1 00:00:02,002 --> 00:00:04,671 (薙)ちょっ 兵馬 この野郎! 待てぃ コラ! 2 00:00:04,671 --> 00:00:07,674 (硯)なんだよ もう 朝っぱらから~。 3 00:00:07,674 --> 00:00:10,677 (薙)おうおうおう 硯! そこのバカを止めろや! 4 00:00:10,677 --> 00:00:12,679 えっ? 5 00:00:12,679 --> 00:00:17,017 (兵馬)バカなものか! 長月さんが襲われたのは事実。 6 00:00:17,017 --> 00:00:19,186 よって 防御策として→ 7 00:00:19,186 --> 00:00:22,022 こいつを屋敷 および 近隣に設置する。 8 00:00:22,022 --> 00:00:24,691 この札は…。 9 00:00:24,691 --> 00:00:28,695 並の付喪神なら 有効範囲に入るだけで金縛り! 10 00:00:28,695 --> 00:00:31,198 塞眼 秘伝の札なのだ! 11 00:00:31,198 --> 00:00:35,535 アホか! んな強力なもんは 人間にも悪寒もたらすわい! 12 00:00:35,535 --> 00:00:37,538 (鏡)うん うん。 えっ そうなのか? 13 00:00:37,538 --> 00:00:41,708 それに いいんだよ屋敷のほうは! 匣が結界張ってんの! 14 00:00:41,708 --> 00:00:44,378 は… 初耳なんだが? 15 00:00:44,378 --> 00:00:47,047 実は もう… うっ! 16 00:00:47,047 --> 00:00:49,716 何!? もう外に貼って回ったのか! 17 00:00:49,716 --> 00:00:53,220 (兵馬)よかれと思って! (薙)すぐに剥がして回れ! 18 00:00:53,220 --> 00:00:55,222 元気だなぁ。 19 00:00:55,222 --> 00:01:01,128 僕としちゃ 心配なのは 匣と羽織のほうなんだけどね。 20 00:01:02,996 --> 00:01:07,000 (硯)呼び出してきた 相手が相手だもの。 21 00:01:07,000 --> 00:01:11,004 2人が出張から 無事 戻れるかどうか…。 22 00:03:03,984 --> 00:03:07,654 (造兵)よう ご両人。 お疲れさん。 23 00:03:07,654 --> 00:03:12,993 こっちは呼び出されて出張るのも キツい年になってきてなぁ。 24 00:03:12,993 --> 00:03:15,996 前 会ったときは そうでもなかったんだが→ 25 00:03:15,996 --> 00:03:18,498 何年ぶりかね? 26 00:03:18,498 --> 00:03:20,500 (羽織)16年ぶりですよ。 27 00:03:20,500 --> 00:03:25,005 なんの まだまだ若々しいですわ 造兵さん。 28 00:03:25,005 --> 00:03:28,008 うれしい言葉だよ 羽織さん。 29 00:03:28,008 --> 00:03:34,181 で お前さんは 相変わらず声が小さいのな 匣。 30 00:03:34,181 --> 00:03:38,018 積もる話に 花咲かせてぇところだが→ 31 00:03:38,018 --> 00:03:40,687 そりゃ のちのちの打ち上げでだ。 32 00:03:40,687 --> 00:03:46,526 まっ ここから出る際に そんな元気が残ってりゃいいが。 33 00:03:46,526 --> 00:03:49,029 ハァー。 34 00:03:49,029 --> 00:03:55,035 《彼に会うのは二度目… 挂。 35 00:03:55,035 --> 00:03:59,039 以前 会ったときは さんざんなことになったけれど→ 36 00:03:59,039 --> 00:04:04,044 まず 注意すべきは 挨拶代わりの不意打ち》 37 00:04:16,990 --> 00:04:19,593 おいおい。 38 00:04:21,995 --> 00:04:23,997 お前ねぇ。 39 00:04:23,997 --> 00:04:28,168 毎回 こういうお迎え やめてくんねえか。 40 00:04:28,168 --> 00:04:31,338 体力的に つきあうのつらいんだって。 41 00:04:31,338 --> 00:04:33,540 (挂)許せ。 42 00:04:35,509 --> 00:04:40,113 来客いじりは 私の数少ない楽しみの1つでな。 43 00:04:46,019 --> 00:04:49,523 (挂)よく来たな 岐。 44 00:04:56,029 --> 00:04:59,699 長月も その後 元気そうで何よりだ。 45 00:04:59,699 --> 00:05:02,636 あっ。 ん? 何かあったのかい? 46 00:05:02,636 --> 00:05:07,974 あぁ ええ… 以前 彼の挨拶に ウチのアレが怒り狂って→ 47 00:05:07,974 --> 00:05:11,978 いきなり総力戦になりました。 ん~。 48 00:05:11,978 --> 00:05:14,981 (挂)あれは よい退屈しのぎだった。 49 00:05:14,981 --> 00:05:18,485 再戦なら いつでも受けつけるぞ。 50 00:05:18,485 --> 00:05:22,489 で 今回は その退屈しのぎの相手に→ 51 00:05:22,489 --> 00:05:26,326 俺たちが選ばれたわけか。 光栄なこった。 52 00:05:26,326 --> 00:05:28,662 そう くさるな。 53 00:05:28,662 --> 00:05:31,998 だいたい こんな所に閉じ込める代わりに→ 54 00:05:31,998 --> 00:05:35,001 遊び相手は いつ誰を 指定しようがかまわない。 55 00:05:35,001 --> 00:05:39,339 そういう条件を出したのは 塞眼の側だったはずだが。 56 00:05:39,339 --> 00:05:41,675 んぐぅ けっ! 57 00:05:41,675 --> 00:05:45,512 できるなら 当時の塞眼当主を ぶん殴ってやりてぇぜ! 58 00:05:45,512 --> 00:05:49,015 フッ 同感だな。 59 00:05:49,015 --> 00:05:54,521 《京都三大付喪神が一つ 大具足 挂。 60 00:05:54,521 --> 00:05:59,693 塞眼の文献によれば 現れたのは 江戸時代初期。 61 00:05:59,693 --> 00:06:05,966 始めは戦力を買われ 特例となるも のちに その力が恐れられ→ 62 00:06:05,966 --> 00:06:11,972 玉垣の付喪神 斎の作る結界に 封じられたという。 63 00:06:11,972 --> 00:06:15,475 最強の一角》 64 00:06:15,475 --> 00:06:19,980 お前たちを呼んだのは 気になる話を耳にしてな。 65 00:06:19,980 --> 00:06:22,482 斎。 66 00:06:22,482 --> 00:06:26,987 岐の孫が 長月家に居候しているだとか…。 67 00:06:26,987 --> 00:06:30,991 実に興味深い。 話せ。 68 00:06:30,991 --> 00:06:33,493 酒も飯も用意してある。 69 00:06:33,493 --> 00:06:35,495 (せき払い) 70 00:06:35,495 --> 00:06:39,499 いや~ 実は 別に宿を予約しててなぁ。 71 00:06:39,499 --> 00:06:43,169 そう… 18時には ここを出たいんだが。 72 00:06:43,169 --> 00:06:45,505 ん? (地鳴り) 73 00:06:45,505 --> 00:06:52,012 それは取り消せ。 お前たちの数日間は私のものだ。 74 00:06:52,012 --> 00:06:54,514 す…。 数日? 75 00:06:56,516 --> 00:06:59,953 《彼の真に恐ろしいところは→ 76 00:06:59,953 --> 00:07:03,957 一度 暇つぶし相手に選ばれた場合→ 77 00:07:03,957 --> 00:07:08,295 とてつもなく長い時間 拘束されるという一点》 78 00:07:08,295 --> 00:07:13,800 心ゆくまで 語り尽くせばよい。 さぁ。 79 00:07:13,800 --> 00:07:17,971 フフ…。 (挂)だからよぉ… フッフッ…。 80 00:07:17,971 --> 00:07:20,473 ひ~ ふ~ み~。 81 00:07:20,473 --> 00:07:25,645 あと4枚か… 必要な備えだと思ったんだがな。 82 00:07:25,645 --> 00:07:29,482 ((霊感の強い人間にも 影響あんの! 83 00:07:29,482 --> 00:07:33,486 守るぼたんの気分まで害して どうすんだ お前は!)) 84 00:07:33,486 --> 00:07:35,488 ん~。 85 00:07:35,488 --> 00:07:40,994 《だが 妙でもある。 彼らに恨みを持つ付喪神が→ 86 00:07:40,994 --> 00:07:43,496 人質として長月さんを狙う。 87 00:07:43,496 --> 00:07:47,167 こういう事態は 想定の範囲内のはずだ。 88 00:07:47,167 --> 00:07:50,503 それが こうした備えすらないのは→ 89 00:07:50,503 --> 00:07:55,008 よほど 自分たちの施す防御策に 自信があるというのか…》 90 00:07:57,510 --> 00:08:00,947 《もしくは そもそも 必要としない何かが→ 91 00:08:00,947 --> 00:08:03,950 長月さん自身にある とか。 92 00:08:03,950 --> 00:08:08,955 思えば 自分は 長月さんのことを何も…》 93 00:08:08,955 --> 00:08:11,458 んっ。 94 00:08:11,458 --> 00:08:13,960 よし。 95 00:08:13,960 --> 00:08:16,963 これで残るは あと3枚。 96 00:08:19,632 --> 00:08:22,635 どういうことだ? これは。 97 00:08:22,635 --> 00:08:27,974 (挂)ハハッ なかなかにおもしろいな その… 兵馬とやら。 98 00:08:27,974 --> 00:08:33,646 なるほど。 長月に送ったのは 研修ではなく→ 99 00:08:33,646 --> 00:08:36,483 矯正が目的というわけか。 100 00:08:36,483 --> 00:08:40,487 憎しみにとらわれ続けた 男の心が→ 101 00:08:40,487 --> 00:08:43,990 果たして 疑似家族の持つ ぬくもりで 氷解しえるか。 102 00:08:43,990 --> 00:08:46,993 ちょっと 寝ないでよ~。 (挂)つまり 人というものが→ 103 00:08:46,993 --> 00:08:50,330 その根底に持つ闇を 払拭できるのか→ 104 00:08:50,330 --> 00:08:53,500 というのがテーマなのだな。 105 00:08:53,500 --> 00:08:56,669 だが 気をつけることだな。 106 00:08:56,669 --> 00:08:58,671 事情がどうであれ→ 107 00:08:58,671 --> 00:09:04,077 お前たちは長月ぼたんの元へ 第三者を送り込んだ。 108 00:09:11,451 --> 00:09:15,455 この不文律の持つ意味を 知らぬお前たちではないだろう。 109 00:09:15,455 --> 00:09:21,961 あの娘の持つ性質は 人間にも我々にも利益をもたらす。 110 00:09:21,961 --> 00:09:28,468 ゆえに どちら側にも傾くことが あってはならない。 111 00:09:28,468 --> 00:09:34,974 それが よりによって塞眼の頭と 世話役の付喪神が共謀し→ 112 00:09:34,974 --> 00:09:40,647 手下を向かわせ 長月ぼたんを 籠絡しようと動き出した。 113 00:09:40,647 --> 00:09:45,151 と こう捉える者もいるはずだ。 114 00:09:45,151 --> 00:09:48,988 なら 何かが起こる。 115 00:09:48,988 --> 00:09:51,491 バカな…。 116 00:09:51,491 --> 00:09:55,495 《焼き切れている。 つまり 札は作動したが→ 117 00:09:55,495 --> 00:09:58,998 その術は 打ち破られたということ》 118 00:10:04,003 --> 00:10:06,005 フゥー。 119 00:10:06,005 --> 00:10:10,510 きっちり説明して回る 必要があるのは わかってるわ。 120 00:10:10,510 --> 00:10:13,513 なら 自分も自分も なんて→ 121 00:10:13,513 --> 00:10:16,516 ぼたんを奪い合う争いが 起こることこそ→ 122 00:10:16,516 --> 00:10:19,686 恐れてたんだもの。 123 00:10:19,686 --> 00:10:22,856 根気のいることだろうよ。 124 00:10:22,856 --> 00:10:27,193 もっとも 先走る者らは すでに出始めているだろうが。 125 00:10:27,193 --> 00:10:29,195 あ…。 ん~。 126 00:10:34,033 --> 00:10:40,039 フッ 退屈しないので 私は大歓迎だがな。 127 00:10:42,041 --> 00:10:48,047 (煽)なぁ アンタ その札貼ったヤツ 知ってんの? 128 00:10:50,049 --> 00:10:54,554 (煽)っていうか~ 張本人か? 129 00:10:54,554 --> 00:10:59,993 《コイツら 並じゃない!》 130 00:10:59,993 --> 00:11:01,995 ん? ビンゴ? 131 00:11:06,100 --> 00:11:11,004 (結)突然 気分が悪くなると思ったら→ 132 00:11:11,004 --> 00:11:16,009 妙な結界があるんですが 防犯強化月間でしたっけ? 133 00:11:16,009 --> 00:11:20,513 📱(薙)あ~ それな 兵馬が勝手にやらかしちゃってな。 134 00:11:20,513 --> 00:11:23,516 📱今 みんなで 剥がして回ってるとこよ。 135 00:11:23,516 --> 00:11:26,019 見つけたんなら ちょうどいい。 136 00:11:26,019 --> 00:11:29,022 アイツに連絡して よかったら お前も手伝ってくれ。 137 00:11:29,022 --> 00:11:33,026 ち… 近づけば近づくほど…。 しび しびれて…。 138 00:11:33,026 --> 00:11:35,028 (2人)うわ~! 139 00:11:37,030 --> 00:11:41,034 も… もう… 無理。 140 00:11:44,537 --> 00:11:48,541 なんだ だらしのない。 141 00:11:48,541 --> 00:11:52,045 しかたない 休憩だ。 (斎)はい。 142 00:11:52,045 --> 00:11:57,050 ところで 問い詰めずに よかったのですか? 先ほどの話。 143 00:11:57,050 --> 00:12:00,987 彼らは まだ 何か挂様に隠しています。 144 00:12:00,987 --> 00:12:03,489 (挂)だろうな。 145 00:12:03,489 --> 00:12:08,494 確かに私が警告したことなど 織り込み済みのようだ。 146 00:12:08,494 --> 00:12:15,168 コイツらは そのリスクを承知の上で 長月家に異物を招き入れた。 147 00:12:15,168 --> 00:12:18,004 だが 焦る必要はない。 148 00:12:18,004 --> 00:12:22,008 まずは成り行きを楽しむものだ。 149 00:12:22,008 --> 00:12:26,012 この件に関して網を張れ。 150 00:12:26,012 --> 00:12:32,018 何かあるときには 私は特等席で鑑賞したいのでな。 151 00:12:37,023 --> 00:12:41,194 (煽)その札 ここいらじゃ 見かけないタイプじゃない? 152 00:12:41,194 --> 00:12:45,031 貼ったヤツがさ 最近こっちに来たっていう→ 153 00:12:45,031 --> 00:12:47,200 よそ者だと思うんだよね。 154 00:12:47,200 --> 00:12:50,703 岐ってヤツ捜してんだ オイラたち。 155 00:12:50,703 --> 00:12:53,706 とっちめて いろいろと聞き出したいの。 156 00:12:53,706 --> 00:12:58,044 だからさぁ アンタがそうなの? 157 00:12:58,044 --> 00:13:01,147 《自分の動向を 知っているということは→ 158 00:13:01,147 --> 00:13:05,485 長月家近辺の動きを チェックしていたということ。 159 00:13:05,485 --> 00:13:08,488 とすれば この2人もまた→ 160 00:13:08,488 --> 00:13:12,659 同族狩りに恨みを持ち 執着している類いの者らか…》 161 00:13:12,659 --> 00:13:16,162 ん? 聞いてる? 162 00:13:16,162 --> 00:13:19,666 《やはり多い。 それだけ長月さんに→ 163 00:13:19,666 --> 00:13:22,669 危険が及ぶ可能性も…》 164 00:13:22,669 --> 00:13:25,171 お~い! ん? 165 00:13:25,171 --> 00:13:27,340 自分は役所から来た者だ。 166 00:13:27,340 --> 00:13:31,344 妙な結界が張られていると 連絡があったのでな。 167 00:13:31,344 --> 00:13:35,181 君らの捜し人ではない。 あん? おや? 168 00:13:35,181 --> 00:13:39,185 君らは 張った者に関して 何か知っているのか? 169 00:13:39,185 --> 00:13:41,187 岐といったか。 170 00:13:41,187 --> 00:13:45,024 んにゃ 詳しくはな~んも。 171 00:13:45,024 --> 00:13:48,695 そうか ありがとう。 172 00:13:48,695 --> 00:13:52,365 では。 そっか~ 役所のね。 173 00:13:52,365 --> 00:13:56,035 大変だわな うん そりゃ…。 174 00:13:56,035 --> 00:14:00,473 って パンピーが結界なんぞ 知るわけねえだろうが! 175 00:14:00,473 --> 00:14:02,475 あっ! 176 00:14:02,475 --> 00:14:04,977 岐の印。 ふん! 177 00:14:04,977 --> 00:14:08,481 フッフッ やっぱりビンゴじゃないの! 178 00:14:10,650 --> 00:14:13,319 ふっ! ふっ! 179 00:14:13,319 --> 00:14:15,488 ふっ! うっ! 180 00:14:15,488 --> 00:14:17,490 ぐはっ! 181 00:14:17,490 --> 00:14:21,494 お前は生け捕りだ! 仲間の居場所を吐いてもらうぞ! 182 00:14:21,494 --> 00:14:23,496 ひぃ~! 183 00:14:23,496 --> 00:14:26,499 なんつって。 あっ! 184 00:14:26,499 --> 00:14:31,337 (煽)アンタは ミスを2つ。 1つは オイラへの奇襲失敗。 185 00:14:31,337 --> 00:14:36,008 もう1つは 袿くんへのトドメを見誤ったことだ。 186 00:14:36,008 --> 00:14:38,010 ハッ! 187 00:14:41,514 --> 00:14:44,350 くっ。 188 00:14:44,350 --> 00:14:46,352 くっ! 189 00:14:48,688 --> 00:14:52,525 ハァ ハァ ハァ…。 190 00:14:52,525 --> 00:14:56,028 どう? 少しは落ち着いた? 191 00:14:59,532 --> 00:15:01,467 フゥー。 192 00:15:01,467 --> 00:15:05,972 《そういえば この前 ぼたんを助けてもらいましたね》 193 00:15:05,972 --> 00:15:07,974 (せき払い) 194 00:15:07,974 --> 00:15:11,477 もしもし 先ほど 札を1枚見つけたんですが→ 195 00:15:11,477 --> 00:15:13,479 あと何枚残ってるんですか? 196 00:15:13,479 --> 00:15:16,649 近場であれば 捜してあげてもいいですよ。 197 00:15:16,649 --> 00:15:20,987 えぇ 尻拭いを 手伝ってさしあげましょう。 198 00:15:20,987 --> 00:15:25,491 まぁ こんな感じですか。 199 00:15:25,491 --> 00:15:28,995 (呼び出し音) 200 00:15:28,995 --> 00:15:31,664 もしもし 先ほど札を1枚…。 201 00:15:31,664 --> 00:15:35,001 📱こちらは 留守番サービスセンターです。 202 00:15:35,001 --> 00:15:37,003 (通話を切る音) 203 00:15:37,003 --> 00:15:40,006 なら しかたない。 ん? 204 00:15:40,006 --> 00:15:42,341 (風の音) 205 00:15:42,341 --> 00:15:44,544 あらら。 206 00:15:46,512 --> 00:15:48,681 んっ! がはっ! 207 00:15:48,681 --> 00:15:51,517 ちょっと やり過ぎはダメだよ 袿くん。 208 00:15:51,517 --> 00:15:54,687 兄ちゃんも暴れんなって。 209 00:15:54,687 --> 00:15:58,191 せっかく 話しやすそうなとこに 来たんだしな。 210 00:15:58,191 --> 00:16:02,295 ハァ ハァ ハァ…。 211 00:16:02,295 --> 00:16:06,299 そりゃあ さっき試したろ 無駄だっての。 212 00:16:06,299 --> 00:16:10,136 せいぜい 薄皮1枚 封印できる程度。 213 00:16:10,136 --> 00:16:12,972 芯には届かねえよ。 214 00:16:12,972 --> 00:16:15,641 ハッ! 215 00:16:15,641 --> 00:16:20,646 ちょっ 袿くん? 殺しちゃ メーよ。 聞くこともあるんだしさ。 216 00:16:20,646 --> 00:16:22,982 うっ! 217 00:16:22,982 --> 00:16:26,319 ん? フッ! 218 00:16:26,319 --> 00:16:29,489 自分は こちらに来て日が浅いのだ。 219 00:16:29,489 --> 00:16:33,993 お前たちの求める 同族狩りの弱みなど知らん! 220 00:16:33,993 --> 00:16:35,995 無駄足だ! 221 00:16:35,995 --> 00:16:39,999 知っていたとしても 話す気など毛頭ないがな! 222 00:16:39,999 --> 00:16:42,001 (2人)ん? 223 00:16:42,001 --> 00:16:45,004 アンタさぁ 人の話 聞かないタイプっしょ? 224 00:16:45,004 --> 00:16:47,340 バカっしょ! なっ なっ! 225 00:16:47,340 --> 00:16:49,675 もしくは とぼけてる? 226 00:16:49,675 --> 00:16:53,579 全然 的外れなこと 言ってくれるね~。 227 00:16:55,514 --> 00:17:01,287 こっちが聞きたいのは アンタに関して。 ウソつくと怖いよ。 228 00:17:01,287 --> 00:17:06,459 アンタは 突然 長月家に入り込んだ。 229 00:17:06,459 --> 00:17:09,962 その目的は何だろう? 230 00:17:09,962 --> 00:17:16,135 長月ぼたん。 あの憑坐の持つ力を 岐は狙ってるんじゃないの? 231 00:17:16,135 --> 00:17:18,971 憑坐… 力? 232 00:17:18,971 --> 00:17:22,975 中立であるはずの 長月の付喪神どもが→ 233 00:17:22,975 --> 00:17:26,312 あれを岐に売った。 234 00:17:26,312 --> 00:17:28,481 違うかい? 235 00:17:28,481 --> 00:17:33,486 肯定すりゃあ ルール破りは そっちが先ってことで。 236 00:17:33,486 --> 00:17:37,990 オイラたちも 気兼ねなく 長月ぼたん争奪戦を始められる。 237 00:17:37,990 --> 00:17:41,494 どうよ 素直に答えてくんない? 238 00:17:41,494 --> 00:17:43,496 フッ。 あぁ? 239 00:17:43,496 --> 00:17:45,998 ハハッ まいったな。 240 00:17:45,998 --> 00:17:50,002 お前のような付喪神は初めてだ。 241 00:17:50,002 --> 00:17:52,505 言葉をまくしたて 混乱を誘い→ 242 00:17:52,505 --> 00:17:55,508 こちらの不意を突く心理戦を 仕掛けるとはな! 243 00:17:55,508 --> 00:17:57,510 えぇ? 244 00:17:57,510 --> 00:18:01,614 だが そんなものに惑わされるほど 自分は未熟ではない! 245 00:18:01,614 --> 00:18:03,616 ぐわっ! 246 00:18:03,616 --> 00:18:06,619 本当に話聞かねえな アンタ。 247 00:18:06,619 --> 00:18:09,021 (袿)はぁ~! 248 00:18:10,957 --> 00:18:13,960 なっ! 249 00:18:13,960 --> 00:18:16,963 なっ あっ…。 250 00:18:16,963 --> 00:18:20,967 (兵馬)付喪神の戯言に つきあう必要などない。 251 00:18:20,967 --> 00:18:23,970 わかったことは1つ。 252 00:18:23,970 --> 00:18:27,640 お前たちが 長月さんを 視野に入れているということ。 253 00:18:27,640 --> 00:18:34,313 ならば 一般市民を狙う付喪神は これ 打ち封じるべし。 254 00:18:34,313 --> 00:18:36,983 己の務めを果たすだけだ! 255 00:18:36,983 --> 00:18:41,988 一般市民って おい 長月ぼたんのことかぁ? 256 00:18:43,990 --> 00:18:47,493 あれ? マジで何も知ら…。 257 00:18:47,493 --> 00:18:53,499 彼は 岐家 次期当主としての 研さんのために こちらに来た。 258 00:18:53,499 --> 00:18:58,671 そして 今は長月が責任を持って 預かっている客人です。 259 00:18:58,671 --> 00:19:01,607 言いがかりで これ以上やり合うなら→ 260 00:19:01,607 --> 00:19:04,110 大問題ですよ 煽。 261 00:19:04,110 --> 00:19:06,112 結。 262 00:19:06,112 --> 00:19:08,614 どうして ここが…。 263 00:19:13,452 --> 00:19:17,456 焼き切れた札の 残り香を追ってみれば まぁ→ 264 00:19:17,456 --> 00:19:20,126 面倒なことになってますね。 265 00:19:20,126 --> 00:19:22,795 けれど 煽。 266 00:19:22,795 --> 00:19:27,133 あなたが自分なりの確信を 得たなら引き時でしょう。 267 00:19:27,133 --> 00:19:30,636 違いますか? 268 00:19:30,636 --> 00:19:33,472 ハァー。 269 00:19:33,472 --> 00:19:35,975 らちが明かないもんな~。 270 00:19:35,975 --> 00:19:40,312 兄ちゃんが その調子じゃ 言質は取れそうもないしね。 271 00:19:40,312 --> 00:19:42,314 逃がすものか! 272 00:19:42,314 --> 00:19:44,316 うっ。 273 00:19:44,316 --> 00:19:47,987 言ったでしょう。 これ以上は大問題になる。 274 00:19:47,987 --> 00:19:52,992 やり方は苛烈でも 彼らは それを許されている者たち。 275 00:19:56,996 --> 00:20:01,500 (結)特例 十二単 袿→ 276 00:20:01,500 --> 00:20:04,503 鉄扇 煽。 277 00:20:04,503 --> 00:20:09,008 お勤め内容は 主に内部調査や諜報活動。 278 00:20:09,008 --> 00:20:13,012 今日は誰に雇われたのやら。 279 00:20:13,012 --> 00:20:15,514 そういうこと。 280 00:20:15,514 --> 00:20:19,518 どうも その兄ちゃんの裏を 勘ぐるのは バカらしいようだ。 281 00:20:19,518 --> 00:20:25,024 今は 修行のためって言い訳で 納得して引くしかないさね。 282 00:20:25,024 --> 00:20:32,031 それに さっきから誰かが のぞいてるしね~。 283 00:20:35,034 --> 00:20:40,539 やり過ぎは認めるけど 謝らないよ。 仕事だもんね。 284 00:20:40,539 --> 00:20:46,545 ただ 岐が長月家に入り込んだ 理由を探れって依頼は→ 285 00:20:46,545 --> 00:20:49,715 人間からも 付喪神からもあった。 286 00:20:49,715 --> 00:20:54,620 君らは注目されている。 隙は作らないことだ。 287 00:20:56,555 --> 00:20:59,992 まったく 人騒がせな…。 288 00:20:59,992 --> 00:21:01,994 ん? 289 00:21:01,994 --> 00:21:03,996 《負けはしなかったはず。 290 00:21:03,996 --> 00:21:07,166 だいたい 袿とやらの攻略法は 見えていたし→ 291 00:21:07,166 --> 00:21:09,835 体術においても 引けはとっていなかった。 292 00:21:09,835 --> 00:21:12,338 2対1? 問題ない。 293 00:21:12,338 --> 00:21:15,174 片方封じれば おくれを取ることもないだろう。 294 00:21:15,174 --> 00:21:18,844 あのまま続けていれば 自分が討ち取っていた》 295 00:21:18,844 --> 00:21:21,180 イテッ! 落ち着きなさい。 296 00:21:21,180 --> 00:21:24,683 あぁ? あなた ボロボロでしょう。 297 00:21:24,683 --> 00:21:28,354 残りの札は私が回収しておきます。 298 00:21:28,354 --> 00:21:31,056 これで貸し借りなしですよ。 299 00:21:39,031 --> 00:21:41,534 ((煽:長月ぼたん…。 300 00:21:41,534 --> 00:21:46,038 あの憑坐の持つ力を 岐は狙ってるんじゃないの? 301 00:21:46,038 --> 00:21:51,043 長月家に入り込んだ その目的は何だろう?)) 302 00:21:53,546 --> 00:21:57,049 《何かがある。 303 00:21:57,049 --> 00:22:03,055 長月ぼたん… 彼女のことを 知らなければ》