1 00:00:02,002 --> 00:00:04,838 ((朧:境目に立ったこの子は これから先→ 2 00:00:04,838 --> 00:00:08,008 傷つき 生きていくことになるだろう。 3 00:00:08,008 --> 00:00:12,346 そのなかで どれだけ歪み 荒んでも→ 4 00:00:12,346 --> 00:00:17,684 最後には 人としての幸せを つかみ取ってほしいのだ。 5 00:00:17,684 --> 00:00:22,022 そのために お前たちがなすべきことは→ 6 00:00:22,022 --> 00:00:24,024 わかっているな? 7 00:00:30,197 --> 00:00:35,202 (造兵)もしもし 俺 造兵。 8 00:00:35,202 --> 00:00:37,704 📱(造兵)急な話ですまないが→ 9 00:00:37,704 --> 00:00:42,209 うちの孫のことで ちと相談が。 (羽織)はい。 10 00:00:42,209 --> 00:00:44,711 📱一度 そちらで面倒見てもらうのも→ 11 00:00:44,711 --> 00:00:48,715 いいかと思ってな。 検討してみてはくれんか? 12 00:00:48,715 --> 00:00:50,884 わかりました。 13 00:00:50,884 --> 00:00:56,089 検討するにあたって ひとつ 条件を出してもよろしいかしら? 14 00:02:48,035 --> 00:02:51,872 《兵馬:これで ようやく 振り出しに戻ったわけか。 15 00:02:51,872 --> 00:02:57,044 いや すべてが以前と同じ状態 ということではない。 16 00:02:57,044 --> 00:03:01,314 少なくとも この長月家には 確かに他にはない→ 17 00:03:01,314 --> 00:03:05,652 つながりのようなものがあるのを 感じてはいるが…。 18 00:03:05,652 --> 00:03:07,988 ここから見極める。 19 00:03:07,988 --> 00:03:11,992 こちらが信を置くことのできる 付喪神というものが→ 20 00:03:11,992 --> 00:03:14,594 本当にいるかどうか》 21 00:03:16,997 --> 00:03:22,002 (ぼたん)兵馬さん! みんなの署名 集め終えたって本当? 22 00:03:22,002 --> 00:03:24,337 ハァ ハァ ハァ…。 23 00:03:24,337 --> 00:03:26,506 ん…。 24 00:03:26,506 --> 00:03:28,508 ハァ… あっ! 25 00:03:28,508 --> 00:03:31,011 いきなり入ってきて ごめん! 26 00:03:31,011 --> 00:03:34,514 いや それは別にかまわない。 27 00:03:38,518 --> 00:03:43,190 聞いてのとおりだ。 長月さんには 迷惑をかけた。 28 00:03:43,190 --> 00:03:45,692 ここに非礼を詫び→ 29 00:03:45,692 --> 00:03:47,861 改めて 挨拶させて いただけないだろうか。 30 00:03:47,861 --> 00:03:51,364 (ぼたん)プッ! アッハハ! ごめん! 31 00:03:51,364 --> 00:03:54,034 だって本当に お堅いんだから。 32 00:03:54,034 --> 00:03:57,037 もう そんなんじゃ すぐ息詰まっちゃうよ。 33 00:03:57,037 --> 00:04:00,307 アハハ ゴホッ! 34 00:04:00,307 --> 00:04:04,811 走ってすぐに大笑いするから…。 だ 大丈夫。 35 00:04:04,811 --> 00:04:09,816 うん。 じゃあ1年間 改めてよろしく。 36 00:04:12,486 --> 00:04:14,654 ああ。 37 00:04:14,654 --> 00:04:17,557 こちらこそ よろしく頼む。 38 00:04:19,659 --> 00:04:24,664 (鏡)本当にもう言っちゃうの? (薙)ああ 条件はクリアしただろ。 39 00:04:24,664 --> 00:04:26,666 (鏡)結ちゃんのサインは→ 40 00:04:26,666 --> 00:04:29,836 仕事で迷惑かけちゃったから しかたなくでしょ? 41 00:04:29,836 --> 00:04:34,174 それに2人とも いきなり こんな話されても…。 42 00:04:34,174 --> 00:04:36,843 (硯)せっかく1年もあるんだし→ 43 00:04:36,843 --> 00:04:40,347 猶予期間を もう少し 活用したほうがよくない? 44 00:04:40,347 --> 00:04:42,349 (薙)それでも俺たちは→ 45 00:04:42,349 --> 00:04:44,684 認めたって立場に なっちまったんだ。 46 00:04:44,684 --> 00:04:47,854 その期間ってのを 恐ろしく短縮してな。 47 00:04:47,854 --> 00:04:53,693 (薙)もうその時が来たってことだ。 なぁ 匣よ。 48 00:04:53,693 --> 00:04:56,897 羽織も そう判断したんだよ。 49 00:04:59,533 --> 00:05:01,468 (ぼたん)あっ そうだ。 50 00:05:01,468 --> 00:05:04,471 うち 夕飯当番は交代制なんだけど→ 51 00:05:04,471 --> 00:05:06,807 兵馬さんは料理ってできる? 52 00:05:06,807 --> 00:05:10,644 実家でも作ることは多かった。 お~。 53 00:05:10,644 --> 00:05:13,313 凝ったものなどは作れないが。 54 00:05:13,313 --> 00:05:17,150 あ~ いいよ。 薙なんておつまみしか…。 55 00:05:17,150 --> 00:05:19,152 ん? 56 00:05:22,489 --> 00:05:24,991 ん…。 57 00:05:24,991 --> 00:05:27,494 兵馬さん ぼたん。 58 00:05:27,494 --> 00:05:30,497 少し話さなければならないことが あるので→ 59 00:05:30,497 --> 00:05:34,334 広間のほうへ。 えっ? 60 00:05:34,334 --> 00:05:39,172 兵馬さん受け入れの件で 私が造兵さんと交わした→ 61 00:05:39,172 --> 00:05:41,841 密約についてです。 62 00:05:41,841 --> 00:05:43,844 なに? 63 00:05:43,844 --> 00:05:48,515 私たち 長月の付喪神には 本懐があるのです。 64 00:05:48,515 --> 00:05:56,189 その点で 今回の居候の話は 私たちにも都合がよかった。 65 00:05:56,189 --> 00:06:01,461 兵馬さんは 私たちを1年間 観察するとのことでしたが→ 66 00:06:01,461 --> 00:06:05,799 私たちからも 造兵さんに 要望を出させていただきました。 67 00:06:05,799 --> 00:06:07,801 それは…。 68 00:06:07,801 --> 00:06:13,139 こちらも1年をかけて あなたを値踏みする というもの。 69 00:06:13,139 --> 00:06:16,476 あっ ちょっと! まさかみんな また…。 70 00:06:16,476 --> 00:06:20,480 はっ! (結)少し静かに。 71 00:06:20,480 --> 00:06:22,649 わからないな。 72 00:06:22,649 --> 00:06:28,488 それをする理由も それを今 ここで明かす理由も。 73 00:06:28,488 --> 00:06:32,826 1年をかけて 私たちが認めるに足りる人物か→ 74 00:06:32,826 --> 00:06:34,828 見極めるつもりが→ 75 00:06:34,828 --> 00:06:39,499 似たようなことを この たった3日間でさせられたのよ。 76 00:06:39,499 --> 00:06:43,169 だからもう 種明かししようと思うの。 77 00:06:43,169 --> 00:06:48,174 そして それこそが 私たちの悲願。 78 00:06:53,346 --> 00:06:55,348 我らがあるじの→ 79 00:06:55,348 --> 00:06:58,852 旦那様にふさわしい相手を 探し出すことへの→ 80 00:06:58,852 --> 00:07:01,955 第一歩なのです。 81 00:07:01,955 --> 00:07:04,257 これは…。 82 00:07:10,630 --> 00:07:12,632 あ~! 83 00:07:12,632 --> 00:07:15,635 違うから! な なんでかこの子たち→ 84 00:07:15,635 --> 00:07:17,637 よく こういう冗談やってね! 85 00:07:17,637 --> 00:07:19,973 その 違うから! 86 00:07:19,973 --> 00:07:21,975 (薙)そいつは聞き捨てならねえ! 87 00:07:21,975 --> 00:07:26,146 お嬢よぉ! 俺たちゃ いつだって真剣なんだぜ。 88 00:07:26,146 --> 00:07:28,815 なぁ 匣! (ぼたん)あ あぁ…。 89 00:07:28,815 --> 00:07:32,152 そ そうだよ! 真面目にやってるんだよ! 90 00:07:32,152 --> 00:07:34,154 うっ うぅ…。 91 00:07:34,154 --> 00:07:37,157 (硯)小3の時の鈴木くんも→ 92 00:07:37,157 --> 00:07:39,326 中1の時の田中くんも→ 93 00:07:39,326 --> 00:07:41,995 本気で品定めしてたさ! 94 00:07:41,995 --> 00:07:45,665 いやいやいや! それをやめてって 言ってるんじゃない! 95 00:07:45,665 --> 00:07:49,669 フフン まぁ 私が却下したんですけどね。 96 00:07:49,669 --> 00:07:52,505 えっ!? ハァ。 97 00:07:52,505 --> 00:07:56,009 これは しかたのないことなのよ ぼたん。 98 00:07:56,009 --> 00:08:02,449 あるじの良縁を求めてやまぬ… そういう縁のあるものを器とし→ 99 00:08:02,449 --> 00:08:05,118 私たちは顕現したのだから。 100 00:08:05,118 --> 00:08:07,954 そういう 縁? ええ。 101 00:08:07,954 --> 00:08:11,124 私たちは 元から単品ではないの。 102 00:08:11,124 --> 00:08:15,628 全員そろい 一式の嫁入り道具→ 103 00:08:15,628 --> 00:08:19,299 婚礼調度。 104 00:08:19,299 --> 00:08:23,803 だから 遂げるべき本懐があるのよ。 105 00:08:23,803 --> 00:08:28,141 兵馬さん 集めたその署名は 私たち おのおのの→ 106 00:08:28,141 --> 00:08:32,812 値踏み通過の意味も持っていたの。 107 00:08:32,812 --> 00:08:35,648 こんなの仮ですよ! 仮! 108 00:08:35,648 --> 00:08:37,817 黙ってろい 結! 109 00:08:37,817 --> 00:08:40,820 造兵さんに 話は通しているわけだし→ 110 00:08:40,820 --> 00:08:44,991 お見合いとでも見て ご一考願えないかしら。 111 00:08:44,991 --> 00:08:47,660 あのねぇ だから…。 112 00:08:47,660 --> 00:08:50,663 《私は全然認めてませんし→ 113 00:08:50,663 --> 00:08:53,666 もし またぼたんを 傷つけるような言動をしたなら→ 114 00:08:53,666 --> 00:08:55,668 即座に刺します!》 115 00:08:55,668 --> 00:08:57,837 《薙:させねえよ!》 116 00:08:57,837 --> 00:09:01,608 《硯:しかし いかんせん 兵馬くんの反応は→ 117 00:09:01,608 --> 00:09:03,610 読めないんだよなぁ》 118 00:09:03,610 --> 00:09:09,115 《鏡:荒事だけは避けたいなぁ。 もう疲れたもん》 119 00:09:09,115 --> 00:09:13,286 《薙たち:さぁ どう出る! 岐兵馬!》 120 00:09:13,286 --> 00:09:16,289 フッ。 121 00:09:16,289 --> 00:09:20,794 祖父の了承を得ているとはいえ 寝耳に水の話。 122 00:09:20,794 --> 00:09:23,797 だいたい そちらの都合はどうあれ→ 123 00:09:23,797 --> 00:09:28,635 自分はまだ お前たちの見極めが 済んでいないのだ。 124 00:09:28,635 --> 00:09:33,807 いきなり身内になれと迫られても 首を縦には振れんな。 125 00:09:33,807 --> 00:09:37,977 しかし むげに断っては 祖父の顔が立たない。 126 00:09:37,977 --> 00:09:42,482 よって 自分の意思は 保留とさせてもらう。 127 00:09:42,482 --> 00:09:45,819 まぁ それならば まだ…。 128 00:09:45,819 --> 00:09:48,321 長月さん。 はい。 129 00:09:48,321 --> 00:09:51,324 水曜は走りこみの日と 決めているんだ。 130 00:09:51,324 --> 00:09:54,661 そろそろ出たいのだが よろしいか? 131 00:09:54,661 --> 00:09:56,663 どうぞ。 132 00:09:56,663 --> 00:10:00,166 うむ。 では行って参る。 133 00:10:00,166 --> 00:10:03,670 意外と いちばんまともなとこに 落ち着いたな。 134 00:10:03,670 --> 00:10:08,842 うん。 冷静すぎて 逆にどうかと思ったよ。 135 00:10:08,842 --> 00:10:11,177 っていうか…。 136 00:10:11,177 --> 00:10:14,180 これから1年間 顔合わせるのに→ 137 00:10:14,180 --> 00:10:17,851 あんな話したら また気まずくなるじゃんか! 138 00:10:17,851 --> 00:10:21,354 なっ!? よ よかれと思って。 139 00:10:21,354 --> 00:10:26,359 それにさ 私は その→ 140 00:10:26,359 --> 00:10:30,563 そういうの無理だよ。 知ってるでしょう? 141 00:10:32,532 --> 00:10:36,202 そう思い込むの 悪い癖だからね。 142 00:10:36,202 --> 00:10:41,875 だいたい あなたがそんなだから 私たちも焦っちゃってるのよね。 143 00:10:41,875 --> 00:10:45,044 しっかし動じなかったねぇ 兵馬くん。 144 00:10:45,044 --> 00:10:49,349 ぶざまに取り乱すよりは 幾分 マシでしょうけど。 145 00:11:10,003 --> 00:11:12,505 ど どゆこと!? 146 00:11:17,343 --> 00:11:20,013 《う~ん…。 147 00:11:20,013 --> 00:11:24,684 やっぱりありえないよね。 うん ない! 148 00:11:24,684 --> 00:11:28,688 何も知らずにやって来て 2~3日の客人に いきなり→ 149 00:11:28,688 --> 00:11:32,692 あなたは実は娘の旦那候補なの とか。 150 00:11:32,692 --> 00:11:36,696 まず 何言ってんだか わかんないしね。 151 00:11:36,696 --> 00:11:41,100 私も 何言い出してんだか わかんなかったし》 152 00:11:43,036 --> 00:11:45,038 うぅっ! 153 00:11:47,540 --> 00:11:51,044 あぁ~ 悩んじゃって まぁ。 154 00:11:51,044 --> 00:11:53,846 おもしろいことが起こりそうね! 155 00:11:55,882 --> 00:11:59,185 えっ? 出かける時間? もう? 156 00:12:01,487 --> 00:12:04,591 わ わかってるわよ! 157 00:12:08,161 --> 00:12:12,665 《謝って 気にしないでって きちんと言わなきゃ!》 158 00:12:16,002 --> 00:12:18,838 《買い物行ってからね》 159 00:12:18,838 --> 00:12:21,674 羽織から 見合いの件を聞きました。 160 00:12:21,674 --> 00:12:24,677 なぜ このような交換条件を のんだのか→ 161 00:12:24,677 --> 00:12:28,514 自分なりの推察をしたので お聞き願いたい。 162 00:12:28,514 --> 00:12:31,184 📱(造兵)おう 言ってみな。 163 00:12:31,184 --> 00:12:36,356 あえて緊張ある関係を示し その中で心を鍛える。 164 00:12:36,356 --> 00:12:40,026 つまり 精神鍛錬の一つ というわけですね? 165 00:12:40,026 --> 00:12:46,032 いや? ただ 21にもなるのに 浮いた話ひとつ聞かない孫が→ 166 00:12:46,032 --> 00:12:48,434 心配だったからだが? は? 167 00:12:48,434 --> 00:12:53,273 📱まさに渡りに船って話でなぁ! 168 00:12:53,273 --> 00:12:56,275 こりゃもう 断る理由がな…。 169 00:12:59,879 --> 00:13:02,048 なるほど。 170 00:13:02,048 --> 00:13:05,551 (硯)用事? 羽織に? 171 00:13:05,551 --> 00:13:10,556 うむ。 折り入って話があるのだが どこにいるか知らないか? 172 00:13:10,556 --> 00:13:13,226 羽織なら 匣と出かけてるよ。 173 00:13:13,226 --> 00:13:16,229 今日は戻らないんじゃないかなぁ。 174 00:13:16,229 --> 00:13:20,400 出張か? そうそう。 たまにあるんだ。 175 00:13:20,400 --> 00:13:22,402 薙と結も そうなのか? 176 00:13:22,402 --> 00:13:26,706 いや そっちの2人がいないのは 通常業務。 177 00:13:34,414 --> 00:13:39,919 (硯)たしか 先日の火掻の一味に まだ仲間がいたとかでね。 178 00:13:39,919 --> 00:13:42,255 ハッ。 179 00:13:42,255 --> 00:13:46,092 なんで自分はそこにいないんだ! 180 00:13:46,092 --> 00:13:48,594 実家に電話してたでしょうが。 181 00:13:48,594 --> 00:13:50,596 くっ。 182 00:13:50,596 --> 00:13:53,433 あれ? 兵馬さん。 183 00:13:53,433 --> 00:13:56,936 薙たちと 出かけたんじゃなかったんだ!? 184 00:13:56,936 --> 00:13:59,038 ああ。 置いてかれた。 う~! う~! 185 00:13:59,038 --> 00:14:01,040 おわっ!? 186 00:14:01,040 --> 00:14:05,044 長月さんは買い出しか? えっ? う うん。 187 00:14:05,044 --> 00:14:07,046 あぁ… あっ。 シーッ! 188 00:14:10,717 --> 00:14:15,922 え~っとね 兵馬さん その…。 189 00:14:18,558 --> 00:14:22,562 その 気にしないでいいからね! とんだ迷惑を…。 190 00:14:22,562 --> 00:14:25,565 (兵馬)そうだな。 191 00:14:25,565 --> 00:14:27,900 とんだ迷惑だな。 192 00:14:27,900 --> 00:14:32,205 だが 別に気にすることなど 何ひとつない。 193 00:14:37,744 --> 00:14:39,746 そっか。 194 00:14:43,916 --> 00:14:47,253 うん! 気にしてないならよかった! 195 00:14:47,253 --> 00:14:51,424 でも 迷惑かけちゃったのだけは 本当 ごめんね。 196 00:14:51,424 --> 00:14:54,427 じゃあ私 買い物行ってくるから! 197 00:14:54,427 --> 00:14:56,929 わかった。 198 00:15:05,037 --> 00:15:07,340 (硯)兵馬くん。 199 00:15:11,544 --> 00:15:15,381 今のは どうかと思うね。 200 00:15:15,381 --> 00:15:18,050 本当のことを言ったまでだ。 201 00:15:18,050 --> 00:15:21,888 言い方ってものがある。 年頃の女の子に→ 202 00:15:21,888 --> 00:15:24,891 拒絶にも似た無関心さを 告げるなんて→ 203 00:15:24,891 --> 00:15:28,394 酷なことだってわからないかな? 204 00:15:28,394 --> 00:15:32,732 さすがに僕も あるじの心を傷つけられては→ 205 00:15:32,732 --> 00:15:36,402 少し穏やかじゃいられないよ。 わかるかい? 206 00:15:36,402 --> 00:15:39,572 鏡に至っては こう! ガン泣きです! 207 00:15:39,572 --> 00:15:42,909 ひょ 兵馬さんのアホ~! 208 00:15:42,909 --> 00:15:46,412 あんな冷たくしないで いいでしょ~! 209 00:15:46,412 --> 00:15:48,915 ぼたんが かわいそうでしょ~! 210 00:15:48,915 --> 00:15:51,083 いけ~! やれ~! 211 00:15:51,083 --> 00:15:54,420 ぼたんが かわいそう? 212 00:15:54,420 --> 00:15:57,590 ちょっと待て それはどういう意味だ? 213 00:15:57,590 --> 00:15:59,592 (硯たち)へ? 214 00:16:07,700 --> 00:16:11,204 ((とんだ迷惑だな)) 215 00:16:11,204 --> 00:16:15,041 《ああして ハッキリ言ってくれるなら→ 216 00:16:15,041 --> 00:16:19,045 気にしてないっていうのも 本当なんだなって信じられる。 217 00:16:19,045 --> 00:16:23,549 じゃあ 問題ないんだけど… いいんだけど…。 218 00:16:23,549 --> 00:16:27,386 なんだろう このやるせない感じ》 219 00:16:27,386 --> 00:16:32,592 ハァー。 (灰均)いやはや これは僥倖。 220 00:16:35,895 --> 00:16:38,231 えっ? 221 00:16:38,231 --> 00:16:42,735 (灰均)取り巻きどもは 用事か何かかな? 222 00:16:42,735 --> 00:16:46,439 お前が長月ぼたんか。 223 00:16:48,407 --> 00:16:50,409 (薙)おとりだぁ? 224 00:16:50,409 --> 00:16:54,413 クッハッハッハッハッ! 今頃 うちの大将が→ 225 00:16:54,413 --> 00:16:57,416 そっちの無力なあるじを 押さえてるだろうぜ。 226 00:16:57,416 --> 00:16:59,352 どうする? 227 00:16:59,352 --> 00:17:02,521 大切にしてるんだってなぁ アンタら。 228 00:17:02,521 --> 00:17:06,525 どうするよ? ヒャッハッハッハッハッ…。 229 00:17:10,530 --> 00:17:13,332 クソッ! ぼたん! 230 00:17:17,703 --> 00:17:20,039 あぁっ。 231 00:17:20,039 --> 00:17:25,044 お前の身内に 私の弟分が世話になってね。 232 00:17:25,044 --> 00:17:29,549 捜してたんだ。 一緒に来てもらおうか。 233 00:17:29,549 --> 00:17:33,553 あなたも 付喪神だよね。 234 00:17:33,553 --> 00:17:37,890 フッ 見慣れたものか さすがに肝が据わっている。 235 00:17:37,890 --> 00:17:44,563 だが 震えているじゃないか。 フフフッ こんなものか お前は? 236 00:17:44,563 --> 00:17:50,236 私たち 京に住む付喪神には 不文律のようなものがある。 237 00:17:50,236 --> 00:17:54,073 「長月ぼたんを用いるな」。 238 00:17:54,073 --> 00:18:00,580 ただ近づけぬための 予防線かねぇ? ハハハハハ…。 239 00:18:06,852 --> 00:18:11,357 (せき込む声) 240 00:18:11,357 --> 00:18:13,859 (灰均)私は灰均。 241 00:18:13,859 --> 00:18:20,032 こうして灰を巻き上げる程度の 技しか持たぬ付喪神だが…。 242 00:18:20,032 --> 00:18:24,637 人間を引き裂くくらいなら 造作もないことだ! 243 00:18:32,378 --> 00:18:34,380 くっ! 244 00:18:36,382 --> 00:18:39,552 大丈夫か? 長月さん。 えっ!? 245 00:18:39,552 --> 00:18:42,855 貴様は… 塞眼か! 246 00:18:45,057 --> 00:18:49,061 小僧! いいかげんに…。 247 00:18:49,061 --> 00:18:51,564 (薙)見つけたぞ ゴルァ! 248 00:18:51,564 --> 00:18:53,566 こんのボケが! 249 00:18:53,566 --> 00:18:57,403 泣いて詫びても 許しゃあしねえぞ! 250 00:18:57,403 --> 00:18:59,505 薙! 結! 251 00:18:59,505 --> 00:19:01,507 かまわねえよなぁ? 252 00:19:01,507 --> 00:19:03,843 無論! っしゃあ! 253 00:19:03,843 --> 00:19:06,679 (2人)シバく! ちょっ 待て! 254 00:19:06,679 --> 00:19:10,683 3対1は その… ズルい! 255 00:19:12,685 --> 00:19:14,687 うっせぇ~! 256 00:19:16,689 --> 00:19:18,858 おっ おい! 257 00:19:18,858 --> 00:19:20,860 えぇ…。 258 00:19:22,862 --> 00:19:25,197 正直に話してほしいんだが→ 259 00:19:25,197 --> 00:19:29,869 お前たち 実は隙を突いて 自分を消しにかかってるだろう? 260 00:19:29,869 --> 00:19:32,371 それはねえけどよ。 261 00:19:34,540 --> 00:19:37,209 (結)大丈夫ですか? ぼたん! (ぼたん)わぁ! 262 00:19:37,209 --> 00:19:41,213 ケガしてないですか? どこか くじいたりしてない? 263 00:19:41,213 --> 00:19:44,050 だ 大丈夫だから。 264 00:19:44,050 --> 00:19:47,887 カッとなっててな 悪かったよ。 265 00:19:47,887 --> 00:19:49,889 それに 礼を言っておく。 ん? 266 00:19:51,891 --> 00:19:57,697 ぼたんを助けてくれたんだからな。 借りができちまった。 267 00:19:59,732 --> 00:20:02,902 (薙)結 戻るぞ。 (結)なんでですか? 268 00:20:02,902 --> 00:20:07,239 おとりのヤツらを かんざし状態で 放置してきただろうが! 269 00:20:07,239 --> 00:20:11,243 ぼたん~! 270 00:20:11,243 --> 00:20:14,580 あっ…。 あっ。 271 00:20:14,580 --> 00:20:17,583 兵馬さん。 272 00:20:17,583 --> 00:20:21,420 ありがと 助けてくれて。 273 00:20:21,420 --> 00:20:25,257 かまわない。 塞眼の仕事のうちだ。 274 00:20:25,257 --> 00:20:27,960 でも どうしてここへ? 275 00:20:30,096 --> 00:20:34,433 (兵馬)なんか 君を追うように 鏡に迫られて。 276 00:20:34,433 --> 00:20:38,104 聞いてたのか あの子。 277 00:20:38,104 --> 00:20:40,606 (兵馬)すまない 長月さん。 278 00:20:40,606 --> 00:20:45,277 先ほどの廊下での話 誤解を招いたかもしれない。 279 00:20:45,277 --> 00:20:47,279 えっ? 280 00:20:47,279 --> 00:20:51,117 見合いの件を暴露された時の 長月さんの反応で→ 281 00:20:51,117 --> 00:20:54,286 混乱しているのが 自分にも伝わってきたんだ。 282 00:20:54,286 --> 00:20:57,123 彼らもずいぶん 長月さんの迷惑になることを→ 283 00:20:57,123 --> 00:20:59,125 してくれるな と。 284 00:21:01,060 --> 00:21:04,897 だから長月さんも いちいち気にすることはない→ 285 00:21:04,897 --> 00:21:07,399 と言いたかったのだ。 286 00:21:09,902 --> 00:21:12,905 誤解は解けたかなぁ 硯? 287 00:21:12,905 --> 00:21:17,409 ハァ 言葉足りないにも ほどがあるよ 彼。 288 00:21:17,409 --> 00:21:21,413 (兵馬)うちの祖父も ノリノリで共謀していたんだが。 289 00:21:21,413 --> 00:21:25,251 だから 決して 長月さんに冷たくしているとか→ 290 00:21:25,251 --> 00:21:27,753 関心がないとか いうわけではなく…。 291 00:21:27,753 --> 00:21:30,756 えっ? あっ…。 292 00:21:30,756 --> 00:21:34,426 いや 関心があるって言うと 変に聞こえるか。 293 00:21:34,426 --> 00:21:36,595 ん? 変って何が? 294 00:21:36,595 --> 00:21:40,099 ん? なんぞ なんぞや? 295 00:21:40,099 --> 00:21:43,769 ねぇ 兵馬さん。 296 00:21:43,769 --> 00:21:45,938 なんだかさぁ…。 297 00:21:45,938 --> 00:21:50,109 なんかね お互い身内がせっかちだとさ→ 298 00:21:50,109 --> 00:21:52,111 大変だね! 299 00:21:55,114 --> 00:21:58,117 フッ まったくだ。