1 00:00:01,101 --> 00:00:04,137 (レグルス・ガルダナ) なぜだ? なぜだ!? なぜだっ!? 2 00:00:04,137 --> 00:00:08,108 レニー! 何をしている!? さっさと魔法をぶちかませ! 3 00:00:08,108 --> 00:00:12,112 (レニー)し… しかし 殿下! いいから やれ! 4 00:00:14,114 --> 00:00:16,083 ううっ…! 5 00:00:17,117 --> 00:00:21,121 やっ… やっぱりダメです~! 魔法が発動できませ~ん! 6 00:00:21,121 --> 00:00:23,123 だから それは なぜなんだ!? 7 00:00:23,123 --> 00:00:26,093 まったく! どいつもこいつも役立たずめ! 8 00:00:26,093 --> 00:00:28,128 かくなる上は…。 9 00:00:28,128 --> 00:00:31,098 (レニー)殿下!? (レグルス)僕の剣技で圧倒してやる! 10 00:00:32,132 --> 00:00:34,101 えっ…? 11 00:00:34,101 --> 00:00:36,136 ぐはっ! 12 00:00:36,136 --> 00:00:40,107 (レニー)殿下~~! 撤退よ! 殿下を回収して! 13 00:00:42,109 --> 00:00:45,112 《ああ… なぜだ…》 14 00:00:45,112 --> 00:00:50,117 《あの程度の一撃 僕の防御力なら難なく防げるはずなのに…》 15 00:00:50,117 --> 00:00:52,119 《剣を握る腕が重い…》 16 00:00:52,119 --> 00:00:54,121 《僕は どうしてしまったんだ…》 17 00:00:54,121 --> 00:00:59,126 《思えば 奴をクビにしてから ずっと…》 18 00:00:59,126 --> 00:01:02,129 そうか… わかったぞ! 19 00:01:02,129 --> 00:01:04,131 アレク・ユグレット…! 20 00:01:04,131 --> 00:01:09,136 クビになった腹いせに 僕に呪いをかけやがったな! 21 00:01:09,136 --> 00:01:14,141 卑怯な平民め~~~!! 22 00:01:15,108 --> 00:01:20,113 ♬~ 23 00:02:54,107 --> 00:02:57,110 (レグルス)着任早々すまないな ヴォガン。 24 00:02:57,110 --> 00:02:59,112 いいえ。 25 00:02:59,112 --> 00:03:01,114 で どうだった? 26 00:03:01,114 --> 00:03:04,084 (ヴォガン)殿下に 呪術の類いは 一切かけられていない。 27 00:03:04,084 --> 00:03:06,119 なっ…! (ヴォガン)単なる思い違いだ。 28 00:03:06,119 --> 00:03:08,088 くっ…。 嘘だ! 29 00:03:08,088 --> 00:03:11,124 では この現状は 僕のせいだと言いたいのか!? 30 00:03:11,124 --> 00:03:13,093 (ヴォガン)事実を申し上げたまで。 31 00:03:13,093 --> 00:03:19,099 そんなはずはない! 僕は呪われたんだ! あの卑怯な平民 アレク・ユグレットに! 32 00:03:19,099 --> 00:03:22,102 アレク・ユグレットか…。 33 00:03:22,102 --> 00:03:24,104 あり得ないんだよ! 34 00:03:24,104 --> 00:03:28,141 でなければ 30層ごときに この僕が手間取るなど…。 35 00:03:28,141 --> 00:03:35,115 (ヴォガン)30層は 魔法無効のフロア。 強化系の補助魔法も使用不可能では? 36 00:03:35,115 --> 00:03:37,084 補助魔法だと? 37 00:03:37,084 --> 00:03:42,089 ハッ! あんなもの 臆病者が使う おまけのような魔法じゃないか! 38 00:03:42,089 --> 00:03:44,091 僕には 全く関係ない。 39 00:03:44,091 --> 00:03:50,130 もしも 呪いではないとすれば… あの男め この僕に 一体 何を…? 40 00:03:50,130 --> 00:03:53,133 (ヴォガン)しかし 妙だ。 何がだ? 41 00:03:53,133 --> 00:03:59,106 アレク・ユグレットに聞かなかったか? 30層は魔法無効であることを。 42 00:03:59,106 --> 00:04:03,110 (レグルス)どうして そこで あの役立たずの名が出てくるんだ? 43 00:04:03,110 --> 00:04:09,116 彼は 68層を踏破した伝説の学生パーティー その一人だ。 44 00:04:09,116 --> 00:04:12,119 フッ…。 ハハハハッ…! 45 00:04:12,119 --> 00:04:16,123 そんな噂は 平民どもの こすっからいホラ話だぞ! 46 00:04:16,123 --> 00:04:18,125 ホラ話か…。 47 00:04:18,125 --> 00:04:21,128 フンッ。 決して このまま済ますものか…。 48 00:04:21,128 --> 00:04:24,131 落とし前は つけさせてもらう。 49 00:04:24,131 --> 00:04:26,099 (ノック) 50 00:04:26,099 --> 00:04:28,101 入れ。 51 00:04:28,101 --> 00:04:31,104 失礼いたします 殿下。 取り急ぎ 国王陛下から→ 52 00:04:31,104 --> 00:04:35,108 アレク・ユグレットの件について 殿下をお呼びしろとのお達しでして。 53 00:04:35,108 --> 00:04:37,110 フッ…。 54 00:04:39,112 --> 00:04:43,116 (レグルス)さすがは陛下! 全ては お見通しというわけですね! 55 00:04:44,117 --> 00:04:47,120 (フェルクス・ガルダナ)エルダス・ミヘイラ…。 56 00:04:47,120 --> 00:04:50,123 その名を聞いたことはあるか? 57 00:04:50,123 --> 00:04:53,126 (レグルス)いいえ。 その者が何か…? 58 00:04:53,126 --> 00:04:55,128 (フェルクス)もう 数十年前になる…。 59 00:04:55,128 --> 00:05:00,133 余が王国から追放した宮廷魔法士の名だ。 60 00:05:00,133 --> 00:05:04,104 あやつは まさに 「ど」がつくほどの大バカ者だった…。 61 00:05:06,106 --> 00:05:11,111 あやつ エルダスは 国王たる余に こう言ってのけたのだ…。 62 00:05:11,111 --> 00:05:15,115 「宮廷の現状を変えねばならない」。 63 00:05:15,115 --> 00:05:21,087 「でなければ ガルダナは 近い未来 取り返しのつかない事態に陥る」と…。 64 00:05:21,087 --> 00:05:26,126 はあ…。 そんな世まい言を抜かす貴族だった…。 65 00:05:26,126 --> 00:05:29,095 それは 追放も当然の措置ですね! 66 00:05:29,095 --> 00:05:34,100 王家と伝統を軽んじるなど とんだ貴族の面汚しだ。 67 00:05:34,100 --> 00:05:37,103 もっとも… 話は ここからなのだ。 68 00:05:37,103 --> 00:05:40,106 家名と貴族の地位を失った あやつは→ 69 00:05:40,106 --> 00:05:45,111 あろうことか 平民として 魔法学院の門戸をたたきおった。 70 00:05:45,111 --> 00:05:47,113 えっ…。 71 00:05:47,113 --> 00:05:49,082 (フェルクス)周囲を実力で黙らせ→ 72 00:05:49,082 --> 00:05:52,118 主席卒業者の特権を利用し→ 73 00:05:52,118 --> 00:05:57,090 今度は 宮廷魔法師として 余の前に舞い戻ってみせた。 74 00:05:57,090 --> 00:05:59,125 フッ… フハハハハッ! 75 00:05:59,125 --> 00:06:02,128 「ど」がつく程の大バカだろう!? 76 00:06:02,128 --> 00:06:05,098 1年後に 再び宮廷から姿を消すまで→ 77 00:06:05,098 --> 00:06:10,103 例の世まい言を繰り返しては ひんしゅくを買い続けたのだからな。 78 00:06:12,105 --> 00:06:14,107 (エルダス・ミヘイラ)陛下。 79 00:06:14,107 --> 00:06:17,310 (エルダス) 平民は つまらない者たちではありません。 80 00:06:17,310 --> 00:06:21,281 私は この身をもって知った…。 救ってもらったのです。 81 00:06:22,115 --> 00:06:28,088 だが… 最近になって どうしてか あやつの言葉をよく思い出す。 82 00:06:28,088 --> 00:06:31,091 息子よ… これで わかったか? 83 00:06:31,091 --> 00:06:36,096 なぜ 余が 王太子のおぬしに ダンジョン攻略を命じたのか。 84 00:06:36,096 --> 00:06:39,099 (レグルス)そ… それは 当然 僕に踏破の実績を…。 85 00:06:39,099 --> 00:06:43,103 確かめたかったのだ あの言葉が真に正しかったのか。 86 00:06:43,103 --> 00:06:45,105 (レグルス)えっ…? 87 00:06:45,105 --> 00:06:49,109 (フェルクス)現状を 王国を 今こそ変える時なのかを…。 88 00:06:49,109 --> 00:06:51,111 変えるとは…? 89 00:06:51,111 --> 00:06:55,115 まずは 名ばかりの平民登用制度を改める。 90 00:06:55,115 --> 00:06:58,118 才あるものは 身分にかかわらず重用する…→ 91 00:06:58,118 --> 00:07:01,087 アレク・ユグレットのように。 92 00:07:02,122 --> 00:07:06,126 そ… それは… 失礼ながら 正気とは思えません。 93 00:07:06,126 --> 00:07:10,130 平民の手を借りるなど 末代までの恥…。 94 00:07:10,130 --> 00:07:14,100 僕に そう教えたのは 他でもない父上ではないですか…。 95 00:07:14,100 --> 00:07:18,104 (フェルクス)ああ。 おぬしに そう教えたのは 他でもない余である。 96 00:07:18,104 --> 00:07:21,107 そして… 一度に限り→ 97 00:07:21,107 --> 00:07:26,112 あの大バカの言葉に耳を貸すと 決めたのも また… 余なのだ。 98 00:07:26,112 --> 00:07:30,183 (レグルス)ぼ… 僕を見てください! 何よりの証拠です! 99 00:07:30,183 --> 00:07:33,119 陛下のおっしゃる平民のせいで ひどい目に遭いました! 100 00:07:33,119 --> 00:07:37,123 わかってくれますよね!? ねえ 父上! …ん? 101 00:07:37,123 --> 00:07:40,126 (兵士)レグルス様 こちらを…。 (レグルス)ん? 102 00:07:41,127 --> 00:07:44,130 (レグルス)30層… 攻略…? 103 00:07:44,130 --> 00:07:47,100 なんですか? この薄汚い紙切れは。 104 00:07:47,100 --> 00:07:50,103 (フェルクス)アレク・ユグレットが残した覚書だ。 (レグルス)えっ!? 105 00:07:50,103 --> 00:07:56,109 (フェルクス)魔物 地形の特徴 必要なアイテム 習得すべき技術→ 106 00:07:56,109 --> 00:07:59,112 全てが そこに記してある。 107 00:07:59,112 --> 00:08:03,083 一度や二度の攻略では とても書けない内容だそうだ。 108 00:08:03,083 --> 00:08:05,118 (レグルス)くっ…。 109 00:08:05,118 --> 00:08:09,089 き… 気分が優れませんので… 失礼します。 110 00:08:14,094 --> 00:08:17,097 …ヴォガン卿。 (ヴォガン)はい。 111 00:08:17,097 --> 00:08:22,102 手間をかけるが あれを頼む…。 (ヴォガン)承知しました。 112 00:08:27,107 --> 00:08:29,109 くっ… ううっ…。 113 00:08:29,109 --> 00:08:33,113 わからない…。 攻略法? 覚書だと? 114 00:08:33,113 --> 00:08:36,082 そんなの 相談すら まともに…。 115 00:08:36,082 --> 00:08:38,084 ハッ…。 116 00:08:40,086 --> 00:08:43,123 アレク・ユグレットは 役立たずではなかった…? 117 00:08:43,123 --> 00:08:46,092 むしろ 僕が… 僕こそが…→ 118 00:08:46,092 --> 00:08:52,132 真実を打ち明ける価値すらない無能だとでも いうつもりか!? 119 00:08:52,132 --> 00:08:54,100 ふざけるなっ!! (割れる音) 120 00:08:54,100 --> 00:08:56,069 (レグルス)アレク・ユグレット!! 121 00:08:58,104 --> 00:09:01,074 (レグルス)ヴォガン 頼みがある。 (ヴォガン)ん? 122 00:09:04,110 --> 00:09:06,112 (アレク・ユグレット)俺に魔法を使うなって? 123 00:09:06,112 --> 00:09:10,083 (ロキ・シルベリア)そう! 僕があげた そのシュヴァルトが→ 124 00:09:10,083 --> 00:09:12,152 君の新しい武器だ。 125 00:09:12,152 --> 00:09:18,091 確かに アーティファクトは 有効だろうけど 相手は 物理無効のアンデッドなんだろ? 126 00:09:18,091 --> 00:09:20,093 (オーネスト・レイン)聞いたか? クソ野郎。 127 00:09:20,093 --> 00:09:23,096 (オーネスト)ぽっと出で 司令面で仕切ってんじゃねえよ。 128 00:09:23,096 --> 00:09:28,101 (ロキ)まあまあ まあまあ…。 まずは 落ち着いて聞こっか。 129 00:09:28,101 --> 00:09:31,104 何も 最初から最後まで使うな とは言ってないじゃない? 130 00:09:31,104 --> 00:09:35,108 (ヨルハ・アイゼンツ)ああ~! つまり アレクを剣士だと思い込ませたいわけか。 131 00:09:35,108 --> 00:09:37,110 そっそ。 132 00:09:37,110 --> 00:09:40,113 (クラシア・アンネローゼ)悪くない作戦だとは思うけど→ 133 00:09:40,113 --> 00:09:43,082 魔物相手に 心理戦は大して意味ないんじゃない? 134 00:09:43,082 --> 00:09:47,087 もしもだよ? これから戦うフロアボスには→ 135 00:09:47,087 --> 00:09:51,091 確かな知性が備わってるって言ったら? (一同)えっ? 136 00:09:51,091 --> 00:09:53,126 魔物に知性? 137 00:09:53,126 --> 00:09:58,097 しかも 洗練された剣技を扱う…。 どう? 信じられる? 138 00:09:59,098 --> 00:10:02,101 こればかりは 実際に見てみないと…。 139 00:10:02,101 --> 00:10:04,104 (ロキ)普通は そう思うよね。 140 00:10:04,104 --> 00:10:08,141 まっ 別に命令なんてするつもりはないし→ 141 00:10:08,141 --> 00:10:12,111 僕が合図をするまで 剣だけで戦ってほしいってだけ…。 142 00:10:12,111 --> 00:10:18,117 当然 とどめは 魔法でドカン! …と。 ねえ~ アレクくん。 143 00:10:18,117 --> 00:10:20,120 わかった。 やろう。 144 00:10:20,120 --> 00:10:24,124 そうこなくっちゃ! で で… 次は クラシアちゃんだ。 145 00:10:24,124 --> 00:10:27,126 ちょ~っと手伝ってほしい魔法が あるんだよねえ~。 146 00:10:27,126 --> 00:10:29,129 ちゃん呼びは やめて。 147 00:10:29,129 --> 00:10:33,099 広いダンジョンを バカ正直に徒歩で探すのは勘弁じゃん? 148 00:10:33,099 --> 00:10:36,102 だから テレポートを ちょちょーっとね! 149 00:10:36,102 --> 00:10:41,107 ただ 魔力をごっそり使うから 僕一人だと心もとないじゃん? 150 00:10:41,107 --> 00:10:45,111 はあ!? テレポートといえば 国家レベルの秘匿魔法なんだけど…。 151 00:10:45,111 --> 00:10:47,113 (オーネスト)くすねたってことか? 152 00:10:47,113 --> 00:10:50,116 あ~あ~あ! ボク 聞こえなーい! 153 00:10:50,116 --> 00:10:54,120 (ロキ)アッハッハッハッ! まだまだ尻が青いね 君たち! 154 00:10:54,120 --> 00:10:57,090 何事もバレなきゃいいんだよ! 155 00:10:57,090 --> 00:10:59,092 (4人)あっ…。 な… なんだよ!? 156 00:10:59,092 --> 00:11:03,096 言っとくけど 今から使う君たちも同罪なんだからね! 157 00:11:03,096 --> 00:11:06,099 一蓮托生! さあ ご一緒に! 158 00:11:06,099 --> 00:11:08,101 痛い… 痛い… 痛い痛い…。 (オーネスト)ご一緒じゃねえよ。 159 00:11:08,101 --> 00:11:11,104 何かあったら ロキに全部押しつけよう。 うんうん! 160 00:11:13,173 --> 00:11:16,109 (ロキ)この術式の中の こっちに魔力を送ってほしいんだ。 161 00:11:16,109 --> 00:11:18,178 …なあ ヨルハ。 うん? 162 00:11:18,178 --> 00:11:23,082 ロキのことだけど 正直なところ どこまで信頼できるんだ? 163 00:11:23,082 --> 00:11:29,088 信頼はできないけど 信用はできる。 まあ そんなところかな。 164 00:11:29,088 --> 00:11:32,091 信用? ロキは 2年前→ 165 00:11:32,091 --> 00:11:35,128 高難易度のアルカナダンジョンの レイドの司令を務めて→ 166 00:11:35,128 --> 00:11:38,097 一人も死者を出さなかった。 167 00:11:39,098 --> 00:11:41,100 それはすごいな…。 168 00:11:41,100 --> 00:11:46,105 それに ロキのパーティーのリーダーさんは 有名な人格者だしね。 169 00:11:46,105 --> 00:11:49,108 信用か…。 フッ…。 170 00:11:49,108 --> 00:11:53,112 ヨルハが言うなら 俺も そうする。 うん! 171 00:11:53,112 --> 00:11:55,114 おい! オーネスト! 172 00:11:55,114 --> 00:11:57,116 あん? 173 00:11:57,116 --> 00:12:01,187 せっかく 剣で戦うんだ。 久しぶりに あれ やるか? 174 00:12:01,187 --> 00:12:03,089 クハッ! 175 00:12:03,089 --> 00:12:06,092 おい おい おい! ブランクあんのに無理すんなよ! 176 00:12:06,092 --> 00:12:08,094 ハンデなんかやらねえぜ? 177 00:12:08,094 --> 00:12:11,130 期待してねえよ。 (オーネスト)おう! 言ったな~? 178 00:12:11,130 --> 00:12:13,099 4年 経っても まだやるんだ…。 179 00:12:13,099 --> 00:12:15,101 (ため息) 180 00:12:15,101 --> 00:12:19,105 ルールは覚えてるな? 先に ぶっ倒れたほうが負け。 181 00:12:19,105 --> 00:12:22,108 負けたほうは罰ゲームな! 182 00:12:22,108 --> 00:12:24,110 (オーネスト・アレク)ハハハハ…! 183 00:12:24,110 --> 00:12:28,114 組むの4年ぶりだっけ? 友情は色あせないね。 184 00:12:28,114 --> 00:12:30,116 長い付き合いってだけよ。 185 00:12:30,116 --> 00:12:32,085 それに 「緋色の花」も同じでしょ? 186 00:12:32,085 --> 00:12:37,090 まさか あんた一人で フロアボス1体 請け負うなんて…。 187 00:12:37,090 --> 00:12:40,093 それにしても 器用だねえ クラシアちゃん。 188 00:12:40,093 --> 00:12:43,096 よかったら 僕が もっとあれこれ いろいろ教えてあげ… うぐっ! 189 00:12:44,097 --> 00:12:48,101 次に ちゃん呼びしたら ぶっ殺すから。 はい…。 190 00:12:51,104 --> 00:12:54,107 すごい…! 本当にテレポートだ…。 191 00:12:54,107 --> 00:12:58,111 (ロキ)テレポートっていっても マーキングした場所に移動するだけだから→ 192 00:12:58,111 --> 00:13:02,081 いつでも戦闘に入れるように 警戒は しといてよねえ。 193 00:13:03,082 --> 00:13:05,084 魔力強化。 194 00:13:05,084 --> 00:13:10,089 1人 余計なクソ野郎がいるけどよ こういうのも懐かしいな。 195 00:13:10,089 --> 00:13:13,092 ボス戦前の空気感ってやつ? 196 00:13:13,092 --> 00:13:16,095 武器持って アイテム分けて 準備して…。 197 00:13:16,095 --> 00:13:18,131 ふむ…。 198 00:13:18,131 --> 00:13:22,135 確かに 自称天才のオーネストくんを除けば 完璧なメンバーだねえ。 199 00:13:22,135 --> 00:13:25,104 (オーネスト)ざっけんな! てめえのことだよ!! 200 00:13:25,104 --> 00:13:29,108 喧嘩するのは 2人の勝手だけど そろそろ飛べるわよ。 201 00:13:29,108 --> 00:13:32,111 (ロキ)それじゃあ 行こうか。 テレポート! 202 00:13:34,113 --> 00:13:37,116 (オーネスト)おっとと…。 203 00:13:37,116 --> 00:13:40,119 ぐっ… ぐっ… ぐはっ! (ロキ)あっ ごめ~ん。 204 00:13:40,119 --> 00:13:45,091 さっすが 僕。 完璧すぎない? これ。 205 00:13:51,097 --> 00:13:55,101 (リウェル)くっ…。 逃走不可のフロアボスとは…。 206 00:13:55,101 --> 00:13:59,105 今回ばかりは 引き際を誤ったようですね…。 207 00:14:00,106 --> 00:14:03,076 くっ…。 クリスタ! 208 00:14:03,076 --> 00:14:08,114 これを頼みます。 ギルドに… レヴィエルに知らせてください。 209 00:14:08,114 --> 00:14:13,086 Aランク… いや それ以上の魔法師が必要だと…。 210 00:14:13,086 --> 00:14:16,089 4本足は ロキが引き受けてくれました。 211 00:14:16,089 --> 00:14:18,091 それまで なんとしても…。 212 00:14:20,093 --> 00:14:22,095 (リウェル)ここで 耐え抜いてみせます! 213 00:14:22,095 --> 00:14:24,063 (マーベル)ハアーーッ!! 214 00:14:26,099 --> 00:14:28,101 マーベル! 215 00:14:30,103 --> 00:14:33,106 くっ… やはり 魔力が足りないか…! 足止めすら…。 216 00:14:33,106 --> 00:14:35,108 (オーネスト)そこ! (マーベル)ええっ!? 217 00:14:35,108 --> 00:14:37,076 どけええーっ!! オラァッ!! 218 00:14:39,078 --> 00:14:41,080 すっげえ怪力! 219 00:14:41,080 --> 00:14:45,084 だけど 悪いな… 2人がかりでいかせてもらうぜ! 220 00:14:45,084 --> 00:14:47,086 ハアッ! 221 00:14:48,121 --> 00:14:51,090 マジかよ!? 背後からの不意打ちだぞ!? 222 00:14:51,090 --> 00:14:57,096 ♬~ 223 00:14:57,096 --> 00:15:00,099 (ロキ)リウェル! マーベル! (リウェル)ロキ! 224 00:15:00,099 --> 00:15:02,101 (ロキ)こっちへ! (マーベル)ありがとう…。 225 00:15:02,101 --> 00:15:04,103 アレク! オーネスト! 226 00:15:07,106 --> 00:15:11,110 この挙動… こいつ 冗談抜きで中身がないぞ! くっ! 227 00:15:11,110 --> 00:15:16,115 んなら… 対人相手だと思わねえようにしねえとなあ! 228 00:15:16,115 --> 00:15:18,084 オラァ! 229 00:15:19,152 --> 00:15:23,122 クハッ! それは2度目だろうがよ! そう何度も…! 230 00:15:25,124 --> 00:15:27,126 (オーネスト)逃がすかよ! 231 00:15:28,094 --> 00:15:30,096 てやっ!! 232 00:15:37,136 --> 00:15:40,139 やったか…。 終わったの…? 233 00:15:40,139 --> 00:15:42,108 (3人)ハッ! 234 00:15:43,109 --> 00:15:50,082 ♬~ 235 00:15:50,082 --> 00:15:52,084 デュラハン…。 236 00:15:52,084 --> 00:15:56,155 首無し騎士… 人馬一体のアンデッドの化け物。 237 00:15:56,155 --> 00:16:01,127 (オーネストの声)さっき ぶち殺してやった化け物は 奴の騎獣だったってわけだ…。 238 00:16:03,095 --> 00:16:05,097 ハッ! どこに…!? 239 00:16:05,097 --> 00:16:07,099 (3人)ハッ…! 240 00:16:07,099 --> 00:16:11,103 くっ…! このスピード… この斬撃の重み…。 241 00:16:11,103 --> 00:16:15,107 こいつ… さっきまで 手を抜いていやがった! 242 00:16:15,107 --> 00:16:19,078 けど… いいのか? 俺にばかり集中して! 243 00:16:19,078 --> 00:16:22,081 筋力強化! 瞬発力強化! 244 00:16:22,081 --> 00:16:25,084 首だかなんだか知らねえが…→ 245 00:16:25,084 --> 00:16:28,087 てめえまで 俺のこと…→ 246 00:16:28,087 --> 00:16:31,090 無視してんじゃねえーっ!! 247 00:16:32,091 --> 00:16:35,094 やれ! アレク! ハアーッ!! 248 00:16:39,098 --> 00:16:42,101 手応えは? 微妙… というか→ 249 00:16:42,101 --> 00:16:45,104 硬いにも程があるだろ…。 250 00:16:45,104 --> 00:16:47,106 仮にも こっちはアーティファクトだぞ? 251 00:16:48,107 --> 00:16:50,076 壊れねえだけ 儲けもんだろ。 252 00:16:50,076 --> 00:16:54,080 魔力剣なら ひとたまりもなかったはずだぜ。 253 00:16:54,080 --> 00:16:57,116 まあ 当然 立ち上がるわなあ。 254 00:16:57,116 --> 00:17:01,120 剣でぶち殺せるんなら そもそも アンデッドじゃねえしな。 255 00:17:01,120 --> 00:17:03,089 違いない…。 ん? あれは…? 256 00:17:09,095 --> 00:17:11,097 (咆哮) 257 00:17:11,097 --> 00:17:13,099 くっ… うるせっ…! ハッ! 258 00:17:13,099 --> 00:17:15,101 くっ…! ぐはっ! 259 00:17:15,101 --> 00:17:17,103 クソッ… 速い! 260 00:17:17,103 --> 00:17:19,105 盾! うっ! 261 00:17:19,105 --> 00:17:21,107 ぐはっ…! うっ…。 262 00:17:21,107 --> 00:17:25,077 アレク! 大丈夫!? 体術まであるとはな…。 263 00:17:25,077 --> 00:17:29,081 ヨルハの補助が一瞬でも遅れていたら やられてた…。 264 00:17:29,081 --> 00:17:33,119 ロキ! 稼ぐ時間は あとどれくらいだ? 265 00:17:33,119 --> 00:17:37,089 最低でも あと5分… そんくらいかなあ。 266 00:17:39,091 --> 00:17:41,093 簡単に言ってくれるな…。 267 00:17:41,093 --> 00:17:45,064 ポーションは 残り3本…。 今の戦い見てたのかよ? 268 00:17:46,098 --> 00:17:49,101 おいっ! サボるなよ アレク! 269 00:17:49,101 --> 00:17:53,105 ったく…。 できるだけ早くしてくれよ! ボクも…! 270 00:17:53,105 --> 00:17:55,107 (ロキ)お~っと! ヨルハちゃんは こっち こっち! 271 00:17:55,107 --> 00:17:57,076 えっ…? 272 00:17:58,110 --> 00:18:00,112 オーネスト! 交代だ! 273 00:18:00,112 --> 00:18:04,083 クハッ! 疲れたのか? 主席が聞いてあきれるぜ。 274 00:18:05,084 --> 00:18:08,087 お前こそ! ポーション それで最後だろ! 275 00:18:09,088 --> 00:18:13,092 ようやく らしくなってきたじゃねえか! ええっ!? 276 00:18:17,129 --> 00:18:20,099 (オーネスト)4年ぶりに 面を見せたかと思えば…! あっ…。 277 00:18:20,099 --> 00:18:24,103 クソつまんねえ顔ばっかり浮かべやがって! はあ? 278 00:18:24,103 --> 00:18:28,107 (オーネスト)んな顔になってまで てめえは 何をしたかったんだ!? 279 00:18:28,107 --> 00:18:30,109 吐き出せよ! なあっ!! 280 00:18:33,112 --> 00:18:36,115 うるせえよ…。 いいや 黙らねえ! 281 00:18:36,115 --> 00:18:40,119 てめえが その胸の内に隠し込んでいることを 吐かねえ限り→ 282 00:18:40,119 --> 00:18:44,123 俺は 黙らねえ! 283 00:18:44,123 --> 00:18:46,125 知らなきゃ助けられねえ…! 284 00:18:46,125 --> 00:18:48,094 ぐっ…! 手も貸せねえ! 285 00:18:48,094 --> 00:18:54,100 6年間も背中を任せて 同じ釜の飯を食った仲間の悩みを→ 286 00:18:54,100 --> 00:18:57,136 解決してやりてえと思うのは…→ 287 00:18:57,136 --> 00:19:01,107 そんなに悪いことなのか!? ああっ!? 288 00:19:01,107 --> 00:19:04,110 …ずるいんだよ その言葉は。 289 00:19:04,110 --> 00:19:09,081 俺は… 借りを返したかっただけだ! 290 00:19:12,118 --> 00:19:17,089 宮廷を変えさえすれば あいつへの恩返しになると思った…! 291 00:19:18,090 --> 00:19:21,093 だから 全員の反対を押し切った! 292 00:19:21,093 --> 00:19:23,095 なのに…。 293 00:19:24,096 --> 00:19:26,098 (2人)くっ…! 294 00:19:26,098 --> 00:19:28,100 結局 俺にやれたのは→ 295 00:19:28,100 --> 00:19:31,103 ただ 得た地位に しがみついていたことだけなんだよ! 296 00:19:31,103 --> 00:19:37,076 それでもよ… てめえが願った その思いは真実なんだろ? 297 00:19:37,076 --> 00:19:41,113 そうじゃねえと あんな掃きだめに4年もいられるはずがねえ。 298 00:19:41,113 --> 00:19:45,084 俺様にゃ それだけで十分立派に映るがね。 299 00:19:50,089 --> 00:19:52,124 (咆哮) 300 00:19:52,124 --> 00:19:55,094 (ロキ)5分ちょうど…。 脳筋タイムは ここまでだ! 301 00:19:57,096 --> 00:20:00,099 (2人)ハッ…! (ロキ)知性を備えた魔物…→ 302 00:20:00,099 --> 00:20:04,103 それって… 付け入る隙にもなるんだよねえ! 303 00:20:04,103 --> 00:20:06,105 (うなり声) 304 00:20:06,105 --> 00:20:08,107 ロキ! そこから離れろ! 305 00:20:08,107 --> 00:20:10,076 あら…? 306 00:20:11,110 --> 00:20:13,079 ロキ! そんなっ…! 307 00:20:14,080 --> 00:20:16,082 ぐはっ…。 308 00:20:16,082 --> 00:20:18,084 フハッ…! 309 00:20:18,084 --> 00:20:21,120 ギャハハハハハッ! 310 00:20:21,120 --> 00:20:23,089 僕 お手製の こけおどし魔法陣に→ 311 00:20:23,089 --> 00:20:25,091 ビビっちゃった~? 312 00:20:25,091 --> 00:20:27,126 幻術か! 313 00:20:27,126 --> 00:20:29,095 魔法師を警戒する気持ちはわかるけど→ 314 00:20:29,095 --> 00:20:32,098 焦ったねえ… 君。 315 00:20:32,098 --> 00:20:37,103 その上 律義に 魔法陣まで踏み抜いてくれちゃうとはねえ~! 316 00:20:40,139 --> 00:20:42,108 あんのクソ野郎が! 317 00:20:42,108 --> 00:20:44,110 魔力が足りねえってのも 嘘かよ! 318 00:20:44,110 --> 00:20:46,112 だから 言ったじゃん? 319 00:20:46,112 --> 00:20:49,115 味方からだますって。 んじゃあ…→ 320 00:20:49,115 --> 00:20:54,120 そのうざったい機動力 ガッツリ削っていこうかねえ! 321 00:20:56,122 --> 00:20:58,124 ここまで 全部 計算ずくかよ…。 322 00:20:58,124 --> 00:21:00,126 (オーネスト)ああ~ ああ~ ああ~! 323 00:21:00,126 --> 00:21:03,095 気にかけて損した! クソがっ! 324 00:21:04,130 --> 00:21:06,098 そう… オーネストくんなら→ 325 00:21:06,098 --> 00:21:08,100 怒った上で そう突撃してくるよねえ…。 326 00:21:08,100 --> 00:21:12,104 ねっ? そこに仕掛けてドンピシャでしょ? クラシアちゃん! 327 00:21:13,105 --> 00:21:15,107 このためか…! 328 00:21:15,107 --> 00:21:18,110 クラシアに魔法を手伝わせた 本当の理由は…! 329 00:21:18,110 --> 00:21:20,079 テレポート! 330 00:21:22,114 --> 00:21:24,083 遅えよ! ボケ!! 331 00:21:27,119 --> 00:21:29,121 背後 頂き! 332 00:21:29,121 --> 00:21:31,123 (ロキ)さっすが 回復魔法のエキスパートであり→ 333 00:21:31,123 --> 00:21:34,093 器用すぎるクラシア・アンネローゼという天才! フフフッ! 334 00:21:34,093 --> 00:21:38,097 でも まさか… 一度教えただけの魔法を→ 335 00:21:38,097 --> 00:21:42,101 この短時間で 設置型に改良しちゃうとはね…。 336 00:21:43,102 --> 00:21:45,137 (マーベル)ワ~オ! さっすが ロッキ~! 337 00:21:45,137 --> 00:21:49,141 本当に言ってたとおりの場所に 飛んできちゃったね! 338 00:21:49,141 --> 00:21:52,111 (ロキ)マーベル復活! いっちゃって~! 339 00:21:53,112 --> 00:21:57,116 どっ… せい!! 340 00:21:57,116 --> 00:22:02,121 やっぱり デュラちゃんってば とっさに右へよける癖あるよね~。 341 00:22:02,121 --> 00:22:04,123 でも それ…。 (うめき声) 342 00:22:04,123 --> 00:22:07,092 うちのロッキーには 見透かされちゃってるよん! 343 00:22:08,093 --> 00:22:10,095 (咆哮) 344 00:22:10,095 --> 00:22:12,097 ぐっ…! アハ…。 345 00:22:12,097 --> 00:22:15,067 (うなり声) 346 00:22:20,105 --> 00:22:22,107 (ロキ)クラシアちゃん 下がって。 347 00:22:22,107 --> 00:22:24,076 さあ こい! 348 00:22:25,110 --> 00:22:28,080 (うなり声) 349 00:22:29,181 --> 00:22:31,083 うっ… バレてる! 350 00:22:31,083 --> 00:22:33,085 やっぱり ラッキーパンチに 2度目はないよねえ! 351 00:22:33,085 --> 00:22:35,087 何せ…。 (うなり声) 352 00:22:35,087 --> 00:22:37,122 (ロキ)ラッキーパンチの2度目ってのは→ 353 00:22:37,122 --> 00:22:41,093 無理やりに作っちゃうもんだもんねえ! フハハハハッ! 354 00:22:41,093 --> 00:22:46,098 ソードですって!? 無理です! ロキの力では…。 ハッ! 355 00:22:46,098 --> 00:22:48,100 エンチャント! 七重! 356 00:22:48,100 --> 00:22:50,102 七重の身体強化!? 357 00:22:50,102 --> 00:22:53,105 しかし… それでも しょせんは 付け焼き刃の力…。 358 00:22:53,105 --> 00:22:55,107 ロキの剣は 持ちません! 359 00:22:56,108 --> 00:22:58,077 (うなり声) 360 00:22:58,077 --> 00:23:02,081 フフッ…。 僕を仕留めるために踏み出した その一歩に→ 361 00:23:02,081 --> 00:23:06,085 泣くんだよ! 君はさ!! 362 00:23:10,089 --> 00:23:12,124 三点封陣! 363 00:23:12,124 --> 00:23:18,097 ♬~ 364 00:23:18,097 --> 00:23:20,099 (リウェル)三点封陣!? 365 00:23:20,099 --> 00:23:25,070 発動条件が厳しい分 強力な拘束魔法を この大勝負で!? 366 00:23:29,108 --> 00:23:31,076 ロッキー! 367 00:23:31,076 --> 00:23:34,113 さあ 準備は整った…! 368 00:23:34,113 --> 00:23:36,181 アレク・ユグレット…→ 369 00:23:36,181 --> 00:23:40,152 いいとこ 全部 持っていけええーーっ!! 370 00:23:42,087 --> 00:23:44,089 任せろ…!