1 00:00:09,280 --> 00:00:11,950 (九内)ルナ その格好は目立ちすぎる 2 00:00:11,950 --> 00:00:13,950 これに着替えてもらうぞ 3 00:00:13,950 --> 00:00:15,960 (ルナ)き 着替えるって… 4 00:00:15,960 --> 00:00:19,790 ア アンタ やらしい服を着させようと してるんじゃないでしょうね!? 5 00:00:19,790 --> 00:00:22,790 アホか これ着ろ 6 00:00:26,130 --> 00:00:29,300 へ へぇ… 意外とまともね 7 00:00:29,300 --> 00:00:32,140 (アク)ええ 魔王様が 見立ててくださる服に— 8 00:00:32,140 --> 00:00:34,140 間違いなんてありません! 9 00:00:34,140 --> 00:00:38,310 きっと… ルナ姉様に似合いますよ! 10 00:00:38,310 --> 00:00:41,810 そ そうかもしれないわね 11 00:02:23,820 --> 00:02:26,630 (ミカン)さてと… サンドウルフは この辺りに— 12 00:02:26,630 --> 00:02:28,800 はいかいしてるって話だったわね 13 00:02:28,800 --> 00:02:31,300 ユキカゼ 準備はいい? 14 00:02:31,300 --> 00:02:34,800 (ユキカゼ)いつでも行ける むしろ イキすぎ? 15 00:02:34,800 --> 00:02:38,310 アンタお願いだから まじめにやってよね~ 16 00:02:38,310 --> 00:02:41,810 私はいつでもまじめにやってる 17 00:02:41,810 --> 00:02:44,650 なんか 言葉のニュアンスが変なのよ 18 00:02:44,650 --> 00:02:48,650 ふぅ… 暑くて蒸れる胸の辺りが… 19 00:02:48,650 --> 00:02:51,250 アンタに胸なんてないでしょうが 20 00:02:51,250 --> 00:02:53,420 ミカンの目は節穴 21 00:02:53,420 --> 00:02:57,930 私の美乳は 心のキレイな人にしか見えない 22 00:02:57,930 --> 00:03:02,730 《ミカン:ホント 黙ってさえいれば 超絶美少女なんだけど》 23 00:03:04,770 --> 00:03:07,270 《だが男だ》 24 00:03:07,270 --> 00:03:10,110 なにをジロジロ見てるの? 25 00:03:10,110 --> 00:03:12,440 コホン なんでもないわ 26 00:03:12,440 --> 00:03:14,440 仕事に集中しましょう 27 00:03:14,440 --> 00:03:16,450 サンドウルフ… 28 00:03:16,450 --> 00:03:20,950 (ユキカゼ)モンスターとしては まずまず強い部類に入る 29 00:03:20,950 --> 00:03:23,620 群れを成したときは 凶暴性を増し— 30 00:03:23,620 --> 00:03:28,960 大勢で街を襲い 滅ぼしてしまうケースもある 31 00:03:28,960 --> 00:03:33,460 ええ だけど裏を返せば 大群で行動しない限り— 32 00:03:33,460 --> 00:03:35,800 そこまで恐れる必要は… 33 00:03:35,800 --> 00:03:38,470 (2人)んっ… (サンドウルフのうなり声) 34 00:03:38,470 --> 00:03:41,470 ミカン? しっ 黙って 35 00:03:41,470 --> 00:03:43,970 どうやら近くに 潜んでいるみたいよ 36 00:03:45,970 --> 00:03:48,310 んっ 37 00:03:48,310 --> 00:03:50,250 ん… 38 00:03:50,250 --> 00:03:54,650 (サンドウルフのうなり声) 39 00:04:00,590 --> 00:04:03,430 ムリムリ! あんなのムリだからっ! 40 00:04:03,430 --> 00:04:06,100 あんなにいっぱい 受け止められない 41 00:04:06,100 --> 00:04:09,600 私の体は1つ 穴も1つ 42 00:04:09,600 --> 00:04:12,270 こんなときに なに言ってんのぉ!? 43 00:04:12,270 --> 00:04:15,170 うううっ! ハァハァハァ… 44 00:04:18,940 --> 00:04:20,940 しばらく外で 一服しているから— 45 00:04:20,940 --> 00:04:23,450 その間に着替えておけよ 46 00:04:23,450 --> 00:04:26,120 さ さてはアンタ のぞくつもり!? 47 00:04:26,120 --> 00:04:28,950 そんなに私のお尻が見たいの? 48 00:04:28,950 --> 00:04:31,290 フンッ 49 00:04:31,290 --> 00:04:33,790 待ちなさい 図星を突かれたから— 50 00:04:33,790 --> 00:04:35,790 逃げる気でしょ!? 51 00:04:39,800 --> 00:04:42,000 ふ~ はぁ… 52 00:04:46,800 --> 00:04:49,640 《大野:スキルポイントを稼がなきゃな~ 53 00:04:49,640 --> 00:04:54,580 インフィニティゲームと同じように 戦うことで スキルポイントが入る》 54 00:04:54,580 --> 00:04:56,580 ダ ダンナ! 55 00:04:56,580 --> 00:04:58,880 あ あれをっ! んっ? 56 00:05:02,420 --> 00:05:05,250 (2人)ハァハァハァ… 57 00:05:05,250 --> 00:05:08,590 願ってもない機会だなぁ! 58 00:05:08,590 --> 00:05:11,590 (サンドウルフのうなり声) 59 00:05:11,590 --> 00:05:14,390 ハァハァハァ… ううっ ひぃ~! 60 00:05:16,600 --> 00:05:19,600 《なんだあれ! 何百頭いるんだよ! 61 00:05:19,600 --> 00:05:22,270 つか トレイン状態じゃねえかっ!》 62 00:05:22,270 --> 00:05:25,110 そこの人! 逃げて~! 63 00:05:25,110 --> 00:05:28,610 そこのダンディー親父 あとは任せた 64 00:05:28,610 --> 00:05:31,280 骨は拾わない 65 00:05:31,280 --> 00:05:33,450 《ふざけんなよ コイツら! 66 00:05:33,450 --> 00:05:35,450 責任持って食われろっ!》 67 00:05:39,620 --> 00:05:42,620 《だ 大丈夫だ 俺ならやれる… 68 00:05:42,620 --> 00:05:44,960 やれば出来る子なんだからっ! 69 00:05:44,960 --> 00:05:47,630 バリアがあるから大丈夫 大丈夫… 70 00:05:47,630 --> 00:05:51,900 大丈夫… 大丈夫 なんだよな?》 71 00:05:51,900 --> 00:05:56,070 すぅ~ はぁ~ 72 00:05:56,070 --> 00:05:58,070 愚かしい… 73 00:05:58,070 --> 00:06:01,910 あんな獣相手に 逃げる必要がどこにある? 74 00:06:01,910 --> 00:06:04,080 (サンドウルフのうなり声) 75 00:06:04,080 --> 00:06:07,080 あの… 何かあったのでしょうか? 76 00:06:07,080 --> 00:06:09,920 (サンドウルフのうなり声) 77 00:06:09,920 --> 00:06:11,920 (2人)あ あああっ! 78 00:06:11,920 --> 00:06:14,590 (サンドウルフのうなり声) 大丈夫だ そこを動くな 79 00:06:14,590 --> 00:06:16,930 (サンドウルフのうなり声) 80 00:06:16,930 --> 00:06:18,930 ひぃ~! 81 00:06:18,930 --> 00:06:22,430 (2人)ハァハァハァッ… ん… 82 00:06:22,430 --> 00:06:24,430 (サンドウルフの走る音) 83 00:06:24,430 --> 00:06:26,770 グァウ~! (サンドウルフのうなり声) 84 00:06:26,770 --> 00:06:28,940 フッ… ふんっ! 85 00:06:28,940 --> 00:06:30,940 ギャウンッ! 86 00:06:30,940 --> 00:06:33,440 (サンドウルフのうなり声) 87 00:06:33,440 --> 00:06:36,110 この私に牙をむいたのだ… 88 00:06:36,110 --> 00:06:38,610 獣とはいえ 容赦できんな 89 00:06:38,610 --> 00:06:42,450 (サンドウルフの走る音) 90 00:06:42,450 --> 00:06:46,290 さぁ 我が腕の中で息絶えるがよい 91 00:06:46,290 --> 00:06:48,790 FIRST SKILL『突撃』 92 00:06:54,560 --> 00:06:56,570 (2人)おおっ! 93 00:06:56,570 --> 00:06:59,570 下せんの眼に 私を映す資格はないっ! 94 00:06:59,570 --> 00:07:01,570 SECOND SKILL『目潰し』 95 00:07:06,070 --> 00:07:08,080 わぁああっ 96 00:07:08,080 --> 00:07:10,080 魔王からは逃げられない! 97 00:07:10,080 --> 00:07:12,080 THIRD SKILL『迅雷』 98 00:07:18,750 --> 00:07:20,750 わっ! うっ… 99 00:07:23,090 --> 00:07:27,760 所詮は獣 これでは汗ひとつかけんな 100 00:07:27,760 --> 00:07:29,960 散りたまえ 101 00:07:35,270 --> 00:07:37,270 あ あのっ! 102 00:07:37,270 --> 00:07:39,270 今度は他人を 巻き込まないように— 103 00:07:39,270 --> 00:07:42,440 注意したまえ… ではな 104 00:07:42,440 --> 00:07:44,640 はっ! 105 00:07:47,950 --> 00:07:50,220 あれがウワサの魔王か… 106 00:07:50,220 --> 00:07:52,390 おじ様 渋い 107 00:07:52,390 --> 00:07:54,560 お尻が熱くなったぁ 108 00:07:54,560 --> 00:07:56,890 あれは 危険な存在よ 109 00:07:56,890 --> 00:08:01,590 確かに 危険 私の貞操まで貫かれそう… 110 00:08:03,570 --> 00:08:05,570 神都に行って 知らせなきゃ! 111 00:08:05,570 --> 00:08:08,070 神都に行って 全身を磨かなきゃ 112 00:08:10,070 --> 00:08:12,240 魔王様 すごいです! 113 00:08:12,240 --> 00:08:15,240 なんだか胸がドキドキしてきました! 114 00:08:15,240 --> 00:08:17,250 《アク:あのまま生きていても— 115 00:08:17,250 --> 00:08:20,580 朽ちていくだけの 自分を救ってくれた人 116 00:08:20,580 --> 00:08:24,090 この人が とんでもない 悪の存在だとしても— 117 00:08:24,090 --> 00:08:28,760 僕はそばを離れることは出来ない 118 00:08:28,760 --> 00:08:33,100 それこそ 世界を敵に回したとしても》 119 00:08:33,100 --> 00:08:36,930 2人とも おとなしくしていたか? 特にルナ 120 00:08:36,930 --> 00:08:39,430 な なかなか 頑張ってたじゃない… 121 00:08:39,430 --> 00:08:42,100 その調子で私を守るのよ 122 00:08:42,100 --> 00:08:45,270 (九内)別にお前を 守ったつもりはないのだが… 123 00:08:45,270 --> 00:08:47,780 そ それより 言うことがあるでしょ! 124 00:08:47,780 --> 00:08:49,950 こういうときはっ! んっ? 125 00:08:49,950 --> 00:08:51,880 おお 126 00:08:51,880 --> 00:08:56,550 まぁ 似合っていると思うぞ いや 正直よく似合う 127 00:08:56,550 --> 00:08:58,550 と 当然でしょ… 128 00:08:58,550 --> 00:09:03,060 私ほどの淑女になると なんでも似合うんだから! 129 00:09:03,060 --> 00:09:05,060 エヘヘ… やったっ 130 00:09:07,060 --> 00:09:11,360 《とてもではないが難聴系 主人公になれそうもないな》 131 00:09:15,740 --> 00:09:18,740 (九内)やっと… やっとこのときが来たか! 132 00:09:18,740 --> 00:09:22,410 ア~ハハハッ! ゲフ ゴホッ! 133 00:09:22,410 --> 00:09:24,410 (2人)あぁ… 134 00:09:24,410 --> 00:09:26,580 アイツ やっぱりバカよね 135 00:09:26,580 --> 00:09:30,420 お お茶目な人なんです 魔王様は… 136 00:09:30,420 --> 00:09:32,420 アク 気をつけなさい 137 00:09:32,420 --> 00:09:34,420 あのだらしない顔を見るに— 138 00:09:34,420 --> 00:09:37,090 きっといやらしいことを 思いついたわね… 139 00:09:37,090 --> 00:09:39,590 お お尻… ですか… 140 00:09:39,590 --> 00:09:43,600 2人とも 私はしばらく思索にふける 141 00:09:43,600 --> 00:09:46,270 念のため 拠点に入ってろ 142 00:09:46,270 --> 00:09:48,470 何よ 拠点って 143 00:09:57,950 --> 00:10:00,450 何これ!魔法の家!? 144 00:10:00,450 --> 00:10:04,950 ルナ姉様 この中には ドラム缶風呂があるんですよ! 145 00:10:04,950 --> 00:10:07,250 ドラム缶? なぁに それ? 146 00:10:22,140 --> 00:10:24,470 良ければ あなたも中へどうぞ 147 00:10:24,470 --> 00:10:26,480 と とんでもない… 148 00:10:26,480 --> 00:10:31,310 あっしはここで 馬にエサでも やっておきますんで 149 00:10:31,310 --> 00:10:33,320 では せめて1本どうぞ 150 00:10:33,320 --> 00:10:35,320 疲れがとれますよ 151 00:10:37,490 --> 00:10:42,160 ふ~ おお これは上物ですな 152 00:10:42,160 --> 00:10:46,160 それにしても あなたは度胸が 据わっておいでのようだ 153 00:10:46,160 --> 00:10:48,500 あれだけの騒ぎを目撃しながら— 154 00:10:48,500 --> 00:10:50,930 まったく取り乱しもしない 155 00:10:50,930 --> 00:10:54,440 あ いやっ そりゃ なんたってダンナは まぁ… 156 00:10:54,440 --> 00:10:56,440 私が 何か? 157 00:10:56,440 --> 00:10:59,780 あ い いえ… なんでもありませんっ 158 00:10:59,780 --> 00:11:02,280 そうですか それでは 159 00:11:12,120 --> 00:11:14,960 《ついに このときが来た… 160 00:11:14,960 --> 00:11:17,460 インフィニティゲーム内で 九内伯斗の— 161 00:11:17,460 --> 00:11:20,630 直接指揮下にあった 8人の側近は— 162 00:11:20,630 --> 00:11:25,300 誰ひとりとっても 一騎当千の強者たちばかりだ 163 00:11:25,300 --> 00:11:28,140 対価となるスキルポイントは大きいが— 164 00:11:28,140 --> 00:11:31,640 それに見合った働きを してくれるはず 165 00:11:31,640 --> 00:11:36,650 だが 現在のスキルポイントでは 1人しか召喚できん 166 00:11:36,650 --> 00:11:41,150 最初に誰を呼ぶか 慎重に考えねばな… 167 00:11:41,150 --> 00:11:45,150 目下 俺には魔法を防ぐスベが なにもない 168 00:11:45,150 --> 00:11:49,990 この致命的弱点を放置して おくのは あまりにも危険だ 169 00:11:49,990 --> 00:11:55,600 そこをなんとかしてくれる 側近を優先して選ぶべき… 170 00:11:55,600 --> 00:11:58,430 桐野悠だな 171 00:11:58,430 --> 00:12:02,600 天才的な医師であり 科学者である 彼女の手にかかれば— 172 00:12:02,600 --> 00:12:07,440 魔法に対抗するなにかを 発明することも 可能に違いない 173 00:12:07,440 --> 00:12:09,440 問題があるとすれば— 174 00:12:09,440 --> 00:12:12,450 サディスト気質とキレすぎる頭脳 175 00:12:12,450 --> 00:12:15,950 平然と人を殺し 存分に解剖し— 176 00:12:15,950 --> 00:12:19,620 自分の欲望を満たすための 行動に出るだろう… 177 00:12:19,620 --> 00:12:22,290 おまけにショタ好き… 178 00:12:22,290 --> 00:12:25,130 ああ もう覚悟を決めろ! 179 00:12:25,130 --> 00:12:29,630 それに悠なら万が一 襲って きたとしても 対処できる!》 180 00:12:29,630 --> 00:12:33,130 管理者権限 『側近召喚』 181 00:12:33,130 --> 00:12:37,140 悠よ 我が前に姿を現せ 182 00:12:37,140 --> 00:12:39,240 フンッ! 183 00:13:15,610 --> 00:13:18,280 (悠)お呼びでしょうか 長官 184 00:13:18,280 --> 00:13:20,950 うむ よく来てくれた 185 00:13:20,950 --> 00:13:25,620 長官の命とあらば どこへでも参上いたします 186 00:13:25,620 --> 00:13:30,290 ところでここは 新たな「ゲーム会場」でしょうか? 187 00:13:30,290 --> 00:13:35,130 《しゃべってるな~ やはり 自分の意思を持っている 188 00:13:35,130 --> 00:13:39,470 自作のキャラが目の前で 動いているのを見れるとはな》 189 00:13:39,470 --> 00:13:41,640 あの… 長官? 190 00:13:41,640 --> 00:13:45,810 コホン さて なにから説明すべきか 191 00:13:45,810 --> 00:13:48,810 まず ここは大帝国ではない… 192 00:13:48,810 --> 00:13:51,410 へぇ~ いいわね このお風呂 193 00:13:51,410 --> 00:13:55,420 アハハッ ルナ姉様も 気に入ってくれたみたいですね! 194 00:13:55,420 --> 00:13:58,590 そうね! この家が欲しくなったわ! 195 00:13:58,590 --> 00:14:00,590 ねぇ アクからもアイツに— 196 00:14:00,590 --> 00:14:03,590 これを私にプレゼントするよう 言ってちょうだい! 197 00:14:03,590 --> 00:14:06,590 いいでしょ? そ そうですね 198 00:14:06,590 --> 00:14:09,930 魔王様がなんと言うかまでは わかりませんけど… 199 00:14:09,930 --> 00:14:13,770 言うくらいだったら… やったっ! お願いね アク! 200 00:14:13,770 --> 00:14:16,470 ウフフッ! わ わわっ ルナ姉様~! 201 00:14:19,770 --> 00:14:22,110 話を聞いてみると— 202 00:14:22,110 --> 00:14:25,450 何らかの強制移動攻撃かと 思いましたが… 203 00:14:25,450 --> 00:14:29,120 なるほど この光景は確かに— 204 00:14:29,120 --> 00:14:32,450 私たちがいた世界とは 違うように思えます 205 00:14:32,450 --> 00:14:35,290 話が早くて助かる 206 00:14:35,290 --> 00:14:37,630 で 今後の方針だが… 207 00:14:37,630 --> 00:14:40,460 長官 経緯はどうあれ— 208 00:14:40,460 --> 00:14:43,470 「不夜城」が必要になるかと 思われます 209 00:14:43,470 --> 00:14:48,300 《不夜城… 大帝国の 科学力の粋を結集した— 210 00:14:48,300 --> 00:14:51,910 インフィニティゲーム最終エリア 211 00:14:51,910 --> 00:14:53,910 だがこのファンタジー世界に— 212 00:14:53,910 --> 00:14:57,250 近代的な大要塞までを 建ててしまえば— 213 00:14:57,250 --> 00:15:00,420 完全に「魔王城」 って言われるしな》 214 00:15:00,420 --> 00:15:03,920 長官 これは 「天意」ではないでしょうか? 215 00:15:03,920 --> 00:15:08,090 ふむ… 「転移」であると 私も感じている 216 00:15:08,090 --> 00:15:10,760 ハッ やはりそうでしたか 217 00:15:10,760 --> 00:15:12,760 んっ? 218 00:15:12,760 --> 00:15:16,770 私たちがこの地で なすべきことが 見えてきましたね 219 00:15:16,770 --> 00:15:19,600 そこにたどり着くのは まだ早い 220 00:15:19,600 --> 00:15:22,770 千里の道も一歩からと 言うではないか 221 00:15:22,770 --> 00:15:25,270 さすがは長官 このような事態でも— 222 00:15:25,270 --> 00:15:27,610 楽しんでおられるのですね 223 00:15:27,610 --> 00:15:32,450 何事も楽しむべきだと 私はそう考えている 224 00:15:32,450 --> 00:15:36,790 では 長官 最初の1歩は いかがいたしましょう? 225 00:15:36,790 --> 00:15:40,960 まずは拠点を進化させ 「野戦病院」を作る予定だ 226 00:15:40,960 --> 00:15:42,960 はぁ… 227 00:15:42,960 --> 00:15:47,800 長官はいつも 私の願いを かなえてくださるのですね 228 00:15:47,800 --> 00:15:49,800 当然のことだ 229 00:15:49,800 --> 00:15:53,570 かわいい部下の願いは 私の願いでもある 230 00:15:53,570 --> 00:15:55,570 恐れ入ります 231 00:15:55,570 --> 00:15:58,910 病院についてだが 殺すことは厳禁だ 232 00:15:58,910 --> 00:16:02,080 我々はまず 知らなければならない 233 00:16:02,080 --> 00:16:05,750 ええ 知らなければ 何も始まりません… 234 00:16:05,750 --> 00:16:08,080 知ることが最重要です 235 00:16:08,080 --> 00:16:12,420 では 私の知る限りの情報を 伝えておこう 236 00:16:12,420 --> 00:16:15,590 《悠は間違いなく俺より賢い 237 00:16:15,590 --> 00:16:20,260 設定上 天才医師で しかもマッドなサディスト… 238 00:16:20,260 --> 00:16:22,260 俺にはチンプンカンプンだ》 239 00:16:22,260 --> 00:16:24,270 ゴクッ… 240 00:16:24,270 --> 00:16:27,270 《絶対にボロを 出さないようにしないと》 241 00:16:29,440 --> 00:16:31,440 ウフ 242 00:16:33,940 --> 00:16:36,280 す すごくキレイな方です! 243 00:16:36,280 --> 00:16:39,610 ま まさか愛人っ? どこから呼んだのよ!? 244 00:16:39,610 --> 00:16:41,620 ウフ 245 00:16:41,620 --> 00:16:45,620 私の側近を召喚した 皆 仲良くな 246 00:16:45,620 --> 00:16:47,620 僕 アクって言います! 247 00:16:47,620 --> 00:16:51,060 聖光国の三聖女が三女 ルナよ 248 00:16:51,060 --> 00:16:53,060 ま 覚えておいてね! 249 00:16:53,060 --> 00:16:56,730 よろしく アクちゃん ルナ聖女様 250 00:16:56,730 --> 00:16:59,930 早速だが アクの足を見てくれ 251 00:17:01,900 --> 00:17:04,570 えっ!? じゃあ アクちゃん— 252 00:17:04,570 --> 00:17:06,570 力を抜いて 253 00:17:06,570 --> 00:17:08,570 あ はい 254 00:17:11,580 --> 00:17:14,250 いい子ね… あ あの— 255 00:17:14,250 --> 00:17:16,250 そ その手は… 256 00:17:16,250 --> 00:17:18,420 大丈夫よアクちゃん 257 00:17:18,420 --> 00:17:21,420 さ 先っちょだけ… 先っちょだけだから… 258 00:17:21,420 --> 00:17:24,590 うぅ… なんか 息が荒くて怖いです 259 00:17:24,590 --> 00:17:28,930 アクちゃん 治療が終わったらぁ 男装してみない? 260 00:17:28,930 --> 00:17:31,600 悠 遊んでいるヒマはない 261 00:17:31,600 --> 00:17:34,440 これは失礼しました 262 00:17:34,440 --> 00:17:37,240 ちょっとチクリとするわよ アクちゃん 263 00:17:40,110 --> 00:17:42,110 うっ!? 264 00:17:42,110 --> 00:17:45,450 ちょ ちょっと魔王! 本当に大丈夫なの!? 265 00:17:45,450 --> 00:17:49,620 心配するな 私とその部下を信じろ 266 00:17:49,620 --> 00:17:52,420 アンタを信じたことなんて 一度もないから 267 00:17:59,060 --> 00:18:01,400 さ これでおしまい 268 00:18:01,400 --> 00:18:05,400 傷跡もキレイにしたわ 女の子の足だもの 269 00:18:05,400 --> 00:18:07,400 うむ… 終わったか 270 00:18:07,400 --> 00:18:09,400 アク 立てるか? 271 00:18:09,400 --> 00:18:11,400 あ はいっ! 272 00:18:15,580 --> 00:18:18,580 あ… えっ… 273 00:18:20,580 --> 00:18:24,090 わぁっ… 痛くない… 274 00:18:24,090 --> 00:18:26,250 あ 歩けます… 275 00:18:26,250 --> 00:18:29,090 僕の足が… 276 00:18:29,090 --> 00:18:31,090 (アク)魔王様っ! んっ 277 00:18:33,090 --> 00:18:37,770 あの… 僕 歩き方… 変じゃないですか? 278 00:18:37,770 --> 00:18:40,940 ああ 普通に歩けているな 279 00:18:40,940 --> 00:18:43,770 わぁっ 280 00:18:43,770 --> 00:18:46,610 悠様! ありがとうございます 281 00:18:46,610 --> 00:18:49,440 いいのよ お礼なら長官に 282 00:18:49,440 --> 00:18:53,380 《少し歩く練習を させたほうがいいか?》 283 00:18:53,380 --> 00:18:55,880 少し出る 中にいてくれ 284 00:18:55,880 --> 00:18:58,550 かしこまりました 長官 285 00:18:58,550 --> 00:19:01,890 (走る息遣い) 286 00:19:01,890 --> 00:19:04,560 (走る息遣い) あまり はしゃぎすぎるなよ 287 00:19:04,560 --> 00:19:10,060 (走る息遣い) 288 00:19:10,060 --> 00:19:12,730 魔王様! 僕走れます 289 00:19:12,730 --> 00:19:16,570 言っただろ 大帝国に不可能はないと 290 00:19:16,570 --> 00:19:18,570 本当に夢みたいです! 291 00:19:18,570 --> 00:19:22,080 普通に歩けるようになるなんて 292 00:19:22,080 --> 00:19:25,250 夢じゃないさ んっ… 293 00:19:25,250 --> 00:19:30,080 これからは普通に歩いて 普通に生活できるようになる 294 00:19:30,080 --> 00:19:34,090 あの… ほっぺを つねってくれませんか? 295 00:19:34,090 --> 00:19:37,190 ん… また古典的な 296 00:19:41,760 --> 00:19:43,770 まぁ あれだ… 297 00:19:43,770 --> 00:19:46,670 その… 良かったじゃないか 298 00:19:49,770 --> 00:19:53,770 魔王様 もう少し 歩いてもいいですか? 299 00:19:56,440 --> 00:20:00,280 魔王様におんぶしてもらえなく なっちゃいますね! 300 00:20:00,280 --> 00:20:04,950 別に疲れたらおぶってやるさ 301 00:20:04,950 --> 00:20:07,460 ずっと一緒にいてくださいね 302 00:20:07,460 --> 00:20:10,120 ん… そういうセリフは— 303 00:20:10,120 --> 00:20:14,300 将来好きになる男のために 取っておくとよい 304 00:20:14,300 --> 00:20:18,500 僕はもう… 決めていますから 305 00:20:20,470 --> 00:20:23,300 (アク)ただいま戻りました 306 00:20:23,300 --> 00:20:25,470 アクの足はどうだったの? 307 00:20:25,470 --> 00:20:28,140 変態魔王に なにかされなかった? 308 00:20:28,140 --> 00:20:30,140 お前はブレんなぁ… 309 00:20:30,140 --> 00:20:32,140 ある意味 感心するよ 310 00:20:35,320 --> 00:20:37,820 悠 見事な処置だったな 311 00:20:37,820 --> 00:20:39,990 お前を呼んでよかった 312 00:20:39,990 --> 00:20:41,990 あっ!? 313 00:20:41,990 --> 00:20:44,990 《悠:なに これは? 314 00:20:44,990 --> 00:20:51,100 体が 心が 細胞が… 髪の毛の1本に至るまで— 315 00:20:51,100 --> 00:20:53,270 歓喜に打ち震えている 316 00:20:53,270 --> 00:20:56,270 全知全能の創造主から— 317 00:20:56,270 --> 00:21:00,110 自分の存在を 認めてもらえたかのような… 318 00:21:00,110 --> 00:21:04,780 圧倒的な幸福感が身を包む》 319 00:21:04,780 --> 00:21:07,620 これからも私を補佐してくれ 320 00:21:07,620 --> 00:21:09,620 頼りにしているぞ 321 00:21:09,620 --> 00:21:13,120 は はいっ! 322 00:21:13,120 --> 00:21:16,290 《なぜ ほめられることが— 323 00:21:16,290 --> 00:21:21,300 頼りにされることが これほどに うれしいのか… 324 00:21:21,300 --> 00:21:24,630 今までの私とは なにか違う… 325 00:21:24,630 --> 00:21:28,800 そして 長官も これまでとは違う… 326 00:21:28,800 --> 00:21:31,640 知りたい… この気持ちと— 327 00:21:31,640 --> 00:21:33,740 長官のことをっ!》 328 00:21:36,140 --> 00:21:38,740 すぅ… ん… 329 00:23:10,940 --> 00:23:14,560 今日 アクと手をつないで歩いた 330 00:23:14,880 --> 00:23:18,360 最初は どうして自分が こんな異世界にと 331 00:23:18,360 --> 00:23:20,060 嘆いていたが 332 00:23:20,060 --> 00:23:23,140 アクの足を治すことができただけでも 333 00:23:23,540 --> 00:23:27,320 自分がこの世界に来た価値が あったのかもしれない 334 00:23:27,320 --> 00:23:32,720 「ZZZ… ZZZ… 魔王様…」 335 00:23:33,320 --> 00:23:39,700 …フッ 次回 魔王様、リトライ! 第五話『容赦なき侵略』 336 00:23:39,700 --> 00:23:41,700