1 00:00:06,139 --> 00:00:10,143 (デュラハンのうなり声) 2 00:00:11,178 --> 00:00:13,113 (ロキ・シルベリア)さすがだね…。 3 00:00:13,113 --> 00:00:16,116 さっきのフロアボスを倒した時よりも 増えている。 4 00:00:17,150 --> 00:00:19,253 (アレク・ユグレット)くっ…。 5 00:00:19,253 --> 00:00:21,221 ううっ! くっ…! 6 00:00:23,156 --> 00:00:25,158 (オーネスト・レイン)アレク! 7 00:00:27,127 --> 00:00:29,129 くっ…! 8 00:00:31,164 --> 00:00:33,133 広がれ! 9 00:00:37,137 --> 00:00:39,139 (マーベル)すっご…。 10 00:00:39,139 --> 00:00:41,174 デュラちゃんが見えなくなっちゃった…。 11 00:00:41,174 --> 00:00:44,144 サンダーボルト アクセラレーション!! 12 00:00:47,147 --> 00:00:51,151 ぐああーっ…! 13 00:00:51,151 --> 00:00:54,154 (うなり声) 14 00:00:54,154 --> 00:00:57,157 マジか! まだ動けんのかよ! 15 00:00:57,157 --> 00:00:59,159 (ヨルハ・アイゼンツ)くっ…! 16 00:00:59,159 --> 00:01:02,162 《三点封陣も長くはもたない…》 17 00:01:02,162 --> 00:01:05,132 《頼むよ アレク ここで決めて!》 18 00:01:05,132 --> 00:01:08,168 描け… 描くんだ…! 19 00:01:08,168 --> 00:01:10,170 くっ…! 20 00:01:10,170 --> 00:01:12,239 アレク! 21 00:01:12,239 --> 00:01:17,144 当然だね。 本日2度目のアクセラレーション…。 22 00:01:17,144 --> 00:01:19,146 普通なら とうに限界だ。 23 00:01:19,146 --> 00:01:23,150 急激な魔力消費に 肉体が悲鳴を上げる…。 24 00:01:23,150 --> 00:01:27,120 たとえ彼が どれほどの天才でも。 25 00:01:29,156 --> 00:01:31,158 (レグルス・ガルダナ)お前はクビだ。 26 00:01:31,158 --> 00:01:33,160 そんなの関係ない! 27 00:01:33,160 --> 00:01:37,130 ボクたちは 他でもない アレク・ユグレットを必要としてるんだ! 28 00:01:37,130 --> 00:01:41,168 (クラシア・アンネローゼ)アレクが どこで何してたって 私は口出ししないけど→ 29 00:01:41,168 --> 00:01:43,170 つらい時は話してみれば? 30 00:01:43,170 --> 00:01:47,140 今度は 学院なんて ちっぽけな場所じゃあねえ。 31 00:01:47,140 --> 00:01:51,111 世界にだ。 世界に 俺らの名をとどろかせてやろうや! 32 00:01:52,112 --> 00:01:57,117 《でも 手を差し伸べて チャンスをくれた奴らがいる》 33 00:02:01,154 --> 00:02:05,125 《だから せめて… あいつらを失望だけはさせたくない》 34 00:02:09,129 --> 00:02:11,131 ヴァジュラ! 35 00:02:13,133 --> 00:02:15,135 嘘でしょ!? ハッ! 36 00:02:15,135 --> 00:02:17,137 (リウェル)あれは…! 37 00:02:21,141 --> 00:02:24,144 これが 最後の一撃だ。 38 00:02:27,147 --> 00:02:29,116 もう これ以上は…。 あっ…! 39 00:02:29,116 --> 00:02:34,121 (うなり声) 40 00:02:34,121 --> 00:02:36,123 行け。 41 00:02:38,158 --> 00:02:44,131 (咆哮) 42 00:02:44,131 --> 00:02:49,102 ♬~ 43 00:03:04,084 --> 00:03:09,089 やっぱり 頼られるってのは→ 44 00:03:09,089 --> 00:03:11,091 悪くないなあ…。 45 00:03:12,092 --> 00:03:15,095 頼る頼られるじゃなくてさ→ 46 00:03:15,095 --> 00:03:19,066 4人でダンジョンでバカ騒ぎ… の 間違いじゃない? 47 00:03:22,102 --> 00:03:26,073 アレク・ユグレット 完全復活だな。 48 00:03:26,073 --> 00:03:29,076 そう? まだまだいけたと思うけど? 49 00:03:29,076 --> 00:03:31,078 鬼かよ。 50 00:03:31,078 --> 00:03:33,080 おかえり アレク。 51 00:03:34,081 --> 00:03:37,117 ところでよぉ? アレク。 52 00:03:37,117 --> 00:03:41,088 どう見ても勝負は 俺様の勝ちだよなあ? 53 00:03:42,055 --> 00:03:46,059 ルールは覚えてるな? 先に ぶっ倒れたほうが負け。 54 00:03:46,059 --> 00:03:49,062 負けたほうは罰ゲームな! 55 00:03:50,063 --> 00:03:55,068 あっ! おまっ… わかってて 俺が倒れるの黙って見てたな!? 56 00:03:55,068 --> 00:04:00,073 おいおいおい。 男と男の真剣勝負に 甘えたこと言ってんな。 57 00:04:00,073 --> 00:04:04,077 だが… まあ 俺様も鬼じゃねえ。 58 00:04:04,077 --> 00:04:07,080 今回は アレクに不利な勝負だったし? 59 00:04:07,080 --> 00:04:10,083 特別に罰ゲームは 軽いもんにしてやるかねえ。 60 00:04:10,083 --> 00:04:12,085 そりゃどうも。 61 00:04:12,085 --> 00:04:16,056 だから 4年前みてえな 隠しごとは もうなしだ。 62 00:04:16,056 --> 00:04:19,059 潔癖症でも ヨルハでも 俺様でもいい。 63 00:04:21,094 --> 00:04:25,098 (オーネスト)悩みがあるんなら 3人の誰かに必ず打ち明けろ。 64 00:04:25,098 --> 00:04:27,067 一人で抱え込むな。 65 00:04:27,067 --> 00:04:30,070 これが てめえへの罰だ。 66 00:04:32,038 --> 00:04:35,075 はっ… 軽いにも程があるだろ。 67 00:04:35,075 --> 00:04:40,080 ああ? なら うんと重いやつにしてやろうか? 68 00:04:40,080 --> 00:04:43,083 勘弁してくれ… それでいい。 69 00:04:43,083 --> 00:04:45,085 だろう? だろう? 70 00:04:45,085 --> 00:04:48,088 俺様の寛大な心に 感謝するんだな。 71 00:04:48,088 --> 00:04:50,090 ああ そうする。 72 00:04:50,090 --> 00:04:54,060 (ロキ)いやいや~ みんな ほーんと お疲れさま。 73 00:04:55,095 --> 00:04:57,063 痛っ…! 決して…→ 74 00:04:57,063 --> 00:05:00,066 決して わざとじゃないんだってば…! 75 00:05:01,067 --> 00:05:03,069 あっ…。 あっ…。 76 00:05:04,070 --> 00:05:08,074 この度は 助けてくださり ありがとうございました。 77 00:05:08,074 --> 00:05:11,077 遅れまして すいません。 78 00:05:11,077 --> 00:05:14,114 「緋色の花」のリーダー リウェルです。 79 00:05:14,114 --> 00:05:16,082 ああ どうも。 俺は…。 80 00:05:16,082 --> 00:05:18,051 (マーベル)アーレくーん! アハハハッ! 81 00:05:19,119 --> 00:05:21,087 ああーーっ!! 82 00:05:22,088 --> 00:05:24,090 どうもありがとう! ああ。 83 00:05:24,090 --> 00:05:27,093 私 マーベル。 強いねえ 君。 84 00:05:27,093 --> 00:05:31,097 どう? 今度 一緒に もうひとダンジョン。 85 00:05:31,097 --> 00:05:34,100 マ… マーベルさん! アレクは うちの魔法師だからね! 86 00:05:35,101 --> 00:05:38,071 かれこれ いろんな魔法師を見てきたけど→ 87 00:05:38,071 --> 00:05:42,075 一度に あれだけ展開された魔法を見るのは 初めてだったよ。 88 00:05:42,075 --> 00:05:47,080 君じゃなかったら 今頃 第2ラウンド始まってたかも。 89 00:05:47,080 --> 00:05:49,082 おかげで倒せた。 90 00:05:49,082 --> 00:05:52,085 僕は もう二度と戦いたくないけどね。 91 00:05:54,120 --> 00:05:56,089 あんたの作戦も面白かったよ。 92 00:05:57,090 --> 00:06:01,094 へえ~。 聞きましたあ? 奥さん。 俺らのおかげだってえ~。 93 00:06:01,094 --> 00:06:03,096 ええ~? 本当? 94 00:06:03,096 --> 00:06:07,100 それって つまり 「貸し」ってこと? 95 00:06:07,100 --> 00:06:09,102 (2人)ヨルハは どう思う? 96 00:06:09,102 --> 00:06:13,073 わかってる わかってる! ちゃんと借りは返すから! 97 00:06:13,073 --> 00:06:16,076 つうか こんな時だけ 息ぴったりだね 君たち。 98 00:06:18,078 --> 00:06:21,081 で? 僕らに推薦しろって話? 99 00:06:21,081 --> 00:06:23,083 やだやだ 恩着せがましいったら…。 100 00:06:23,083 --> 00:06:25,085 推薦? 101 00:06:25,085 --> 00:06:27,087 Sランク昇格の推薦ですよ。 102 00:06:28,088 --> 00:06:32,092 AからSへの昇格には Sランクからの推薦と→ 103 00:06:32,092 --> 00:06:35,095 ギルドマスターの承認が必要ですからね。 104 00:06:35,095 --> 00:06:39,099 推薦の件は 私が責任を持って果たしましょう。 105 00:06:39,099 --> 00:06:42,102 クソ野郎はともかく あんたなら問題ねえ。 106 00:06:42,102 --> 00:06:45,071 よろしく頼むよ。 ちょっと ちょっと! 107 00:06:45,071 --> 00:06:48,074 僕ってば そんなに信用ないかなあ? 108 00:06:48,074 --> 00:06:52,078 この戦闘バカに ビシッと言ってやってよ リーダー。 109 00:06:52,078 --> 00:06:56,082 信用… ありませんね。 110 00:06:56,082 --> 00:06:58,084 そりゃないでしょ~。 111 00:06:58,084 --> 00:07:00,086 ねえよ。 ないわね。 112 00:07:00,086 --> 00:07:02,055 ない。 113 00:07:02,055 --> 00:07:05,058 あれ!? もしかして 僕の味方 ここにいない!? 114 00:07:05,058 --> 00:07:08,061 (一同の笑い声) 115 00:07:15,101 --> 00:07:17,103 うん。 116 00:07:19,072 --> 00:07:23,076 この度は 本当に ありがとうございました。 117 00:07:23,076 --> 00:07:25,078 それと…→ 118 00:07:25,078 --> 00:07:27,080 良いパーティーですね。 119 00:07:28,081 --> 00:07:32,085 (オーネスト)当ったり前だろ! 俺らは 伝説のパーティー→ 120 00:07:32,085 --> 00:07:35,055 ラスティングピリオドなんだからよ! 121 00:07:35,055 --> 00:07:38,058 よっしゃ! (オーネスト)よっしゃ! 122 00:07:43,063 --> 00:07:45,065 (ミーシャ)いや~。 まさか 本当に→ 123 00:07:45,065 --> 00:07:48,101 64層のボスを倒しちゃうなんて! 124 00:07:48,101 --> 00:07:53,073 ギルドでも毎日 アレクさんの噂話で持ちきりですよ。 125 00:07:53,073 --> 00:07:57,077 偉そうなこと言ってる割に ギルマスは間に合わないしで…。 126 00:07:57,077 --> 00:08:00,080 本当に大変でしたね。 127 00:08:00,080 --> 00:08:02,082 ゆっくり休めましたか? 128 00:08:02,082 --> 00:08:07,087 ああ。 ダンジョンは広大だし 地形も変わるからね。 129 00:08:08,054 --> 00:08:10,056 俺たちが役に立てて よかったよ。 130 00:08:10,056 --> 00:08:12,058 それじゃ…。 131 00:08:14,060 --> 00:08:16,062 (レヴィエル・スタンツ)ちょっと待て アレク。 132 00:08:16,062 --> 00:08:21,101 お前に客が来てるぜ。 古巣からだ。 133 00:08:21,101 --> 00:08:23,069 ガルダナから…? 134 00:08:27,073 --> 00:08:31,111 どうも お久しぶりです。 どうして ここへ? 135 00:08:31,111 --> 00:08:34,080 (ヴォガン・フォルネウス) あいつを殺したかったのか? 136 00:08:35,115 --> 00:08:40,186 なぜ 教えなかった? 身の程というものを…。 137 00:08:40,186 --> 00:08:44,090 お言葉ですが 俺が言って聞くような人間ですかね? 138 00:08:44,090 --> 00:08:46,092 殿下は…。 139 00:08:47,093 --> 00:08:51,097 まったく。 とんだ貧乏くじを引いた。 140 00:08:51,097 --> 00:08:53,099 気がかりではあったんです。 141 00:08:53,099 --> 00:08:57,070 あのあと 誰が魔法師として パーティーに加入したのか。 142 00:08:57,070 --> 00:09:00,106 フンッ。 魔法師だと? 143 00:09:00,106 --> 00:09:03,076 クソガキの世話係の間違いだな。 144 00:09:03,076 --> 00:09:06,045 面倒くさいこと この上ない。 145 00:09:07,080 --> 00:09:12,085 あいつは お前が去ったあと 30層へ挑み 大怪我を負った。 146 00:09:12,085 --> 00:09:16,189 殿下が!? 怪我は すでに完治した。 147 00:09:16,189 --> 00:09:19,092 説教して 軽くもんでやるつもりが→ 148 00:09:19,092 --> 00:09:22,095 鍛錬にまで付き合わされて やってられん。 149 00:09:22,095 --> 00:09:26,132 その上 ここまでの護衛と来た日には まったく…。 150 00:09:26,132 --> 00:09:30,103 護衛!? それじゃ 殿下は今 ここに…? 151 00:09:30,103 --> 00:09:34,107 クソガキは お前を認められないそうだ。 152 00:09:38,077 --> 00:09:40,080 殿下は どこです? 153 00:09:40,080 --> 00:09:44,083 地下闘技場… レヴィエルとやらは そう呼んでいた。 154 00:09:44,083 --> 00:09:46,086 そう… ですか…。 155 00:09:47,087 --> 00:09:52,091 俺も 殿下には言いたいことがあったので いろいろと清算させてもらいます。 156 00:09:54,093 --> 00:09:58,064 あれもあれで 一応は プライドがあるんだろうな。 157 00:09:58,064 --> 00:10:01,067 俺には到底理解できんが→ 158 00:10:01,067 --> 00:10:06,072 何があろうと覆すわけにはいかない 価値観のようなものが。 159 00:10:06,072 --> 00:10:09,075 それが 貴族というものでしょう…。 160 00:10:09,075 --> 00:10:11,044 フンッ。 面倒だな。 161 00:10:12,078 --> 00:10:14,080 貴族であるあなたが それを言いますか。 162 00:10:14,080 --> 00:10:18,084 俺は 俺の生きたいように生きているだけだ。 163 00:10:18,084 --> 00:10:20,053 貴族らしさなど知らん。 164 00:10:20,053 --> 00:10:26,059 ♬~ 165 00:10:26,059 --> 00:10:28,061 あっ…。 166 00:10:31,097 --> 00:10:34,100 (レグルス)来たな アレク・ユグレット。 167 00:10:34,100 --> 00:10:36,069 殿下…。 168 00:10:42,108 --> 00:10:44,077 父上は おっしゃった。 169 00:10:44,077 --> 00:10:47,080 王国は 現状を変えなければならないと。 170 00:10:47,080 --> 00:10:49,082 えっ…? 171 00:10:49,082 --> 00:10:52,185 それが正しいのだと 僕も思うことにした。 172 00:10:52,185 --> 00:10:56,155 ただし… 僕が妥協できたのは そこまでだ。 173 00:10:58,091 --> 00:11:01,127 平民と手を取り合えだと!? 174 00:11:01,127 --> 00:11:03,096 生まれながらに選ばれた この僕たちが→ 175 00:11:03,096 --> 00:11:07,100 なぜ 貴様らの戯言に 耳を傾ける必要がある! 176 00:11:08,101 --> 00:11:12,105 父上は なぜ 今になって この僕を否定する!? 177 00:11:12,105 --> 00:11:16,109 僕の生きた15年は 偽りだったとでも言うのか!? 178 00:11:16,109 --> 00:11:18,111 ふざけるな! 179 00:11:18,111 --> 00:11:20,079 ふざけるなーっ!! 180 00:11:21,080 --> 00:11:23,082 (レグルス)認めるものか! 181 00:11:23,082 --> 00:11:26,085 お前のような奴は 決して わかりはしないだろう!? 182 00:11:26,085 --> 00:11:28,087 僕の気持ちなんぞ!! 183 00:11:31,090 --> 00:11:38,097 知らないよ… あんたの気持ちも どうして認められないかも…。 184 00:11:39,098 --> 00:11:41,100 ただ 言えるのは→ 185 00:11:41,100 --> 00:11:45,104 その考えが間違ってるってことだけだ。 186 00:11:45,104 --> 00:11:48,107 間違ってる… だと!? 187 00:11:48,107 --> 00:11:52,111 俺の声を あんたは一切 聞き入れなかった。 188 00:11:52,111 --> 00:11:55,081 もし 聞き入れていたなら→ 189 00:11:55,081 --> 00:11:58,117 また違った「今」が きっと 存在していた。 190 00:11:58,117 --> 00:12:01,087 貴様の戯言を聞き入れろと!? 191 00:12:01,087 --> 00:12:03,089 ふざけるなよ 平民が!! 192 00:12:04,090 --> 00:12:06,092 平行線ですね…。 193 00:12:06,092 --> 00:12:09,095 僕は変わらない 認めない。 194 00:12:09,095 --> 00:12:12,098 変える必要など どこにもない。 195 00:12:12,098 --> 00:12:14,067 だから…→ 196 00:12:14,067 --> 00:12:16,102 僕と立ち合え! 197 00:12:16,102 --> 00:12:18,071 アレク・ユグレット! 198 00:12:19,105 --> 00:12:23,076 (レグルス)いいか? 約束は守れ ヴォガン卿。 199 00:12:23,076 --> 00:12:28,081 陛下のおっしゃる 変化とやらを 僕は不要と強く断じる! 200 00:12:28,081 --> 00:12:30,083 ああ。 201 00:12:30,083 --> 00:12:34,087 (レグルス)今 ここで この手で全てを証明してやる! 202 00:12:34,087 --> 00:12:37,090 そうだ 僕は間違ってない! 203 00:12:37,090 --> 00:12:39,058 だからこそ 僕と立ち合え! 204 00:12:39,058 --> 00:12:42,061 アレク・ユグレット いくぞ! 205 00:12:44,063 --> 00:12:46,065 ヤアッ! 206 00:12:48,101 --> 00:12:50,069 双剣…。 207 00:12:50,069 --> 00:12:52,071 何をそんなに驚いている? 208 00:12:52,071 --> 00:12:56,075 アーティファクトを見るのは 初めてじゃないだろう!? 209 00:12:57,076 --> 00:13:00,079 なんだと? 武器を変えろと? 210 00:13:00,079 --> 00:13:04,083 僕が この剣を 使いこなせてないと言うのか? 211 00:13:04,083 --> 00:13:08,087 成長中の殿下の体に その長剣は重すぎます。 212 00:13:08,087 --> 00:13:13,092 小型の双剣ならば 取り回しも良く 満足に扱えるかと…。 213 00:13:13,092 --> 00:13:15,094 ハッ。 214 00:13:15,094 --> 00:13:17,063 ヤアッ…! 215 00:13:21,067 --> 00:13:24,070 ヴォガン卿 あなたですね? 216 00:13:24,070 --> 00:13:26,072 殿下に何かを吹き込んだのですか? 217 00:13:26,072 --> 00:13:28,074 俺が言ってやったのは→ 218 00:13:28,074 --> 00:13:32,078 否定するのならば 自分の目で まず確かめろ。 219 00:13:32,078 --> 00:13:34,080 ただ それだけだ。 220 00:13:35,081 --> 00:13:42,088 認められない… その意地を通すのならば 証明するしかないだろう。 221 00:13:42,088 --> 00:13:47,060 王太子である てめえ自身の その手足を使ってな。 222 00:13:48,094 --> 00:13:53,066 その頑固さは 相変わらずのようですね 殿下。 223 00:13:53,066 --> 00:13:55,068 ほざけ! 224 00:13:56,102 --> 00:13:58,071 (レグルス)ヤアッ! 225 00:14:01,107 --> 00:14:05,111 (ヴォガン)俺は ふんぞり返るだけのバカは好きになれん。 226 00:14:05,111 --> 00:14:09,082 だが 行動を起こせるバカは嫌いじゃない。 227 00:14:09,082 --> 00:14:11,117 だから 教えてやった。 228 00:14:11,117 --> 00:14:14,087 お前と戦うための剣を…。 229 00:14:16,089 --> 00:14:18,091 ヤアッ! 230 00:14:30,103 --> 00:14:32,105 補助魔法か…。 231 00:14:32,105 --> 00:14:34,107 全て そのおかげだったんだろう? 232 00:14:34,107 --> 00:14:38,111 これまで僕が まともに戦えていたのも→ 233 00:14:38,111 --> 00:14:40,113 むちゃをして無事だったのも…。 234 00:14:40,113 --> 00:14:44,083 殿下を守れとの 陛下の命令でした。 235 00:14:44,083 --> 00:14:50,089 (レグルス)お前を追い出したあと 僕は ダンジョン30層に挑み続け→ 236 00:14:50,089 --> 00:14:53,159 その度に 大怪我を負って敗走した…。 237 00:14:53,159 --> 00:14:59,065 そうして やっと僕は… お前の残した覚書を読んだ。 238 00:14:59,065 --> 00:15:02,068 覚書って あの…? 239 00:15:02,068 --> 00:15:06,072 腹立たしいが あの覚書は完璧だった。 240 00:15:06,072 --> 00:15:08,074 正しかった。 241 00:15:08,074 --> 00:15:10,109 ダンジョンの情報だけじゃない…→ 242 00:15:10,109 --> 00:15:14,046 僕の性格や行動までが計算されていた…。 243 00:15:14,046 --> 00:15:18,050 天才だと… そう思った…。 244 00:15:19,085 --> 00:15:21,087 だから お前なんだ。 245 00:15:21,087 --> 00:15:25,091 お前が天才だからこそ 僕は お前を真っ向から否定する! 246 00:15:25,091 --> 00:15:27,059 しなければならない! 247 00:15:28,094 --> 00:15:30,062 (レグルス)わかったら いい加減に武器を出せ! 248 00:15:30,062 --> 00:15:32,064 アーティファクトを! 249 00:15:32,064 --> 00:15:35,067 聞いているのか!? 役立たず! 250 00:15:35,067 --> 00:15:42,074 ♬~ 251 00:15:42,074 --> 00:15:45,077 実力の差は承知の上…。 252 00:15:45,077 --> 00:15:48,080 それでも やるんですね? 253 00:15:50,082 --> 00:15:53,052 一つだけ聞かせてください。 (レグルス)なんだ? 254 00:15:53,052 --> 00:15:57,089 王国は 現状を変えるべきだと→ 255 00:15:57,089 --> 00:16:00,092 陛下は そうお考えなのですか? 256 00:16:00,092 --> 00:16:05,064 父上は 平民の力を 確かめようとしていたのだ…。 257 00:16:05,064 --> 00:16:08,067 僕をダンジョンへ向かわせたのも そのためだと。 258 00:16:11,070 --> 00:16:14,073 (レグルス)つまり 僕らは利用されていたんだ。 259 00:16:14,073 --> 00:16:17,076 父上が踏ん切りをつけるための 試金石としてな! 260 00:16:17,076 --> 00:16:19,111 そうか…。 261 00:16:19,111 --> 00:16:25,084 どうりで あの宮廷で 陛下だけが俺を 一人前に扱ってくれたわけだ。 262 00:16:25,084 --> 00:16:29,088 不満だろう? そんな理由だと 今さらわかって。 263 00:16:29,088 --> 00:16:32,091 いえ 逆ですよ。 264 00:16:32,091 --> 00:16:35,094 意味がなかったと思っていた あの4年間に→ 265 00:16:35,094 --> 00:16:38,064 これ以上ないほど価値があった…。 266 00:16:38,064 --> 00:16:41,067 俺にとっては 最高の報酬です。 267 00:16:42,068 --> 00:16:44,070 あっ…。 268 00:16:44,070 --> 00:16:46,072 フッ…。 269 00:16:46,072 --> 00:16:48,074 それじゃあ 俺からいくぞ。 270 00:16:48,074 --> 00:16:50,076 レグルス…。 271 00:16:53,079 --> 00:16:55,081 んっ!? 272 00:17:00,086 --> 00:17:02,054 ううっ…。 273 00:17:03,089 --> 00:17:06,058 ハアッ! (衝撃音) 274 00:17:09,095 --> 00:17:11,097 あっ…。 275 00:17:20,106 --> 00:17:23,109 (レグルス)なぜだ…? なぜ斬らない!? 276 00:17:23,109 --> 00:17:25,077 同情のつもりか!? 277 00:17:27,113 --> 00:17:31,083 僕が お前に何をしたか! なあ 思い出せよ! 278 00:17:31,083 --> 00:17:34,086 むげにしただろう!? 軽んじただろう!? 279 00:17:34,086 --> 00:17:38,090 バカにしてやっただろう!? 思い出せよ! 280 00:17:39,091 --> 00:17:42,094 僕は 誰なんだ…。 281 00:17:45,097 --> 00:17:47,099 わからなくなったんだ…。 282 00:17:47,099 --> 00:17:50,102 僕が 一体 誰なのか…。 283 00:17:50,102 --> 00:17:54,106 何をすべきで 何をすべきでないのか…。 284 00:17:54,106 --> 00:17:57,076 何が正しくて 何が間違っていて…。 285 00:17:57,076 --> 00:18:01,080 もう 何も… 何もわからない…。 286 00:18:02,081 --> 00:18:06,085 じ… 自分を信じた結果が このざまだ。 287 00:18:06,085 --> 00:18:11,090 正しかった… 正しかったはずなのに…。 288 00:18:11,090 --> 00:18:14,093 お前に斬られるのも 悪くないと思ったんだ。 289 00:18:14,093 --> 00:18:17,063 僕に万一のことがあれば→ 290 00:18:17,063 --> 00:18:20,066 きっと 父上も 考え直してくださるだろうと…。 291 00:18:20,066 --> 00:18:25,071 それだけが 僕らしくあれる 唯一の方法だって…→ 292 00:18:25,071 --> 00:18:27,073 そう思ったのに…。 293 00:18:27,073 --> 00:18:31,077 それなのに お前まで 僕をそんな目で見るのか!? 294 00:18:31,077 --> 00:18:33,079 教えろよ 役立たず! 295 00:18:33,079 --> 00:18:38,050 僕は誰だ? 僕は どうすればいいんだよ! 296 00:18:39,085 --> 00:18:43,055 どうして その問いを 俺なんかに投げかけるんですか? 297 00:18:44,090 --> 00:18:46,092 フッ…。 298 00:18:46,092 --> 00:18:51,063 いや 人の不幸を笑うつもりはないのですが→ 299 00:18:51,063 --> 00:18:55,067 面白いものですね 人生ってやつは…。 300 00:18:55,067 --> 00:18:59,071 俺は 殿下とやり合うつもりで ここに来ました。 301 00:18:59,071 --> 00:19:04,076 汚い言葉で吐き捨てて ののしり合うことになるだろうと…。 302 00:19:04,076 --> 00:19:07,079 俺だって少なからず 腹は立ってましたから。 303 00:19:07,079 --> 00:19:09,081 だというのに…→ 304 00:19:09,081 --> 00:19:14,086 なぜか 今 その殿下から 人生相談を受けている…。 305 00:19:14,086 --> 00:19:18,057 不思議なこともあったもんだと思ったら つい おかしくて…。 306 00:19:21,093 --> 00:19:23,062 わる… かった…。 307 00:19:24,096 --> 00:19:26,065 はっ? えっ? 308 00:19:26,065 --> 00:19:29,068 悪かった! これで満足か!? 309 00:19:30,102 --> 00:19:33,072 いや… 皮肉で言ったわけじゃなくて→ 310 00:19:33,072 --> 00:19:37,076 俺のほうが もっと わからないってことですよ。 311 00:19:37,076 --> 00:19:39,078 どういうことだ? 312 00:19:41,080 --> 00:19:45,084 (アレクの声)俺だって 助けられてばかりの人生です。 313 00:19:45,084 --> 00:19:47,086 自分は何者なのか…→ 314 00:19:47,086 --> 00:19:50,089 一体 どの選択が正しかったのか…→ 315 00:19:50,089 --> 00:19:53,059 今も まだ わからないけど…。 316 00:19:55,127 --> 00:19:59,098 (アレクの声)それらは 間違っても 他人の意志に委ねるようなものじゃない。 317 00:20:01,067 --> 00:20:06,072 だから 自分で見つけて 自分で選び取ってください。 318 00:20:09,075 --> 00:20:12,078 チッ…。 頭が冷えた。 319 00:20:12,078 --> 00:20:15,114 僕は なんで こんな奴に話したんだか。 320 00:20:15,114 --> 00:20:18,084 ヴォガン卿 あれをよこせ。 321 00:20:23,089 --> 00:20:25,091 お前に返す。 322 00:20:25,091 --> 00:20:30,096 預かっていた… いや 僕が取り上げたローブだ。 323 00:20:30,096 --> 00:20:32,098 宮廷魔法師の…。 324 00:20:32,098 --> 00:20:37,103 それから 国王陛下より これをお預かりした。 325 00:20:37,103 --> 00:20:39,105 (レグルス)その手紙を読んでみろ。 326 00:20:39,105 --> 00:20:44,110 「お前のために宮廷魔法師の席を いつでも空けて待っている」→ 327 00:20:44,110 --> 00:20:46,112 そう記しているはずだ。 328 00:20:47,113 --> 00:20:50,082 これは 勅令ですか? 329 00:20:50,082 --> 00:20:53,085 俺は 嘆願だと聞いている。 330 00:20:54,086 --> 00:20:56,088 さあ 受け取れ。 331 00:20:57,089 --> 00:21:01,093 そのローブも 陛下からの手紙も→ 332 00:21:01,093 --> 00:21:03,095 俺には必要ありません。 333 00:21:03,095 --> 00:21:05,064 何!? 334 00:21:05,064 --> 00:21:10,102 俺が入ったパーティーは どうにも脱退禁止らしくて…。 335 00:21:10,102 --> 00:21:14,106 宮廷魔法師に戻ろうにも 戻れないし…。 336 00:21:14,106 --> 00:21:16,075 戻る気もありませんから。 337 00:21:16,075 --> 00:21:18,077 フンッ。 338 00:21:18,077 --> 00:21:21,080 ヴォガン卿 陛下に こうお伝えください。 339 00:21:21,080 --> 00:21:23,082 4年間 いろいろあったが→ 340 00:21:23,082 --> 00:21:25,084 世話になった と…。 341 00:21:25,084 --> 00:21:27,052 そうか…。 342 00:21:28,087 --> 00:21:31,090 (レグルス)王都へ帰るぞ ヴォガン卿。 343 00:21:31,090 --> 00:21:33,092 こんな場所に もう用はない。 344 00:21:34,093 --> 00:21:38,063 (レグルス)国王陛下のご厚意を むげにするとはな…。 345 00:21:38,063 --> 00:21:41,066 とんだ ろくでなしの やからがいたものだ。 346 00:21:41,066 --> 00:21:45,070 俺が ろくでもない奴だなんて 今さらでしょう? 347 00:21:45,070 --> 00:21:49,074 なんせ 役立たずの平民ですからね。 348 00:21:50,075 --> 00:21:52,077 (レグルス)チッ…。 349 00:21:52,077 --> 00:21:54,079 アレク・ユグレット。 350 00:21:54,079 --> 00:21:57,082 やっぱり 俺は お前が嫌いだ! 351 00:21:57,082 --> 00:22:00,052 俺もですよ… やっと気が合いましたね。 352 00:22:01,086 --> 00:22:03,055 フンッ。 353 00:22:04,089 --> 00:22:06,058 フッ…。 354 00:22:08,093 --> 00:22:11,063 フフフフ…。 355 00:22:11,063 --> 00:22:13,065 ハハハハ…! 356 00:22:15,067 --> 00:22:20,072 ♬~