1 00:00:02,002 --> 00:00:04,505 (ダリ)ミギ 機は熟した。 (ミギ)いよいよ 一条家を➡ 2 00:00:04,505 --> 00:00:06,673 しらみつぶせるってわけだ。 3 00:00:06,673 --> 00:00:11,011 いいか? ミギ お前は やつらの相手をして 時間を稼げ。 4 00:00:11,011 --> 00:00:14,515 その間に 僕が 一条家の壁紙を調べる。 5 00:00:14,515 --> 00:00:18,018 やつらは 僕たちが 2人いることを知らないからな。 6 00:00:18,018 --> 00:00:22,189 油断するなよ ミギ。 百も承知さ ダリ。 7 00:00:22,189 --> 00:00:25,359 いつものように 慎重に 事を進めよう。 8 00:00:25,359 --> 00:00:28,662 いつものように。 んっ…。 9 00:00:33,033 --> 00:00:35,035 お母さん。 10 00:00:40,040 --> 00:00:42,042 (瑛二)園山秘鳥。 11 00:00:44,044 --> 00:00:46,146 異常あり。 12 00:02:30,017 --> 00:02:34,688 (洋子)今日は 一条邸に お招きいただき 感謝いたします。 13 00:02:34,688 --> 00:02:37,190 (怜子)こちらこそ 光栄ですわ。 14 00:02:37,190 --> 00:02:41,028 優秀な秘鳥君が来てくれて。 んっ。 15 00:02:41,028 --> 00:02:43,030 (修)いよっ! アハッ…。 16 00:02:43,030 --> 00:02:45,032 ヒュー! エヘヘ。 17 00:02:45,032 --> 00:02:52,205 秘鳥君の中間考査 普通科1位を祝して 乾杯。 18 00:02:52,205 --> 00:02:54,374 (一同)乾杯。 19 00:02:54,374 --> 00:02:56,376 《違う。 20 00:02:56,376 --> 00:02:58,879 違う。 21 00:02:58,879 --> 00:03:00,881 そうじゃない》 22 00:03:03,817 --> 00:03:06,319 《くそ! ここは あり塚か? 23 00:03:06,319 --> 00:03:10,323 どこにある? ミジンコの部屋》 24 00:03:10,323 --> 00:03:13,994 秘鳥君には 一体 どのような教育を? 25 00:03:13,994 --> 00:03:17,998 あっ いえ ほんとに…。 私たちは 何も。 26 00:03:17,998 --> 00:03:21,835 お母さんには パイ作りを教わったよ。 まあ! 27 00:03:21,835 --> 00:03:24,838 《一条家も シロなのか。 28 00:03:24,838 --> 00:03:28,008 だが 違和感が拭えない》 29 00:03:28,008 --> 00:03:33,013 パイ作り! すてきね。 私も教わろうかしら。 30 00:03:33,013 --> 00:03:35,348 任せてくださいまし。 31 00:03:35,348 --> 00:03:39,186 ここのオーブンなら 大きいパイが焼けますわ。 32 00:03:39,186 --> 00:03:43,690 (華怜)大きいって どれくらい? んっ… 輪入道くらいかな。 33 00:03:43,690 --> 00:03:47,694 やだ パパ 例えが クラシカルすぎることよ! 34 00:03:47,694 --> 00:03:49,863 (修)アハッ! こりゃ 失敬。 《臭い。 35 00:03:49,863 --> 00:03:52,532 きな臭いぞ》 (修)未確認飛行物体ぐらいかな。 36 00:03:52,532 --> 00:03:54,534 (洋子)アハッ! ベントラー ベントラー。 アハハハ! 37 00:03:54,534 --> 00:03:57,204 《この招待…》 ウフフフ! 38 00:03:57,204 --> 00:03:59,206 園山家って ほんと➡ 39 00:03:59,206 --> 00:04:02,809 笑いの絶えない 愉快な家庭ですのね。 40 00:04:02,809 --> 00:04:08,315 もう! そんなに褒めたって チェリーパイしか出てこないわよ! 41 00:04:08,315 --> 00:04:13,320 ウフッ… そういうところなんでしょうね。 42 00:04:13,320 --> 00:04:17,491 秘鳥君が 犯罪を犯してしまうのは。 43 00:04:17,491 --> 00:04:19,493 あっ…。 44 00:04:23,497 --> 00:04:26,500 瑛二。 はい 母さん。 45 00:04:29,503 --> 00:04:32,672 秘鳥君。 46 00:04:32,672 --> 00:04:35,842 これに見覚えはないか? 47 00:04:35,842 --> 00:04:39,679 あっ… ハッ! 48 00:04:39,679 --> 00:04:43,350 《お母さんの形見が…》 49 00:04:43,350 --> 00:04:45,519 ハッ…。 50 00:04:45,519 --> 00:04:49,523 (瑛二)手を上げて。 えっ? 51 00:04:49,523 --> 00:04:51,525 《だめだ ミギ》 52 00:04:51,525 --> 00:04:56,196 (瑛二)なぜ 首元を確認した? 53 00:04:56,196 --> 00:04:58,365 そっ… それは…。 54 00:04:58,365 --> 00:05:01,801 今 着けているようだね。 55 00:05:01,801 --> 00:05:04,805 盗んだボタンを。 56 00:05:04,805 --> 00:05:08,308 ハッ…。 ちょ… ちょっと待って! 57 00:05:08,308 --> 00:05:10,977 秘鳥君が盗むわけないじゃない! 58 00:05:10,977 --> 00:05:13,813 第一 お友達のおべべの ぽっちを➡ 59 00:05:13,813 --> 00:05:15,982 どうして盗まなきゃいけないの!? 60 00:05:15,982 --> 00:05:17,984 僕も 同じ思いです。 61 00:05:17,984 --> 00:05:22,322 秘鳥君を信じているからこそ はっきりさせたいんです。 62 00:05:22,322 --> 00:05:26,993 あっ…。 服を脱ぐんだ 秘鳥君。 63 00:05:26,993 --> 00:05:29,796 んっ…。 フゥ…。 64 00:05:34,668 --> 00:05:36,670 (瑛二)秘鳥君! あっ…。 65 00:05:38,672 --> 00:05:41,007 《ダリ!》 66 00:05:41,007 --> 00:05:43,009 フッ…。 67 00:05:43,009 --> 00:05:47,347 ひどいや 瑛二君 友達を疑うのかい? 68 00:05:47,347 --> 00:05:51,851 さっきも言っただろう。 秘鳥君を信じたいんだ。 69 00:05:51,851 --> 00:05:54,521 だから 服を脱げって? 70 00:05:54,521 --> 00:05:56,523 そうだ。 71 00:05:56,523 --> 00:05:59,526 でも…。 なんだ? 72 00:06:01,628 --> 00:06:06,299 えっとね なんていうか その… あのね…。 73 00:06:06,299 --> 00:06:08,301 んっ…。 74 00:06:08,301 --> 00:06:11,638 《いいぞ その調子だ ミギ》 75 00:06:11,638 --> 00:06:16,476 みんなの前で 服を脱ぐなんて 恥ずかしいよ。 76 00:06:16,476 --> 00:06:19,813 うっ ヒヒッ… うっ…。 ぐぅ… ヒッ… ハハッ…。 77 00:06:19,813 --> 00:06:23,116 ハァ… ふざけるのも いいかげんにしろ! 78 00:06:26,486 --> 00:06:29,322 《ぐっ… 間に合え!》 79 00:06:29,322 --> 00:06:31,825 あっ…。 脱げ! 待って! 80 00:06:42,335 --> 00:06:45,005 ほらね とってないでしょ。 81 00:06:45,005 --> 00:06:49,809 ポケット? いいよ。 なんなら パンツの中も 見る? 82 00:06:51,845 --> 00:06:53,847 あっ…。 83 00:06:55,849 --> 00:06:59,953 秘鳥君…。 そろそろ おいとましましょうか。 84 00:06:59,953 --> 00:07:02,455 ハァ…。 85 00:07:02,455 --> 00:07:05,792 (洋子)瑛二君 洗濯機の中 調べてみてね。 86 00:07:05,792 --> 00:07:07,794 (洋子/修)ひゃっ! (指笛) 87 00:07:07,794 --> 00:07:09,796 あっ…。 88 00:07:12,966 --> 00:07:14,968 んっ…。 89 00:07:18,138 --> 00:07:21,141 フィデリテ。 (フィデリテの においを嗅ぐ音) 90 00:07:21,141 --> 00:07:26,646 覚えたか? このにおいと同じ物を捜せ。 91 00:07:29,482 --> 00:07:31,818 《まさか 獣がいたなんて…。 92 00:07:31,818 --> 00:07:35,155 とにかく 今は このボタンを 遠くに投げて…。 93 00:07:35,155 --> 00:07:38,558 やつらが 気を取られている間に ここから 脱出》 94 00:07:42,329 --> 00:07:44,331 あっ…。 95 00:07:44,331 --> 00:07:48,001 (瑛二)フィデリテ そこに あるのか? 96 00:07:48,001 --> 00:07:52,839 《まずい! 今 テーブルの下を のぞかれたら➡ 97 00:07:52,839 --> 00:07:56,343 僕たちが 2人であることが➡ 98 00:07:56,343 --> 00:07:58,345 ばれてしまう!》 99 00:08:04,951 --> 00:08:07,954 ごめんなさい! 僕が とりました! 100 00:08:13,126 --> 00:08:15,128 《ミギ!?》 101 00:08:15,128 --> 00:08:18,631 ひっ… 秘鳥君は そんなことしないよね? 102 00:08:18,631 --> 00:08:22,969 そっ… そうよ。 それに ほら! いつ とったっていうのよ? 103 00:08:22,969 --> 00:08:26,139 私たちと ずっと… ねえ? 一緒にいたじゃない。 104 00:08:26,139 --> 00:08:30,477 お手洗いを借りたとき 洗面所に パジャマが置いてあって…。 105 00:08:30,477 --> 00:08:33,813 《ミギ?》 106 00:08:33,813 --> 00:08:38,818 と~っても きれいな ボタンだったから つい…。 107 00:08:38,818 --> 00:08:40,987 (洋子/修)あっ…。 108 00:08:40,987 --> 00:08:47,994 秘鳥君の お父様 お母様 これは どういう教育ですか? 109 00:08:47,994 --> 00:08:50,163 後生ですから。 110 00:08:50,163 --> 00:08:53,666 悪気は なかったのよ 許してあげて。 111 00:08:53,666 --> 00:08:58,671 これが 施設の人に知られたら どうなるでしょうね。 112 00:08:58,671 --> 00:09:03,610 恐らく もう二度と 秘鳥君には 会えなくなるでしょう。 113 00:09:03,610 --> 00:09:06,946 (修/洋子)ひぃ~…。 (怜子)そこで…。 114 00:09:06,946 --> 00:09:11,284 いかがでしょう? 秘鳥君が 正常な精神になるまで➡ 115 00:09:11,284 --> 00:09:15,121 一条家で お預かりする… というのは。 116 00:09:15,121 --> 00:09:18,024 あっ…。 あっ…。 117 00:09:48,655 --> 00:09:51,658 (瑛二)秘鳥君 ごはんの時間だ。 118 00:10:00,333 --> 00:10:02,502 僕は 獣じゃない。 119 00:10:02,502 --> 00:10:04,838 いいかげんに 吐くんだ! 120 00:10:04,838 --> 00:10:06,840 うっ… くっ…。 121 00:10:06,840 --> 00:10:11,511 なぜ 俺が 8年前に無くしたボタンを 君が持っていたのかを。 122 00:10:11,511 --> 00:10:13,680 だから 何度も言っただろう。 123 00:10:13,680 --> 00:10:17,684 洗面所の床に転がっていたのさ。 (瑛二)うそをつくな。 124 00:10:17,684 --> 00:10:20,854 このボタンは ずっと捜していた物だ。 125 00:10:20,854 --> 00:10:24,691 この家は 調べ尽くした。 転がってるわけがない。 126 00:10:24,691 --> 00:10:29,028 一体 何を隠している? 127 00:10:29,028 --> 00:10:31,030 それは…。 128 00:10:35,368 --> 00:10:38,538 フッ! んっ… なるほど。 129 00:10:38,538 --> 00:10:41,875 君の精神は ゆがんでしまっている。 130 00:10:41,875 --> 00:10:46,679 んっ? ゼロから 教育し直す 必要がありそうだ。 131 00:10:50,049 --> 00:10:52,719 《あのドアの向こうに ミギが…。 132 00:10:52,719 --> 00:10:54,921 待ってろ 今 助けに…》 133 00:10:57,724 --> 00:11:01,661 《だめだ! あの獣は かなり調教されている。 134 00:11:01,661 --> 00:11:04,330 かくなる上は…》 135 00:11:04,330 --> 00:11:06,332 (うなり声) 136 00:11:06,332 --> 00:11:09,836 くっ…。 《力ずくで 動かすまでだ》 137 00:11:09,836 --> 00:11:14,173 フッ… うっ…。 (うなり声) 138 00:11:14,173 --> 00:11:16,342 うぅっ! うっ! 139 00:11:16,342 --> 00:11:18,344 くっ! ハッ…。 《今だ!》 140 00:11:18,344 --> 00:11:20,346 うっ! 141 00:11:20,346 --> 00:11:22,348 (鳴き声) 142 00:11:22,348 --> 00:11:27,020 うおっ… うっ ハッ…。 (うなり声) 143 00:11:27,020 --> 00:11:29,188 あっ ああ…。 《かまれる!》 144 00:11:29,188 --> 00:11:32,025 うっ! 145 00:11:32,025 --> 00:11:34,027 んっ? 146 00:11:34,027 --> 00:11:41,868 (息遣い) 147 00:11:41,868 --> 00:11:44,537 あっ…。 (息遣い) 148 00:11:44,537 --> 00:11:46,873 お前 まさか…。 (息遣い) 149 00:11:46,873 --> 00:11:50,076 誰かと遊びたかった… のか? 150 00:11:52,378 --> 00:11:57,083 ミギを助けたら また 遊んでやろう。 (鳴き声) 151 00:11:59,218 --> 00:12:06,326 ⦅♬(ミギ/ダリ)「フンフン フフフフーン」 152 00:12:06,326 --> 00:12:10,830 ♬「フフフフ フンフン」 153 00:12:10,830 --> 00:12:13,166 ♬(ピアノ) 154 00:12:13,166 --> 00:12:15,168 あっ…。 あっ…。 155 00:12:15,168 --> 00:12:18,671 お母さん。 こっち こっち。 156 00:12:18,671 --> 00:12:23,176 フフッ… フッ…。 フフッ…。 157 00:12:23,176 --> 00:12:27,180 ミジンコが…。 歌ってるでしょ?⦆ 158 00:12:27,180 --> 00:12:31,184 (笑い声) 159 00:12:34,520 --> 00:12:37,023 ミギ… ミギ! (ノック) 160 00:12:37,023 --> 00:12:39,525 んっ? んっ…。 161 00:12:39,525 --> 00:12:42,862 ミジンコの歌。 162 00:12:42,862 --> 00:12:46,866 そこにいるのか? 163 00:12:46,866 --> 00:12:50,536 ダリ? ミギ! 待ってろ すぐ開ける! 164 00:12:50,536 --> 00:12:53,539 ダリ 僕は ここに残る。 165 00:12:53,539 --> 00:12:55,541 ミギ? 何 言って…。 166 00:12:55,541 --> 00:12:59,212 やつらは 僕らが 2人いることを知らない。 167 00:12:59,212 --> 00:13:02,482 僕が ここにいれば やつらの警戒は 緩む。 168 00:13:02,482 --> 00:13:06,486 その隙に ダリが この家を しらみつぶすんだ。 169 00:13:06,486 --> 00:13:09,322 でも ミギ… お前 平気か? 170 00:13:09,322 --> 00:13:12,158 飯は 食ってるか? ああ。 171 00:13:12,158 --> 00:13:15,161 ひどいこと されていないか? ああ。 172 00:13:15,161 --> 00:13:18,164 ミギ 本当か? 173 00:13:18,164 --> 00:13:20,366 心配するな ダリ。 174 00:13:22,335 --> 00:13:26,839 《こんな姿 ダリには 決して 見せられまい》 175 00:13:26,839 --> 00:13:29,509 僕は 大丈夫だ。 176 00:13:29,509 --> 00:13:34,814 フゥ… なあ 少し話せるか? ああ。 177 00:13:38,351 --> 00:13:42,855 くまなく捜したが ミジンコの壁紙は見当たらなかった。 178 00:13:42,855 --> 00:13:45,358 ミジンコ…。 179 00:13:45,358 --> 00:13:47,860 ねえ ダリ 覚えてるか? 180 00:13:47,860 --> 00:13:52,031 昔 ベッドの下で お母さんと ミジンコの歌を聴いたこと。 181 00:13:52,031 --> 00:13:54,534 《ミジンコの歌?》 182 00:13:54,534 --> 00:13:57,370 今 思えば 壁の向こうから聴こえる➡ 183 00:13:57,370 --> 00:13:59,872 ピアノの音だったんだな。 184 00:13:59,872 --> 00:14:01,874 ピアノ…。 185 00:14:06,813 --> 00:14:09,982 隠し部屋… ハッ! 186 00:14:09,982 --> 00:14:13,319 ミギ! その部屋の壁紙を調べるんだ! 187 00:14:13,319 --> 00:14:15,321 壁紙? 188 00:14:15,321 --> 00:14:30,837 ♬~ 189 00:14:30,837 --> 00:14:33,840 この部屋が かつての 僕らの住まい…。 190 00:14:40,179 --> 00:14:42,181 んっ? 191 00:14:45,351 --> 00:14:47,353 ハッ… ああっ…。 192 00:14:52,191 --> 00:14:54,360 うっ… うぅっ…。 193 00:14:54,360 --> 00:14:57,864 お母さ~ん! 194 00:14:57,864 --> 00:15:00,299 (泣き声) 195 00:15:00,299 --> 00:15:03,469 あっ なっ… 何やってるんだ? ミギ! 静かにしろ! (泣き声) 196 00:15:03,469 --> 00:15:05,471 お母さ~ん! (足音) 197 00:15:05,471 --> 00:15:08,141 あっ… ばかミギ! (泣き声) 198 00:15:08,141 --> 00:15:18,317 (泣き声) 199 00:15:18,317 --> 00:15:20,319 (ドアの解錠音) 200 00:15:20,319 --> 00:15:22,321 (ドアの開く音) 201 00:15:22,321 --> 00:15:24,323 (泣き声) 202 00:15:24,323 --> 00:15:27,827 フッ… ウフフ…。 (泣き声) 203 00:15:27,827 --> 00:15:30,830 おなかが すいたのね。 (泣き声) 204 00:15:30,830 --> 00:15:33,666 うっ…。 ミルクの時間よ。 205 00:15:33,666 --> 00:15:35,668 んっ んっ んっ んっ んっ んっ…。 206 00:15:35,668 --> 00:15:40,339 は~やく 瑛二にな~れ。 207 00:15:40,339 --> 00:15:42,341 ウフフフフ…。 208 00:15:46,512 --> 00:15:49,015 <一条家は 隠すのが うまい。 209 00:15:49,015 --> 00:15:54,687 僕は あれから 一条家の会話を盗み聞いていた。 210 00:15:54,687 --> 00:15:57,356 しかし きな臭い。 211 00:15:57,356 --> 00:15:59,959 会話どころか 監禁されている ミギすら➡ 212 00:15:59,959 --> 00:16:01,961 話題に上らない。 213 00:16:01,961 --> 00:16:05,131 そもそも あのボタンは なんなんだ? 214 00:16:05,131 --> 00:16:08,134 お母さんのダイイングメッセージ? 215 00:16:08,134 --> 00:16:10,803 犯人は 瑛二だって? 216 00:16:10,803 --> 00:16:14,640 ばか言え 5歳に 人が殺せるか? 217 00:16:14,640 --> 00:16:17,143 なら 犯人は 誰だ? 218 00:16:17,143 --> 00:16:20,813 考えたところで 迷宮の つむじ入り> 219 00:16:20,813 --> 00:16:24,817 《まずは 父親の書斎を しらみつぶすんだ》 220 00:16:31,490 --> 00:16:34,494 えっ。 だ~れだ? 221 00:16:34,494 --> 00:16:38,497 《水曜日の この時間は 誰もいないはず》 222 00:16:41,667 --> 00:16:43,669 《誰も…》 223 00:16:43,669 --> 00:16:46,172 (みっちゃん)ウフフ! あっ…。 224 00:16:49,509 --> 00:16:51,510 あっ! 225 00:16:51,510 --> 00:16:55,348 正解は みっちゃんでした! 226 00:16:55,348 --> 00:16:58,851 みっちゃんさん…。 聞いたわよ。 227 00:16:58,851 --> 00:17:02,121 一条家に預けられることに なったんですって? 228 00:17:02,121 --> 00:17:07,460 よっちゃんと パパさん 悲しみに明け暮れてるわよ。 229 00:17:07,460 --> 00:17:10,463 みっちゃんさん なんで ここに? 230 00:17:10,463 --> 00:17:13,466 あら! 私は ハウスキーパー。 231 00:17:13,466 --> 00:17:16,302 毎週 水曜日は 一条家。 232 00:17:16,302 --> 00:17:21,307 《そうだ。 この老婦が あの壁紙を見つけたんだ。 233 00:17:21,307 --> 00:17:25,811 この老婦を利用しない手はない》 234 00:17:25,811 --> 00:17:28,814 ねえねえ みっちゃん。 んっ? 235 00:17:28,814 --> 00:17:31,817 このおうちって 秘密 ないの? 236 00:17:31,817 --> 00:17:36,489 んっ… ウフフッ 見つけたら 教えてほしいぐらいよ。 237 00:17:36,489 --> 00:17:41,160 さてと… お掃除 始めるわね。 238 00:17:41,160 --> 00:17:43,663 (解錠音/ドアの開く音) 239 00:17:49,001 --> 00:17:51,504 あ~ん! もう なまず~! 240 00:17:51,504 --> 00:17:54,507 《何か あるはずだ! 241 00:17:54,507 --> 00:17:57,610 僕らのお母さんが ここで 監禁されてたんだ》 242 00:17:59,845 --> 00:18:01,847 んっ? 243 00:18:06,619 --> 00:18:09,288 《お母さ…》 (みっちゃん)何か 見つけた? 244 00:18:09,288 --> 00:18:12,959 ねっ… ねえねえ みっちゃん。 んっ? 245 00:18:12,959 --> 00:18:15,628 このグラスに映ってる人 知ってる? 246 00:18:15,628 --> 00:18:20,466 う~ん 服からして… 当時のハウスキーパーじゃない? 247 00:18:20,466 --> 00:18:22,969 あっ…。 (みっちゃん)でも 変ね。 248 00:18:22,969 --> 00:18:29,809 若いようだけど… 一条家って 50歳以下は 募集してないのよね。 249 00:18:29,809 --> 00:18:33,312 (2人)んっ… フフッ…。 250 00:18:40,319 --> 00:18:45,992 って だめだめ~! 2階の掃除は 任せられてないのよ~。 251 00:18:45,992 --> 00:18:48,661 あっ 秘鳥君! 252 00:18:48,661 --> 00:18:52,665 あら! こんな所に パンくずが…。 253 00:18:52,665 --> 00:18:56,836 これは見過ごせないわね 見過ごせないわ~! 254 00:18:56,836 --> 00:19:00,272 フッ…。 フッ…。 255 00:19:00,272 --> 00:19:05,111 (みっちゃん)秘鳥君は 低い所を! 私は 高い所を 重点的に! 256 00:19:05,111 --> 00:19:08,447 くまなく そつなく よるべなく! 257 00:19:08,447 --> 00:19:10,783 みっちゃん 楽しそうだね。 258 00:19:10,783 --> 00:19:12,785 そりゃ そうよ。 259 00:19:12,785 --> 00:19:18,290 みんなの憧れ 一条家の 隠されたスキャンダル 見つけて➡ 260 00:19:18,290 --> 00:19:23,462 早く 誰かに話したいわ~。 261 00:19:23,462 --> 00:19:27,133 ハッ…。 (みっちゃん)あら? んっ? 262 00:19:27,133 --> 00:19:29,135 変ね…。 263 00:19:29,135 --> 00:19:33,839 こういう額縁の上って ほこりが たまりやすいんだけど…。 264 00:19:36,308 --> 00:19:39,311 あっ… んっ…。 265 00:19:39,311 --> 00:19:42,014 いや~ん 絵画泥棒! 266 00:19:44,316 --> 00:19:46,318 あっ? 267 00:19:52,992 --> 00:19:55,995 フッ! あっ…。 あっ! 268 00:19:55,995 --> 00:19:57,997 ずるいや みっちゃん。 269 00:19:57,997 --> 00:20:00,599 僕が 仕掛け 見つけたのに。 270 00:20:03,335 --> 00:20:05,638 あっ…。 みっちゃん? 271 00:20:09,842 --> 00:20:14,013 ハッ! みっちゃん これは…。 272 00:20:14,013 --> 00:20:19,185 (みっちゃん) これは オリゴン村の ジオラマかしら? 273 00:20:19,185 --> 00:20:24,190 あっ… あっ! ねえ 秘鳥君 園山家よ。 274 00:20:24,190 --> 00:20:28,094 よっちゃん! パパさん! 275 00:20:33,199 --> 00:20:35,201 《秋山。 276 00:20:35,201 --> 00:20:37,203 げっ歯目…》 277 00:20:37,203 --> 00:20:41,874 えっ うそでしょ! 隣村の私まで いる。 278 00:20:41,874 --> 00:20:43,876 一条家に…。 279 00:20:45,878 --> 00:20:48,881 やだ! 目が近すぎる。 280 00:20:48,881 --> 00:20:51,550 みっちゃん。 んっ? 281 00:20:51,550 --> 00:20:55,054 これ オリゴン村の住人のデータ。 282 00:20:57,389 --> 00:21:00,826 つまり 一条家は…。 283 00:21:00,826 --> 00:21:04,630 (2人)オリゴン村を監視している? 284 00:21:06,832 --> 00:21:08,834 あっ…。 285 00:21:10,836 --> 00:21:13,672 (2人)ハッ! (足音) 286 00:21:13,672 --> 00:21:17,343 誰か…。 帰ってきた? 287 00:21:17,343 --> 00:21:23,182 (足音) 288 00:21:23,182 --> 00:21:25,684 ハッ… ハァハァ…。 289 00:21:25,684 --> 00:21:28,187 秘鳥君 こっち! あっ…。 290 00:21:30,523 --> 00:21:35,528 いい? 静かになるまで 開けちゃ だめよ。 みっちゃんは? 291 00:21:35,528 --> 00:21:37,696 大丈夫。 292 00:21:37,696 --> 00:21:41,033 後片づけなら 任せて。 ウフッ! 293 00:21:41,033 --> 00:21:43,035 みっちゃん! 294 00:23:26,005 --> 00:23:29,341 フゥ…。 295 00:23:29,341 --> 00:23:31,343 みっちゃん? 296 00:23:33,679 --> 00:23:37,349 あっ? (転がる音) 297 00:23:37,349 --> 00:23:39,351 ハッ!