1 00:00:02,002 --> 00:00:05,505 (瑛二)待て。 2 00:00:05,505 --> 00:00:07,508 よし。 3 00:00:19,186 --> 00:00:21,188 (ダリ)ハァ…。 4 00:00:28,028 --> 00:00:32,699 《みっちゃん… 一体 どこへ消えたんだ?》 5 00:00:32,699 --> 00:00:34,868 んっ… うっ…。 (おなかの鳴る音) 6 00:00:34,868 --> 00:00:41,041 くっ… オムレツ たらふく食っときゃよかった。 7 00:00:41,041 --> 00:00:43,043 んっ? (物音) 8 00:00:45,712 --> 00:00:48,415 お前… くれるのか? 9 00:00:52,886 --> 00:00:55,055 フッ…。 10 00:00:55,055 --> 00:00:57,057 (フィデリテ)ウゥ? (そしゃく音) 11 00:02:39,026 --> 00:02:41,028 (ミギ)それは 本当か? ダリ。 12 00:02:41,028 --> 00:02:47,367 ああ 屋根裏部屋にあった オリゴン村のジオラマ。 13 00:02:47,367 --> 00:02:50,704 一条家は この村を監視していた。 14 00:02:50,704 --> 00:02:52,706 当然 僕たちも…。 15 00:02:54,708 --> 00:02:58,378 フゥ… ミギ これ以上 ここにいるのは 危険だ。 16 00:02:58,378 --> 00:03:00,981 いったん 拠点に戻り 作戦を立て直そう。 17 00:03:00,981 --> 00:03:04,651 ダリ! ここから先は 僕に任せてくれないか? 18 00:03:04,651 --> 00:03:08,655 あっ… だめだ ミギ! 僕たちは 2人で1人。 19 00:03:08,655 --> 00:03:11,491 お母さんを殺した犯人を 見つけるには➡ 20 00:03:11,491 --> 00:03:14,828 2人で やつらの はらわたを 引きずり出さないと! 21 00:03:14,828 --> 00:03:18,999 今の僕になら やつらの懐に入ることができる。 22 00:03:18,999 --> 00:03:21,168 あっ… どうやって? 23 00:03:21,168 --> 00:03:24,671 それは 言えない。 24 00:03:24,671 --> 00:03:27,507 オンギャー オンギャー オンギャー オンギャー…。 25 00:03:27,507 --> 00:03:29,843 (怜子)よ~しよし。 26 00:03:29,843 --> 00:03:32,679 お母さん。 (怜子)うん? 僕 乳飲み子だから➡ 27 00:03:32,679 --> 00:03:34,681 なんにも知らないの。 28 00:03:34,681 --> 00:03:39,186 このおうちのこと 教えてほしいバブ。 う~ん…。 29 00:03:39,186 --> 00:03:43,356 教えて 教えて! みんなのお話。 30 00:03:43,356 --> 00:03:46,693 バオバブ! 教えてあげる。 31 00:03:46,693 --> 00:03:50,697 乳飲み子はね そんなふうに しゃべらないの。 32 00:03:50,697 --> 00:03:54,534 そういうのを 猿芝居って言うのよ。 33 00:03:54,534 --> 00:03:56,536 んっ…。 34 00:04:00,974 --> 00:04:03,143 こんちきしょう…。 35 00:04:03,143 --> 00:04:06,313 《完璧な乳飲み子に成り済まし➡ 36 00:04:06,313 --> 00:04:10,817 この女を油断させたところで➡ 37 00:04:10,817 --> 00:04:15,322 はらわたを 引きずり出すはずだったのだが…。 38 00:04:15,322 --> 00:04:17,991 猿芝居だって? 39 00:04:17,991 --> 00:04:21,995 つまりは まだ 乳飲み子に成りきれてないのか。 40 00:04:21,995 --> 00:04:25,999 ならば 演じてみせよう! 41 00:04:25,999 --> 00:04:28,101 ものまね王の名に懸けて!》 42 00:04:36,009 --> 00:04:39,112 んっ? あ~ うぅ~。 43 00:04:44,684 --> 00:04:46,686 それは 食べ物ではありません。 44 00:04:46,686 --> 00:04:48,889 んっ? あう… んっ…。 45 00:04:51,358 --> 00:04:55,028 あっ… うぅ~…。 フッ…。 46 00:04:55,028 --> 00:04:58,532 これは こうやって 積み上げる物よ。 47 00:04:58,532 --> 00:05:02,135 あ~ うぅ~…。 わかった? 48 00:05:02,135 --> 00:05:04,137 あ~…。 49 00:05:04,137 --> 00:05:07,808 《しめしめ… いいぞ この調子だ! 50 00:05:07,808 --> 00:05:11,478 もっと… もっとだ。 51 00:05:11,478 --> 00:05:14,147 完璧に成りきるんだ。 52 00:05:14,147 --> 00:05:18,351 乳飲み子の向こう側へ…》 53 00:05:20,820 --> 00:05:23,990 《「人の本音は 行動に表れる」。 54 00:05:23,990 --> 00:05:26,827 「うそをつくと その場から逃れようと➡ 55 00:05:26,827 --> 00:05:29,663 体の動きに落ち着きがなくなり➡ 56 00:05:29,663 --> 00:05:34,834 特に 顕著に表れるのは 顔よりも下」。 57 00:05:34,834 --> 00:05:36,837 そうか? ミギなんか➡ 58 00:05:36,837 --> 00:05:39,172 顔に すぐ出るぞ》 (物音) 59 00:05:39,172 --> 00:05:42,676 《あっ… なんだ? この怪しい物音は。 60 00:05:42,676 --> 00:05:46,513 今 この家にいるのは 母親とミギだけのはずだが…。 61 00:05:46,513 --> 00:05:51,184 ハッ! まさか ミギが 命の危険に?》 62 00:05:51,184 --> 00:05:53,353 んっ…。 63 00:05:53,353 --> 00:05:56,022 《ミギ!》 (物音) 64 00:05:56,022 --> 00:05:58,358 うぅ~ だぁ~! 65 00:05:58,358 --> 00:06:00,961 《くっ! 大丈夫か?》 66 00:06:00,961 --> 00:06:02,963 あっ…。 67 00:06:05,298 --> 00:06:08,635 ハッ! (怜子)ほ~ら こっち 手を離して。 68 00:06:08,635 --> 00:06:10,971 だぁ~。 そうよ~。 あう! 69 00:06:10,971 --> 00:06:13,807 大丈夫よ。 今度こそ 立てるわ。 70 00:06:13,807 --> 00:06:17,143 《よ~し… 決めるぞ~》 71 00:06:17,143 --> 00:06:21,147 (怜子)そうよ まっすぐ まっすぐ。 《もう少し…》 72 00:06:23,149 --> 00:06:25,151 《少っ… 少し。 73 00:06:25,151 --> 00:06:28,154 あうあうの… うぅ~ あ~!》 74 00:06:28,154 --> 00:06:30,824 《ミギ… うそだろ?》 75 00:06:30,824 --> 00:06:34,828 ママー! あっ? (ドアの揺れる音) 76 00:06:34,828 --> 00:06:38,331 フッ… フフフ…。 (ドアの揺れる音) 77 00:06:38,331 --> 00:06:40,500 《ダ… リ?》 78 00:06:40,500 --> 00:06:42,836 どうかした? えっ? 79 00:06:42,836 --> 00:06:47,340 《集中だ ミギ。 役に入り込め!》 80 00:06:47,340 --> 00:06:49,676 (怜子)いいわよ その調子。 81 00:06:49,676 --> 00:06:52,512 《いいか ダリ 笑いたきゃ笑え!》 82 00:06:52,512 --> 00:06:54,514 あっ…。 83 00:06:54,514 --> 00:06:58,118 《これが 僕の…》 (怜子)立った! 84 00:07:00,954 --> 00:07:04,457 《演技… だ~!》 85 00:07:04,457 --> 00:07:09,296 あっ! うっ うぅ… ぐっ…。 86 00:07:09,296 --> 00:07:11,298 大変! 87 00:07:11,298 --> 00:07:15,802 かわいそうに。 頭が重くて バランスを崩したのね。 88 00:07:15,802 --> 00:07:17,971 うっ うっ…。 痛いのに 泣かないなんて➡ 89 00:07:17,971 --> 00:07:19,973 なんて 偉いの。 うぅっ… うっ…。 90 00:07:19,973 --> 00:07:24,144 あなたは もう 一条家の一員ね。 91 00:07:24,144 --> 00:07:26,313 《やるじゃないか ミギ。 92 00:07:26,313 --> 00:07:29,482 一条家に のまれず 懐に入り込んだ。 93 00:07:29,482 --> 00:07:31,651 次は いよいよ…》 94 00:07:31,651 --> 00:07:34,554 《ダリ/ミギ:2人で はらわたを引きずり出すぞ》 95 00:07:36,990 --> 00:07:39,826 今日から 食卓デビューする 秘鳥よ。 96 00:07:39,826 --> 00:07:43,496 (華怜)いくつ? 5歳。 やった 弟だ! 97 00:07:43,496 --> 00:07:46,100 瑛二も 華怜も 弟に いろいろ教えてあげてね。 98 00:07:46,100 --> 00:07:49,169 はい 母さん。 は~い! 99 00:07:49,169 --> 00:07:52,172 さあ 家族で ディナーを始めましょう。 100 00:07:52,172 --> 00:07:54,674 (華怜/ミギ)は~い。 (瑛二)はい。 101 00:07:54,674 --> 00:07:57,677 んっ…。 102 00:07:57,677 --> 00:08:00,080 《よし 実験スタートだ》 103 00:08:03,283 --> 00:08:06,953 ねえ お母さん なんで スプーンは 丸いの? 104 00:08:06,953 --> 00:08:10,757 (怜子)スープを すくうためよ。 なんで みんな 同じお皿なの? 105 00:08:15,295 --> 00:08:17,630 今ね 質問期なの。 106 00:08:17,630 --> 00:08:21,634 丁寧に答えてあげると 知的好奇心が育つわ。 107 00:08:21,634 --> 00:08:25,305 そろえたほうが 美しいと思わない? 108 00:08:25,305 --> 00:08:30,010 ふ~ん…。 なんで 僕だけ 髪の色が違うの? 109 00:08:32,979 --> 00:08:35,982 なんで? 家族なのに なんで? 110 00:08:35,982 --> 00:08:38,651 そうね それは…。 111 00:08:38,651 --> 00:08:41,321 (瑛二)第二次性徴期。 えっ? 112 00:08:41,321 --> 00:08:44,657 つまり 10歳を迎えると 髪が生え変わるんだ。 113 00:08:44,657 --> 00:08:48,995 ほんと? ああ 本当だ。 114 00:08:48,995 --> 00:08:53,333 《チッ… この程度のうそじゃ 動じないってか》 115 00:08:53,333 --> 00:08:57,170 ねえ 瑛二お兄ちゃんは いちばん上のお兄ちゃんなのに➡ 116 00:08:57,170 --> 00:08:59,172 なんで 瑛一じゃないの? 117 00:08:59,172 --> 00:09:02,108 《ミギ いい質問だ》 118 00:09:02,108 --> 00:09:04,611 ねえ なんで? 119 00:09:04,611 --> 00:09:07,781 何事にも 一番を目指してほしいから➡ 120 00:09:07,781 --> 00:09:10,116 あえて 瑛二と名付けたのよ。 121 00:09:10,116 --> 00:09:14,454 俺も 一条瑛二という名に 誇りを持っている。 122 00:09:14,454 --> 00:09:18,258 《反応あり! つまり 本音は 瑛一になりたかった?》 123 00:09:20,460 --> 00:09:23,129 そんなに飲んだら おねしょするわよ。 124 00:09:23,129 --> 00:09:26,132 しないもん! 125 00:09:26,132 --> 00:09:29,135 ねえ お兄ちゃんも たまに おねしょする? 126 00:09:29,135 --> 00:09:32,972 俺は 13歳だ。 するわけないだろ。 127 00:09:32,972 --> 00:09:37,310 え~ ほんと? ねえ? お姉ちゃん。 128 00:09:37,310 --> 00:09:41,481 自慢のお兄ちゃんよ。 するわけないじゃない。 129 00:09:41,481 --> 00:09:43,483 ねえ ほんと? お母さん。 130 00:09:43,483 --> 00:09:48,822 ええ 瑛二のシーツは いかなるときも 白銀の雪原のよう。 131 00:09:48,822 --> 00:09:52,826 あいにく 夜尿とは 無縁の人生なんでね。 132 00:09:52,826 --> 00:09:54,828 (3人)フフッ…。 133 00:09:59,666 --> 00:10:04,671 《こっ… これが… 一条家の隠された本音!》 134 00:10:04,671 --> 00:10:07,006 何が おかしい? 135 00:10:07,006 --> 00:10:10,343 その笑顔は 本当に 5歳児の笑顔か? 136 00:10:10,343 --> 00:10:13,847 腹に 一物 抱えた 園山秘鳥なんじゃあないか? 137 00:10:13,847 --> 00:10:15,849 あっ…。 138 00:10:15,849 --> 00:10:19,185 《まずい! ミギは 顔に出るんだ》 139 00:10:19,185 --> 00:10:23,690 アハッ アハハ… 変なお兄ちゃん。 フッ アハハ…。 140 00:10:23,690 --> 00:10:27,694 んっ… そっ… それ にらめっこ? フフッ アハハ…。 141 00:10:27,694 --> 00:10:31,197 アハハハ! アハッ… ハハハハ! アハッ… アハハ! アハッ アハッ! 142 00:10:31,197 --> 00:10:34,367 ハハハ! あっ あっ… ハハハ! 瑛二 この子…。 143 00:10:34,367 --> 00:10:36,870 完全に 5歳児よ。 ハッ… ハハッ! 144 00:10:36,870 --> 00:10:40,039 あっ ウッ… ウヘッ! えっ アハハハハハ! 145 00:10:40,039 --> 00:10:43,877 アハハハハ! アハハハ! ハァハァ… ハハハハハハ! 146 00:10:43,877 --> 00:10:46,379 ウッ… ウヘッ! うっ うっ…。 んっ…。 147 00:10:46,379 --> 00:10:49,549 クハハハハハ! 148 00:10:49,549 --> 00:10:52,886 (怜子)これにて 矯正プログラムを終了します。 149 00:10:52,886 --> 00:10:56,723 明日 家に帰りなさい。 えっ? 150 00:10:56,723 --> 00:10:59,392 園山夫妻には 連絡を入れたわ。 151 00:10:59,392 --> 00:11:02,996 明日 早朝 迎えに来るようにと。 152 00:11:02,996 --> 00:11:06,666 今日は もう遅いから ここに泊まりなさい。 153 00:11:06,666 --> 00:11:10,169 遠慮しないで。 近所のよしみよ。 154 00:11:18,011 --> 00:11:21,848 (戸の開閉音) 155 00:11:21,848 --> 00:11:23,850 ミギ…。 156 00:11:23,850 --> 00:11:25,852 ダリ…。 157 00:11:25,852 --> 00:11:29,522 (2人)万事休す。 158 00:11:29,522 --> 00:11:31,524 くそ! 159 00:11:31,524 --> 00:11:34,827 せっかく はらわたを暴く手だてを 見つけたというのに…。 160 00:11:37,030 --> 00:11:41,534 んっ ミギ? 聞いてるのか? ミギ。 161 00:11:41,534 --> 00:11:44,537 おい ミギ! あっ…。 162 00:11:46,706 --> 00:11:50,543 お母さんが 今 落書きするとしたら➡ 163 00:11:50,543 --> 00:11:53,546 なんて書くだろう? 164 00:11:53,546 --> 00:11:58,051 「この うすのろ とんちき とんまなす」? 165 00:11:58,051 --> 00:12:00,486 いや 違う。 えっ? 166 00:12:00,486 --> 00:12:03,323 ダリ? 167 00:12:03,323 --> 00:12:06,326 んっ? んっ… ハァ…。 ダリ? 168 00:12:09,662 --> 00:12:11,664 お母さん…。 169 00:12:15,501 --> 00:12:17,837 「諦めないで」さ。 170 00:12:17,837 --> 00:12:19,839 ダリ…。 171 00:12:19,839 --> 00:12:23,509 まだ 今晩 やれることは 残ってるはずさ。 172 00:12:23,509 --> 00:12:25,511 うん。 173 00:12:27,847 --> 00:12:31,517 いま一度 情報を整理しよう。 ああ。 174 00:12:31,517 --> 00:12:36,356 僕らのお母さんは この家の家政婦だった。 175 00:12:36,356 --> 00:12:38,358 屋根裏部屋には➡ 176 00:12:38,358 --> 00:12:42,195 オリゴン村の模型があり 村を監視している。 177 00:12:42,195 --> 00:12:48,034 母親は この矯正プログラムを 父親のいない所で行っている。 178 00:12:48,034 --> 00:12:51,638 瑛二は たまに おねしょをする。 以上。 179 00:12:53,873 --> 00:12:55,875 犯人は 瑛二。 180 00:12:55,875 --> 00:12:58,044 おねしょを 決め手にするな。 181 00:12:58,044 --> 00:13:01,314 どう考えても きな臭いのは 母親だろ。 182 00:13:01,314 --> 00:13:04,150 父親だって 十二分に臭いぞ。 183 00:13:04,150 --> 00:13:06,152 (においを嗅ぐ音) 184 00:13:06,152 --> 00:13:12,158 やはり 犯人を特定するには 決定打に欠けるな。 185 00:13:12,158 --> 00:13:14,994 お母さん お母さん。 んっ? 186 00:13:14,994 --> 00:13:19,499 犯人は 父親と母親 どちらですか? 187 00:13:19,499 --> 00:13:24,504 そんな… こっくりさんや ウィジャボードじゃあるまいし…。 188 00:13:24,504 --> 00:13:26,506 んっ? 189 00:13:26,506 --> 00:13:28,508 それだ! 190 00:13:35,181 --> 00:13:39,018 (瑛)ハァ…。 191 00:13:39,018 --> 00:13:42,355 んっ? 192 00:13:42,355 --> 00:13:44,357 いつの間に 戸が…。 193 00:13:47,360 --> 00:13:49,362 (瑛)んっ? 194 00:13:53,032 --> 00:13:55,034 ハッ…。 195 00:14:04,310 --> 00:14:06,312 あっ…。 196 00:14:06,312 --> 00:14:10,149 《さあ どう出る? いわば これは リトマス紙さ。 197 00:14:10,149 --> 00:14:14,153 反応しだいで シロかクロか わかる》 198 00:14:14,153 --> 00:14:19,325 (2人) 世にも奇妙な検証を始めよう。 199 00:14:19,325 --> 00:14:21,828 あっ…。 200 00:14:21,828 --> 00:14:25,832 ああ… うっ…。 201 00:14:27,834 --> 00:14:31,504 会いたかった メトリー。 んっ!? 202 00:14:31,504 --> 00:14:36,008 一体 今まで どこにいたんだ? 捜したよ。 203 00:14:36,008 --> 00:14:38,010 んっ…。 204 00:14:38,010 --> 00:14:40,346 んっ? あっ…。 205 00:14:40,346 --> 00:14:43,349 メトリー 君… どこか けがをしているのか? 206 00:14:43,349 --> 00:14:45,685 んっ… くっ… フッ! 207 00:14:45,685 --> 00:14:47,687 あっ メトリー…。 208 00:14:47,687 --> 00:14:49,689 メトリー! 209 00:14:56,028 --> 00:14:59,198 まさか お母さんの名が メトリーだとは…。 210 00:14:59,198 --> 00:15:02,301 ミギ それよりも 父親は シロだ。 211 00:15:02,301 --> 00:15:04,637 もし 殺した当人ならば➡ 212 00:15:04,637 --> 00:15:08,141 ミギを見るなり 化けて出たと おののくはずだった。 213 00:15:08,141 --> 00:15:12,645 だが 怖がるどころか 熱い抱擁…。 214 00:15:12,645 --> 00:15:19,485 やはり お母さんは 一条父の愛人だったのか。 215 00:15:19,485 --> 00:15:22,989 んっ? 愛人? ということは…。 216 00:15:22,989 --> 00:15:26,826 ハッ! あれが 僕らの父~? シッ! 217 00:15:26,826 --> 00:15:29,328 今は そんなことに 気を取られるな! 218 00:15:29,328 --> 00:15:34,634 父親が シロということは 消去法で 犯人は…。 219 00:15:37,670 --> 00:15:45,845 (寝息) 220 00:15:45,845 --> 00:15:49,515 んっ…。 221 00:15:49,515 --> 00:15:51,517 うっ… ハッ! 222 00:15:57,356 --> 00:16:02,962 嫌~!! 223 00:16:02,962 --> 00:16:06,966 ハッ… メトリー あなたなの? 224 00:16:09,302 --> 00:16:13,306 あっ… ああ…。 225 00:16:13,306 --> 00:16:16,108 ついに 奪いに来たのね。 ハッ! 226 00:16:19,812 --> 00:16:21,814 逃げた。 227 00:16:21,814 --> 00:16:25,651 聞いたか? あの 耳を つんざく悲鳴を。 228 00:16:25,651 --> 00:16:29,355 ああ。 生きた人間への反応じゃあない。 229 00:16:32,325 --> 00:16:36,829 お母さんを殺したのは 間違いなく…。 230 00:16:36,829 --> 00:16:38,831 んっ? 231 00:16:41,334 --> 00:16:43,336 ハッ! (ミギ/ダリ)逃げろ! 232 00:16:43,336 --> 00:16:57,516 ♬~ 233 00:16:57,516 --> 00:17:01,120 なあ ダリ お化けは はさみで倒せるのか? 234 00:17:01,120 --> 00:17:04,290 いや あれは 人間を狩る構えだぞ。 235 00:17:04,290 --> 00:17:06,792 じゃあ 母親も シロだっていうのか!? 236 00:17:06,792 --> 00:17:08,794 シッ! 237 00:17:12,465 --> 00:17:15,968 (2人)んっ…。 238 00:17:15,968 --> 00:17:19,805 (息遣い) 239 00:17:19,805 --> 00:17:24,610 (息遣い) 240 00:17:26,646 --> 00:17:28,648 怜子 何をしてる? 241 00:17:28,648 --> 00:17:32,151 あら あなた メトリーを見なかった? 242 00:17:32,151 --> 00:17:34,487 とりあえず そのはさみを下ろせ。 243 00:17:34,487 --> 00:17:36,989 どうして? どうしてもだ。 244 00:17:36,989 --> 00:17:40,326 落ち着くんだ 怜子。 メトリーはいない。 245 00:17:40,326 --> 00:17:42,995 あら… あなたが かくまってるんじゃなくて? 246 00:17:42,995 --> 00:17:44,997 (瑛)いいから はさみを…。 247 00:17:44,997 --> 00:17:47,099 いったん はさみを… いいかい? 248 00:17:54,674 --> 00:17:57,677 ハッ…。 ウフッ…。 249 00:18:00,613 --> 00:18:03,616 あっ… ああ… くっ…。 250 00:18:06,786 --> 00:18:09,288 メトリー! 251 00:18:09,288 --> 00:18:11,624 あっ…。 252 00:18:11,624 --> 00:18:15,461 ねえ お兄ちゃん! 何かな? 強盗かな? 253 00:18:15,461 --> 00:18:18,631 ウフフ! んっ… ちょっと 様子を見てくる。 254 00:18:18,631 --> 00:18:20,800 あっ いっけないんだ~。 255 00:18:20,800 --> 00:18:23,636 お母さんが 絶対に ここを開けるなって。 256 00:18:23,636 --> 00:18:26,539 母さんの身に 何か起きたら どうする? 257 00:18:29,141 --> 00:18:31,978 ミギ 早く来い 戻るぞ。 258 00:18:31,978 --> 00:18:33,980 だって…。 259 00:18:37,316 --> 00:18:39,318 獣。 260 00:18:39,318 --> 00:18:41,320 (鳴き声) 261 00:18:44,991 --> 00:18:47,660 ハァ… フッ…。 262 00:18:47,660 --> 00:18:49,662 ハッ…。 263 00:19:00,272 --> 00:19:02,274 ああっ! 264 00:19:05,778 --> 00:19:10,282 《瑛二? くそ! なんで やつが ここに? 265 00:19:10,282 --> 00:19:12,618 万事休すか…》 266 00:19:12,618 --> 00:19:14,620 んっ…。 267 00:19:19,792 --> 00:19:23,129 おっ… お化けだ…。 268 00:19:23,129 --> 00:19:25,798 ハァハァ…。 269 00:19:25,798 --> 00:19:28,300 ハッ…。 270 00:19:28,300 --> 00:19:30,469 ハァハァ ハァハァ ハァハァ ハァハァ…。 271 00:19:30,469 --> 00:19:32,772 (ミギ/ダリ)えっ? 272 00:19:35,307 --> 00:19:37,643 いや そんなはずは…。 273 00:19:37,643 --> 00:19:40,479 まさか 瑛二が…。 274 00:19:40,479 --> 00:19:44,316 (2人)クロだなんて。 275 00:19:44,316 --> 00:19:46,318 (瑛二)うっ ああ… あっ うっ…。 お兄ちゃん? 276 00:19:46,318 --> 00:19:49,522 お兄ちゃん どうしたの? (瑛二)あっ… うっ…。 277 00:19:51,490 --> 00:19:53,492 (洋子/修)おかえり 秘鳥君! 278 00:19:53,492 --> 00:19:56,495 ただいま お父さん お母さん。 279 00:19:56,495 --> 00:19:59,665 (洋子)この日を どんなに待ちわびたことか! 280 00:19:59,665 --> 00:20:04,503 (修)ママなんてね 耐えきれず 一条家に侵入しようとしたんだよ。 281 00:20:04,503 --> 00:20:06,505 あら 嫌! パパだって➡ 282 00:20:06,505 --> 00:20:09,175 忍びの書を 夜な夜な 読みふけってたじゃない! 283 00:20:09,175 --> 00:20:11,177 ⚟俺もね…。 (修/洋子)んっ? 284 00:20:11,177 --> 00:20:14,180 (秋山)上空から侵入する機会を うかがってたよ。 285 00:20:18,184 --> 00:20:20,853 うっ… うぅっ うっ…。 286 00:20:20,853 --> 00:20:23,856 うっ フゥ… んっ…。 287 00:20:23,856 --> 00:20:29,161 《一条家での暮らしの付けが 回ってきたようだ》 288 00:20:31,197 --> 00:20:35,201 秘鳥君。 抱えきれないことは いつでも言いなさい。 289 00:20:35,201 --> 00:20:37,203 そうよ 秘鳥君。 290 00:20:37,203 --> 00:20:40,206 ごはんも 分け合ったほうが おいしいでしょう? 291 00:20:40,206 --> 00:20:44,877 いろんな感情のおかずを 分け合うのよ 家族ってのは。 292 00:20:44,877 --> 00:20:48,547 喜び 悲しみ 苦しみ➡ 293 00:20:48,547 --> 00:20:52,718 それから ぬくもりも。 294 00:20:52,718 --> 00:20:54,720 《ぬくもり…》 295 00:20:58,557 --> 00:21:01,327 《ダリ!》 296 00:21:01,327 --> 00:21:03,829 (洋子)秘鳥君!? (せき) 297 00:21:03,829 --> 00:21:06,999 なんだか 僕 急に 寒気が…。 298 00:21:06,999 --> 00:21:09,001 あら 大変! ああ…。 299 00:21:14,507 --> 00:21:17,009 あっ… えっ? 300 00:21:17,009 --> 00:21:20,346 一条家で緊張して 疲れちゃったんだね。 301 00:21:20,346 --> 00:21:24,016 チェリーパイを食べれば 元気が出るわよ。 302 00:21:24,016 --> 00:21:27,353 あっ…。 303 00:21:27,353 --> 00:21:29,355 はい あ~んして。 304 00:21:32,525 --> 00:21:38,030 《あいつ… 僕は 今 家族ごっこを してる場合じゃ…。 305 00:21:38,030 --> 00:21:42,034 余計なまねを…》 (修/洋子)フフフ…。 306 00:21:42,034 --> 00:21:47,206 (洋子)チェリーは 老化予防や アンチエイジング効果が期待できるのよ。 307 00:21:47,206 --> 00:21:49,909 (洋子/修)ポリフェノール! 308 00:23:24,336 --> 00:23:28,173 あら 瑛二 手が止まってるわよ。 んっ? 309 00:23:28,173 --> 00:23:31,010 お母さんの料理が 喉を通らない? 310 00:23:31,010 --> 00:23:33,012 あっ いえ…。 311 00:23:36,682 --> 00:23:39,351 (おう吐する声) 312 00:23:39,351 --> 00:23:43,355 ハァハァ ハァハァ…。 313 00:23:46,525 --> 00:23:48,627 あっ… ああ…。