1 00:00:35,035 --> 00:00:42,042 ハァ ハァ ハァ ハァ…。 2 00:00:42,042 --> 00:00:44,044 (2人)ウケケケケ…! 3 00:00:44,044 --> 00:00:47,047 ハァ ハァ ハァ ハァ… ハッ! 4 00:00:51,051 --> 00:00:53,553 (2人)ヘヘヘヘ…。 5 00:00:56,556 --> 00:00:59,059 (ドゥ)パパ これ! 6 00:00:59,059 --> 00:01:03,397 (アーリマン)どれ? 『召使いユンユンと 魔女のプリン』か…。 7 00:01:03,397 --> 00:01:05,399 フフッ ドゥは 本当に➡ 8 00:01:05,399 --> 00:01:08,235 この本が 好きなんだなぁ? うん! 9 00:01:08,235 --> 00:01:12,739 (ドゥ)この本を読んでもらうと なんだか わかんないけど➡ 10 00:01:12,739 --> 00:01:16,743 いつも 気持ちよ~く 眠れるの! 11 00:01:16,743 --> 00:01:20,080 ハハハハハ! それは よかった。 12 00:01:20,080 --> 00:01:23,750 じゃあ パパが読んであげるから ゆっくり眠りなさい。 13 00:01:23,750 --> 00:01:25,752 やった~! 14 00:01:25,752 --> 00:01:28,088 (ジャヒー)魔王様! 15 00:01:28,088 --> 00:01:31,258 業務サボって 何 ドゥ様を 寝かしつけてるんですか! 16 00:01:31,258 --> 00:01:33,527 (ジャヒー)今は まだ 昼ですよ 昼! 17 00:01:33,527 --> 00:01:35,696 (アーリマン)固いこと 言うな。 18 00:01:35,696 --> 00:01:38,699 ドゥの昼寝どきくらい 会いに来てもいいだろう? 19 00:01:38,699 --> 00:01:43,036 だめです! まだまだ 仕事が 山積みなんですから。 20 00:01:43,036 --> 00:01:46,373 うぅ… すまんな ドゥ…。 21 00:01:46,373 --> 00:01:49,076 うぅ~。 22 00:01:51,712 --> 00:01:54,214 んっ? この音は! 23 00:01:54,214 --> 00:01:56,717 んっ? 24 00:01:56,717 --> 00:01:58,719 うわっ! 25 00:01:58,719 --> 00:02:01,888 (ダハーカ)ドゥ! 26 00:02:01,888 --> 00:02:04,057 え~っ!? 27 00:02:04,057 --> 00:02:07,394 会いたかったわ ドゥ! 28 00:02:07,394 --> 00:02:10,397 もう こんなに大きくなって~! 29 00:02:10,397 --> 00:02:12,399 いいい いきなり なんですか~!? 30 00:02:12,399 --> 00:02:14,735 わ 私は ジャヒーですよ~!? 31 00:02:14,735 --> 00:02:17,070 えっ? おお! 32 00:02:17,070 --> 00:02:20,574 世界侵略から 戻ってきたのか ダハーカ! 33 00:02:20,574 --> 00:02:23,577 あなた~! 34 00:02:23,577 --> 00:02:26,747 ヌォーッ。 35 00:02:26,747 --> 00:02:30,951 こ この方が… アジ・ダハーカ様!? 36 00:02:32,919 --> 00:02:35,856 (ジャヒー)あの 神をも滅する 大災害を招き➡ 37 00:02:35,856 --> 00:02:41,028 今も なお 単独で 世界を侵略する災厄の龍➡ 38 00:02:41,028 --> 00:02:46,033 それが ドゥ様の… 母君!? 39 00:04:37,010 --> 00:04:41,014 ダハーカよ… ところで 世界侵略は どうしたのだ? 40 00:04:41,014 --> 00:04:44,184 それが 結局 だめだったの…。 41 00:04:44,184 --> 00:04:47,354 離れても 親心は 増す一方で…。 42 00:04:47,354 --> 00:04:52,192 (ダハーカ)ついには 人間の子にさえ 愛情を 抱くようになって➡ 43 00:04:52,192 --> 00:04:54,528 侵略どころじゃないの! 44 00:04:54,528 --> 00:04:57,030 わかる! わかるぞ~! 45 00:04:57,030 --> 00:05:01,535 《ジャヒー:親バカが 2人…》 46 00:05:01,535 --> 00:05:03,537 (ジャヒー)ドゥ様!? 47 00:05:06,540 --> 00:05:10,043 (ダハーカ)ドゥ!? そこにいたのね! 48 00:05:10,043 --> 00:05:15,048 ただいま! ほら おいで ママよ~ フフフ! 49 00:05:15,048 --> 00:05:18,718 こんにちは。 50 00:05:18,718 --> 00:05:21,221 ド ドドド… ドゥ? 51 00:05:21,221 --> 00:05:24,057 ななな… なんで そんな➡ 52 00:05:24,057 --> 00:05:26,226 はじめましてみたいな…。 53 00:05:26,226 --> 00:05:29,062 (アーリマン)う~む やはりか…。 54 00:05:29,062 --> 00:05:32,399 どういうことです? 魔王様。 55 00:05:32,399 --> 00:05:36,169 (アーリマン)ドゥは ダハーカのことを覚えていないのだ。 56 00:05:36,169 --> 00:05:39,673 無理もない ドゥが 物心つく前に➡ 57 00:05:39,673 --> 00:05:43,844 世界侵略に 出てしまったからな。 58 00:05:43,844 --> 00:05:46,346 な なんですか 急に!? 59 00:05:46,346 --> 00:05:49,516 マ マズい! ダハーカの能力だ! 60 00:05:49,516 --> 00:05:52,352 (アーリマン) ダハーカは 感情の起伏によって➡ 61 00:05:52,352 --> 00:05:55,188 あらゆる大災害を 呼び起こすのだ! 62 00:05:55,188 --> 00:05:57,190 (ジャヒー)ええっ!? 63 00:05:57,190 --> 00:06:00,527 なんで 急に 嵐が!? ヒャーッ! 64 00:06:00,527 --> 00:06:02,529 逃げろ~! 65 00:06:04,531 --> 00:06:07,200 だ 大丈夫ですよ ダハーカ様! 66 00:06:07,200 --> 00:06:09,703 ドゥ様も すぐ 思い出しますよ。 67 00:06:09,703 --> 00:06:12,038 ジャヒーの言うとおりだ。 68 00:06:12,038 --> 00:06:14,541 (雷鳴) 69 00:06:14,541 --> 00:06:16,543 あっ そうだ! 70 00:06:16,543 --> 00:06:19,546 昔のように ドゥと 遊んでやったらどうだ!? 71 00:06:19,546 --> 00:06:22,048 記憶も よみがえるかもしれん! 72 00:06:22,048 --> 00:06:24,050 (ジャヒー)め 名案です! 73 00:06:24,050 --> 00:06:26,553 さあ 行きましょう ダハーカ様。 74 00:06:32,058 --> 00:06:36,997 そうよね 遊んだら 思い出すわよね~! 75 00:06:36,997 --> 00:06:39,666 (2人)危なかった…。 76 00:06:39,666 --> 00:06:43,169 フフフフー! (アーリマン)だが あの様子では➡ 77 00:06:43,169 --> 00:06:47,340 ドゥは 母への接し方が わからないみたいだな…。 78 00:06:47,340 --> 00:06:51,678 遊ぶことで 何か 思い出してくれればよいのですが。 79 00:06:51,678 --> 00:06:53,680 懐かしいわ~。 80 00:06:53,680 --> 00:06:57,017 昔は 浜辺を こうして 散歩してたのよ? 81 00:06:57,017 --> 00:06:59,019 覚えてる? ドゥ。 82 00:06:59,019 --> 00:07:01,021 ん~ん。 83 00:07:01,021 --> 00:07:04,357 そ そう…。 84 00:07:04,357 --> 00:07:06,860 (ジャヒー)ありゃりゃ…。 85 00:07:06,860 --> 00:07:08,862 ダハーカよ! 86 00:07:08,862 --> 00:07:12,198 一緒に かけっこでもしたら 思い出すんじゃないか!? 87 00:07:12,198 --> 00:07:14,200 そ そっか。 88 00:07:14,200 --> 00:07:17,370 ドゥは もう 1人で歩けるんだものね。 89 00:07:17,370 --> 00:07:22,042 よ~し! 岩場まで 競走よ~! 90 00:07:22,042 --> 00:07:24,210 わあっ! アハハハハハ! 91 00:07:24,210 --> 00:07:26,713 (ダハーカ)アハハハハハ! 92 00:07:30,050 --> 00:07:34,054 《アーリマン:忘れておった… あやつは…》 93 00:07:37,324 --> 00:07:40,327 《加減というものを 知らぬのだ》 94 00:07:42,996 --> 00:07:45,598 たくさん作ったから 食べて! 95 00:07:48,668 --> 00:07:52,672 このお菓子も ドゥが好きで よく 作ってあげたのよ。 96 00:07:52,672 --> 00:07:54,674 覚えてない? 97 00:07:56,676 --> 00:08:00,080 でも とっても おいしいよ! 98 00:08:02,015 --> 00:08:04,017 そっか…。 99 00:08:11,024 --> 00:08:14,361 (ジャヒー)しばらく 1人にしてほしい とのことです。 100 00:08:14,361 --> 00:08:16,363 (アーリマン)そうか…。 101 00:08:16,363 --> 00:08:21,534 ドゥが 何も覚えていないことが 相当 ショックだったのだろう。 102 00:08:21,534 --> 00:08:25,705 いや ショックというより 後悔か…。 103 00:08:25,705 --> 00:08:29,409 えっ? どういうことですか? 104 00:08:31,544 --> 00:08:34,814 ((ギャーッ!)) 105 00:08:34,814 --> 00:08:36,816 (アーリマン)昔 ダハーカは➡ 106 00:08:36,816 --> 00:08:41,488 世界侵略の野望を持つ 一匹の龍だった。 107 00:08:41,488 --> 00:08:46,493 ただ あいつは 世界を侵略する 悪しき面もあれば➡ 108 00:08:46,493 --> 00:08:49,829 世界に 恵みと癒やしをもたらす➡ 109 00:08:49,829 --> 00:08:52,499 優しい面もあった…。 110 00:08:52,499 --> 00:08:57,837 そんな あいつの 悪の力が必要だった私は➡ 111 00:08:57,837 --> 00:09:04,177 悪の天輪という 腕輪を使い➡ 112 00:09:04,177 --> 00:09:09,015 悪と善 2つの存在に分けた。 113 00:09:09,015 --> 00:09:12,018 それが… ドゥとダハーカだ! 114 00:09:12,018 --> 00:09:16,022 ええっ!? そそそんな話 初めて聞きましたよ! 115 00:09:16,022 --> 00:09:19,359 驚いたろう? まあ だから 本来は➡ 116 00:09:19,359 --> 00:09:23,363 親子と呼べる間柄ではないのだ。 だが…。 117 00:09:23,363 --> 00:09:27,534 ((フフ… 礼を言うぞ アーリマン。 118 00:09:27,534 --> 00:09:31,538 これで 私は 何にも惑わされることなく➡ 119 00:09:31,538 --> 00:09:34,474 世界征服に 打ち込める。 120 00:09:34,474 --> 00:09:39,579 そうとも… 善の心など 私には いらぬ! 121 00:09:42,982 --> 00:09:44,984 ヒッヒッヒッヒッ…。 122 00:09:48,154 --> 00:09:50,156 (アーリマン)んっ? 123 00:09:50,156 --> 00:09:53,493 まぁま~! ハッ!? 124 00:09:53,493 --> 00:09:56,596 ぱぁぱ~! えっ?)) 125 00:09:59,165 --> 00:10:01,835 (アーリマン)ドゥの 第一声が➡ 126 00:10:01,835 --> 00:10:06,172 私たちを 親子にしたのだ。 127 00:10:06,172 --> 00:10:09,676 ド… ドゥ様に そんな秘密が…。 128 00:10:09,676 --> 00:10:15,014 そして 私は ドゥを 立派な魔族に育てると決めたのだ。 129 00:10:15,014 --> 00:10:17,350 しかし ダハーカは➡ 130 00:10:17,350 --> 00:10:22,188 ドゥへの愛情が 世界侵略の野望に 蓋をしてしまうと考え➡ 131 00:10:22,188 --> 00:10:27,026 1人 侵略の旅に出てしまった…。 132 00:10:27,026 --> 00:10:31,030 あいつは きっと それを悔いているのだ…。 133 00:10:36,202 --> 00:10:39,105 《そういえば… ドゥ様は?》 134 00:10:53,052 --> 00:10:55,054 (ドアが開く音) 135 00:10:58,725 --> 00:11:00,727 ハッ! 136 00:11:02,729 --> 00:11:05,431 ドゥ…。 大丈夫? 137 00:11:09,402 --> 00:11:13,573 大丈夫よ。 ちょっと 眠れないだけだから…。 138 00:11:13,573 --> 00:11:17,243 じゃあ ドゥが これ読んであげる。 えっ? 139 00:11:17,243 --> 00:11:20,413 エヘヘ 絵本 持ってきたの。 140 00:11:20,413 --> 00:11:23,750 これを読むと 気持ちが落ち着くんだよ。 141 00:11:23,750 --> 00:11:27,754 えっと… 「あるところに➡ 142 00:11:27,754 --> 00:11:31,257 めしぐらいの ユンユンとぉ➡ 143 00:11:31,257 --> 00:11:36,196 ま マッチョのプリン? がいました。 144 00:11:36,196 --> 00:11:40,033 プリンは いつも… えっ…」。 145 00:11:40,033 --> 00:11:43,202 見せて 私が 一緒に読んであげる。 146 00:11:43,202 --> 00:11:46,706 ホント!? どれどれ…。 147 00:11:46,706 --> 00:11:49,542 「あるところに 召使いのユンユンと➡ 148 00:11:49,542 --> 00:11:53,046 魔法使いの プリンがいました。 149 00:11:53,046 --> 00:11:55,715 プリンは いつも 悪さばかりで➡ 150 00:11:55,715 --> 00:11:59,385 ユンユンは いつも 泣いてばかり…」。 151 00:11:59,385 --> 00:12:01,387 ((「そんな 2人ですが➡ 152 00:12:01,387 --> 00:12:04,724 決して 仲が悪いわけではないのです。 153 00:12:04,724 --> 00:12:10,897 ある日のこと…」んっ? フフッ)) 154 00:12:10,897 --> 00:12:13,232 (ダハーカ)この本って…。 155 00:12:13,232 --> 00:12:17,236 あのね この絵本を パパが 読んでくれるとね➡ 156 00:12:17,236 --> 00:12:19,239 そのあと いつも➡ 157 00:12:19,239 --> 00:12:23,409 夢の中で 誰かが ドゥに 読み聞かせてくれるの。 158 00:12:23,409 --> 00:12:27,246 それが 誰か ずっと わからなかったけど➡ 159 00:12:27,246 --> 00:12:29,249 思い出したよ! 160 00:12:31,584 --> 00:12:37,357 うん… うん! フフッ。 161 00:12:37,357 --> 00:12:40,693 (ダハーカ)それじゃあ ママ 続きを読もうかしらね。 162 00:12:40,693 --> 00:12:42,695 (ドゥ)やった~! 163 00:12:42,695 --> 00:12:46,399 さあ 寝巻きに着替えてきて。 は~い! 164 00:13:46,693 --> 00:13:48,695 「そして 魔女プリンは➡ 165 00:13:48,695 --> 00:13:51,364 夜空に消えていったのでした。 166 00:13:51,364 --> 00:13:53,866 おしまい」。 エヘヘヘ…。 んっ? 167 00:13:53,866 --> 00:13:56,569 おかえり ママ! 168 00:13:58,705 --> 00:14:02,108 ただいま ドゥ…。 169 00:14:09,048 --> 00:14:11,718 <顔見せの儀。 170 00:14:11,718 --> 00:14:14,887 それは 魔族に 古くから伝わる儀式。 171 00:14:14,887 --> 00:14:18,558 魔王の血を継ぐ者は 幼少期に 一度➡ 172 00:14:18,558 --> 00:14:23,229 魔城の 全住人の前へ 顔を見せる しきたりがある。 173 00:14:23,229 --> 00:14:28,067 ドゥも まもなく その儀式を 執り行うのだが…> 174 00:14:28,067 --> 00:14:30,069 いってきま~す! 175 00:14:30,069 --> 00:14:33,840 昼ごはんには 帰ってくるのよ。 は~い! 176 00:14:33,840 --> 00:14:36,676 (ドアが閉まる音) 177 00:14:36,676 --> 00:14:40,012 (ジャヒー)ダハーカ様! んっ? (ドアが開く音) 178 00:14:40,012 --> 00:14:43,683 ハァ ハァ… ドゥ様を 見かけませんでしたか? 179 00:14:43,683 --> 00:14:45,685 先ほどから 捜しているのですが…。 180 00:14:45,685 --> 00:14:48,688 ドゥなら 今 散歩に出かけたけど? 181 00:14:48,688 --> 00:14:51,691 散歩なんて そんなことしている 場合ではありません! 182 00:14:51,691 --> 00:14:54,026 顔見せの儀も 近いのに! 183 00:14:54,026 --> 00:14:56,195 ド ドゥ様には 一刻も早く➡ 184 00:14:56,195 --> 00:14:58,364 魔王様の ご子女に ふさわしい振る舞いと➡ 185 00:14:58,364 --> 00:15:01,367 セリフ回しを 覚えていただかないと! 186 00:15:01,367 --> 00:15:04,036 (アーリマン)ダハーカよ~! んっ!? 187 00:15:04,036 --> 00:15:06,205 やはり 心配だ~! 188 00:15:06,205 --> 00:15:11,210 ドゥが 大勢の前に立ち ものおじせず 話せるのか!? 189 00:15:11,210 --> 00:15:14,714 いっそ 顔なじみだけで 執り行うほうが よいのでは!? 190 00:15:14,714 --> 00:15:16,716 魔王様! 191 00:15:16,716 --> 00:15:19,552 今は そんな心配よりも ドゥ様に 予行演習を…。 192 00:15:19,552 --> 00:15:21,721 そんな心配とは なんだ! 193 00:15:21,721 --> 00:15:24,390 ドゥのトラウマにでもなったら どうするんだ!? 194 00:15:24,390 --> 00:15:28,060 また そうやって甘やかして! そもそも 魔王様は…! 195 00:15:28,060 --> 00:15:31,063 お前は ドゥに 厳しすぎる時があるぞ! 196 00:15:31,063 --> 00:15:35,001 少し 落ち着きなさい あなたたち…。 197 00:15:35,001 --> 00:15:38,171 うぅ…。 (2人)はい…。 198 00:15:38,171 --> 00:15:42,341 まったくもう… いちばん ドゥのそばにいる あなたたちが➡ 199 00:15:42,341 --> 00:15:44,510 信じてあげなくて どうするの? 200 00:15:44,510 --> 00:15:46,512 しかしなぁ…。 201 00:15:46,512 --> 00:15:50,016 そんなに 不安なら 今すぐ ドゥを 見に行ってきなさい。 202 00:15:50,016 --> 00:15:52,685 心配なんて いらないって わかるはずよ。 203 00:15:52,685 --> 00:15:55,021 ドゥ様を? 204 00:15:55,021 --> 00:16:00,359 (ドゥ)ばーば! おっきな トウモロシ いっぱい 採れたよ! 205 00:16:00,359 --> 00:16:03,529 あら! 立派な トウモロコシだ。 206 00:16:03,529 --> 00:16:06,532 じゃあ それは ドゥちゃんに あげようか。 207 00:16:06,532 --> 00:16:08,534 いいの~!? 208 00:16:08,534 --> 00:16:11,704 いつも 助けてもらってばかりだもの。 209 00:16:11,704 --> 00:16:14,040 これくらいは させておくれ。 210 00:16:14,040 --> 00:16:16,042 ありがとう! 211 00:16:18,044 --> 00:16:20,046 ドゥ様ったら➡ 212 00:16:20,046 --> 00:16:22,548 ダハーカ様に 言われるがまま来てみれば➡ 213 00:16:22,548 --> 00:16:25,718 早速 人助けしてるじゃないですか。 214 00:16:25,718 --> 00:16:27,720 ハハハハハハ! 215 00:16:27,720 --> 00:16:30,890 ドゥは こんな遠くの村に また 来ていたのか。 216 00:16:30,890 --> 00:16:33,492 なんで 感心してるんですか! 217 00:16:33,492 --> 00:16:36,662 やはり ダハーカ様には 同意しかねます。 218 00:16:36,662 --> 00:16:39,999 儀式までには やることが たくさんあるのに…。 219 00:16:39,999 --> 00:16:42,335 こんなことしている時間は… なっ! 220 00:16:42,335 --> 00:16:45,838 待て 待て ジャヒー そう決めつけるのは…。 221 00:16:45,838 --> 00:16:48,841 (アーリマン)もう少し 様子を見てからでも よかろう。 222 00:16:50,843 --> 00:16:54,013 (メリーナ)プレゼントが入ってるのは ど~っちだ? 223 00:16:54,013 --> 00:16:56,682 う~んと…。 (マーユ)右だ! 224 00:16:56,682 --> 00:16:59,685 ちょっと マーユ ドゥちゃんが 先でしょ? 225 00:16:59,685 --> 00:17:02,688 うるせえ! 今度こそ ドゥに 勝負で勝つんだ! 226 00:17:02,688 --> 00:17:05,358 もう…。 ドゥ こっち! 227 00:17:05,358 --> 00:17:09,362 う~ん… じゃあ ドゥちゃんの勝ち! 228 00:17:09,362 --> 00:17:13,199 ええっ!? わぁ~ チョコだ~! 229 00:17:13,199 --> 00:17:15,534 おい! 今 ズルしたよな!? 230 00:17:15,534 --> 00:17:19,539 サンタは いい子にしか あげないんです~。 231 00:17:19,539 --> 00:17:21,541 クソーッ 覚えてろ~! 232 00:17:21,541 --> 00:17:24,377 (ドゥ)はい! んんっ!? 233 00:17:24,377 --> 00:17:26,379 んま… んま…。 234 00:17:26,379 --> 00:17:28,881 なっ… んなな…。 235 00:17:28,881 --> 00:17:32,385 (トント)まんざらでもない顔して アオハルですね。 236 00:17:32,385 --> 00:17:35,655 なっ!? 当然よ。 ドゥちゃんに 会うために➡ 237 00:17:35,655 --> 00:17:38,324 天使の職務を ほっぽって来てるくらいだもの。 238 00:17:38,324 --> 00:17:42,161 う うるせえ! お前らだって 同じようなもんだろうが! 239 00:17:42,161 --> 00:17:46,332 私たちは 休暇中よ。 今は サンタのシーズンじゃないもの。 240 00:17:46,332 --> 00:17:48,334 一緒にするなです! 241 00:17:48,334 --> 00:17:51,337 うるせえ うるせえ うるせえ~! 242 00:17:51,337 --> 00:17:53,339 (ジャヒー)あの輪っかは まさか? (マーユ)バカ バカバカ! 243 00:17:53,339 --> 00:17:56,008 それに 今 サンタとか言ってたような…。 244 00:17:56,008 --> 00:17:59,512 だ 誰だ!? あの 青二才は! 245 00:17:59,512 --> 00:18:02,682 ドゥと チョコの分けっこなんぞしおって~! 246 00:18:02,682 --> 00:18:06,352 グエッ! 落ち着いてください 魔王様! 247 00:18:06,352 --> 00:18:09,855 (サティ)ちょっと~! (雷鳴) 248 00:18:09,855 --> 00:18:12,525 (サティ)食材が ほとんど ないじゃないのよ~! 249 00:18:12,525 --> 00:18:15,361 ミルクも魚介類も 全然 足りない。 250 00:18:15,361 --> 00:18:18,197 いったい いつになったら 入ってくるのよ! 251 00:18:18,197 --> 00:18:22,368 そ それが シェフ… 仕入れ先と トラブってるみてえで。 252 00:18:22,368 --> 00:18:25,037 ハァ!? ふざけんじゃないわよ! 253 00:18:25,037 --> 00:18:28,040 こっちは 料理に 命 懸けてんのよ!? 254 00:18:28,040 --> 00:18:31,377 もう… どうすんのよ~。 255 00:18:31,377 --> 00:18:35,314 これじゃ どうしようも…。 師匠! えっ? 256 00:18:35,314 --> 00:18:37,984 これ! ドゥちゃん!? 257 00:18:37,984 --> 00:18:40,152 これを 私に? うん! 258 00:18:40,152 --> 00:18:44,824 師匠が 朝 食べ物がないって 困ってるの見てたの。 259 00:18:44,824 --> 00:18:46,826 ((うが~っ!)) 260 00:18:46,826 --> 00:18:51,664 ばーばの畑の トウモロシは すっごく甘くて おいしいの。 261 00:18:51,664 --> 00:18:53,100 きっと なんにでも合うよ。 262 00:18:53,100 --> 00:18:56,002 ドゥちゃん…。 263 00:18:56,002 --> 00:18:58,004 ドゥちゃ~ん! 264 00:18:58,004 --> 00:19:02,341 し しかし シェフ! トウモロコシなんて 今日のレシピには…。 265 00:19:02,341 --> 00:19:04,343 もう そんなもの いらないわ! 266 00:19:04,343 --> 00:19:08,347 ドゥちゃんのおかげで もっといい料理 思いついたもの。 267 00:19:08,347 --> 00:19:12,184 (ジャヒー)サティのやつ ドゥ様のおかげで 助かったな。 268 00:19:12,184 --> 00:19:15,688 優しい子に 育ったの~。 269 00:19:15,688 --> 00:19:19,358 (サティ)はいは~い そんなに 慌てないで~! 270 00:19:19,358 --> 00:19:22,528 (ジャヒー) ななな… なんですか これ~!? 271 00:19:22,528 --> 00:19:25,865 なんだ これ!? メッチャ うめえ! 272 00:19:25,865 --> 00:19:29,035 こんな おいしいもの 初めて 食べたわ~! 273 00:19:29,035 --> 00:19:32,972 で でも なんで ワシら奴隷の分まで あるんじゃ? 274 00:19:32,972 --> 00:19:35,975 みんなの分 ちゃんとあるわよ~! 275 00:19:35,975 --> 00:19:39,311 ほいっ ドゥちゃん! 276 00:19:39,311 --> 00:19:41,313 はい どうぞ! 277 00:19:41,313 --> 00:19:44,984 (アッシム)ありがとな。 エヘヘヘ。 278 00:19:44,984 --> 00:19:47,987 見ろ! ドゥが 料理を よそっておるぞ! 279 00:19:47,987 --> 00:19:49,989 な なんてことを! 280 00:19:49,989 --> 00:19:53,159 ワシも ドゥが よそった料理を 食べたいぞ~! 281 00:19:53,159 --> 00:19:56,662 って 羨ましがってないで 早く 止めてください 魔王様! 282 00:19:56,662 --> 00:20:00,166 (ザレス)何をしておる! (ドゥ)あっ! 283 00:20:00,166 --> 00:20:03,669 (ザレス)顔見せの儀に合わせて 来てみれば➡ 284 00:20:03,669 --> 00:20:09,508 貴様か! 下等な人間なんぞに 飯を振る舞う しれ者は! 285 00:20:09,508 --> 00:20:11,510 しようがないじゃない。 じーじ。 286 00:20:11,510 --> 00:20:14,013 ドゥちゃんが みんなで 食べたいって言うんだもの。 287 00:20:14,013 --> 00:20:16,015 黙れ! (2人)ヒーッ! 288 00:20:16,015 --> 00:20:20,019 そんな言葉に 踊らされた 貴様の過ちだ。 289 00:20:20,019 --> 00:20:22,188 今すぐ やめさせろ。 290 00:20:22,188 --> 00:20:24,356 でなければ➡ 291 00:20:24,356 --> 00:20:30,029 関わりある者すべて 今すぐ 肉塊に変えてくれる…。 292 00:20:30,029 --> 00:20:33,365 《こ… これが 魔族すら震え上がる➡ 293 00:20:33,365 --> 00:20:35,868 先代魔王 ザレス様の覇気! 294 00:20:35,868 --> 00:20:38,037 さすがです! ザレス様なら➡ 295 00:20:38,037 --> 00:20:41,874 きっと ドゥ様をも 止められる…》 (ドゥ)じーじ! 296 00:20:41,874 --> 00:20:45,878 これ じーじのなの! 297 00:20:45,878 --> 00:20:50,716 じーじのはね ドゥが お野菜 くりぬいたんだよ。 298 00:20:50,716 --> 00:20:53,385 (ドゥ)お星様 食べて~! 299 00:20:53,385 --> 00:20:55,721 (ザレス)ドゥー! 300 00:20:55,721 --> 00:21:00,559 ワシのために 手作りしてくれたんだな ドゥ! 301 00:21:00,559 --> 00:21:03,562 だめだ… 早く なんとかしないと! 302 00:21:03,562 --> 00:21:06,565 (ダハーカ)あらあら やっぱり ドゥの周りは➡ 303 00:21:06,565 --> 00:21:08,567 いつも にぎやかね~。 304 00:21:08,567 --> 00:21:11,904 ダ ダハーカ様! 笑いごとじゃないですよ。 305 00:21:11,904 --> 00:21:14,740 ドゥ様が 優しさを振りまくから こんなことに…。 306 00:21:14,740 --> 00:21:17,243 あら でも どう? 307 00:21:17,243 --> 00:21:21,580 この光景を見たら 明日の心配も なくなると思ったんだけど? 308 00:21:21,580 --> 00:21:23,916 えっ? そうか! 309 00:21:23,916 --> 00:21:27,753 ドゥを 見に行けと言ったのは こういうことか! 310 00:21:27,753 --> 00:21:31,590 魔王様? 311 00:21:31,590 --> 00:21:34,693 ドゥちゃん とっても おいしかったよ! 312 00:21:34,693 --> 00:21:36,695 (子どもたち)ごちそうさま! 313 00:21:36,695 --> 00:21:39,365 (ゴーシュ) 兄ちゃん メチャクチャ うめえだ~。 314 00:21:39,365 --> 00:21:42,701 (ウルーン)この城に来て よかったな~ 兄弟! 315 00:21:42,701 --> 00:21:46,705 (ドゥ)おかわり あるからね~。 (ムーシュ)ドゥ様! 316 00:21:46,705 --> 00:21:51,043 (ムーシュ)新しい 魔法の薬 作ったんですよ ほらっ! 317 00:21:51,043 --> 00:21:53,045 うわ~っ! 318 00:21:53,045 --> 00:21:57,383 (2人)へっ? わぁ~ すっご~い! 319 00:21:57,383 --> 00:21:59,885 すみません すみません すみません すみません! 320 00:21:59,885 --> 00:22:04,056 すごいでしょう? 私も つい最近 知ったんだけど➡ 321 00:22:04,056 --> 00:22:07,059 今や 魔城に住む ほとんどの者たちと➡ 322 00:22:07,059 --> 00:22:11,397 ドゥは 友達みたいなの。 と… 友達? 323 00:22:11,397 --> 00:22:14,567 (ダハーカ)魔族に 人間➡ 324 00:22:14,567 --> 00:22:18,070 魔獣に 魔女➡ 325 00:22:18,070 --> 00:22:21,073 あるいは それ以外も➡ 326 00:22:21,073 --> 00:22:24,243 ドゥと 一度 触れ合った者たちは 皆➡ 327 00:22:24,243 --> 00:22:28,414 不思議と ドゥの元に 集まってくる。 328 00:22:28,414 --> 00:22:30,749 だから 心配いらないわ。 329 00:22:30,749 --> 00:22:33,519 (ダハーカ)ドゥは ものおじもしないし➡ 330 00:22:33,519 --> 00:22:38,691 無理に 振る舞いやセリフで 繕わせる必要もない。 331 00:22:38,691 --> 00:22:41,694 あの子が あの子らしくあれば➡ 332 00:22:41,694 --> 00:22:44,697 民の目には 立派に 映るんじゃないかしら? 333 00:22:44,697 --> 00:22:47,032 ああ そうだな。 334 00:22:47,032 --> 00:22:49,201 アハハハハ! 335 00:22:49,201 --> 00:22:52,104 こ… これで いいのか?