1 00:00:02,002 --> 00:00:05,839 (アノス)それで 神託が外れた 言い訳は思いついたのか? 2 00:00:05,839 --> 00:00:11,678 (アヒデ)外れたのではなく あなたが神託に背いたのですよ。 3 00:00:11,678 --> 00:00:18,518 その罰が下されるでしょう。 ディルヘイドの魔王アノス・ヴォルディゴード。 4 00:00:18,518 --> 00:00:23,023 (アヒデ)あなたの国 あなたの王都は 今日滅ぶ。 5 00:00:23,023 --> 00:00:25,526 (雨音) 6 00:02:09,329 --> 00:02:11,331 (アヒデ)我が神よ。 7 00:02:11,331 --> 00:02:17,037 創造の月アーティエルトノアの 奇跡を示したまえ。 8 00:02:21,842 --> 00:02:24,678 問おう。 選定の神アルカナ。 9 00:02:24,678 --> 00:02:29,516 お前は ミッドヘイズを滅ぼしたいか? それとも救いたいか? 10 00:02:29,516 --> 00:02:32,352 滅びを願うような神には見えぬ。 11 00:02:32,352 --> 00:02:36,023 フフフッ とうとう 神に乞い願いましたか。 12 00:02:36,023 --> 00:02:38,525 しかし… ごふぁ! ガハッ! 13 00:02:38,525 --> 00:02:40,827 答えよ アルカナ。 14 00:02:43,363 --> 00:02:47,567 お前が滅びを願っていないのなら 俺が救ってやろう。 15 00:02:49,536 --> 00:02:52,873 (アルカナ)たく… ない。 16 00:02:52,873 --> 00:02:58,211 この身は 人々を救うために。 17 00:02:58,211 --> 00:03:02,315 私は 滅ぼすための奇跡じゃない! 18 00:03:02,315 --> 00:03:05,519 そうか。 シン。 19 00:03:09,823 --> 00:03:12,659 ああ…。 20 00:03:12,659 --> 00:03:17,664 (シン)略奪剣 秘奥が七。 夜奪絶佳。 21 00:03:17,664 --> 00:03:21,835 あなたは敵。 私は排除しなければならない。 22 00:03:21,835 --> 00:03:25,839 お気になさらず。 不可能ですので。 23 00:03:28,175 --> 00:03:30,177 (シン)斬神剣。 24 00:03:30,177 --> 00:03:33,680 秘奥が三。 無間。 25 00:03:35,682 --> 00:03:37,684 ンッ…。 26 00:03:39,686 --> 00:03:41,888 ハッ…。 まだ続けますか? 27 00:03:43,857 --> 00:03:47,194 我が神が どこへ行ったか 気になりますか? 28 00:03:47,194 --> 00:03:49,696 どのみち ここに現れる。 29 00:03:49,696 --> 00:03:52,699 (アヒデ)グアラ・ナーテ・フォルテオス。 30 00:03:52,699 --> 00:03:56,036 (アノス)霊神人剣を回収していたか。 31 00:03:56,036 --> 00:03:59,539 あなたは 神託を覆したと思ったでしょう。 32 00:03:59,539 --> 00:04:04,144 しかし すべては神の手の上。 33 00:04:04,144 --> 00:04:06,980 今 神託を賜りました。 34 00:04:06,980 --> 00:04:10,484 これで 無抵抗でいる必要もなくなった。 35 00:04:10,484 --> 00:04:13,820 俺を倒す準備が 整ったというわけか。 36 00:04:13,820 --> 00:04:16,523 場所を変えましょうか。 37 00:04:18,992 --> 00:04:21,995 アゼプト・アルカナ。 38 00:04:25,165 --> 00:04:27,167 フッ。 39 00:04:29,169 --> 00:04:31,872 フッ フフフ。 40 00:04:34,508 --> 00:04:36,510 (アルカナ)あなたは これより➡ 41 00:04:36,510 --> 00:04:40,680 全能者の剣リヴァインギルマの 審判を受ける。 42 00:04:40,680 --> 00:04:44,518 この神剣があるかぎり 我が信徒アヒデは➡ 43 00:04:44,518 --> 00:04:47,354 いかなる滅びをも受け付けない。 44 00:04:47,354 --> 00:04:53,360 滅ぼす方法は1つ。 その剣を抜き 三度 彼を斬りつけること。 45 00:04:53,360 --> 00:04:57,531 しかし その剣は 鞘に納めていなければならない。 46 00:04:57,531 --> 00:05:00,467 引き抜けば その者の根源は➡ 47 00:05:00,467 --> 00:05:04,638 現在 過去 未来にわたり 消滅する。 48 00:05:04,638 --> 00:05:07,974 不適合者アノスは審問に答えよ。 49 00:05:07,974 --> 00:05:11,144 「全能者は この世にいるか?」。 50 00:05:11,144 --> 00:05:13,980 (アヒデ)神託が下りましたよ。 51 00:05:13,980 --> 00:05:19,319 あなたは 私には絶対に勝てないと! 52 00:05:19,319 --> 00:05:21,822 なっ!? 53 00:05:21,822 --> 00:05:24,825 剣の力は本物のようだな。 54 00:05:24,825 --> 00:05:27,827 ぬおっ! グァッ…。 55 00:05:29,829 --> 00:05:32,132 ギア・グレアス。 56 00:05:36,503 --> 00:05:38,805 フフッ 無駄ですよ。 57 00:05:44,344 --> 00:05:46,846 フフフッ…。 (アノス)俺から目を離してどうする? 58 00:05:46,846 --> 00:05:48,849 んっ!? グォッ…。 59 00:05:48,849 --> 00:05:52,853 体が不滅ならば これはどうだ。 ネドネリアズ。 60 00:05:54,854 --> 00:05:59,059 悪夢を見せる魔法でしたか? 効きませんよ。 61 00:06:00,961 --> 00:06:03,129 月は満ちる。 62 00:06:03,129 --> 00:06:07,467 多くの命が滅び 神へとささげられれば! 63 00:06:07,467 --> 00:06:09,469 ハッ! 64 00:06:12,973 --> 00:06:16,977 アヒデ。 竜人たちを供物にしては…。 65 00:06:16,977 --> 00:06:20,981 懺悔いたします。 どうかお許しください。 66 00:06:20,981 --> 00:06:23,149 ンッ…。 67 00:06:23,149 --> 00:06:28,154 うん? 我が神よ 私は懺悔しております。 68 00:06:28,154 --> 00:06:32,359 許しを与えては くださらないのですか? 69 00:06:34,494 --> 00:06:37,497 神託者アヒデ あなたに救い…。 70 00:06:37,497 --> 00:06:39,499 (アノス)アルカナ。 71 00:06:39,499 --> 00:06:42,335 答えを探していると言ったな。 72 00:06:42,335 --> 00:06:45,839 全能者は 誰にも抜けない剣を作れるか。 73 00:06:45,839 --> 00:06:49,342 その答えを。 74 00:06:49,342 --> 00:06:51,344 うん? 75 00:06:55,015 --> 00:07:00,120 ンッ! とうっ! 76 00:07:00,120 --> 00:07:03,790 不滅の神体とは すなわち最大の武器。 77 00:07:03,790 --> 00:07:08,461 あなたの敗因は 神託を疑ったことです。 78 00:07:08,461 --> 00:07:10,463 ウンッ! 79 00:07:12,799 --> 00:07:15,802 フフフフフッ…。 80 00:07:15,802 --> 00:07:18,805 うん? 81 00:07:18,805 --> 00:07:21,141 そんな顔なさらずに。 82 00:07:21,141 --> 00:07:24,311 先ほどの脅しは ヤツを欺くため…。 83 00:07:24,311 --> 00:07:26,479 お前は アルカナと違い➡ 84 00:07:26,479 --> 00:07:29,149 何も見えておらぬな。 んっ!? 85 00:07:29,149 --> 00:07:32,986 自分が引き抜いたものを よく見てみるがいい。 86 00:07:32,986 --> 00:07:37,657 ハッ!? んっ? ヌウゥ…。 87 00:07:37,657 --> 00:07:41,661 全能者の剣を引き抜けば その者の根源は➡ 88 00:07:41,661 --> 00:07:45,498 現在 過去 未来にわたり消滅する。 89 00:07:45,498 --> 00:07:47,834 お前が全能者だとしよう。 90 00:07:47,834 --> 00:07:51,504 お前は過去に遡って 消えてなくなる。 91 00:07:51,504 --> 00:07:55,008 全能者など 初めからいなかったことになる。 92 00:07:55,008 --> 00:07:58,511 こんな… これは… そんな…。 93 00:07:58,511 --> 00:08:03,783 全能者の剣は 誰にも抜けない。 つまり全能者などいない。 94 00:08:03,783 --> 00:08:08,455 それを悟ることこそ 選定の神アルカナの審判だ。 95 00:08:08,455 --> 00:08:10,790 そうだろう? 96 00:08:10,790 --> 00:08:12,959 神は全能たりえない。 97 00:08:12,959 --> 00:08:16,796 それを知る者こそが 代行者にふさわしい。 98 00:08:16,796 --> 00:08:20,633 うあぁ~! 99 00:08:20,633 --> 00:08:23,970 うっ… げえ~! 100 00:08:23,970 --> 00:08:26,473 あっ… ああ~! 101 00:08:26,473 --> 00:08:29,976 教えてやれ。 哀れでならぬ。 102 00:08:29,976 --> 00:08:31,978 神託者アヒデ。 103 00:08:31,978 --> 00:08:36,316 あなたは死なない。 それは全能者の剣ではない。 104 00:08:36,316 --> 00:08:39,152 ああ…!? んっ? 105 00:08:39,152 --> 00:08:41,488 (アノス)俺が作った偽物だ。 106 00:08:41,488 --> 00:08:45,658 引き抜いたのが こっちなら とうに滅びていたがな。 107 00:08:45,658 --> 00:08:47,994 ぶあぁ~。 108 00:08:47,994 --> 00:08:51,331 さて アルカナ。 一つ答えを示したが➡ 109 00:08:51,331 --> 00:08:55,001 あれは お前の考えを当てたにすぎぬ。 110 00:08:55,001 --> 00:08:58,805 今度は 俺の答えをくれてやろう。 111 00:09:02,776 --> 00:09:04,778 フフフフ…。 112 00:09:04,778 --> 00:09:06,946 (アノス)もう気分はいいのか? 113 00:09:06,946 --> 00:09:10,950 体は不滅でも ずいぶんと心は 繊細なようだが。 114 00:09:10,950 --> 00:09:14,454 滑稽な。 試されたとも知らずに。 115 00:09:14,454 --> 00:09:18,958 あなたは最初で最後のチャンスを 自ら捨ててしまった。 116 00:09:18,958 --> 00:09:22,796 さあ 悔い改める時間です。 117 00:09:22,796 --> 00:09:24,798 ヴェネジアラ。 118 00:09:26,800 --> 00:09:29,803 さようなら 不適合者! 119 00:09:37,477 --> 00:09:40,146 フン。 120 00:09:40,146 --> 00:09:42,649 えっ!? な… に…? 121 00:09:42,649 --> 00:09:45,485 うあぁ~! 122 00:09:45,485 --> 00:09:50,323 鞘に納めたままだからといって 斬れぬとでも思ったか? 123 00:09:50,323 --> 00:09:52,492 あっ…。 (アヒデ)んっ…!? 124 00:09:52,492 --> 00:09:57,831 我が神アルカナよ! この体は 不滅ではなかったのですか!? 125 00:09:57,831 --> 00:10:01,501 あっ…。 お前を滅ぼす方法は1つ。 126 00:10:01,501 --> 00:10:06,005 全能者の剣を抜き放ち その剣で三度 斬り裂けばいい! 127 00:10:06,005 --> 00:10:08,842 ありえない! 鞘に納めていなければ➡ 128 00:10:08,842 --> 00:10:11,344 抜いた者の命はっ…! 129 00:10:11,344 --> 00:10:14,347 ウッ…!? ああ~! 130 00:10:14,347 --> 00:10:18,017 (アノス)ヴェネジアラは 可能性を実在化する魔法だ。 131 00:10:18,017 --> 00:10:21,521 俺が この剣を抜く可能性と 抜かぬ可能性➡ 132 00:10:21,521 --> 00:10:25,358 その2つを どちらも現実のものとした。 133 00:10:25,358 --> 00:10:28,528 可能性を 現実に!? 134 00:10:28,528 --> 00:10:31,531 全能者は 誰にも抜けない剣を作った。 135 00:10:31,531 --> 00:10:35,368 彼自身に抜けるのなら 剣作りに失敗しており➡ 136 00:10:35,368 --> 00:10:39,205 彼に抜けないなら やはり全能とは言えない。 137 00:10:39,205 --> 00:10:41,374 では どうするか? 138 00:10:41,374 --> 00:10:45,044 誰にも抜けない剣を 抜けないまま抜けばよい。 139 00:10:45,044 --> 00:10:47,213 何を意味のわからないことを! 140 00:10:47,213 --> 00:10:49,549 論理が おかしいではありませんか! 141 00:10:49,549 --> 00:10:52,552 (アノス)その論理を考えたのは 全能者だったか? 142 00:10:52,552 --> 00:10:54,554 ヌゥ…。 143 00:10:54,554 --> 00:10:57,724 つまり全能者は論理には縛られぬ。 144 00:10:57,724 --> 00:11:01,160 全能ではない者には 理解できぬだろうがな。 145 00:11:01,160 --> 00:11:03,163 ううぅ…。 146 00:11:03,163 --> 00:11:06,165 (アノス)さあ 不滅の神体は もはやない。 147 00:11:06,165 --> 00:11:12,839 お前がこれから見るのは 神に裏切られ続ける世界の夢だ。 148 00:11:12,839 --> 00:11:16,009 抜け出すには 信仰を捨てねばならぬ。 149 00:11:16,009 --> 00:11:21,014 ああ~ うああぁ~! 150 00:11:21,014 --> 00:11:25,852 全能なる煌輝エクエスなどいないと 国中で吹聴して回るがよい。 151 00:11:25,852 --> 00:11:28,354 誰も殺さずにな。 152 00:11:28,354 --> 00:11:32,859 それを千度繰り返し 心から信仰を捨てたならば➡ 153 00:11:32,859 --> 00:11:35,361 魔法は終わる。 154 00:11:40,533 --> 00:11:45,705 (アノス)俺の答えは気に入ったか? 全能者はいない。 155 00:11:45,705 --> 00:11:49,042 そう思っていた。 156 00:11:49,042 --> 00:11:52,212 この聖戦は あなたの勝利。 157 00:11:52,212 --> 00:11:56,382 私を殺して その秩序を手に入れるといい。 158 00:11:56,382 --> 00:12:01,154 聞かせてもらおう。 なぜ答えを探していた? 159 00:12:01,154 --> 00:12:04,357 あれは アヒデの指示では なかったのだろう。 160 00:12:06,993 --> 00:12:10,997 私は 神の名を忘れた。 161 00:12:10,997 --> 00:12:16,002 あらゆる神は 選定者を選ぶことで 選定神となる。 162 00:12:16,002 --> 00:12:20,006 私は選定神となる 以前の名を忘れてしまった。 163 00:12:20,006 --> 00:12:24,844 覚えているのは 優しさが欲しかったということ。 164 00:12:24,844 --> 00:12:28,514 私が優しくなかったということ。 165 00:12:28,514 --> 00:12:34,687 神は心を持たない。 だから私は 神の名とその記憶と引き換えに➡ 166 00:12:34,687 --> 00:12:37,523 心を手に入れたのだと思う。 167 00:12:37,523 --> 00:12:43,196 私は 優しい神になりたかった。 168 00:12:43,196 --> 00:12:45,865 心を手にした私は➡ 169 00:12:45,865 --> 00:12:49,035 名もなき神として 人々を救ってきた。 170 00:12:49,035 --> 00:12:54,040 そして ある日 一人の信徒と その娘に出会った。 171 00:12:54,040 --> 00:12:59,879 彼の娘は選定者で 聖戦の末 命を天に返した。 172 00:12:59,879 --> 00:13:04,317 教えでは 聖戦による死は 祝福すべきこと。 173 00:13:04,317 --> 00:13:06,619 しかし…。 174 00:13:09,989 --> 00:13:12,659 (アルカナ)彼は私に願った。 175 00:13:12,659 --> 00:13:16,329 娘を滅ぼした選定者に 裁きが下り➡ 176 00:13:16,329 --> 00:13:19,532 永劫の死が訪れるのを。 177 00:13:21,501 --> 00:13:24,671 (アルカナ)私は彼を説得しようとした。 178 00:13:24,671 --> 00:13:27,173 復讐は何も生まない。 179 00:13:27,173 --> 00:13:30,009 代わりに娘をよみがえらせると。 180 00:13:30,009 --> 00:13:35,682 創造の月なら まったく同じ人物を 創造することができる。 181 00:13:35,682 --> 00:13:38,017 (アノス)ウソをついたか。 182 00:13:38,017 --> 00:13:41,354 私は彼の娘を創造した。 183 00:13:41,354 --> 00:13:45,358 彼は喜んだ。 救えたのだと思った。 184 00:13:45,358 --> 00:13:50,363 しかし数か月後 選定審判を経て 選ばれた代行者が➡ 185 00:13:50,363 --> 00:13:52,699 彼に真実を告げた。 186 00:13:52,699 --> 00:13:55,535 娘は偽物だと。 187 00:13:55,535 --> 00:13:57,870 彼は死んだ。 188 00:13:57,870 --> 00:14:02,475 私は 犯してはならない 過ちを犯した。 189 00:14:02,475 --> 00:14:05,812 どうすれば彼の心を救えたのか。 190 00:14:05,812 --> 00:14:08,648 復讐を かなえてやればよかったのか。 191 00:14:08,648 --> 00:14:13,486 けれど 誰かを救えば 誰かが こぼれ落ちる。 192 00:14:13,486 --> 00:14:19,092 神は全能ではない…。 すべてを救うことは できない…。 193 00:14:21,994 --> 00:14:26,332 私の答えを 誰かに覆してほしかった。 194 00:14:26,332 --> 00:14:29,001 アノス・ヴォルディゴード。 195 00:14:29,001 --> 00:14:32,672 あなたこそ 神の代行者にふさわしい。 196 00:14:32,672 --> 00:14:36,175 真に全能者へ至る者。 197 00:14:36,175 --> 00:14:40,346 この敗北は 罪を犯した私への罰。 198 00:14:40,346 --> 00:14:43,182 そして 何よりの救い。 199 00:14:43,182 --> 00:14:45,518 さようなら。 あなたの勝利を…。 200 00:14:45,518 --> 00:14:49,188 (アヒデ)ハァ~! ハァハァ… ハァハァ…。 201 00:14:49,188 --> 00:14:52,892 ハハハハハハハッ…! 202 00:14:54,861 --> 00:15:00,133 戻ってきましたよ。 神は私を見放してはいなかった! 203 00:15:00,133 --> 00:15:05,304 ほう? 心から信仰を捨てねば 戻ってこられぬはずだがな。 204 00:15:05,304 --> 00:15:07,640 あなたが言ったことと同じです! 205 00:15:07,640 --> 00:15:11,144 信仰を捨てないままに 捨てただけのこと! 206 00:15:11,144 --> 00:15:14,480 我が神よ いったん引きましょう。 さあ。 207 00:15:14,480 --> 00:15:18,985 それはできない。 ばっ… で… できないとは!? 208 00:15:18,985 --> 00:15:24,824 神託者アヒデ。 私はあなたを救うため 選定者に選んだ。 209 00:15:24,824 --> 00:15:28,327 しかし… それは間違いだった。 210 00:15:28,327 --> 00:15:30,663 なっ!? 間違い? 211 00:15:30,663 --> 00:15:35,168 代行者にふさわしいのは 全能者の審判を乗り越えた➡ 212 00:15:35,168 --> 00:15:37,336 不適合者アノス。 213 00:15:37,336 --> 00:15:42,842 アヒデ… あなたは一人の信徒に戻り 懸命に生きなさい。 214 00:15:45,178 --> 00:15:48,014 ハハッ… ハハハハッ…。 215 00:15:48,014 --> 00:15:51,684 ヒャハハハ…! ハハッ ハハハハッ~! 216 00:15:51,684 --> 00:15:54,353 なるほど! 千回と言ったのは➡ 217 00:15:54,353 --> 00:15:57,190 私をはめるためのウソ というわけですか! 218 00:15:57,190 --> 00:16:00,293 まだ夢は 続いているということですね! 219 00:16:00,293 --> 00:16:03,462 アヒデ それは違…。 だまりなさい! 220 00:16:03,462 --> 00:16:05,631 私は 神ごとき➡ 221 00:16:05,631 --> 00:16:09,468 もとより これっぽっちも 信用していないのですよ。 222 00:16:09,468 --> 00:16:11,637 大した豹変っぷりだな。 223 00:16:11,637 --> 00:16:15,975 私を絶望させようと 考えたのでしょうが浅知恵ですよ。 224 00:16:15,975 --> 00:16:18,644 信仰を捨てなければならない 悪夢など➡ 225 00:16:18,644 --> 00:16:22,815 私には 悪夢でもなんでもないのです。 226 00:16:22,815 --> 00:16:25,818 ハハハハハッ…! 227 00:16:25,818 --> 00:16:28,821 さて 1,001回目ですか。 228 00:16:28,821 --> 00:16:33,492 バカな信徒や教皇に 現実を突きつけてやりましょう。 229 00:16:33,492 --> 00:16:38,497 頑張ることだ。 これまでと違い 一筋縄ではゆかぬと思うがな。 230 00:16:38,497 --> 00:16:41,000 アハハハハッ…! 231 00:16:43,002 --> 00:16:48,508 見てのとおりだ。 俺は 神になどなるつもりもない。 232 00:16:48,508 --> 00:16:52,345 救いようのない男を いちいち救ってなどやらぬ。 233 00:16:52,345 --> 00:16:57,516 そんな都合のいい存在は この世の どこを探しても 見つかりはせぬ。 234 00:16:57,516 --> 00:17:03,289 それでもなお すべてを救う 優しい神を求めるならば…。 235 00:17:03,289 --> 00:17:07,627 お前がなるがいい。 (アルカナ)私は罰せられるべき神。 236 00:17:07,627 --> 00:17:09,795 自ら罰を望む者に➡ 237 00:17:09,795 --> 00:17:12,965 それ以上の罰を 与えることなどできぬ。 238 00:17:12,965 --> 00:17:16,302 (アルカナ)過ちを犯した神を 誰が信じるのか。 239 00:17:16,302 --> 00:17:19,305 罪を抱いた神を誰が許すのか。 240 00:17:19,305 --> 00:17:22,308 ならば 俺が許そう。 あっ…。 241 00:17:22,308 --> 00:17:24,644 (アノス)お前の罪を 俺が許そう。 242 00:17:24,644 --> 00:17:28,981 お前を糾弾する者がいるのなら 俺がその盾となろう。 243 00:17:28,981 --> 00:17:34,487 過ちを認めたのならば 償え。 その生涯をかけて。 244 00:17:34,487 --> 00:17:36,489 償える? 245 00:17:36,489 --> 00:17:42,161 この戦いで見たはずだ。 エミリアを 勇者学院の生徒たちを。 246 00:17:42,161 --> 00:17:44,330 間違えぬ者などおらぬ。 247 00:17:44,330 --> 00:17:49,168 しかし皆 罪を認め 償おうと 前を向いているのだ。 248 00:17:49,168 --> 00:17:54,173 あっ…。 神のお前が 罪から逃げてどうする? 249 00:17:54,173 --> 00:17:58,344 問おう。 お前の償いはなんだ? 250 00:17:58,344 --> 00:18:02,782 私は… 選定審判をなくしたい。 251 00:18:02,782 --> 00:18:06,953 この秩序は 神の都合で作られた いけにえの儀式。 252 00:18:06,953 --> 00:18:11,624 これが続けば また争いが起きる。 何度も 何度も。 253 00:18:11,624 --> 00:18:16,963 アノス。 あなたには… いいえ あなたとなら それができる。 254 00:18:16,963 --> 00:18:19,966 どうか私に償いをさせてほしい。 255 00:18:19,966 --> 00:18:27,139 お前を信じよう。 お前の優しさを 俺は決して疑いはせぬ。 256 00:18:27,139 --> 00:18:33,045 俺の神となれ アルカナ。 選定審判をぶち壊してやる。 257 00:18:37,316 --> 00:18:42,655 (アノス)竜の大群を討伐するために 大量の聖水を使ったそうだな。 258 00:18:42,655 --> 00:18:46,325 (エミリア)はい。 魔族の身で むちゃをするものだ。 259 00:18:46,325 --> 00:18:48,995 なぜ そうまでして戦った? 260 00:18:48,995 --> 00:18:53,499 私は教師です。 生徒を守る責任がありました。 261 00:18:53,499 --> 00:18:55,835 よくぞ果たした。 えっ…。 262 00:18:55,835 --> 00:18:59,338 お前は勇者学院の生徒の誇りを 取り戻させ➡ 263 00:18:59,338 --> 00:19:02,441 人間の力で竜を討伐させた。 264 00:19:02,441 --> 00:19:07,947 それは必ず 腐敗したこの国が よみがえるきっかけとなるだろう。 265 00:19:07,947 --> 00:19:10,950 優秀な配下を 遊ばせておく趣味はない。 266 00:19:10,950 --> 00:19:14,787 約束どおり 七魔皇老と同じ地位を用意した。 267 00:19:14,787 --> 00:19:16,789 で… ですが 私は! 268 00:19:16,789 --> 00:19:20,960 (ラオス)待ってくれ! あっ…。 何を…。 269 00:19:20,960 --> 00:19:23,462 (レドリアーノ)私たちに逃げろと 教えてくれたのは➡ 270 00:19:23,462 --> 00:19:25,965 先生だけでした。 (ラオス)俺たちだけじゃ➡ 271 00:19:25,965 --> 00:19:28,467 竜と戦う勇気なんてなかったんだ。 272 00:19:28,467 --> 00:19:31,971 先生がいなきゃ 俺たちはまた 元のクズに戻っちまう。 273 00:19:31,971 --> 00:19:37,476 (ハイネ)僕 ちゃんと一人前の 勇者になるよ。 だからぁ! 274 00:19:43,482 --> 00:19:49,321 アノス様 優秀な配下というお言葉 身に余るほどの光栄。 275 00:19:49,321 --> 00:19:54,160 しかし 七魔皇老と同じ地位など 私は不相応です。 276 00:19:54,160 --> 00:19:56,162 処罰は なんなりと。 277 00:19:56,162 --> 00:19:59,999 ですが 一つだけ。 私に 彼らを教える機会をください。 278 00:19:59,999 --> 00:20:02,334 (ザミラ)バカ者どもめが! (扉が開く音) 279 00:20:02,334 --> 00:20:07,339 敵国の王に頭を下げるとは。 国家反逆罪で死刑にするぞ! 280 00:20:07,339 --> 00:20:10,676 そんなことで死刑になど…。 なるのだよ。 281 00:20:10,676 --> 00:20:14,180 私は この国の王。 私が法律だ。 282 00:20:14,180 --> 00:20:18,350 それは どういう…? 王族が全員いなくなった今➡ 283 00:20:18,350 --> 00:20:21,687 唯一 王位継承権を 持っているのは 私だ! 284 00:20:21,687 --> 00:20:23,689 おめでたい男だ。 285 00:20:23,689 --> 00:20:25,858 なに…! ンッ!? 286 00:20:25,858 --> 00:20:28,861 ザミラ・エンゲロ。 国家反逆罪で その身を拘束する! 287 00:20:28,861 --> 00:20:32,031 どっ どういうことだ!? 288 00:20:32,031 --> 00:20:35,201 あなたは すべてを知っていた。 289 00:20:35,201 --> 00:20:38,537 アヒデが最初に接触したのは あなた。 290 00:20:38,537 --> 00:20:44,210 リシウス王に彼を紹介し 地底の竜を アゼシオンに放たせた。 291 00:20:44,210 --> 00:20:48,380 同時に 王や王族を殺す 手引きも進めていた。 292 00:20:48,380 --> 00:20:51,050 自らが王となるために。 293 00:20:51,050 --> 00:20:53,219 ああ…。 294 00:20:53,219 --> 00:20:57,723 すべての証拠は アゼシオンの魔法放送に流し終えた。 295 00:20:57,723 --> 00:21:00,659 (ザミラ)ああ…。 貴族たちも 腐敗した王族には➡ 296 00:21:00,659 --> 00:21:02,995 もう つきあいきれぬとのことだ。 297 00:21:02,995 --> 00:21:05,331 やめろ! 放せ! 298 00:21:05,331 --> 00:21:09,668 私は王であるぞ! 放せ~! (扉が閉まる音) 299 00:21:09,668 --> 00:21:12,671 エミリア。 お前には悪いが➡ 300 00:21:12,671 --> 00:21:15,841 先に 貴族たちに 話を通してしまってな。 301 00:21:15,841 --> 00:21:19,845 見てのとおり 学院長の席が空いてしまった。 302 00:21:19,845 --> 00:21:23,849 エミリア・ルードウェルに 勇者学院の長を任じる。 303 00:21:23,849 --> 00:21:27,853 アゼシオンを守る 国の宝を 育ててみせよ。 304 00:21:27,853 --> 00:21:29,855 ハッ!? 305 00:21:32,525 --> 00:21:35,194 謹んで 拝命いたします。 306 00:21:35,194 --> 00:21:37,196 (3人)フッ…。 307 00:21:39,198 --> 00:21:42,034 (エールドメード)これにて 学院交流を終了する! 308 00:21:42,034 --> 00:21:48,040 いやいや! 実に そう 実に有意義な授業だった! 309 00:21:50,876 --> 00:21:53,546 (エミリア)アノシュくん。 310 00:21:53,546 --> 00:21:56,382 一段落ついたら ディルヘイドへ行きます。 311 00:21:56,382 --> 00:21:59,718 そのときは アノシュくんに 会いに行っていいですか? 312 00:21:59,718 --> 00:22:01,654 あっ いえ その➡ 313 00:22:01,654 --> 00:22:05,157 ちゃんと勉強しているか 見に行こうと思いまして。 314 00:22:05,157 --> 00:22:07,826 (アノシュ)楽しみにしていよう。 えっ!? 315 00:22:07,826 --> 00:22:11,330 缶詰のことも まだすべて 聞いたわけではない。 316 00:22:11,330 --> 00:22:14,500 それじゃあ 今度は もっと高級な缶詰を➡ 317 00:22:14,500 --> 00:22:17,169 用意しておきますよ。 318 00:22:17,169 --> 00:22:19,171 じゃあな。 319 00:22:21,674 --> 00:22:23,676 フッ。 320 00:22:29,181 --> 00:22:31,684 (サーシャ)で… なんで この子も一緒にいるの? 321 00:22:31,684 --> 00:22:36,188 選定審判の間 選定神は 神界に帰ることができない。 322 00:22:36,188 --> 00:22:39,525 近くにいたほうがいいだろう。 (ミーシャ)アノスの家に? 323 00:22:39,525 --> 00:22:41,527 (イザベラ)キャ~! 324 00:22:41,527 --> 00:22:44,196 どうしたの? アノスちゃん! なんで小さくなっちゃったの!? 325 00:22:44,196 --> 00:22:46,532 もしかして魔王のお仕事が つらくなっちゃった? 326 00:22:46,532 --> 00:22:50,202 いいのよ アノスちゃんは まだ6か月なんだから…。 327 00:22:50,202 --> 00:22:52,371 (グスタ)おっ おい! あっ? 328 00:22:52,371 --> 00:22:55,207 (グスタ)お前 ま… また…。 329 00:22:55,207 --> 00:22:59,044 なに 元の所有者が あまりにひどい男でな。 330 00:22:59,044 --> 00:23:00,980 奪ってきたのだ。 331 00:23:00,980 --> 00:23:04,316 (グスタ)なっ!? (イザベラ)略… 奪… 愛? 332 00:23:04,316 --> 00:23:07,152 さすがだ 息子よ~! 333 00:23:07,152 --> 00:23:10,489 (アノシュ)しばらく帰れないそうでな。 ここに住まわせてくれ。 334 00:23:10,489 --> 00:23:15,995 え~っ!? 同棲したいってこと~!? 335 00:23:17,997 --> 00:23:21,834 ハァハァ ハァハァ…。 336 00:23:21,834 --> 00:23:27,506 ハァハァ… ハァハァ… ハァハァ…。 337 00:23:27,506 --> 00:23:30,009 (竜の咆哮) 338 00:23:30,009 --> 00:23:32,011 ああっ…。 339 00:23:32,011 --> 00:23:34,346 ハッ!? 助けて…。 340 00:23:34,346 --> 00:23:37,149 (アノス)グリアド。 あっ! 341 00:23:39,685 --> 00:23:44,189 あっ お兄… ちゃん。