1 00:00:01,501 --> 00:00:06,172 ‪(ネフィの泣き声)‬ 2 00:00:06,256 --> 00:00:10,176 ‪(泣き声)‬ 3 00:00:17,642 --> 00:00:20,353 ‪(ネフィ)お恥ずかしいところを‬ ‪お見せしました‬ 4 00:00:20,770 --> 00:00:22,063 ‪(ザガン)かまわんさ‬ 5 00:00:22,147 --> 00:00:25,316 ‪ネフィが こんなに‬ ‪しゃべってくれたのは初めてだしな‬ 6 00:00:25,400 --> 00:00:27,652 ‪(ネフィ)ご主人さま 意地悪です‬ 7 00:00:27,736 --> 00:00:28,570 ‪あっ…‬ 8 00:00:28,653 --> 00:00:31,072 ‪その手 まだ痛みますか?‬ 9 00:00:31,740 --> 00:00:34,826 ‪(ザガン)そういえば‬ ‪いつの間にか 痛みが…‬ 10 00:00:38,371 --> 00:00:39,456 ‪(ザガン)傷が…‬ 11 00:00:39,956 --> 00:00:41,708 ‪ネフィがやったのか?‬ 12 00:00:41,791 --> 00:00:42,625 ‪(ネフィ)多分‬ 13 00:00:43,251 --> 00:00:45,628 ‪(ザガン)‬ ‪ネフィに触れていたからか‬ 14 00:00:45,712 --> 00:00:48,006 ‪これも魔法の力…‬ 15 00:00:48,590 --> 00:00:50,675 ‪治癒魔術を‎凌駕(りょうが)‎するな‬ 16 00:00:51,217 --> 00:00:53,928 ‪すごいな ありがとう ネフィ‬ 17 00:00:55,263 --> 00:00:56,306 ‪(ザガン)どうした?‬ 18 00:00:57,140 --> 00:00:59,768 ‪ご主人さまから‬ ‪そう言っていただけたのは⸺‬ 19 00:00:59,851 --> 00:01:00,894 ‪初めてです‬ 20 00:01:00,977 --> 00:01:04,980 ‪今まで“ありがとう”のひと言さえ‬ ‪口にしていなかったのか!‬ 21 00:01:05,063 --> 00:01:08,234 ‪ウッ… それは すまん‬ 22 00:01:08,318 --> 00:01:09,152 ‪(ネフィ)いえ‬ 23 00:01:09,527 --> 00:01:12,530 ‪私は ご主人さまのものですから‬ 24 00:01:21,414 --> 00:01:22,540 ‪うん?‬ 25 00:01:22,624 --> 00:01:24,834 ‪ネフィか どうかしたか?‬ 26 00:01:27,087 --> 00:01:29,714 ‪あの… ご主人さま‬ 27 00:01:29,798 --> 00:01:30,715 ‪うん?‬ 28 00:01:31,591 --> 00:01:32,675 ‪一緒に…‬ 29 00:01:33,259 --> 00:01:35,470 ‪寝ていただいてもいいでしょうか?‬ 30 00:01:36,930 --> 00:01:37,972 ‪ンッ!?‬ 31 00:01:38,431 --> 00:01:43,853 ♪~ 32 00:03:02,599 --> 00:03:07,937 ~♪ 33 00:03:13,651 --> 00:03:15,945 ‪(ザガン)一緒に… 寝る?‬ 34 00:03:17,906 --> 00:03:19,824 ‪アア… ンンッ…‬ 35 00:03:20,283 --> 00:03:22,827 ‪俺は男で ネフィは女で‬ ‪それは つまり…‬ 36 00:03:22,911 --> 00:03:24,078 ‪つまり それは…‬ 37 00:03:27,165 --> 00:03:28,708 ‪ネフィよ‬ 38 00:03:28,791 --> 00:03:31,502 ‪言っていることの意味を‬ ‪理解しているか?‬ 39 00:03:31,586 --> 00:03:35,381 ‪(ネフィ)はい この城には‬ ‪ベッドは1つしかありませんから‬ 40 00:03:35,465 --> 00:03:36,591 ‪(ザガン)うむ…‬ 41 00:03:37,300 --> 00:03:38,343 ‪あれ?‬ 42 00:03:38,426 --> 00:03:39,552 ‪(ネフィ)ご主人さまは⸺‬ 43 00:03:39,636 --> 00:03:43,014 ‪いつも ここで‬ ‪座ったまま お休みになっています‬ 44 00:03:43,097 --> 00:03:46,809 ‪横になって休まれたほうが‬ ‪安らぐのではないかと‬ 45 00:03:47,310 --> 00:03:49,812 ‪ですから ご一緒に…‬ 46 00:03:49,896 --> 00:03:54,317 ‪あ~ 体を許してくれるとか‬ ‪そういうことじゃなくて⸺‬ 47 00:03:54,400 --> 00:03:56,819 ‪純然たる添い寝ってことか‬ 48 00:03:57,403 --> 00:03:58,821 ‪純粋すぎんよ‬ 49 00:03:59,280 --> 00:04:04,661 ‪ネフィよ 気持ちは ありがたいが‬ ‪ここは結界の要なのだ‬ 50 00:04:04,744 --> 00:04:08,247 ‪何かあったときのため‬ ‪この部屋に とどまる必要がある‬ 51 00:04:08,706 --> 00:04:11,251 ‪(ネフィ)そうかもしれないと‬ ‪思っておりました‬ 52 00:04:11,709 --> 00:04:13,503 ‪-(ネフィ)ですので…‬ ‪-(ザガン)うん?‬ 53 00:04:13,962 --> 00:04:16,255 ‪どうぞ 私の膝をお使いください‬ 54 00:04:17,048 --> 00:04:20,593 ‪膝枕 …だと!?‬ 55 00:04:20,677 --> 00:04:21,511 ‪(ネフィ)ンッ…‬ 56 00:04:21,594 --> 00:04:26,391 ‪(ザガン)‎クッ… こんなお誘いを‬ ‪断れるわけないだろうが!‬ 57 00:04:30,770 --> 00:04:32,230 ‪いかがでしょうか?‬ 58 00:04:32,772 --> 00:04:34,857 ‪わ… 悪くないな‬ 59 00:04:34,941 --> 00:04:37,652 ‪くすぐったいやら 心地いいやら…‬ 60 00:04:39,654 --> 00:04:41,906 ‪目のやり場に すさまじく困る‬ 61 00:04:42,365 --> 00:04:44,659 ‪(ザガン)しかし‬ ‪急に どうしたんだ?‬ 62 00:04:44,742 --> 00:04:45,785 ‪(ネフィ)あっ…‬ 63 00:04:46,869 --> 00:04:50,081 ‪ご主人さまは‬ ‪魔法のことを知っていても⸺‬ 64 00:04:50,164 --> 00:04:52,792 ‪ここにいていいと‬ ‪言ってくださいました‬ 65 00:04:52,875 --> 00:04:55,670 ‪だから 何かお礼がしたくて…‬ 66 00:04:56,087 --> 00:04:58,631 ‪(ザガン)お前は‬ ‪いつも よくやってくれている‬ 67 00:04:58,715 --> 00:05:01,009 ‪改まって言うようなことではない‬ 68 00:05:01,092 --> 00:05:02,135 ‪(ネフィ)はい‬ 69 00:05:04,512 --> 00:05:05,638 ‪(ザガン)なあ ネフィ‬ 70 00:05:06,097 --> 00:05:08,224 ‪魔術を学んでみる気はないか?‬ 71 00:05:08,641 --> 00:05:10,101 ‪私が魔術を?‬ 72 00:05:10,643 --> 00:05:14,897 ‪今日の様子を見るに 魔法は‬ ‪うまく制御できていないんだろう‬ 73 00:05:16,107 --> 00:05:20,403 ‪魔力封じの首輪を着けていても‬ ‪あれほどの力だったのだ‬ 74 00:05:20,778 --> 00:05:22,739 ‪魔術を学んだからといって⸺‬ 75 00:05:22,822 --> 00:05:25,533 ‪制御できるようになるとは‬ ‪限らないが⸺‬ 76 00:05:25,616 --> 00:05:27,910 ‪身を守る力くらいには なるはずだ‬ 77 00:05:27,994 --> 00:05:30,788 ‪私に できるでしょうか?‬ 78 00:05:30,872 --> 00:05:32,290 ‪できるさ‬ 79 00:05:32,373 --> 00:05:36,252 ‪ネフィなら きっと‬ ‪俺より強い魔術師になれる‬ 80 00:05:36,336 --> 00:05:40,131 ‪私も ご主人さまの‬ ‪お役に立てますか?‬ 81 00:05:40,214 --> 00:05:42,925 ‪もう十分 役に立っているがな‬ 82 00:05:43,009 --> 00:05:47,472 ‪私も ご主人さまを‬ ‪お守りできるようになりますか?‬ 83 00:05:47,555 --> 00:05:50,516 ‪聖騎士どもからも‬ ‪守ってくれただろう?‬ 84 00:05:51,392 --> 00:05:52,435 ‪(ネフィ)ンッ…‬ 85 00:05:53,102 --> 00:05:54,145 ‪やります‬ 86 00:05:54,228 --> 00:05:57,690 ‪私 ご主人さまのために‬ ‪魔術を学んでみます‬ 87 00:05:57,774 --> 00:06:01,444 ‪そこは 自分のためと‬ ‪言ってもらいたいが…‬ 88 00:06:01,527 --> 00:06:04,572 ‪なら ネフィ‬ ‪お前は今から俺の弟子だ‬ 89 00:06:04,655 --> 00:06:05,823 ‪はい‬ 90 00:06:05,907 --> 00:06:08,326 ‪弟子 …か‬ 91 00:06:08,409 --> 00:06:10,953 ‪言ってみるまで考えもしなかったな‬ 92 00:06:11,037 --> 00:06:14,832 ‪自分の知識と能力を‬ ‪誰かに授けようなんて‬ 93 00:06:14,916 --> 00:06:16,459 ‪(ネフィ)あの… ご主人さま‬ 94 00:06:16,542 --> 00:06:17,377 ‪(ザガン)うん?‬ 95 00:06:17,460 --> 00:06:20,254 ‪(ネフィ)先ほど‬ ‪お話ししてくださったこと‬ 96 00:06:20,338 --> 00:06:25,635 ‪1人で何でもできるご主人さまには‬ ‪弱い者の気持ちが分からないという‬ 97 00:06:26,386 --> 00:06:29,597 ‪(少女)弱い人間は‬ ‪生きてることも許されないんですか‬ 98 00:06:29,680 --> 00:06:32,391 ‪力をひけらかすのが‬ ‪そんなに偉いんですか!?‬ 99 00:06:33,226 --> 00:06:35,686 ‪(ザガン)‎そんな話もしたな‬ 100 00:06:35,770 --> 00:06:36,813 ‪(ネフィ)ご主人さまは⸺‬ 101 00:06:36,896 --> 00:06:39,232 ‪何でもないように‬ ‪おっしゃいましたけど…‬ 102 00:06:39,315 --> 00:06:42,276 ‪本当は つらかったんですよね‬ 103 00:06:42,360 --> 00:06:43,403 ‪あっ…‬ 104 00:06:44,278 --> 00:06:46,114 ‪どうして そう思う?‬ 105 00:06:46,197 --> 00:06:48,866 ‪(ネフィ)分かりません でも…‬ 106 00:06:49,575 --> 00:06:53,746 ‪あのときのご主人さまは‬ ‪とても悲しそうに見えたんです‬ 107 00:06:55,456 --> 00:06:56,499 ‪アッ…‬ 108 00:06:57,333 --> 00:07:00,461 ‪(ネフィ)‬ ‪ご主人さまは悪くなんかないです‬ 109 00:07:01,045 --> 00:07:02,880 ‪(ネフィ)口数が少なくても⸺‬ 110 00:07:02,964 --> 00:07:05,174 ‪ご主人さまが‬ ‪優しくしてくれたことを⸺‬ 111 00:07:05,258 --> 00:07:07,176 ‪私は忘れません‬ 112 00:07:07,260 --> 00:07:08,636 ‪(ザガン)そうか‬ 113 00:07:08,719 --> 00:07:09,971 ‪(ネフィ)はい‬ 114 00:07:10,054 --> 00:07:13,808 ‪(ザガン)‬ ‪こういうのも悪くないもんだな‬ 115 00:07:15,643 --> 00:07:20,189 ‪これからも‬ ‪こんな時間が続いていくといいな‬ 116 00:07:24,068 --> 00:07:26,279 ‪(バルバロス)‬ ‪おいおい おいおいおい!‬ 117 00:07:26,362 --> 00:07:28,489 ‪(バルバロス)ンンッ…‬ 118 00:07:28,573 --> 00:07:33,161 ‪聖騎士に襲撃されたって聞いたのに‬ ‪なんで お前 無事なの?‬ 119 00:07:33,244 --> 00:07:36,330 ‪(ザガン)知るか‬ ‪連中が弱いのが悪いんだろう‬ 120 00:07:36,706 --> 00:07:40,168 ‪(バルバロス)聖剣所持者まで‬ ‪差し向けられたって聞いたぞ‬ 121 00:07:43,588 --> 00:07:45,923 ‪そういえば いたな そんなのも‬ 122 00:07:46,007 --> 00:07:47,049 ‪(バルバロス)ハン…‬ 123 00:07:47,133 --> 00:07:49,594 ‪“聖剣の乙女”でも‬ ‪相手にならないってか‬ 124 00:07:49,969 --> 00:07:52,388 ‪いや それなりに強かったぞ‬ 125 00:07:52,471 --> 00:07:55,266 ‪城の結界をいくつか壊されたしな‬ 126 00:07:55,349 --> 00:07:59,562 ‪…というか お前も結界破って‬ ‪侵入するのは いいかげん やめろ‬ 127 00:07:59,645 --> 00:08:00,980 ‪(ネフィ)どうぞ‬ 128 00:08:01,063 --> 00:08:03,691 ‪ミルクとお砂糖は‬ ‪お好みで お使いください‬ 129 00:08:04,942 --> 00:08:06,944 ‪(バルバロス)はぁ… どう…‬ 130 00:08:07,028 --> 00:08:07,862 ‪も!?‬ 131 00:08:09,989 --> 00:08:11,240 ‪(ネフィ)うん?‬ 132 00:08:11,324 --> 00:08:12,742 ‪(バルバロス)お… おい!‬ 133 00:08:12,825 --> 00:08:15,328 ‪この前のエルフだよな!‬ ‪違うのか?‬ 134 00:08:15,411 --> 00:08:18,122 ‪(ザガン)いや‬ ‪あのときの娘で間違いない‬ 135 00:08:18,581 --> 00:08:21,125 ‪(バルバロス)‬ ‪まだ贄(にえ)に使ってなかったのか!?‬ 136 00:08:21,209 --> 00:08:23,669 ‪あれか?‬ ‪命を長らえさせてやる代わりに⸺‬ 137 00:08:23,753 --> 00:08:26,172 ‪給仕しろとか そういうのか?‬ 138 00:08:26,255 --> 00:08:27,673 ‪いい趣味してるぜ!‬ 139 00:08:27,757 --> 00:08:29,425 ‪(ザガン)お前と一緒にするな‬ 140 00:08:29,926 --> 00:08:31,052 ‪(せきばらい)‬ 141 00:08:31,135 --> 00:08:33,095 ‪ネフィは あれだ その…‬ 142 00:08:33,763 --> 00:08:34,804 ‪弟子だ‬ 143 00:08:35,347 --> 00:08:38,183 ‪(バルバロス)‬ ‪で… 弟子!? お前が?‬ 144 00:08:38,267 --> 00:08:39,434 ‪(ザガン)悪いかよ‬ 145 00:08:39,852 --> 00:08:42,355 ‪1人では扱いきれん魔術もある‬ 146 00:08:42,438 --> 00:08:44,440 ‪ネフィは必ず役に立つ‬ 147 00:08:44,815 --> 00:08:46,317 ‪(ネフィ)恐縮でございます‬ 148 00:08:46,400 --> 00:08:48,694 ‪フゥ… なるほど‬ 149 00:08:48,778 --> 00:08:52,281 ‪エルフと2人がかりなら‬ ‪使えねえ魔術なんて ねえよな‬ 150 00:08:52,365 --> 00:08:55,284 ‪そういう使い方は‬ ‪思いつかなかったぜ‬ 151 00:08:55,368 --> 00:08:57,703 ‪ネフィを道具みたいに…‬ 152 00:08:57,787 --> 00:08:59,830 ‪自分も似たようなことを‬ ‪言ってしまうが⸺‬ 153 00:08:59,914 --> 00:09:01,874 ‪人に言われると 腹が立つ‬ 154 00:09:02,250 --> 00:09:05,836 ‪(バルバロス)まさか聖騎士どもを‬ ‪一蹴したのも その力か?‬ 155 00:09:05,920 --> 00:09:08,631 ‪(ザガン)まあ‬ ‪確かにネフィの力もあったな‬ 156 00:09:09,757 --> 00:09:12,760 ‪なら 表の惨状も そういうことか‬ 157 00:09:15,346 --> 00:09:18,057 ‪(バルバロス)お前‬ ‪魔王の座を狙ってるな?‬ 158 00:09:18,140 --> 00:09:18,975 ‪(ザガン)うん?‬ 159 00:09:19,517 --> 00:09:22,270 ‪(ザガン)‎俺は‬ ‪あれさえ手に入ればいいんだが…‬ 160 00:09:22,353 --> 00:09:23,854 ‪魔王の地位があれば⸺‬ 161 00:09:23,938 --> 00:09:26,607 ‪ネフィに手を出す者は‬ ‪いなくなるか‬ 162 00:09:27,275 --> 00:09:29,610 ‪狙わん理由があるか?‬ 163 00:09:34,782 --> 00:09:38,244 ‪正直 今 俺が‬ ‪選ばれることはないだろう‬ 164 00:09:38,953 --> 00:09:43,374 ‪俺が魔術師としての道を‬ ‪歩きだしたのは ほんの10年前だ‬ 165 00:09:43,833 --> 00:09:47,586 ‪魔術師の中には‬ ‪何百歳にもなるヤツらがいる‬ 166 00:09:47,670 --> 00:09:51,757 ‪知識と経験の蓄積に‬ ‪どうあがいても勝ち目はない‬ 167 00:09:51,841 --> 00:09:57,013 ‪それでも 生きていれば いつか‬ ‪次の魔王を狙える‬ 168 00:09:57,096 --> 00:09:59,724 ‪うむ… 紅茶に よく合ってる‬ 169 00:09:59,807 --> 00:10:00,975 ‪いい味だ‬ 170 00:10:01,058 --> 00:10:03,436 ‪(ネフィ)‬ ‪歓喜の極みです ご主人さま‬ 171 00:10:03,811 --> 00:10:04,854 ‪ザガン‬ 172 00:10:04,937 --> 00:10:08,149 ‪まさか そいつに情が湧いたとか‬ ‪言うんじゃねえよな?‬ 173 00:10:08,232 --> 00:10:11,819 ‪弟子を大切にするのは‬ ‪そんなに おかしなことか?‬ 174 00:10:12,778 --> 00:10:15,031 ‪弟子という言葉は便利でいいな!‬ 175 00:10:15,114 --> 00:10:17,742 ‪カッカッ! なるほど‬ 176 00:10:17,825 --> 00:10:20,620 ‪お前も 人間らしい部分が‬ ‪残ってやがったんだな‬ 177 00:10:21,037 --> 00:10:22,413 ‪(ザガン)放っとけ‬ 178 00:10:22,496 --> 00:10:25,249 ‪うん? なんだ もう帰るのか?‬ 179 00:10:25,333 --> 00:10:26,667 ‪(バルバロス)ああ‬ 180 00:10:28,669 --> 00:10:31,047 ‪(ザガン)‬ ‪何をしに来たんだ? あいつは‬ 181 00:10:31,130 --> 00:10:32,882 ‪(ネフィ)‬ ‪ご友人ではないのですか?‬ 182 00:10:32,965 --> 00:10:34,133 ‪(ザガン)えっ 友人?‬ 183 00:10:34,717 --> 00:10:36,552 ‪冗談じゃない‬ 184 00:10:36,635 --> 00:10:41,098 ‪友達なんてものは相手を選ばないと‬ ‪不利益しか もたらさないものだ‬ 185 00:10:41,182 --> 00:10:43,267 ‪(ネフィ)でも‬ ‪ご主人さま 楽しそうでした‬ 186 00:10:43,351 --> 00:10:44,185 ‪(ザガン)アッ…‬ 187 00:10:44,894 --> 00:10:46,062 ‪そうか?‬ 188 00:10:46,145 --> 00:10:47,188 ‪(ネフィ)はい‬ 189 00:10:47,605 --> 00:10:50,566 ‪あんなヤツと話してるのが‬ ‪楽しいだと?‬ 190 00:10:50,691 --> 00:10:52,068 ‪フフッ…‬ 191 00:10:52,151 --> 00:10:55,529 ‪くだらない ネフィの勘違いだ‬ 192 00:10:57,073 --> 00:11:01,786 ‪さて 聖騎士どもに壊された結界の‬ ‪修復に取りかかるか‬ 193 00:11:03,746 --> 00:11:05,164 ‪(ザガン)ネフィも来るがいい‬ 194 00:11:05,247 --> 00:11:07,958 ‪魔法陣の基礎から‬ ‪始めることになるからな‬ 195 00:11:08,042 --> 00:11:10,211 ‪(ネフィ)はい ご主人さま‬ 196 00:11:12,213 --> 00:11:16,634 ‪(ザガン)‎それから毎日‬ ‪ネフィは魔術の基礎を勤勉に学んだ‬ 197 00:11:17,343 --> 00:11:20,096 ‪同時に‬ ‪城の中の仕事も こなしながら‬ 198 00:11:22,139 --> 00:11:23,516 ‪(ネフィ)アッ!‬ 199 00:11:32,316 --> 00:11:34,527 ‪1人ではない時というのは…‬ 200 00:11:35,069 --> 00:11:37,279 ‪存外に甘美なものだ‬ 201 00:11:37,363 --> 00:11:38,489 ‪存外に…‬ 202 00:11:39,073 --> 00:11:41,158 ‪(ザガン)‬ ‪そして ネフィは少しずつ⸺‬ 203 00:11:41,242 --> 00:11:44,245 ‪いろんな表情を‬ ‪見せてくれるようになった‬ 204 00:11:47,623 --> 00:11:49,083 ‪-(ザガン)おっ…‬ ‪-(ネフィ)あっ…‬ 205 00:11:49,166 --> 00:11:50,668 ‪(ザガン)‎魔法は…‬ 206 00:11:51,502 --> 00:11:54,255 ‪やはり まだ制御が難しいらしいが‬ 207 00:12:01,470 --> 00:12:02,513 ‪(ザガン)うむ…‬ 208 00:12:02,596 --> 00:12:04,890 ‪そこそこの魔術を‬ ‪使えるところまで来たな‬ 209 00:12:04,974 --> 00:12:07,351 ‪(ネフィ)わあ!‬ ‪ありがとうございます‬ 210 00:12:07,435 --> 00:12:09,854 ‪では 私は お昼のご用意を‬ 211 00:12:10,438 --> 00:12:11,730 ‪ああ‬ 212 00:12:11,814 --> 00:12:14,692 ‪あとは 首輪さえ外れれば…‬ 213 00:12:17,403 --> 00:12:18,529 ‪(ザガン)‎気づけば⸺‬ 214 00:12:18,612 --> 00:12:21,699 ‪ネフィが ここへ来てから‬ ‪半月がたっていた‬ 215 00:12:22,950 --> 00:12:24,702 ‪(衝撃音)‬ ‪(ネフィ)ハッ… アア…‬ 216 00:12:26,162 --> 00:12:27,496 ‪(ザガン)ンッ…‬ 217 00:12:31,584 --> 00:12:33,461 ‪(ワシの鳴き声)‬ 218 00:12:33,544 --> 00:12:34,587 ‪ンッ…‬ 219 00:12:41,135 --> 00:12:42,928 ‪ハン… 驚いたな‬ 220 00:12:43,345 --> 00:12:46,932 ‪12人の魔王が俺をお呼びらしい‬ 221 00:12:52,980 --> 00:12:55,774 ‪(ザガン)‬ ‪物流の拠点 キュアノエイデス‬ 222 00:12:56,567 --> 00:12:57,943 ‪この町の地下に⸺‬ 223 00:12:58,027 --> 00:13:01,572 ‪亡き魔王マルコシアスが‬ ‪居城としていた遺跡がある‬ 224 00:13:14,919 --> 00:13:19,465 ‪そこに‬ ‪現存する12人の魔王全員が集結し‬ 225 00:13:19,548 --> 00:13:21,467 ‪俺を待っているという‬ 226 00:13:22,343 --> 00:13:25,971 ‪さて 一体 何の用なのやら…‬ 227 00:13:39,485 --> 00:13:40,569 ‪ンッ…‬ 228 00:13:41,862 --> 00:13:43,781 ‪(魔王A)汝(なんじ)がザガンか‬ 229 00:13:43,864 --> 00:13:45,032 ‪ウッ…‬ 230 00:13:45,115 --> 00:13:49,036 ‪若いとは聞いていたが‬ ‪幼いほどだな‬ 231 00:13:49,119 --> 00:13:53,791 ‪(魔王B)フフッ… 面白い‬ ‪最年少記録ということか‬ 232 00:13:53,874 --> 00:13:58,504 ‪(ザガン)‎おいおい 威圧感と‬ ‪魔力のすさまじさで吐きそうだ‬ 233 00:13:59,004 --> 00:14:02,007 ‪ヘビに にらまれたカエルどころの‬ ‪騒ぎじゃない‬ 234 00:14:02,091 --> 00:14:05,052 ‪ヘビの腹の中に‬ ‪のみ込まれた気分だ‬ 235 00:14:05,594 --> 00:14:09,056 ‪こいつらが魔術師の極致 魔王!‬ 236 00:14:09,139 --> 00:14:10,432 ‪フッ…‬ 237 00:14:11,058 --> 00:14:14,019 ‪召喚の理由は珍獣観察か?‬ 238 00:14:14,103 --> 00:14:17,273 ‪気が済んだのなら‬ ‪さっさと帰りたいんだが‬ 239 00:14:17,356 --> 00:14:20,776 ‪(魔王たち)フフフフッ…‬ 240 00:14:21,235 --> 00:14:25,114 ‪(魔王A)この場で‬ ‪我らに啖呵(たんか)を切れるとは豪胆だな‬ 241 00:14:25,197 --> 00:14:27,449 ‪では 単刀直入に言おう‬ 242 00:14:28,409 --> 00:14:29,952 ‪魔術師ザガン‬ 243 00:14:30,411 --> 00:14:35,916 ‪汝を 我らが13番目の盟友‬ ‪魔王として迎えようと思う‬ 244 00:14:36,000 --> 00:14:37,418 ‪はぁ!?‬ 245 00:14:44,216 --> 00:14:47,720 ‪(魔王A)マルコシアスが‬ ‪宿していた魔王の刻印だ‬ 246 00:14:47,803 --> 00:14:53,601 ‪魔王を受け継ぐということは‬ ‪この紋章を受け継ぐ作業を示す‬ 247 00:14:54,435 --> 00:14:55,477 ‪ウッ…‬ 248 00:14:55,561 --> 00:14:57,938 ‪(ザガン)‎何だ? あの紋章は‬ 249 00:14:58,022 --> 00:15:00,482 ‪尋常じゃない密度と量の魔力‬ 250 00:15:00,566 --> 00:15:01,984 ‪これを継承だと!?‬ 251 00:15:02,693 --> 00:15:05,779 ‪この場にいる全員からも‬ ‪同じ力を感じる‬ 252 00:15:06,238 --> 00:15:10,618 ‪なるほど 魔王とは‬ ‪ただの称号ではないらしい‬ 253 00:15:11,160 --> 00:15:13,078 ‪こんな力を得るなら⸺‬ 254 00:15:13,162 --> 00:15:16,165 ‪普通の魔術師が‬ ‪魔王に かなうはずもない‬ 255 00:15:18,334 --> 00:15:20,377 ‪(魔王A)どうした? 不服か?‬ 256 00:15:20,878 --> 00:15:23,172 ‪(ザガン)‬ ‪そうは言わんが 不可解だ‬ 257 00:15:23,255 --> 00:15:26,383 ‪俺より力のある魔術師が‬ ‪いないわけではないだろう‬ 258 00:15:27,968 --> 00:15:30,179 ‪(魔王A)当然の疑問だな‬ 259 00:15:30,262 --> 00:15:32,640 ‪汝の力は矮小(わいしょう)だ‬ 260 00:15:32,723 --> 00:15:36,393 ‪だが それでも‬ ‪汝を殺せる魔術師はいない‬ 261 00:15:37,978 --> 00:15:41,440 ‪汝が初めて殺(あや)めた魔術師…‬ 262 00:15:41,523 --> 00:15:45,194 ‪“怨嗟(えんさ)”アンドラスは‬ ‪決して弱くはなかった‬ 263 00:15:48,739 --> 00:15:52,409 ‪…にもかかわらず‬ ‪汝は ヤツを逆に殺し‬ 264 00:15:52,493 --> 00:15:54,995 ‪その英知を全て奪った‬ 265 00:15:55,079 --> 00:15:57,206 ‪なぜ 8歳の童が⸺‬ 266 00:15:57,289 --> 00:16:00,709 ‪通り名持ちの魔術師を‬ ‪ほふることができたのか?‬ 267 00:16:01,710 --> 00:16:02,961 ‪汝は⸺‬ 268 00:16:03,045 --> 00:16:06,715 ‪たった一度 見ただけで‬ ‪魔術を覚えたのだ‬ 269 00:16:09,009 --> 00:16:14,014 ‪いいや その一度で‬ ‪魔術の仕組みさえ理解した‬ 270 00:16:14,723 --> 00:16:18,352 ‪だから 唯一無二の魔術を‬ ‪創造できたのだ‬ 271 00:16:19,645 --> 00:16:22,981 ‪(ザガン)‎こちらの手の内まで‬ ‪見抜いているということか‬ 272 00:16:23,732 --> 00:16:25,859 ‪(魔王B)畏怖すべき魔術‬ 273 00:16:25,943 --> 00:16:28,237 ‪そして 忌むべき才能‬ 274 00:16:28,696 --> 00:16:30,906 ‪(魔王A)‬ ‪それは 汝が奪うと決めたら⸺‬ 275 00:16:30,990 --> 00:16:33,659 ‪誰にも止められないということだ‬ 276 00:16:33,742 --> 00:16:38,998 ‪それは 汝が殺すと決めれば‬ ‪誰も生き延びられぬということだ‬ 277 00:16:39,456 --> 00:16:45,421 ‪汝が力を欲すれば 全ての魔術師は‬ ‪全てをささげざるをえない‬ 278 00:16:46,004 --> 00:16:49,341 ‪(魔王A)‬ ‪魔王の名にふさわしい暴君の力‬ 279 00:16:49,425 --> 00:16:54,430 ‪汝は いずれ‬ ‪歴史上最強の魔術師となる‬ 280 00:16:54,513 --> 00:16:58,225 ‪だから あえて‬ ‪今は矮小な汝を魔王とする‬ 281 00:16:58,934 --> 00:17:03,981 ‪全ては英知のために‬ ‪全ては魔術を究めるために‬ 282 00:17:04,815 --> 00:17:07,901 ‪その言葉どおりなら‬ ‪俺は あんたたちからも⸺‬ 283 00:17:07,984 --> 00:17:09,987 ‪奪うことができるわけだが?‬ 284 00:17:10,069 --> 00:17:13,741 ‪(笑い声)‬ 285 00:17:13,824 --> 00:17:16,868 ‪(魔王C)しかり だが 心せよ‬ 286 00:17:16,952 --> 00:17:19,246 ‪我々から奪えるものより⸺‬ 287 00:17:19,329 --> 00:17:23,459 ‪汝が失うもののほうが‬ ‪大きいかもしれぬぞ‬ 288 00:17:23,541 --> 00:17:24,376 ‪(ザガン)ハッ…‬ 289 00:17:28,422 --> 00:17:32,092 ‪(魔王A)‬ ‪魔王の報復は単純な破滅にあらず‬ 290 00:17:32,176 --> 00:17:37,556 ‪それまで関わった人 物 記憶‬ ‪全てを消し去り‬ 291 00:17:37,639 --> 00:17:40,392 ‪対象の存在そのものを抹消する‬ 292 00:17:42,394 --> 00:17:46,315 ‪汝が相対しているのは‬ ‪そういう存在だ‬ 293 00:17:46,398 --> 00:17:51,236 ‪そして これが‬ ‪これより先の汝自身の姿‬ 294 00:17:51,779 --> 00:17:53,989 ‪安寧(あんねい)‎も平穏もない‬ 295 00:17:54,073 --> 00:17:57,326 ‪魔術師の闇の更なる‎深淵(しんえん)‬ 296 00:17:57,409 --> 00:18:01,872 ‪光など ひとひらも差し込まぬ‬ ‪暗闇の泥の底‬ 297 00:18:01,955 --> 00:18:05,709 ‪汝が踏み込もうとしているのは‬ ‪そういう世界だ‬ 298 00:18:07,961 --> 00:18:10,088 ‪ハン… 今更だ‬ 299 00:18:10,756 --> 00:18:12,549 ‪魔術師となった時点で…‬ 300 00:18:12,633 --> 00:18:18,472 ‪いや ならざるをえなかった時点で‬ ‪まともな生など歩めようはずもない‬ 301 00:18:19,181 --> 00:18:22,267 ‪魔術師の行き着く先は2つに1つ‬ 302 00:18:22,351 --> 00:18:26,063 ‪極致(こいつら)‎に至るか 至れず朽ちるか‬ 303 00:18:26,146 --> 00:18:28,273 ‪もとより戻る道なんてない‬ 304 00:18:29,066 --> 00:18:30,108 ‪だが…‬ 305 00:18:30,818 --> 00:18:34,196 ‪そんな世界に‬ ‪ネフィまで巻き込むのか?‬ 306 00:18:38,158 --> 00:18:40,327 ‪(魔王A)汝の返事を聞きたい‬ 307 00:18:41,370 --> 00:18:43,914 ‪(ザガン)ひとつ欲しいものがある‬ 308 00:18:43,997 --> 00:18:46,542 ‪(魔王たち)うん?‬ 309 00:18:46,625 --> 00:18:49,044 ‪そいつが手に入るかしだいだ‬ 310 00:18:49,127 --> 00:18:52,422 ‪ほう… 何が望みだ?‬ 311 00:18:54,633 --> 00:18:58,971 ‪(魔王A)よかろう‬ ‪それは全て汝の好きにするがいい‬ 312 00:18:59,388 --> 00:19:03,267 ‪ならば 魔王の地位‬ ‪謹んで お受けする‬ 313 00:19:07,813 --> 00:19:10,566 ‪(魔王A)新たな盟友を歓迎しよう‬ 314 00:19:10,649 --> 00:19:11,942 ‪魔王ザガン‬ 315 00:19:15,445 --> 00:19:17,948 ‪そして 通り名を与える‬ 316 00:19:18,532 --> 00:19:20,701 ‪汝の名は…‬ 317 00:19:20,784 --> 00:19:22,703 ‪(シチューの煮える音)‬ 318 00:19:22,786 --> 00:19:23,996 ‪(味見する音)‬ 319 00:19:24,079 --> 00:19:25,831 ‪うん? あっ…‬ 320 00:19:26,790 --> 00:19:29,293 ‪(ネフィ)‬ ‪おかえりなさいませ ご主人さま‬ 321 00:19:29,376 --> 00:19:31,712 ‪今夜は 子羊のシチューを…‬ 322 00:19:31,795 --> 00:19:33,005 ‪あっ…‬ 323 00:19:33,088 --> 00:19:36,091 ‪ご主人さま?‬ ‪何かあったんですか?‬ 324 00:19:36,967 --> 00:19:39,636 ‪俺は 元から引き返せない道にいる‬ 325 00:19:40,179 --> 00:19:41,388 ‪だが ネフィは⸺‬ 326 00:19:41,471 --> 00:19:44,641 ‪ようやく日の当たる世界に‬ ‪踏み出してきたんだ‬ 327 00:19:45,934 --> 00:19:49,271 ‪ネフィ 俺は魔王となった‬ 328 00:19:49,354 --> 00:19:50,397 ‪(ネフィ)アア…‬ 329 00:19:51,523 --> 00:19:53,025 ‪(ザガン)魔術師の王‬ 330 00:19:53,483 --> 00:19:57,404 ‪他の魔術師を従える魔術師の頂点だ‬ 331 00:19:57,487 --> 00:20:00,115 ‪アア… おめでとうございます‬ 332 00:20:00,699 --> 00:20:05,704 ‪(ザガン)魔王を襲名したことで‬ ‪マルコシアスの遺産も手に入った‬ 333 00:20:07,122 --> 00:20:08,165 ‪つまり…‬ 334 00:20:09,833 --> 00:20:10,876 ‪アア…‬ 335 00:20:11,877 --> 00:20:12,920 ‪(鍵の開く音)‬ 336 00:20:15,756 --> 00:20:17,758 ‪首輪を外すこともできる‬ 337 00:20:23,847 --> 00:20:25,265 ‪(ヒビ割れる音)‬ 338 00:20:29,144 --> 00:20:30,187 ‪アア…‬ 339 00:20:30,270 --> 00:20:32,898 ‪ご… ご主人さま これって…‬ 340 00:20:33,565 --> 00:20:34,650 ‪ああ‬ 341 00:20:34,733 --> 00:20:36,068 ‪アア…‬ 342 00:20:36,652 --> 00:20:40,030 ‪(ザガン)魔王の俺には‬ ‪ネフィは もう必要ない‬ 343 00:20:40,447 --> 00:20:41,990 ‪出ていってくれ‬ 344 00:20:42,074 --> 00:20:43,533 ‪(ネフィ)えっ…‬ 345 00:20:47,704 --> 00:20:48,872 ‪アア…‬ 346 00:20:49,498 --> 00:20:50,540 ‪あれ?‬ 347 00:20:51,375 --> 00:20:56,046 ‪どうして 私は‬ ‪こんな所にいるんでしたっけ?‬ 348 00:20:56,880 --> 00:21:00,801 ‪確か 夕食の支度をしていたはず‬ 349 00:21:01,343 --> 00:21:03,011 ‪子羊のシチューを…‬ 350 00:21:03,470 --> 00:21:07,599 ‪以前 ご主人さまが‬ ‪とっても喜んでくださったから‬ 351 00:21:08,475 --> 00:21:11,144 ‪そのお顔をまた見たくて…‬ 352 00:21:11,853 --> 00:21:15,023 ‪早く… 帰らなくては…‬ 353 00:21:15,691 --> 00:21:16,733 ‪(物音)‬ 354 00:21:21,071 --> 00:21:22,239 ‪ハッ…‬ 355 00:21:23,907 --> 00:21:25,617 ‪ああ そうだ‬ 356 00:21:27,119 --> 00:21:28,495 ‪ご主人さまに…‬ 357 00:21:29,079 --> 00:21:31,331 ‪捨てられてしまいました‬ 358 00:21:31,873 --> 00:21:34,001 ‪だから‬ ‪まずは俺のために生きろ‬ 359 00:21:34,626 --> 00:21:36,461 ‪ネフィの望むようにすればいい‬ 360 00:21:37,045 --> 00:21:38,088 ‪(ザガン)だから ネフィ‬ 361 00:21:38,171 --> 00:21:40,173 ‪そんな顔するなよ‬ 362 00:21:40,257 --> 00:21:42,592 ‪お前が必要だと言っただろう?‬ 363 00:21:46,013 --> 00:21:51,560 ‪(ネフィ)こういうとき‬ ‪涙って出ないものなんですね‬ 364 00:21:52,352 --> 00:21:57,065 ‪おそばに置いてくださると‬ ‪おっしゃったのに…‬ 365 00:22:01,028 --> 00:22:07,034 ‪♪~‬ 366 00:23:24,986 --> 00:23:30,992 ‪~♪‬