1 00:00:09,464 --> 00:00:10,882 (ルナ)ちょっとあんた 2 00:00:10,966 --> 00:00:12,884 もっと気をつけて走ってよ! 3 00:00:12,968 --> 00:00:15,429 申し訳ありません ルナ様! 4 00:00:15,512 --> 00:00:17,305 魔王討伐を前に 5 00:00:17,389 --> 00:00:20,267 お尻にアザでもできたら どうするつもり? 6 00:00:20,350 --> 00:00:21,810 (御者)し… しかし 7 00:00:21,893 --> 00:00:24,354 他の生徒様はいらっしゃらない のでしょうか? 8 00:00:24,438 --> 00:00:26,481 (ルナ)なぁに それ 9 00:00:26,565 --> 00:00:28,984 私一人じゃ手に余るとでも 言いたいの? 10 00:00:29,067 --> 00:00:30,736 (馭者)ルナ様なら 11 00:00:30,819 --> 00:00:32,279 一人で十分です 12 00:00:32,362 --> 00:00:34,781 (ルナ)フンッ! 当然でしょ 13 00:00:34,865 --> 00:00:36,533 いつまでもお姉様に 14 00:00:36,616 --> 00:00:38,785 負けてられないんだから! 15 00:02:21,471 --> 00:02:22,639 報告です! 16 00:02:22,723 --> 00:02:24,766 聖女 ルナ・エレガントが 17 00:02:24,850 --> 00:02:26,893 二十名ほどの手勢を連れ 18 00:02:26,977 --> 00:02:28,812 街道を進んで来ます! 19 00:02:28,895 --> 00:02:30,313 何? 20 00:02:30,397 --> 00:02:33,525 まさか俺たちを討伐に来たのか? 21 00:02:37,237 --> 00:02:38,947 (オ・ウンゴール)聖女様自ら 22 00:02:39,031 --> 00:02:41,408 お出ましとは光栄の至りだ 23 00:02:41,491 --> 00:02:43,618 全力でお相手せねば 24 00:02:43,702 --> 00:02:46,038 (斥候)い… いえ 聖女の 25 00:02:46,121 --> 00:02:49,249 狙いは 俺たち土竜ではないようでして… 26 00:02:49,333 --> 00:02:50,667 (オ・ウンゴール)ほう? 27 00:02:54,963 --> 00:02:57,883 大分暗くなってきちゃいましたね 28 00:02:58,884 --> 00:03:00,385 そうだな 29 00:03:00,469 --> 00:03:03,347 今日はここで野宿といくか 30 00:03:03,430 --> 00:03:05,474 (アク)え… ここで… ですか? 31 00:03:08,685 --> 00:03:09,853 (アク)うわっ 32 00:03:09,936 --> 00:03:12,314 我が叡智の欠片よ! 33 00:03:12,397 --> 00:03:13,899 出でよ 34 00:03:13,982 --> 00:03:15,567 サバイバルグッズ! 35 00:03:16,568 --> 00:03:18,695 (アク)わぁ 36 00:03:18,779 --> 00:03:21,281 我が漆黒に果てはない 37 00:03:21,365 --> 00:03:23,450 防衛グッズ! 38 00:03:25,577 --> 00:03:27,162 わぁ! 39 00:03:28,872 --> 00:03:30,207 (九内)単体では 40 00:03:30,290 --> 00:03:32,125 何の役にも立たないが… 41 00:03:32,209 --> 00:03:34,002 アイテム合成! 42 00:03:35,045 --> 00:03:36,922 (九内)拠点設置! 43 00:03:38,465 --> 00:03:40,342 す… すごいです! 44 00:03:40,425 --> 00:03:42,552 今の 魔法ですか? 45 00:03:42,636 --> 00:03:45,639 すごすぎますよ 魔王様! 46 00:03:45,722 --> 00:03:48,850 (九内)ハハハハ こいつはロケット 47 00:03:48,934 --> 00:03:52,104 ランチャーなどの砲撃にも 耐えられる仕様でな 48 00:03:52,187 --> 00:03:53,980 インフィニティーゲームでは 49 00:03:54,064 --> 00:03:55,315 これなしの野宿など 50 00:03:55,399 --> 00:03:58,694 自殺行為同然だ 51 00:03:58,777 --> 00:04:01,029 そ… そうなんですか 52 00:04:01,113 --> 00:04:04,157 魔王様のお話は難しいです 53 00:04:04,241 --> 00:04:07,119 まぁ 頑丈だということだ 54 00:04:07,202 --> 00:04:10,100 アク 今日は この拠点で寝るぞ 55 00:04:10,100 --> 00:04:14,770 私はデリケートなんで 野宿なんぞ真っ平ゴメンだしな 56 00:04:14,770 --> 00:04:18,280 はい! 家事はお任せください! 57 00:04:18,280 --> 00:04:22,110 おおおっ! これは? 58 00:04:22,110 --> 00:04:25,450 (九内)さぁ 存分に 旅の疲れを癒すといい 59 00:04:25,450 --> 00:04:27,450 ちょ ちょっと待ってください! 60 00:04:27,450 --> 00:04:29,960 僕 こんな所 使えないですよ! 61 00:04:29,960 --> 00:04:34,960 狭くて悪いな… だが今は これが限界だ 62 00:04:34,960 --> 00:04:36,960 そ そうじゃなくて… 63 00:04:36,960 --> 00:04:41,300 まぁ 見ていろ いずれは温泉旅館を設置し— 64 00:04:41,300 --> 00:04:44,000 好きなだけ使わせてやるからな! 65 00:04:45,970 --> 00:04:50,170 それにしても オンセンリョカンって なんだろう? 66 00:04:52,080 --> 00:04:55,580 この世界にも月があるんだな… 67 00:04:55,580 --> 00:04:59,920 《九内:スキルポイントをためて 管理者権限を解放していけば— 68 00:04:59,920 --> 00:05:03,260 元の世界に帰れるのか? 69 00:05:03,260 --> 00:05:07,260 だが あれは あくまでインフィニティゲームの仕様 70 00:05:07,260 --> 00:05:11,260 「元の世界に帰る」なんて コマンドは存在しない 71 00:05:11,260 --> 00:05:15,270 あの 神像によばれたせいで こっちに来てしまったんなら— 72 00:05:15,270 --> 00:05:20,940 あれと似たような存在を探して 頼むしか帰る方法はないだろう 73 00:05:20,940 --> 00:05:24,610 神都で手がかりが 見つかればいいんだが… 74 00:05:24,610 --> 00:05:28,780 けど 戻れたとして 元どおりの暮らしができるのか? 75 00:05:28,780 --> 00:05:31,120 職場に籍は残ってんのか? 76 00:05:31,120 --> 00:05:33,790 専務 うるさいだろうなぁ》 77 00:05:33,790 --> 00:05:37,290 フゥー… んっ 78 00:05:37,290 --> 00:05:41,690 魔王様 今日も シャボンで体を洗いました 79 00:05:46,470 --> 00:05:49,300 んっ 確かに いい香りがするな 80 00:05:49,300 --> 00:05:51,240 はっ! ホントですか? 81 00:05:51,240 --> 00:05:54,240 そんなこと言われたの 生まれて初めてです! 82 00:05:54,240 --> 00:05:56,240 エヘヘ… 83 00:05:58,580 --> 00:06:02,410 お前… 一緒に寝る気か? 84 00:06:02,410 --> 00:06:04,750 ダメですか? 85 00:06:04,750 --> 00:06:06,920 ぬうううっ… 86 00:06:06,920 --> 00:06:10,090 お前は 私のことを オッサンと思ってるようだが— 87 00:06:10,090 --> 00:06:12,760 本当の私はまだ 「お兄さん」なんだ 88 00:06:12,760 --> 00:06:14,760 まだオッサンではない! 89 00:06:14,760 --> 00:06:18,960 (アク)魔王様 ちょっと何を 言ってるのか わからないです 90 00:06:25,770 --> 00:06:28,440 《さぁ来い 聖女様ご一行 91 00:06:28,440 --> 00:06:31,780 泣く子も黙る 山賊団「モグラ」の鼻先を— 92 00:06:31,780 --> 00:06:34,780 素通りできるなんて思うなよ?》 93 00:06:39,450 --> 00:06:41,950 (オ・ウンゴール)なんだ? あの2人組は 94 00:06:41,950 --> 00:06:43,960 どうします? お頭 95 00:06:43,960 --> 00:06:46,460 ふむ おとりだな 96 00:06:46,460 --> 00:06:48,460 アイツらを襲ったとたん— 97 00:06:48,460 --> 00:06:52,400 聖女と その手勢が奇襲を かけてくるって寸法だろう 98 00:06:52,400 --> 00:06:54,730 では 黙って行かせますか? 99 00:06:54,730 --> 00:06:56,740 いや やるぞ 100 00:06:56,740 --> 00:06:59,070 さっとたたき さっと退いて— 101 00:06:59,070 --> 00:07:03,070 不慣れな地形に 聖女を誘い込むんだ フン 102 00:07:05,410 --> 00:07:07,910 《九内:お粗末なもんだな 103 00:07:07,910 --> 00:07:14,590 念のため 自動迎撃や自動反撃 などの機能は切ってあるし…》 104 00:07:14,590 --> 00:07:17,090 アク 下がっていろ えっ? 105 00:07:17,090 --> 00:07:20,760 《ここは あえて食らってみるか》 106 00:07:20,760 --> 00:07:25,260 ふむ レベル30未満か… 未熟だな 107 00:07:25,260 --> 00:07:30,270 《インフィニティゲーム内では 上限である レベル30のプレイヤーのみが— 108 00:07:30,270 --> 00:07:33,610 九内にダメージを 与えられることになってたが…》 109 00:07:33,610 --> 00:07:36,270 あわわわ… 110 00:07:36,270 --> 00:07:40,450 コソコソ 逃げ隠れしないで 出てきたらどうだ! 111 00:07:40,450 --> 00:07:46,790 (山賊たちの声) 112 00:07:46,790 --> 00:07:51,890 なかなかやるな 俺はモグラの頭領 オ・ウンゴールだ 113 00:07:51,890 --> 00:07:55,060 お前は… あれ? 専務? 114 00:07:55,060 --> 00:07:57,900 どうして こんな所にいるんだ? 115 00:07:57,900 --> 00:08:01,570 あっ というか 無断欠勤してすまない 116 00:08:01,570 --> 00:08:04,070 シェン・ムー だと? 117 00:08:04,070 --> 00:08:08,910 シェンムー シェンムーか… 懐かしいな 118 00:08:08,910 --> 00:08:10,910 (オ・ウンゴール)なんの話をしてる? 119 00:08:10,910 --> 00:08:15,410 あ いや っていうか 青木専務じゃないの? 120 00:08:15,410 --> 00:08:19,420 ハッ さては 俺をかく乱するつもりだな? 121 00:08:19,420 --> 00:08:21,590 その手には乗らんぞ! 122 00:08:21,590 --> 00:08:25,260 いや そんなつもりはないんだが… 123 00:08:25,260 --> 00:08:27,430 《九内:他人の空似か… 124 00:08:27,430 --> 00:08:30,100 にしても よく似てる~》 125 00:08:30,100 --> 00:08:34,770 さっきの手品を見る限り テメェ 魔法使いか? 126 00:08:34,770 --> 00:08:36,940 答える義務はないな 127 00:08:36,940 --> 00:08:41,270 なめてると痛い目にあうぞ? なぁ オッサン! 128 00:08:41,270 --> 00:08:44,780 だ 誰がオッサンだ! そっちのほうがオッサンだろ! 129 00:08:44,780 --> 00:08:47,450 な なにを言うか! お前のほうこそ— 130 00:08:47,450 --> 00:08:49,610 よっぽどオッサン顔だろうがぁ! 131 00:08:49,610 --> 00:08:53,720 (口論する声) 132 00:08:53,720 --> 00:08:56,050 まっ 魔王様 逃げましょう! 133 00:08:56,050 --> 00:08:58,060 魔王様だと? 134 00:08:58,060 --> 00:09:00,560 お前がか!? ハッ! 135 00:09:00,560 --> 00:09:04,230 魔王様ごっこなら あの世でやりな! 136 00:09:04,230 --> 00:09:06,730 うわっ ぐあああ~! 137 00:09:06,730 --> 00:09:08,730 うっ… おぉ… 138 00:09:10,740 --> 00:09:13,240 や やっぱり 魔法使いだったのか! 139 00:09:13,240 --> 00:09:16,240 (ルナ)魔法がなんですって? んっ!? 140 00:09:16,240 --> 00:09:18,740 (山賊たち)うわぁ~! 141 00:09:18,740 --> 00:09:20,740 な なんだ!? 142 00:09:22,750 --> 00:09:27,590 魔王討伐にきたら 薄汚い山賊までいるなんてね 143 00:09:27,590 --> 00:09:29,750 チッ 筋書きが狂った! 144 00:09:29,750 --> 00:09:32,090 テメェら 引き上げるぞ! 145 00:09:32,090 --> 00:09:36,930 バッカじゃないの? 私から 逃げられるわけないじゃない! 146 00:09:36,930 --> 00:09:40,270 金色に裂かれよ 「ゴールドスラッシュ」! 147 00:09:40,270 --> 00:09:42,270 うわあぁ~! 148 00:09:42,270 --> 00:09:45,270 (悲鳴) 149 00:09:45,270 --> 00:09:48,110 ぐっ! うっ! 150 00:09:48,110 --> 00:09:52,280 あつっ… 《九内:アサルトバリアが発動してない 151 00:09:52,280 --> 00:09:54,950 この子どもが カンスト…》 152 00:09:54,950 --> 00:09:59,450 正直 そこまでの風格は感じんな 153 00:09:59,450 --> 00:10:02,450 ちょっとアンタ! 今なんて言ったのよ? 154 00:10:02,450 --> 00:10:04,620 さてな… それより— 155 00:10:04,620 --> 00:10:07,960 いきなり攻撃してきたことへの 弁明を聞こう 156 00:10:07,960 --> 00:10:12,960 (ルナ)フン! 聖女が悪しき存在を 討つなんて当たり前の話じゃない 157 00:10:12,960 --> 00:10:16,800 なるほど 遺言として覚えておく 158 00:10:16,800 --> 00:10:20,810 フッ 私が誰だか わかっていないようね? 159 00:10:20,810 --> 00:10:24,810 私は三聖女の1人 金色のルナ・エレガントよ 160 00:10:24,810 --> 00:10:29,310 問答無用で 魔法をぶっ放すガキが エレガントだ? 161 00:10:29,310 --> 00:10:31,650 名前負けもいいところではないか 162 00:10:31,650 --> 00:10:35,150 アンタたち! このマヌケ男を捕らえなさい! 163 00:10:35,150 --> 00:10:38,660 (騎士たち)はっ! うああ~! 164 00:10:38,660 --> 00:10:40,990 (騎士たち)うおおっ!? (九内)残念— 165 00:10:40,990 --> 00:10:47,000 どうやら君たちは 私の前に立つ 資格がないようだ 166 00:10:47,000 --> 00:10:50,770 なっ!? おああっ! 167 00:10:50,770 --> 00:10:52,770 わっ!? (騎士)うわっ! 168 00:10:52,770 --> 00:10:55,110 なんなのよ コイツ!? 169 00:10:55,110 --> 00:10:58,440 ちょ ちょっと! アンタ 何してんのよっ! 170 00:10:58,440 --> 00:11:00,450 あっ!? 171 00:11:00,450 --> 00:11:03,780 うっ… あっ!? 172 00:11:03,780 --> 00:11:08,120 私は襲ってくる者には 女でも容赦はしない 173 00:11:08,120 --> 00:11:10,460 えっ… 待って ヤダヤダ! 174 00:11:10,460 --> 00:11:12,620 何する気よ! 175 00:11:12,620 --> 00:11:16,130 (九内)フンッ! いったぁああ~い! 176 00:11:16,130 --> 00:11:18,460 フン! うっ! いたああ~い! 177 00:11:18,460 --> 00:11:22,130 おっ お尻! お尻やめてぇ! 178 00:11:22,130 --> 00:11:24,300 これは右手の分っ! 179 00:11:24,300 --> 00:11:26,470 これは左手の分っ! ああっ! 180 00:11:26,470 --> 00:11:28,810 最初に戻って右手の分っ! 181 00:11:28,810 --> 00:11:30,810 やめてぇええ~! そして これは— 182 00:11:30,810 --> 00:11:33,480 ちょっと楽しくなってきた分! 183 00:11:33,480 --> 00:11:37,480 い~やああぁ~!! 184 00:11:48,330 --> 00:11:51,430 ふぅ… いい汗をかいたな 185 00:11:51,430 --> 00:11:55,600 だ 大丈夫なんでしょうか 聖女様のお尻は… 186 00:11:55,600 --> 00:11:58,770 元から割れてるんだ 大丈夫だろ 187 00:11:58,770 --> 00:12:01,170 そ そういう問題じゃ… 188 00:12:03,270 --> 00:12:07,970 さて 金も入ったことだし 今日はどこかの街に泊まるか 189 00:12:11,780 --> 00:12:13,950 ころしてやるぅう! 190 00:12:13,950 --> 00:12:16,620 あの男 見てなさいよっ! 191 00:12:16,620 --> 00:12:19,460 このバカ御者! もっとゆっくり進みなさいよっ! 192 00:12:19,460 --> 00:12:21,460 お尻に響くでしょう!? 193 00:12:21,460 --> 00:12:26,800 (にぎわう声) 194 00:12:26,800 --> 00:12:30,800 この国のネーミングセンスは いろいろひどいな… 195 00:12:30,800 --> 00:12:33,810 そうですか? (九内)金はあるんだし— 196 00:12:33,810 --> 00:12:36,310 何か適当に買い物してみるか 197 00:12:36,310 --> 00:12:39,480 (アク)でもそれ 聖女様のお金ですよね… 198 00:12:39,480 --> 00:12:41,810 (九内)正当防衛の結果だ 199 00:12:41,810 --> 00:12:45,820 むしろ 温情あふれる処置だった と言わざるを得ない 200 00:12:45,820 --> 00:12:49,150 これがエロゲーなら 性奴隷コース一直線だぞ 201 00:12:49,150 --> 00:12:52,090 (アク)えろげって なんですか? 202 00:12:52,090 --> 00:12:54,090 (においをかぐ音) 203 00:12:57,760 --> 00:12:59,760 いくらだ? 204 00:12:59,760 --> 00:13:04,100 串2本で 銅貨3枚だよ 205 00:13:04,100 --> 00:13:08,610 あいよっ! まいどあり 206 00:13:08,610 --> 00:13:10,610 あ あの… 207 00:13:10,610 --> 00:13:14,610 私のおごりだ 遠慮なく食らうがいい 208 00:13:17,280 --> 00:13:21,790 ん~! こんな おいしいもの 初めて食べましたっ! 209 00:13:21,790 --> 00:13:23,790 フフッ… 210 00:13:23,790 --> 00:13:27,290 (九内)ホントに ひどい名前だらけだな… 211 00:13:27,290 --> 00:13:31,460 (アク)そうですか? 僕はかわいいと思うんですが 212 00:13:31,460 --> 00:13:33,460 いらっしゃいませ 213 00:13:33,460 --> 00:13:35,970 (九内)いちばん いい部屋を頼む 214 00:13:35,970 --> 00:13:40,970 いちばん いい部屋となりますと 金貨1枚になりますが… 215 00:13:40,970 --> 00:13:43,980 うえぇっ!? ダメですよ 魔王様! 216 00:13:43,980 --> 00:13:45,980 まっ 魔王? 217 00:13:45,980 --> 00:13:49,150 いや… 私は マ・オーという名でな 218 00:13:49,150 --> 00:13:52,920 紛らわしくて申し訳ない 219 00:13:52,920 --> 00:13:54,920 では これで頼む 220 00:13:54,920 --> 00:13:57,420 さ さようでございましたか 221 00:13:57,420 --> 00:14:00,930 ただいま用意させます 222 00:14:00,930 --> 00:14:03,760 《人前で 魔王と呼ぶなと言っただろう! 223 00:14:03,760 --> 00:14:06,100 私のことは「お兄さん」と呼べ》 224 00:14:06,100 --> 00:14:10,770 《えぇ~ ぱ パパ… とかは どうでしょう?》 225 00:14:10,770 --> 00:14:13,270 《九内:私は ピチピチの独身だ!》 226 00:14:15,270 --> 00:14:17,280 わああっ! 227 00:14:17,280 --> 00:14:20,950 それでは ごゆっくり おくつろぎください 228 00:14:20,950 --> 00:14:25,280 はぁ わぁ! 229 00:14:25,280 --> 00:14:27,950 ふむ なかなかの眺めだな 230 00:14:27,950 --> 00:14:30,460 《ここまで 豪華だとは思ってなくて— 231 00:14:30,460 --> 00:14:32,620 ビックリしてるんだけどな 232 00:14:32,620 --> 00:14:37,800 とはいえ アクの手前 せいぜい かっこつけておかないと》 233 00:14:37,800 --> 00:14:39,800 す すごい… 234 00:14:39,800 --> 00:14:42,300 貴族様のお屋敷みたいですよ! 235 00:14:42,300 --> 00:14:45,140 この程度で騒がないように 236 00:14:45,140 --> 00:14:49,640 いずれ私にふさわしい城を建てる つもりなのだから 237 00:14:49,640 --> 00:14:55,080 お お城? よくわかりませんが とってもすごそうですね! 238 00:14:55,080 --> 00:14:59,080 さて 今晩は 豪勢なディナーとしゃれこむか 239 00:14:59,080 --> 00:15:02,380 だが その前に… えっ? 240 00:15:06,260 --> 00:15:09,930 《ビンゴ:あら… なんとも みすぼらしい格好ね 241 00:15:09,930 --> 00:15:12,930 さては あの男の召使いかしら? 242 00:15:12,930 --> 00:15:14,930 いらっしゃいませ 243 00:15:14,930 --> 00:15:17,600 どのようなものを お探しでしょうか? 244 00:15:17,600 --> 00:15:21,770 すまんが この子に似合う服を 見立ててやってくれるか 245 00:15:21,770 --> 00:15:24,940 私は人の服を選ぶのが苦手でな 246 00:15:24,940 --> 00:15:27,780 その道のプロに任せたい 247 00:15:27,780 --> 00:15:32,120 これが いちばん大きいな… コイツで頼む 248 00:15:32,120 --> 00:15:34,120 えええぇ~っ!? 249 00:15:34,120 --> 00:15:36,120 まお… あっ 250 00:15:36,120 --> 00:15:40,290 だ 大金貨! お お客様 それで選べと? 251 00:15:40,290 --> 00:15:43,290 足りないだろうか? め めっそうもないっ! 252 00:15:43,290 --> 00:15:48,970 すぐに すぐに ご用意させていただきます! 253 00:15:48,970 --> 00:15:51,240 お嬢様 こちらへどうぞ 254 00:15:51,240 --> 00:15:54,410 あっ あ あの… 255 00:15:54,410 --> 00:15:58,410 タバコを吸いたいんだが 灰皿を 256 00:15:58,410 --> 00:16:03,410 この手に! どうぞ この手に 灰を落としてくださいませ! 257 00:16:03,410 --> 00:16:05,580 そ そういうのは いいから— 258 00:16:05,580 --> 00:16:08,420 普通の灰皿と 座れる椅子を… 259 00:16:08,420 --> 00:16:12,260 この背に! どうか この背にお座りくださいませ! 260 00:16:12,260 --> 00:16:17,260 《九内:怖えよ! なんだこの店!?》 261 00:16:17,260 --> 00:16:19,600 お お待たせしました… 262 00:16:19,600 --> 00:16:22,430 んっ? 263 00:16:22,430 --> 00:16:26,770 あ あの… に 似合っているでしょうか? 264 00:16:26,770 --> 00:16:28,770 《九内:おおお~っ! 265 00:16:28,770 --> 00:16:31,280 磨けば光るんじゃないかとは 思っていたが— 266 00:16:31,280 --> 00:16:33,610 ここまで化けるもんなのか!》 267 00:16:33,610 --> 00:16:36,210 お おぉ… 268 00:16:38,620 --> 00:16:41,790 《九内:へぇ! アクはオッドアイだったのか 269 00:16:41,790 --> 00:16:45,960 でもこれって あんま触れない ほうが いい話題なのかな?》 270 00:16:45,960 --> 00:16:48,290 んっ? よろしければ— 271 00:16:48,290 --> 00:16:52,730 他の物もお持ちいたしますが いかがいたしましょうか? 272 00:16:52,730 --> 00:16:56,570 そうだな… 似合うものは すべてもらおうか 273 00:16:56,570 --> 00:16:59,570 すっ すべてでございますか!? 274 00:16:59,570 --> 00:17:02,410 全部買い上げよう 急いでっ! 275 00:17:02,410 --> 00:17:05,710 お嬢様に最高のお召し物をっ! 276 00:17:10,920 --> 00:17:13,420 (淑女A)あの お二人 親子かしら? 277 00:17:13,420 --> 00:17:16,420 (淑女B)そんな間柄では なさそうですわ 278 00:17:16,420 --> 00:17:19,760 (紳士A)なんでも どこかの大地主らしいが 279 00:17:19,760 --> 00:17:21,760 (紳士B)あの少女の服に— 280 00:17:21,760 --> 00:17:24,760 惜しげもなく 大金貨を支払ったと聞いたぞ 281 00:17:24,760 --> 00:17:31,100 (ウワサをする声) 282 00:17:31,100 --> 00:17:35,110 (紳士A)ほほう! これまた ツウ好みのワインを選ぶものだ 283 00:17:35,110 --> 00:17:37,610 (紳士B)舌の肥えた 御仁のようだな 284 00:17:45,950 --> 00:17:48,450 本当に 夢みたいです… 285 00:17:48,450 --> 00:17:50,390 うん? 286 00:17:50,390 --> 00:17:52,390 ありがとうございます 287 00:17:52,390 --> 00:17:55,230 僕なんかに ここまでしてくださって… 288 00:17:55,230 --> 00:17:59,730 気にしないでいい それより 冷めないうちに食おう 289 00:17:59,730 --> 00:18:01,900 気に… しますよ 290 00:18:01,900 --> 00:18:05,400 どうして こんなに よくしてくれるんですか? 291 00:18:05,400 --> 00:18:07,410 《言われてみればそうだ 292 00:18:07,410 --> 00:18:10,240 なんで俺は コイツにここまでするんだろう? 293 00:18:10,240 --> 00:18:13,580 う~ん…》 教えてください 294 00:18:13,580 --> 00:18:18,250 どうすれば僕は この恩を返しきれるんでしょう? 295 00:18:18,250 --> 00:18:20,250 なんでも言ってください! 296 00:18:20,250 --> 00:18:23,250 僕にできることなら なんでもしますから! 297 00:18:23,250 --> 00:18:27,090 んっ? 今 なんでもするって言ったよな? 298 00:18:27,090 --> 00:18:29,430 (ルナ)ぐっ! あっ? 299 00:18:29,430 --> 00:18:31,930 見つけたわよ 魔王っ! 300 00:18:31,930 --> 00:18:33,930 (紳士A)魔王だって? 301 00:18:33,930 --> 00:18:36,100 (淑女A)あの お方のことを 言っているのかしら? 302 00:18:36,100 --> 00:18:38,600 なに 私のお金で食事してるの!? 303 00:18:38,600 --> 00:18:42,440 バカなの!? 死ぬのっ!? これは異なことを 304 00:18:42,440 --> 00:18:45,440 あれは慰謝料として 君が差し出したはずだが? 305 00:18:45,440 --> 00:18:47,450 ああでもしないと アンタ— 306 00:18:47,450 --> 00:18:50,050 お尻をぶつの やめて くれなかったじゃない! 307 00:18:50,050 --> 00:18:54,050 そう感情的にならず まずは そこにかけたまえ 308 00:18:54,050 --> 00:18:57,050 ほかの客人の迷惑になるだろう? 309 00:18:57,050 --> 00:19:00,560 だぁれがアンタの言うことなんかっ! 310 00:19:00,560 --> 00:19:04,730 お前… またしつけされたいのか? 311 00:19:04,730 --> 00:19:06,730 うっ! 312 00:19:09,900 --> 00:19:13,070 わかってくれたようで なにより 313 00:19:13,070 --> 00:19:16,740 皆さん お騒がせして申し訳ありません 314 00:19:16,740 --> 00:19:19,080 せん越ながら 各テーブルに— 315 00:19:19,080 --> 00:19:22,910 ワインを1本ずつつけることで 謝罪とさせてください 316 00:19:22,910 --> 00:19:27,250 まぁ なんと気前のいい! すばらしい御仁ですな 317 00:19:27,250 --> 00:19:31,260 彼女にも料理を持ってきてくれ 318 00:19:31,260 --> 00:19:34,430 私のおごりだ 遠慮なく食べたまえ 319 00:19:34,430 --> 00:19:37,600 バカッ! むしろ私のおごりでしょ! 320 00:19:37,600 --> 00:19:41,100 はむ あの 聖女様 ごめんなさい 321 00:19:41,100 --> 00:19:43,930 魔王様は 決して悪い人ではないんです 322 00:19:43,930 --> 00:19:45,940 アンタ バカァ!? 323 00:19:45,940 --> 00:19:48,440 いい魔王なんて いるわけないでしょ! 324 00:19:48,440 --> 00:19:51,440 うっ… 325 00:19:51,440 --> 00:19:56,610 魔王様は 優しいときと 意地悪なときがありますね 326 00:19:56,610 --> 00:19:59,280 私は いつだって紳士だ 327 00:19:59,280 --> 00:20:02,120 ただ相手を選んでいるにすぎん 328 00:20:02,120 --> 00:20:04,120 もぉ~ 329 00:20:04,120 --> 00:20:08,790 聖女様は とても偉いんですよ 魔王様 330 00:20:08,790 --> 00:20:11,800 ふむ わっ!? 331 00:20:11,800 --> 00:20:15,630 《さすがにドレスで おんぶや肩車はダメだよな》 332 00:20:15,630 --> 00:20:18,140 ふぇ… 333 00:20:18,140 --> 00:20:21,810 (アク)や やっぱり 優しいと言い直します… 334 00:20:21,810 --> 00:20:23,810 (九内)んっ? 335 00:20:27,650 --> 00:20:30,310 (ノック) 336 00:20:30,310 --> 00:20:34,320 バカっ! アンタのせいで 泊まるお金がないじゃない! 337 00:20:34,320 --> 00:20:36,490 野宿すればいいだろう 338 00:20:36,490 --> 00:20:40,160 っていうか 部下たちは どうした? 涙目のルナよ 339 00:20:40,160 --> 00:20:42,160 みんな帰しちゃったわよ! 340 00:20:42,160 --> 00:20:44,160 おやおや それはまたどうして? 341 00:20:44,160 --> 00:20:46,330 だ だって みんなをこれ以上— 342 00:20:46,330 --> 00:20:48,830 危険な目にあわせるわけには いかないもの! 343 00:20:48,830 --> 00:20:51,440 で お前1人で遊びにきたと? 344 00:20:51,440 --> 00:20:53,440 そ そうじゃなくって! 345 00:20:53,440 --> 00:20:58,940 魔王様! 少しは聖女様にも 優しくしてあげてください 346 00:20:58,940 --> 00:21:03,450 しかたない… ほれ 347 00:21:03,450 --> 00:21:06,450 なんだ? まだ何か用事でも? 348 00:21:06,450 --> 00:21:08,450 ししし しかたないから— 349 00:21:08,450 --> 00:21:11,460 アンタたちも この部屋にいていいわよ 350 00:21:11,460 --> 00:21:13,460 お前 頭は大丈夫か? 351 00:21:13,460 --> 00:21:16,290 わ… 私のお金で 泊まってるんでしょ? 352 00:21:16,290 --> 00:21:19,300 だったら私が泊まるのが 当然の権利よ! 353 00:21:19,300 --> 00:21:23,130 1本取られちゃいましたね 魔王様 354 00:21:23,130 --> 00:21:25,140 (九内)はぁ~ 355 00:21:25,140 --> 00:21:27,300 (馬車の音) 356 00:21:27,300 --> 00:21:31,480 ヒェーイ! ヒャッホー! 357 00:21:31,480 --> 00:21:34,650 (マウント・フジ)姉御! もう少しで街へ着きます! 358 00:21:34,650 --> 00:21:36,980 (キラー・クイーン) あのクソガキが… 359 00:21:36,980 --> 00:21:39,280 (キラー・クイーン) 手間かけさせやがって 360 00:23:10,680 --> 00:23:14,120 シェンムー シェンムーか~ 361 00:23:14,120 --> 00:23:15,860 懐かしいな~ 362 00:23:15,860 --> 00:23:19,180 凄かったよなぁ あの当時でオープンワールド 363 00:23:19,240 --> 00:23:20,680 モーションキャプチャーに 364 00:23:20,680 --> 00:23:23,900 町中のモブキャラまで声がある 完全フルボイス 365 00:23:24,180 --> 00:23:27,340 朝 昼 晩とゲーム内の時間経過まで 366 00:23:27,340 --> 00:23:29,200 やばかったよな~ 367 00:23:29,200 --> 00:23:31,360 またやりたくなってきたな~ 368 00:23:31,360 --> 00:23:34,680 「魔王様、ちょっと何を言ってるのか わからないです」 369 00:23:34,680 --> 00:23:39,440 次回 魔王様、リトライ! 第三話『キラークイーン』 370 00:23:39,440 --> 00:23:41,440