1 00:00:15,015 --> 00:00:17,184 (レノ)みんな 聞いて。 2 00:00:17,184 --> 00:00:20,087 デルゾゲードへ行くことに決めたよ。 3 00:00:22,189 --> 00:00:24,524 大丈夫? レノは行っちゃうの? 4 00:00:24,524 --> 00:00:26,526 帰ってくる? こない? 5 00:00:26,526 --> 00:00:28,695 大丈夫 ちゃんと帰って…。 6 00:00:28,695 --> 00:00:31,031 (ティティたち)キャー! 7 00:00:31,031 --> 00:00:34,368 ティティ! わっ! 8 00:00:34,368 --> 00:00:36,370 来た! 来たよ。 9 00:00:36,370 --> 00:00:38,705 怖い神様。 (ティティたち)来た! 10 00:00:38,705 --> 00:00:42,376 (ノウスガリア)やぁ 捜したよ 母なる大精霊レノ。 11 00:00:42,376 --> 00:00:44,378 あなたは誰? 12 00:00:44,378 --> 00:00:46,880 (ノウスガリア)私は天父神ノウスガリア。 13 00:00:46,880 --> 00:00:49,216 神々の父である。 14 00:00:49,216 --> 00:00:53,553 今日は 君に よい話を持ってきてね。 15 00:00:53,553 --> 00:00:55,889 新たな神の子をつくろうと思う。 16 00:00:55,889 --> 00:00:59,559 その母胎に 君が選ばれたんだ。 17 00:00:59,559 --> 00:01:01,828 残念だけど 断るよ。 18 00:01:01,828 --> 00:01:04,331 ハハ これは神の決定だ。 19 00:01:04,331 --> 00:01:08,335 いくら神族だからって ここでは 思いどおりにはさせないよ! 20 00:01:10,504 --> 00:01:15,008 フッ 従え 秩序よ。 神の命令は絶対だ。 21 00:01:17,010 --> 00:01:21,615 うっ! さぁ 君に神の子を授けよう。 22 00:01:23,850 --> 00:01:26,553 くっ… うっ! 23 00:01:28,689 --> 00:01:31,024 (アノス)ジオ・グレイズ。 24 00:01:31,024 --> 00:01:33,026 (レノ)キャッ! 25 00:01:33,026 --> 00:01:35,696 (ノウスガリア)鎮まれ まがまがしき炎…。 26 00:01:35,696 --> 00:01:37,864 ごはっ! (アノス)フッ。 27 00:01:37,864 --> 00:01:39,866 魔王アノス! 28 00:01:39,866 --> 00:01:44,204 ふ~ん 君が暴虐の魔王か。 ちょうどいい。 29 00:01:44,204 --> 00:01:48,041 神は暴虐の魔王の消滅を 決定した。 30 00:01:48,041 --> 00:01:51,545 君を殺す秩序が まもなく誕生する。 31 00:01:51,545 --> 00:01:55,716 なるほど。 だがな その前にお前は死ぬぞ。 32 00:01:55,716 --> 00:01:58,885 デグズゼグド。 33 00:01:58,885 --> 00:02:03,657 神は殺せない。 これは秩序だよ。 34 00:02:03,657 --> 00:02:07,494 鎮まれ まがまがしき呪いよ。 神の言葉は…。 35 00:02:07,494 --> 00:02:09,830 カッ カッ…。 36 00:02:09,830 --> 00:02:13,166 略奪剣に奪われた声は戻りはせぬ。 37 00:02:13,166 --> 00:02:16,003 そろそろ その秩序とやらに記しておけ。 38 00:02:16,003 --> 00:02:19,806 俺の前では 神の理すらも滅ぶとな。 39 00:02:24,344 --> 00:02:27,180 さて 母なる大精霊よ。 40 00:02:27,180 --> 00:02:31,084 答えを聞きに来た。 心は決まったか? 41 00:02:33,020 --> 00:02:35,355 あなたを信じてみることにしたよ。 42 00:02:35,355 --> 00:02:39,693 ふむ。 では護衛をつけよう。 シン。 43 00:02:39,693 --> 00:02:43,030 (アノス)手はずどおり任せる。 客人だ。 44 00:02:43,030 --> 00:02:45,365 できるかぎり 言うことを聞いてやれ。 45 00:02:45,365 --> 00:02:47,367 (シン)御意。 えっ ちょっと➡ 46 00:02:47,367 --> 00:02:49,703 そんな怖そうな人 いらないよ。 47 00:02:49,703 --> 00:02:54,041 デルゾゲードまでは 結界があるため ガトムで移動できぬ。 48 00:02:54,041 --> 00:02:59,346 それに 神はそう簡単に滅びぬ。 また来るやもしれぬぞ。 49 00:03:01,314 --> 00:03:03,316 あの…。 はい。 50 00:03:03,316 --> 00:03:05,318 これからどうするの? 51 00:03:05,318 --> 00:03:08,155 あなたに従うよう 命を受けております。 52 00:03:08,155 --> 00:03:10,657 じゃ 護衛は本当にいらないから。 53 00:03:10,657 --> 00:03:13,994 わかりました。 54 00:03:13,994 --> 00:03:15,996 自害しろとの仰せであらば。 55 00:03:15,996 --> 00:03:19,666 ちがっ 違うよ! 我が君の命を違え➡ 56 00:03:19,666 --> 00:03:22,335 生き恥をさらすわけには いきません。 57 00:03:22,335 --> 00:03:26,006 わかったよ。 わかったから おとなしくしてね。 58 00:03:26,006 --> 00:03:28,008 承知しました。 フゥ。 59 00:03:33,013 --> 00:04:25,031 ♬~ 60 00:04:29,836 --> 00:04:34,007 (アノス)種族を分断させ 戦争の火種を断つ。 61 00:04:34,007 --> 00:04:39,012 魔界 人間界 精霊界 神界を壁で隔て➡ 62 00:04:39,012 --> 00:04:41,848 千年は開かぬ扉としよう。 63 00:04:41,848 --> 00:04:46,853 この命のすべてを魔力に変え お前たちと力を合わせれば➡ 64 00:04:46,853 --> 00:04:49,523 大魔法を発動できる。 65 00:04:49,523 --> 00:04:53,527 (カノン)わかった。 お前を信じてみよう。 66 00:04:53,527 --> 00:04:59,032 では始めよう。 67 00:04:59,032 --> 00:05:01,034 はぁ~! 68 00:05:02,969 --> 00:05:17,984 ♬~ 69 00:05:27,994 --> 00:05:31,998 何か? シンは どこまで護衛してくれるの? 70 00:05:31,998 --> 00:05:35,502 結界の外まで? 我が君は あなたを➡ 71 00:05:35,502 --> 00:05:38,505 アハルトヘルンまでお守りするよう 命じました。 72 00:05:38,505 --> 00:05:41,608 そっか。 じゃあ もうちょっとあるね。 73 00:05:46,012 --> 00:05:49,816 ただいま~。 ティティ お土産だよ~。 74 00:05:52,352 --> 00:05:54,854 大変 大変! どうしたの!? 75 00:05:54,854 --> 00:05:58,358 精霊が食べられちゃう! 森が枯れちゃうよぉ! 76 00:05:58,358 --> 00:06:01,795 (一同)あっ! (レノ)神獣グエン。 77 00:06:01,795 --> 00:06:04,130 怖いよ~! 囲まれた~! 78 00:06:04,130 --> 00:06:07,300 食べられちゃう~! 79 00:06:07,300 --> 00:06:09,603 下がっていてください。 あっ。 80 00:06:14,474 --> 00:06:16,476 (レノ)そこにいるのは誰!? 81 00:06:16,476 --> 00:06:18,812 ここは大精霊の森だよ。 82 00:06:18,812 --> 00:06:21,982 私の目は ごまかせないんだから! 83 00:06:21,982 --> 00:06:24,317 (アノシュ)敵意はない。 84 00:06:24,317 --> 00:06:26,987 (アノシュ)今 姿を見せよう。 85 00:06:26,987 --> 00:06:28,989 あっ あなたは? 86 00:06:30,991 --> 00:06:34,995 俺の名は アノシュ。 アノシュ・ポルティコーロだ。 87 00:07:00,954 --> 00:07:02,956 (エレン)あっ! 88 00:07:02,956 --> 00:07:05,625 (3人)おはようございます アノス様。 89 00:07:05,625 --> 00:07:07,627 (アノス)よい朝だな。 (3人)はい。 90 00:07:09,796 --> 00:07:12,299 おはよう アノス。 おはよう。 91 00:07:12,299 --> 00:07:14,301 うっ! ふむ。 92 00:07:14,301 --> 00:07:16,303 なっ 何よ? 93 00:07:16,303 --> 00:07:19,306 髪紐を新調したな。 よくわかったわね。 94 00:07:19,306 --> 00:07:21,308 同じ物なのに? 95 00:07:21,308 --> 00:07:24,978 配下の装備に気づかぬほど 俺の目は曇っておらぬ。 96 00:07:24,978 --> 00:07:27,981 装備とか言うの やめてくれるかしら。 97 00:07:27,981 --> 00:07:30,817 アノスが気づいたから サーシャはてれた。 98 00:07:30,817 --> 00:07:33,486 えぇっ! (アノス)そうなのか? 99 00:07:33,486 --> 00:07:35,822 ミーシャは変なこと言わない! 100 00:07:35,822 --> 00:07:39,159 素材は絹だ。 だが ただの絹ではない。 101 00:07:39,159 --> 00:07:43,663 黄昏にのみ糸を吐く タソガレガイコの昏絹を使っている。 102 00:07:43,663 --> 00:07:45,999 丈夫で強化魔法が乗りやすい。 103 00:07:45,999 --> 00:07:49,502 魔法染めは この時代のものだが 悪くない。 104 00:07:49,502 --> 00:07:52,505 総合的に 中の下といった代物だ。 105 00:07:54,507 --> 00:07:57,844 ミーシャ? 気がつきすぎるのは よくない。 106 00:07:57,844 --> 00:08:01,448 そうか。 喜ぶと思ったのだがな。 107 00:08:01,448 --> 00:08:05,618 やぁ。 おはよう みんな。 おはようございます。 108 00:08:05,618 --> 00:08:09,289 ついに堂々と2人で 登校するようになったわね。 109 00:08:09,289 --> 00:08:11,958 えっ! ちっ 違いますよ! 110 00:08:11,958 --> 00:08:15,462 たまたま一緒になっただけです! (ノノ)ふ~ん。 111 00:08:15,462 --> 00:08:18,465 怪しい。 絶対 何かあったでしょ。 112 00:08:18,465 --> 00:08:21,301 そういえば こないだ みんなで集まった時➡ 113 00:08:21,301 --> 00:08:23,636 2人が抜け出したって聞いたな~。 114 00:08:23,636 --> 00:08:25,638 (シェリア)きゃ~! 115 00:08:25,638 --> 00:08:27,640 何があったの? 116 00:08:27,640 --> 00:08:30,643 なっ 何もありませんよ~! 117 00:08:30,643 --> 00:08:35,148 (チャイム) 118 00:08:35,148 --> 00:08:37,484 おい。 119 00:08:37,484 --> 00:08:42,322 チッ 混血は戦争に巻き込まれて くたばればよかったのに。 120 00:08:42,322 --> 00:08:45,658 まぁ もう不適合者に でかい顔はさせないぜ。 121 00:08:45,658 --> 00:08:48,828 ああ。 始祖様が帰ってきたんだからな。 122 00:08:48,828 --> 00:08:51,164 (メノウ)みんな おはよう。 123 00:08:51,164 --> 00:08:54,167 授業を始める前に お知らせがあります。 124 00:08:54,167 --> 00:08:58,071 勇者学院からの交流生を 紹介するわ。 125 00:09:00,774 --> 00:09:02,776 エレオノール・ビアンカだぞ。 126 00:09:02,776 --> 00:09:06,613 それと この子が…。 ほら 挨拶できるかな? 127 00:09:06,613 --> 00:09:10,283 ゼシア。 ゼシア・ビアンカ… です。 128 00:09:10,283 --> 00:09:12,786 さっ じゃあ席に。 はい。 129 00:09:14,788 --> 00:09:16,790 勇者学院からって…。 130 00:09:16,790 --> 00:09:19,292 アゼシオンは 戦争を仕掛けてきたのよ! 131 00:09:19,292 --> 00:09:21,294 みんなの不満もわかるわ。 132 00:09:21,294 --> 00:09:24,297 でも あれは ディエゴ個人の謀略。 133 00:09:24,297 --> 00:09:26,299 すべての人間が➡ 134 00:09:26,299 --> 00:09:28,968 魔族に敵対しようと したわけじゃないわ。 135 00:09:28,968 --> 00:09:31,971 ねぇ 交流生として来たのって…。 136 00:09:31,971 --> 00:09:35,975 うん アノスくんのおかげだぞ。 これからよろしくね。 137 00:09:35,975 --> 00:09:38,978 それから もう一人紹介します。 138 00:09:41,481 --> 00:09:46,152 今日から このクラスの担任になる エールドメード・ディティジョン先生よ。 139 00:09:46,152 --> 00:09:49,489 なんだ 皇族でもない無能教師か。 140 00:09:49,489 --> 00:09:54,160 下賎な魔族が 尊い血を引く皇族に 教えるってのはな~。 141 00:09:54,160 --> 00:09:56,329 はいはい 静かに。 142 00:09:56,329 --> 00:09:59,833 先生は 七魔皇老よりも 前の時代に生まれた魔族で➡ 143 00:09:59,833 --> 00:10:01,835 四邪王族の一人よ。 144 00:10:01,835 --> 00:10:04,337 え? あの四邪王族ですか? 145 00:10:04,337 --> 00:10:07,173 (メノウ)ええ。 二千年前の魔界で➡ 146 00:10:07,173 --> 00:10:10,510 暴虐の魔王に次ぐ勢力を 持っていた4人。 147 00:10:10,510 --> 00:10:15,181 詛王 緋碑王 冥王 そして熾死王と呼ばれたのが➡ 148 00:10:15,181 --> 00:10:17,350 エールドメード先生なの。 149 00:10:17,350 --> 00:10:20,353 (エールドメード)二千年前を知らぬ 蒙昧な君たちに➡ 150 00:10:20,353 --> 00:10:22,689 知を授けるとしよう。 151 00:10:22,689 --> 00:10:27,360 まずは 偽りの魔王 アヴォス・ディルヘヴィアについて。 152 00:10:27,360 --> 00:10:30,363 なんだと!? 暴虐の魔王を侮辱するのか! 153 00:10:30,363 --> 00:10:33,533 皆 誤った魔王の名を 妄信してきた。 154 00:10:33,533 --> 00:10:37,036 転生した彼は そこにいるというのに。 155 00:10:37,036 --> 00:10:39,839 魔王 アノス・ヴォルディゴード。 156 00:10:42,709 --> 00:10:45,044 デタラメを教えるのは やめてください! 157 00:10:45,044 --> 00:10:47,046 アヴォス・ディルヘヴィアとは➡ 158 00:10:47,046 --> 00:10:50,049 転生直後の魔王を 滅ぼそうとしたアゼシオンを➡ 159 00:10:50,049 --> 00:10:53,720 欺くために生み出された 偽りの名だ。 160 00:10:53,720 --> 00:10:59,392 だが 首謀者が滅んだ今 もう 真の魔王を隠す必要はない。 161 00:10:59,392 --> 00:11:04,664 このゼクトに調印した者たちが それが事実だと証明している。 162 00:11:04,664 --> 00:11:09,335 おい 待てよ。 七魔皇老様…。 全員じゃねえか! 163 00:11:09,335 --> 00:11:12,672 アノス・ヴォルディゴード ここへ。 164 00:11:12,672 --> 00:11:17,343 皆の者。 魔王の御前だ。 165 00:11:17,343 --> 00:11:19,345 きゃあ! ぐあっ! 166 00:11:21,347 --> 00:11:25,518 ぐっ なんだ これは! 体が勝手に! 167 00:11:25,518 --> 00:11:29,122 お言葉を。 ふむ そうだな。 168 00:11:34,360 --> 00:11:36,362 (アノス)まぁ座れ。 169 00:11:36,362 --> 00:11:38,865 今のディルヘイドは平和だ。 170 00:11:38,865 --> 00:11:42,202 暴虐の魔王など もはや必要もあるまい。 171 00:11:42,202 --> 00:11:44,537 認めたい者は認めよ。 172 00:11:44,537 --> 00:11:46,706 認めぬなら それでもかまわぬ。 173 00:11:46,706 --> 00:11:49,709 俺は普通の魔族と何も変わらぬ。 174 00:11:49,709 --> 00:11:53,212 力にも その血にも 尊さなど伴わぬものだ。 175 00:11:53,212 --> 00:11:56,883 あるとすれば それは己の心に宿る。 176 00:11:56,883 --> 00:11:59,218 ならば それこそを磨け。 177 00:11:59,218 --> 00:12:01,321 悩み迷い 葛藤せよ。 178 00:12:01,321 --> 00:12:03,990 あぐらをかきながら 手に入るほど➡ 179 00:12:03,990 --> 00:12:06,492 尊さというものは安くないぞ。 180 00:12:06,492 --> 00:12:08,494 (一同)はい! アノス様! 181 00:12:11,497 --> 00:12:14,667 では 授業を始めるとしよう。 182 00:12:14,667 --> 00:12:18,338 よろしくお願いします。 エールドメード先生。 183 00:12:18,338 --> 00:12:22,008 (アノス)下手な変装だな。 天父神ノウスガリア。 184 00:12:22,008 --> 00:12:26,846 魔族の器を乗っ取って 神が ここに何の用だ? 185 00:12:26,846 --> 00:12:29,349 席につくといい 暴虐の魔王。 186 00:12:29,349 --> 00:12:32,852 私がじきじきに 教鞭をとってあげよう。 187 00:12:32,852 --> 00:12:37,357 まあよい。 話くらいは聞いてやる。 188 00:12:37,357 --> 00:12:42,528 (ノウスガリア)世界には秩序が存在する。 それは この世の理。 189 00:12:42,528 --> 00:12:45,365 炎が熱く 物は落下し➡ 190 00:12:45,365 --> 00:12:49,369 人が大地に立てることさえ 秩序の恩恵だ。 191 00:12:49,369 --> 00:12:52,372 そして その秩序を維持している存在➡ 192 00:12:52,372 --> 00:12:55,375 具象化した存在こそが神だ。 193 00:12:55,375 --> 00:13:00,480 神話の時代 あらゆる命は死に近く 世界は荒んでいた。 194 00:13:00,480 --> 00:13:03,983 その原因こそ 破壊神アベルニユーだ。 195 00:13:03,983 --> 00:13:06,319 世界の荒廃を止めるため➡ 196 00:13:06,319 --> 00:13:10,490 暴虐の魔王は神と戦い 滅びの力を奪った。 197 00:13:10,490 --> 00:13:15,161 破壊神は地に堕とされ 魔王は神の名を書き換えた。 198 00:13:15,161 --> 00:13:17,830 それが魔王城デルゾゲードだ。 199 00:13:17,830 --> 00:13:19,832 破壊神の力は➡ 200 00:13:19,832 --> 00:13:23,503 理滅剣ヴェヌズドノアという魔法に 変えられた。 201 00:13:23,503 --> 00:13:26,172 結果 滅びるはずの者が滅びず➡ 202 00:13:26,172 --> 00:13:28,508 滅びがなければ創造もなく➡ 203 00:13:28,508 --> 00:13:32,011 新たな種族の誕生もなくなった。 204 00:13:32,011 --> 00:13:35,181 このままでは 世界の秩序は乱れゆくのみ。 205 00:13:35,181 --> 00:13:38,017 よって 神は 暴虐の魔王を滅ぼすための➡ 206 00:13:38,017 --> 00:13:41,020 新たな秩序を生むことにした。 207 00:13:41,020 --> 00:13:44,357 神って おとぎ話じゃあるまいし。 208 00:13:44,357 --> 00:13:48,528 (ノウスガリア) フッ 蒙昧な君たちに教えよう。 209 00:13:48,528 --> 00:13:51,864 私は 天父神ノウスガリア。 210 00:13:51,864 --> 00:13:54,534 神を生む秩序である。 211 00:13:54,534 --> 00:13:56,869 エールドメード先生が神? 212 00:13:56,869 --> 00:13:59,038 二千年前の魔族じゃないの? 213 00:13:59,038 --> 00:14:02,141 ふん! 何を適当な! そうよ! 214 00:14:02,141 --> 00:14:04,477 カハッ…。 息が…。 215 00:14:04,477 --> 00:14:06,979 助けて…。 敵意を捨てよ。 216 00:14:06,979 --> 00:14:10,817 ヤツを害しようという意思がなくば 何も起こらぬ。 217 00:14:10,817 --> 00:14:12,819 (ノウスガリア)暴虐の魔王よ。 218 00:14:12,819 --> 00:14:17,156 君を滅ぼす秩序は 新たなる神の子は➡ 219 00:14:17,156 --> 00:14:19,325 この学院にいる。 220 00:14:19,325 --> 00:14:22,995 ずいぶんと親切なことだが 何を企んでいる? 221 00:14:22,995 --> 00:14:27,500 この世界に完全なる秩序を 取り戻すことだよ。 222 00:14:27,500 --> 00:14:31,838 (アノス)この連中は見逃してやれ。 殺したところで得もあるまい。 223 00:14:31,838 --> 00:14:36,342 (ノウスガリア)彼らが死ぬのは理だよ。 変えることはできない。 224 00:14:36,342 --> 00:14:38,644 ふむ そうか。 225 00:14:43,182 --> 00:14:45,184 試してみるか? 226 00:14:45,184 --> 00:14:47,186 確かに理滅剣ならば➡ 227 00:14:47,186 --> 00:14:50,523 私ともども 理を滅することもできよう。 228 00:14:50,523 --> 00:14:55,528 しかし 天父神たる私を滅ぼせば 世界も共に崩れる。 229 00:14:55,528 --> 00:14:59,198 世界を愛する君は それゆえに世界を滅ぼす…。 230 00:14:59,198 --> 00:15:01,134 ガハッ! ガフッ! 231 00:15:01,134 --> 00:15:03,302 ゴホッ なっ なぜ…。 232 00:15:03,302 --> 00:15:05,304 世界を盾にすれば➡ 233 00:15:05,304 --> 00:15:08,307 見逃してもらえるとでも思ったか。 234 00:15:08,307 --> 00:15:11,644 ガハッ! あぁ~! 235 00:15:11,644 --> 00:15:13,646 (生徒たち)カハッ! ゴホッ! ゲホッ! 236 00:15:13,646 --> 00:15:16,048 アグロネムト。 237 00:15:17,984 --> 00:15:22,989 これは!? 私の力が 神の根源が…。 238 00:15:22,989 --> 00:15:25,658 (アノス)1割は残してやったぞ。 239 00:15:25,658 --> 00:15:27,994 完全に再生できなくしては➡ 240 00:15:27,994 --> 00:15:32,165 世界が本当に滅んでしまうからな。 そんなマネが…。 241 00:15:32,165 --> 00:15:35,168 二千年前の俺では できなかったがな。 242 00:15:35,168 --> 00:15:41,674 この平和な時代に転生し 俺も一つ 手加減というものを覚えた。 243 00:15:41,674 --> 00:15:44,343 しばらく おとなしくしてるがいい。 244 00:15:44,343 --> 00:15:47,046 俺の懐で授業でもしながらな。 245 00:15:53,019 --> 00:15:55,688 いきなり先生が来たから驚いた。 246 00:15:55,688 --> 00:15:57,690 というか➡ 247 00:15:57,690 --> 00:16:01,127 なんで アノスにやられたあと 普通に授業してるのよ。 248 00:16:01,127 --> 00:16:05,965 神様は僕たちと価値観が違って 秩序に則って行動するんだぞ。 249 00:16:05,965 --> 00:16:07,967 だからって…。 250 00:16:07,967 --> 00:16:10,636 でも 魔王学院で授業することが➡ 251 00:16:10,636 --> 00:16:13,139 どう 秩序を保つことに なるんでしょうか? 252 00:16:13,139 --> 00:16:17,310 神々は約束を守るんだよ。 人や魔族とのね。 253 00:16:17,310 --> 00:16:19,312 何の目的か知らぬが➡ 254 00:16:19,312 --> 00:16:23,482 ここで授業をする約束を 誰かと交わしたのやもしれぬな。 255 00:16:23,482 --> 00:16:26,986 新たな神の子が この学院にいるって言ってたね。 256 00:16:26,986 --> 00:16:29,655 神の子の器はここにあり➡ 257 00:16:29,655 --> 00:16:32,325 そして これから目覚める といったところか。 258 00:16:32,325 --> 00:16:34,994 アノスくんを 滅ぼす神だってことなら➡ 259 00:16:34,994 --> 00:16:38,497 それだけの魔力を持って 生まれてくるはずだぞ。 260 00:16:40,833 --> 00:16:43,503 フッ なに やることは一つだ。 261 00:16:43,503 --> 00:16:47,673 神の子を探し出し 身の程を わきまえさせてやればいい。 262 00:16:47,673 --> 00:16:49,675 どうやって探す? 263 00:16:49,675 --> 00:16:52,178 アノスの魔眼でも 見つけられないかな? 264 00:16:52,178 --> 00:16:55,848 まだ神の子の片鱗がないとすれば 無理だろう。 265 00:16:55,848 --> 00:16:58,518 生徒や教師の経歴から探すとか? 266 00:16:58,518 --> 00:17:00,953 あとは聞き込みでしょうか? 267 00:17:00,953 --> 00:17:03,456 じゃあ 手分けしたほうが よさそうだぞ。 268 00:17:03,456 --> 00:17:06,626 ふむ 俺はメルヘイスに話がある。 269 00:17:06,626 --> 00:17:08,961 神の子についても調べさせよう。 270 00:17:08,961 --> 00:17:12,298 私たちはいろいろ当たってみるわ。 任せた。 271 00:17:12,298 --> 00:17:15,468 とりあえず 3組に分かれましょう。 272 00:17:15,468 --> 00:17:18,304 うん。 📱(レドリアーノ)エレオノール。 273 00:17:18,304 --> 00:17:21,307 ごめん 先に始めててくれる? わかったわ。 274 00:17:21,307 --> 00:17:23,976 ミーシャ 行くわよ。 んっ。 275 00:17:23,976 --> 00:17:25,978 どこから当たろうか? 276 00:17:25,978 --> 00:17:29,482 やっぱり 転入生や 最近 学院に来た人でしょうか。 277 00:17:29,482 --> 00:17:32,985 は~い どうしたの? レドリアーノくん。 278 00:17:32,985 --> 00:17:34,987 (レドリアーノ)今 どちらにいますか? 279 00:17:34,987 --> 00:17:38,991 📱(エレオノール)え? 魔王学院だけど? もしかして ディルヘイドまで来たの? 280 00:17:38,991 --> 00:17:41,994 (レドリアーノ)ええ。 実は やっかいな魔法具が➡ 281 00:17:41,994 --> 00:17:45,998 見つかったのです。 おそらく ジェルガが遺した物かと。 282 00:17:53,673 --> 00:17:55,675 (ミサ)ダメですね。 283 00:17:55,675 --> 00:17:58,177 神の子に つながりそうなことは何も。 284 00:17:58,177 --> 00:18:00,112 こっちも同じだよ。 285 00:18:00,112 --> 00:18:03,950 神の子って 二千年前のことには 関係してないんですよね? 286 00:18:03,950 --> 00:18:05,952 それは どうかな。 287 00:18:05,952 --> 00:18:08,788 ノウスガリアは ジェルガ先生に協力した神だ。 288 00:18:08,788 --> 00:18:11,123 根源を魔法化するために。 289 00:18:11,123 --> 00:18:15,294 また 危ないことが 起きるんでしょうか。 290 00:18:15,294 --> 00:18:18,464 大丈夫だよ。 君や君の友達➡ 291 00:18:18,464 --> 00:18:23,302 この平和な時代の人々を守るのが 勇者の… 僕の使命だ。 292 00:18:23,302 --> 00:18:25,304 レイさん。 293 00:18:25,304 --> 00:18:29,976 二千年前の戦いとは無関係の君を あの時代の戦火に➡ 294 00:18:29,976 --> 00:18:32,578 巻き込んでしまうわけには いかない。 295 00:18:35,481 --> 00:18:37,483 ミサさん? 296 00:18:37,483 --> 00:18:42,321 それじゃ 私は レイさんの平和を守りますね。 297 00:18:42,321 --> 00:18:45,992 なんて 私なんか 何の力もないですけど。 298 00:18:45,992 --> 00:18:48,995 一緒に戦うことくらいはできます。 299 00:18:48,995 --> 00:18:51,664 下手をしたら 死ぬかもしれないのに。 300 00:18:51,664 --> 00:18:54,333 好きな人が 死ぬかもしれないのに➡ 301 00:18:54,333 --> 00:18:58,004 自分が死ぬのを怖がって どうしますか。 302 00:18:58,004 --> 00:19:01,273 今の平穏より 来世の幸せより➡ 303 00:19:01,273 --> 00:19:05,611 欲しいのは レイさんと 一緒に歩いていける道です。 304 00:19:05,611 --> 00:19:08,781 冷たいじゃないですか。 無関係なんて。 305 00:19:08,781 --> 00:19:11,951 二千年前の勇者も 今のレイさんも➡ 306 00:19:11,951 --> 00:19:14,954 同じレイさんです。 307 00:19:14,954 --> 00:19:18,124 もしも 私が レイさんやアノス様みたいに➡ 308 00:19:18,124 --> 00:19:20,292 重い運命を背負っていたら➡ 309 00:19:20,292 --> 00:19:24,296 レイさんは 自分には関係ないって 言いますか? 310 00:19:24,296 --> 00:19:26,799 絶対に君の力になる。 311 00:19:26,799 --> 00:19:32,972 どこにいても君を助けに行くよ。 私も同じです。 312 00:19:32,972 --> 00:19:35,074 ミサ。 えっ? 313 00:19:44,984 --> 00:19:48,988 (レイ)のぞき見は感心しないね。 314 00:19:48,988 --> 00:19:53,659 失礼しました。 私は ゲラド・アズレマです。 315 00:19:53,659 --> 00:19:58,330 ミサ・イリオローグ様 あなた様の 父君の命でまいりました。 316 00:19:58,330 --> 00:20:00,332 え? 317 00:20:00,332 --> 00:20:04,170 (エレン)えっ? 魔王再臨の式典を 開くんですか!? 318 00:20:04,170 --> 00:20:07,840 (アノス)魔王の転生を ディルヘイド全土に周知するためにな。 319 00:20:07,840 --> 00:20:09,842 (一同)わぁ~! 320 00:20:09,842 --> 00:20:11,844 (アノス)その際 お前たちには➡ 321 00:20:11,844 --> 00:20:14,180 歌を披露してほしい。 (一同)えっ!? 322 00:20:14,180 --> 00:20:16,682 (ジェシカ)でも ちゃんとした合唱団のほうが…。 323 00:20:16,682 --> 00:20:19,852 式典は 皇族と混血が手を取り合う➡ 324 00:20:19,852 --> 00:20:22,688 新しいディルヘルドの始まりを意味する。 325 00:20:22,688 --> 00:20:26,859 必要なのは 凝り固まった 血統至上主義をぶち壊す➡ 326 00:20:26,859 --> 00:20:29,528 新しい風だ。 327 00:20:29,528 --> 00:20:34,366 そんな歌は お前たちしか歌えぬ。 俺が聴きたいのだ。 328 00:20:34,366 --> 00:20:37,536 あきれるくらいに平和な お前たちの調べをな。 329 00:20:37,536 --> 00:20:39,538 (一同)はい! アノス様! 330 00:20:39,538 --> 00:20:42,708 (エレン)よ~し 早速練習いくよ! (一同)お~! 331 00:20:42,708 --> 00:20:44,710 📱(サーシャ)アノス! どうした? 332 00:20:44,710 --> 00:20:48,547 リーベスト先輩たちが襲われたみたい。 ミーシャが治療しているわ。 333 00:20:48,547 --> 00:20:50,549 うっ う…。 大丈夫? 334 00:20:50,549 --> 00:20:54,887 僕のことより メノウ先生が さらわれました。 335 00:20:54,887 --> 00:20:56,889 (ミーシャ)メノウ先生が? (サーシャ)誰に? 336 00:20:56,889 --> 00:21:00,993 混沌の世代 リンカ・セオウルネス。 337 00:21:00,993 --> 00:21:03,996 彼女に エノイの魔法を仕掛けました。 338 00:21:03,996 --> 00:21:06,332 追跡できるはずです。 339 00:21:06,332 --> 00:21:08,334 アノス。 340 00:21:08,334 --> 00:21:12,338 捕まえてくれと言わんばかりだが 陽動のつもりか? 341 00:21:12,338 --> 00:21:15,341 📱(サーシャ)私たちが行くわ。 相手はおそらく➡ 342 00:21:15,341 --> 00:21:18,010 二千年前の魔族だ。 📱(ミーシャ)大丈夫。 343 00:21:18,010 --> 00:21:21,313 📱(サーシャ)誰に鍛えられたと 思ってるの? じゃあね! 344 00:21:28,020 --> 00:21:30,022 (ジーク)フフフ…。 345 00:21:30,022 --> 00:21:32,525 ひと足遅かったな 魔王アノス。 346 00:21:32,525 --> 00:21:34,527 インガル。 347 00:21:34,527 --> 00:21:37,196 蘇生などさせん! 348 00:21:37,196 --> 00:21:39,532 (アノス)レバイド。 349 00:21:39,532 --> 00:21:42,368 お前は二千年前の魔族だな? 350 00:21:42,368 --> 00:21:47,540 熾死王 エールドメードが配下 熾死王参謀 ジーク・オズマ。 351 00:21:47,540 --> 00:21:49,542 エールドメードの? 352 00:21:49,542 --> 00:21:52,378 アイツが体を奪われているのを 知ってのことか? 353 00:21:52,378 --> 00:21:56,048 無論。 我があるじは あなたの敵を作るため➡ 354 00:21:56,048 --> 00:21:58,717 あえて 体を神に委ねたのだ。 355 00:21:58,717 --> 00:22:01,487 ヤツの考えそうなことだ。 それで? 356 00:22:01,487 --> 00:22:04,823 私の力では到底 あなたにはかなわない。 357 00:22:04,823 --> 00:22:08,527 故に 知恵比べを挑みたい。 358 00:22:12,998 --> 00:22:15,000 半分の魔剣。 359 00:22:17,002 --> 00:22:19,805 父がくれたものと同じ? 360 00:22:22,174 --> 00:22:26,178 (ゲラド)私のあるじ 詛王 カイヒラム・ジステより➡ 361 00:22:26,178 --> 00:22:29,882 あなたの根源を奪えと 命じられております。 362 00:22:32,518 --> 00:22:35,521 (エレオノール)みんな どうしたんだ? 363 00:22:35,521 --> 00:22:39,692 青い顔… です。 (ザブロ)ヒッヒッヒッヒッヒッ…。 364 00:22:39,692 --> 00:22:43,362 (ザブロ)こやつらには少々 毒を食ろうてもらった。 365 00:22:43,362 --> 00:22:45,364 (エレオノール)誰? 366 00:22:45,364 --> 00:22:51,070 わしは ザブロ・ゲーズ。 緋碑王ギリシリス・デッロの副官じゃ。 367 00:22:55,040 --> 00:22:59,211 鬼ごっこは おしまいかしら? メノウ先生をどうするの? 368 00:22:59,211 --> 00:23:01,480 (リンカ)これは お前たちを誘う道具だ。 369 00:23:01,480 --> 00:23:04,817 もう用はない。 370 00:23:04,817 --> 00:23:09,655 私は冥王イージェス・コードが配下 リンカ・セオウルネス。 371 00:23:09,655 --> 00:23:14,493 我が君の命に従い そなたらを滅ぼす。 372 00:23:14,493 --> 00:23:17,997 (アノス)ふむ 四邪王族が 同盟でも結んでいたか。 373 00:23:17,997 --> 00:23:20,833 あなたは神の子をお探しだ。 374 00:23:20,833 --> 00:23:23,502 聡明な魔王アノスであれば➡ 375 00:23:23,502 --> 00:23:27,673 神の子の可能性を持つ者の正体に すぐ気がつくであろう。 376 00:23:27,673 --> 00:23:31,844 つまり 俺の配下に 神の器がいるということか? 377 00:23:31,844 --> 00:23:34,847 賭けのチップは私の持つ情報。 378 00:23:34,847 --> 00:23:38,017 勝負に乗ってくださるか? いいだろう。 379 00:23:38,017 --> 00:23:41,520 この平和な世で わざわざ 俺に挑んだのだ。 380 00:23:41,520 --> 00:23:44,023 相応の覚悟はしていような。