1 00:00:02,002 --> 00:00:06,840 📱(帝乃)優君 君に 娘たちの助けになってほしい。 2 00:00:06,840 --> 00:00:09,509 (優)助けって… 俺がですか? 3 00:00:09,509 --> 00:00:12,179 📱そうだ。 さしあたり➨ 4 00:00:12,179 --> 00:00:16,350 一輝は 難役のオーディション 二琥は 空手全国大会の連覇➨ 5 00:00:16,350 --> 00:00:19,686 三和は タイトルをかけた対局が 控えている。 6 00:00:19,686 --> 00:00:21,855 📱ともに壁を乗り越える…。 7 00:00:21,855 --> 00:00:26,026 📱君にとっても 娘たちと 心を通わせるチャンスになるだろう。 8 00:00:26,026 --> 00:00:29,196 あっ… はい! 📱頼んだよ 優君。 9 00:00:29,196 --> 00:00:32,199 あっ ああ…。 📱(通話の切れる音) 10 00:00:32,199 --> 00:00:35,869 スゥ… フゥー。 11 00:00:35,869 --> 00:00:39,072 って 俺の出る幕なくね? 12 00:00:41,541 --> 00:00:44,711 《運動も勉強も 平均か それ以下…。 13 00:00:44,711 --> 00:00:46,713 超凡人の俺が➨ 14 00:00:46,713 --> 00:00:49,716 すでに 一流として活躍している天才の➨ 15 00:00:49,716 --> 00:00:51,885 何を手伝うんだ? 16 00:00:51,885 --> 00:00:55,722 休日だって 休まず頑張っているのに。 17 00:00:55,722 --> 00:00:58,725 だけど… だけど もし…》 18 00:01:03,030 --> 00:01:06,700 《あの3人が 挑戦に失敗してしまったら…》 19 00:01:06,700 --> 00:01:10,370 《君は 大女優 綾世昴の息子だろ? 20 00:01:10,370 --> 00:01:13,674 才能は 遺伝しなかったか。 期待してたのに…。 21 00:01:13,674 --> 00:01:15,676 ガッカリだな》 22 00:01:15,676 --> 00:01:20,681 《あれは 凡人の俺でも 結構きつかったからな。 23 00:01:20,681 --> 00:01:25,018 しかたない。 俺にできることをやってみるか。 24 00:01:25,018 --> 00:01:28,055 まずは お互いのことを もっと知らないと。 25 00:01:28,055 --> 00:01:31,558 そのためには…。 26 00:01:31,558 --> 00:01:35,329 あの3人と ごはんを食べる!》 27 00:03:22,536 --> 00:03:24,504 (二琥)ハァ…。 28 00:03:26,540 --> 00:03:30,510 おかえりなさい。 うっ… わぁ~! 29 00:03:30,510 --> 00:03:32,879 《そういや こいつがいたんだ。 30 00:03:32,879 --> 00:03:35,048 うっかり 忘れてたぜ》 31 00:03:37,050 --> 00:03:40,020 んっ… フッ。 32 00:03:40,020 --> 00:03:42,022 《なっ… なっ…》 33 00:03:42,022 --> 00:03:44,524 二琥さん 味見してくれます? 34 00:03:44,524 --> 00:03:47,194 はぁ? 味見…。 35 00:03:47,194 --> 00:03:49,896 あっ… は~ん。 36 00:03:49,896 --> 00:03:52,699 そうやって 徐々に餌付けしようってか。 37 00:03:52,699 --> 00:03:54,868 えっ? 残念だったな。 38 00:03:54,868 --> 00:03:57,537 自分の飯は 買ってきたからいらねえ。 39 00:03:57,537 --> 00:03:59,706 味見くらい てめえでしやがれ。 40 00:03:59,706 --> 00:04:01,708 あっ ああ…。 41 00:04:19,993 --> 00:04:21,995 フゥー…。 42 00:04:21,995 --> 00:04:24,164 だぁ~! 43 00:04:24,164 --> 00:04:27,834 ほ… 本格的になってやがる。 44 00:04:27,834 --> 00:04:31,671 次は 真空パックにして30分ゆでる。 温度は 65度をキープ。 45 00:04:31,671 --> 00:04:33,840 ダシの取り方は 水に昆布を浸し➨ 46 00:04:33,840 --> 00:04:36,343 戻したところで かつお節を加えて ひと煮立ち。 47 00:04:36,343 --> 00:04:39,679 1分したら 布でこす。 煮すぎは厳禁 臭みが出る。 48 00:04:39,679 --> 00:04:42,015 レシピ本の量が エグい! 49 00:04:42,015 --> 00:04:44,017 《この野郎…。 50 00:04:44,017 --> 00:04:46,853 私が 飯を拒否したからって 意地になってんな》 51 00:04:46,853 --> 00:04:48,855 (三和)あれ? 二琥ちゃん。 52 00:04:48,855 --> 00:04:50,857 おかえりなさい 三和さん。 んっ? 53 00:04:50,857 --> 00:04:53,026 待っててください 2人とも。 54 00:04:53,026 --> 00:04:56,196 今日は 俺が 最高の料理を 作ってあげますから! 55 00:04:56,196 --> 00:04:59,533 なんすか? アレ。 くだらねえ。 56 00:04:59,533 --> 00:05:01,968 気を引こうったって 無駄なんだよ。 57 00:05:01,968 --> 00:05:04,337 チッ…。 58 00:05:04,337 --> 00:05:06,973 《いらない。 どうして? 59 00:05:06,973 --> 00:05:10,310 一流シェフ御用達の高級食材で 作ったんですよ? 60 00:05:10,310 --> 00:05:13,313 普通の子どもなら みんな喜ぶ ごちそうですよ? 61 00:05:13,313 --> 00:05:15,649 どうして 食べてくれないんですか? 62 00:05:15,649 --> 00:05:18,151 んっ…》 63 00:05:18,151 --> 00:05:21,988 《自分の体に入るものは 自分で管理する。 64 00:05:21,988 --> 00:05:26,827 低脂肪のタンパク質に ミネラル… カルシウムと ビタミンCも入ってる。 65 00:05:26,827 --> 00:05:29,029 完璧だぜ》 66 00:05:33,667 --> 00:05:36,670 あっ… ああ…。 67 00:05:41,841 --> 00:05:43,844 いねえ。 68 00:05:43,844 --> 00:05:47,347 《うっ… 見るだけ 見るだけ》 69 00:05:47,347 --> 00:05:51,718 うわっ! なんだ このバランスの取れた アスリート飯は…。 70 00:05:51,718 --> 00:05:53,687 わぁ…。 71 00:05:53,687 --> 00:05:56,690 タンパク質 32.4g。 ひっ! 72 00:05:56,690 --> 00:05:58,858 うっ…。 ビタミンC 72mg。 73 00:05:58,858 --> 00:06:01,962 ひっ ひっ…。 カルシウム 250mg。 ひぃ~。 74 00:06:01,962 --> 00:06:05,966 そして 消化を助けるアミノ酸は みそに たっぷりです。 75 00:06:05,966 --> 00:06:08,802 二琥さんの 身体活動レベルから考えると➨ 76 00:06:08,802 --> 00:06:11,137 通常練習期に あと足りない栄養素は…。 77 00:06:11,137 --> 00:06:13,139 わかった! わかったから! 78 00:06:13,139 --> 00:06:15,475 あっ…。 うわっ。 79 00:06:15,475 --> 00:06:18,311 おい! 管理栄養士考案のレシピを➨ 80 00:06:18,311 --> 00:06:20,647 二琥さん用にアレンジしました。 81 00:06:20,647 --> 00:06:23,984 この完璧な栄養バランス… フッフッフ。 82 00:06:23,984 --> 00:06:27,654 二琥さんも 満足するはずです。 あっ… ハッ。 83 00:06:27,654 --> 00:06:30,824 私だけの…。 84 00:06:30,824 --> 00:06:35,829 フン… 勝手に決めんな。 85 00:06:35,829 --> 00:06:37,831 んっ… 一口だけでも…。 86 00:06:37,831 --> 00:06:41,001 わかったって。 食えばいいんだろ。 87 00:06:41,001 --> 00:06:43,670 あむっ。 88 00:06:43,670 --> 00:06:46,006 ふ~ん 悪くねえじゃん。 89 00:06:46,006 --> 00:06:49,509 レシピ考案者は さすがだな。 フフッ。 90 00:06:49,509 --> 00:06:51,678 《シャー! 91 00:06:51,678 --> 00:06:54,347 ニャ? ニャー。 92 00:06:54,347 --> 00:06:56,349 わぁ~》 93 00:06:56,349 --> 00:06:59,519 何を想像してんだ てめえ! 94 00:06:59,519 --> 00:07:03,290 じゅるり…。 あむっ。 95 00:07:03,290 --> 00:07:05,292 んっ…。 96 00:07:05,292 --> 00:07:07,994 DHA 660mg。 うわ~!! 97 00:07:07,994 --> 00:07:12,165 ごはん 一生懸命作りました。 フフフ…。 わかった わかったっす! 98 00:07:12,165 --> 00:07:16,169 もう わかったっすから… おとなしく食べるっすよ~。 99 00:07:16,169 --> 00:07:20,974 《DHA? 三和のは 三和専用のメニューなのか》 100 00:07:20,974 --> 00:07:22,976 向こう 行くっす。 101 00:07:22,976 --> 00:07:25,812 見られてると食べにくいっす。 嫌です。 102 00:07:25,812 --> 00:07:29,182 《フン… なんでえ》 103 00:07:29,182 --> 00:07:31,151 あっ…。 んっ? 104 00:07:31,151 --> 00:07:33,486 な… なんか この席で二琥ちゃん見るの➨ 105 00:07:33,486 --> 00:07:36,489 久しぶりっすね~。 お… おう。 106 00:07:36,489 --> 00:07:39,492 正面から見ると 意外と おデブっす。 107 00:07:39,492 --> 00:07:41,828 なっ… うるせえな。 おめえもだよ! 108 00:07:41,828 --> 00:07:43,830 うちのは お胸っすよ~。 109 00:07:43,830 --> 00:07:46,833 (二琥)よく言うぜ 万年運動不足が。 110 00:07:46,833 --> 00:07:49,002 (三和)いいんすよ~ 頭脳労働は➨ 111 00:07:49,002 --> 00:07:51,504 カロリー消費が激しいんすから。 うんうん。 112 00:07:55,709 --> 00:07:58,678 (一輝)なんだ 2人とも… 今日は早いな。 (二琥)ああ…。 113 00:07:58,678 --> 00:08:02,315 うっ… お前たち 一体どうした? 114 00:08:02,315 --> 00:08:05,952 玄米と緑黄色野菜のリゾット。 ハッ!? 115 00:08:05,952 --> 00:08:10,156 ビタミンA・B2は 健康的な肌を作る細胞を活性化! 116 00:08:10,156 --> 00:08:12,993 こちらの サーモンのマリネに含まれる アスタキサンチンは➨ 117 00:08:12,993 --> 00:08:16,162 抗酸化作用を持つといわれ 美肌効果が! 118 00:08:16,162 --> 00:08:19,100 すべて 美容に役立つメニューと なっております! 119 00:08:19,100 --> 00:08:22,669 あっ はぁ…。 120 00:08:22,669 --> 00:08:26,339 フン こざかしい。 食事ごときで懐柔されおって。 121 00:08:26,339 --> 00:08:29,642 おい… こいつ 別に やましい気持ちはないぜ。 122 00:08:29,642 --> 00:08:32,145 仲むつまじい光景だな。 123 00:08:32,145 --> 00:08:35,815 まるで 一般家庭の食卓風景だ。 何…。 124 00:08:35,815 --> 00:08:38,518 僕には ふさわしくないんだよ。 125 00:08:38,518 --> 00:08:41,654 その場所も 凡人の作った料理もね。 126 00:08:41,654 --> 00:08:44,657 あっ…。 《うわ~! あぁ~!》 127 00:08:47,160 --> 00:08:50,663 あっ あっ…。 あっ…。 128 00:08:53,166 --> 00:08:55,668 チッ… よこせ。 129 00:08:55,668 --> 00:08:59,172 ワガママ王子のほうが この飯に ふさわしくねえ! 130 00:08:59,172 --> 00:09:03,109 それ食べたら 糖質48.5gオーバーです。 131 00:09:03,109 --> 00:09:05,779 一時の感情に身を任せて 暴食すると➨ 132 00:09:05,779 --> 00:09:07,947 本当に おデブになりますよ。 133 00:09:07,947 --> 00:09:10,784 《そこは 食べてもらうとこじゃ ないんすか!?》 134 00:09:10,784 --> 00:09:13,286 うっ… くっ くっ…。 135 00:09:13,286 --> 00:09:15,955 でも 安心してください。 136 00:09:15,955 --> 00:09:19,125 これから 二琥さんの中に入るものは➨ 137 00:09:19,125 --> 00:09:23,463 俺が しっかり 管理してあげますから。 フフッ。 138 00:09:23,463 --> 00:09:27,467 ハッ… うぅ… あぁ…。 139 00:09:27,467 --> 00:09:30,970 お前が言うと なんか いかがわしいんだよ~! 140 00:09:30,970 --> 00:09:32,972 んっ? 141 00:09:32,972 --> 00:09:37,977 《帝乃家に引き取られ はや3日》 ハァ…。 142 00:09:37,977 --> 00:09:40,480 《一輝さん おはようございます。 143 00:09:40,480 --> 00:09:42,482 ごはん できてますよ。 144 00:09:42,482 --> 00:09:44,484 あっ…》 145 00:09:44,484 --> 00:09:47,320 《一輝さんは 相変わらずだ》 146 00:09:47,320 --> 00:09:52,158 《📱(帝乃)優君 君に 娘たちの助けになってほしい》 147 00:09:52,158 --> 00:09:55,995 《このままじゃ 助けどころか 距離も縮まらない。 148 00:09:55,995 --> 00:09:57,997 だとしたら…》 149 00:09:57,997 --> 00:09:59,999 よし! (生徒たち)んっ? 150 00:09:59,999 --> 00:10:02,502 《やっぱり 俺から いくしかない》 151 00:10:02,502 --> 00:10:05,672 (生徒たち)キャー! 152 00:10:05,672 --> 00:10:07,841 一輝様! 一輝様! 153 00:10:07,841 --> 00:10:10,343 今日も 誰よりも輝いておられます。 154 00:10:10,343 --> 00:10:13,179 チケット取りました。 公演 頑張ってください! 155 00:10:13,179 --> 00:10:15,682 ああ 期待に応えるよ。 156 00:10:15,682 --> 00:10:17,851 《めっちゃモテてる! 157 00:10:17,851 --> 00:10:21,688 さすが 芸能科のトップ。 よし!》 158 00:10:21,688 --> 00:10:24,357 一輝さ~ん! 誰? 159 00:10:24,357 --> 00:10:27,026 何? あいつ…。 あっ ほら 大女優の…。 160 00:10:27,026 --> 00:10:30,864 ああ 才能ないっていう…。 どういうつもりかしら? 161 00:10:30,864 --> 00:10:33,533 お前みたいな凡人が近づくな。 162 00:10:33,533 --> 00:10:36,536 僕の光が陰るだろ。 アハハ。 163 00:10:36,536 --> 00:10:38,538 さすが 一輝様! フッ。 164 00:10:38,538 --> 00:10:40,540 ひどいです! えっ? 165 00:10:40,540 --> 00:10:45,211 俺は あなたに振り向いてほしくて 夜も眠れないのに…。 166 00:10:45,211 --> 00:10:50,383 一輝さんも 俺のこと 好きにさせてみせますから! 167 00:10:50,383 --> 00:10:53,386 (生徒たち)えっ… えぇ~!? 168 00:10:53,386 --> 00:10:57,056 お前… 公衆の面前で 誤解を生むだろ! 169 00:10:57,056 --> 00:10:59,058 帰ったら覚えてろよ。 170 00:10:59,058 --> 00:11:01,861 《生徒たち:か… 帰ったら?》 171 00:11:01,861 --> 00:11:05,198 一輝様! あの転校生と どういう ご関係なんですか!? 172 00:11:05,198 --> 00:11:07,534 ま… 待て。 ちゃんと答えてください。 173 00:11:07,534 --> 00:11:09,869 コラ! 待て 転校生! 174 00:11:09,869 --> 00:11:12,705 《こうなったら 二琥さんに相談だ。 175 00:11:12,705 --> 00:11:15,875 一輝さんとの接し方を 教えてもらおう》 176 00:11:15,875 --> 00:11:18,211 部長 基礎練メニュー チェックお願いします。 177 00:11:18,211 --> 00:11:21,714 帝乃部長 今日の部活 ぜひ 手合わせを! 178 00:11:21,714 --> 00:11:23,716 空手部の人たち…。 179 00:11:23,716 --> 00:11:28,188 すごく頼りにされてるんだ 二琥さん。 よし。 180 00:11:28,188 --> 00:11:31,524 二琥さ~ん! げっ… 転校生!? 181 00:11:31,524 --> 00:11:34,894 《これから 二琥さんの中に入るものは➨ 182 00:11:34,894 --> 00:11:39,232 俺が しっかり 管理してあげますから。 フフッ》 183 00:11:39,232 --> 00:11:42,902 《クソッ。 勝ち誇った気でいやがって…》 184 00:11:42,902 --> 00:11:45,405 てめえ! 部長のこと 二琥さん呼ばわりって➨ 185 00:11:45,405 --> 00:11:47,574 どういう了見だよ! なれなれしいんだよ! 186 00:11:47,574 --> 00:11:50,543 ポンコツのくせに。 あっ…。 (部員たち)えっ? 187 00:11:50,543 --> 00:11:54,747 ん~! 鬼! うわ~! 188 00:11:54,747 --> 00:11:57,250 近づいたら やられる。 189 00:11:57,250 --> 00:12:00,653 となると 頼りは…。 190 00:12:00,653 --> 00:12:03,323 《末っ子の三和さん》 191 00:12:03,323 --> 00:12:06,159 ねえ 5限の課題やった? 192 00:12:06,159 --> 00:12:08,161 全然 解けないんだけど。 193 00:12:08,161 --> 00:12:11,497 進学科 マジ レベル高すぎ。 ね~。 194 00:12:11,497 --> 00:12:15,001 4分の3 ルート17っす。 (生徒たち)えっ? 195 00:12:15,001 --> 00:12:18,671 問い1は 4分の3 ルート17。 196 00:12:18,671 --> 00:12:20,673 楽勝っすよ。 197 00:12:20,673 --> 00:12:24,010 へ… へぇ~。 198 00:12:24,010 --> 00:12:26,512 あっ そろそろ学食行かない? 199 00:12:26,512 --> 00:12:28,514 そだね。 200 00:12:30,850 --> 00:12:33,686 帝乃さん 全部 解けてたくない? 201 00:12:33,686 --> 00:12:37,857 さすが 三帝。 私たちとは 出来が違うのよ。 202 00:12:37,857 --> 00:12:40,660 言えてる。 だよね。 203 00:12:43,863 --> 00:12:46,566 三和さん! あっ…。 204 00:12:56,042 --> 00:12:58,711 お昼 まだなら 一緒しません? 205 00:12:58,711 --> 00:13:01,481 あっ!? 学食行きましょ。 206 00:13:01,481 --> 00:13:04,651 うっざ。 ダメですか? 207 00:13:04,651 --> 00:13:08,821 どくっす。 あっ 三和さん…。 208 00:13:08,821 --> 00:13:11,024 やなとこ 見られたっす。 209 00:13:11,024 --> 00:13:13,359 三和さん 待ってください。 210 00:13:13,359 --> 00:13:15,328 げっ…。 待って! 211 00:13:15,328 --> 00:13:18,531 ついてくるなっす! お昼 食べましょう。 212 00:13:18,531 --> 00:13:21,868 いいかげんにするっす。 なんでですか? 213 00:13:21,868 --> 00:13:23,870 お昼 一緒に食べましょう! 214 00:13:23,870 --> 00:13:26,372 絶対 嫌っす! うわっ! 215 00:13:26,372 --> 00:13:29,042 何もない所で コケたっす。 216 00:13:29,042 --> 00:13:31,878 もう諦めるっす。 諦めません。 待って! 217 00:13:31,878 --> 00:13:35,214 しつこい! ついてくるなっす~。 218 00:13:35,214 --> 00:13:39,385 《この俺と互角の走り。 さては 三和さん…》 219 00:13:39,385 --> 00:13:43,389 (三和/優)ハァハァ ハァハァ…。 220 00:13:43,389 --> 00:13:46,059 運動 苦手ですね? 221 00:13:46,059 --> 00:13:48,728 あ… あんたよりは マシっす。 222 00:13:48,728 --> 00:13:52,699 ハァハァ…。 クラスじゃ おとなしいほうなんですね。 223 00:13:54,701 --> 00:13:57,537 (三和)レベル 合わないっすもん。 224 00:13:57,537 --> 00:14:02,141 女子高生の生産性のない話題にも ついていけないし。 225 00:14:02,141 --> 00:14:04,477 ついていく気もないし。 226 00:14:04,477 --> 00:14:09,482 うちは三帝で みんなとは違うんす。 227 00:14:09,482 --> 00:14:11,484 わかります。 228 00:14:11,484 --> 00:14:14,654 はぁ? あんたに 何が わかるんすか? 229 00:14:14,654 --> 00:14:19,325 三和さん 俺も 「三てい」なんです。 あぁ? 230 00:14:19,325 --> 00:14:21,861 低身長 低学力 低筋力。 231 00:14:21,861 --> 00:14:23,863 《三低…》 232 00:14:23,863 --> 00:14:26,866 おまけに母親譲りの この顔面。 233 00:14:26,866 --> 00:14:29,535 完全に パッケージ詐欺です。 234 00:14:29,535 --> 00:14:32,338 うぅ… 苦労してんすね。 235 00:14:32,338 --> 00:14:35,174 その… 個性も ときには大変というか➨ 236 00:14:35,174 --> 00:14:38,344 逆に みんな違って みんないいというか…。 237 00:14:38,344 --> 00:14:41,347 あっ わかるっていうのも おこがましいんですけど➨ 238 00:14:41,347 --> 00:14:44,183 なんというか 遠からずとも近からずというか。 239 00:14:44,183 --> 00:14:46,853 わかるよう 努力はしてみせますというか…。 240 00:14:46,853 --> 00:14:49,689 んっ? お… 俺 なんの話をしてるんだ? 241 00:14:49,689 --> 00:14:53,192 んっ んっ? まとまってないなら 説教するなっす! 242 00:14:53,192 --> 00:14:55,361 うっ… すみません! 243 00:14:55,361 --> 00:15:00,633 フッ ヘヘッ… ヘヘヘ ヘヘヘ…。 244 00:15:00,633 --> 00:15:03,803 み… 三和さん? 245 00:15:03,803 --> 00:15:06,139 バーカ。 246 00:15:06,139 --> 00:15:10,810 なるほど… 一姉の攻略法ねぇ。 247 00:15:10,810 --> 00:15:13,813 はい。 何か ヒントでもあれば…。 248 00:15:13,813 --> 00:15:18,151 ん~… あっ 思い出したっす。 はい? 249 00:15:18,151 --> 00:15:22,321 (三和)一姉が3歳のとき 母さんに こっそりお願いして➨ 250 00:15:22,321 --> 00:15:25,658 自分専用の料理を 作ってもらってたっす。 251 00:15:25,658 --> 00:15:29,495 そんときの一姉 めっちゃ喜んでたっす。 252 00:15:29,495 --> 00:15:32,999 な~んか 関係してるんすかね? 253 00:15:32,999 --> 00:15:35,334 《一輝さんが3歳? 254 00:15:35,334 --> 00:15:39,005 三和さんが 何歳のときの記憶だ? 255 00:15:39,005 --> 00:15:42,675 とにかく 三和さんのおかげで ヒントが見つかった。 256 00:15:42,675 --> 00:15:44,677 一輝さんが食べたいのは➨ 257 00:15:44,677 --> 00:15:48,347 きっと お母さんに作ってもらった 特別料理だ。 258 00:15:48,347 --> 00:15:52,018 でも その料理って なんだろう? 259 00:15:52,018 --> 00:15:56,522 一輝さんのことだから 使ってあるのも特別な食材?》 260 00:15:56,522 --> 00:15:58,524 ん~… あっ。 261 00:15:58,524 --> 00:16:00,960 あっ 一輝さん! 見ててください➨ 262 00:16:00,960 --> 00:16:03,462 今度こそ 一輝さんを振り向かせ…。 263 00:16:03,462 --> 00:16:07,633 一輝さん!? ハァハァ ハァハァ…。 264 00:16:07,633 --> 00:16:10,303 一輝さん! ハァハァハァ…。 265 00:16:10,303 --> 00:16:13,806 大げさな連中だ。 266 00:16:13,806 --> 00:16:16,976 少し疲れが出ただけだ。 問題ない。 267 00:16:16,976 --> 00:16:19,145 (三和/二琥)んっ…。 268 00:16:19,145 --> 00:16:21,481 んっ…。 269 00:16:21,481 --> 00:16:24,350 あち~! カッコつけずに これ貼っとけ! 270 00:16:24,350 --> 00:16:26,352 やめろ! 自分でできる。 (ドアの開く音) 271 00:16:26,352 --> 00:16:29,689 一輝さん おじやです。 よかったら食べてください。 272 00:16:29,689 --> 00:16:32,191 野菜たっぷり 栄養たっぷりです! 273 00:16:32,191 --> 00:16:34,861 どいつも こいつも…。 274 00:16:34,861 --> 00:16:38,998 騒ぎすぎだ。 出ていけ! (3人)あっ…。 275 00:16:38,998 --> 00:16:44,003 クソッ… 体調管理もできないなんて みっともない。 276 00:16:44,003 --> 00:16:47,340 (二琥)ったく もともと 体よええくせに。 277 00:16:47,340 --> 00:16:49,509 (三和)今回も主演らしいし➨ 278 00:16:49,509 --> 00:16:53,679 舞台稽古 相当ハードみたいっすね。 大丈夫です。 279 00:16:53,679 --> 00:16:56,515 ごはんを食べて あったかくして よく寝れば➨ 280 00:16:56,515 --> 00:16:59,118 大抵の体の不調は すぐ よくなります。 281 00:17:02,622 --> 00:17:05,458 全然 食べてねえ…。 282 00:17:05,458 --> 00:17:07,627 一輝さん! 今夜は ビタミンたっぷり➨ 283 00:17:07,627 --> 00:17:11,464 免疫力を上げる にんじんスープです。 いいかげんにしろ! 284 00:17:11,464 --> 00:17:13,100 余計なお世話なんだよ。 285 00:17:13,100 --> 00:17:17,303 ビタミンくらい サプリで賄える。 あっ…。 無理しちゃダメです! 286 00:17:17,303 --> 00:17:19,305 あっ…。 287 00:17:23,976 --> 00:17:26,145 あっ… とっ! 288 00:17:26,145 --> 00:17:28,648 テテ…。 289 00:17:28,648 --> 00:17:33,486 ハァ… 支える体力がないなら 放っといてくれないか。 290 00:17:33,486 --> 00:17:35,988 サプリなら 俺が取ってきます。 291 00:17:35,988 --> 00:17:38,324 このままじゃ 稽古にも遅れが出ますよ。 292 00:17:38,324 --> 00:17:41,827 んっ… ハァー。 293 00:17:41,827 --> 00:17:44,497 そうだ! 稽古に復帰できるまで➨ 294 00:17:44,497 --> 00:17:48,000 家で俺が 舞台の相手役をしますよ。 はぁ? 295 00:17:48,000 --> 00:17:52,171 俺は大女優 綾世昴の息子。 296 00:17:52,171 --> 00:17:55,007 不足はないはずです。 297 00:17:55,007 --> 00:17:57,510 しかし お前…。 298 00:17:57,510 --> 00:18:00,012 デビューは 2歳でした。 299 00:18:01,981 --> 00:18:03,983 《先輩!? 300 00:18:03,983 --> 00:18:07,787 ポッ… ポンコツとはいえ 芝居は そこそこ できるのか?》 301 00:18:07,787 --> 00:18:10,456 フムフム… よし! 302 00:18:10,456 --> 00:18:12,625 一輝さんは 王子役。 303 00:18:12,625 --> 00:18:17,129 俺は 婚約者のお姫様役ですね。 あ… ああ。 304 00:18:17,129 --> 00:18:20,299 いきますよ。 た… 頼む。 305 00:18:20,299 --> 00:18:23,636 では… ゴホン。 306 00:18:23,636 --> 00:18:27,506 王子 お待ちになって。 307 00:18:27,506 --> 00:18:32,511 あっ… ナシ! 今のナシです! お前 2歳でデビューは どうした! 308 00:18:32,511 --> 00:18:35,514 すみません 親の七光りで…。 その後のオーディションは➨ 309 00:18:35,514 --> 00:18:37,850 落ちまくりました。 次は もっと…。 310 00:18:37,850 --> 00:18:40,820 1人でやったほうが マシだ! 出ていけ! うっ…。 311 00:18:40,820 --> 00:18:43,656 ハァハァ…。 312 00:18:43,656 --> 00:18:46,659 親の力に頼って生きてきた典型だ。 313 00:18:46,659 --> 00:18:48,828 努力知らずの人間め。 314 00:18:48,828 --> 00:18:53,165 だから みんなから ポンコツと蔑まれるんだ。 315 00:18:53,165 --> 00:18:56,335 一輝さん 台本 読み込んできました! 316 00:18:56,335 --> 00:19:00,139 ありがとうございます。 317 00:19:00,139 --> 00:19:04,110 昨日と変わってない 出てけ! すみません。 318 00:19:04,110 --> 00:19:06,779 10回 読んできました! リベンジです! 319 00:19:06,779 --> 00:19:09,482 私も 一緒に連れてってください。 320 00:19:09,482 --> 00:19:11,484 (一輝)学芸会のほうが マシだ。 321 00:19:11,484 --> 00:19:13,819 出直します。 出てけ! 322 00:19:13,819 --> 00:19:16,122 もう一度 チャンスをください 一輝さん! 323 00:19:16,122 --> 00:19:19,792 もう来るな ド下手くそ~! えぇ~!? 324 00:19:19,792 --> 00:19:22,128 ハァ…。 325 00:19:22,128 --> 00:19:26,465 《素人が… 完全に プロの世界をナメてる》 326 00:19:26,465 --> 00:19:29,168 《一輝様は いつも完璧でステキ。 327 00:19:29,168 --> 00:19:33,672 声 見た目 演技力。 すべてに恵まれた天才です! 328 00:19:33,672 --> 00:19:35,808 主役は 舞台の華よ。 329 00:19:35,808 --> 00:19:38,477 あなたの出来で 成功が左右される。 330 00:19:38,477 --> 00:19:43,182 まあ 帝乃さんのことだから 心配してないけどね》 331 00:19:43,182 --> 00:19:45,151 ゴホッ…。 332 00:19:45,151 --> 00:19:49,321 《できるのは大前提。 失敗など 論外。 333 00:19:49,321 --> 00:19:54,326 こんな みっともない姿はダメだ。 早く治さないと…》 334 00:19:54,326 --> 00:19:56,328 📺(一輝)待ってくれ! 335 00:19:56,328 --> 00:19:58,664 📺君のような女性を 探していたんだ! 336 00:19:58,664 --> 00:20:01,834 君は こんなところにいるべき 人ではない。 337 00:20:01,834 --> 00:20:05,337 行こう。 たとえ 嵐が待っていようと…。 338 00:20:05,337 --> 00:20:07,506 声のトーンは こんな感じか。 339 00:20:07,506 --> 00:20:10,843 よし! 昨日より つかめてきたぞ。 340 00:20:10,843 --> 00:20:14,046 《一輝:こいつ… 学校や家事が終わってから➨ 341 00:20:14,046 --> 00:20:17,716 毎晩 僕との稽古のためだけに 練習を…。 342 00:20:17,716 --> 00:20:20,052 毎晩やって アレ!? 343 00:20:20,052 --> 00:20:23,823 や… やっても できないやつって いるんだな》 344 00:20:27,526 --> 00:20:31,864 待って 王子様。 私も ご一緒します。 345 00:20:31,864 --> 00:20:34,700 《まあ… 否定はしないでやる》 346 00:20:34,700 --> 00:20:36,702 ゴホン…。 347 00:20:36,702 --> 00:20:39,205 《頑張ってはいたからな》 348 00:20:39,205 --> 00:20:42,041 お手をどうぞ 姫。 349 00:20:42,041 --> 00:20:45,377 あ… ありがとうございます。 350 00:20:45,377 --> 00:20:48,214 あっ。 (2人)今の! 351 00:20:48,214 --> 00:20:50,549 よくなかったですか? 352 00:20:50,549 --> 00:20:53,385 ああ… 僕だから 気付く程度だが➨ 353 00:20:53,385 --> 00:20:55,721 僅かに 感情がこもっていた。 354 00:20:55,721 --> 00:21:00,493 くっ… 苦節14年… 俺にも できたんだ。 355 00:21:00,493 --> 00:21:03,329 心のこもった芝居が…。 356 00:21:03,329 --> 00:21:06,332 わ~ん! やったよ 母さ~ん…。 357 00:21:06,332 --> 00:21:08,834 こいつが言うと重い! 358 00:21:08,834 --> 00:21:11,504 というか 僕の稽古だろうが コレは! 359 00:21:11,504 --> 00:21:14,340 そうですけど ほんと うれしくて。 360 00:21:14,340 --> 00:21:17,009 《マヌケなやつだ。 361 00:21:17,009 --> 00:21:19,845 こんなセリフひとつに感動して。 362 00:21:19,845 --> 00:21:22,848 全く 羨ましい》 363 00:21:22,848 --> 00:21:26,852 早く 舞台に戻りたいな。 364 00:21:26,852 --> 00:21:29,855 転校生。 あっ はい。 365 00:21:29,855 --> 00:21:32,191 食べるよ お前の料理。 366 00:21:32,191 --> 00:21:35,194 えっ… ほんとですか? 367 00:21:35,194 --> 00:21:39,031 任せてください。 おいしくて 栄養満点のを作ります! 368 00:21:39,031 --> 00:21:42,034 待て。 えっ? ただし 条件付きだ。 369 00:21:42,034 --> 00:21:44,703 ひとつ リクエストさせてくれ。 370 00:21:44,703 --> 00:21:47,373 はい! なんですか? 一輝さん。 371 00:21:47,373 --> 00:21:50,709 それは その…。 はい。 372 00:21:50,709 --> 00:21:52,711 んっ… にっ…。 373 00:21:52,711 --> 00:21:54,713 にっ? 374 00:21:54,713 --> 00:21:58,384 一輝さん? 375 00:21:58,384 --> 00:22:02,822 にんじんは… 入れないでくれ。 376 00:22:02,822 --> 00:22:05,991 えっ? (一輝)あと ピーマンと しいたけ。 377 00:22:05,991 --> 00:22:08,994 なすに ゴーヤに… きくらげもだ。 378 00:22:08,994 --> 00:22:11,030 それって もしかして➨ 379 00:22:11,030 --> 00:22:14,533 好き嫌いを隠していただけ? 380 00:22:14,533 --> 00:22:16,869 子どもですか 一輝さん。 381 00:22:16,869 --> 00:22:19,038 今 何か言ったか!?