1 00:00:11,934 --> 00:00:14,467 僕の母はピアノが好きだ 2 00:00:14,534 --> 00:00:17,801 だからピアニストだった父と結婚した 3 00:00:18,434 --> 00:00:22,400 でも 僕が生まれてしばらくして 2人は別れた 4 00:00:23,200 --> 00:00:26,868 あの人はだめだった 才能がなかったのよ 5 00:00:27,100 --> 00:00:31,367 桂樹 あなただけは お母さんを裏切らないでね 6 00:00:31,868 --> 00:00:34,968 母は僕に素敵な友達をくれた 7 00:00:35,334 --> 00:00:37,868 人間の子供は音楽の邪魔になる 8 00:00:38,434 --> 00:00:41,934 ピアノを弾く時 僕らはいつも一緒だった 9 00:00:42,300 --> 00:00:45,734 お母さんは才能のある人が大好きなのよ 10 00:00:46,133 --> 00:00:51,200 母は新進気鋭の作曲家と再婚し そして弟が生まれた 11 00:00:55,834 --> 00:01:00,000 まだ誰も気づいていない でも僕には すぐ分かった 12 00:01:00,334 --> 00:01:01,934 弟は天才だ! 13 00:01:02,801 --> 00:01:06,200 お母さんは才能のある子が大好きよ 14 00:01:07,200 --> 00:01:11,067 このままだと 僕はいらない子になってしまう! 15 00:01:13,300 --> 00:01:16,033 だから時を とめてしまおう 16 00:01:16,367 --> 00:01:19,000 今 僕が一番である この時を 17 00:01:19,534 --> 00:01:24,300 きっとお母さんは“続けていたら 僕のほうが上だった”と慰めてくれるだろう 18 00:01:24,634 --> 00:01:28,167 もしかしたら可哀想な僕を 今までより愛して… 19 00:01:35,667 --> 00:01:37,100 大丈夫よ桂樹 20 00:01:37,534 --> 00:01:41,868 次のコンクールでは きっと あなたの弟が一番になるから 21 00:01:42,334 --> 00:01:44,701 お母さんは才能が大好きなのよ 22 00:01:47,367 --> 00:01:50,367 その日 鳥籠がさびた 23 00:01:51,133 --> 00:01:55,033 だから 鳥は外へ出られなくなったんだ 24 00:02:01,734 --> 00:02:04,100 少年少女輪になって 25 00:02:04,467 --> 00:02:07,934 伸ばした手は空を切って落ちる 26 00:02:08,267 --> 00:02:11,701 交わらないイマジナリー 27 00:02:12,467 --> 00:02:14,868 回転木馬宙を舞って 28 00:02:15,133 --> 00:02:18,734 戦いの幕を切って落とす 29 00:02:19,033 --> 00:02:22,400 秘め事明かすホーリーナイト 30 00:02:22,834 --> 00:02:32,968 真夜中開く窓 手招く謎の声 31 00:02:33,334 --> 00:02:43,534 深紅のカーテンをひるがえして微笑み隠す 32 00:02:43,767 --> 00:02:46,868 少年よ我に帰れ 33 00:02:47,100 --> 00:02:49,567 特急列車乗っちゃって 34 00:02:49,667 --> 00:02:52,100 ネバーランドに連れてって 35 00:02:52,200 --> 00:02:57,400 一切合切奪ってよ ねえ 36 00:02:57,501 --> 00:03:00,234 後ろ指さされたって 37 00:03:00,434 --> 00:03:03,767 一目散に逃げちゃっていいよ 38 00:03:03,934 --> 00:03:12,834 全部お気に召すまま 39 00:03:13,801 --> 00:03:16,234 少年少女輪になって 40 00:03:16,467 --> 00:03:19,834 伸ばした手は空を切って落ちる 41 00:03:20,267 --> 00:03:24,067 まわりはじめるディステニー 42 00:03:25,667 --> 00:03:30,701 だから もうピアノは弾けないんだ 手が だめになったからね 43 00:03:30,801 --> 00:03:32,200 どこへ 行くの…? 44 00:03:32,501 --> 00:03:35,434 僕達の“運命の至る場所” 45 00:03:39,801 --> 00:03:40,300 んはっ! 46 00:03:41,734 --> 00:03:43,200 ん! 陽毬(ひまり)ちゃん! 47 00:03:43,801 --> 00:03:44,467 きゃっ! 48 00:03:45,267 --> 00:03:46,033 んは! 49 00:03:46,934 --> 00:03:47,601 は! 50 00:03:52,367 --> 00:03:53,467 どうして…? 51 00:03:54,100 --> 00:03:57,634 これからだ よく見ておくんだ 苹果(りんご)ちゃん 52 00:03:57,734 --> 00:04:03,300 僕が なんのために生き そして なぜ高倉家に復讐するのか 53 00:04:03,734 --> 00:04:04,801 は… 54 00:04:09,667 --> 00:04:13,634 とにかく 夜までに 陽毬を病院に帰さないと… 55 00:04:14,734 --> 00:04:17,067 多蕗さん どうして? 56 00:04:17,200 --> 00:04:18,868 事件は昔のこと 57 00:04:19,434 --> 00:04:23,601 高倉君達に 特別な感情は抱いてないって… 58 00:04:24,767 --> 00:04:26,033 陽毬ちゃん! 59 00:04:26,400 --> 00:04:30,133 やめて 多蕗さん! 復讐になんの意味があるの? 60 00:04:30,667 --> 00:04:34,200 そこで見ているんだ それが君の運命だよ 61 00:04:36,267 --> 00:04:37,901 晶馬 陽毬は… 62 00:04:38,033 --> 00:04:38,834 キュウウー 63 00:04:38,901 --> 00:04:40,367 高倉冠葉だね 64 00:04:41,234 --> 00:04:42,300 誰だよ… 65 00:04:42,434 --> 00:04:44,100 はっ! 多蕗! 66 00:04:44,334 --> 00:04:47,234 突然だが 君の妹を誘拐した 67 00:04:47,767 --> 00:04:52,367 彼女を返してほしかったら 君の父親をここに連れてくるんだ 68 00:04:52,434 --> 00:04:53,634 は? 何言ってんだ 69 00:04:53,701 --> 00:04:56,767 地図を送る 早く来たほうがいい 70 00:04:57,033 --> 00:04:59,667 僕はもう待ちくたびれてしまったからねえ 71 00:04:59,734 --> 00:05:01,200 ん… ふう 72 00:05:01,968 --> 00:05:05,501 行方不明じゃなかったんですか? 高倉君のお父さん 73 00:05:07,300 --> 00:05:08,300 そうだよ 74 00:05:08,400 --> 00:05:11,701 じゃあ 冠葉君が ここに連れてくるなんて無理… 75 00:05:12,868 --> 00:05:14,000 どうかな 76 00:05:14,400 --> 00:05:18,067 じゃあ 冠葉君のお父さんが来たら どうするの…? 77 00:05:18,167 --> 00:05:22,701 確認するんだ 君の姉さん… 桃果が 78 00:05:23,033 --> 00:05:23,734 あ はっ! 79 00:05:24,400 --> 00:05:28,300 僕に生きることを望んだ 意味をね 80 00:05:40,634 --> 00:05:42,133 ここは どこ? 81 00:05:44,634 --> 00:05:46,868 ここは こどもブロイラーだよ 82 00:05:47,367 --> 00:05:49,467 こども… ブロイラー? 83 00:05:49,934 --> 00:05:52,901 いらない子供達が集められる場所 84 00:05:54,033 --> 00:05:55,434 いらない? 85 00:05:56,167 --> 00:05:59,400 じゃあ僕は… お母さんに… 86 00:05:59,734 --> 00:06:02,667 ここで僕らは透明な存在になって 87 00:06:02,934 --> 00:06:05,601 やがて世界から消えてなくなるんだ 88 00:06:05,901 --> 00:06:09,067 透明に… 消えてなくなる… 89 00:06:11,300 --> 00:06:12,300 帰るわよ! 90 00:06:15,067 --> 00:06:15,701 さあ! 91 00:06:16,200 --> 00:06:19,467 え どこに? だめだよ 92 00:06:20,133 --> 00:06:22,701 僕には もう帰る場所なんてないんだ… 93 00:06:23,601 --> 00:06:26,834 あなたを必要としている人の元に帰るの 94 00:06:27,701 --> 00:06:30,601 僕を必要としてる人なんか いないよ 95 00:06:31,234 --> 00:06:32,868 それは 私 96 00:06:33,033 --> 00:06:33,634 え…? 97 00:06:38,067 --> 00:06:42,167 放課後 毎日 音楽室で ピアノを弾いていたでしょう 98 00:06:42,801 --> 00:06:47,701 あなたは知らないかもしれない でも 私はいつも聞いていた 99 00:06:51,133 --> 00:06:52,601 はは はあ… 100 00:06:53,367 --> 00:06:56,834 じゃあ 君だって僕を捨てるんじゃないか 101 00:06:56,934 --> 00:06:59,434 もう僕はピアノが弾けないからね 102 00:07:01,801 --> 00:07:03,801 そんなの関係ない 103 00:07:04,133 --> 00:07:05,901 私が聞いたのは 104 00:07:07,467 --> 00:07:09,701 あなたの心だもの 105 00:07:10,934 --> 00:07:12,734 やめろよ そういうの 106 00:07:13,334 --> 00:07:14,033 え? 107 00:07:14,567 --> 00:07:17,601 馬鹿みたいだ… 君に何が分かる 108 00:07:17,701 --> 00:07:21,033 完璧じゃなきゃ意味がないんだ 一番じゃなきゃ 109 00:07:21,868 --> 00:07:26,667 はい では これから 皆さんを粉々に砕きます 110 00:07:29,501 --> 00:07:33,968 怖くはありません 誰が誰だか分からなくなるだけです 111 00:07:34,434 --> 00:07:36,567 透明な存在になるだけです 112 00:07:37,334 --> 00:07:39,701 透明な 存在に… 113 00:07:39,801 --> 00:07:40,300 あっ 114 00:07:41,334 --> 00:07:41,834 は! 115 00:07:56,667 --> 00:07:59,801 いいんだ これで僕は自由になれる 116 00:08:00,067 --> 00:08:02,167 ピアノからも お母さんからも… 117 00:08:10,868 --> 00:08:11,534 は! 118 00:08:17,968 --> 00:08:18,601 ああ! 119 00:08:20,334 --> 00:08:21,400 行っちゃだめ! 120 00:08:21,501 --> 00:08:25,033 離せよ 僕は透明人間になって 自由になるんだ! 121 00:08:25,100 --> 00:08:28,467 だめ! 多蕗君は多蕗君のままでいなきゃ! 122 00:08:28,634 --> 00:08:31,267 どうして 僕はもう誰にも… 123 00:08:31,734 --> 00:08:37,234 あなたのこと… 大好きよ だから透明なんかにならないで 124 00:08:37,601 --> 00:08:39,634 私の所に帰ってきて… 125 00:08:42,868 --> 00:08:45,667 はい ではライフラインを焼き切ります 126 00:08:48,367 --> 00:08:49,334 あ! ああっ! 127 00:08:50,234 --> 00:08:51,801 手を離せえっ! 128 00:08:52,501 --> 00:08:53,567 嫌だ! 129 00:08:53,667 --> 00:08:55,434 だって 君の手が… 130 00:08:57,234 --> 00:08:58,067 嫌! 131 00:08:58,901 --> 00:09:03,334 いいから手を離せ 僕にはもう生きる意味なんてないんだ 132 00:09:04,267 --> 00:09:08,534 だったら… だったら 私のために生きて! 133 00:09:09,033 --> 00:09:09,767 はあ… 134 00:09:18,434 --> 00:09:19,334 あ はあ… 135 00:09:19,767 --> 00:09:22,167 さあ 一緒に帰ろう 136 00:09:22,267 --> 00:09:22,968 あ… 137 00:09:30,100 --> 00:09:33,234 あ… 君は… 138 00:09:34,133 --> 00:09:36,400 これで私達はお揃い 139 00:09:36,667 --> 00:09:39,434 きっと そうなる運命だったのよ 140 00:09:54,267 --> 00:09:54,801 んっ! 141 00:09:54,868 --> 00:09:56,567 い ううっ いっ う… 142 00:09:56,968 --> 00:09:59,100 いっ 143 00:09:59,167 --> 00:10:00,033 あ はあ 144 00:10:00,534 --> 00:10:01,267 はっ 145 00:10:02,167 --> 00:10:05,901 はあ はあ はあ はあ… 146 00:10:06,200 --> 00:10:07,200 冠葉君! 147 00:10:07,434 --> 00:10:09,300 はあっ!陽毬ー! 148 00:10:14,667 --> 00:10:17,200 は ふふ ふう… 149 00:10:18,734 --> 00:10:19,534 荻野目さん 150 00:10:20,167 --> 00:10:21,200 あそこに! 151 00:10:24,501 --> 00:10:25,367 陽毬! 152 00:10:26,634 --> 00:10:28,133 冠ちゃん… ひゃっ! 153 00:10:28,200 --> 00:10:29,167 キュウー 154 00:10:29,934 --> 00:10:32,534 ううっ よせ! 動くな 155 00:10:34,667 --> 00:10:36,667 やあ よく来たね 156 00:10:36,834 --> 00:10:38,834 んっ… どうして あんたが… 157 00:10:39,534 --> 00:10:41,300 父親はどこだ? 158 00:10:41,601 --> 00:10:43,734 いない どこにいるか知らない 159 00:10:44,467 --> 00:10:45,334 そうか 160 00:10:48,501 --> 00:10:49,100 はっ! 161 00:10:50,467 --> 00:10:51,200 きゃあ! 162 00:10:51,934 --> 00:10:52,701 陽毬! 163 00:10:54,734 --> 00:10:55,567 はああ! 164 00:10:58,234 --> 00:10:58,834 キュッ 165 00:11:00,167 --> 00:11:02,634 嘘をつくのは よくないな 166 00:11:02,901 --> 00:11:05,734 本当に親父の行方は知らないんだ! 167 00:11:06,100 --> 00:11:08,434 知らねえもんは どうしようもないだろ! 168 00:11:10,167 --> 00:11:12,367 多蕗さん! もうやめて! 169 00:11:12,834 --> 00:11:13,534 は… 170 00:11:14,367 --> 00:11:15,734 警察に連絡します 171 00:11:18,033 --> 00:11:21,434 僕はいいけど… 彼はどうかな? 172 00:11:22,968 --> 00:11:24,901 よせ 警察は呼ぶな 173 00:11:25,000 --> 00:11:25,400 え? 174 00:11:25,467 --> 00:11:28,934 ほらね 警察を呼ばれて困るのは 僕じゃない 175 00:11:29,434 --> 00:11:34,400 なぜなら… ふっ 高倉冠葉 僕は君の秘密を知っている 176 00:11:34,901 --> 00:11:39,667 君が妹の命を救うために どうやって大金を手にしているのか 177 00:11:43,133 --> 00:11:43,734 あ… 178 00:11:43,834 --> 00:11:48,501 留守番電話サービスです ただ今 電話に出ることができません 179 00:11:48,868 --> 00:11:51,400 ピーッという発信音のあとに お名前… 180 00:11:51,467 --> 00:11:54,300 何やってるのよ 晶馬君! 早く出て! 181 00:12:02,767 --> 00:12:05,667 陽毬… どこ行っちゃったんだよ… 182 00:12:06,200 --> 00:12:09,000 な… あれ? いつの間に… 183 00:12:11,334 --> 00:12:14,200 うー シビレるなあ 184 00:12:14,601 --> 00:12:18,067 写真っていうのは 普段 人に見えないもの 185 00:12:18,601 --> 00:12:20,634 見ようとしないものを写すんだ 186 00:12:21,267 --> 00:12:26,334 だから時には 思いもよらぬ 面白いものが撮れたりして… 187 00:12:30,334 --> 00:12:33,167 君は奴らの残党とつるんでいる 188 00:12:33,968 --> 00:12:37,567 そして奴らを指揮しているのは 君の父親だ 189 00:12:42,300 --> 00:12:46,334 こんな写真で何が分かる? とんだ勘違いだ 190 00:12:47,033 --> 00:12:47,767 そうか 191 00:12:48,334 --> 00:12:48,901 あはっ! 192 00:12:50,367 --> 00:12:51,801 うお! うう! 193 00:12:52,067 --> 00:12:52,968 ああ! 194 00:12:53,567 --> 00:12:54,968 はっ 陽毬! 195 00:12:55,234 --> 00:12:56,601 あ はああ… はあ… 196 00:12:57,601 --> 00:13:00,601 でっ 親父に会って 何がしたい? 197 00:13:01,133 --> 00:13:03,000 罰を受けてもらうのさ 198 00:13:03,534 --> 00:13:05,767 僕から奪ったものを償ってもらう 199 00:13:06,501 --> 00:13:07,601 償う? 200 00:13:08,100 --> 00:13:13,601 僕はこの世で一番大切な人を 君達の両親に殺された被害者だ 201 00:13:16,100 --> 00:13:17,100 あ は… 202 00:13:23,601 --> 00:13:27,033 桃果は本当に特別な女の子だった 203 00:13:28,033 --> 00:13:33,000 彼女がいれば この世界に起こる 陰惨な不幸の多くが回避できたはず 204 00:13:33,868 --> 00:13:35,334 桃果は僕達の… 205 00:13:42,000 --> 00:13:45,501 いや 人類の救世主になるはずだったんだ 206 00:13:46,100 --> 00:13:47,467 何だよ それ 207 00:13:48,434 --> 00:13:51,200 君の父親が起こした事件だってそうだ 208 00:13:52,067 --> 00:13:54,501 桃果はあれを とめようとしていた 209 00:14:01,100 --> 00:14:04,033 でも 全ての人は救えなかった… 210 00:14:06,167 --> 00:14:10,534 そして桃果は消え 僕だけが残された 211 00:14:11,267 --> 00:14:12,000 んっ はあ はあ 212 00:14:12,067 --> 00:14:14,100 お願い! 早く来て! 213 00:14:14,167 --> 00:14:15,267 分かってる! 214 00:14:18,734 --> 00:14:19,434 あ はあっ! 215 00:14:21,701 --> 00:14:22,767 やめて… 216 00:14:24,601 --> 00:14:26,367 キュッ キュッ キュッ キュッ… 217 00:14:32,133 --> 00:14:34,868 これでも 父親を呼べないと言うのか? 218 00:14:37,100 --> 00:14:39,234 頼む もうやめてくれ! 219 00:14:40,300 --> 00:14:42,367 さっきの強気はどうした? 220 00:14:42,767 --> 00:14:46,133 本当に! 本当に 親父の行方は知らないんだ! 221 00:14:47,067 --> 00:14:48,801 もし知ってたら… 222 00:14:50,400 --> 00:14:52,534 そんなに妹が大事か? 223 00:14:52,601 --> 00:14:54,300 はあっ 当たり前だ! 224 00:14:55,100 --> 00:14:55,634 キュッ 225 00:14:58,367 --> 00:14:59,033 キュウ 226 00:15:00,267 --> 00:15:04,868 そうか では罰は 君達に受けてもらうことにしよう 227 00:15:05,567 --> 00:15:08,934 父親の罪をその子供達が償うんだ 228 00:15:09,400 --> 00:15:10,534 ん… は はあ… 229 00:15:12,601 --> 00:15:13,234 うっ! 230 00:15:13,300 --> 00:15:16,067 はあ はあ がっ はあ はあ はあ 231 00:15:16,133 --> 00:15:17,000 ぐはっ! 232 00:15:17,534 --> 00:15:22,667 う! はあ はあ はあ… うっ 233 00:15:28,534 --> 00:15:29,267 ん… 234 00:15:30,367 --> 00:15:31,067 いっ… 235 00:15:31,701 --> 00:15:33,834 やめて 冠ちゃん… 236 00:15:34,434 --> 00:15:37,067 妹を助ける方法はただ1つ 237 00:15:37,734 --> 00:15:42,901 最後のワイヤーが切れた時 それを君の手で繋ぎとめるんだ 238 00:15:43,133 --> 00:15:45,234 陽毬 しっかり掴まってろよ 239 00:15:47,667 --> 00:15:48,367 ん… 240 00:15:52,534 --> 00:15:55,667 晶馬君! 早く来て! んっ 241 00:16:02,934 --> 00:16:03,501 ああ! 242 00:16:07,067 --> 00:16:07,734 うあ! 243 00:16:08,133 --> 00:16:08,701 ああ! 244 00:16:08,767 --> 00:16:09,868 キュ キュ キュ キュ… 245 00:16:11,033 --> 00:16:12,367 ふわあああー! 246 00:16:14,200 --> 00:16:14,901 冠ちゃん! 247 00:16:16,067 --> 00:16:16,801 キュウ! 248 00:16:18,234 --> 00:16:18,868 うっ 249 00:16:18,968 --> 00:16:20,033 うう! 250 00:16:21,734 --> 00:16:23,400 ああああ… はあ 251 00:16:24,200 --> 00:16:25,133 ああっ! 252 00:16:28,400 --> 00:16:30,834 痛いだろう? よく分かるよ 253 00:16:31,400 --> 00:16:33,167 愛は痛みだからね 254 00:16:33,367 --> 00:16:37,767 さあ どうする? このままだと 君の手が だめになってしまうよ? 255 00:16:38,000 --> 00:16:39,100 知るか! 256 00:16:40,100 --> 00:16:43,434 家族だからって 君が責任を感じることはない 257 00:16:44,167 --> 00:16:47,100 かつて僕の母が 僕に そうしたように 258 00:16:47,367 --> 00:16:50,067 嫌だ 絶対離さねえ! 259 00:16:52,067 --> 00:16:53,000 桃果… 260 00:16:53,567 --> 00:16:55,901 多蕗さん もうやめて! 261 00:16:56,534 --> 00:17:00,234 苹果ちゃん 今の僕はとても醜いだろう? 262 00:17:02,734 --> 00:17:06,868 あの時 桃果が あんなにまでして助けてくれたのに 263 00:17:07,801 --> 00:17:10,767 僕はすっかり だめになってしまったよ 264 00:17:11,334 --> 00:17:14,767 桃果を失って 生きる目的も失った… 265 00:17:16,434 --> 00:17:17,400 あ… 266 00:17:19,100 --> 00:17:24,634 今 ここにいるのは 僕を内側から 食らいつくした1個のモンスターだ 267 00:17:30,334 --> 00:17:31,000 うあああー! 268 00:17:31,067 --> 00:17:32,000 冠ちゃん! 269 00:17:32,067 --> 00:17:34,968 あああー! うう! うう… 270 00:17:35,968 --> 00:17:38,167 ぐっ… 心配すんな 271 00:17:38,334 --> 00:17:41,734 お願い もうよして! 手を離して! 272 00:17:42,267 --> 00:17:43,868 誰が離すか! 273 00:17:44,634 --> 00:17:45,801 んくっ… 274 00:17:47,200 --> 00:17:49,901 もういい もういいよ冠ちゃん… 275 00:17:51,200 --> 00:17:53,801 私のために もう頑張らないで 276 00:17:56,234 --> 00:17:56,934 は… 277 00:17:58,734 --> 00:18:00,901 もう… 十分 278 00:18:01,267 --> 00:18:02,300 陽毬… 279 00:18:03,133 --> 00:18:07,534 あたし 知ってるよ 私の病気 治らないんでしょ? 280 00:18:07,868 --> 00:18:10,300 長く生きられないって分かってる 281 00:18:10,734 --> 00:18:14,133 何言ってるんだ! お前は治る 俺が治してやる! 282 00:18:14,667 --> 00:18:17,868 いいの 私は幸せだったもん… 283 00:18:18,467 --> 00:18:19,434 たっ は… 284 00:18:25,868 --> 00:18:26,534 よせ! 285 00:18:28,501 --> 00:18:32,133 多蕗さん お父さんの罰は私が受けます 286 00:18:32,300 --> 00:18:36,701 だから 冠ちゃんと晶ちゃんは 許してあげて下さい 287 00:18:38,567 --> 00:18:40,434 よせ やめろ…! 288 00:18:41,167 --> 00:18:43,100 ありがとう 冠ちゃん 289 00:18:43,901 --> 00:18:47,534 でも これからは冠ちゃん 自分のために生きて… 290 00:18:48,767 --> 00:18:50,434 嫌だ そんな… 291 00:18:52,968 --> 00:18:55,033 やめろおおー! 292 00:18:56,334 --> 00:18:59,601 俺はお前のために生きたいんだ 293 00:19:00,234 --> 00:19:02,167 んっ ふう ふう うっ 294 00:19:03,367 --> 00:19:03,901 ああ… 295 00:19:07,267 --> 00:19:09,200 あ… は… 296 00:19:13,501 --> 00:19:15,567 んあ… あっ 297 00:19:17,701 --> 00:19:18,534 ギュウ 298 00:19:21,868 --> 00:19:23,601 あ… はあっ 299 00:19:29,701 --> 00:19:30,868 は… は 300 00:19:32,167 --> 00:19:34,767 キュウ… キュッ キュッ 301 00:19:36,133 --> 00:19:36,901 キュッ キュッ 302 00:19:39,067 --> 00:19:40,000 陽毬… 303 00:19:43,167 --> 00:19:45,934 キュル キュル キュル キュル… 304 00:19:47,968 --> 00:19:49,734 多蕗さん… あ! 305 00:19:51,701 --> 00:19:54,567 苹果ちゃん 僕のようになっちゃだめだ 306 00:19:55,801 --> 00:19:56,968 多蕗さん! 307 00:19:58,868 --> 00:19:59,868 多蕗さん 308 00:20:13,434 --> 00:20:14,200 君か… 309 00:20:14,267 --> 00:20:17,100 な はっ! はあ 陽毬! 兄貴! 310 00:20:18,534 --> 00:20:21,067 ん… 遅えぞ 晶馬 311 00:20:21,434 --> 00:20:23,567 あ は… その手… 312 00:20:26,534 --> 00:20:29,367 罰は俺が受けた 安心しろ 313 00:20:30,167 --> 00:20:32,367 罰って… は… 314 00:20:33,801 --> 00:20:36,868 ん… 早く病院に 陽毬の薬を… あっ 315 00:20:36,934 --> 00:20:37,567 兄貴! 316 00:20:37,634 --> 00:20:38,400 キュッ 317 00:20:40,667 --> 00:20:41,701 キュー 318 00:20:41,767 --> 00:20:42,400 キュッ 319 00:20:42,467 --> 00:20:43,267 キュッ 320 00:20:43,901 --> 00:20:49,934 遅かったね せっかく招待したのに 面白い舞台を見逃してしまったよ 321 00:20:50,300 --> 00:20:51,901 私を利用したわね 322 00:20:52,567 --> 00:20:54,667 都合が よかったからね 323 00:20:54,834 --> 00:20:58,100 まさか あなたが こんなことするなんて… 324 00:20:58,200 --> 00:21:02,601 君こそ 2人を呼び出して 何をするつもりだったんだい? 325 00:21:10,467 --> 00:21:15,968 所詮 僕らは偽の家族でしかない お互いを利用するだけの… 326 00:21:20,234 --> 00:21:24,000 はあ はあ はあ 327 00:21:24,100 --> 00:21:25,400 さようなら 328 00:21:25,901 --> 00:21:27,300 う… はあ 329 00:21:28,000 --> 00:21:30,667 嫌だわ 早くすり潰さないと 330 00:21:30,734 --> 00:21:32,200 キュフ キュフ キュフ… 331 00:21:32,567 --> 00:21:36,000 冠葉… もう あの家には 一刻も置いておけないわ 332 00:21:36,067 --> 00:21:36,567 キュ 333 00:21:41,067 --> 00:21:43,367 うっ どうしてだよ… 334 00:21:45,534 --> 00:21:50,067 どうして なにも望んでなんか ないじゃないか ただ… 335 00:21:50,634 --> 00:21:51,300 あ… 336 00:21:51,501 --> 00:21:57,367 私は違うよ 私は晶馬君達のこと 嫌いになったりしない 337 00:21:57,601 --> 00:22:01,701 悲しいことも つらいことも 無駄だなんて思わない 338 00:22:01,801 --> 00:22:06,968 それが運命なら きっと意味がある 私は受け入れて強くなるよ 339 00:22:09,167 --> 00:22:10,033 だから… 340 00:22:15,634 --> 00:22:22,200 届かない想い 引き裂かれてく絆 341 00:22:22,634 --> 00:22:28,434 何もなかったように 雲は流れていくさ 342 00:22:28,534 --> 00:22:35,367 灰色の水曜日よ 343 00:22:35,467 --> 00:22:42,501 さあ想い出して 輝いていた頃を 344 00:22:42,701 --> 00:22:49,334 何もかもまぶしくて 恋におちてた頃を 345 00:22:49,434 --> 00:22:56,434 さあ想い出して 愛し合ってた頃を 346 00:22:56,701 --> 00:23:03,334 真剣なまなざしで見つめあってた頃を 347 00:23:03,434 --> 00:23:10,534 さあ想い出して輝いていた頃を 348 00:23:10,767 --> 00:23:18,133 夢に生きてた頃を 愛し合ってた頃を 349 00:23:27,000 --> 00:23:29,400 どんな罰を受けたって構わないさ 350 00:23:29,968 --> 00:23:32,167 僕達は あの日に誓ったじゃないか 351 00:23:33,033 --> 00:23:33,801 だから…