1 00:00:18,585 --> 00:00:21,588 時雨:入れ物にすぎない あなたの環境 すべてを 2 00:00:21,588 --> 00:00:28,094 取っ払えば 内にいるマレビトは 出てきてくれるのかな 3 00:00:28,094 --> 00:00:30,894 《ぼたん:私の中にいる マレビトって…》 4 00:02:24,911 --> 00:02:27,580 《唐傘が動き出す そもそもの原因を 5 00:02:27,580 --> 00:02:29,580 つくったのは私だって…》 6 00:02:31,584 --> 00:02:34,587 《それが本当かどうか 確かめたくて 7 00:02:34,587 --> 00:02:37,287 門守さんに 話を聞きに行った あのとき…》 8 00:02:39,259 --> 00:02:42,095 大樹:まず 今でもや。 9 00:02:42,095 --> 00:02:45,265 唐傘という付喪神が 動き出した理由は 10 00:02:45,265 --> 00:02:47,934 明確とちゃう。 だからこそ 11 00:02:47,934 --> 00:02:52,272 いろんな臆測が飛び交い その一説が 12 00:02:52,272 --> 00:02:55,275 君が昔 被害に遭うた誘拐事件が 13 00:02:55,275 --> 00:02:57,944 引き金となったいうものなんや。 14 00:02:57,944 --> 00:03:00,280 (ぼたん)あっ…。 15 00:03:00,280 --> 00:03:02,949 (大樹)君の親戚という男女が うまいこと 16 00:03:02,949 --> 00:03:07,787 長月の付喪神を出し抜いて 彼らから 君をさらい 17 00:03:07,787 --> 00:03:11,891 その逃走中の事故により どっちも亡くなり 18 00:03:11,891 --> 00:03:14,891 君は救出されたという一件や。 19 00:03:16,896 --> 00:03:20,066 はい 覚えてます。 20 00:03:20,066 --> 00:03:22,569 けれど…。 けれど 21 00:03:22,569 --> 00:03:25,905 最後のほうの記憶はない… やろ? 22 00:03:25,905 --> 00:03:27,905 気付けば保護されとった。 23 00:03:29,909 --> 00:03:34,247 はい。 その記憶の抜け落ちた間はな 24 00:03:34,247 --> 00:03:37,584 君… 人間やなかったんよ。 25 00:03:37,584 --> 00:03:40,253 え…。 極限状態が原因やったか 26 00:03:40,253 --> 00:03:42,755 どうかは知らんけど 27 00:03:42,755 --> 00:03:46,926 君は その体をや 己の内にあるマレビトに 28 00:03:46,926 --> 00:03:50,263 バトンタッチしたんや。 29 00:03:50,263 --> 00:03:53,266 (大樹)現人神 ここに顕現せり や…。 30 00:03:53,266 --> 00:03:57,437 ソイツが どうにか 君一人を生き長らえさせた。 31 00:03:57,437 --> 00:03:59,439 あ…。 32 00:03:59,439 --> 00:04:02,275 実際 見た者は おらへんよ。 33 00:04:02,275 --> 00:04:06,279 うちも 長月も 追いついたんは そのあとやし。 34 00:04:06,279 --> 00:04:09,616 ただ 事故前後のタイミングで 僕は 35 00:04:09,616 --> 00:04:12,886 異様な光景を目撃してな。 36 00:04:12,886 --> 00:04:15,555 (大樹)子飼いの 付喪神らが言うには 37 00:04:15,555 --> 00:04:18,892 現場の方向に 大きな光が見えたところまでは 38 00:04:18,892 --> 00:04:21,561 覚えとるらしい。 39 00:04:21,561 --> 00:04:26,232 そもそも 君が常日頃 野良どもに 付きまとわれとるのは 40 00:04:26,232 --> 00:04:28,902 内にいるマレビトが ヤツらにとって 41 00:04:28,902 --> 00:04:33,239 誘が灯のように ボンヤリ光って見えるからや。 42 00:04:33,239 --> 00:04:35,408 それが あの瞬間は 43 00:04:35,408 --> 00:04:39,579 太陽のように光って見えたらしい。 44 00:04:39,579 --> 00:04:44,417 気が付けば しぜんと その方向に ひざまずいとったよ。 45 00:04:44,417 --> 00:04:48,922 僕の飼うてる すべての付喪神がね。 46 00:04:48,922 --> 00:04:51,591 内にあるマレビトが 表に…。 47 00:04:51,591 --> 00:04:55,428 つまり 主導権が 交代しとったわけや。 48 00:04:55,428 --> 00:04:59,599 だから君には その間の記憶がない。 49 00:04:59,599 --> 00:05:01,768 (椿)じゃあさ そのときの光が 50 00:05:01,768 --> 00:05:04,938 唐傘を動かす理由に なったってこと? 51 00:05:04,938 --> 00:05:07,273 説としては そういわれとる。 52 00:05:07,273 --> 00:05:10,543 あれを のろしとして 今まで隠れていた者らが 53 00:05:10,543 --> 00:05:13,379 動き出した。 54 00:05:13,379 --> 00:05:16,049 実際 岐らが 唐傘とぶつかったんも 55 00:05:16,049 --> 00:05:18,051 そのあとやしな。 56 00:05:18,051 --> 00:05:22,722 《じゃあ やっぱり 私が…》 57 00:05:22,722 --> 00:05:26,893 ハァ… な~んか ハッキリしないなぁ。 58 00:05:26,893 --> 00:05:29,729 せやから 臆測言うてるやん。 59 00:05:29,729 --> 00:05:33,232 結局…。 60 00:05:33,232 --> 00:05:37,570 長月さんが原因とは 誰も言い切れん。 61 00:05:37,570 --> 00:05:41,074 そう思うけどな 62 00:05:41,074 --> 00:05:46,079 《けど 私の中に マレビトが存在するのは事実。 63 00:05:46,079 --> 00:05:48,915 匣が張っていた結界が なくなって 64 00:05:48,915 --> 00:05:51,315 いつ また 私は…》 65 00:05:56,422 --> 00:06:00,760 兵馬:俺は 君を守り通してみせる。 66 00:06:00,760 --> 00:06:02,760 (兵馬)ど~んとこい! 67 00:06:09,936 --> 00:06:12,872 《さすがの婚礼調度も 今回ばかりは 68 00:06:12,872 --> 00:06:15,875 言うことを聞かねばならないか。 69 00:06:15,875 --> 00:06:19,379 離れるのは数日だろうが この期間 70 00:06:19,379 --> 00:06:24,050 ぼたんを狙う者にとっては またとない好機だろう。 71 00:06:24,050 --> 00:06:29,889 婚礼調度抜きで その襲撃に 対応しなければならない。 72 00:06:29,889 --> 00:06:31,889 自分が ぼたんを…》 73 00:06:42,902 --> 00:06:45,405 《誰かが見ているな。 74 00:06:45,405 --> 00:06:47,740 初めからここにいた? 75 00:06:47,740 --> 00:06:50,910 いや 尾行されたか? 76 00:06:50,910 --> 00:06:53,579 唐傘の仲間…。 77 00:06:53,579 --> 00:06:56,916 違う この霊気は…》 78 00:06:56,916 --> 00:06:59,116 (薙)はっ! うっ。 79 00:07:01,921 --> 00:07:03,923 (薙)兵馬 80 00:07:03,923 --> 00:07:07,760 しのぎな。 薙!? 何をいきなり…。 81 00:07:07,760 --> 00:07:10,260 アホゥ… おせぇよ! 82 00:07:12,365 --> 00:07:14,367 《薙:布… これは 83 00:07:14,367 --> 00:07:16,367 門守流纏布術か!》 84 00:07:19,205 --> 00:07:21,305 どういうつもりだ… あっ。 85 00:07:25,211 --> 00:07:27,213 わかった。 86 00:07:27,213 --> 00:07:29,313 いつかの続きというわけか。 87 00:07:32,218 --> 00:07:34,387 《初めて会ったとき 88 00:07:34,387 --> 00:07:38,224 その剣は まがまがしいものとしか 映らなかったが 89 00:07:38,224 --> 00:07:41,394 それは あるじを守り続けてきた 90 00:07:41,394 --> 00:07:44,230 忠義の刃だったのだな》 91 00:07:44,230 --> 00:07:46,566 守ることの困難さ 92 00:07:46,566 --> 00:07:49,068 誓うということの重み 93 00:07:49,068 --> 00:07:51,268 理解してるか!? 94 00:07:54,741 --> 00:07:57,243 うっ… 煙幕!? 95 00:07:57,243 --> 00:07:59,579 うっ…。 96 00:07:59,579 --> 00:08:01,579 チッ… フェイクか! 97 00:08:04,917 --> 00:08:07,920 ふん! くっ… ふっ! 98 00:08:07,920 --> 00:08:10,857 あっ…。 はぁ! 99 00:08:10,857 --> 00:08:13,693 てやぁ! うっ! 100 00:08:13,693 --> 00:08:15,695 ふん! ふっ てやぁ! 101 00:08:15,695 --> 00:08:19,031 そんなんで守れんのか! うっ! 102 00:08:19,031 --> 00:08:21,331 やぁ! うっ! 103 00:08:27,540 --> 00:08:31,210 ぼたんは…。 104 00:08:31,210 --> 00:08:33,713 ん…。 105 00:08:33,713 --> 00:08:35,882 ふっ! くっ…。 106 00:08:35,882 --> 00:08:38,282 ふっ! ふん! 107 00:08:42,388 --> 00:08:44,390 やりやがる…。 108 00:08:44,390 --> 00:08:46,893 ちょい届いてねえがな。 109 00:08:46,893 --> 00:08:49,061 ぐはっ! 110 00:08:49,061 --> 00:08:53,399 くっ。 その引手 111 00:08:53,399 --> 00:08:56,903 ちったぁ使えるようじゃねぇか。 112 00:08:56,903 --> 00:08:59,238 あぁ。 だが 113 00:08:59,238 --> 00:09:01,908 本当の力は まだ引き出せるはずだ。 114 00:09:01,908 --> 00:09:04,076 そうか。 お前の力量を 115 00:09:04,076 --> 00:09:07,079 いま一度 確認しておきたかった。 116 00:09:07,079 --> 00:09:09,079 悪かったな 兵馬。 117 00:09:11,017 --> 00:09:15,188 お前たちは 今は話をつけてこい。 118 00:09:15,188 --> 00:09:18,191 自分は…。 119 00:09:18,191 --> 00:09:21,861 約束だ。 120 00:09:21,861 --> 00:09:24,530 《ぼたんを 守り通すという誓いを 121 00:09:24,530 --> 00:09:27,200 つらぬき通すという約束? 122 00:09:27,200 --> 00:09:30,036 ややこしいな。 123 00:09:30,036 --> 00:09:32,536 が… 悪い気はしねえよ》 124 00:09:34,707 --> 00:09:37,043 頼んだぜ 兵馬。 125 00:09:37,043 --> 00:09:41,047 男の約束ってやつだ。 フフッ。 126 00:09:41,047 --> 00:09:44,884 その重みも知ってるさ。 フッ。 127 00:09:44,884 --> 00:09:47,053 (バイブ音) 128 00:09:47,053 --> 00:09:50,890 (薙)羽織からだ。 (兵馬)ん… 何かあったのか? 129 00:09:50,890 --> 00:09:54,393 (薙)酒を買ってきてくれ だとよ。 130 00:09:54,393 --> 00:09:57,396 (結)本当に 本当に すぐ戻ってきますから! 131 00:09:57,396 --> 00:10:00,066 あぁ そんな寂しそうな顔 しないでください~! 132 00:10:00,066 --> 00:10:02,902 いや あの 締めつけがすごい…。 133 00:10:02,902 --> 00:10:06,572 何やってんだ。 (羽織)あぁ おかえり。 134 00:10:06,572 --> 00:10:10,743 (羽織)何って 明日 八衢の使いが来るらしいし 135 00:10:10,743 --> 00:10:14,247 万事うまく進むよう 前祝いしてるのよ。 136 00:10:14,247 --> 00:10:19,085 ヘッ 二日酔いで行く気かよ。 137 00:10:19,085 --> 00:10:21,587 お前は よく冷静に耐えたよ 138 00:10:21,587 --> 00:10:24,090 今回の呼び出し。 139 00:10:24,090 --> 00:10:26,790 それとも 何か考えがあって 受け入れたのか? 140 00:10:28,928 --> 00:10:31,931 さぁねぇ。 ハッ! 141 00:10:31,931 --> 00:10:35,935 隣… いいか? (硯)ぼたん… うぅっ。 142 00:10:35,935 --> 00:10:39,605 (ぼたん)もう! 私のことばかり 心配してないで 143 00:10:39,605 --> 00:10:42,942 そっちも重要な 話し合いに行くんでしょ? 144 00:10:42,942 --> 00:10:47,613 私は 椿さんや 雅楽寮さんや 兵馬さんがいるし…。 145 00:10:47,613 --> 00:10:51,284 私自身 へこたれるつもりはないから。 146 00:10:51,284 --> 00:10:55,288 目の前のことに集中して 早く戻ってきてね。 147 00:10:55,288 --> 00:10:57,790 (結たち)ぼ… ぼ… ぼたん…。 148 00:10:57,790 --> 00:10:59,792 (鏡)ホントに立派になったねぇ。 149 00:10:59,792 --> 00:11:01,794 この前まで 僕の服を引っ張って 150 00:11:01,794 --> 00:11:04,630 離さなかった子が…。 いつの話!? 151 00:11:04,630 --> 00:11:06,632 (結)やっぱり 離れたくありません! 152 00:11:06,632 --> 00:11:09,468 (ぼたん)だ~か~らぁ! (鏡)ぼたん~。 153 00:11:09,468 --> 00:11:11,468 いつまでやってんだか。 154 00:11:13,406 --> 00:11:15,406 ん…。 155 00:11:26,752 --> 00:11:28,754 じゃあ 兵馬さん 156 00:11:28,754 --> 00:11:31,424 どうかよろしくね。 あぁ。 157 00:11:31,424 --> 00:11:34,427 八衢のいる東京まで 車で向かうのか? 158 00:11:34,427 --> 00:11:37,263 時間かかるぞ。 私たちが ぼたんのそばを 159 00:11:37,263 --> 00:11:40,933 離れるって 極力 知られたくないから。 160 00:11:40,933 --> 00:11:43,602 いいですか? 知らない人が訪ねてきても 161 00:11:43,602 --> 00:11:45,938 決して ドアは…。 いくつだと思ってるの? 162 00:11:45,938 --> 00:11:48,274 (鏡)結ちゃん それより…。 163 00:11:48,274 --> 00:11:50,943 あっ そうでした。 164 00:11:50,943 --> 00:11:53,112 ぼたん。 165 00:11:53,112 --> 00:11:55,448 これを。 166 00:11:55,448 --> 00:11:58,784 かんざしと 手鏡… それに墨です。 167 00:11:58,784 --> 00:12:00,953 常に携帯して。 168 00:12:00,953 --> 00:12:03,153 きっと あなたを 守ってくれますから。 169 00:12:05,291 --> 00:12:08,091 行ってまいります あるじ様。 170 00:12:10,229 --> 00:12:12,529 うん いってらっしゃい。 171 00:12:18,571 --> 00:12:20,573 昨晩 話してた件 172 00:12:20,573 --> 00:12:25,077 椿は 快く 連絡を取ってくれたらしい。 173 00:12:25,077 --> 00:12:28,748 ぼたん 京都塞眼での生活は 174 00:12:28,748 --> 00:12:31,751 きっと苦い思いから始まるわ。 175 00:12:31,751 --> 00:12:35,755 そこにいる人たちは あなたの背景を知ってるから 176 00:12:35,755 --> 00:12:39,759 慣れない間は 周囲から警戒されるでしょう。 177 00:12:39,759 --> 00:12:42,762 わかってるよ。 だからいっそ 178 00:12:42,762 --> 00:12:46,098 こういうのはどうかな… 179 00:12:46,098 --> 00:12:48,934 本当にやるのだな。 180 00:12:48,934 --> 00:12:51,937 もちろん。 181 00:12:51,937 --> 00:12:55,107 婚礼調度は 行ったか。 (ドアの開く音) 182 00:12:55,107 --> 00:12:57,943 (塞眼たち)門守代表! どうするんです!? 183 00:12:57,943 --> 00:13:00,279 長月ぼたんを うちに置くやなんて! 184 00:13:00,279 --> 00:13:03,783 前々から 不確定要素や言うて 危険視しとったやないですの!? 185 00:13:03,783 --> 00:13:06,619 フゥ…。 あの見た目やけど あれ 186 00:13:06,619 --> 00:13:09,955 人間やないんでしょ? 俺らも京都守っとる 187 00:13:09,955 --> 00:13:11,891 塞眼いう名の修羅や! 188 00:13:11,891 --> 00:13:15,061 いざとなったら 封印でも なんでもやりますよ! 189 00:13:15,061 --> 00:13:18,564 そうしてやりたい 言うてましたよね!? 代表! 190 00:13:18,564 --> 00:13:22,401 いや? なんもせんよ? 191 00:13:22,401 --> 00:13:25,571 (2人)はぁ? なんで…。 192 00:13:25,571 --> 00:13:29,241 勘違いすな。 今は てことや。 193 00:13:29,241 --> 00:13:31,410 (大樹)長月ぼたんは 処遇が決まるまで 194 00:13:31,410 --> 00:13:34,080 敷地の外に出られん。 195 00:13:34,080 --> 00:13:37,249 僕の手の内や。 196 00:13:37,249 --> 00:13:39,752 もし僕らが動くとすれば 197 00:13:39,752 --> 00:13:43,255 それは 万全の対策が整ったときでえぇ。 198 00:13:43,255 --> 00:13:47,593 好きにさせて 好きにしようやないの。 199 00:13:47,593 --> 00:13:51,097 かっ 門守代表…。 200 00:13:51,097 --> 00:13:54,600 それでこそ代表や! すてきなまでに いやらしい! 201 00:13:54,600 --> 00:13:57,436 (2人)いよっ 悪代官! 202 00:13:57,436 --> 00:14:00,606 お前ら はっ倒すぞ。 203 00:14:00,606 --> 00:14:04,443 《手は出さん言うても みんな この調子や。 204 00:14:04,443 --> 00:14:07,613 簡単に 受け入れられはせんやろう。 205 00:14:07,613 --> 00:14:11,217 長月の娘さんや ここはそんなに 206 00:14:11,217 --> 00:14:13,552 甘ないで》 207 00:14:13,552 --> 00:14:16,388 聞いた? 今日から長月の…。 208 00:14:16,388 --> 00:14:20,226 俺らにも子守の代役 回ってきたりするのかねぇ。 209 00:14:20,226 --> 00:14:24,226 憑坐か… 暴走したこともあるって話だ。 210 00:14:27,399 --> 00:14:29,401 《なるほど 確かに 211 00:14:29,401 --> 00:14:33,906 先行しているイメージは 気分のいいものではないな》 212 00:14:33,906 --> 00:14:35,908 見た目は 普通の子だったぞ。 213 00:14:35,908 --> 00:14:38,244 え? もう見たのかよ。 214 00:14:38,244 --> 00:14:42,248 シャケ玉セット 1つ。 おばちゃん俺 シャケ豚セットね。 215 00:14:42,248 --> 00:14:45,084 (ぼたん)あっ あの…。 (2人)ん? 216 00:14:45,084 --> 00:14:49,588 お二人とも ごはんは 並盛りでよかったですか? 217 00:14:49,588 --> 00:14:51,590 あれ? 新しいバイトの子? 218 00:14:51,590 --> 00:14:53,592 ひおぉ~! 219 00:14:53,592 --> 00:14:56,262 なっ なが なが…。 220 00:14:56,262 --> 00:14:58,264 門守代表! ん? 221 00:14:58,264 --> 00:15:02,101 長月ぼたんが 食堂で働いてます! 222 00:15:02,101 --> 00:15:04,770 えっ!? 長月が…。 223 00:15:04,770 --> 00:15:08,440 マジか。 かわいい…。 のきぃや。 224 00:15:08,440 --> 00:15:11,043 なっ…。 (田村)ぼたんちゃん いうてね。 225 00:15:11,043 --> 00:15:14,547 椿ちゃんが 手伝いとして 紹介してくれたんよ。 226 00:15:14,547 --> 00:15:16,882 よう働く えぇ子やさけ 227 00:15:16,882 --> 00:15:19,552 むっさいアンタら 変に手出そうとしたら 228 00:15:19,552 --> 00:15:23,055 許さんからね! あぁ おはようさん 代表。 229 00:15:23,055 --> 00:15:25,558 たっ 田村さん 何を勝手に…。 230 00:15:25,558 --> 00:15:28,727 っていうか長月さん なんで こないなこと…。 231 00:15:28,727 --> 00:15:31,027 つ… 椿さんに頼んで…。 232 00:15:33,065 --> 00:15:36,569 こちらでお世話になってる間 することもないので 233 00:15:36,569 --> 00:15:39,738 手伝えることがあれば 紹介をって…。 234 00:15:39,738 --> 00:15:43,075 私も 何かしていたほうが 落ち着くので。 235 00:15:43,075 --> 00:15:45,911 《至極 まっとうな動機やん》 236 00:15:45,911 --> 00:15:48,914 この子 大家族 切り盛りしててんて。 237 00:15:48,914 --> 00:15:52,084 料理もうまいし 助かるわぁ。 238 00:15:52,084 --> 00:15:55,254 おい あれが長月ぼたんなのか? 239 00:15:55,254 --> 00:15:58,257 なんか想像と… なぁ? 240 00:15:58,257 --> 00:16:02,094 うん…。 241 00:16:02,094 --> 00:16:05,431 ぼたん:だからいっそ こういうのはどうかな。 242 00:16:05,431 --> 00:16:09,268 明日から仕事させてもらう? ここで? 243 00:16:09,268 --> 00:16:11,704 うん。 ちょ ちょっと 244 00:16:11,704 --> 00:16:13,872 いきなりは混乱を招かない? 245 00:16:13,872 --> 00:16:16,375 もう少し…。 まぁまぁ。 246 00:16:16,375 --> 00:16:19,545 どうして そうしようと思ったんだい? 247 00:16:19,545 --> 00:16:21,880 大学も休学しちゃったし 248 00:16:21,880 --> 00:16:24,717 外出も控えないといけないから 249 00:16:24,717 --> 00:16:29,221 することもないまま過ごすのは たぶん 息苦しいだろうし。 250 00:16:29,221 --> 00:16:33,225 でね それならもう 周りの目を気にしているより 251 00:16:33,225 --> 00:16:35,227 まず自分から なじんでいったほうが 252 00:16:35,227 --> 00:16:37,730 いいかなって。 253 00:16:37,730 --> 00:16:40,399 ダメかな? 254 00:16:40,399 --> 00:16:45,237 確かに 門守さんも 役に立つなら 文句は言わないかもね。 255 00:16:45,237 --> 00:16:47,406 いや むしろ…。 256 00:16:47,406 --> 00:16:51,410 使えるものは使いますさかい 257 00:16:51,410 --> 00:16:53,746 わかったわ。 258 00:16:53,746 --> 00:16:57,249 今は 自分の思うままに 挑戦してみなさい。 259 00:16:57,249 --> 00:17:00,252 うん 260 00:17:00,252 --> 00:17:03,589 (田村)いやぁ ありがたい。 よろしくお願いします。 261 00:17:03,589 --> 00:17:07,593 うん… よろしくね。 262 00:17:07,593 --> 00:17:09,595 (大樹)ハァ…。 263 00:17:09,595 --> 00:17:13,866 《まぁ 役に立ってくれんねんから よしとしよう》 264 00:17:13,866 --> 00:17:18,704 (バイブ音) 265 00:17:18,704 --> 00:17:21,373 なんや。 (松太)どういうこった オヤジ! 266 00:17:21,373 --> 00:17:23,375 長月ぼたんが 護符開発室で 267 00:17:23,375 --> 00:17:26,712 書類整理をしてるんだが!? はぁ? 268 00:17:26,712 --> 00:17:30,049 (松太)護符を作る手伝いに呼んだ 兵馬によぉ 269 00:17:30,049 --> 00:17:32,885 ついてきて働き始めたぞ。 270 00:17:32,885 --> 00:17:36,555 こっちの棚でいいですか? あぁ はい。 271 00:17:36,555 --> 00:17:40,726 (大樹)邪魔やないなら 好きにさせちゃり。 272 00:17:40,726 --> 00:17:44,229 (バイブ音) 273 00:17:44,229 --> 00:17:46,231 ん…。 (梅吉)どういうこと…。 274 00:17:46,231 --> 00:17:49,401 オーケー 長月ぼたんやろ。 275 00:17:49,401 --> 00:17:52,738 (梅吉)あれ? で… どこに現れた? 276 00:17:52,738 --> 00:17:55,240 (梅吉)鍛錬場だ。 (大樹)はぁ? 277 00:17:55,240 --> 00:17:58,077 武術指南でも してくれとんのか? 278 00:17:58,077 --> 00:18:00,913 それは岐で間に合ってる。 279 00:18:00,913 --> 00:18:03,749 ケガの手当てをしてるんだ。 280 00:18:03,749 --> 00:18:06,251 つっ 唾でもつけときゃ治るわい! 281 00:18:06,251 --> 00:18:09,551 そのまま仕事に出たら みんな怖がりますよ? 282 00:18:12,191 --> 00:18:14,860 ん…。 といっても 283 00:18:14,860 --> 00:18:18,697 私にできるのも ささいなものですけど…。 284 00:18:18,697 --> 00:18:20,699 …んがとさん。 285 00:18:20,699 --> 00:18:23,035 フゥ。 286 00:18:23,035 --> 00:18:25,704 なんか調子狂うのう。 287 00:18:25,704 --> 00:18:28,804 わかる。 288 00:18:35,547 --> 00:18:37,549 フフッ。 (物音) 289 00:18:37,549 --> 00:18:40,552 (兵馬)次だ! 次! 俺 290 00:18:40,552 --> 00:18:43,555 よろしくお願いします 岐師範代! 291 00:18:43,555 --> 00:18:45,891 よし! 292 00:18:45,891 --> 00:18:48,894 (爪弾)おうおう やっとるのう。 293 00:18:48,894 --> 00:18:51,730 (ぼたん)雅楽寮さん… あれ? 294 00:18:51,730 --> 00:18:54,066 今まで どちらに? 295 00:18:54,066 --> 00:18:57,569 周辺警備よ。 (吹枝)何しろ 羽織たちが 296 00:18:57,569 --> 00:19:00,406 6人で回してた仕事量だからさ。 297 00:19:00,406 --> 00:19:02,408 ちょっと休憩。 298 00:19:02,408 --> 00:19:04,410 ありがとうございます。 299 00:19:04,410 --> 00:19:07,246 (鼓)しかし お前には驚かされたぞ。 300 00:19:07,246 --> 00:19:10,349 ここまで ロック魂を持っていたとはな! 301 00:19:10,349 --> 00:19:15,521 えっと… 以前から 気になってたんですけど 302 00:19:15,521 --> 00:19:18,023 ロックって つまり どういう…。 303 00:19:18,023 --> 00:19:20,359 (爪弾たち)うっ… なんと! 304 00:19:20,359 --> 00:19:23,862 よかろう ロック道とはな 305 00:19:23,862 --> 00:19:26,365 自分の置かれている 状況に対して 306 00:19:26,365 --> 00:19:28,700 あらがい 壊し 突き進み 307 00:19:28,700 --> 00:19:31,703 己を高らかに 叫ばんとする流儀よ! 308 00:19:31,703 --> 00:19:34,540 ちなみに 人それぞれ意味があるでな。 309 00:19:34,540 --> 00:19:36,875 語りだすと 1日じゃ足りんさ。 310 00:19:36,875 --> 00:19:39,878 そうそう あくまで 俺たちにとってのロックは 311 00:19:39,878 --> 00:19:41,880 ってことね。 はぁ…。 312 00:19:41,880 --> 00:19:45,551 なので今 自ら塞眼に 体当たりで臨んでおる 313 00:19:45,551 --> 00:19:47,719 おぬしも また ロック! 314 00:19:47,719 --> 00:19:51,056 正直 箱入り娘だと見くびってたよ。 315 00:19:51,056 --> 00:19:55,727 すまなんだな。 さすが婚礼調度のあるじじゃ。 316 00:19:55,727 --> 00:19:58,063 あ…。 317 00:19:58,063 --> 00:20:00,065 どうかな。 318 00:20:00,065 --> 00:20:05,070 少し前までなら やっぱり ものおじしてたと思います。 319 00:20:05,070 --> 00:20:08,407 けど…。 (兵馬)次だ! 320 00:20:08,407 --> 00:20:11,910 けれど いつだって決意の下 321 00:20:11,910 --> 00:20:15,247 ひた走ろうとしてる ロックな人が現れて 322 00:20:15,247 --> 00:20:17,249 私も 今回は その人を 323 00:20:17,249 --> 00:20:20,419 見習いたくなったのかも しれません。 324 00:20:20,419 --> 00:20:22,921 ほう…。 アッハッハッハ…。 いやいや あれは 325 00:20:22,921 --> 00:20:26,091 我が道 行き過ぎじゃけぇ 気ぃ付けぇよ。 326 00:20:26,091 --> 00:20:28,927 アハハ…。 327 00:20:28,927 --> 00:20:30,929 おぉっと…。 328 00:20:30,929 --> 00:20:34,433 仕事が入ったわ。 えっ 休憩は…。 329 00:20:34,433 --> 00:20:36,935 塞眼は 基本 ブラックよ。 330 00:20:36,935 --> 00:20:39,104 我らに対しては特にな! 331 00:20:39,104 --> 00:20:41,104 またのう ぼたん。 332 00:20:44,276 --> 00:20:46,776 嵐のように過ぎ去った…。 333 00:20:49,114 --> 00:20:52,284 (爪弾)まったく どこから 羽織たちの不在を 334 00:20:52,284 --> 00:20:54,286 聞きつけたのやら。 335 00:20:54,286 --> 00:20:57,456 有象無象が よう現れよる。 336 00:20:57,456 --> 00:20:59,791 どけ! 仲間の敵だ! 337 00:20:59,791 --> 00:21:01,793 長月ぼたんをさらい 338 00:21:01,793 --> 00:21:04,963 婚礼調度への意趣返しとする。 339 00:21:04,963 --> 00:21:09,468 偶然訪れた有利な状況に 乗っかるだけとは 340 00:21:09,468 --> 00:21:13,405 なんとも 先のぼたんとは 打って変わって 341 00:21:13,405 --> 00:21:16,074 ダサい連中じゃ。 342 00:21:16,074 --> 00:21:18,577 (2人)壊す! 343 00:21:18,577 --> 00:21:20,579 黙りおれ。 344 00:21:20,579 --> 00:21:23,248 (爪弾)響くものを持たぬ ぬしらは 345 00:21:23,248 --> 00:21:25,751 奏者ですらない。 346 00:21:25,751 --> 00:21:29,755 舞台に上がってこられても 迷惑なだけよ。 347 00:21:29,755 --> 00:21:33,555 のう 兵馬 ぼたん。 348 00:21:38,597 --> 00:21:41,767 ハッ ハハハッ。 349 00:21:41,767 --> 00:21:44,770 鏡… 少し浮かれすぎですよ。 350 00:21:44,770 --> 00:21:48,106 ごめんごめん。 車なんて久しぶりだから。 351 00:21:48,106 --> 00:21:52,778 大物ですね。 私は これからの 話し合いのことを考えて 352 00:21:52,778 --> 00:21:56,949 気が重いですよ。 今心配しても しようがないわ。 353 00:21:56,949 --> 00:22:00,285 相手が どう出てくるかも わからないんだし。 354 00:22:00,285 --> 00:22:02,621 話がこじれたときには 造兵さんも 355 00:22:02,621 --> 00:22:04,623 黙ってはいないでしょ。 356 00:22:04,623 --> 00:22:07,960 まぁ 造兵さんと 八衢の代表って 357 00:22:07,960 --> 00:22:10,460 うまが合わないって聞いたけど。