1 00:00:02,011 --> 00:00:04,680 神はいない。 人は自立しない。 2 00:00:04,680 --> 00:00:08,350 だが 絶望はしない! 3 00:00:08,350 --> 00:00:10,686 フッ。 4 00:00:10,686 --> 00:00:13,689 ジャック・フリズビーだ。 5 00:00:13,689 --> 00:00:16,692 はぁ~! 6 00:02:08,003 --> 00:02:10,673 (オーフェン)ペットの墓じゃあるまいし。 7 00:02:10,673 --> 00:02:14,343 ちゃんとしたのは こんな胸クソ悪い場所じゃなく➡ 8 00:02:14,343 --> 00:02:17,846 改めて タフレムにでも作るからさ。 9 00:02:17,846 --> 00:02:20,849 《もう あるのかもしれないな。 10 00:02:20,849 --> 00:02:23,519 もし イールギットを派遣したヤツらが➡ 11 00:02:23,519 --> 00:02:27,189 彼女が生きて戻らないと 考えていたなら…》 12 00:02:27,189 --> 00:02:30,025 (ロッテーシャ)オーフェンさん? ん… ロッテーシャ。 13 00:02:30,025 --> 00:02:34,029 お墓を作ってたんですか? そんな大層なものじゃない。 14 00:02:34,029 --> 00:02:37,032 ごめんなさい 邪魔をしてしまって。 15 00:02:37,032 --> 00:02:40,369 その… お姉さんだったんですよね? 16 00:02:40,369 --> 00:02:43,372 あまり 似てないとは思いましたけど➡ 17 00:02:43,372 --> 00:02:48,710 私も身内を亡くしましたから… 気持ち わかります。 18 00:02:48,710 --> 00:02:51,113 《ティッシの墓だと思ってるのか》 19 00:02:53,382 --> 00:02:56,385 (ロッテーシャ)昨日 ここで 何があったんですか? 20 00:02:56,385 --> 00:03:00,489 (オーフェン)聖域から来た殺し屋が 一夜にして ここの住人と➡ 21 00:03:00,489 --> 00:03:02,991 来訪者を皆殺しにしたんだ。 22 00:03:02,991 --> 00:03:05,327 殺し屋…。 コルゴンがいれば➡ 23 00:03:05,327 --> 00:03:07,830 防げたかもしれないな。 24 00:03:07,830 --> 00:03:11,667 オーフェンさんでは 防げなかったということですか。 25 00:03:11,667 --> 00:03:15,838 魔術が使いにくい状況だった というのもある。 26 00:03:15,838 --> 00:03:18,173 (オーフェン)敵の技量も高かった。 27 00:03:18,173 --> 00:03:22,678 正面から戦いを挑んだであろう 十三使徒のスタッバーが➡ 28 00:03:22,678 --> 00:03:25,514 ああも無残に 殺されているのを見た以上➡ 29 00:03:25,514 --> 00:03:28,317 うかつな戦い方はできなかった。 30 00:03:33,856 --> 00:03:36,058 ん…。 31 00:03:41,530 --> 00:03:43,632 《領主…》 32 00:03:46,201 --> 00:03:48,203 《ゆうべ 俺が見たのは…》 33 00:03:50,372 --> 00:03:54,376 《あれは死んでいた。 どう見ても…。 34 00:03:54,376 --> 00:03:56,712 なのに どうして生きているんだ?》 35 00:03:56,712 --> 00:03:59,882 (ロッテーシャ)あの… クリーオウと マジクは➡ 36 00:03:59,882 --> 00:04:03,152 どうしたんでしょう? 今朝 顔を見たっきりで…。 37 00:04:03,152 --> 00:04:05,821 さぁな。 2人とも領主にくっついて➡ 38 00:04:05,821 --> 00:04:09,825 どこかに行っちまったし どうも様子がおかしい。 39 00:04:09,825 --> 00:04:12,661 やっぱり…。 40 00:04:12,661 --> 00:04:15,330 ちょっと協力してくれないか? 41 00:04:15,330 --> 00:04:17,666 協力? あの2人のことを➡ 42 00:04:17,666 --> 00:04:20,335 探ってほしいんだ。 ダミアンの精神支配に➡ 43 00:04:20,335 --> 00:04:24,673 かかっていないか… 2人が正気かどうか。 44 00:04:24,673 --> 00:04:28,010 いいですけど もし私も その➡ 45 00:04:28,010 --> 00:04:31,180 精神支配に かけられたりしたら…。 46 00:04:31,180 --> 00:04:34,349 そうしたら ダミアンが敵だと ハッキリとわかる。 47 00:04:34,349 --> 00:04:38,687 洗脳されてるのが2人だろうが 3人だろうが 大差ない。 48 00:04:38,687 --> 00:04:41,023 ひどいじゃないですか そんなの。 49 00:04:41,023 --> 00:04:45,360 アイツらが敵だと ハッキリすりゃ 俺がなんとかするさ。 50 00:04:45,360 --> 00:04:47,696 (ドーチン)もう ダメだ。 51 00:04:47,696 --> 00:04:50,532 地上で 最も危険な生き物に囲まれて➡ 52 00:04:50,532 --> 00:04:53,035 助かる見込みなんか…。 53 00:04:53,035 --> 00:04:55,370 (ボルカン)なんか まずいことでもあるのか? 54 00:04:55,370 --> 00:04:57,539 俺様は このでっかい黒犬に こうして体を➡ 55 00:04:57,539 --> 00:05:01,643 踏みつけられているが 大して困っていないぞ。 56 00:05:01,643 --> 00:05:04,313 いや 今改めて 心の底から➡ 57 00:05:04,313 --> 00:05:07,149 すごいって思ったよ 兄さんのこと。 58 00:05:07,149 --> 00:05:09,151 おうおう 尊敬しろ! 59 00:05:09,151 --> 00:05:12,487 この マスマテュリアの闘犬 ボルカノ・ボルカン様のことは➡ 60 00:05:12,487 --> 00:05:15,824 どれだけ尊敬しても しすぎることはないからな。 61 00:05:15,824 --> 00:05:18,660 (ボルカン)ナーッハッハッハッハッハー! 62 00:05:18,660 --> 00:05:21,864 ん? え? 63 00:05:25,334 --> 00:05:27,336 むぎゅ! えぇ~! 64 00:05:27,336 --> 00:05:30,672 (レティシャ)転移に こんなに時間がかかるなんて…。 65 00:05:30,672 --> 00:05:35,010 まったく 昔から手際が悪いのよ あなたは…。 66 00:05:35,010 --> 00:05:39,348 あの 大丈夫ですか? あら あなた無事だったのね。 67 00:05:39,348 --> 00:05:41,350 やぎ~ が~ごごご…。 68 00:05:41,350 --> 00:05:44,186 フッ。 よかっ た…。 (倒れる音) 69 00:05:44,186 --> 00:05:46,188 (ボルカン)ぶきゅ~! 70 00:05:52,194 --> 00:05:55,864 豪勢な屋敷だな。 71 00:05:55,864 --> 00:05:59,368 (ダミアン)そう この屋敷は かつて聖域との友好のため➡ 72 00:05:59,368 --> 00:06:03,138 大使の住まいとして 造られたものだからな。 73 00:06:03,138 --> 00:06:07,643 この建物に興味があるなら 言ってくれれば案内するものを。 74 00:06:07,643 --> 00:06:10,479 なぜ死体を消した? 死体? 75 00:06:10,479 --> 00:06:12,648 昨日の死体だよ。 今朝起きたら➡ 76 00:06:12,648 --> 00:06:16,652 ゆうべの騒ぎなどなかったように 庭にも 建物の中にも➡ 77 00:06:16,652 --> 00:06:20,656 一つも残っていなかった。 アンタが片づけたんだろ? 78 00:06:20,656 --> 00:06:23,158 残しておいたほうがよかったかね。 79 00:06:23,158 --> 00:06:25,160 死体を調べられたら まずいことでも➡ 80 00:06:25,160 --> 00:06:27,162 あったんじゃないのか? 81 00:06:27,162 --> 00:06:29,998 他に聞きたいことはあるかね? 82 00:06:29,998 --> 00:06:33,835 ウィノナは? 兵士の詰め所に移したよ。 83 00:06:33,835 --> 00:06:37,339 生き残った領主の護衛は 彼女だけだろ? 84 00:06:37,339 --> 00:06:40,008 傷が軽いなら 領主のそばに置いといたほうが➡ 85 00:06:40,008 --> 00:06:43,512 いいんじゃないのか? 護衛なら君がいる。 86 00:06:43,512 --> 00:06:46,014 引き受けた覚えはないが。 87 00:06:46,014 --> 00:06:49,351 ん~ 領主様に会えば その気も変わるだろう。 88 00:06:49,351 --> 00:06:51,853 守るべき価値のある方だ。 89 00:06:51,853 --> 00:06:54,856 フン。 兵士の詰め所に行くがいい。 90 00:06:54,856 --> 00:06:58,193 ちょうど領主様が ウィノナを慰問している。 91 00:06:58,193 --> 00:07:00,595 挨拶でもしてくるんだな。 92 00:07:05,133 --> 00:07:07,135 《ダミアンが ウソをついていることは➡ 93 00:07:07,135 --> 00:07:09,137 間違いないんだ。 94 00:07:09,137 --> 00:07:12,641 問題は なんのために 何を隠しているのか…》 95 00:07:16,979 --> 00:07:19,481 (ドアの開閉音) 96 00:07:31,660 --> 00:07:34,162 (オーフェン)ウィノナ オーフェンだ。 入るぞ。 (すすり泣く声) 97 00:07:34,162 --> 00:07:37,833 (ドアの開閉音) 98 00:07:37,833 --> 00:07:40,168 (ウィノナ)あぁ よく来てくれたね。 99 00:07:40,168 --> 00:07:43,839 アンタが領主様を 守ってくれたんだって? 100 00:07:43,839 --> 00:07:47,509 何言ってるんだ? 俺は何もしていない。 101 00:07:47,509 --> 00:07:52,180 あの 掛けがえのないお方を 守ってくれて 本当に感謝してる。 102 00:07:52,180 --> 00:07:55,684 あの方に もしものことがあったら 私は…。 103 00:07:55,684 --> 00:07:59,021 君の 領主への信奉はよくわかった。 104 00:07:59,021 --> 00:08:02,290 そのうえで 確かめたいことがあるんだ。 105 00:08:02,290 --> 00:08:06,795 ゆうべ あの部屋で死んでいたのは 領主じゃなかったのか? 106 00:08:06,795 --> 00:08:10,799 なんのことだい? 君は死体を見て逆上した。 107 00:08:10,799 --> 00:08:13,301 (オーフェン)我を忘れて あの黒い服の殺し屋に➡ 108 00:08:13,301 --> 00:08:15,303 飛びかかっていったろ。 109 00:08:15,303 --> 00:08:19,474 それは 死んでいたのが 領主だったからじゃないのか? 110 00:08:19,474 --> 00:08:21,810 領主様は生きておられる。 111 00:08:21,810 --> 00:08:24,312 私の見間違いだったんだろうさ。 112 00:08:24,312 --> 00:08:26,815 じゃあ あれは誰だったんだ? 113 00:08:26,815 --> 00:08:29,651 領主には 替え玉でもいるっていうのか。 114 00:08:29,651 --> 00:08:32,821 知らないね。 私が知ってるのは➡ 115 00:08:32,821 --> 00:08:36,158 領主様が今日もご無事で さっき この部屋を訪れて➡ 116 00:08:36,158 --> 00:08:40,495 私に慈悲深い慰めの言葉を かけてくれたってことだよ。 117 00:08:40,495 --> 00:08:44,166 だとしたら…。 118 00:08:44,166 --> 00:08:46,668 領主様は死なない。 119 00:08:46,668 --> 00:08:48,870 それは 天のご意志なんだ。 120 00:08:56,845 --> 00:08:59,347 《オーフェン:崩しの拳と 言っていたか…。 121 00:08:59,347 --> 00:09:04,786 最小限の動きで 最大の威力を発揮する打撃法。 122 00:09:04,786 --> 00:09:07,122 たった一撃で頭蓋骨を砕く➡ 123 00:09:07,122 --> 00:09:11,626 全身を粉々に吹き飛ばす 四肢を両断する…。 124 00:09:11,626 --> 00:09:15,630 あの男の破壊力は 生物としておかしい。 125 00:09:15,630 --> 00:09:19,134 何か秘密があるはずなんだ。 魔術か?》 126 00:09:30,312 --> 00:09:33,648 《ヘイルストーム… 魔術でも 技でも倒せない相手を➡ 127 00:09:33,648 --> 00:09:36,318 無力化する武器 か。 128 00:09:36,318 --> 00:09:41,156 至近距離でなければ 当たる確率は ほぼ ゼロに等しい。 129 00:09:41,156 --> 00:09:45,160 ヤツと戦って そんな距離で これを撃てるチャンスなど…》 130 00:09:47,329 --> 00:09:51,166 《オーフェン:ティッシなら アイツを倒せるのか? 131 00:09:51,166 --> 00:09:54,669 アザリーや コルゴンならどうする? 132 00:09:54,669 --> 00:09:58,573 先生なら… チャイルドマン・パウダーフィールドなら…》 133 00:10:00,842 --> 00:10:03,144 あっ。 134 00:10:05,180 --> 00:10:07,349 クリーオウ。 135 00:10:07,349 --> 00:10:11,686 (クリーオウ)食事 用意できたって 領主様が。 136 00:10:11,686 --> 00:10:14,189 わかった。 137 00:10:27,035 --> 00:10:31,540 (アルマゲスト)皆が信じるものが何か それは知らない。 138 00:10:31,540 --> 00:10:34,876 (アルマゲスト)私が信じるもののために この食事がある。 139 00:10:34,876 --> 00:10:38,380 君たちの信じるもののために この食事がある。 140 00:10:41,216 --> 00:10:44,719 すべて 等しく感謝して それぞれの流儀で食す。 141 00:10:46,888 --> 00:10:48,890 (クリーオウ/マジク)感謝します。 142 00:10:51,226 --> 00:10:53,228 無粋だな。 143 00:10:53,228 --> 00:10:55,730 俺が求められてるのは 行儀じゃなくて➡ 144 00:10:55,730 --> 00:10:58,400 あの暗殺者を倒すことだろ。 145 00:10:58,400 --> 00:11:02,837 ジャック・フリズビー。 悪霊と呼ばれる男だ。 146 00:11:02,837 --> 00:11:05,340 知ってるのか? ダミアンは どんなことでも➡ 147 00:11:05,340 --> 00:11:07,342 すぐに調べてくれる。 148 00:11:07,342 --> 00:11:10,679 (アルマゲスト)私は その情報を 受け取るだけでいい。 149 00:11:10,679 --> 00:11:13,348 あれは 実に強力な暗殺者だった。 150 00:11:13,348 --> 00:11:15,350 大勢の犠牲者が出たことは➡ 151 00:11:15,350 --> 00:11:19,020 悔やんでも 悔やみきれることではない。 152 00:11:19,020 --> 00:11:21,856 (オーフェン)クリーオウ レキはどうしたんだ? 153 00:11:21,856 --> 00:11:27,529 あ…。 (オーフェン)マジク 昨日はどこにいた? 154 00:11:27,529 --> 00:11:31,700 答えられねえよな。 精神支配されてたんじゃ。 155 00:11:31,700 --> 00:11:34,202 ハッキリしたな。 お前らは敵だ! 156 00:11:34,202 --> 00:11:39,374 オーフェンさん。 精神支配? なんのことかね? 157 00:11:39,374 --> 00:11:42,711 しらばっくれるな お前たちは…。 (ロッテーシャ)オーフェンさん。 158 00:11:42,711 --> 00:11:45,547 私 2人に会って話をしたんです。 159 00:11:45,547 --> 00:11:49,050 そしたら 違うんです! 違うって…。 160 00:11:49,050 --> 00:11:51,720 いつもと違うんだろ? 見ればわかる。 161 00:11:51,720 --> 00:11:55,890 そうじゃなくて…。 私が話すわ。 162 00:11:55,890 --> 00:11:59,894 といっても どう話していいか わからないけど…。 163 00:11:59,894 --> 00:12:02,664 ダミアン! クリーオウに何を話させようと…。 164 00:12:02,664 --> 00:12:05,333 (クリーオウ)私 操られてなんかいない。 165 00:12:05,333 --> 00:12:07,502 えっ? 166 00:12:07,502 --> 00:12:10,005 (マジク)お師様 落ち着いてください。 167 00:12:10,005 --> 00:12:12,340 マジク クリーオウ…。 168 00:12:12,340 --> 00:12:16,344 領主様は 私の間違いを 正してくれるって…。 169 00:12:16,344 --> 00:12:20,348 ライアンが死んだことを なかったことにしてくれるって。 170 00:12:20,348 --> 00:12:23,518 はぁ? どうするっていうんだ? 171 00:12:23,518 --> 00:12:26,521 生き返らせるとでもいうのか? ライアンを。 172 00:12:26,521 --> 00:12:29,024 (アルマゲスト)私は ただ 彼女に贖罪の機会を➡ 173 00:12:29,024 --> 00:12:31,359 用意すると言ったのだ。 174 00:12:31,359 --> 00:12:34,029 ライアン・キルマークドを ドッペル・イクスとして➡ 175 00:12:34,029 --> 00:12:37,832 あのような魔道に陥れた者たちを 放ってはおけないだろう。 176 00:12:40,368 --> 00:12:43,705 私 もう レキに頼ったりしないって…。 177 00:12:43,705 --> 00:12:48,209 レキに つらいことさせない って思ってたのに…。 178 00:12:48,209 --> 00:12:50,879 ((ライアン:君が誰でもかまわない。 179 00:12:50,879 --> 00:12:56,551 今までも 今も 僕は ずっと誰かに➡ 180 00:12:56,551 --> 00:13:00,488 絶望を…。 (クリーオウ)ライアン 私…。 181 00:13:00,488 --> 00:13:04,659 神のいない この世界で 奇跡は起こらない。 182 00:13:04,659 --> 00:13:06,661 でも 奇跡が起こらないことが➡ 183 00:13:06,661 --> 00:13:09,164 絶望なのではなくて➡ 184 00:13:09,164 --> 00:13:12,000 奇跡など起こらないと 知りながら➡ 185 00:13:12,000 --> 00:13:16,671 生き続けなければいけないこと それが…。 186 00:13:16,671 --> 00:13:20,175 うっ う…)) 187 00:13:20,175 --> 00:13:24,679 でも レキは行っちゃった。 たぶん 私が心の底で➡ 188 00:13:24,679 --> 00:13:27,015 一緒にいないほうがいいって 望んだのが➡ 189 00:13:27,015 --> 00:13:29,017 伝わっちゃったんだ。 190 00:13:29,017 --> 00:13:31,019 クリーオウ…。 191 00:13:31,019 --> 00:13:34,355 お師様。 僕 もう お師様から➡ 192 00:13:34,355 --> 00:13:36,358 学ぶことはないんでしょ? 193 00:13:36,358 --> 00:13:40,195 だったら 僕は これから領主様の下で学びます。 194 00:13:40,195 --> 00:13:42,197 何を言ってる? 195 00:13:42,197 --> 00:13:46,034 彼には才能がある。 私が指導すれば ゆくゆくは➡ 196 00:13:46,034 --> 00:13:49,704 ユイスのような 優れた 魔術の使い手になれるだろう。 197 00:13:49,704 --> 00:13:53,208 バカ言うな! マジクは コルゴンにはなれない! 198 00:13:53,208 --> 00:13:56,378 (アルマゲスト)この少年の将来を 否定するのかね? 199 00:13:56,378 --> 00:14:00,815 違う! コルゴンの強さは取捨選択の強さだ! 200 00:14:00,815 --> 00:14:03,985 他人を殺して自分が生きる。 そんな非情さを➡ 201 00:14:03,985 --> 00:14:07,489 マジクが手に入れられるわけがない! 202 00:14:07,489 --> 00:14:09,491 お師様が 教えてくれたことが➡ 203 00:14:09,491 --> 00:14:12,827 無駄だったなんて思いません。 204 00:14:12,827 --> 00:14:16,498 でも 僕は お師様のようにはなれないから。 205 00:14:16,498 --> 00:14:20,168 (オーフェン)なら 何になる? 領主の兵隊か? 206 00:14:20,168 --> 00:14:23,505 お前たちのやってることは ままごとにすぎない! 207 00:14:23,505 --> 00:14:26,674 ドラゴン種族が本気になったら 何もできないくせに➡ 208 00:14:26,674 --> 00:14:30,345 コソコソ隠れて 相手を挑発してるだけだ。 209 00:14:30,345 --> 00:14:34,182 (オーフェン)そんな戦争ごっこに 俺たちを巻き込むな! 210 00:14:34,182 --> 00:14:38,686 私が あのディープ・ドラゴンに 何を託したと思うかね? 211 00:14:38,686 --> 00:14:42,357 何? (アルマゲスト)戦争ごっこかもしれん。 212 00:14:42,357 --> 00:14:45,693 だが 私は勝つつもりでいる。 213 00:14:45,693 --> 00:14:48,696 聖域が今 何を考えているのか➡ 214 00:14:48,696 --> 00:14:51,533 300年間の 際どい安定を経て訪れた➡ 215 00:14:51,533 --> 00:14:56,538 破局的な大災厄に対して 何をしようとしているのか。 216 00:14:56,538 --> 00:14:59,207 大災厄だと? 217 00:14:59,207 --> 00:15:03,978 人間種族が生き残るためには 犠牲も やむをえないのだ。 218 00:15:03,978 --> 00:15:07,982 それを この私が選別することを 君は嫌うのだろうが…。 219 00:15:10,151 --> 00:15:13,655 チャイルドマン・パウダーフィールドも 聖域と戦うために➡ 220 00:15:13,655 --> 00:15:17,492 君たちを鍛えた。 我々が共闘することは➡ 221 00:15:17,492 --> 00:15:20,495 必然ではないのかね? 222 00:15:22,664 --> 00:15:25,667 そういえば まだ名乗っていなかったな。 223 00:15:25,667 --> 00:15:29,337 アルマゲスト。 それが私の名前だ。 224 00:15:29,337 --> 00:15:34,008 そして 私が信じるものは 人間と その友人たち。 225 00:15:34,008 --> 00:15:38,346 その存続のためなら この命など惜しくはない。 226 00:15:38,346 --> 00:15:40,548 よくできた冗談だな。 227 00:15:42,517 --> 00:15:44,519 あぁ? おぉっ。 228 00:15:44,519 --> 00:15:46,821 うおっ なんだ!? 229 00:15:50,024 --> 00:15:54,362 ウィノナ! 兵士の詰め所か。 230 00:15:54,362 --> 00:15:58,032 侵入者は 生き残った兵士を 狙ったということか。 231 00:15:58,032 --> 00:16:01,135 生き残って ここにいたのは ウィノナだけだろう。 232 00:16:01,135 --> 00:16:04,138 確かに 彼女1人を狙って ここまでやるのは➡ 233 00:16:04,138 --> 00:16:06,474 不自然かもしれない。 234 00:16:06,474 --> 00:16:09,310 だとすれば これは敵の陽動だ。 235 00:16:09,310 --> 00:16:11,479 君は領主様の所に戻ってくれ。 236 00:16:11,479 --> 00:16:14,315 それは アンタの役目じゃないのか? 237 00:16:14,315 --> 00:16:17,819 ウィノナを捜すなら 私のほうが向いている。 238 00:16:17,819 --> 00:16:20,154 ゆうべは 役立たずだったじゃねぇか。 239 00:16:20,154 --> 00:16:23,825 君もだろう? 240 00:16:23,825 --> 00:16:26,995 ジャックの仕業か? そんなはずはない。 241 00:16:26,995 --> 00:16:31,165 私は今 ネットワークの封鎖に 全力を傾けている。 242 00:16:31,165 --> 00:16:35,336 彼らは まだ 領主様が死んだと 思っているはずだ。 243 00:16:35,336 --> 00:16:39,340 じゃあ 誰が? それを考えるのは後でいい。 244 00:16:39,340 --> 00:16:43,144 とにかく ウィノナの探索は 私に任せて 君は戻れ。 245 00:16:48,516 --> 00:16:54,188 《ささいな計算違いだ。 しかし 大いに好ましくない。 246 00:16:54,188 --> 00:16:58,860 天魔の魔女… いや 魔女たち…。 247 00:16:58,860 --> 00:17:00,862 化け物め》 248 00:17:03,798 --> 00:17:06,801 《ダミアンが 俺を あの場所から 追い払いたがっていたのは➡ 249 00:17:06,801 --> 00:17:11,306 明らかだ。 あれは ドッペル・イクスの仕業じゃない。 250 00:17:11,306 --> 00:17:16,811 まして 十三使徒の 後続部隊であるはずがない。 251 00:17:16,811 --> 00:17:21,316 ダミアンが 俺に知られたくない敵が 他にいるっていうのか》 252 00:17:25,820 --> 00:17:30,158 《襲撃者は まだ この辺にいるはずだ》 253 00:17:30,158 --> 00:17:32,360 (足音) 254 00:17:34,996 --> 00:17:37,999 ウィノナ 無事だったのか。 255 00:17:37,999 --> 00:17:41,336 あの攻撃 アンタじゃないだろうね。 256 00:17:41,336 --> 00:17:43,504 俺は まだ君が あそこにいると思って➡ 257 00:17:43,504 --> 00:17:47,008 出てきたんだ。 なんか 嫌な感じがしてね。 258 00:17:47,008 --> 00:17:50,845 呪文が聞こえたと思ったら 屋根が吹っ飛んだのさ。 259 00:17:50,845 --> 00:17:54,682 気配を頼りに追いかけたけど 見失っちまったよ。 260 00:17:54,682 --> 00:17:57,852 呪文? じゃあ敵は魔術士? 261 00:17:57,852 --> 00:17:59,854 だろうね。 262 00:17:59,854 --> 00:18:02,457 ダミアンが何かを隠してる。 263 00:18:02,457 --> 00:18:05,460 君も ヤツを信用してないんだろ? 264 00:18:05,460 --> 00:18:09,631 だからって 今 ダミアンと もんちゃくを起こすのはまずい。 265 00:18:09,631 --> 00:18:14,635 状況が状況だし 領主様には ダミアンが必要だよ。 266 00:18:14,635 --> 00:18:17,138 だが 状況は いずれまた変わる。 267 00:18:17,138 --> 00:18:19,474 それまでに 何かの伏線を用意しておく➡ 268 00:18:19,474 --> 00:18:22,310 っていうのは 悪い話じゃないだろ? 269 00:18:22,310 --> 00:18:25,813 アンタ 何が言いたいんだい? 270 00:18:25,813 --> 00:18:28,483 自分でもわからない。 だが➡ 271 00:18:28,483 --> 00:18:30,818 ものすごく 重要なことかもしれない。 272 00:18:30,818 --> 00:18:32,987 取るに足らないことかもしれない。 273 00:18:32,987 --> 00:18:36,157 私に何をさせたい? もし今 ダミアンが君に➡ 274 00:18:36,157 --> 00:18:39,827 命令を出すとしたら 何を言うと思う? 275 00:18:39,827 --> 00:18:43,831 侵入者を発見して 抹殺しろってとこじゃない? 276 00:18:43,831 --> 00:18:45,833 それに逆らえとは言わない。 277 00:18:45,833 --> 00:18:49,337 ただ 遂行する前に 一呼吸置いてほしい。 278 00:18:49,337 --> 00:18:51,506 飛びかかる前に考えるんだ。 279 00:18:51,506 --> 00:18:55,843 侵入者が何者で 何を目的としているのか。 280 00:18:55,843 --> 00:18:58,680 それで 何が得られるのさ? 281 00:18:58,680 --> 00:19:01,949 わからないと言ったろ。 襲撃者が 単に➡ 282 00:19:01,949 --> 00:19:04,118 領主の暗殺を 目的としているなら➡ 283 00:19:04,118 --> 00:19:06,120 君の好きにしていい。 284 00:19:06,120 --> 00:19:09,123 ただ 違う目的を 持っているようなら➡ 285 00:19:09,123 --> 00:19:11,793 それを確かめてくれ。 286 00:19:11,793 --> 00:19:14,495 アンタ まるで扇動家だね。 287 00:19:18,132 --> 00:19:21,969 脈はあったな。 288 00:19:21,969 --> 00:19:25,807 《オーフェン:扇動家か。 確かに俺は 彼女を焚きつけて➡ 289 00:19:25,807 --> 00:19:28,643 見返りは何も与えない。 290 00:19:28,643 --> 00:19:31,646 都合よく 利用しようとしてるだけだ。 291 00:19:31,646 --> 00:19:34,816 だが 手段を選んでいる余裕はない。 292 00:19:34,816 --> 00:19:38,152 まずは 敵を 目の前に引きずり出すこと…。 293 00:19:38,152 --> 00:19:40,154 そうすれば戦える》 294 00:19:40,154 --> 00:19:45,326 《領主様には ダミアンが必要だ。 そうは言ったけど…。 295 00:19:45,326 --> 00:19:49,163 まったく 余計な力を 持っている連中というのは➡ 296 00:19:49,163 --> 00:19:52,834 領主様に 災いしてばかりじゃないか。 297 00:19:52,834 --> 00:19:56,170 生まれながらに人知を超えた力を 持っているような➡ 298 00:19:56,170 --> 00:19:59,340 惰弱な魔術士どもとは違う。 299 00:19:59,340 --> 00:20:01,676 私は ヤツらのようにはならない。 300 00:20:01,676 --> 00:20:05,012 そうさ 楽な報酬は求めない》 301 00:20:05,012 --> 00:20:07,181 ((⚟ほら 行け! ほら まだまだ行けるぞ! 302 00:20:07,181 --> 00:20:09,183 えい! うっ。 303 00:20:09,183 --> 00:20:11,686 何してる! しっかり顔上げろ! 304 00:20:11,686 --> 00:20:13,688 うっ! 305 00:20:13,688 --> 00:20:16,691 (うめき声) 306 00:20:16,691 --> 00:20:19,193 ほら 立て! ⚟ここが普通だ! 307 00:20:19,193 --> 00:20:21,529 ここにいないのは 堕落したヤツらだ! 308 00:20:21,529 --> 00:20:23,865 (みんな)ここが普通だ! ここにいないのは➡ 309 00:20:23,865 --> 00:20:28,035 堕落したヤツらだ!)) 310 00:20:28,035 --> 00:20:32,373 《あの地獄で 犬しか持ち物のない 不良娘だった私は➡ 311 00:20:32,373 --> 00:20:34,876 騎士に生まれ変わったんだ。 312 00:20:34,876 --> 00:20:38,579 この体一つで 私は領主様を守り抜く》 313 00:20:44,051 --> 00:20:48,556 《相手が魔術士だとしたら 自分の姿を消すこともできる。 314 00:20:48,556 --> 00:20:51,392 捜し出すことが難しいなら わざと隙をつくって➡ 315 00:20:51,392 --> 00:20:54,095 誘い出すほうが早いか》 316 00:20:56,063 --> 00:21:00,001 《ほら 私は1人さ。 しかも アンタにとっては➡ 317 00:21:00,001 --> 00:21:03,838 いちばん くみしやすい 無力な兵士だよ。 318 00:21:03,838 --> 00:21:08,676 いかにも使いっ走りの 筋肉バカに見えるだろ? 319 00:21:08,676 --> 00:21:11,679 大陸最高の 暗殺技能者でもなければ➡ 320 00:21:11,679 --> 00:21:15,016 得体のしれない化け物でもない。 321 00:21:15,016 --> 00:21:20,855 さぁ 早く足音を忍ばせて 私の背後に現れておくれよ。 322 00:21:20,855 --> 00:21:23,191 飛びかかる前に考えるんだ? 323 00:21:23,191 --> 00:21:26,360 お気楽な魔術士らしい妄言だね。 324 00:21:26,360 --> 00:21:29,197 私らが敵を前にして 一拍置くことが➡ 325 00:21:29,197 --> 00:21:33,034 どんな意味を持つか わかってるの…》 326 00:21:33,034 --> 00:21:35,336 かっ。 327 00:21:39,874 --> 00:21:42,877 もう二度と 暗殺者を領主様には➡ 328 00:21:42,877 --> 00:21:45,546 近づかせない! 329 00:21:45,546 --> 00:21:48,216 あっ! (銃声) 330 00:21:48,216 --> 00:21:52,220 え… あっ…。 331 00:21:52,220 --> 00:21:55,623 あ あ…。