1 00:00:13,515 --> 00:00:15,517 (ぼたん)ハァ… う…。 2 00:00:15,517 --> 00:00:17,817 兵馬さん…。 3 00:00:24,692 --> 00:00:28,029 ハッ。 4 00:00:28,029 --> 00:00:30,129 (時雨)あれ? 5 00:00:37,205 --> 00:00:39,207 ひょ…。 6 00:00:39,207 --> 00:00:42,043 兵馬さん…。 7 00:00:42,043 --> 00:00:44,379 (時雨)結界破り…。 8 00:00:44,379 --> 00:00:48,216 塞神直系の持つ力。 9 00:00:48,216 --> 00:00:52,387 そうか 岐兵馬…。 10 00:00:52,387 --> 00:00:55,557 君か。 でも女性3人を抱えて 11 00:00:55,557 --> 00:00:58,893 どう立ち回るのだろうねぇ。 12 00:00:58,893 --> 00:01:02,564 (吹枝)それなら心配いらない。 あ…。 13 00:01:02,564 --> 00:01:05,900 (吹枝)誰にも 近寄らせやしない。 14 00:01:05,900 --> 00:01:09,737 存分にやれるんじゃない? これならさ。 15 00:01:09,737 --> 00:01:12,437 雅楽寮 吹枝か。 16 00:01:15,009 --> 00:01:17,345 《兵馬:やはり似ている。 17 00:01:17,345 --> 00:01:21,683 自分は この霊気を知ってる。 コイツは…》 18 00:01:21,683 --> 00:01:25,019 (兵馬)はぁっ…。 19 00:01:25,019 --> 00:01:28,519 (時雨)なんて 醜い顔…。 20 00:01:30,692 --> 00:01:32,694 兵馬さん? 21 00:01:32,694 --> 00:01:36,531 離れていろ ぼたん。 22 00:01:36,531 --> 00:01:38,866 《焦るな… まだ そうだと 23 00:01:38,866 --> 00:01:41,202 決まったわけではない。 24 00:01:41,202 --> 00:01:44,539 以前の唐傘は 変化も未熟な顕現したてで 25 00:01:44,539 --> 00:01:48,209 今どのような姿形かは わからない。 26 00:01:48,209 --> 00:01:50,211 目の前にいる付喪神が 27 00:01:50,211 --> 00:01:53,381 ヤツだとは言い切れない。 28 00:01:53,381 --> 00:01:56,581 冷静になれ… 冷静に…》 29 00:03:53,201 --> 00:03:55,703 あ… ひっ! 30 00:03:55,703 --> 00:03:58,706 俺は彼の同僚で 敵じゃない。 31 00:03:58,706 --> 00:04:02,543 今は 俺のそばにいたほうが安全だよ。 32 00:04:02,543 --> 00:04:06,547 というか 守る対象が 集まってくれてるほうが 33 00:04:06,547 --> 00:04:08,549 俺は助かる。 34 00:04:08,549 --> 00:04:10,551 夏希! 恵! 35 00:04:10,551 --> 00:04:13,154 あ… あの2人は? 36 00:04:13,154 --> 00:04:15,323 眠ってもらってるだけだ。 37 00:04:15,323 --> 00:04:18,159 2人とも無事さ。 38 00:04:18,159 --> 00:04:21,829 ハァ… よかった…。 39 00:04:21,829 --> 00:04:24,029 よかった…。 40 00:04:33,007 --> 00:04:36,511 あっ。 41 00:04:36,511 --> 00:04:40,014 あ… 景色が戻った? 42 00:04:40,014 --> 00:04:42,183 結界を解いたんだ。 43 00:04:42,183 --> 00:04:45,686 くれぐれも そばを離れるなよ。 44 00:04:45,686 --> 00:04:49,357 その分の力を別に回す気だ。 45 00:04:49,357 --> 00:04:51,657 戦闘か 逃走に。 46 00:04:55,196 --> 00:04:58,533 逃がさん! お前には聞きたいことがある 47 00:04:58,533 --> 00:05:01,536 が… それ以上に 塞眼として 48 00:05:01,536 --> 00:05:05,706 人に害なす付喪神を 見過ごすわけにはいかん。 49 00:05:05,706 --> 00:05:07,906 それ以上に? 50 00:05:11,813 --> 00:05:13,813 ん…。 51 00:05:15,983 --> 00:05:19,987 ウソ… そっちのほうが建前じゃないの? 52 00:05:19,987 --> 00:05:22,156 ハッ。 53 00:05:22,156 --> 00:05:24,156 う…。 えっ! 54 00:05:27,495 --> 00:05:32,333 《今… 一瞬で 兵馬さんの背後に?》 55 00:05:32,333 --> 00:05:35,670 うっ。 あの表情…。 56 00:05:35,670 --> 00:05:39,340 私を前に 思わず漏れた あれが 57 00:05:39,340 --> 00:05:42,510 本心じゃないかってこと。 58 00:05:42,510 --> 00:05:45,012 (時雨)壊したいから 追う。 59 00:05:45,012 --> 00:05:48,683 塞眼として人を守るなんて 60 00:05:48,683 --> 00:05:52,883 きれいな理由だけで 動くような人間には見えないよ。 61 00:05:54,856 --> 00:05:57,525 《妙な移動術を使う…。 62 00:05:57,525 --> 00:06:02,029 とすれば まずは 符術で それを見極める》 63 00:06:02,029 --> 00:06:04,031 それとも…。 64 00:06:04,031 --> 00:06:06,033 (兵馬)来い。 65 00:06:06,033 --> 00:06:10,037 鼓吹と隼人。 ハッ! 66 00:06:10,037 --> 00:06:13,837 そういう大義に殉じた あの2人のマネがしたい? 67 00:06:16,143 --> 00:06:19,981 鼓吹:地道に付喪神の 保護活動から積み重ねたほうが 68 00:06:19,981 --> 00:06:22,149 心証もいいんじゃないか? 69 00:06:22,149 --> 00:06:26,487 導きをもって 現世に調和をもたらす者こそ。 70 00:06:26,487 --> 00:06:30,825 おじいさんのよく言う 塞眼の基本だな。 71 00:06:30,825 --> 00:06:33,494 決定! ひーくんの教育になるような 72 00:06:33,494 --> 00:06:36,330 活動をしよう。 (隼人)次タイミングが合えば 73 00:06:36,330 --> 00:06:39,030 見学来いよ。 なっ! 74 00:06:47,842 --> 00:06:51,178 《2人の名を知ってる唐傘…。 75 00:06:51,178 --> 00:06:54,515 じゃあ 彼女が兵馬さんの…》 76 00:06:54,515 --> 00:07:35,323 ~ 77 00:07:35,323 --> 00:07:37,523 死ね。 78 00:07:39,493 --> 00:07:44,332 ほら もう私しか見えてない。 79 00:07:44,332 --> 00:07:47,032 君には 守れない。 80 00:07:49,670 --> 00:07:51,839 うあぁ! 81 00:07:51,839 --> 00:07:53,839 くっ! 82 00:07:56,177 --> 00:07:59,347 私たちの狙いは ずっと 83 00:07:59,347 --> 00:08:02,516 こっちだよ。 84 00:08:02,516 --> 00:08:04,852 ぼたん! ハッ。 チッ。 85 00:08:04,852 --> 00:08:07,355 くっ! 86 00:08:07,355 --> 00:08:09,555 ハッ。 87 00:08:15,463 --> 00:08:18,132 ハッ…。 88 00:08:18,132 --> 00:08:20,332 あ…。 89 00:08:23,804 --> 00:08:26,307 ハッ。 90 00:08:26,307 --> 00:08:29,643 あ…。 91 00:08:29,643 --> 00:08:31,979 これは…。 92 00:08:31,979 --> 00:08:36,817 かんざしと… 刀? 93 00:08:36,817 --> 00:08:39,617 あぁ 君たちか。 94 00:08:45,159 --> 00:08:48,829 お前たち…。 あ…。 95 00:08:48,829 --> 00:08:52,329 (爪弾)よう居合わせたのぉ ふっきー。 96 00:08:54,502 --> 00:08:59,840 (羽織)私たちのあるじに 手を出したな ならず者。 97 00:08:59,840 --> 00:09:02,040 言い分など聞かない。 98 00:09:05,513 --> 00:09:09,183 お前は 壊すぞ。 99 00:09:09,183 --> 00:09:11,452 フッ。 100 00:09:11,452 --> 00:09:14,789 《兵馬:自分が今 目にしているのは 101 00:09:14,789 --> 00:09:18,459 あの見慣れた付喪神ではない。 102 00:09:18,459 --> 00:09:20,961 京都で指折りの力を持つ 103 00:09:20,961 --> 00:09:23,798 長月の婚礼調度…。 104 00:09:23,798 --> 00:09:26,998 長月ぼたんを 守り続けてきた者たち》 105 00:09:29,136 --> 00:09:32,139 壊す? 106 00:09:32,139 --> 00:09:34,308 いいよ。 107 00:09:34,308 --> 00:09:38,479 仕えるのにふさわしいのは 108 00:09:38,479 --> 00:09:42,650 私たちか 君たちか…。 109 00:09:42,650 --> 00:09:45,850 今ここで ハッキリさせようか。 110 00:09:57,998 --> 00:10:01,001 鏡… 1人? 111 00:10:01,001 --> 00:10:04,839 他の長月は…。 112 00:10:04,839 --> 00:10:08,008 (鏡)この霊気 この力…。 113 00:10:08,008 --> 00:10:11,846 間違いない! コイツ 常世渡りの付喪神だ! 114 00:10:11,846 --> 00:10:15,182 みんな 油断しないで! 115 00:10:15,182 --> 00:10:18,853 (結)ふっ。 (薙)ていっ。 116 00:10:18,853 --> 00:10:23,691 ハッ。 何者だろうが 関係ねえさ。 117 00:10:23,691 --> 00:10:26,091 切り刻んでやるよ! 118 00:10:29,530 --> 00:10:33,830 はぁっ! てやぁ~! 119 00:10:35,870 --> 00:10:39,540 てやぁ~! 120 00:10:39,540 --> 00:10:41,640 はぁっ! 121 00:10:43,711 --> 00:10:45,911 チッ。 122 00:10:52,052 --> 00:10:54,052 ふっ… うっ。 123 00:10:58,392 --> 00:11:00,392 あ…。 124 00:11:02,897 --> 00:11:05,733 仲間を結って射出…。 125 00:11:05,733 --> 00:11:08,903 (硯)うっ! うぅ…。 126 00:11:08,903 --> 00:11:12,339 うっ! 127 00:11:12,339 --> 00:11:14,639 ひ…。 128 00:11:18,012 --> 00:11:20,181 これが…。 129 00:11:20,181 --> 00:11:23,517 これが長月の本当の姿…。 130 00:11:23,517 --> 00:11:26,687 (爪弾)おっと…。 (鼓)せん滅力だけで 131 00:11:26,687 --> 00:11:30,191 そう捉えてるなら まだ浅いな! 132 00:11:30,191 --> 00:11:32,526 雅楽寮 ぼたんは…。 133 00:11:32,526 --> 00:11:36,026 あの娘なら 羽織のそばじゃ。 134 00:11:40,201 --> 00:11:42,369 あっ。 (3人)ハッ! 135 00:11:42,369 --> 00:11:44,371 ハッ…。 136 00:11:44,371 --> 00:11:46,371 うっ! 137 00:11:52,046 --> 00:11:56,050 (爪弾)薙らは なるだけ 敵を あるじから遠ざけるよう 138 00:11:56,050 --> 00:12:01,055 敵の攻撃が あるじに向かぬよう 立ち回っておるよ。 139 00:12:01,055 --> 00:12:06,060 ほんに守る戦いとは ただ倒すより よほど難儀よ。 140 00:12:06,060 --> 00:12:11,665 だが その戦い方でこそ ヤツらは強い。 141 00:12:11,665 --> 00:12:13,665 守る 戦い…。 142 00:12:19,340 --> 00:12:21,842 野郎 また消えやがった! 143 00:12:21,842 --> 00:12:23,844 羽織! 気ぃ付けろ! 144 00:12:23,844 --> 00:12:26,680 鏡! 照妖鏡で探りなさい! 145 00:12:26,680 --> 00:12:29,016 薙たちは いったん こちらに。 146 00:12:29,016 --> 00:12:31,016 んっ。 147 00:12:35,856 --> 00:12:37,858 (時雨)あ…。 148 00:12:37,858 --> 00:12:40,027 あ… ハッ! 149 00:12:40,027 --> 00:12:43,030 あるじ 様…。 150 00:12:43,030 --> 00:12:46,200 共に…。 151 00:12:46,200 --> 00:12:48,200 ハッ…。 152 00:12:53,374 --> 00:12:55,674 何か 臭うわね。 153 00:12:57,711 --> 00:13:00,881 影に潜み 影より出ずる。 154 00:13:00,881 --> 00:13:03,181 それが貴様の縮地術だ! 155 00:13:05,552 --> 00:13:07,554 (兵馬)これ以上…。 156 00:13:07,554 --> 00:13:11,659 これ以上 貴様の好きにさせてたまるか! 157 00:13:11,659 --> 00:13:13,994 唐傘! 158 00:13:13,994 --> 00:13:17,164 ふっ! 159 00:13:17,164 --> 00:13:19,500 ふん! 160 00:13:19,500 --> 00:13:21,500 あがくな! 161 00:13:28,175 --> 00:13:31,178 フ…。 162 00:13:31,178 --> 00:13:35,015 フフフフ… 上出来。 163 00:13:35,015 --> 00:13:38,315 ごきげんよう あるじ様。 164 00:13:41,355 --> 00:13:43,357 ふんっ! 165 00:13:43,357 --> 00:13:56,857 ~ 166 00:13:58,872 --> 00:14:02,209 たくらみが 不明のままである以上 167 00:14:02,209 --> 00:14:06,714 いずれ封印を解き 尋問する必要がある。 168 00:14:06,714 --> 00:14:11,385 おぬしの仇うんぬんは その際に問えばえぇ。 169 00:14:11,385 --> 00:14:13,821 それまでは規則どおり 170 00:14:13,821 --> 00:14:18,659 本任務担当の 塞眼の蔵に預けることとする。 171 00:14:18,659 --> 00:14:21,161 岐兵馬よ。 ん…。 172 00:14:21,161 --> 00:14:25,666 なっ あぁ。 ボケーッとしとる場合かえ。 173 00:14:25,666 --> 00:14:30,066 そっちの姫さん トラウマに なっとらんとえぇがな。 174 00:14:32,339 --> 00:14:35,676 唐傘は もともと ババらの標的じゃ。 175 00:14:35,676 --> 00:14:37,678 事後処理は やっておく。 176 00:14:37,678 --> 00:14:40,347 友人らの記憶も細工済みじゃ。 177 00:14:40,347 --> 00:14:42,349 あ…。 178 00:14:42,349 --> 00:14:45,049 おぬしらは ゆっくり休むとえぇ。 179 00:14:47,688 --> 00:14:50,023 《終わった… のか。 180 00:14:50,023 --> 00:14:54,194 これで ようやく…。 181 00:14:54,194 --> 00:14:56,530 こんなものなのか。 182 00:14:56,530 --> 00:15:00,200 こういうものなのだろうか。 183 00:15:00,200 --> 00:15:02,400 まだ何も 感じられない》 184 00:15:05,372 --> 00:15:09,543 岐兵馬。 私たちが到着するまで 185 00:15:09,543 --> 00:15:12,312 よくぞ あるじを 守ってくれました。 186 00:15:12,312 --> 00:15:15,149 長月の婚礼調度一同 187 00:15:15,149 --> 00:15:17,349 御礼申し上げます。 188 00:15:21,989 --> 00:15:25,993 違う。 守っていたのは お前たちだ。 189 00:15:25,993 --> 00:15:29,993 《兵馬:自分は ヤツを倒すことしか 考えられなくなっていた》 190 00:15:32,499 --> 00:15:35,599 守ってなど…。 そんなことない! 191 00:15:39,006 --> 00:15:41,508 ぼたん。 192 00:15:41,508 --> 00:15:44,845 そんなこと ないよ。 193 00:15:44,845 --> 00:15:47,645 もう大丈夫だ ぼたん 194 00:15:50,684 --> 00:15:54,021 だって 私は…。 195 00:15:54,021 --> 00:15:57,858 ん…。 196 00:15:57,858 --> 00:15:59,858 兵馬さん…。 197 00:16:07,201 --> 00:16:09,703 うっ…。 ハッ… ぼたん! 198 00:16:09,703 --> 00:16:11,638 (薙たち)ぼたん! 199 00:16:11,638 --> 00:16:15,142 な… に? 200 00:16:15,142 --> 00:16:18,145 何かが 今…。 201 00:16:18,145 --> 00:16:20,145 まさか…。 ハッ。 202 00:16:22,149 --> 00:16:24,151 みんな 戻るわよ! 203 00:16:24,151 --> 00:16:26,487 急いで! 204 00:16:26,487 --> 00:16:28,655 《兵馬:屋敷に向かうさなか 205 00:16:28,655 --> 00:16:32,493 自分の中では 疑問ばかりが渦巻いていた。 206 00:16:32,493 --> 00:16:35,329 唐傘のまとっていた空気…。 207 00:16:35,329 --> 00:16:38,999 仇である付喪神と同じ匂い。 208 00:16:38,999 --> 00:16:42,836 なぜ たった今封じたはずのそれが 209 00:16:42,836 --> 00:16:45,672 屋敷に近づくにつれ より色濃いそれが 210 00:16:45,672 --> 00:16:48,675 まとわりついてくるのか》 211 00:16:48,675 --> 00:16:50,844 あっ なんだぁ!? 212 00:16:50,844 --> 00:16:53,680 コイツら 京都塞眼か。 213 00:16:53,680 --> 00:16:56,183 なんで うちにいやがんだ? 214 00:16:56,183 --> 00:16:58,183 どけ! 215 00:17:00,521 --> 00:17:02,689 (椿)あ…。 216 00:17:02,689 --> 00:17:05,526 あ… そういうことか。 217 00:17:05,526 --> 00:17:07,826 はめられたね 兵馬ちゃん。 218 00:17:10,197 --> 00:17:12,597 こっちが本命。 219 00:17:16,470 --> 00:17:19,640 別に お屋敷の破壊 ってことじゃなくて 220 00:17:19,640 --> 00:17:22,340 お屋敷に鎮座する守りの要…。 221 00:17:25,145 --> 00:17:27,981 狙いは 匣のおじさんだったみたい。 222 00:17:27,981 --> 00:17:30,817 ハッ… 匣…。 223 00:17:30,817 --> 00:17:35,489 《ヤツは 私たちの狙いは と言った。 224 00:17:35,489 --> 00:17:38,325 まだ終わってなどいない。 225 00:17:38,325 --> 00:17:41,828 ネットリとした特有の霊気…。 226 00:17:41,828 --> 00:17:44,498 他にもいるというのか。 227 00:17:44,498 --> 00:17:47,334 まだ 近くにいるのか!?》 228 00:17:47,334 --> 00:17:49,336 兵馬! 229 00:17:49,336 --> 00:17:53,173 殺気が半端ねえが 今は抑えろ。 230 00:17:53,173 --> 00:17:55,573 しかし… あ…。 231 00:17:59,346 --> 00:18:03,350 あの唐傘と こっちを襲ったヤツが グルだとしたら 232 00:18:03,350 --> 00:18:05,519 仲間はどれだけいる? 233 00:18:05,519 --> 00:18:08,021 匣をやれるってんなら ソイツは 234 00:18:08,021 --> 00:18:11,625 俺らと 同等以上の力があるってことだ。 235 00:18:11,625 --> 00:18:14,461 1人突っ走って犬死にするより 236 00:18:14,461 --> 00:18:17,297 優先すべきことがあるだろうよ! 237 00:18:17,297 --> 00:18:19,967 時雨:私たちの狙いは 238 00:18:19,967 --> 00:18:22,567 ずっと こっちだよ 239 00:18:26,473 --> 00:18:29,142 椿… こちらの遭遇したヤツは 240 00:18:29,142 --> 00:18:31,311 狙いは ぼたんだと言っていた。 241 00:18:31,311 --> 00:18:33,647 屋敷の襲撃者が グルだとすると 242 00:18:33,647 --> 00:18:36,817 今は彼女の保護が最優先だ。 243 00:18:36,817 --> 00:18:40,817 なら なんにせよ パパのとこに行くのが ベストだね。 244 00:18:44,825 --> 00:18:46,994 ふむ…。 245 00:18:46,994 --> 00:18:49,830 完全に 死んだわけではないですね。 246 00:18:49,830 --> 00:18:53,333 自らの魂を器に封じ込めた…。 247 00:18:53,333 --> 00:18:56,670 いわば 疑似封印状態のようなものです。 248 00:18:56,670 --> 00:19:00,007 疑似? はい。 ご存じのとおり 249 00:19:00,007 --> 00:19:03,677 付喪神の消去のしかたは 2通りありまして 250 00:19:03,677 --> 00:19:09,182 1つは 器を肉とした イチ生命体としての殺害。 251 00:19:09,182 --> 00:19:11,952 そして もう1つは 252 00:19:11,952 --> 00:19:16,623 一度 器と魂を切り離す封印。 253 00:19:16,623 --> 00:19:20,961 この場合は 一時的に器が魂の保管庫となり 254 00:19:20,961 --> 00:19:24,631 のちに魂だけ 常世に送り返す決まりです。 255 00:19:24,631 --> 00:19:27,634 匣さんは おそらく 破壊される手前で 256 00:19:27,634 --> 00:19:31,471 魂を切り離し 死を免れたのでしょう。 257 00:19:31,471 --> 00:19:33,640 (大樹)なるほど。 258 00:19:33,640 --> 00:19:37,978 で… どうや。 再生はできそうなんか? 259 00:19:37,978 --> 00:19:40,313 まずは器の修繕…。 260 00:19:40,313 --> 00:19:43,817 これは私の仕事ですし 可能です。 261 00:19:43,817 --> 00:19:47,654 ただ 器の傷が癒えたとしても 262 00:19:47,654 --> 00:19:51,324 再び命が芽吹くのは いつになるのか…。 263 00:19:51,324 --> 00:19:53,524 それは私にはなんとも。 264 00:20:01,334 --> 00:20:04,504 ぼたん…。 265 00:20:04,504 --> 00:20:07,507 (大樹)当面はや 長月のモンは 266 00:20:07,507 --> 00:20:10,677 うちの宿舎が すぐそこやから泊まっとき。 267 00:20:10,677 --> 00:20:13,847 安全面からしても それがいちばんやろ。 268 00:20:13,847 --> 00:20:18,518 今後については 僕だけで 決められるもんやないけど…。 269 00:20:18,518 --> 00:20:22,522 匣がこうなった以上 長月ぼたんに関しては 270 00:20:22,522 --> 00:20:27,027 制限と干渉が激しくなるのは 覚悟してもらうで。 271 00:20:27,027 --> 00:20:29,696 ん… どういうことだ? 272 00:20:29,696 --> 00:20:34,367 それだけ 匣の担ってた役割が大きかった。 273 00:20:34,367 --> 00:20:37,037 匣が ほとんど お勤めに 顔を出していなかったのは 274 00:20:37,037 --> 00:20:39,206 知っているでしょう? 275 00:20:39,206 --> 00:20:42,709 正確には 顔を出せなかった。 276 00:20:42,709 --> 00:20:45,045 匣は その力の大半を 277 00:20:45,045 --> 00:20:47,881 常に使っている状態だったから。 278 00:20:47,881 --> 00:20:52,385 (羽織)外敵の侵入を防ぐために 屋敷の周りに結界を…。 279 00:20:52,385 --> 00:20:55,889 また それと別に ぼたんの心と 体にも 280 00:20:55,889 --> 00:20:58,391 結界を張っていた。 281 00:20:58,391 --> 00:21:01,561 それによって あの子の内なるマレビトの表出を 282 00:21:01,561 --> 00:21:05,065 防いでいたの。 だから ぼたんは 283 00:21:05,065 --> 00:21:09,402 最小限の監視で 生活できていたのよ。 284 00:21:09,402 --> 00:21:14,341 今… その あらゆる結界が 解かれてしまった。 285 00:21:14,341 --> 00:21:17,177 丸裸になってしもうたわけや。 286 00:21:17,177 --> 00:21:22,015 どんな刺激で マレビトが出てくるか わからん状態や。 287 00:21:22,015 --> 00:21:24,184 兵馬くんの聞いたとおり 288 00:21:24,184 --> 00:21:27,354 相手の狙いが 長月さんやとすると 289 00:21:27,354 --> 00:21:31,024 今までどおりに 外に出しとくんは危険すぎる。 290 00:21:31,024 --> 00:21:34,361 知っとるモンは 誰しもそう思う。 291 00:21:34,361 --> 00:21:38,365 せやから 長月ぼたんを これからどうするか…。 292 00:21:38,365 --> 00:21:42,202 その件について 口出ししてくる外部もおるやろ。 293 00:21:42,202 --> 00:21:46,873 これが干渉や。 制限は受け入れられるよ。 294 00:21:46,873 --> 00:21:51,211 対策が講じられるまでの間は… ならね。 295 00:21:51,211 --> 00:21:55,215 だけど干渉は 内容によっては…。 296 00:21:55,215 --> 00:21:57,217 ん…。 297 00:21:57,217 --> 00:21:59,886 変な気ぃ 起こさんときや。 298 00:21:59,886 --> 00:22:02,889 お前らが 何かしでかしたときには 299 00:22:02,889 --> 00:22:05,892 僕は上の命令どおりに動くよ。 300 00:22:05,892 --> 00:22:09,062 あるじが うちの懐にいるってこと 301 00:22:09,062 --> 00:22:11,362 忘れなや。