1 00:00:02,002 --> 00:00:09,009 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 2 00:00:09,009 --> 00:00:11,011 (2人)ウケケケケ…! 3 00:00:11,011 --> 00:00:14,014 ハァ ハァ ハァ ハァ… ハッ! 4 00:00:18,018 --> 00:00:20,520 (2人)ヘヘヘヘ…。 5 00:00:23,523 --> 00:00:26,026 (ドゥ)パパ これ! 6 00:00:26,026 --> 00:00:30,364 (アーリマン)どれ? 『召使いユンユンと 魔女のプリン』か…。 7 00:00:30,364 --> 00:00:32,366 フフッ ドゥは 本当に➨ 8 00:00:32,366 --> 00:00:35,202 この本が 好きなんだなぁ? うん! 9 00:00:35,202 --> 00:00:39,706 (ドゥ)この本を読んでもらうと なんだか わかんないけど➨ 10 00:00:39,706 --> 00:00:43,710 いつも 気持ちよ~く 眠れるの! 11 00:00:43,710 --> 00:00:47,047 ハハハハハ! それは よかった。 12 00:00:47,047 --> 00:00:50,717 じゃあ パパが読んであげるから ゆっくり眠りなさい。 13 00:00:50,717 --> 00:00:52,719 やった~! 14 00:00:52,719 --> 00:00:55,055 (ジャヒー)魔王様! 15 00:00:55,055 --> 00:00:58,225 業務サボって 何 ドゥ様を 寝かしつけてるんですか! 16 00:00:58,225 --> 00:01:00,494 (ジャヒー)今は まだ 昼ですよ 昼! 17 00:01:00,494 --> 00:01:02,663 (アーリマン)固いこと 言うな。 18 00:01:02,663 --> 00:01:05,666 ドゥの昼寝どきくらい 会いに来てもいいだろう? 19 00:01:05,666 --> 00:01:10,003 だめです! まだまだ 仕事が 山積みなんですから。 20 00:01:10,003 --> 00:01:13,340 うぅ… すまんな ドゥ…。 21 00:01:13,340 --> 00:01:16,043 うぅ~。 22 00:01:18,679 --> 00:01:21,181 んっ? この音は! 23 00:01:21,181 --> 00:01:23,684 んっ? 24 00:01:23,684 --> 00:01:25,686 うわっ! 25 00:01:25,686 --> 00:01:28,855 (ダハーカ)ドゥ! 26 00:01:28,855 --> 00:01:31,024 え~っ!? 27 00:01:31,024 --> 00:01:34,361 会いたかったわ ドゥ! 28 00:01:34,361 --> 00:01:37,364 もう こんなに大きくなって~! 29 00:01:37,364 --> 00:01:39,366 いいい いきなり なんですか~!? 30 00:01:39,366 --> 00:01:41,702 わ 私は ジャヒーですよ~!? 31 00:01:41,702 --> 00:01:44,037 えっ? おお! 32 00:01:44,037 --> 00:01:47,541 世界侵略から 戻ってきたのか ダハーカ! 33 00:01:47,541 --> 00:01:50,544 あなた~! 34 00:01:50,544 --> 00:01:53,714 ヌォーッ。 35 00:01:53,714 --> 00:01:57,918 こ この方が… アジ・ダハーカ様!? 36 00:01:59,886 --> 00:02:02,823 (ジャヒー)あの 神をも滅する 大災害を招き➨ 37 00:02:02,823 --> 00:02:07,995 今も なお 単独で 世界を侵略する災厄の龍➨ 38 00:02:07,995 --> 00:02:12,100 それが ドゥ様の… 母君!? 39 00:04:03,977 --> 00:04:07,981 ダハーカよ… ところで 世界侵略は どうしたのだ? 40 00:04:07,981 --> 00:04:11,151 それが 結局 だめだったの…。 41 00:04:11,151 --> 00:04:14,321 離れても 親心は 増す一方で…。 42 00:04:14,321 --> 00:04:19,159 (ダハーカ)ついには 人間の子にさえ 愛情を 抱くようになって➨ 43 00:04:19,159 --> 00:04:21,495 侵略どころじゃないの! 44 00:04:21,495 --> 00:04:23,997 わかる! わかるぞ~! 45 00:04:23,997 --> 00:04:28,502 《ジャヒー:親バカが 2人…》 46 00:04:28,502 --> 00:04:30,504 (ジャヒー)ドゥ様!? 47 00:04:33,507 --> 00:04:37,010 (ダハーカ)ドゥ!? そこにいたのね! 48 00:04:37,010 --> 00:04:42,015 ただいま! ほら おいで ママよ~ フフフ! 49 00:04:42,015 --> 00:04:45,685 こんにちは。 50 00:04:45,685 --> 00:04:48,188 ド ドドド… ドゥ? 51 00:04:48,188 --> 00:04:51,024 ななな… なんで そんな➨ 52 00:04:51,024 --> 00:04:53,193 はじめましてみたいな…。 53 00:04:53,193 --> 00:04:56,029 (アーリマン)う~む やはりか…。 54 00:04:56,029 --> 00:04:59,366 どういうことです? 魔王様。 55 00:04:59,366 --> 00:05:03,136 (アーリマン)ドゥは ダハーカのことを覚えていないのだ。 56 00:05:03,136 --> 00:05:06,640 無理もない ドゥが 物心つく前に➨ 57 00:05:06,640 --> 00:05:10,810 世界侵略に 出てしまったからな。 58 00:05:10,810 --> 00:05:13,313 な なんですか 急に!? 59 00:05:13,313 --> 00:05:16,483 マ マズい! ダハーカの能力だ! 60 00:05:16,483 --> 00:05:19,319 (アーリマン) ダハーカは 感情の起伏によって➨ 61 00:05:19,319 --> 00:05:22,155 あらゆる大災害を 呼び起こすのだ! 62 00:05:22,155 --> 00:05:24,157 (ジャヒー)ええっ!? 63 00:05:24,157 --> 00:05:27,494 なんで 急に 嵐が!? ヒャーッ! 64 00:05:27,494 --> 00:05:29,496 逃げろ~! 65 00:05:31,498 --> 00:05:34,167 だ 大丈夫ですよ ダハーカ様! 66 00:05:34,167 --> 00:05:36,670 ドゥ様も すぐ 思い出しますよ。 67 00:05:36,670 --> 00:05:39,005 ジャヒーの言うとおりだ。 68 00:05:39,005 --> 00:05:41,508 (雷鳴) 69 00:05:41,508 --> 00:05:43,510 あっ そうだ! 70 00:05:43,510 --> 00:05:46,513 昔のように ドゥと 遊んでやったらどうだ!? 71 00:05:46,513 --> 00:05:49,015 記憶も よみがえるかもしれん! 72 00:05:49,015 --> 00:05:51,017 (ジャヒー)め 名案です! 73 00:05:51,017 --> 00:05:53,520 さあ 行きましょう ダハーカ様。 74 00:05:59,025 --> 00:06:03,964 そうよね 遊んだら 思い出すわよね~! 75 00:06:03,964 --> 00:06:06,633 (2人)危なかった…。 76 00:06:06,633 --> 00:06:10,136 フフフフー! (アーリマン)だが あの様子では➨ 77 00:06:10,136 --> 00:06:14,307 ドゥは 母への接し方が わからないみたいだな…。 78 00:06:14,307 --> 00:06:18,645 遊ぶことで 何か 思い出してくれればよいのですが。 79 00:06:18,645 --> 00:06:20,647 懐かしいわ~。 80 00:06:20,647 --> 00:06:23,984 昔は 浜辺を こうして 散歩してたのよ? 81 00:06:23,984 --> 00:06:25,986 覚えてる? ドゥ。 82 00:06:25,986 --> 00:06:27,988 ん~ん。 83 00:06:27,988 --> 00:06:31,324 そ そう…。 84 00:06:31,324 --> 00:06:33,827 (ジャヒー)ありゃりゃ…。 85 00:06:33,827 --> 00:06:35,829 ダハーカよ! 86 00:06:35,829 --> 00:06:39,165 一緒に かけっこでもしたら 思い出すんじゃないか!? 87 00:06:39,165 --> 00:06:41,167 そ そっか。 88 00:06:41,167 --> 00:06:44,337 ドゥは もう 1人で歩けるんだものね。 89 00:06:44,337 --> 00:06:49,009 よ~し! 岩場まで 競走よ~! 90 00:06:49,009 --> 00:06:51,177 わあっ! アハハハハハ! 91 00:06:51,177 --> 00:06:53,680 (ダハーカ)アハハハハハ! 92 00:06:57,017 --> 00:07:01,021 《アーリマン:忘れておった… あやつは…》 93 00:07:04,291 --> 00:07:07,294 《加減というものを 知らぬのだ》 94 00:07:09,963 --> 00:07:12,565 たくさん作ったから 食べて! 95 00:07:15,635 --> 00:07:19,639 このお菓子も ドゥが好きで よく 作ってあげたのよ。 96 00:07:19,639 --> 00:07:21,641 覚えてない? 97 00:07:23,643 --> 00:07:27,047 でも とっても おいしいよ! 98 00:07:28,982 --> 00:07:30,984 そっか…。 99 00:07:37,991 --> 00:07:41,328 (ジャヒー)しばらく 1人にしてほしい とのことです。 100 00:07:41,328 --> 00:07:43,330 (アーリマン)そうか…。 101 00:07:43,330 --> 00:07:48,501 ドゥが 何も覚えていないことが 相当 ショックだったのだろう。 102 00:07:48,501 --> 00:07:52,672 いや ショックというより 後悔か…。 103 00:07:52,672 --> 00:07:56,376 えっ? どういうことですか? 104 00:07:58,511 --> 00:08:01,781 ⸨ギャーッ!⸩ 105 00:08:01,781 --> 00:08:03,783 (アーリマン)昔 ダハーカは➨ 106 00:08:03,783 --> 00:08:08,455 世界侵略の野望を持つ 一匹の龍だった。 107 00:08:08,455 --> 00:08:13,460 ただ あいつは 世界を侵略する 悪しき面もあれば➨ 108 00:08:13,460 --> 00:08:16,796 世界に 恵みと癒やしをもたらす➨ 109 00:08:16,796 --> 00:08:19,466 優しい面もあった…。 110 00:08:19,466 --> 00:08:24,804 そんな あいつの 悪の力が必要だった私は➨ 111 00:08:24,804 --> 00:08:31,144 悪の天輪という 腕輪を使い➨ 112 00:08:31,144 --> 00:08:35,982 悪と善 2つの存在に分けた。 113 00:08:35,982 --> 00:08:38,985 それが… ドゥとダハーカだ! 114 00:08:38,985 --> 00:08:42,989 ええっ!? そそそんな話 初めて聞きましたよ! 115 00:08:42,989 --> 00:08:46,326 驚いたろう? まあ だから 本来は➨ 116 00:08:46,326 --> 00:08:50,330 親子と呼べる間柄ではないのだ。 だが…。 117 00:08:50,330 --> 00:08:54,501 ⸨フフ… 礼を言うぞ アーリマン。 118 00:08:54,501 --> 00:08:58,505 これで 私は 何にも惑わされることなく➨ 119 00:08:58,505 --> 00:09:01,441 世界征服に 打ち込める。 120 00:09:01,441 --> 00:09:06,546 そうとも… 善の心など 私には いらぬ! 121 00:09:09,949 --> 00:09:11,951 ヒッヒッヒッヒッ…。 122 00:09:15,121 --> 00:09:17,123 (アーリマン)んっ? 123 00:09:17,123 --> 00:09:20,460 まぁま~! ハッ!? 124 00:09:20,460 --> 00:09:23,563 ぱぁぱ~! えっ?⸩ 125 00:09:26,132 --> 00:09:28,802 (アーリマン)ドゥの 第一声が➨ 126 00:09:28,802 --> 00:09:33,139 私たちを 親子にしたのだ。 127 00:09:33,139 --> 00:09:36,643 ド… ドゥ様に そんな秘密が…。 128 00:09:36,643 --> 00:09:41,981 そして 私は ドゥを 立派な魔族に育てると決めたのだ。 129 00:09:41,981 --> 00:09:44,317 しかし ダハーカは➨ 130 00:09:44,317 --> 00:09:49,155 ドゥへの愛情が 世界侵略の野望に 蓋をしてしまうと考え➨ 131 00:09:49,155 --> 00:09:53,993 1人 侵略の旅に出てしまった…。 132 00:09:53,993 --> 00:09:57,997 あいつは きっと それを悔いているのだ…。 133 00:10:03,169 --> 00:10:06,072 《そういえば… ドゥ様は?》 134 00:10:20,019 --> 00:10:22,021 (ドアが開く音) 135 00:10:25,692 --> 00:10:27,694 ハッ! 136 00:10:29,696 --> 00:10:32,398 ドゥ…。 大丈夫? 137 00:10:36,369 --> 00:10:40,540 大丈夫よ。 ちょっと 眠れないだけだから…。 138 00:10:40,540 --> 00:10:44,210 じゃあ ドゥが これ読んであげる。 えっ? 139 00:10:44,210 --> 00:10:47,380 エヘヘ 絵本 持ってきたの。 140 00:10:47,380 --> 00:10:50,717 これを読むと 気持ちが落ち着くんだよ。 141 00:10:50,717 --> 00:10:54,721 えっと… 「あるところに➨ 142 00:10:54,721 --> 00:10:58,224 めしぐらいの ユンユンとぉ➨ 143 00:10:58,224 --> 00:11:03,163 ま マッチョのプリン? がいました。 144 00:11:03,163 --> 00:11:06,100 プリンは いつも… えっ…」。 145 00:11:06,100 --> 00:11:10,169 見せて 私が 一緒に読んであげる。 146 00:11:10,169 --> 00:11:13,673 ホント!? どれどれ…。 147 00:11:13,673 --> 00:11:16,509 「あるところに 召使いのユンユンと➨ 148 00:11:16,509 --> 00:11:20,013 魔法使いの プリンがいました。 149 00:11:20,013 --> 00:11:22,682 プリンは いつも 悪さばかりで➨ 150 00:11:22,682 --> 00:11:26,352 ユンユンは いつも 泣いてばかり…」。 151 00:11:26,352 --> 00:11:28,354 ⸨「そんな 2人ですが➨ 152 00:11:28,354 --> 00:11:31,691 決して 仲が悪いわけではないのです。 153 00:11:31,691 --> 00:11:37,864 ある日のこと…」んっ? フフッ⸩ 154 00:11:37,864 --> 00:11:40,199 (ダハーカ)この本って…。 155 00:11:40,199 --> 00:11:44,203 あのね この絵本を パパが 読んでくれるとね➨ 156 00:11:44,203 --> 00:11:46,206 そのあと いつも➨ 157 00:11:46,206 --> 00:11:50,376 夢の中で 誰かが ドゥに 読み聞かせてくれるの。 158 00:11:50,376 --> 00:11:54,213 それが 誰か ずっと わからなかったけど➨ 159 00:11:54,213 --> 00:11:56,216 思い出したよ! 160 00:11:58,551 --> 00:12:04,324 うん… うん! フフッ。 161 00:12:04,324 --> 00:12:07,660 (ダハーカ)それじゃあ ママ 続きを読もうかしらね。 162 00:12:07,660 --> 00:12:09,662 (ドゥ)やった~! 163 00:12:09,662 --> 00:12:13,366 さあ 寝巻きに着替えてきて。 は~い! 164 00:13:13,660 --> 00:13:15,662 「そして 魔女プリンは➨ 165 00:13:15,662 --> 00:13:18,331 夜空に消えていったのでした。 166 00:13:18,331 --> 00:13:20,833 おしまい」。 エヘヘヘ…。 んっ? 167 00:13:20,833 --> 00:13:23,536 おかえり ママ! 168 00:13:25,672 --> 00:13:29,075 ただいま ドゥ…。 169 00:13:36,015 --> 00:13:38,685 <顔見せの儀。 170 00:13:38,685 --> 00:13:41,854 それは 魔族に 古くから伝わる儀式。 171 00:13:41,854 --> 00:13:45,525 魔王の血を継ぐ者は 幼少期に 一度➨ 172 00:13:45,525 --> 00:13:50,196 魔城の 全住人の前へ 顔を見せる しきたりがある。 173 00:13:50,196 --> 00:13:55,034 ドゥも まもなく その儀式を 執り行うのだが…> 174 00:13:55,034 --> 00:13:57,036 いってきま~す! 175 00:13:57,036 --> 00:14:00,807 昼ごはんには 帰ってくるのよ。 は~い! 176 00:14:00,807 --> 00:14:03,643 (ドアが閉まる音) 177 00:14:03,643 --> 00:14:06,979 (ジャヒー)ダハーカ様! んっ? (ドアが開く音) 178 00:14:06,979 --> 00:14:10,650 ハァ ハァ… ドゥ様を 見かけませんでしたか? 179 00:14:10,650 --> 00:14:12,652 先ほどから 捜しているのですが…。 180 00:14:12,652 --> 00:14:15,655 ドゥなら 今 散歩に出かけたけど? 181 00:14:15,655 --> 00:14:18,658 散歩なんて そんなことしている 場合ではありません! 182 00:14:18,658 --> 00:14:20,993 顔見せの儀も 近いのに! 183 00:14:20,993 --> 00:14:23,162 ド ドゥ様には 一刻も早く➨ 184 00:14:23,162 --> 00:14:25,331 魔王様の ご子女に ふさわしい振る舞いと➨ 185 00:14:25,331 --> 00:14:28,334 セリフ回しを 覚えていただかないと! 186 00:14:28,334 --> 00:14:31,003 (アーリマン)ダハーカよ~! んっ!? 187 00:14:31,003 --> 00:14:33,172 やはり 心配だ~! 188 00:14:33,172 --> 00:14:38,177 ドゥが 大勢の前に立ち ものおじせず 話せるのか!? 189 00:14:38,177 --> 00:14:41,681 いっそ 顔なじみだけで 執り行うほうが よいのでは!? 190 00:14:41,681 --> 00:14:43,683 魔王様! 191 00:14:43,683 --> 00:14:46,519 今は そんな心配よりも ドゥ様に 予行演習を…。 192 00:14:46,519 --> 00:14:48,688 そんな心配とは なんだ! 193 00:14:48,688 --> 00:14:51,357 ドゥのトラウマにでもなったら どうするんだ!? 194 00:14:51,357 --> 00:14:55,027 また そうやって甘やかして! そもそも 魔王様は…! 195 00:14:55,027 --> 00:14:58,030 お前は ドゥに 厳しすぎる時があるぞ! 196 00:14:58,030 --> 00:15:01,968 少し 落ち着きなさい あなたたち…。 197 00:15:01,968 --> 00:15:05,138 うぅ…。 (2人)はい…。 198 00:15:05,138 --> 00:15:09,308 まったくもう… いちばん ドゥのそばにいる あなたたちが➨ 199 00:15:09,308 --> 00:15:11,477 信じてあげなくて どうするの? 200 00:15:11,477 --> 00:15:13,479 しかしなぁ…。 201 00:15:13,479 --> 00:15:16,983 そんなに 不安なら 今すぐ ドゥを 見に行ってきなさい。 202 00:15:16,983 --> 00:15:19,652 心配なんて いらないって わかるはずよ。 203 00:15:19,652 --> 00:15:21,988 ドゥ様を? 204 00:15:21,988 --> 00:15:27,326 (ドゥ)ばーば! おっきな トウモロシ いっぱい 採れたよ! 205 00:15:27,326 --> 00:15:30,496 あら! 立派な トウモロコシだ。 206 00:15:30,496 --> 00:15:33,499 じゃあ それは ドゥちゃんに あげようか。 207 00:15:33,499 --> 00:15:35,501 いいの~!? 208 00:15:35,501 --> 00:15:38,671 いつも 助けてもらってばかりだもの。 209 00:15:38,671 --> 00:15:41,007 これくらいは させておくれ。 210 00:15:41,007 --> 00:15:43,009 ありがとう! 211 00:15:45,011 --> 00:15:47,013 ドゥ様ったら➨ 212 00:15:47,013 --> 00:15:49,515 ダハーカ様に 言われるがまま来てみれば➨ 213 00:15:49,515 --> 00:15:52,685 早速 人助けしてるじゃないですか。 214 00:15:52,685 --> 00:15:54,687 ハハハハハハ! 215 00:15:54,687 --> 00:15:57,857 ドゥは こんな遠くの村に また 来ていたのか。 216 00:15:57,857 --> 00:16:00,460 なんで 感心してるんですか! 217 00:16:00,460 --> 00:16:03,629 やはり ダハーカ様には 同意しかねます。 218 00:16:03,629 --> 00:16:06,966 儀式までには やることが たくさんあるのに…。 219 00:16:06,966 --> 00:16:09,302 こんなことしている時間は… なっ! 220 00:16:09,302 --> 00:16:12,805 待て 待て ジャヒー そう決めつけるのは…。 221 00:16:12,805 --> 00:16:15,808 (アーリマン)もう少し 様子を見てからでも よかろう。 222 00:16:17,810 --> 00:16:20,980 (メリーナ)プレゼントが入ってるのは ど~っちだ? 223 00:16:20,980 --> 00:16:23,649 う~んと…。 (マーユ)右だ! 224 00:16:23,649 --> 00:16:26,652 ちょっと マーユ ドゥちゃんが 先でしょ? 225 00:16:26,652 --> 00:16:29,655 うるせえ! 今度こそ ドゥに 勝負で勝つんだ! 226 00:16:29,655 --> 00:16:32,325 もう…。 ドゥ こっち! 227 00:16:32,325 --> 00:16:36,329 う~ん… じゃあ ドゥちゃんの勝ち! 228 00:16:36,329 --> 00:16:40,166 ええっ!? わぁ~ チョコだ~! 229 00:16:40,166 --> 00:16:42,501 おい! 今 ズルしたよな!? 230 00:16:42,501 --> 00:16:46,505 サンタは いい子にしか あげないんです~。 231 00:16:46,505 --> 00:16:48,508 クソーッ 覚えてろ~! 232 00:16:48,508 --> 00:16:51,344 (ドゥ)はい! んんっ!? 233 00:16:51,344 --> 00:16:53,346 んま… んま…。 234 00:16:53,346 --> 00:16:55,848 なっ… んなな…。 235 00:16:55,848 --> 00:16:59,352 (トント)まんざらでもない顔して アオハルですね。 236 00:16:59,352 --> 00:17:02,622 なっ!? 当然よ。 ドゥちゃんに 会うために➨ 237 00:17:02,622 --> 00:17:05,291 天使の職務を ほっぽって来てるくらいだもの。 238 00:17:05,291 --> 00:17:09,128 う うるせえ! お前らだって 同じようなもんだろうが! 239 00:17:09,128 --> 00:17:13,299 私たちは 休暇中よ。 今は サンタのシーズンじゃないもの。 240 00:17:13,299 --> 00:17:15,301 一緒にするなです! 241 00:17:15,301 --> 00:17:18,304 うるせえ うるせえ うるせえ~! 242 00:17:18,304 --> 00:17:20,306 (ジャヒー)あの輪っかは まさか? (マーユ)バカ バカバカ! 243 00:17:20,306 --> 00:17:22,975 それに 今 サンタとか言ってたような…。 244 00:17:22,975 --> 00:17:26,479 だ 誰だ!? あの 青二才は! 245 00:17:26,479 --> 00:17:29,649 ドゥと チョコの分けっこなんぞしおって~! 246 00:17:29,649 --> 00:17:33,319 グエッ! 落ち着いてください 魔王様! 247 00:17:33,319 --> 00:17:36,822 (サティ)ちょっと~! (雷鳴) 248 00:17:36,822 --> 00:17:39,492 (サティ)食材が ほとんど ないじゃないのよ~! 249 00:17:39,492 --> 00:17:42,328 ミルクも魚介類も 全然 足りない。 250 00:17:42,328 --> 00:17:45,164 いったい いつになったら 入ってくるのよ! 251 00:17:45,164 --> 00:17:49,335 そ それが シェフ… 仕入れ先と トラブってるみてえで。 252 00:17:49,335 --> 00:17:52,004 ハァ!? ふざけんじゃないわよ! 253 00:17:52,004 --> 00:17:55,007 こっちは 料理に 命 懸けてんのよ!? 254 00:17:55,007 --> 00:17:58,344 もう… どうすんのよ~。 255 00:17:58,344 --> 00:18:02,281 これじゃ どうしようも…。 師匠! えっ? 256 00:18:02,281 --> 00:18:04,951 これ! ドゥちゃん!? 257 00:18:04,951 --> 00:18:07,119 これを 私に? うん! 258 00:18:07,119 --> 00:18:11,791 師匠が 朝 食べ物がないって 困ってるの見てたの。 259 00:18:11,791 --> 00:18:13,793 ⸨うが~っ!⸩ 260 00:18:13,793 --> 00:18:18,631 ばーばの畑の トウモロシは すっごく甘くて おいしいの。 261 00:18:18,631 --> 00:18:20,967 きっと なんにでも合うよ。 262 00:18:20,967 --> 00:18:22,969 ドゥちゃん…。 263 00:18:22,969 --> 00:18:24,971 ドゥちゃ~ん! 264 00:18:24,971 --> 00:18:29,308 し しかし シェフ! トウモロコシなんて 今日のレシピには…。 265 00:18:29,308 --> 00:18:31,310 もう そんなもの いらないわ! 266 00:18:31,310 --> 00:18:35,314 ドゥちゃんのおかげで もっといい料理 思いついたもの。 267 00:18:35,314 --> 00:18:39,151 (ジャヒー)サティのやつ ドゥ様のおかげで 助かったな。 268 00:18:39,151 --> 00:18:42,655 優しい子に 育ったの~。 269 00:18:42,655 --> 00:18:46,325 (サティ)はいは~い そんなに 慌てないで~! 270 00:18:46,325 --> 00:18:49,495 (ジャヒー) ななな… なんですか これ~!? 271 00:18:49,495 --> 00:18:52,832 なんだ これ!? メッチャ うめえ! 272 00:18:52,832 --> 00:18:56,002 こんな おいしいもの 初めて 食べたわ~! 273 00:18:56,002 --> 00:18:59,939 で でも なんで ワシら奴隷の分まで あるんじゃ? 274 00:18:59,939 --> 00:19:02,942 みんなの分 ちゃんとあるわよ~! 275 00:19:02,942 --> 00:19:06,278 ほいっ ドゥちゃん! 276 00:19:06,278 --> 00:19:08,280 はい どうぞ! 277 00:19:08,280 --> 00:19:11,951 (アッシム)ありがとな。 エヘヘヘ。 278 00:19:11,951 --> 00:19:14,954 見ろ! ドゥが 料理を よそっておるぞ! 279 00:19:14,954 --> 00:19:16,956 な なんてことを! 280 00:19:16,956 --> 00:19:20,126 ワシも ドゥが よそった料理を 食べたいぞ~! 281 00:19:20,126 --> 00:19:23,629 って 羨ましがってないで 早く 止めてください 魔王様! 282 00:19:23,629 --> 00:19:27,133 (ザレス)何をしておる! (ドゥ)あっ! 283 00:19:27,133 --> 00:19:30,636 (ザレス)顔見せの儀に合わせて 来てみれば➨ 284 00:19:30,636 --> 00:19:36,475 貴様か! 下等な人間なんぞに 飯を振る舞う しれ者は! 285 00:19:36,475 --> 00:19:38,477 しようがないじゃない。 じーじ。 286 00:19:38,477 --> 00:19:40,980 ドゥちゃんが みんなで 食べたいって言うんだもの。 287 00:19:40,980 --> 00:19:42,982 黙れ! (2人)ヒーッ! 288 00:19:42,982 --> 00:19:46,986 そんな言葉に 踊らされた 貴様の過ちだ。 289 00:19:46,986 --> 00:19:49,155 今すぐ やめさせろ。 290 00:19:49,155 --> 00:19:51,323 でなければ➨ 291 00:19:51,323 --> 00:19:56,996 関わりある者すべて 今すぐ 肉塊に変えてくれる…。 292 00:19:56,996 --> 00:20:00,332 《こ… これが 魔族すら震え上がる➨ 293 00:20:00,332 --> 00:20:02,835 先代魔王 ザレス様の覇気! 294 00:20:02,835 --> 00:20:05,004 さすがです! ザレス様なら➨ 295 00:20:05,004 --> 00:20:08,841 きっと ドゥ様をも 止められる…》 (ドゥ)じーじ! 296 00:20:08,841 --> 00:20:12,845 これ じーじのなの! 297 00:20:12,845 --> 00:20:17,683 じーじのはね ドゥが お野菜 くりぬいたんだよ。 298 00:20:17,683 --> 00:20:20,352 (ドゥ)お星様 食べて~! 299 00:20:20,352 --> 00:20:22,688 (ザレス)ドゥー! 300 00:20:22,688 --> 00:20:27,526 ワシのために 手作りしてくれたんだな ドゥ! 301 00:20:27,526 --> 00:20:30,529 だめだ… 早く なんとかしないと! 302 00:20:30,529 --> 00:20:33,532 (ダハーカ)あらあら やっぱり ドゥの周りは➨ 303 00:20:33,532 --> 00:20:35,534 いつも にぎやかね~。 304 00:20:35,534 --> 00:20:38,871 ダ ダハーカ様! 笑いごとじゃないですよ。 305 00:20:38,871 --> 00:20:41,707 ドゥ様が 優しさを振りまくから こんなことに…。 306 00:20:41,707 --> 00:20:44,210 あら でも どう? 307 00:20:44,210 --> 00:20:48,547 この光景を見たら 明日の心配も なくなると思ったんだけど? 308 00:20:48,547 --> 00:20:50,883 えっ? そうか! 309 00:20:50,883 --> 00:20:54,720 ドゥを 見に行けと言ったのは こういうことか! 310 00:20:54,720 --> 00:20:58,557 魔王様? 311 00:20:58,557 --> 00:21:01,660 ドゥちゃん とっても おいしかったよ! 312 00:21:01,660 --> 00:21:03,662 (子どもたち)ごちそうさま! 313 00:21:03,662 --> 00:21:06,332 (ゴーシュ) 兄ちゃん メチャクチャ うめえだ~。 314 00:21:06,332 --> 00:21:09,668 (ウルーン)この城に来て よかったな~ 兄弟! 315 00:21:09,668 --> 00:21:13,672 (ドゥ)おかわり あるからね~。 (ムーシュ)ドゥ様! 316 00:21:13,672 --> 00:21:18,010 (ムーシュ)新しい 魔法の薬 作ったんですよ ほらっ! 317 00:21:18,010 --> 00:21:20,012 うわ~っ! 318 00:21:20,012 --> 00:21:24,350 (2人)へっ? わぁ~ すっご~い! 319 00:21:24,350 --> 00:21:26,852 すみません すみません すみません すみません! 320 00:21:26,852 --> 00:21:31,023 すごいでしょう? 私も つい最近 知ったんだけど➨ 321 00:21:31,023 --> 00:21:34,026 今や 魔城に住む ほとんどの者たちと➨ 322 00:21:34,026 --> 00:21:38,364 ドゥは 友達みたいなの。 と… 友達? 323 00:21:38,364 --> 00:21:41,534 (ダハーカ)魔族に 人間➨ 324 00:21:41,534 --> 00:21:45,037 魔獣に 魔女➨ 325 00:21:45,037 --> 00:21:48,040 あるいは それ以外も➨ 326 00:21:48,040 --> 00:21:51,210 ドゥと 一度 触れ合った者たちは 皆➨ 327 00:21:51,210 --> 00:21:55,381 不思議と ドゥの元に 集まってくる。 328 00:21:55,381 --> 00:21:57,716 だから 心配いらないわ。 329 00:21:57,716 --> 00:22:00,486 (ダハーカ)ドゥは ものおじもしないし➨ 330 00:22:00,486 --> 00:22:05,658 無理に 振る舞いやセリフで 繕わせる必要もない。 331 00:22:05,658 --> 00:22:08,661 あの子が あの子らしくあれば➨ 332 00:22:08,661 --> 00:22:11,664 民の目には 立派に 映るんじゃないかしら? 333 00:22:11,664 --> 00:22:13,999 ああ そうだな。 334 00:22:13,999 --> 00:22:16,168 アハハハハ! 335 00:22:16,168 --> 00:22:19,071 こ… これで いいのか?