1 00:00:10,360 --> 00:00:12,490 (陽毬(ひまり))すっごーい! 2 00:00:12,780 --> 00:00:15,120 (陽毬) ペンギンって泳ぐの上手だねえ 3 00:00:15,240 --> 00:00:17,960 (晶馬(しょうま))うん 陸では ちょっと間が抜けてるのにね 4 00:00:18,040 --> 00:00:20,920 (冠葉(かんば))晶馬に言われちゃ ペンギンもイラッとするな 5 00:00:21,040 --> 00:00:22,330 (晶馬)何だよ それ 6 00:00:22,420 --> 00:00:23,670 (携帯電話の振動音) (冠葉)あっ 7 00:00:23,960 --> 00:00:25,250 (冠葉)んっ… 8 00:00:26,000 --> 00:00:28,050 (晶馬)あ? (冠葉)悪(わり)い ちょっと俺 電話 9 00:00:28,170 --> 00:00:30,510 また女の子? ほどほどにね 10 00:00:33,970 --> 00:00:36,600 (冠葉)大丈夫だよん うまくやってるから 11 00:00:36,720 --> 00:00:38,100 (晶馬)あ〜 やだやだ 12 00:00:38,390 --> 00:00:40,690 女にルーズな ばっちい冠葉菌が… 13 00:00:40,770 --> 00:00:42,400 (陽毬)ねえ 晶(しょう)ちゃん 14 00:00:50,360 --> 00:00:52,030 (男の子)ママ〜 見て ペンギン 15 00:00:52,160 --> 00:00:54,410 (陽毬)ん? (母親)こら 大声出さない 16 00:00:54,490 --> 00:00:56,870 (父親) ペンギンは飛んで逃げたりしないよ 17 00:00:57,080 --> 00:00:59,370 (男の子)ええっ だって〜 (陽毬)あ… 18 00:00:59,460 --> 00:01:01,000 (ペンギンたち) ギュッ キュッ キュッ 19 00:01:01,120 --> 00:01:03,290 キュウー 20 00:01:03,420 --> 00:01:08,420 ♪〜 21 00:02:27,790 --> 00:02:32,800 〜♪ 22 00:02:37,590 --> 00:02:39,890 (店員)1284円でございます (陽毬)フフッ やったあ ペンギン 23 00:02:40,220 --> 00:02:42,140 (店員) リボンは何色になさいますか? 24 00:02:42,270 --> 00:02:44,020 (晶馬)えっと… じゃあピンクで (陽毬)ん? 25 00:02:44,140 --> 00:02:45,190 (店員)かしこまりました 26 00:02:45,350 --> 00:02:46,770 あの子 さっきの… 27 00:02:47,770 --> 00:02:48,940 あっ 待って 28 00:02:50,230 --> 00:02:51,610 ハァ… ハァ… 29 00:02:52,860 --> 00:02:54,280 ハァッ… 待って! 30 00:02:58,700 --> 00:03:00,620 ハァ… ハァ… 31 00:03:03,540 --> 00:03:05,080 ねえ ペンギンさん 32 00:03:07,500 --> 00:03:08,330 あっ 33 00:03:15,340 --> 00:03:17,470 ハァ… やだ 驚いた 34 00:03:17,550 --> 00:03:18,640 (ペンギン3号)キュッ! 35 00:03:19,590 --> 00:03:20,600 (陽毬)えっ 36 00:03:25,140 --> 00:03:26,230 ええ? 37 00:03:30,400 --> 00:03:33,030 どこへ… 行くの? 38 00:03:41,620 --> 00:03:42,990 (ベル) 39 00:03:48,210 --> 00:03:49,080 あっ 40 00:03:56,920 --> 00:03:58,630 (鳥の鳴き声) 41 00:04:05,060 --> 00:04:08,100 (陽毬)ここ いつもの図書館だ 42 00:04:10,690 --> 00:04:12,020 返却 お願いします 43 00:04:12,520 --> 00:04:14,400 (職員)はい ご返却ですね 44 00:04:14,520 --> 00:04:17,650 (陽毬) あの「カエル君 東京を 救う」って本は— 45 00:04:17,780 --> 00:04:18,950 どこにありますか? 46 00:04:19,070 --> 00:04:20,610 (職員) 少々 お待ちください 47 00:04:20,740 --> 00:04:22,820 (キーボードの操作音) 48 00:04:23,370 --> 00:04:26,080 (職員)そのタイトルの登録は ありませんね 49 00:04:26,200 --> 00:04:28,870 (陽毬) 前に見たことがあるんです ここで 50 00:04:29,000 --> 00:04:30,330 きっと あるはずなんですけど 51 00:04:30,830 --> 00:04:32,830 (職員)似たタイトルと 間違われたとか— 52 00:04:32,960 --> 00:04:36,300 何か 他に 心当たりの検索項目はありますか? 53 00:04:36,420 --> 00:04:40,470 ん… 少し自分で探してみます 54 00:04:40,590 --> 00:04:43,800 前に探した記憶をたどれば たぶん… 55 00:04:43,890 --> 00:04:45,260 (ペンギン3号)キュピン 56 00:04:46,470 --> 00:04:49,100 (陽毬)カエル君 東京を救う… 57 00:04:49,180 --> 00:04:51,980 カエル君 東京を救う… 58 00:04:52,560 --> 00:04:55,480 確か この辺に… ん… 59 00:04:56,900 --> 00:04:57,690 あっ 60 00:04:58,900 --> 00:05:00,740 ペンギンさんも探してくれる? 61 00:05:01,700 --> 00:05:03,370 (ペンギン3号)キュ? (陽毬)ん? 62 00:05:05,830 --> 00:05:07,490 あっ 待って 63 00:05:07,740 --> 00:05:10,250 ハァ… ハァ… ハァ… 64 00:05:10,370 --> 00:05:11,710 (ペンギン3号) キュッキュッキュッ 65 00:05:11,920 --> 00:05:13,290 (陽毬)ねえ どこ行くの? 66 00:05:13,380 --> 00:05:14,460 (ペンギン3号)キュッ 67 00:05:22,010 --> 00:05:25,800 (陽毬) あれ? こんな所に ドア… 68 00:05:29,890 --> 00:05:31,020 あ… 69 00:05:32,850 --> 00:05:33,650 (鳥の鳴き声) 70 00:05:33,770 --> 00:05:34,520 あっ 71 00:05:36,770 --> 00:05:38,280 (ペンギン3号)キュッ (陽毬)あ… 72 00:05:38,610 --> 00:05:42,780 (ペンギン3号)キュウウー 73 00:06:07,550 --> 00:06:08,640 (陽毬)あ… 74 00:06:10,560 --> 00:06:11,770 (眞悧(さねとし))シビレるだろう? 75 00:06:11,890 --> 00:06:13,730 (陽毬)あっ… あ… 76 00:06:16,610 --> 00:06:17,650 (眞悧)ふっ… (ペンギン3号)キュッ 77 00:06:23,150 --> 00:06:26,570 (眞悧)いらっしゃい どんな本を お探しかな? 78 00:06:26,870 --> 00:06:28,620 (陽毬)あっ えっと 79 00:06:30,080 --> 00:06:34,120 (眞悧)ようこそ 中央図書館 そらの孔(あな)分室へ 80 00:06:34,250 --> 00:06:35,960 (陽毬)そらの孔? 81 00:06:36,040 --> 00:06:39,000 (眞悧)わたくし こちらで 司書を務めております— 82 00:06:39,130 --> 00:06:40,920 眞悧と申します 83 00:06:41,050 --> 00:06:43,090 どうぞ 何なりとご用命を 84 00:06:44,470 --> 00:06:45,680 (陽毬)あの じゃあ— 85 00:06:45,800 --> 00:06:49,890 「カエル君 東京を救う」って 本を探してもらえますか? 86 00:06:51,430 --> 00:06:54,730 (眞悧)かしこまりました こちらへ いらしたからには— 87 00:06:54,850 --> 00:06:57,650 必ずや お客様が 深く お心に抱いた— 88 00:06:57,770 --> 00:07:02,030 お望みの1冊… この膨大な知識と記憶の海より— 89 00:07:02,150 --> 00:07:03,940 探し出していただける ことでしょう 90 00:07:04,570 --> 00:07:06,200 (眞悧) さながら 七つの大海から— 91 00:07:06,320 --> 00:07:09,200 たった1粒の真珠を 見つけ出すように 92 00:07:09,280 --> 00:07:12,580 この眞悧 誠心誠意 お手伝いいたします 93 00:07:12,790 --> 00:07:14,160 (陽毬)変な人 94 00:07:16,620 --> 00:07:19,000 (眞悧) うーん… これじゃあない 95 00:07:20,590 --> 00:07:24,010 これも 違う… と 96 00:07:26,470 --> 00:07:28,300 あの ここって 本当に— 97 00:07:28,430 --> 00:07:31,300 中央図書館の分室なんですか? 98 00:07:31,430 --> 00:07:33,890 何だか やけに広いような気が 99 00:07:33,970 --> 00:07:36,350 (眞悧)分室ですよ 図書館の 100 00:07:36,430 --> 00:07:37,560 (陽毬)あ… 101 00:07:38,140 --> 00:07:40,560 (眞悧) とはいえ 久々のお客様です 102 00:07:40,690 --> 00:07:41,400 (陽毬)え? 103 00:07:41,610 --> 00:07:44,730 ここは 誰もが入れる場所では ないんですよ 104 00:07:45,110 --> 00:07:48,450 選ばれたお客様のみが 立ち入ることを許される— 105 00:07:48,910 --> 00:07:50,320 特別な図書館 106 00:07:50,740 --> 00:07:52,490 じゃあ 私は特別なの? 107 00:07:52,990 --> 00:07:57,210 (眞悧)ええ 運命によって選ばれた 特別な… 108 00:07:57,330 --> 00:07:58,710 (眞悧)あった 109 00:07:59,210 --> 00:08:02,340 (眞悧)ほら これが お探しの あなたの物語だ 110 00:08:04,460 --> 00:08:08,720 “3年前 その女の子には 2人の友達がいたんだ” 111 00:08:08,840 --> 00:08:11,800 “将来の夢を分かち合う 大切な仲間” 112 00:08:12,180 --> 00:08:13,850 “3人の女の子たちは—” 113 00:08:13,970 --> 00:08:16,520 “まるで引力で引かれ合う 星々のように—” 114 00:08:16,980 --> 00:08:18,980 “互いが互いを照らし…” 115 00:08:27,360 --> 00:08:29,360 (電子音) 116 00:08:29,490 --> 00:08:30,410 (陽毬たち)うーん 117 00:08:30,530 --> 00:08:32,990 (陽毬)あっ これ いいかも (ヒバリ)うん 118 00:08:33,070 --> 00:08:35,660 (光莉(ひかり))じゃあ 申し込みの写真は これで決まりね 119 00:08:35,790 --> 00:08:37,700 昨日 大体 書いておいたんだ 120 00:08:38,040 --> 00:08:41,120 あとは この写真を プリントアウトして貼るだけ 121 00:08:41,370 --> 00:08:43,250 (陽毬) おおっ さすが 光莉ちゃん 122 00:08:43,380 --> 00:08:46,090 (ヒバリ)大丈夫? 書き漏らしとかない? 123 00:08:46,170 --> 00:08:50,050 (光莉)ヒバリちゃんが それ言うか? 任せて! 124 00:08:50,470 --> 00:08:51,300 だけど… 125 00:08:52,760 --> 00:08:54,390 今年は どうする? 126 00:08:54,510 --> 00:08:56,350 (3人)うーん 127 00:08:56,470 --> 00:08:57,850 (ヒバリ) はーい “ラッコーズ”! 128 00:08:57,970 --> 00:08:59,850 (陽毬)ハァ… (光莉)うあ… ダメだよ 129 00:08:59,980 --> 00:09:01,850 それじゃあ お笑い芸人みたいじゃん 130 00:09:02,230 --> 00:09:04,310 去年は それで惨敗したでしょ 131 00:09:04,440 --> 00:09:06,980 (ヒバリ)ええ? そうかなあ? 132 00:09:07,110 --> 00:09:09,070 じゃ… じゃあ “ペンギンズ”は? 133 00:09:09,190 --> 00:09:11,280 何かさ フランスの女の子っぽくない? 134 00:09:11,700 --> 00:09:14,070 (光莉) むしろ 少年野球のチームだって 135 00:09:14,280 --> 00:09:17,080 (ヒバリ)でも かわいいじゃん ペンギン! 136 00:09:17,160 --> 00:09:18,370 (3人)うーん… 137 00:09:19,450 --> 00:09:21,870 (陽毬)ん… “H” 138 00:09:22,250 --> 00:09:23,330 (ヒバリ・光莉)えっ? 139 00:09:23,460 --> 00:09:25,460 (陽毬) “トリプルH(エイチ)”って どうかな? 140 00:09:25,590 --> 00:09:28,000 (ヒバリ・光莉)“トリプルH”? (陽毬)そう 141 00:09:28,130 --> 00:09:31,550 〝ひばり・ひかり・ひまり〞 の頭文字のH 142 00:09:31,970 --> 00:09:33,970 (陽毬) それで 3人だから “トリプルH” 143 00:09:34,260 --> 00:09:35,850 わあ それ めっちゃいい! 144 00:09:35,970 --> 00:09:37,560 うん 悪くないよね! 145 00:09:39,220 --> 00:09:40,770 (ヒバリ) おおー いいじゃん いいじゃん! 146 00:09:40,890 --> 00:09:43,140 何だか 今年は いける気がする〜! 147 00:09:43,270 --> 00:09:45,440 (光莉)あしたは 応募用のビデオ撮りだから— 148 00:09:45,560 --> 00:09:47,940 おそろいのリボン 絶対に忘れないでね 149 00:09:48,070 --> 00:09:49,940 締め切りに 間に合わなくなっちゃう 150 00:09:50,070 --> 00:09:52,280 (ヒバリ)はいはーい もう 購入済みでありまーす 151 00:09:52,490 --> 00:09:54,360 (光莉) 陽毬ちゃんも忘れないでね 152 00:09:54,700 --> 00:09:56,490 (陽毬)うん もちろん 153 00:10:02,080 --> 00:10:05,210 そう そんなこともあったっけ 154 00:10:05,750 --> 00:10:08,590 でも 君が探しているのは この本じゃない 155 00:10:08,670 --> 00:10:10,760 なら 次の本を探そうか 156 00:10:10,880 --> 00:10:14,340 何しろ ここには まだまだ こんなに本があるのだから 157 00:10:21,980 --> 00:10:25,100 (眞悧) さて お次の物語は これだ 158 00:10:30,900 --> 00:10:34,780 “その夜 女の子は かねてより 母親にねだっていた—” 159 00:10:34,900 --> 00:10:36,910 “おそろいのリボンを 手に入れたんだ” 160 00:10:38,530 --> 00:10:39,580 “けれど…” 161 00:10:47,830 --> 00:10:49,170 (陽毬)ウフフッ 162 00:10:51,460 --> 00:10:52,510 (千江美(ちえみ))はい できた 163 00:10:54,170 --> 00:10:56,260 ほら とっても美人さんよ 164 00:10:56,380 --> 00:10:58,180 これなら きっと オーディションもバッチリ 165 00:10:58,260 --> 00:10:59,800 (陽毬)違う! (千江美)えっ? 166 00:10:59,930 --> 00:11:02,470 (陽毬) こんなの おそろいじゃない! 全然 違う! 167 00:11:02,600 --> 00:11:03,980 (千江美)ごめんなさい 168 00:11:04,100 --> 00:11:06,350 陽毬の言っていたのは 売り切れてて… 169 00:11:07,100 --> 00:11:10,070 ほら でも これだって よく似た色だし— 170 00:11:10,320 --> 00:11:13,940 少し淡い色のほうが お母さん 陽毬には よく似合うと… 171 00:11:16,070 --> 00:11:17,160 (陽毬)う… 172 00:11:17,990 --> 00:11:19,070 んっ! 173 00:11:19,740 --> 00:11:20,740 こんなの いらない! 174 00:11:20,870 --> 00:11:24,200 光莉ちゃんと ヒバリちゃんと おそろいじゃなきゃ意味がないもん 175 00:11:24,330 --> 00:11:26,660 (千江美)ごめんね じゃあ お母さん あした— 176 00:11:26,790 --> 00:11:29,330 隣町に行って 同じのを買ってきてあげるから 177 00:11:29,420 --> 00:11:32,170 (陽毬)あしたじゃダメなの 間に合わない! 178 00:11:32,300 --> 00:11:33,590 約束したのに— 179 00:11:33,710 --> 00:11:36,880 みんなとおそろいのリボン ちゃんと買ってくれるって 180 00:11:37,510 --> 00:11:39,010 お母さんの ウソつき! 181 00:11:39,720 --> 00:11:41,010 陽毬… 182 00:11:41,430 --> 00:11:43,850 (陽毬)今 買ってきて 約束したじゃない! 183 00:11:43,970 --> 00:11:45,560 (陽毬)約束を守ってよ! (千江美)あ… 184 00:11:46,270 --> 00:11:47,270 (陽毬)うっ… あっ 185 00:11:48,940 --> 00:11:50,060 (陽毬)ああ… (千江美)危ない! 186 00:11:50,150 --> 00:11:51,360 (ガラスの割れる音) 187 00:11:51,480 --> 00:11:52,900 (晶馬)あっ… 188 00:11:53,020 --> 00:11:54,480 (冠葉)ああ… 189 00:11:54,820 --> 00:11:56,900 (晶馬)血だ… お母さん! 190 00:11:57,150 --> 00:12:00,030 (陽毬)あ… (冠葉)きゅっ 救急車を! 191 00:12:15,760 --> 00:12:18,470 (医師)思ったより傷が深く 出血も多かったので— 192 00:12:18,590 --> 00:12:21,760 しばらく入院して 安静になさってください 193 00:12:22,180 --> 00:12:26,020 ベストは尽くしましたが お顔の傷は残ってしまうかと 194 00:12:26,140 --> 00:12:27,230 はっ… 195 00:12:27,930 --> 00:12:29,350 お母… さん 196 00:12:33,020 --> 00:12:35,190 (千江美) 陽毬 顔 上げなさい 197 00:12:35,320 --> 00:12:36,030 はっ 198 00:12:36,940 --> 00:12:39,450 ケガ… してないのね? 199 00:12:39,950 --> 00:12:40,700 うん 200 00:12:41,200 --> 00:12:43,160 ああ よかった 201 00:12:43,280 --> 00:12:46,740 もし 陽毬が 顔に ケガでもしてたら お母さん— 202 00:12:46,870 --> 00:12:49,210 一生 自分が許せないところだった 203 00:12:49,830 --> 00:12:52,790 フフッ やだ もう そんな顔しないの 204 00:12:52,880 --> 00:12:54,170 大したことないから 205 00:12:55,040 --> 00:12:58,050 陽毬は アイドルになるんだものね 206 00:12:58,170 --> 00:13:00,760 お母さんも とても楽しみなの 207 00:13:00,880 --> 00:13:04,010 だから 陽毬にケガがなくて 本当によかった 208 00:13:04,180 --> 00:13:05,600 (陽毬)う… 209 00:13:06,390 --> 00:13:09,100 ううっ ごめんなさい お母さん! 210 00:13:09,980 --> 00:13:11,940 ごめんなさい! 211 00:13:12,560 --> 00:13:16,570 (陽毬の泣き声) 212 00:13:19,530 --> 00:13:21,490 今のは なかなか上出来 213 00:13:21,610 --> 00:13:25,450 母と娘の愛情物語 結構 泣けるんじゃないのかな 214 00:13:26,950 --> 00:13:29,500 ふーん これでもないと 215 00:13:29,620 --> 00:13:30,960 やれやれ 216 00:13:31,080 --> 00:13:34,000 今日のお客様は 手ごわいな さすがに 217 00:13:38,090 --> 00:13:39,510 しかたないですね 218 00:13:39,630 --> 00:13:43,760 では もっと奥へ もっと深い所へ参りましょうか 219 00:13:52,230 --> 00:13:55,520 “次の日 女の子は 2人にすべてを打ち明けたんだ” 220 00:13:56,360 --> 00:14:00,780 “自分のわがままで 母親に 一生 治らない傷を負わせたこと” 221 00:14:00,900 --> 00:14:03,910 “約束のリボンを 手に入れられなかったこと” 222 00:14:04,030 --> 00:14:06,200 “女の子は 正直に話すことで—” 223 00:14:06,320 --> 00:14:09,410 “自分に 罰を 与えたかったのかもしれないね” 224 00:14:09,490 --> 00:14:13,460 “でも そんな自分を 2人は 嫌いになってしまうかもしれない” 225 00:14:13,580 --> 00:14:15,500 “そう思うと 声もかすれて…” 226 00:14:23,720 --> 00:14:25,180 (陽毬)本当に ごめんね 227 00:14:25,300 --> 00:14:27,970 だから 今日は リボン 持ってこられなかったの 228 00:14:28,510 --> 00:14:30,890 だから ビデオは2人で撮って 229 00:14:31,020 --> 00:14:32,850 (陽毬)それからオーディションも (光莉)えっ? 230 00:14:33,390 --> 00:14:35,560 私 誓いのリボン ないから 231 00:14:37,310 --> 00:14:38,610 (ヒバリ) 陽毬ちゃんのお母さん— 232 00:14:38,730 --> 00:14:41,110 どうしたら 早く元気になってくれるかなあ 233 00:14:41,230 --> 00:14:42,820 (陽毬)えっ? (光莉)だって お母さん— 234 00:14:42,940 --> 00:14:44,400 入院しちゃってるんでしょ? 235 00:14:44,530 --> 00:14:46,860 何か 私たちにできること しようよ 236 00:14:46,990 --> 00:14:50,200 (陽毬)えっ… うん でも ビデオが… 237 00:14:50,330 --> 00:14:51,830 今日 撮らないと締め切りが… 238 00:14:52,410 --> 00:14:54,290 そんなの どうでもいいじゃん 239 00:14:54,410 --> 00:14:56,540 親友のお母さんが ケガしたんだもん 240 00:14:56,620 --> 00:14:58,130 私たちだって心配だよ? 241 00:14:58,580 --> 00:15:01,210 うーん でも 私たちにできることって? 242 00:15:02,960 --> 00:15:06,220 そうだ 図書館で借りた 「はだしのゴン」に書いてあったよ 243 00:15:06,630 --> 00:15:10,850 病気のお母さんに コイの生き血を 飲ませて 精をつけるって 244 00:15:11,140 --> 00:15:13,930 それよ! コイなら 学校の中庭にいるわ 245 00:15:14,680 --> 00:15:16,190 (光莉)いたよ そっち そっち 246 00:15:16,310 --> 00:15:17,810 (ヒバリ) 陽毬ちゃん そっち行ったよ 247 00:15:18,060 --> 00:15:20,770 (光莉)あっ ほらほらほら (ヒバリ)追い詰めた! 248 00:15:21,270 --> 00:15:23,360 静かに 焦らないで 249 00:15:23,780 --> 00:15:25,070 (陽毬たち)えいっ 250 00:15:25,150 --> 00:15:27,070 (陽毬)わあ… うっ 251 00:15:27,320 --> 00:15:28,410 (ヒバリ・光莉)やったあ! 252 00:15:28,740 --> 00:15:30,160 あっ… わあっ 253 00:15:31,660 --> 00:15:32,790 (光莉)早く やっちゃって 254 00:15:32,910 --> 00:15:35,540 ガツンと 一発 お見舞いして 息の根を止めるのよ! 255 00:15:35,660 --> 00:15:38,540 とどめを刺して 新鮮なコイの生き血を! 256 00:15:38,670 --> 00:15:39,540 うん! 257 00:15:40,080 --> 00:15:41,420 ううっ… 258 00:15:41,540 --> 00:15:43,550 (教師)こら! お前ら 何してる! (陽毬)あっ! 259 00:15:44,670 --> 00:15:46,420 (教師)一体 どういうことだ? 260 00:15:46,550 --> 00:15:49,720 あのコイは 去年の卒業生の 贈り物なんだぞ 261 00:15:50,220 --> 00:15:52,140 答えられないのか? 262 00:15:52,260 --> 00:15:55,730 なら しかたない 家族の人に事情を話すしかないな 263 00:15:55,850 --> 00:15:57,480 はっ… わっ 私が… 264 00:15:57,560 --> 00:15:58,900 (ヒバリ)私のせいです 265 00:15:58,980 --> 00:16:00,980 私が コイの生き血を どうしても飲みたくて— 266 00:16:01,110 --> 00:16:02,520 2人を無理やり誘ったんです 267 00:16:02,690 --> 00:16:05,230 違います! 私が 2人を誘ったんです 268 00:16:05,360 --> 00:16:08,240 私 どうしても 100歳まで 生きたくて 長生きしたくて 269 00:16:08,360 --> 00:16:10,240 (ヒバリ)違う! 私が100歳まで生きて— 270 00:16:10,370 --> 00:16:12,280 パパとママを驚かせようとしたの 271 00:16:12,410 --> 00:16:14,660 ヒバリちゃん 光莉ちゃん 272 00:16:15,160 --> 00:16:17,370 本当は 私のお母さんが… 273 00:16:17,500 --> 00:16:19,290 (ヒバリ)違う! (光莉)違うよ! 274 00:16:19,420 --> 00:16:20,670 だって… 275 00:16:22,040 --> 00:16:23,040 (光莉)私なんです 276 00:16:23,170 --> 00:16:25,920 だから 電話するなら 私の家だけにしてください 277 00:16:26,050 --> 00:16:28,420 (ヒバリ)違う 違う! 私が2人を誘ったの 278 00:16:28,550 --> 00:16:30,300 だから電話は うちだけにして! 279 00:16:30,430 --> 00:16:32,010 (教師)なっ 何だよ こりゃ… 280 00:16:33,720 --> 00:16:36,020 (陽毬) ヒバリちゃん 光莉ちゃん 281 00:16:36,140 --> 00:16:37,350 (ヒバリ・光莉)ん? 282 00:16:37,480 --> 00:16:38,680 (陽毬)ありがとう 283 00:16:38,810 --> 00:16:41,850 (ヒバリ)何 言ってんの 私たちは“トリプルH”じゃん 284 00:16:41,980 --> 00:16:45,270 (光莉)そうよ 3人で運命共同体でしょ? 285 00:16:45,400 --> 00:16:46,820 (陽毬)うん 286 00:16:46,940 --> 00:16:49,490 2人とも 大好きだよ 287 00:16:51,610 --> 00:16:55,540 (眞悧)ハァ… どうやら これも お気に召さないらしいね 288 00:16:56,410 --> 00:16:59,870 そう 本当に君が 読みたかったのは— 289 00:17:00,000 --> 00:17:01,870 この続き 290 00:17:17,470 --> 00:17:18,600 (陽毬)あ… 291 00:17:19,730 --> 00:17:20,940 ん? 292 00:17:25,190 --> 00:17:29,190 (陽毬) 覚えてる あれは 私が最後に学校へ行った日 293 00:17:29,320 --> 00:17:31,860 2人に会ったのも あれが最後だった 294 00:17:40,500 --> 00:17:44,710 (眞悧) そして 2年後 君は また あの2人と再会する 295 00:17:44,830 --> 00:17:48,250 フフッ 思ってもみない 残酷な形で 296 00:17:59,060 --> 00:18:03,060 (テレビから流れる音楽) 297 00:18:03,390 --> 00:18:05,310 (眞悧) もし あんなことがなかったら— 298 00:18:05,440 --> 00:18:07,230 君も彼女たちと一緒に— 299 00:18:07,570 --> 00:18:11,940 そう “トリプルH”として 歌っていたかもしれないね 300 00:18:12,030 --> 00:18:13,700 (陽毬) そうかもしれない 301 00:18:13,820 --> 00:18:16,070 でも もう過ぎたことだもの 302 00:18:16,280 --> 00:18:20,450 (眞悧) ほう? では なぜ 君は この物語を探していたのかな? 303 00:18:20,580 --> 00:18:22,540 いじましい自己憐憫(れんびん)に浸るため? 304 00:18:22,750 --> 00:18:25,170 (陽毬) 違う もう終わったのだ ということを— 305 00:18:25,290 --> 00:18:26,460 確認したかっただけ 306 00:18:26,920 --> 00:18:30,670 (眞悧) 本当? 実は 彼女たちを恨んでいたりして 307 00:18:30,760 --> 00:18:32,260 (陽毬) 恨んでなんかいない 308 00:18:32,380 --> 00:18:36,340 だって あの時 2人は 私の本当の友達だったから 309 00:18:36,470 --> 00:18:39,260 今だって 心から 2人を応援してる 310 00:18:39,510 --> 00:18:42,600 (眞悧) フフッ 君は すてきな女の子だね 311 00:18:43,730 --> 00:18:47,650 でも それなら どうして そんな 心ばえのいい女の子が— 312 00:18:47,770 --> 00:18:50,020 あんなことに なってしまったのだろうね 313 00:18:50,400 --> 00:18:51,230 (陽毬) 分からない 314 00:18:51,610 --> 00:18:54,610 (眞悧) 君は それを 探しに 来たんじゃなかったのかい? 315 00:18:54,900 --> 00:18:56,860 (陽毬) いいえ 分からない 316 00:18:57,620 --> 00:18:59,080 分からないわ 317 00:19:00,870 --> 00:19:02,910 (眞悧)君は 終わったことだと言うけれど— 318 00:19:03,450 --> 00:19:06,670 本当に もう 物語は 終わってしまったのだろうか 319 00:19:08,420 --> 00:19:09,630 言っただろう? 320 00:19:09,750 --> 00:19:14,130 ここには 君が 心の奥深くで 真実 読みたいと欲する— 321 00:19:14,260 --> 00:19:16,800 お望みの1冊があると 322 00:19:16,930 --> 00:19:18,890 まだ 物語は終わったわけじゃない 323 00:19:19,430 --> 00:19:22,100 そう たとえば… 324 00:19:26,140 --> 00:19:27,730 こんなものとか 325 00:19:28,730 --> 00:19:29,690 それは 何? 326 00:19:30,190 --> 00:19:33,280 これは 運命の花嫁に捧げる花冠 327 00:19:33,650 --> 00:19:36,110 花嫁? 私が? 328 00:19:36,530 --> 00:19:38,110 誰の花嫁になるの? 329 00:19:39,870 --> 00:19:40,700 (眞悧)たぶん— 330 00:19:41,620 --> 00:19:45,500 その答えは 運命の至る場所にある 331 00:19:45,620 --> 00:19:47,670 (陽毬)運命の至る場所? 332 00:19:47,790 --> 00:19:48,920 それは どこ? 333 00:19:49,330 --> 00:19:52,090 君は その場所を 知っているはずだけど 334 00:19:52,500 --> 00:19:56,010 答えは 君が元の世界に戻って— 335 00:19:56,130 --> 00:19:58,470 僕を必要とした時に 教えてあげよう 336 00:19:59,510 --> 00:20:01,470 運命は どこへ至るのか 337 00:20:01,600 --> 00:20:03,850 君は 誰の花嫁なのか 338 00:20:03,970 --> 00:20:05,140 それまでは… 339 00:20:07,270 --> 00:20:08,100 ダメ 340 00:20:15,360 --> 00:20:16,650 (ペンギン3号)キュッ 341 00:20:20,740 --> 00:20:22,070 (眞悧)残念 342 00:20:25,620 --> 00:20:28,500 (ペンギン3号)キュッ… キュ 343 00:20:33,170 --> 00:20:34,880 こいつを忘れちゃあダメだよ 344 00:20:59,610 --> 00:21:02,370 (男の子) 運命の果実を 一緒に食べよう 345 00:21:02,490 --> 00:21:04,280 (陽毬) 選んでくれて ありがとう 346 00:21:05,740 --> 00:21:09,660 (陽毬) そうだ 私には とても大切な人がいた 347 00:21:10,250 --> 00:21:12,630 彼が 私の運命の人だ 348 00:21:16,130 --> 00:21:17,510 (陽毬) あ… 349 00:21:18,380 --> 00:21:21,470 (プリンセス)生存戦略ー! 350 00:21:22,010 --> 00:21:23,090 あっ 351 00:21:24,300 --> 00:21:28,270 あっ… あれ? 寝ちゃってた 352 00:21:28,850 --> 00:21:30,690 何だか 夢を見てたような 353 00:21:30,980 --> 00:21:32,190 (ペンギン3号)キュウ… 354 00:21:32,810 --> 00:21:33,940 (陽毬)んん… 355 00:21:34,610 --> 00:21:36,400 全然 覚えてないけど 356 00:21:36,520 --> 00:21:38,320 (電話の着信音) (陽毬)ん? 357 00:21:41,570 --> 00:21:43,200 (陽毬)はい 高倉(たかくら)… 358 00:21:43,610 --> 00:21:45,910 えっ? 晶ちゃんが事故!? 359 00:21:46,030 --> 00:21:50,290 車に はねられたって… 苹果(りんご)ちゃん どういうこと? 360 00:21:50,500 --> 00:21:55,290 ♪〜 361 00:23:18,420 --> 00:23:23,420 〜♪ 362 00:23:26,180 --> 00:23:28,840 (冠葉)ああ ようやく思い出したよ 363 00:23:28,970 --> 00:23:31,220 俺とお前との つながりを 364 00:23:31,350 --> 00:23:32,430 いいだろう 365 00:23:32,560 --> 00:23:34,770 決着を 付けようじゃないか 366 00:23:36,600 --> 00:23:39,610 (陽毬) 生存戦略 100まで生きる