1 00:00:13,117 --> 00:00:16,120 ・ (オープニングテーマ) 2 00:00:16,120 --> 00:00:36,140 ・~ 3 00:00:36,140 --> 00:00:56,160 ・~ 4 00:00:56,160 --> 00:01:16,114 ・~ 5 00:01:16,114 --> 00:01:36,134 ・~ 6 00:01:36,134 --> 00:01:40,134 ・~ 7 00:02:18,643 --> 00:02:20,645 ( 甲山 ) はい お待ち 。 ( 陽一 ) ハハハハ 。 8 00:02:20,645 --> 00:02:23,147 いつもながら うまそう! ( 甲山 ) ハハハ… 。 ・ 9 00:02:23,147 --> 00:02:27,151 遠慮なく食べてくれ 。 ( しげる ) あぁ いただきます! 10 00:02:27,151 --> 00:02:29,654 うまい! 寒いときは これに限るね! 11 00:02:29,654 --> 00:02:32,590 ( みつ子 ) ホント ホント 。 お? そろそろだな 。 12 00:02:32,590 --> 00:02:36,594 何が? ( 甲山 ) まっ 見てなって 。 13 00:02:36,594 --> 00:02:40,598 あっ これって きょうから 始まった 札幌雪祭りでしょ? 14 00:02:40,598 --> 00:02:43,101 ほ~う よく知ってるな 。 ヘヘヘ 。 15 00:02:43,101 --> 00:02:46,604 お姉ちゃんは お祭りと 食べ物には目がないんだ 。 16 00:02:46,604 --> 00:02:48,606 よけいなことは 言わんでよろしい! 17 00:02:48,606 --> 00:02:50,608 フフフ 。 18 00:02:50,608 --> 00:02:53,111 《札幌雪祭りか 。 ・ 19 00:02:53,111 --> 00:02:56,614 そういえば ドイツ料理部主任の関場さんが・ 20 00:02:56,614 --> 00:03:00,118 札幌の料理店を手伝いに行って 連絡が取れなくなったって・ 21 00:03:00,118 --> 00:03:03,121 味皇のじいさんが言ってたっけ》 22 00:03:03,121 --> 00:03:05,123 あれ? 23 00:03:05,123 --> 00:03:07,125 あれは… 。 24 00:03:07,125 --> 00:03:10,628 関場さん! ( しげる ) え? どこに? 25 00:03:10,628 --> 00:03:12,630 どこにいるの? ほら あそこ あそこ! 26 00:03:12,630 --> 00:03:14,632 あのカップルの陰に… 。 27 00:03:14,632 --> 00:03:17,635 あぁ もう邪魔 邪魔なんだよ あの2人! 28 00:03:17,635 --> 00:03:19,637 こら どけったら どけ! [外:6FD7DBAC9AD5D605768457F173A1CBD1] ( 男性 ) ということで・ 29 00:03:19,637 --> 00:03:22,140 すばらしい雪祭りの現場から… 。 あ~あ 。 30 00:03:22,140 --> 00:03:24,642 もう… 。 [外:762CBC6B6F0F7132973C0F6CEB4141C6] ( 着信音 ) 31 00:03:24,642 --> 00:03:27,645 ( 甲山 ) はいはいの~はいはいっと 。 [外:762CBC6B6F0F7132973C0F6CEB4141C6] ( 着信音 ) 32 00:03:27,645 --> 00:03:31,649 はい 毎度 甲来軒… あぁ 。 33 00:03:31,649 --> 00:03:34,585 おい 陽一 お前に味皇さんからだ 。 34 00:03:34,585 --> 00:03:38,085 えっ 俺に? 味皇のじいさんから? 35 00:03:39,590 --> 00:03:42,090 (ブラボーおじさん) よ~っと! 36 00:03:48,099 --> 00:03:52,103 じゃあ 味皇のじいさんも テレビで関場さんを見つけたんだ 。 37 00:03:52,103 --> 00:03:56,107 ( 味皇 ) うん じゃが 関場ともあろう者が・ 38 00:03:56,107 --> 00:04:00,111 何の報告もないままというのが わしには気にかかるんじゃ 。 39 00:04:00,111 --> 00:04:03,114 うん 向こうで何かあったのかな? 40 00:04:03,114 --> 00:04:07,118 ちょっと気がかりなうわさを 耳にしてるんでな 。 41 00:04:07,118 --> 00:04:09,120 気がかりなうわさって? 42 00:04:09,120 --> 00:04:12,123 ・ ( 男性1 ) 文句ない! 最高の味だよ! 43 00:04:12,123 --> 00:04:15,626 ( 男性2 ) そんなにうまいのか? 北の悪魔の作る料理は 。 44 00:04:15,626 --> 00:04:19,130 ( 男性1 ) ああ うまい! まっ とにかく一度 食べてみるといい 。 45 00:04:19,130 --> 00:04:21,132 店は札幌のどこにあるんだ? 46 00:04:21,132 --> 00:04:23,634 ( 男性1 ) いや それがな・ 47 00:04:23,634 --> 00:04:27,638 包丁1本を持っての 神出鬼没の料理人らしくてな 。 ・ 48 00:04:27,638 --> 00:04:31,142 自分の手下の 露店のむかで軍団を率いて・ 49 00:04:31,142 --> 00:04:34,579 狙いをつけた店や お祭りの露店商たちを・ 50 00:04:34,579 --> 00:04:38,579 集中攻撃して潰し回ってるって 話なんだよ。 51 00:04:40,084 --> 00:04:42,587 ( 男性2 ) う~ん それじゃ どこへ行けば・ 52 00:04:42,587 --> 00:04:46,591 その北の悪魔に出会えるか 分からないってことか 。 53 00:04:46,591 --> 00:04:49,594 ( 男性1 ) その正体が何者なのか 誰にも分からんらしい 。 ・ 54 00:04:49,594 --> 00:04:53,097 ただ その包丁は暗黒の光のように 燃えているけど・ 55 00:04:53,097 --> 00:04:57,597 時には天界の光のように 美しく輝くらしいな 。 56 00:04:59,604 --> 00:05:02,607 《北の悪魔か…》 ( 甲山 ) こりゃあ ぜひとも・ 57 00:05:02,607 --> 00:05:07,612 私どもも その北の悪魔の 包丁さばき 見たいもんですね 。 58 00:05:07,612 --> 00:05:11,612 なぁ 味っ子 。 う~ん… ん? 59 00:05:19,123 --> 00:05:22,126 うわ~ すごいや! 60 00:05:22,126 --> 00:05:25,129 あぁ 聞きしに勝る 美しき世界じゃ 。 61 00:05:25,129 --> 00:05:28,633 味皇のじいさん ホントに こんな大勢の中から・ 62 00:05:28,633 --> 00:05:30,635 関場さんを捜すの? うん 。 63 00:05:30,635 --> 00:05:33,070 ( 甲山 ) こりゃあ 容易なこっちゃ ありやせんや 。 64 00:05:33,070 --> 00:05:35,573 ( 法子 ) そうですわね どうでしょう? 65 00:05:35,573 --> 00:05:38,075 二手に分かれて捜してみては? 66 00:05:38,075 --> 00:05:41,078 おっ それはいい考え ねぇ 味皇さん 。 ・ 67 00:05:41,078 --> 00:05:44,081 それじゃ ここらで 二手に分かれやしょうぜ 。 68 00:05:44,081 --> 00:05:57,595 ・~ 69 00:05:57,595 --> 00:06:02,595 ( ざわめき ) 70 00:06:09,607 --> 00:06:11,609 あ… あれは! 71 00:06:11,609 --> 00:06:14,111 (クラクション) あっ! 72 00:06:14,111 --> 00:06:16,614 こ… この車は 。 73 00:06:16,614 --> 00:06:28,125 ・~ 74 00:06:28,125 --> 00:06:30,127 何だ? 75 00:06:30,127 --> 00:06:32,627 招き味将軍! 76 00:06:39,070 --> 00:06:42,570 すると むかで軍団とは 味将軍グループの 。 77 00:06:45,076 --> 00:06:48,579 何てこったぁ こんな所にまで来やがって 。 78 00:06:48,579 --> 00:06:51,082 しかも すべての通行人を 集めだした 。 79 00:06:51,082 --> 00:06:54,085 あれが北の悪魔のむかで軍団か 。 80 00:06:54,085 --> 00:06:57,088 この寒い中 あんなに行列 作っちゃって 。 81 00:06:57,088 --> 00:06:59,588 そんなに うまいんですかね? 82 00:07:02,093 --> 00:07:04,093 あっ 。 83 00:07:07,098 --> 00:07:10,101 ごめん 。 ( 男性 ) 北の悪魔なら向かいだよ 。 84 00:07:10,101 --> 00:07:12,603 いやいや そうではなくて ご主人 。 85 00:07:12,603 --> 00:07:15,606 あ? 3本 もらえますかな? 86 00:07:15,606 --> 00:07:19,610 え? こら どうもどうも 失礼しました 。 ・ 87 00:07:19,610 --> 00:07:22,613 いや どうも北の悪魔が 向かいに来てからってもの・ 88 00:07:22,613 --> 00:07:26,117 客足が ばったり 途絶えちまったもんで 。 89 00:07:26,117 --> 00:07:28,619 北の悪魔って そんなにすごいの? 90 00:07:28,619 --> 00:07:30,621 ( 男性 ) はい いや それがね・ 91 00:07:30,621 --> 00:07:33,057 あっしも見るのは 初めてなんですがね 。 ・ 92 00:07:33,057 --> 00:07:36,060 とにかく向かい側に 店 構えられちゃ・ 93 00:07:36,060 --> 00:07:39,563 もう商売上がったりですわ 。 94 00:07:39,563 --> 00:07:42,566 あんなに長い列を待っても 買うってほど・ 95 00:07:42,566 --> 00:07:45,569 そんなに うまいもんすかねぇ 。 う~ん 。 96 00:07:45,569 --> 00:07:47,571 ( 男性 ) 何でも われわれが逆立ちしても・ 97 00:07:47,571 --> 00:07:49,573 出せないような味を出すって 言うけど 。 98 00:07:49,573 --> 00:07:53,077 う~ん いや ご主人 このフランクフルトも・ 99 00:07:53,077 --> 00:07:55,579 なかなかの味 。 うん おいしいよ! 100 00:07:55,579 --> 00:07:58,082 うん うまい 。 ( 難波 ) いやいや・ 101 00:07:58,082 --> 00:08:00,084 あの味には かないません 。 102 00:08:00,084 --> 00:08:03,087 しかも あのむかで軍団の 機動力でしょう 。 103 00:08:03,087 --> 00:08:07,591 われわれ地道にやってきた露店が 何軒 潰されたことか 。 104 00:08:07,591 --> 00:08:12,091 かくいう うちも きょうは店じまいだ ヘヘッ 。 105 00:08:13,597 --> 00:08:17,597 《北の悪魔 一体 何者なんだ?》 106 00:08:19,603 --> 00:08:22,106 ( 甲山 ) すごいですね この長い列 。 ・ 107 00:08:22,106 --> 00:08:25,609 こんなにまでして 北の悪魔の味を求めるなんて 。 108 00:08:25,609 --> 00:08:28,612 しかし こうなると ますます知りたいですね 。 109 00:08:28,612 --> 00:08:31,115 これほどまでに 客の舌をつかんで離さない・ 110 00:08:31,115 --> 00:08:35,052 北の悪魔の正体ってやつを どう思います? 味皇さん 。 ・ 111 00:08:35,052 --> 00:08:38,556 一体 どこで どんな修業を積んだ ヤツなんでしょうね?・ 112 00:08:38,556 --> 00:08:40,558 ん? あれ?・ 113 00:08:40,558 --> 00:08:44,061 陽一! 味っ子!・ 114 00:08:44,061 --> 00:08:46,564 どこ行っちゃったんだ? 味っ子のヤツ 。 115 00:08:46,564 --> 00:08:48,566 陽一君のことだ 恐らく・ 116 00:08:48,566 --> 00:08:51,569 北の悪魔の味が気になって しかたがないのだろう 。 117 00:08:51,569 --> 00:08:54,071 ホテルは分かっておるのだ 。 118 00:08:54,071 --> 00:08:56,073 わしらは 先に帰っていることにしよう 。 119 00:08:56,073 --> 00:08:59,076 ( 甲山 ) そうですな このうえ 味っ子まで捜すとなると・ 120 00:08:59,076 --> 00:09:03,080 大変だぁな 。 《陽一君 頼むぞ 。 ・ 121 00:09:03,080 --> 00:09:07,080 北の悪魔のこと その正体は恐らく…》 122 00:09:10,087 --> 00:09:13,591 《北の悪魔 一体 何者なのか?・ 123 00:09:13,591 --> 00:09:17,595 それより前に どうしても その味を確かめたくなった 。 ・ 124 00:09:17,595 --> 00:09:21,599 本当に ほかの露店商を 潰すだけの味があるのか?・ 125 00:09:21,599 --> 00:09:25,603 客が これだけの時間待っても 悔いなしと思う味なのか?・ 126 00:09:25,603 --> 00:09:28,606 この俺の舌で確かめてやる!》 127 00:09:28,606 --> 00:09:31,108 ( 店員 ) 北の悪魔は この店にはいないよ 。 128 00:09:31,108 --> 00:09:34,044 ほい 1本 。 あ… どうも 。 129 00:09:34,044 --> 00:09:38,048 ( 店員 ) でも このフランクフルトは 北の悪魔のじきじきの手作りの味 。 130 00:09:38,048 --> 00:09:41,051 ほっぺの落ちることは 保証しますよ お客さん 。 131 00:09:41,051 --> 00:09:44,555 《そ… そうだよな 味は こいつで分かるんだ 。 ・ 132 00:09:44,555 --> 00:09:48,555 一体 どんな味かが…》 133 00:09:51,061 --> 00:09:53,564 《うっ!・ 134 00:09:53,564 --> 00:09:55,566 うまい!・ 135 00:09:55,566 --> 00:09:58,569 うまさの炎が俺を焼く 。 ・ 136 00:09:58,569 --> 00:10:02,573 俺は今まで こんなうまい フランクフルト を食ったことがない 。 ・ 137 00:10:02,573 --> 00:10:05,576 身も心も焦げ付きそうだ 。 ・ 138 00:10:05,576 --> 00:10:08,078 もう意識を失いそうだ 。 ・ 139 00:10:08,078 --> 00:10:10,080 あぁ… あれは・ 140 00:10:10,080 --> 00:10:14,084 悪魔だ このフランクフルトを 作った悪魔だ》 141 00:10:14,084 --> 00:10:16,086 ( 悪魔 ) 《ハハハハ… 。 ・ 142 00:10:16,086 --> 00:10:19,089 味っ子… 味っ子》 143 00:10:19,089 --> 00:10:21,091 《この声…》 144 00:10:21,091 --> 00:10:23,093 ( 悪魔 ) 《味っ子!》 あっ! 145 00:10:23,093 --> 00:10:26,597 ・ ( 男性 ) フフフ… どうですか? 味っ子 。 ・ 146 00:10:26,597 --> 00:10:30,100 北の悪魔の味は 。 お… お前は! 147 00:10:30,100 --> 00:10:32,102 ( 毛利 ) お久しぶり~ 。 148 00:10:32,102 --> 00:10:34,104 毛利! ( 毛利 ) フフフ… 。 149 00:10:34,104 --> 00:10:37,107 ここで君に会えるとは 思ってもみませんでした 。 150 00:10:37,107 --> 00:10:39,610 まさか お前が北の悪魔? 151 00:10:39,610 --> 00:10:42,613 いえいえ 私は頭脳労働者 。 152 00:10:42,613 --> 00:10:45,616 北の悪魔とは 味将軍グループの中でも・ 153 00:10:45,616 --> 00:10:49,119 最も優秀な七包丁の一人なのだ 。 154 00:10:49,119 --> 00:10:52,122 そうか 七包丁の一人だったのか 。 155 00:10:52,122 --> 00:10:55,125 でも いくら優秀な腕を 持ってるからといって・ 156 00:10:55,125 --> 00:10:57,628 したい放題 それで 地元の店を苦しめていい・ 157 00:10:57,628 --> 00:11:00,631 …ってことにはならないだろ・ 158 00:11:00,631 --> 00:11:05,636 フフフ… それほどまでに 言うのなら 味っ子 。 ・ 159 00:11:05,636 --> 00:11:09,139 君が北の悪魔に 挑戦してみるかね?・ 160 00:11:09,139 --> 00:11:11,642 フランクフルトの味勝負でだ 。 161 00:11:11,642 --> 00:11:13,644 フランクフルトの味勝負? 162 00:11:13,644 --> 00:11:17,648 君が その勝負で 北の悪魔に勝ったなら… 。 163 00:11:17,648 --> 00:11:20,150 勝ったら? 164 00:11:20,150 --> 00:11:23,153 札幌から 北の悪魔の店という店を・ 165 00:11:23,153 --> 00:11:26,657 すべて撤退することを約束しよう 。 166 00:11:26,657 --> 00:11:31,161 本当だな? この毛利 約束は守りますよ 。 167 00:11:31,161 --> 00:11:34,098 どうするのかな? 陽一君 。 ・ 168 00:11:34,098 --> 00:11:37,101 引き受ける気なら 北の悪魔と異名をとる・ 169 00:11:37,101 --> 00:11:41,105 七包丁の所へ案内するが? 170 00:11:41,105 --> 00:11:45,109 後悔 先に立たずですよ 。 171 00:11:45,109 --> 00:11:49,113 分かった 。 フフフ… 。 172 00:11:49,113 --> 00:11:58,122 ・~ 173 00:11:58,122 --> 00:12:01,625 《あ~あ 関場さんを捜しに やって来たのに・ 174 00:12:01,625 --> 00:12:03,627 とんでもないことに なっちゃったなぁ》 175 00:12:03,627 --> 00:12:06,630 ( 男性 ) 誰だ? ( 毛利 ) あ… 毛利です 。 176 00:12:06,630 --> 00:12:08,632 ( 男性 ) 何の用だ? 177 00:12:08,632 --> 00:12:13,137 味吉陽一を連れてまいりました 。 ( 男性 ) 入ってもらってくれ 。 178 00:12:13,137 --> 00:12:15,137 ( 毛利 ) 失礼します 。 179 00:12:16,640 --> 00:12:20,144 ( 男性 ) 毛利 お前はいい 下がっていてくれ 。 180 00:12:20,144 --> 00:12:21,645 はぁ? 181 00:12:21,645 --> 00:12:24,148 ( 男性 ) 2人にしてくれと言っている 。 182 00:12:24,148 --> 00:12:26,148 ( 毛利 ) はあ… では 。 183 00:12:28,152 --> 00:12:31,655 ( 男性 ) よく… よく来たね 陽一君 。 184 00:12:31,655 --> 00:12:34,091 あなたは! 185 00:12:34,091 --> 00:12:37,094 ( 関場 ) そう 私が北の悪魔だ 。 ・ 186 00:12:37,094 --> 00:12:39,094 驚いたようだね 。 187 00:12:40,597 --> 00:12:42,597 せ… 関場さん! 188 00:12:45,102 --> 00:12:49,106 そんな… そんなばかなことって・ 189 00:12:49,106 --> 00:12:51,606 あるもんか~! 190 00:15:01,138 --> 00:15:03,138 ( 笛の音 ) 191 00:15:07,144 --> 00:15:10,647 ( 関場 ) 驚いたようだね 陽一君 。 192 00:15:10,647 --> 00:15:15,152 関場さん… 関場さんが北の悪魔だなんて 。 193 00:15:15,152 --> 00:15:17,154 だって 関場さんは・ 194 00:15:17,154 --> 00:15:20,157 味皇料理会の ドイツ料理部主任じゃないか 。 195 00:15:20,157 --> 00:15:23,160 味将軍 七包丁の一人だなんて 。 196 00:15:23,160 --> 00:15:25,662 うそだよね? 関場さん 。 197 00:15:25,662 --> 00:15:28,599 ( 関場 ) あれは… 。 あ? 198 00:15:28,599 --> 00:15:33,599 ( 関場 ) あれは そう 私がまだ 3つになったばかりの頃だった 。 199 00:15:35,606 --> 00:15:40,110 父と母が不慮の事故で 突然 亡くなってしまった 。 200 00:15:40,110 --> 00:15:43,113 そして この世に たった一人 残された私を・ 201 00:15:43,113 --> 00:15:45,616 親切に 引き取ってくれた人がいた 。 ・ 202 00:15:45,616 --> 00:15:48,118 それが当時としては まだ珍しい・ 203 00:15:48,118 --> 00:15:51,622 関場という ドイツ料理店の夫婦だった 。 ・ 204 00:15:51,622 --> 00:15:56,126 子どものいなかった2人は 私を本当にかわいがってくれた 。 ・ 205 00:15:56,126 --> 00:15:59,129 本当に… やがて・ 206 00:15:59,129 --> 00:16:01,632 父や母の料理を見ているうちに・ 207 00:16:01,632 --> 00:16:05,636 私も見よう見まねで 手伝うようになっていた 。 208 00:16:05,636 --> 00:16:09,139 そう まるで 陽一君・ 209 00:16:09,139 --> 00:16:12,643 君のようにね 。 関場さん 。 210 00:16:12,643 --> 00:16:16,647 2人とも 私に 熱心に料理を教えてくれた 。 211 00:16:16,647 --> 00:16:20,150 私も それに応えて 料理の腕を磨いた 。 212 00:16:20,150 --> 00:16:24,655 おかげで 料理の腕は 一人前になっていたよ 。 ・ 213 00:16:24,655 --> 00:16:27,591 ところが ある日 養父が倒れ・ 214 00:16:27,591 --> 00:16:30,093 枕元に私を呼んだ 。 ・ 215 00:16:30,093 --> 00:16:32,596 そして これを私に与え こう言った 。 ・ 216 00:16:32,596 --> 00:16:37,100 「 これは 私が 命の次に大切にしていた包丁だ 。 ・ 217 00:16:37,100 --> 00:16:40,103 これを持っていれば お前は一生 料理の世界で・ 218 00:16:40,103 --> 00:16:42,105 大事に扱われる 。 ・ 219 00:16:42,105 --> 00:16:46,109 一生涯 離すんではないぞ 」 とね 。 220 00:16:46,109 --> 00:16:48,612 やがて 養父母も亡くなり・ 221 00:16:48,612 --> 00:16:51,114 私は この包丁を形見に・ 222 00:16:51,114 --> 00:16:53,116 店を守ってゆくことを決心し・ 223 00:16:53,116 --> 00:16:55,616 さらに 腕を磨いたよ 。 224 00:17:02,626 --> 00:17:05,128 ( 関場 ) その時 私は初めて・ 225 00:17:05,128 --> 00:17:08,632 形見の包丁が何を意味するのかが 分かったんだよ 。 ・ 226 00:17:08,632 --> 00:17:11,134 養父は 味将軍グループの・ 227 00:17:11,134 --> 00:17:14,638 それも権威のある 七包丁の一人だったのだ 。 ・ 228 00:17:14,638 --> 00:17:18,141 私は知らぬ間に 養父から もらい受けた包丁で・ 229 00:17:18,141 --> 00:17:21,144 七包丁の後継ぎになっていた 。 230 00:17:21,144 --> 00:17:23,146 それからというもの・ 231 00:17:23,146 --> 00:17:25,148 店のことも料理のことも・ 232 00:17:25,148 --> 00:17:28,585 すべて味将軍グループが 口を出してくる 。 233 00:17:28,585 --> 00:17:32,089 メニューの一つも 自分の好きにできない 。 234 00:17:32,089 --> 00:17:34,091 そんな… 。 235 00:17:34,091 --> 00:17:37,094 ある日 味将軍グループのやり方に・ 236 00:17:37,094 --> 00:17:39,596 我慢ができなくなった私は… 。 237 00:17:39,596 --> 00:17:49,606 ・~ 238 00:17:49,606 --> 00:17:51,608 ( 関場 ) 養父の店を捨て・ 239 00:17:51,608 --> 00:17:56,113 夜逃げ同然にその街を飛び出した 。 240 00:17:56,113 --> 00:17:58,615 その後 味皇様と出会い・ 241 00:17:58,615 --> 00:18:01,618 料理の道を改めて知り・ 242 00:18:01,618 --> 00:18:06,623 料理会のために 精いっぱい精進してきた 。 243 00:18:06,623 --> 00:18:09,126 何だ じゃあ やっぱり 関場さんは・ 244 00:18:09,126 --> 00:18:13,130 味皇料理会の人で 味将軍とは 関係なくなってるんだ 。 245 00:18:13,130 --> 00:18:15,132 ( 関場 ) いや 。 246 00:18:15,132 --> 00:18:18,135 この故郷である 北海道に戻ってきて・ 247 00:18:18,135 --> 00:18:20,637 私は再び毛利に出会った 。 248 00:18:20,637 --> 00:18:24,641 ( 毛利 ) <あなたが味皇料理会の人間で あることは承知しております 。 ・ 249 00:18:24,641 --> 00:18:28,078 しかし あなたを育てたのは 誰でもない・ 250 00:18:28,078 --> 00:18:31,081 味将軍グループだった 養父母です 。 ・ 251 00:18:31,081 --> 00:18:34,084 だから いま一度 北の悪魔として・ 252 00:18:34,084 --> 00:18:36,586 味将軍グループに恩を返すのが・ 253 00:18:36,586 --> 00:18:40,090 あなたの今回の 使命じゃないですかな?・ 254 00:18:40,090 --> 00:18:45,595 それとも あなたにその包丁を 捨てることができますかな?> 255 00:18:45,595 --> 00:18:48,598 ( 関場 ) できない… 私にはできない 。 ・ 256 00:18:48,598 --> 00:18:52,102 私には その包丁を 捨てることはできないのだ 。 ・ 257 00:18:52,102 --> 00:18:57,107 できないかぎり 私は やはり 味将軍グループの一人なのだ 。 258 00:18:57,107 --> 00:18:59,107 あっ! 259 00:19:02,112 --> 00:19:05,115 そ… そんなのって… そんなのって・ 260 00:19:05,115 --> 00:19:07,617 そんなのってないよ! 261 00:19:07,617 --> 00:19:11,121 それじゃあ… それじゃあ 味皇のじいさんも・ 262 00:19:11,121 --> 00:19:13,123 味皇料理会のみんなも・ 263 00:19:13,123 --> 00:19:16,626 ず~っと だまし続けてきたことに なるじゃないか! 264 00:19:16,626 --> 00:19:19,629 ( 関場 ) そのとおり 私は北の悪魔・ 265 00:19:19,629 --> 00:19:22,632 味将軍グループの一人なのだ 。 266 00:19:22,632 --> 00:19:24,634 関場さん… 。 267 00:19:24,634 --> 00:19:26,636 ( 関場 ) どうだ? 毛利が言ったとおり・ 268 00:19:26,636 --> 00:19:30,073 北の悪魔と恐れられている この私との勝負・ 269 00:19:30,073 --> 00:19:32,075 受けてみるか? 270 00:19:32,075 --> 00:19:36,079 《この俺が 関場さんと勝負をする?》 271 00:19:36,079 --> 00:19:39,082 嫌だ! 俺には分からない! 272 00:19:39,082 --> 00:19:42,586 俺には分からないよ! ( 関場 ) 逃げるのか・ 273 00:19:42,586 --> 00:19:45,088 私との勝負が怖くなったか? 274 00:19:45,088 --> 00:19:48,091 味吉陽一! 275 00:19:48,091 --> 00:19:50,594 うっ! 276 00:19:50,594 --> 00:19:54,097 ・~ 277 00:19:54,097 --> 00:19:56,099 ・~ ふぅ~ 。 278 00:19:56,099 --> 00:20:13,617 ・~ 279 00:20:13,617 --> 00:20:15,617 《関場さん…》 280 00:20:18,622 --> 00:20:23,126 陽一 どこに行ってたの? ( しげる ) 捜したんだよ 。 281 00:20:23,126 --> 00:20:25,629 ( 甲山 ) どうした? 何かあったのか?・ 282 00:20:25,629 --> 00:20:28,129 顔色が悪いぞ 。 283 00:20:37,574 --> 00:20:39,576 陽一君 。 284 00:20:39,576 --> 00:20:43,079 会ったのだな 関場に 。 285 00:20:43,079 --> 00:20:45,081 味皇のじいさん 。 286 00:20:45,081 --> 00:20:47,083 ( 一同 ) ん? 287 00:20:47,083 --> 00:20:51,087 やはり そうか 。 288 00:20:51,087 --> 00:20:55,091 やっぱり 味皇のじいさんは 関場さんのこと知ってたんだね 。 289 00:20:55,091 --> 00:20:59,596 うん 関場と初めて会った時・ 290 00:20:59,596 --> 00:21:02,599 気付いておった あれは・ 291 00:21:02,599 --> 00:21:07,099 そう まだ関場が 18 の頃 。 292 00:21:18,615 --> 00:21:21,115 あやつめは包丁を… 。 293 00:21:25,622 --> 00:21:28,122 <待て> ( 関場 ) <え?> 294 00:21:31,061 --> 00:21:35,065 <早まるでない 捨てることは いつでもできる 。 ・ 295 00:21:35,065 --> 00:21:37,567 しかし いったん 捨ててしまったものは・ 296 00:21:37,567 --> 00:21:41,571 もう後悔しても 戻っては来ないぞ> 297 00:21:41,571 --> 00:21:44,574 関場が味将軍グループに 関係しているのは・ 298 00:21:44,574 --> 00:21:48,578 その包丁を見た時 分かった 。 299 00:21:48,578 --> 00:21:52,582 味将軍グループの 七包丁が持っている包丁は・ 300 00:21:52,582 --> 00:21:55,585 以前にも何度か 見たことがあるからな 。 301 00:21:55,585 --> 00:22:00,090 じいさんは 知っていながら どうして関場さんを・ 302 00:22:00,090 --> 00:22:02,592 味皇料理会に入れたのさ? 303 00:22:02,592 --> 00:22:06,596 彼は 料理を 本当に愛しておったからだ 。 304 00:22:06,596 --> 00:22:09,599 その心に うそ偽りはない 。 305 00:22:09,599 --> 00:22:12,602 でも… でも許せない 。 306 00:22:12,602 --> 00:22:14,604 俺は絶対に許せない 。 307 00:22:14,604 --> 00:22:17,607 そんな世話になった 味皇のじいさんを裏切るなんて 。 308 00:22:17,607 --> 00:22:20,110 俺は戦う 俺は関場さんを・ 309 00:22:20,110 --> 00:22:23,613 北の悪魔を 料理の世界から 追い出してやる! 310 00:22:23,613 --> 00:22:25,613 《陽一君…》 311 00:22:36,626 --> 00:22:38,628 さぁ 食べてみてよ 。 312 00:22:38,628 --> 00:22:42,632 うわ~ おいしそう! いただきま~す! 313 00:22:42,632 --> 00:22:46,636 ( 男性 ) うまい! 俺のより はるかにうめぇや! 314 00:22:46,636 --> 00:22:49,639 これはもしかしたら むかで軍団に 勝てるかもしれねえぞ 。 315 00:22:49,639 --> 00:22:51,641 難波さん! ( 難波 ) そうか! 316 00:22:51,641 --> 00:22:53,643 そりゃ 頼もしいや! 317 00:22:53,643 --> 00:22:55,645 ちょっと 俺にも食べさせてくれや 。 ・ 318 00:22:55,645 --> 00:22:58,148 うん こりゃうめぇ! 319 00:22:58,148 --> 00:23:00,650 こうなったら 何としても あいつらをやっつけて・ 320 00:23:00,650 --> 00:23:03,153 ほかの露店商の敵 討ってほしいや! 321 00:23:03,153 --> 00:23:06,156 それにしても うめぇ! 322 00:23:06,156 --> 00:23:08,158 (ブラボーおじさん) ブラボー! 323 00:23:08,158 --> 00:23:10,660 きょうは フランクフルトの作り方だ 。 ・ 324 00:23:10,660 --> 00:23:15,165 まず 豚肉を ミートミーサー の ローラー に 入るぐらいの大きさに カット する 。 ・ 325 00:23:15,165 --> 00:23:17,167 まっ 約2 cm ってとこだ 。 ・ 326 00:23:17,167 --> 00:23:21,171 さて これに 塩 こしょう キャラウェイ カルダモン ナツメグ を入れて・ 327 00:23:21,171 --> 00:23:23,173 一晩寝かす 。 328 00:23:23,173 --> 00:23:27,611 さて 次は ひき肉 温度を 上げないように手早くひいて・ 329 00:23:27,611 --> 00:23:29,613 しょうがのすりおろしを加える 。 ・ 330 00:23:29,613 --> 00:23:32,115 さらに 粘りが出るまで よ~く練る 。 331 00:23:32,115 --> 00:23:35,619 ネバネバしてきたら 絞り袋に そいつを入れ・ 332 00:23:35,619 --> 00:23:37,621 羊の腸をノズルにかぶせる 。 333 00:23:37,621 --> 00:23:43,121 そして 片手で その先を持ち ゆっくりと肉を詰めてやる 。 334 00:23:45,128 --> 00:23:47,631 (ブラボーおじさん) あとは これを 自分の好みの長さにひねる 。 ・ 335 00:23:47,631 --> 00:23:51,134 時計の方向に 4~5回 回して ひねるのがコツよ 。 336 00:23:51,134 --> 00:23:54,638 ひねるときは 1つ置きに 同じ方向にひねるように 。 337 00:23:54,638 --> 00:23:57,641 さもないと また 元に戻ってしまうのである 。 ・ 338 00:23:57,641 --> 00:23:59,643 あれれれ… 。 ・ 339 00:23:59,643 --> 00:24:04,147 出来上がったら たっぷりの 水を入れたお鍋に入れて・ 340 00:24:04,147 --> 00:24:06,650 弱火で ゆっくりと 温度を上げていき・ 341 00:24:06,650 --> 00:24:08,652 すぐに火を止めて ざるに取り・ 342 00:24:08,652 --> 00:24:10,654 水洗いをしてアクを取る 。 ・ 343 00:24:10,654 --> 00:24:12,656 それから油を引かない フライパンで・ 344 00:24:12,656 --> 00:24:14,658 ゆっくりと焼き色を付ける 。 345 00:24:14,658 --> 00:24:18,662 ん~ おいしそう! はい 皆さんもご一緒に 。 346 00:24:18,662 --> 00:24:20,664 ( 一同 ) 通! 347 00:24:20,664 --> 00:24:23,166 じゃあ あとは これに ちょっとした工夫を重ねれば・ 348 00:24:23,166 --> 00:24:25,168 出来上がりだ 。 ( 男性 ) あえ? 349 00:24:25,168 --> 00:24:28,104 ( 難波 ) おや? 陽ちゃん これ… 。 350 00:24:28,104 --> 00:24:31,608 冷めちゃったわ 。 うん 冷めちった 。 351 00:24:31,608 --> 00:24:34,611 冷めた? う~ん こういうのは・ 352 00:24:34,611 --> 00:24:38,114 熱さが勝負だよな 。 《そうか!・ 353 00:24:38,114 --> 00:24:41,618 ここは露店 外にいるのも同じだ 。 ・ 354 00:24:41,618 --> 00:24:45,121 まして ここは北海道 並の寒さじゃないんだ 。 ・ 355 00:24:45,121 --> 00:24:48,124 マイナス 10 度や 15 度には すぐになる 。 ・ 356 00:24:48,124 --> 00:24:51,127 普通の温め方をしたって 次の瞬間には冷めて・ 357 00:24:51,127 --> 00:24:55,131 アイスキャンディーのように なってしまうんだ 。 ・ 358 00:24:55,131 --> 00:24:57,634 温かさが勝負の フランクフルトが・ 359 00:24:57,634 --> 00:24:59,636 これじゃあ… 。 ・ 360 00:24:59,636 --> 00:25:02,639 寒いときこそ 温かいもので体を温めたい 。 ・ 361 00:25:02,639 --> 00:25:04,641 こんな所で 誰も冷たくなったものを・ 362 00:25:04,641 --> 00:25:06,643 食べたいと思う人はいない 。 ・ 363 00:25:06,643 --> 00:25:09,646 どうすればいいんだ? どうすれば いつまでも冷めない・ 364 00:25:09,646 --> 00:25:12,649 フランクフルト を食べてもらえることが できるんだ?・ 365 00:25:12,649 --> 00:25:15,151 これじゃあ これじゃあ…》 366 00:25:15,151 --> 00:25:18,151 ( 関場 ) 《俺に勝つことは できないぞ 陽一》 367 00:25:20,657 --> 00:25:22,659 《この北の悪魔にはな 。 ・ 368 00:25:22,659 --> 00:25:25,161 作れるか? フランクフルトが 。 ・ 369 00:25:25,161 --> 00:25:29,099 私は味将軍 七包丁が一人・ 370 00:25:29,099 --> 00:25:31,599 関場武雄だ!》 371 00:26:10,640 --> 00:26:14,144 〈いよいよ 北の悪魔と 決着をつける時が来た 。 ・ 372 00:26:14,144 --> 00:26:17,647 むかで軍団から 露店を守る味勝負 。 ・ 373 00:26:17,647 --> 00:26:19,649 いつまでも冷めにくく・ 374 00:26:19,649 --> 00:26:23,153 心も体も温かくなる フランクフルトを作ってやる 。 ・ 375 00:26:23,153 --> 00:26:25,655 でも 関場さんの心の中には・ 376 00:26:25,655 --> 00:26:27,657 深い決意があった 。 ・ 377 00:26:27,657 --> 00:26:30,160 次回 『 ミスター味っ子 』 ・ 378 00:26:30,160 --> 00:26:34,664 「 雪祭りフランクフルト勝負! 関場との対決 」。 ・ 379 00:26:34,664 --> 00:26:36,664 おいしいよ!〉 380 00:26:39,669 --> 00:26:44,174 ・ (エンディングテーマ) 381 00:26:44,174 --> 00:26:46,176 ・~ 382 00:26:46,176 --> 00:27:06,129 ・~ 383 00:27:06,129 --> 00:27:16,139 ・~ 384 00:27:16,139 --> 00:27:36,159 ・~ 385 00:27:36,159 --> 00:27:47,159 ・~ 386 00:30:03,139 --> 00:30:06,142 ・ (オープニングテーマ) 387 00:30:06,142 --> 00:30:26,162 ・~ 388 00:30:26,162 --> 00:30:46,182 ・~ 389 00:30:46,182 --> 00:31:06,135 ・~ 390 00:31:06,135 --> 00:31:26,155 ・~ 391 00:31:26,155 --> 00:31:30,155 ・~ 392 00:32:04,127 --> 00:32:08,631 ( 関場 ) 幼い頃 両親を失った私は ある夫婦に引き取られ・ 393 00:32:08,631 --> 00:32:12,635 料理を教わりつつ 幸せに育った 。 ・ 394 00:32:12,635 --> 00:32:15,638 この包丁は その2人の 形見の一振りだ 。 ・ 395 00:32:15,638 --> 00:32:19,142 しかし これが 味将軍 七包丁の一つだと知り・ 396 00:32:19,142 --> 00:32:22,578 絶望に陥った私を 救ってくれたのが・ 397 00:32:22,578 --> 00:32:25,081 味皇様だった 。 398 00:32:25,081 --> 00:32:27,583 ( 陽一 ) 何だ それじゃ やっぱり 関場さんは・ 399 00:32:27,583 --> 00:32:30,586 味皇料理会の… 。 ( 関場 ) 違う!・ 400 00:32:30,586 --> 00:32:34,090 私は この思い出の包丁が どうしても欲しい 。 401 00:32:34,090 --> 00:32:36,592 そのためにも 味吉陽一・ 402 00:32:36,592 --> 00:32:39,595 私と勝負しろ!・ 403 00:32:39,595 --> 00:32:42,098 味将軍 七包丁が一人・ 404 00:32:42,098 --> 00:32:46,102 北の悪魔 関場武雄と! 405 00:32:46,102 --> 00:32:48,602 (ブラボーおじさん) よ~っと! 406 00:32:55,111 --> 00:33:05,621 ・~ 407 00:33:05,621 --> 00:33:07,623 ( しげる ) 行っくぞ~… あっ! 408 00:33:07,623 --> 00:33:09,625 ( みつ子 ) ハッハッハッ… 甘い 。 409 00:33:09,625 --> 00:33:12,125 みつ子! おのれ! 410 00:33:13,629 --> 00:33:15,631 食らえ! あ~! 411 00:33:15,631 --> 00:33:19,135 ( 男性 ) ところで陽一君 フランクフルトの調子はどう? 412 00:33:19,135 --> 00:33:23,072 う~ん いつまでも冷めない フランクフルト 。 413 00:33:23,072 --> 00:33:26,576 何か いい方法はないものか 。 414 00:33:26,576 --> 00:33:30,079 ( 甲山 ) うん ラーメン でも とうがらしなどを 入れて食うもんがある 。 415 00:33:30,079 --> 00:33:33,082 寒い日に食べたら体中がよ・ 416 00:33:33,082 --> 00:33:38,582 体中が もっと 温かくなっちまうのよ~! 417 00:33:40,089 --> 00:33:42,091 ( くしゃみ ) 418 00:33:42,091 --> 00:33:44,093 北海道は冷えるね 。 419 00:33:44,093 --> 00:33:47,597 ( 法子 ) 陽一 フランクフルトには 香辛料として・ 420 00:33:47,597 --> 00:33:50,099 しょうがが欠かせないものだって 聞いたけど 。 421 00:33:50,099 --> 00:33:53,102 もちろん 俺の作った フランクフルトにも・ 422 00:33:53,102 --> 00:33:55,104 ちゃんと しょうがは 入ってるんだ 。 423 00:33:55,104 --> 00:34:00,610 ただし 肉1 kg に対して しょうがは たったの4g 。 424 00:34:00,610 --> 00:34:03,112 いくら しょうがに 発汗作用があるからって・ 425 00:34:03,112 --> 00:34:05,615 これ以上 しょうがを 入れることはできない 。 426 00:34:05,615 --> 00:34:08,117 子どもが食べることも 考えなきゃな 。 427 00:34:08,117 --> 00:34:11,120 そうなんだ 大人にも子どもにも・ 428 00:34:11,120 --> 00:34:15,124 しかも食べてから発汗作用する フランクフルトを作らなきゃ 。 429 00:34:15,124 --> 00:34:18,628 味将軍 七包丁の北の悪魔には 。 430 00:34:18,628 --> 00:34:21,130 はっ! 北の悪魔 。 431 00:34:21,130 --> 00:34:25,067 《来るなら来てみろ 私がドイツで培ってきた・ 432 00:34:25,067 --> 00:34:29,071 フランクフルトに対抗できるか? 味吉陽一!》 433 00:34:29,071 --> 00:34:32,074 《俺たちを裏切っておいて 何を言う・・ 434 00:34:32,074 --> 00:34:35,077 必ずこの手で お前の フランクフルトを超えてやる!》 435 00:34:35,077 --> 00:34:37,077 ( 関場 ) 《えい!》 436 00:34:38,581 --> 00:34:42,081 俺は あの人を絶対に許せない! 437 00:34:45,588 --> 00:34:50,088 ( 関場 ) テイ! ん~! テヤ~! 438 00:34:53,596 --> 00:34:55,598 ( 毛利 ) いやぁ 。 ・ 439 00:34:55,598 --> 00:34:59,101 さすが関場シェフ 見事な包丁さばきですなぁ 。 440 00:34:59,101 --> 00:35:03,105 ( 関場 ) 私の頼んだ材料は 手に入ったんだろうな? 441 00:35:03,105 --> 00:35:05,608 ( 毛利 ) はい ご注文どおりに 。 442 00:35:05,608 --> 00:35:09,108 本当か? どこにある? ( 毛利 ) ご覧ください 。 443 00:35:13,616 --> 00:35:15,616 おぉ! 444 00:35:19,622 --> 00:35:24,060 これだ これさえあれば 私の料理は完璧だ 。 445 00:35:24,060 --> 00:35:27,563 フハハハ お気に召しましたか? 関場シェフ 。 446 00:35:27,563 --> 00:35:30,066 これで わがグループも安泰 。 447 00:35:30,066 --> 00:35:32,068 しかしですな 相手は味っ子 。 ・ 448 00:35:32,068 --> 00:35:34,070 われわれの一級料理人たちを・ 449 00:35:34,070 --> 00:35:37,570 バッタバッタと打ち破ってきた ヤツですから 。 450 00:35:39,075 --> 00:35:43,079 だから 何だ? ( 毛利 ) はい そこでです 。 451 00:35:43,079 --> 00:35:47,083 私が万が一のために グループの財力と技術で・ 452 00:35:47,083 --> 00:35:51,587 ほかの店を丸め込む裏工作を 今 着々と進めております 。 453 00:35:51,587 --> 00:35:55,091 えぇ これで味っ子も 身動きは取れないと ハハハ… 。 ・ 454 00:35:55,091 --> 00:35:58,094 あぁ あっ!・ 455 00:35:58,094 --> 00:36:00,096 な… 何を? 456 00:36:00,096 --> 00:36:02,596 ことばに気を付けろ 毛利! 457 00:36:04,100 --> 00:36:08,104 いいか? この勝負は 私のすべてを懸けている 。 ・ 458 00:36:08,104 --> 00:36:11,107 貴様が今までに どんなやり方をしてきたかは・ 459 00:36:11,107 --> 00:36:13,109 私は知らん 。 ( 毛利 ) うぅ! 460 00:36:13,109 --> 00:36:16,112 だが 今回 汚い手で勝っても・ 461 00:36:16,112 --> 00:36:18,614 陽一との勝負 何の意味もない! 462 00:36:18,614 --> 00:36:20,616 ( 毛利 ) うわ~! 463 00:36:20,616 --> 00:36:23,552 では そのような裏工作は無用と? 464 00:36:23,552 --> 00:36:25,552 当たり前だ! 465 00:36:30,059 --> 00:36:33,562 ( 関場 ) 《この包丁に懸けて》 466 00:36:33,562 --> 00:36:45,562 ・~ 467 00:36:54,583 --> 00:36:57,583 出来た! さぁ 食べてみてよ 。 468 00:37:01,590 --> 00:37:05,094 ( 法子 ) ん~… 。 ( 甲山 ) ん? 陽一 これは? 469 00:37:05,094 --> 00:37:07,596 にんにくを倍入れてみたんだけど 。 470 00:37:07,596 --> 00:37:10,599 にんにくねぇ 。 ( 甲山 ) うめぇことは うめぇが・ 471 00:37:10,599 --> 00:37:14,603 ちょいと後味がきつすぎる 。 ダメか 。 472 00:37:14,603 --> 00:37:17,606 《たまねぎ にんじん シナモン にんにく・ 473 00:37:17,606 --> 00:37:20,609 しょうが 黒こしょう いろんなものを入れて・ 474 00:37:20,609 --> 00:37:23,045 肉と合わせて作ってみたけど・ 475 00:37:23,045 --> 00:37:26,048 どれもこれも いまひとつ ピンと来ない 。 ・ 476 00:37:26,048 --> 00:37:29,051 一体 どうしたら どんな材料を使ったら・ 477 00:37:29,051 --> 00:37:32,551 俺の思ってるとおりの フランクフルトが出来るんだ?》 478 00:37:35,558 --> 00:37:38,561 分からない! 冷めなくてうまい フランクフルト 。 479 00:37:38,561 --> 00:37:40,561 分からない 何も… 。 480 00:37:42,064 --> 00:37:43,566 あっ 。 481 00:37:43,566 --> 00:37:46,068 ( 味皇 ) はかどっているかね? 陽一君 。 482 00:37:46,068 --> 00:37:48,070 ( 難波 ) うっす! 味皇のじいさん 。 483 00:37:48,070 --> 00:37:51,574 あまりホテルに連絡がないので 様子を見に来たんじゃ 。 484 00:37:51,574 --> 00:37:54,577 ( 難波 ) それで フランクフルトのほうは? 485 00:37:54,577 --> 00:37:57,079 いろんなものを 材料に使ってみたんだけど・ 486 00:37:57,079 --> 00:38:00,583 どれもこれも いまひとつ 。 ずいぶんと弱気だねぇ 。 487 00:38:00,583 --> 00:38:03,586 いや 相手は味将軍グループの 北の悪魔 。 ・ 488 00:38:03,586 --> 00:38:06,088 ちょっとやそっとの フランクフルト じゃ かなわねえし・ 489 00:38:06,088 --> 00:38:09,091 どうしたもんか 。 う~ん… 。 490 00:38:09,091 --> 00:38:11,093 ん? 491 00:38:11,093 --> 00:38:14,597 ( 難波 ) まっ 悩んでたってしかたねえやな 。 492 00:38:14,597 --> 00:38:17,600 うちのカミさんがよ 皆さんに 持っていってくれってさ 。 493 00:38:17,600 --> 00:38:20,102 夜食だよ 。 ( しげる ・ みつ子 ) え~ 夜食・ 494 00:38:20,102 --> 00:38:22,037 ( しげる ) どれどれ? 何だろう? ジャ~ン! 495 00:38:22,037 --> 00:38:24,039 うわ~! ( しげる ) お~!・ 496 00:38:24,039 --> 00:38:26,542 おみそ汁だ! おいしそう! 497 00:38:26,542 --> 00:38:29,545 ハハハ! ちょっと違うがな 。 ( しげる ) 違うの? 498 00:38:29,545 --> 00:38:33,549 これは 三平汁といって 北海道名物なんだ 。 ・ 499 00:38:33,549 --> 00:38:35,551 新鮮な塩ジャケや たまねぎ・ 500 00:38:35,551 --> 00:38:38,053 大根 ごぼう こんにゃくなどを入れて・ 501 00:38:38,053 --> 00:38:40,556 酒かすのスープのダシで 煮込んだものなのさ 。 ・ 502 00:38:40,556 --> 00:38:43,559 体の芯から温まるぜ 。 503 00:38:43,559 --> 00:38:45,559 へぇ~ 。 504 00:38:47,563 --> 00:38:50,065 おいしい! 陽ちゃん 早く食べなよ 。 505 00:38:50,065 --> 00:38:52,065 うん 。 506 00:38:54,570 --> 00:38:59,074 うまい! 酒かすが ほかの材料の味を引き出し・ 507 00:38:59,074 --> 00:39:01,076 まろやかな味にしている 。 508 00:39:01,076 --> 00:39:03,579 《この北海道独特の料理・ 509 00:39:03,579 --> 00:39:06,081 冬の寒さを吹き飛ばす味だ》 510 00:39:06,081 --> 00:39:08,081 ( 難波 ) 陽一君 ちょっと待った 。 あ? 511 00:39:10,085 --> 00:39:12,588 何なの? これ 。 このネギを入れると・ 512 00:39:12,588 --> 00:39:16,088 また格別に うまいのよ 。 ふ~ん 。 513 00:39:22,531 --> 00:39:24,533 あっ! 514 00:39:24,533 --> 00:39:26,535 《体中が温まる!・ 515 00:39:26,535 --> 00:39:28,537 三平汁にネギを入れただけで・ 516 00:39:28,537 --> 00:39:32,541 こんなにおいしく さらに まろやかな味になるなんて 。 ・ 517 00:39:32,541 --> 00:39:36,545 でも このネギ 普通のネギじゃない 一体…》 518 00:39:36,545 --> 00:39:39,548 おじさん このネギは? あぁ これかい? 519 00:39:39,548 --> 00:39:42,051 このアイヌネギを入れたのさ 。 520 00:39:42,051 --> 00:39:44,553 ん? アイヌネギ? 521 00:39:44,553 --> 00:39:47,056 おい 時期外れに よくあったな 。 522 00:39:47,056 --> 00:39:49,058 ああ カミさんの実家で 作ってたんだ 。 523 00:39:49,058 --> 00:39:52,058 《三平汁 アイヌネギ》 524 00:39:55,064 --> 00:39:57,566 これだ! ( 一同 ) え? 525 00:39:57,566 --> 00:40:00,066 この手があった! 526 00:40:01,570 --> 00:40:13,082 ・~ 527 00:40:13,082 --> 00:40:15,084 ・~ フフフフ… 。 528 00:40:15,084 --> 00:40:33,102 ・~ 529 00:40:33,102 --> 00:40:37,106 ( 毛利 ) ハハハハ…! 考えてみれば むだな勝負ですな 。 530 00:40:37,106 --> 00:40:40,109 黙れ! いつまでも お前たちの好きにはさせない! 531 00:40:40,109 --> 00:40:43,112 覚悟しろ! フハハハ…! 532 00:40:43,112 --> 00:40:47,112 やって やって やってもらいましょう! 533 00:40:56,125 --> 00:40:58,125 あっ 。 534 00:41:01,130 --> 00:41:04,633 関場さん 。 ハハハハ…! 535 00:41:04,633 --> 00:41:08,137 本日は わがグループ七包丁の一人・ 536 00:41:08,137 --> 00:41:10,639 関場シェフみずから作るのです 。 ・ 537 00:41:10,639 --> 00:41:13,642 これで あなたたちが いくら頑張ったところで・ 538 00:41:13,642 --> 00:41:17,146 焼け石に水ですな ハハハ…!・ 539 00:41:17,146 --> 00:41:21,150 ハハハハ…! よく言うよ! 540 00:41:21,150 --> 00:41:24,586 何が七包丁だ! 見せてやる! 541 00:41:24,586 --> 00:41:27,086 俺が作る 最高のフランクフルトを! 542 00:41:29,091 --> 00:41:32,594 ( 関場 ) 作ってみろ 陽一 。 ・ 543 00:41:32,594 --> 00:41:35,597 しかし 私も七包丁の一人 。 544 00:41:35,597 --> 00:41:40,102 この包丁に懸け 陽一 君を倒す! 545 00:41:40,102 --> 00:41:51,102 ・~ 546 00:44:00,142 --> 00:44:02,142 ( 笛の音 ) 547 00:44:07,649 --> 00:44:09,651 ( 陽一 ・ 関場 ) ヤァ~! 548 00:44:09,651 --> 00:44:20,095 ・~ 549 00:44:20,095 --> 00:44:22,598 《やるだけのことは やってみた 。 ・ 550 00:44:22,598 --> 00:44:27,603 あとは 俺の計算どおりの フランクフルトを作るまで》 551 00:44:27,603 --> 00:44:29,603 あっ! 552 00:44:31,607 --> 00:44:33,607 ( 関場 ) ん~! 553 00:44:40,616 --> 00:44:42,616 《何だ?》 554 00:44:44,620 --> 00:44:47,120 《長いフランクフルト…》 555 00:44:48,624 --> 00:44:52,624 ( 関場 ) オリャ~! 556 00:44:54,630 --> 00:44:56,630 《何・》 557 00:44:59,134 --> 00:45:01,136 ( 関場 ) オリャ~!・ 558 00:45:01,136 --> 00:45:04,139 ヤァ~! 559 00:45:04,139 --> 00:45:06,141 《何という荒業 。 ・ 560 00:45:06,141 --> 00:45:08,644 あの長いフランクフルトを 振り回し・ 561 00:45:08,644 --> 00:45:11,647 その遠心力を利用して 一本一本 食べやすい大きさに・ 562 00:45:11,647 --> 00:45:13,649 ひねっていくなんて 。 ・ 563 00:45:13,649 --> 00:45:17,586 これが関場さん流の フランクフルトの作り方 。 ・ 564 00:45:17,586 --> 00:45:20,088 まるで マジックを見ているようだ》 565 00:45:20,088 --> 00:45:25,093 陽一君 私がドイツで学んだ フランクフルトを見たか? 566 00:45:25,093 --> 00:45:28,593 よ~し 俺も 味っ子料理を見せてやる! 567 00:45:30,098 --> 00:45:32,100 ( 関場 ) 《あれは・ 568 00:45:32,100 --> 00:45:35,100 まさか 酒かす?》 569 00:45:36,605 --> 00:45:40,105 これが俺の工夫さ タァ タァ~! 570 00:45:44,112 --> 00:45:47,115 ( 関場 ) 《陽一君》 関場さん・ 571 00:45:47,115 --> 00:45:49,618 俺たち料理人は お客さんに食べてもらってから・ 572 00:45:49,618 --> 00:45:53,121 価値が決まるものさ これからが勝負だ! 573 00:45:53,121 --> 00:45:57,125 おう 共に悔いのないようにな 。 よし! 574 00:45:57,125 --> 00:46:00,125 ( 陽一 ・ 関場 ) フランクフルト 出来上がり! 575 00:46:01,630 --> 00:46:06,635 ( 毛利 ) ただいま 味将軍グループ 北の悪魔みずからが作った・ 576 00:46:06,635 --> 00:46:09,137 フランクフルトが 出来上がりました 。 ・ 577 00:46:09,137 --> 00:46:13,141 雪祭りの会場の皆様 お買い漏らしのないよう… 。 578 00:46:13,141 --> 00:46:16,141 ( 男性1 ) 北の悪魔みずからね 。 ( 男性2 ) よし 行ってみるか 。 579 00:46:17,579 --> 00:46:19,581 ( 客 ) すいません! 580 00:46:19,581 --> 00:46:23,085 ( ざわめき ) 581 00:46:23,085 --> 00:46:25,087 ( 店員 ) はいはい 並んで 並んで! 582 00:46:25,087 --> 00:46:27,089 まだ数は いっぱいあるよ! 583 00:46:27,089 --> 00:46:30,592 ヘッ 向こうは 前評判がいいからな 。 584 00:46:30,592 --> 00:46:32,594 《俺のフランクフルトだって・ 585 00:46:32,594 --> 00:46:35,097 味将軍の味に負けないはずだ 。 ・ 586 00:46:35,097 --> 00:46:37,599 だけど フランクフルトにかけては・ 587 00:46:37,599 --> 00:46:40,602 味皇料理会にも 右に出る者がいなかった・ 588 00:46:40,602 --> 00:46:45,107 あの関場さんが 今や 味将軍 グループ の北の悪魔として・ 589 00:46:45,107 --> 00:46:47,609 俺の前に立ちはだかっている 。 ・ 590 00:46:47,609 --> 00:46:50,612 怖い… とてつもなく怖い》 591 00:46:50,612 --> 00:46:53,115 くそ~! 客が全然来ねえ 。 592 00:46:53,115 --> 00:46:57,119 やっぱり かなわねえのかなぁ 。 ( 客1 ) あの・ 593 00:46:57,119 --> 00:46:59,621 フランクフルト1本 売ってくれんかね? 594 00:46:59,621 --> 00:47:02,624 ( 一同 ) え? ( 客1 ) あぁ いやいや なにね・ 595 00:47:02,624 --> 00:47:06,128 この寒さで待ってるだけでも 年寄りの身には こたえてね 。 596 00:47:06,128 --> 00:47:09,131 まっ そんなわけで1本… え? 597 00:47:09,131 --> 00:47:11,133 ( みつ子 ・ しげる ・ 法子 ) ありがとうございます!・ 598 00:47:11,133 --> 00:47:15,637 お客様は… 。 ( 甲山 ) お客様は神様で~す! 599 00:47:15,637 --> 00:47:17,637 あぁ… 。 600 00:47:19,074 --> 00:47:22,077 はぁ… 変な店 。 ・ 601 00:47:22,077 --> 00:47:25,077 味のほうは どうかな? 602 00:47:28,083 --> 00:47:30,583 あぁ! 603 00:47:32,087 --> 00:47:37,092 うまい! それに 何だ? この 体中から込み上げるものは 。 604 00:47:37,092 --> 00:47:41,596 あぁ こんなうまい フランクフルトは初めてじゃ 。 605 00:47:41,596 --> 00:47:43,598 ( 客2 ) おい 何だか温かそうだぜ 。 606 00:47:43,598 --> 00:47:45,598 ( 客3 ) 行ってみよう 。 ( 客2 ) ああ 。 607 00:47:50,105 --> 00:47:52,107 ( 客4 ) 何でなんだい? おじさん 。 608 00:47:52,107 --> 00:47:54,109 ( 客5 ) 私にも教えてよ 。 ( 客1 ) それはな・ 609 00:47:54,109 --> 00:47:57,112 このフランクフルトを 食べたからじゃ 。 ・ 610 00:47:57,112 --> 00:48:00,615 ほれ こいつを食べたら みんなも温かくなるよ 。 ・ 611 00:48:00,615 --> 00:48:04,119 幸せになれるよ 。 ( 客6 ) よし 買ってみるか 。 612 00:48:04,119 --> 00:48:06,119 ( 一同 ) おう! 613 00:48:09,124 --> 00:48:13,128 ( しげる ) ありがとうございます! おいしい フランクフルト ですよ!・ 614 00:48:13,128 --> 00:48:15,128 おいしいですよ! 615 00:48:16,631 --> 00:48:20,068 ( 店員 ) 何だ 全然来なくなっちまった… 。 616 00:48:20,068 --> 00:48:22,571 え~い 何を軟弱なことを! 617 00:48:22,571 --> 00:48:24,573 われわれは 味将軍グループなんだぞ! 618 00:48:24,573 --> 00:48:26,575 こうなったら実力行使だ! 619 00:48:26,575 --> 00:48:30,078 それ~! がっ!・ 620 00:48:30,078 --> 00:48:32,078 あっ! 621 00:48:33,582 --> 00:48:35,083 何・ 622 00:48:35,083 --> 00:48:39,087 ・ ハハハハ… 。 ・ 623 00:48:39,087 --> 00:48:42,090 フハハハ… ハハハハ…! 624 00:48:42,090 --> 00:48:46,595 あそこから聞こえてくる! え? 625 00:48:46,595 --> 00:48:52,100 ・ アハハハ…!・ 626 00:48:52,100 --> 00:48:57,105 どこかで誰かが食べている 。 ・ 627 00:48:57,105 --> 00:48:59,608 誰が味わう・ 628 00:48:59,608 --> 00:49:03,612 フランクフルト 。 ・ 629 00:49:03,612 --> 00:49:08,617 においを嗅いだヤツは誰?・ 630 00:49:08,617 --> 00:49:12,120 味を求めて走る影 。 631 00:49:12,120 --> 00:49:15,624 ( 味頭巾 ) この世の光の味頭巾 。 ・ 632 00:49:15,624 --> 00:49:19,561 ただいま見参!・ 633 00:49:19,561 --> 00:49:21,563 この勝負の軍配・ 634 00:49:21,563 --> 00:49:24,566 わしの舌に委ねさせてもらおう 。 635 00:49:24,566 --> 00:49:26,568 ( 陽一 ・ 関場 ) あ… 。 636 00:49:26,568 --> 00:49:31,072 ( 味頭巾 ) まずは 味将軍のフランクフルトから 。 ・ 637 00:49:31,072 --> 00:49:33,072 ん! 638 00:49:35,577 --> 00:49:39,080 ( 味頭巾 ) うん うまい~!・ 639 00:49:39,080 --> 00:49:41,082 この味はドイツそのもの 。 ・ 640 00:49:41,082 --> 00:49:44,085 その景色が漂うてくるようじゃ 。 641 00:49:44,085 --> 00:49:47,088 われわれの フランクフルトの材料は・ 642 00:49:47,088 --> 00:49:50,592 肉 香辛料など 選びに選び抜き・ 643 00:49:50,592 --> 00:49:54,095 隠し味として 輸入豚の血液を入れ・ 644 00:49:54,095 --> 00:49:57,095 味に深みを出しているのです 。 645 00:49:58,600 --> 00:50:00,602 ( 味頭巾 ) ん~ しからば・ 646 00:50:00,602 --> 00:50:03,605 少年のほうのフランクフルトを 頂こうか 。 ・ 647 00:50:03,605 --> 00:50:07,609 ん? なぜ… なぜに燃えるのじゃ・・ 648 00:50:07,609 --> 00:50:10,111 このフランクフルトめ!・ 649 00:50:10,111 --> 00:50:15,116 おぉ 燃えておる! 燃えておるぞ~!・ 650 00:50:15,116 --> 00:50:19,054 ん~… ん!・ 651 00:50:19,054 --> 00:50:24,559 うまい! うまい~ぞ~! 652 00:50:24,559 --> 00:50:30,065 ( 悲鳴 ) 653 00:50:30,065 --> 00:50:33,068 ( 味頭巾 ) おぉ! このフランクフルト・ 654 00:50:33,068 --> 00:50:35,570 一口しただけで こんなにも温かく・ 655 00:50:35,570 --> 00:50:37,572 また しなやかなものなのか!・ 656 00:50:37,572 --> 00:50:42,077 いまだに冷めぬ この感覚 なんと まず不思議!・ 657 00:50:42,077 --> 00:50:44,079 この寒さも吹き飛ばす これこそ・ 658 00:50:44,079 --> 00:50:46,581 北海道中の人々の身になった・ 659 00:50:46,581 --> 00:50:50,085 北海道ならではの フランクフルト!・ 660 00:50:50,085 --> 00:50:54,589 少年よ この工夫 見事であるぞ 。 いやぁ 。 661 00:50:54,589 --> 00:50:56,591 俺 北海道の寒さを吹き飛ばす・ 662 00:50:56,591 --> 00:50:59,094 フランクフルトを 作ろうと思ったんだ 。 663 00:50:59,094 --> 00:51:01,596 そのために北海道特有の・ 664 00:51:01,596 --> 00:51:03,598 発汗作用のあるアイヌネギと・ 665 00:51:03,598 --> 00:51:07,602 酒かすのスープで まろやかな味の 三平汁を使ったんだよ 。 666 00:51:07,602 --> 00:51:10,605 ( 関場 ) 《北海道特有の味》 667 00:51:10,605 --> 00:51:14,109 ( 味頭巾 ) よくぞ そこまで考えた 少年よ 。 668 00:51:14,109 --> 00:51:17,545 エヘヘヘ 。 ( 味頭巾 ) どうかね? 味将軍 グループ。 669 00:51:17,545 --> 00:51:21,049 フン! えたいの知れないヤツが 好き勝手なこと言っちゃって! 670 00:51:21,049 --> 00:51:23,051 ねぇ! あら? 671 00:51:23,051 --> 00:51:25,553 あぁ… 。 672 00:51:25,553 --> 00:51:29,557 おい どうしたんだ? 関場シェフ 関場シェフ 。 673 00:51:29,557 --> 00:51:32,557 ねぇ 何か言って… あっ! 674 00:51:34,062 --> 00:51:37,065 ( 関場 ) 《料理とは 食べる人の身になって作れと・ 675 00:51:37,065 --> 00:51:42,070 オヤジは言っていた 人の身に… 食べる人の身になって 。 ・ 676 00:51:42,070 --> 00:51:44,572 私だって 食べる人の身になって・ 677 00:51:44,572 --> 00:51:46,574 フランクフルトを作ったんだ 。 ・ 678 00:51:46,574 --> 00:51:50,078 作ったんだ 作ったんだ 作った… 。 ・ 679 00:51:50,078 --> 00:51:55,083 最後の勝負で 作ったんだ~!》 680 00:51:55,083 --> 00:51:57,083 あっ 。 681 00:52:01,089 --> 00:52:03,591 関場さん 。 ( 関場 ) 陽一君・ 682 00:52:03,591 --> 00:52:07,095 私は君が羨ましかった 。 関場さん 。 683 00:52:07,095 --> 00:52:10,098 ( 関場 ) 素直に 料理へ向かっていける君が・ 684 00:52:10,098 --> 00:52:12,100 ひたむきな情熱が 。 ・ 685 00:52:12,100 --> 00:52:16,604 君の料理は 芝さんや下仲や そして丸井シェフまで・ 686 00:52:16,604 --> 00:52:20,108 そう すべての料理人を 温かく包んでいく 。 ・ 687 00:52:20,108 --> 00:52:23,611 私も そんな料理人に 触れてみたかった 。 688 00:52:23,611 --> 00:52:27,615 君のように 素直な心で 料理をしてみたかった 。 689 00:52:27,615 --> 00:52:32,120 それさえできれば 私は もう思い残すことはない 。 ・ 690 00:52:32,120 --> 00:52:37,125 形見の包丁を返し 私も料理の 世界から抜けようと思っていた 。 ・ 691 00:52:37,125 --> 00:52:39,627 そう これは私にとって・ 692 00:52:39,627 --> 00:52:42,130 勝っても負けても…・ 693 00:52:42,130 --> 00:52:44,632 最後の料理だった 。 694 00:52:44,632 --> 00:53:04,652 ・~ 695 00:53:04,652 --> 00:53:06,654 ・~ 696 00:53:06,654 --> 00:53:10,154 ん! あっ 。 697 00:53:12,660 --> 00:53:14,662 味皇様! 698 00:53:14,662 --> 00:53:17,662 前にも似た光景があったな 。 699 00:53:19,100 --> 00:53:22,604 ( 関場 ) 放してください! 私はもう 過去から逃げたい! 700 00:53:22,604 --> 00:53:24,606 つらいんだ!・ 701 00:53:24,606 --> 00:53:27,108 だから 陽一君との勝負を最後に・ 702 00:53:27,108 --> 00:53:30,111 料理を捨てるんだ~! 703 00:53:30,111 --> 00:53:33,111 この うつけ者めが! 704 00:53:35,116 --> 00:53:39,120 私はもう どうしようもない 何もできない・ 705 00:53:39,120 --> 00:53:44,125 ふがいない人間なんだ! 違うな 関場! 706 00:53:44,125 --> 00:53:46,125 見てみろ あれを 。 707 00:53:53,134 --> 00:53:57,639 陽一君 みんな 。 関場 。 708 00:53:57,639 --> 00:54:00,642 逃げるでない! 709 00:54:00,642 --> 00:54:03,645 味将軍グループだった お前の親御さんは・ 710 00:54:03,645 --> 00:54:06,147 邪心に満ちた気持ちではなく・ 711 00:54:06,147 --> 00:54:08,149 純粋な思いで お前に・ 712 00:54:08,149 --> 00:54:11,653 料理を教えていたのではないか? 713 00:54:11,653 --> 00:54:15,657 味将軍グループも 味皇料理会もない・ 714 00:54:15,657 --> 00:54:20,595 料理を愛する 心があればいいのだ! 715 00:54:20,595 --> 00:54:23,598 違うか? 関場 。 716 00:54:23,598 --> 00:54:34,108 ・~ 717 00:54:34,108 --> 00:54:37,108 関場さん 俺… 。 718 00:54:38,613 --> 00:54:42,113 関場さんに 料理をやめてほしくない! 719 00:54:46,120 --> 00:54:49,123 ( 関場 ) 陽一君 君は… 。 720 00:54:49,123 --> 00:55:08,142 ・~ 721 00:55:08,142 --> 00:55:11,145 《関場よ 人は皆・ 722 00:55:11,145 --> 00:55:13,648 一人では生きられぬ 。 ・ 723 00:55:13,648 --> 00:55:16,150 互いに かばい合ってこそ・ 724 00:55:16,150 --> 00:55:18,086 真心ある料理道 。 ・ 725 00:55:18,086 --> 00:55:21,086 精進せぇよ》 726 00:56:02,130 --> 00:56:04,132 〈北海道からの帰り道・ 727 00:56:04,132 --> 00:56:07,635 グルメトレイン ロイヤルアレックス 号に 乗った俺たちの前に・ 728 00:56:07,635 --> 00:56:10,138 七包丁人 ロボコックが現れた 。 ・ 729 00:56:10,138 --> 00:56:12,640 制限時間の中での フルコース勝負 。 ・ 730 00:56:12,640 --> 00:56:17,145 よ~し 俺とアレックス タッグを組んで受けてやる!・ 731 00:56:17,145 --> 00:56:19,647 次回 『 ミスター味っ子 』 ・ 732 00:56:19,647 --> 00:56:24,152 「 アレックス急行グルメ事件! ロボコックの再挑戦 」。 ・ 733 00:56:24,152 --> 00:56:26,652 おいしいよ!〉 734 00:56:29,657 --> 00:56:34,162 ・ (エンディングテーマ) 735 00:56:34,162 --> 00:56:54,115 ・~ 736 00:56:54,115 --> 00:57:06,127 ・~ 737 00:57:06,127 --> 00:57:26,147 ・~ 738 00:57:26,147 --> 00:57:37,147 ・~