1 00:00:02,002 --> 00:00:06,006 (ダリ)間違いない。 お母さんを殺したのは 瑛二だ。 2 00:00:06,006 --> 00:00:09,343 ⦅瑛二:おっ… お化けだ…⦆ 3 00:00:09,343 --> 00:00:12,179 (ミギ)でも 一体 どういうことなんだ? 4 00:00:12,179 --> 00:00:15,015 どうして 瑛二が 僕らのお母さんを…。 5 00:00:15,015 --> 00:00:17,684 ああ 今から調べるのは それだ。 6 00:00:17,684 --> 00:00:22,022 よし じゃあ 瑛二を締め上げて…。 7 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 いや 僕に考えがある。 8 00:00:24,024 --> 00:00:26,193 どんな? 9 00:00:26,193 --> 00:00:30,030 とにかく 瑛二の尋問は 僕がやる。 10 00:00:30,030 --> 00:00:33,700 ミギは 勉強に いそしめ。 いいな? 11 00:00:33,700 --> 00:00:35,702 んっ…。 12 00:00:40,040 --> 00:00:43,043 いってきま~す! (修/洋子)いってらっしゃい。 13 00:00:43,043 --> 00:00:46,380 (修)秘鳥君。 (洋子)今日も がんば! 14 00:00:46,380 --> 00:00:49,049 《待ってろ ミギ。 15 00:00:49,049 --> 00:00:53,854 僕が 必ず お母さんの死の真相を 持ち帰ってみせる》 16 00:00:56,056 --> 00:00:58,225 《女の姿で近づけば➡ 17 00:00:58,225 --> 00:01:01,428 瑛二といえども きっと 油断するはずだ》 18 00:02:47,367 --> 00:02:51,038 ねえねえ 瑛二君って どんな子が タイプ? 19 00:02:51,038 --> 00:02:54,541 んっ…。 (生徒たち)ああ…。 20 00:02:54,541 --> 00:02:59,546 安易に 女性を分類するなど できないな。 21 00:02:59,546 --> 00:03:02,816 またまた 瑛二君。 何かあるでしょ? 22 00:03:02,816 --> 00:03:06,653 胸が大きい子とか。 うなじが見える子がいいとか。 23 00:03:06,653 --> 00:03:09,156 金髪とか…。 あっ…。 24 00:03:09,156 --> 00:03:11,491 ハァ… あきれたな。 25 00:03:11,491 --> 00:03:15,829 勉学にいそしむ身ならば 女性を 色眼鏡で見る暇もないだろう。 26 00:03:15,829 --> 00:03:20,667 そっ… そうよね ほんと。 男子! 慎みなさい! 27 00:03:20,667 --> 00:03:25,505 失礼。 ホームルームで配る資料を 確認してくる。 28 00:03:25,505 --> 00:03:29,342 瑛二君って ほんと…。 完璧だな。 29 00:03:29,342 --> 00:03:33,013 オエー! 《くそっ… まただ。 30 00:03:33,013 --> 00:03:35,515 誰なんだ? あれは。 31 00:03:35,515 --> 00:03:37,517 今は 思い出すな。 32 00:03:37,517 --> 00:03:39,519 ふだんどおり 完璧でいろ。 33 00:03:39,519 --> 00:03:42,689 異変を悟られるな。 誰1人…》 34 00:03:42,689 --> 00:03:46,526 あ~あ… 今日の献立が シチューになっちゃった。 35 00:03:46,526 --> 00:03:48,862 ハッ…。 36 00:03:48,862 --> 00:03:51,198 臭いシチュー。 37 00:03:51,198 --> 00:03:53,200 あっ…。 38 00:03:55,869 --> 00:03:58,038 誰だ? さあ? 39 00:03:58,038 --> 00:04:00,807 ここで見たことを 誰かに話してみろ。 40 00:04:00,807 --> 00:04:03,810 お前は 男子トイレをのぞく犯罪者として➡ 41 00:04:03,810 --> 00:04:06,480 二度と 廊下を歩けなくなるだろう。 42 00:04:06,480 --> 00:04:09,583 いいよ 走るから。 あっ…。 43 00:04:12,152 --> 00:04:16,156 《なんなんだ? あの女!》 んっ…。 44 00:04:16,156 --> 00:04:18,658 ハァ…。 (水の流れる音) 45 00:04:20,994 --> 00:04:23,663 ハァハァ ハァハァ…。 46 00:04:23,663 --> 00:04:27,334 ハァハァ… 待て! 47 00:04:27,334 --> 00:04:29,336 んっ…。 48 00:04:29,336 --> 00:04:31,338 あっ! うっ! (落下音) 49 00:04:31,338 --> 00:04:35,342 ハァハァ… 何が狙いだ? 50 00:04:37,344 --> 00:04:41,648 金か? ふ~ん 口止め料ってやつね。 51 00:04:44,017 --> 00:04:46,186 なっ…。 52 00:04:46,186 --> 00:04:49,856 いい? 私は 瑛二君の➡ 53 00:04:49,856 --> 00:04:53,360 もっと恥ずかしい姿が見たいの。 54 00:04:53,360 --> 00:04:55,695 それが 口止め料。 55 00:04:55,695 --> 00:04:58,532 なんだ? それは…。 56 00:04:58,532 --> 00:05:00,534 フッ…。 57 00:05:04,137 --> 00:05:07,974 あ~ 恥ずかしい! これが 5歳の瑛二君? 58 00:05:07,974 --> 00:05:09,976 それの どこが恥ずかしい? 59 00:05:09,976 --> 00:05:13,313 誰しも 通る道だ。 あら 知らないの? 60 00:05:13,313 --> 00:05:17,150 人間の5歳児のおつむは 犬のそれと ほぼ同じなの。 61 00:05:17,150 --> 00:05:20,487 つまり この写真の瑛二君は 獣同然! 62 00:05:20,487 --> 00:05:22,489 獣ではない。 63 00:05:22,489 --> 00:05:24,491 とにかく これで 昨日 見たことは…。 64 00:05:24,491 --> 00:05:28,328 あら こんなんじゃだめよ。 他の獣写真も 見せて。 65 00:05:28,328 --> 00:05:30,330 んっ…。 66 00:05:34,334 --> 00:05:36,336 んっ…。 67 00:05:36,336 --> 00:05:48,682 ♬~ 68 00:05:48,682 --> 00:05:51,518 (瑛二)お気に入りのパジャマだった。 69 00:05:51,518 --> 00:05:53,520 かわいいパジャマね。 70 00:05:53,520 --> 00:05:57,691 でも どうして 25日には ボタンが なくなっているの? 71 00:05:57,691 --> 00:06:01,294 その日のことを よく覚えてない。 72 00:06:01,294 --> 00:06:04,464 そう。 だが そのころの俺は➡ 73 00:06:04,464 --> 00:06:09,302 まだ サンタの存在を疑わない 獣同然であったことは認めよう。 74 00:06:09,302 --> 00:06:12,005 あんたは いつまで信じていたか? 75 00:06:16,476 --> 00:06:19,079 サンタなんて 来たことない。 76 00:06:22,482 --> 00:06:25,652 あんたの5歳のころの写真は…。 ないよ。 77 00:06:25,652 --> 00:06:29,990 ねえ 勘違いしないで。 78 00:06:29,990 --> 00:06:33,493 これは 口止め料だから。 79 00:06:33,493 --> 00:06:36,329 ああ。 《わかってる》 80 00:06:36,329 --> 00:06:42,002 もう 写真は いいわ。 次は 瑛二君の昔話 もっと聞かせて。 81 00:06:42,002 --> 00:06:45,171 《でも フェアじゃないだろ。 82 00:06:45,171 --> 00:06:48,508 俺は こんなにも 情報を引き渡してるのに➡ 83 00:06:48,508 --> 00:06:50,677 お前は 名前さえ明かさない。 84 00:06:50,677 --> 00:06:53,013 フェアじゃない。 85 00:06:53,013 --> 00:06:57,517 あっ…。 なんだ? フェアって》 86 00:07:02,122 --> 00:07:05,959 えっ? ロングヘアで 鋭い瞳の女の子? 87 00:07:05,959 --> 00:07:08,128 はい 私です! あっ…。 いいえ 私です! 88 00:07:08,128 --> 00:07:11,131 (生徒たち)私! 私よ! ちょっと! 89 00:07:11,131 --> 00:07:14,134 《学園内は調べ尽くしたが 見当たらない。 90 00:07:14,134 --> 00:07:17,971 この学校の生徒ではないのか?》 91 00:07:17,971 --> 00:07:20,473 (ドアの開く音) 92 00:07:20,473 --> 00:07:22,475 (こだま)秘鳥君。 んっ…。 93 00:07:22,475 --> 00:07:24,644 次の授業は 理科室でしょう。 94 00:07:24,644 --> 00:07:27,314 早く 移動しなきゃ。 95 00:07:27,314 --> 00:07:30,116 (秋山) はい こだま先生。 今 行きます。 96 00:07:34,988 --> 00:07:36,990 《チッ! ダリのやつ。 97 00:07:36,990 --> 00:07:40,493 「瑛二の尋問は 僕がやる」だって? 98 00:07:40,493 --> 00:07:43,663 いつも いつも おいしいところばかり…》 99 00:07:43,663 --> 00:07:46,499 んっ? あっ 秘鳥君? 100 00:07:46,499 --> 00:07:49,002 虫? 101 00:07:49,002 --> 00:07:51,004 ハッ! 102 00:07:51,004 --> 00:07:55,675 帰ってきた! 帰ってきたんだ サリーちゃんが! 103 00:07:55,675 --> 00:07:59,346 待て ミギ。 なんの話だ? 104 00:07:59,346 --> 00:08:01,281 これ! 105 00:08:01,281 --> 00:08:04,451 あっ…。 今日 学校の階段で拾ったんだ。 106 00:08:04,451 --> 00:08:06,619 片方は サリーちゃんの。 107 00:08:06,619 --> 00:08:09,456 どこにいても つながってられるようにって。 108 00:08:09,456 --> 00:08:13,626 《落としたのか。 不覚だ》 109 00:08:13,626 --> 00:08:17,297 いいか? ミギ。 サリーちゃんは いない。 110 00:08:17,297 --> 00:08:20,800 なぜなら 遠くの街に越したから。 でも…。 111 00:08:20,800 --> 00:08:23,470 わかったな? ミギ。 112 00:08:23,470 --> 00:08:25,472 んっ…。 113 00:08:28,141 --> 00:08:31,978 《ダリは ああ言うが サリーちゃんは きっと…》 114 00:08:31,978 --> 00:08:34,814 この学校の どこかに…。 115 00:08:34,814 --> 00:08:37,317 秘鳥君 これ なんだい? 116 00:08:37,317 --> 00:08:40,153 「おたずね人」? 117 00:08:40,153 --> 00:08:44,491 僕の女神 サリーちゃんだ。 あっ… サリーちゃんって? 118 00:08:44,491 --> 00:08:47,994 邪魔だ! ついてくるな! あっ…。 119 00:08:47,994 --> 00:08:50,997 クックックッ…。 120 00:08:50,997 --> 00:08:55,001 《これが サリー? ミギの画力たるや…。 121 00:08:55,001 --> 00:08:59,105 この調子なら ミギに捕まることはないだろう》 122 00:09:03,443 --> 00:09:05,945 なぜ タレコミが来ない? 123 00:09:05,945 --> 00:09:07,947 おい 秋山 何してる? 124 00:09:07,947 --> 00:09:12,285 秘鳥君のノートの落書きを パターン解析してる。 125 00:09:12,285 --> 00:09:14,287 また 勝手なまねを…。 126 00:09:14,287 --> 00:09:16,456 俺は 鳥の化石のパーツから➡ 127 00:09:16,456 --> 00:09:19,292 生前のモンタージュを作るのも 好きなんだ。 128 00:09:19,292 --> 00:09:23,129 秘鳥君の絵は前衛的で 凡人には わかりづらい。 129 00:09:23,129 --> 00:09:25,131 だが ノートの落書きを見ると➡ 130 00:09:25,131 --> 00:09:28,301 秘鳥君なりの型が 存在することが わかる。 131 00:09:28,301 --> 00:09:30,303 これは 俺で➡ 132 00:09:30,303 --> 00:09:32,305 これは 瑛二君。 133 00:09:32,305 --> 00:09:34,474 型が違うよね。 134 00:09:34,474 --> 00:09:36,476 んっ? そして➡ 135 00:09:36,476 --> 00:09:39,479 これは 担任の こだま先生。 136 00:09:39,479 --> 00:09:42,482 髪の描き方が サリーちゃんに似てる。 137 00:09:42,482 --> 00:09:47,654 先生は 黒髪ストレートだから きっと 彼女も そうだ。 138 00:09:47,654 --> 00:09:51,491 目の型は 秘鳥君に似ているね。 139 00:09:51,491 --> 00:09:56,663 これらの個性をそいで 再構築すると…。 140 00:09:56,663 --> 00:09:59,666 あっ… ああ…。 141 00:10:02,502 --> 00:10:04,504 あっ… ん~…。 142 00:10:04,504 --> 00:10:07,340 ブハッ…。 (足音) 143 00:10:07,340 --> 00:10:09,843 まずまずの出来だな。 フッ…。 144 00:10:09,843 --> 00:10:12,512 え~ こんな かわいい子が 行方不明? 145 00:10:12,512 --> 00:10:17,183 黒髪ロングで 目元は 猫っぽくて…。 あれ? この特徴…。 146 00:10:17,183 --> 00:10:21,688 瑛二君が捜してた子じゃない? あっ…。 147 00:10:30,196 --> 00:10:32,699 ついてくるな! あっ ごめん。 148 00:10:32,699 --> 00:10:38,204 勘違いするな。 邪魔だからじゃあない。 149 00:10:38,204 --> 00:10:41,541 あっ…。 危険なまねは させられない。 150 00:10:41,541 --> 00:10:45,211 お前は 大事な助手だから。 あっ…。 151 00:10:45,211 --> 00:10:47,547 くっ… うわ~! 152 00:10:47,547 --> 00:10:50,717 すまない 遅くなった。 153 00:10:50,717 --> 00:10:54,888 えっ? ああ 別にいいよ。 あっ…。 154 00:10:54,888 --> 00:10:59,392 じゃあ 聞かせてよ。 5歳のときの クリスマスの話。 155 00:10:59,392 --> 00:11:03,663 えっ? あっ… ああ そうだな。 5歳のクリスマス➡ 156 00:11:03,663 --> 00:11:07,500 あの日の俺は 食卓に並んだ ターキーを…。 157 00:11:07,500 --> 00:11:10,169 《ああ なんてことだ。 158 00:11:10,169 --> 00:11:15,341 俺は 今 この女に 不要な感情を抱いている》 159 00:11:15,341 --> 00:11:17,510 サリーちゃん! 160 00:11:17,510 --> 00:11:21,514 ミッ… 秘鳥君! どうして? 161 00:11:21,514 --> 00:11:24,017 行こう。 ここは 危険だ。 162 00:11:24,017 --> 00:11:27,854 待て。 話の途中だ。 163 00:11:27,854 --> 00:11:30,356 その汚い手で サリーちゃんに触れるな。 164 00:11:30,356 --> 00:11:33,860 病原菌を持ち込む ねずみは 君の顔をしてるだろう。 165 00:11:33,860 --> 00:11:36,362 サリーちゃん こいつは 凶悪なんだ。 166 00:11:36,362 --> 00:11:38,698 帰ろう 僕らの園へ。 167 00:11:38,698 --> 00:11:43,036 あっ 君は まさか… 秘鳥を? 168 00:11:43,036 --> 00:11:45,538 ハァ…。 んっ! 169 00:11:48,041 --> 00:11:51,044 私 瑛二君と つきあってるの。 170 00:11:51,044 --> 00:11:54,147 ハッ…。 えっ…。 171 00:12:04,157 --> 00:12:06,559 あっ…。 (チャイム) 172 00:12:09,162 --> 00:12:11,164 あっ…。 173 00:12:11,164 --> 00:12:13,666 中へ。 (せきばらい) 174 00:12:13,666 --> 00:12:15,668 お邪魔します。 175 00:12:15,668 --> 00:12:18,671 うわ~ すてきなおうち。 176 00:12:18,671 --> 00:12:20,673 お父様 お母様は? 177 00:12:20,673 --> 00:12:23,509 今日は あいにく 外出している。 178 00:12:23,509 --> 00:12:25,678 へぇ~ いないんだ。 179 00:12:25,678 --> 00:12:29,015 《ミギ 待っていろ。 180 00:12:29,015 --> 00:12:32,352 今日こそ 瑛二の過去を引きずり出す。 181 00:12:32,352 --> 00:12:36,856 瑛二に 退行催眠というやつを かけるんだ。 182 00:12:36,856 --> 00:12:40,360 何度も 何度も 練習を重ねた》 183 00:12:40,360 --> 00:12:43,696 ⦅だんだん 手足が重くなる。 184 00:12:43,696 --> 00:12:46,532 おなかも どんどん重くなる。 185 00:12:46,532 --> 00:12:49,702 んっ… サリーちゃん。 186 00:12:49,702 --> 00:12:52,105 僕 あの山秘鳥⦆ 187 00:12:56,209 --> 00:12:58,211 《舞台は整った。 188 00:12:58,211 --> 00:13:01,481 まずは 催眠を かけやすくするために➡ 189 00:13:01,481 --> 00:13:03,650 瑛二を横たわらせなければ…》 190 00:13:03,650 --> 00:13:07,654 うぅっ… 僕のサリーちゃん! 191 00:13:07,654 --> 00:13:12,158 大丈夫よ。 女の子なんて 星の数ほど いるわ。 192 00:13:12,158 --> 00:13:14,494 サリーちゃんは 1人しかいない! 193 00:13:14,494 --> 00:13:17,664 いっ… 今頃 サリーちゃんは…。 194 00:13:17,664 --> 00:13:23,336 ⦅瑛二君 今度の日曜 おうちに遊びに行っていい?⦆ 195 00:13:23,336 --> 00:13:27,674 (修/ミギ)あっ… あっ。 秘鳥君 そういうときは➡ 196 00:13:27,674 --> 00:13:31,678 パーッと飲んで 忘れるしかあない! 197 00:13:31,678 --> 00:13:33,680 忘れるもんか! うっ…。 198 00:13:33,680 --> 00:13:37,016 秘鳥君の 恋の痛手に…。 199 00:13:37,016 --> 00:13:41,621 (修/洋子)チアーズ! サリーちゃ~ん! 200 00:13:44,023 --> 00:13:48,027 瑛二君 眠くなってきちゃった。 (あくび) 201 00:13:48,027 --> 00:13:51,030 勉強を始めて まだ 15分足らずだぞ。 202 00:13:51,030 --> 00:13:53,032 教えてほしいと言うから➡ 203 00:13:53,032 --> 00:13:56,369 しかたなく 家に招いたというのに。 204 00:13:56,369 --> 00:13:59,205 ねえ お昼寝しない? 205 00:13:59,205 --> 00:14:01,140 シエスタか…。 206 00:14:01,140 --> 00:14:04,977 まあ 10分程度なら 効率も上がるだろう。 207 00:14:04,977 --> 00:14:07,647 客室に案内する。 208 00:14:07,647 --> 00:14:11,651 ここで 一緒に お昼寝しよ? 209 00:14:11,651 --> 00:14:13,653 あっ…。 210 00:14:13,653 --> 00:14:17,490 瑛二君って お侍さん? 211 00:14:17,490 --> 00:14:22,328 俺に 仮眠は 必要ない。 よって 時をつかさどる。 212 00:14:22,328 --> 00:14:24,497 《チッ! 時の番人か!》 213 00:14:24,497 --> 00:14:26,499 んっ…。 214 00:14:26,499 --> 00:14:30,002 ねえ 私… 私ね…。 215 00:14:30,002 --> 00:14:34,507 隣に 誰か寝てないと 眠れないの。 216 00:14:34,507 --> 00:14:37,610 えっ? 眠れないの。 217 00:14:41,180 --> 00:14:43,182 《眠れるか! 218 00:14:43,182 --> 00:14:46,519 なんだ? これは カルト教団の寝床か?》 219 00:14:46,519 --> 00:14:48,521 もう1人 添えるか? 220 00:14:48,521 --> 00:14:50,523 《そいつは 入信させるな。 221 00:14:50,523 --> 00:14:54,026 しかたない この手は使いたくなかったが…》 222 00:14:54,026 --> 00:14:56,529 瑛二君…。 あっ…。 223 00:14:59,198 --> 00:15:02,602 なっ! サリー なんだか…。 224 00:15:04,804 --> 00:15:06,973 暑くって~。 225 00:15:06,973 --> 00:15:09,642 不純だ! キャッ! 226 00:15:09,642 --> 00:15:12,979 ふらち! あさましい! 低俗! 227 00:15:12,979 --> 00:15:17,150 んっ… それから… 見損なった! 228 00:15:17,150 --> 00:15:19,819 俺たちは まだ 恋人として➡ 229 00:15:19,819 --> 00:15:22,488 契約も 交わしていないというのに…。 230 00:15:22,488 --> 00:15:25,158 契約? って 書類手続き? 231 00:15:25,158 --> 00:15:28,995 いや それは その…。 (せきばらい) 232 00:15:28,995 --> 00:15:32,165 ベーゼだろうが。 233 00:15:32,165 --> 00:15:36,836 ベーゼ? それを交わせば 横に寝てくれるの? 234 00:15:36,836 --> 00:15:39,839 まあ 整合性は つくだろうな。 235 00:15:39,839 --> 00:15:42,842 じゃあ ベーゼしよ。 あっ…。 236 00:15:42,842 --> 00:15:46,679 いい… のか? うん。 237 00:15:46,679 --> 00:15:50,016 《ベーゼだか ガーゼだか モーゼだか知らないが➡ 238 00:15:50,016 --> 00:15:52,018 どうせ 大したことでは…》 239 00:15:52,018 --> 00:15:54,020 えっ? 240 00:15:54,020 --> 00:15:57,356 《まさか ベーゼって… 口づけ? 241 00:15:57,356 --> 00:15:59,358 無理! 無理 無理 無理! 242 00:15:59,358 --> 00:16:01,627 瑛二だぞ! 243 00:16:01,627 --> 00:16:03,629 いや… だめだ》 244 00:16:03,629 --> 00:16:05,965 う~ん…。 《逃げるな》 245 00:16:05,965 --> 00:16:08,801 う~ん…。 《これは 目的のため…。 246 00:16:08,801 --> 00:16:11,471 とはいえ 無理!》 247 00:16:11,471 --> 00:16:16,309 ⦅私 瑛二君と つきあってるの⦆ 248 00:16:16,309 --> 00:16:20,313 《ミギ…》 ハッ! 249 00:16:20,313 --> 00:16:22,315 フッ! んっ…。 250 00:16:30,490 --> 00:16:32,825 あっ…。 フッ…。 251 00:16:32,825 --> 00:16:37,163 《待っていろ ミギ。 必ず 真相を持ち帰る》 252 00:16:37,163 --> 00:16:39,165 (いびき) 253 00:16:39,165 --> 00:16:42,335 ガー… ゴイル…。 うっ うっ…。 254 00:16:42,335 --> 00:16:44,837 ガーゴイル…。 うっ うぅっ… うっ…。 255 00:16:44,837 --> 00:16:48,341 秘鳥君 実はね ここだけの話➡ 256 00:16:48,341 --> 00:16:51,844 パパは ママに 何度も振られてるんだ。 257 00:16:51,844 --> 00:16:54,514 ママは モテモテだったからね。 258 00:16:54,514 --> 00:16:59,352 でも めげずにアタックして 今がある。 259 00:16:59,352 --> 00:17:05,791 フフッ… ママは もう 忘れちゃっただろうけどね。 260 00:17:05,791 --> 00:17:13,299 ♬「ドォンドォン テェアシガァ オゥモクナァルゥ」 261 00:17:13,299 --> 00:17:15,968 なんだ? その歌は。 262 00:17:15,968 --> 00:17:18,304 遠い国の子守歌よ。 263 00:17:18,304 --> 00:17:26,145 ♬「ドォンドォン オォナカモ オゥモクナァルゥ…」 264 00:17:26,145 --> 00:17:30,650 そう… それは 楽しい クリスマスディナーだったのね。 265 00:17:30,650 --> 00:17:32,652 それから? 266 00:17:32,652 --> 00:17:36,322 歯を磨いた 1本ずつ。 267 00:17:36,322 --> 00:17:39,659 奥歯も忘れずに…。 268 00:17:39,659 --> 00:17:42,161 《もうすぐ… もうすぐだ。 269 00:17:42,161 --> 00:17:44,997 瑛二が お母さんを殺したのは➡ 270 00:17:44,997 --> 00:17:47,500 クリスマスイブとクリスマスとの間》 271 00:17:49,669 --> 00:17:52,672 瑛二君? もう寝る。 272 00:17:52,672 --> 00:17:55,341 いい子 してないと➡ 273 00:17:55,341 --> 00:17:57,843 サンタさんが…。 274 00:17:57,843 --> 00:18:01,614 あっ… 本当に寝た? (寝息) 275 00:18:01,614 --> 00:18:04,283 おかしい。 このまま寝ては 何事も…。 276 00:18:04,283 --> 00:18:07,119 んっ… ハッ…。 (ノック) 277 00:18:07,119 --> 00:18:10,122 《ミギ! なぜ ここに?》 278 00:18:10,122 --> 00:18:12,825 (寝息) 279 00:18:16,963 --> 00:18:19,131 サリーちゃ…。 秘鳥君。 280 00:18:19,131 --> 00:18:22,635 今 立て込んでるの。 早急に帰ってくれない? 281 00:18:22,635 --> 00:18:25,471 あの… その… 僕…。 282 00:18:25,471 --> 00:18:28,474 サリーちゃんが 大好きなの。 283 00:18:28,474 --> 00:18:31,644 諦められませんでした。 284 00:18:31,644 --> 00:18:34,981 もう一度 受け取ってくれませんか? 285 00:18:34,981 --> 00:18:38,150 フゥ… 秘鳥君 何度 言えば…。 286 00:18:38,150 --> 00:18:40,319 あっ! 287 00:18:40,319 --> 00:18:42,321 《しまった! 起きた?》 288 00:18:44,824 --> 00:18:47,827 瑛二君…。 あっちへ行けよ。 289 00:18:47,827 --> 00:18:49,829 お前は お呼びじゃあな…。 290 00:18:55,501 --> 00:18:57,503 うっ! サリーちゃん! (割れる音) 291 00:18:57,503 --> 00:19:00,439 くっ…。 ペンダントが! いるかのペンダントが! 292 00:19:00,439 --> 00:19:02,441 ばか! 293 00:19:04,944 --> 00:19:09,281 それどころじゃ… ないでしょう! 294 00:19:09,281 --> 00:19:11,283 あっ… くっ! あぐっ。 295 00:19:11,283 --> 00:19:13,452 うわっ! ぐっ! 296 00:19:13,452 --> 00:19:15,454 うぅっ…。 297 00:19:15,454 --> 00:19:17,456 フゥ…。 《なんだよ? あいつ…》 298 00:19:17,456 --> 00:19:19,458 (瑛二)なかった…。 あっ…。 299 00:19:19,458 --> 00:19:21,627 じゃなかったんだ…。 なんてことを… 殺す気? 300 00:19:21,627 --> 00:19:25,464 なかった… じゃなかった…。 301 00:19:25,464 --> 00:19:29,301 はっ? お化けじゃなかったんだ。 302 00:19:29,301 --> 00:19:31,303 ハッ… どういうこと? 303 00:19:31,303 --> 00:19:35,808 間違いない。 この感触。 304 00:19:35,808 --> 00:19:38,978 どうして 俺は 今の今まで ずっと…。 305 00:19:38,978 --> 00:19:42,148 落ち着いて 何があったの? 306 00:19:42,148 --> 00:19:45,551 5歳のクリスマスイブの 夜更けのことだ! 307 00:19:49,655 --> 00:19:51,991 ⦅んっ? (ノック) 308 00:19:51,991 --> 00:19:53,993 サンタさん? 309 00:19:53,993 --> 00:20:07,673 ♬~ 310 00:20:07,673 --> 00:20:09,675 あ~! 311 00:20:14,346 --> 00:20:16,649 あっ… うっ! 312 00:20:24,690 --> 00:20:27,026 うっ…。 (落下音) 313 00:20:27,026 --> 00:20:29,028 ハッ! 314 00:20:33,532 --> 00:20:36,135 お母さん! 早く! こっち! 315 00:20:39,038 --> 00:20:41,707 (怜子)いないじゃない。 いたんだ! 316 00:20:41,707 --> 00:20:48,214 瑛二 このオリゴン村に 金髪長毛の女は 存在しないの。 317 00:20:48,214 --> 00:20:51,383 あなたは お化けを見たのよ。 318 00:20:51,383 --> 00:20:53,719 いい? お化けよ。 319 00:20:53,719 --> 00:20:55,721 お化け…。 320 00:20:55,721 --> 00:20:59,058 怖いよ。 一緒に寝てくれる? 321 00:20:59,058 --> 00:21:01,060 ええ⦆ 322 00:21:20,179 --> 00:21:22,681 ハァハァ ハァハァ ハァハァ…。 323 00:21:22,681 --> 00:21:25,184 《ミギ! ミギ! 324 00:21:25,184 --> 00:21:27,186 わかったぞ! 325 00:21:27,186 --> 00:21:30,523 こうして 瑛二は 僕らから…》 326 00:21:30,523 --> 00:21:33,859 ハァハァ…。 《お母さんを奪ったんだ! 327 00:21:33,859 --> 00:21:35,861 証拠は そろった。 328 00:21:35,861 --> 00:21:38,030 今こそ…》 329 00:21:38,030 --> 00:21:41,634 ミギ 復しゅう決行だ。 330 00:23:13,325 --> 00:23:17,329 ミギ 復しゅう決行だ。 331 00:23:17,329 --> 00:23:19,331 (ドアの閉まる音) 332 00:23:19,331 --> 00:23:21,333 ミギ? 333 00:23:21,333 --> 00:23:23,669 尋問は終わった。 334 00:23:23,669 --> 00:23:25,671 やはり 瑛二が…。 335 00:23:29,508 --> 00:23:31,510 あっ…。 336 00:23:33,846 --> 00:23:35,848 お前を➡ 337 00:23:35,848 --> 00:23:37,850 許さない!