1 00:00:39,072 --> 00:00:43,076 (デュラハンのうなり声) 2 00:00:44,077 --> 00:00:46,079 (ロキ・シルベリア)さすがだね…。 3 00:00:46,079 --> 00:00:49,082 さっきのフロアボスを倒した時よりも 増えている。 4 00:00:50,083 --> 00:00:52,085 (アレク・ユグレット)くっ…。 5 00:00:52,085 --> 00:00:54,087 ううっ! くっ…! 6 00:00:56,089 --> 00:00:58,091 (オーネスト・レイン)アレク! 7 00:01:00,093 --> 00:01:02,095 くっ…! 8 00:01:04,097 --> 00:01:06,099 広がれ! 9 00:01:10,103 --> 00:01:12,105 (マーベル)すっご…。 10 00:01:12,105 --> 00:01:14,107 デュラちゃんが見えなくなっちゃった…。 11 00:01:14,107 --> 00:01:17,110 サンダーボルト アクセラレーション!! 12 00:01:20,113 --> 00:01:24,117 ぐああーっ…! 13 00:01:24,117 --> 00:01:27,120 (うなり声) 14 00:01:27,120 --> 00:01:30,123 マジか! まだ動けんのかよ! 15 00:01:30,123 --> 00:01:32,125 (ヨルハ・アイゼンツ)くっ…! 16 00:01:32,125 --> 00:01:35,062 《三点封陣も長くはもたない…》 17 00:01:35,062 --> 00:01:38,065 《頼むよ アレク ここで決めて!》 18 00:01:38,065 --> 00:01:41,068 描け… 描くんだ…! 19 00:01:41,068 --> 00:01:43,070 くっ…! 20 00:01:43,070 --> 00:01:45,072 アレク! 21 00:01:45,072 --> 00:01:50,077 当然だね。 本日2度目のアクセラレーション…。 22 00:01:50,077 --> 00:01:52,079 普通なら とうに限界だ。 23 00:01:52,079 --> 00:01:56,083 急激な魔力消費に 肉体が悲鳴を上げる…。 24 00:01:56,083 --> 00:02:00,087 たとえ彼が どれほどの天才でも。 25 00:02:02,089 --> 00:02:04,091 (レグルス・ガルダナ)お前はクビだ。 26 00:02:04,091 --> 00:02:06,093 そんなの関係ない! 27 00:02:06,093 --> 00:02:10,097 ボクたちは 他でもない アレク・ユグレットを必要としてるんだ! 28 00:02:10,097 --> 00:02:14,101 (クラシア・アンネローゼ)アレクが どこで何してたって 私は口出ししないけど→ 29 00:02:14,101 --> 00:02:16,103 つらい時は話してみれば? 30 00:02:16,103 --> 00:02:20,107 今度は 学院なんて ちっぽけな場所じゃあねえ。 31 00:02:20,107 --> 00:02:24,111 世界にだ。 世界に 俺らの名をとどろかせてやろうや! 32 00:02:25,112 --> 00:02:30,117 《でも 手を差し伸べて チャンスをくれた奴らがいる》 33 00:02:34,054 --> 00:02:38,058 《だから せめて… あいつらを失望だけはさせたくない》 34 00:02:42,062 --> 00:02:44,064 ヴァジュラ! 35 00:02:46,066 --> 00:02:48,068 嘘でしょ!? ハッ! 36 00:02:48,068 --> 00:02:50,070 (リウェル)あれは…! 37 00:02:54,074 --> 00:02:57,077 これが 最後の一撃だ。 38 00:03:00,080 --> 00:03:02,082 もう これ以上は…。 あっ…! 39 00:03:02,082 --> 00:03:07,087 (うなり声) 40 00:03:07,087 --> 00:03:09,089 行け。 41 00:03:11,091 --> 00:03:17,097 (咆哮) 42 00:03:17,097 --> 00:03:22,102 ♬~ 43 00:03:37,050 --> 00:03:42,055 やっぱり 頼られるってのは→ 44 00:03:42,055 --> 00:03:44,057 悪くないなあ…。 45 00:03:45,058 --> 00:03:48,061 頼る頼られるじゃなくてさ→ 46 00:03:48,061 --> 00:03:52,065 4人でダンジョンでバカ騒ぎ… の 間違いじゃない? 47 00:03:55,068 --> 00:03:59,072 アレク・ユグレット 完全復活だな。 48 00:03:59,072 --> 00:04:02,075 そう? まだまだいけたと思うけど? 49 00:04:02,075 --> 00:04:04,077 鬼かよ。 50 00:04:04,077 --> 00:04:06,079 おかえり アレク。 51 00:04:07,080 --> 00:04:10,083 ところでよぉ? アレク。 52 00:04:10,083 --> 00:04:14,087 どう見ても勝負は 俺様の勝ちだよなあ? 53 00:04:15,088 --> 00:04:19,092 ルールは覚えてるな? 先に ぶっ倒れたほうが負け。 54 00:04:19,092 --> 00:04:22,095 負けたほうは罰ゲームな! 55 00:04:23,096 --> 00:04:28,101 あっ! おまっ… わかってて 俺が倒れるの黙って見てたな!? 56 00:04:28,101 --> 00:04:33,039 おいおいおい。 男と男の真剣勝負に 甘えたこと言ってんな。 57 00:04:33,039 --> 00:04:37,043 だが… まあ 俺様も鬼じゃねえ。 58 00:04:37,043 --> 00:04:40,046 今回は アレクに不利な勝負だったし? 59 00:04:40,046 --> 00:04:43,049 特別に罰ゲームは 軽いもんにしてやるかねえ。 60 00:04:43,049 --> 00:04:45,051 そりゃどうも。 61 00:04:45,051 --> 00:04:49,055 だから 4年前みてえな 隠しごとは もうなしだ。 62 00:04:49,055 --> 00:04:52,058 潔癖症でも ヨルハでも 俺様でもいい。 63 00:04:54,060 --> 00:04:58,064 (オーネスト)悩みがあるんなら 3人の誰かに必ず打ち明けろ。 64 00:04:58,064 --> 00:05:00,066 一人で抱え込むな。 65 00:05:00,066 --> 00:05:03,069 これが てめえへの罰だ。 66 00:05:05,071 --> 00:05:08,074 はっ… 軽いにも程があるだろ。 67 00:05:08,074 --> 00:05:13,079 ああ? なら うんと重いやつにしてやろうか? 68 00:05:13,079 --> 00:05:16,082 勘弁してくれ… それでいい。 69 00:05:16,082 --> 00:05:18,084 だろう? だろう? 70 00:05:18,084 --> 00:05:21,087 俺様の寛大な心に 感謝するんだな。 71 00:05:21,087 --> 00:05:23,089 ああ そうする。 72 00:05:23,089 --> 00:05:27,093 (ロキ)いやいや~ みんな ほーんと お疲れさま。 73 00:05:28,094 --> 00:05:30,096 痛っ…! 決して…→ 74 00:05:30,096 --> 00:05:33,099 決して わざとじゃないんだってば…! 75 00:05:34,034 --> 00:05:36,036 あっ…。 あっ…。 76 00:05:37,037 --> 00:05:41,041 この度は 助けてくださり ありがとうございました。 77 00:05:41,041 --> 00:05:44,044 遅れまして すいません。 78 00:05:44,044 --> 00:05:47,047 「緋色の花」のリーダー リウェルです。 79 00:05:47,047 --> 00:05:49,049 ああ どうも。 俺は…。 80 00:05:49,049 --> 00:05:51,051 (マーベル)アーレくーん! アハハハッ! 81 00:05:52,052 --> 00:05:54,054 ああーーっ!! 82 00:05:55,055 --> 00:05:57,057 どうもありがとう! ああ。 83 00:05:57,057 --> 00:06:00,060 私 マーベル。 強いねえ 君。 84 00:06:00,060 --> 00:06:04,064 どう? 今度 一緒に もうひとダンジョン。 85 00:06:04,064 --> 00:06:07,067 マ… マーベルさん! アレクは うちの魔法師だからね! 86 00:06:08,068 --> 00:06:11,071 かれこれ いろんな魔法師を見てきたけど→ 87 00:06:11,071 --> 00:06:15,075 一度に あれだけ展開された魔法を見るのは 初めてだったよ。 88 00:06:15,075 --> 00:06:20,080 君じゃなかったら 今頃 第2ラウンド始まってたかも。 89 00:06:20,080 --> 00:06:22,082 おかげで倒せた。 90 00:06:22,082 --> 00:06:25,085 僕は もう二度と戦いたくないけどね。 91 00:06:27,087 --> 00:06:29,089 あんたの作戦も面白かったよ。 92 00:06:30,090 --> 00:06:34,027 へえ~。 聞きましたあ? 奥さん。 俺らのおかげだってえ~。 93 00:06:34,027 --> 00:06:36,029 ええ~? 本当? 94 00:06:36,029 --> 00:06:40,033 それって つまり 「貸し」ってこと? 95 00:06:40,033 --> 00:06:42,035 (2人)ヨルハは どう思う? 96 00:06:42,035 --> 00:06:46,039 わかってる わかってる! ちゃんと借りは返すから! 97 00:06:46,039 --> 00:06:49,042 つうか こんな時だけ 息ぴったりだね 君たち。 98 00:06:51,044 --> 00:06:54,047 で? 僕らに推薦しろって話? 99 00:06:54,047 --> 00:06:56,049 やだやだ 恩着せがましいったら…。 100 00:06:56,049 --> 00:06:58,051 推薦? 101 00:06:58,051 --> 00:07:00,053 Sランク昇格の推薦ですよ。 102 00:07:01,054 --> 00:07:05,058 AからSへの昇格には Sランクからの推薦と→ 103 00:07:05,058 --> 00:07:08,061 ギルドマスターの承認が必要ですからね。 104 00:07:08,061 --> 00:07:12,065 推薦の件は 私が責任を持って果たしましょう。 105 00:07:12,065 --> 00:07:15,068 クソ野郎はともかく あんたなら問題ねえ。 106 00:07:15,068 --> 00:07:18,071 よろしく頼むよ。 ちょっと ちょっと! 107 00:07:18,071 --> 00:07:21,074 僕ってば そんなに信用ないかなあ? 108 00:07:21,074 --> 00:07:25,078 この戦闘バカに ビシッと言ってやってよ リーダー。 109 00:07:25,078 --> 00:07:29,082 信用… ありませんね。 110 00:07:29,082 --> 00:07:31,084 そりゃないでしょ~。 111 00:07:31,084 --> 00:07:33,019 ねえよ。 ないわね。 112 00:07:33,019 --> 00:07:35,021 ない。 113 00:07:35,021 --> 00:07:38,024 あれ!? もしかして 僕の味方 ここにいない!? 114 00:07:38,024 --> 00:07:41,027 (一同の笑い声) 115 00:07:48,034 --> 00:07:50,036 うん。 116 00:07:52,038 --> 00:07:56,042 この度は 本当に ありがとうございました。 117 00:07:56,042 --> 00:07:58,044 それと…→ 118 00:07:58,044 --> 00:08:00,046 良いパーティーですね。 119 00:08:01,047 --> 00:08:05,051 (オーネスト)当ったり前だろ! 俺らは 伝説のパーティー→ 120 00:08:05,051 --> 00:08:08,054 ラスティングピリオドなんだからよ! 121 00:08:08,054 --> 00:08:11,057 よっしゃ! (オーネスト)よっしゃ! 122 00:08:16,062 --> 00:08:18,064 (ミーシャ)いや~。 まさか 本当に→ 123 00:08:18,064 --> 00:08:21,067 64層のボスを倒しちゃうなんて! 124 00:08:21,067 --> 00:08:26,072 ギルドでも毎日 アレクさんの噂話で持ちきりですよ。 125 00:08:26,072 --> 00:08:30,076 偉そうなこと言ってる割に ギルマスは間に合わないしで…。 126 00:08:30,076 --> 00:08:33,013 本当に大変でしたね。 127 00:08:33,013 --> 00:08:35,014 ゆっくり休めましたか? 128 00:08:35,014 --> 00:08:40,019 ああ。 ダンジョンは広大だし 地形も変わるからね。 129 00:08:41,020 --> 00:08:43,023 俺たちが役に立てて よかったよ。 130 00:08:43,023 --> 00:08:45,024 それじゃ…。 131 00:08:47,027 --> 00:08:49,029 (レヴィエル・スタンツ)ちょっと待て アレク。 132 00:08:49,029 --> 00:08:54,034 お前に客が来てるぜ。 古巣からだ。 133 00:08:54,034 --> 00:08:56,035 ガルダナから…? 134 00:09:00,039 --> 00:09:04,043 どうも お久しぶりです。 どうして ここへ? 135 00:09:04,043 --> 00:09:07,047 (ヴォガン・フォルネウス) あいつを殺したかったのか? 136 00:09:08,048 --> 00:09:13,053 なぜ 教えなかった? 身の程というものを…。 137 00:09:13,053 --> 00:09:17,057 お言葉ですが 俺が言って聞くような人間ですかね? 138 00:09:17,057 --> 00:09:19,058 殿下は…。 139 00:09:20,059 --> 00:09:24,063 まったく。 とんだ貧乏くじを引いた。 140 00:09:24,063 --> 00:09:26,066 気がかりではあったんです。 141 00:09:26,066 --> 00:09:30,069 あのあと 誰が魔法師として パーティーに加入したのか。 142 00:09:30,069 --> 00:09:33,006 フンッ。 魔法師だと? 143 00:09:33,006 --> 00:09:36,009 クソガキの世話係の間違いだな。 144 00:09:36,009 --> 00:09:39,012 面倒くさいこと この上ない。 145 00:09:40,013 --> 00:09:45,018 あいつは お前が去ったあと 30層へ挑み 大怪我を負った。 146 00:09:45,018 --> 00:09:49,022 殿下が!? 怪我は すでに完治した。 147 00:09:49,022 --> 00:09:52,025 説教して 軽くもんでやるつもりが→ 148 00:09:52,025 --> 00:09:55,028 鍛錬にまで付き合わされて やってられん。 149 00:09:55,028 --> 00:09:59,032 その上 ここまでの護衛と来た日には まったく…。 150 00:09:59,032 --> 00:10:03,036 護衛!? それじゃ 殿下は今 ここに…? 151 00:10:03,036 --> 00:10:07,040 クソガキは お前を認められないそうだ。 152 00:10:11,044 --> 00:10:13,046 殿下は どこです? 153 00:10:13,046 --> 00:10:17,050 地下闘技場… レヴィエルとやらは そう呼んでいた。 154 00:10:17,050 --> 00:10:19,052 そう… ですか…。 155 00:10:20,053 --> 00:10:25,058 俺も 殿下には言いたいことがあったので いろいろと清算させてもらいます。 156 00:10:27,060 --> 00:10:31,064 あれもあれで 一応は プライドがあるんだろうな。 157 00:10:31,064 --> 00:10:34,067 俺には到底理解できんが→ 158 00:10:34,067 --> 00:10:39,072 何があろうと覆すわけにはいかない 価値観のようなものが。 159 00:10:39,072 --> 00:10:42,075 それが 貴族というものでしょう…。 160 00:10:42,075 --> 00:10:44,077 フンッ。 面倒だな。 161 00:10:45,078 --> 00:10:47,080 貴族であるあなたが それを言いますか。 162 00:10:47,080 --> 00:10:51,084 俺は 俺の生きたいように生きているだけだ。 163 00:10:51,084 --> 00:10:53,086 貴族らしさなど知らん。 164 00:10:53,086 --> 00:10:59,092 ♬~ 165 00:10:59,092 --> 00:11:01,094 あっ…。 166 00:11:04,097 --> 00:11:07,100 (レグルス)来たな アレク・ユグレット。 167 00:11:07,100 --> 00:11:09,102 殿下…。 168 00:11:15,108 --> 00:11:17,110 父上は おっしゃった。 169 00:11:17,110 --> 00:11:20,113 王国は 現状を変えなければならないと。 170 00:11:20,113 --> 00:11:22,115 えっ…? 171 00:11:22,115 --> 00:11:25,118 それが正しいのだと 僕も思うことにした。 172 00:11:25,118 --> 00:11:29,122 ただし… 僕が妥協できたのは そこまでだ。 173 00:11:31,124 --> 00:11:34,060 平民と手を取り合えだと!? 174 00:11:34,060 --> 00:11:36,062 生まれながらに選ばれた この僕たちが→ 175 00:11:36,062 --> 00:11:40,066 なぜ 貴様らの戯言に 耳を傾ける必要がある! 176 00:11:41,067 --> 00:11:45,071 父上は なぜ 今になって この僕を否定する!? 177 00:11:45,071 --> 00:11:49,075 僕の生きた15年は 偽りだったとでも言うのか!? 178 00:11:49,075 --> 00:11:51,077 ふざけるな! 179 00:11:51,077 --> 00:11:53,079 ふざけるなーっ!! 180 00:11:54,080 --> 00:11:56,082 (レグルス)認めるものか! 181 00:11:56,082 --> 00:11:59,085 お前のような奴は 決して わかりはしないだろう!? 182 00:11:59,085 --> 00:12:01,087 僕の気持ちなんぞ!! 183 00:12:04,090 --> 00:12:11,097 知らないよ… あんたの気持ちも どうして認められないかも…。 184 00:12:12,098 --> 00:12:14,100 ただ 言えるのは→ 185 00:12:14,100 --> 00:12:18,104 その考えが間違ってるってことだけだ。 186 00:12:18,104 --> 00:12:21,107 間違ってる… だと!? 187 00:12:21,107 --> 00:12:25,111 俺の声を あんたは一切 聞き入れなかった。 188 00:12:25,111 --> 00:12:28,114 もし 聞き入れていたなら→ 189 00:12:28,114 --> 00:12:31,117 また違った「今」が きっと 存在していた。 190 00:12:31,117 --> 00:12:34,053 貴様の戯言を聞き入れろと!? 191 00:12:34,053 --> 00:12:36,055 ふざけるなよ 平民が!! 192 00:12:37,056 --> 00:12:39,058 平行線ですね…。 193 00:12:39,058 --> 00:12:42,061 僕は変わらない 認めない。 194 00:12:42,061 --> 00:12:45,064 変える必要など どこにもない。 195 00:12:45,064 --> 00:12:47,066 だから…→ 196 00:12:47,066 --> 00:12:49,068 僕と立ち合え! 197 00:12:49,068 --> 00:12:51,070 アレク・ユグレット! 198 00:12:52,071 --> 00:12:56,075 (レグルス)いいか? 約束は守れ ヴォガン卿。 199 00:12:56,075 --> 00:13:01,080 陛下のおっしゃる 変化とやらを 僕は不要と強く断じる! 200 00:13:01,080 --> 00:13:03,082 ああ。 201 00:13:03,082 --> 00:13:07,086 (レグルス)今 ここで この手で全てを証明してやる! 202 00:13:07,086 --> 00:13:10,089 そうだ 僕は間違ってない! 203 00:13:10,089 --> 00:13:12,091 だからこそ 僕と立ち合え! 204 00:13:12,091 --> 00:13:15,094 アレク・ユグレット いくぞ! 205 00:13:17,096 --> 00:13:19,098 ヤアッ! 206 00:13:21,100 --> 00:13:23,102 双剣…。 207 00:13:23,102 --> 00:13:25,104 何をそんなに驚いている? 208 00:13:25,104 --> 00:13:29,108 アーティファクトを見るのは 初めてじゃないだろう!? 209 00:13:30,109 --> 00:13:33,046 なんだと? 武器を変えろと? 210 00:13:33,046 --> 00:13:37,050 僕が この剣を 使いこなせてないと言うのか? 211 00:13:37,050 --> 00:13:41,054 成長中の殿下の体に その長剣は重すぎます。 212 00:13:41,054 --> 00:13:46,059 小型の双剣ならば 取り回しも良く 満足に扱えるかと…。 213 00:13:46,059 --> 00:13:48,061 ハッ。 214 00:13:48,061 --> 00:13:50,063 ヤアッ…! 215 00:13:54,067 --> 00:13:57,070 ヴォガン卿 あなたですね? 216 00:13:57,070 --> 00:13:59,072 殿下に何かを吹き込んだのですか? 217 00:13:59,072 --> 00:14:01,074 俺が言ってやったのは→ 218 00:14:01,074 --> 00:14:05,078 否定するのならば 自分の目で まず確かめろ。 219 00:14:05,078 --> 00:14:07,080 ただ それだけだ。 220 00:14:08,081 --> 00:14:15,088 認められない… その意地を通すのならば 証明するしかないだろう。 221 00:14:15,088 --> 00:14:20,093 王太子である てめえ自身の その手足を使ってな。 222 00:14:21,094 --> 00:14:26,099 その頑固さは 相変わらずのようですね 殿下。 223 00:14:26,099 --> 00:14:28,101 ほざけ! 224 00:14:29,102 --> 00:14:31,104 (レグルス)ヤアッ! 225 00:14:34,040 --> 00:14:38,044 (ヴォガン)俺は ふんぞり返るだけのバカは好きになれん。 226 00:14:38,044 --> 00:14:42,048 だが 行動を起こせるバカは嫌いじゃない。 227 00:14:42,048 --> 00:14:44,050 だから 教えてやった。 228 00:14:44,050 --> 00:14:47,053 お前と戦うための剣を…。 229 00:14:49,055 --> 00:14:51,057 ヤアッ! 230 00:15:03,069 --> 00:15:05,071 補助魔法か…。 231 00:15:05,071 --> 00:15:07,073 全て そのおかげだったんだろう? 232 00:15:07,073 --> 00:15:11,077 これまで僕が まともに戦えていたのも→ 233 00:15:11,077 --> 00:15:13,079 むちゃをして無事だったのも…。 234 00:15:13,079 --> 00:15:17,083 殿下を守れとの 陛下の命令でした。 235 00:15:17,083 --> 00:15:23,089 (レグルス)お前を追い出したあと 僕は ダンジョン30層に挑み続け→ 236 00:15:23,089 --> 00:15:26,092 その度に 大怪我を負って敗走した…。 237 00:15:26,092 --> 00:15:32,098 そうして やっと僕は… お前の残した覚書を読んだ。 238 00:15:32,098 --> 00:15:35,034 覚書って あの…? 239 00:15:35,034 --> 00:15:39,038 腹立たしいが あの覚書は完璧だった。 240 00:15:39,038 --> 00:15:41,040 正しかった。 241 00:15:41,040 --> 00:15:43,042 ダンジョンの情報だけじゃない…→ 242 00:15:43,042 --> 00:15:47,046 僕の性格や行動までが計算されていた…。 243 00:15:47,046 --> 00:15:51,050 天才だと… そう思った…。 244 00:15:52,051 --> 00:15:54,053 だから お前なんだ。 245 00:15:54,053 --> 00:15:58,057 お前が天才だからこそ 僕は お前を真っ向から否定する! 246 00:15:58,057 --> 00:16:00,059 しなければならない! 247 00:16:01,060 --> 00:16:03,062 (レグルス)わかったら いい加減に武器を出せ! 248 00:16:03,062 --> 00:16:05,064 アーティファクトを! 249 00:16:05,064 --> 00:16:08,067 聞いているのか!? 役立たず! 250 00:16:08,067 --> 00:16:15,074 ♬~ 251 00:16:15,074 --> 00:16:18,077 実力の差は承知の上…。 252 00:16:18,077 --> 00:16:21,080 それでも やるんですね? 253 00:16:23,082 --> 00:16:26,085 一つだけ聞かせてください。 (レグルス)なんだ? 254 00:16:26,085 --> 00:16:30,089 王国は 現状を変えるべきだと→ 255 00:16:30,089 --> 00:16:33,025 陛下は そうお考えなのですか? 256 00:16:33,025 --> 00:16:38,030 父上は 平民の力を 確かめようとしていたのだ…。 257 00:16:38,030 --> 00:16:41,033 僕をダンジョンへ向かわせたのも そのためだと。 258 00:16:44,036 --> 00:16:47,039 (レグルス)つまり 僕らは利用されていたんだ。 259 00:16:47,039 --> 00:16:50,042 父上が踏ん切りをつけるための 試金石としてな! 260 00:16:50,042 --> 00:16:52,044 そうか…。 261 00:16:52,044 --> 00:16:58,050 どうりで あの宮廷で 陛下だけが俺を 一人前に扱ってくれたわけだ。 262 00:16:58,050 --> 00:17:02,054 不満だろう? そんな理由だと 今さらわかって。 263 00:17:02,054 --> 00:17:05,057 いえ 逆ですよ。 264 00:17:05,057 --> 00:17:08,060 意味がなかったと思っていた あの4年間に→ 265 00:17:08,060 --> 00:17:11,063 これ以上ないほど価値があった…。 266 00:17:11,063 --> 00:17:14,066 俺にとっては 最高の報酬です。 267 00:17:15,067 --> 00:17:17,069 あっ…。 268 00:17:17,069 --> 00:17:19,071 フッ…。 269 00:17:19,071 --> 00:17:21,073 それじゃあ 俺からいくぞ。 270 00:17:21,073 --> 00:17:23,075 レグルス…。 271 00:17:26,078 --> 00:17:28,080 んっ!? 272 00:17:33,019 --> 00:17:35,021 ううっ…。 273 00:17:36,022 --> 00:17:39,025 ハアッ! (衝撃音) 274 00:17:42,028 --> 00:17:44,030 あっ…。 275 00:17:53,039 --> 00:17:56,042 (レグルス)なぜだ…? なぜ斬らない!? 276 00:17:56,042 --> 00:17:58,044 同情のつもりか!? 277 00:18:00,046 --> 00:18:04,050 僕が お前に何をしたか! なあ 思い出せよ! 278 00:18:04,050 --> 00:18:07,053 むげにしただろう!? 軽んじただろう!? 279 00:18:07,053 --> 00:18:11,057 バカにしてやっただろう!? 思い出せよ! 280 00:18:12,058 --> 00:18:15,061 僕は 誰なんだ…。 281 00:18:18,064 --> 00:18:20,066 わからなくなったんだ…。 282 00:18:20,066 --> 00:18:23,069 僕が 一体 誰なのか…。 283 00:18:23,069 --> 00:18:27,073 何をすべきで 何をすべきでないのか…。 284 00:18:27,073 --> 00:18:30,076 何が正しくて 何が間違っていて…。 285 00:18:30,076 --> 00:18:34,080 もう 何も… 何もわからない…。 286 00:18:35,014 --> 00:18:39,018 じ… 自分を信じた結果が このざまだ。 287 00:18:39,018 --> 00:18:44,023 正しかった… 正しかったはずなのに…。 288 00:18:44,023 --> 00:18:47,026 お前に斬られるのも 悪くないと思ったんだ。 289 00:18:47,026 --> 00:18:50,029 僕に万一のことがあれば→ 290 00:18:50,029 --> 00:18:53,032 きっと 父上も 考え直してくださるだろうと…。 291 00:18:53,032 --> 00:18:58,037 それだけが 僕らしくあれる 唯一の方法だって…→ 292 00:18:58,037 --> 00:19:00,039 そう思ったのに…。 293 00:19:00,039 --> 00:19:04,043 それなのに お前まで 僕をそんな目で見るのか!? 294 00:19:04,043 --> 00:19:06,045 教えろよ 役立たず! 295 00:19:06,045 --> 00:19:11,050 僕は誰だ? 僕は どうすればいいんだよ! 296 00:19:12,051 --> 00:19:16,055 どうして その問いを 俺なんかに投げかけるんですか? 297 00:19:17,056 --> 00:19:19,058 フッ…。 298 00:19:19,058 --> 00:19:24,063 いや 人の不幸を笑うつもりはないのですが→ 299 00:19:24,063 --> 00:19:28,067 面白いものですね 人生ってやつは…。 300 00:19:28,067 --> 00:19:32,071 俺は 殿下とやり合うつもりで ここに来ました。 301 00:19:32,071 --> 00:19:37,009 汚い言葉で吐き捨てて ののしり合うことになるだろうと…。 302 00:19:37,009 --> 00:19:40,012 俺だって少なからず 腹は立ってましたから。 303 00:19:40,012 --> 00:19:42,014 だというのに…→ 304 00:19:42,014 --> 00:19:47,019 なぜか 今 その殿下から 人生相談を受けている…。 305 00:19:47,019 --> 00:19:51,023 不思議なこともあったもんだと思ったら つい おかしくて…。 306 00:19:54,026 --> 00:19:56,028 わる… かった…。 307 00:19:57,029 --> 00:19:59,031 はっ? えっ? 308 00:19:59,031 --> 00:20:02,034 悪かった! これで満足か!? 309 00:20:03,035 --> 00:20:06,038 いや… 皮肉で言ったわけじゃなくて→ 310 00:20:06,038 --> 00:20:10,042 俺のほうが もっと わからないってことですよ。 311 00:20:10,042 --> 00:20:12,044 どういうことだ? 312 00:20:14,046 --> 00:20:18,050 (アレクの声)俺だって 助けられてばかりの人生です。 313 00:20:18,050 --> 00:20:20,052 自分は何者なのか…→ 314 00:20:20,052 --> 00:20:23,055 一体 どの選択が正しかったのか…→ 315 00:20:23,055 --> 00:20:26,058 今も まだ わからないけど…。 316 00:20:28,060 --> 00:20:32,064 (アレクの声)それらは 間違っても 他人の意志に委ねるようなものじゃない。 317 00:20:34,066 --> 00:20:39,071 だから 自分で見つけて 自分で選び取ってください。 318 00:20:42,074 --> 00:20:45,077 チッ…。 頭が冷えた。 319 00:20:45,077 --> 00:20:48,080 僕は なんで こんな奴に話したんだか。 320 00:20:48,080 --> 00:20:51,083 ヴォガン卿 あれをよこせ。 321 00:20:56,088 --> 00:20:58,090 お前に返す。 322 00:20:58,090 --> 00:21:03,095 預かっていた… いや 僕が取り上げたローブだ。 323 00:21:03,095 --> 00:21:05,097 宮廷魔法師の…。 324 00:21:05,097 --> 00:21:10,102 それから 国王陛下より これをお預かりした。 325 00:21:10,102 --> 00:21:12,104 (レグルス)その手紙を読んでみろ。 326 00:21:12,104 --> 00:21:17,109 「お前のために宮廷魔法師の席を いつでも空けて待っている」→ 327 00:21:17,109 --> 00:21:19,111 そう記しているはずだ。 328 00:21:20,112 --> 00:21:23,115 これは 勅令ですか? 329 00:21:23,115 --> 00:21:26,118 俺は 嘆願だと聞いている。 330 00:21:27,119 --> 00:21:29,121 さあ 受け取れ。 331 00:21:30,122 --> 00:21:34,059 そのローブも 陛下からの手紙も→ 332 00:21:34,059 --> 00:21:36,061 俺には必要ありません。 333 00:21:36,061 --> 00:21:38,063 何!? 334 00:21:38,063 --> 00:21:43,068 俺が入ったパーティーは どうにも脱退禁止らしくて…。 335 00:21:43,068 --> 00:21:47,072 宮廷魔法師に戻ろうにも 戻れないし…。 336 00:21:47,072 --> 00:21:49,074 戻る気もありませんから。 337 00:21:49,074 --> 00:21:51,076 フンッ。 338 00:21:51,076 --> 00:21:54,079 ヴォガン卿 陛下に こうお伝えください。 339 00:21:54,079 --> 00:21:56,081 4年間 いろいろあったが→ 340 00:21:56,081 --> 00:21:58,083 世話になった と…。 341 00:21:58,083 --> 00:22:00,085 そうか…。 342 00:22:01,086 --> 00:22:04,089 (レグルス)王都へ帰るぞ ヴォガン卿。 343 00:22:04,089 --> 00:22:06,091 こんな場所に もう用はない。 344 00:22:07,092 --> 00:22:11,096 (レグルス)国王陛下のご厚意を むげにするとはな…。 345 00:22:11,096 --> 00:22:14,099 とんだ ろくでなしの やからがいたものだ。 346 00:22:14,099 --> 00:22:18,103 俺が ろくでもない奴だなんて 今さらでしょう? 347 00:22:18,103 --> 00:22:22,107 なんせ 役立たずの平民ですからね。 348 00:22:23,108 --> 00:22:25,110 (レグルス)チッ…。 349 00:22:25,110 --> 00:22:27,112 アレク・ユグレット。 350 00:22:27,112 --> 00:22:30,115 やっぱり 俺は お前が嫌いだ! 351 00:22:30,115 --> 00:22:33,118 俺もですよ… やっと気が合いましたね。 352 00:22:34,053 --> 00:22:36,055 フンッ。 353 00:22:37,056 --> 00:22:39,058 フッ…。 354 00:22:41,060 --> 00:22:44,063 フフフフ…。 355 00:22:44,063 --> 00:22:46,065 ハハハハ…! 356 00:22:48,067 --> 00:22:53,072 ♬~