1 00:00:35,836 --> 00:00:38,839 (生徒)結局 例のパーティーは 全員 欠席だったな。 2 00:00:38,839 --> 00:00:42,843 (生徒)王都ダンジョンに行ったきりで。 (生徒)卒業式に間に合わなかったね。 3 00:00:42,843 --> 00:00:44,845 (生徒)何かあったんじゃないの? 4 00:00:44,845 --> 00:00:49,850 無謀なんだよ 踏破新記録を目指すなんて。 彼らが いくら優秀でも。 5 00:00:52,853 --> 00:00:56,857 …まったく。 心配させおって。 6 00:00:56,857 --> 00:00:58,859 問題児どもが。 7 00:00:59,860 --> 00:01:02,863 (生徒)68層!? マジかよ! 8 00:01:02,863 --> 00:01:05,866 これまでの最高が37層だろ!? 9 00:01:05,866 --> 00:01:08,869 記録更新しすぎにもほどがある! 10 00:01:08,869 --> 00:01:10,871 (生徒)フロアボスのヒュドラも倒したって! 11 00:01:10,871 --> 00:01:13,874 (生徒)すっげえ! っていうか すごすぎ! 12 00:01:16,877 --> 00:01:18,879 (ローザ)4席 オーネスト・レイン。 13 00:01:18,879 --> 00:01:20,881 (オーネスト・レイン)サンキュー。 14 00:01:20,881 --> 00:01:22,883 (ローザ)3席 クラシア・アンネローゼ。 15 00:01:22,883 --> 00:01:24,885 (クラシア・アンネローゼ)ありがとう。 16 00:01:24,885 --> 00:01:27,888 (ローザ)次席 ヨルハ・アイゼンツ。 17 00:01:27,888 --> 00:01:29,890 (ヨルハ・アイゼンツ)ありがとうございます。 18 00:01:29,890 --> 00:01:32,826 (ローザ)そして 主席 アレク・ユグレット。 19 00:01:32,826 --> 00:01:34,828 (アレク・ユグレット)ありがとう。 ローザちゃん。 20 00:01:35,829 --> 00:01:39,833 「ちゃん」は やめろ! (クラシア・ヨルハ・オーネスト)ありがとう ローザちゃん。 21 00:01:41,835 --> 00:01:44,838 「ちゃん」は やめろと言うとるんだ!! 22 00:01:44,838 --> 00:01:46,840 (4人)ごめーん! ローザちゃん。 23 00:01:47,841 --> 00:01:50,844 (ローザ)やめんかーーーっ!! (4人の笑い声) 24 00:01:51,845 --> 00:01:54,848 (一同の笑い声) 25 00:02:00,854 --> 00:02:02,856 俺は 宮廷魔法師になるよ。 26 00:02:05,859 --> 00:02:09,863 親父には反対されてたけど それでも… ね…。 27 00:02:11,865 --> 00:02:15,869 (ため息) 宮廷魔法師は 給金がいいものね。 28 00:02:15,869 --> 00:02:19,873 せめて 親父には楽をさせてやりたいんだ。 29 00:02:19,873 --> 00:02:24,878 母さんが死んでから 男手ひとつで俺を育ててくれたし。 30 00:02:24,878 --> 00:02:26,880 それに…。 31 00:02:30,884 --> 00:02:33,820 本当は みんなで冒険者に! って思ってたけど…。 32 00:02:33,820 --> 00:02:38,825 ほら 冒険者は 安定とは正反対の職業だからなあ。 33 00:02:38,825 --> 00:02:42,829 …あーあ アレクが入ってくれりゃあ→ 34 00:02:42,829 --> 00:02:48,835 魔法学院 始まって以来の天才4人による 最強パーティーの完成だったんだがなあ。 35 00:02:48,835 --> 00:02:51,838 自分のことまで天才呼ばわりなのね。 36 00:02:51,838 --> 00:02:56,843 うるっせえ! 今年じゃなきゃ 俺様は間違いなく主席だっての! 37 00:02:56,843 --> 00:02:59,846 ああ そうなの? 4席さん。 38 00:02:59,846 --> 00:03:02,849 (オーネスト)くっ…! てめえだけは いつか ぶちのめす…! 39 00:03:02,849 --> 00:03:07,854 でもね アレク これだけは覚えておいてよ。 40 00:03:07,854 --> 00:03:12,859 宮廷魔法師と冒険者 今日から違う道を進むけど→ 41 00:03:12,859 --> 00:03:17,864 冒険者としてボクたちが立派になったら アレクを引き抜くつもりでいるし! 42 00:03:17,864 --> 00:03:23,870 ♬~ 43 00:03:23,870 --> 00:03:28,875 だからね… 困ったことがあったら ボクたちを頼ってよ。 44 00:03:28,875 --> 00:03:30,877 そして またいつか パーティーを組もう! 45 00:03:30,877 --> 00:03:36,817 ♬~ 46 00:03:36,817 --> 00:03:38,819 また一緒にパーティーを組もう。 47 00:03:38,819 --> 00:03:41,822 それが いつになるかは わからないけど…。 48 00:03:41,822 --> 00:03:43,824 それでも… うん…。 49 00:03:44,825 --> 00:03:47,828 約束だぜ。 いつか伝説の続きを。 50 00:03:47,828 --> 00:03:49,830 約束よ。 約束だよ。 51 00:03:52,833 --> 00:03:54,835 うん 約束だ。 52 00:03:55,836 --> 00:04:00,841 ♬~ 53 00:05:34,801 --> 00:05:36,803 (ヨルハ・アレク)カンパーイ! 54 00:05:36,803 --> 00:05:39,806 さあ 飲んで食べて! アレクの歓迎会だよ! 55 00:05:39,806 --> 00:05:42,809 ハハハ… ご機嫌だな ヨルハ。 56 00:05:42,809 --> 00:05:44,811 もちろんだよ! 57 00:05:46,813 --> 00:05:48,815 プハ~ッ! 58 00:05:50,817 --> 00:05:53,820 いーや! 不機嫌だよ!! 59 00:05:54,821 --> 00:05:56,823 最後の炎魔法といったら! 60 00:05:56,823 --> 00:06:00,827 危うくマッドワームごとローストチキンになる ところだったじゃないかー! 61 00:06:00,827 --> 00:06:03,830 いや ヨルハが大丈夫だって…。 62 00:06:03,830 --> 00:06:06,833 だとしても 程度ってものがある! 63 00:06:06,833 --> 00:06:12,839 ん? あれ…? ローストチキン? じゃなくて ローストワーム…? 64 00:06:14,841 --> 00:06:18,845 (寝息) 65 00:06:18,845 --> 00:06:20,847 酒の弱さも相変わらずか…。 66 00:06:23,850 --> 00:06:25,852 んん…。 67 00:06:27,854 --> 00:06:29,856 (レヴィエル・スタンツ)ヘッ お優しいことで。 68 00:06:31,858 --> 00:06:34,861 (レヴィエル)そのなりで フィーゼルの冒険者が務まるのかい? 69 00:06:37,797 --> 00:06:39,799 優男さんよ? 70 00:06:42,802 --> 00:06:45,805 チッ! 新入りのくせに生意気な野郎だ。 71 00:06:45,805 --> 00:06:47,807 礼儀ってもんを教えてやる!! 72 00:06:47,807 --> 00:06:49,809 (瓶の割れる音) 73 00:06:53,813 --> 00:06:56,816 ほう… 盾か。 74 00:06:58,818 --> 00:07:02,822 やっと こっちを見やがったな アレク・ユグレット。 75 00:07:03,823 --> 00:07:06,826 ガルダナの宮廷魔法師だったって? 76 00:07:06,826 --> 00:07:09,829 そんなエリート様が 冒険者とは物好きだねえ。 77 00:07:10,830 --> 00:07:12,832 通行証…? 78 00:07:12,832 --> 00:07:16,836 (レヴィエル) 酒まみれにしちまったわびだ。 やるよ。 79 00:07:16,836 --> 00:07:19,839 ただし 条件がある。 条件? 80 00:07:20,840 --> 00:07:24,844 魔法だ。 俺に魔法を見せてみろ。 81 00:07:24,844 --> 00:07:26,846 あんたは 一体…。 82 00:07:26,846 --> 00:07:30,850 うーん… あれ? ギルマス? 83 00:07:30,850 --> 00:07:34,788 ここで何をしているのー? ギルドマスター!? この人が!? 84 00:07:34,788 --> 00:07:36,790 フフッ… ついてきな! 85 00:07:37,791 --> 00:07:41,795 (レヴィエル)ようこそ ギルド地下闘技場へ。 86 00:07:41,795 --> 00:07:45,799 まっ 俺が勝手に 闘技場って呼んでるだけなんだがな。 87 00:07:45,799 --> 00:07:49,803 主に ここは パーティーランクの昇級試験に使ってんだ。 88 00:07:49,803 --> 00:07:52,806 腕試し… というわけですか。 89 00:07:52,806 --> 00:07:57,811 ルールはシンプル。 この俺に お前の魔法を認めさせることだ。 90 00:07:57,811 --> 00:07:59,813 今すぐなんて そんなむちゃな! 91 00:08:00,814 --> 00:08:03,817 俺は平気だ。 魔力も まだ残ってる。 92 00:08:03,817 --> 00:08:08,822 何より… 願ってもないチャンスだろ? ヨルハたちに追いつくために。 93 00:08:09,823 --> 00:08:13,827 …そうだね! こんなところで つまずいてはいられない! 94 00:08:16,830 --> 00:08:19,833 改めて自己紹介しよう。 95 00:08:19,833 --> 00:08:24,838 フィーゼル冒険者ギルド ギルドマスター レヴィエル・スタンツだ。 96 00:08:24,838 --> 00:08:26,840 その名前 聞き覚えがあります。 97 00:08:26,840 --> 00:08:31,845 Sランクパーティーを率いていた すご腕の魔法師… ですね。 98 00:08:31,845 --> 00:08:33,847 ハッ! 昔の話さ。 99 00:08:39,786 --> 00:08:41,788 サンダーボルト! 100 00:08:41,788 --> 00:08:43,790 フッ…! 101 00:08:44,791 --> 00:08:46,793 スプラッシュ!! 102 00:08:48,795 --> 00:08:50,797 《遠距離は不利か?》 103 00:08:52,799 --> 00:08:54,801 補助強化魔法。 104 00:08:55,802 --> 00:08:57,804 ジェットブースター! 105 00:08:57,804 --> 00:08:59,806 でいやっ! 106 00:09:03,810 --> 00:09:05,812 《速い…!》 107 00:09:06,813 --> 00:09:08,815 オラァ!! 108 00:09:11,818 --> 00:09:13,820 アレク…! 109 00:09:14,821 --> 00:09:16,823 フン! やるじゃねえか。 110 00:09:16,823 --> 00:09:21,828 その速度に威力。 さすがはSランク冒険者。 111 00:09:21,828 --> 00:09:25,832 さて どうやって あの攻撃をかわす…? 112 00:09:25,832 --> 00:09:27,834 あっ。 …フフッ。 113 00:09:27,834 --> 00:09:29,836 ん…? なんだ? 114 00:09:29,836 --> 00:09:33,773 いや すっかり癖になってるなって思ってさ。 115 00:09:33,773 --> 00:09:37,777 サポートに徹していた 宮廷魔法師の考え方がね。 116 00:09:37,777 --> 00:09:41,781 今は もう 俺を縛るルールはありません。 117 00:09:41,781 --> 00:09:43,783 遠慮せずにいきますよ。 118 00:09:43,783 --> 00:09:45,785 ああ 来い! 119 00:09:45,785 --> 00:09:47,787 魔力剣。 120 00:09:49,789 --> 00:09:53,793 ハッ! 盾の次は 剣ときたか! いいぜ いいぜ! 121 00:09:57,797 --> 00:09:59,799 スプラッシュ! 122 00:10:00,800 --> 00:10:02,802 てやっ…! 123 00:10:03,803 --> 00:10:06,806 そんなもんで 俺の拳を防げるか!? 124 00:10:06,806 --> 00:10:08,808 《確かに 防ぐのは難しい》 125 00:10:08,808 --> 00:10:11,811 《だけど 必ず ここへ攻撃は来る!》 126 00:10:12,812 --> 00:10:14,814 ジェットブースター!! 127 00:10:15,815 --> 00:10:17,817 それを狙うだけだ! 128 00:10:19,819 --> 00:10:21,821 サンダーボルト! 129 00:10:22,822 --> 00:10:24,824 うおおおーーっ!! 130 00:10:24,824 --> 00:10:30,830 ♬~ 131 00:10:30,830 --> 00:10:34,834 この短時間で 俺の魔法を破るとはな…。 132 00:10:34,834 --> 00:10:38,838 ヘッ… ヨルハの嬢ちゃんが 見込んだだけのことはあるか。 133 00:10:39,839 --> 00:10:41,841 それじゃ…。 134 00:10:41,841 --> 00:10:45,845 楽しいなあ おい! アレク・ユグレット!! 135 00:10:47,847 --> 00:10:49,849 竜鱗蠢く。 136 00:10:49,849 --> 00:11:04,864 ♬~ 137 00:11:04,864 --> 00:11:06,866 へえ…。 138 00:11:06,866 --> 00:11:08,868 俺のお気に入りのアーティファクトだ! 139 00:11:08,868 --> 00:11:12,872 本番は ここからだぜ! ジェットブースター!! 140 00:11:15,875 --> 00:11:18,878 床を…! なんて威力…! 141 00:11:20,880 --> 00:11:24,884 あいさつ代わりだ。 降参なんて言わねえよなあ? 142 00:11:24,884 --> 00:11:26,886 愚問ですね。 ハアッ! 143 00:11:29,889 --> 00:11:31,891 ヘッ… 効かねえなあ! 144 00:11:33,826 --> 00:11:35,828 ぐっ…! 145 00:11:37,830 --> 00:11:42,835 どうした どうした! 逃げてるだけじゃあ 合格点は やれねえぜ! 146 00:11:43,836 --> 00:11:48,841 そのアーティファクトの特殊能力だ! 回復魔法の効果がある! 147 00:11:49,842 --> 00:11:52,845 長期戦になるほど不利というわけか…! 148 00:11:52,845 --> 00:11:55,848 冗談じゃない! 回復されてたまるかよ! 149 00:11:58,851 --> 00:12:03,856 ヘッ… 効かねえよ。 もっと頑張らないと完全回復しちまうぜ? 150 00:12:03,856 --> 00:12:06,859 そっちこそ 焦ってるんじゃないですか? 151 00:12:06,859 --> 00:12:08,861 チッ! 何 のんきに笑っていやがる! 152 00:12:09,862 --> 00:12:11,864 フッ!! 153 00:12:14,867 --> 00:12:17,870 むっ…! しゃらくせえ! 154 00:12:18,871 --> 00:12:20,873 おりゃあ!! 155 00:12:20,873 --> 00:12:22,875 いい加減 ぶっ倒れちまえやっ!! 156 00:12:22,875 --> 00:12:24,877 シールド。 157 00:12:26,879 --> 00:12:29,882 アレク! 今だ! いっけ~~~っ!! 158 00:12:29,882 --> 00:12:32,885 ハアーーッ!! うおっ…!! 159 00:12:37,824 --> 00:12:40,827 んんっ…! うおおお~~~っ!! 160 00:12:40,827 --> 00:12:47,834 ♬~ 161 00:12:47,834 --> 00:12:50,837 まったく… これの どこが腕試しだって? 162 00:12:50,837 --> 00:12:52,839 ぐあっ…! 163 00:12:55,842 --> 00:12:58,845 くっ…! もう 魔力が…。 164 00:12:58,845 --> 00:13:00,847 (倒れる音) 165 00:13:00,847 --> 00:13:02,849 アレク! 166 00:13:04,851 --> 00:13:06,853 限界だったんだ…。 167 00:13:06,853 --> 00:13:11,858 決まりだな。 アレク・ユグレット この勝負…。 168 00:13:11,858 --> 00:13:15,862 (オーネスト) おいおいおい… 遅えと思ったら なんだよ。 169 00:13:15,862 --> 00:13:18,865 随分 面白えことやってんじゃねえか。 170 00:13:18,865 --> 00:13:21,868 ダセえぜ ジジイ。 ざまあみろだ。 171 00:13:21,868 --> 00:13:25,872 Sランク冒険者が奥の手使って このざまとはよ。 172 00:13:25,872 --> 00:13:30,877 うるせえなあ! 言われずとも認めてやるよ。 173 00:13:30,877 --> 00:13:34,814 こんだけやれりゃあ 文句はねえ。 通行証でもなんでも持ってけ! 174 00:13:34,814 --> 00:13:36,816 (オーネスト)フッ…。 175 00:13:41,821 --> 00:13:46,826 だってよ アレク。 このクソ勝負は てめえの勝ちだ。 176 00:13:46,826 --> 00:13:48,828 …って 聞いちゃいねえ! 177 00:13:51,831 --> 00:13:54,834 (オーネスト)アレクの奴 宮廷で いろいろあったって? 178 00:13:54,834 --> 00:13:57,837 うん 話すと長くなるけどね。 179 00:13:57,837 --> 00:13:59,839 (レヴィエル)ああ~…! 180 00:13:59,839 --> 00:14:03,843 ははあ… ガルダナお決まりの選民思想ってやつか? 181 00:14:04,844 --> 00:14:08,848 宮廷なんぞ 平民がうろつく場所じゃねえんだって。 182 00:14:08,848 --> 00:14:12,852 血筋と地位こそ全てだって連中の 巣窟だっつうの。 183 00:14:12,852 --> 00:14:15,855 俺なんて 一日でおかしくなるわ。 184 00:14:15,855 --> 00:14:20,860 だから 大したもんじゃねえの? 4年も堪え忍べただけでよ。 185 00:14:22,862 --> 00:14:24,864 っんだよ! ヨルハ その顔は!! 186 00:14:24,864 --> 00:14:28,868 別にー? ボクも同感だなーって。 187 00:14:28,868 --> 00:14:30,870 チッ!! あっ もう! 188 00:14:31,871 --> 00:14:33,806 (ミーシャ)ギルマス! た… 大変です! 189 00:14:33,806 --> 00:14:35,808 ミーシャ どうしたの? 190 00:14:35,808 --> 00:14:39,812 あっ ヨルハさん! やばいんです! とにかく ギルドマスターは…。 191 00:14:39,812 --> 00:14:41,814 えっ? ええええ~! 192 00:14:41,814 --> 00:14:45,818 (レヴィエル)仕事に行ってくらあ。 棚の酒には触るなよ。 193 00:14:46,819 --> 00:14:49,822 トラブルかな…? (オーネスト)さあな。 194 00:14:50,823 --> 00:14:53,826 どうせ 喧嘩かなんかだろ。 195 00:14:55,828 --> 00:15:00,833 そんじゃ 聞かせてもらおうか? いろいろとあった いろいろの部分をよ。 196 00:15:02,835 --> 00:15:04,837 (オーネスト)はあ~っ!? 197 00:15:04,837 --> 00:15:10,843 王太子様のお守りに! 剣禁止! 荷物持ち! アイテム係! 198 00:15:10,843 --> 00:15:14,847 目立つ魔法も御法度!? っんだ そりゃあ!? 199 00:15:14,847 --> 00:15:16,849 ボクも腹が立つよ。 200 00:15:16,849 --> 00:15:21,854 イチャモンつけてえだけじゃねえか! 三重苦どころの話じゃねえな! 201 00:15:21,854 --> 00:15:26,859 揚げ句 補助魔法を役立たず呼ばわりだからね! 202 00:15:27,860 --> 00:15:31,864 補助魔法? アレクの奴 そんなもん使えたっけか? 203 00:15:31,864 --> 00:15:35,802 全く。 学院時代は ボクがいたからね。 204 00:15:35,802 --> 00:15:40,807 つまり… 一から習得したのかよ? 適性のない補助魔法を。 205 00:15:40,807 --> 00:15:43,810 すごいよ! 驚きだよね。 206 00:15:43,810 --> 00:15:47,814 特に 防御魔法は かなりのレベルになっているよ! 207 00:15:47,814 --> 00:15:53,820 剣も 得意の魔法も使わず お守りをやっていた そんな男をよ→ 208 00:15:53,820 --> 00:15:57,824 ガルダナの王子様は 役立たずと言ったのか? 209 00:15:57,824 --> 00:16:01,828 パーティーに必要ないって追放したんだ。 210 00:16:02,829 --> 00:16:04,831 (オーネスト)ぐっ…! (割れる音) 211 00:16:08,835 --> 00:16:13,840 あ… オーネスト…? 何やってんだ? 212 00:16:13,840 --> 00:16:17,844 おう 八つ当たりだ。 気にすんな。 213 00:16:17,844 --> 00:16:20,847 はあ…。 ヨルハ 俺…。 214 00:16:20,847 --> 00:16:25,852 安心して アレク! ジャーン! 通行証はゲットしたよ。 215 00:16:25,852 --> 00:16:31,858 そうか。 じゃあ 一緒に行けるんだな 攻略中のダンジョンへ。 216 00:16:31,858 --> 00:16:34,794 (オーネスト)いーや!! んなもん 後回しだ! 217 00:16:34,794 --> 00:16:37,797 俺らには もっと重大な 今すぐ やるべきことがある! 218 00:16:39,799 --> 00:16:43,803 復讐だよ!! まずは ガルダナ宮廷に殴り込む! 219 00:16:43,803 --> 00:16:48,808 そんで クソ王子様とパーティーの奴らを ギッタギタにしてやるぜ! 220 00:16:48,808 --> 00:16:51,811 落ち着け オーネスト。 221 00:16:51,811 --> 00:16:55,815 全く… とは言わないが 俺は そこまで気にしてない。 222 00:16:55,815 --> 00:17:00,820 いいや ダメだ!! やられたら やり返す! 常識だろ!? 223 00:17:00,820 --> 00:17:05,825 それは オーネストの中の常識であって 間違っても 世間一般の常識じゃない。 224 00:17:05,825 --> 00:17:10,830 パーティー同士の喧嘩は ルール違反。 それこそ常識…。 225 00:17:10,830 --> 00:17:14,834 ヨルハは平気なのか? 仲間を こんなコケにされて。 226 00:17:16,836 --> 00:17:18,838 ボクだって… 本当は…。 227 00:17:18,838 --> 00:17:22,842 オーネスト。 リーダーを困らせるなよ。 228 00:17:22,842 --> 00:17:25,845 それに 俺が冒険を全力で楽しむこと。 229 00:17:25,845 --> 00:17:30,850 それで 十分 あの王太子を見返せると思うんだよな。 230 00:17:30,850 --> 00:17:32,785 見返す…? 231 00:17:32,785 --> 00:17:35,788 それだぜ アレク! 232 00:17:35,788 --> 00:17:38,791 俺らが 世界で一番強え冒険者になりゃいいんだ! 233 00:17:38,791 --> 00:17:42,795 そしたら 宮廷の奴ら さぞや悔しがるだろうぜ! 234 00:17:42,795 --> 00:17:48,801 国難でも起きりゃあ それ見たことか 真っ先に俺らを頼るに決まってるぜ! 235 00:17:48,801 --> 00:17:54,807 「オーネスト様 どうか どうか お願いします 助けてください!」ってな! どうだ!! 236 00:17:56,809 --> 00:17:58,811 待ちきれねえってもんだろ! 237 00:17:58,811 --> 00:18:04,817 高慢ちきな貴族どもや 例の王子様に 「NO」と断ってやる その瞬間がな! 238 00:18:05,818 --> 00:18:10,823 世界一か。 王太子の護衛よりは魅力的だな。 239 00:18:10,823 --> 00:18:12,825 おうよ! 240 00:18:15,828 --> 00:18:20,833 (クリスタの荒い息) 241 00:18:20,833 --> 00:18:25,838 Sランクパーティーにトラブルとなれば ギルド全体の大問題だ。 242 00:18:25,838 --> 00:18:29,842 一体 「緋色の花」に何があった? クリスタ。 243 00:18:29,842 --> 00:18:34,847 (クリスタ)助けが必要だ。 すぐにメンバーを集めてくれ。 244 00:18:36,782 --> 00:18:41,787 (レヴィエル)まあ 突然の招集で こんだけ集まれば上等か。 245 00:18:41,787 --> 00:18:47,793 もう大体 俺が お前らを集めた理由は わかってると思うが 改めて。 246 00:18:47,793 --> 00:18:49,795 そこにいるクリスタのパーティー→ 247 00:18:49,795 --> 00:18:52,798 リクロマの救出に向かうパーティーを 構成する。 248 00:18:52,798 --> 00:18:55,801 場所は タンク殺しの64層だ。 249 00:19:05,811 --> 00:19:07,813 クラシア…。 250 00:19:07,813 --> 00:19:11,817 何を難しい顔をしているの? アレク。 老けて見えるわよ? 251 00:19:11,817 --> 00:19:16,822 そうか…。 その… 元気してたか? 252 00:19:16,822 --> 00:19:18,824 私のセリフ。 253 00:19:18,824 --> 00:19:22,828 まあ その様子じゃ 元気にしてはいなかったみたいだけど。 254 00:19:22,828 --> 00:19:24,830 ハハ…。 255 00:19:24,830 --> 00:19:27,833 何か会議してるんでしょう? 行かなかったの? 256 00:19:27,833 --> 00:19:31,837 呼ばれたのは フィーゼルのAランク冒険者たちだ。 257 00:19:31,837 --> 00:19:34,774 俺は まだ部外者みたいなものだから。 258 00:19:34,774 --> 00:19:36,776 ふーん…。 259 00:19:38,778 --> 00:19:40,780 ヒール。 260 00:19:48,788 --> 00:19:52,792 アレクが どこで何してたって 私は口出ししないけど→ 261 00:19:52,792 --> 00:19:57,797 つらい時は話してみれば? 回復魔法は得意だから。 262 00:19:57,797 --> 00:20:03,803 ハハ… そうする。 その… 目立たず 波風を立てず… さ。 263 00:20:05,805 --> 00:20:08,808 宮廷で身につけた処世術が 抜けきらなくてね。 264 00:20:08,808 --> 00:20:12,812 どうしても まだ警戒してしまうんだ。 265 00:20:12,812 --> 00:20:16,816 ここにいる冒険者は 貴族とは違うって わかっているんだけど。 266 00:20:17,817 --> 00:20:19,819 …大変だったのね。 267 00:20:19,819 --> 00:20:23,823 いや…。 うん… そうだな。 268 00:20:24,824 --> 00:20:28,828 さすがクラシア。 少し気分が楽になったよ。 269 00:20:28,828 --> 00:20:30,830 ん…。 (ドアが勢いよく開く音) 270 00:20:30,830 --> 00:20:33,833 アレク!! お待ちかねの冒険だぜ! 271 00:20:33,833 --> 00:20:36,836 ジジイ直々の救出ミッションだ! 272 00:20:38,838 --> 00:20:40,840 タンク殺し? 273 00:20:40,840 --> 00:20:45,845 ボクたちが攻略中の フィーゼル西ダンジョンのことだよ。 274 00:20:45,845 --> 00:20:49,849 回復魔法が一切使えないんだ。 つまり ポーション頼り。 275 00:20:49,849 --> 00:20:51,851 そりゃまた…。 276 00:20:51,851 --> 00:20:55,855 そんな所に挑むのに よく反対しなかったな クラシア。 277 00:20:55,855 --> 00:20:59,859 はあ? めちゃくちゃに反対したわよ! 278 00:20:59,859 --> 00:21:03,863 なのに このバカが バカ強引に バカ決めたのよ! 279 00:21:03,863 --> 00:21:06,866 本当にバカ!! 280 00:21:06,866 --> 00:21:08,868 ふかしてんなよ 潔癖症! 281 00:21:08,868 --> 00:21:12,872 多数決だろ!? 脳に土でも詰まってんのか! 282 00:21:15,875 --> 00:21:19,879 そのリクロマというパーティーが タンク殺しを攻略中→ 283 00:21:19,879 --> 00:21:23,883 フロアボスとの戦闘で全滅しかけ そして…。 284 00:21:23,883 --> 00:21:27,887 クリスタ一人を地上へ戻したんだ。 ギルドに助けを求めるためにね。 285 00:21:29,889 --> 00:21:31,891 フロアボスの性質的に→ 286 00:21:31,891 --> 00:21:34,827 まず間違いなく アレク頼りになる。 287 00:21:34,827 --> 00:21:38,831 だから 本当に このミッションを受けて 64層に向かうかどうかは→ 288 00:21:38,831 --> 00:21:40,833 アレクが決めて。 289 00:21:40,833 --> 00:21:45,838 フロアボスとの戦いで負担が大きいのは 間違いなくアレクだから。 290 00:21:45,838 --> 00:21:50,843 少し腕が落ちてるかもって不安を除けば 何も問題ないよ。 291 00:21:50,843 --> 00:21:54,847 んじゃ ジジイどもに先越される前に とっとと向かうぞ。 292 00:21:54,847 --> 00:21:58,851 もしかして ギルマスも64層に向かうの? 293 00:21:58,851 --> 00:22:02,855 うん。 今回は ギルマスの臨時パーティーとボクたち→ 294 00:22:02,855 --> 00:22:05,858 2つのパーティーで 向かうことになっている。 295 00:22:05,858 --> 00:22:10,863 つまり 何? 私たちは 結局 おまけってこと? 296 00:22:10,863 --> 00:22:13,866 おまけか。 そりゃいいや。 297 00:22:13,866 --> 00:22:17,870 (オーネスト)うう~~っ…!! いーや 待て待て! おかしいだろ! 298 00:22:17,870 --> 00:22:20,873 潔癖症もアレクも 少しは怒るなりしろよ! 299 00:22:20,873 --> 00:22:23,876 いやあ…。 だって 事実だし? 300 00:22:23,876 --> 00:22:28,881 おまけは俺だよ。 ここにいる資格だって 本当は…。 301 00:22:28,881 --> 00:22:31,884 (オーネスト)アレク以外に誰がいるってんだよ。 302 00:22:34,820 --> 00:22:38,824 他の奴らじゃ どいつもこいつも俺様には足手まといだ。 303 00:22:38,824 --> 00:22:42,828 最強のパーティーには 最強の魔法師が必要だからな。 304 00:22:42,828 --> 00:22:44,830 っていうか 違うってば。 305 00:22:44,830 --> 00:22:48,834 ギルマスは 「アレクが行くなら許可する」 って言ったんだよ。 306 00:22:48,834 --> 00:22:51,837 3人だけなら それこそ お留守番だったの! 307 00:22:51,837 --> 00:22:53,839 そう… なのか? 308 00:22:53,839 --> 00:22:58,844 フフッ… アレク すっかりギルマスに気に入られちゃったわね。 309 00:22:59,845 --> 00:23:02,848 よーし パーティーの申請してくんぜ! 310 00:23:02,848 --> 00:23:06,852 これで ラスティングピリオド 完全復活ってわけだ! 311 00:23:06,852 --> 00:23:15,861 ♬~ 312 00:23:15,861 --> 00:23:18,864 さあて 伝説の続きといくか。 313 00:23:19,865 --> 00:23:21,867 また懐かしい言葉を持ち出すね。 314 00:23:22,868 --> 00:23:24,870 当たり前だろうが。 315 00:23:24,870 --> 00:23:26,872 王都のダンジョンなんざ→ 316 00:23:26,872 --> 00:23:28,874 伝説の序章も序章だっつうの。 317 00:23:28,874 --> 00:23:30,876 というか あの時の続きをするために→ 318 00:23:30,876 --> 00:23:32,811 3人で潜り続けてたんだろうが。 319 00:23:32,811 --> 00:23:34,813 えっ そんなこと知らなかった。 320 00:23:34,813 --> 00:23:37,816 私も知らなかったわね。 はあ~っ!? 321 00:23:38,817 --> 00:23:41,820 また4人でダンジョンに潜れたら。 322 00:23:41,820 --> 00:23:44,823 ボクは そう考えてただけだから。 そうね。 323 00:23:45,824 --> 00:23:48,827 フフッ…。 おい! てめっ… 笑ってんじゃねえ! 324 00:23:49,828 --> 00:23:52,831 まあ なんだ。 待たせて悪かった。 325 00:23:53,832 --> 00:23:56,835 ケッ… 俺らが 好きで待ってただけだ。 326 00:23:56,835 --> 00:23:59,838 だから そんなことで いちいち謝ってんじゃねえよ。 327 00:23:59,838 --> 00:24:02,841 今度は 学院なんて ちっぽけな場所じゃあねえ。 328 00:24:02,841 --> 00:24:06,845 世界にだ。 世界に 俺らの名をとどろかせてやろうや! 329 00:24:08,847 --> 00:24:10,849 (オーネスト)度肝 抜いてやんぞ! 330 00:24:13,852 --> 00:24:16,855 (一同)ラスティングピリオド!