1 00:00:03,211 --> 00:00:06,047 (イレイナ)これは恋のお話です 2 00:00:06,172 --> 00:00:10,010 とある国の王女様が 恋に落ちました 3 00:00:10,301 --> 00:00:14,305 王女が恋をしたのは お城の料理人でした 4 00:00:14,431 --> 00:00:17,475 それは 身分違いの恋だったのです 5 00:00:18,184 --> 00:00:19,477 どうでもいいですが― 6 00:00:19,602 --> 00:00:23,022 なぜ恋は“落ちる”と 言うのでしょうね? 7 00:00:23,148 --> 00:00:24,649 落とし穴のように― 8 00:00:24,774 --> 00:00:27,902 予期せず 突然ハマってしまうから なのでしょうか? 9 00:00:28,028 --> 00:00:29,529 知りませんけど 10 00:00:30,071 --> 00:00:32,574 2人は ひそかに愛を育み― 11 00:00:32,699 --> 00:00:35,118 やがて彼女は みごもりました 12 00:00:36,244 --> 00:00:40,081 そう いわゆる愛の結晶です 13 00:00:41,041 --> 00:00:46,045 ♪~ 14 00:02:05,917 --> 00:02:10,922 ~♪ 15 00:02:38,700 --> 00:02:41,286 (イレイナ) 滅んでるじゃないですか 16 00:02:45,165 --> 00:02:47,250 戦争でもあったのでしょうか? 17 00:02:47,750 --> 00:02:50,336 そんな話は聞いてませんが… 18 00:02:55,550 --> 00:02:58,636 人ひとり いませんね 19 00:03:07,145 --> 00:03:08,813 (イレイナ)はあ… 20 00:03:08,980 --> 00:03:10,982 さすがに困りましたね 21 00:03:11,107 --> 00:03:13,109 今から別の街に向かっても 22 00:03:13,234 --> 00:03:16,321 恐らく 着くのは 真夜中になってしまいますし… 23 00:03:16,446 --> 00:03:18,448 凍えてしまいそう… 24 00:03:22,035 --> 00:03:26,205 まともな外観を保っているのは ここくらいですか 25 00:03:46,976 --> 00:03:47,852 ん? 26 00:03:51,439 --> 00:03:52,607 ん… 27 00:03:57,570 --> 00:03:59,572 (ノック) 28 00:04:01,324 --> 00:04:02,533 (イレイナ)んっ んっ… 29 00:04:03,243 --> 00:04:04,369 んんっ! 30 00:04:05,828 --> 00:04:08,039 留守みたいですね 31 00:04:16,589 --> 00:04:20,176 非常に不本意ではありますが 背に腹は代えられません 32 00:04:21,636 --> 00:04:23,304 お邪魔します 33 00:04:43,491 --> 00:04:44,617 ん… 34 00:04:46,452 --> 00:04:47,620 (ミラロゼ)あなた 誰? 35 00:04:47,745 --> 00:04:48,621 あっ! 36 00:05:01,134 --> 00:05:03,886 フゥ… 生き返ります 37 00:05:04,137 --> 00:05:07,015 (ミラロゼ)フッ… 外は寒かったでしょう? 38 00:05:07,390 --> 00:05:08,391 (イレイナ)ええ 39 00:05:08,516 --> 00:05:12,103 それにしても 人が住んでいるとは 思いもしませんでした 40 00:05:12,228 --> 00:05:15,565 (ミラロゼ)私も 人が来るとは思いもしなかったわ 41 00:05:15,690 --> 00:05:17,692 あなたは どこから 来たのかしら? 42 00:05:17,817 --> 00:05:20,695 (イレイナ) 遠い遠い果ての国から来ました 43 00:05:20,820 --> 00:05:23,364 旅人なんです 私 44 00:05:23,573 --> 00:05:24,615 (ミラロゼ)名前を聞いても? 45 00:05:25,575 --> 00:05:26,743 イレイナです 46 00:05:27,201 --> 00:05:30,204 私はミラロゼよ よろしく 47 00:05:34,792 --> 00:05:39,088 ミラロゼさん この街に何があったのですか? 48 00:05:39,505 --> 00:05:40,715 (ミラロゼ)分からないわ 49 00:05:40,840 --> 00:05:42,633 え? 分からないとは? 50 00:05:43,051 --> 00:05:44,969 この街に 何があったのか 51 00:05:45,094 --> 00:05:49,057 どうして私が ここにいるのか 分からないということよ 52 00:05:49,307 --> 00:05:52,894 目が覚めたら すでに滅んだ この国にいたの 53 00:05:56,022 --> 00:05:57,940 それは 記憶喪失ですか? 54 00:05:58,066 --> 00:05:59,150 でしょうね 55 00:05:59,275 --> 00:06:02,111 でも 名前は覚えていたのですね 56 00:06:14,082 --> 00:06:17,460 (イレイナ) “これを読んでいるあなたは 王女ミラロゼだ” 57 00:06:17,668 --> 00:06:19,712 王女様ですか 58 00:06:19,837 --> 00:06:22,465 お城の こんな部屋に 住んでいるんですから 59 00:06:22,590 --> 00:06:24,467 まあ そうですよね 60 00:06:26,552 --> 00:06:27,804 あっ はい 61 00:06:27,929 --> 00:06:32,058 “どうしてここにいるのか どうして国は滅んでいるのか” 62 00:06:32,183 --> 00:06:36,854 “どうして記憶がないのか 少しばかり解説させていただく” 63 00:06:36,979 --> 00:06:39,023 “死にたくなければ読め” 64 00:06:39,148 --> 00:06:40,733 ずいぶん偉そうですね 65 00:06:42,568 --> 00:06:44,237 日が暮れたわね 66 00:06:44,445 --> 00:06:45,696 (イレイナ)はあ… 67 00:06:45,822 --> 00:06:48,282 “ところで そちらは 夜だろうか?” 68 00:06:48,407 --> 00:06:50,827 “ならば 窓の外を 見てもらいたい” 69 00:06:50,952 --> 00:06:52,578 窓の外? 70 00:06:55,331 --> 00:06:56,749 ん… 71 00:07:12,473 --> 00:07:13,307 ん? 72 00:07:16,644 --> 00:07:18,813 あっ! なんですか? あれは… 73 00:07:18,938 --> 00:07:20,731 (ミラロゼ)続きを読んで 74 00:07:21,274 --> 00:07:24,694 “そのバケモノが 国を 滅ぼした悪魔であり―” 75 00:07:24,819 --> 00:07:26,988 “記憶喪失の原因だ” 76 00:07:27,113 --> 00:07:29,824 “バケモノの名前はジャバリエ” 77 00:07:30,867 --> 00:07:33,828 あれがジャバリエですか… 78 00:07:34,328 --> 00:07:37,290 手紙の続きには こう書いてあるわ 79 00:07:37,457 --> 00:07:41,961 “日没と共に目覚め 日の出まで 国を壊し尽くす” 80 00:07:42,211 --> 00:07:43,671 “ジャバリエの目的は―” 81 00:07:43,796 --> 00:07:44,964 “この国の人々を 皆殺しにすることだ” 82 00:07:44,964 --> 00:07:46,883 “この国の人々を 皆殺しにすることだ” 83 00:07:44,964 --> 00:07:46,883 (ジャバリエの うなり声) 84 00:07:47,008 --> 00:07:50,011 “最後の1人を捜して 暴れ続ける” 85 00:07:50,136 --> 00:07:51,762 “つまり あなただ” 86 00:07:55,933 --> 00:07:58,478 ジャバリエは 私を狙っているのよ 87 00:07:58,603 --> 00:08:02,356 だったら 早くこの国を出て 別の国に行ったほうが… 88 00:08:02,482 --> 00:08:04,192 “この城は 安全だ” 89 00:08:04,317 --> 00:08:07,111 “ジャバリエは 城の中には 入って来られない” 90 00:08:07,236 --> 00:08:08,654 (イレイナ)なぜ? (ミラロゼ)さあ? 91 00:08:09,030 --> 00:08:09,864 それから… 92 00:08:11,115 --> 00:08:15,119 “民なき国の王女となったあなたを ヤツは狙っている” 93 00:08:15,244 --> 00:08:16,704 “あなたが国を出れば―” 94 00:08:16,829 --> 00:08:19,832 “ジャバリエは あなたを 追っていくだろう”ともね 95 00:08:20,291 --> 00:08:21,584 そして最後に 96 00:08:21,709 --> 00:08:24,670 “頼みがある ジャバリエを殺してほしい” 97 00:08:24,795 --> 00:08:26,923 “魔女である あなたの 魔法があれば―” 98 00:08:27,048 --> 00:08:30,009 “ジャバリエなど たやすく倒せるはずだ” 99 00:08:30,176 --> 00:08:33,346 “どうか 私たちのために あなたが生きるために” 100 00:08:33,471 --> 00:08:36,474 “不幸にも 殺されてしまった者のために” 101 00:08:36,599 --> 00:08:37,975 ということなの 102 00:08:38,100 --> 00:08:41,062 はあ… (ジャバリエの咆哮(ほうこう)) 103 00:08:42,313 --> 00:08:45,316 というか ミラロゼさん 魔女だったんですか 104 00:08:45,441 --> 00:08:48,152 というか イレイナさん 魔女だったのね 105 00:08:48,277 --> 00:08:52,114 いや 私が魔女なのは 見た目でも分かるでしょう 106 00:08:52,406 --> 00:08:53,908 ブローチもつけてますし 107 00:08:54,033 --> 00:08:56,118 (ミラロゼ)冗談よ フフ… 108 00:08:58,746 --> 00:09:02,333 でも その手紙 結局 分からないことだらけですね 109 00:09:02,458 --> 00:09:04,794 どうしてジャバリエが 出現したのか 110 00:09:04,919 --> 00:09:08,798 なぜ ミラロゼさんだけが生き残り 記憶喪失になったのか 111 00:09:08,923 --> 00:09:10,508 何も書いてありません 112 00:09:10,633 --> 00:09:11,509 (ミラロゼ)そうね 113 00:09:12,093 --> 00:09:13,761 でも私は王女で 114 00:09:13,886 --> 00:09:17,139 この国は あのバケモノによって 滅ぼされた 115 00:09:17,306 --> 00:09:19,976 なら私は あれを倒す使命がある 116 00:09:20,101 --> 00:09:21,018 そう思わない? 117 00:09:25,106 --> 00:09:28,859 (イレイナ) あのバケモノの姿を見るの 今日で何日目ですか? 118 00:09:28,985 --> 00:09:30,111 (ミラロゼ)7日目よ 119 00:09:30,236 --> 00:09:31,737 (イレイナ)あれと戦ったことは? 120 00:09:31,862 --> 00:09:33,322 (ミラロゼ)まだないわ 121 00:09:33,656 --> 00:09:35,825 だけど 明日の夜戦う 122 00:09:35,950 --> 00:09:37,827 (イレイナ)勝算はあるんですか? 123 00:09:37,952 --> 00:09:39,704 (ミラロゼ)当然あるわ 124 00:09:39,829 --> 00:09:42,290 (イレイナ)自信満々ですね 125 00:09:42,707 --> 00:09:44,750 目が覚めてから1週間 126 00:09:44,875 --> 00:09:48,254 ようやく魔法の使い方を 思い出してきたの 127 00:09:48,379 --> 00:09:49,880 もしかしたら私は 128 00:09:50,006 --> 00:09:53,801 記憶を失う前は 相当な 使い手だったんじゃないかしら 129 00:09:54,468 --> 00:09:56,637 それに 魔力も満ちてきたわ 130 00:09:56,762 --> 00:09:58,306 (イレイナ)頑張ってください 131 00:09:58,764 --> 00:10:02,018 私は 安全なところから 応援していますから 132 00:10:02,143 --> 00:10:04,604 あら 手伝ってはくれないのね 133 00:10:04,729 --> 00:10:08,024 手伝って 私に何か 得がありますか? 134 00:10:09,609 --> 00:10:13,362 そのバカみたいに正直なところ 嫌いじゃないわよ 135 00:10:13,487 --> 00:10:15,197 それはどうも 136 00:10:17,241 --> 00:10:18,868 (イレイナ) そしてミラロゼさんは― 137 00:10:18,993 --> 00:10:21,871 以前 お城の使用人が 使っていたであろう部屋を― 138 00:10:21,996 --> 00:10:23,289 貸してくれました 139 00:10:25,207 --> 00:10:26,709 さてと… 140 00:10:29,587 --> 00:10:30,546 ウフフ… 141 00:10:31,339 --> 00:10:34,467 うわ~ フカフカで暖か~い! 142 00:10:34,592 --> 00:10:37,428 ミラロゼさん ホント感謝です 143 00:10:37,637 --> 00:10:42,642 (イレイナの寝息) 144 00:11:01,869 --> 00:11:02,703 ん… 145 00:11:03,746 --> 00:11:05,706 いい匂い… 146 00:11:13,756 --> 00:11:15,174 おはようございます 147 00:11:15,508 --> 00:11:17,676 おはよう ちょうど焼けたところよ 148 00:11:18,177 --> 00:11:20,137 それ どうしたんですか? 149 00:11:20,262 --> 00:11:21,222 (ミラロゼ)作ったのよ 150 00:11:21,347 --> 00:11:22,681 作れるんですね 151 00:11:22,807 --> 00:11:23,849 (ミラロゼ)作れるのよね 152 00:11:23,974 --> 00:11:25,184 王女様なのに 153 00:11:25,851 --> 00:11:29,939 どうしてか分からないけど 体が覚えてるみたいなのよ 154 00:11:30,064 --> 00:11:31,315 不思議よね 155 00:11:31,440 --> 00:11:33,651 じゃあ 温かいうちに いただくとしましょう 156 00:11:34,819 --> 00:11:36,862 (イレイナ)うわ~ 157 00:11:38,239 --> 00:11:39,615 いただきます! 158 00:11:42,201 --> 00:11:43,160 はむっ 159 00:11:44,745 --> 00:11:46,288 おいしい… 160 00:11:46,664 --> 00:11:48,290 よかったわ 161 00:11:50,751 --> 00:11:52,420 食べながら聞いてくれる? 162 00:11:52,545 --> 00:11:54,171 今夜のことなんだけど 163 00:11:54,296 --> 00:11:56,799 (イレイナ) ジャバリエと戦うんですよね 164 00:11:56,924 --> 00:11:59,218 (ミラロゼ)その準備を 手伝ってほしいのよ 165 00:11:59,760 --> 00:12:03,013 (イレイナ)泊めてもらって 朝ごはんも いただいたんですから 166 00:12:03,139 --> 00:12:04,890 準備くらい手伝いますよ 167 00:12:05,015 --> 00:12:07,059 (ミラロゼ)じゃあ ジャバリエを倒すのは? 168 00:12:08,144 --> 00:12:09,979 それはちょっと… はむっ 169 00:12:10,604 --> 00:12:12,022 そうよね 170 00:12:12,148 --> 00:12:14,483 (イレイナ)そもそも あの手紙に書いてあったように 171 00:12:14,608 --> 00:12:15,443 ここが安全なら― 172 00:12:16,235 --> 00:12:19,238 戦わないという手も あるんじゃないですか? 173 00:12:19,363 --> 00:12:22,908 まあ 手紙の信ぴょう性も 疑わしいですけど 174 00:12:23,951 --> 00:12:28,414 あの手紙を書いた人の ジャバリエに対する恨みは本物よ 175 00:12:28,747 --> 00:12:31,333 どうして そう思うんですか? 176 00:12:31,917 --> 00:12:33,461 (ミラロゼ)感じるのよ 177 00:12:33,586 --> 00:12:36,672 ジャバリエが恨めしくて 殺してやりたい 178 00:12:36,797 --> 00:12:38,299 そんな怨念を 179 00:12:38,883 --> 00:12:42,261 そして なぜか私も同じ気持ちよ 180 00:12:46,390 --> 00:12:47,433 フッ… 181 00:13:08,120 --> 00:13:10,664 (ミラロゼ)どう? 夜までに終わりそう? 182 00:13:11,207 --> 00:13:14,752 ち… ちなみに どこまでやったら 終わりですか? 183 00:13:14,877 --> 00:13:18,589 そうね あと半分くらい 掘ったらかしら 184 00:13:18,714 --> 00:13:19,632 死にそう… 185 00:13:20,299 --> 00:13:22,218 (イレイナ) ミラロゼさんの計画とは― 186 00:13:22,343 --> 00:13:24,887 ジャバリエを誘導して 穴に落とし 187 00:13:25,012 --> 00:13:28,766 動けなくした上で 魔法で 攻撃するというものでした 188 00:13:28,891 --> 00:13:33,604 なるほど 反撃を封じるだけでも 効果は十分 期待できそうです 189 00:13:33,979 --> 00:13:36,982 準備が 死ぬほど だるいのが 欠点ですが… 190 00:13:38,567 --> 00:13:42,905 なんの… 私は 灰の魔女 これしき! 191 00:13:45,908 --> 00:13:48,953 ハァ… ううっ ああ… 192 00:13:49,078 --> 00:13:51,705 (ミラロゼ)ご苦労さま もうすぐね 193 00:13:52,748 --> 00:13:54,625 また あとで会いましょう 194 00:13:54,750 --> 00:13:57,586 夕飯に ごちそうを ふるまってあげるわ 195 00:13:57,795 --> 00:13:58,712 (イレイナ)結構です 196 00:13:59,129 --> 00:13:59,964 (ミラロゼ)ん? 197 00:14:00,422 --> 00:14:03,801 大仕事のあとに お料理を作るのは 大変でしょうから 198 00:14:03,926 --> 00:14:04,969 私が作ります 199 00:14:05,511 --> 00:14:07,972 だから 死なないでくださいね 200 00:14:08,847 --> 00:14:11,976 大丈夫 私は死なないから 201 00:14:19,567 --> 00:14:21,068 さあ 行きなさい 202 00:14:22,236 --> 00:14:23,863 (イレイナ)またあとで 203 00:14:39,253 --> 00:14:40,713 (イレイナ)ん… 204 00:14:50,973 --> 00:14:52,391 来てしまいました 205 00:14:53,183 --> 00:14:54,852 (イレイナ)不思議なものです 206 00:14:54,977 --> 00:14:57,354 昨日 会ったばかりの 人だというのに― 207 00:14:57,479 --> 00:15:01,191 彼女には 生きていてほしいと 思ってしまうのですから… 208 00:15:01,317 --> 00:15:04,111 だから 私も一緒に戦います 209 00:15:04,236 --> 00:15:05,321 死なない程度に! 210 00:15:05,321 --> 00:15:05,905 死なない程度に! 211 00:15:05,321 --> 00:15:05,905 (ジャバリエの咆哮) 212 00:15:05,905 --> 00:15:06,030 (ジャバリエの咆哮) 213 00:15:06,030 --> 00:15:06,947 (ジャバリエの咆哮) 214 00:15:06,030 --> 00:15:06,947 (イレイナ)あっ! 215 00:15:10,951 --> 00:15:12,995 (ジャバリエの咆哮) 216 00:15:15,497 --> 00:15:17,249 さあ こっちよ! 217 00:15:24,298 --> 00:15:26,467 (咆哮) 218 00:15:42,524 --> 00:15:44,360 (咆哮) 219 00:15:47,571 --> 00:15:49,323 来なさい ジャバリエ! 220 00:15:57,665 --> 00:15:58,749 来ました 221 00:15:59,041 --> 00:16:01,335 (ジャバリエの咆哮) 222 00:16:17,893 --> 00:16:18,978 (ミラロゼ)んっ! 223 00:16:29,238 --> 00:16:30,531 (ジャバリエのうめき声) 224 00:16:38,163 --> 00:16:39,415 やりました! 225 00:16:45,796 --> 00:16:47,131 (うめき声) 226 00:16:48,716 --> 00:16:52,302 (うめき声) 227 00:16:57,891 --> 00:16:59,643 (うめき声) 228 00:17:04,690 --> 00:17:06,150 (うめき声) 229 00:17:10,112 --> 00:17:12,114 (うめき声) 230 00:17:12,865 --> 00:17:14,366 強いですね… 231 00:17:14,491 --> 00:17:16,452 私の出番はないかも… 232 00:17:21,040 --> 00:17:26,879 (ジャバリエのうめき声) 233 00:17:33,677 --> 00:17:35,179 ミラロゼさん! 234 00:17:40,684 --> 00:17:41,852 くっ… 235 00:17:49,151 --> 00:17:50,486 (ジャバリエのうなり声) 236 00:18:05,459 --> 00:18:07,252 (うめき声) 237 00:18:11,090 --> 00:18:15,344 (うめき声) 238 00:18:30,651 --> 00:18:33,112 フッ… そうだったのね 239 00:18:33,779 --> 00:18:36,406 (うめき声) 240 00:18:51,630 --> 00:18:56,677 (うめき声) 241 00:18:57,719 --> 00:18:59,680 (イレイナ)すごいですね… 242 00:18:59,805 --> 00:19:04,977 (ジャバリエのうめき声) 243 00:19:09,481 --> 00:19:10,482 (イレイナ)んっ… 244 00:19:10,607 --> 00:19:14,278 (ミラロゼ)どう? 私の絶望が分かったかしら? 245 00:19:21,243 --> 00:19:22,244 (ミラロゼ)さようなら 246 00:19:23,787 --> 00:19:24,997 お父様… 247 00:19:27,541 --> 00:19:28,375 (イレイナ)ハッ! 248 00:19:28,500 --> 00:19:29,251 あっ! 249 00:19:39,428 --> 00:19:41,054 思い出したのよ 250 00:19:41,305 --> 00:19:42,639 取り戻したのよ! 251 00:19:45,100 --> 00:19:46,560 全部ね! 252 00:19:46,977 --> 00:19:47,978 (イレイナ)くっ… 253 00:19:50,147 --> 00:19:52,482 アハハハハ! 254 00:19:52,816 --> 00:19:59,573 (ミラロゼの笑い声) 255 00:20:05,204 --> 00:20:07,956 (イレイナ)彼女は 料理人の子を みごもったことを 256 00:20:08,540 --> 00:20:11,418 父である国王に話しました 257 00:20:12,085 --> 00:20:13,962 国王は こう言いました 258 00:20:15,005 --> 00:20:17,007 “処刑する”と 259 00:20:17,466 --> 00:20:21,887 身分違いの恋を 国王は 許さなかったのです 260 00:20:22,095 --> 00:20:24,473 料理人は ひどい拷問を受け― 261 00:20:24,598 --> 00:20:27,226 彼女の目の前で 火あぶりにされたのです 262 00:20:29,937 --> 00:20:31,939 そして この子も… 263 00:20:34,066 --> 00:20:35,776 私は誓ったわ 264 00:20:35,901 --> 00:20:37,861 すべて殺すと 265 00:20:39,738 --> 00:20:42,699 まず この城を 安全な場所にするために― 266 00:20:42,824 --> 00:20:45,702 魔法使いだけを 通す結界を張ったわ 267 00:20:45,827 --> 00:20:49,998 (イレイナ) だからジャバリエは 城に 入れないということだったのですか 268 00:20:53,460 --> 00:20:56,129 そして 私自身に手紙を残し 269 00:20:56,255 --> 00:20:59,007 父にバケモノになる呪いをかけた 270 00:20:59,132 --> 00:21:02,010 代償として 私は記憶を失った 271 00:21:02,469 --> 00:21:03,679 お父様は… 272 00:21:03,804 --> 00:21:07,474 ジャバリエは国を破壊し 国民を… 273 00:21:07,891 --> 00:21:11,186 ええ みずからが食らったのよ 274 00:21:11,603 --> 00:21:15,148 しかも 王としての 意識があるままに 275 00:21:15,857 --> 00:21:19,695 あのバケモノは 父の意志とは 関係なく 国民たちを… 276 00:21:19,820 --> 00:21:23,323 フフッ… これで父にも 理解できたでしょう 277 00:21:23,448 --> 00:21:27,536 大切なものを奪われるのが どういう気持ちかを 278 00:21:28,078 --> 00:21:29,955 絶望を… 279 00:21:30,664 --> 00:21:33,000 (ミラロゼの鼻歌) 280 00:21:43,927 --> 00:21:45,053 (ミラロゼ)フッ… 281 00:21:45,595 --> 00:21:48,807 さっ パンが焼けましたよ お食事にしましょう 282 00:21:49,266 --> 00:21:50,809 (ミラロゼ) それでは いただきます 283 00:21:57,316 --> 00:21:58,608 はむっ… 284 00:21:58,859 --> 00:22:01,069 どう? おいしい? 285 00:22:02,779 --> 00:22:04,406 そう よかった 286 00:22:04,531 --> 00:22:08,243 でも やっぱりあなたが 焼くパンには かなわないわね 287 00:22:08,577 --> 00:22:09,494 もっと食べる? 288 00:22:09,953 --> 00:22:13,206 あっ ほらほら ほっぺにジャムがついてますよ 289 00:22:13,332 --> 00:22:14,499 フフフ 290 00:22:14,791 --> 00:22:17,502 ウフフフ… 291 00:22:20,547 --> 00:22:24,801 (イレイナ) こうして すべて彼女の 計画どおりに進んだ“恋のお話”は 292 00:22:24,926 --> 00:22:26,720 幕を閉じました 293 00:22:26,845 --> 00:22:30,932 民なき国の王女となった 彼女自身の手によって… 294 00:22:31,058 --> 00:22:36,063 ♪~ 295 00:23:55,976 --> 00:24:00,981 ~♪