1 00:00:03,103 --> 00:00:06,106 (生徒)結局 例のパーティーは 全員 欠席だったな。 2 00:00:06,106 --> 00:00:10,110 (生徒)王都ダンジョンに行ったきりで。 (生徒)卒業式に間に合わなかったね。 3 00:00:10,110 --> 00:00:12,112 (生徒)何かあったんじゃないの? 4 00:00:12,112 --> 00:00:17,117 無謀なんだよ 踏破新記録を目指すなんて。 彼らが いくら優秀でも。 5 00:00:20,120 --> 00:00:24,124 …まったく。 心配させおって。 6 00:00:24,124 --> 00:00:26,093 問題児どもが。 7 00:00:27,127 --> 00:00:30,130 (生徒)68層!? マジかよ! 8 00:00:30,130 --> 00:00:33,133 これまでの最高が37層だろ!? 9 00:00:33,133 --> 00:00:36,103 記録更新しすぎにもほどがある! 10 00:00:36,103 --> 00:00:38,105 (生徒)フロアボスのヒュドラも倒したって! 11 00:00:38,105 --> 00:00:41,108 (生徒)すっげえ! っていうか すごすぎ! 12 00:00:44,144 --> 00:00:46,213 (ローザ)4席 オーネスト・レイン。 13 00:00:46,213 --> 00:00:48,148 (オーネスト・レイン)サンキュー。 14 00:00:48,148 --> 00:00:50,117 (ローザ)3席 クラシア・アンネローゼ。 15 00:00:50,117 --> 00:00:52,119 (クラシア・アンネローゼ)ありがとう。 16 00:00:52,119 --> 00:00:55,122 (ローザ)次席 ヨルハ・アイゼンツ。 17 00:00:55,122 --> 00:00:57,190 (ヨルハ・アイゼンツ)ありがとうございます。 18 00:00:57,190 --> 00:01:00,127 (ローザ)そして 主席 アレク・ユグレット。 19 00:01:00,127 --> 00:01:02,095 (アレク・ユグレット)ありがとう。 ローザちゃん。 20 00:01:03,163 --> 00:01:07,167 「ちゃん」は やめろ! (クラシア・ヨルハ・オーネスト)ありがとう ローザちゃん。 21 00:01:09,136 --> 00:01:12,139 「ちゃん」は やめろと言うとるんだ!! 22 00:01:12,139 --> 00:01:14,107 (4人)ごめーん! ローザちゃん。 23 00:01:15,108 --> 00:01:18,111 (ローザ)やめんかーーーっ!! (4人の笑い声) 24 00:01:19,112 --> 00:01:22,082 (一同の笑い声) 25 00:01:28,088 --> 00:01:30,090 俺は 宮廷魔法師になるよ。 26 00:01:33,093 --> 00:01:37,097 親父には反対されてたけど それでも… ね…。 27 00:01:39,099 --> 00:01:43,103 (ため息) 宮廷魔法師は 給金がいいものね。 28 00:01:43,103 --> 00:01:47,107 せめて 親父には楽をさせてやりたいんだ。 29 00:01:47,107 --> 00:01:52,112 母さんが死んでから 男手ひとつで俺を育ててくれたし。 30 00:01:52,112 --> 00:01:54,081 それに…。 31 00:01:58,085 --> 00:02:01,088 本当は みんなで冒険者に! って思ってたけど…。 32 00:02:01,088 --> 00:02:06,126 ほら 冒険者は 安定とは正反対の職業だからなあ。 33 00:02:06,126 --> 00:02:10,130 …あーあ アレクが入ってくれりゃあ→ 34 00:02:10,130 --> 00:02:16,103 魔法学院 始まって以来の天才4人による 最強パーティーの完成だったんだがなあ。 35 00:02:16,103 --> 00:02:19,106 自分のことまで天才呼ばわりなのね。 36 00:02:19,106 --> 00:02:24,144 うるっせえ! 今年じゃなきゃ 俺様は間違いなく主席だっての! 37 00:02:24,144 --> 00:02:27,114 ああ そうなの? 4席さん。 38 00:02:27,114 --> 00:02:30,083 (オーネスト)くっ…! てめえだけは いつか ぶちのめす…! 39 00:02:30,083 --> 00:02:35,122 でもね アレク これだけは覚えておいてよ。 40 00:02:35,122 --> 00:02:40,127 宮廷魔法師と冒険者 今日から違う道を進むけど→ 41 00:02:40,127 --> 00:02:45,132 冒険者としてボクたちが立派になったら アレクを引き抜くつもりでいるし! 42 00:02:45,132 --> 00:02:51,104 ♬~ 43 00:02:51,104 --> 00:02:56,109 だからね… 困ったことがあったら ボクたちを頼ってよ。 44 00:02:56,109 --> 00:02:58,111 そして またいつか パーティーを組もう! 45 00:02:58,111 --> 00:03:04,084 ♬~ 46 00:03:04,084 --> 00:03:06,119 また一緒にパーティーを組もう。 47 00:03:06,119 --> 00:03:09,122 それが いつになるかは わからないけど…。 48 00:03:09,122 --> 00:03:11,091 それでも… うん…。 49 00:03:12,125 --> 00:03:15,095 約束だぜ。 いつか伝説の続きを。 50 00:03:15,095 --> 00:03:17,097 約束よ。 約束だよ。 51 00:03:20,100 --> 00:03:22,102 うん 約束だ。 52 00:03:23,103 --> 00:03:28,075 ♬~ 53 00:05:02,102 --> 00:05:04,104 (ヨルハ・アレク)カンパーイ! 54 00:05:04,104 --> 00:05:07,107 さあ 飲んで食べて! アレクの歓迎会だよ! 55 00:05:07,107 --> 00:05:10,110 ハハハ… ご機嫌だな ヨルハ。 56 00:05:10,110 --> 00:05:12,078 もちろんだよ! 57 00:05:14,080 --> 00:05:16,082 プハ~ッ! 58 00:05:18,118 --> 00:05:21,087 いーや! 不機嫌だよ!! 59 00:05:22,088 --> 00:05:24,090 最後の炎魔法といったら! 60 00:05:24,090 --> 00:05:28,128 危うくマッドワームごとローストチキンになる ところだったじゃないかー! 61 00:05:28,128 --> 00:05:31,097 いや ヨルハが大丈夫だって…。 62 00:05:31,097 --> 00:05:34,134 だとしても 程度ってものがある! 63 00:05:34,134 --> 00:05:40,140 ん? あれ…? ローストチキン? じゃなくて ローストワーム…? 64 00:05:42,108 --> 00:05:46,112 (寝息) 65 00:05:46,112 --> 00:05:48,114 酒の弱さも相変わらずか…。 66 00:05:51,117 --> 00:05:53,119 んん…。 67 00:05:55,121 --> 00:05:57,123 (レヴィエル・スタンツ)ヘッ お優しいことで。 68 00:05:59,092 --> 00:06:02,095 (レヴィエル)そのなりで フィーゼルの冒険者が務まるのかい? 69 00:06:05,098 --> 00:06:07,100 優男さんよ? 70 00:06:10,136 --> 00:06:13,106 チッ! 新入りのくせに生意気な野郎だ。 71 00:06:13,106 --> 00:06:15,108 礼儀ってもんを教えてやる!! 72 00:06:15,108 --> 00:06:17,110 (瓶の割れる音) 73 00:06:21,114 --> 00:06:24,084 ほう… 盾か。 74 00:06:26,086 --> 00:06:30,090 やっと こっちを見やがったな アレク・ユグレット。 75 00:06:31,091 --> 00:06:34,094 ガルダナの宮廷魔法師だったって? 76 00:06:34,094 --> 00:06:37,063 そんなエリート様が 冒険者とは物好きだねえ。 77 00:06:38,098 --> 00:06:40,100 通行証…? 78 00:06:40,100 --> 00:06:44,104 (レヴィエル) 酒まみれにしちまったわびだ。 やるよ。 79 00:06:44,104 --> 00:06:47,073 ただし 条件がある。 条件? 80 00:06:48,074 --> 00:06:52,178 魔法だ。 俺に魔法を見せてみろ。 81 00:06:52,178 --> 00:06:54,114 あんたは 一体…。 82 00:06:54,114 --> 00:06:58,084 うーん… あれ? ギルマス? 83 00:06:58,084 --> 00:07:02,088 ここで何をしているのー? ギルドマスター!? この人が!? 84 00:07:02,088 --> 00:07:04,090 フフッ… ついてきな! 85 00:07:05,091 --> 00:07:09,095 (レヴィエル)ようこそ ギルド地下闘技場へ。 86 00:07:09,095 --> 00:07:13,099 まっ 俺が勝手に 闘技場って呼んでるだけなんだがな。 87 00:07:13,099 --> 00:07:17,103 主に ここは パーティーランクの昇級試験に使ってんだ。 88 00:07:17,103 --> 00:07:20,106 腕試し… というわけですか。 89 00:07:20,106 --> 00:07:25,078 ルールはシンプル。 この俺に お前の魔法を認めさせることだ。 90 00:07:25,078 --> 00:07:27,080 今すぐなんて そんなむちゃな! 91 00:07:28,114 --> 00:07:31,084 俺は平気だ。 魔力も まだ残ってる。 92 00:07:31,084 --> 00:07:36,089 何より… 願ってもないチャンスだろ? ヨルハたちに追いつくために。 93 00:07:37,090 --> 00:07:41,094 …そうだね! こんなところで つまずいてはいられない! 94 00:07:44,097 --> 00:07:47,100 改めて自己紹介しよう。 95 00:07:47,100 --> 00:07:52,105 フィーゼル冒険者ギルド ギルドマスター レヴィエル・スタンツだ。 96 00:07:52,105 --> 00:07:54,107 その名前 聞き覚えがあります。 97 00:07:54,107 --> 00:07:59,112 Sランクパーティーを率いていた すご腕の魔法師… ですね。 98 00:07:59,112 --> 00:08:01,081 ハッ! 昔の話さ。 99 00:08:07,187 --> 00:08:09,122 サンダーボルト! 100 00:08:09,122 --> 00:08:11,124 フッ…! 101 00:08:12,125 --> 00:08:14,094 スプラッシュ!! 102 00:08:16,096 --> 00:08:18,098 《遠距離は不利か?》 103 00:08:20,133 --> 00:08:22,102 補助強化魔法。 104 00:08:23,136 --> 00:08:25,138 ジェットブースター! 105 00:08:25,138 --> 00:08:27,107 でいやっ! 106 00:08:31,111 --> 00:08:33,113 《速い…!》 107 00:08:34,114 --> 00:08:36,116 オラァ!! 108 00:08:39,119 --> 00:08:41,121 アレク…! 109 00:08:42,122 --> 00:08:44,124 フン! やるじゃねえか。 110 00:08:44,124 --> 00:08:49,129 その速度に威力。 さすがはSランク冒険者。 111 00:08:49,129 --> 00:08:53,199 さて どうやって あの攻撃をかわす…? 112 00:08:53,199 --> 00:08:55,101 あっ。 …フフッ。 113 00:08:55,101 --> 00:08:57,137 ん…? なんだ? 114 00:08:57,137 --> 00:09:01,107 いや すっかり癖になってるなって思ってさ。 115 00:09:01,107 --> 00:09:05,111 サポートに徹していた 宮廷魔法師の考え方がね。 116 00:09:05,111 --> 00:09:09,115 今は もう 俺を縛るルールはありません。 117 00:09:09,115 --> 00:09:11,117 遠慮せずにいきますよ。 118 00:09:11,117 --> 00:09:13,119 ああ 来い! 119 00:09:13,119 --> 00:09:15,088 魔力剣。 120 00:09:17,123 --> 00:09:21,094 ハッ! 盾の次は 剣ときたか! いいぜ いいぜ! 121 00:09:25,098 --> 00:09:27,100 スプラッシュ! 122 00:09:28,101 --> 00:09:30,069 てやっ…! 123 00:09:31,104 --> 00:09:34,107 そんなもんで 俺の拳を防げるか!? 124 00:09:34,107 --> 00:09:36,109 《確かに 防ぐのは難しい》 125 00:09:36,109 --> 00:09:39,078 《だけど 必ず ここへ攻撃は来る!》 126 00:09:40,080 --> 00:09:42,082 ジェットブースター!! 127 00:09:43,116 --> 00:09:45,085 それを狙うだけだ! 128 00:09:47,120 --> 00:09:49,088 サンダーボルト! 129 00:09:50,090 --> 00:09:52,091 うおおおーーっ!! 130 00:09:52,091 --> 00:09:58,097 ♬~ 131 00:09:58,097 --> 00:10:02,101 この短時間で 俺の魔法を破るとはな…。 132 00:10:02,101 --> 00:10:06,072 ヘッ… ヨルハの嬢ちゃんが 見込んだだけのことはあるか。 133 00:10:07,073 --> 00:10:09,075 それじゃ…。 134 00:10:09,075 --> 00:10:13,079 楽しいなあ おい! アレク・ユグレット!! 135 00:10:15,081 --> 00:10:17,083 竜鱗蠢く。 136 00:10:17,083 --> 00:10:32,098 ♬~ 137 00:10:32,098 --> 00:10:34,100 へえ…。 138 00:10:34,100 --> 00:10:36,102 俺のお気に入りのアーティファクトだ! 139 00:10:36,102 --> 00:10:40,106 本番は ここからだぜ! ジェットブースター!! 140 00:10:43,109 --> 00:10:46,079 床を…! なんて威力…! 141 00:10:48,081 --> 00:10:52,085 あいさつ代わりだ。 降参なんて言わねえよなあ? 142 00:10:52,085 --> 00:10:54,087 愚問ですね。 ハアッ! 143 00:10:57,090 --> 00:10:59,092 ヘッ… 効かねえなあ! 144 00:11:01,094 --> 00:11:03,096 ぐっ…! 145 00:11:05,098 --> 00:11:10,103 どうした どうした! 逃げてるだけじゃあ 合格点は やれねえぜ! 146 00:11:11,104 --> 00:11:16,109 そのアーティファクトの特殊能力だ! 回復魔法の効果がある! 147 00:11:17,110 --> 00:11:20,113 長期戦になるほど不利というわけか…! 148 00:11:20,113 --> 00:11:23,082 冗談じゃない! 回復されてたまるかよ! 149 00:11:26,119 --> 00:11:31,124 ヘッ… 効かねえよ。 もっと頑張らないと完全回復しちまうぜ? 150 00:11:31,124 --> 00:11:34,093 そっちこそ 焦ってるんじゃないですか? 151 00:11:34,093 --> 00:11:36,095 チッ! 何 のんきに笑っていやがる! 152 00:11:37,096 --> 00:11:39,098 フッ!! 153 00:11:42,135 --> 00:11:45,104 むっ…! しゃらくせえ! 154 00:11:46,105 --> 00:11:48,107 おりゃあ!! 155 00:11:48,107 --> 00:11:50,109 いい加減 ぶっ倒れちまえやっ!! 156 00:11:50,109 --> 00:11:52,111 シールド。 157 00:11:54,113 --> 00:11:57,116 アレク! 今だ! いっけ~~~っ!! 158 00:11:57,116 --> 00:12:00,086 ハアーーッ!! うおっ…!! 159 00:12:05,091 --> 00:12:08,094 んんっ…! うおおお~~~っ!! 160 00:12:08,094 --> 00:12:15,134 ♬~ 161 00:12:15,134 --> 00:12:18,104 まったく… これの どこが腕試しだって? 162 00:12:18,104 --> 00:12:20,106 ぐあっ…! 163 00:12:23,109 --> 00:12:26,112 くっ…! もう 魔力が…。 164 00:12:26,112 --> 00:12:28,114 (倒れる音) 165 00:12:28,114 --> 00:12:30,083 アレク! 166 00:12:32,118 --> 00:12:34,120 限界だったんだ…。 167 00:12:34,120 --> 00:12:39,092 決まりだな。 アレク・ユグレット この勝負…。 168 00:12:39,092 --> 00:12:43,096 (オーネスト) おいおいおい… 遅えと思ったら なんだよ。 169 00:12:43,096 --> 00:12:46,099 随分 面白えことやってんじゃねえか。 170 00:12:46,099 --> 00:12:49,135 ダセえぜ ジジイ。 ざまあみろだ。 171 00:12:49,135 --> 00:12:53,106 Sランク冒険者が奥の手使って このざまとはよ。 172 00:12:53,106 --> 00:12:58,111 うるせえなあ! 言われずとも認めてやるよ。 173 00:12:58,111 --> 00:13:02,115 こんだけやれりゃあ 文句はねえ。 通行証でもなんでも持ってけ! 174 00:13:02,115 --> 00:13:04,083 (オーネスト)フッ…。 175 00:13:09,088 --> 00:13:14,093 だってよ アレク。 このクソ勝負は てめえの勝ちだ。 176 00:13:14,093 --> 00:13:16,062 …って 聞いちゃいねえ! 177 00:13:19,065 --> 00:13:22,035 (オーネスト)アレクの奴 宮廷で いろいろあったって? 178 00:13:22,035 --> 00:13:25,038 うん 話すと長くなるけどね。 179 00:13:25,038 --> 00:13:27,040 (レヴィエル)ああ~…! 180 00:13:27,040 --> 00:13:31,044 ははあ… ガルダナお決まりの選民思想ってやつか? 181 00:13:32,078 --> 00:13:36,082 宮廷なんぞ 平民がうろつく場所じゃねえんだって。 182 00:13:36,082 --> 00:13:40,053 血筋と地位こそ全てだって連中の 巣窟だっつうの。 183 00:13:40,053 --> 00:13:43,056 俺なんて 一日でおかしくなるわ。 184 00:13:43,056 --> 00:13:48,027 だから 大したもんじゃねえの? 4年も堪え忍べただけでよ。 185 00:13:50,063 --> 00:13:52,065 っんだよ! ヨルハ その顔は!! 186 00:13:52,065 --> 00:13:56,035 別にー? ボクも同感だなーって。 187 00:13:56,035 --> 00:13:58,037 チッ!! あっ もう! 188 00:13:59,072 --> 00:14:01,040 (ミーシャ)ギルマス! た… 大変です! 189 00:14:01,040 --> 00:14:03,042 ミーシャ どうしたの? 190 00:14:03,042 --> 00:14:07,046 あっ ヨルハさん! やばいんです! とにかく ギルドマスターは…。 191 00:14:07,046 --> 00:14:09,048 えっ? ええええ~! 192 00:14:09,048 --> 00:14:13,052 (レヴィエル)仕事に行ってくらあ。 棚の酒には触るなよ。 193 00:14:14,053 --> 00:14:17,023 トラブルかな…? (オーネスト)さあな。 194 00:14:18,057 --> 00:14:21,027 どうせ 喧嘩かなんかだろ。 195 00:14:23,029 --> 00:14:28,034 そんじゃ 聞かせてもらおうか? いろいろとあった いろいろの部分をよ。 196 00:14:30,036 --> 00:14:32,038 (オーネスト)はあ~っ!? 197 00:14:32,038 --> 00:14:38,044 王太子様のお守りに! 剣禁止! 荷物持ち! アイテム係! 198 00:14:38,044 --> 00:14:42,048 目立つ魔法も御法度!? っんだ そりゃあ!? 199 00:14:42,048 --> 00:14:44,016 ボクも腹が立つよ。 200 00:14:44,016 --> 00:14:49,021 イチャモンつけてえだけじゃねえか! 三重苦どころの話じゃねえな! 201 00:14:49,021 --> 00:14:53,993 揚げ句 補助魔法を役立たず呼ばわりだからね! 202 00:14:55,027 --> 00:14:59,031 補助魔法? アレクの奴 そんなもん使えたっけか? 203 00:14:59,031 --> 00:15:03,035 全く。 学院時代は ボクがいたからね。 204 00:15:03,035 --> 00:15:08,040 つまり… 一から習得したのかよ? 適性のない補助魔法を。 205 00:15:08,040 --> 00:15:11,043 すごいよ! 驚きだよね。 206 00:15:11,043 --> 00:15:15,047 特に 防御魔法は かなりのレベルになっているよ! 207 00:15:15,047 --> 00:15:21,020 剣も 得意の魔法も使わず お守りをやっていた そんな男をよ→ 208 00:15:21,020 --> 00:15:25,057 ガルダナの王子様は 役立たずと言ったのか? 209 00:15:25,057 --> 00:15:29,028 パーティーに必要ないって追放したんだ。 210 00:15:30,029 --> 00:15:32,031 (オーネスト)ぐっ…! (割れる音) 211 00:15:36,035 --> 00:15:41,040 あ… オーネスト…? 何やってんだ? 212 00:15:41,040 --> 00:15:45,044 おう 八つ当たりだ。 気にすんな。 213 00:15:45,044 --> 00:15:48,047 はあ…。 ヨルハ 俺…。 214 00:15:48,047 --> 00:15:53,019 安心して アレク! ジャーン! 通行証はゲットしたよ。 215 00:15:53,019 --> 00:15:59,058 そうか。 じゃあ 一緒に行けるんだな 攻略中のダンジョンへ。 216 00:15:59,058 --> 00:16:02,061 (オーネスト)いーや!! んなもん 後回しだ! 217 00:16:02,061 --> 00:16:05,031 俺らには もっと重大な 今すぐ やるべきことがある! 218 00:16:07,066 --> 00:16:11,070 復讐だよ!! まずは ガルダナ宮廷に殴り込む! 219 00:16:11,070 --> 00:16:16,042 そんで クソ王子様とパーティーの奴らを ギッタギタにしてやるぜ! 220 00:16:16,042 --> 00:16:19,045 落ち着け オーネスト。 221 00:16:19,045 --> 00:16:23,049 全く… とは言わないが 俺は そこまで気にしてない。 222 00:16:23,049 --> 00:16:28,054 いいや ダメだ!! やられたら やり返す! 常識だろ!? 223 00:16:28,054 --> 00:16:33,059 それは オーネストの中の常識であって 間違っても 世間一般の常識じゃない。 224 00:16:33,059 --> 00:16:38,064 パーティー同士の喧嘩は ルール違反。 それこそ常識…。 225 00:16:38,064 --> 00:16:42,034 ヨルハは平気なのか? 仲間を こんなコケにされて。 226 00:16:44,036 --> 00:16:46,038 ボクだって… 本当は…。 227 00:16:46,038 --> 00:16:50,142 オーネスト。 リーダーを困らせるなよ。 228 00:16:50,142 --> 00:16:53,045 それに 俺が冒険を全力で楽しむこと。 229 00:16:53,045 --> 00:16:58,050 それで 十分 あの王太子を見返せると思うんだよな。 230 00:16:58,050 --> 00:17:00,052 見返す…? 231 00:17:00,052 --> 00:17:03,055 それだぜ アレク! 232 00:17:03,055 --> 00:17:06,058 俺らが 世界で一番強え冒険者になりゃいいんだ! 233 00:17:06,058 --> 00:17:10,062 そしたら 宮廷の奴ら さぞや悔しがるだろうぜ! 234 00:17:10,062 --> 00:17:16,102 国難でも起きりゃあ それ見たことか 真っ先に俺らを頼るに決まってるぜ! 235 00:17:16,102 --> 00:17:22,074 「オーネスト様 どうか どうか お願いします 助けてください!」ってな! どうだ!! 236 00:17:24,043 --> 00:17:26,078 待ちきれねえってもんだろ! 237 00:17:26,078 --> 00:17:32,084 高慢ちきな貴族どもや 例の王子様に 「NO」と断ってやる その瞬間がな! 238 00:17:33,019 --> 00:17:38,057 世界一か。 王太子の護衛よりは魅力的だな。 239 00:17:38,057 --> 00:17:40,026 おうよ! 240 00:17:43,062 --> 00:17:48,034 (クリスタの荒い息) 241 00:17:48,034 --> 00:17:53,039 Sランクパーティーにトラブルとなれば ギルド全体の大問題だ。 242 00:17:53,039 --> 00:17:57,043 一体 「緋色の花」に何があった? クリスタ。 243 00:17:57,043 --> 00:18:02,014 (クリスタ)助けが必要だ。 すぐにメンバーを集めてくれ。 244 00:18:04,050 --> 00:18:09,021 (レヴィエル)まあ 突然の招集で こんだけ集まれば上等か。 245 00:18:09,021 --> 00:18:15,027 もう大体 俺が お前らを集めた理由は わかってると思うが 改めて。 246 00:18:15,027 --> 00:18:17,063 そこにいるクリスタのパーティー→ 247 00:18:17,063 --> 00:18:20,066 リクロマの救出に向かうパーティーを 構成する。 248 00:18:20,066 --> 00:18:23,035 場所は タンク殺しの64層だ。 249 00:18:33,045 --> 00:18:35,047 クラシア…。 250 00:18:35,047 --> 00:18:39,018 何を難しい顔をしているの? アレク。 老けて見えるわよ? 251 00:18:39,018 --> 00:18:44,023 そうか…。 その… 元気してたか? 252 00:18:44,023 --> 00:18:46,025 私のセリフ。 253 00:18:46,025 --> 00:18:50,029 まあ その様子じゃ 元気にしてはいなかったみたいだけど。 254 00:18:50,029 --> 00:18:52,031 ハハ…。 255 00:18:52,031 --> 00:18:55,034 何か会議してるんでしょう? 行かなかったの? 256 00:18:55,034 --> 00:18:59,038 呼ばれたのは フィーゼルのAランク冒険者たちだ。 257 00:18:59,038 --> 00:19:02,041 俺は まだ部外者みたいなものだから。 258 00:19:02,041 --> 00:19:04,010 ふーん…。 259 00:19:06,078 --> 00:19:08,047 ヒール。 260 00:19:16,055 --> 00:19:20,059 アレクが どこで何してたって 私は口出ししないけど→ 261 00:19:20,059 --> 00:19:25,064 つらい時は話してみれば? 回復魔法は得意だから。 262 00:19:25,064 --> 00:19:31,037 ハハ… そうする。 その… 目立たず 波風を立てず… さ。 263 00:19:33,039 --> 00:19:36,042 宮廷で身につけた処世術が 抜けきらなくてね。 264 00:19:36,042 --> 00:19:40,046 どうしても まだ警戒してしまうんだ。 265 00:19:40,046 --> 00:19:44,050 ここにいる冒険者は 貴族とは違うって わかっているんだけど。 266 00:19:45,051 --> 00:19:47,086 …大変だったのね。 267 00:19:47,086 --> 00:19:51,057 いや…。 うん… そうだな。 268 00:19:52,058 --> 00:19:56,062 さすがクラシア。 少し気分が楽になったよ。 269 00:19:56,062 --> 00:19:58,064 ん…。 (ドアが勢いよく開く音) 270 00:19:58,064 --> 00:20:01,033 アレク!! お待ちかねの冒険だぜ! 271 00:20:01,033 --> 00:20:04,036 ジジイ直々の救出ミッションだ! 272 00:20:06,072 --> 00:20:08,074 タンク殺し? 273 00:20:08,074 --> 00:20:13,079 ボクたちが攻略中の フィーゼル西ダンジョンのことだよ。 274 00:20:13,079 --> 00:20:17,083 回復魔法が一切使えないんだ。 つまり ポーション頼り。 275 00:20:17,083 --> 00:20:19,051 そりゃまた…。 276 00:20:19,051 --> 00:20:23,055 そんな所に挑むのに よく反対しなかったな クラシア。 277 00:20:23,055 --> 00:20:27,059 はあ? めちゃくちゃに反対したわよ! 278 00:20:27,059 --> 00:20:31,063 なのに このバカが バカ強引に バカ決めたのよ! 279 00:20:31,063 --> 00:20:34,066 本当にバカ!! 280 00:20:34,066 --> 00:20:36,035 ふかしてんなよ 潔癖症! 281 00:20:36,035 --> 00:20:40,039 多数決だろ!? 脳に土でも詰まってんのか! 282 00:20:43,042 --> 00:20:47,046 そのリクロマというパーティーが タンク殺しを攻略中→ 283 00:20:47,046 --> 00:20:51,050 フロアボスとの戦闘で全滅しかけ そして…。 284 00:20:51,050 --> 00:20:55,054 クリスタ一人を地上へ戻したんだ。 ギルドに助けを求めるためにね。 285 00:20:57,056 --> 00:20:59,058 フロアボスの性質的に→ 286 00:20:59,058 --> 00:21:02,061 まず間違いなく アレク頼りになる。 287 00:21:02,061 --> 00:21:06,132 だから 本当に このミッションを受けて 64層に向かうかどうかは→ 288 00:21:06,132 --> 00:21:08,033 アレクが決めて。 289 00:21:08,033 --> 00:21:13,038 フロアボスとの戦いで負担が大きいのは 間違いなくアレクだから。 290 00:21:13,038 --> 00:21:18,043 少し腕が落ちてるかもって不安を除けば 何も問題ないよ。 291 00:21:18,043 --> 00:21:22,047 んじゃ ジジイどもに先越される前に とっとと向かうぞ。 292 00:21:22,047 --> 00:21:26,051 もしかして ギルマスも64層に向かうの? 293 00:21:26,051 --> 00:21:30,022 うん。 今回は ギルマスの臨時パーティーとボクたち→ 294 00:21:30,022 --> 00:21:33,058 2つのパーティーで 向かうことになっている。 295 00:21:33,058 --> 00:21:38,063 つまり 何? 私たちは 結局 おまけってこと? 296 00:21:38,063 --> 00:21:41,033 おまけか。 そりゃいいや。 297 00:21:41,033 --> 00:21:45,037 (オーネスト)うう~~っ…!! いーや 待て待て! おかしいだろ! 298 00:21:45,037 --> 00:21:48,040 潔癖症もアレクも 少しは怒るなりしろよ! 299 00:21:48,040 --> 00:21:51,043 いやあ…。 だって 事実だし? 300 00:21:51,043 --> 00:21:56,048 おまけは俺だよ。 ここにいる資格だって 本当は…。 301 00:21:56,048 --> 00:21:59,051 (オーネスト)アレク以外に誰がいるってんだよ。 302 00:22:02,054 --> 00:22:06,058 他の奴らじゃ どいつもこいつも俺様には足手まといだ。 303 00:22:06,058 --> 00:22:10,029 最強のパーティーには 最強の魔法師が必要だからな。 304 00:22:10,029 --> 00:22:12,031 っていうか 違うってば。 305 00:22:12,031 --> 00:22:16,035 ギルマスは 「アレクが行くなら許可する」 って言ったんだよ。 306 00:22:16,035 --> 00:22:19,038 3人だけなら それこそ お留守番だったの! 307 00:22:19,038 --> 00:22:21,073 そう… なのか? 308 00:22:21,073 --> 00:22:26,045 フフッ… アレク すっかりギルマスに気に入られちゃったわね。 309 00:22:27,046 --> 00:22:30,049 よーし パーティーの申請してくんぜ! 310 00:22:30,049 --> 00:22:34,053 これで ラスティングピリオド 完全復活ってわけだ! 311 00:22:34,053 --> 00:22:43,062 ♬~ 312 00:22:43,062 --> 00:22:46,065 さあて 伝説の続きといくか。 313 00:22:47,066 --> 00:22:49,034 また懐かしい言葉を持ち出すね。 314 00:22:50,035 --> 00:22:52,104 当たり前だろうが。 315 00:22:52,104 --> 00:22:54,039 王都のダンジョンなんざ→ 316 00:22:54,039 --> 00:22:56,041 伝説の序章も序章だっつうの。 317 00:22:56,041 --> 00:22:58,043 というか あの時の続きをするために→ 318 00:22:58,043 --> 00:23:00,045 3人で潜り続けてたんだろうが。 319 00:23:00,045 --> 00:23:02,047 えっ そんなこと知らなかった。 320 00:23:02,047 --> 00:23:05,050 私も知らなかったわね。 はあ~っ!? 321 00:23:06,051 --> 00:23:09,054 また4人でダンジョンに潜れたら。 322 00:23:09,054 --> 00:23:12,057 ボクは そう考えてただけだから。 そうね。 323 00:23:13,058 --> 00:23:16,028 フフッ…。 おい! てめっ… 笑ってんじゃねえ! 324 00:23:17,062 --> 00:23:20,032 まあ なんだ。 待たせて悪かった。 325 00:23:21,066 --> 00:23:24,036 ケッ… 俺らが 好きで待ってただけだ。 326 00:23:24,036 --> 00:23:27,072 だから そんなことで いちいち謝ってんじゃねえよ。 327 00:23:27,072 --> 00:23:30,075 今度は 学院なんて ちっぽけな場所じゃあねえ。 328 00:23:30,075 --> 00:23:34,046 世界にだ。 世界に 俺らの名をとどろかせてやろうや! 329 00:23:36,048 --> 00:23:38,050 (オーネスト)度肝 抜いてやんぞ! 330 00:23:41,053 --> 00:23:44,023 (一同)ラスティングピリオド!