1 00:00:05,172 --> 00:00:09,343 (アノス)ようやく本気を出したか アヴォス・ディルヘヴィア。 2 00:00:09,343 --> 00:00:13,046 だが遅かったな。 こちらは決着がついた。 3 00:00:26,360 --> 00:00:29,196 (アヴォス)アハッ アハハハハハッ。 4 00:00:29,196 --> 00:00:32,199 決着? 遅かった? 5 00:00:32,199 --> 00:00:35,869 何を血迷っているのかしら? 6 00:00:35,869 --> 00:00:38,372 あなたを 暴虐の魔王たらしめている➡ 7 00:00:38,372 --> 00:00:42,542 最大にして 最強の魔剣は 今この手に。 8 00:00:42,542 --> 00:00:45,879 あなたは名を 配下を 城を…。 9 00:00:45,879 --> 00:00:49,883 そして今 力の象徴さえも奪われたのです。 10 00:00:49,883 --> 00:00:54,221 ただの アノス・ヴォルディゴードが 暴虐の魔王である私に➡ 11 00:00:54,221 --> 00:00:57,391 勝てるとお思いですの? 棒切れ一本➡ 12 00:00:57,391 --> 00:01:00,827 手中に収めた程度で 大層な自信だな。 13 00:01:00,827 --> 00:01:03,330 あなたこそ 自信があるのでしたら➡ 14 00:01:03,330 --> 00:01:06,500 言葉ではなく 力で示しなさいな。 15 00:01:06,500 --> 00:01:09,670 一瞬で終わらせて差し上げますわ。 16 00:01:09,670 --> 00:01:11,672 試してみよ。 17 00:01:14,841 --> 00:01:17,044 (2人)ジオ・グレイズ。 18 00:01:19,179 --> 00:01:22,182 ジラスド! 19 00:01:22,182 --> 00:01:24,384 ゾーラ・エ・ディプト。 20 00:01:26,353 --> 00:01:28,855 イ・グネアス。 21 00:01:33,026 --> 00:01:37,331 破滅の魔眼を使えば 防げるとお思いでしたの? 22 00:01:41,201 --> 00:01:45,205 ヴェヌズドノアの前には 世界を隔てる壁ですら➡ 23 00:01:45,205 --> 00:01:47,207 薄い紙同然。 24 00:01:53,046 --> 00:01:55,382 どうぞ 滅んでくださいませ。 25 00:01:55,382 --> 00:01:57,384 あっ! あっ く…。 26 00:01:57,384 --> 00:02:01,154 なっ なぜ… ですの? 27 00:02:01,154 --> 00:02:04,825 ヴェヌズドノアは 確かに この手に…。 28 00:02:04,825 --> 00:02:09,496 理滅剣を掌握すれば 俺にかなうと思ったか。 29 00:02:09,496 --> 00:02:14,001 どうして 見えませんの あなたの深えんの底が…。 30 00:02:14,001 --> 00:02:17,004 私は 暴虐の魔王ですのに…。 31 00:02:17,004 --> 00:02:21,174 それが答えだ。 所詮は うわさと 伝承にすぎぬ。 32 00:02:21,174 --> 00:02:24,011 あぁ~! 33 00:02:24,011 --> 00:02:28,015 お前は がん物だ アヴォス・ディルヘヴィア。 34 00:02:28,015 --> 00:02:30,183 あぁっ! 35 00:02:30,183 --> 00:02:32,686 うっ! うっ…。 36 00:02:32,686 --> 00:02:36,023 ハァ ハァ ハァ…。 37 00:02:36,023 --> 00:02:39,026 まだ終わりではありませんわ。 38 00:02:39,026 --> 00:02:42,029 私は 大精霊レノの実子にして➡ 39 00:02:42,029 --> 00:02:44,698 暴虐の魔王 アヴォス・ディルヘヴィア。 40 00:02:44,698 --> 00:02:50,037 そして あなたを滅ぼす神の子ですわ。 41 00:02:50,037 --> 00:02:54,207 (ノウスガリア)神の子は 定められた 計画どおり 事を運び➡ 42 00:02:54,207 --> 00:02:56,710 理滅剣を手中に収めた。 43 00:03:01,648 --> 00:03:05,318 (ノウスガリア)今こそ目覚めの時。 44 00:03:05,318 --> 00:03:09,322 (アヴォス)アノス・ヴォルディゴード。 私は いまだに➡ 45 00:03:09,322 --> 00:03:11,825 すべてを掌握しております。 46 00:03:15,495 --> 00:03:17,497 (エレオノール)あっ… なっ なんだ!? 47 00:03:17,497 --> 00:03:21,334 (サーシャ)なんなの これ!? (ミーシャ)アノス…。 48 00:03:21,334 --> 00:03:26,173 (ノウスガリア)かつて暴虐の魔王は 破壊神アベルニユーを地に落とし➡ 49 00:03:26,173 --> 00:03:30,177 その名を 魔王城デルゾゲードと上書きした。 50 00:03:30,177 --> 00:03:35,015 更に その神の権能 破壊の秩序を凝縮した奇跡は➡ 51 00:03:35,015 --> 00:03:38,685 理滅剣ヴェヌズドノアと名を変えられた。 52 00:03:38,685 --> 00:03:42,355 だが 秩序は やがて 本来のことわりを取り戻す。 53 00:03:42,355 --> 00:03:45,525 そのとき いったい 何が起きると思う? 54 00:03:45,525 --> 00:03:49,029 (ノウスガリア)行われなかった 破壊の反動が押し寄せる。 55 00:03:49,029 --> 00:03:51,531 押さえつけていた年月の分だけ➡ 56 00:03:51,531 --> 00:03:55,035 その力は 桁外れに膨れあがるのだ。 57 00:03:57,537 --> 00:04:01,475 秩序を示せ 神の子 アヴォス・ディルヘヴィア。 58 00:04:01,475 --> 00:04:05,645 その膨大な魔力で 破壊神を目覚めさせよ。 59 00:04:05,645 --> 00:04:09,649 ことわりに従い 2人の 暴虐の魔王を滅ぼすがいい。 60 00:04:09,649 --> 00:04:12,652 ありとあらゆる命と共に! 61 00:04:16,323 --> 00:04:20,660 さぁ 天を仰ぎ見よ 愚かなる者たちよ。 62 00:04:20,660 --> 00:04:24,164 (ノウスガリア)神話の時代 あらゆる死と 破壊をもたらした➡ 63 00:04:24,164 --> 00:04:26,833 破壊神の奇跡…。 64 00:04:26,833 --> 00:04:30,337 破滅の太陽 サージェルドナーヴェが➡ 65 00:04:30,337 --> 00:04:32,639 今ここによみがえる。 66 00:04:34,674 --> 00:04:37,844 (レイ)あぁ…。 67 00:04:37,844 --> 00:04:39,846 (レノ)うぅ…。 68 00:04:49,189 --> 00:04:53,026 (ノウスガリア)神は秩序だ。 意思も 心もない。 69 00:04:53,026 --> 00:04:56,196 悲劇は いつでも 愚かな生者の仕業。 70 00:04:56,196 --> 00:05:00,800 因果応報である。 (アノス)破壊の秩序だからといって➡ 71 00:05:00,800 --> 00:05:04,137 神に味方すると思ったか。 72 00:05:04,137 --> 00:05:07,808 自らは傍観者を気取り この二千年間に起きた➡ 73 00:05:07,808 --> 00:05:10,977 悲劇の責任を 他者へなすりつける➡ 74 00:05:10,977 --> 00:05:13,647 そんな神ならば この世にいらぬ。 75 00:05:13,647 --> 00:05:17,984 ありえない… 破壊神は 万物を滅ぼす秩序。 76 00:05:17,984 --> 00:05:20,987 魔族一人 滅ぼせないわけがない…。 77 00:05:20,987 --> 00:05:23,990 貴様らが 勝手に定めたことわりだ。 78 00:05:23,990 --> 00:05:27,160 だが 俺は そんなものには従わぬ。 79 00:05:27,160 --> 00:05:29,829 君が いかに逸脱していようと➡ 80 00:05:29,829 --> 00:05:33,166 他の魔族たちまで 守りきれるはずがない。 81 00:05:33,166 --> 00:05:37,837 秩序が俺を恐れるか。 神は恐れなどしない。 82 00:05:37,837 --> 00:05:40,173 ならば とっとと引くがいい。 83 00:05:40,173 --> 00:05:43,176 新しい計画でも 立ててくるのだな。 84 00:05:43,176 --> 00:05:46,846 そうさせてもらうよ。 ん…。 85 00:05:46,846 --> 00:05:51,685 なんだ… 私に何をした? 暴虐の魔王。 86 00:05:51,685 --> 00:05:54,187 わからぬか ノウスガリア。 87 00:05:54,187 --> 00:05:57,190 それが恐怖だ。 うっ…。 88 00:05:57,190 --> 00:05:59,860 き… 君は➡ 89 00:05:59,860 --> 00:06:02,462 私を滅ぼすことはできない! 90 00:06:02,462 --> 00:06:04,631 天父神を滅ぼせば➡ 91 00:06:04,631 --> 00:06:07,634 世界は 崩壊の一途をたどるのみ! 92 00:06:07,634 --> 00:06:10,136 確かにな。 フゥ…。 93 00:06:10,136 --> 00:06:13,473 などと 口にするとでも思ったか? 94 00:06:13,473 --> 00:06:16,643 どうした? 心などないというのならば➡ 95 00:06:16,643 --> 00:06:19,312 滅びなど恐れはしまい。 それとも➡ 96 00:06:19,312 --> 00:06:21,481 生きたいとでも言うつもりか? 97 00:06:21,481 --> 00:06:26,319 そんな わけが… 私は 秩序…。 98 00:06:26,319 --> 00:06:28,488 笑ってみよ。 何…。 99 00:06:28,488 --> 00:06:32,325 この状況で笑えたならば 貴様は秩序だ。 100 00:06:32,325 --> 00:06:36,162 悪意はあるまい。 それなりの 対処はさせてもらうが➡ 101 00:06:36,162 --> 00:06:39,833 滅ぼしはせぬ。 だが もしも俺を恐れ➡ 102 00:06:39,833 --> 00:06:42,335 笑えぬというのならば お前に意思や➡ 103 00:06:42,335 --> 00:06:44,838 心があるということだ。 104 00:06:44,838 --> 00:06:47,340 捨ておくことはできぬな。 105 00:06:47,340 --> 00:06:51,344 3秒数えよう。 その間に秩序を示すがよい。 106 00:06:51,344 --> 00:06:54,180 ハッ…。 3…。 107 00:06:54,180 --> 00:06:57,517 2 1…。 ハ… ハハ…。 108 00:06:57,517 --> 00:06:59,853 笑ったな ノウスガリア。 109 00:06:59,853 --> 00:07:01,955 生きたいということか。 110 00:07:01,955 --> 00:07:05,792 貴様は秩序などではないと 自ら証明したようだな。 111 00:07:05,792 --> 00:07:09,796 うっ… おのれぇ~! 112 00:07:09,796 --> 00:07:13,133 私を… 神を 侮辱するか~! 113 00:07:13,133 --> 00:07:15,635 あっ あぁ~っ! 114 00:07:15,635 --> 00:07:17,804 (アノス)エールドメード 契約だ。 115 00:07:17,804 --> 00:07:22,309 俺に逆らわぬというのならば 望みのものをくれてやろう。 116 00:07:22,309 --> 00:07:24,311 (エールドメード)カカカカッ…。 117 00:07:24,311 --> 00:07:28,982 (エールドメード)その言葉を 待っていたぞ 魔王! 118 00:07:28,982 --> 00:07:32,819 ゼクト。 ゼクト。 119 00:07:32,819 --> 00:07:36,156 なっ 何を…。 (アノス)お前の言うとおり➡ 120 00:07:36,156 --> 00:07:38,992 秩序を滅ぼせば 世界が崩壊する。 121 00:07:38,992 --> 00:07:43,496 ならば お前の力を すべて熾死王に渡すまでだ。 122 00:07:43,496 --> 00:07:46,666 神の力は絶対…。 その秩序を➡ 123 00:07:46,666 --> 00:07:48,835 わい小な魔族などに…。 124 00:07:48,835 --> 00:07:51,671 ほう 気付かなかったのか? 125 00:07:51,671 --> 00:07:54,341 (アノス)二千年の間 エールドメードは➡ 126 00:07:54,341 --> 00:07:56,843 神の力を簒奪する魔法術式を➡ 127 00:07:56,843 --> 00:07:59,846 自らの根源で練っていた。 128 00:07:59,846 --> 00:08:02,282 解析するのに 少々手間取ったが➡ 129 00:08:02,282 --> 00:08:05,118 あとは ただ完成させるのみだ。 130 00:08:05,118 --> 00:08:09,289 愚かな男だ。 神の力を簒奪しようとは…。 131 00:08:09,289 --> 00:08:12,292 貴様は 虫けらにでも変えてやろう。 132 00:08:12,292 --> 00:08:14,961 未来永劫 何度転生しようともな。 133 00:08:14,961 --> 00:08:19,299 なっ…。 楽しいぞ 心があるというのはな。 134 00:08:19,299 --> 00:08:22,135 秩序などという 無味乾燥なものよりも➡ 135 00:08:22,135 --> 00:08:24,637 よっぽど刺激的な生だ。 136 00:08:24,637 --> 00:08:26,973 秩序が 乱れ…。 137 00:08:26,973 --> 00:08:29,642 愚かな… おのれぇ…。 138 00:08:29,642 --> 00:08:33,980 おのれぇ! おのれぇ~! 139 00:08:33,980 --> 00:08:36,483 世界のことわりから…。 140 00:08:36,483 --> 00:08:39,819 秩序から外れた不適合者め~! 141 00:08:39,819 --> 00:08:43,656 ずいぶんと虫けららしいことを 言うようになったものだ。 142 00:08:43,656 --> 00:08:47,827 君がことわりを乱すのだ! 神に心があるのではない! 143 00:08:47,827 --> 00:08:52,499 君が神に感情を植え付け 秩序を乱しているだけなのだ! 144 00:08:52,499 --> 00:08:57,003 君は やがて世界を滅ぼし 破滅へと導くだろう! 145 00:08:57,003 --> 00:09:00,607 神の預言は絶対…。 146 00:09:12,619 --> 00:09:15,955 さすが… ではないか 魔王。 147 00:09:15,955 --> 00:09:18,625 ジ・シェンズを こうも アッサリと完成させ➡ 148 00:09:18,625 --> 00:09:21,795 神の力を簒奪してみせるとは! 149 00:09:21,795 --> 00:09:24,798 カカカカカ! 150 00:09:24,798 --> 00:09:27,801 最強 最悪 不敗千万! 151 00:09:27,801 --> 00:09:31,604 無敵すぎて 敵が欲しくなるくらいだ! 152 00:09:43,483 --> 00:09:46,486 終わったみたいだね。 (シン)えぇ。 153 00:09:51,825 --> 00:09:53,993 大丈夫? 154 00:09:53,993 --> 00:09:57,163 (ミサ)あ…。 155 00:09:57,163 --> 00:10:02,168 大きくなったね。 お母さん… ですか? 156 00:10:02,168 --> 00:10:05,872 うん。 やっと抱きしめてあげられた。 157 00:10:08,341 --> 00:10:10,677 ん…。 ごめんね➡ 158 00:10:10,677 --> 00:10:13,012 いつも 一緒にいてあげられなくて。 159 00:10:13,012 --> 00:10:16,015 あ… 待って! まっ まだ➡ 160 00:10:16,015 --> 00:10:20,186 逝かないで! もう少し… もう少しだけ…。 161 00:10:20,186 --> 00:10:22,689 愛してるよ ミサ。 162 00:10:22,689 --> 00:10:26,359 あなたを産んで 本当によかった。 163 00:10:26,359 --> 00:10:29,362 あ…。 164 00:10:29,362 --> 00:10:31,564 あ…。 165 00:10:33,533 --> 00:10:36,836 シン ありがとう。 それから…。 166 00:10:40,206 --> 00:10:43,209 私は幸せだった。 167 00:10:43,209 --> 00:10:47,547 レノ… あなたを 愛しています。 168 00:10:47,547 --> 00:10:49,549 フフッ。 169 00:10:56,556 --> 00:10:59,392 お母さん…。 170 00:10:59,392 --> 00:11:02,829 お願い します… フラン! 171 00:11:02,829 --> 00:11:06,165 もう一度 お母さんに会わせてください。 172 00:11:06,165 --> 00:11:10,003 できるでしょう? だって 今できたんなら➡ 173 00:11:10,003 --> 00:11:12,672 もう少しくらい…。 174 00:11:12,672 --> 00:11:16,676 もうちょっとくらい いいじゃないですかぁ…。 175 00:11:22,348 --> 00:11:30,857 (すすり泣く声) 176 00:11:30,857 --> 00:11:34,694 (アノス)あれに それほど大きな力はない。 177 00:11:34,694 --> 00:11:39,365 できるのは せいぜい 悲劇に 決着をつけることぐらいだろう。 178 00:11:39,365 --> 00:11:41,868 私が いけないんです。 179 00:11:41,868 --> 00:11:45,872 私が生まれたから…。 それは違う。 180 00:11:45,872 --> 00:11:48,875 だって 何が違うっていうんですか? 181 00:11:48,875 --> 00:11:52,879 私が生まれて うわさと 伝承に背いたから…。 182 00:11:55,882 --> 00:11:59,052 ミサ 俺が 気休めを言ったことがあったか。 183 00:11:59,052 --> 00:12:01,821 だけど…。 レノは ついえてはいない。 184 00:12:01,821 --> 00:12:03,823 えっ。 あ…。 えっ。 185 00:12:03,823 --> 00:12:06,826 だが まずは お前を救わねばならぬ。 186 00:12:06,826 --> 00:12:08,995 あ…。 アヴォス・ディルヘヴィアから➡ 187 00:12:08,995 --> 00:12:13,100 切り離された お前の根源が 崩壊しかかっているからな。 188 00:12:13,100 --> 00:12:16,336 レイ うわさと 伝承どおり➡ 189 00:12:16,336 --> 00:12:18,838 ミサを霊神人剣で滅ぼすがよい。 190 00:12:18,838 --> 00:12:22,342 (レイ/ミサ)えっ!? 説明してやりたいところだが➡ 191 00:12:22,342 --> 00:12:24,344 その時間も あまりない。 192 00:12:26,512 --> 00:12:30,683 覚悟はいいか? あぁ 信じるよ。 193 00:12:30,683 --> 00:12:33,686 お願いします アノス様。 194 00:12:33,686 --> 00:12:52,872 ♬~ 195 00:12:52,872 --> 00:12:55,708 (アノス)暴虐の魔王の うわさと 伝承が➡ 196 00:12:55,708 --> 00:12:59,045 ミサの根源の半分を形づくっていた。 197 00:12:59,045 --> 00:13:02,982 アヴォスが滅びれば ミサも生きていくことはできぬ。 198 00:13:02,982 --> 00:13:06,319 2つを完全に 切り離すことはできないからな。 199 00:13:06,319 --> 00:13:10,156 ならば 名が同じだけの 違う精霊に変えればよい。 200 00:13:10,156 --> 00:13:13,826 (2人)あ…。 普通の精霊は転生できない。 201 00:13:13,826 --> 00:13:17,163 アヴォスの根幹に矛盾する うわさと 伝承を流しても➡ 202 00:13:17,163 --> 00:13:21,501 ただ寿命を縮めるだけじゃ…。 ならば どうするか? 203 00:13:21,501 --> 00:13:25,004 伝承の続きをつくればいい。 (2人)あっ…。 204 00:13:25,004 --> 00:13:28,174 (アノス)よみがえった暴虐の魔王は 再び滅ぼされ➡ 205 00:13:28,174 --> 00:13:31,678 そして転生する。 半霊半魔ではなく➡ 206 00:13:31,678 --> 00:13:36,516 完全な精霊ミサとして 本来の姿を取り戻すのだと。 207 00:13:36,516 --> 00:13:41,020 この伝承は すでに 人間の間で広まっている。 208 00:13:41,020 --> 00:13:43,523 イガレスによってな。 209 00:13:43,523 --> 00:13:45,858 転生する魔族や 半霊半魔は➡ 210 00:13:45,858 --> 00:13:49,696 親から生まれる。 精霊は自然発生するか➡ 211 00:13:49,696 --> 00:13:52,198 あるいは…。 あ…。 212 00:13:52,198 --> 00:13:54,200 (シン)涙花により生じます。 213 00:13:56,202 --> 00:13:59,972 ここによみがえれ ついえし大精霊よ。 214 00:13:59,972 --> 00:14:02,475 あ…。 215 00:14:02,475 --> 00:14:04,477 二千年の時を経て➡ 216 00:14:04,477 --> 00:14:08,648 悲しみが喜びに変わる時が来た。 217 00:14:08,648 --> 00:14:12,151 母なる大精霊は 魔族を生んだために➡ 218 00:14:12,151 --> 00:14:15,655 自らのうわさと 伝承に背き ついえた。 219 00:14:15,655 --> 00:14:18,825 だが 新たに広まった 伝承の続きに従い➡ 220 00:14:18,825 --> 00:14:21,494 アヴォス・ディルヘヴィアは精霊となった。 221 00:14:21,494 --> 00:14:24,664 ならば もう レノがついえる理由は➡ 222 00:14:24,664 --> 00:14:26,866 どこにもあるまい。 223 00:14:30,336 --> 00:14:32,638 レノ…。 ん…。 224 00:14:39,512 --> 00:14:43,116 (レノ)ミサ…。 う…。 225 00:14:48,020 --> 00:14:50,022 お母さん…。 226 00:14:50,022 --> 00:14:52,692 フフッ。 227 00:14:52,692 --> 00:14:55,695 うっ う…。 228 00:14:55,695 --> 00:14:57,697 お母さん…。 229 00:14:57,697 --> 00:15:00,466 お母さ~ん! 230 00:15:00,466 --> 00:15:02,969 泣かないの… 大丈夫。 231 00:15:02,969 --> 00:15:06,139 お母さんは ここにいるよ ミサ。 232 00:15:06,139 --> 00:15:09,809 これから ずっと あなたのそばにいるから。 233 00:15:09,809 --> 00:15:19,519 (泣きじゃくる声) 234 00:15:30,329 --> 00:15:34,333 ん…。 235 00:15:34,333 --> 00:15:36,335 ミサ。 あっ。 236 00:15:36,335 --> 00:15:39,038 大丈夫? はっ はい。 237 00:15:44,010 --> 00:15:48,347 シン お前は まだろくに ミサと話していないそうだな。 238 00:15:48,347 --> 00:15:50,850 何を話せばいいのかわからず…。 239 00:15:50,850 --> 00:15:53,352 ミサは これから 偽の魔王として➡ 240 00:15:53,352 --> 00:15:56,689 民衆の前に姿を現す。 241 00:15:56,689 --> 00:16:00,793 不安がっている。 声をかけてやれ。 242 00:16:00,793 --> 00:16:02,795 承知しました。 243 00:16:05,965 --> 00:16:09,135 お父さん。 はい。 244 00:16:09,135 --> 00:16:12,305 あぁ… えと…。 はい…。 245 00:16:12,305 --> 00:16:15,141 アハハ… すみません。 246 00:16:15,141 --> 00:16:17,310 ちょっと緊張しちゃって。 247 00:16:17,310 --> 00:16:19,812 い… 今更ここで おじけづいても➡ 248 00:16:19,812 --> 00:16:21,814 しかたないんですけどね。 249 00:16:21,814 --> 00:16:25,818 だ… 大丈夫です やりますよ! 250 00:16:25,818 --> 00:16:29,155 過酷な試練ですが あなたは そのくらいで➡ 251 00:16:29,155 --> 00:16:32,658 おじけづく子ではありません。 えっ? 252 00:16:32,658 --> 00:16:35,995 ずっと見ていました。 あなたが私に会うために➡ 253 00:16:35,995 --> 00:16:37,997 統一派に入ったことを。 254 00:16:37,997 --> 00:16:40,333 そこで出会った 友人たちのために➡ 255 00:16:40,333 --> 00:16:43,336 更なる決意を固めたことを。 256 00:16:43,336 --> 00:16:45,338 悲劇に屈しない➡ 257 00:16:45,338 --> 00:16:48,674 優しく 強い子に育ちましたね。 258 00:16:48,674 --> 00:16:52,678 お父さん… お父さ~ん! 259 00:16:52,678 --> 00:16:54,881 ミサ…。 260 00:16:56,849 --> 00:16:58,851 もう大丈夫です。 261 00:16:58,851 --> 00:17:01,454 緊張してなんか いられませんよね。 262 00:17:01,454 --> 00:17:05,791 だって これで ディルヘイドは 混血と 皇族が手を取り合える➡ 263 00:17:05,791 --> 00:17:08,494 正しい姿に戻るんですから。 264 00:17:11,130 --> 00:17:13,332 フフッ。 265 00:17:20,973 --> 00:17:25,478 面を上げよ 魔族の末えいたちよ。 266 00:17:25,478 --> 00:17:28,147 二千年前 我々魔族は➡ 267 00:17:28,147 --> 00:17:30,983 人間や 精霊と争っていた。 268 00:17:30,983 --> 00:17:33,319 飽き飽きするほど長く➡ 269 00:17:33,319 --> 00:17:35,988 終わりの見えぬ戦いだった。 270 00:17:35,988 --> 00:17:39,492 それが今日 終わったのだ。 271 00:17:39,492 --> 00:17:44,330 彼らは我々と同じく 平和を望んだ。 272 00:17:44,330 --> 00:17:49,835 魔族と雌雄を争った アゼシオンの英雄 勇者カノン。 273 00:17:49,835 --> 00:17:54,173 アハルトヘルンを治める女王 大精霊レノ。 274 00:17:54,173 --> 00:17:59,011 魔族と 精霊の友好を示した 精霊王シン。 275 00:17:59,011 --> 00:18:02,949 そして 暴虐の魔王の うわさと 伝承により生じた➡ 276 00:18:02,949 --> 00:18:06,953 大精霊にして神の子 アヴォス・ディルヘヴィア。 277 00:18:06,953 --> 00:18:10,623 勇者カノンの聖剣により 転生を果たした彼女も➡ 278 00:18:10,623 --> 00:18:15,294 矛を収め ここに集った。 名を ミサという。 279 00:18:15,294 --> 00:18:17,630 憎しみの刃は もういらぬ。 280 00:18:17,630 --> 00:18:21,634 この手は 隣人と手を取り合うために! 281 00:18:21,634 --> 00:18:27,807 (歓声) 282 00:18:27,807 --> 00:18:31,310 勅命を出す。 このディルヘイドに生きる者は➡ 283 00:18:31,310 --> 00:18:34,647 皆公平だ。 我が民よ➡ 284 00:18:34,647 --> 00:18:37,650 全霊をもって 覆せぬ悲劇があるなら➡ 285 00:18:37,650 --> 00:18:39,652 俺の元へ来い。 286 00:18:39,652 --> 00:18:42,488 その願いをかなえてやる。 287 00:18:42,488 --> 00:18:45,157 そして これだけは覚えておけ。 288 00:18:45,157 --> 00:18:48,494 一つ この国は不自由を許さぬ。 289 00:18:48,494 --> 00:18:51,831 一つ この国は悪意を許さぬ。 290 00:18:51,831 --> 00:18:55,167 一つ この国は悲劇を許さぬ。 291 00:18:55,167 --> 00:18:59,171 これらが侵されるとき 暴虐の魔王は命を賭して➡ 292 00:18:59,171 --> 00:19:01,440 戦い 滅ぼすだろう。 293 00:19:01,440 --> 00:19:04,944 (歓声) 294 00:19:04,944 --> 00:19:08,114 (ジェシカ)暴虐と呼ばれた魔王様の 本当の姿を➡ 295 00:19:08,114 --> 00:19:11,117 この曲に込めて歌います。 296 00:19:11,117 --> 00:19:16,455 (エレン)聞いてください。 魔王讃美歌第五番 『平和』。 297 00:19:16,455 --> 00:19:23,295 ♬「この右手に剣はいらない」 298 00:19:23,295 --> 00:19:30,136 ♬「この左手に盾はいらない」 299 00:19:30,136 --> 00:19:33,973 ♬「さぁ 臆病な鎧を脱いで」 300 00:19:33,973 --> 00:19:38,978 ♬「たとえ魔法が使えなくとも」 301 00:19:38,978 --> 00:19:43,983 ♬「この名が 過去に奪われたとしても」 302 00:19:43,983 --> 00:19:45,985 ♬「俺はただ」 303 00:19:45,985 --> 00:19:53,492 ♬「一人の俺として愛を胸に」 304 00:20:02,001 --> 00:20:05,004 頑張ったね ミサ。 レイさん…。 305 00:20:05,004 --> 00:20:08,007 じゃあ今度 ご褒美くれますか? 306 00:20:08,007 --> 00:20:10,843 いけない子だね。 何がですか? 307 00:20:10,843 --> 00:20:13,846 何がでしょうか? お… お父さん…。 308 00:20:13,846 --> 00:20:16,182 ミサの何がいけないんでしょうか? 309 00:20:16,182 --> 00:20:18,184 レイ・グランズドリィ。 310 00:20:18,184 --> 00:20:21,854 ちっ 違うんですよ。 ねぇ? お母さん。 311 00:20:21,854 --> 00:20:24,523 私も ミサは いけない子だと思うよ。 312 00:20:24,523 --> 00:20:27,860 だから 違うんですよぉ。 313 00:20:27,860 --> 00:20:37,870 ♬~ 314 00:21:53,045 --> 00:21:56,715 お疲れさま。 相変わらず すごい歌ね。 315 00:21:56,715 --> 00:21:58,717 みんな ぼう然だったわよ。 316 00:21:58,717 --> 00:22:02,655 魂のこもった歌を聞けば おのずとそうなるものだ。 317 00:22:02,655 --> 00:22:05,324 絶対違うでしょ。 318 00:22:05,324 --> 00:22:08,661 それで何用だ? アレのことよ。 319 00:22:08,661 --> 00:22:11,163 (ミーシャ)破滅の太陽が輝いたのに➡ 320 00:22:11,163 --> 00:22:14,333 どうして みんな無事だった? (アノス)簡単なことだ。 321 00:22:14,333 --> 00:22:18,671 破滅の太陽は お前たちを 敵とは見なさなかった。 322 00:22:18,671 --> 00:22:22,007 滅ぼすべき アヴォス・ディルヘヴィアだけを 滅ぼしたのだ。 323 00:22:22,007 --> 00:22:26,345 それが わからないんだけど… なんで そんなことになるの? 324 00:22:26,345 --> 00:22:29,014 破壊神は アノスの敵だったんでしょ? 325 00:22:29,014 --> 00:22:31,016 敵といえば敵だったな。 326 00:22:31,016 --> 00:22:36,522 アベルニユーを落とさぬことには 救えぬ命ばかりだった。 だが…。 327 00:22:36,522 --> 00:22:38,858 ⦅アノス:破壊の 秩序だからといって➡ 328 00:22:38,858 --> 00:22:41,861 神に味方すると思ったか?⦆ 329 00:22:41,861 --> 00:22:45,197 《なぜ そんなことになるのか か…》 330 00:22:45,197 --> 00:22:49,869 どうかした? これは予想外だったな。 331 00:22:49,869 --> 00:22:52,371 ミーシャ 二千年前に➡ 332 00:22:52,371 --> 00:22:55,207 理滅剣が 塔にあったことを覚えているな? 333 00:22:55,207 --> 00:22:58,377 うん。 いったい誰かと思っていたが➡ 334 00:22:58,377 --> 00:23:01,647 答えは存外 簡単なところに あったのかもしれぬ。 335 00:23:01,647 --> 00:23:04,984 あ…。 つまり俺だ。 336 00:23:04,984 --> 00:23:07,987 アノスが転生前に 発動しておいたってこと? 337 00:23:07,987 --> 00:23:10,155 でも 知らなかったんじゃ…。 338 00:23:10,155 --> 00:23:12,324 思い出せないだけかもしれぬ。 339 00:23:12,324 --> 00:23:15,160 (サーシャ)えっ? 現に アベルニユーのことを➡ 340 00:23:15,160 --> 00:23:18,998 俺は正確に覚えていない。 あのとき 破滅の太陽が➡ 341 00:23:18,998 --> 00:23:21,834 俺たちを傷つけぬ確信はあった。 342 00:23:21,834 --> 00:23:26,338 だが 理由が思い出せぬ。 (サーシャ)そうなの? 343 00:23:26,338 --> 00:23:29,174 《記憶の一部が欠けている。 344 00:23:29,174 --> 00:23:31,377 なぜだ?》 345 00:23:35,347 --> 00:23:47,860 ♬~