1 00:00:02,002 --> 00:00:04,004 (ぼたん)ハァ… う…。 2 00:00:04,004 --> 00:00:06,306 兵馬さん…。 3 00:00:13,180 --> 00:00:16,517 ハッ。 4 00:00:16,517 --> 00:00:18,619 (時雨)あれ? 5 00:00:25,692 --> 00:00:27,694 ひょ…。 6 00:00:27,694 --> 00:00:30,531 兵馬さん…。 7 00:00:30,531 --> 00:00:32,866 (時雨)結界破り…。 8 00:00:32,866 --> 00:00:36,703 塞神直系の持つ力。 9 00:00:36,703 --> 00:00:40,874 そうか 岐兵馬…。 10 00:00:40,874 --> 00:00:44,044 君か。 でも女性3人を抱えて⇒ 11 00:00:44,044 --> 00:00:47,381 どう立ち回るのだろうねぇ。 12 00:00:47,381 --> 00:00:51,051 (吹枝)それなら心配いらない。 あ…。 13 00:00:51,051 --> 00:00:54,388 (吹枝)誰にも 近寄らせやしない。 14 00:00:54,388 --> 00:00:58,225 存分にやれるんじゃない? これならさ。 15 00:00:58,225 --> 00:01:00,928 雅楽寮 吹枝か。 16 00:01:03,497 --> 00:01:05,832 《兵馬:やはり似ている。 17 00:01:05,832 --> 00:01:10,170 自分は この霊気を知ってる。 コイツは…》 18 00:01:10,170 --> 00:01:13,507 (兵馬)はぁっ…。 19 00:01:13,507 --> 00:01:17,010 (時雨)なんて 醜い顔…。 20 00:01:19,179 --> 00:01:21,181 兵馬さん? 21 00:01:21,181 --> 00:01:25,018 離れていろ ぼたん。 22 00:01:25,018 --> 00:01:27,354 《焦るな… まだ そうだと⇒ 23 00:01:27,354 --> 00:01:29,690 決まったわけではない。 24 00:01:29,690 --> 00:01:33,026 以前の唐傘は 変化も未熟な顕現したてで⇒ 25 00:01:33,026 --> 00:01:36,697 今どのような姿形かは わからない。 26 00:01:36,697 --> 00:01:38,699 目の前にいる付喪神が⇒ 27 00:01:38,699 --> 00:01:41,868 ヤツだとは言い切れない。 28 00:01:41,868 --> 00:01:45,072 冷静になれ… 冷静に…》 29 00:03:41,688 --> 00:03:44,191 あ… ひっ! 30 00:03:44,191 --> 00:03:47,194 俺は彼の同僚で 敵じゃない。 31 00:03:47,194 --> 00:03:51,031 今は 俺のそばにいたほうが安全だよ。 32 00:03:51,031 --> 00:03:55,035 というか 守る対象が 集まってくれてるほうが⇒ 33 00:03:55,035 --> 00:03:57,037 俺は助かる。 34 00:03:57,037 --> 00:03:59,039 夏希! 恵! 35 00:03:59,039 --> 00:04:01,641 あ… あの2人は? 36 00:04:01,641 --> 00:04:03,810 眠ってもらってるだけだ。 37 00:04:03,810 --> 00:04:06,646 2人とも無事さ。 38 00:04:06,646 --> 00:04:10,317 ハァ… よかった…。 39 00:04:10,317 --> 00:04:12,519 よかった…。 40 00:04:21,495 --> 00:04:24,998 あっ。 41 00:04:24,998 --> 00:04:28,502 あ… 景色が戻った? 42 00:04:28,502 --> 00:04:30,670 結界を解いたんだ。 43 00:04:30,670 --> 00:04:34,174 くれぐれも そばを離れるなよ。 44 00:04:34,174 --> 00:04:37,844 その分の力を別に回す気だ。 45 00:04:37,844 --> 00:04:40,147 戦闘か 逃走に。 46 00:04:43,683 --> 00:04:47,020 逃がさん! お前には聞きたいことがある⇒ 47 00:04:47,020 --> 00:04:50,023 が… それ以上に 塞眼として⇒ 48 00:04:50,023 --> 00:04:54,194 人に害なす付喪神を 見過ごすわけにはいかん。 49 00:04:54,194 --> 00:04:56,396 それ以上に? 50 00:05:00,300 --> 00:05:02,302 ん…。 51 00:05:04,471 --> 00:05:08,475 ウソ… そっちのほうが建前じゃないの? 52 00:05:08,475 --> 00:05:10,644 ハッ。 53 00:05:10,644 --> 00:05:12,646 う…。 えっ! 54 00:05:15,982 --> 00:05:20,820 《今… 一瞬で 兵馬さんの背後に?》 55 00:05:20,820 --> 00:05:24,157 うっ。 あの表情…。 56 00:05:24,157 --> 00:05:27,827 私を前に 思わず漏れた あれが⇒ 57 00:05:27,827 --> 00:05:30,997 本心じゃないかってこと。 58 00:05:30,997 --> 00:05:33,500 (時雨)壊したいから 追う。 59 00:05:33,500 --> 00:05:37,170 塞眼として人を守るなんて⇒ 60 00:05:37,170 --> 00:05:41,374 きれいな理由だけで 動くような人間には見えないよ。 61 00:05:43,343 --> 00:05:46,012 《妙な移動術を使う…。 62 00:05:46,012 --> 00:05:50,517 とすれば まずは 符術で それを見極める》 63 00:05:50,517 --> 00:05:52,519 それとも…。 64 00:05:52,519 --> 00:05:54,521 (兵馬)来い。 65 00:05:54,521 --> 00:05:58,525 鼓吹と隼人。 ハッ! 66 00:05:58,525 --> 00:06:02,329 そういう大義に殉じた あの2人のマネがしたい? 67 00:06:04,631 --> 00:06:08,468 ((鼓吹:地道に付喪神の 保護活動から積み重ねたほうが⇒ 68 00:06:08,468 --> 00:06:10,637 心証もいいんじゃないか? 69 00:06:10,637 --> 00:06:14,975 導きをもって 現世に調和をもたらす者こそ。 70 00:06:14,975 --> 00:06:19,312 おじいさんのよく言う 塞眼の基本だな。 71 00:06:19,312 --> 00:06:21,982 決定! ひーくんの教育になるような⇒ 72 00:06:21,982 --> 00:06:24,818 活動をしよう。 (隼人)次タイミングが合えば⇒ 73 00:06:24,818 --> 00:06:27,520 見学来いよ。 なっ!)) 74 00:06:36,329 --> 00:06:39,666 《2人の名を知ってる唐傘…。 75 00:06:39,666 --> 00:06:43,003 じゃあ 彼女が兵馬さんの…》 76 00:06:43,003 --> 00:07:23,810 ♪~ 77 00:07:23,810 --> 00:07:26,012 死ね。 78 00:07:27,981 --> 00:07:32,819 ほら もう私しか見えてない。 79 00:07:32,819 --> 00:07:35,522 君には 守れない。 80 00:07:38,158 --> 00:07:40,327 うあぁ! 81 00:07:40,327 --> 00:07:42,329 くっ! 82 00:07:44,664 --> 00:07:47,834 私たちの狙いは ずっと⇒ 83 00:07:47,834 --> 00:07:51,004 こっちだよ。 84 00:07:51,004 --> 00:07:53,340 ぼたん! ハッ。 チッ。 85 00:07:53,340 --> 00:07:55,842 くっ! 86 00:07:55,842 --> 00:07:58,044 ハッ。 87 00:08:03,950 --> 00:08:06,619 ハッ…。 88 00:08:06,619 --> 00:08:08,822 あ…。 89 00:08:12,292 --> 00:08:14,794 ハッ。 90 00:08:14,794 --> 00:08:18,131 あ…。 91 00:08:18,131 --> 00:08:20,467 これは…。 92 00:08:20,467 --> 00:08:25,305 かんざしと… 刀? 93 00:08:25,305 --> 00:08:28,108 あぁ 君たちか。 94 00:08:33,646 --> 00:08:37,317 お前たち…。 あ…。 95 00:08:37,317 --> 00:08:40,820 (爪弾)よう居合わせたのぉ ふっきー。 96 00:08:42,989 --> 00:08:48,328 (羽織)私たちのあるじに 手を出したな ならず者。 97 00:08:48,328 --> 00:08:50,530 言い分など聞かない。 98 00:08:54,000 --> 00:08:57,670 お前は 壊すぞ。 99 00:08:57,670 --> 00:08:59,939 フッ。 100 00:08:59,939 --> 00:09:03,276 《兵馬:自分が今 目にしているのは⇒ 101 00:09:03,276 --> 00:09:06,946 あの見慣れた付喪神ではない。 102 00:09:06,946 --> 00:09:09,449 京都で指折りの力を持つ⇒ 103 00:09:09,449 --> 00:09:12,285 長月の婚礼調度…。 104 00:09:12,285 --> 00:09:15,488 長月ぼたんを 守り続けてきた者たち》 105 00:09:17,624 --> 00:09:20,627 壊す? 106 00:09:20,627 --> 00:09:22,796 いいよ。 107 00:09:22,796 --> 00:09:26,966 仕えるのにふさわしいのは⇒ 108 00:09:26,966 --> 00:09:31,137 私たちか 君たちか…。 109 00:09:31,137 --> 00:09:34,340 今ここで ハッキリさせようか。 110 00:09:46,486 --> 00:09:49,489 鏡… 1人? 111 00:09:49,489 --> 00:09:53,326 他の長月は…。 112 00:09:53,326 --> 00:09:56,496 (鏡)この霊気 この力…。 113 00:09:56,496 --> 00:10:00,333 間違いない! コイツ 常世渡りの付喪神だ! 114 00:10:00,333 --> 00:10:03,670 みんな 油断しないで! 115 00:10:03,670 --> 00:10:07,340 (結)ふっ。 (薙)ていっ。 116 00:10:07,340 --> 00:10:12,178 ハッ。 何者だろうが 関係ねえさ。 117 00:10:12,178 --> 00:10:14,581 切り刻んでやるよ! 118 00:10:18,017 --> 00:10:22,322 はぁっ! てやぁ~! 119 00:10:24,357 --> 00:10:28,027 てやぁ~! 120 00:10:28,027 --> 00:10:30,130 はぁっ! 121 00:10:32,198 --> 00:10:34,400 チッ。 122 00:10:40,540 --> 00:10:42,542 ふっ… うっ。 123 00:10:46,880 --> 00:10:48,882 あ…。 124 00:10:51,384 --> 00:10:54,220 仲間を結って射出…。 125 00:10:54,220 --> 00:10:57,390 (硯)うっ! うぅ…。 126 00:10:57,390 --> 00:11:00,827 うっ! 127 00:11:00,827 --> 00:11:03,129 ひ…。 128 00:11:06,499 --> 00:11:08,668 これが…。 129 00:11:08,668 --> 00:11:12,005 これが長月の本当の姿…。 130 00:11:12,005 --> 00:11:15,174 (爪弾)おっと…。 (鼓)せん滅力だけで⇒ 131 00:11:15,174 --> 00:11:18,678 そう捉えてるなら まだ浅いな! 132 00:11:18,678 --> 00:11:21,014 雅楽寮 ぼたんは…。 133 00:11:21,014 --> 00:11:24,517 あの娘なら 羽織のそばじゃ。 134 00:11:28,688 --> 00:11:30,857 あっ。 (3人)ハッ! 135 00:11:30,857 --> 00:11:32,859 ハッ…。 136 00:11:32,859 --> 00:11:34,861 うっ! 137 00:11:40,533 --> 00:11:44,537 (爪弾)薙らは なるだけ 敵を あるじから遠ざけるよう⇒ 138 00:11:44,537 --> 00:11:49,542 敵の攻撃が あるじに向かぬよう 立ち回っておるよ。 139 00:11:49,542 --> 00:11:54,547 ほんに守る戦いとは ただ倒すより よほど難儀よ。 140 00:11:54,547 --> 00:12:00,153 だが その戦い方でこそ ヤツらは強い。 141 00:12:00,153 --> 00:12:02,155 守る 戦い…。 142 00:12:07,827 --> 00:12:10,330 野郎 また消えやがった! 143 00:12:10,330 --> 00:12:12,332 羽織! 気ぃ付けろ! 144 00:12:12,332 --> 00:12:15,168 鏡! 照妖鏡で探りなさい! 145 00:12:15,168 --> 00:12:17,503 薙たちは いったん こちらに。 146 00:12:17,503 --> 00:12:19,505 んっ。 147 00:12:24,344 --> 00:12:26,346 (時雨)あ…。 148 00:12:26,346 --> 00:12:28,514 あ… ハッ! 149 00:12:28,514 --> 00:12:31,517 あるじ 様…。 150 00:12:31,517 --> 00:12:34,687 共に…。 151 00:12:34,687 --> 00:12:36,689 ハッ…。 152 00:12:41,861 --> 00:12:44,163 何か 臭うわね。 153 00:12:46,199 --> 00:12:49,369 影に潜み 影より出ずる。 154 00:12:49,369 --> 00:12:51,671 それが貴様の縮地術だ! 155 00:12:54,040 --> 00:12:56,042 (兵馬)これ以上…。 156 00:12:56,042 --> 00:13:00,146 これ以上 貴様の好きにさせてたまるか! 157 00:13:00,146 --> 00:13:02,482 唐傘! 158 00:13:02,482 --> 00:13:05,652 ふっ! 159 00:13:05,652 --> 00:13:07,987 ふん! 160 00:13:07,987 --> 00:13:09,989 あがくな! 161 00:13:16,663 --> 00:13:19,666 フ…。 162 00:13:19,666 --> 00:13:23,503 フフフフ… 上出来。 163 00:13:23,503 --> 00:13:26,806 ごきげんよう あるじ様。 164 00:13:29,842 --> 00:13:31,844 ふんっ! 165 00:13:31,844 --> 00:13:45,358 ♪~ 166 00:13:47,360 --> 00:13:50,697 たくらみが 不明のままである以上⇒ 167 00:13:50,697 --> 00:13:55,201 いずれ封印を解き 尋問する必要がある。 168 00:13:55,201 --> 00:13:59,872 おぬしの仇うんぬんは その際に問えばえぇ。 169 00:13:59,872 --> 00:14:02,308 それまでは規則どおり⇒ 170 00:14:02,308 --> 00:14:07,146 本任務担当の 塞眼の蔵に預けることとする。 171 00:14:07,146 --> 00:14:09,649 岐兵馬よ。 ん…。 172 00:14:09,649 --> 00:14:14,153 なっ あぁ。 ボケーッとしとる場合かえ。 173 00:14:14,153 --> 00:14:18,558 そっちの姫さん トラウマに なっとらんとえぇがな。 174 00:14:20,827 --> 00:14:24,163 唐傘は もともと ババらの標的じゃ。 175 00:14:24,163 --> 00:14:26,165 事後処理は やっておく。 176 00:14:26,165 --> 00:14:28,835 友人らの記憶も細工済みじゃ。 177 00:14:28,835 --> 00:14:30,837 あ…。 178 00:14:30,837 --> 00:14:33,539 おぬしらは ゆっくり休むとえぇ。 179 00:14:36,175 --> 00:14:38,511 《終わった… のか。 180 00:14:38,511 --> 00:14:42,682 これで ようやく…。 181 00:14:42,682 --> 00:14:45,017 こんなものなのか。 182 00:14:45,017 --> 00:14:48,688 こういうものなのだろうか。 183 00:14:48,688 --> 00:14:50,890 まだ何も 感じられない》 184 00:14:53,860 --> 00:14:58,030 岐兵馬。 私たちが到着するまで⇒ 185 00:14:58,030 --> 00:15:00,800 よくぞ あるじを 守ってくれました。 186 00:15:00,800 --> 00:15:03,636 長月の婚礼調度一同⇒ 187 00:15:03,636 --> 00:15:05,838 御礼申し上げます。 188 00:15:10,476 --> 00:15:14,480 違う。 守っていたのは お前たちだ。 189 00:15:14,480 --> 00:15:18,484 《兵馬:自分は ヤツを倒すことしか 考えられなくなっていた》 190 00:15:20,987 --> 00:15:24,090 守ってなど…。 そんなことない! 191 00:15:27,493 --> 00:15:29,996 ぼたん。 192 00:15:29,996 --> 00:15:33,332 そんなこと ないよ。 193 00:15:33,332 --> 00:15:36,135 ((もう大丈夫だ ぼたん)) 194 00:15:39,172 --> 00:15:42,508 だって 私は…。 195 00:15:42,508 --> 00:15:46,345 ん…。 196 00:15:46,345 --> 00:15:48,347 兵馬さん…。 197 00:15:55,688 --> 00:15:58,191 うっ…。 ハッ… ぼたん! 198 00:15:58,191 --> 00:16:00,126 (薙たち)ぼたん! 199 00:16:00,126 --> 00:16:03,629 な… に? 200 00:16:03,629 --> 00:16:06,632 何かが 今…。 201 00:16:06,632 --> 00:16:08,634 まさか…。 ハッ。 202 00:16:10,636 --> 00:16:12,638 みんな 戻るわよ! 203 00:16:12,638 --> 00:16:14,974 急いで! 204 00:16:14,974 --> 00:16:17,143 《兵馬:屋敷に向かうさなか⇒ 205 00:16:17,143 --> 00:16:20,980 自分の中では 疑問ばかりが渦巻いていた。 206 00:16:20,980 --> 00:16:23,816 唐傘のまとっていた空気…。 207 00:16:23,816 --> 00:16:27,486 仇である付喪神と同じ匂い。 208 00:16:27,486 --> 00:16:31,324 なぜ たった今封じたはずのそれが⇒ 209 00:16:31,324 --> 00:16:34,160 屋敷に近づくにつれ より色濃いそれが⇒ 210 00:16:34,160 --> 00:16:37,163 まとわりついてくるのか》 211 00:16:37,163 --> 00:16:39,332 あっ なんだぁ!? 212 00:16:39,332 --> 00:16:42,168 コイツら 京都塞眼か。 213 00:16:42,168 --> 00:16:44,670 なんで うちにいやがんだ? 214 00:16:44,670 --> 00:16:46,672 どけ! 215 00:16:49,008 --> 00:16:51,177 (椿)あ…。 216 00:16:51,177 --> 00:16:54,013 あ… そういうことか。 217 00:16:54,013 --> 00:16:56,315 はめられたね 兵馬ちゃん。 218 00:16:58,684 --> 00:17:01,087 こっちが本命。 219 00:17:04,957 --> 00:17:08,127 別に お屋敷の破壊 ってことじゃなくて⇒ 220 00:17:08,127 --> 00:17:10,830 お屋敷に鎮座する守りの要…。 221 00:17:13,633 --> 00:17:16,469 狙いは 匣のおじさんだったみたい。 222 00:17:16,469 --> 00:17:19,305 ハッ… 匣…。 223 00:17:19,305 --> 00:17:23,976 《ヤツは 私たちの狙いは と言った。 224 00:17:23,976 --> 00:17:26,812 まだ終わってなどいない。 225 00:17:26,812 --> 00:17:30,316 ネットリとした特有の霊気…。 226 00:17:30,316 --> 00:17:32,985 他にもいるというのか。 227 00:17:32,985 --> 00:17:35,821 まだ 近くにいるのか!?》 228 00:17:35,821 --> 00:17:37,823 兵馬! 229 00:17:37,823 --> 00:17:41,661 殺気が半端ねえが 今は抑えろ。 230 00:17:41,661 --> 00:17:44,063 しかし… あ…。 231 00:17:47,833 --> 00:17:51,837 あの唐傘と こっちを襲ったヤツが グルだとしたら⇒ 232 00:17:51,837 --> 00:17:54,006 仲間はどれだけいる? 233 00:17:54,006 --> 00:17:56,509 匣をやれるってんなら ソイツは⇒ 234 00:17:56,509 --> 00:18:00,112 俺らと 同等以上の力があるってことだ。 235 00:18:00,112 --> 00:18:02,949 1人突っ走って犬死にするより⇒ 236 00:18:02,949 --> 00:18:05,785 優先すべきことがあるだろうよ! 237 00:18:05,785 --> 00:18:08,454 ((時雨:私たちの狙いは⇒ 238 00:18:08,454 --> 00:18:11,057 ずっと こっちだよ)) 239 00:18:14,961 --> 00:18:17,630 椿… こちらの遭遇したヤツは⇒ 240 00:18:17,630 --> 00:18:19,799 狙いは ぼたんだと言っていた。 241 00:18:19,799 --> 00:18:22,134 屋敷の襲撃者が グルだとすると⇒ 242 00:18:22,134 --> 00:18:25,304 今は彼女の保護が最優先だ。 243 00:18:25,304 --> 00:18:29,308 なら なんにせよ パパのとこに行くのが ベストだね。 244 00:18:33,312 --> 00:18:35,481 ふむ…。 245 00:18:35,481 --> 00:18:38,317 完全に 死んだわけではないですね。 246 00:18:38,317 --> 00:18:41,821 自らの魂を器に封じ込めた…。 247 00:18:41,821 --> 00:18:45,157 いわば 疑似封印状態のようなものです。 248 00:18:45,157 --> 00:18:48,494 疑似? はい。 ご存じのとおり⇒ 249 00:18:48,494 --> 00:18:52,164 付喪神の消去のしかたは 2通りありまして⇒ 250 00:18:52,164 --> 00:18:57,670 1つは 器を肉とした イチ生命体としての殺害。 251 00:18:57,670 --> 00:19:00,439 そして もう1つは⇒ 252 00:19:00,439 --> 00:19:05,111 一度 器と魂を切り離す封印。 253 00:19:05,111 --> 00:19:09,448 この場合は 一時的に器が魂の保管庫となり⇒ 254 00:19:09,448 --> 00:19:13,119 のちに魂だけ 常世に送り返す決まりです。 255 00:19:13,119 --> 00:19:16,122 匣さんは おそらく 破壊される手前で⇒ 256 00:19:16,122 --> 00:19:19,959 魂を切り離し 死を免れたのでしょう。 257 00:19:19,959 --> 00:19:22,128 (大樹)なるほど。 258 00:19:22,128 --> 00:19:26,465 で… どうや。 再生はできそうなんか? 259 00:19:26,465 --> 00:19:28,801 まずは器の修繕…。 260 00:19:28,801 --> 00:19:32,304 これは私の仕事ですし 可能です。 261 00:19:32,304 --> 00:19:36,142 ただ 器の傷が癒えたとしても⇒ 262 00:19:36,142 --> 00:19:39,812 再び命が芽吹くのは いつになるのか…。 263 00:19:39,812 --> 00:19:42,014 それは私にはなんとも。 264 00:19:49,822 --> 00:19:52,992 ぼたん…。 265 00:19:52,992 --> 00:19:55,995 (大樹)当面はや 長月のモンは⇒ 266 00:19:55,995 --> 00:19:59,165 うちの宿舎が すぐそこやから泊まっとき。 267 00:19:59,165 --> 00:20:02,334 安全面からしても それがいちばんやろ。 268 00:20:02,334 --> 00:20:07,006 今後については 僕だけで 決められるもんやないけど…。 269 00:20:07,006 --> 00:20:11,010 匣がこうなった以上 長月ぼたんに関しては⇒ 270 00:20:11,010 --> 00:20:15,514 制限と干渉が激しくなるのは 覚悟してもらうで。 271 00:20:15,514 --> 00:20:18,184 ん… どういうことだ? 272 00:20:18,184 --> 00:20:22,855 それだけ 匣の担ってた役割が大きかった。 273 00:20:22,855 --> 00:20:25,524 匣が ほとんど お勤めに 顔を出していなかったのは⇒ 274 00:20:25,524 --> 00:20:27,693 知っているでしょう? 275 00:20:27,693 --> 00:20:31,197 正確には 顔を出せなかった。 276 00:20:31,197 --> 00:20:33,532 匣は その力の大半を⇒ 277 00:20:33,532 --> 00:20:36,368 常に使っている状態だったから。 278 00:20:36,368 --> 00:20:40,873 (羽織)外敵の侵入を防ぐために 屋敷の周りに結界を…。 279 00:20:40,873 --> 00:20:44,376 また それと別に ぼたんの心と 体にも⇒ 280 00:20:44,376 --> 00:20:46,879 結界を張っていた。 281 00:20:46,879 --> 00:20:50,049 それによって あの子の内なるマレビトの表出を⇒ 282 00:20:50,049 --> 00:20:53,552 防いでいたの。 だから ぼたんは⇒ 283 00:20:53,552 --> 00:20:57,890 最小限の監視で 生活できていたのよ。 284 00:20:57,890 --> 00:21:02,828 今… その あらゆる結界が 解かれてしまった。 285 00:21:02,828 --> 00:21:05,664 丸裸になってしもうたわけや。 286 00:21:05,664 --> 00:21:10,503 どんな刺激で マレビトが出てくるか わからん状態や。 287 00:21:10,503 --> 00:21:12,671 兵馬くんの聞いたとおり⇒ 288 00:21:12,671 --> 00:21:15,841 相手の狙いが 長月さんやとすると⇒ 289 00:21:15,841 --> 00:21:19,512 今までどおりに 外に出しとくんは危険すぎる。 290 00:21:19,512 --> 00:21:22,848 知っとるモンは 誰しもそう思う。 291 00:21:22,848 --> 00:21:26,852 せやから 長月ぼたんを これからどうするか…。 292 00:21:26,852 --> 00:21:30,689 その件について 口出ししてくる外部もおるやろ。 293 00:21:30,689 --> 00:21:35,361 これが干渉や。 制限は受け入れられるよ。 294 00:21:35,361 --> 00:21:39,698 対策が講じられるまでの間は… ならね。 295 00:21:39,698 --> 00:21:43,702 だけど干渉は 内容によっては…。 296 00:21:43,702 --> 00:21:45,704 ん…。 297 00:21:45,704 --> 00:21:48,374 変な気ぃ 起こさんときや。 298 00:21:48,374 --> 00:21:51,377 お前らが 何かしでかしたときには⇒ 299 00:21:51,377 --> 00:21:54,380 僕は上の命令どおりに動くよ。 300 00:21:54,380 --> 00:21:57,550 あるじが うちの懐にいるってこと⇒ 301 00:21:57,550 --> 00:21:59,852 忘れなや。