1 00:00:09,240 --> 00:00:13,240 (寝息) 2 00:00:13,240 --> 00:00:15,410 (アク)魔王様… 3 00:00:15,960 --> 00:00:19,750 温泉 肌… スベスベ… 4 00:00:19,880 --> 00:00:20,860 (九内)フッ 5 00:00:23,340 --> 00:00:26,260 (ルナ)お尻も スベスベ… 6 00:00:29,360 --> 00:00:32,100 《最近は ホントに忙しすぎたな 7 00:00:32,160 --> 00:00:36,770 書き置きも残してきたし 今日一日は羽を伸ばすとしよう》 8 00:00:37,060 --> 00:00:40,180 まぁステキ~ かっこいいわぁ 9 00:00:45,440 --> 00:00:48,440 (ユキカゼ)はぁ… 昨日も おじ様の夢を見た 10 00:00:49,000 --> 00:00:50,450 たくましかった~ 11 00:00:50,640 --> 00:00:54,120 (ミカン)またなの? もう~ 毎度どんな顔して— 12 00:00:54,120 --> 00:00:57,080 その報告を聞けばいいのよ あたしは~ 13 00:00:58,280 --> 00:01:02,520 (ユキカゼ)夢からはさめても お尻の熱さが まだ冷めない… 14 00:01:02,560 --> 00:01:06,540 だっ! 朝っぱらから 勘弁してよ もう~ 15 00:01:08,140 --> 00:01:10,400 はっ! わぁっ! 16 00:01:10,730 --> 00:01:13,600 あっ えっ!? ちょっ ユキカゼ!? 17 00:01:14,340 --> 00:01:16,410 おじ様! んっ? 18 00:01:16,740 --> 00:01:19,640 ハァ ハァ ハァ… 19 00:01:20,640 --> 00:01:22,420 やっと会えた 20 00:02:58,680 --> 00:02:59,900 アハ… 21 00:03:00,720 --> 00:03:04,220 って ウソ! なんで魔王!? どうして!? 22 00:03:04,920 --> 00:03:07,060 ほう 久しいな 23 00:03:08,000 --> 00:03:10,560 《九内:重々しく 告げてはみたものの— 24 00:03:10,880 --> 00:03:13,180 コイツらの名前が さっぱり分からん 25 00:03:13,400 --> 00:03:17,400 ここ最近は目まぐるしかったし 無理もないことだが 26 00:03:17,400 --> 00:03:21,740 この世界じゃ名刺交換とかも しないわけだしなぁ 27 00:03:21,740 --> 00:03:24,910 んっ? 名刺か… 28 00:03:24,910 --> 00:03:28,080 もしかしたら流行るかもしれんな 29 00:03:28,080 --> 00:03:30,420 実際 ラビの村の特産品が— 30 00:03:30,420 --> 00:03:34,590 ニンジンだけというのも 寂しい話だしな》 31 00:03:34,590 --> 00:03:37,420 あの おじ様 今までどこに? 32 00:03:37,420 --> 00:03:39,760 んっ? あぁ 33 00:03:39,760 --> 00:03:44,600 今は ラビの村に拠点を構え 村おこしに取り組んでいる 34 00:03:44,600 --> 00:03:46,770 へぇ そう 35 00:03:46,770 --> 00:03:49,270 あのウワサは本当だったのね 36 00:03:49,270 --> 00:03:51,370 じゃあ どうして神都に? 37 00:03:51,370 --> 00:03:54,870 (九内)少し 冒険者ギルドとやらに 用事があってな 38 00:03:54,870 --> 00:03:57,710 (ユキカゼ)ギルドに? 何が知りたいの? 39 00:03:57,710 --> 00:04:01,210 (九内)まぁ 北方の迷宮とかについてな 40 00:04:01,210 --> 00:04:05,880 《本当は魔法を防ぐような アイテムについて聞きたいが…》 41 00:04:05,880 --> 00:04:08,890 (ユキカゼ)国外のことを ギルドの職員に聞いても— 42 00:04:08,890 --> 00:04:11,390 得られるものは少ない 43 00:04:11,390 --> 00:04:14,060 私が教える 任せて! 44 00:04:14,060 --> 00:04:17,400 だっ! ちょっとユキカゼ! 勝手に話を進めないで! 45 00:04:17,400 --> 00:04:19,400 相手は魔王なのよ!? 46 00:04:19,400 --> 00:04:21,400 じゃあ ミカンは帰って 47 00:04:21,400 --> 00:04:24,900 部屋の片隅で ひっそりと冷凍ミカンになってて 48 00:04:24,900 --> 00:04:29,070 誰が冷凍ミカンよっ! あとなんで 部屋の片隅なのよ! せめて… 49 00:04:29,070 --> 00:04:33,080 《なるほど コイツらは ユキカゼとミカンか 50 00:04:33,080 --> 00:04:35,750 分かりやすいというか なんというか 51 00:04:35,750 --> 00:04:39,580 このタッグはユキミカン とでも略しておくことにしよう》 52 00:04:39,580 --> 00:04:41,750 それより おじ様 53 00:04:41,750 --> 00:04:44,760 この近くに 行きつけの店があるの 54 00:04:44,760 --> 00:04:48,260 今までのお礼を込めてご馳走する 55 00:04:48,260 --> 00:04:50,860 以前にも言ったはずだ 56 00:04:50,860 --> 00:04:53,360 恩に着る必要はないと 57 00:04:56,200 --> 00:04:59,870 うん… 大切なことだったと聞いた 58 00:04:59,870 --> 00:05:03,210 そのとおりだ 59 00:05:03,210 --> 00:05:06,710 《コイツ 本当に白いんだな 60 00:05:06,710 --> 00:05:12,380 何だか 溶けない雪のようでもあり 神秘的ですらある 61 00:05:12,380 --> 00:05:15,890 まだ お昼前だけど そこはお酒も飲める! 62 00:05:15,890 --> 00:05:18,220 酒か… 63 00:05:18,220 --> 00:05:20,230 《ごくり 64 00:05:20,230 --> 00:05:22,890 久しぶりに飲みたくはある 65 00:05:22,890 --> 00:05:27,900 最近は 一人でいられる時間なんて まるでなかったしな》 66 00:05:27,900 --> 00:05:31,400 じゃあこっち 後ろをついていこう 67 00:05:31,400 --> 00:05:35,070 子どもじゃあるまいし 手をつなぐ必要はないぞ 68 00:05:35,070 --> 00:05:38,740 あっ ダメ 迷子になる 69 00:05:38,740 --> 00:05:41,580 私が… 《九内:お前がかよっ! 70 00:05:41,580 --> 00:05:43,750 ぐっ… あっぶねぇ! 71 00:05:43,750 --> 00:05:47,420 思わず素で叫びそうになった! 72 00:05:47,420 --> 00:05:51,190 この子 見た目は 図書館で本でも読んでそうな— 73 00:05:51,190 --> 00:05:55,360 物静かなイメージだけど 天然なのか?》 74 00:05:55,360 --> 00:05:57,360 ミカン 先導して 75 00:05:57,360 --> 00:05:59,700 ったく 分かったよ 76 00:05:59,700 --> 00:06:01,700 行けばいいんでしょ 行けば 77 00:06:01,700 --> 00:06:03,700 今日は厄日だわ 78 00:06:03,700 --> 00:06:08,870 《どうもこっちのミカンという子には あまり歓迎されていないらしい 79 00:06:08,870 --> 00:06:11,710 まぁ魔王なんて呼ばれているし— 80 00:06:11,710 --> 00:06:14,210 好かれるような要素も ないだろうが— 81 00:06:14,210 --> 00:06:19,220 それもこれも ラビの村の運営が 上手くいくまでの我慢だな》 82 00:06:19,220 --> 00:06:23,560 恋の迷宮 ラビリンスラブ 83 00:06:23,560 --> 00:06:26,260 《何言ってんだ? コイツは…》 84 00:06:28,730 --> 00:06:30,730 オーナー エールを3つ! 85 00:06:30,730 --> 00:06:32,730 客を連れて来たわよ~ 86 00:06:32,730 --> 00:06:35,070 (イエイ)おや ミカンじゃないかい! 87 00:06:35,070 --> 00:06:37,570 珍しいねぇ アンタが客なん… 88 00:06:37,570 --> 00:06:41,910 えっ? 《んっ 俺? 何かしたっけ? 89 00:06:41,910 --> 00:06:45,740 もしかして 先日の 騒ぎのときにいた連中か?》 90 00:06:45,740 --> 00:06:48,080 ウワサの魔王様じゃないかい! 91 00:06:48,080 --> 00:06:50,520 ミカンでかしたよ! おぉ アンタか! 92 00:06:50,520 --> 00:06:53,520 こっちのテーブルに来てくれよ 一杯おごるぜ 93 00:06:53,520 --> 00:06:55,690 ああ? 誰だ? あれ 94 00:06:55,690 --> 00:06:59,690 バッカ野郎! この前 カーニバルをぶっ飛ばした旦那だよ! 95 00:06:59,690 --> 00:07:02,690 おい 暇してる連中も集めてこい! 96 00:07:02,690 --> 00:07:04,690 うむ… 97 00:07:07,200 --> 00:07:09,700 おじ様 ここに座って 98 00:07:13,210 --> 00:07:15,870 は~い おまち 99 00:07:15,870 --> 00:07:19,380 この辺りの店も みんな アンタにゃ感謝してるんだ 100 00:07:19,380 --> 00:07:23,050 今日はいくら飲んでも こっちのおごりにさせてもらうよ 101 00:07:23,050 --> 00:07:25,880 ハッハッハッハッハ! 102 00:07:25,880 --> 00:07:29,720 《何はともあれ まずは飲ませてもらうとするか 103 00:07:29,720 --> 00:07:32,060 話は それからだろう》 104 00:07:32,060 --> 00:07:34,890 おっ 105 00:07:34,890 --> 00:07:37,060 何をしている? 106 00:07:37,060 --> 00:07:39,400 おじ様に飲ませる 107 00:07:39,400 --> 00:07:41,400 《どこの場末のキャバクラだ! 108 00:07:41,400 --> 00:07:44,400 昼間っから こんな格好で 飲むバカがどこにいる!? 109 00:07:44,400 --> 00:07:46,400 大体 酒っていうのは— 110 00:07:46,400 --> 00:07:50,340 誰にも邪魔されず 自由で救いがなきゃダメなんだ》 111 00:07:50,340 --> 00:07:54,180 すまんが 自分で飲ませてくれ 112 00:07:54,180 --> 00:07:56,380 うう… 残念 113 00:07:59,350 --> 00:08:02,520 うん… うまいな 114 00:08:02,520 --> 00:08:05,690 《く~っ! ここ数日の疲労は— 115 00:08:05,690 --> 00:08:08,190 このためにあった気が してくるほどだ》 116 00:08:08,190 --> 00:08:13,530 《んっ? なんで自分のエールも あるのに俺のを飲む?》 117 00:08:13,530 --> 00:08:17,540 プハァ おじ様の 喉に絡んで… 118 00:08:17,540 --> 00:08:19,540 (九内)妙な言い方をするな! 119 00:08:19,540 --> 00:08:23,540 《コイツ… おかしな言い方 ばっかりしやがって》 120 00:08:23,540 --> 00:08:27,550 間接キス 恋はバブリシャス 121 00:08:27,550 --> 00:08:31,050 すまんが ちゃんとした言語で話してくれ 122 00:08:31,050 --> 00:08:35,550 ハッハッハッハッ! ユキカゼちゃんは相変わらずだねぇ 123 00:08:35,550 --> 00:08:38,560 ほら つまめるもんを持ってきたよ 124 00:08:38,560 --> 00:08:40,760 ほう これは… 125 00:08:43,400 --> 00:08:45,400 普通にうまいな 126 00:08:45,400 --> 00:08:49,570 普通にって アンタも失礼な言い方するねぇ! 127 00:08:49,570 --> 00:08:51,840 すまない 他意はないんだ 128 00:08:51,840 --> 00:08:55,670 以前 ヤホーの街で 似たような物を口にしたんだが— 129 00:08:55,670 --> 00:08:57,840 あまりうまくなかったんでな 130 00:08:57,840 --> 00:09:00,010 あぁ なるほどねぇ 131 00:09:00,010 --> 00:09:04,180 でも あんなところと うちを一緒にされちゃ困るよ 132 00:09:04,180 --> 00:09:06,180 ハハハハハハッ! 133 00:09:06,180 --> 00:09:11,190 《あの女主人は なかなか 腕がいいのかもしれないな》 134 00:09:11,190 --> 00:09:16,190 《んっ! コイツ 人が口にしたもの ばかり手をつけてないか?》 135 00:09:16,190 --> 00:09:20,200 おじ様の 濃くて ドロドロしてる 136 00:09:20,200 --> 00:09:22,700 だから妙な言い方をするな! 137 00:09:22,700 --> 00:09:28,000 あ~ その子 そういう言い方しか できないから 諦めて 138 00:09:31,540 --> 00:09:34,880 《コイツ 天然とかじゃなくて 痴女じゃないのか!? 139 00:09:34,880 --> 00:09:36,880 さっさと本題に入らないと— 140 00:09:36,880 --> 00:09:39,380 いつまで経っても 無限ループしそうだ》 141 00:09:39,380 --> 00:09:41,550 う~がぁっ! 142 00:09:41,550 --> 00:09:46,450 で そろそろ話を聞かせてくれ ふぇ 143 00:09:57,900 --> 00:10:03,580 (九内)私は この辺りの風習や 冒険者のシステムなどに疎くてな 144 00:10:03,580 --> 00:10:07,750 《んん… 正直 魔王なんかと 話したくないけど… 145 00:10:07,750 --> 00:10:10,750 まぁ確かに 2度も助けられた 借りがある手前— 146 00:10:10,750 --> 00:10:12,920 しょうがないか》 147 00:10:12,920 --> 00:10:16,760 改まって 冒険者のシステムとか言ってもね~ 148 00:10:16,760 --> 00:10:20,090 まぁ普通に魔物を倒して 報酬を得たり— 149 00:10:20,090 --> 00:10:25,260 迷宮や遺跡から お宝を発見したり? 150 00:10:25,260 --> 00:10:28,100 ギルドは いろいろな依頼を受け付けて— 151 00:10:28,100 --> 00:10:32,600 それを冒険者にあっせんし 仲介料を取ったりする 152 00:10:32,600 --> 00:10:35,940 (ミカン)あと 魔物の体の一部を はぎとって— 153 00:10:35,940 --> 00:10:38,280 ギルドに卸したりするわね 154 00:10:38,280 --> 00:10:41,780 きれいに はぎ取れば 高く売れるわ 155 00:10:41,780 --> 00:10:44,950 あと 冒険者にはランクがある 156 00:10:44,950 --> 00:10:51,060 うん ランクが上がれば 待遇や 条件面で優遇されていくわ 157 00:10:51,060 --> 00:10:55,230 腕のよい冒険者を抱えてるギルドは 羽振りがいいわね 158 00:10:55,230 --> 00:10:58,560 だから 引き抜き合戦とかもある 159 00:10:58,560 --> 00:11:01,900 《何だかプロのスポーツ選手みたいだな 160 00:11:01,900 --> 00:11:06,400 実力があれば いろんなチームから スカウトが来て金を積まれる 161 00:11:06,400 --> 00:11:10,410 その中から条件のいい所を 選べると言うわけだ》 162 00:11:10,410 --> 00:11:14,410 プハァ 稼げないときは 傭兵をする人もいる 163 00:11:14,410 --> 00:11:16,410 傭兵ね… 164 00:11:16,410 --> 00:11:21,090 《実力が足りない者は それこそ なんでもやるしかない 165 00:11:21,090 --> 00:11:25,590 この辺りも俺たちの世界と 似たような感覚なんだなぁ》 166 00:11:25,590 --> 00:11:30,260 迷宮に潜っても 魔物が少ない時期もあるから 167 00:11:30,260 --> 00:11:34,100 (九内)まぁ 安定した収入とは 無縁だろうな 168 00:11:34,100 --> 00:11:36,100 《公務員じゃあるまいし 169 00:11:36,100 --> 00:11:41,110 毎月決まった給料に ボーナス という訳にもいかないのだろう 170 00:11:41,110 --> 00:11:46,440 俺からすれば 命がけの 自営業といった感覚に近い》 171 00:11:46,440 --> 00:11:50,380 今は戦争期だから 暇してる人も多い 172 00:11:50,380 --> 00:11:53,380 戦争期? 戦争期は— 173 00:11:53,380 --> 00:11:56,390 北方諸国に入るのが難しくなる 174 00:11:56,390 --> 00:11:59,060 密偵や工作員も多いから 175 00:11:59,060 --> 00:12:02,730 その口ぶりだと 逆に休戦期もあるわけか 176 00:12:02,730 --> 00:12:07,070 うん 長いこと戦争が続いてるせいで— 177 00:12:07,070 --> 00:12:10,240 自然と 休戦期も 設けるようになったって 178 00:12:10,240 --> 00:12:15,740 《そりゃ年中戦争してたら 生産も農業もクソもないだろう 179 00:12:15,740 --> 00:12:18,410 全員まとめて お陀仏になるだけだ》 180 00:12:18,410 --> 00:12:22,910 思ったより多くの話が聞けたな 感謝する 181 00:12:22,910 --> 00:12:27,250 おじ様になら なんでも答える 182 00:12:27,250 --> 00:12:31,090 《ぐっ… コイツ 距離が近すぎないか? 183 00:12:31,090 --> 00:12:33,930 馴れ馴れしいってレベルじゃないぞ》 184 00:12:33,930 --> 00:12:36,260 ゴホン それで— 185 00:12:36,260 --> 00:12:40,270 迷宮から発掘できる品とは どんなものがあるんだ? 186 00:12:40,270 --> 00:12:42,930 ん~ いろいろあるけど— 187 00:12:42,930 --> 00:12:45,770 例えば 武器とか防具なんかは— 188 00:12:45,770 --> 00:12:49,610 大まかに分けると 5種類に分けられるわね 189 00:12:49,610 --> 00:12:54,880 普通の金属とか革とかで作られる ものは ノーマルって呼ばれるわ 190 00:12:54,880 --> 00:13:00,720 (ユキカゼ)他には 魔物の牙や皮 ウロコとかから作られる ソリッド 191 00:13:00,720 --> 00:13:03,890 (ミカン)相当 腕がないと 加工できないけどね 192 00:13:03,890 --> 00:13:08,890 んで次が 特殊な金属や 素材からつくられる ハイエンド 193 00:13:08,890 --> 00:13:12,900 これの加工はドワーフの仕事ね 人間じゃ無理 194 00:13:12,900 --> 00:13:15,900 (ユキカゼ)あとは 私も詳しくは知らないけど— 195 00:13:15,900 --> 00:13:20,240 一部のSランク冒険者が 持ってるらしい ユニーク 196 00:13:20,240 --> 00:13:23,580 (ミカン)最後に その名のとおりの レジェンド 197 00:13:23,580 --> 00:13:26,740 聖女様がお持ちの 杖や ツチがそうね 198 00:13:26,740 --> 00:13:28,910 《そうか… 199 00:13:28,910 --> 00:13:32,010 アイツ 腐っても聖女だしな》 200 00:13:34,090 --> 00:13:37,090 (ユキカゼ)未発見のアイテムを 探したりもする 201 00:13:37,090 --> 00:13:39,420 名づけ親になれる! 202 00:13:39,420 --> 00:13:42,090 ほう それは興味深いな 203 00:13:42,090 --> 00:13:44,760 2人で名前を考えて付けよ 204 00:13:44,760 --> 00:13:48,100 字画にもこだわる 新婚かっ! 205 00:13:48,100 --> 00:13:51,370 《ぐわぁ… 素でツッコんじまった! 206 00:13:51,370 --> 00:13:54,370 ダメだ~ コイツといると調子が狂う! 207 00:13:54,370 --> 00:13:57,380 この馴れ馴れしさは どうかしてるぞ! 208 00:13:57,380 --> 00:14:00,710 とはいえ 得られたものは結構ある 209 00:14:00,710 --> 00:14:04,550 最後に もう一つだけ確認しておくか…》 210 00:14:04,550 --> 00:14:08,720 例えば 店で売ってる物に 良品はないのか? 211 00:14:08,720 --> 00:14:11,890 広く流通している物は量産品 212 00:14:11,890 --> 00:14:14,060 高い効果は望めない 213 00:14:14,060 --> 00:14:17,900 (九内)金さえ出せば いい品も入るんじゃないのか? 214 00:14:17,900 --> 00:14:23,070 魔法に効果のあるものや 硬いウロコを切り裂く剣だとか 215 00:14:23,070 --> 00:14:27,740 第四魔法や 第五魔法を防ぐには ユニーク級が必要 216 00:14:27,740 --> 00:14:32,240 おじ様の武器なら どんな敵にも 対処できると思うけれど 217 00:14:32,240 --> 00:14:34,910 ふむ 《いずれにせよ— 218 00:14:34,910 --> 00:14:38,750 一度行って 自分の目で確かめるべきだな 219 00:14:38,750 --> 00:14:42,090 幸い村のほうは 準備も整ったことだし— 220 00:14:42,090 --> 00:14:45,920 あとは田原がいれば なんとでもしてくれるだろう 221 00:14:45,920 --> 00:14:51,360 むしろ アイツに丸投げしたほうが 確実に高い成果を出してくれる》 222 00:14:51,360 --> 00:14:55,700 (田原)えっくしょい! あぁ… 223 00:14:55,700 --> 00:14:58,700 (九内)北方か… 224 00:14:58,700 --> 00:15:02,710 まぁ 一度行って みることにするさ 225 00:15:02,710 --> 00:15:06,880 おじ様 北に行くなら 私も連れていってほしい 226 00:15:06,880 --> 00:15:09,880 ぶ~っ! ガハッ ゴホッ… 227 00:15:09,880 --> 00:15:13,050 お前を? 228 00:15:13,050 --> 00:15:17,890 私はこう見えてBランクの冒険者 役に立つ 229 00:15:17,890 --> 00:15:20,730 《確かに 道案内をする者や— 230 00:15:20,730 --> 00:15:23,560 経験者は 欲しいところではあるが— 231 00:15:23,560 --> 00:15:27,570 悠や田原は 村のことがあるから 連れていけないし— 232 00:15:27,570 --> 00:15:30,570 子ども連中を連れていくのは もってのほかだ 233 00:15:30,570 --> 00:15:34,240 特にトロンなど 村から出れば 討伐されかねない》 234 00:15:34,240 --> 00:15:39,240 そうだな 迷惑でなければ 近いうちに頼むとしよう 235 00:15:39,240 --> 00:15:42,910 何事も最初は 先人から学ばねばな 236 00:15:42,910 --> 00:15:44,920 あっ 237 00:15:44,920 --> 00:15:48,920 任せてほしい きっと力になる 238 00:15:48,920 --> 00:15:52,190 《お~ たまに 妙なことを口走ってるが— 239 00:15:52,190 --> 00:15:55,360 改めてみると ものっすごい美少女だな 240 00:15:55,360 --> 00:15:57,860 この悪人面と 2人旅なんかしてたら— 241 00:15:57,860 --> 00:16:01,530 検問とかで とめられそうな気がしてきたぞ》 242 00:16:01,530 --> 00:16:04,370 今ならオマケに ミカンも付いてくる 243 00:16:04,370 --> 00:16:06,700 勝手に人をパーティに入れんなっ! 244 00:16:06,700 --> 00:16:09,040 しかも オマケってなによ!? 245 00:16:09,040 --> 00:16:11,710 ふむ… ならよろしく頼む 246 00:16:11,710 --> 00:16:15,210 頼まれないわよ! 勝手に2人で行け! 247 00:16:15,210 --> 00:16:17,380 2人で イ ケ… 248 00:16:17,380 --> 00:16:19,720 ミカンは ふしだらな子… 249 00:16:19,720 --> 00:16:23,220 (ミカン)あ~っ! アンタは もう黙ってて! 250 00:16:26,390 --> 00:16:29,890 (ホワイト)もはや 一刻の猶予もなりません 251 00:16:29,890 --> 00:16:36,230 熾天使様 神器たるオメガの杖 持ち出させていただきます 252 00:16:36,230 --> 00:16:38,530 どうか お許しください 253 00:16:42,570 --> 00:16:46,080 《オメガの杖が可能とする ひとつの奇跡 254 00:16:46,080 --> 00:16:49,250 聖光国内における瞬間移動 255 00:16:49,250 --> 00:16:52,350 この杖に溜め込んだ 魔力をすべて消費し— 256 00:16:52,350 --> 00:16:55,850 詠唱者の魔力を飛躍的に高める 257 00:16:55,850 --> 00:16:58,190 この部屋の魔方陣も駆使し— 258 00:16:58,190 --> 00:17:01,190 初めて可能となる 奇跡の御業》 259 00:17:01,190 --> 00:17:05,700 熾天使様 私に力を! 260 00:17:05,700 --> 00:17:07,700 《聖女のひとりでもあり— 261 00:17:07,700 --> 00:17:10,700 大切な妹でもあるルナを 奪還しなくては— 262 00:17:10,700 --> 00:17:12,870 どうにもならない 263 00:17:12,870 --> 00:17:15,540 戦うにせよ 交渉するにせよ— 264 00:17:15,540 --> 00:17:17,880 人質を取られたままでは— 265 00:17:17,880 --> 00:17:20,880 行動の自由すら 与えられないのだから》 266 00:17:20,880 --> 00:17:25,720 魔王 これ以上 好きにはさせません 267 00:17:25,720 --> 00:17:28,020 熾天使の跳躍! 268 00:17:34,060 --> 00:17:36,060 はっ? 269 00:17:36,060 --> 00:17:40,260 (村人の話し声) 270 00:17:46,570 --> 00:17:50,970 間違えた… なんてことは ないわよね? 271 00:17:55,510 --> 00:17:58,180 んっ? おう そこの姉ちゃん 272 00:17:58,180 --> 00:18:00,180 は はい? 273 00:18:00,180 --> 00:18:04,360 アンタ 頼んでた「光」とかを 使う魔法使いだっけ? 274 00:18:04,360 --> 00:18:06,520 そこの魔石 頼むわ 275 00:18:06,520 --> 00:18:10,360 えっ えぇ!? (田原)何をボケッとしてやがる 276 00:18:10,360 --> 00:18:14,200 大体 そんな白いドレスで 仕事場に来るヤツがあるか 277 00:18:14,200 --> 00:18:16,530 おめぇ 仕事なめてんのか! 278 00:18:16,530 --> 00:18:18,870 ここは舞踏会じゃねえんだぞ 279 00:18:18,870 --> 00:18:21,370 えっ えぇ!? 280 00:18:21,370 --> 00:18:24,370 ちゃっちゃと 済ます! はっ はいぃ! 281 00:18:30,880 --> 00:18:33,220 はぁ… 282 00:18:33,220 --> 00:18:35,890 なぜ私が こんなことを!? 283 00:18:35,890 --> 00:18:38,720 大体 あの乱暴な人は誰ですか? 284 00:18:38,720 --> 00:18:41,060 (ルナ)姉様! 285 00:18:41,060 --> 00:18:43,060 (ルナ)なんで ここに? 286 00:18:43,060 --> 00:18:46,400 ルナ! ルナ ここを出ますよ 287 00:18:46,400 --> 00:18:49,570 あなたは あの魔王に たぶらかされているのです 288 00:18:49,570 --> 00:18:52,470 えぇ? いったい なんの話をしてるの? 289 00:18:54,340 --> 00:18:58,340 あっ それより見てこれ 姉様! 意外と大きいでしょ? 290 00:18:58,340 --> 00:19:01,180 (ホワイト)ニンジンの自慢を している場合ですか!? 291 00:19:01,180 --> 00:19:03,350 早く聖城に戻りましょう? 292 00:19:03,350 --> 00:19:06,350 戻るって そんなの無理よ 293 00:19:06,350 --> 00:19:09,350 今から 私の領地を 改造するんだから! 294 00:19:09,350 --> 00:19:12,690 あっ 違った 魔改造って言ってたわね 295 00:19:12,690 --> 00:19:14,990 魔 ですって!? 296 00:19:18,030 --> 00:19:20,200 《ホワイト:この村を中心にして— 297 00:19:20,200 --> 00:19:24,200 魔物でも呼び寄せようと しているのかもしれない》 298 00:19:24,200 --> 00:19:27,540 そもそも こんな大規模な土木作業— 299 00:19:27,540 --> 00:19:29,710 どこから お金が出ているのです? 300 00:19:29,710 --> 00:19:33,040 確か 聖貨を売った とか言ってたけど… 301 00:19:33,040 --> 00:19:35,050 私も よく分からないの 302 00:19:35,050 --> 00:19:37,380 し 神聖な聖貨を!? 303 00:19:37,380 --> 00:19:40,550 (トロン)ルナ 向こうで みんなが呼んでるの 304 00:19:40,550 --> 00:19:43,390 またぁ? 次は なんなの? 305 00:19:43,390 --> 00:19:45,720 大きな岩があって邪魔なの 306 00:19:45,720 --> 00:19:47,890 金ピカで壊して 307 00:19:47,890 --> 00:19:49,890 しょうがないわねぇ~ 308 00:19:49,890 --> 00:19:54,400 私がいないと な~んにも できないヤツばっかりなんだから 309 00:19:54,400 --> 00:19:56,730 さっさと来るの 310 00:19:56,730 --> 00:19:59,240 (ルナ)ちょっと! 服を引っ張らないで! 311 00:19:59,240 --> 00:20:01,740 姉様 話はあとで! 312 00:20:01,740 --> 00:20:06,410 キョン モモ! 姉様を温泉にでも 案内しておいてあげて 313 00:20:06,410 --> 00:20:08,750 《間違いない… あの子は— 314 00:20:08,750 --> 00:20:10,750 魔が混じった存在— 315 00:20:10,750 --> 00:20:13,250 忌まわしき魔人》 316 00:20:13,250 --> 00:20:15,450 (キョン)ご案内します ピョン 317 00:20:17,420 --> 00:20:21,020 《ホワイト:ルナはもう そこまで魔に魅入られて…》 318 00:20:23,590 --> 00:20:25,930 (モモ)ルナ様も 後でいらっしゃますので— 319 00:20:25,930 --> 00:20:28,430 お先に お湯へどうぞ ウサ 320 00:20:28,430 --> 00:20:30,430 お湯? 321 00:20:32,440 --> 00:20:34,770 中に脱衣所がありますので— 322 00:20:34,770 --> 00:20:37,770 そこで服を脱いで お入りください ウサ 323 00:20:41,280 --> 00:20:45,950 《やはり ルナを解放するには 魔王を討つしか… 324 00:20:45,950 --> 00:20:48,550 それにしても お湯なんて…》 325 00:20:55,390 --> 00:20:59,560 《昔も今も 裸の付き合いという 言葉があります 326 00:20:59,560 --> 00:21:03,760 これがルナを説得する 最後のチャンスかもしれませんね》 327 00:21:09,410 --> 00:21:12,740 あっ! これは… 328 00:21:12,740 --> 00:21:16,080 これ お湯 なの? 329 00:21:16,080 --> 00:21:19,250 すべてが? 330 00:21:19,250 --> 00:21:23,250 《ルナ いえ魔王は いったい何を考えて…》 331 00:21:25,760 --> 00:21:27,760 あれは… 332 00:21:32,560 --> 00:21:35,270 あっ ここにもお湯が 333 00:21:35,270 --> 00:21:36,520 外に? 334 00:21:38,460 --> 00:21:39,520 はっ! 335 00:23:10,820 --> 00:23:14,920 つい手を伸ばし アクの前髪を横へとやる 336 00:23:15,000 --> 00:23:16,220 魔王様? 337 00:23:16,380 --> 00:23:19,260 うむ 相変わらず綺麗な瞳だ 338 00:23:19,260 --> 00:23:22,580 ぼ… 僕は自分の目が あまり好きじゃないです 339 00:23:22,580 --> 00:23:26,060 私は好きだぞ 見ていると落ち着くしな 340 00:23:26,060 --> 00:23:28,260 う… うぅ… 341 00:23:28,260 --> 00:23:32,140 この左右で違う光を放つ 瞳を見るのが 342 00:23:32,140 --> 00:23:34,240 俺は嫌いではない 343 00:23:34,320 --> 00:23:39,540 次回 魔王様、リトライ! 第十二話『白天使と魔王様』 344 00:23:39,540 --> 00:23:41,540