,174 --> 00:07:59,012 《こうして 私たち1組の お楽しみパーティーが始まりました。 108 00:07:59,012 --> 00:08:02,782 レットランに入学して はや4か月。 109 00:08:02,782 --> 00:08:05,785 個性あふれるみんなと 過ごすことができて➡ 110 00:08:05,785 --> 00:08:08,588 楽しかったけれど…》 111 00:08:13,460 --> 00:08:16,463 《魔法使いさん なぜなんでしょう》 112 00:08:16,463 --> 00:08:21,968 ((う… みんな待って! 待ってよ~! 113 00:08:21,968 --> 00:08:24,471 うっ うっ…。 114 00:08:24,471 --> 00:08:29,309 ぼっち ぼっち 独りぼっち~。 うう…) 115 00:08:29,309 --> 00:08:33,480 《なんだか 一人 取り残された感じがして…。 116 00:08:33,480 --> 00:08:36,983 心から楽しめていない 自分がいます》 117 00:08:36,983 --> 00:08:42,322 続いて 我が1組のファッショニスタ アスカ=クルマルのファッションショー! 118 00:08:42,322 --> 00:08:44,991 (一同)イエーイ! 119 00:08:44,991 --> 00:08:46,993 フン! 120 00:08:46,993 --> 00:08:49,496 ポウ! ワン! 121 00:08:49,496 --> 00:08:51,664 フッハッハッ。 サー! 122 00:08:51,664 --> 00:08:54,334 ニャー。 あれ? 誰…? 123 00:08:54,334 --> 00:08:58,338 誰? 誰だ? (マキ)たしか あれはマ組の…。 124 00:08:58,338 --> 00:09:01,441 アニク=クーマーよ。 でも なぜ…。 125 00:09:01,441 --> 00:09:04,778 おや? マ組が なんで ここにいるのでしょうか? 126 00:09:04,778 --> 00:09:11,284 実は 僕… 今日付で その… 普通科1組に移籍になって…。 127 00:09:11,284 --> 00:09:13,286 えっ? はぁ? 128 00:09:13,286 --> 00:09:19,626 どういうこと? つまり… クラス落ちしたんだ。 129 00:09:19,626 --> 00:09:22,028 (一同)え~っ!? 130 00:09:23,963 --> 00:09:28,301 えっ? マ組なのに強歩大会で ゴールできなかったのですか? 131 00:09:28,301 --> 00:09:30,637 マ組なのに…。 レモーネ。 132 00:09:30,637 --> 00:09:34,974 あっ…。 でも ユズ様 ビックリです! 133 00:09:34,974 --> 00:09:38,478 マ組なのにゴールできないなんて…。 マ組なのに! 134 00:09:38,478 --> 00:09:42,148 レモーネ。 (2人)ああ…。 135 00:09:42,148 --> 00:09:44,150 あっ…。 136 00:09:44,150 --> 00:09:48,154 ノーザン先生から 期末テストの成績しだいでは➡ 137 00:09:48,154 --> 00:09:51,491 クラス落ちもあるって 忠告されてたんだけど…。 138 00:09:51,491 --> 00:09:56,162 そう言われたら 僕… 余計緊張してしまって…。 139 00:09:56,162 --> 00:10:00,500 それで テストも思うように いかなかったってわけか。 140 00:10:00,500 --> 00:10:05,004 なんか すまない。 せっかくの 楽しいパーティーを台なしに…。 141 00:10:05,004 --> 00:10:07,507 ♪(ドク)「そんなの気にすんなって」 あっ…。 142 00:10:07,507 --> 00:10:10,343 そうそう。 マ組だろうと 1組だろうと➡ 143 00:10:10,343 --> 00:10:13,179 関係ないって。 あ… ありがとう。 144 00:10:13,179 --> 00:10:18,852 さあ ケーキをどうぞ。 ありがとう。 145 00:10:18,852 --> 00:10:22,856 でも 僕 もう魔法使いにはなれないんだ。 146 00:10:22,856 --> 00:10:25,024 うっ…。 うん…。 147 00:10:25,024 --> 00:10:29,529 マ組の証しである魔法手帳も 返納したし。 148 00:10:29,529 --> 00:10:32,198 ((ありがとうございました) 149 00:10:32,198 --> 00:10:37,203 僕の夢は もう… かなわないんだ。 150 00:10:37,203 --> 00:10:40,540 はっ…! んっ…。 151 00:10:40,540 --> 00:10:43,543 まさか マ組から クラス落ちが出るとはね~。 152 00:10:43,543 --> 00:10:47,046 うん…。 あっ そういえば➡ 153 00:10:47,046 --> 00:10:50,216 うちのクラスの期末テストって 答案返ってきてないけど➡ 154 00:10:50,216 --> 00:10:52,552 どうだったんだろう。 えっ…。 155 00:10:52,552 --> 00:10:54,721 どうせ ミナミ先生のことだから➡ 156 00:10:54,721 --> 00:10:58,558 採点なんてしてないんだろう けどさ。 ハハハハ…。 157 00:10:58,558 --> 00:11:01,494 ああ…。 てか クルミ 荷作りは? 158 00:11:01,494 --> 00:11:05,164 ああ 私は帰らないから。 えっ そうなの!? 159 00:11:05,164 --> 00:11:08,501 えっ? ユズ様 帰らないのですか? ええ。 160 00:11:08,501 --> 00:11:12,172 ユズ様が残るなら レモーネも…。 いいのよ。 161 00:11:12,172 --> 00:11:15,341 レモーネもミカーナも ちゃんと帰ってあげて。 162 00:11:15,341 --> 00:11:18,845 ご家族のみんなも 年末年始 一緒に過ごせること➡ 163 00:11:18,845 --> 00:11:23,183 楽しみにしてるはずよ。 それを言ったら ユズのご家族も。 164 00:11:23,183 --> 00:11:27,187 代わりに お父様に お手紙を送ることにしたわ。 165 00:11:27,187 --> 00:11:30,356 今はまだ 私の中で帰る時期じゃない。 166 00:11:30,356 --> 00:11:33,660 自分で決めたのよ。 フフ…。 167 00:11:42,368 --> 00:11:46,206 (ミナミ)クルミ=ミライさん。 なるほどね。 168 00:11:46,206 --> 00:11:51,611 やはり久しぶりに 彼女に 会いに行く必要がありそうね。 169 00:11:56,883 --> 00:11:59,586 クルミ 新学期にね。 170 00:12:01,487 --> 00:12:03,489 (レモーネ)ユズ様~! あっ! 171 00:12:03,489 --> 00:12:07,660 元気でね。 ええ 2人とも ハッピーホリデー! 172 00:12:07,660 --> 00:12:10,830 (2人)ハッピーホリデー! 173 00:12:10,830 --> 00:12:14,667 あっ…。 うん? 174 00:12:14,667 --> 00:12:19,339 ユズさん…? クルミ=ミライ…? 175 00:12:19,339 --> 00:12:21,507 ふぅ~。 176 00:12:21,507 --> 00:12:23,509 うん…。 177 00:12:23,509 --> 00:12:27,513 おいしい~! でしょ? フフ。 178 00:12:27,513 --> 00:12:30,683 でも まさか あなたも寮に残るなんてね。 179 00:12:30,683 --> 00:12:32,685 私もビックリ! 180 00:12:32,685 --> 00:12:35,355 ユズさんは 絶対帰ると思ってたから。 181 00:12:35,355 --> 00:12:38,358 ユズさんは なんで帰らなかったの? 182 00:12:38,358 --> 00:12:43,696 私は… そうね 一人ここに残って➡ 183 00:12:43,696 --> 00:12:46,699 自分の気持ちを はっきりさせたいって。 184 00:12:46,699 --> 00:12:48,701 気持ちを? 185 00:12:48,701 --> 00:12:51,037 ええ。 私の家はね➡ 186 00:12:51,037 --> 00:12:55,375 お父様も お母様も ここ レットランの出身でね➡ 187 00:12:55,375 --> 00:12:58,711 代々 国家魔法師のエリートだったの。 188 00:12:58,711 --> 00:13:04,651 当然 私も幼い頃から 同じ道を 歩むものだと期待されてきたわ。 189 00:13:04,651 --> 00:13:07,820 だから必死に勉強した。 190 00:13:07,820 --> 00:13:12,158 成績がよければ お父様も お母様も褒めてくれた。 191 00:13:12,158 --> 00:13:14,994 それが うれしくてね。 192 00:13:14,994 --> 00:13:18,665 でも結果は マ組不合格…。 193 00:13:18,665 --> 00:13:22,502 私は両親を落胆させてしまった。 194 00:13:22,502 --> 00:13:25,338 あっ…。 ずっと後ろめたかった…。 195 00:13:25,338 --> 00:13:28,675 ((ユズ様 ユズ様! みんな飛んでるですぅ。 196 00:13:28,675 --> 00:13:32,345 それはそうでしょうね マ組だもの) 197 00:13:32,345 --> 00:13:38,184 本当は マ組のみんなが 羨ましくてたまらなかった…。 198 00:13:38,184 --> 00:13:43,022 でも 普通科1組に入って だんだん気持ちが変わってきたの。 199 00:13:43,022 --> 00:13:47,527 1組の個性的な子たち… 特に あなたに会ってからね。 200 00:13:47,527 --> 00:13:50,029 えっ!? そして気付いた。 201 00:13:50,029 --> 00:13:52,031 私がマ組を目指したのは➡ 202 00:13:52,031 --> 00:13:55,201 ただ両親に喜んでほしいから だったんだって…。 203 00:13:55,201 --> 00:13:57,870 喜んでほしい…。 204 00:13:57,870 --> 00:14:00,640 その気持ちは 今も変わらない。 205 00:14:00,640 --> 00:14:06,312 ただ 両親に喜んでもらうなら 他の道もあるんじゃないかって。 206 00:14:06,312 --> 00:14:09,482 それを 一人 じっくり考えようと思ったの…。 207 00:14:09,482 --> 00:14:12,318 えっ? 実はね あのとき➡ 208 00:14:12,318 --> 00:14:15,488 去り際に ミナミ先生が言ってくれたこと…。 209 00:14:15,488 --> 00:14:19,158 ((あなたの今までの努力は 一つも無駄じゃないわ。 210 00:14:19,158 --> 00:14:21,828 必ずできる!) 211 00:14:21,828 --> 00:14:25,164 なんだか お父様の言葉みたいに感じて➡ 212 00:14:25,164 --> 00:14:28,334 ホントは すごくうれしくて。 はっ…。 213 00:14:28,334 --> 00:14:30,837 私なりに できることをする。 214 00:14:30,837 --> 00:14:34,507 今まで 両親が私に注いでくれた愛情に➡ 215 00:14:34,507 --> 00:14:36,509 応えられるように…。 216 00:14:36,509 --> 00:14:39,679 これが今の私の夢よ。 217 00:14:39,679 --> 00:14:43,850 じゃあ もう魔法使いには…。 なるつもりはないわ。 218 00:14:43,850 --> 00:14:46,686 もともと マ組に入れなかった時点で➡ 219 00:14:46,686 --> 00:14:50,189 きっぱり諦めるべきだったのよね。 えっ? 220 00:14:50,189 --> 00:14:53,526 夢といっても まだ かなりぼんやりとしてるけど➡ 221 00:14:53,526 --> 00:14:56,696 なぜか私 今とってもワクワクしてるの。 222 00:14:56,696 --> 00:14:59,866 ワクワク!? だって 自分の未来を➡ 223 00:14:59,866 --> 00:15:03,136 自分で見つけるなんて 初めての経験ですもの。 224 00:15:03,136 --> 00:15:07,140 そっか… すごいな ユズさんは。 えっ!? 225 00:15:07,140 --> 00:15:12,145 私も魔法使いは諦めようって 決めたばかりなのに➡ 226 00:15:12,145 --> 00:15:14,480 まだ心が揺れてて…。 えっ!? 227 00:15:14,480 --> 00:15:18,818 本当に諦めてしまうの? うん…。 228 00:15:18,818 --> 00:15:23,489 ミナミ先生も戻ってこないし 魔法は いつも成功しないし…。 229 00:15:23,489 --> 00:15:27,160 でも あと少しだったじゃない。 ううん。 230 00:15:27,160 --> 00:15:32,165 実は私 期末テストも 白紙のまま 提出したの。 231 00:15:32,165 --> 00:15:35,835 えっ!? 自分の描きたい魔法陣なんて…。 232 00:15:35,835 --> 00:15:38,538 《何も描けなかった…》 233 00:15:41,841 --> 00:15:45,011 約束したのに…。 えっ それ…。 234 00:15:45,011 --> 00:15:48,014 小さい頃 魔法使いさんにもらったの。 235 00:15:48,014 --> 00:15:50,349 えっ? でも…。 236 00:15:50,349 --> 00:15:53,186 私 持ってる資格ないよね。 237 00:15:53,186 --> 00:15:57,190 アニクくんだって クラス落ちしたら 返納したんだもん。 238 00:15:57,190 --> 00:16:01,627 (キョウ)で どうするんだい? (アスカ)そうだな 散歩でもしようか。 239 00:16:01,627 --> 00:16:03,796 隠して…。 えっ!? 早く。 240 00:16:03,796 --> 00:16:06,132 う… うん。 (アスカ)やあ! 241 00:16:06,132 --> 00:16:09,468 あっ アスカくん! キョウ なんで…? 242 00:16:09,468 --> 00:16:11,804 帰らなかったの? (キョウ)ああ。 243 00:16:11,804 --> 00:16:14,807 実家のみんな 家族旅行に行ってしまってね。 244 00:16:14,807 --> 00:16:17,810 それなら俺たちは ここで年越ししようかって➡ 245 00:16:17,810 --> 00:16:20,813 キョウと話してさ。 そ… そうだったの…。 246 00:16:20,813 --> 00:16:23,816 わぁ! 私たちだけじゃなかったんだ。 247 00:16:23,816 --> 00:16:26,519 実は もう一人いるよ。 お~い。 248 00:16:29,489 --> 00:16:32,658 んっ…。 アニクくん!? 249 00:16:32,658 --> 00:16:36,162 クラス落ちしちゃったから… 親に会いづらくて…。 250 00:16:36,162 --> 00:16:38,831 これで5人。 アニク。 251 00:16:38,831 --> 00:16:41,334 あっ? そして みんな。 252 00:16:41,334 --> 00:16:45,338 せっかくの機会だ 楽しい年越しにしよう。 フフ…。 253 00:16:45,338 --> 00:16:48,174 え… ええ…。 254 00:16:48,174 --> 00:16:50,843 えっ… 何? (物音) 255 00:16:50,843 --> 00:16:53,679 こっちのほうから音がした気が…。 256 00:16:53,679 --> 00:16:56,349 (アニク)どうしよっ。 魔人だったら…。 257 00:16:56,349 --> 00:16:58,684 魔人? 昔読んだ➡ 258 00:16:58,684 --> 00:17:01,621 『ハッピーホリデーの悲劇』って タイトルの本があったんだ。 259 00:17:01,621 --> 00:17:05,958 誰もいなくなった学校に 魔人が現れて…。 260 00:17:05,958 --> 00:17:08,461 誰だ! 261 00:17:08,461 --> 00:17:11,797 (部長)ゴホゴホゴホ! なんてホコリっぽいの。 262 00:17:11,797 --> 00:17:16,135 (副部長)それが我が誇り! あっ! 部長に副部長! 263 00:17:16,135 --> 00:17:19,805 マジ研の…。 (2人)マジ研? 264 00:17:19,805 --> 00:17:22,308 マジック研究会よ…。 265 00:17:22,308 --> 00:17:26,312 2人とも何してるんですか? そもそも なんで ここに? 266 00:17:26,312 --> 00:17:28,481 フッ! おおお…。 魔素パトに➡ 267 00:17:28,481 --> 00:17:30,483 ハッピーホリデーも何もないわ。 268 00:17:30,483 --> 00:17:35,154 世界の闇に休日などない! (風太)ホッホー! 269 00:17:35,154 --> 00:17:37,156 (2人)な… なんなんだ? 270 00:17:37,156 --> 00:17:41,827 クルミ=ミライさん あなたも 魔素パトのために残ってくれたのね。 271 00:17:41,827 --> 00:17:43,829 いや… そういうんじゃ…。 272 00:17:43,829 --> 00:17:47,500 しかも 仲間まで連れて。 ありがとう! 273 00:17:47,500 --> 00:17:50,169 いや… そういうわけじゃ…。 274 00:17:50,169 --> 00:17:53,339 つまり 皆さん 入部希望者ね。 275 00:17:53,339 --> 00:17:58,177 歓迎するわ! ども ど~も ども ど~も! 276 00:17:58,177 --> 00:18:02,949 はあ…。 こよい ここに集いし 勇者たち! 277 00:18:02,949 --> 00:18:05,451 ちょうどよかったわ。 278 00:18:05,451 --> 00:18:08,287 レットランに とんでもない異変が起きてるの! 279 00:18:08,287 --> 00:18:11,791 早速 全員 部室にて緊急会議よ! 280 00:18:11,791 --> 00:18:13,793 ホッホー。 281 00:18:13,793 --> 00:18:15,962 えっ? 謎の地下施設? 282 00:18:15,962 --> 00:18:18,631 レットランの地下には何かある…。 283 00:18:18,631 --> 00:18:22,301 夜になると 何者かが うろついている気配があるの。 284 00:18:22,301 --> 00:18:25,805 僕が読んだ 『ハッピーホリデーの悲劇』そのものだ! 285 00:18:25,805 --> 00:18:28,975 いえ… レットラン七不思議の一つかも…。 286 00:18:28,975 --> 00:18:31,644 今こそ 異次元の扉が開かれる! 287 00:18:31,644 --> 00:18:34,313 レットラン七不思議か…。 288 00:18:34,313 --> 00:18:37,984 知ってるの? 話に聞いたことがある。 なぁ? 289 00:18:37,984 --> 00:18:42,989 ああ。 入学前にレットラン出身の 親戚から なんとなく…。 290 00:18:42,989 --> 00:18:45,992 とにかく 今夜 一緒に来てもらえば わかるわ。 291 00:18:45,992 --> 00:18:48,828 一緒にって…。 まさか 私たちも? 292 00:18:48,828 --> 00:18:54,500 フフ…。 は~い みんなの分もあるから。 293 00:18:54,500 --> 00:18:58,170 (2人)ウエルカム マジック研究会。 294 00:18:58,170 --> 00:19:00,773 なんか ごめんね。 巻き込んじゃって。 295 00:19:00,773 --> 00:19:06,112 うちの部長 強引だから…。 アニクくんも ごめんね。 296 00:19:06,112 --> 00:19:09,281 えっ! う… ううん。 297 00:19:09,281 --> 00:19:11,450 まあ おもしろそうだし。 なっ? 298 00:19:11,450 --> 00:19:13,953 ああ。 せっかくだから楽しもう! 299 00:19:13,953 --> 00:19:17,623 でも クラス落ちの僕まで 仲間に入ってしまって…。 300 00:19:17,623 --> 00:19:19,959 お役に立てる自信が…。 301 00:19:19,959 --> 00:19:22,294 (キョウ)戻れないと 決まったわけじゃないさ。 302 00:19:22,294 --> 00:19:25,631 待ってるよ 俺は お前のこと。 303 00:19:25,631 --> 00:19:28,634 たはっ! ヘヘ…。 304 00:19:30,636 --> 00:19:33,039 フフ…。 305 00:19:38,811 --> 00:19:42,314 待ってたわ。 入り口は おそらくここよ。 306 00:19:42,314 --> 00:19:44,316 うん~。 307 00:19:46,318 --> 00:19:49,822 パンドラの箱は開かれた! 早速潜入よ! 308 00:19:49,822 --> 00:19:54,160 えっ… ホントに行くの? 大丈夫。 俺もついてる。 309 00:19:54,160 --> 00:19:56,996 あ… う… うん…。 310 00:19:56,996 --> 00:20:00,332 んっ…。 よし 行こうか。 311 00:20:00,332 --> 00:20:02,668 んっ…。 うっ! ひぃ~! 312 00:20:02,668 --> 00:20:05,171 お前も。 うぅ…。 313 00:20:07,173 --> 00:20:12,011 おそらく この地下のどこかに 魔素の噴出口があるはず…。 314 00:20:12,011 --> 00:20:15,848 そして…。 地の果てへといざなう魔人 現る! 315 00:20:15,848 --> 00:20:18,517 魔人!? 副部長の言うことは➡ 316 00:20:18,517 --> 00:20:21,687 あまり気にしないで大丈夫だから。 フフ…。 317 00:20:21,687 --> 00:20:24,390 うっ! あっ… うん。 318 00:20:27,359 --> 00:20:32,198 だいぶ… 暗いわね…。 こういうときは任せろ! 319 00:20:32,198 --> 00:20:34,700 ビバ! ファッショニスタ! 320 00:20:34,700 --> 00:20:38,704 さすが アスカくん! 暗闇を照らすファッショニスタ! 321 00:20:38,704 --> 00:20:41,874 みんな 大丈夫? 暗いから足元に気をつけて。 322 00:20:41,874 --> 00:20:45,377 (クルミ/アニク)は~い 気をつけま~す! 323 00:20:45,377 --> 00:20:47,379 えっ? ユズさん? 324 00:20:47,379 --> 00:20:50,549 ユ… ユズって呼んで… いいわよ。 325 00:20:50,549 --> 00:20:54,220 えっ… 今? く… 暗いのが苦手で…。 326 00:20:54,220 --> 00:20:58,390 わ… 私 自分でも今 何を言ってるのか よく…。 327 00:20:58,390 --> 00:21:01,393 はっ クルミ! (物音) 328 00:21:03,329 --> 00:21:06,832 今 向こうを何か横切った! 風太? 329 00:21:06,832 --> 00:21:10,503 あっ… 風太はここに! ホッホー! 330 00:21:10,503 --> 00:21:12,505 じゃあ 今のは? 331 00:21:12,505 --> 00:21:16,008 やだやだやだ もう帰る! 落ち着け アニク。 332 00:21:16,008 --> 00:21:21,180 てか なんか 僕…。 333 00:21:21,180 --> 00:21:24,016 大丈夫か? う… うん。 334 00:21:24,016 --> 00:21:28,187 みんな 後をつけるわよ。 真実に立ち向かうのだ! 335 00:21:28,187 --> 00:21:37,530 クルミ お願い 手を放さないで。 うん 大丈夫だよ ユズ… さん。 336 00:21:37,530 --> 00:21:39,865 みんな 離れないように進もう。 337 00:21:39,865 --> 00:21:43,369 ああ アニクもな。 う… うん。 338 00:21:45,371 --> 00:21:48,374 さあ 姿を見せなさい! 339 00:21:54,380 --> 00:21:57,883 《魔法使いさん➡ 340 00:21:57,883 --> 00:22:01,387 レットランには とんでもない秘密が ありそうです!》