1 00:00:06,039 --> 00:00:11,078 ♬~ 2 00:00:11,078 --> 00:00:14,081 (明浦路 司)足を もっと曲げて 氷を しっかり押して。 3 00:00:14,081 --> 00:00:16,049 いち に… 音 合ってるよ。 4 00:00:17,117 --> 00:00:19,086 押し出す度 腕がパタパタしてるぞ。 5 00:00:19,086 --> 00:00:21,088 動かないように我慢。 6 00:00:21,088 --> 00:00:25,058 (結束いのり)はい…。 はい! いち に… いち に…。 7 00:00:26,059 --> 00:00:29,062 うう… 腕の筋肉が痛いです…。 8 00:00:29,062 --> 00:00:33,066 スケートは 上半身の筋肉も 結構 使うからな。 9 00:00:33,066 --> 00:00:38,038 筋肉痛は成長の証し! しっかり鍛えていこう! 10 00:00:38,038 --> 00:00:40,040 はい…。 11 00:00:40,040 --> 00:00:42,142 《まだ レッスン3回目で→ 12 00:00:42,142 --> 00:00:45,078 フォアクロスの完成度が ここまで上がるなんて…》 13 00:00:45,078 --> 00:00:48,081 フッ… ハハハハハ…! ひいっ! 14 00:00:48,081 --> 00:00:50,083 アハハハハ…! あっ…。 15 00:00:50,083 --> 00:00:52,085 《いかん いかん。 平常心》 16 00:00:52,085 --> 00:00:54,087 《な… 何?》 17 00:00:56,056 --> 00:00:58,058 はあ…。 18 00:00:58,058 --> 00:01:01,061 きれいに滑るのって難しいなあ。 19 00:01:01,061 --> 00:01:03,063 でも 楽しいなあ。 20 00:01:03,063 --> 00:01:05,065 ん? 21 00:01:06,099 --> 00:01:09,069 《高いジャンプ… かっこいい》 22 00:01:10,070 --> 00:01:12,072 《あの子は1年生くらいなのに→ 23 00:01:12,072 --> 00:01:14,074 シットスピン 上手》 24 00:01:15,075 --> 00:01:18,078 《司先生は褒めてくれるけど→ 25 00:01:18,078 --> 00:01:21,081 私 まだ 全然やれてないんだ…》 26 00:01:21,081 --> 00:01:23,083 (結束のぞみ)いのり? 27 00:01:23,083 --> 00:01:27,087 あっ お母さん。 (のぞみ)司先生は? 28 00:01:27,087 --> 00:01:29,089 あれ? そういえば…。 29 00:01:30,090 --> 00:01:32,092 あっ…。 30 00:01:32,092 --> 00:01:35,062 今月のバッジテスト 受けましょう! 31 00:01:35,062 --> 00:01:38,098 バッジテスト…? 32 00:01:38,098 --> 00:01:45,072 ♬~ 33 00:03:09,089 --> 00:03:11,058 英検や漢字検定のスケート版→ 34 00:03:11,058 --> 00:03:14,061 フィギュアスケートの検定試験が バッジテストだ。 35 00:03:15,062 --> 00:03:17,097 初級から始まって→ 36 00:03:17,097 --> 00:03:19,066 1級 2級と→ 37 00:03:19,066 --> 00:03:21,068 合格する度にバッジがもらえる。 38 00:03:21,068 --> 00:03:24,071 同時に 合格することが→ 39 00:03:24,071 --> 00:03:26,073 大会の出場資格にもなる→ 40 00:03:26,073 --> 00:03:28,075 大事なテストなんだ。 41 00:03:28,075 --> 00:03:30,077 (高峰 瞳)これが そのバッジ。 42 00:03:33,080 --> 00:03:35,082 《このバッジがあれば→ 43 00:03:35,082 --> 00:03:39,086 スケートが上手って みんなに思ってもらえるんだ》 44 00:03:39,086 --> 00:03:45,058 《そして 集めていけば いつか…》 45 00:03:46,093 --> 00:03:48,095 受けます。 えっ? 46 00:03:48,095 --> 00:03:51,064 でも まだ レッスン3回目ですよ。 47 00:03:51,064 --> 00:03:55,068 (瞳)バッてやったら 受かっちゃったりするものなんで。 48 00:03:55,068 --> 00:03:58,071 もちろん 来月にして しっかり準備しても 大丈夫…。 49 00:03:58,071 --> 00:04:00,073 今月 受けたいです! 50 00:04:00,073 --> 00:04:02,042 おお~! よし! 51 00:04:02,042 --> 00:04:05,045 じゃあ 試験 終わったら スピンとジャンプの練習も始めましょう! 52 00:04:05,045 --> 00:04:07,047 えっ!? 53 00:04:07,047 --> 00:04:11,051 (瞳)好きな曲 探しておいてね。 ジャンプが跳べたら プログラム作るから。 54 00:04:11,051 --> 00:04:13,053 プログラム…。 55 00:04:13,053 --> 00:04:17,057 ひ… ひゃった~! 56 00:04:17,057 --> 00:04:20,060 ハハハハ! ヒヒッ… フフフフ…。 はしたないわよ。 57 00:04:20,060 --> 00:04:24,030 これなら ワルツジャンプ 楽勝そうね。 うん! 58 00:04:25,031 --> 00:04:27,033 (発車ベル) 59 00:04:31,071 --> 00:04:35,041 ここに来たのも久しぶりね。 いのり 覚えてる? 60 00:04:35,041 --> 00:04:37,043 うん。 61 00:04:40,080 --> 00:04:42,048 (携帯電話の着信音) (のぞみ・いのり)あっ…。 62 00:04:42,048 --> 00:04:46,052 (携帯電話の着信音) あっ… ちょっと ここで待ってて。 63 00:04:46,052 --> 00:04:50,056 はい。 あっ お疲れさまです。 64 00:04:50,056 --> 00:04:52,058 《ここで テストするんだ…》 65 00:04:52,058 --> 00:04:54,060 《合格できなかったら どうなるんだろう…》 66 00:04:54,060 --> 00:04:56,029 (ゴミ箱が倒れる音) ひいっ…! 67 00:04:58,064 --> 00:05:14,080 ♬~ 68 00:05:14,080 --> 00:05:16,049 (携帯電話の着信音) 69 00:05:16,049 --> 00:05:19,052 (夜鷹 純)チッ…。 (携帯電話の着信音) 70 00:05:20,053 --> 00:05:22,055 ひいいぃ…! 71 00:05:22,055 --> 00:05:30,063 ♬~ 72 00:05:38,071 --> 00:05:41,141 (のぞみ)すみません! 遅くなりました! 73 00:05:41,141 --> 00:05:43,210 いえいえ 大丈夫ですよ。 74 00:05:43,210 --> 00:05:48,181 うわあ… 広いなあ。 75 00:05:49,082 --> 00:05:53,186 今 5級の最後の子が 試験 受けてるところだよ。 76 00:05:53,186 --> 00:05:55,155 5級…。 77 00:05:58,158 --> 00:06:02,062 うわあ…! プログラム 踊ってる。 78 00:06:02,062 --> 00:06:06,066 上の級は プログラムも テスト課題になっているからね。 79 00:06:07,067 --> 00:06:09,069 ああっ…! あっ…。 80 00:06:10,070 --> 00:06:13,240 (試験官)転んだジャンプ以外も 回転が足りてなかったね。 81 00:06:13,240 --> 00:06:17,210 次回 また頑張ってください。 (女の子)はい…。 82 00:06:18,245 --> 00:06:20,080 うっ うっ…。 83 00:06:20,080 --> 00:06:23,183 初級のテストは 今日の一番最後。 84 00:06:23,183 --> 00:06:27,087 時間になったら呼ぶから それまで 上級の子の滑りを見て…。 85 00:06:27,087 --> 00:06:29,055 ん? あれ? 86 00:06:29,055 --> 00:06:31,057 ん? ん? ん!? 87 00:06:36,062 --> 00:06:39,065 ああ… かわいい。 88 00:06:40,066 --> 00:06:42,068 安心する…。 89 00:06:43,069 --> 00:06:47,073 つらい時は ミミズ探し~。 90 00:06:47,073 --> 00:06:50,076 つらい時には ミミズ探しを~…。 91 00:06:50,076 --> 00:06:52,045 ん? 92 00:06:53,079 --> 00:06:57,217 ご… ごめんなさい! 誰かいるって 気づかなくて…。 93 00:06:57,217 --> 00:07:01,187 (狼嵜 光) いいよ。 陣取っていたわけじゃないし…。 94 00:07:02,088 --> 00:07:05,091 あっ! あなた…→ 95 00:07:05,091 --> 00:07:08,061 服が お姫様のドレスみたい! 96 00:07:09,062 --> 00:07:11,097 仲良くしよう! い… いいの? 97 00:07:11,097 --> 00:07:14,067 だって 君 スケートやってる子でしょ? 98 00:07:14,067 --> 00:07:16,069 えっ? なんで? 99 00:07:16,069 --> 00:07:18,038 (光)レギンス はいてるもん。 100 00:07:19,072 --> 00:07:23,043 私も ここで滑ってるんだよ。 ここで…。 101 00:07:23,043 --> 00:07:25,078 始めたばかり? 何級? 102 00:07:25,078 --> 00:07:28,114 えっ? なんで 始めたばかりって…。 103 00:07:28,114 --> 00:07:30,050 (?鳥理凰)結局 あったの? ひい~っ! 104 00:07:30,050 --> 00:07:32,018 理凰。 105 00:07:35,055 --> 00:07:37,057 本当に捨てられてたのか? 106 00:07:37,057 --> 00:07:40,060 もういいよ。 あったし。 107 00:07:40,060 --> 00:07:43,063 あの人 また スマホ壊しちゃったみたい。 108 00:07:43,063 --> 00:07:46,066 だから 電話も繋がらなかったんだよ。 109 00:07:46,066 --> 00:07:48,034 チッ… あのクソジジイ! 110 00:07:49,102 --> 00:07:52,038 …ん? あんた 誰? えっ? 111 00:07:52,038 --> 00:07:56,076 あ… あの… 私 結束…。 112 00:07:56,076 --> 00:07:58,078 しゃべんな! ブスエビフライ! 113 00:07:58,078 --> 00:08:00,046 (たたく音) ひい~っ! 114 00:08:00,046 --> 00:08:04,150 謝れ! お前は なんで いつも 意地悪しか言わない!? 115 00:08:04,150 --> 00:08:07,053 《ブスエビフライ…》 116 00:08:07,053 --> 00:08:09,155 言ったって わかんないよ。 117 00:08:09,155 --> 00:08:11,057 あ… あの…。 118 00:08:11,057 --> 00:08:14,160 しゃべんなって言っただろ? 119 00:08:14,160 --> 00:08:18,064 その年で 俺らが顔も知らないのは 部外者か下手くそ野郎だ。 120 00:08:18,064 --> 00:08:21,034 スケートができない奴は 話しかけてくるな。 121 00:08:21,034 --> 00:08:24,170 ごめんね。 気にしないで。 122 00:08:24,170 --> 00:08:26,139 理凰! 123 00:08:29,142 --> 00:08:31,144 ただい… ま…。 124 00:08:34,147 --> 00:08:36,149 どうした…? 125 00:08:38,051 --> 00:08:40,019 なんか 落とし…。 126 00:08:41,054 --> 00:08:43,056 うっ… ううっ… うわあっ…! 127 00:08:43,056 --> 00:08:45,058 いのり! 何? その頭! 128 00:08:45,058 --> 00:08:47,127 直すから こっちに来なさい! 129 00:08:47,127 --> 00:08:49,129 《何? この修羅場…》 130 00:08:53,066 --> 00:08:57,070 今日は 練習と同じことができるかだけ 頑張ろうね。 131 00:08:57,070 --> 00:08:59,038 は… はい…。 132 00:09:01,040 --> 00:09:04,077 《ちょっと 普通の状態じゃないな》 133 00:09:04,077 --> 00:09:07,080 いのりさん。 は… はい! 134 00:09:07,080 --> 00:09:09,048 少しだけ おさらいしようか。 135 00:09:09,048 --> 00:09:12,052 止まらないように 何を気をつけるんだっけ? 136 00:09:12,052 --> 00:09:16,056 えっ? 今日やることを 一つ一つ思い出して。 137 00:09:16,056 --> 00:09:20,059 えーっと… あれ? あれ? 思い出せない…。 138 00:09:20,059 --> 00:09:23,063 どうしよう どうしよう…。 139 00:09:23,063 --> 00:09:25,031 どうしよう…! 140 00:09:26,066 --> 00:09:28,034 このまま滑らせたら 怪我しそうね。 141 00:09:28,034 --> 00:09:31,037 棄権させたほうがいいかも。 棄権…。 142 00:09:32,072 --> 00:09:34,040 今月 受けたいです! 143 00:09:34,040 --> 00:09:38,077 《ダメだ。 そんなことしたら あの時の気持ちが…》 144 00:09:38,077 --> 00:09:40,080 この指 つかんで。 145 00:09:40,080 --> 00:09:43,049 司くん! こんな時に 何を…。 146 00:09:43,049 --> 00:09:45,051 いいから つかんで。 147 00:09:48,054 --> 00:09:52,025 よし。 じゃあ 次は 反対の手で こっちの指。 148 00:09:53,059 --> 00:09:55,061 そう。 いい感じ。 149 00:09:55,061 --> 00:09:58,064 じゃあ 次は 親指で親指にタッチして。 150 00:09:58,064 --> 00:10:01,067 次は 小指。 151 00:10:01,067 --> 00:10:04,070 次は 左の手を使って親指→ 152 00:10:04,070 --> 00:10:06,072 左の小指→ 153 00:10:06,072 --> 00:10:08,074 右の人さし指。 154 00:10:09,075 --> 00:10:12,078 落ち着いてきたね。 あっ… あれ? 155 00:10:13,079 --> 00:10:15,215 よく見て。 156 00:10:15,215 --> 00:10:19,052 大須のリンクと 何も変わりはないよ。 157 00:10:19,052 --> 00:10:22,155 いつもやってることを 一回だけ通して滑って→ 158 00:10:22,155 --> 00:10:26,059 あとは お母さんと帰るだけだ。 すぐに終わるだろ? 159 00:10:26,059 --> 00:10:28,061 すぐに…。 160 00:10:31,064 --> 00:10:34,067 順番まで これ つかんでていいですか? 161 00:10:34,067 --> 00:10:36,069 ミミズみたいで 安心するので。 162 00:10:36,069 --> 00:10:39,139 ミミズ…? いいよ…。 163 00:10:39,139 --> 00:10:42,075 司くん グッジョブ! 164 00:10:42,075 --> 00:10:45,078 《全く別の動作で 恐怖心をそらす》 165 00:10:45,078 --> 00:10:48,081 《以前 覚えたことが 役に立ってよかった》 166 00:10:48,081 --> 00:10:50,083 (係員)次 5番 結束さん。 167 00:10:50,083 --> 00:10:52,085 きた。 いける? 168 00:10:52,085 --> 00:10:54,053 うん。 169 00:10:55,088 --> 00:10:57,090 《いつもやってることを 一回だけ…》 170 00:10:57,090 --> 00:10:59,058 《いつもやってることを…》 171 00:11:03,096 --> 00:11:06,065 《大丈夫。 思い出せる》 172 00:11:07,066 --> 00:11:10,036 初級は 片足だけで滑るテストだよ。 173 00:11:10,036 --> 00:11:12,071 このラインからスタートして→ 174 00:11:12,071 --> 00:11:14,073 半円 描いて ラインに戻る。 175 00:11:14,073 --> 00:11:16,075 片足の一押しだけで→ 176 00:11:16,075 --> 00:11:19,078 半円を描ききるようにして…。 177 00:11:21,147 --> 00:11:23,082 (司の声)右と左を入れ替えて→ 178 00:11:23,082 --> 00:11:26,085 半円を描いたら また入れ替える。 179 00:11:27,053 --> 00:11:30,056 これを インサイド アウトサイドで行ってから→ 180 00:11:30,056 --> 00:11:34,060 今度は後進 バックで同じことをする。 181 00:11:34,060 --> 00:11:38,064 前に進むために 強い押し出しは必要ない。 182 00:11:38,064 --> 00:11:42,035 大切なのは 正しい位置に 体重をのせ続けること。 183 00:11:42,035 --> 00:11:45,071 前進する時は 体重は かかとのあたり。 184 00:11:45,071 --> 00:11:49,042 後進する時は 土踏まずの少し前あたり。 185 00:11:49,042 --> 00:11:53,079 それだけで 氷とブレードが 勝手に体を運んでくれる。 186 00:11:53,079 --> 00:11:55,048 ほんの少し 足首が傾くだけで→ 187 00:11:55,048 --> 00:11:57,050 エッジは切り替わる。 188 00:11:57,050 --> 00:11:59,052 ぐらつくと エッジから脱線する。 189 00:11:59,052 --> 00:12:02,055 大切なのは 軸の固定だ。 190 00:12:02,055 --> 00:12:05,058 フォアもバックも お手本のようね。 191 00:12:05,058 --> 00:12:10,063 ♬~ 192 00:12:10,063 --> 00:12:15,068 次はクロス…。 音楽をよく聴いて 「いち に」って滑る…。 193 00:12:15,068 --> 00:12:19,072 (瞳)いのりちゃん 集中できてるみたいね。 194 00:12:19,072 --> 00:12:22,041 司くん よかったわね。 はい! 195 00:12:23,042 --> 00:12:25,044 (試験官)次 結束いのりさん。 196 00:12:25,044 --> 00:12:27,080 は… はい! 197 00:12:27,080 --> 00:12:29,048 (試験官)合格です。 頑張ったね。 198 00:12:33,052 --> 00:12:35,054 おめでとう! はい。 199 00:12:35,054 --> 00:12:37,056 お母さん 合格したよ! 200 00:12:37,056 --> 00:12:41,160 よかったわね。 本当に頑張ったのね。 201 00:12:41,160 --> 00:12:44,063 お母さん 応援するって決めたわ。 202 00:12:44,063 --> 00:12:46,065 本当? うん。 203 00:12:46,065 --> 00:12:49,068 お姉ちゃんと同じで 中学までは やらせてあげる。 204 00:12:49,068 --> 00:12:51,037 えっ…? 205 00:12:53,039 --> 00:12:55,041 うん…。 206 00:12:59,045 --> 00:13:01,014 子供の衣装って すぐ合わなくなるよね。 207 00:13:01,014 --> 00:13:03,016 ホントに! 208 00:13:03,016 --> 00:13:06,052 中学までか…。 209 00:13:06,052 --> 00:13:10,023 うまくなったら 続けさせてくれるのかな。 210 00:13:10,023 --> 00:13:14,027 でも どのくらい うまくなったら…。 211 00:13:18,097 --> 00:13:21,034 》結束いのりって子 なんなの? 212 00:13:21,034 --> 00:13:25,004 もう11歳なんでしょ? まだ ジャンプも跳べてないのに。 213 00:13:26,139 --> 00:13:31,110 》あんな子に構ってる暇があったら うちの子 見てもらいたいんだけど。 214 00:13:35,014 --> 00:13:37,016 ん? (2人)うわあっ! 215 00:13:37,016 --> 00:13:39,018 何してるの? 216 00:13:41,054 --> 00:13:45,024 あっ やっぱり 君 この前の…。 217 00:13:45,024 --> 00:13:48,027 えっ? あ… あなた…。 218 00:13:48,027 --> 00:13:50,997 私が いつも 練習しているリンク 設備点検で→ 219 00:13:50,997 --> 00:13:54,100 今日は こっちに滑りに来たんだ。 220 00:13:54,100 --> 00:13:56,035 《まだ 初級ですって。 221 00:13:56,035 --> 00:14:01,040 あんな簡単なの 誰でも受かるわよ。 あの年なら 4級は とってないと。 222 00:14:01,040 --> 00:14:03,042 はあ…。 223 00:14:03,042 --> 00:14:07,013 自分は滑れないくせに 何が簡単だよ。 224 00:14:09,015 --> 00:14:11,017 えっ? ああ…。 225 00:14:11,017 --> 00:14:19,025 ♬~ 226 00:14:19,025 --> 00:14:21,027 すごい…。 227 00:14:22,061 --> 00:14:24,030 えっ? ええ~っ? 228 00:14:24,030 --> 00:14:26,065 あっ 光ちゃんだ! 229 00:14:26,065 --> 00:14:29,035 光… ちゃん!? えっ? 嘘!? 230 00:14:30,103 --> 00:14:33,072 氷に乗れない人の言葉なんて 信じなくていいよ。 231 00:14:34,040 --> 00:14:36,042 《この子 見たことある…》 232 00:14:37,076 --> 00:14:42,048 《去年 初出場の全日本ノービスBで優勝した 狼嵜光ちゃんだ!》 233 00:14:45,051 --> 00:14:48,054 《は… 速い! 速いよ》 234 00:14:48,054 --> 00:14:52,058 《たった一回 押しただけなのに すごいスピード》 235 00:14:52,058 --> 00:14:56,062 《まるで 氷が この子を動かしてるみたい》 236 00:14:56,062 --> 00:14:59,065 (司の声)美しい姿勢のまま 一番スピードが出る→ 237 00:14:59,065 --> 00:15:02,034 自分だけの重心の一点を探す。 238 00:15:02,034 --> 00:15:05,037 何度も何度も練習して 磨いていくんだ。 239 00:15:05,037 --> 00:15:07,039 あっ…。 240 00:15:09,075 --> 00:15:11,043 えっ? 241 00:15:12,044 --> 00:15:14,046 んんっ…! 242 00:15:15,014 --> 00:15:17,016 えっ? 243 00:15:19,051 --> 00:15:21,020 ふんっ…! 244 00:15:21,020 --> 00:15:35,034 ♬~ 245 00:15:35,034 --> 00:15:37,003 (光)おっと…。 うわあっ…。 246 00:15:38,004 --> 00:15:41,007 フフフフ… アハハハハ…! 247 00:15:41,007 --> 00:15:43,009 もう びっくりした~。 248 00:15:43,009 --> 00:15:48,014 君 めっちゃ ついてくるじゃん。 ホントに初級? 249 00:15:49,048 --> 00:15:52,018 大丈夫? どこか痛くした? 250 00:15:52,018 --> 00:15:55,021 ど…。 ど? 251 00:15:55,021 --> 00:15:58,024 どうすれば そのジャンプが跳べるの? 252 00:15:59,025 --> 00:16:02,061 ど… どうすればって…。 253 00:16:02,061 --> 00:16:05,097 私も跳びたい…。 えっ? 254 00:16:05,097 --> 00:16:08,000 あんなジャンプ 近くで初めて見た! 255 00:16:08,000 --> 00:16:11,003 すごい高いし 降りるのも楽勝みたいに…。 256 00:16:11,003 --> 00:16:13,039 今まで見た子と全然違う。 257 00:16:13,039 --> 00:16:15,041 私 あんなの跳べない! 258 00:16:15,041 --> 00:16:18,044 そ… それはそうでしょ。 259 00:16:18,044 --> 00:16:21,047 君 まだ 初級… なんだよね? 260 00:16:21,047 --> 00:16:24,016 この年で跳べなくちゃ 光ちゃんに勝てないよ! 261 00:16:26,018 --> 00:16:28,020 光ちゃん 教えて…。 262 00:16:28,020 --> 00:16:30,022 私も 早く それ 跳びたい。 263 00:16:30,022 --> 00:16:33,025 早く… すぐに…。 264 00:16:33,025 --> 00:16:36,028 いや… 君 何者? 265 00:16:36,028 --> 00:16:41,033 教えて… 教えて… ジャンプの跳び方…! 266 00:16:41,033 --> 00:16:43,035 あっ いや…。 267 00:16:43,035 --> 00:16:46,038 ジャンプ… ジャンプ… ジャンプ~!! 268 00:16:46,038 --> 00:16:48,007 (光)うわあっ! 269 00:16:49,041 --> 00:16:52,011 同じ年なのに…。 270 00:16:54,013 --> 00:16:58,050 同じ年なのに こんなに差がある…。 271 00:16:58,050 --> 00:17:04,156 (泣き声) 272 00:17:04,156 --> 00:17:10,029 跳んだことない子に教えるのは さすがに無理だよ。 クラブも違うし。 273 00:17:10,029 --> 00:17:12,031 ご… ごめんなさい。 274 00:17:12,031 --> 00:17:15,034 でも また会えて嬉しかった。 275 00:17:15,034 --> 00:17:17,036 名前 なんていうの? 276 00:17:17,036 --> 00:17:21,007 名前… あっ… 結束いのり。 277 00:17:21,007 --> 00:17:23,042 いのりちゃんか。 278 00:17:23,042 --> 00:17:26,045 これで友達になれるね いのりちゃん! 279 00:17:26,045 --> 00:17:32,051 えっ? ひ… 光ちゃんと… 友達? 280 00:17:33,019 --> 00:17:36,022 (光)っていうか さっきのいのりちゃん すごかったよ。 281 00:17:36,022 --> 00:17:39,025 第一印象と 性格 全然違うんだね。 282 00:17:39,025 --> 00:17:42,061 ご… ごめんなさい。 283 00:17:42,061 --> 00:17:45,031 これから練習? う… うん! 284 00:17:45,031 --> 00:17:48,034 私は いつも 給食終わったら リンクだよ。 285 00:17:48,034 --> 00:17:51,070 えっ? 学校 途中で帰っちゃうの? 286 00:17:51,070 --> 00:17:54,040 途中どころか…→ 287 00:17:54,040 --> 00:17:57,076 休んで練習の時もある。 288 00:17:57,076 --> 00:18:01,047 リンク 貸し切りにできる時間は 限られているし→ 289 00:18:01,047 --> 00:18:04,050 まだまだ 全然足りないんだ。 290 00:18:04,050 --> 00:18:09,055 そっか。 そのぐらい時間かけて練習しないと いけないのか…。 291 00:18:09,055 --> 00:18:12,058 いのりちゃんも そうすればいいじゃん。 292 00:18:12,058 --> 00:18:16,028 お母さんが そんなのダメって 多分 言うと思う。 293 00:18:17,029 --> 00:18:20,032 上手になりたいっていうのを なんで 邪魔するんだろう? 294 00:18:20,032 --> 00:18:24,036 私 お母さんいないから そういうの よくわからないけど…。 295 00:18:24,036 --> 00:18:26,038 (息を吹きかける音) 296 00:18:26,038 --> 00:18:30,042 ちゃんと言ったほうがいいと思うよ。 もっと うまくなりたいって。 297 00:18:31,143 --> 00:18:33,112 光ちゃん…。 298 00:18:34,046 --> 00:18:36,015 いのりちゃん。 299 00:18:40,052 --> 00:18:45,057 私は コーチにお願いしたよ。 オリンピック 行かせてくださいって。 300 00:18:45,057 --> 00:18:48,027 オリン… ピック…。 301 00:18:48,027 --> 00:18:52,098 大人の人は 私たちの気持ちを 勝手に想像するもん。 302 00:18:52,098 --> 00:18:55,034 ちょっと うまくなれば 満足するって。 303 00:18:55,034 --> 00:18:58,037 でも 私は そうじゃない。 304 00:18:58,037 --> 00:19:02,041 だから いのりちゃんも 違うんだったら 言ったほうがいい。 305 00:19:02,041 --> 00:19:05,011 伝えなきゃ わかってくれないよ。 306 00:19:06,045 --> 00:19:08,047 伝える…。 307 00:19:09,048 --> 00:19:12,018 早く いのりちゃんと 大会で一緒になれたらいいな! 308 00:19:15,121 --> 00:19:19,025 《私が ずっと憧れていた この子たちは→ 309 00:19:19,025 --> 00:19:24,997 勝ちたい大会やバッジのために うまくなる途中だったんだ》 310 00:19:26,032 --> 00:19:29,035 《スケートをやれればいいんじゃない》 311 00:19:29,035 --> 00:19:32,038 《私も ああなりたい…》 312 00:19:32,038 --> 00:19:35,007 《でも 言える? 私なんかが…》 313 00:19:36,008 --> 00:19:38,044 いのりさん! 314 00:19:38,044 --> 00:19:41,013 レッスンない日だから いないかもと思ったけど→ 315 00:19:41,013 --> 00:19:43,015 来てみてよかった。 316 00:19:43,015 --> 00:19:44,984 これ。 317 00:19:47,019 --> 00:19:50,022 これは…? 開けてごらん。 318 00:19:53,059 --> 00:19:55,027 これ…。 319 00:19:55,027 --> 00:19:57,029 改めて 合格おめでとう! 320 00:19:58,030 --> 00:20:02,034 いいスタート切れたね。 次は いよいよ ジャンプだ! 321 00:20:02,034 --> 00:20:07,039 いやあ… いのりさんは 上達が早いから 次のレッスンの準備に大慌てだよ。 322 00:20:07,039 --> 00:20:10,042 コーチが まだ見習いの俺で 申し訳ないけど→ 323 00:20:10,042 --> 00:20:12,044 早く上達するように 頑張るから…。 324 00:20:12,044 --> 00:20:14,046 おお…。 325 00:20:14,046 --> 00:20:17,016 司先生…。 326 00:20:17,016 --> 00:20:22,021 先生は 私が もっと上手になりたいって言ったら→ 327 00:20:22,021 --> 00:20:24,023 手伝ってくれますか? 328 00:20:25,024 --> 00:20:28,027 私 本当に うまくなりたいんです。 329 00:20:28,027 --> 00:20:32,098 他の全部の楽しいこと できなくなってもいい。 330 00:20:32,098 --> 00:20:37,036 嫌いなこと 難しいことを ずっと長い間 やることになってもいい。 331 00:20:37,036 --> 00:20:43,042 何が どんなに大変か わからないけど 一番上手になりたい。 332 00:20:43,042 --> 00:20:47,046 金メダル… とれる人になりたい! 333 00:20:47,046 --> 00:20:50,015 オリン… ピックで…。 334 00:20:50,015 --> 00:20:53,018 だから 先生に手伝ってほしい。 335 00:20:53,018 --> 00:20:55,054 助けてほしい。 336 00:20:55,054 --> 00:20:57,022 そしたら お母さんも…。 337 00:20:57,022 --> 00:20:59,024 わかった。 338 00:21:02,061 --> 00:21:05,030 あなたを 誰が見ても スケートの天才だって思うくらい→ 339 00:21:05,030 --> 00:21:07,032 上手な選手にする。 340 00:21:07,032 --> 00:21:12,004 そして 誰もが勝利に賭けたくなるような スケート選手にするよ! 341 00:21:12,004 --> 00:21:22,047 ♬~ 342 00:21:22,047 --> 00:21:25,050 じゃあ まずは 1級合格からだ。 343 00:21:25,050 --> 00:21:27,052 まだ ジャンプも跳べてないんだから。 344 00:21:27,052 --> 00:21:29,021 はい! 345 00:21:35,060 --> 00:21:40,065 ♬~