1 00:00:01,043 --> 00:00:06,048 ♪~ 2 00:01:24,084 --> 00:01:29,799 ~♪ 3 00:01:40,851 --> 00:01:42,269 (ノック) (茗子(めいこ))はい 4 00:01:43,896 --> 00:01:45,773 (お手伝いさん) お食事 お済みですか 5 00:01:45,898 --> 00:01:48,359 (茗子)ええ (お手伝いさん)お下げしますね 6 00:01:53,280 --> 00:01:55,533 お嬢さま (茗子)なぁに? 7 00:01:56,117 --> 00:01:59,036 あさひ文学賞 おめでとうございます 8 00:01:59,620 --> 00:02:01,539 私も 鼻が高(たこ)うございます 9 00:02:08,254 --> 00:02:09,088 ありがとう 10 00:02:09,713 --> 00:02:11,382 朝早くから 門の前に― 11 00:02:11,507 --> 00:02:14,093 マスコミの方たちが 大勢 見えてますけど 12 00:02:14,468 --> 00:02:15,302 えっ? 13 00:02:22,810 --> 00:02:25,437 「小説あさひ」 旦那さまと奥さまに― 14 00:02:25,563 --> 00:02:28,357 お出かけのときに お渡ししておきました 15 00:02:28,816 --> 00:02:30,651 きっと お喜びになると思います 16 00:02:31,735 --> 00:02:35,239 さあ… それは どうかしら 17 00:02:35,906 --> 00:02:39,660 (ドアチャイム) あら? 裏口のインターホンですね 18 00:02:39,785 --> 00:02:42,037 こんな時間に どなたかしら? 19 00:02:51,672 --> 00:02:57,052 ハァ… こんなに騒がれるなんて なんだか自分のことじゃないみたい 20 00:02:57,636 --> 00:02:59,179 昨日 電話をもらうまで― 21 00:02:59,305 --> 00:03:01,849 応募されてたことさえ 知らなかったのに 22 00:03:06,186 --> 00:03:08,856 家から出られるのかな? 私 23 00:03:20,200 --> 00:03:21,327 あっ… 24 00:03:21,994 --> 00:03:22,912 (悟史(さとし))よう 25 00:03:23,495 --> 00:03:26,206 一体 どうしたんですか? こんな時間に 26 00:03:26,832 --> 00:03:31,128 (悟史)美人の高校生作家に 今ごろ マスコミが飛びついて― 27 00:03:31,253 --> 00:03:34,256 家から出られなく なってんじゃないかと思ってさ 28 00:03:34,965 --> 00:03:37,426 来てみたら 案の定だったな 29 00:03:37,551 --> 00:03:40,888 ホント 今日は学校に行けそうにないわ 30 00:03:41,013 --> 00:03:42,223 誰かさんのおかげでね 31 00:03:43,307 --> 00:03:46,101 …て言われちゃ かなわないからな 32 00:03:46,227 --> 00:03:49,813 責任持って 学校まで 送り届けようと思って来たんだよ 33 00:03:50,481 --> 00:03:51,315 えっ? 34 00:03:51,982 --> 00:03:53,317 行くんだろう? 学校 35 00:03:58,989 --> 00:04:01,325 実は タクシー 裏に待たせてあるんだ 36 00:04:07,122 --> 00:04:09,333 今だ 行くぞ (茗子)うん… 37 00:04:12,878 --> 00:04:14,838 (記者) おい! あれ そうじゃないか? 38 00:04:16,382 --> 00:04:19,551 秋月(あきづき)さん! お話を聞かせてください! 39 00:04:20,302 --> 00:04:22,513 すいません! (記者たち)秋月さん! 40 00:04:25,266 --> 00:04:27,017 第1関門クリアだな 41 00:04:27,559 --> 00:04:30,145 もう… 生きた心地がしないわ 42 00:04:30,271 --> 00:04:32,731 どうして 勝手に応募なんてしたんですか? 43 00:04:32,856 --> 00:04:35,693 だって 自分じゃ絶対 送らないだろう 44 00:04:38,404 --> 00:04:42,533 正直言って 俺も本当に 賞を取るなんて思っていなかった 45 00:04:43,117 --> 00:04:47,746 でも 読ませてもらったとき “これは”と思う何かがあったんだ 46 00:04:48,956 --> 00:04:52,251 それが 一体 何なのか 無性に知りたくなった 47 00:04:53,085 --> 00:04:57,798 たくさんの人に読んでもらったら つかめるかもしれないって思ってさ 48 00:04:58,465 --> 00:05:01,218 俺の目に 狂いはなかったってことかな 49 00:05:07,433 --> 00:05:08,267 (光希(みき))ウフフフッ… 50 00:05:10,853 --> 00:05:12,146 (遊(ゆう))うん? (光希)えっ? 51 00:05:17,901 --> 00:05:18,944 あれ? (光希)えっ? 52 00:05:22,114 --> 00:05:24,116 茗子と三輪(みわ)さんだ 53 00:05:24,241 --> 00:05:27,244 派手だな 相変わらず やることが 54 00:05:27,369 --> 00:05:31,206 一緒にタクシーで登校なんて 何かあったのかな? 55 00:05:32,124 --> 00:05:33,417 茗子! ウッ… 56 00:05:34,001 --> 00:05:37,963 ちったぁ気を利かせろよ (光希)あっ… そっか 57 00:05:42,301 --> 00:05:45,345 三輪さんと茗子 うまくいってるんだ… 58 00:05:45,471 --> 00:05:49,266 茗子は 三輪さんに 心を開くことができたのかな? 59 00:05:49,391 --> 00:05:52,269 なっちゃんのこと 忘れられたのかな? 60 00:05:52,394 --> 00:05:53,228 ウッ… 61 00:05:53,854 --> 00:05:54,688 ウウッ… 62 00:05:54,813 --> 00:05:57,983 さあ 早く行かないと遅刻するぞ (光希)うん 63 00:05:58,817 --> 00:06:00,402 (桂子(けいこ))茗子! 64 00:06:00,569 --> 00:06:02,738 校長室から呼び出しがかかってるよ 65 00:06:04,448 --> 00:06:05,491 えっ? 66 00:06:12,372 --> 00:06:15,417 茗子 一体 何があったんだろう? 67 00:06:15,542 --> 00:06:18,253 三輪さんと タクシーで登校してきたり 68 00:06:18,378 --> 00:06:22,174 校長室から呼び出しがかかってたり (遊)うん… 69 00:06:22,758 --> 00:06:26,011 なっちゃんのことかな? (遊)さあ 70 00:06:26,887 --> 00:06:28,013 あっ… 71 00:06:31,225 --> 00:06:33,519 茗子! 何だって? 先生 72 00:06:34,186 --> 00:06:35,187 うん… 73 00:06:36,063 --> 00:06:37,523 あのね 実は… 74 00:06:38,273 --> 00:06:40,859 (古館(ふるたち))朝の臨時ニュースです! 超ビッグニュース! 75 00:06:41,360 --> 00:06:44,571 2年の秋月茗子さんが 「熱帯魚」という小説で― 76 00:06:44,696 --> 00:06:48,075 な… なんと あさひ文学賞を受賞しました! 77 00:06:48,909 --> 00:06:53,080 我が高初の高校生作家誕生 すばらしい快挙です 78 00:06:53,205 --> 00:06:55,541 (千草(ちぐさ))茗子 茗子! ホントなの? 79 00:06:56,792 --> 00:07:00,504 (光希) 小説って… 確か茗子 評論専門じゃ 80 00:07:00,629 --> 00:07:03,423 そりゃ この間 ファンタジーを 書いたって言ってたけど 81 00:07:03,549 --> 00:07:05,092 文学賞って? 82 00:07:06,093 --> 00:07:11,557 三輪さんに勧められて 初めて 本格的な小説 書いてみたの 83 00:07:11,974 --> 00:07:16,103 まさか文学賞なんて… 自分でも まだ信じられない 84 00:07:17,146 --> 00:07:18,105 茗子! 85 00:07:18,230 --> 00:07:20,107 (銀太(ぎんた))すっげえ! (麻理(まり))やった 茗子! 86 00:07:20,274 --> 00:07:23,610 (生徒たち) バンザ~イ! バンザ~イ! 87 00:07:26,530 --> 00:07:28,615 (光希)茗子の小説「熱帯魚」は 88 00:07:29,408 --> 00:07:34,872 年上の男性に恋をした少女が つらい別れを経験する物語で 89 00:07:36,874 --> 00:07:40,252 “豊かな表現力と 緻密な構成の中に―” 90 00:07:40,377 --> 00:07:43,964 “10代の作者ならではの みずみずしさがある”と― 91 00:07:44,089 --> 00:07:46,717 文芸評論家たちに絶賛された 92 00:07:50,554 --> 00:07:55,058 美少女高校生作家誕生に 目をつけたマスコミの取材攻勢で 93 00:07:55,434 --> 00:07:57,728 校内は しばらく騒がしかった 94 00:08:01,106 --> 00:08:03,567 あまり 目立つのが好きじゃない茗子は― 95 00:08:03,692 --> 00:08:05,944 ほとんど取材を断っていたけど 96 00:08:06,111 --> 00:08:11,575 それでも いくつかの新聞や雑誌を 茗子のきれいな顔が飾ったのだった 97 00:08:11,742 --> 00:08:15,579 (仁(じん))すごいな 茗子ちゃん (留美(るみ))正に才色兼備ね 98 00:08:16,246 --> 00:08:21,084 もう すっごく切なくていいんだよ 私 泣けちゃった 99 00:08:21,752 --> 00:08:26,423 情景描写が またカッコイイよな 映像が目に浮かぶみたいで 100 00:08:26,548 --> 00:08:30,844 フフッ… そう どうして あんな文章 思いつくんだろうね? 101 00:08:31,595 --> 00:08:34,223 (要士(ようじ))光希ちゃんの親友が こんなに すごいなんて― 102 00:08:34,348 --> 00:08:36,892 なんか 俺たちまで うれしくなっちゃうよな 103 00:08:37,017 --> 00:08:40,604 (千弥子(ちやこ))うん そうよね (仁)次の作品 早く読みたいな 104 00:08:43,815 --> 00:08:48,237 (亜梨実(ありみ))あさひ文学賞か… すごい才能よね 秋月さん 105 00:08:48,946 --> 00:08:52,783 そうなんだよ 自分の身近に こんな すごいヤツがいたなんて 106 00:08:52,908 --> 00:08:54,243 全然 気がつかなかった 107 00:08:55,577 --> 00:08:59,790 そっか 秋月さん もう将来が決まったようなもんね 108 00:08:59,915 --> 00:09:04,253 そうだな 10年後には 大小説家になってんだろうな 109 00:09:05,754 --> 00:09:07,381 10年後か… 110 00:09:08,131 --> 00:09:09,716 何してるかな? 私 111 00:09:12,010 --> 00:09:16,974 もう結婚して 子供とかいたりして おばさんになっちゃってるかな? 112 00:09:18,141 --> 00:09:18,976 ンッ… 113 00:09:19,935 --> 00:09:22,396 銀太 どうかした? 114 00:09:24,690 --> 00:09:29,528 お… 俺 10年後も 亜梨実と一緒にいる! 絶対いる! 115 00:09:34,324 --> 00:09:35,325 私も… 116 00:09:36,368 --> 00:09:37,703 私も そう思ってる 117 00:09:39,746 --> 00:09:41,373 銀太が大好き 118 00:09:44,042 --> 00:09:46,503 銀太といると ここが温(あった)かくなるの 119 00:09:49,256 --> 00:09:50,465 亜梨実… 120 00:09:51,216 --> 00:09:55,220 遊に恋してたときみたいな 激しい ときめきはない 121 00:09:55,345 --> 00:09:59,683 刺激もない でも 不安や失望や涙もない 122 00:10:01,810 --> 00:10:04,313 安心できる 落ち着くの 123 00:10:04,730 --> 00:10:07,858 自分が 素直な いい子でいられる感じ 124 00:10:10,569 --> 00:10:12,779 これからも ずっと ずっと― 125 00:10:12,904 --> 00:10:14,698 一緒にいたいなって おも… 126 00:10:27,252 --> 00:10:30,088 銀太って 時々 妙に強引よね (銀太)あっ… 127 00:10:30,589 --> 00:10:32,090 あっ! ごめん つい… 128 00:10:32,674 --> 00:10:35,344 こんなムードのない所で しないでほしいわ 129 00:10:39,598 --> 00:10:40,641 でも… 130 00:11:12,756 --> 00:11:15,425 初めてのキスがステキだったから 許してあげる 131 00:11:15,801 --> 00:11:17,427 ハハッ… いやぁ… 132 00:11:18,678 --> 00:11:21,890 そういえば 前から聞きたかったんだけど 133 00:11:22,599 --> 00:11:23,892 光希さんとはキスした? 134 00:11:24,267 --> 00:11:25,435 えっ? 135 00:11:25,560 --> 00:11:26,728 アア… 136 00:11:29,064 --> 00:11:29,898 答えて 137 00:11:32,317 --> 00:11:36,154 私が初めてじゃないの? どうなの? 違うのね? 138 00:11:36,863 --> 00:11:37,697 なに? 139 00:11:40,909 --> 00:11:42,369 “イチドシタ”… 140 00:11:42,494 --> 00:11:43,578 え~っ! 141 00:11:44,162 --> 00:11:45,080 ご… ごめん! 142 00:11:47,749 --> 00:11:50,627 ごめん だって俺 あんときは… 143 00:11:50,752 --> 00:11:54,047 謝ることないわよ 過去のことなんだし 144 00:11:54,172 --> 00:11:57,426 第一 私が言えたことじゃないわよね 145 00:11:57,551 --> 00:11:59,094 でも なんか すっごく面白くない… 146 00:12:00,137 --> 00:12:03,056 まあ 今のキスで2回目だから― 147 00:12:03,181 --> 00:12:06,643 私のほうが回数が多いってことで よしとするわ 148 00:12:06,768 --> 00:12:07,602 フフッ… 149 00:12:56,818 --> 00:13:01,740 もう二度と ほかの子としないでね (銀太)しないよ 絶対しない 150 00:13:02,699 --> 00:13:04,117 亜梨実とだけだ 151 00:13:40,053 --> 00:13:41,555 (茗子の父親)説明しろ! 152 00:13:42,097 --> 00:13:44,182 (茗子の母親) 大きな声を出さないでください 153 00:13:44,516 --> 00:13:45,767 (父親)ンンッ… 154 00:13:46,351 --> 00:13:50,605 自分の起こした不祥事を わざわざ小説にして発表するなんて 155 00:13:50,772 --> 00:13:52,274 一体 どういうつもりなんだ? 156 00:13:53,108 --> 00:13:55,777 知りませんよ 私は (父親)無責任なこと言うな! 157 00:13:57,070 --> 00:13:59,781 自分の娘が こんな生き恥をさらしているのに 158 00:14:00,282 --> 00:14:01,825 君は平気なのか? 159 00:14:17,257 --> 00:14:21,094 (電話の着信音) 160 00:14:21,970 --> 00:14:23,889 もしもし… あっ 茗子 161 00:14:24,931 --> 00:14:27,392 どうしたの? なんか元気ないみたい 162 00:14:28,185 --> 00:14:29,895 ううん 別に… 163 00:14:30,854 --> 00:14:35,400 それより 光希に お願いがあって 電話したの… ねえ 聞いてくれる? 164 00:14:36,318 --> 00:14:40,906 もちろん! 茗子の頼みとあれば 何でも聞いちゃうよ なに? 165 00:14:41,823 --> 00:14:45,660 実はね 今度 受賞祝賀パーティーがあるんだけど 166 00:14:45,786 --> 00:14:47,954 私1人じゃ心細くって… 167 00:14:48,080 --> 00:14:50,916 光希 松浦(まつうら)君と一緒に来てくれない? 168 00:14:51,708 --> 00:14:55,587 えっ? それは 全然 かまわないけど… 169 00:14:55,712 --> 00:14:59,424 1人って? 茗子のご両親は? 来てもらえないの? 170 00:15:02,803 --> 00:15:06,181 ダメ… 受賞を喜んでくれるどころか― 171 00:15:06,306 --> 00:15:08,934 私が生き恥をさらしてるって 怒ってるの 172 00:15:09,101 --> 00:15:10,560 えっ? 173 00:15:11,520 --> 00:15:12,437 そんな… 174 00:15:13,563 --> 00:15:18,193 光希… 私ね 自分でも ちょっと意外なんだけど 175 00:15:18,568 --> 00:15:20,112 結構 悲しかった 176 00:15:21,405 --> 00:15:25,951 とっくに諦めてたつもりでも 心の どっかで まだ― 177 00:15:26,368 --> 00:15:29,788 両親に分かってもらいたい 認めてもらいたいって― 178 00:15:30,997 --> 00:15:32,833 期待してたんだね 179 00:15:34,126 --> 00:15:39,840 茗子 かわいそう… 茗子のご両親 ひどすぎる 180 00:15:40,966 --> 00:15:43,093 こんなとき 前なら なっちゃんが 181 00:15:43,218 --> 00:15:46,346 いつも 茗子の 支えになってくれてたんだよね 182 00:15:47,514 --> 00:15:51,852 結局 甘えてたのよ それが よく分かったの 183 00:15:51,977 --> 00:15:55,856 これで もうムダな期待をして 傷つくこともないわ 184 00:15:57,065 --> 00:16:00,277 光希が来てくれれば それが いちばん うれしいの 185 00:16:00,902 --> 00:16:01,862 きっと来てね 186 00:16:02,946 --> 00:16:06,992 三輪さんは なっちゃんの 代わりになれるのかな? 187 00:16:07,492 --> 00:16:11,455 茗子 新しい恋 始められるのかな? 188 00:16:32,559 --> 00:16:33,810 ここだ… 189 00:16:39,107 --> 00:16:41,026 立派だね (遊)うん 190 00:16:50,118 --> 00:16:54,915 なんか 大人の世界って感じ… 茗子 どこかな? 191 00:16:55,081 --> 00:16:56,875 (シャッター音) 192 00:16:57,334 --> 00:16:59,377 (記者) すいません こっち向いてください 193 00:17:00,128 --> 00:17:02,923 もしかして 茗子 この中にいるのかな? 194 00:17:03,048 --> 00:17:04,716 そう …だろうな 195 00:17:04,841 --> 00:17:06,885 これじゃ 茗子の顔も見えないよ 196 00:17:09,554 --> 00:17:12,933 ンッ… ンンッ… 197 00:17:17,562 --> 00:17:20,774 いるよ 秋月 (光希)えっ? 見えるの? 198 00:17:22,108 --> 00:17:24,778 (記者)秋月さん 今度は こっち向いてください 199 00:17:27,405 --> 00:17:28,740 (光希)茗子! 200 00:17:30,033 --> 00:17:30,867 光希! 201 00:17:32,244 --> 00:17:33,662 (司会)そろそろ時間ですので― 202 00:17:33,787 --> 00:17:36,373 写真撮影のほうは この辺で終わりにしてください 203 00:17:38,833 --> 00:17:40,752 アハハッ! 204 00:17:40,877 --> 00:17:43,588 良かった! 来てくれてホントに ありがとう 205 00:17:44,548 --> 00:17:47,008 松浦君も ありがとう (遊)ハハッ… 206 00:17:48,009 --> 00:17:48,843 ハッ… 207 00:17:49,427 --> 00:17:50,428 三輪さん 208 00:17:52,138 --> 00:17:52,973 よう 209 00:17:53,098 --> 00:17:54,516 三輪さん どうして ここに? 210 00:17:55,392 --> 00:17:58,645 実は 秋月の小説 応募したの俺なんだ 211 00:17:58,770 --> 00:17:59,854 (光希・遊)ええっ! 212 00:17:59,980 --> 00:18:02,524 じゃ もしかして秋月は そのことを… 213 00:18:03,275 --> 00:18:06,611 そう 出版社から 電話が かかってくるまで― 214 00:18:06,736 --> 00:18:08,029 全然 知らなかったの 215 00:18:09,281 --> 00:18:10,991 悟史さんの やりそうなこった 216 00:18:11,616 --> 00:18:16,496 え~… それでは この辺で 祝電を読ませていただきます 217 00:18:17,122 --> 00:18:19,874 集英社(しゅうえいしゃ)の中森(なかもり)編集長さまより 218 00:18:20,417 --> 00:18:22,586 でも こんな すごいパーティー 219 00:18:22,711 --> 00:18:26,381 茗子が賞を取らなかったら 一生 来ることなかったよね 220 00:18:26,965 --> 00:18:30,010 三輪さんが 茗子の小説 送らなかったら 私たち 221 00:18:30,135 --> 00:18:33,388 ここにいなかったんだよね きっと (悟史)そうそう 222 00:18:33,805 --> 00:18:38,143 え~ 次は 広島にお住まいの名村慎一(なむら しんいち)さまより 223 00:18:41,438 --> 00:18:44,190 “茗子 よく頑張った おめでとう” 224 00:18:56,077 --> 00:18:56,911 茗子… 225 00:19:06,755 --> 00:19:09,424 茗子… 大丈夫? 226 00:19:10,759 --> 00:19:11,801 あっ… 茗子! 227 00:19:13,678 --> 00:19:14,512 茗子! 228 00:19:15,347 --> 00:19:17,474 様子を見てくるよ ちょっとだけ 229 00:19:23,855 --> 00:19:26,274 ハァハァハァ… 230 00:19:38,370 --> 00:19:39,204 あっ… 231 00:19:49,547 --> 00:19:52,258 光希 私 ずっと考えてたの 232 00:19:52,926 --> 00:19:53,885 えっ? 233 00:19:55,720 --> 00:19:57,138 私 広島に行く 234 00:19:57,263 --> 00:20:00,266 えっ… 広島って なっちゃんに会いに? 235 00:20:01,184 --> 00:20:06,690 今更 私が何を言っても 多分 ダメだと思う 236 00:20:06,815 --> 00:20:09,025 そんな… そんなことないよ 237 00:20:09,150 --> 00:20:12,946 なっちゃん きっと 茗子のこと ちゃんと受け止めてくれるよ 238 00:20:13,405 --> 00:20:17,826 名村先生はね いま 亮子(りょうこ)先生とつきあってるの 239 00:20:17,951 --> 00:20:18,785 ええっ! 240 00:20:24,374 --> 00:20:26,084 先生! (泣き声) 241 00:20:26,209 --> 00:20:29,713 (名村)さあ もう遅い 早く家に帰りなさい 242 00:20:30,088 --> 00:20:31,631 ご両親も心配なさるだろう 243 00:20:33,550 --> 00:20:35,802 せん …せい 244 00:20:36,553 --> 00:20:38,722 さあ 早く帰りなさい 245 00:20:40,849 --> 00:20:43,101 イヤ! 帰らない! 246 00:20:44,310 --> 00:20:45,603 (ため息) 247 00:20:47,355 --> 00:20:49,065 亮子と つきあってるんだ 248 00:20:52,902 --> 00:20:54,779 今 何て? 249 00:20:56,823 --> 00:20:59,701 僕は今 亮子とつきあってるんだ 250 00:21:07,333 --> 00:21:09,669 なっちゃんが亮子先生と? 251 00:21:17,135 --> 00:21:18,595 それでも会いたいの 252 00:21:20,221 --> 00:21:23,099 どうしても… もう一度 会って話したい! 253 00:21:24,976 --> 00:21:29,481 (泣き声) 254 00:21:50,585 --> 00:21:53,755 なっちゃんと 亮子先生がつきあってるなんて― 255 00:21:53,880 --> 00:21:55,757 そんなの信じられない… 256 00:21:58,426 --> 00:22:02,222 でも 茗子は今 なっちゃんに会いたいんだ 257 00:22:02,722 --> 00:22:06,267 誰よりも今 会いたいのは なっちゃんなんだ 258 00:22:15,408 --> 00:22:19,287 (茗子)もうダメかもしれないけど それでも会いたい 259 00:22:19,662 --> 00:22:21,414 名村先生に もう一度 会いたい! 260 00:22:22,040 --> 00:22:26,210 (光希)よし 行こう 広島 私も一緒についていって― 261 00:22:26,377 --> 00:22:28,880 なっちゃんと会えるように セッティングしてあげる 262 00:22:29,005 --> 00:22:31,382 だから 茗子 しっかりして 263 00:22:32,550 --> 00:22:33,509 「ママレード・ボーイ」 264 00:22:34,093 --> 00:22:35,386 “広島へ…” 265 00:22:35,511 --> 00:22:38,556 (茗子) “「もう一度そばにいさせて!」”