1 00:00:35,002 --> 00:00:37,671 《優:3人で過ごした 夜桜祭り以来➨ 2 00:00:37,671 --> 00:00:40,007 三姉妹が なんだか仲いい!》 3 00:00:40,007 --> 00:00:43,510 《一輝:二琥 襟曲がってるぞ。 (二琥)わりい。 4 00:00:43,510 --> 00:00:47,347 三和 プリント忘れてる。 (三和)サンキュー 二琥ちゃん》 5 00:00:47,347 --> 00:00:52,019 《あれが 本来の姿だもんね。 あっ そういえば…》 6 00:00:52,019 --> 00:00:55,522 《帰ってきたら ごちそう 作ってあげますね》 7 00:00:55,522 --> 00:01:00,193 《あんな約束してたっけ… しょうがないなぁ。 8 00:01:00,193 --> 00:01:02,696 今日は 奮発しちゃうぞ~!》 9 00:01:05,032 --> 00:01:08,702 あれ? 珍しい。 3人とも もう帰ってる。 10 00:01:08,702 --> 00:01:10,704 んっ? 11 00:01:10,704 --> 00:01:12,706 あっ…。 12 00:01:16,710 --> 00:01:19,546 《誰?》 13 00:01:19,546 --> 00:01:22,382 あの…。 (帝乃)んっ? 14 00:01:22,382 --> 00:01:25,052 優君か。 15 00:01:25,052 --> 00:01:28,555 《ハッ! この声… 帝乃さんだ》 16 00:01:28,555 --> 00:01:31,725 初めまして 綾世優です! 17 00:01:31,725 --> 00:01:33,994 この度は お世話になっています。 18 00:01:33,994 --> 00:01:38,332 ああ お母さん… 昴君のことは残念だったね。 19 00:01:38,332 --> 00:01:41,835 あっ いえ…。 でも 安心しなさい。 20 00:01:41,835 --> 00:01:45,672 えっ? (帝乃)彼女の才能が 死ぬことはないよ。 21 00:01:45,672 --> 00:01:47,841 君が育てていくかぎりはね。 22 00:01:47,841 --> 00:01:50,844 あっ… アハッ ハハハ…。 23 00:01:52,846 --> 00:01:55,182 《どういう状況?》 24 00:01:55,182 --> 00:01:57,684 さて 話の続きだ。 25 00:01:57,684 --> 00:02:00,687 どうだったんだ? 結果は… 一輝。 26 00:02:00,687 --> 00:02:03,023 舞台は 超満員でした。 27 00:02:03,023 --> 00:02:06,360 評判も上々 明日には 取材が入ってます。 28 00:02:06,360 --> 00:02:09,529 (帝乃)二琥。 いつもどおり 優勝しました。 29 00:02:09,529 --> 00:02:12,866 もうじき 別の大会があるので 気は抜けないですけど。 30 00:02:12,866 --> 00:02:16,203 (帝乃)三和。 今回も 予選は通過しました。 31 00:02:16,203 --> 00:02:19,039 本戦も 行けるところまで行きます。 32 00:02:19,039 --> 00:02:22,042 そうか。 そのまま 励むように…。 33 00:02:24,378 --> 00:02:26,713 み… 帝乃さん? あの…。 34 00:02:26,713 --> 00:02:30,217 結果報告は済んだ。 私は これで失礼するよ。 35 00:02:30,217 --> 00:02:33,820 あっ… ごはん 今から作るところなんです。 36 00:02:33,820 --> 00:02:36,823 よかったら 一緒にどうですか? 37 00:02:36,823 --> 00:02:38,992 んっ? 38 00:02:38,992 --> 00:02:42,496 お面? ああ それ。 39 00:02:42,496 --> 00:02:45,332 この前 みんなで お祭りに行ったんです。 40 00:02:45,332 --> 00:02:48,001 祭り… 誰の提案で? 41 00:02:48,001 --> 00:02:51,672 俺です。 今回 奇跡的に 3人の遠征先が➨ 42 00:02:51,672 --> 00:02:54,341 一緒だったんです。 しかも そこで➨ 43 00:02:54,341 --> 00:02:57,177 3人が 昔 行ったことのある お祭りをやってて…。 44 00:02:57,177 --> 00:02:59,346 優君。 えっ? 45 00:02:59,346 --> 00:03:03,350 どうして 上を目指してる娘たちの 邪魔をするんだ? 46 00:03:03,350 --> 00:03:07,020 フッ… その神社 勝負運の御利益があるんです。 47 00:03:07,020 --> 00:03:11,525 3人には うってつけで…。 自らの勝敗を神に頼むのか? 48 00:03:11,525 --> 00:03:15,195 あっ…。 そんな必要もないほど 努力する。 49 00:03:15,195 --> 00:03:17,697 それが 一番だろ? その…。 50 00:03:17,697 --> 00:03:22,035 (帝乃)そのために 娘たちを 強く逞しく 育ててきたんだ。 51 00:03:22,035 --> 00:03:25,372 才能があっても 弱くては 意味がない。 52 00:03:25,372 --> 00:03:30,210 優君 君のことも 少し調べさせてもらったが…。 53 00:03:30,210 --> 00:03:35,482 君は 今のところ なんの結果も残していないね。 54 00:03:35,482 --> 00:03:39,820 あの天才女優 綾世昴の息子なのに。 55 00:03:39,820 --> 00:03:42,022 それじゃあ まるで…。 56 00:03:44,324 --> 00:03:46,827 ただの凡人じゃないか。 57 00:03:50,163 --> 00:03:52,833 優君 うちはね➨ 58 00:03:52,833 --> 00:03:55,669 できない子は いらないんだ。 59 00:03:55,669 --> 00:03:59,339 あっ… んっ。 60 00:03:59,339 --> 00:04:02,843 なんだい? その目は。 61 00:04:02,843 --> 00:04:05,679 今の君みたいな たるんだ考えを➨ 62 00:04:05,679 --> 00:04:08,682 うちにまで持ち込んでもらっちゃ 困るんだよ。 63 00:04:08,682 --> 00:04:10,684 (三姉妹)待って! 64 00:04:10,684 --> 00:04:13,353 世間から評価される実績は 残してないけど➨ 65 00:04:13,353 --> 00:04:15,522 こいつ うちでは ちゃんとやってます! 66 00:04:15,522 --> 00:04:17,858 ポンコツで 失敗も多いやつですが…。 67 00:04:17,858 --> 00:04:19,860 掃除 洗濯 料理…。 68 00:04:19,860 --> 00:04:22,696 3人のこと ちゃんと考えて 取り組んでくれてます! 69 00:04:22,696 --> 00:04:27,367 その分 僕たちは才能を磨くことに 専念できてるんです! 70 00:04:27,367 --> 00:04:32,038 お前たちが ここまで 他人をかばうとは…。 71 00:04:32,038 --> 00:04:35,142 そんなに優君が必要か? 72 00:04:35,142 --> 00:04:37,144 ひ… 必要というか…。 73 00:04:37,144 --> 00:04:39,646 す… 少しだけなら 役に立つというか。 74 00:04:39,646 --> 00:04:43,483 い… いないよりは いるほうが マシな程度で… だから…。 75 00:04:43,483 --> 00:04:45,986 昴君には申し訳ないが➨ 76 00:04:45,986 --> 00:04:48,655 お前たちと 優君が なじんで暮らせてるとは➨ 77 00:04:48,655 --> 00:04:50,657 とても思えない。 78 00:04:50,657 --> 00:04:52,826 (一輝)そんなことありません! んっ? 79 00:04:52,826 --> 00:04:55,996 ちゃ… ちゃんと なじんでます! 僕たちと 転こ…。 80 00:04:55,996 --> 00:04:59,833 じゃなくて…。 そう… じゃなくて…。 81 00:04:59,833 --> 00:05:02,335 んっ… ゆ… ゆ…。 82 00:05:02,335 --> 00:05:06,339 (三姉妹)んっ… 優君は…。 83 00:05:06,339 --> 00:05:08,642 はあっ…。 84 00:06:56,483 --> 00:07:00,153 《優君とは 仲よくやってるんで… 父さん。 85 00:07:00,153 --> 00:07:04,658 そうか。 だが 帝乃家に なれ合いはいらん。 86 00:07:04,658 --> 00:07:09,162 もう 子どもじゃないんだ。 祭りになど 二度と行くな。 87 00:07:09,162 --> 00:07:11,498 (三姉妹)はい…。 88 00:07:11,498 --> 00:07:15,001 (帝乃)更なる結果を出すように。 89 00:07:15,001 --> 00:07:17,003 あ… あの…。 90 00:07:17,003 --> 00:07:19,673 み… 皆さん 今日は ごちそうですよ。 91 00:07:19,673 --> 00:07:23,510 楽しみに待っててください。 わりい 転校生。 92 00:07:23,510 --> 00:07:27,013 悠長に飯食ってる時間 ねえんだわ》 93 00:07:27,013 --> 00:07:29,516 《あれから1週間…。 94 00:07:29,516 --> 00:07:32,519 帝乃家に来たころに逆戻り。 95 00:07:32,519 --> 00:07:36,456 帝乃さんと やっと会えて わかったことがある。 96 00:07:36,456 --> 00:07:39,793 三姉妹が あそこまで 自分の才能に磨きをかけ➨ 97 00:07:39,793 --> 00:07:45,131 他人を寄せつけない強さを 身につけたのは 父親の影響だ。 98 00:07:45,131 --> 00:07:48,802 帝乃さんは すごく立派な人みたいだけど➨ 99 00:07:48,802 --> 00:07:52,973 三姉妹の顔は 曇っていたような気がする。 100 00:07:52,973 --> 00:07:57,310 やっと 仲よくなりかけてたのになぁ…》 101 00:07:57,310 --> 00:07:59,312 (二琥)ハッ ハアッ! 102 00:07:59,312 --> 00:08:03,149 ハッ ハッ ハアッ! ヤッ! オラッ! 103 00:08:03,149 --> 00:08:07,320 すげえ気迫…。 部長 また居残りかぁ。 104 00:08:07,320 --> 00:08:11,658 (2人)んっ…。 部長 お先に失礼します! 105 00:08:11,658 --> 00:08:15,995 最近 飯時には帰ってたのにな。 ああ…。 106 00:08:15,995 --> 00:08:20,667 オラッ! ハァハァ… ハァ…。 107 00:08:20,667 --> 00:08:23,870 飯 補給すっか。 108 00:08:25,839 --> 00:08:29,342 あ~む…。 109 00:08:29,342 --> 00:08:31,845 《なんか 味しねえ》 110 00:08:31,845 --> 00:08:35,615 毎日 これで満足してたはずなのに…。 111 00:08:35,615 --> 00:08:44,624 ♬~ 112 00:08:44,624 --> 00:08:49,029 すばらしいわ 帝乃さん。 10分 休憩にしましょう。 113 00:08:52,298 --> 00:08:56,636 《今日 必要な栄養を 完璧に配合したスムージー。 114 00:08:56,636 --> 00:08:59,639 飲む気がしない…》 115 00:09:05,145 --> 00:09:09,649 《お菓子 あんま おいしくないっすね》 116 00:09:09,649 --> 00:09:11,818 あ~ もう…。 117 00:09:11,818 --> 00:09:16,022 《いや… 余計なこと考えている 暇なんかないのに…》 118 00:09:21,327 --> 00:09:25,632 《んっ? あっ… あぁ~!》 119 00:09:30,170 --> 00:09:34,607 《もう…》 《前の生活に 戻るだけのはずなのに…》 120 00:09:34,607 --> 00:09:37,110 《出てくんじゃねえって…》 121 00:09:40,113 --> 00:09:43,450 《どうして 娘たちの邪魔をするんだ?》 122 00:09:43,450 --> 00:09:46,286 《仲よく そろって ごはんを食べたいなんて➨ 123 00:09:46,286 --> 00:09:48,455 俺がしたいだけなんだ。 124 00:09:48,455 --> 00:09:53,126 なんてことない話をしながら みんなで笑い合って…。 125 00:09:53,126 --> 00:09:56,463 そんな ドラマみたいな家族が 理想なんて➨ 126 00:09:56,463 --> 00:09:59,966 それこそ 凡人の考え… ハッ!》 127 00:09:59,966 --> 00:10:04,471 《昴:私も このホームドラマが いちばん好き。 128 00:10:04,471 --> 00:10:06,973 いいよね そこ》 129 00:10:06,973 --> 00:10:09,476 《いや… 俺は➨ 130 00:10:09,476 --> 00:10:11,978 俺にできる家族をやるんだ!》 131 00:10:17,984 --> 00:10:20,487 あっ…。 132 00:10:20,487 --> 00:10:23,156 《いってらっしゃい!》 133 00:10:23,156 --> 00:10:27,494 《「いってらっしゃい」も なくなっちまったな》 134 00:10:27,494 --> 00:10:31,164 部長 また サラダチキン? んっ? 135 00:10:31,164 --> 00:10:34,667 よく飽きませんねぇ。 しかも じか食い…。 136 00:10:34,667 --> 00:10:37,670 味より栄養だよ 栄養! 137 00:10:37,670 --> 00:10:40,173 あとは プロテインバー食っときゃ…。 138 00:10:40,173 --> 00:10:42,842 あっ… なんだ? これ。 139 00:10:42,842 --> 00:10:45,678 (2人)えっ? お弁当あるじゃん! 140 00:10:45,678 --> 00:10:48,681 しかも 手作り? めっちゃおいしそう! 141 00:10:48,681 --> 00:10:50,683 あっ ああ…。 142 00:10:50,683 --> 00:11:01,694 ♬~ 143 00:11:01,694 --> 00:11:05,198 (三和/一輝)転校生のやつ…。 144 00:11:05,198 --> 00:11:09,035 《部長… 部長! 145 00:11:09,035 --> 00:11:12,038 あっ…。 何か 嫌いなものでも? 146 00:11:12,038 --> 00:11:14,374 あたしが食べてあげますよ~。 あっ…。 147 00:11:14,374 --> 00:11:16,876 い… いや 食うよ。 食うって。 148 00:11:16,876 --> 00:11:20,547 な~んだ 残念。 ねえ。 (笑い声) 149 00:11:20,547 --> 00:11:23,716 《あのバカ野郎が…。 150 00:11:23,716 --> 00:11:27,720 んなことされたら 腹ん中どころか➨ 151 00:11:27,720 --> 00:11:32,392 胸のほうまで いっぱいで… 食えねえよ》 152 00:11:32,392 --> 00:11:36,996 (寝息) 153 00:11:36,996 --> 00:11:39,832 《わぁ…。 154 00:11:39,832 --> 00:11:43,670 キレイに食べてくれたんだ》 155 00:11:43,670 --> 00:11:47,840 (一輝)転校生 こっちへ来てくれ。 あっ はい。 156 00:11:47,840 --> 00:11:50,677 協定を結ぼう 転校生。 157 00:11:50,677 --> 00:11:53,680 えっ… 競艇? 158 00:11:53,680 --> 00:11:56,849 父さんに言われたろ? 何か結果を出さねば➨ 159 00:11:56,849 --> 00:12:00,853 きっと うちを追い出される。 あっ… はい。 160 00:12:00,853 --> 00:12:04,190 そこでだ。 僕たちのサポーターとして➨ 161 00:12:04,190 --> 00:12:07,527 お前を全面的に受け入れる。 えっ? 162 00:12:07,527 --> 00:12:11,531 僕は 難役のオーディションがある。 全力で支えろ。 163 00:12:11,531 --> 00:12:15,034 あたしも 大会連覇が かかってるからな。 164 00:12:15,034 --> 00:12:17,870 うちも タイトル獲得しなきゃっす。 165 00:12:17,870 --> 00:12:21,874 頼んだっすよ 転校生。 166 00:12:21,874 --> 00:12:24,711 はい! 167 00:12:24,711 --> 00:12:27,213 お弁当 毎日作りますね! 168 00:12:27,213 --> 00:12:29,882 家族ですから。 (三姉妹)家族ではない。 169 00:12:29,882 --> 00:12:32,585 (2人)サポーターだ。 サポーターっす。 アハハ。 170 00:12:35,154 --> 00:12:37,323 はい 今日のお弁当です。 171 00:12:37,323 --> 00:12:40,994 サンキュー。 もらおう。 どうもっす。 172 00:12:40,994 --> 00:12:44,831 7時には 全員帰る予定だ。 了解です。 173 00:12:44,831 --> 00:12:46,833 いってらっしゃい。 174 00:12:53,673 --> 00:12:57,343 《やっぱり…》 《いってらっしゃいって…》 175 00:12:57,343 --> 00:12:59,846 《いいな》 176 00:12:59,846 --> 00:13:03,016 《これが 俺にできる精いっぱいだけど➨ 177 00:13:03,016 --> 00:13:05,018 頑張ろう!》 178 00:13:07,854 --> 00:13:09,856 んっ…。 179 00:13:15,028 --> 00:13:17,530 二幕目 お昼からだって。 180 00:13:17,530 --> 00:13:20,366 あっ… 一輝様も そろそろ準備を。 181 00:13:20,366 --> 00:13:22,869 あ… ああ。 すぐ行くよ。 182 00:13:22,869 --> 00:13:27,540 《違う… こういうことじゃない》 183 00:13:27,540 --> 00:13:29,542 (掛け声) 184 00:13:29,542 --> 00:13:32,378 次 1年 入れ! (部員たち)はい! 185 00:13:32,378 --> 00:13:34,981 部長 スマホ鳴ってますよ。 186 00:13:34,981 --> 00:13:37,317 練習中に… 一体 誰だ? 187 00:13:37,317 --> 00:13:39,318 📱(バイブ音) 188 00:13:39,318 --> 00:13:41,654 えっ! も… もしもし? 189 00:13:41,654 --> 00:13:43,656 お… お久しぶりです! 190 00:13:43,656 --> 00:13:46,826 (龍巳)よう 二琥。 活躍してるみたいだな。 191 00:13:46,826 --> 00:13:49,829 📱は… はい。 あっ いえ… とんでもない。 192 00:13:49,829 --> 00:13:52,498 フッ… 相変わらずだな。 193 00:13:52,498 --> 00:13:55,335 📱こっちも 海外遠征 終わったところだ。 194 00:13:55,335 --> 00:13:58,671 📱次の大会で 成長を見るの 楽しみにしてるぞ。 195 00:13:58,671 --> 00:14:00,673 オッス! 196 00:14:05,011 --> 00:14:07,013 あっ…。 197 00:14:07,013 --> 00:14:10,350 ちゃんと先を読んでるか? 198 00:14:10,350 --> 00:14:13,519 参りました。 うん。 199 00:14:13,519 --> 00:14:17,190 なあ 三和。 まだ 決心はつかないのか? 200 00:14:17,190 --> 00:14:20,860 んっ…。 そろそろ どの道に進むべきか➨ 201 00:14:20,860 --> 00:14:24,864 ちゃんと決めなさい。 はい…。 202 00:14:28,701 --> 00:14:31,537 《初めての 女役のオーディション…》 203 00:14:31,537 --> 00:14:34,640 《あの人も出る大会で 連覇を…》 204 00:14:34,640 --> 00:14:38,144 《タイトルへの挑戦。 それとも…》 205 00:14:38,144 --> 00:14:41,147 《さすが 三帝だ! 期待してます! 206 00:14:41,147 --> 00:14:43,649 更なる結果を出せ》 207 00:14:48,154 --> 00:14:50,323 フン フン フン…。 208 00:14:50,323 --> 00:14:53,659 あっ おかえりなさい。 フン…。 209 00:14:53,659 --> 00:14:56,162 (三姉妹)何をやっている? 210 00:14:56,162 --> 00:14:58,498 新メニューの うどん作りです! 211 00:14:58,498 --> 00:15:01,501 全粒粉入りで 栄養価は高くなりつつ➨ 212 00:15:01,501 --> 00:15:03,503 血糖値の上昇は抑えられ…。 213 00:15:03,503 --> 00:15:06,839 うわっ… あだ~! 214 00:15:06,839 --> 00:15:09,675 (三姉妹)あっ…。 フフッ。 (2人)ハァ…。 215 00:15:09,675 --> 00:15:11,677 今日は みんな早いんだ。 216 00:15:11,677 --> 00:15:15,515 たまには 飯につきあってやる。 はい! 217 00:15:15,515 --> 00:15:17,517 へい お待ち! 218 00:15:17,517 --> 00:15:19,519 《んっ…》 219 00:15:19,519 --> 00:15:22,021 三和さんのは イワシとろろうどんです。 220 00:15:22,021 --> 00:15:24,023 ありがとうっす~。 221 00:15:24,023 --> 00:15:28,694 《しかし なんなんだろうな… こいつの料理スキル。 222 00:15:28,694 --> 00:15:30,897 でも…》 223 00:15:34,967 --> 00:15:38,304 味は ほんと 普通なんだよな。 224 00:15:38,304 --> 00:15:40,473 やはりか! そうっすよね! 225 00:15:40,473 --> 00:15:43,476 見た目のわりに 普通すぎるくらい普通っす! 226 00:15:43,476 --> 00:15:46,979 《普通なんだけど…》 227 00:15:46,979 --> 00:15:51,984 《凡庸は悪だ。 誰よりも ぬきんでろ。 228 00:15:51,984 --> 00:15:55,488 それが 帝乃家の使命だ》 229 00:15:55,488 --> 00:15:58,491 《普通がいいなんて…》 230 00:15:58,491 --> 00:16:01,494 《2人:考えたことも なかったな》 231 00:16:03,496 --> 00:16:06,999 《よかった 4人で ごはんが食べれて》 232 00:16:06,999 --> 00:16:09,168 あっ… 一輝さん? 233 00:16:09,168 --> 00:16:12,071 貸せ 少し手伝ってやる。 234 00:16:14,006 --> 00:16:16,008 なんだ その顔は! 235 00:16:16,008 --> 00:16:18,344 お前のためじゃないぞ。 えっ? 236 00:16:18,344 --> 00:16:22,682 僕も その… 女子力とやらを 磨いておこうと思ってな。 237 00:16:22,682 --> 00:16:27,353 自分ちの皿を洗うのに 男も女もないと思いますけど。 238 00:16:27,353 --> 00:16:30,656 うるさいな 貸せ! あっ…。 239 00:16:34,460 --> 00:16:37,263 難役のオーディションは 順調ですか? 240 00:16:40,800 --> 00:16:45,137 わからん。 初めて演じるタイプの役だからな。 241 00:16:45,137 --> 00:16:49,642 正直 少し… いや かなり 不安だ。 242 00:16:49,642 --> 00:16:52,311 スゥー… ハァー。 243 00:16:52,311 --> 00:16:55,648 でも さっき 家に帰ってきたとき➨ 244 00:16:55,648 --> 00:17:00,486 何を そこまで不安がっていたのか 一瞬 忘れられた。 245 00:17:00,486 --> 00:17:06,158 だから… 大丈夫かもな。 246 00:17:06,158 --> 00:17:08,327 お前がいたからじゃないぞ! 247 00:17:08,327 --> 00:17:10,830 わかってますよ。 んっ? 248 00:17:10,830 --> 00:17:13,332 お前 指どうした? ああ…。 249 00:17:13,332 --> 00:17:15,501 実は よく切っちゃって。 250 00:17:15,501 --> 00:17:18,671 器用そうなのに。 そうでもないですよ? 251 00:17:18,671 --> 00:17:22,174 さっきも 鍋が熱いのを忘れて ヤケドしました。 252 00:17:22,174 --> 00:17:24,176 あっ…。 おい! 253 00:17:24,176 --> 00:17:26,512 えっ? 割れてない…。 254 00:17:26,512 --> 00:17:29,515 この家 高い食器が多いんで➨ 255 00:17:29,515 --> 00:17:32,952 硬質のプラスチック製に変えたんです。 256 00:17:32,952 --> 00:17:36,122 だから 一輝さんも いつでも落として大丈夫です! 257 00:17:36,122 --> 00:17:39,625 バカにするな! ったく…。 258 00:17:39,625 --> 00:17:45,298 《でも できないなりに めげずに やってるんだな》 259 00:17:45,298 --> 00:17:48,801 んっ… うぅ… わっ! 260 00:17:48,801 --> 00:17:50,803 だ… 大丈夫か? 261 00:17:50,803 --> 00:17:52,972 どひゃ… あ… 鼻血が。 262 00:17:52,972 --> 00:17:55,141 ちょっと こっち向いて。 263 00:17:55,141 --> 00:17:57,143 うわっ…。 264 00:18:11,657 --> 00:18:15,328 《今 唇に あったかくて 柔らかいものが…。 265 00:18:15,328 --> 00:18:19,665 あっ! 一輝さんとキスしたな 俺!》 266 00:18:19,665 --> 00:18:23,002 すすす… すみません 一輝さん! ほんと すみません! 267 00:18:23,002 --> 00:18:26,005 あ~ もう… すみませんしか 出てこなくて すみません! 268 00:18:26,005 --> 00:18:28,674 やめろ。 うろたえすぎだ 凡人め。 269 00:18:28,674 --> 00:18:31,510 あんなの事故だ。 キスのうちに入らん。 270 00:18:31,510 --> 00:18:33,946 あっ はい… 事故…。 271 00:18:33,946 --> 00:18:37,450 その血 早く止めろよ。 じゃあな。 272 00:18:37,450 --> 00:18:41,554 《いつもどおり… さすがだなぁ 一輝さん》 273 00:18:45,291 --> 00:18:47,793 《にしても 申し訳なかったな。 274 00:18:47,793 --> 00:18:51,297 事故とはいえ こんな鼻血男とキスなんて…。 275 00:18:51,297 --> 00:18:54,633 でも ほんとに 気にしてないんだろうなぁ。 276 00:18:54,633 --> 00:18:58,304 舞台で そういうシーン たくさん やってそうだし…》 277 00:18:58,304 --> 00:19:03,009 ハァ… 俺のファーストキスは 血の味だったな。 278 00:19:06,979 --> 00:19:09,815 なんか 今日 雨降りそうだな。 279 00:19:09,815 --> 00:19:11,817 予報でも見ておくか? 280 00:19:11,817 --> 00:19:14,653 📺『月曜ドラマ ファーストキス』。 281 00:19:14,653 --> 00:19:16,989 えっ? おい 天気は? 282 00:19:16,989 --> 00:19:18,991 ネットで調べろ。 283 00:19:18,991 --> 00:19:20,993 んっ? 284 00:19:23,662 --> 00:19:26,832 わぁ… あ~む。 285 00:19:26,832 --> 00:19:30,669 ん~! うまそうだな 三和。 286 00:19:30,669 --> 00:19:35,441 羨ましいっすか? 転校生が おやつに作ってくれたっす。 287 00:19:35,441 --> 00:19:40,546 まるで うるつやの唇みたいな 食感っすね~。 288 00:19:42,948 --> 00:19:46,252 ひっ… 一口くらいなら あげてもいいっすよ? 289 00:19:52,291 --> 00:19:55,628 一輝さん。 わ~! ノッ… ノックぐらいしろ! 290 00:19:55,628 --> 00:19:59,632 すみません… 失礼します。 291 00:19:59,632 --> 00:20:03,469 一輝さん あの… 一応 言っておきますけど。 292 00:20:03,469 --> 00:20:05,471 はぁ? なんだ? 293 00:20:05,471 --> 00:20:08,474 いや だから こないだのキスですよ。 294 00:20:08,474 --> 00:20:12,645 同居のポンコツが相手だなんて 一輝さんの経歴に傷がつきます。 295 00:20:12,645 --> 00:20:14,647 フン 当然だ。 296 00:20:14,647 --> 00:20:18,651 なので お互い なかったことにしましょうね。 297 00:20:18,651 --> 00:20:21,654 それでは 失礼しました。 298 00:20:26,659 --> 00:20:29,328 なかったこと? 299 00:20:29,328 --> 00:20:32,331 なかったことだと? 300 00:20:32,331 --> 00:20:36,168 あいつ… 殺す! 301 00:20:36,168 --> 00:20:39,672 《だが 転校生の言ったとおりだ。 302 00:20:39,672 --> 00:20:42,341 今は これに集中しないと…》 303 00:20:42,341 --> 00:20:45,511 《女の役ですか? 304 00:20:45,511 --> 00:20:50,182 お前も 一歌劇団の男役だけでは もの足りないだろう。 305 00:20:50,182 --> 00:20:53,352 どんな役もこなせてこそ 天才だ。 306 00:20:53,352 --> 00:20:57,189 帝乃家の長女としても➨ 307 00:20:57,189 --> 00:21:00,526 お前の才能を 見せつけてみなさい》 308 00:21:00,526 --> 00:21:05,197 あなたのことが 好きです。 309 00:21:05,197 --> 00:21:09,368 《いや 今の… 明らかに王子だろ》 310 00:21:09,368 --> 00:21:11,871 僕は 素が これだからな。 311 00:21:11,871 --> 00:21:15,374 女らしいしぐさって 一体…。 312 00:21:15,374 --> 00:21:17,543 《まずは 徹底した観察だ。 313 00:21:17,543 --> 00:21:19,879 相手の芝居から盗めば きっと…》 314 00:21:19,879 --> 00:21:22,214 お待ちください! 315 00:21:22,214 --> 00:21:25,551 愛しています 王子様…。 316 00:21:25,551 --> 00:21:28,554 《潤んだ瞳に かわいらしい声…。 317 00:21:28,554 --> 00:21:32,224 なるほど。 これが 女らしさか》 318 00:21:32,224 --> 00:21:36,629 フッ… 僕もだよ。 319 00:21:38,497 --> 00:21:40,499 あっ…。 320 00:21:43,502 --> 00:21:45,504 はい ストップ! 321 00:21:45,504 --> 00:21:47,840 帝乃さん 今日どうしたの? 322 00:21:47,840 --> 00:21:50,009 私生活で 何かあった? 323 00:21:50,009 --> 00:21:52,011 べ… 別に 何も! 324 00:21:52,011 --> 00:21:54,680 そう? でも 気を付けてね。 325 00:21:54,680 --> 00:21:57,683 ふだんの生活は 演技にも影響してくるんだから。 326 00:21:57,683 --> 00:22:01,687 あっ… はい。 327 00:22:07,026 --> 00:22:10,696 転校生。 一輝さん おかえりなさい。 328 00:22:10,696 --> 00:22:13,032 稽古が ハードになってきた。 329 00:22:13,032 --> 00:22:15,868 しばらく スタミナのつく料理を頼む。 330 00:22:15,868 --> 00:22:20,372 わかりました。 あと 僕専用のトリートメントが切れそうだ。 331 00:22:20,372 --> 00:22:22,374 補充しときます。 332 00:22:22,374 --> 00:22:25,878 《これこれ! いつもの日常って感じ》 333 00:22:29,381 --> 00:22:32,718 (一輝)あと お前 今週の日曜 空いてるか? 334 00:22:32,718 --> 00:22:37,656 俺は 年中 暇してますけど。 何かしてほしいんですか? 335 00:22:37,656 --> 00:22:41,160 えっ? あっ あっ…。 336 00:22:41,160 --> 00:22:44,663 転校生 お前とデートがしたい。 337 00:22:44,663 --> 00:22:46,999 へっ? なっ…。 338 00:22:46,999 --> 00:22:49,335 日曜 暇なんだろ? 339 00:22:49,335 --> 00:22:52,137 なら 僕とデートしろ。